カネが全ての転生者 (yudaya89)
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第01話「金が原因で殺された」

どうも、お久しぶりです。

また投降するので、よろしくお願いします


 「あ~金がね~。今月も金がね~」

 俺の名前は「霧島」名前?そんなものはどうでもいい。歳は19。高卒で借金もちである。仕事は宅配と引越しの掛け持ち。月手取り17万だ。借金返済10万。家賃4.5万。

残り残金で暮らしている。借金は親が事業で失敗した。通常自己破産した場合、借金はなくなるのだが、それは表の話。親が馬鹿なのはヤバイ系から金を借りていた事だ。それが原因で親は攫われた。多分生きていない。そして、その借金の残りを返済しているという事だ。月々10万入れる→振込み日が一日でも遅れるとバラす。という話で俺は生きている。まったく・・・最悪だ。まぁ今日、確実に振り込んだから殺されはしないがな。

「さて、スーパーの安売りが始まっているな。向かうか。」

 俺は銀行からスーパーに向かおうとしたが、

「・・っ痛!!」

 背中に激痛が走っりその場に倒れた。

・・・「しけてやがる。2万か」

 俺が倒れている上から、そんな言葉が聞こえた。あぁ死ぬのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気付くと目の前が真っ白な部屋?に居た。しかし下を見ても体が見えない。何?首だけになってるの?ドコゾで実験体になっているのか?

 

??「よう?」

俺「あぁ、どうも」

??「何か聞きたいことは?」

俺「え?じゃあ、どなたですか?」

??「神様」

俺「じゃあ、ここは?」

神「あの世とこの世の狭間」

俺「俺の状態は?」

神「死んで、魂だけになっている」

俺「俺の今後」

神「転生」

俺「俺死んだ→今狭間→これから神の力で転生。って事でOK?」

神「OK」

俺「何で?」

神「暇つぶし。」

俺「??」

神「ぶっちゃけ最近、他の神様が異世界に転生させて、その様子をテレビで放送しているんだけどな、それが最近マンネリ化してきてな。例えばハーレムだのハッピーエンド、ジョジョ、念能力、オリ主、踏み台、チート等。」

俺「んで、俺に何をさせたい?」

神「簡単さ、魔法少女リリカルなのは の世界で暴れてくれないか?私が見て面白かったらテレビで放送。面白くなかったら、そのまんま。どう?」

俺「よく分からないが、いいよ。因みに断れば?」

神「無」

俺「はぁ?」

神「「無」っさ。何もされず、そのままさ」

俺「・・・」

神「俺の機嫌を損ねた、他の人間の魂はもれなく、「無」にしている。ギャギャ喧しい人間も居たが、チート級の力を渡して、転生させて上げたよ。自動ドアとしてね♪チート級の力を持った自動ドア・・・笑えるだろ?勿論意思はあるけど、動いたり、能力を使用は出来ない。」

俺「俺は人間として転生か?」

神「勿論。お望みの力を上げるよ。」

俺「じゃあ、俺をFateのギルガメッシュにしてくれ。ステータスはそのままで。それと近接戦闘AA+。大天使の息吹の使用が可能にしてくれ。」

神「それじゃあ踏み台君になっちゃうよ。」

俺「悪い、意味が分からないが。あんたを楽しませたらいいんだろ?」

神「勿論。」

俺「なら任せな。あんた好みのストーリーにしてやるよ。」

神「よろしくね。じゃあ♪」

 

 

俺の意識はブラックアウトした。

 

 

 これから起る物語は、まったく本来の物語のルートから離れていきます。一人の転生者、そして神様のせいで。

 

 




 今回の主人公は管理局側です。


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第02話「金持ちに転生」

よろしくお願いします。

結構マジでリアルで金が欲しい


 転生から8年。俺はミッドでも有数の金持ちの息子として生まれた。親は年中仕事で色々な世界に行っている。俺達の世話は、主にベビーシッターだ。それでも誕生日等のイベントには必ず家にいる。そして、おれと同じくこの家に生まれた双子の妹。二卵性双生児なので容姿はあまり似ていないが、母親似だ。将来はいい嫁になりそうだ。親父は絶対号泣するなぁ。俺の周りの紹介はこんな感じだ。おいおい名前とかは?って言われそうだな。軽く紹介する

 

 父→ミッドでも有数の企業の社長。魔法ランクはAAクラス。若い事に管理局で数年働いた後、今の会社を祖父より引き継いだ。管理局で働いていたのは、自分の能力を伸ばす為。レアスキル等はないが、空戦A。今でも企業相手の脅迫等があっても自分で乗り込んで解決している。

 

 母→管理局時代に出会い、結婚した。魔力ランクはA+。陸戦A。気が強く、父の秘書を主にしている。結婚する際、父の祖父から結婚反対された。その際祖父が用意した5人のAAランク魔導士を半殺しにし、結婚の了承をもらっている。

 

 祖父→父の親父。大企業の社長と言う事だが傲慢等はない。常に先を見ている。不正等を行った社員へ即解雇。結婚の際、母へ魔導士5人抜きが出来たら結婚してもいいと言う条件を出したが、2時間でクリアされている。その後2人とは仲良くしている。言葉にしたことはないが、母が大好きになっている。

 

 妹→名前は レイン・フォン・アルパイン

 主人公とは双子。祖父に似て曲がった事が嫌い。容姿はナデシコのラピスラズリである。魔法ランクはAA+。レアスキルは電気変換。親と同じように管理局に就職している。兄が家で本ばかり読んでいるのが気に入らない。管理局に就職しろと兄に会うたび言っている。管理局では親の七光りと陰口を言われたりしているが、気にしていない。クロノとは地上で一緒任務を行ている。

 

 主人公 ミスト・フォン・アルパイン

容姿はギルガメッシュ。ステータス等は全て同じである。但し性格は金金金。損得以外で動かない。他人の命より金。また命令されるのが大嫌い。妹が管理局への就職コールがウザイと思っている。最近クロノの勧誘が、なぜか親、相方の愚痴零を聞くことが日課になっている。

 スキル ①基本的にギルガメッシュ通りである

     ②近接戦闘AA+ →近接武術なら体得可能。魔力で強化し、攻撃を行える。威力は筋力に左右される。本人は筋トレしている。最終的にはSまで上昇予定。

     ③大天使の息吹。1年に5回のみ使用可。魔力の80%消費される。効果等はハンターハンターと同じである。

 

 

 こんな感じかな?今俺は読書をしている。しかしその横ではクロノ・ハラオウンが座っている。どうしてこいつが俺の横で茶を飲んでいるかは、約2ヶ月前に遡る。

 

 2ヶ月前

「ミスト!!本ばかり見てなで、管理局に就職しな!!」

「断る」

「力があるんだから、それを人の為に使いなよ!!」

「拒否する」

「もう!!わからずや!!」

「それで結構」

 

「レインお嬢様、お客様です」

「ここへ通してもらえる?」

「かしこまりました」

 

「こちら、クロノ・ハラオウンさん。」

「こんにちわ。始めましてになるかな?クロノ・ハラオウンです。レインさんとは、数週間前から地上で勤務しています。」

「どうも、ミストです。用件は、勧誘ですか?それなら拒否です」

「ミスト!失礼でしょ!」

「いやいや、手厳しいな。どうして、拒否なんだい?」

「答えが必要か?」

「聞きたいかな?」

「命令されたくない、報酬が少ない。それに」

「それに?」

「働かなくても、金が勝手に舞い込んでくる」

「いやいや、それはないだろ?」

 コンコン、ドアがノックされる。

「失礼します。ミスト坊ちゃん。先月の宝くじの当選ですが、1等、2等が当たっていました。総額は2億ミッドほどです。」

「じゃあいつも通りにしておいてくれる?」

「かしこまりました」

「ありがとう」

 そういってメイドは出て行った

「こういうことだ。OK?」

「偶然だよね?」

「ミストは、何故かお金に関しては、すごい運なんです。」

「そういうこと。だから働く必要なし。」

 ギルのステータスのお陰で金に困らない。

「だから諦めてくれ、クロノ・ハラオウンさん」

 そう言って本に目をむけ、それ以上話しかけられても返事をしなかった。

 

 これが2ヶ月前の話。

 

現在

「まったく母さんときたら、エイミェと結託して僕をからかうんだ。」

「クロノさんさぁ~」

「なんだい?」

「何で普通に俺の家にいるの?何で毎日毎日いるの?なんで顔パスで入ってきてるの?おかしくね?そもそも管理局の仕事してるの?」

「え?次の仕事まで有給消化だよ。レイン君から許可はもらっているよ?毎日いるのは勿論勧誘だよ?」

「いや、入らないから。」

「其処を何とかできないかな?」

 はぁ~ダメだこいつ。かなり手ごわい。しゃあない、少しだけ遊んでみるか。

「分かった」

「管理局に「入らない」え?」

「最後まで聞けよ。」

 多分原作開始の時期だから地球に行くな。なら

「賭けをしよう。次の任務でAAランクの魔導士が現れる。そしてその人物が管理局に協力する。こんな話があるか、ないか。どちらに賭ける?」

「はぁ~次は時空管理の任務だ。それに現れるとしたら犯罪者ばかりだ。そんな話はありえない」

「じゃあ「ない」だな?俺は「ありだ」」

「ならもボクが勝ったら無条件で管理局に就職するんだな?」

「勿論。」

「その言葉、しっかり録音したからな」

「別にいいぞ。それとクロノさんや、次の任務についていってもいいかな?不正防止で」

「それはかあさ・・じゃあなかった、艦長に聞いてみる。」

「ああ、よろしく頼むよ。それともし俺が勝ったら、罰金な。「5千万」な」

「なぁ!!無理だ。もう少し違う事にしてくれ!!」

「艦長に頼みな。別にいいぞ?止めても。」

「・・・・・・分かった。」

「まぁ勝てばいいんだよ、勝てばな。」

 神が言っていた高田?高橋・・・えっと、あっ高井だ。高井がJS集めるんだな、確か。JSってなんだ?女子○○生?まぁ何でもいいや。そして集めている途中に管理局が乱入して、丸め込んで仲間にするって話だな。敵さんが金髪だったけ?名前は・・・クルマの名前だったけっ?

「じゃあまた連絡するから」

「ああ」

 えっ~テスタロッサ?で検索したらいいかな?

 

 プレシア・テスタロッサ

 元アレクトロ社所属魔導士ランクが「条件付きSS」クラス。当時新型の大型魔力駆動炉の開発プロジェクトの設計主任。魔力駆動炉が暴走し、その責任は全てプレシア・テスタロッサに。勿論プレシアは会社を告訴したが、結果は事実上の敗訴。 その事故の際に一人娘のアリシア・テスタロッサを失う。そして「プロジェクトF.A.T.E」に参加して人造生命の開発と記憶転写の技術を学ぶ。

 

 このおばさん、ウチの会社に使えるんじゃないのか?娘の命と引き換えにこちらに引き込む。JSはなんか願望機だっけ?それ使って微妙に心臓さえ動けばいい。その時に大天使の息吹で生き返らせる。・・・いいんじゃね?別に失敗してもいい。俺に損はない。損がなければそれでいい。

 

 

 

 

 さてさて、いろんな意味でヤバイ人間が原作介入し始めた。今後はどうなるんでしょうか?

 

 




 はい、ありがとうございます。

駄文ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

劇場版のプレシア・テスタロッサ・・・若い


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第03話「金を出せば働く。ボランティア→知らないね」

 よろしくお願いします
誤字等あると思いますが、ご指導、よろしくお願いします


 あれから数日後、クロノがリンディ・ハラオウンから、俺の乗艦の許可を得てきた。レインからは「もう就職しなよ」と笑いながら言われたが、軽く無視した。乗艦後色々な事件を解決していた。密輸や違法研究施設等。今回の任務で思うのは、やはり戦力不足だよ思う。それを忙しそうに書類整理しているクロノに言ってみたら、「手伝ってくれ!」って言われた。その時のやり取りが

 

「いつも本を見ていないで手伝ってくれないか?」

「ん?契約書作るか?完全出来高制ね。勿論事件等がなくても最低賃金は発生する。意見に対して900万ミッド。犯人1人確保で500万。怪我等1箇所に付き350万等。こんな条件ならいいぞ?どうする?」

「はぁ~どうしてそこまでお金にこだわるんだい?」

「なら、明日から地位や名誉、財産捨てろ。それで生きて生けるなら。無理だろ?」

「そうだけど」

「そういうことだ。金はありすぎても困らないが、なさ過ぎた場合、死ぬ。これはどこの世界に行っても同じだ。」

「お金が全てじゃあないだろ?」

「なら全てを捨てろ。それでも金がすべてでないといえるなら、俺はそれを認めよう」

 その後会話は途絶えた。

 

 その後幾つかクロノは任務を片付けていった。そして

 

リンディ「みんなどう?今回の旅は順調?」

局員1「はい、今のところもんだいはありません。」

局員2「前回の小規模次元震以来、目立った動き等はありません」

エイミッ「事件の中心人物の2人の魔導士に今の所動きはありません」

リンディ「管理外世界の小規模のモノとはいえ、次元震の発生は見過ごせないわ。」

クロノ「はい、迅速に解決しましょう」

ミスト「しかし、2人だけか?もっと人数がいるとは考えないのか?」

クロノ「今のところは2人だな。もしかしたらそれ以上いるかもしれないが、それをなんとかするのが、僕らの仕事だ。」

ミスト「すばらしい。しかしクロノ賭けはおぼえているだろうな?」

クロノ「勿論」

ミスト「ならいいんだ。もしも2人のうちどちらかが友好的で、事件終了後管理局に入職したら、俺の勝ちだな。勿論邪魔するなよ?」

クロノ「そうそう、そんなおいしい話はないよ」

ミスト「そうだな」

 とうとう原作介入だな。とりあえず、プレシアをウチの会社に入れるには、色々大変そうだな。そうだ、

ミスト「なぁ、艦長さん。ひとつ頼みがあるんだが・・・」

リンディ「何?」

ミスト「今回の事件は少し危険を伴うような気がするんだが、協力させてくれないか?流石にクロノが気の毒になってきたんでな。どうだろうか?」

クロノ「どうせ、吹っかけるんだろ?」

リンディ「クロノ、やめなさい。どういう事か説明して欲しいわね。あなたは一般人。それも、あのアルパイン家の長男。貴方にもしもの事があれば、私は首よ?」

ミスト「俺にもしもの?俺を誰だと思っている?」

リンディ「でもね・・・」

クロノ「一体なにが狙いだい?もしかして艦長をクビにしたいのか?」

ミスト「冗談。いやな。事件に協力する代わりに、俺にある権限を持たせて欲しい」

リンディ「それは?」

ミスト「相手との交渉権及び手に入れたモノの所持権だ。勿論今回の事件を起こしている物は入らない。どうだ?」

リンディ「理由を聞いても?」

ミスト「聞くならこの話はなかった事にしてもらってもいいぞ?」

リンディ「・・・・・・理由もなく、あなたに権限を与えることはできなわ。」

ミスト「いいのか?たったそれだけで、魔法ランクSSS、空戦SSの俺が無料で協力すると言っているのにか?」

リンディ「私はこの艦を任されています。あなたに権限を与える事で、この艦及びスタッフへ危害が及ぶ可能性がないと保障できる?」

ミスト「勿論。」

クロノ「危害が及んだ場合は?」

ミスト「全てを俺が保障する」

リンディ「出来るの?」

ミスト「この艦を4機新艦で購入でき、およびスタッフ全員の約5年間分の給料を払えるだけの金はある。それでもか?」

全員「!!!!!!!!」

リンディ「分かりました。其処まで言うのであれば、その権限を与えます。しかし危害が及ぶと判断した時点で、権限を剥奪します。いいですね?」

ミスト「OKだ。感謝する」

 何とかなったな。交渉を勝手にすると色々後で揉める可能性があるしな。所有権、交渉権は絶対だ。あとは、

ミスト「交渉中は口を出さないで欲しい。この条件は、承認してくれるか?」

リンディ「ええ、但し私が危険と判断した場合は、出させてもらうわ」

ミスト「OK。じゃあクロノ、魔導士捕まえに行く時は、誘ってくれよ?」

クロノ「遊びじゃあないんだからな」

ミスト「勿論、危険な事は承知している」

 

 

 さてさて、金と権力で彼は何をするんだろうか?




 分かる人は、分かると思います。
交渉権→何で?
所有権→何を?
何で今回は無料→どうして?

まぁ予想してみてください
 


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第04話「カネで出来ない事はない」

よろしくお願いします。


 あれから3日たったが、特に地球では動きがないようだ。暇で暇で仕方ない。

「クロノく~ん、暇」

「ボクは暇じゃないんだが」

「時給2万でいいよ~」

「邪魔するなら寝ていることを勧めるよ」

「ん~本でも読んでる」

 

 クロノは仕事中。退屈だ。そのとき

 

「クロノ、地球で魔力反応。多分例の魔導師たちよ。至急出動して!」

「了解しました」

「俺も行くわ」

 

 よし、原作介入だな。そういえば、他の転生者はいないよな?居たら色々めんどくさい。

 

「行くぞ」

「あいよ」

 

 

「エイミィ、転移の準備は出来てるかい?」

「出来てるよ」

「艦長、クロノ・ハラオウン、ミスト、スト・フォン・アルパイン、2名現地へ出動します」

「了承しました。気をつけて」

 

 

 

「そこまでだ。」

 転移終了した瞬間に2人にバインドを瞬時に施す。さすが、執務官。

「時空管理局、執務官、クロノ・ハラオウンだ。」

「ええ!!?」 

 おお、フェレットモドキが喋った。キモ!!

「管理局?」

 犬女もいるな。

「さて事情をきかせてもらおうか?」

 イヤイヤ、それだけかよ?

「いいか?抵抗するなよ?こっちも君達みたいな子に危害を加えたくない。」

 これぐらい言えよ。

「君は黙ってろ!」

 怒られた。

「でも逃亡の可能性があれば攻撃するぜ?」

「それでいい。話しは僕がする」

 するとクロノに攻撃が飛んでくる

「く!!」

 すぐさま防御する。犬女だな。

「フェイト!撤退するよ!!」

 クロノが攻撃しようとしたが、白い魔導師を一瞬見て止めた。変わりに防御する。

「くっっ!!」

 犬女の攻撃を防いだが、防いだ事により、跳弾が地面に当たり、周辺に砂埃が発生した。煙たいな。そういえば攻撃OKだよな?逃亡の恐れがある場合は・・・

 防御に集中したせいで、フェイトのバインドが解けた。生で見ると可愛いな。

そして、光っている青い石の方へ走っていく。しかしクロノの攻撃が直撃する。後ろから攻撃するとは卑怯な。

「フェイト!!」

 犬女が駆け寄る。

「フェイト!!フェイト!!」

 その二人に攻撃をしようとするクロノ・・・傍から見ると、悪役だぞ?クロノ

攻撃を発射しようとした瞬間

「ダメ!!撃っちゃダメ!!!!!!!!」

 白の魔導師が田村ボイスで叫ぶ!!いい声だな。そしてそれに気をとられた瞬間、犬女がフェイトを抱えて逃げた。でも・・・・

 

「逃がすと思う?」

 俺は聖剣を一本、犬女に向けて発射した。そして、それが犬女の右太股を貫通した。くそ!血で穢れた!

「だから言っただろ?逃亡の可能性があれば攻撃するって。人の話はちゃんと聞くもんだ!」

 

 俺は聖剣が獣の血で穢れた事に苛立ち、落ちてきた「犬」を蹴り飛ばした。わかるか?大切な車を洗車して、買い物に行く途中に飛び出してきた犬をはねて、バンパーが割れて、血がついた瞬間の怒り!!それも飼い犬!!首輪なし!!そんな気分だ!!

 

「ミスト!!止めるんだ!」

「うるせぇ!!黙ってろ!!おいクソイヌ!!どうするんだ?てめぇ如きの血で俺の聖剣が穢れた。飼い主は・・・何処に転移した!!!」

 攻撃を受けた瞬間、飼い主のフェイトだけ転移させたみたいだな。でも

「なぁ?知ってるか?この世界の法律じゃあ、犬や猫を「不可抗力」でひき殺したりしたとしても罪にはならないんだぞ?それにそれでクルマとか破損した場合、飼い主が弁償しないといけない。物損って扱いになる。わかるか?」

 そう、この世界では飼い犬や飼い猫が、クルマに当たって死んだとしても物損扱い。字の如く、「物」扱いだ。もしも首輪とかしていない場合で事故等が起こった場合、飼い主が責任を負う場合がある。監督不届きだ。

「お前、犬の使い魔だろ?なら人間じゃあねえよな?ここは管理外世界だ。ならその世界の法律が適応されるだろ?ええ?」

 その言葉を聴いたクロノが

「ミスト待つんだ!君にその権限はない」

「別にいいんだぞ?ここでお前を殺しても・・・いやなら黙ってろ」

「ダメだ!ボクの言う事が聞けないのか?」

「俺の聖剣の代金を払うなら、引いてやる」

「分かった。経費で落とす!!」

「分かった」

 この聖剣・・・かなり高かったんだよな。因みにこの聖剣は、ミッドでオークションで手に入れた。名前は「ムグラー」色々しらべたが、この世界のロシア語で、日本語で霞、英語でミストって意味だ。おれと同じ名前。この聖剣になぜこの世界のロシア語の名前がついている聖剣がるのかは不明だ。因みに切れ味抜群で、剣に少し霞がかった模様があるから付けられたと考えている。それにしても、まさか発射したところにあの犬が来るとは、威嚇射撃があたった。

「それでクロノ執務官、どうしますか?」

 そこに艦長より通信が入った。

「クロノ執務官、ミストさん、お疲れ様。」

「すみません艦長。片側の一人を逃がしてしまいました。」

「まぁ大丈夫よ」

 おいおい、そんなんでいいんかい。

「詳しい事情を聞きたいわ。その子達をアースラへご案内してね」

「了解しました」

「それとミストさん、後で話があります。」

「了解、この犬もそちらに?」

「お願いするわ」

 表情は笑顔だが、多分かなり怒ってるな。

 あ~説教長そうだ。




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

駄文ですが、感想等よろしくお願いします


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第05話「カネ?ああ、それは最高にいい物だ」

投稿再開します

最後までよろしくお願いします


 アースラに戻ってきた俺は、いち早く艦長様に呼び出しを喰らった。

「今後、命令無視等があった場合、独房に入ってもらうかもしれませんが、よろしいですか?」

「おいおい、今回俺が暴行したのは使い魔、それも時空犯罪者の片割れだ・・・なのになぜ俺がそんな風に扱われなければいけない?善良な市民への暴行等なら分かるが?お教え願えるかな?艦長殿?」

「相手が犯罪者だろうが、こちらの命令を聞いてもらわないと困ります。」

「しかし、罰せられることはないはずだ。俺の行為でそちらに危害はないはずだしな。それに命令と言うが、おれは管理局に所属していない。今回の契約でも命令を聞くとは一言も言っていない。どうだ?」

「では、今回の協力の話はなかったことでよろしいでしょうか?」

「ほう?あんたは今回の犯罪者の正体が分かった上で、俺を外すのか?」

「どういう事?」

「さっき軽く使い魔に話を聞いたら、ある人物の名前を出した」

「あなた!!また暴行を!!」

「いや、爪を片側全部剥いだだけだ。暴力は振るってないぞ?」

「いい加減に「そんな事はどうでもいい。あれが吐いた名前は「プレシア」」!」

「もしかして」

「かもしれないな。プレシア・テスタロッサ。歳は59。元アレクトロ社に勤務。最後の仕事は同社における新型の大型魔力駆動炉の開発プロジェクトの「設計主任」。でも実験途中に駆動炉は暴走事故を起こした。この事故によりプレシアの愛娘であるアリシアが死亡。会社は、プレシアに事故の責任を全て押し付けた。勿論告訴したが敗訴。事実上の犯罪者。しかし能力は条件付きSSランクという屈指の魔導師。雷撃魔法を得意としており、次元を跨いだ攻撃すら可能とする。風の噂じゃあ、違法研究してるらしいな、内容は、「プロジェクトF.A.T.E」。もしも理論が完成しているのなら、あの金髪はアリシア・テスタロッサのクローンで間違いない。これでも俺の協力は不必要か?」

「わかりました。しかし今後はこの様な事がないようにお願いします。いざとなれば貴方を逮捕する事もできます」

「それはかまわない。でも・・・」

 俺はそっと艦長様に近づいて

「なら俺に弱みを握られないようにな?いまからクロノがつれてくる人間への協力の取り付け方や、待遇が楽しみだ。おれはここで口を挟まず見てるからよ。まぁ、慎重に・・・な」

 俺は言い放った。

「気をつけておくわ」

 艦長がクロノに例の人間を連れてくるように連絡した。俺は部屋の隅で艦長、クロノ、協力者の、高町なのは(田村ボイス最高bbb)との会話を聞いていた。アニメ等と違い最初から協力してもらえないか?報酬、待遇をしっかり話していた。流石に俺が今の会話を録音しているのも気付いているか。

 

 

 それから数日間、高町は相棒の・・・・あれ名前・・なんだっけ?じゃあ小動物ッポイから小動物でいいや。それと魔法の練習等に力を入れている。このままいけばかなりの高レベル魔道師になるだろうな。しかし、あの金髪との力の差はまだまだだな。ジュエルシードもあちらに回収されているみたいだし。使い魔への尋問は続いている。しかしあの金髪の体力、気力はそろそろ限界みたいだな。次辺りが止めを刺すのにちょうどいいかな?しかしなぜ自分の娘のクローンをこんなに酷使する?普通しないよな?なにか事情があるのは確かだ。まぁ手足がなくなれば本体が出てくるしかない。そこで交渉を行えばいい。




 あまりストーリー的には進んでいません。
違う内容の物語を書きたくなってきた。もしかしてたら没になるかも


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第06話「大きな対価を得られる可能性があるなら、惜しみなくカネを使う」

 

 

俺アースラでのんびり読書をしていると、クロノが手伝えと言ってきた。理由を問うと、金髪と高町が勝負し、結果高町が勝利した。その後プレシアの居場所が分かり、数分後に相手先に転移するとの事。

 

 しかし今行く必要はない。プレシアがフェイトに対し「あなたなんていらない」?的な発言するまでは。

 

 

 そして局員がプレシアの元へ転移し取り囲むが、全員相手の攻撃で気絶した。やはり雑種風情は使えない。俺は転移装置を使い、プレシアの元に転移した。そしてプレシアの演説をプレシアが座っていた椅子に座り聞くことにした。

 

 

 

「作り物の命は所詮作り物。

 

 

 アリシアはもっとやさしく笑ってくれたわ

 

 

 わがままも言ったけど

 

 

 私の言う事をとてもよく聞いてくれた

 

 

 アリシアはいつでも私に優しかった

 

 

 

 

 

 

 

 フェイト

 

 

 

 あなたは私の娘じゃない

 

 

 ただの失敗作

 

 

 だから

 

 

 あなたはもう要らないわ

 

 

 何処えなりとも消えなさい

 

 

 

 いい事を教えてあげるわ、フェイト

 

 

 あなたを作り出してからずっとね

 

 

 私はあなたが

 

 

 

 

 

 

 大嫌いだったのよ」

 

 

 

 

 

 

 

「私達は旅立つの

 

 

 永遠の都

 

 アルハザードヘ」

 

 

 そして

 

 

「おいプレシア・テスタロッサ、そんな夢物語にすがるより、俺の話にすがらないか?アルハザードよりも娘を蘇生出来る確立は高いぞ?」

 

 

 今まさにアルハザードへ旅立つ準備をしているプレシアに俺はそう言い放った。気分ぶち壊し?知るか。

 

「あなた・・・何者?」

「自己紹介が遅れたな。俺はミスト・フォン・アルパイン、アルパイン家の長男だ」

「あのアルパインの・・・それであなたの話というのは」

「何簡単なことだ。「願いの再検討」だ」

「どういう事?何が目的?」

「俺の目的はプレシア・テスタロッサお前だ。お前の科学者としての知識が欲しい。アルパイン家が進めている魔力炉の小型化にお前が必要だ。娘を蘇生させる代わりに、俺に協力しろ。あと過去の魔力炉の事件だが・・・有罪となっているが、こちらで調べた資料から無罪を勝ち取れる事が分かった。これに関してアルパイン家が全面協力してやる。どうだ?お前にとっては、娘、名誉回復・・・どうだ?」

「そんな美味しい話、乗ると思う?」

「思わない。しかし先の話は全て事実だ。ここにアルパイン家の家紋の入った書類一式がある。それでも信じないか?この家紋はアルパイン家の限られた人間しか使えない。見てみろ」

 俺は書類一式の入った封筒をプレシアの手元に転送した。彼女は封筒の中を確認し

「・・・これは・・・本物!」

「当たり前だ。「アルパイン家に全面協力」を条件に「娘の蘇生」「名誉の回復」、それらにかかる費用は全てアルパイン家負担。

 

 

 

 

 

 さぁ?どうする?」

 

 

「本当に・・・本当に、アリシアは生き返るの?」

「心臓さえ動けば・・・な」

「どういう事?」

「まぁ言葉で説明するよりも実際に見たほうが早いな。そこのクローン!!ここに来い!!」

 俺は先ほどのプレシアの演説で傷心状態のクローンを呼ぶが、反応がない。

「まったく使えない!!」

 身動き一つしないクローンに苛立ちを感じつつ、

「あそこに転移できるか?」

 プレシアに尋ねた。

「ええ、出来るわよ」

「頼む」

 

 

 

 

「見えているか?」

「ええ」

 

 アースラに転移された俺はクローンと共にプレシアが写るモニターの前に立つ。そして

「心臓が動いているという事は、生きているという事だ。俺のスキルは死んだ人間は蘇生できないが、生きていれば、どんな状態でも完全回復可能だ。例えば」

 

 俺はゲートオブバビロンから聖剣を取り出し傷心しているクローンの手足を切断した。流石に傷心している状態とはいえ、クローンから悲鳴が上がった。勿論俺の周りに居た局員からも悲鳴が上がる。クロノや艦長からは罵声が発せられるが気にしない。「ここに四肢を切断された人間がいる。彼女は4分もしないうちに、出血死するだろう。しかし俺のスキル「大天使の息吹」を発動する事で」

 

 俺は大天使の息吹を発動し、

 

「この人間を元の状態に戻してくれ」

 

 スキルが発動し、クローンは元の状態に戻った。

 

「元の健康な状態に戻る。どうだ?」

 

 場が沈黙で支配される。沈黙を破ったのはプレシアだった。

 

「分かったわ。その話信じるわ」

「話の分かる人でよかった。稀に居るんだよ。分からず屋が」

 

 

 

 俺は再度プレシアの元に転移し契約を交わした。プレシアが使うジュエルシードはロストロギアであり、使用については厳禁である。しかしそれを止めるのは管理局の仕事であり、俺は 「娘の蘇生」「名誉の回復」について契約しただけであり、「ロストロギアの使用」を許したのは、管理局の不手際だ。使用するのを助長した?いや、俺が提示したのは願い事の再検討であり、願い事を指定などはしていない。それに俺が交渉中に局員による捕縛を実施する事で、ジュエルシードの使用を防止可能だ。しかしそれを実施せず、ポカンと佇んでいる時点で不手際と言える。

 

 クローンへの傷害?あ~証拠の映像があっても、本人に傷が無ければ実証できない。

実証できなければ告訴も出来ない。

 

  

 バレても証拠がなければ犯罪じゃない!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「尚、アルパイン家に貢献出来ない、もしくは出来なかった場合、子供にその責任を課す」という旨の文章が契約書の最後に小さい文字で書かれている事は、もう少し黙っておくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第07話「自分の幸せには金を使うが、他人の幸せの為に金を使う事は絶対に無い」

 

 

 プレシアがジュエルシードを使用し、アリシアの心臓が動き始めた。これにより俺のスキル大天使の息吹が適応可能となった。

 

「では行くぞ」

 

 俺は大天使の息吹をアリシアに使用した。健康な体になったアリシアはすぐに目を覚ました。そして親子の感動の再会イベントが発生したが、俺は興味ない。こんな利益にならない物を見ている時間が惜しい。

 

「念のため、検査ぐらいは受けておけよ」

 

 そう言って自室に戻り、魔力の回復と称した読書を開始する。

 

 

 

 

 

 こうしてジュエルシード事件、通称JS事件は終息を迎えた。プレシア・テスタロッサには、公務執行妨害及び時空船への攻撃等複数の刑罰が言い渡されたが、アルパイン御用達の弁護士軍団により刑期は通常より短縮された。また過去の大型魔力駆動炉爆発事件においても無罪を勝ち取り、相手企業から莫大な慰謝料を請求した。但し、慰謝料の請求及び刑罰、刑期の短縮は契約には入っていないため、請求した慰謝料から支払ってもらった。

 

 アリシア・テスタロッサについては、健康で検査でも異常は無かった。自分が死んだ事、死んで数十年が経過している事、母親が自分を生き返らせるために行った違法実験により犯罪者になっている事等の説明が近日中に行われる予定だ。

 

 そしてその違法実験で誕生したクローンであるフェイト・テスタロッサは、未だ傷心状態から回復していない。まぁ実の母親にあれだけ暴言を吐かれたんだ、暫くは立ち直れないだろう。

 

 

 まぁ全ては計算通り進んでいる。本当に、バカな親子だwww

 

 

 

 

 

 プレシア・テスタロッサside

 

「どういう事・・・?」

「ですから、プレシア・テスタロッサさん、この刑期ではアルパイン家に貢献できません。また貴方の病状も深刻な状態です。よってこの契約に書かれている内容は、娘さんであるアリシア・テスタロッサさんに移行します。アリシアさんについてはアルパイン家で教育し、適切な企業へ派遣します」

「ふ・・ふざけないで!!」

「これは契約に沿った話となります。ふざけてはいません」

「でも私は彼と契約し「ミスト・フォン・アルパイン様との契約には、「娘の蘇生」「名誉の回復」の2点のみの内容について細かく記載されているだけです。それと最後の文書「尚、アルパイン家に貢献出来ない、もしくは出来なかった場合、子供にその責任を課す」とあるだけです。プレシア・テスタロッサの刑期に関してや罪状については一切書かれていません」

「な・・何よ!!そんな文書知らない!!」

「プレシア・テスタロッサさん。これは契約者に記されている物であり、知らない、忘れた等は一切通用しません。もしもこれ以上我々の話に耳を貸さないのであれば、契約破棄とみなします」

「もしもそうなれば、アリシアは契約の範囲外になって、責任は負わないのね!?」

「はい。契約の対象外となります。しかし彼女は「犯罪者の娘」となります。就職、結婚は勿論、孤児院でもイジメの対象となるでしょう」

「そ、そんな!」

「嫌ですか?」

「当り前よ!!」

「ではこれを」

「何これは?」

「ミスト・フォン・アルパイン様からの手紙です」

 

 

 

 拝啓プレシア・テスタロッサ様

 この度は我がアルパイン家への貢献を御約束して頂き誠にありがとうございます。しかし貴方の刑期ではアルパイン家への貢献が不可能との事です。そこで御息女であるアリシア・テスタロッサ様へ契約が移行する事で、貢献可能となります。

 しかしこれを打破する方法が幾つかございます。それは『追加契約』を行う事です。方法は簡単、過去の大型魔力駆動炉爆発事件で貴方に罪を着せた企業へ損害賠償を請求し、その中から『刑期の短縮』及び『損害賠償の請求費』をお支払いする事で、御息女への契約移行が阻止可能となります。

 

 上記検討し弁護士へ御連絡ください。   ミスト・フォン・アルパイン

 

 

 

 

 

 私に残された道は、これしかなかった。私は『追加契約』を行う事を目の前にいる弁護士へ伝え、契約書に判を押した。アリシアにこれ以上不幸になって欲しくない。折角また一緒に居られるようになったのに・・・

 

 

 

『追加契約」通り、相手企業から損害賠償を請求し、私の下には莫大なお金が入った。しかし『追加契約費』を支払う事で殆ど手元には残らなかった。私の刑期は通常より大幅に減刑された。

 

 

 しかし私には、まだ重大な事を解決出来ずにいた。

 

 そう私の体を侵している病魔についてだ。

 

 

 

 病魔を何とかしない限り、アリシアに私の契約内容が課せられる。契約を破棄する事で、回避可能となるが、アルパイン家が全力で私達を追い詰めるだろう。それこそ、次元を超えて。慰謝料の支払いを渋った人間が数名いたが、数日後には支払う事に合意した。その時の彼らが呟いた一言『もうこれ以上は勘弁してください』、そしてその時の彼らの表情が今でも私の脳裏にしっかりと焼き付いている。

 

 一体何をしたのかと聞いた時の弁護士の「我々は何も。しかし覚えておいてください、アルパイン家は絶対に『逃がさない』と言う事を」これだけで、何があったかは安易に想像することができる。

 

 

 

 私が彼を頼る事は、予想されているだろう。勿論タダと言う事はない。無茶な内容を吹っかけられる可能性は大いにありうる。しかしそれでもいい。娘を救うためなら。

 

 

 

 

 

 

 

 ミストside

「そうか、支払いは済んだか。報酬はいつも通りに。では」

 プレシアの裁判が終わり、追加契約料の支払いが終わった。しかし彼女はまだ重要な事を解決出来ずにいる。それを解決させるには俺の力が必要だ。

 

 

 

 

 

 

 

「お願いします!!」

「悪いな、それは出来ない。他に先約が居るんだ」

「でも!!このままじゃ私は!!」

「仕方ない事だ。でも問題無い、御息女が居られる。俺はそれで問題ない」

「しかし!!」

「俺の大天使の息吹は1年間に使える回数はデモンストレーションで1回、貴方の御息女で1回、先約が3回入っている。3年後であれば可能だ」

「それでは遅いのよ・・・お願いします!!なんでもしますから!!」

「別にいい」

「え?」

「悪いが欲しい物、やりたい事等別に貴方に頼らなくとも、自分で全て出来る。だから別にいい」

「・・・」

「話は終わりか?プレシアさんはお帰りになるそうだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           悪いな当てが外れて

 

    

 

           無茶な契約を提案されると思った?

 

 

 

           それを受ける気でいた?

 

 

 

           娘を救うために?

 

 

           

           自分達の幸せの為に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           そんな無価値な物

 

 

 

           俺には必要ない

 

 

 

           

 

 

 

 

 

 

 しかしこの女はまだ利用価値がある。生かしておいた方が俺の利益に繋がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

           さて、本命の獲得といこうか  




 プレシアの名前間違いについて御指摘、修正ありがとうございました。

 色々試行錯誤をしていた4年前の作品ですが、これから少しづつ不定期で更新していきたいと思います。


 よろしくお願いします


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第08話「カネで幸せは買える」

 

プレシアについては、まだまだ利用価値はある。それどころか、上手く転がせば莫大な利益を生み出す。しかしただ利益を生み出す物であれば、いくらでも転がっている。例えば宝くじ・・・しかし宝くじに当選したからといって何になる?転生前の俺なら泣いて喜んで借金返済して、良い暮らしをするだろう。だが今の俺には「ただのカネ」は不要だ。「価値のあるカネ」が必要になる。

 

 今はプレシアに「投資」している段階だ。プレシアには財産は殆ど無いが、それでも俺は投資をする。

 

 

 

 

 

  何故か?

 

 

 

 

 

  今に分かるさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プレシアとの対話から1週間、あれ以来彼女からのアポはない。諦めた?いや違う。自分の体を完治させる方法を模索しているようだが、それに意味はない。それどころか、その模索で体力を消費し、貴重な時間までも消費している。これは「無意味」だ。しかし無意味な事を続けさせる事は、それこそ無駄になる。少し早いが、次の段階に移行しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 管理局

「君か」

「ああ、用件は先に伝えた通りだ」

「正直、監視官として君を彼女に合わせる気はない」

「だから?私情を挟むのは辞めてくれないか?これはビジネスだ。俺もここには仕事できている。だから監視官として対応してくれないか?クロノ・ハラオウン執務官」

「分かった。だが、度が過ぎる場合は、即刻出て行ってもらうからな」

「言っただろ?俺はビジネスできている。彼女を傷つけることはしないさ」

 

 

 

 まぁ傷つけはしないさ。もう既に付いている傷に塩を塗りたくるだけさw

 

「こんにちは、フェイト・テスタロッサ。いや、フェイト」

「!!」

「そう怯えないで欲しいね。今日君に会いにきたのは、実は君の製作者のプレシア・テスタロッサについて話す事がある」

「君は!!」

「クロノ執務官?俺は本当の事を話している。フェイト、君は自分が造られた意味、どうやって造られたかを、理解すべきだ。君は頭がいい。恐らくベースとなったアリシアの影響だろう。だから分かっているはずだ。自分の事に目を逸らして何が出来る?自分のことを理解できずに、他人の何が理解できる?フェイト・・・そろそろ前に進まないか?確かに母親と思い、信頼し、いつか振り向いてくれる、そう信じていたのに、裏切られた気持ちは俺には理解出来ない。でもいつまでも、そのまま停滞していては、何も生まれない」

「・・・」

「俺を信頼する、しないについては追々として、まずこの資料を見て欲しい」

 俺は一枚のカルテをフェイトに差し出した。彼女はそれを受け取り、カルテの内容に目を通す。

「この患者は、胃癌を患い、それがどんどん進行していき、多臓器へと転移している。寿命は持ってあと半年だ」

「・・・か・・かぁ・さん」

「そうだ。このカルテに記載されている人物は、プレシア・テスタロッサ。君を裏切り、捨てた、君の作製者だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェイトside

「そうだ。このカルテに記載されている人物は、プレシア・テスタロッサ。君を裏切り、捨てた、君の作製者だ」

 

 

 この男は!!!

 

 今なんと言った!!

 

 裏切り者!!

 

 捨てた!!

 

 母さんを!!

 

 母さんを!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気付いたときには、クロノ執務官に私は取り押さえられていた。私は目の前に居た男、ミスト・フォン・アルパインに馬乗りになって胸倉を掴んでいた。それを認識した瞬間、うしろからクロノ執務官に肩を掴まれた。

「落ち着くんだ!!」

 

 私はすぐに自分がしでかした事の重大性を認識した。私は現在保護観察下であり、私が掴みかかった相手は、ミスト・フォン・アルパイン、アルパイン家の長男、そして現場には監視官である、クロノ執務官が居た。

 

 この事が報告された場合、自分の立場どころか、私の罪の減刑に協力してくれた、リンディ・ハラオウン、そしてクロノの面目を潰す事になる。

 

「あ・・ああ・・す・・すみま・・すみませんでした!!」

「ああ、まぁ此方にも非があったかもしれないが、暴力はいけないな。そうだろう?クロノ執務官?」

「そうだな。ミストにも非があったが、それでも掴みかかるのは見逃せない」

「・・・」

「しかしこちらにも非がある事は確かな事だ。そこでフェイト、俺のもとで働かないか?」

「え?」

 

 彼から提示された内容を要約すると

ミスト・フォン・アルパインの監視下及び命令下で働く事だった。仕事内容もアルパイン直下の企業の開発した道具の耐久性テストや管理局への派遣、そして劣悪な環境における魔力使用効率の向上試験だった。

 

「これは・・・」

「元々フェイトにはこの話を持ってきた。プレシア・テスタロッサの治療と引き換えにね」

「え?」

「実は急遽人手が必要になってね。しかし優秀な人間は、何処かに所属している。それを引き抜いたりすると、かなりの費用が発生する。また負傷した場合はベット料金が発生する。そこでフェイトに白羽の矢がたったという訳だ。君は現在保護観察中という事だけど、こちらがその保護観察を引き受ける代わりに、フェイトの所属を俺直下の部下にする。そしてその給料でプレシア・テスタロッサの治療費を支払う・・・どうだい?」

「でも治療費は・・・幾らになるのでしょう?」

「3億だ」

「!!」

「3年待ちの状態でな。これでも譲歩はしている」

「・・・わかりました」

「じゃあ、まず労働条件についてサインを。あ、名前は「フェイト」で頼むぞ」

「どうして?」

「今フェイトには出生の関係で戸籍がないんだ。現在手続き中だが、時間がまだ掛かる状態だ。そうだろ?クロノ執務官?」

「ああ、すまないフェイト。もう少しで君の戸籍が発行される。それまでは君は「フェイト」なんだ。最終的にはフェイト・テスタロッサで戸籍が発行される予定だ」

「早くとも2日後から協力してもらいたくてな。戸籍が発行されるのを悠長にまってられない。しかしフェイト・テスタロッサとサインすると、日付等の関係上、契約が無効になる。そうなると、俺に罪が発生してしまい、立場上それは御免被る」

「わかりました」

「理解が早くて助かる。サインできたか?じゃあこれが治療費の契約書だ」

「ここですか?」

「そうだ」

 

 

 

 これで私は正式にミスト・フォン・アルパインの部下となった。

 



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