東方鳳凰屋 (土方)
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番外編 「東方思考戦車」とクロスオーバー
こいしの暴走


どうも、土方です。この度、ほぎゃおさんの作品「東方思考戦車」とクロスオーバーすることになりました。東方白夜叉のクロスオーバーと同時進行になりますが、何とか頑張ってみます。それではどうぞ。

~注意~

ちゃんとほぎゃおさんから許可取ってます。


ここは妖怪の山である。そこに里帰りする鳳凰がいた。

 

 

番外編第1話「こいしの暴走」

 

 

鳳凰「けっこうお土産買ったけど、喜んでくれるかな。なんかあちこちで天狗と機械兵器の戦闘があるな。これも今起こってる異変の原因か。」

 

 

そう、今は異変状態である。八雲紫が博麗大結界の異変で力を使いすぎたためか、長い冬眠状態になってる。そのせいで、幻想郷は今、異界の機械兵器が幻想郷に来てることがある。その機械兵器のせいで幻想郷は警戒している。そして、幻想郷に来たタチコマていう機械兵器は現在、私の従業員のこころ達と共に行動している。ちなみに、何でも屋”鳳凰”は現在1か月間休業中である。理由は、長期休暇が欲しかったのである。

 

 

鳳凰「まあ、とりあえずは天狗の本拠地にむかうか・・・って、ん?」

 

 

あの姿はまさか、古明地こいしか?でも何だかいつもと様子が違うぞ。・・・ちょっと追うか。

鳳凰はこいしを追いかける事にした。

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「結構深くまで進んだな。」

 

 

鳳凰はいつの間にか妖怪の山の深い所まで行った。

 

 

鳳凰「ん?あれは何だ。・・・!!まさかあれは!!」

 

 

鳳凰が目にしたのは、大きい戦車だった。そこにはこいしもいたが、鳳凰がもっとも一番驚いた所は。

 

 

鳳凰「こいし!!お前サードアイが開いてるぞ。どうしたんだよ。」

 

 

だが、こいしは鳳凰を見た途端、震えだし走り出した。

 

 

こいし「いや、来ないでぇ!!」

 

 

鳳凰「おい、こいし待て。お前本当にどうしたんだよ!!」

 

 

鳳凰はこいしを追ったが、こいしは戦車の中に入って行った。

 

 

こいし「あれ、この中に入ると、私の中に入ってくる声が聞こえなくなる。」

 

 

鳳凰「おい、こいし!!早くその戦車から降りろ。」

 

 

こいし「そうだ。これを使って、私の中に入ってくる声を全部消せばいいんだ。」

 

 

鳳凰「!!??」

 

 

こいし「まずはこの山に居る奴らを消してやる!!」

 

 

何を言ってるんだ。こいし。そんな事したら、妖怪の山の奴らが動く、もし地底の妖怪だとわかったら、妖怪の山と地底が対立するぞ。ならば・・・

 

 

鳳凰「次符「次元の壁」」

 

 

こいし「!?」

 

 

鳳凰「そうはさせない。こいし!!お前が私を止めてやる!!」

 

 

鳳凰は次元の壁を放った。

 

 

こいし「うるさい!!お前なんか大嫌いだ!!お前は私達を見捨てたくせに今じゃ妖怪の山の裏の指導者になりやがって、この裏切り者!!」

 

 

鳳凰「違う!!鬼の四天王達が私に地位を与えたのは本当だが、私は地上の妖怪と地底の妖怪の良好な関係を築こうと思い、私は裏の指導者になったんだ。決して裏切ったわけじゃない!!」

 

 

こいし「うるさい!!お前なんか消えろ!!」バン

 

 

こいしは戦車を使い、鳳凰を撃った。

 

 

鳳凰「ぐわ!!しまった!!次元の壁が解除した。」

 

 

放っていた次元の壁が消えってしまった。

 

 

こいし「全部消してやる!!」

 

 

鳳凰「やれろ!!こいし!!」

 

 

こいしは鳳凰の声も聞かず、そのままどっか行った。

 

 

鳳凰「くっ、急いで天狗の本拠地に向かわなければ、最悪の結末になるぞ!!」

 

 

鳳凰は急いで天狗の本拠地へと向かった。

 

 

 

                             番外編第一話終わり

                             番外編第二話に続く

 

 




今回は後書きあります。

謝罪文です。
この度は私のオリキャラをニコニコ動画のほぎゃおさんの作品にコテハンとしてコメントを書いていました。そのせいでほぎゃおさんや視聴者たちから不快感をを与えてしまいした。今後は、反省をし、もう絶対にこんなことしないようにします。どうもすませんでした。


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鳳凰 天魔に指示する

どうも、土方です。今回は鳳凰が天魔に指示します。どうぞ。


ここは天狗の本拠地。今鳳凰が到着し天狗の本拠地に入っていた。

 

 

番外編第2話「鳳凰 天魔に指示する」

 

 

鳳凰「ふう、何とか着いたな。あっ、あれは・・・」

 

 

鳳凰の目に映ったものは、こころ達と異界からきたタチコマだった。何か話してるようだな。ちょっと隠れて様子を見よう。

 

 

こころ「タチコマ。あなたは古明地こいしを助けたいの?」

 

 

あれは、タチコマって言うのか。しかし、なぜこいしを助けたいんだ。

 

 

タチコマ「僕、さとりさんと約束したんだ。こいしちゃんを守るって。」

 

 

なるほど、タチコマは約束を守ろうとしてこいしを守るんだな。

 

 

こころ「タチコマ。知っていると思うけど、私は古明地こいしの事は好きではない。」

 

 

まあ、こころとこいしには因縁があるからな・・・

 

 

こころ「それでも、貴方の為に何とかしてあげたいと思っている小傘とメディスンの為に・・・、そして、私の友達であるあなたのために古明地こいしを助けるのを手伝うわ。」

 

 

こころ、お前・・・

 

 

こころ「それが、私のこころ、素直なこころよ。」

 

 

そして、小傘とメディスンも出てきた。

 

 

小傘「タチコマ。みんなでその子の事を助けようよ!!」

 

 

メディ「私達4人なら、きっと出来る。」

 

 

こころ、小傘、メディお前ら・・・

 

 

タチコマ「ありがとう。みんな。僕はこいしちゃんを助ける・・・!!その為には・・・!!」

 

 

タチコマがその為には言う前に鳳凰はこころ達の所に離れた。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「うわ~ん。あいつらここまで成長したのか~~~。泣けるぜ~~~」泣いています。

 

 

鳳凰はこころ達の成長ぶりに感動している。ならば、私もタチコマとこころ達と同じようにこいしを助けよう。その時、天狗の上層部の軍議している場所に着いた。鳳凰はちょっと覗いたが・・・

 

 

文「ですから!!それが古臭い考えだと言っています!!」

 

 

射命丸の声が聞こえる。どうやら、軍議は紛きょうしているな・・・たく、これだから上層部のジジイ共は、頭悪すぎる。仕方ない、あいつを呼ぼう。

鳳凰は通信機を取り出した。

 

 

鳳凰「天魔、聞こえるか。私だ、鳳凰だ。」

 

 

天魔「これは鳳凰様。今日はどの要件で?」

 

 

鳳凰「今、上層部の軍議が行われてるのを知っているな。」

 

 

天魔「はい。知っております。」

 

 

鳳凰「なら、私が言ってる事はわかるな。お前もその軍議に参加してほしい。私も後から行く。」

 

 

天魔「わかりました。では、早急に軍議の方に向かいます。」ガチャ

 

 

鳳凰「頼むぞ。」ガチャ

 

 

さて、後は様子を見て、私が軍議に入れるタイミングを見よう。

どうやら、こいしもろとも戦車を破壊する作戦らしい。

 

 

鳳凰「何てことを・・・!!あいつら、こいしを殺そうしてるのか!!」

 

 

そう言っていると、タチコマとこころ達が現れた。

 

 

タチコマ「ちょっと待った!!!」

 

 

ありゃ、タチコマとこころ達が入ってきたぞ。

 

 

タチコマ「みんな、今は多脚戦車を倒す作戦会議中なんでしょ?だから、僕が考えた作戦を言いに来たんだ。」

 

 

どうやら、タチコマとこころ達は自分たちの作戦を天狗達に言いに来たらしい。内容はタチコマがこいしを説得する内容だった。その後、こいしを地霊殿に帰す作戦だった。だが、上層部の天狗達は反対し、射命丸は天狗を敵に回そうしているのですよと言った。だが、タチコマは・・・

 

 

タチコマ「だから、言ってるでしょ。僕には関係無いって。」

 

 

しかし、上層部の天狗達は椛達にタチコマを拘束しようとした、だが、こころ達はタチコマを守ろうとした。

 

 

メディ「それ以上近づけば、毒ガスを出すわよ・・・!!」

 

 

小傘「タチコマはわちき達が守る!!」

 

 

こころ「来るなら、容赦しないわ・・・!!」

 

 

椛達は戸惑った。だが、上層部の大天狗達はこころ達も捕らえようとした。

 

 

鳳凰「あいつら、家の従業員まで手を出そうとしているのか!!だから、上層部の奴らは信用できないんだ!!」

 

 

だが、タチコマはその戦車の詳細データを消去すると言った。そして、軍議に参加している大天狗の総大将は、「我々に脅迫しているのか?」と言った。タチコマは「だから、僕にこいしちゃんを説得させるんだ!!」と言った。そうしたら、総大将は黙った。

 

 

鳳凰「よくやった。タチコマ。お前はえらいよ。」

 

 

鳳凰は覗きながら言った。

 

 

しかし、総大将はその脅しは通用しないと言った。だが、タチコマは本当に消去するつもりだ。だが、上層部の奴らはそれが無くても、天狗に仇名す的を討ち倒すのみと言った。そしたら、タチコマは黙ってしまった。

 

 

鳳凰「あいつら、この異変終わったら、首にさせよう!!」

 

 

鳳凰はそう言ってると、鳳凰も聞き覚えがある声を聞いた。

 

 

???「話はまだ纏まっていないようですね。」

 

 

鳳凰「やっと来やがったか。遅すぎるぜ。」

 

 

タチコマは驚き、総大将はその声はと言った。

 

 

天魔「では、これより私も軍議に参加させていただきましょう。」

 

 

そう、妖怪の山の指導者「天魔」が軍議に参加し始めた。

 

 

鳳凰「よし、私も軍議に参加するぞ。」

 

 

鳳凰は軍議が行っている場所に入って行った。

 

 

鳳凰「ならば私もこの軍議に参加しよう!!」

 

 

鳳凰は軍議の所に入って行った。(2回目)

 

 

鳳凰「お前らの軍議を見ていたぞ!!家の従業員に手を出すんなら、私が絶対に許さん!!」

 

 

鳳凰も軍議に参加。この日、妖怪の山の天魔と妖怪の山の裏の指導者の二人が軍議に揃った。

 

                             番外編第2話終わり

                             番外編第3話に続く

 

 




~7月22日お知らせ~

「東方思考戦車とクロスオーバー」は毎週金曜日から毎週月曜日か土曜日にします。

~7月27日おしらせ~

毎週金曜日からの所、「ら」一文字増えてました。すいません。本当は金曜日か月曜日か土曜日にします。て書きかったんです。すいません。


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星熊の土下座

どうも、土方です。最近蒸しますね。それではどうぞ。


鳳凰と天魔が軍議の場所に入っていた。

 

 

番外編第3話「星熊の土下座」

 

 

タチコマ「貴方は・・・。」

 

 

総大将「全員、鳳凰様と天魔様に低頭・・・!!」

 

 

射命丸や椛達は低頭した。小傘とこころは驚いている。

 

 

橙「幽香さん、あの方はもしかして・・・!!」

 

 

幽香「・・・・・・。」

 

 

すると、天魔は幽香の方に行った。どうやら、幽香と天魔は昔戦ったことがあるため、お互い会話していた。何の会話していたのかわからないが。にとりは頭下げてるが幽香は下げなかった。

 

 

天魔は皆に顔上げろと言い、軍議の方に戻った。

 

 

天魔「二つの案は聞いています。どちらの策も一長一短の様ですね。」

 

 

タチコマ「あなたが天狗で一番偉い人なの?」

 

 

天魔「その通りです。」

 

 

鳳凰「君がタチコマていう奴かい?」

 

 

タチコマ「あなたは?」

 

 

鳳凰「私の名は妖怪の山の裏の指導者皇帝鳳凰です。同時に何でも屋”鳳凰”の主人です。タチコマ、私の従業員のこころ達が世話になったね。」

 

 

タチコマ「えっ、こころちゃん達の事を知ってるの?」

 

 

鳳凰「そりゃ、私の従業員だからね知っててとうぜんだよ。」

 

 

こころ「タチコマ。鳳凰は天魔と並ぶ皇帝よ。話から聞いていたけど、やっぱりすごいわね。」

 

 

タチコマ「えっ、こころちゃん達てとんでもない所で働いてるの!!」

 

 

鳳凰「そうだな。じゃあ、軍議の所に戻るわ。」

 

 

鳳凰は軍議に戻っていた。その後、タチコマは天魔に自分の話を聞いて欲しい言ったが、天魔はそれを後にした。射命丸と将官は天魔に案を言ったが、騒がしいと言い、将官を黙り、射命丸は申し訳ございませんと答えた。そして、天魔は八雲の使いの策を聞くため、橙にこちらへ来なさいと言った。

 

 

鳳凰「さて、八雲の策はどんなやつなんだ?」

 

 

八雲橙は天狗達に山狩りをおこさせ、戦車を下山させ、平原地帯で八雲藍と協力者で討つそうだ。

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

タチコマは黙り、他の天狗は反対したが、天魔は近頃の異変で天狗が八雲の足を引っ張っしまっているため、橙の提案を受け入れた。次に天魔はタチコマに話を付けに行った。

 

 

タチコマ「天魔さん、僕にこいしちゃんを説得させてほしい。」

 

 

天魔「・・・・・。タチコマ、我々は自らの手で仲間の仇を討つ事は諦めましたが、その娘を許した訳では無いのです。」

 

 

鳳凰「おいおい。許してやれよ。それだから、天狗は心が広くないて言うんだぞ。」

 

 

天魔「鳳凰。貴方は黙ってなさい。」

 

 

鳳凰「へいへい。」

 

 

タチコマは黙ってしまった。

 

 

天魔「だから、貴方の策を受け入れる訳にはいきません。」

 

 

鳳凰「おいおい。受け入れてやれよ。これだから、変な仮面て言うんだよ。」

 

 

天魔「だから、アンタは黙ってろ。これ以上、言うと殺すぞ。」

 

 

鳳凰「すいません。」

 

 

タチコマはデータを消去するぞと言ったが、天魔は戦車を葬れる策があるから別に構わんと言った。

 

 

タチコマ「橙さん・・・!!藍さんは本当にこいしちゃんを殺すつもりなの・・・!?」

 

 

橙「彼女が幻想郷の理を乱すと言うのなら、私も藍様も躊躇はしません。」

 

 

タチコマ「でも・・・。」

 

 

橙「タチコマさん、私達は彼女を此処で逃がす訳にはいかないのです。」

 

 

タチコマ「・・・・・・。」

 

 

橙が言うにはこいしを妖怪の山から見逃して、もし人間が大量に殺されたら幻想郷の崩れるかもしれないと言った。確かにそうだ。幻想郷の妖怪や妖獣は人間に存在を認めているから生きていけるんだ。だがタチコマは・・・

 

 

タチコマ「それでも・・・!!それでも、僕に説得させてほしい!!!」

 

 

橙「タチコマさん・・・」

 

 

天魔「なぜ、貴方は彼女を助けたいのですか?」

 

 

タチコマ「僕はさとりさんと約束したんだ・・・!!こいしちゃんを守るって・・・!!だから・・・!!」

 

 

天魔はタチコマの約束を果たす為に何を差し出せますか。と言った。タチコマは自分の所有権をあげると言った。だが、天魔はそれだけでは足りないと言った。

 

 

タチコマ「そんな!!それ以上、僕に差し出せる物はない!!これ以上、何を求めるんだ!?」

 

 

天魔「何を言っているのです?貴方の仲間の所有権があるではないですか。」

 

 

鳳凰・タチコマ「・・・・・!?」

 

 

小傘「わちき達の事・・・!?」

 

 

天魔「タチコマ、貴方が自分の仲間と共に私に隷属すると言うのなら、貴方の策を受け入れましょう。」

 

 

メディ「そんな・・・!!」

 

 

鳳凰「ふざけるな!!私の従業員とタチコマを渡す訳にはいかない。天魔!!これはお前からの宣戦布告みたいなものだ!!」

 

 

天魔「そう解釈しても構いません。私を陥落させる気があるのなら。」

 

 

鳳凰「お前・・・!!」

 

 

鳳凰はさすがに天魔を陥落させれば、天狗の社会が乱れることを感じた。

 

 

天魔「鳳凰。ちょっとこの子達の意志を聞いてるので黙ってください。」

 

 

鳳凰「(・・・!!お前まさかタチコマを試そうしてるのか。)わかったよ。」

 

 

鳳凰は黙った。一方、幽香はにとりと共に此処で一暴れするつもりでいた。幽香は天魔のやり方気に入らないらしく、こいしを生かすのも悪くはないと思ったらしい。しかし、にとりは八雲紫にも敵に回す事に危機感があった。だが、幽香は藍の事だからここで暴れても敵対はしないとは分かっている。タチコマにこいしの説得をさせるには此処で天狗を叩く必要があるからだ。

 

 

鳳凰(あいつら、此処で暴れるつもりだな。その時は私も参加しよう。こいつらは一回痛い目に会わせないと。)

 

 

タチコマはもし拒否したらと言った。そしたら、天魔は作戦に支障をきたす存在として排除すると言った。タチコマは悩んだが、こころ達は拒否し、天狗と敵対する道を選んだ。天魔はタチコマとこころ達を椛率いる警備兵に捕らえさせようとしたが、タチコマとこころ達は戦闘態勢に入った。

 

 

鳳凰(やれやれ。私もあばれるか・・・ん?どうやら、あのお方が来たみたいだな。)

 

 

幽香も鳳凰と同じように察知したようだ。そのお方とは・・・

 

 

勇義「邪魔するよ・・・!!」

 

 

天魔「星熊様・・・!!」

 

 

タチコマ「勇義さん!?」

 

 

鳳凰「やれやれ。この軍議もようやく丸く収まりそうだ。」

 

 

現れたのは鬼の四天王であり、鳳凰の師匠でもある星熊勇義だった。

 

 

勇義「天魔・・・!!相変わらず、いけ好かないやり方で相手を試すのが好きだね・・・!!」

 

 

天魔はさすがに焦りだし、鬼が相手じゃ何も言えないと思い黙ってしまった。

 

 

勇儀「まあ、良い・・・!!それより・・・!!」

 

 

さとり「こいしは・・・!!こいしはどこに居るんですか・・・!?」

 

 

タチコマ「さとりさん!?さとりさんもどうして此処に!?」

 

 

次に来たのは、アリスとさとりだった。

 

 

アリス「幽香が彼女を此処へ連れて来る様、私に頼んでいたのよ。」

 

 

鳳凰「なるほど、そういや他の奴らから聞いたがアリスも居るて言ってたな。いないと思ったらそういうことだったのか。」

 

 

さとり「鳳凰!!あなたもいたんですか。」

 

 

鳳凰「安心しろさとり。こいしの処分はまだ決まってないから安心しろ。」

 

 

さとり「わかりました。」

 

 

タチコマ「幽香さん・・・!!」

 

 

天魔「では、貴方が星熊様も連れて来る様に頼んだのですか?」

 

 

幽香はそこまでは頼んでなかったらしい。だけど、アリスから連絡があった時に師匠が来るとは聞いていたらしい。

 

 

勇義「それより、お前達はこいしを戦車ごと始末するつもりだね・・・!!」

 

 

鳳凰「師匠聞いてくださいよ~~~。こいつらタチコマの策を受け入れてくれないんですよ。」

 

 

勇義「そのくらいもわかってる鳳凰。」

 

 

鳳凰「ならいいんですけど。」

 

 

天魔「話は全てご存知なのですね・・・。」

 

 

天魔はしぶしぶ言う。勇義はアリスのクマの人形を通じて全部聞いていたようだ。どうやらあの人形は通信機だったらしい。

 

 

橙「じゃあ、幽香さんが此処に来た時から、この軍議の内容を・・・!!」

 

 

幽香「その通りよ。その方がこちらに有利に働くと思ってね。」

 

 

鳳凰「良くやった!!幽香!!この異変終わったら、お前を特別に私と同じ地位を与えよう!!」

 

 

周りの天狗「止めてください!!鳳凰様!!私達が死んでしまいます。」

 

 

すると、アリスがもう一体のクマの人形を取り出した。よく見たらアリスが取り出した人形かわいいな。この異変終わっったら一つもらおう。

 

 

天魔「星熊様、我々が八雲と協力して、例の覚り妖怪を抹殺しようとしている事がご不満なのですか?」

 

 

勇義「そうだと言ったら、どうする・・・!?」

 

 

確かに天狗は勇義に多大な恩がある。だが、天魔は仲間が殺された以上は簡単に引く訳には行かないと言い、自らの手で仇を討つ事を諦めても引かないと言った。

 

 

鳳凰(天魔は昔から頑固だったからな、仕方ないか。)

 

 

勇義は次に橙に質問した。橙は幻想郷の理を守る為なら、こいしを殺す事に躊躇しないと言った。次に勇義は怒りに任せて橙を殺すと言ったらと尋ねたが、橙を殺しても作戦の決定権は藍にあるため殺しても無駄と言った。

 

 

勇義「・・・・・!!」

 

 

天魔「星熊様、私達の意志が固い事を分かって頂けましたか?」

 

 

鳳凰「おい、師匠の恩を仇で返す気か!!」

 

 

天魔「それでもこの作戦を引く訳にはいかないのです。鳳凰、やっぱりあなたはまだ甘ちゃんですね。」

 

 

鳳凰「くっ・・・。」

 

 

鳳凰は悔しそうに拳を握った。

 

 

さとり「勇義さん・・・。」

 

 

勇義「・・・・・。そうか・・・、八雲は幻想郷の理の為なら躊躇わんか・・・。だったら・・・。」

 

 

星熊勇義は土下座をした。さすがに周りの者は驚いたようだ。

 

 

さとり「勇義さん・・・!?」

 

 

天魔「・・・・・!?」

 

 

鳳凰「師匠・・・!?」

 

 

勇義は天狗と八雲の作戦行っている間、タチコマにこいしの説得をやらせて欲しいと橙や天魔達に頼んだ。そして、鳳凰も・・・

 

 

鳳凰「天魔、私も師匠と同じだ。どうか作戦を行っている間に、タチコマさんにこいしの説得をやらせてください。」

 

 

鳳凰もすかさず土下座した。

 

 

天魔「星熊様、どうか頭を御上げ下さい・・・!!私は貴方様に恥を掻かせる為にあのような事を言ったのではございません・・・!!」

 

 

鳳凰「おい。私は土下座のままでいいのか(怒り)。」

 

 

天魔「アンタは勝手に上げろ。」

 

 

鳳凰「ったく、わかったよ。」

 

 

勇義「・・・・・。」

 

 

天魔「分かりました・・・。貴方様の誠意に報いる為、彼の者が覚り妖怪の説得を行う事を認めましょう・・・。」

 

 

勇義「すまん・・・!!」

 

 

鳳凰「さすが天魔太っ腹だね。」

 

 

天魔「ですが、お聞かせ下さい・・・。何故、忌み嫌われる覚り妖怪の為に誇り高き鬼である貴方様が頭を下げたのですか・・・?」

 

 

勇義は顔を上げた。

 

 

勇義「さとりがあたしと初めて会った時に、あたしの顔を見て笑ったからさ・・・。」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

天魔「笑った・・・?どう言う事ですか・・・?」

 

 

鬼と言うのは災いや破壊畏怖の象徴。師匠の角を見たら大概の人達は恐怖で身動きがとれなくなる。天魔から聞いた話によれば、師匠に媚びを売ろうと恐怖で顔を引き付けながら笑おうとする輩を何人も見てきたて聞いたことがある。だが師匠が言うにはそれとは違った笑みだったようだ。

 

 

勇義「だから、聞いたよ。何故、あたしが鬼だと知りながらも笑ったのかと・・・。」

 

 

鳳凰「私も知ってますよ。師匠の昔の話は何回も聞かされてますから。」

 

 

昔師匠から聞いた話しだ。師匠が地底に来たばかりの頃、師匠は地霊殿を奪おうとした。師匠は最初覚り妖怪は結構強いから、旧都の妖怪達はビビっているのかもしれんと思っていたらしい。だが、実際は師匠が思っている程、強くはなかった。師匠はさとりに地霊殿に来た理由も分かっているなと言った。だが、さとりは自然笑みをした。師匠は何でそんな自然な笑みが出来るとさとりに質問したら。覚り妖怪だと知りながらも、怖がらなかった妖怪が師匠が初めてだったみたいで、それが嬉しかったらしい。師匠はそんな理由なのかと尋ねた。さとりは可笑しいですかと言った。そしたら、師匠はそんな理由で笑うとはなと言いながら笑い始めた。その後、師匠は納得し地霊殿を奪うのをやめた。師匠が帰るときにこいしが現れた。こいしは最初に師匠の角にお肉刺して良いと尋ねた。師匠は鬼だと知ってもそんな事が言えるのかと言った。そしたら、こいしはお肉じゃなく、おにぎりを刺そうと言った。当時、師匠からこんな話を聞いたら、何でそうなるの!!と当時の私は突っ込んだ。師匠は笑いながら怖がらない奴が二人も居たなんてなと言った。さとりは謝った後、師匠は怖がらない奴に会えてうれしかったらしい。

 

 

鳳凰(そういえば、こんな話だったな。懐かしいな。)

 

 

天魔「・・・・・。」

 

 

勇義「これで分かっただろ?あたしにとって、古明地姉妹は対等なんだ。」

 

 

さとり「勇義さん・・・。」

 

 

鳳凰「いつ聞いても心に染みわたります。」

 

 

勇義「天魔、お前達には悪いとは思っている。だが、あたしはあたしの友を守り救ってやりたいんだよ。」

 

 

鳳凰「天魔、私からもお願いします。」

 

 

天魔「貴方様は何も変わっておられませんね・・・。義に厚く、自らの信条を決して曲げない・・・。」

 

 

勇義「ああ・・・。」

 

 

天魔はタチコマがこいしの説得を行う事を認めることにし、説得が成功しても天狗はこいしの命を狙わないと約束した。だが、八雲との協定に則り、幻想郷の理を守る為に戦車を妖怪の山から下山させる作戦を行うと言った。確かにこれ以上は無理は言えないな。

 

 

天魔「皆の者、分かりましたね?従わない者は我が名の下に斬り捨てます。」

 

 

鳳凰「破ったら、士道不覚悟で切腹を行う。わかったな!!!」

 

 

総大将「我ら一同、その命を確かに承りました。」

 

 

天魔はさとりにこう言った。師匠は天狗が鬼の配下から独立しようとした時に、鬼でありながら我らの側に立って下さった大恩ある御方ですと言った。師匠は頭を下げてまでこいしを生かすが欲しいと頼まれたんだ。だから、天魔や天狗達は仲間を殺された怒りを抑えることにしたんだ。その事を忘れない様にとさとりに言った。さとりは分かったと言った。

 

 

タチコマ「橙さん。」

 

 

橙「何ですか?」

 

 

タチコマ「天魔さんは僕が説得する事を認めてくれた。だから・・・。」

 

 

橙は八雲に連なる者として幻想郷の理を守る義務があり、今回の作戦を止めるつもりはないと言った。だが、こいしを止めるのなら、戦車が平原地帯に到着するまでにしてくれと言った。

 

 

タチコマ「橙さん・・・!!良いの・・・!?」

 

 

橙「私が藍様から命じられたのは戦車を止める事です。古明地こいしさんを殺す事ではありません。」

 

 

タチコマ「ありがとう・・・!!本当にありがとう・・・!!」

 

 

鳳凰「まぁ、こうなるとは思ったな。」

 

 

さとり「タチコマ・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん、僕は約束を守るよ。こいしちゃんを必ず説得してみせる!!」

 

 

鳳凰「安心しな。必ずバカこいしを連れてくるから。」

 

 

さとり「ええ・・・。」

 

 

次にこころ達が来た。

 

 

こころ「私達も手伝うわ。」

 

 

小傘「わちき達に任せて!!」

 

 

メディ「コンパロ!!」

 

 

鳳凰「私もこいしの説得に付き合おう。あいつには言いたい事が山ほどある。」

 

 

タチコマ「鳳凰さん、みんな・・・!!」

 

 

師匠とアリスも手伝う事になり、にとりは家から追い出されずに済んだ事を安心したが、幽香は「にとり、私が育てたキュウリを食べ損ねたわね。」と言ったが、にとりはこれが終わったら食べに行くと言った。

 

 

鳳凰「タチコマ。」

 

 

タチコマ「何?鳳凰さん。」

 

 

鳳凰「さっきも言ったが、私もこいしの説得に付き合う。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

鳳凰「私は諦めないで何度もこいしを説得する。だから、お前も諦めるな!!」

 

 

タチコマ「わかったよ。鳳凰さん。」

 

 

鳳凰「タチコマ、こころ、メディ、小傘、頑張ろうな。」

 

 

タチコマ・こころ達「うん!!」

 

 

鳳凰はタチコマとこころ達に気合を入れた。

 

 

タチコマ(こいしちゃん・・・!!今、君の所へ行くからね・・・!!)

 

 

鳳凰(こいし。私には今仲間がたくさんいる。だから、裏切ってない事を証明するためにタチコマとこころ達と一緒にお前を説得する!!待ってろよ!!)

 

 

鳳凰とタチコマとこころ達はこいしの説得する全員決意をした。

 

 

                             番外編第3話終わり

                             番外編第4話に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




~8月5日お知らせ~

すいません明日出します。もし出さなかったらお休みします。

~8月6日お知らせ~

やっぱり、今週は休みます。誠に申し訳ありません。


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鳳凰 ちょっと昔を語る

どうも、土方です。最近暑い日が続きますが、水分をこまめに取ってください。それではどうぞ。


鳳凰は小休憩中、天魔に後は任せたと言い、軍議を出てタチコマの所に向かった。その途中でお腹が痛くなりトイレに向かった。トイレから出る頃には軍議が終わって15分くらい経過してた。

 

 

番外編第4話「鳳凰 ちょっと昔を語る」

 

 

鳳凰はトイレから出て、急いでタチコマの所に向かった。

 

 

鳳凰「くそ。トイレに15分くらい居てしまった。急いで向かわないと・・・。」

 

 

一方その頃、ちょうど幽香が八雲藍の策の内容を言おうしてる所だった。

 

 

幽香「では・・・。」

 

 

鳳凰「すまん、遅れた。」

 

 

そこには、幽香、にとり、アリス、射命丸、勇義、橙、こころ、小傘、メディスン、さとり、タチコマがいた。

 

 

幽香「あら、やっと来たのね。」

 

 

鳳凰「タチコマ達の所に向かう途中、トイレに行きたくなってな。15分もそこに居た。」

 

 

こころ「どうしてトイレに?」

 

 

鳳凰「お腹が痛くなってな。それでトイレに向かったんだ。」

 

 

小傘「まァ、仕方ないよ。お腹が痛くなるのは。」

 

 

タチコマ「鳳凰さん。これから、幽香さんが藍さんの策を言うから、一緒に聞こうよ。」

 

 

鳳凰「わかった。じゃ、続けてくれ。」

 

 

それから、幽香は八雲藍の策を話した。こいしを下山する理由は妖怪の山の中でこいしを討ち倒す手段を使えないらしい。理由は妖怪の山の中は木々があるためである、だから、平原地帯の方が良いとなる。その理由は森の動植物に影響を及ぼす広範囲の無差別攻撃をするからだ。だから、動植物への被害が少なくなる平原地帯にこいしを誘い出す必要がある。確かにこいしが知覚ができない以上、広範囲の無差別攻撃が有効だ。メディの毒ガスの攻撃は有効だが、タチコマが言うには戦車には効かないらしい。

 

 

鳳凰(じゃ、どうやってやるんだ?)

 

 

そして、一番重要になってくるのが、八雲紫が冬眠している。紫が冬眠している間、八雲藍が幻想郷の管理を代行している。そんな時に幻想郷の管理を乱す事案が発生したら、あの狐はどうすると思うと言った。そして、にとりは全力で対処しようとするかなと言った。そして、橙は攻撃を行う際は藍と協力者で攻撃すると言った。どうやら、紫は自分が不在の時に何か大事があったら、紫と交友がある者の手を借りても良いと藍に命じているらしい。

 

 

文「賢者殿の友人となると・・・。」

 

 

勇義「萃香か?」

 

 

鳳凰「確かに紫は萃香さんと交友があるからな。」

 

 

幽香「アイツも手を貸しているでしょうけど、あの鬼の能力は古明地こいしには通用しない。霧化しても触れている事が分からないでしょうからね。」

 

 

にとり「なら、藍は誰の手を借りるつもりなの?」

 

 

幽香「もう一人居るでしょ?八雲紫の友人で最悪最強の無差別攻撃を行える女が。」

 

 

文「まさか・・・!!」

 

 

鳳凰「冥界の主西行寺幽々子か!!!」

 

 

そう、萃香と同じくらい交友が冥界の主西行寺幽々子がいる事を、鳳凰は思い出した。

 

 

勇義「西行寺幽々子・・・!!確かにあの女の能力なら適任だな・・・!!」

 

 

小傘「幽々子って、あの大食らいの人の事だよね・・・?」

 

 

メディ「そんなに最悪最強?」

 

 

幽香「普段の印象からは想像し辛いでしょうけど、貴方達が思っている以上に最悪最強よ。」

 

 

鳳凰「あぁ、そうだ。何せあの女の能力は・・・!!」

 

 

タチコマは西行寺の能力を調べた。そう、あいつは死を操る程度の能力。その言葉通り、相手の状態に関わらずしを与えることが出来る能力。昔、鳳凰は幽々子と一度戦ってる、その時は能力に苦戦したが、鳳凰は次元を操る程度の能力を持っており、引き分けになるまで戦った。ちなみに、幽々子の能力は鳳凰の能力が弱点らしい。

 

 

タチコマ「そんな・・・!!」

 

 

幽香「しかも、あの女が飛ばす反魂蝶は物質を透過する。だから、古明地こいしが戦車の中に居ても有効だわ。」

 

 

アリス「じゃあ、広範囲に反魂蝶を飛ばすと言うの!?」

 

 

にとり「だから、平原か・・・!!森の中で反魂蝶を飛ばせば、森で暮らす動物は勿論の事、周辺の木々も全滅だろうからね・・・!!」

 

 

勇儀「くそ・・・!!最悪の場合、平原地帯でこいしを殺そうとするのを阻止しようと思っていたが・・・!!それも無理そうだな・・・!!」

 

 

鳳凰「八雲藍め!!これじゃ、まるで風見派に宣戦布告するような物だぞ!!」

 

 

だが、ここで問題があった。射命丸は冥界の管理者が現世でそのような行いをしても良いのですかと幽香に質問した。そう普通なら閻魔に咎められるから絶対にしない。だが、攻撃対象がこいしなら、閻魔に咎められる事は恐らく無いと言った。その理由は、こいしがさとりと同様に映姫から地霊殿での怨霊の管理を任されている身だからだ。そう、こいしは彼岸の関係者だからだ。こいしが現世である地上で人間を殺せば、怨霊の管理者に任命した映姫は上司である十王達から責任を問うことになる。そこで、同じ彼岸の関係者である西行寺幽々子が蛮行を止めると言う名目でこいしを殺せば、閻魔に恩を売る事になる。そうなれば、映姫は現世での西行寺幽々子の行動を黙認する事になる。

 

 

勇義「あの女狐め・・・!!そこまで計算尽くか・・・!!」

 

 

鳳凰「八雲藍め・・・!!会った時はぶっ倒してやる!!!」

 

 

幽香「本当、嫌な女よね。」

 

 

橙「・・・・・。」

 

 

幽香「橙、私の回答はどうだったかしら?」

 

 

橙「私から答える事は何もありません・・・。」

 

 

鳳凰「その様子だと、正解のようだな。」

 

 

幽香「満点の様ね。まあ、満点だからと言って良い気分にはなれないけど・・・。」

 

 

鳳凰「くそ、最悪だ。」

 

 

こころ「じゃあ、古明地こいしが平原地帯に出てしまったら・・・。」

 

 

幽香「終わりよ。私達には助けられなくなる。」

 

 

小傘「そんな・・・。」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん、大丈夫だよ。こいしちゃんが妖怪の山を下りる前に助ければ良い。」

 

 

さとり「タチコマ・・・。」

 

 

鳳凰「そうだぞ、さとり。タチコマが大丈夫て言ってるて事は大丈夫なんだよ。」

 

 

さとり「鳳凰・・・。」

 

 

タチコマ「みんな、聞いて。まずは僕とさとりさんの二人でこいしちゃんを説得しようと思う。」

 

 

鳳凰「最初はタチコマとさとりでこいしの説得をするのか。」

 

 

小傘「わちき達は付いて行っちゃいけないの?」

 

 

タチコマ「こいしちゃんは相手の心を読む事が嫌なんだ。だから、こいしちゃんの大切な家族であるさとりさんと心が無い僕なら平気だと思うんだよ。」

 

 

鳳凰「今のこいしは心を読むのが嫌がってるからな・・・。今は仕方ないか・・・。」

 

 

幽香「私達が下手に接触すれば、攻撃されてるのは目に見えてる。その現状を考えれば、妥当な提案ね。」

 

 

勇義「じゃあ、まずはそれで行くか。」

 

 

アリス「取りあえず、さっき言っていた廃村に移動しましょう。」

 

 

文「では、私はこれで。皆さんの健闘を祈ります。」

 

 

タチコマ「良し!!みんな、行こう!!」

 

 

鳳凰とタチコマ達は先に行った。後ろで幽香と橙が話て言ったが、鳳凰は普通の会話だろうと思った。

 

 

鳳凰「ところで廃村てどうゆうことだ?」

 

 

こころ「あっ、そうか。鳳凰はその時トイレに居たから、わからないのね。」

 

 

小傘「もし、幽香さんがこいしを見つけたら、直ぐにそこへ向える様に此処から移動して、そこの廃村を拠点にするの。」

 

 

鳳凰「なるほど、ここからだと見つけても遠すぎる。だから、廃村に・・・ん、ちょっと待てどこの廃村だ。」

 

 

メディ「さっき、天狗から地図をもらったの。」

 

 

タチコマ「ちょっと待ってね。今から鳳凰さんにも見せるから。」

 

 

タチコマは廃村の地図を鳳凰に見せた。

 

 

鳳凰「どれどれ・・・ん!?まさかここは!?」

 

 

タチコマ「どうしたの?」

 

 

鳳凰「ここは確か哨戒の白狼天狗が偶に休憩で使ってる所だったよな。」

 

 

タチコマ「あれ、鳳凰さん知ってたの?」

 

 

鳳凰「私が小さい頃、椛と一緒にそこで遊んだ記憶があるんだ。だから、覚えてるんだよ。」

 

 

にとり「そういえば、昔、椛が鳳凰様と一緒に遊んでたて言ってたけど、まさかここだったとは・・・。」

 

 

タチコマ「鳳凰さんは妖怪の山の勢力から愛されてるんだね。」

 

 

鳳凰「まぁ、そうだな・・・。」照れ照れ

 

 

こころ達・アリス・勇義(あっ、今照れた。)

 

 

そう言いながら、鳳凰とタチコマ達は廃村に移動する事になった。

 

                              特別編第4話終わり

                              特別編第5話に続く

 

 

 




~お知らせ8月11日~

すいません。今回は予約投稿しないで、そのまま完成しないで投稿してしまいました。金曜日には完成するのでそれまで待ってください。本当にすいません。

~お知らせ8月12日~

やっと、完成しました。

~お知らせ8月19日~

すいません。今週は忙しいので明日出します。本当にすいません。



~お知らせ8月20日~

すいません。今日も忙しかったので明日絶対に出します。本当に申し訳ありません。


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タチコマに思いを託す

どうも、土方です。皆さん蚊には気をつけましょう。それではどうぞ。

8月21日お知らせ

今週は番外編だけ出します。特別長編は今週はお休みします。すいません。


鳳凰達とタチコマは廃墟にたどり着いた。着いた頃には日暮れになってた。

 

 

勇義「日が暮れ始めた。そろそろ、天狗が動き始める時間だな。」

 

 

鳳凰「それにしても綺麗な日暮れだな。」

 

 

タチコマ「幽香さん、お願いするよ。」

 

 

鳳凰「幽香、頼むぜ。」

 

 

幽香「さて・・・、あの娘が天狗の策に騙されて動いてくれば良いけど・・・。」

 

 

鳳凰「あいつらはだいじょぶだ。私が保障する。」

 

 

幽香「・・・・・!!」

 

 

番外編第5話「タチコマに思いを託す」

 

 

それから、だいぶ待った。

 

 

幽香「・・・・・。」

 

 

小傘「見つかるかな・・・?」

 

 

こころ「今は幽香さんを信じましょう・・・。」

 

 

鳳凰「大丈夫だ。幽香がそんなヘマはしないだろう。」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん・・・。」

 

 

さとり「大丈夫・・・。私は大丈夫だから・・・。」

 

 

鳳凰(さとりの奴・・・。心の中は大丈夫じゃねえな。)

 

 

橙「・・・・・。勇義さん、鳳凰さん、此処をお任せしても良いですか?」

 

 

勇義「構わんが、自分の主に連絡か?」

 

 

鳳凰「おそらく、定期連絡ですね。」

 

 

橙「そんな所です。にとりさん、戦車の事について報告したいので一緒に来て頂けますか?」

 

 

にとり「ん?別に良いけど・・・。」

 

 

橙「では、あちらへ。」

 

 

橙とにとりは連絡するため、別の所に行った。

 

 

勇義「・・・・・。」

 

 

鳳凰「わざわざ、にとりまで連れて行くとは、何か考えてるな。」

 

 

アリス「しかし、こうして待っているだけだと、本当に上手く行っているのか心配になるわね。」

 

 

メディ「人形使いは疑い深い嫌な奴だわ。」

 

 

アリス「えっ!?だって、普通はそうじゃないの!?」

 

 

鳳凰「いや、普通は心配するよ・・・。」

 

 

勇義「まあ、気持ちは分からんでもないが、今は信じて待つしかあるまい。」

 

 

鳳凰「まあ、なるようになるさ。」

 

 

アリス「そうね・・・。」

 

 

幽香「見つけたわ。」

 

 

タチコマ「本当に!?こいしちゃんはどの辺りに居るの!?」

 

 

鳳凰「やっと、見つかったか。」

 

 

幽香「地図をちょうだい。」

 

 

アリス「はい、これよ。」

 

 

幽香「私達が居るのが此処だから・・・。恐らく、この辺りね。」

 

 

勇義「山を下りるまでには、まだ余裕があるな。」

 

 

鳳凰「後は時間との勝負です。山から下りれば藍の勢力が待ち構えていますから。」

 

 

幽香「タチコマ、後は貴方がこの辺りまで行って、自分で探すしかないわ。」

 

 

タチコマ「うん、分かっているよ。」

 

 

鳳凰「タチコマ。やっぱり私も行けれないんだな。」

 

 

タチコマ「ごめんね鳳凰さん。鳳凰さんも一緒に説得する予定だったけど・・・。今のこいしちゃんは心を読むのが嫌がってるから・・・。」

 

 

鳳凰「じゃあ、これだけ伝言頼むわ。お前は色んな奴らから嫌われていた。だから、私は忌み嫌われた妖怪達の差別を無くすために妖怪の山の裏の指導者に居る。だから、戻ってこいばかこいし。」

 

 

タチコマ「わかったよ。」

 

 

勇義「さとり、こいしの事だからお前には攻撃しないと思うが・・・。」

 

 

さとり「気を付けろと言う事ですね。それは分かっています。」

 

 

鳳凰「今のこいしは狂気じみている。気を付けろよ。」

 

 

さとり「わかってるわ。」

 

 

幽香「タチコマ、万が一の時は直ぐに駆けつけから、助けを求める時はにとりの端末に連絡しなさい。」

 

 

タチコマ「幽香さん、僕の代わりにそうならない事を祈っていて。」

 

 

幽香「ごめんなさいね。私、何かに祈るのは嫌いなの。」

 

 

タチコマ「そうなんだ。」

 

 

幽香「だから、自らの力でそうならない様にしなさい。」

 

 

鳳凰「祈るよりも、そうした方がいいな。」

 

 

タチコマ「うん、そうするよ。」

 

 

メディ「タチコマ、頑張ってね・・・。」

 

 

小傘「わちき達、一緒に行けないけど応援しているから・・・。」

 

 

タチコマ「二人とも、ありがとう。」

 

 

鳳凰「タチコマ、頼んだぞ。」

 

 

タチコマ「うん、任せて。」

 

 

こころ「さとりさん、タチコマの事をよろしくお願いします。」

 

 

鳳凰「さとり、気を付けろよ。」

 

 

さとり「ええ・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん、僕のポッドの中に乗って。ここなら、安全だから。」

 

 

さとり「分かったわ。」

 

 

さとりはタチコマのポッドの中に入っていた。

 

 

タチコマ「それじゃあ、行ってくるよ。」

 

 

タチコマとさとりはこいしを説得しに行った。

 

 

鳳凰・幽香「・・・・・。」

 

 

アリス「本当に大丈夫かしら・・・?」

 

 

幽香「今はあの二人を信じるしかないわ・・・。」

 

 

それから、橙とにとりが戻ってきた。

 

 

勇義「お前等、やっと来たか。タチコマとさとりは行っちまったぞ。」

 

 

橙「そうですか・・・。」

 

 

にとり「橙、さっきの話を・・・。」

 

 

橙「皆さん、お話したい事があります。」

 

 

勇義「何だ?改まって。」

 

 

鳳凰「これは何かありそうだな・・・。」

 

 

橙「今から、タチコマさんとさとりさんの説得が失敗した時に備えて、作戦を二つ話しておきたいんです。」

 

 

小傘「そんな!!タチコマの説得が失敗すると思ってるの!?」

 

 

こころ「小傘、落ち着いて。あくまで失敗した時に備えての話よ。」

 

 

メディ「でも、良い気分にはならないわ。」

 

 

鳳凰「だが、もしもの事を考えれば、備えた方がいいな。」

 

 

橙「不満なのは分かります。ですが、失敗してから考えていては時間が無くなってしまいます。」

 

 

勇義「作戦を立てるのは構わんが、八雲の側に居るお前が本当にあたし達を手伝っても良いのか?」

 

 

橙「・・・・・。」

 

 

幽香「狐から結果さえ出せば、何をしても構わないと言われているそうよ。だから、結果として戦車を止める事が出来れば問題無いみたい。」

 

 

勇義「戦車さえ止められれば、こいしの生死は問わないか。まあ、手伝ってくれるなら何でも良い。」

 

 

鳳凰「やれやれ。八雲の所は優しいのか、優しくないのか分からんな。」

 

 

アリス「でも、何で二人が説得に向かう前に話さなかったの?タチコマ達も知っておいた方が良いと思うのだけど・・・。」

 

 

橙「二人に話さなかったのは説得の妨げになる可能性が高いからです。」

 

 

アリス「えっ?」

 

 

幽香「タチコマは兎も角、古明地さとりに今の話をすると妹に心を読まれて作戦の事が知られるわ。」

 

 

鳳凰「そうだな。さとりの能力は心を読む事だから、もしさとりが聞いて、こいしに読まれたら作戦が失敗になる。」

 

 

幽香「大体、今から説得をしようとしている奴が、説得が失敗した後の作戦を考えていてはマズいでしょ。」

 

 

鳳凰「確かに、そんな事してたらこいしは簡単に山から下りてしまう。」

 

 

アリス「言われてみればそうね・・・。」

 

 

橙「では、今から二つ目の作戦を皆さんに話しておきます。」

 

 

こころ「二つ目?一つ目は話さないの?」

 

 

橙「一つ目の作戦はその性質上、作戦内容を知る者を最小限にしたいので、全員に話すのは控えさせてもらいます。」

 

 

勇義「それは分かったが、その一つ目の作戦とやらはお前一人でやるつもりなのか?」

 

 

橙「いえ、作戦を行うのは私とにとりさん・・・。そして、幽香さんの3人です。」

 

 

鳳凰「そうか。だから橙はにとりを連れて行ったんだな。」

 

 

幽香「それが、さっき2人でひそひそ話していた内容かしら?」

 

 

にとり「まあね。幽香にはかなり重要な事をしてもらう予定だから。」

 

 

幽香「やれやれ・・・。これは何をさせられるのか楽しみね・・・。」

 

 

勇義「一つ目の作戦をお前達3人でやるのは分かった。取りあえず、二つ目の作戦ってやつをあたし達に話してみろ。」

 

 

鳳凰「なるべく、刺激的な奴を頼む。」

 

 

橙「刺激的なのかわかりませんが、二つ目の作戦をお話します。皆さん、しっかり聞いて下さい。」

 

 

鳳凰達とアリスと勇義は橙の二つ目の作戦を聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

それから、話を聞いた後・・・。

 

 

小傘「八雲勢力て最低。何で人の気持ちを考えないの!?」

 

 

鳳凰「小傘落ち着け。失敗した後のプランは考えたほうが良い。それなりに需要があるから。それとこいしは妖怪だから、妖怪の気持ちだぞ。」

 

 

こころ「そういう鳳凰は、タチコマを信じないの。」

 

 

鳳凰「信じるさ。だが、何かあったら大変だろ。それにタチコマに思いを託したしな。」

 

 

メディ「鳳凰の思い?」

 

 

鳳凰「こいしは他人の心を読むのを逃げてる。だから、友達をたくさん作った方がいいと私は思っている。私も同じように逃げないで、仲間をたくさん増やしてきたからな。」

 

 

こころ「確かに、こいしは友達をたくさん作った方良いと思う。」

 

 

鳳凰「まあ、そんなところだ。それより、橙の二つ目の作戦を成功させよう。」

 

 

鳳凰達は橙が言っていた二つ目の作戦をやることになった。

 

 

 

                              番外編第5話終わり

                              番外編第6話に続く



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最後の作戦へ

どうも、土方です。物語も終盤になりました。それではどうぞ。


ここは妖怪の山の森の中。現在、鳳凰達は二つ目の作戦に備えて待機している。

 

 

番外編第7話「最後の作戦へ」

 

 

小傘「タチコマ、大丈夫かな・・・。」

 

 

こころ「今は説得が成功するのを祈りましょう。」

 

 

メディ「・・・・・。」

 

 

勇義「なあ、鳳凰。お前の次元の力でタチコマとさとりの説得がどうなっているか。調べられないか。」

 

 

鳳凰「待ってください。今、タチコマとさとりの様子を調べているので。」

 

 

アリス「それと、橙と幽香とにとりの作戦がどうなっているか調べてくれないかしら。」

 

 

鳳凰「分かった。」

 

 

それから、鳳凰はその二つの結果を調べた。結果は・・・

 

 

鳳凰「・・・・・。」

 

 

こころ「どうしたの鳳凰?」

 

 

鳳凰「悪い知らせがある。こいしの説得は失敗した。」

 

 

小傘「そんな・・・!!」

 

 

メディ「やっぱりダメだったのね・・・。」

 

 

勇義「・・・・・。」

 

 

アリス「ところで、もう一つの方は?」

 

 

鳳凰「それも失敗した。こいしの奴、幽香が操った花を読みやがった。」

 

 

勇義「なるほど。花も使って戦車の足を狙おうとしたのか。」

 

 

こころ「そうなると・・・。」

 

 

その時、信号弾の見たいな物が空に上がった。

 

 

アリス「やっぱり、二つ目の作戦が入るのね。」

 

 

二つ目の作戦の内容は、必然的に戦車へ接近して止める方法になる。やるのはタチコマとメディスンと鳳凰とアリスとアリスの上海人形。他の皆はメディスンとアリスの上海人形の目となり、戦車がはっきり見えなくても大体の位置が分かるのなら、此方の弾幕を敵の方向に撃つ事になる。ハッチについては、タチコマに開けさせるらしい。永琳も協力してもらう事になった。だが、それはあまりにも無謀すぎると幽香が言った。だが、アリスが考えた策も加わった。これで、作戦の内容が向上したとは言え、成功確率30%しかない。だが、それでもやるしかない。

 

 

鳳凰「私は次元の力でタチコマとさとりの所に行く。師匠達は先に幽香達と合流し、後から来てください。」

 

 

勇義「わかった。必ず後から来る。」

 

 

 

 

 

 

その頃タチコマとさとりはこいしの説得が失敗し、二人とも落ちこんでいた。

 

 

タチコマ「こいしちゃん・・・。」

 

 

すると、鳳凰が来た。

 

 

鳳凰「タチコマ、さとり、無事か。」

 

 

タチコマ「あれ、鳳凰さん。ここまでどうやって来たの?」

 

 

鳳凰「私の能力は次元を操る程度の能力。お前らを探すのは朝めし前だよ。」

 

 

タチコマ「そうなんだ・・・。」

 

 

鳳凰「タチコマ。私の伝言は伝えたか。こいしに。」

 

 

タチコマ「伝えたけど、全然ダメだった・・・。」

 

 

鳳凰「そうか・・・。」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

鳳凰はさとりの様子を見た。後悔して落ちこんでいるらしい。鳳凰も次元の力で調べた。どうやら、こいしは姉にを怨んでいたらしく、それでさとりはショックを受けたらしい。

 

 

タチコマ「さとりさん・・・、大丈夫・・・?」

 

 

鳳凰「さとり、大丈夫か。」

 

 

さとり「私の・・・私の所為だった・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん・・・。」

 

 

鳳凰「さとり・・・。」

 

 

さとり「こいしが一番苦しんでいる時に何もしてあげなかった・・・。だから、こんな事に・・・。私は・・・。私は・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん、しっかりしてよ!!」

 

 

鳳凰「おい、さとりしっかりしろ!!」

 

 

さとり「タチコマ・・・。鳳凰・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさんまで心を閉ざしちゃったら、誰がこいしちゃんを守ってあげられるんだよ!?」

 

 

さとり「でも、私の所為でこいしの心は壊れてしまったのよ・・・。そんな私にこいしを守る資格なんて無い・・・。」

 

 

タチコマ「そんな事はないよ!!!さとりさんはこいしちゃんが心を閉ざしてから、ずっと守ってきたじゃないか!!!」

 

 

鳳凰(そういえば、どうやってこいしを守ってきたんだ?)

 

 

さとり「・・・・・。それは罪悪感からそうしていただけよ・・・。本当はこいしを守りたくて守っていた訳じゃ無かった・・・。」

 

 

鳳凰「なん・・だと・・!!」

 

 

タチコマ「・・・・・。じゃあ、こいしちゃんが死んじゃっても良いの!?」

 

 

さとり「・・・・・。それであの子が幸せになれるなら・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん!!そんな事を言わないでよ!!!」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

鳳凰「けっ、それが地霊殿の主が言う言葉かよ。」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

鳳凰はさとりに近づき胸ぐらを掴んだ。

 

 

タチコマ「鳳凰さん!!」

 

 

鳳凰「タチコマ。お前は黙ってろ。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

鳳凰「さとり。お前の心はそんなもんか!!お前の心はそんなに脆いのか!!諦めない心は無いのか!!」

 

 

さとり「あなたにもそんな言える資格があるんですか!!」

 

 

鳳凰「なっ・・・!!」

 

 

さとり「こいしは言ってました。鳳凰は私達を裏切ったと!!」

 

 

鳳凰「・・・・・!!」

 

 

さとり「こいしはあなたの事を気に入ってました。だけど、あなたは地上に行き、妖怪の山の裏の指導者になった。こいしはあなたの事も怨んでいるんですよ。」

 

 

鳳凰「それは、地上の妖怪と地底の妖怪の差別を無くす為で・・・。」

 

 

さとり「それは分かっています。でも、こいしはそれをわかって無かった。」

 

 

鳳凰「・・・・・。」

 

 

さとり「すいません。考えてみれば私も言えない立場でした。ごめんなさい・・・。」

 

 

鳳凰「いや、こっちこそすまねぇ・・・。」

 

 

鳳凰・さとり「・・・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。さとりさん、鳳凰さん、聞いて。」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

タチコマ「僕の中には心もゴーストも無い。何も無い空っぽなんだ。それでも、さとりさんがこいしちゃんの事を大切にしてきた事は僕に伝わった。心もゴーストも無いこんな空っぽの僕に。」

 

 

さとり「タチコマ・・・。」

 

 

タチコマ「そして、鳳凰さんの理想もさとりさんと同じように僕にもわかる。」

 

 

鳳凰「タチコマ、お前・・・。」

 

 

タチコマ「こんな僕に伝わったのなら、心もゴーストもあるこいしちゃんにも、さとりさんや鳳凰さんの気持ちは絶対に伝わるさ。」

 

 

さとり「でも、こいしは私や鳳凰の事を怨んでいる・・・。そんな状態で私や鳳凰の気持ちは本当に伝わるの・・・?」

 

 

タチコマ「さとりさん、こいしちゃんは怨みだけじゃなくて、さとりさんや鳳凰さんに感謝もしていると思うんだ。」

 

 

さとり・鳳凰「えっ・・・?」

 

 

タチコマ「だって、こいしちゃんは心を閉ざしてからも、さとりさんとずっと一緒に居たんでしょ?もしも、こいしちゃんがさとりさんの事を本当に怨んでいたのなら、さとりさんの下から去っていたと思うんだ。」

 

 

鳳凰「確かにこいしはさとりと一緒に居たな。」

 

 

さとり「それはこいしが心を閉ざしていたから、怨みを忘れていただけで・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん、僕はこいしちゃんの心の全てが閉ざされていた訳じゃなかったと思っているんだ。」

 

 

さとり「・・・・・。どうして、そう思うの・・・?」

 

 

タチコマ「それはこいしちゃんが歌を歌っていたからさ。」

 

 

さとり「歌・・・?」

 

 

鳳凰「それはどういうことだ?」

 

 

タチコマが言うには、歌は自分の感情を伝える事が最大の目的。そして、音楽は頭で考えるのではなく、心で感じる物。そうこいしは歌を歌う事で他のみんなの心に自分の感情を伝えようとしていた事になる。それに感情は心から生まれる物だ。さとりもこいしの歌を何回も聞いたことがある。こいしは心を閉ざし、独りになる事で自分を守っていた。だが、本当は誰かと繋がっていたかった。

 

 

さとり「こいし・・・!!」

 

 

鳳凰「フっ・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん、確かにこいしちゃんはさとりさんが守ってくれなかった事を怨んでいるかもしれない。でも、二人がずっと一緒に居て幸せだったのも本当なんだ。だから、さとりさんの気持ちはこいしちゃんに伝わるよ。」

 

 

さとり「・・・・・。私・・・まだ間に合うかな・・・?」

 

 

鳳凰「当たり前だ。まだ間に合う。」

 

 

タチコマ「まだ間に合う。いや、間に合わせるんだ。」

 

 

さとり「タチコマ、鳳凰・・・。」

 

 

タチコマ「その為に僕は此処に居る。そうでしょ、みんな。」

 

 

鳳凰「やれやれ、やっと来たか。」

 

 

そして、幽香や橙、にとり、アリス、勇義、こころ、小傘、メディスンが来た。

 

 

さとり「皆さん・・・!!」

 

 

橙「お二人共、まだ諦めていませんね?」

 

 

タチコマ「勿論だよ!!」

 

 

鳳凰「私は昔から諦めが悪いもんでね!」

 

 

橙「では、最後の作戦を行います。」

 

 

鳳凰・タチコマ「戦の始まりだーーー!!」

 

 

鳳凰とタチコマ達は最後の作戦に挑む。

 

 

                              番外編第6話終わり

                              番外編第7話に続く 

 



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鳳凰の怒りとタチコマのダウン

どうも、土方です。それではどうぞ。


鳳凰とタチコマ達は最後の作戦を開始し、こいしの戦車を追った。

 

 

番外編第7話「鳳凰の怒りとタチコマのダウン」

 

 

橙はタチコマに作戦の説明した。まず、タチコマはこいしが乗っている戦車のハッチをハッキングさせ開けてこいしを引きずりおろす事。勿論、永琳もハッキングに協力してもらう。そして、タチコマと鳳凰とこころ達はこいしが搭乗している戦車に真っすぐ向かう事。その間に妨害してくる随伴の戦車は残りの人員で引き付ける。まあ、師匠達なら大丈夫だと思うが・・・、それとアリスの力のおかげで、こころや小傘もメディスンと同様、戦車を見えるようになった。そして、私とタチコマとこころ達がこの作戦の成否を決める鍵となる。橙は射命丸にも協力を仰いだ。どうやら、椛の千里眼を使ってこいしを探しているらしい。ちなみに何で私もタチコマとこころ達と一緒に行くのかというと、私には次元の能力がある為、こいしの姿をはっきり見える。そして・・・、

 

 

メディスン「何か見えてきた・・・!!」

 

 

タチコマ「あれは随伴の戦車だ!!!」

 

 

鳳凰「私が見たのと違うな。特に色が。」

 

 

こころ「私にもはっきり見える・・・!!アレが私達の目の前に居たのね・・・!!」

 

 

小傘「あんなに大きいの・・・!?」

 

 

そして、作戦が開始した。作戦通りに随伴しているとこいしが乗っている戦車を分断する作戦が開始した。

 

 

勇義「まずはあたし達の出番だな!!」

 

 

アリス「シャンハイ!!」

 

 

勇義「おらぁぁぁ!!」

 

 

バキ

 

 

タチコマ「木を折った!?」

 

 

アリス「星熊勇義!!12時方向よ!!」

 

 

勇義「でやあああぁぁぁぁ!!!」

 

 

師匠は折った木を戦車に投げた。そして、戦車もそれを反応し、撃って来た。

 

 

勇義「撃ってきたな!!」

 

 

タチコマ「勇義さん!!アリスさん!!」

 

 

アリス「行きなさい!!この戦車は私達2人で引き付けるわ!!!」

 

 

勇義「タチコマ!!さとり!!鳳凰!!こいしを頼んだぞ!!!」

 

 

タチコマ「うん!!!」

 

 

さとり「はい!!!」

 

 

鳳凰「はい!!!師匠とアリスも気をつけてください!!」

 

 

鳳凰とタチコマ達は先に行った。

 

 

 

 

 

 

 

橙「これで戦車2両を引き離しました・・・!!あと、もう2両を引き離せれば・・・!!」

 

 

さとり「勇義さん・・・。」」

 

 

鳳凰「安心しろ。師匠はあの戦車にやられるはずがない。」

 

 

幽香「ったく、あの鬼め・・・!!木を折って投げるなんて野蛮にも程があるわ・・・!!」

 

 

にとり「幽香、今はそこに怒っている場合じゃないよ。」

 

 

こころ「見えた!!残りの戦車よ!!」

 

 

タチコマ「奥にこいしちゃんの戦車も居る!!!」

 

 

にとり「タチコマ!!随伴する戦車の位置を教えてくれ!!」

 

 

タチコマ「この向きから、1時と11時方向に1両ずつ!!」

 

 

そして、にとりと幽香と橙が戦車に攻撃した。そして、2両の戦車を抜けた。

 

 

さとり「抜けた!!!」

 

 

幽香「にとり!!行くわよ!!!」

 

 

にとり「うん!!!」

 

 

タチコマ「幽香さん!!にとりさん!!」

 

 

橙「タチコマさん、私達3人は残りの戦車を引き付けます!!皆さんはこのまま古明地こいしさんの戦車を追って下さい!!」

 

 

タチコマ「橙さん・・・!!」

 

 

橙「今ここで彼女を止められるのは貴方達だけです!!タチコマさん、幸運を祈ります!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

さとり・鳳凰「タチコマ・・・!!」

 

 

タチコマ「みんな、行こう!!僕達でこいしちゃんを止めるんだ!!!」

 

 

鳳凰とさとりとタチコマ達は先に行った。

 

 

 

 

 

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

こころ「アレが古明地こいしが乗っている戦車・・・!!」

 

 

さとり「こいし・・・!!」

 

 

タチコマ「さとりさん、危険だからポッドの中に入ってて・・・!!」

 

 

さとり「ええ・・・!!」

 

 

さとりはポッドの中に入り、タチコマと鳳凰とこころ達がこいしの戦車に近づいた。

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!止まるんだ!!!それ以上、進んじゃいけない!!!」

 

 

鳳凰「止まるんだ!!!これ以上やったら、地上の妖怪と地底の妖怪の関係が悪化するぞ!!!」

 

 

小傘「駄目!!全然止まりそうにないよ!!」

 

 

タチコマ「みんな!!戦車の足を狙って攻撃するんだ!!!」

 

 

小傘「いっけぇぇぇぇ!!!」

 

 

メディスン「うん!!」

 

 

鳳凰「次符「次元弾」」

 

 

鳳凰とこころ達は戦車の足を攻撃した。しかし、やはり避けられた。

 

 

こころ「避ける・・・!!やはり、私達の心を・・・!!」

 

 

こいし「私を止める為にわざわざ無意識でも見える様にするとはね!!!」

 

 

メディ「戦車から声が・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!僕は君を止める!!!例え、君がそれを望んでいなくとも!!!」

 

 

こいし「あはははっ!!そんな小さな体でこの戦車を止められるかしら!?」

 

 

鳳凰「本当にお前はバカだな。こいし。」

 

 

こいし「何!?」

 

 

鳳凰「お前は自ら死にに行こうとしている。それはただバカがやる事だ。」

 

 

こいし「あはははっ!!昔からアンタは諦めないバカね。それが気に入らないのよ!!地上の妖怪と地底の妖怪が和平するなんて無理な話だよ!!だから、バカなのよ。」

 

 

その時、鳳凰がプツンと切れた。

 

 

鳳凰「次符!!次元波!!」

 

 

鳳凰が次元刀を抜き、技を放ったが、こいしはそれを避けた。そして、こいしは思い出した。鳳凰はバカって言われるとマジ切れ状態になる事を。

 

 

鳳凰「お前私の事をバカといったな!!お前は分かっちゃいねぇ!!何のために霊夢は地底の異変の時に地底の妖怪を許したのか!!それは何れか地上の妖怪と地底の妖怪が仲良くする為だ!!それを分からねぇお前は大馬鹿者だ!!!和平も必ず来る!!」

 

 

こいしは思った。こいつは殺さなきゃダメだと。

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

こころ「古明地こいし、私達を舐めるんじゃないわよ・・・!!」

 

 

小傘「どんなにその戦車が大きくて強くても・・・!!」

 

 

メディ「私達は負けないわ!!」

 

 

鳳凰「こいし!!必ずお前を止める!!!」

 

 

こいし「強がって!!お前達の心の中は恐怖と不安で一杯よ!!!」

 

 

小傘「・・・・・!!」

 

 

こころ「古明地こいし、それは貴方もでしょ・・・!?」

 

 

こいし「・・・・・!!」

 

 

こころ「恐れや不安は生き物が必ず持ち合わせる感情の一つ・・・!!でも、それに向き合ってこそ、私たちは前に進めるのよ・・・!!だからこそ、それから逃げようとする貴方に私達は負けないわ!!!」

 

 

タチコマ「こころちゃん・・・!!」

 

 

鳳凰「ふっ、言うじゃねーか。」

 

 

こいし「戯言を!!心を読める私にお前達の攻撃が通じると思うな!!!」

 

 

こころ「だったら、読んでみなさい・・・!!66の仮面からなる私の心を・・・!!!」

 

 

こいし「これは・・・!?心が複数ある・・・!?」

 

 

こころ「貴方の覚り能力、私の66の心で封じてみせる!!!」

 

 

メディ「こころ、違うよ。」

 

 

鳳凰「ああ、そうだ。」

 

 

小傘「わちきとメディスンと鳳凰、3人も合わせた69の心でだよ!!!」

 

 

こころ「ええ!!」

 

 

こいし「心がちゃんと読めない・・・!!小賢しい真似を・・・!!」

 

 

そして、こいしは弾を撃ってきた。

 

 

タチコマ「・・・・・!!!」

 

 

小傘「メディ!!」

 

 

メディ「はあぁぁぁぁ!!!」

 

 

メディスンは煙を出した。

 

 

こいし「そんな煙だけ見えなくしても、この戦車の目からは逃れられないわ!!!えっ!?熱で感知できない!?」

 

 

タチコマ「この煙、熱を持っている・・・!!主な成分は水蒸気とベンゾキノン・・・!!」

 

 

メディ「アイツもタチコマと同じ様に熱で私達が見えるんでしょ?だから、ヘッピリムシのオナラの真似をしたの。」

 

 

タチコマ「成る程!!過酸化水素とヒドロキノンの反応か!!」

 

 

鳳凰「危なかった。この時の為に、次元で作ったガスマスクがあってよかった!!」

 

 

こころ「いつの間に・・・。」

 

 

こいし「煙で隠れようが!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

こころ「タチコマ、古明地こいしは私達の姿が見えていない・・・!!この隙に貴方は戦車に取り付いて・・・!!」

 

 

さとり「皆さん・・・!!」

 

 

タチコマ「分かった・・・!!みんな、気を付けて・・・!!」

 

 

鳳凰「幸運を・・・。」

 

 

タチコマは姿を消した。

 

 

こいし「このぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

こいしは再び撃ってきた。

 

 

こころ「小傘!!!」

 

 

小傘「雨符!!雨夜の怪談!!!」

 

 

小傘はスペルカードを発動し、攻撃した。

 

 

こいし「そんな攻撃は効かないのよ!!!」

 

 

こいしは爆薬を撃ってきた。

 

 

こいし「タチコマが居ない!!何処に!?」

 

 

タチコマは戦車の上に乗った。

 

 

こいし「この音!!まさか、戦車の上!?」

 

 

さとり「タチコマ!!!」

 

 

タチコマ「このぉぉぉぉぉ!!!このまま、端末ハッチの軸部分を撃ち抜ければ!!!」

 

 

タチコマは戦車の入り口の所を撃った。

 

 

こいし「止めろ!!私の戦車から離れろ!!!」

 

 

こいしはタチコマを戦車から落とさせようとする。

 

 

タチコマ「くっ・・・!!!」

 

 

こいし「私の邪魔をするなぁぁぁぁ!!!」

 

 

その時、アームスーツていう機械が来た。

 

 

タチコマ「陸自のアームスーツ!?AI統制システムか!!!」

 

 

アームスーツは攻撃しようとしてきた。

 

 

タチコマ「くそっ!!!」

 

 

タチコマはアームスーツを攻撃した。

 

 

小傘「タチコマ、後ろ!!!」

 

 

後ろから、アームスーツが来た。

 

 

タチコマ「・・・・・!!くっ・・・!!」

 

 

また、アームスーツが攻撃してきた。しかも2体!!

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

鳳凰「ここは私に任せろ!!次符!!次元拳!!」

 

 

鳳凰はアームスーツを上空に吹っ飛ばし、そのまま上空で爆破した。

 

 

鳳凰「よし!!一体撃破!!」

 

 

こころ「メディスン!!合わせて!!!」

 

 

メディ「霧符!!ガシングガーデン!!!」

 

 

こころ「喜符!!昂揚の神楽獅子!!!」

 

 

そして、ガス爆発が起こった。

 

 

こいし「ガス爆発!?」

 

 

さとり「こいし!!こんな事はもう止めなさい!!!」

 

 

こいし「お姉ちゃん!!私の事なんか放って置いて!!!何もしてくれなかった昔の様に!!!」

 

 

さとり「・・・・・!!」

 

 

鳳凰「こいし!!止めるんだ!!これ以上やったらお前は誰からも嫌われるぞ!!!」

 

 

こいし「黙れ!!お前は私達を裏切ったくせに!!!」

 

 

鳳凰「・・・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!君だけが傷付いていた訳じゃない!!!さとりさんだって傷付いていたんだぞ!!!それに、鳳凰さんは裏切ってない!!地上と地底の和平のために妖怪の山の裏の指導者になったんだよ!!!」

 

 

こいし「そんな事!!ただの言い訳よ!!!」

 

 

こいしはまた撃ってきた。

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

タチコマは避けた。

 

 

こころ「はあぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

こころは戦車に攻撃した。

 

 

こいし「・・・・・!?」

 

 

こころ「悲劇のヒロイン気取りのつもり!?この三人が貴方の事をどれだけ心配しているか分かっていないでしょ!?」

 

 

こいし「私の事を知った風に!!!」

 

 

こいしは爆弾を撃ってきた。

 

 

こころ「・・・・・!!」

 

 

小傘「もう止めて!!このまま、山を下りたら死んじゃうんだよ!!!タチコマにもう会えなくなっちゃうんだよ!!!」

 

 

こいし「タチコマを奪ったお前達が言う事かぁぁぁぁぁ!!」

 

 

こいしはまた撃った。

 

 

メディ「この・・・!!分からずやぁぁぁぁ!!!」

 

 

メディスンはまたガスを放った。

 

 

こいし「腐食ガス・・・!?センサー系が・・・!!」

 

 

タチコマ「さとりさん!!もう一度、行くよ!!!」

 

 

さとり「ええっ!!」

 

 

タチコマは再び戦車に接近し始めた。

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

こいし「タチコマ・・・!!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!!」

 

 

タチコマはこいしの戦車にどんどん近づいて行く。

 

 

こころ「来るなぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

こいしは再び何かを撃った。

 

 

鳳凰「アレはまさか・・・!!」

 

 

タチコマ「アレはまさか・・・!!EMP兵器・・・!?」

 

 

EMP兵器がタチコマに当たった。

 

 

さとり「きゃああああああ!!!」

 

 

タチコマ「ああああああああ!!!!」

 

 

タチコマとタチコマに乗っているさとりに電流が走る。そして・・・。

 

 

ピピピ、ガシャン。

 

 

小傘「ああっ・・・!!」

 

 

こころ「タチコマが・・・!!」

 

 

メディ「タチコマぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

鳳凰「こいしぃぃぃぃぃ!!よくもぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 

タチコマがダウンし、鳳凰が怒り叫んだ。

 

 

                              番外編第七話終わり

                              番外編第八話に続く

 

 



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タチコマの歌と復活

どうも、土方です。次でこの番外編は最終回です。それではどうぞ。


前回のあらすじ:タチコマがEMP兵器によりダウン。

 

 

小傘「ああっ・・・!!」

 

 

こころ「タチコマが・・・!!」

 

 

メディ「タチコマぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

鳳凰「こいしィィィィィ!!よくもぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

小傘「タチコマ!!聞こえてる!?何とか言って!!!返事をして!!!お願いだから!!!」

 

 

鳳凰は次元の力でタチコマを調べた。

 

 

鳳凰「駄目だ!!ショートしている!!!」

 

 

メディ「タチコマ・・・!!タチコマ・・・!!!」

 

 

こいし「ははっ・・・。ははははっ・・・。」

 

 

こいしは喜んで笑った。

 

 

こころ「貴方は・・・!!」

 

 

鳳凰「こいしィィィィ・・・!!」

 

 

鳳凰は鬼みたいに怒り、こころは目が紅くなって怒った。そして、鳳凰は次元刀、こころは薙刀を抜いた。

 

 

こいし「これで後は私が死ぬだけ・・・。アレ・・・?何で涙が・・・?」

 

 

こころ「たああああああ!!!」

 

 

こころはこいしの戦車に攻撃したが・・・

 

 

こいし「無駄だよ・・・。お前の刃でこの戦車は切り裂けない・・・。」

 

 

鳳凰「なら、私の次元刀の刃はどうだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

鳳凰も攻撃したが、こいしは避けた。

 

 

こいし「アナタの刀の刃は賢者並みの力だから、避けるわ。強力すぎるからね・・・。」

 

 

こころ「お前は!!お前はァァァァァ!!!」

 

 

こころは薙刀を滅茶苦茶に振り回し、こいし攻撃した。

 

 

こいし「無駄だと言ってるでしょ!!!」

 

 

こいしは砲撃した。

 

 

こころ「ああっ!!!」

 

 

鳳凰「うわあああ!!!」

 

 

小傘「こころ!!!鳳凰!!!」

 

 

こころ「はぁ・・・はぁ・・・!!!貴様は・・・!!私が・・・!!」

 

 

鳳凰「こいしィィィ・・・!!」

 

 

こいし「良いわ!!私からタチコマを奪ったお前達も逝かせてあげる!!!」

 

 

番外編第8話「タチコマの歌と復活」

 

 

こころ「たああぁぁぁぁ!!!」

 

 

鳳凰「うおらあ。」

 

 

こいし「無駄だって、まだ分からないの!?」

 

 

こいしは戦車のマシンガンを撃ってきた。

 

 

こころ「・・・・・!!!喜符!!昂揚の神楽獅子!!!」

 

 

鳳凰「次符!!火炎次元!!!」

 

 

こいし「あはははっ!!!そんな火じゃ倒せないよ!!!」

 

 

メディ「これでも喰らえェェェェ!!!」

 

 

メディスンは毒ガスを放った。

 

 

鳳凰「やべぇ!!ガスマスクをかぶらなきゃ!!!」スチャ

 

 

こいし「その連携攻撃は知っているのよ!!!バラバラになっちゃえ!!!」

 

 

こいしは再び撃ってきた。

 

 

メディ「まだよ!!」

 

 

鳳凰「メディの言う通りだ!!」

 

 

こころ「接近さえすれば!!!」

 

 

鳳凰とこころとメディスンは戦車に近づこうとした。

 

 

こいし「私には近付けさせない!!!」

 

 

こいしは煙の弾薬を撃った。

 

 

こころ「煙!?」

 

 

メディ「前が・・・!!」

 

 

鳳凰「くそっ!!何も見えねぇ!!!」

 

 

こいし「あはははっ!!!無意識を無力化しても、これじゃあ何も見えないでしょ!?」

 

 

こいしは煙から撃ってきた。

 

 

こころ「くっ!!!」

 

 

メディ・鳳凰「・・・・・!!」

 

 

小傘「こころ!!メディ!!鳳凰!!」

 

 

メディ「小傘!!来ちゃ駄目!!」

 

 

こころ「貴方はタチコマを守って!!!」

 

 

鳳凰「お前が守らなければ誰がタチコマを守るんだ!!!」

 

 

小傘「でも・・・!!」

 

 

メディ「小傘、タチコマを頼んだよ・・・!!」

 

 

鳳凰「頼むぞ!!小傘!!!」

 

 

小傘「メディ・・・!!鳳凰・・・!!」

 

 

こいし「お喋りの暇は無いわよ!!!」

 

 

こいしは再び砲撃した。

 

 

鳳凰「・・・・・!!」

 

 

こころ「・・・・・!!」

 

 

メディ「・・・・・!!」

 

 

鳳凰達は避けた。

 

 

こころ「そこ!!!」

 

 

メディ「たあああああ!!!」

 

 

鳳凰「うりゃああああああ!!!」

 

 

こいし「どこを狙っている!?」

 

 

攻撃したが、こいしの戦車は避けながら攻撃してきた。

 

 

こころ「くそっ!!!」

 

 

メディ「もっと近づけば!!!」

 

 

こころ「メディスン!!!」

 

 

鳳凰「メディ!!!」

 

 

メディ「酸符!!アシッドブラスト!!!」

 

 

メディスンはスペルカードを宣言し攻撃をした。

 

 

こいし「無駄よ!!この戦車にそんな技は効かないわ!!!」

 

 

メディ「・・・・・!!!」

 

 

メディスンは戦車に近づいたが・・・

 

 

こいし「無駄だと言っているでしょ!!!」

 

 

こいしは再び撃ってきた。

 

 

メディ「うっ・・・!!」

 

 

こいし「煙幕の中でよく動く!!でも、私にはよ~く見えてるのよ!!!」

 

 

こいしは撃ちながら、砲撃してきた。そして・・・

 

 

メディ「ああっ!!!」

 

 

メディスンは砲撃に当たってしまった。

 

 

こころ「メディスン!!!」

 

 

鳳凰「メディィィィィィ!!!」

 

 

メディ「う・・・うぅ・・・。」

 

 

こいし「人形遊びはこれで終わりよ!!!」

 

 

こいしは戦車の左足でメディスンを踏みつぶそうとした。

 

 

鳳凰・こころ「止めろォォォォ!!!」

 

 

こころはメディスンを間一髪助け出し、鳳凰は力強く左足を掴み抑えた。

 

 

こいし「なっ・・・!!!」

 

 

鳳凰「おらぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

鳳凰は戦車の左足を投げて避けた。

 

 

こいし「こいつ・・・!!」

 

 

鳳凰「・・・・・!!」

 

 

メディ「こころ・・・。鳳凰・・・。」

 

 

こころ「メディスン!!しっかりして!!!」

 

 

鳳凰「おい!!しっかりしろ!!!」

 

 

こいし「よく間に合ったわね!!褒めてあげるわ!!!」

 

 

こころ「貴様・・・!!」

 

 

鳳凰「お前・・・!!よくも・・・!!」

 

 

こいし「あはははっ!!!次はお前ら二人の番よ!!!仮面女!!!鳳凰!!!」

 

 

鳳凰・こころ「貴様はァァァァ!!!」

 

 

鳳凰とこころは怒りで力をパワーアップした。

 

 

 

 

 

 

 

小傘「メディ!!しっかりして!!」

 

 

メディ「痛い・・・。痛いよ・・・。」

 

 

小傘「メディ・・・!!」

 

 

こころ「おおおおおおお!!!」

 

 

鳳凰「オラオラオラオラ!!!」

 

 

小傘は鳳凰とこころが戦車と戦ってる音がした。

 

 

小傘「こころ・・・!!鳳凰・・・!!」

 

 

小傘はタチコマの方に抱き着いた。

 

 

小傘「タチコマ・・・!!起きて・・・!!お願いだから・・・!!このままじゃ・・・!!このままじゃ、こころが・・・!!!鳳凰が・・・!!!死んじゃうよ・・・!!!」

 

 

 

 

 

 

一方、タチコマのポッドの中に居たさとりは・・・

 

 

さとり「・・・・・。うぅ・・・、私・・・。」

 

 

さとりは起きた。

 

 

さとり「・・・・・!?タチコマ!!タチコマ、聞こえる!?お願い!!返事をして・・・!!タチコマ・・・!!私の・・・!!私の所為で・・・!!うぅ・・・うぅぅ・・・!!!」

 

 

その時、戦いの音がした。

 

 

さとり「戦いの音・・・!!まだ外で戦っているの・・・!?」

 

 

さとり「・・・・・!!タチコマの中から出ないと・・・!!こいし・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

こころ「うおおおおおお!!!」

 

 

鳳凰「ぬおおおおおお!!!火炎次元!!!」

 

 

こいし「無駄無駄!!そんな炎じゃ私の戦車は倒せないよ!!!」

 

 

こころ「(怒り・・・!!悲しみ・・・!!憎しみ・・・!!恐れ・・・!!嫌悪・・・!!今まで、これ程までに私の中で負の感情が渦巻いた事はない・・・!!)炎よ!!我が身に纏え!!!」

 

 

こいし「何・・・!?」

 

 

こころ「モンキーポゼッション!!緋炎演舞!!!」

 

 

鳳凰「こっちも行くぜ!!大火炎次元!!!」

 

 

鳳凰とこころはスペルカードを宣言し、攻撃した。

 

 

鳳凰・こころ「貴様だけはァァァァァァ!!!!」

 

 

こいし「くっ!!この炎はマズい!!!」

 

 

こころ「怒りよ!!憎しみよ!!我が身に纏う炎に宿れ!!!」

 

 

鳳凰「次元の炎よもっと強くなれ!!大炎化!!!」

 

 

鳳凰・こころ「うおおおおお!!!」

 

 

炎はもっと強くなり、戦車から警告音がした。

 

 

こいし「警告音・・・!?限界温度に近づいている・・・!?」

 

 

こいしは再び撃ってきた。

 

 

こいし「このぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

こころ「・・・・・!!!」

 

 

鳳凰「・・・・・!!!」

 

 

だが、撃った弾は溶けた。

 

 

こいし「弾が当たらない!?まさか、弾が溶けているの!?」

 

 

こころ「炎よ!!我が刃に集え!!!」

 

 

鳳凰「光れ!!次元刀よ!!!」

 

 

こころ「仮面喪心舞!!暗黒能楽!!!」

 

 

鳳凰「次元斬・光」

 

 

鳳凰とこころはこいしの戦車に技を使った。

 

 

こいし「ああっ!!機体にダメージが!!!」

 

 

こころ「はぁ・・・はぁ・・・!!力が・・・!!もう・・・残って・・・!!」

 

 

鳳凰「くそ無駄に体力消費した!!!」

 

 

こいしの戦車は立ち上がった。

 

 

こいし「右腕の銃身が溶けて曲がった・・・!!よくも私の戦車を・・・!!」

 

 

こころ「まだ動けるの・・・!?」

 

 

鳳凰「おいおい!!冗談じゃねぇぞ!!!」

 

 

こころ(マズい・・・!!今ので力を使い切ってしまった・・・!!もう・・・体が動かない・・・!!)

 

 

こいし「ふふっ・・・!!力を全部使っちゃったみたいね・・・!!」

 

 

鳳凰「なっ・・・!!」

 

 

こころ「・・・・・!!」

 

 

こいし「じゃあ、最期はこの砲弾で仕留めてあげる!!!」

 

 

小傘「こころォォォォォ!!!」

 

 

こころ「小傘・・・。」

 

 

鳳凰「あいつ何しに。」

 

 

こいし「終わりよ!!!」

 

 

鳳凰「やばい!!こころ!!!」

 

 

鳳凰はこころに抱き着き守ろうとした。

 

 

小傘「(間に合わないの!?わちきに・・・!!今、わちきに出来る事は・・・!!)たああああああ!!!」

 

 

小傘は本体を投げた。本体が鳳凰とこいしを守った。

 

 

こころ「あっ・・・!!!」

 

 

鳳凰「なっ・・・!!!」

 

 

小傘「・・・・・。良かった・・・。」

 

 

小傘は倒れた。

 

 

鳳凰・こころ「小傘ぁぁぁぁ!!!」

 

 

小傘「・・・・・。」

 

 

こころ「しっかりして!!!小傘!!!」

 

 

鳳凰「しっかりするんだ!!!」

 

 

小傘「わちきは大丈夫・・・だから・・・。」

 

 

こころ「小傘!!!」

 

 

鳳凰「バカヤロー!!本体投げて大丈夫なわけねぇだろう!!!」

 

 

小傘「こころと鳳凰が・・無事で・・・良かった・・・。」

 

 

こころ「駄目よ・・・!!駄目よ、小傘・・・!!!」

 

 

鳳凰「おい、こころ!!きをしっかりしろ!!!」

 

 

小傘「・・・・・。」バタッ

 

 

こころ「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

その時、こいしの戦車が移動してきた。

 

 

鳳凰「小傘を!!よくもォォォォォ!!!うおおおおお!!次元拳!!!」

 

 

鳳凰は攻撃しようとした。だが・・・

 

 

こいし「ふん!!」

 

 

こいしは戦車の足を使い攻撃した。

 

 

鳳凰「ぐわあああああ!!!」ボキ

 

 

鳳凰は地面に転がり落ち、刀を落とした。

 

 

鳳凰「くそっ・・・。右腕を骨折してしまった・・・。」

 

 

こいしはこころと小傘の所に向かった。

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

こころ「小傘・・・!!死なないで・・・!!お願い、死なないで・・・!!」

 

 

こいし「貴方も心が壊れちゃったのね・・・。その辛さは分かるわ・・・。じゃあ、私が楽にしてあげる・・・。」

 

 

こいしは撃とうとした。

 

 

鳳凰「止めろォォォォォォ!!!」

 

 

鳳凰は止めようとしただが・・・

 

 

さとり「止めなさい!!!」

 

 

こいし「・・・・・!?」

 

 

さとりが現れた。

 

 

こいし「お姉ちゃん・・・!!」

 

 

鳳凰「さとり・・・!!」

 

 

さとり「そこに貴方が居るのは分かっているわ・・・!!私に心を読まれる事を拒もうとも、今の私の力からは逃れられない・・・!!」

 

 

こいし「・・・・・!!」

 

 

さとり「こいし、何を恐れているの・・・!?私に心を読まれるのがそんなに怖い・・・!?」

 

 

こいし「お姉ちゃん!!そこを退いて!!退かなきゃ・・・!!」

 

 

さとり「私が退かなければ、この方達を殺せない!?だったら、私ごと撃てば良いでしょ!?貴方が憎んでいる、この私ごと!!!」

 

 

こいし「・・・・・!?」

 

 

鳳凰「何て覚悟だ・・・!!」

 

 

さとり(こいし、貴方の気が晴れるなら私は死んでも良い・・・!!さあ、撃ちなさい・・・!私が先に逝って、待っててあげるわ・・・!!もう一人にはさせないから・・・!!)

 

 

こいし「お姉ちゃん・・・!!違う・・・!!そうじゃない・・・!!私は・・・お姉ちゃんに・・・!!」

 

 

その時、鳳凰は妙な気を感じた。

 

 

鳳凰「妙な気を感じる・・・。これはタチコマの方からだ!!まさか・・・!!!」

 

 

そのまさかだった。タチコマの目が光り、タチコマが復活したのだ。

 

 

こいし「タチコマ・・・!?」

 

 

さとり「・・・・・!?」

 

 

鳳凰「そんなバカな!!普通はあれだけの電気を浴びればショートするのに・・・!?これは、奇跡と呼ぶしかないのか!!!」

 

 

タチコマ「そうか・・・!!僕は・・・!!!」

 

 

小傘「・・・・・。」

 

 

こころ「タチコマ・・・。」

 

 

メディ「タチ・・コマ・・・。」

 

 

鳳凰「タチコマ・・・。」

 

 

タチコマ「みんな・・・!!」

 

 

こいし「タチコマ・・・!!何で動けるの・・・!?貴方は私が・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!僕は君を止める!!君を止める為に傷付いた友達の為に!!そして、僕の大切な友達である君の為にも!!!」

 

 

そして、タチコマの周りが光りだした。

 

 

さとり「タチコマ、貴方・・・!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

タチコマは戦車に再び接近し始めた。

 

 

こいし「く、来るな!!!」

 

 

こいしは再びEMP兵器を撃とうとしたが・・・

 

 

こいし「EMPグレネードを射出できない!?何で!?」

 

 

こいしは思い出した。そうあの時、メディスンはガスの力でEMP兵器を撃てなくしたのだ。

 

 

こいし「まさか・・・!!あの時、これを狙っていた・・・!?」

 

 

タチコマ「こいしちゃん!!!」

 

 

タチコマはこいしの戦車にマシンガン弾を撃った。

 

 

こいし「来るなぁぁぁぁ!!!」

 

 

こいしはタチコマに連続弾を撃った。

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

さとり「こいし!!!」

 

 

さとりはタチコマを庇った。

 

 

こいし「お姉ちゃん!?」

 

 

さとり「タチコマ、撃ちなさい!!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!!」

 

 

タチコマはこいしの戦車の左アームに砲撃した。

 

 

こいし「ああっ!!!」

 

 

タチコマ「たあああああ!!!」

 

 

タチコマはこいしの戦車に乗った。

 

 

こいし「取り付かれた!?せ、戦車から降りろ!!!」

 

 

タチコマは戦車のハッチの鍵の所を撃った。

 

 

タチコマ「このぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

こいし「降りろ!!私に近づくな!!!」

 

 

こいしはタチコマを振り落とそうとした。

 

 

タチコマ「くっ!!照準が定まらない・・・!!」

 

 

一方、その頃、こころと鳳凰は・・・

 

 

こころ「タチコマ・・・。」

 

 

鳳凰「あいつ・・・。」

 

 

こころ「私も手伝わなきゃ・・・。でも、私の刃では・・・。」

 

 

その時、どこから声がした。

 

 

(怒りや憎しみを自らの内に秘めろ・・・。それを力に変えるんだ・・・。そうすれば、お前の刃は必ず届く・・・。)

 

 

こころ「今の声、この仮面から・・・!!」

 

 

そう、前にメディスンが作った銀さんの仮面からだった。

 

 

鳳凰「くそ、せめて足の方を切れば大人しくなるんだが・・・!!この右腕じゃあ・・・。」

 

 

その時、鳳凰の右腕から青い光が輝きだした。

 

 

鳳凰「これは、異界の修行場所から出る時に、団長からもらったミサンガ・・・!!それに右腕が治っていく・・・!!!」

 

 

その時、鳳凰は思い出した。

 

 

???(そのミサンガは俺の戦闘民族の血を染めて作ったミサンガだ。ピンチに時に発揮するから手首に付けて持ってろ。)

 

 

鳳凰「団長が作ったミサンガは宇宙最強の戦闘民族の血からできている。なら、手で戦車の足だって・・・!!!」

 

 

鳳凰は次元刀を腰の所に戻した。

 

 

小傘「ここ・・ろ・・・。鳳・・凰・・・。」

 

 

こころ「小傘・・・!!」

 

 

鳳凰「小傘・・・!!」

 

 

小傘「大丈夫・・だよ・・・。」

 

 

こころ「えぇ・・・!!!」

 

 

鳳凰「あぁ・・・!!!」

 

 

鳳凰とこころは戦車の足に攻撃する事にした。

 

 

鳳凰「こころ、同時攻撃だ。」

 

 

こころ「うん。友が鍛えたこの刃・・・!!私達の刃は必ず届く・・・!!!」

 

 

鳳凰「団長。力を貸してもらうぜ!!!」

 

 

こころは薙刀で、鳳凰は手で戦車の足を切る事にした。

 

 

鳳凰・こころ「切り裂けェェェェェェェェ!!!!」ズシャーン

 

 

二人の同時攻撃が命中し、こいしの戦車の足を切った!!!

 

 

こいし「脚部が全て切断された!?しかも鳳凰は手で!?そんな馬鹿な!!!」

 

 

こころ「言ったでしょ・・・!?俺達は・・・いえ、私達は負けないと・・・!!!」

 

 

鳳凰「今の私の右腕は鋼鉄でも切れる手だ!!今の私だって戦車を破壊できる!!!」

 

 

タチコマ「・・・・・!!永琳さん!!」

 

 

タチコマは戦車のハッチの入り口辺りにケーブルを繋いだ。そう、永琳と共にハッキングを開始するのだ。

 

 

こいし「ハッキングをしている・・・!!私の居場所が・・・!!」

 

 

こいしは戦車の砲撃でタチコマを破壊しようとした。

 

 

こいし「止めろォォォォォォ!!!」

 

 

タチコマ「くっ・・・!!」

 

 

にとり「タチコマ!!視覚センサーの視線をその位置で固定しろ!!」

 

 

タチコマ「にとりさん!?」

 

 

その時、戦車の砲撃する所を誰かがレーザーで破壊した。

 

 

幽香「私の誇りに懸けて、4度目は外さない・・・!!」

 

 

にとり「タチコマの視覚センサーを使った狙撃・・・!!上手く行った・・・!!」

 

 

レーザーを撃ったのは幽香だった。

 

 

こいし「ああっ・・・!!イヤ・・イヤ・・・!!」

 

 

さとり「こいしの戦車が見える・・・!!無意識の効果が消えたのね・・・!!」

 

 

その時、機械兵器が現れた。

 

 

さとり「機械兵器!?」

 

 

勇義「おらぁぁぁぁ!!!」

 

 

さとり「勇義さん!!」

 

 

鳳凰「師匠!!」

 

 

勇義と橙が来た。

 

 

橙「タチコマさん!!完了までの時間は!?」

 

 

タチコマ「3分・・・!!イヤ、この速度ならもう少しだ!!!」

 

 

橙「皆さん!!あと少しです!!!」

 

 

そして、全員来た。

 

 

幽香「待たせたわ!!援護する!!」

 

 

勇義「良し!!全部、蹴散らすぞ!!」

 

 

にとり「秘儀!!河童のウォーターカッター!!!」

 

 

アリス「シャンハイ!!オールレンジ攻撃!!!」

 

 

幽香「マスタースパークセイバー!!」

 

 

勇義「オラオラオラオラオラァァァ!!!」

 

 

にとり、アリス、幽香、勇義が機械兵器を次々に破壊していく。

 

 

さとり「・・・・・!!」

 

 

橙「皆さん、流石です・・・!!!」

 

 

タチコマ「完了だ・・・!!ハッキング成功・・・!!!」

 

 

そして、無事にハッキングが完了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、夜が明けてきた。

 

 

幽香「夜が明けたわね・・・。」

 

 

にとり「タチコマ、物理的なトラップは無さそうだ。ハッチを開けられるぞ。」

 

 

タチコマ「さとりさん、鳳凰さん、搭乗口ハッチを開けるよ。」

 

 

さとり「ええ・・・。」

 

 

鳳凰「わかった・・・。」

 

 

勇義「さとり・・・。鳳凰・・・。」

 

 

鳳凰はある決断した。

 

 

鳳凰「さとり。私はここに残る。」

 

 

さとり「えっ・・・?」

 

 

鳳凰「口で言ってもわかないんなら、行動で示す。それが私の説得だ!!」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

鳳凰「その代わり、伝言頼んでくれないか。必ず私は地上と地底の関係を良くして見せる。それが私の説得だ!!!」

 

 

さとり「えぇ・・・。わかったわ。」

 

 

鳳凰はさとりに伝言を頼んだ。

 

 

さとり「皆さん、私は一人でこいしに会います。だから、皆さんは外で待っていて下さい。」

 

 

タチコマ「さとりさん・・・。」

 

 

さとり「みんながここまでやってくれた・・・。最後は私の番・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

さとり「タチコマ、大丈夫よ・・・。次こそは私の気持ちをちゃんと伝えてみせる・・・。」

 

 

タチコマ「うん・・・。」

 

 

さとり「行くわ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

さとりが、こいしの戦車の中に入った後、にとりが治療を行った。

 

 

にとり「大丈夫か?この薬を塗れば、少しは良くなる。」

 

 

小傘「あり・・がとう・・・。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

その時、何か聞こえた。

 

 

メディ「何か聞こえる・・・。」

 

 

こころ「これは・・・歌・・・?」

 

 

鳳凰「良い歌声だな・・・。」

 

 

橙「この歌、耳ではなく頭の中に響きます・・・。」

 

 

鳳凰「マジで!!」

 

 

勇義「一体、何なんだ・・・?」

 

 

アリス「幽香、これは・・・。」

 

 

幽香「この声・・・。貴方が歌っているの・・・?タチコマ・・・。」

 

 

そう、タチコマが歌を歌っているのだ。

 

 

鳳凰「タチコマの歌・・・。本当に良い歌だ・・・。」

 

 

こころ「鳳凰、本当によかったの?」

 

 

鳳凰「あぁ、これで良い。私は口で言うより行動で説得するからな。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

鳳凰「それに・・・。」

 

 

こころ「ん・・・?」

 

 

鳳凰「この歌を聞けば、必ず地上の妖怪や地底の妖怪や覚り妖怪の差別が無くなる自信と必ず関係が良くなる自信が溢れるからな。」

 

 

こころ「・・・・・。そうね。」

 

 

鳳凰はタチコマの歌を聞いて、必ず、地上と地底の関係を良くすることと差別を無くすことを誓ったのであった。そして、何でも屋”鳳凰”の依頼が完了した。

 

 

                              番外編第8話終わり

                              番外編第9話に続く 




~お知らせ~

次で東方鳳凰屋と東方思考戦車のクロスオーバーは最終回になります。


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タチコマの魂 番外編最終回~前編~

どうも、土方です。このクロスオーバーも次でラストです。どうぞ。


妖怪の山の事件から、一夜明けた。鳳凰は永遠亭の庭で刀の手入れを終えた後、こころ達やこいしがいる病室に戻る所だった。

 

 

番外編第9話「タチコマの魂 最終回~前編~」

 

 

鳳凰「今回の戦いで次元刀の調子が悪くなったな。小傘が治ったら次元刀を直してもらおう。・・・ん、あれは、タチコマとにとりと永琳とてゐだ。」

 

 

すると、タチコマが鳳凰に気付いた。

 

 

タチコマ「あっ、鳳凰さん。」

 

 

鳳凰「タチコマ、これからどこに行くんだ?」

 

 

タチコマ「これから、こころちゃん達とこいしちゃんが居る病室に行くんだ。」

 

 

鳳凰「ちょうど私も行く所だったんだ。一緒に行ってもいいか?」

 

 

タチコマ「いいよ。」

 

 

鳳凰「ところで話は変わるんだが、タチコマどこも異常はなかったのか?」

 

 

タチコマ「うん。異常はなかったよ。」

 

 

にとり「それが、何回も調べたけど異常は無かったんです。普通はあれだけの電流浴びればショートするのに?」

 

 

鳳凰「おいおい。あれだけの電気浴びれば、ショートはするはず・・・ん!!?」

 

 

タチコマ「ん、どうかしたの?」

 

 

鳳凰「いや、何でも無い。」

 

 

鳳凰はこっそり永琳に聞いた。

 

 

鳳凰「おい、永琳。もしかしてタチコマは・・・。」ヒソヒソ

 

 

永琳「鳳凰、あなたもわかったみたいね。今、風見さんが小町さんを連れて来るわ。それでわかるはず。」ヒソヒソ

 

 

鳳凰「・・・・・。わかった。」

 

 

てゐ「何、話してるの?」

 

 

鳳凰「別に何でもない。」

 

 

鳳凰とタチコマ達はこころ達とこいしが居る病室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

タチコマ「みんな!!怪我は治った!?」

 

 

鳳凰「よっ、調子はどうだい!!」

 

 

勇儀「よっ、鳳凰。」

 

 

アリス「あら、鳳凰じゃない。」

 

 

鳳凰「師匠とアリスも来てくれたんだね。」

 

 

鳳凰とタチコマ達は病室に入った。

 

 

こころ「タチコマ・・・!!鳳凰・・・!!」

 

 

メディ「タチコマの方こそ、治ったの?」

 

 

タチコマ「僕はこの通りさ!!」

 

 

小傘「元気そうだね・・・。良かった・・・。」

 

 

タチコマ「小傘ちゃん、大丈夫・・・?」

 

 

小傘「うん・・・。大丈夫だよ・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

永琳「タチコマ、心配する事は無いわ。暫く安静にしていれば、彼女も直ぐに元気になるでしょう。」

 

 

鳳凰「永琳がそう言ってるなら、大丈夫だな。」

 

 

てゐ「お前は、目を血走りになりながら心配してたけどな。」

 

 

鳳凰「うっ・・・。」

 

 

タチコマ「みんな、ありがとう・・・。僕が動けなかった間、みんなが頑張ってくれたから、こいしちゃんを止める事が出来た・・・。」

 

 

タチコマ「本当にみんなのお陰だよ・・・。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

メディスン「友達が困っていたら助ける。それが何でも屋”鳳凰”とツクモガールズの掟よ。」

 

 

タチコマ「メディスンちゃん・・・。」

 

 

こころ「何でも屋”鳳凰”とツクモガールズにはそんな掟があったのね・・・。」

 

 

小傘「わちきも知らなかったな・・・。何時の間にそんな掟が出来ていたの・・・?」

 

 

鳳凰「ん?何でも屋”鳳凰”にそんな掟があったけ?」

 

 

メディ「私が今作った。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

鳳凰「今作ったかんかいィィィィ!!」

 

 

タチコマ「でも、良い掟じゃないか。今度から、みんなでその掟を守って行こうよ。」

 

 

小傘「そうだね・・・。」

 

 

鳳凰「やれやれ、まぁいいか。」

 

 

さとり「タチコマ。」

 

 

タチコマ「さとりさん!!」

 

 

さとり「あの時のダメージはもう大丈夫なの?」

 

 

タチコマ「うん、何故か直っちゃったんだ。」

 

 

にとり「本当、何で直っちゃったのかな・・・?絶対、有り得ないのに・・・。」

 

 

勇儀「河城、此処は幻想郷だぞ。何だって起こり得る事を忘れたのか?」

 

 

にとり「そうは言いますけど・・・。タチコマの場合は違う様な気が・・・。」

 

 

永琳・鳳凰「・・・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさん、こいしちゃんは?」

 

 

さとり「こっちよ・・・。」

 

 

タチコマはこいしの所に行った。

 

 

こいし「タチコマ・・・。」

 

 

タチコマ「こいしちゃん・・・。」

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

タチコマ「怪我は無さそうだね。中々目を覚まさないから、少し心配だったんだよ。」

 

 

こいし「タチコマ・・・。」

 

 

タチコマ「何?」

 

 

こいし「私、タチコマやみんなに酷い事しちゃったの・・・?」

 

 

タチコマ「・・・・・。うん・・・、そうだよ・・・。」

 

 

こいし「そっか・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。(こいしちゃん・・・、やっぱり気にしてるのかな・・・?)」

 

 

さとり「タチコマ、貴方・・・!!」

 

 

タチコマ「ん?さとりさん、どうしたの?」

 

 

さとり「今、こいしの事を心配したわよね・・・!?」

 

 

タチコマ「そうだけど・・・。また、僕が何を考えていたか分かったの?」

 

 

さとり「違うわ・・・!!今のは貴方から声が聞こえて・・・!!」

 

 

タチコマ「えっ!?」

 

 

勇儀「オイオイ、タチコマには心が無いから、覚りの力が効かないんじゃないのか?」

 

 

さとり「あの時の歌と言い・・・!!もしかして、貴方に心が・・・!!」

 

 

鳳凰(まさか・・・!!)

 

 

その時、幽香と小町が来た。

 

 

幽香「失礼するわよ。」

 

 

にとり「あっ、幽香に・・・小町!?」

 

 

鳳凰「小町。オッス。」

 

 

小町「何だ?この集まり?一体、何があったんだ?」

 

 

輝夜「死神さんじゃない。もしかして、私のお迎えに来たのかしら?」

 

 

小町「何を馬鹿な事を言ってんだい。アンタを船に乗せたら、何時まで経っても彼岸に着きやしないよ。」

 

 

輝夜「あら、それは残念ね。」

 

 

勇儀「死神、久しぶりだな。まさか、こんな所までサボりに来たのか?」

 

 

小町「幽香に無理やり連れて来られてって・・・。アンタ、何で此処に居るの・・・?」

 

 

鳳凰「久しぶりですね。小町。」

 

 

小町「何でも屋の鳳凰まで居るし・・・。」

 

 

アリス「幽香から、聞いてないのかしら?」

 

 

小町「アリス・マー・・・なんとかまで居るし・・・。幽香、一体何が・・・。」

 

 

アリス「マーガトロイドよ!!!」

 

 

鳳凰「えっ、アリス・マーボーカレーじゃないの!?」

 

 

アリス「アンタは知ってるのに、ボケにまわるな!!!」

 

 

幽香「小町、貴方に紹介したい子が居るわ。」

 

 

小町「あたいに?」

 

 

幽香「タチコマ、紹介するわね。コイツは小野塚小町、私の友人で彼岸の死神よ。」

 

 

タチコマ「僕はタチコマ。小町さん、よろしくね。」

 

 

小町「おう、よろしくな。」

 

 

にとり「アレ?小町、タチコマが喋れる事に驚かないんだね。」

 

 

小町「驚く?何で驚かなきゃいけないんだ?」

 

 

タチコマ「みんな、僕を置物や乗り物と勘違いする事が多いんだ。てっきり、小町さんも驚くと思ったんだけど・・・。」

 

 

小町「まあ、幻想郷の妖怪は人間の姿になる奴が多いからな。あたいとしては人間の姿にならない付喪神が喋っても特に驚きも無いんだけどね。」

 

 

にとり「小町、タチコマは付喪神じゃなくて思考戦車なんだ。簡単に言えば、喋る事が出来る機械なんだよ。」

 

 

小町「機械?何を言ってんだよ。コイツにはちゃんと魂が宿っているから、付喪神だろ。」

 

 

タチコマ「僕にゴーストが!?」

 

 

にとり「ええっ!?」

 

 

にとりとタチコマは驚いた。

 

 

鳳凰「やはりか・・・。」

 

 

幽香「小町、間違いないのね?」

 

 

小町「オイオイ、あたいは死神だよ。魂を見る事に掛けては右に出る者は居ないんだから。と言うか、お前だって魂が宿っているかは見れば分かるだろ?」

 

 

幽香「ごめんなさいね。私は貴方ほど確信を持って、魂を見られる訳じゃないの。」

 

 

鳳凰「私も見れますが、幽香と同じで確信持って言えないんだ。」

 

 

タチコマ「それより、本当に僕の中にゴースト宿ってるの!?」

 

 

小町「ゴースト?魂の事を言ってるのなら、その通りだよ。」

 

 

タチコマ「・・・・・!!」

 

 

さとり「そうか・・・!!だから、私はタチコマの心を読む事が出来たのね・・・!!」

 

 

タチコマ「じゃあ、僕は心も手に入れちゃったの!?」

 

 

小町「心は魂に付隨するものだからな。魂が宿れば、必然的に心も宿る事になるね。」

 

 

永琳「やはり、タチコマの電子回路が修復した理由は魂を手に入れた事だったか・・・。」

 

 

鳳凰「あの時の光はそういう事だったのか・・・。」

 

 

にとり「じゃあ、タチコマが付喪神化した事で自己修復能力が身に付いたって事なの!?」

 

 

幽香「付喪神も妖怪の分類になるから、命の比重が身体から精神に傾く事で体の再生も可能でしょうね。」

 

 

にとり「でも、まさか機械の体でも再生できるなんて・・・!!」

 

 

鳳凰「私も驚いたわ。こんな事は一回も無いからな。」

 

 

小町「しかし、アンタの魂が随分と若いな。もしかして、生まれたばかりか?」

 

 

にとり「小町!!どう言う事か説明してよ!!」

 

 

小町「えっ?何であたいなの?」

 

 

幽香「貴方は魂の選定者である死神よ。魂に関する事柄なら、この場に居る誰よりも詳しい筈でしょ?」

 

 

小町「いや・・・、まあ・・・。」

 

 

にとり「タチコマは作られてから数年しか経っていないんだ!!それがこんなに早く付喪神化するなんて絶対可笑しい!!!」

 

 

鳳凰「確かにそうだな。理論的に。」

 

 

小町「そう言われてもな・・・。説明しようにもそこのタチコマってのに何があったか全然知らない訳だし・・・。」

 

 

幽香「じゃあ、今から説明させるわ。それでタチコマがこれ程までに早く付喪神化した理由を話してちょうだい。」

 

 

タチコマ「なら、僕が幻想郷に来てから何があったか、全部話すね!!!」

 

 

鳳凰「おい。そんなに長く話すのかよ・・・。」

 

 

小町「・・・・・。もしも、話が長いのなら、食べ物や飲み物が欲しいんだけど・・・。」

 

 

永琳「優曇華、飲み物を持って来てあげなさい。」

 

 

鈴仙「はい、只今お持ちします。」

 

 

鳳凰「あっ、ついでに私にもー。」

 

 

アリス「食べ物はこのサンドイッチで良いかしら?」

 

 

アリスは穴が開いたサンドイッチを小町にあげた。

 

 

小町「良いけど・・・。このサンドイッチ、何で真ん中に大きな穴が開いているんだ?」

 

 

勇儀「・・・・・。」

 

 

その時、鳳凰は勇儀の角を見るとちょっとクリームが付いていた

 

 

鳳凰(まさか、師匠・・・。)

 

 

輝夜「まあ、気にせず食べなさい。」

 

 

小町「そ、そうか・・・。」

 

 

鳳凰(・・・・・。知らないで置こう。)

 

 

 

 

 

 

 

 

タチコマ「・・・って事があって、僕は此処に居るんだ。」

 

 

小町「成る程・・・。あたいがサボらず頑張って仕事をしている間、幻想郷でそんな事がね・・・。」

 

 

鳳凰「おい。ギャグで言ってるのか・・・?」

 

 

幽香「はぁ?サボらずとか寝言を言っているんじゃないわよ。」

 

 

小町「そこは本当だし!!ここ最近はサボる暇も無いくらい忙しかったんだからな!!!」

 

 

輝夜「それで?何か分かったのかしら?」

 

 

小町「そうだな・・・。まずは・・・。タチコマ、お前は自分の事を説明する時、自分は付喪神の様な者と答えていたんだな?」

 

 

タチコマ「うん、幻想郷の人達に思考戦車と言っても、恐らく分からないだろうと思ったからね。」

 

 

小町「多分、その所為で多くの奴がお前の事を付喪神と認識してしまった。それがお前の付喪神化を促進した可能性が高い。」

 

 

タチコマ「えっ?」

 

 

幽香「成る程、認識による変化か・・・。」

 

 

鳳凰「確かにそうだな。幻想郷の住民は思考戦車を知らないんだもんな。」

 

 

こころ「え~と・・・。それは・・・?」

 

 

永琳「妖怪と言うのは人間に自身を妖怪として認識される事で、その存在を維持できるわ。つまり、妖怪と認識される事で自身の存在を形成されているの。」

 

 

輝夜「じゃあ、タチコマは自分を付喪神の様な者と説明してきたから、自身の存在が付喪神になってしまったと言う事?」

 

 

小町「それが直接の原因じゃないが、タチコマが付喪神化する土壌を作ってしまったと言っても良いだろう。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

勇儀「じゃあ、何が直接の原因だったんだ?」

 

 

小町「お前等、道具が付喪神化する主な要因が長い年月を得る事で霊性を獲得し、自身を変化させるからなのは知ってるな?」

 

 

アリス「ええ、付喪神に関する常識的な話よね。」

 

 

小町「なら、妖気の影響でより早く付喪神化する事は?」

 

 

にとり「それも知ってるけど、タチコマが幻想郷に来てからは1ヶ月も経ってない!!!幾ら幻想郷の妖気の影響を受けたとしても早過ぎる!!!」

 

 

鳳凰「私もにとりに同意見だ。1ヶ月未満では付喪神にはならない。むしろ早すぎる。」

 

 

小町「じゃあ、何らかの方法でタチコマに妖気が集まったとしたら?」

 

 

にとり「えっ!?」

 

 

小町「にとり、お前はタチコマのバッテリーの問題を解決する為に妖気変換機ってのを取り付けたんだろ?」

 

 

にとり「うん、まあ・・・。・・・・・。ああっ!!!」

 

 

小町「つまり、タチコマはバッテリーを充電する為、常に妖気を体に取り込んでいたと言う事だ。」

 

 

鳳凰「確かに幻想郷は妖気で溢れているからな・・・。」

 

 

にとり「でも、妖気は電気に変換してたんだよ!!」

 

 

永琳「それでも、変換率は100%では無いでしょ?」

 

 

にとり「確かに7~8割くらいの効率だけど・・・。」

 

 

小町「だったら、その残りがタチコマの中に取り込まれたんだろ。」

 

 

アリス「それが原因だとしても、タチコマの付喪神化は早過ぎるわ。にとりの機械を取り付けたとしても、付喪神化するに至る妖気を蓄積するには数年は必要よ。」

 

 

幽香「アリスの言う通りね。通常、妖気は周囲に散り易く、一ヶ所の留めるには時間が掛かるから、道具が付喪神に長い年月が必要になる。」

 

 

永琳「仮にごく短期間で付喪神化させるには、タチコマの中に妖気を蓄積できる物質が必要だわ。」

 

 

小町「そうだ。だから、それがタチコマの中にあったんだよ。」

 

 

勇儀「そんな物がタチコマの中にね・・・。」

 

 

鳳凰は幽香の方を向いた。

 

 

鳳凰(まさか・・・。)

 

 

幽香「・・・・・。まさか・・・!!」

 

 

にとり「幽香、心当たりがあるの!?」

 

 

幽香「小町、私が作った向日葵油がそれだと言うの・・・!?」

 

 

タチコマ「えっ!?あの天然オイルが!?」

 

 

小町「ああ、恐らくな。」

 

 

鳳凰「そういえば、私の次元刀も幽香の天然オイルを使って手入れしてるから、刀の力があがるんだもんな・・・。」

 

 

幽香「流石にそこまで頭が回らなかったわね・・・。」

 

 

アリス「幽香、どう言う事?」

 

 

幽香「太陽の畑の向日葵は妖怪である私が丹念に育てた事で、向日葵は常に妖気を与えられている状態になるわ。そして、向日葵が世代を重ねた結果、太陽の畑の向日葵は妖気を溜め込む性質を得てしまったの。」

 

 

勇儀「じゃあ、その向日葵から作った油も同じ性質を持っていたって事か!?」

 

 

幽香「タチコマが付喪神化したと言う事はそうなのでしょうね。」

 

 

小町「結論を言えば、タチコマの付喪神化の主な原因はにとりの機械で集められた妖気になる。そして、幽香が作った向日葵油が集めた妖気を溜め込む役割を果たしちまったんだ。」

 

 

にとり「しかも、あの油はタチコマのボディ全体に巡らせている・・・。体の隅々まで妖気が行き渡っていたって事か・・・。」

 

 

勇儀「それにタチコマは暫く地底に滞在していた。地底の妖気は地上より濃いから、より付喪神化が早まったのかもしれん。」

 

 

メディ「じゃあ、河童がタチコマのお父さんでユーカがお母さん?」

 

 

鳳凰「ほぅ、メディうまい事言うじゃねぇか。」

 

 

タチコマ「おおっ!!僕はにとりさんと幽香さんの子供になるのか!!」

 

 

にとり「あたし、そっちの趣味は無いんだけど・・・。」

 

 

幽香「頼むから、そんな風に考えるのは止めて。」

 

 

小町「まあ、お前が付喪神化した原因はそれだけじゃないんだけどな。」

 

 

タチコマ「えっ?」

 

 

小町「お前、幻想郷に来てから多くの奴等に会って来ただろ?」

 

 

タチコマ「うん、此処に居るみんな以外にも沢山会ったよ!!」

 

 

小町「なら、お前が出会った多くの奴等から、様々な感情や意思を受け取ったんじゃないか?」

 

 

鳳凰「なるほど。色んな奴等との出会いの縁が重なったて言う感じか!!」

 

 

タチコマ「・・・・・。そうか!!付喪神化の要因の一つにある人間の念の影響か!!」

 

 

小町「お前の場合は人間以外の方が多いだろうがな。」

 

 

にとり「しかも、タチコマのAIは感情を自らに生じさせる事が出来る。それなら、感情をただ受け取るよりも影響が大きいだろうね。」

 

 

幽香「つまり、タチコマは様々な要素が合わさった事で尋常じゃない早さで付喪神化した訳か・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

小傘「タチコマ・・・、どうしたの・・・?」

 

 

タチコマ「僕、付喪神になってゴーストと心を手に入れたけど・・・。前と余り変わってないなよ思って・・・。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

メディ「確かに変わってない。」

 

 

鳳凰「まぁ、外見は変わらないだろうな。あははは。」

 

 

タチコマ「う~ん・・・。やっぱり、実感が沸かないな・・・。」

 

 

輝夜「死神さん、これはどう言う事かしら?」

 

 

小町「あたいも何とも言えないね。思考できる機械が付喪神になるなんて前例が無いからな。」

 

 

鳳凰「確かにそんな事、聞いた事が無いからな・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。(これで僕の念願だったゴーストと心を手に入れられたけど・・・。それはつまり、僕の中に意識が存在すると言う事だ・・・。これじゃあ、僕はこいしちゃんを見つける事が出来なくなる・・・。)」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

こいし「お姉ちゃん・・・?」

 

 

さとり「何でも無いわ・・・。気にしないで・・・。」

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

永琳「タチコマ、貴方は付喪神になった訳だけど、これからどうするの?」

 

 

タチコマ「う~ん・・・。取り合えず、異変の解決の協力の事もあるし、橙さんに色々と相談した方が良いかもしれないな。」

 

 

鳳凰「タチコマ、私も最後まで協力するぜ。」

 

 

タチコマ「うん、ありがとう。」

 

 

幽香「ん?この気配は・・・。」

 

 

妖怪兎「姫様、お客様をお連れしました。」

 

 

橙「皆さん、昨日はお疲れ様でした。」

 

 

すると、橙が来た。

 

 

タチコマ「橙さん!!」

 

 

橙「タチコマさん、昨日の戦闘のダメージは何ともない様ですね。良かったです。」

 

 

にとり「まぁ、何とも無かった訳じゃないんだけどね・・・。」

 

 

橙「えっ?」

 

 

タチコマ「実は斯く斯く然々でさ。」

 

 

鳳凰「それ、流行ってんのか・・・。」

 

 

橙「付喪神化!?本当なんですか!?」

 

 

小町「うわ~、凄い便利。」

 

 

幽香「流石、魔法の言葉よね。」

 

 

鳳凰「えっ!!マジで流行ってんの!!!」

 

 

タチコマ「橙さん、僕が付喪神になった事もそうなんだけど、これからの事について話がしたいんだ。」

 

 

橙「実はその事で貴方に伝えたい事があります。」

 

 

タチコマ「僕に伝えたい事?」

 

 

橙「先程、紫様がお目覚めになったのです。」

 

 

タチコマ「紫?」

 

 

鳳凰「えっ!?紫が起きたのか!!!」

 

 

幽香「あの女、ようやく起きたのか。長い冬眠だったわね。」

 

 

永琳「でも、ほぼ力を使い切った状態からの冬眠だと考えると早い方じゃないかしら?」

 

 

輝夜「私も冬眠したいわ~」

 

 

鳳凰(いつもぐうたらしてる人が何言ってるのやら・・・。)

 

 

タチコマ「あっ、紫って幻想郷の管理者の人の事か。」

 

 

鳳凰「正解!!イグザクトリー!!!」

 

 

こころ「何でカタカナなの・・・?」

 

 

橙「タチコマさん、紫様にこれまでの事をお話したら貴方にお会いしたいそうです。なので、明日の夕刻頃に紫様の快気祝いの宴会を行いますので、博麗神社に来て頂けますか?」

 

 

タチコマ「宴会か・・・。面白そうだし、紫って人にも会いたいから行くよ。」

 

 

橙「他の皆さんも是非来て下さい。この宴会は今回の件の労をねぎらう目的もありますので。」

 

 

勇儀「そう言う事なら、参加させてもらおうかな!!」

 

 

輝夜「鬼は本当に宴会好きね。まあ、私も嫌いでは無いけど。」

 

 

鳳凰「師匠はお酒が好きだもんな。まぁ、私も好きだけど。」

 

 

幽香「その宴会、狐も居るんでしょ?どうしようかしら?」

 

 

にとり「幽香、行こうよ!!折角の宴会なんだよ!!」

 

 

小町「そうだぜ!!酒の席に嫌いな奴が居ても気にするなよ!!」

 

 

幽香「えっ?小町、無関係なのに来るつもりなの?」

 

 

小町「えっ!?行っちゃ駄目なの!?」

 

 

小傘「わちきも行きたかったな・・・。」

 

 

鳳凰・こころ「小傘・・・。」

 

 

永琳「なら、行ける様にして上げるわよ。」

 

 

小傘「本当・・・!?」

 

 

永琳「これでも、薬師だけではなく医者としての名も通っているの。だから、明日の宴会に間に合う様に治療してあげるわ。」

 

 

メディ「エーリン、凄い!!!」

 

 

鳳凰「永琳、ありがとう!!良かったな小傘!!!」

 

 

てゐ「まあ、偶にしくじるけどね。」

 

 

永琳「てゐ、余計な事を言わない。」

 

 

鳳凰「何か心配になってきた・・・。」

 

 

さとりとこいしは難しい顔してた。

 

 

さとり・こいし「・・・・・。」

 

 

タチコマ「さとりさんとこいしちゃんも来るよね?」

 

 

さとり「いえ、私達は・・・。」

 

 

勇儀「来いよ。宴会に来る奴等はお前達の事は気にもしないさ。」

 

 

鳳凰「もし、さとりやこいしを差別したり、差別発言をしたら花火の弾になってやる。フフフ・・・。」

 

 

勇儀「鳳凰、それはやめてくれ・・・。」

 

 

さとり「・・・・・。こいし、どうする・・・?」

 

 

こいし「・・・・・。お姉ちゃんと一緒に居る・・・。」

 

 

さとり「じゃあ、一緒に来ましょうか・・・。」

 

 

タチコマ「決まりだね!!!」

 

 

橙「では、明日の夕刻に博麗神社でお待ちしております。」

 

 

鳳凰「ヒャッハー、久々の酒だァァァァ!!」

 

 

鳳凰とタチコマ達は宴会に行く事になった。

 

 

                          番外編最終回~前編~終わり

                          番外編最終回~後編~に続く



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タチコマの魂 番外編最終回~後編~

どうも、土方です。番外編最終回後編です。それではどうぞ。


鳳凰とタチコマ達は宴会に参加する為、博麗神社に向かっていた。

 

 

番外編最終回「タチコマの魂 ~後編~」

 

 

小町「やっと、階段まで着いた。タチコマに合わせて移動すると結構大変だな。」

 

 

小傘「でも、タチコマと一緒に移動すると意外な発見があるんだよ。」

 

 

アリス「確かにそうね。私もタチコマとは少しだけ一緒に移動したけど、普段とは違う風景だったから新鮮ではあったわ。」

 

 

鳳凰「確かに普段は空を飛んでるからな。」

 

 

タチコマ「ふ~む・・・。」

 

 

こころ「タチコマ、どうしたの?」

 

 

タチコマ「博麗神社まで移動していた時、今までにない感動の様なを感じたんだ。」

 

 

メディスン「感動?」

 

 

タチコマ「何と言えば良いだろう?例えば、僕が移動している時でもセンサーで感知する風が心地よく感じるんだ。しかも、僕の思考回路からじゃなくて、もっと別の所から・・・。もしかして、コレがゴーストなのかな?それとも、コレは心なの?」

 

 

さとり「だから、移動中にずっと心の中で不思議がっていたのね。」

 

 

タチコマ「さとりさん、この場合はどっちなのかな?」

 

 

さとり「貴方が心地良さと言う喜びを感じたのなら、それは心でしょう。感情と言うのは心で感じるものだから。」

 

 

タチコマ「成る程な~~。」

 

 

そして、神社の階段を登り切った。

 

 

橙「皆さん、お待ちしておりました。」

 

 

霊夢「タチコマ、久しぶりね。」

 

 

タチコマ「あっ、霊夢さんだ!!」

 

 

鳳凰「オッス、霊夢。」

 

 

勇儀「よお!!博麗の巫女!!今夜は世話になるぜ!!」

 

 

ハダリ「・・・・・♪」

 

 

霊夢「ん?アンタが乗っているその箱は何?」

 

 

メディスン「ハダリだよ。」

 

 

霊夢「ハダリ?」

 

 

輝夜「動く機械の箱と言った所よ。中々可愛らしいでしょ?」

 

 

鳳凰「まぁ、かわいいちゃかわいいが・・・。」

 

 

霊夢「アンタ達まで来たの?今日の宴会は珍しい奴等ばかり来るのね。」

 

 

永琳「確かに中々来る事は無いわね。」

 

 

鳳凰「私はたまにしか来ないからな・・・。」

 

 

その時、妖夢が来た。

 

 

妖夢「霊夢さん、料理の方は準備できましたけど・・・。」

 

 

鳳凰「あっ、妖夢だ。」

 

 

鈴仙「妖夢!!貴方も来てたの!?」

 

 

妖夢「私は幽々子様のお供で来てて・・・。」

 

 

てゐ「鈴仙、良かったじゃん。趣味の話が出来る相手が居てさ。」

 

 

鈴仙「そ、そうね・・・。ははっ・・・。」

 

 

さとり「そ、そんな世界があるのね・・・。」

 

 

鳳凰「さとり!!何、妖夢と鈴仙の心を読んでんだ!!!そんなもん知らなくていいから!!!」

 

 

こいし「お姉ちゃん・・・?」

 

 

さとり「何でも無いわ・・・!!気にしないで・・・!!」

 

 

鳳凰「そうだこいし!!お前は知らなくいいから!!!」

 

 

幽香「鈴仙の趣味も相変わらずね。」

 

 

小町「まあ、個人の趣味をとやかく言っても始まらんさ。」

 

 

鳳凰「確かにそうだが・・・。」

 

 

魔理沙「お~~い!!」

 

 

その時、魔理沙が来た。

 

 

にとり「あっ!!魔理沙だ!!」

 

 

早苗「タチコマ~~~~!!!」

 

 

そして、早苗も来た。

 

 

タチコマ「それに早苗ちゃんもだ!!」

 

 

鳳凰「やれやれ、緑巫女もいるのかよ・・・。」

 

 

早苗「タチコマ、会いたかったです~~~!!」

 

 

霊夢「魔理沙、何で早苗まで居るの?」

 

 

魔理沙「いや~、アリスに誘われて宴会に来る途中で会ってな。タチコマも来るって話をしたら、私も行くと言い出したから連れて来た。」

 

 

鳳凰「早苗の奴は確かロボット好きだからな。仕方ないか・・・。」

 

 

早苗「霊夢さん!!私も宴会に参加させて下さい!!」

 

 

霊夢「どうせ、駄目と言っても勝手に参加するんでしょ?まあ、料理と酒は沢山あるから別に良いわよ。」

 

 

早苗「やった~~~!!霊夢さん、だ~~い好き♪」

 

 

メディスン「宴会できるよ、やったねサナちゃん。」

 

 

小傘「メディ、止めなよ・・・。」

 

 

鳳凰「おい、それはフラグだぞ・・・。」

 

 

タチコマ「霊夢さん、紫って人はどこ?」

 

 

霊夢「紫なら、神社の方に・・・。ん・・・?」

 

 

タチコマ「霊夢さん、どうしたの?」

 

 

霊夢「アンタから微弱だけど気配を感じる・・・。もしかして・・・。」

 

 

タチコマ「その通り!!僕は付喪神になったんだ!!!」

 

 

霊夢「何ですって!?本当に!?」

 

 

小町「本当だよ。あたいが保証してやる。」

 

 

霊夢「小町、何でアンタが居るの?」

 

 

小町「自分でもよく分からん。まあ、成り行きで居る感じだ。」

 

 

幽香「それで?あの女は?」

 

 

霊夢「アイツ等なら、そろそろ・・・。」

 

 

鳳凰「この気配は・・・!!」

 

 

その時、紫と藍が来た。

 

 

紫「お待たせしたわ。着替えるのに少々手間取ってしまって。」

 

 

タチコマ「貴方が紫さんなの?」

 

 

紫「貴方がタチコマね。幻想郷は楽しめたかしら?」

 

 

タチコマ「うん!!とっても楽しい所だよ!!」

 

 

紫「それは良かったわ。」

 

 

鳳凰「よっ、久しぶりだな紫。」

 

 

紫「鳳凰も久しぶりね。」

 

 

藍「タチコマの中に魂が見える・・・。橙の報告通り、タチコマが付喪神化したと言うのは本当の様だな・・・。」

 

 

小町「一応、あたいが保証人だ。良かったら、1から10まで説明してやろうか?」

 

 

紫「色々と理由がありそうね、風見幽香。」

 

 

幽香「あら、付喪神が1体増えた程度の事、幻想郷ではよくある話じゃないかしら?」

 

 

藍「お前、タチコマが他の世界から来た思考戦車だと分かって言っているのか?」

 

 

幽香「幻想郷は夢や幻が実現する所よ。だったら、不思議な事じゃないわ。」

 

 

小町「大体、幻想郷では外の世界のセルロイドの人形に魂が宿る事があるんだ。だったら、自ら思考して喋る機械に魂が宿る事も不思議じゃないさ。」

 

 

藍「そうは言うが・・・。」

 

 

紫「まあ、詳しい話は後でも聞けるわね・・・。今はまず・・・。宴会を楽しみましょう♪」

 

 

そして、宴会が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「うえ~。飲み過ぎた~~~。」

 

 

宴会が始まってから、鳳凰はガツガツと酒を飲んでいた為、飲み過ぎてしまった。その為、今はタチコマ達が居る所に向かってる。ちなみに紫の隣で飲んでいた。

 

 

鳳凰「何とか酔わない程度にはしたけど・・・。ていうか師匠や輝夜達が野球拳するから、逆に酔いが醒めたわ!!あっ・・・、鼻血が・・・。」

 

 

そう、勇義や輝夜が野球拳したため、酔いからさめてしまった。おまけに永琳や藍までやるし・・・。

 

 

鳳凰「しかし、紫には驚いたな・・・。こいしの事を許すなんて・・・。まあ、半年前の異変で紫にも恩があるしな。当たり前か。」

 

 

そう、紫は今回の古明地こいしの件を許すそうだ。理由は半年前の異変の件で紫はさとりに恩があったからだ。だが、幻想郷の理を見過ごす事は出来ない為、こいしの命を天秤に掛けさせたのだ。その結果、天秤は生の方に傾いた。だから、感謝も謝罪も必要ないし。ただ理解してくれればそれで良いと言う事だ。

 

 

鳳凰「確か、あの後藍も野球拳に参加したんだよな・・・。ダメだあれは忘れよう・・・。橙、間違っても藍の裸になる所は似るなよ・・・。」

 

 

その時、幽香と小町とにとりと射命丸の話が聞こえた。

 

 

鳳凰「幽香と小町とにとりと射命丸が何か話しているみたいだな・・・。ちょっと隠れて聞いてみよう。」

 

 

射命丸の話からすると、どうやら今回の件の後始末は大体の所終わったみたいらしい。そして、調査で分かった事を幽香達に報告していた。どうやら、はたてが色々と調査していたみたいだ。こいしは太陽の畑の演奏会に行っていたみたいらしい。どうやら、タチコマの所まで行ったが、タチコマに会えなかったようだった。そして、こいしのサードアイが開いた原因は、こいしはタチコマに恋をしたのだ。こいしはサードアイを閉じた後、孤独になった為、自分の事を見つけてくれる存在に出会ったそれがタチコマだった。それでツクモガールズ、つまりこころ達に攻撃的だった。つまり嫉妬又は渇愛だ。つまり、こころ達が傍に居たから会わなかったそうだ。そして、小町の話によれば映姫は今回の件でこいしを罰することも考えているようだ。こいしは元々、怨霊の管理者と言う是非直曲庁の役職に就いていた。そして、魂の管理を行う是非直曲庁に仕えている者が現世で理不尽に生者を殺せば、当然罰せられる。例え、殺した相手が天狗の様な妖怪だとしても。小町の話によれば映姫の匙加減しだいみたいだ。まあ、あの閻魔は公平に裁くみたいだが。

 

 

鳳凰「まあ、あの閻魔なら大丈夫だろう・・・。だが、これは他人に言わないようにしよう。下手したら、天狗の内部で反乱が起きそうだからな・・・。」

 

 

鳳凰はそのまま、タチコマ達の所に向かった。ちなみに、宴会中にアリスからかわいいクマの人形をもらった。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「ここにタチコマ達がいるて聞いたんだが・・・。どこかな・・・?」

 

 

その時、メディスンと早苗が来た。

 

 

メディ「鳳凰ちょっとこっちに来て。」

 

 

鳳凰「どうしたんだ?メディ。」

 

 

早苗「その前にコレを付けてください。」

 

 

早苗から渡された物はガンダムていう書かれた文字のダンボール箱だった。

 

 

鳳凰「・・・・・。え~と、これはどういう事だ?」

 

 

すると、同じ書いたダンボール箱を着た鈴仙と妖夢が居た。そして、察した。

 

 

鳳凰「わかったよ。着るから・・・。」

 

 

鳳凰は着て、メディスンと早苗に連れて行かれた。

 

 

 

 

 

 

メディスン「こころ、小傘。」

 

 

小傘「メディと早苗さん、どうしたの・・・?」

 

 

早苗「タチコマ!!悪のロボットを用意しましたよ!!!」

 

 

タチコマ「えっ?悪のロボット?」

 

 

そして、目の前にはダンボール箱を着た。妖夢と鈴仙と鳳凰が居た。

 

 

鳳凰・妖夢・鈴仙「・・・・・。」

 

 

小傘「アレ・・・、何・・・?」

 

 

メディスン「ガンダム。」

 

 

ハダリ「・・・・・。」

 

 

妖夢「早苗さん、何か違いませんか・・・?」

 

 

鳳凰「おい、緑巫女。これのどこがガンダムなんだ?これはただのダンボールを着ただけじゃねーか・・・。」

 

 

早苗「分かっています。ですが、コレはコレで良いのです。」

 

 

鳳凰「おい、ギャグで言ってるのか。」

 

 

妖夢「私、こんなダンボールをかぶって何をしているのだろう・・・?」

 

 

鈴仙「妖夢、このダンボールをBLの新しい題材に使えないかしら・・・!?」

 

 

妖夢「はっ!!その発想を思いつくとは鈴仙って天才!?」

 

 

鳳凰「いや、逆に何でそういう発想になるのか私は不思議だよ・・・。」

 

 

タチコマ「そうか!!コレが若さか!!!」

 

 

鳳凰「いや違うからね。若さという意味は・・・。」

 

 

早苗「神は言っています・・・!!ガンダムマイスターに祝福あれと・・・!!」

 

 

鳳凰「いや!!祝福できねぇよォォォォ!!!これがガンダムだったら即死ぬはわァァァァ!!!」

 

 

小傘「こころ・・・、どうしよっか・・・?」

 

 

こころ「会いたかった・・・!!会いたかったぞ、ガンダム!!!」

 

 

小傘「こころ!?」

 

 

鳳凰「あれ、何だろう何か嫌な予感が・・・。」

 

 

こころ「斬り捨て御免んんんんんん!!!」

 

 

鳳凰・鈴仙・妖夢「ぎゃあああああ!!!」

 

 

鳳凰と妖夢と鈴仙はこころに切られた。

 

 

メディスン「駄目だこりゃ。」

 

 

早苗「やはり、腐女子と鳳凰にガンダムマイスターは相応しくありません。」

 

 

タチコマ「どうやら、若さゆえの過ちだったみたいだね。」

 

 

鳳凰「いや、違うから・・・。」ガク

 

 

そして、鳳凰は気絶した。ちなみに傷は浅かった。

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくして、さとりが来た。

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

タチコマ「あっ、さとりさん!!どこへ行ってたの!?」

 

 

さとり「ちょっとね・・・。それより、こいしは・・・?」

 

 

タチコマ「アレ?どこへ行ったんだろう?さっきまで居たんだけどな・・・。」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

そして、メディスン達が来た。

 

 

メディスン「タチコマ、どうしたの?」

 

 

タチコマ「みんな、こいしちゃんを見なかった!?」

 

 

小傘「見てないけど・・・。もしかして、居ないの?」

 

 

タチコマ「うん、どこへ行ったんだろ・・・!?」

 

 

こころ「もしかして、無意識の中に入ってしまったんじゃ・・・。」

 

 

小傘「じゃあ、わちき達じゃ探せないよ・・・。」

 

 

メディスン「タチコマじゃないと無理。」

 

 

タチコマ「・・・・・。僕もゴーストを手に入れちゃったから、無理かもしれない・・・。」

 

 

さとり「タチコマ・・・。」

 

 

こころ「・・・・・。取り敢えず、神社の境内を探してみましょう。姿は見えなくても痕跡はあるかもしれないわ。」

 

 

小傘「そうだね!!神社はそんなに広くないし見つかるよ!!」

 

 

メディスン「コンパロ!!!」

 

 

さとり「皆さん・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。そうだね・・・!!こいしちゃんを探してみよう・・・!!」

 

 

鳳凰「そうだな!!一緒に探せば見つかるかもしれないからな。」

 

 

こころ「鳳凰・・・、今頃起きたのね・・・。」

 

 

取り敢えず、鳳凰はタチコマと一緒に探すことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「駄目だ。どこにも居ないな・・・。」

 

 

タチコマ「う~ん・・・。博麗神社は広くないけど、周りの雑木林は広いからな・・・。それに神社を触れた可能性もあるし・・・。・・・・・。不確定な要素に恐怖を感じる・・・。コレが不安と言う物なんだな・・・。って、自分の心の動きを冷静に分析してる場合じゃないよ・・・。」

 

 

鳳凰「アイツ何言ってるんだ・・・?」

 

 

すると、ハダリが来た。

 

 

ハダリ「・・・・・。」

 

 

タチコマ「ハダリ、こいしちゃんは見つかったかい!?」

 

 

ハダリ「・・・・・!!」

 

 

タチコマ「えっ!?向こうに居るの!?ありがとう、ハダリ!!」

 

 

鳳凰「アリガトな。ハダリ。」

 

 

ハダリ「・・・・・。」

 

 

タチコマ「あっ、そうだ。」

 

 

ハダリ「・・・・・?」

 

 

タチコマ「僕が機能停止から目覚める前に、白い空間で君に会ったんだ。」

 

 

ハダリ「・・・・・。」

 

 

タチコマ「もしかしたら、アレが夢と言う物だったのかもしれないな。それでさ、君はもしかして・・・。」

 

 

鳳凰は次元の力でハダリを調べようとしたが・・・

 

 

タチコマ「・・・・・。イヤ・・・、やっぱり止めておくよ。今の君はハダリ。それで良いんだよね?」

 

 

ハダリ「・・・・・!!」

 

 

鳳凰は調べるの止めた。

 

 

タチコマ「じゃあ、行くよ!!」

 

 

タチコマはこいしの所に行った。

 

 

鳳凰「ハダリ。タチコマがお前を知っているような事を言ってたから、最初はお前の事を調べようとしたんだ。・・・だが、タチコマはそれ以上お前の事を詮索するのは止めた。だから、私もお前の事を詮索するのは止めとくよ。じゃあ、私も行くわ。」

 

 

鳳凰もこいしの所に行った。その後、小町が来た。

 

 

小町「ん?向こうへ行ったのはタチコマと鳳凰か?」

 

 

ハダリ「・・・・・!!」

 

 

小町「何だ、もう見つかったのか。じゃあ、手伝うまでも無かったな。」

 

 

ハダリ「・・・・・!?」

 

 

小町「えっ?「私の言っている事が分かるのか」って?そりゃあ、死神だったら魂の声を聞く位は訳ないよ。」

 

 

ハダリ「・・・・・。」

 

 

小町「しかし、中々面白い器を選んだな。気に入っているのかい?」

 

 

ハダリ「・・・・・!!」

 

 

小町「「不自由な体で知らない世界を自由に生きるのも悪くない」か・・・。アンタ、変わった奴だね。」

 

 

ハダリ「・・・・・。」

 

 

小町「さて、あたいは他の奴等に見つけたと伝えに行くよ。」

 

 

ハダリ「・・・・・。」

 

 

小町「私と話をした事はみんなには黙っていてほしい?良いよ、お前がそれを望むならな。」

 

 

ハダリ「・・・・・!!」

 

 

小町「感謝は要らないよ。じゃあ、幻想郷を楽しんでいきな。」

 

 

そして、小町はこいしが見つかったとみんなに言いに行った。

 

 

 

 

 

 

 

タチコマと鳳凰はこいしが居るところに行った。そこは神社の門の前だ。

 

 

タチコマ「こいしちゃん、此処に居たんだね。

 

 

鳳凰「こいし、こんなところに居たのか?みんな心配したぞ。」

 

 

こいし「タチコマ・・・。鳳凰・・・。」

 

 

タチコマ「ゴーストを手に入れた僕に君を見つける事は出来ないと思っていたけど、どうやら僕の視覚素子には関係無かったみたいだ。これなら、今まで通りに君を見つける事が出来る。」

 

 

こいし「そう・・・」

 

 

鳳凰「何だ心配して損したぞ・・・。」

 

 

タチコマ「それにしても、此処から見る景色は凄いね。今の僕なら、この景色の素晴らしさがよく分かる。この景色は僕の心に感動を与えてくれるんだ。」

 

 

鳳凰「確かに心がジーンと来るな。」

 

 

こいし「・・・・・。タチコマや鳳凰は何で私の傍に居てくれるの・・・?」

 

 

タチコマ「もしかして、僕や鳳凰さんが傍に居るのが嫌なの?」

 

 

鳳凰「そうなのか・・・?こいし・・・?」

 

 

こいし「ううん・・・、嬉しいよ・・・。でも・・・。私・・・、タチコマやみんなに酷い事したのに・・・。何で・・・?」

 

 

タチコマ「・・・・・。前の僕だったら、その問いに答えられなかっただろうね。でも、今の僕なら答える事が出来る。」

 

 

こいし「えっ・・・?」

 

 

タチコマ「君の傍に居たいと囁くんだよ、僕のゴーストが。」

 

 

鳳凰「私は自分の武士道が響くんだよ。」

 

 

こいし「・・・・・。でも、タチコマや鳳凰は私が知らない私も知っているんでしょ・・・?」

 

 

タチコマ「・・・・・。うん、知っているよ。」

 

 

鳳凰「私もだ。」

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

タチコマ「心を開いた君は怒りや悲しみや恐怖に満ち溢れていた。きっと、心の中にずっと溜めていた感情が噴き出したんだろうね。」

 

 

こいし「それが本当の私だとしても・・・。それでも、私の傍に居たいの・・・?」

 

 

タチコマ・鳳凰「うん。」

 

 

こいし「どうして・・・!?」

 

 

タチコマ「それはあの時の君も今ここに居る君も、本当に君だからさ。」

 

 

こいし「えっ・・・!?」

 

 

タチコマ「こいしちゃん、君はサードアイを閉じて心を捨てたと思っていたみたいだけど、本当は捨ててなかったんだよ。君の心は少し開いていて、その隙間からジッとみんなの事を見ていたんだ。その証拠に君は歌が大好きでしょ?」

 

 

こいし「うん・・・。」

 

 

タチコマ「歌と言うのは自分の感情を表現する物。そして、感情は心から生まれる。だから、君は心を捨ててないんだよ。」

 

 

こいし「私の中に心が・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。確かに君はその心の所為でみんなに酷い事をしたのかもしれない。でも、それは仕方のない事だと僕は思っている。」

 

 

鳳凰「私もタチコマと同意見だ。」

 

 

こいし「でも、私は・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん、僕はもう君の事を許しているんだ。だから、僕を君の傍に居させてほしい。」

 

 

鳳凰「私も許しているよ。だから、そんなに落ち込むなよ・・・。」

 

 

こいし「タチ・・コマ・・・、鳳・・凰・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん・・・。」

 

 

鳳凰「こいし・・・。」

 

 

こいし「うっ・・ううぅ・・・!!」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

鳳凰「・・・・・。」

 

 

その時、さとりとこころ達が来た。

 

 

さとり「タチコマ・・・。」

 

 

鳳凰・タチコマ「みんな・・・。」

 

 

こいし「お姉ちゃん・・・。」

 

 

さとり「こいし・・・、さあ・・・。」

 

 

こいし「うん・・・。みんな、ごめんなさい・・・。」

 

 

タチコマ「こいしちゃん・・・。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

さとり「私からも謝ります。私の妹が皆さんに怪我をさせてしまい、どうもすいませんでした。」

 

 

メディスン「・・・・・。」

 

 

小傘「良いよ・・・。許してあげる・・・。」

 

 

さとり「小傘さん・・・!!」

 

 

鳳凰「小傘!!お前・・・!!」

 

 

こいし「本当に良いの・・・?」

 

 

小傘「だって、貴方もタチコマの傍に居たかったのでしょ・・・?だったら、わちき達と同じじゃない・・・。」

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

小傘「タチコマが傍に居なくて寂しかったんだよね・・・?」

 

 

こいし「うっ・・うぅぅ・・・。」

 

 

さとり「こいし・・・。」

 

 

こころ「・・・・・。古明地こいし、私も貴方を許すわ。」

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

こころ「でも、もう二度と私の友達を傷付けないで。」

 

 

こいし「うん・・・。」

 

 

メディスン「ハダリ、許してあげる?」

 

 

ハダリ「・・・・・!!」

 

 

メディスン「ハダリが許すって。」

 

 

こころ「メディスン、貴方は・・・。」

 

 

メディスン「私はもう許してるよ。」

 

 

鳳凰「メディ、お前は良い子だな。」

 

 

タチコマ「・・・・・。良かった・・・。」

 

 

その時、幽香、小町、にとり、霊夢、紫、藍、橙が来た。

 

 

紫「見た所、話は無事に纏まった様ね。」

 

 

タチコマ「みんな!!」

 

 

紫「タチコマ、貴方に話したい事があるわ。」

 

 

タチコマ「もしかして、異変の事?どんな話かな?」

 

 

紫「・・・・・。河城にとりが解析してくれたデータのお陰で機械兵器の出所が分かったわ。つまり、貴方が居た世界を見つけたと言う事よ。」

 

 

タチコマ「本当に!?」

 

 

鳳凰「・・・・・。」

 

 

藍「後はこれらの世界と幻想郷との繋がりを経てば、機械兵器の襲来は無くなる。」

 

 

橙「これで今回の異変もようやく解決すると言う事です。」

 

 

タチコマ「そっか、それは朗報だよ!!」

 

 

紫「・・・・・。ただ、それを行う前に貴方を元の世界へ帰さなければいけないわ・・・。」

 

 

小傘「えっ・・・!?」

 

 

タチコマ「・・・・・。確かに僕の世界から来る兵器の襲来を阻止する為に幻想郷との繋がりを断つ訳だからね・・・。その前に僕が帰らないと・・・。」

 

 

鳳凰「そうか・・・。タチコマは異界から来たもんな。なら、当たり前か・・・。」

 

 

こころ「タチコマは直ぐに帰らなきゃいけないんですか・・・!?」

 

 

紫「余り時間は掛けられないわ・・・。今この瞬間にも次の機械兵器が来るかもしれない・・・。」

 

 

鳳凰・こころ「・・・・・!!」

 

 

メディスン「タチコマ・・・!!」

 

 

タチコマ「メディスンちゃん・・・。」

 

 

小傘「・・・・・!!」

 

 

タチコマ「小傘ちゃんも・・・。」

 

 

こころ「2人とも・・・、泣かないで・・・。」

 

 

鳳凰「お前等・・・、泣くなよ・・・。こっちまで涙でるだろう・・・。」

 

 

小傘「うぅ・・うぅぅ・・・!!」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

にとり「タチコマ、幻想郷に居るつもりなら、何時でも整備してやるぞ。」

 

 

タチコマ「にとりさん・・・。」

 

 

幽香「にとり、これはタチコマが決める事よ・・・。」

 

 

にとり「ごめん・・・、そうだね・・・。」

 

 

小町「謝るな・・・。気持ちは分かるさ・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

こいし「タチコマ・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん・・・。」

 

 

こいし「傍に居てくれるでしょ・・・!?私の・・・みんなの傍に居て・・・!!」

 

 

さとり「こいし・・・。」

 

 

タチコマ「・・・・・。」

 

 

紫「タチコマ、決心はついたかしら?」

 

 

タチコマ「そう言えば・・・。藍さん、僕が異変の解決に協力したら、報酬が貰える約束だったよね?」

 

 

藍「そうだな。だから、今からその報酬としてお前を元の世界へ帰そうと・・・。」

 

 

タチコマ「違う。僕の報酬はそれじゃない。」

 

 

橙「えっ?どう言う事ですか?」

 

 

タチコマ「僕の報酬は・・・。僕を幻想郷の住人にしてほしい。」

 

 

こいし「タチコマ・・・!!」

 

 

鳳凰「タチコマ・・・!!お前・・・!!」

 

 

紫「タチコマ、それは二度と元の世界へは帰れないと言う事よ。そして、貴方の世界に居る仲間とも二度と会えない事を意味するわ。」

 

 

タチコマ「分かってるよ。でも、それでも良いんだ。」

 

 

紫「・・・・・。」

 

 

タチコマ「紫さん、僕は仲間と経験や知識を並列化でずっと共有してきた。でも、僕が幻想郷で得た沢山の物は僕だけの物にしたいと思い始めたんだよ。きっと、この思いが僕が僕であると言う証なのかもしれない。それを得たから、僕の中にゴーストが宿ったんだと思うんだ。」

 

 

紫「本当に後悔しない・・・?」

 

 

タチコマ「・・・・・。確かに僕の様に復元できた仲間が居たら会いたい・・・。それに少佐やバトーさん、9課のみんなにも会いたい・・・。」

 

 

紫「・・・・・。」

 

 

タチコマ「でも、今の僕の傍にはみんなが・・・。幻想郷で出会った沢山の友達が居る。僕はもう独りじゃない。だから、寂しくないんだ。」

 

 

紫「そう・・・。」

 

 

霊夢・鳳凰「紫・・・。」

 

 

紫「幻想郷は全てを受け入れる・・・。タチコマ、貴方を幻想郷の住人として歓迎しましょう。」

 

 

タチコマ「本当!?やったやった~~!!!」

 

 

メディスン「タチコマ!!」

 

 

小傘「良かった~~!!良かったよ~~!!!」

 

 

こころ「これでずっと一緒に居られるわね・・・!!」

 

 

鳳凰「タチコマ!!何でも屋”鳳凰”に遊びに来いよ!!!いつでもお前を歓迎する!!!お前は今日から私の友達だ!!!」

 

 

タチコマ「みんな・・・!!」

 

 

こいし「タチコマ・・・!!」

 

 

タチコマ「こいしちゃん、僕は君の傍に居る。約束するよ。」

 

 

こいし「うん・・・!!」

 

 

タチコマ「みんな、お願いがあるんだけど良いかな?」

 

 

メディスン「何?」

 

 

タチコマ「こいしちゃんと友達になってほしいんだ。」

 

 

こころ「・・・・・。」

 

 

こいし「・・・・・。」

 

 

小傘「良いよ。わちきと友達になりましょう。」

 

 

こいし「・・・・・!!」

 

 

メディスン「私も。」

 

 

こころ「・・・・・。古明地こいし、今度からよろしくね。」

 

 

鳳凰「こいし、何でも屋”鳳凰”にいつでも遊びに来い。歓迎するから。」

 

 

こいし「うん・・・!!」

 

 

さとり「・・・・・。」

 

 

勇儀「そうと決まれば、今日の宴会はタチコマの歓迎会だ!!!じゃんじゃん飲むぞ~~!!」

 

 

萃香「射命丸!!!祝い酒が足りんぞ!!!酒をじゃんじゃん持って来い!!!」

 

 

文「はい!!只今!!!」

 

 

永琳「鬼の酒好きには呆れるわね・・・。」

 

 

輝夜「あら、星熊勇義に負けた事を根に持ってるの?」

 

 

早苗「タチコマ~~!!私も友達にして下さ~~い!!!」

 

 

鳳凰「タチコマに変な事するなよ・・・。」

 

 

魔理沙「タチコマ!!私とも友達になって、紅魔館の本を・・・!!」

 

 

アリス「魔理沙、何を言ってるのよ。まったく・・・。」

 

 

鳳凰「魔理沙ァァァァ!!お前はまだ懲りてないのかァァァァァ!!!」

 

 

妖夢「幽々子様!!私、このままじゃ裸になっちゃいます!!」

 

 

幽々子「投降は駄目よ♪貴方の友達の兎さんを裸にしてあげなさい♪」

 

 

てゐ「鈴仙、師匠の仇をちゃんと取れよ~~。」

 

 

鈴仙「だからと言って、何で妖夢と野球拳しなきゃいけないのよ~~~!!」

 

 

にとり「今度は妖夢と鈴仙が野球拳してるよ。」

 

 

小町「アイツ等、何やってんだか・・・。」

 

 

幽香「やはり、筋肉ムキムキの男同士が野球拳をしていた方が見ていて面白いわ。」

 

 

鳳凰「幽香・・・。」

 

 

霊夢「はぁ?アンタも大した趣味してるのね・・・。」

 

 

鳳凰「えっ!!霊夢!!!」

 

 

藍「此処はもう一度、乱入するしかないか・・・!?」

 

 

橙「藍様、自重して下さい。」

 

 

紫「やれやれ・・・。私の快気祝いがタチコマの歓迎会に変わってしまったわね・・・。」

 

 

タチコマ「何だから、少し悪い事をしちゃったかな?」

 

 

紫「良いのよ。私の快気祝いなんて大した事じゃないわ。」

 

 

鳳凰「そうだぞ。幻想郷の住人はギャーギャー騒ぐ奴がいっぱい居るんだから。」

 

 

タチコマ「・・・・・。紫さん、僕が居た世界との繋がりを断つ前にお願いしたい事があるんだけど良いかな?」

 

 

紫「何かしら?」

 

 

タチコマ「え~とね・・・。」

 

 

紫はタチコマの願いを聞いた後、鳳凰にも手伝わせた。

 

 

 

 

 

 

 

そして、博麗神社に朝日が昇った。

 

 

タチコマ「・・・・・。僕のメッセージ、届いたかな・・・?)」

 

 

鳳凰「届くと良いな。お前のメッセージ。」

 

 

タチコマ「そうだね。ところで何でも屋”鳳凰”はどこにあるの?」

 

 

鳳凰「何でも屋”鳳凰”は人里の寺子屋の2階にあるぞ。いつでも遊びに来てもいいからな!!!」

 

 

タチコマ「うん!!必ず行くよ!!鳳凰さんこれかもよろしく!!」

 

 

鳳凰「あぁ、よろしくな!!」

 

 

そして、こいしやこころ達が来た。

 

 

こいし「タチコマ。鳳凰。」

 

 

タチコマ「あっ!!みんな!!」

 

 

メディスン「何してるの?」

 

 

タチコマ「ここから景色を眺めていたんだ。幻想郷は狭いって聞いたんだけど、結構広く見えるよね。」

 

 

鳳凰「そうだな。幻想郷は広いな。」

 

 

こころ「ええ、私達がまだ知らない所も沢山あると思うわ。」

 

 

タチコマ「本当に?」

 

 

小傘「じゃあ、みんなで行ってみよっか。」

 

 

メディスン「コンパロ!!」

 

 

ハダリ「・・・・・!!」

 

 

鳳凰「ハダリ!!お前もいつでも遊びに来いよ。何でも屋”鳳凰”に!!!」

 

 

ハダリ「・・・・・♪」ペコ

 

 

こいし「タチコマ♪行きましょ♪」

 

 

鳳凰「やれやれ、休暇は1週間延長だな。」

 

 

タチコマ「それじゃあ、どこへ行こうかな・・・。幻想郷は広大だね。」

 

 

鳳凰「そうだな。この世界広いな!!」

 

 

鳳凰とタチコマ達は1週間幻想郷を回る事になった。

 

                                   完

 

 

                          番外編最終回~後編~終わり





~後書き~

これで、番外編。東方鳳凰屋と東方思考戦車のクロスオーバーを終わります。この番外編を読んで下さった皆様ありがとうございました。そして、ほぎゃおさん。この度のクロスオーバーを許可してくれてありがとうございました。これからもほぎゃおさんを応援します。頑張ってください。これからもこの小説をよろしくお願いします。ちなみに東方鳳凰屋と東方白夜叉のクロスオーバーも終盤です。これからも頑張ります。


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何でも屋”鳳凰”始まり編
チンピラて変な顔ばかりだよね


土方です。東方の二次小説ははじめてですので、温かい目で見てください。

それではどうぞ。


ここは忘れ去れたものたちが集う場所、「幻想郷」その世界には妖怪や神や色んな種族が住んでいる。

そこに外の世界から修行を終えて幻想郷に帰ってきた人物がいた。

 

 

鳳凰「修行を終えて久しぶりに幻想郷に帰ってきたのはいいが、何を食べようか。」

 

 

第1話「チンピラて変な顔ばかりだよね」

 

 

私の名前は「鳳凰」小さい頃に外の世界で修行をしてた人間だ。普通の人間と違い、私は次元を操る程度の能力を持っている人間だ。その能力の力で外の世界と幻想郷または異界とも行き来できる。そのおかげで外の世界で修行してた。まあ2年くらいは異界で修行してたけどな。まあ私の自己紹介はこれくらいにして、今私は外の世界で修行を終えて、幻想郷に帰ってきた所だ。今は幻想郷の人里にいる。何をたべようか考え中だ。

 

鳳凰「ん。あれは甘味屋か。よしそこの店で何か食べようか。」

 

早速俺は甘味屋の店内に入った。店内は甘い匂いがした。ん~いい香りだ。よしとりあえず団子にしよう。

 

 

鳳凰「すいません。団子一つお願いできるか。」

 

店長「へい。ただいま。」

 

とりあえず俺は注文した団子を待つことにした。その時だった。前の方で何か揉めているようだ。

 

 

チンピラA「おい、この店の団子まずくねーか。」

 

チンピラB「ほんとすね。」

 

うわぁ、幻想郷にもチンピラがいるんだな。昔はいなかったのに関わらないほうがいいな。

 

チンピラA「この店はぼろいし、店員が男ばっかりだしよ。」

 

チンピラB「ほんとすね。この店潰しちゃいましょうか。兄貴。」

 

 

こいつら調子に乗りやがってちょっと文句言ってやるか・・・

 

???「ちょっとこの店に文句を言わないでよ。」

 

???「この店は私たちや人里の人達のお気に入りの場所なの。」

 

???「だから文句を言わないで。」

 

その時、三人の妖怪の小娘たちがチンピラに文句を言った。

 

 

店員「こころちゃん達、お願いだからそこのお客さん達に刺激しないで、噂だけど人里で一番有名な悪い連中なんだ。」

 

こころ「でもこの人達この店に文句を言ったのよ。許せないわよ。」

 

チンピラA「妖怪の小娘が何を言うか。」

 

チンピラB「妖怪は人里の中では暴れないからて口文句だけか。あははは。」

 

 

おいおい。何か変な方向になってるぞ。まずいな早く止めなきゃ。

 

???「なんかこの人変な顔。」

 

チンピラA「何だと。」

 

???「だってバカみたいな顔してる。」

 

チンピラA「この野郎、ふざけやがって。」

 

その時、チンピラのリーダー格の人が妖怪の3人娘達をなぐり飛ばし、その衝撃で妖怪の3人娘達が店の外に飛び出し、チンピラ達も店の外にでた。

 

妖怪の3人娘達「きゃーーーー。」

 

チンピラA「ふざけやがって、妖怪殺しても罪にはならねぇ。そこの妖怪まとめて殺してやる。

 

チンピラB「兄貴!人里で暴れたら博麗の巫女と人里の自警団が来ますよ。」

 

チンピラA「だいじょうぶ。その前に殺してやる。ちょうどここに新しい武器がある。これでやってやる。」

 

チンピラのリーダー格の奴が大きな刀を取り出し妖怪の一人を切り殺そうとした。

 

???「きゃ~~~~!」

 

???「やめてーーーー!!」

 

 

やべぇ、人里で殺人事件・・・じゃなくて、妖怪の殺人事件はもっとやべぇよ。とめなきゃ。

 

 

 「やめなさい」

 

 

あれはまさか・・・霊夢?

 

 

 

 

 

霊夢「そこのチンピラ達おとなしく人里で暴れるのはやめなさい。ここは人里よ。」

 

 

まちがいねぇ、霊夢だ。へへ、キレイな女になりやがって。

 

チンピラA「ちっ、博麗の巫女が来たか。まあ人を傷つけられないから、安心できるけどな。」

 

霊夢「残念だけど、私は自警団の依頼で人里に来ていたの。最近、人里で指名手配中の危険な武装集団が居ると言う話をね。」

 

チンピラA「なるほど、巫女の勘で俺たちがその武装集団だって言うのか。正解だ。その武装集団は俺たちの事よ。」

 

 

その時、チンピラの周りにたくさんの武装した兵達が集まった。よく見たら全員人間じゃん。

 

霊夢「何よこれ。全員人間じゃないの。これじゃうかつに攻撃できないわ。」

 

人里の人間A「おい。まずいぞ。確か博麗の巫女は人間相手に攻撃できないよな。」

 

人里の人間B「妹紅さん率いる自警団呼んだ方がいいか。」

 

仕方ない。出るか。

 

 

 

 

鳳凰「おい。そこのチンピラ武装集団。そこで暴れるんならよそでやんな。」

 

チンピラA「あん。誰だテメェは。」

 

鳳凰「チンピラに語る名はない。」

 

チンピラB「なんだと、兄貴に何て口を言うんだ。」

 

霊夢「!!...あんたまさか鳳凰?」

 

鳳凰「下がってな。霊夢。」

 

霊夢「えぇ。わかったわ。」

 

鳳凰「おい。そこの変な顔したチンピラ。お前がリーダーだな。来いよ。俺が相手になってやる。」

 

チンピラA「おい。貴様俺を変な顔て言ったな。上等だ。最初にお前を殺してやる。」

 

鳳凰「ああ、来いよ。変な顔したチンピラのリーダーさん。」

 

チンピラA「ふざけやがって、この刀で斬ってやる。」

 

チンピラのリーダーは刀を持って、鳳凰を襲いに来た。

 

霊夢「鳳凰、危ない!!。刀が来るよ。」

 

チンピラA「おりゃーーーーー。」

 

 ブン

 

鳳凰「次符「次元の壁」」

 

 パキン

 

霊夢・???・???・???・人里の人間「え?」

 

霊夢や人里の人間は驚いていた。それもそのはず、リーダー格のチンピラの刀が折れたのだ。しかも・・・

 

チンピラA「え、俺の刀が折れた!?しかもお前何で無傷なんだ!?」

 

鳳凰「私の能力は次元を操る程度の能力。次元の力で空気の壁だって作れる。今度は、こっちの番だ!!」

 

チンピラA「ひいっ。」ガタガタ

 

そして、鳳凰の拳が青く光った。

 

鳳凰「次符「次元拳」」

 

 ボカ

 

チンピラA「ぎゃあああ。」

 

チンピラは上空に飛ばされ、地面に落ちた

 

 ドサ。

 

チンピラB「兄貴ーーー。くそ。みんな逃げろ!」

 

霊夢「そうはさせないわよ。」

 

霊夢は武装集団を逃がさないように結界で囲った。

 

チンピラC「これは結界。くそ、逃げられねぇ。」

 

霊夢「さて、自警団が来るまでここで待っててもらおうかしら。」にこにこ

 

鳳凰「待っててくれますよね。」バキボキ

 

チンピラ全員「はい。」ガタガタブルブル

 

 

 

 

 

 

 

 ~30分後~

 

妹紅「そこまでだ。指名手配のチンピラ武装集団。全員お縄に・・・あれ?」

 

妹紅と自警団が着いた頃には、チンピラの武装集団は怯えながら土下座していて、すでに捕らえていた。

 

霊夢「あら、妹紅じゃない。来るのが遅かったわね。」

 

霊夢が妹紅に話しかけってきた。

 

妹紅「霊夢。これみんなお前がやったのか。」

 

霊夢「違うわよ。全部あいつがやったわ。」

 

妹紅「え?」

 

霊夢が指さした方向を見ると甘味屋の外の椅子で団子を食べてる青年がいた。

 

鳳凰「おお。ここの店の団子旨いな。いいのか店長この店の団子タダで食ってもいいんですか?」

 

店長「いいよ。お前さんのおかげで、この店は守られたんだ。これはお礼だ。」

 

鳳凰「サンキュー。店長さん。」

 

妹紅は周りをみた。そこにはチンピラのリーダーは地べたに気絶してるし、人里の人達からもありがとうて言う声が聞こえた。

 

妹紅「これは全部君がやったの?」

 

鳳凰「まあ、そんなところです。チンピラのリーダーを倒したら、チンピラ達全員が泣きながら土下座してきた。」

 

妹紅は、だいたい察しがついた。霊夢と青年がチンピラ達を泣かしたことを。

 

妹紅「そうか。私の名前は藤原妹紅だ。霊夢から話は聞いた君のおかげで人里の安全が守られた。ありがとう。そういや君の名前は?」

 

鳳凰「私の名前は鳳凰です。以後よろしく。」

 

妹紅「鳳凰だな。よろしく。」

 

鳳凰「よろしく。」

 

???「あの~。」

 

鳳凰「ん?」

 

???「助けてくれてありがとう。」

 

あれは、確かチンピラにぶっ飛ばされた。付喪神3人娘か。

 

鳳凰「君たちは、さっきの付喪神の妖怪3人だよね。」

 

???「えっ。どうして私たちが付喪神だってわかったの?」

 

鳳凰「見た目と勘でわかったのさ。そういえば君たちの名前は?」

 

こころ「見た目と勘でわかるなんてすごい。あ、私の名前は奉こころ。」

 

小傘「わちきの名前は多々良小傘。」

 

メディスン「メディスン・メランコリー。」

 

鳳凰「そうか。私の名前は鳳凰だ。よろしく。」

 

こころ・小傘「よろしく。」

 

メディスン「・・・」

 

鳳凰「あれ?メディスンちゃんだけ、よろしくて言わないの?」

 

小傘「メディ。ちゃんとよろしくて言わなきゃダメだよ。」

 

メディスン「よろしく。」

 

鳳凰「どういたしまして。」

 

メディスンちゃんだけ、だんまりか。この感じだと人間を嫌っているな。

 

妹紅「私もお礼をしよう。君が欲しいものは何?」

 

鳳凰「そうだな。とりあえず人里に何でも屋を開こうかと思ってるかな。」

 

妹紅「わかった。慧音に相談してみるよ。それまで待ってくれる?」

 

鳳凰「わかりました。妹紅さん、お願いします。」

 

妹紅「わかったわ。それじゃ、またね。」

 

鳳凰「またな。」

 

そう言って、妹紅は捕らえたチンピラの武装集団を連れて帰って行った。

 

鳳凰「さてと、霊夢久しぶりだな。」

 

霊夢「何が久しぶりよ。あんたが外の世界に行ったあと、私、鳳凰を幻想郷中探し回ったのよ。まあ、その後紫から全部聞いたけど。」

 

鳳凰「悪かったな。霊夢に何も言わなくて外の世界に修行に行ってしまって、お詫びに外の世界で修行していた時の話をするよ。」

 

霊夢「わかったわ。今回はそれで許すわよ。」

 

鳳凰「あのさ霊夢、私幻想郷に帰ってきたばかりで今泊まる場所がないんだ。だからお前の神社に泊めてくれるか。」

 

霊夢「わかったわ。ただしお賽銭はちゃんと入れなさいよ。それとお土産話聞かせてよ。」

 

鳳凰「あいかわず、お賽銭の事を言うのか。」

 

霊夢「うるさいわね。」

 

やれやれ、霊夢はあいかわらずだな。

 

鳳凰「そうだ。霊夢、せっかくだからさ今夜は鍋パーティーにするか。それと小傘、メディスン、こころも連れてていいか。」

 

霊夢「いいわね。妹紅から報酬結構もらったから、今夜は神社で鍋にしましょう。ちょうど神社に鍋用の食材があるから。それとそこの付喪神3人も来てもいいわよ。大勢で食べるとおいしいわ。」

 

小傘「えっ。いいの。わちきたちも鍋パーティーに参加していいの?」

 

鳳凰「霊夢はお金入ると上機嫌だから、参加してもだいじょうぶだよ。」

 

こころ「じゃ。お言葉に甘えて。」

 

霊夢「あいかわず鳳凰はお人よしなんだから、いや、この場合はお妖怪よしだっけ。」

 

鳳凰「それギャグでいってるのか。」

 

霊夢「違うわよ。」

 

鳳凰と霊夢はお互い笑いあった。

 

鳳凰「よし、霊夢の許可も通ったし、店長、団子ありがとな。」

 

甘味屋の店長「おう。また来てくれよな。」

 

鳳凰「よし。霊夢の家博麗神社に行くか。」

 

霊夢「鳳凰。あんまり食べ過ぎないようにね。」

 

鳳凰「私と白玉楼の主と一緒にするな。あいつよりそんなに食べないぞ。」

 

霊夢「なんであの亡霊と例えるのよ。」

 

そんな話をしながら鳳凰、霊夢、こころ、小傘、メディスンの五人は博麗神社に行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ここは人里の自警団の屯所。そこには妹紅と自警団の人達がチンピラ武装集団に尋問をしていた。

 

妹紅「さあ、お前らその武器どこで買った。」

 

チンピラA「人里の闇商人に買ったんだよ。その闇商人には驚いたよ。だって、人里では手に入らない武器を売ってたんだぜ。」

 

妹紅「何。人里の闇商人だと、名前は?」

 

チンピラA「名前は聞いてねえんだ。名前を聞くの忘れちまって。」

 

妹紅「しかたない。その闇商人てやつを探すか。おい、その武装集団を牢にぶっちこんでおけ。」

 

自警団員「はい!!」

 

チンピラ全員「ちょっとまって。俺たちが牢に入るんだよ!!」

 

妹紅「当たり前だ。人里で武器を買うのは駄目だ。2年位は牢に入っとれ、もし脱走したら地獄の拷問だからな。わかったな。」

 

妹紅の目はもし脱走したら焼き尽くすぞゴラァの目だった。それを見たチンピラ達は・・・

 

チンピラ全員「はい。」ガタガタブルブル

 

恐怖で震えを感じた。漏らしたやつもいる。

 

                                            第一話終わり

                                            第二話に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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物語にはライバルがすごく大事 ~前編~

お久しぶりです。土方です。
投稿間隔がすごく空けてしまってすいません。
理由は2月はいろいろ忙しかったからです。本当にすいません。
遅くなりましたが2話目です。どうぞ。


博麗神社。そこは幻想郷を包む結界「博麗大結界」を管理する場所であり、博麗神社の巫女博麗霊夢の家である。今日は外の世界で修行していた鳳凰が帰ってきため、今日は神社で鍋パーティーである。

 

 

第2話「物語にはライバルがすごく大事 ~前編~」

 

 

 

鳳凰「久しぶりに博麗神社に来たはいいが、昔とそんなに変わらないな。」

 

 

霊夢「あたりまえよ。神社はそんなに変わらないわよ。」

 

 

鳳凰「まあ、神社が変わらないの当たり前か。ところで霊夢鍋パーティーに参加する後3人はいつ来るんだ。」

 

 

霊夢「たぶん私の勘なら3人の内1人は来るんじゃない。」

 

 

神社の居間では鳳凰と霊夢と付喪神3人娘がテーブルの所に座って、鍋パーティーに参加する後3人を待っている。ちなみに霊夢が妹紅に後の3人を神社に来るように言ったのだ。

 

 

???「おい~~~霊夢~~~。」

 

 

霊夢「この声は魔理沙ね。」

 

 

鳳凰「魔理沙か久しぶりだな。」

 

 

神社の前に、スタッと降りたのは幻想郷の普通の魔法使い霧雨魔理沙である。魔理沙も鳳凰の幼馴染みである。

 

 

魔理沙「おい霊夢。鍋の具材持ってきたぜ・・・って鳳凰!?」

 

 

鳳凰「よ、魔理沙久しぶりだな。」

 

 

しかし、魔理沙は無言だった。そして魔理沙は持ってた鍋の具材をおいて鳳凰に抱きついた。

 

 

鳳凰「ちょっと魔理沙痛いよ。」

 

 

魔理沙「鳳凰久しぶりなんだぜ・・・ヒクッ、久しぶりしすぎて涙が出てきたんだぜ。」

 

 

鳳凰「そういえば魔理沙にも何も言わず外の世界に修行に行ったからな。悪かったな魔理沙。」

 

 

魔理沙「いいんだぜ。鳳凰。グス」

 

 

霊夢「あの~お取りこみ中悪いんだけど、周りを見た方がいいわよ。」

 

 

鳳凰と魔理沙は周りを見た。そこには、興味津々に見る付喪神3人娘が鳳凰と魔理沙をじっ~~と見てた。

 

 

魔理沙「あわわ、これは違うんだぜ。久しぶりの再会だから急に泣いて抱きついただけなんだぜ。(赤面)」

 

 

鳳凰「そうだよ。誰にだって泣いて抱きつくときもある。(赤面)」

 

 

小傘・こころ・メディスン「だいじょうぶ。誰にも言わないから。」ニコニコ

 

 

鳳凰・魔理沙「笑ってごまかすな~~~。」ビシッ

 

 

霊夢「やれやれ。」ニコニコ

 

 

鳳凰・魔理沙「霊夢も笑うなよ。」

 

 

鳳凰と魔理沙は霊夢と付喪神3人娘にツッコミを入れた。魔理沙は久しぶりに鳳凰にあってよろこんでいるようだ。その時、空からもう一人声がした。

 

 

???「あややーーー、魔理沙さん待ってくださいよ。」スタッ

 

 

鳳凰「あれ、射命丸じゃねーか。久しぶりだな。」

 

 

彼女の名は射命丸文、幻想郷で最高のスピードを持つ妖怪の山の鴉天狗の新聞記者である。

 

 

文「霊夢さん。私も鍋パーティに参加ありがとうございま・・・って、鳳凰様ーーーーーー!?」

 

 

鳳凰「よっ、射命丸久しぶりだな。」

 

 

文「おお、お久しぶりでごさいます。鳳凰様。いつ幻想郷にお戻りに。」ガタガタ

 

 

鳳凰「今日帰ってきたばかりだ。それとそんなに緊張するな射命丸。私は師匠と同じような立場であるがそんなに緊張しなくていいから。」

 

 

文「ははっ。ありがたきお言葉ありがとうございます。鳳凰さま。」ニコニコ

 

 

鳳凰「やれやれ。私の立場は相変わらずだな。」

 

 

霊夢と魔理沙は相変わらずだなという目で見ており、付喪神3人娘は不思議そうに射命丸文と鳳凰の会話を不思議そうに見ていた。

 

 

???「霊夢さん。頼まれた鍋の具材持ってきました。」

 

 

鳳凰「あれ?この声、外の世界で聞いたことがある声だな。」

 

 

彼女の名は妖怪の山の頂上にある守矢神社の巫女、東風谷早苗である。幻想郷で一番非常識人間である。

 

 

早苗「霊夢さん。今日はいい食材をもってきまし・・・あっ。」

 

 

鳳凰「あっ。」

 

 

その時だった。早苗と鳳凰が目があった瞬間、場の空気が変わった。2人ともにらみ始めた。

 

 

早苗「おやおや、鳳凰さんじゃないですか。なぜ幻想郷にいるんでしょうか。」ビキビキ

 

 

鳳凰「そりゃ、私は幻想郷出身だからよ。それより久しぶりですね。非常識の巫女早苗さん。」イライラ

 

 

霊夢と魔理沙と付喪神3人娘はポカーンとし、射命丸文はあわててた。

 

 

 

鳳凰「それよりも何であなたが幻想郷にいるんかな~。」

 

 

 

早苗「私は外の世界での信仰が薄れてきため、幻想郷に移住したんですよ。」イライラ

 

 

鳳凰「そうかい。はた迷惑の巫女さんがいるから幻想郷は大変だな。」ビキビキ

 

 

早苗「カチン(怒り)。相変わらず怒り狂う言い方ですね。ばか鳳凰さん。」

 

 

鳳凰「カチン(怒り)。霊夢鍋パーティーまで時間はあるか。」

 

 

霊夢「まあ、時間はたっぷりあるわ。」はあ~

 

 

鳳凰「早苗。表に出ろ。決闘(喧嘩)しようぜ。」バキボキ

 

 

早苗「いいでしょう。そっちがその気なら、こっちも本気でたたかいましょう。」ニコニコ

 

 

2人は神社の外へと行った。霊夢と魔理沙と付喪神3人娘は状況を飲み込めずにいたが、射命丸文は焦りだした。

 

 

文「あわわ、2人を止めないといけませんね。」

 

 

魔理沙「おい、文、そんなにあわててどうしたんだ?」

 

 

文「前に守矢の神様に聞いたことがあります。早苗さんは外の世界にいたときに、修行中の鳳凰にあったみたいなんです。しかも2人は殺したいほど仲が悪いらしいです!!」

 

 

霊夢「射命丸文それは本当なの!!」

 

 

文「はい。本当です。仲が悪い理由はわかりませんが。」

 

 

霊夢「まずいわね。とにかく鳳凰と早苗をとめないとね。行くわよ魔理沙!」

 

 

魔理沙「わかったぜ。霊夢。わからんが。」

 

 

霊夢と魔理沙は鳳凰と早苗を止めに行った。付喪神3人娘はまだ状況がわからなかった。

 

 

メディスン「なにが始まるんだろう?」

 

 

小傘「さあ?」

 

 

こころ「射命丸さん。なにが始まるんですか?」

 

 

文「大惨事大戦です!!私も止めに行かないと。」

 

 

それを聞いた付喪神3人娘は・・・

 

 

メディスン・小傘・こころ「私(わちき)たちも止めに行きます!!」キラキラ

 

 

文「あれ?」

 

 

付喪神3人娘達も射命丸と一緒に鳳凰と早苗の決闘(喧嘩)を止めに行った。

だが彼女達は知らなかった。2人の決闘(喧嘩)がどいうふうにやるのかを。

 

                             第2話(前編)終わり

                             第3話(中編)に続く



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物語にはライバルがすごく大事 ~中編~

どうも、土方です。最近温かくなってきましたね。
そして、第3話目(中編)です。どうぞ。


ここは博麗神社の裏庭。外の世界で修行し幻想郷に帰ってきた鳳凰と幻想郷の奇跡の巫女東風谷早苗の決闘(喧嘩)が始まろうとしていた。

 

 

 

第3話「物語にはライバルがすごく大事 ~中編~」

 

 

 

 

鳳凰「久しぶりの決闘だな早苗。」

 

 

 

早苗「ええ、そうですね。鳳凰。」

 

 

 

霊夢「その決闘ちょっと待った。」ザッ

 

 

 

鳳凰「霊夢か。私と早苗の決闘を見に来たのか。」

 

 

 

今2人は戦闘態勢に入り、鳳凰は拳を握り、早苗は巫女が使う棒を持っていた。そこに霊夢、魔理沙、射命丸、こころ、小傘、メディスンの6人が鳳凰と早苗の決闘を見に来た。(霊夢と射命丸は決闘を止めに来た。)

 

 

 

霊夢「鳳凰。今の幻想郷はスペルカードルールがあるわ。殺し合いは禁止になってるはずよ。」

 

 

 

鳳凰「そうなのか。今の幻想郷は昔と違うのか・・・ちょっと待て、スペルカードルールてなんだ?」

 

 

 

霊夢「妖怪と人間が戦いやすくするように作られたルールよ。殺し合いは禁止のはず。」

 

 

 

鳳凰「そうか。早苗とは久しぶりの殺し合いができると思ったのに。」

 

 

 

霊夢・射命丸「それだけはやめて(やめてください)。」

 

 

 

早苗「私はそれでもかまいませよ。何故なら幻想郷は常識にとらわれてはいけませんから。」ドヤ

 

 

 

霊夢「早苗。すこしは常識を使いなさい。そして、ドヤ顔するなーーー。」ビシッ

 

 

 

鳳凰「外の世界では守矢の神様が殺し合いはするなと言ってたからな。しかたない、あの戦い方でやるか。」

 

 

 

早苗「あの戦い方ですか。懐かしいですね。」

 

 

 

霊夢・魔理沙・射命丸・こころ・小傘・メディスン「あの戦い方?」

 

 

 

鳳凰・早苗「それはにらめっこだ。」

 

 

 

霊夢たちは平和的な戦い方でほっとした。だが、彼女らは知らなかった。あの2人のにらめっこの仕方が普通と違うことを。

 

 

 

鳳凰「じゃやるか早苗」

 

 

 

早苗「はい。やりましょう。」

 

 

 

そして、にらめっこが始まった。

 

 

 

鳳凰・早苗「にらめっこしましょ。笑うとまけよ。あっぷっぷ。」

 

 

 

そして、お互い変な顔してにらみ始めた。

 

 

 

早苗「ぶっ。」

 

 

 

吹いたのは早苗だった。その時だった。

 

 

 

鳳凰「はい。ドーン。」ブン

 

 

 

早苗「ふげ。」ドゴーン

 

 

 

鳳凰は吹いた早苗を殴った。(顔に)

 

 

 

霊夢達「えーーーーーーー。」

 

 

 

鳳凰「よっしゃ。俺の勝ち。」

 

 

 

魔理沙「ちょっと待て!!なんでにらめっこで負けた人を殴るの。普通は負けた人を殴らないんだぜ!!」

 

 

 

鳳凰「それが私と早苗だけのにらめっこのルールだ。」

 

 

 

射命丸「そうなんですか!!それがあの2人のにらめっこのルールなんですか!!」

 

 

 

早苗「あいかわらず、容赦ないですね。」ビクビク

 

 

 

早苗は顔面から鼻血を出していた。

 

 

 

霊夢「(鳳凰のパンチで鼻血だけで済んだ早苗もすごいわ)」

 

 

 

鳳凰「早苗もう一戦やろうか。」ニコニコ

 

 

 

早苗「はい。もう一戦やりましょう。」イエーイ

 

 

 

魔理沙「なんで殴られたのにイエーイなんだ。」やれやれ

 

 

 

魔理沙はツッコミを入れながらも、2人は再びにらめっこを始めた。

 

 

 

鳳凰・早苗「にらめっこしましょ。笑うと負けよ。あっぷっぷ。」

 

 

 

鳳凰「ぶーー。」

 

 

 

次は鳳凰が笑った。

 

 

 

早苗「はい。ドーーン。」ブン

 

 

 

鳳凰「ひでぶ!?」ドゴーン

 

 

 

早苗は巫女の棒で鳳凰を殴った。

 

 

 

射命丸「鳳凰様ーーーー!?」

 

 

 

射命丸は叫んでつっこみを入れた。

 

 

 

射命丸「鳳凰様大丈夫ですか。ていうか早苗さん普通はにらめっこは物を使わないんですよ!!」

 

 

 

鳳凰「だいじょうぶだ。射命丸。私と早苗のにらめっこは物を使ってもOKだから。」

 

 

 

射命丸「そうなんですか。じゃないですよ!!あなた達のにらめっこのルール変わりすぎですよ!!」

 

 

 

小傘「ねえ、メディにらめっこのルールてあんな感じだったけ?」

 

 

 

メディスン「普通は負けた人は殴らないのにね。」

 

 

 

こころ「小傘、メディ、あのにらめっこはだめよ。あれはあの2人のにらめっこのルールだから。」

 

 

 

メディ・小傘「は~い。」

 

 

 

こころは小傘とメディスンに真似しないように注意した。その後、鳳凰が勝ったら早苗を殴り、逆に早苗が勝ったら鳳凰を殴り、その繰り返しを続いた。霊夢達は呆れたように鳳凰と早苗の戦いを見ていた。結局、その結果2人の顔は・・・

 

 

 

鳳凰・早苗「前が見えねえ。」

 

 

 

2人の顔はぼこぼこ殴りすぎたため顔面がはれた。

 

 

 

霊夢「気が済んだ。」はぁ~

 

 

 

鳳凰・早苗「気がすみました。」

 

 

 

霊夢「じゃ、みんな神社の中に戻って鍋パーティしましょ。」

 

 

 

魔理沙「やっと鍋が食えるぜ。しかし、2人の戦い方はおもしろかったな。最後に顔がはれてるけどな。ぷぷぷ。」

 

 

 

こころ「魔理沙さん。笑っちゃだめよ。確かに笑えるけど。ぷぷぷ。」

 

 

 

小傘「でも笑えるねぇ。メディ。」

 

 

 

メディ「そうね。ぷぷぷ。」

 

 

 

霊夢、魔理沙、こころ、メディスン、小傘は笑いながら神社の中に戻っていた。

 

 

 

鳳凰・早苗「・・・」

 

 

 

射命丸「鳳凰様と早苗さん、顔の傷薬です。どうぞ。ぷぷぷ。」

 

 

 

射命丸は鳳凰と早苗に傷薬を与えて、笑いながら神社の中へと戻っていた。

そして、2人もお互いの顔を見て笑った。

 

 

 

鳳凰「私たちも神社の中に戻ろうか。早苗。ぷぷぷ。」

 

 

 

早苗「そうですね。ぷぷぷ。」

 

 

 

そして、2人も笑いながら神社の中に戻っていった。あの頃を思い出しながら。そして、鳳凰は鍋パーティを楽しみにしながら神社の中に戻っていた。

 

 

                             第3話(中編)終わり

                             第4話(後編)に続く



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物語にはライバルがすごく大事 ~後編~

どうも、鳳凰です。第4話目です。それではどうぞ。

あとこの小説は週一投稿(日曜日)にします。ただ、祝日ある週は祝日にだします。すみません。


鳳凰と早苗の死闘(?)が終わった後、鳳凰と霊夢達は博麗神社の居間に戻ってきた。しかし、鍋パーティに乱入者が来たことは知るよしもなかった。

 

 

 

第4話「物語にはライバルがすごく大事 ~後編~」

 

 

 

鳳凰「なんか戦ったら、腹減ってきた。」

 

 

 

霊夢「あれだけ戦ったら、腹減るわよ。ていうか何で顔の傷が治ってるの?」

 

 

 

鳳凰「ギャグ補正だ。」ビシッ

 

 

 

魔理沙「メタいな。おい。」

 

 

 ガラ

 

 

 

八雲紫「あら、やっともどってきたわね。」

 

 

 

慧音「おそいぞ。お前たち。」

 

 

 

妹紅「今の内に鍋の具材入れておこう。」

 

 

 

萃香「なんだ酒はないのか。」

 

 

 

そこには、不死人と半妖と鬼と妖怪4人が居間に居た。

 

 

 

霊夢「あんた達何しにきたの。」

 

 

 

慧音「私は鳳凰ていう人に会いに来た。」

 

 

 

妹紅「私は慧音の付き添いだ。ついでに鍋の具材持ってきたわ。」

 

 

 

霊夢「慧音と妹紅は鳳凰に用事があるのはわかるわ。問題なのは紫と萃香よ。」

 

 

 

紫「私も鳳凰に用事があって来たの。」

 

 

 

萃香「神社で鍋パーティやるて聞いたから来た。」

 

 

 

霊夢「なるほど。」

 

 

 

霊夢は射命丸の方を見た。

 

 

 

文「あやや、私は伊吹様だけ言ったはずですが。」

 

 

 

伊吹萃香は鳳凰の方を見た。

 

 

 

萃香「あれ、お前鳳凰じゃないか。いつ幻想郷に帰っていたんだ。」

 

 

 

鳳凰「今日、修行を終えて幻想郷に帰ってきました。ていうか酒クサ!?」

 

 

 

萃香「あははは。酒飲んでるなら仕方ないだろ。」

 

 

 

鳳凰「いや、風呂入れば酒臭いのはなくなるだろ。」

 

 

 

萃香「あいかわらず、うるさいな。」

 

 

 

鳳凰と萃香は相変わらずだなと思った。次に人里の寺子屋教師上白沢慧音が話しかけてきた。

 

 

慧音「君が鳳凰だな。」

 

 

 

鳳凰「はい。そうですが。」

 

 

 

慧音「私の名は上白沢慧音だ。君の活躍は妹紅から聞いた。人里で指名手配されていたチンピラの武装集団を倒してくれてありがとう。」

 

 

鳳凰「いやいや、それほどでも。」

 

 

 

慧音「そういえば人里で何でも屋をやりたいて妹紅に頼んだみたいだな。」

 

 

 

鳳凰「はい。人里で何でも屋をやりたいんです。」

 

 

 

慧音「その事についてなんだが、私の家の2階を貸してやろう。しかも家賃がないぞ。」

 

 

 

鳳凰「本当ですか。ありがとうございます。」

 

 

 

妹紅「よかったな。鳳凰。」

 

 

 

鳳凰「はい。」

 

 

 

慧音との話が終わると次に幻想郷の賢者八雲紫が話をしてきた。

 

 

 

紫「ひさしぶりね。鳳凰。」

 

 

 

鳳凰「お久しぶりです。紫さん。」

 

 

 

紫「修行はどうだった。」

 

 

 

鳳凰「はい。修行をできる場所教えていただきありがとうございます。いい成果がでました。」

 

 

紫「どういたしまして。」

 

 

 

霊夢「紫。鳳凰の用事て何?」

 

 

 

紫「ただ、鳳凰の顔見に来ただけ。」

 

 

 

霊夢「そうなの。」

 

 

 

霊夢は何だていう顔した。

 

 

 

霊夢「まあいいわ。とりあえず鍋でも食べましょう。」

 

 

 

霊夢がそう言うと鍋パーティが開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「この野菜おいしいな。」

 

 

 

妹紅「私が採ってきた筍だ。うまいでしょ。」

 

 

 

鳳凰「ああ。これはうまいな。」

 

 

 

鍋パーティの参加者が食材を持ってきたおかげで鍋は食材でいっぱいになった。

 

 

 

こころ「ねえ。鳳凰。」

 

 

 

鳳凰「なんだ?」

 

 

 

こころ「霊夢と魔理沙と新聞記者と鬼と賢者と守矢の巫女とはどういう関係なの?」

 

 

 

鳳凰「霊夢と魔理沙は私が小さい頃に一緒に遊んだ幼馴染みで、萃香さんは師匠の友人で小さい頃は師匠と同じで戦い方を教えてもらった。、射命丸は私の私設部隊の部下、紫さんは外の世界の修行のばしょを教えてくれた人、ていう関係かな。」

 

 

 

こころは鳳凰をすごいと思った。巫女や妖怪そして鬼のいろんな人脈があるから。

 

 

 

魔理沙「じゃあ、早苗とはどういう関係なんだ。文から殺したいほど憎いと聞いたが。」

 

 

 

早苗「それは鳳凰だけで、私は殺したいほど憎いなんてことは思っていません。」

 

 

 

鳳凰「はっきり言えば、ライバルていう関係かな。ちなみに、守矢の神様に殺し合いはするなと、注意されたからしないようにしたんだ。」

 

 

射命丸「なるほど、だからにらめっこのルールが変わっていたんですね。」

 

 

鳳凰「殺したいほど憎いて事は、本当だけど。」

 

 

魔理沙・射命丸「おいおい。」やれやれ

 

 

魔理沙と射命丸は呆れて言えなかった。

 

 

こころ「じゃあ、何で天狗が鳳凰に敬語使うの?普通天狗は鬼にしか敬語を使わないはずだけど。」

 

 

鳳凰「あ~、やっぱりそこを質問するのか。じゃあ答えよう。まず君達は妖怪の山は昔、鬼の支配下だったていう事は知ってるよな。」

 

 

慧音「ああ、知ってるよ。昔、鬼が天狗と河童を統率していた。しかし、鬼は妖怪の山から去り、鬼は皆地底に行ったんだったな。」

 

 

鳳凰「だけど、師匠たちは地底に行く前に、私にある地位を与えてくれたんだ。」

 

 

小傘「どんな地位なの?」

 

 

鳳凰「妖怪の山の裏の最高指導者〝皇帝〝の地位を与えてくたんだ。この地位は自分だけの私設部隊を作ることができる地位なんだ。」

 

 

射命丸「ちなみに、私も鳳凰様の私設部隊の一員なんです。だから、鳳凰様に敬語を使うですよ。」

 

 

 

こころやメディスンや小傘はなるほどていう顔した。

 

 

 

メディ「じゃあ、鳳凰の師匠てどんな奴なの?」

 

 

霊夢「鳳凰の師匠は、鬼の四天王星熊勇義よ。」

 

 

慧音「何!!あの怪力乱神ていう鬼が鳳凰の師匠なのか!!」

 

 

魔理沙「なんか小さい頃に鳳凰が自ら勇義に弟子入りしたんだってさ。」

 

 

慧音や妹紅は驚いた。まさか、自ら鬼に弟子入りする人間がいるなんて初めて知ったからだ。

 

 

霊夢「そういえば、外の世界の修行てどんな感じだったの」

 

 

 

鳳凰「最初は外の世界の守矢神社で修行をしてたけど、守矢神社が幻想郷に行ったため、次に外の世界のどっかの山にこもって修行した。猛獣と戦ったりしたな。」

 

 

 

射命丸「そこで、早苗さんと出会ったわけですね。」

 

 

 

魔理沙「猛獣と戦ったりしたって言ってたけど、どんな猛獣なんだ?」

 

 

鳳凰「巨大な熊と戦ったよ。」

 

 

早苗「その時の鳳凰は凄かったですよ。グーパンで一撃ですよ。」

 

 

萃香「ということは、もっと強くなってるのかい。」

 

 

鳳凰「そうですよ。もしかしたら師匠より超えてるかもしれないな。じゃあこんな話をしてやろう。」

 

 

 

それから、鳳凰は外の世界の土産話をした。霊夢達は興味を持って聞いた。そして、2時間後、鍋パーティはお開きになった。

 

 

 

慧音・妹紅「じゃ、私たちは帰るから。」

 

 

 

霊夢「帰り道は妖怪に気を付けてね。」

 

 

 

慧音「鳳凰。5日間待ってくれるか。まだ2階かたづけてないから。」

 

 

 

鳳凰「そうなんですか。じゃあ、明日手伝いに行きますよ。」

 

 

慧音「手伝いにきてくれるのかい?」

 

 

鳳凰「ええ。これから住むところなんですから。手伝います。」

 

 

慧音「じゃあ、明日頼むな。」

 

 

鳳凰「任せてください。それじゃ、お気をつけて。」

 

 

慧音・妹紅「ああ、またね。」

 

 

 

慧音と妹紅は帰っていた。

 

 

早苗「じゃ、私は射命丸さんと一緒に帰ります。」

 

 

射命丸「というわけで、私も帰りますね。」

 

 

 

魔理沙「ついでに私も帰るぜ。」

 

 

 

鳳凰「射命丸。何でも屋の広告頼むぞ。」

 

 

射命丸「お任せください。そして鳳凰様、私設部隊動かすときは私もお呼びください。必ず役にたちます。」

 

 

鳳凰「わかったよ。期待してるぞ。魔理沙、夜道は気をつけろよ。」

 

 

魔理沙「わかってるぜ。」

 

 

鳳凰「早苗、次会うときは決着をつけてやる。」

 

 

早苗「望むところです。」

 

 

そういいながら、早苗と射命丸と魔理沙は帰っていた。

 

 

紫「じゃ私も帰るわね。」

 

 

鳳凰「紫さん。このご恩は忘れません。」

 

 

紫「ふふ。ありがとう。」

 

 

紫は笑ってスキマ使って帰っていた。

 

 

鳳凰「萃香は帰らないの?」

 

 

萃香「私はここに居候で住んでいるんだ。」

 

 

霊夢「鳳凰。こいつは勝手に住み着いてるだけよ。」

 

 

鳳凰「なるほど。」

 

 

鳳凰は霊夢も人望があるんだと実感した。

 

 

 

鳳凰「というわけで、霊夢。頼みがある今日神社に泊まっていいか。」

 

 

 

霊夢「いいわよ。自分が寝る布団は自分で引いてもらうからね。」

 

 

 

鳳凰「ありがとう。霊夢。」

 

 

 

こころ「あの、鳳凰。」

 

 

鳳凰「なんだ?」

 

 

 

こころ「私たちも何でも屋で働いてもいい?」

 

 

小傘「こころずるい。じゃあ私も。」

 

 

メディ「じゃあ、私も。」

 

 

 

鳳凰「えっ。」

 

 

鳳凰は悩んだ。付喪神の妖怪を雇って大丈夫なんだろうかと。

 

 

鳳凰「なんで、私の何でも屋に入りたいんだ?」

 

 

こころ「あなたの話を聞いてたら、興味をもったの。」

 

 

小傘「それに楽しそうだし。」

 

 

メディ「わたしもこころと小傘と同じ。」

 

 

鳳凰は笑った。そして、鳳凰の答えは・・・

 

 

鳳凰「いいだろう。明日慧音の家に行って手伝いだぞ。」

 

 

小傘「やった。」

 

 

こころ「ありがとう。鳳凰。」

 

 

メディスン「コンパロ。」

 

 

鳳凰「というわけで霊夢こいつらも泊まってもいいか。」

 

 

霊夢「いいわよ。だって鳳凰の従業員でしょ。」

 

 

小傘「ありがとう。霊夢。」

 

 

付喪神3人娘は霊夢にお礼を言った。

 

 

鳳凰「じゃ、私たちも寝るか。」

 

 

こころ・メディスン・小傘「うん。」

 

 

鳳凰と付喪神3人娘は博麗神社で泊まることになった。そして、明日は何でも屋鳳凰の初仕事である。この何でも屋は色んな人達と絆をつかんでいくことになる。

 

                                第4話終わり

                                第5話に続く

 



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挨拶回りは必ずしましょう

どうも。土方です。今週は寒い日がありました。そして5話目です。どうぞ。


ここは人里の寺子屋である。鳳凰は慧音の家(寺子屋)の2階で何でも屋を開く事になり、今日は2階の掃除をしている。そして、ちょうど掃除を終わった所である。

 

 

第5話「挨拶回りは必ずしましょう」

 

 

鳳凰「ふぅ~、やっと終わった~。」

 

 

慧音「おつかれ。まさか半日で終わるとは思わなかった。私の予想では2日かかると思ってたからな。」

 

 

鳳凰「それぞれ、分担すれば早く終わるからな。それに、早く何でも屋”鳳凰”を開業したいからな。」

 

 

慧音「ほお~、気合入ってるな。」

 

 

鳳凰「当たり前ですよ。」

 

 

私の名は鳳凰である。今日は寺小屋の2階を掃除している。それは2階で何でも屋を開くために今日は小傘、メディスン、こころと一緒に慧音の手伝いをしている。そして、ちょうど終わった所である。

 

 

メディ「ねえ。鳳凰この花瓶どうする?」

 

 

鳳凰「う~ん。そうだな。花とか入れた方がいいと思うよ。」

 

 

メディ「じゃあ、一緒に花屋さんに行って、一緒に買ってこよう。」

 

 

鳳凰「そうするか。ちょうど人里の挨拶回りしたいし。」

 

 

小傘「それじゃ、わちき達が案内してあげる。」

 

 

鳳凰「えっ。君達が案内してくれるの?」

 

 

こころ「うん。こうみえて人里の事はちょっと知ってる。」

 

 

鳳凰「じゃ、お願いするわ。それじゃ、慧音。ちょっと挨拶回りに行ってくる。」

 

 

慧音「ああ。気をつけて行ってくるんだぞ。」

 

 

そして、鳳凰は人里に挨拶回りに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「やっぱり。歩くのは気持ちがいいな。」

 

 

 

こころ「そうだね。」

 

 

小傘「あっ。ちょうど命蓮寺があるよ。」

 

 

鳳凰「へえ~。ここが命連寺か。ちょうど通りかかったし挨拶していくか。」

 

 

ちょうど、寺の前に妖怪がいるな。挨拶するか。

 

 

鳳凰「こんにちは。」

 

 

響子「こんにちはーーーー。」

 

 

鳳凰「うわっ。声が大きいな。」

 

 

小傘「あはは。相変わらずだね。」

 

 

響子「あれ?小傘じゃない。今日はどうしたの?」

 

 

小傘「今鳳凰に人里を案内している所なの?」

 

 

響子「鳳凰て誰?」

 

 

小傘「何でも屋”鳳凰”の主人。わちき達の上司かな。」

 

 

響子「そうなんだ。あっ、申し遅れました。あいさつがモットーの幽谷響子です。今日は命連寺に何の用ですか?」

 

 

鳳凰「明日から人里に何でも屋を開くことになった鳳凰です。今日は挨拶回りで命連寺に寄りました。住職に挨拶したいんですが?」

 

 

響子「聖姉さんに用があるんですね。今呼んできますね。」

 

 

~10分後~

 

 

響子「連れてきました。」

 

 

白蓮「響子から話を聞きました。あなたが鳳凰さんですね?」

 

 

鳳凰「はい。明日から何でも屋を開く鳳凰です。そして、これが何でも屋のチラシです。今日はその挨拶にきました。」

 

 

白蓮はチラシを見た。

 

 

白蓮「何でも屋ですか。」

 

 

鳳凰「もし依頼があったら、寺子屋の2階に何でも屋”鳳凰”があるのでそこに依頼を出してください。」

 

 

白蓮「わかりました。もし依頼があったらあなたの所に尋ねます。それにしても・・・」

 

 

鳳凰「ん?」

 

 

白蓮「あなた私の弟に似てますね。」

 

 

鳳凰「えっ。どういうことですか?」

 

 

白蓮「昔、私に弟がいたんです。でも、弟が病気で死んでしまったんです。昔に。」

 

 

鳳凰「そうか。それは気の毒だな。」

 

 

白蓮「そうだ。よろしけば、寺の中に入ってみてはいかがですか。」

 

 

鳳凰「いえ。今日は挨拶だけに来ただけですので、今日は門の前でいいです。」

 

 

白蓮「そうですか。それじゃ、お気をつけて。」

 

 

鳳凰「ちなみに、依頼じゃなくても来てもいいですよ。」

 

 

白蓮「そうですか。それじゃ通りかかったら寄りますので。それじゃ、また来てください。」

 

 

鳳凰「ああ、またな。」

 

 

そう言って鳳凰たちは命連寺を後にした。その後、鳳凰は人里のあちこちに挨拶をしに行き、何でも屋の宣伝をした。最後に、花屋さんで花を買って慧音の寺子屋に帰った。

 

 

 

鳳凰「ただいま。」

 

 

慧音「おかえり。どうだった人里は?」

 

 

鳳凰「ああ。よかったよ。それに活気があったしな。」

 

 

慧音「あはは。それはよかった。それと、お前たちに依頼がきてるぞ。」

 

 

鳳凰「本当ですか!!」

 

 

慧音「ああ。鈴奈庵ていう貸本屋があるだろ。そこの娘さんからの依頼だ。」

 

 

鳳凰「そういえば、あそこだけ挨拶に行ってねえな。」

 

 

慧音「ちょうどいいじゃないか。依頼のついでに挨拶もしたらどうだ。ちなみにその依頼は明日だそうだ。」

 

 

鳳凰「わかりました。そうしますわ。」

 

 

そして、鳳凰は小傘とこころとメディスンの方を向いた。」

 

 

鳳凰「よし。お前ら明日から何でも屋”鳳凰”開業だ。そして、明日は初依頼だ。必ず成功するぞ。」

 

 

小傘「うん。わちき達もがんばる。」

 

 

こころ「鳳凰の足引っ張らないようにがんばる。」

 

 

メディ「コンパロ。」

 

 

鳳凰「じゃあ、明日はがんばるぞーーー。」

 

 

小傘・こころ・メディスン「おーーーーー。」

 

 

明日から何でも屋”鳳凰”の開業である。そして、明日は何でも屋”鳳凰”の初依頼の仕事である。

 

 

                               第5話終わり

                               第6話に続く



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貸本屋の依頼は大変だ

どうも。土方です。今回は鈴奈庵ネタもあります。それでは第6話目どうぞ。


PS第5話の文章のサブタイトル間違ってました。すいません。後日直します。


鳳凰達は貸本屋「鈴奈庵」に向かっていた。その理由は何でも屋”鳳凰”の初依頼の仕事だからである。

 

 

第6話「貸本屋の依頼は大変だ」

 

 

鳳凰「ここがあの貸本屋「鈴奈庵」か。」

 

 

こころ「鳳凰。前に霊夢や魔理沙から聞いたことがあるけど、ここの貸本屋「妖魔本」もあるみたい。」

 

 

鳳凰「「妖魔本」て?」

 

 

こころ「妖怪が書いた本。人間には読めないけど、ここの本居小鈴ていう人は読めるらしいのよ。」

 

 

鳳凰「なるほど。私と同じ能力付きの人間か。まあ、私にはどうでもいいことだけど。」

 

 

小傘「貸本屋の依頼て何だろう?」

 

 

メディ「妖魔本の解読に手伝ってとか。」

 

 

鳳凰「んなわけねぇだろ。きっと別の依頼だ。」

 

 

そう言って、鳳凰達は鈴奈庵の中に入っていた。

 

 

鳳凰「すいません。誰かいますか?」

 

 

???「は~い。」

 

 

机に座っている女がいた。

 

 

鳳凰「すいません。依頼に来た何でも屋の主人鳳凰です。」

 

 

???「お待ちしておりました。私の名前は本居小鈴です。」

 

 

鳳凰「ふむ。君が噂の貸本屋の娘か。」

 

 

小鈴「はい。さっそくですけど、依頼の方を頼みたいんですけど。」

 

 

鳳凰「どんな依頼なんだ?」

 

 

小鈴「稗田阿求の屋敷から本の回収をお願いしたいんですけど、お願いできますか?」

 

 

鳳凰「いいよ。ところで稗田屋敷てどこだ。」

 

 

小鈴「それなら安心してください。地図と荷車渡しときます。」

 

 

鳳凰「なんで荷車もいるんだ?まあいい。よし行くぞ。」

 

 

こころ・メディ・小傘「うん。」

 

 

 

 

 

キングクリムゾン!!

 

 

 

 

 

 

そして、鳳凰達は稗田阿求の屋敷の前に居た。

 

 

鳳凰「ここが稗田の屋敷ね。」

 

 

こころ「鳳凰。そのセリフお気に入りなのね。」やれやれ

 

 

小傘「とりあえず中に入ろうよ。」

 

 

そういって、屋敷の中に入った。

 

 

鳳凰「すいません。誰かいますか。」

 

 

使用人「はい。何のご用でしょうか。」

 

 

鳳凰「鈴奈庵の本の回収に来ました。」

 

 

使用人「阿求様の用ですね。すぐにお呼びします。」

 

 

~5分後~

 

 

阿求「私が稗田阿求です。」

 

 

鳳凰「私の名は鳳凰。何でも屋の主人だ。今日は鈴奈庵の依頼で本の回収に来た。」

 

 

阿求「え。もしかしてあの噂の何でも屋”鳳凰”の主人鳳凰ですか?」

 

 

鳳凰「噂て何だ?」

 

 

阿求「人里の指名手配のチンピラ武装集団を壊滅したて言う噂です。」

 

 

鳳凰「ああ、その話は本当だ。」

 

 

阿求「ぜひ取材させてください。幻想郷縁起にのせたいんです。」

 

 

鳳凰「悪いがまた今度にしてくれ。今は依頼の仕事中なんだ。」

 

 

阿求「そうですか。じゃあ、本持ってきますね。」シューン

 

 

~30分後~

 

 

阿求「おまたせしました。これで全部です。」

 

 

鳳凰「why!?」

 

 

鳳凰の目の前には大量の本があった。

 

 

阿求「じゃあ、おねがいします。」

 

 

小傘「お願いしますじゃないよ。これ一人で全部読んだの!?」

 

 

阿求「そうですけど?」

 

 

こころ「だから荷車も用意したのね。」

 

 

鳳凰「よし。お前らこの本全部荷車に積んでくれ。」

 

 

小傘・こころ・メディスン「は~い。」

 

 

鳳凰「じゃあ行くわ。」

 

 

阿求「あの~。今度あなたの何でも屋に寄ってもいってもいいかしら?」

 

 

鳳凰「いいぞ。取材でも、遊びに来ても。ちなみに寺子屋の2階に何でも屋の事務所があるから。」

 

 

阿求「ありがとうございます。それじゃまた。」

 

 

鳳凰「ああ、またな。」

 

 

そう言って、稗田邸を後にした。

 

 

 

 

 

再びキングクリムゾン!!

 

 

 

 

 

こうして鳳凰達は鈴奈庵に帰ってきた。

 

 

鳳凰「ただいま帰りました。」

 

 

小鈴「お疲れ様です。大変だったでしょう。」

 

 

鳳凰「大変だったよ。荷車は大量の本積んでるから、後ろから小傘とメディとこころが押してもらったんだ。」

 

 

霊夢「まあ、それはそうね。阿求は結構本読むから。」

 

 

鳳凰「あれ?霊夢居たの?」

 

 

鳳凰は霊夢がここに居るのに驚いた。

 

 

霊夢「あなたが阿求の屋敷に行った後に来たの。」

 

 

鳳凰「そうか。ところで何してるんだ。」

 

 

霊夢「新聞を見てるのよ。人里に出していいのかをね。」

 

 

鳳凰は新聞をチラとみた。

 

 

鳳凰「もしかして、文々。新聞か?」

 

 

小鈴「そうです。文さんが人里向けに出してる新聞です。」

 

 

鳳凰は射命丸の新聞がどうやって人里に出してるかわかった。

 

 

霊夢「そうだ。せっかくだからあんたも見て。」

 

 

鳳凰「いいけど。」

 

 

鳳凰は文々。新聞を見た。

 

 

鳳凰「何でも屋の広告もあるし、本当に人里向けの新聞だ。まあ射命丸の新聞は大丈夫だろう。」

 

 

霊夢「鳳凰がそう言うんなら大丈夫そうね。小鈴。出してもいいわよ。」

 

 

小鈴「本当ですか。ありがとうございます。」

 

 

鳳凰「ところで報酬は?」

 

 

小鈴「報酬ですね。今渡します。」

 

 

小鈴は封筒を鳳凰に渡した。

 

 

小鈴「報酬は封筒に入ってますので。」

 

 

鳳凰「わかったわ。じゃあ、また依頼出したい時は寺小屋の2階にある。何でも屋”鳳凰”の事務所に尋ねてくれ。」

 

 

小鈴「はい。わかりました。」

 

 

鳳凰「じゃ、霊夢。私は行くからな。」

 

 

霊夢「今度神社に来たらお茶出してあげるわよ。」

 

 

鳳凰「わかった。楽しみにしてるよ。じゃあ、小鈴またな。」

 

 

小鈴「はい。今日はありがとうございました。それではまた。」

 

 

鳳凰「ああ、またな。」

 

 

無事何でも屋”鳳凰”の初依頼が成功した。ちなみに、封筒の中身は1円としおりである。

 

                                第6話終わり

                                第7話に続く



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鳳凰の刀

どうも。土方です。第7話目です。どうぞ。




鳳凰「あ~。暇だ。」

 

 

今日は何でも屋”鳳凰”は休日である。なぜなら、小鈴の依頼が終わってから、一個も依頼が来てないからである。ちなみに、鳳凰は寺子屋の2階の何でも屋の事務所(鳳凰の家)ゴロゴロしてる。

 

 

第7話「鳳凰の刀」

 

 

ガラガラ(ドア開ける音)

 

 

小傘「鳳凰。今日依頼ある?」

 

 

鳳凰「今日は無いよ。だから、今日は休日にしたんだ・・・って、その刀は?」

 

 

こころ「射命丸さんが、この刀を鳳凰に渡してくださいて。たまたま、人里で会ったから。」

 

 

鳳凰「あっ。思い出した。これは私の刀”次元刀”だ。修行中は刀の使用は禁止したから、射命丸に預かったんだ。」

 

 

こころ「次元刀?」

 

 

鳳凰「妖刀だよ。これは元々月の都で作った対八雲紫用に作った戦闘兵器なんだ。たしか、第一次月面戦争の時に星熊師匠が敵兵を倒した後に手に入れたて言ってたな。」

 

 

メディ「これ。強いの?」

 

 

鳳凰「強いよ。だって、これ賢者と互角に戦えるもん。」

 

 

小傘「本当に。これすごい刀なんだ。わちき鍛冶屋もやってるから、これ打ってみたい。」

 

 

鳳凰「じゃ。試しにこの刀の実力を見せてやろう。」

 

 

~寺子屋の庭~

 

 

慧音「何かと思えば。妖刀の実力を見せてやろうか。それで寺子屋の庭で練習をするのか?」

 

 

鳳凰「はい。いいですか?」

 

 

慧音「いいぞ。好きなだけ練習しても。ちょうど、今日は寺子屋が休みだから。」

 

 

鳳凰「はい。ありがとうございます。」

 

 

さっそく鳳凰は庭の地面に丸太3本くらいぶっさした。そして、刀を抜いた。

 

 

鳳凰「じゃ。やるぞ。「次符。次元斬」」

 

 

鳳凰は刀を振ったが丸太は何とも無し。

 

 

こころ「あれ、刀使ったのに丸太が一本も切ってない。」

 

 

その時だった。スパッて言う音がした。

 

 

小傘「すごい。3本とも切って倒れた。」

 

 

鳳凰「次元斬はちょっと時間経ったら発動する技だ。」

 

 

そして鳳凰はまた丸太3本地面に刺した。

 

 

鳳凰「次の技は「次符。次元波」」

 

 

鳳凰は刀を振った後、波動みたいな斬撃を出した。そして、丸太に当たった。

 

 

メディ「すごい。丸太が木端微塵だ。」

 

 

鳳凰「この技は次元の波動を出す斬撃技だ。」

 

 

みんなは鳳凰の技をすごい目で見ていた。

 

 

小傘「もう一回やって鳳凰。」

 

 

鳳凰「じゃ。もう一回やるか。」

 

 

それから鳳凰は何回も次元刀の練習をした。しかし、その練習をだれかに見られていたとはしらずに・・・

 

 

 

 

 

鳳凰「ふぅ~。今日は疲れた。」

 

 

鳳凰は自分の部屋で休んでいた。

 

 

こころ「お疲れ。鳳凰」

 

 

こころは鳳凰にタオルをあげた。

 

 

鳳凰「ありがとう。こころ。」

 

 

小傘「鳳凰。依頼ボックスに依頼の手紙が来てたよ。」ガラガラ

 

 

鳳凰「どんな依頼なんだ。見せてくれよ。」

 

 

鳳凰は依頼の手紙を見た。しかし、その手紙を見たときサァーーとした。

 

 

明日太陽の畑で決闘しましょう 風見幽香

 

 

鳳凰「・・・」チラ

 

 

小傘・メディ・こころ「・・・」

 

 

鳳凰「みんな。私明日死ぬかも」

 

 

鳳凰は不幸だと考え、小傘・こころ・メディスンはドンマイという顔した。

 

 

                               第7話終わり

                               第8話に続く



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決闘は命懸けです。えっ、違う!? ~前編~

どうも土方です。今回は戦闘回です。そして、前編と後編に分けました。どうぞ。


朝、寺子屋の入り口前。

 

 

鳳凰「行ってきます・・・。」ハア~

 

 

慧音「おや。今日は元気がないな。」

 

 

鳳凰「慧音さん。私は今日頑張ってきます。」

 

 

慧音「?」

 

 

その後、小傘とメディスンとこころと合流し、そのまま太陽の畑へと向かった。

 

 

第8話「決闘は命懸けだ。えっ、違う!? ~前編~」

 

 

ここは太陽の畑。幻想郷で一番美しいひまわり畑である。しかし、人間や妖怪はその場所に近づこうとはしない。なぜならそこには幻想郷で一番強い最凶の古参の大妖怪風見幽香がいるからだ。鳳凰は風見幽香の決闘の依頼でここに来たのだ。

 

 

鳳凰「あ~。ついに危険地帯に来てしまった。やべぇーよ。私ここで死ぬかも。」

 

 

小傘「大丈夫だよ。鳳凰なら生き残れるよ。たぶん。」(遠い目)

 

 

こころ「そうね。あなたはゴキブリ並の生命力だから。たぶん、生き残れるわ。」

 

 

メディ「たぶん。血まみれになるかも。」

 

 

鳳凰「ねえ。最後はとんでもない発言した奴がいるんだけど。まあ~、頑張るわ。」

 

 

???「あら。来たようね。何でも屋さん。」

 

 

鳳凰の目の前に緑の髪と傘を持つ女が一人。そうこの人が風見幽香である。

 

 

鳳凰「来たな。幻想郷の最凶の大妖怪風見幽香。」

 

 

幽香「あら、知っていたのね。」

 

 

鳳凰「そりゃ~、幻想郷じゃ一番有名ですからね。」

 

 

幽香「それはご丁寧にどうも。さっそくだけど決闘してもいいわよね。」ガチャ(傘)

 

 

鳳凰「あぁ。いつでも準備はOKだ。小傘、メディ、こころお前らは下がってろ。」シャキン(刀)

 

 

ガキィン

 

 

そして、両者は傘と刀が衝突。決闘が始まった

 

 

鳳凰「お前。なかなかやるな。」

 

 

幽香「そちらこそ。」

 

 

鳳凰は刀を振ったが、風見幽香は避けた。

 

 

幽香「まずは私から、マスタースパーク。」

 

 

風見幽香はマスタースパークは鳳凰めがけてはなった。それに負けじと鳳凰は・・・

 

 

鳳凰「ほう。レーザー技かならば。「次符「次元の壁」」

 

 

鳳凰はマスタースパークを次元の壁で反射した。だが、幽香は反射したやつを避けた。

 

 

鳳凰「やはり当たらないか。ならば、「次符「次元拳」」

 

 

次元拳が幽香に当たる。だが、幽香は傘でガードした。そして・・・

 

 

幽香「はあ。」ボカ

 

 

鳳凰「がは。」

 

 

幽香は鳳凰の腹に殴った。そして、鳳凰は血を吐いた。

 

 

小傘「鳳凰ーーー。」

 

 

鳳凰「小傘手を出すな。これは私と風見幽香の決闘だ。」

 

 

鳳凰は小傘を止めた。(決闘に介入すること。)

 

 

幽香「あら。仲間の心配するなんて。結構いい性格ね。」

 

 

鳳凰「まあな。仕方ねえ。あの技を出すか。」

 

 

幽香「あの技?」

 

 

鳳凰は手を力強く握った。そして、空を飛んだ。幽香も続いて空を飛んだ。

 

 

幽香「あら。あなたも空を飛べたのね。」

 

 

鳳凰「あたりまえだ。能力を持ってたら空を飛べるのは幻想郷では常識だろ。」

 

 

幽香「そうね。」

 

 

鳳凰「風見幽香。私は鬼の四天王たちの弟子だ。」

 

 

幽香「それがなによ。」

 

 

鳳凰「私は鬼の四天王最強の技を持っている。」

 

 

幽香「まさか!?」

 

 

鳳凰「そのまさかだよ。」

 

 

鳳凰は力強く腕を振った。

 

 

鳳凰「喰らえ。鬼の四天王の直伝「三歩必殺」」

 

 

その技が風見幽香に命中した。

 

 

幽香「がはっ。」

 

 

上空に居た風見幽香が血を吐きながら、地面に当たり、地面を吹き飛んだ。鳳凰は地面にゆっくり降りた

 

 

鳳凰「あらら。結構やったのに。ピンピンしてるな。」

 

 

幽香「妖怪を舐めない方がいいわ。これくらいの攻撃は私にとっては大したことは無いわ。」

 

 

鳳凰「やっぱり大妖怪は結構強いな。」

 

 

そして、お互いにっこりと笑った。

 

 

鳳凰「お前やっぱり強いな。」ニコリ

 

 

幽香「あなた。霊夢と魔理沙と同じ力があるわね。久しぶり楽しくなりそうね。」ニコリ

 

 

風見幽香は霊夢と魔理沙と同じ力がある人間と今戦ってる事を喜んでいる。そして、鳳凰は力ある戦いは久しぶりの為、にっこりと笑った。

 

                            第8話(前編)終わり

                            第9話(後編)に続く



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決闘は命懸けです。えっ、違う!? ~後編~

どうも土方です。第9話後編です。どうぞ。


決闘開始から2時間経ちお互いの体は血まみれだった。こころ達は驚きながらもその決闘を見ていた。

 

 

第9話「決闘は命懸けだ。えっ、違う!? ~後編~」

 

 

鳳凰「なかなかやるな。」

 

 

幽香「あなたこそ。」

 

 

お互いの体は血まみれだった。しかも・・・

 

 

鳳凰(やべぇ。体力が限界だ。これは早く決着ついた方がいいな。)

 

 

幽香(こっちも体力が限界だわ。さすがは鬼の四天王の弟子ね。これは早く決着した方がいいわね。)

 

 

お互い体力が限界だった。

 

 

鳳凰「これで決着をつけてやる!!」

 

 

幽香「えぇ。そうしたほうがいいわね!!」

 

 

2人とも空を飛んだ。

 

 

幽香「これで決めてやるわ。ファイナルマスタースパーク!!」

 

 

幽香は最強の技を鳳凰に向けて放った。だが、鳳凰はギリギリ避けた。

 

 

幽香「なっ!?この技は避けるのは不可能なのに。避ける奴がいるなんて!!」

 

 

鳳凰「昔、天狗に色んな技の避け方を教えてもらったからな。こういうのは慣れてるんだ。これでも喰らえ。」

 

 

鳳凰は腕を強く握り、腕から青い光を発しながら幽香に突進していた。そして、鳳凰はあることを思い出した。

 

 

 

 

鬼の四天王達(私たちの三歩必殺とお前の次元拳が合わさったら強い技になると思うよ。)

 

 

 

 

鳳凰「師匠達。私はあの言葉を思い出しながらこの技を完成しました。これで最後だ。」

 

 

幽香(やばい。ここは傘でガードしたほうがいいわね!!)

 

 

鳳凰「喰らえ。次符「三歩必殺次元拳」」

 

 

幽香は傘でガードしたが、傘が折れ鳳凰の技が幽香に命中し、そのまま地面に叩きつけた。

 

 

幽香「がはっ!?」

 

 

そして、幽香は血を吐いた。

 

 

鳳凰「やったか。」

 

 

しかし、幽香はムクリと立ち上がった。

 

 

鳳凰「やっぱり体力が結構あるな。大妖怪は。」

 

 

幽香「あなたも人間なのに体力はあるほうなのね。でも、私も体力の限界よ。この勝負はあなたの勝ちね。」

 

 

鳳凰「そうみたいだな。」

 

 

お互い体力が限界だって、わかっていたようだ。

 

 

小傘「やった。鳳凰の勝ちだ。」

 

 

メディ「コンパロ。」

 

 

こころ「おめでとう。鳳凰。」

 

 

鳳凰「ありがとう。そうだ報酬は?」

 

 

幽香「はい。これね。」

 

 

幽香は青いバラと70銭を鳳凰に渡した。

 

 

鳳凰「あの~。報酬はわかるけど、なんで青いバラなの?」

 

 

幽香「あなたの次元拳青い色してたでしょ。だから青いバラにしたの。」

 

 

鳳凰「確かにそうだな。」

 

 

幽香「今度あなたの何でも屋に寄ってもいい。」

 

 

鳳凰「いいけど。2度とお前の決闘の依頼はゴメンだからな。普通の依頼と遊びに来るならいいけど。」

 

 

幽香「わかったわ。また何かあったら寄るわね。」

 

 

鳳凰「わかった。じゃあまたな。」

 

 

幽香「あら。永遠亭に寄らなくても大丈夫なの?」

 

 

鳳凰「確かに血まみれだけど、そんなに大したケガじゃないから大丈夫。」

 

 

幽香「ならいいわ。それじゃまたね。」

 

 

鳳凰「またな。」

 

 

鳳凰達はまっすぐ人里に帰っていた。人里に着いた頃にはちょうど夜になって外には誰もいなく、鳳凰はほっとしたが、寺小屋に帰った途端、慧音が鳳凰の血まみれの体にびっくりし、依頼の事を話したら、慧音が「ばかもん」と言いながら鳳凰達に頭突きし説教され、鳳凰は凄くケガをしていたためそのまま2週間何でも屋は休みになった。

 

                               第9話終わり

                               第10話に続く

 

 

 

 




次回予告

長編やります。


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長編「紅魔館戦争編」
友人の依頼は良い方にはいかない


長編、紅魔館戦争編の始まりです。どうぞ。

PS祝日に投稿できなくてすいません。ちなみに金曜日が祝日の場合は日曜日に通常通り投稿します。今回は長編が始まるため土曜日に投稿しました。


ここは紅魔館。門の前には紅魔館の門番紅美鈴と普通の魔法使い霧雨魔理沙が揉めているようだ。

 

 

魔理沙「何だって。紅魔館の一生出入り禁止!?それも私だけ!?」

 

 

美鈴「魔理沙さん。いつもの事ですけど、あなたこの前パチュリー様から本を盗みましたよね。その中にお嬢様のお気に入りの本があったんです。その事を知ったお嬢様が激怒しパチュリーと相談し、二度と魔理沙さんを紅魔館に入れないと言ったのです。」

 

 

魔理沙「ふん。そんなもん。門の上から通って・・・ふげ!?」

 

 

魔理沙は見えない壁に当たった。

 

 

美鈴「パチュリー様が魔理沙対策として、紅魔館全体に結界の魔法を放ったんです。」

 

 

魔理沙「それを早く言ってくれだぜ。」

 

 

美鈴「お嬢様がこう言ってました。「魔理沙。悔しかったら、軍隊一個でも連れてきなさい。戦争して、あなたが勝ったら紅魔館いつでも自由に出入りしてもいいわよ。」と。」

 

 

魔理沙「上等だ。軍隊一個連れてきて戦争してやる。」

 

 

そう言って魔理沙はどっか行った。

 

 

美鈴「やれやれ。軍隊一個連れてこれないのに。」はあ~

 

 

美鈴は知らなかった。魔理沙は霊夢の他に強い知り合いがいることを。

 

 

第10話「友人の依頼は良い方にはいかない」

 

 

魔理沙「というわけで、私ともに戦ってくれ。」

 

 

鳳凰「断る!!」

 

 

ここは人里の寺子屋の2階にある。何でも屋”鳳凰”の事務所である。その場所に今、魔理沙が来ている。今魔理沙は鳳凰に依頼を頼んでいるのだが・・・

 

 

魔理沙「何でだよ。なんでダメなんだぜ。」

 

 

鳳凰「当たり前だ!!この前風見幽香と決闘し、その次は吸血鬼と戦争しろだと!!そんなのお断りだ。」

 

 

魔理沙「何だよ。幽香から聞いたぞ。お前、あの幽香に勝ったんだろう」

 

 

鳳凰「死にもの狂いで戦ったよ。今の所は決闘や戦争の依頼はお断りだ。」

 

 

魔理沙は鳳凰が依頼を受けてくれないのを困っていた。その時魔理沙はいい事を思いついた。

 

 

魔理沙「そういえば香霖から外の世界の酒をもらったけど、それを報酬にしてもいいかなって。」

 

 

鳳凰「喜んで引き受けよう!!」

 

 

魔理沙はうまくいったと喜んでニヤリと言った。

 

 

鳳凰「今回の依頼はちょっとデカい依頼だから、私の私設部隊にもお願いしよう。後、家の従業員を使うか。」

 

 

鳳凰は通信機みたいな物を取り出し射命丸に電話した。

 

 

鳳凰「もしもし。射命丸私だ。」

 

 

文「あやや。これはこれは鳳凰様今日はどのような用で。」

 

 

鳳凰「今から2時間後。私の私設部隊の全員に人里の寺小屋の庭に集まってくれと言ってくれ。話の内容はその時に話す。」

 

 

文「わかりました。鳳凰様の私設部隊全員に伝えておきます。」

 

 

鳳凰「頼んだぞ。」がちゃ

 

 

その時、ちょうどこころ達が来て依頼の内容を話した。最初は否定していたが、仕事だから仕方ないと思い、仕方なく賛成した。

 

 

~2時間後~

 

 

小傘「そろそろ来るね。」

 

 

鳳凰「そうだな。おっ、来たな。」

 

 

文「お待たせしました。鳳凰様。ただいま来ました。」

 

 

射命丸の後ろには鴉天狗40人がいる。どうやら射命丸の部隊のようだ。

 

 

射命丸の部隊「鳳凰様お久しぶりでございます。」

 

 

鳳凰「よく来てくれた。感謝する。」

 

 

射命丸の部隊「ははっ」

 

 

鳳凰「ところで椛とはたてはどうした。」

 

 

射命丸「そろそろ来るはずなんですけど・・・あっ来た。」

 

 

そして、姫海棠はたてと犬走椛の部隊が到着した。

 

 

はたて・椛「ただいま到着しました。鳳凰様お久しぶりでございます。」

 

 

はたての部隊・椛の部隊「お久しぶりでございます。」

 

 

鳳凰「ああ、久しぶりだな。はたてと椛は元気だったか。」

 

 

椛「元気でしたよ。」

 

 

はたて「わたしも元気でした。」

 

 

鳳凰「そういえばにとりはどうした。」

 

 

椛「にとりは人里がちょっと苦手だからそのまま紅魔館の近くの霧の湖に待機しています。」

 

 

鳳凰「にとりは人が苦手だからな。仕方ないそれでは今から話をしよう。」

 

 

鳳凰は魔理沙の依頼の内容を話した。

 

 

鳳凰「というわけで私に協力してくれ。勝ったら宴会してやるから。」

 

 

射命丸「いいでしょう。乗ってやりますよ。」

 

 

椛「私も宴会の為なら頑張ります。」

 

 

はたて「吸血鬼とはリベンジしたかったし。」

 

 

鴉天狗・白狼天狗「うおー。俺たちもやるぞ。」

 

 

どうやら乗り気のようだ。するとそこへ・・・

 

 

幽香「私も参加してもいいかしら。」

 

 

鳳凰「幽香か。」

 

 

幽香「話は聞かせてもらったわ。私も参加するわ。」

 

 

鳳凰「いいだろう。というわけでお前ら幽香も参加しもいいよな。」

 

 

射命丸全員「OKです!!」

 

 

鳳凰「まずはにとりと合流するため霧の湖に行く。魔理沙、皆、出陣だ!!」

 

 

魔理沙とこころ達と幽香と射命丸・椛・はたて達「おーーーー。」

 

 

そして鳳凰達は紅魔館に戦争するため出発した。

 

 

???「まさか何でも屋”鳳凰”にあんな勢力がいるなんて、魔理沙の奴あんな人が友人だったなんて、これはお嬢様に報告しなければ。」

 

 

しかし、鳳凰は気づいてなかった。寺小屋の入り口の陰から紅魔館のメイド長が覗き見と聞いてたことを。

 

                               第10話終わり

                               第11話に続く



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ネタが無いのなら砲撃だ!!

どうも、土方です。第11話です。どうぞ。


ここは霧の湖。ここは妖精たちの遊び場である。そこに河童の河城にとりがいる。今日は鳳凰に霧の湖でバズーカいっぱい持って待ってろと言われたので鳳凰を待ってるご様子です。

 

 

にとり「鳳凰様遅いな。今日は新型のバズーカもあるから見せてやりたいな。それにしてもいつものバカルテット達いないな。どっか遊びに行ってるのかな?」

 

 

そういつもならバカルテット達がここで遊んでいるのに今日は居ないのだ。まあ、あいつらの事だからどっか遊びに行ってるだろう。と思いながら鳳凰達がきたのであった。

 

 

第11話「ネタが無いのなら砲撃だ!!」

 

 

にとり「鳳凰様お久しぶりでございます。て幽香!?」

 

 

幽香「あら、にとりあなたも鳳凰の私設部隊の一員なの。」

 

 

にとり「そうだけど。ところで何で幽香も居るの?」

 

 

幽香「私はたまたま寺小屋の前を通ったら鳳凰が何か言ってるのを聞いたの。だから私も参加することになったのよ。」

 

 

にとり「そうなんだ。」

 

 

鳳凰「おーい。にとり~。無視しないでくれ~。私泣いちゃうよ。まじで泣いちゃうよ。」

 

 

にとり「ごめんごめん。別に無視しているわけじゃないから。それにしても鳳凰様男前になったね~。」

 

 

鳳凰「そうかい。イケメンになっただろ。」キラ

 

 

にとり「はいはい。ところでここでバズーカ持ってここで待ってろの理由はなんだい?」

 

 

椛(あいかわらず鳳凰様の扱い方がうまいな。にとりは。)

 

 

鳳凰はにとりに魔理沙の依頼を話した。

 

 

にとり「紅魔館で戦争ね。いいよ。ちょうど新型のバズーカのテストをしたかったしね。」

 

 

鳳凰「ありがとうにとり。ところで新型のバズーカてのは?」

 

 

にとりは照準付きのバズーカを取り出した。

 

 

にとり「これだよ。このバズーカは照準付きでね。しかも弾は無限だから補充なしでガンガン撃てるんだ。」

 

 

鳳凰「なるほど。あっ、そうだ。」ピコーン

 

 

こころ「どうしたの鳳凰?」

 

 

鳳凰「メディスン。お前睡眠ガスとか出せる?」

 

 

メディ「うん。出せるけど。」

 

 

鳳凰「よし。お前ら。これから門番撃墜作戦と門突破作戦を始める。いいか耳の穴かぽじってよく聞けよ。」

 

 

~鳳凰説明中~

 

 

鳳凰「だいたいはわかったか。」

 

 

こころ達と幽香と魔理沙と鳳凰の私設部隊全員「わかった。(わかりました。)」

 

 

鳳凰「じゃ。さっそく紅魔館の門へ行くぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

美鈴「ふぁ~。暇だな。魔理沙さんと何でも屋”鳳凰”軍団は来ないし。」

 

 

紅魔館のメイド長十六夜咲夜から魔理沙と鳳凰の軍団が来るて聞いた美鈴は紅魔館の門の警備を強化し、妖精メイドも門の警備にあたった。

 

 

美鈴「しかし、本当に来るのかな?」

 

 

その時、紅魔館の門の周りに霧がかかった。

 

 

美鈴「おや、珍しいですね。門まで霧がかかるなんて。あれ、なんだか眠たくなってきた。すやすや。」バタ

 

 

美鈴は眠ってしまった。

 

 

妖精メイドA「だめですよ美鈴さん。ねむちゃたら。あれ、なんだか私も眠くなってきちゃた。」バタ

 

 

妖精メイドB「私も・・・」バタ

 

 

妖精メイドC「私も・・・」バタ

 

 

そして、次々と警備していた妖精メイドも倒れて眠っていた。一方、上空では・・・

 

 

射命丸「さぁ、メディスンさんが今巻いてる霧の睡眠ガスをガンガン飛ばし続けてください。」

 

 

鴉天狗達「エホエホ。」扇子を仰いでる

 

 

はたて「あんたも見てないで手伝いなさいよ。」

 

 

射命丸「あやや。やっぱり怒られちゃいました。」

 

 

メディ「私も頑張らないと。」

 

 

射命丸とはたて達がメディスンが巻いてる霧の睡眠ガスを扇子で門の方に仰いでる。一方、門の近くの草むらの茂みでは・・・

 

 

鳳凰「こちら鳳凰。門番と妖精メイド達が全員眠ったぞ。」

 

 

鳳凰は通信機で射命丸に伝えた。

 

 

射命丸「了解しました。全員、扇子仰ぐのやめ。メディスンさん、もういいですよ。」

 

 

メディ「ふぅ。」

 

 

はたて「全員、鳳凰様の所へ。」

 

 

鴉天狗達「了解。」

 

 

鳳凰「作戦通りだな。」ガチャ

 

 

魔理沙「作戦その1。睡眠ガス作戦成功だな。」

 

 

鳳凰「じゃ、次は作戦その2。魔法結界壊し作戦に移る。」

 

 

鳳凰は紅魔館の周りを放ってる魔法結界を壊しに門の上に行った。

 

 

鳳凰「これが魔法結界か。よしやるぞ。次符「次元拳」。」

 

 

鳳凰の次元拳が魔法結界に命中し、パリーンという音が鳴り、魔法結界が壊れた。そして、鳳凰は再び通信機を取り出した。

 

 

鳳凰「椛、にとり、小傘、こころ、幽香やってくれ。」

 

 

椛「了解。作戦その3。紅魔館の門ぶっ壊しと妖精メイドと門番一掃作戦を開始する。」

 

 

椛は手で合図した。

 

 

椛「撃て。」

 

 

ドーン。

 

 

合図した途端、椛の部隊とにとりと小傘とこころが新型バズーカを門と妖精メイド達を撃っていき、幽香はマスタースパークで同じく門と門番と妖精メイド達を撃っていった。

 

 

小傘「よっしゃ。汚物は消毒だーーー。」

 

 

こころ「小傘。キャラ変わってるよ。」

 

 

椛「しかし、美鈴さん凄いな。攻撃していても全然起きないですね。」

 

 

幽香「そういえば噂に聞いたことあるけど、メイドのナイフ以外の攻撃では起きないらいわよ。」

 

 

にとり「そうなんだ。」

 

 

起きた妖精メイド達「ぎゃあ~~~~。助けて~~~~。」

 

 

妖精メイド達の断末魔が聞こえたが、椛達は構わず撃ち続けた。そして、30分後。紅魔館の門が崩壊し、妖精メイド達は倒れ、美鈴は大の字で倒れて眠っていった。

 

 

鳳凰「よし。作戦通りだな。」

 

 

魔理沙「うわ、ミンチよりひでぇーよ。しかも美鈴はバズーカで撃たれても、大の字で寝てるし。」

 

 

椛「やっぱり、凄いですね。」やれやれ

 

 

鳳凰「よし。全員紅魔館内部に突撃だ。」

 

 

魔理沙達「おーーーーー。」

 

 

そして、鳳凰達は紅魔館の入り口のドアを突き破り、紅魔館の内部に侵入した。

 

 

                              第11話終わり

                              第12話に続く



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紫もやしは喘息のようだ

どうも土方です。第12話です。どうぞ。


PS感想が非ログインの方でも使えるようになりました。


ここは紅魔館のレミリア・スカーレットの玉座部屋である。

 

 

レミリア「咲夜。」

 

 

玉座に座っているのが紅魔館の主レミリア・スカーレットである。

 

 

咲夜「はい。お嬢様。」スタ

 

 

レミリアの前に現れたのが紅魔館のメイド長十六夜咲夜である。彼女は時と空間を操る程度の能力を持っている。

 

 

レミリア「戦況は?」

 

 

咲夜「はい。美鈴と妖精メイドの部隊が紅魔館の門ごとやられました。門も全部損壊です。最初は起きていましたが、鳳凰の策により、眠ってしまい、その後門ごとやらました。」

 

 

レミリア「確かあっちの勢力には毒人形も居たわね。なるほど、紅魔館の近くには確か霧の湖があったわね。霧をうまく利用したのね。」

 

 

咲夜「美鈴を撃破したあと、紅魔館の内部に侵入し、妖精メイド達を次々と倒して行ってます。すでにお嬢様が居る部屋の扉の前にはパチュリー様と小悪魔が居ますのでご安心ください。」

 

 

レミリア「咲夜。フランを連れてきなさい。あの子も戦わせるわ。」

 

 

咲夜「かしこまりました。」

 

 

咲夜はフランを連れに行った。

 

 

レミリア「さて、この前の商人にもらった強くなる薬でも試しに飲むか。」

 

 

この時、レミリアは知らなかった。薬の副作用が恐ろしい力があることを・・・

 

 

第12話「紫もやしは喘息のようだ。」

 

 

鳳凰「おらおら。鳳凰様達のお通りだ!!」

 

 

鳳凰達は次々と妖精メイド達を倒して行き、ついにレミリアが居る部屋の近くまで来た。

 

 

魔理沙「あそこがレミリアが居る部屋なん・・・!!ちょっと待って。」

 

 

鳳凰達は魔理沙に言われて止まった。

 

 

鳳凰「どうしたんだ。魔理沙?」

 

 

魔理沙「レミリアの部屋の前の扉にいるのはパチュリーと小悪魔だぜ。くそ、てっきり扉の前には誰も居ないと思ったのに。」

 

 

鳳凰「それは困ったな。いっそのこと文をバズーカの弾にして砲撃するか?」

 

 

射命丸「恐ろしいこと言わないでください。鳳凰様。殺す気ですか。」

 

 

はたて「確か紫の魔法使いは喘息持ちだって聞いたことがあるわ。」

 

 

鳳凰「そうかそうか。あっそうだ。射命丸とはたてスピードは速い方か。」

 

 

射命丸「当たり前ですよ。鳳凰様。」

 

 

はたて「鴉天狗のスピードは速い方よ。」

 

 

鳳凰「じゃパチュリーと小悪魔と戦ってこい。ただし、かわしながらな。」

 

 

射命丸・はたて「はっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

パチュリー「何かたくさんの気配が感じるわ。」

 

 

小悪魔「確かに気配がします。」

 

 

パチュリー「まさか魔理沙が何でも屋の主人と友人関係だなんて知らなかったわ。」

 

 

小悪魔「お嬢様も悪い方ですよ。なんせ魔理沙さんはやると言ったら、やる女なんですから。」

 

 

パチュリー「レミィも次から言葉には気をつけないと・・・!!来たわね。」

 

 

しかし、来たのは射命丸とはたてであった。

 

 

射命丸「お久しぶりですね。パチュリーさん。」

 

 

パチュリー「あら、あなた達の大将と魔理沙は居ないの?」

 

 

はたて「近くに隠れているわ。鳳凰様の指示であなた達を倒すわ。」

 

 

パチュリー「なら問答無用でやるわよ。日符「ロイヤルフレア」」

 

 

パチュリーはロイヤルフレアを放った。

 

 

射命丸「うわ、いきなりですか。」

 

 

文とはたては避けた。

 

 

文「はたて。あなたは小悪魔と相手しなさい。」

 

 

はたて「言われなくてもわかってるわよ。」

 

 

小悪魔「あなたが相手ですね。受けて立ちましょう。」

 

 

そのご、射命丸とはたてはパチュリーと小悪魔の攻撃を避け続けた。そして・・・

 

 

パチュリー「ハア・・・ハア・・・なかなかやるわね・・・あなた達さっきから避けてばっかじゃないの。

 

 

射命丸「いや~あなたの攻撃は遅いですから。天狗の私たちは結構余裕ですよ。」

 

 

パチュリー「なら次の攻撃で・・・ゴホ!?」

 

 

パチュリーの持病喘息の症状がきたようだ。おまけに血もはいた。

 

 

小悪魔「パチュリー様!!」

 

 

はたて「こら戦闘中よ。」

 

 

小悪魔ははたての戦闘中断してパチュリーの所に行った。

 

 

小悪魔「パチュリー様大丈夫ですか!!」

 

 

パチュリー「だいじょうぶよ。これくらい・・・ゴホゴホ。」

 

 

小悪魔「だいじょうぶじゃないですよね。これ。すぐに医務室に連れて行きます。」

 

 

はたて「あっ。ちょっと。」

 

 

そう言って小悪魔がパチュリーを連れて医務室へ向かった。

 

 

鳳凰「おーい。もう出てきていいか。」

 

 

射命丸「あっ。もうだいじょうぶです。」

 

 

物陰で隠れていた鳳凰達がでてきた。

 

 

小傘「ねえ。さっきの人血を吐いていたけど大丈夫なの?」

 

 

射命丸「だいじょうぶですよ。パチュリーさんの喘息はいつものことですし、血吐いた時には死神が見えたってことは聞いたことありますけど。」

 

 

こころ「それ大丈夫じゃないよね。明らかに死んでるよね。」

 

 

魔理沙「まああいつは大丈夫だろ。死神から逃げてすぐに復活するし。」

 

 

鳳凰「魔理沙が言うんだったら、たぶんだいじょうぶだろう。」

 

 

幽香(本当にだいじょぶなのかな?)

 

 

なんとかパチュリーと小悪魔を倒した(?)鳳凰達はレミリアの玉座部屋へと入っていた。

 

 

鳳凰「あんたが紅魔館の主レミリア・スカーレットなんだな。」

 

 

レミリア「そうよ。私が紅魔館の主レミリア・スカーレットよ。初めまして何でも屋”鳳凰”の主人。いや、妖怪の山裏の指導者”皇帝”鳳凰と鳳凰の軍団。」

 

 

レミリア・スカーレットの対決が幕をあける。

 

 

                              第12話終わり

                              第13話に続く



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鬼の弟子VS紅魔の吸血鬼

どうも、土方です。第13話です。どうぞ。


ここは紅魔館のレミリアがいる玉座部屋。今まさに鳳凰とレミリアの対決が幕を開けようとした。

 

 

第13話「鬼の弟子VS紅魔の吸血鬼」

 

 

鳳凰「あんた私の正体を知ってたんだな。」

 

 

レミリア「そうよ。魔理沙がね、あなたの事をいつも話していてね。そしたら、妖怪の山の裏の指導者の皇帝だって言ってたからそれでわかったのよ。」

 

 

鳳凰「魔理沙。お前また私の正体の事もべらべら喋りやがって。」

 

 

魔理沙「別にいいじゃん。本当の事だし。」

 

 

鳳凰「ぐぬぬ。」

 

 

レミリア「それに鬼の四天王の弟子だそうね。そうとう強いそうじゃない。それで要件は何?」

 

 

鳳凰「魔理沙を紅魔館の出入りを許可してくれ。」

 

 

レミリア「そのために紅魔館に戦争したの?」

 

 

鳳凰「こっちも依頼なんでね。そもそもお前が売った戦争だろ。」

 

 

レミリア「それもそうね。じゃ、あんたを倒して紅魔館の格をあげてやる。」

 

 

鳳凰「そうこなくちゃ。お前ら下がってろ。」

 

 

鳳凰達「わかりました。(わかった)」

 

 

そして戦闘が開始した。

 

 

レミリア「さて。薬の力はどれほどの力なのかしら。」

 

 

鳳凰(来る)

 

 

レミリアは鳳凰を拳で殴った。

 

 

鳳凰「がはっ。」

 

 

鳳凰はレミリアが殴った衝撃で壁に当たった。

 

 

レミリア「これは凄いわ。いつもより力が倍増してる。」

 

 

鳳凰「おい魔理沙。吸血鬼の力てこんなに強いのか。お前が言ってたことと全然違うぞ。」

 

 

魔理沙「確かに吸血鬼の力は鬼並みだって言ったぜ。でもこんなに強いなんて。」

 

 

こころ「さっき薬がどうのこうのを言ってたわね。たぶん、薬の力で鬼を超えた力を手に入れたのね。」

 

 

鳳凰「ちっ。つまり、今は鬼より超える力を持ってるてことか。」

 

 

レミリア「これでも喰らいなさい。「レッドマジック」」

 

 

レミリアは無数の弾幕を放った。

 

 

鳳凰「くっ。これはどうにかしないと。」

 

 

幽香「鳳凰。ひとついいアドバイスしてあげる。吸血鬼はプライドをバカにすると。切れるらしいわよ。」

 

 

鳳凰「当たり前だろ。普通は切れる・・・!!そうだいい事考えた。おい、レミリア今日からお前をカリチュマて呼んでやる。」

 

 

レミリア「貴様ふざけたことを言いやがって野郎ぶ殺しってやる。(怒り)」

 

 

レミリアは弾幕無茶苦茶に打ってきた

 

 

鳳凰「よしこれなら、私の技を当てれる。」

 

 

鳳凰は拳を強く握った。

 

 

鳳凰「喰らえ。次符「三歩必殺次元拳」」

 

 

鳳凰の技はレミリアに当たった。

 

 

レミリア「がはっ」

 

 

レミリアは壁にあたりそのまま倒れた。

 

 

鳳凰「何だ。吸血鬼て結構弱いんだな。」

 

 

小傘「いや。アンタが強すぎだから。」

 

 

こころ「そもそも鬼の弟子なんだし、鬼と対等の力があるんだから吸血鬼に勝って当たり前でしょ。」

 

 

鳳凰「おいおい。凄いとかないのかよ。まさかお前ら私は凄いてことは普通と思ってるのか?」

 

 

魔理沙および全員「そうです。(そうね)」

 

 

鳳凰「がーーーーーん。」

 

 

鳳凰はショックを受けた。するとそこに・・・

 

 

咲夜「お嬢様。フラン様をお連れしました・・・ってお嬢様!?」

 

 

フラン「お姉様!?」

 

 

そこに紅魔館のメイド長十六夜咲夜とレミリアの妹フランドールスカーレットが現れた。

 

 

魔理沙「悪いな。咲夜。もう倒しちまった。」

 

 

咲夜「くっ。来るのが遅かったか。」

 

 

フランは鳳凰を見た。

 

 

フラン「ねぇ。あなたがお姉様に勝った人なの?」

 

 

鳳凰「あぁ。そうだが。」

 

 

フラン「凄いあのお姉様に勝ったの。やっぱり最近力が弱っていたのね。」ゲラゲラ

 

 

鳳凰「おい。自分の姉がやられてるのに笑うやつがいったぞ。」

 

 

射命丸「フランさんはレミリアさんをたまにバカにしますからね。」

 

 

鳳凰「おいおい。」

 

 

ガラッ

 

 

レミリアが再び立ち上がった。

 

 

咲夜「あっ。お嬢様ご無事で・・・・・・えっ?」

 

 

咲夜はレミリアの姿を見て驚いた。そう血がたらたら流れているのに笑ってるからである。

 

 

鳳凰「おい。なんかおかしくねぇか。」

 

 

その時、鳳凰は机に置いてある薬のビンを見た。

 

 

鳳凰「え~と。「この薬には副作用があります。たくさん飲むと狂気になります。」て書いてあるぞ。」

 

 

はたて「えっ。」

 

 

鳳凰「おい。今えって言ったぞ。そんなにやべえのか。」

 

 

こころ「鳳凰あんた知らないの?吸血鬼てのは狂気に飲み込まれるとね自分じゃ制御できないて聞いたことがあるのよ。」

 

 

射命丸「レミリアさんはすでに心で狂気を抑えてるて聞いたことがあります。」

 

 

鳳凰「つまり、薬の力のせいで抑えてた狂気が溢れたてことか。」

 

 

幽香「そうみたいね。」

 

 

レミリア「があーー。」

 

 

レミリアは天井を突き破り紅魔館の屋上に行った。

 

 

魔理沙「やばいぜ。紅魔館の屋上に行きやがった。」

 

 

咲夜「まずいわ。あの狂気のお嬢様を屋敷の外にでたら。大変な事になるわ。」

 

 

鳳凰「くっ。急いで屋上に行くぞ。」

 

 

鳳凰達とフランと咲夜は急いで屋上に行った。

 

 

                                第13話終わり

                                第14話に続く



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メイド長のお願い

どうも、土方です。最近暑いですね。それではどうぞ。


ここは博麗神社。霊夢はいつも通りに居間でお茶を飲んでた。

 

 

霊夢「今日も暇ね。」

 

 

???「あら。暇なのはいつもの事じゃない。」

 

 

霊夢に話しかけているのは七色の人形使いアリス・マーガトロイドである。

 

 

第14話「メイド長のお願い」

 

 

霊夢「しかし珍しいわね。魔理沙じゃなくアンタがくるなんて。」

 

 

アリス「さっき魔理沙の家に行ったんだけど、魔理沙が留守でね。仕方ないから霊夢の所に来たの。もしかしたら魔理沙も居ると思ったから。」

 

 

霊夢「残念だけど、私の所にも来てないわよ。まあ、その内来ると思うけど。」

 

 

慧音「お~い。霊夢居るか。」

 

 

するとそこに慧音が来た。

 

 

霊夢「珍しいわね。あなたが来るなんて。」

 

 

慧音「鳳凰見なかったか。」

 

 

アリス「鳳凰てあの何でも屋”鳳凰”の主人でしょ。それがどうしたの?」

 

 

慧音「実は人里の住民から鳳凰が紅魔館に戦争しに行ったていう情報が入って、もしかしたら霊夢の所に行ってると思って。」

 

 

霊夢「何ですって。なんでそんなふうになってるのよ。」

 

 

慧音「なんでも魔理沙の依頼のために紅魔館に戦争しに行ったて聞いた。」

 

 

アリス「そういえば魔理沙、この前レミリアの本盗んで、それ以来紅魔館の出入り禁止なってるらしいわよ。もしかしてそれと関係してるんじゃない。」

 

 

慧音「鳳凰。今回は許すが、魔理沙にはきつい説教だな。」

 

 

その時、空に紅い霧が出た。

 

 

霊夢「これはレミリアが出す霧!?」

 

 

アリス「しかも紅魔館からよ!?」

 

 

慧音「しかし。レミリアがまた出すとは思わないけど。」

 

 

霊夢「ぐずぐずしている暇はないわ。とにかく紅魔館に行くわよ。」

 

 

そして霊夢とアリスと慧音は紅魔館へと向かった。

 

 

 

 

 

一方、その同じ頃、鳳凰達と咲夜とフランは紅魔館の屋上へと向かっていた。

 

 

鳳凰「あの先の扉が紅魔館の屋上の扉か。」

 

 

咲夜「えぇ、そうよ。」

 

 

鳳凰は扉を開けた。その先に見たものはレミリアが紅い霧を出してる所だった。

 

 

射命丸「これって、紅霧異変に出した異変の原因の霧じゃないですか。」

 

 

小傘「確か話によれば、霊夢さんが解決したって聞いたよね。」

 

 

魔理沙「そうだぜ。だがあの時のレミリアは凶暴状態なかったから倒したあとすんなり霧を消した。」

 

 

鳳凰「だが今は狂気に陥っている。話し合いで解決できるかどうか。」

 

 

咲夜「お嬢様。霧を出すのお止めください。でなけば霊夢に退治されますよ。」

 

 

狂気レミリア「グングニル。」

 

 

レミリアは自慢の技を放ち、咲夜の腹に命中した。

 

 

咲夜「がはっ。」

 

 

フラン「咲夜!?」

 

 

咲夜はグングニルを刺されたまま倒れた。鳳凰は咲夜の所に向かった。

 

 

鳳凰「おい。しっかりしろ。だいじょうぶか!?」

 

 

咲夜「お願いします・・・。お嬢様を助けてください・・・。お嬢様はとってもいい吸血鬼なんです・・・。」

 

 

鳳凰は少し黙った。

 

 

鳳凰「美人の依頼には断れないな。わかったよ、その代わり報酬はたっぷりもらうぜ。」

 

 

咲夜「ありがとうございます・・・。」

 

 

鳳凰「椛。今すぐ竹林の医者を呼んでこい。大至急にだ。」

 

 

椛「わかりました。では行ってきます。」

 

 

鳳凰は狂気のレミリアの方に向かった。

 

 

狂気レミリア「フフフフッ。チガサワグワネ。」

 

 

鳳凰「待ってろ。レミリア。今お前を元通りに戻してやるぜ。」

 

 

鳳凰はレミリアを助けるため本気で戦うことにした。

 

 

                               第14話終わり

                               第15話に続く



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凶暴状態の奴は睡眠ガスで眠るしかない

どうも、土方です。今週は天気が酷かったですね。それではどうぞ。


ここは迷いの竹林。その中に永遠亭という場所がる。そこには薬師とその弟子と月の姫さんが住んでいる。

 

 

???「師匠。これは・・・」

 

 

???「紅魔館の吸血鬼。また霧を出したのね。確かあの吸血鬼、二回も同じ事をしないはず。」

 

 

薬師の名は八意永琳。その弟子の名は鈴仙・優曇華院・イナバである。彼女らは空に紅い霧がまた出たのを驚いている。

 

 

椛「すいませーん。永琳さん居ますか。」

 

 

その時、玄関から声がした。

 

 

永琳「あら。あなた白狼天狗の犬走さんじゃない。今日はどうしたの?」

 

 

椛「今すぐ紅魔館に来てください。急患なんです。」

 

 

永琳「急患?いったい誰がやられたの?」

 

 

椛「レミリアさんが紅魔館のメイド長十六夜咲夜をグングニルで咲夜さんの腹に突き刺さりました。しかも出血量が凄くひどいです。」

 

 

永琳「何ですって。レミリアが自分のメイドに攻撃するなんてあり得ないわ。ちょっと説明してもらえるかしら?」

 

 

椛「はい。わかりました。」

 

 

~椛説明中~

 

 

椛「ということなんです。」

 

 

永琳「何てことを。レミリアがまさかあの封印された薬を飲んで狂気かしたなんて。」

 

 

椛「封印した薬てどいうことなんですか!?」

 

 

永琳「後で説明するわ。うどんげ紅魔館に行くわよ。」

 

 

鈴仙「はい。師匠。」

 

 

永琳と鈴仙と椛はすぐに紅魔館へと向かった。

 

 

 

 

 

 

一方、その頃、紅魔館の屋上では鳳凰とレミリアの激しく戦ってる。

 

 

狂気レミリア「神符「スピア・ザ・グングニル」」

 

 

鳳凰「さっきの技か。さっきは避けたが次は。」

 

 

鳳凰は飛んできたグングニルをキャッチし、レミリアに打ち返したが、レミリアは避けて、そのまま紅魔館の時計台に直撃した。

 

 

小傘「うわ。今度は時計台が崩壊した。」

 

 

こころ「もう紅魔館の全体がちょっと崩壊してきてるわ。早く決着つかないと。ってメディあなた何やってるの?」

 

 

メディ「今、睡眠ガスを瓶に入れてるの。それをレミリアに当たれば狂気状態が収まるかも。」

 

 

こころ「メディ。それはいい案ね。」

 

 

小傘「でも、どうやって睡眠ガス入りの瓶を鳳凰に届けるの?」

 

 

射命丸「それなら鳳凰様の所に投げればいいのです。」

 

 

こころ「じゃ、早速やりましょう。」

 

 

 

 

 

鳳凰「ぜぇぜぇ。結構やるな。」

 

 

狂気レミリア「グルル。」

 

 

鳳凰はもう体力の限界が近づいている。

 

 

こころ「鳳凰。受け取って。」

 

 

こころが投げたものを鳳凰はキャッチした。

 

 

鳳凰「これはガス入り瓶?」

 

 

小傘「それはメディの睡眠ガス入りの瓶。それをレミリアにぶつけて。」

 

 

鳳凰は小傘の言葉を聞きピンと来た。

 

 

鳳凰「わかった。やってやるぜ。次符「次元結界」」

 

 

鳳凰はレミリアの周りに結界を放ちレミリアを閉じ込めた。」

 

 

狂気レミリア「グガッグガッ」ドンドン

 

 

鳳凰「残念だが、私の次元結界は普通の結界と違い簡単に壊れない。次符「ワープ次元」」

 

 

鳳凰は持ってた瓶を結界の中にワープした。そして、瓶は結界の中で割れ、そこから睡眠ガスの煙がでた。

 

 

狂気レミリア「ガッググウグ。」バタ

 

 

レミリアは睡眠ガスを吸いそのまま眠ってしまった。

 

 

鳳凰「結界解除」

 

 

鳳凰は結界解除したあと、落ちてくるレミリアをキャッチし、そのまま咲夜の所に行った。

 

 

鳳凰「おい。メイド長さんは無事なのか。」

 

 

はたて「はい。応急処置はしたのでだいじょうぶです。」

 

 

咲夜「鳳凰さん・・・。お嬢様は・・・。」

 

 

鳳凰「ああ。あいつなら睡眠ガスで眠らせてやったよ。今頃夢の中だ。」

 

 

咲夜「そうですか・・・。ありがとうございます・・・。」

 

 

鳳凰「もうすぐ椛が医者を連れてくるだろう。それまで待ってろ。」

 

 

咲夜「はい・・・。」

 

 

レミリアVS鳳凰の勝負は鳳凰の勝利となり、結果、鳳凰の施設部隊の勝利となった。

 

 

                               第15話終わり

                               第16話に続く

 

 

 



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復讐する奴はゲスな奴しかいない

どうも。土方です。今日は寒いですね。それではどうぞ。


紅魔館の戦争から1日が経過した。咲夜と会話していたら永琳と鈴仙が来て、レミリアと咲夜の治療した。鳳凰も治療を手伝い、何とかレミリアと咲夜を治した。ちなみにレミリアには狂気を消す薬を投与したらしい。その後、霊夢とアリスと慧音が来て、事情を話した後、慧音は魔理沙に説教し、罰として半壊した紅魔館と門の修復をやることになった。その鳳凰とはいうと・・・

 

 

鳳凰「何で魔理沙の罰を私たちまで。」

 

 

こころ「仕方ないでしょ。魔理沙が報酬のお酒をもう一本追加して、引き受けたのは鳳凰でしょ。」

 

 

魔理沙が鳳凰に報酬追加で修復までお願いしたのだ。今は門の修理をしている。

 

 

第16話「復讐する奴はゲスな奴しかいない」

 

 

魔理沙「おーい。順調に直してるか?」

 

 

鳳凰「治してるよ。お前はどこ直してんだ?」

 

 

魔理沙「こっちは霊夢と幽香で花壇の修理してる。幽香が切れそうで怖いぜ。」

 

 

鳳凰「あのドS女か。確か誰かが花を傷つけたら殺すんだったな。」

 

 

魔理沙「だからひやひやしてんだよ。」

 

 

鳳凰「気をつけろよ。あいつ力はゴリラ並み・・・って、ぎゃあああああ。」

 

 

その時、鳳凰の顔にマスタースパークが命中した。

 

 

魔理沙「すげぇ。門の所まで聞こえてたんだ。」

 

 

鳳凰「あの女どこまで地獄耳なんだよ。」

 

 

こころ達はよく生きてるなと思った。

 

 

鳳凰「何だかトイレに行きたくなった。ちょっと小便してくるわ。」

 

 

小傘「うん。わかったよ。」

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰は小便するため紅魔館の外の近くですることになり、小便した後・・・

 

 

鳳凰「はぁ~。すっきりした。」

 

 

黒いローブ男「やれやれ。力を増幅する薬を与えたのに、まさか狂気になるなんて、とんだ発見をしたな。」

 

 

鳳凰「!!。誰だ貴様は!?」

 

 

黒いローブ男「悪いが今は名のらん。貴様が鳳凰だな。」

 

 

鳳凰「おい。何で知ってるんだ。」

 

 

黒いローブ男「貴様が人里の武装集団を倒したていう噂が流れてな。それで聞いた。」

 

 

鳳凰「さっき、力を増幅する薬を与えたて聞いたが、まさか、お前がレミリアにあの薬を与えたのか。」

 

 

黒いローブ男「・・・」

 

 

鳳凰「永琳から聞いたが、あの薬は力を増幅する代わり、狂気に侵され、最後には死ぬ薬だって聞いた。まさか、それを知って与えたのか。」

 

 

黒いローブ男「そうだ。吸血鬼に力を増幅する薬を与えたらどうなるかと思ってね。それで実験してみたんだ。」

 

 

鳳凰「死ぬかもしれねぇのにか!!」

 

 

黒いローブ男「そうだ。それを承知の上で与えた。それに、あの吸血鬼には恨みがあったからな。」

 

 

鳳凰「恨み?」

 

 

黒いローブ男はローブを取った。

 

 

鳳凰「お前は妖怪の山の上層部の大天狗の紅蓮!?」

 

 

紅蓮「そうですよ鳳凰様。私は紅蓮です。」

 

 

鳳凰「妖怪の山の大天狗がこんなことしたらどうなるかわかってんだろうな!!」

 

 

紅蓮「言ったでしょ。私には恨みがあるって。私の親は吸血鬼異変の時に吸血鬼に殺されたんだ。」

 

 

鳳凰「!?」

 

 

紅蓮「その後、幻想郷にスカーレット姉妹ていう吸血鬼の姉妹が幻想郷に引っ越して来たていう事を聞き、私は復讐の炎が燃え上がった。そこで、竹林の医者の禁忌の薬を盗み、それを改良し、その吸血鬼に与えたのだ。」

 

 

鳳凰「・・・」

 

 

紅蓮「そして、鳳凰様を使い紅魔館の主を殺そうしたのだ。どうせ、吸血鬼はこの世から消えればいいんだ。」

 

 

その時、鳳凰の怒りは有頂天になり、紅蓮の胸元に掴んだ。

 

 

紅蓮「なにをするんですか。鳳凰様。」

 

 

鳳凰「貴様。妖怪の山にドロを塗ったんだ。お前には制裁をくらわなければいけない。」

 

 

紅蓮「ひぃ。」

 

 

鳳凰「歯食いしばって。気絶してな。次符「次元拳」。」

 

 

紅蓮「ぎゃああああ。」

 

 

紅蓮はぶん殴られ気絶した。

 

 

鳳凰「このゲスが。」

 

 

その時、カメラの音がした。

 

 

鳳凰「射命丸か。全部聞いてたのか。」

 

 

射命丸「・・・」コクリ

 

 

鳳凰「こいつの事をどう思う。」

 

 

射命丸「最低な大天狗ですね。わざわざ鳳凰様と薬の力を使い、レミリアさんを殺そうとしたんですから。」

 

 

鳳凰「射命丸。こいつを妖怪の山の上層部に連れてけ。それとこいつの事は新聞に載せれよ。」

 

 

射命丸「わかりました。」

 

 

射命丸は紅蓮を妖怪の山に連れて行き、鳳凰は紅魔館の修理に戻っていた。

 

 

                              第16話終わり

                              第17話に続く



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やっぱり最後は宴会だ!!

どうも、土方です。最後は宴会です。どうぞ。


鳳凰の次元の力のおかげで紅魔館の全体を修復できた。レミリアは今回の反省を踏まえて、魔理沙の紅魔館の出入りがOKになった。ただし、いつも通り門番は付くけど。そして、魔理沙もレミリアの本を盗まないようにした。(ただし、パチュリーの本は盗むけど。本人は借りてるだけって言ってるけど。)それから宴会は3日後にやることになった。それから3日後・・・

 

 

小傘「鳳凰この酒はここに置いていいの?」

 

 

鳳凰「あぁ、ここに置いていいぞ。」

 

 

鳳凰達は寺小屋の庭を借りて、宴会の準備をしていた。

 

 

第17話「やっぱり最後は宴会だ!!」

 

 

射命丸「鳳凰様の施設部隊の勝利を祝福し乾杯!!」

 

 

宴会参加者「乾杯!!」

 

 

宴会は夜に行った。最初は紅魔館の勢力と私の施設部隊と幽香と霊夢、アリス、慧音が参加していたが、宴会をやると聞きつけてあらゆる妖怪や人里の人間達が集まり大宴会となった。

 

 

鳳凰「やっぱり宴会は楽しいものだな。」

 

 

小傘「そうだね。こんなに集まると楽しいものだね。」

 

 

するとそこに射命丸が来た。

 

 

射命丸「鳳凰様楽しんでますか。」

 

 

鳳凰「あぁ、楽しんでるよ。それで私に何の用だ。」

 

 

射命丸「大天狗の紅蓮の件です。」

 

 

鳳凰「ついに来たか!!」

 

 

射命丸「天魔様は紅蓮を斬首刑にし、今後は上層部の改革を始めるそうです。」

 

 

鳳凰「斬首か。他の刑にした方がよかったんじゃないか。」

 

 

射命丸「鳳凰様に見られた以上、斬首しかなかったんです。」

 

 

鳳凰「そうか。ならいい。」

 

 

射命丸「この事はレミリアさんには・・・」

 

 

鳳凰「言わない方がいいだろう。天狗と吸血鬼の関係を悪化したくないしな。」

 

 

射命丸「わかりました。」

 

 

そう言いながら射命丸は別の所に行った。

 

 

メディ「鳳凰。何の話?」

 

 

鳳凰「別に、大人の話さ。」

 

 

小傘「?」

 

 

こころ「・・・・・」

 

 

小傘とメディはわからなかったが、こころは黙ってわかっていた。

 

 

鳳凰「そうだ。メディスン、今回はよくやってくれたな。お前の睡眠ガスが無かったらレミリアに負けてたよ。ありがとな。」

 

 

メディ「私はただあの吸血鬼をどうにかしようと思ったの。あんたの為じゃない。」

 

 

鳳凰「別に私の為じゃなくても、レミリアを止めてくれたのは変わらないよ。ありがとう。」

 

 

鳳凰はメディスンの頭をなでた。

 

 

鳳凰「ありがとう。メディスン。」

 

 

メディ「・・・次からはメディて呼んでもいいよ。」

 

 

メディスンは微笑んでそう言った。

 

 

小傘「メディが人間に笑顔を見せるなんて久しぶりだね。」

 

 

こころ「そうとう鳳凰を気に入ってるみたいね。」

 

 

次に霊夢と魔理沙とアリスが来た。

 

 

霊夢「あんた、相変わらず子供を撫でるのは得意なのね。」

 

 

鳳凰「悪いか。」

 

 

霊夢「いや、別に悪くわないわよ。」

 

 

鳳凰「そうか。」

 

 

魔理沙「鳳凰。報酬のお酒持ってきてやったぜ。」

 

 

鳳凰「サンキュー。魔理沙。」

 

 

アリス「魔理沙。今回の事は反省しなさいよ。元はと言えばレミリアの本を盗んで、今回のレミリアの暴走に繋がったんだから。」

 

 

魔理沙「私は悪くないぜ。それに盗んでるじゃなくて、借りてるだけだ。」

 

 

鳳凰「ほう。また慧音呼んで説教してやるぞ。」

 

 

魔理沙「もう勘弁だぜ!!」

 

 

アリス「ちょっと。魔理沙。」

 

 

魔理沙は逃げるように去っていき、アリスは魔理沙を追いかけた。

 

 

鳳凰「お前は追わなくていいのか?」

 

 

霊夢「いいのよ。今回は魔理沙が悪いんだし。」

 

 

すると、そこにレミリアと咲夜が来た。

 

 

鳳凰「おう。来たか。もうだいじょうぶか。」

 

 

レミリア「もうだいじょうぶよ。永琳の薬のおかげで狂気がなくなったわ。」

 

 

鳳凰「レミリア。薬を買う前に使用上の注意は見とけよ。」

 

 

レミリア「次からそうするわ。」

 

 

鳳凰「そういや。咲夜、お前レミリアのグングニル刺さったところ大丈夫か?結構深く刺さっていったけど?」

 

咲夜「大丈夫よ。永琳の治療もそうだけど、あなたの力のおかげで1日で治ったもん。」

 

鳳凰「そうか。ならいいか。」

 

 

レミリア「鳳凰。今回はありがとう。もしあのままだったら、咲夜を殺していたかもしれない。」

 

 

咲夜「お嬢様・・・」

 

 

鳳凰「・・・次からは従者を大切にしろよ。私も色んな命を奪ってきたんだから。」

 

 

レミリア「もちろんよ。紅魔館のメンバーは家族だもの。」

 

 

咲夜「お嬢様!!」ニッコリ

 

 

レミリア「じゃ、私たちは別の所に行くわ。」

 

 

咲夜「それではまた。」

 

 

そう言いながらレミリアと咲夜は別の所に行った。

 

 

霊夢「大天狗の事はいわないの?」

 

 

鳳凰「知らぬが仏の方がいいだろう。ってか知ってたんだな。」

 

 

霊夢「文から聞いたのよ。」

 

 

鳳凰「そうか。」

 

 

霊夢「それと私からの依頼なんだけど。」

 

 

鳳凰「霊夢から依頼だと珍しいな。」

 

 

霊夢「今度の買い物付き合って。買い物する量が多いから。」

 

 

鳳凰「いいけど。事務所の掃除しなきゃいけないからな。してから行ってもいいか?」

 

 

小傘「それだったら、わちき達がやるよ。」

 

 

鳳凰「えっ。いいのか。」

 

 

こころ「もちろんよ。まかせなさい。」ニヤリ

 

 

メディ「コンパロ。」

 

 

鳳凰「ありがとうな。お前ら。」

 

 

鳳凰はこころ達にお礼を言った後、霊夢と鳳凰はあることに気付いた。

 

 

鳳凰・霊夢(ちょっと待てよ。こころ達が来ないて言うことは、二人きりだよな。ということは・・・)

 

 

そして、二人ともこう思った。

 

 

鳳凰・霊夢(デートじゃねえかーーーーーー!!)

 

 

そう心の中で叫んだ宴会の夜であった。

 

                               第17話終わり

                               第18話に続く




今回は後書き書きます。

これにて、長編「紅魔館戦争編」はおわりです。次回からはまた日常編です。それと次回から質問募集を受け付けます。質問したい人は感想の方に書いてください。来週は鳳凰と霊夢のデート回です。お楽しみに。


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日常編
デートする奴は緊張する。


どうも。土方です。今週は雨が多かったですね。後、タグに一つ増やしました。それではどうぞ。

~お知らせ~
7月3日
クロスオーバーやります。


ここは妖怪の山の天狗の住処である。現在、鳳凰と天魔が会話中である。

 

 

天魔「この度は、上層部の紅蓮が大変なことをしてしまい申し訳ありませんでした。」

 

 

鳳凰「もういい、過ぎた事だ。気にしなくていい。」

 

 

天魔「上層部は今回の事で、私と共に内部の改革を始めるそうです。」

 

 

鳳凰「具体的にどのような事をするんだ?」

 

 

天魔「まず鳳凰様の支持をしている大天狗と中立している大天狗を上層部に付き、汚職する天狗を炙り出すつもりです。」

 

 

鳳凰「そうか。だが、やりすぎるんじゃないぞ。やりすぎたら妖怪の山のバランスが崩れるからな。」

 

 

天魔「それは承知しています。」

 

 

鳳凰「そうか。じゃあ、行くわ。」

 

 

天魔「そういえば、射命丸から聞いたんですが、博麗の巫女から依頼があったようですね。どんな内容ですか?」

 

 

鳳凰「買い物に付き合って欲しいそうだ。今回買い物する量が多いそうだから。」

 

 

天魔「なるほど、つまりデートですな。」

 

 

鳳凰「デートではない。依頼だ。」

 

 

鳳凰はそのまま人里に帰っていた。

 

 

天魔「別に恥ずかしがらなくても・・・」

 

 

天魔は笑いながら鳳凰を見送った。

 

 

第18話「デートする奴は緊張する。」

 

 

 ~翌日~

 

 

鳳凰は寺小屋の前で霊夢を待っていた。

 

 

鳳凰「遅いな霊夢は。おっ、来た。」

 

 

霊夢「お待たせ鳳凰。結構待った。」

 

 

鳳凰「いや、全然待ってねーよ。別に緊張して待ってたわけじゃねーし。」ガタガタ

 

 

霊夢(あっ。これ絶対緊張してる。まぁ私も心の中は緊張してるから、言えないわ。)

 

 

鳳凰「じゃあ、二階の事務所の掃除頼むな。こころ、小傘、メディ。」

 

 

後ろにはこころ達が居た。

 

 

小傘・こころ・メディ「任せて。」ニコ・ニヤリ・ニコ

 

 

鳳凰(こころめ、デートだて気付いてるな。)

 

 

霊夢「それじゃ、鳳凰行きましょう。」

 

 

鳳凰「じゃ、行くか。」

 

 

こころ達は鳳凰を見送った。

 

 

 

 

 

 

現在、鳳凰と霊夢は人里の中をぶらぶら買い物をしている。

 

 

霊夢「次は八百屋あたりかしら?」

 

 

鳳凰「おい、霊夢。いくらなんでもこの量は多すぎだろ。」

 

 

鳳凰の手には結構な量の食材の袋があった。

 

 

霊夢「あんた男でしょ。ならこれくらい軽々持てるよね。」

 

 

鳳凰「やれやれ。わかったよ。」

 

 

鳳凰と霊夢が歩いていると前に武装集団を襲った甘味屋があった。

 

 

鳳凰「あっ。前に武装集団を襲った甘味屋じゃん。霊夢あそこ寄って行こうぜ。」

 

 

霊夢「いいけど、あんまり頼むんじゃないよ。」

 

 

鳳凰「わかってるよ。」

 

 

鳳凰と霊夢は甘味屋の中に入って行った。

 

 

店長「いらっしゃい、って鳳凰の旦那、元気そうだな。」

 

 

鳳凰「久しぶりだな店長。早速だけど、団子2つ頼むわ。私たちは外の方の居るから。」

 

 

店長「へい、ただいま。」

 

 

鳳凰と霊夢は甘味屋の外の椅子に座って待った。

 

 

 

 

 

 

店長「へい。お待ち、団子2つだよ。」

 

 

鳳凰「ありがとう店長。」

 

 

店長「いえいえ。じゃあ、私は店の方に戻るから。」

 

 

鳳凰「あっ。その前に先に金払っとくから。」

 

 

鳳凰は店長に金を払った。

 

 

店長「まいど~」

 

 

霊夢と鳳凰は団子を食い始めた。

 

 

鳳凰「やっぱりここの団子はうまいな。」

 

 

霊夢「本当においしいね。」

 

 

霊夢は団子を一本食い終わると鳳凰にある質問した。

 

 

霊夢「ねぇ、鳳凰。あんた2年、異界で修行したんだって。」

 

 

鳳凰は口からお茶を吹き出した。

 

 

鳳凰「誰から聞いたんだ。」

 

 

霊夢「紫から聞いたのよ。鳳凰は外の世界で修行最中に2年間は異界で修行したって。」

 

 

鳳凰「紫のやろう。べらべら喋りやがって。・・・そうだよ。私は2年間、異界の宇宙海賊組織「春雨」で修行したんだ。」

 

 

霊夢「宇宙海賊組織!!あんたまさか幻想郷の事は言ってないよね!?」

 

 

鳳凰「言ってねーよ。それに紫から口止めもしていたし。」

 

 

霊夢「そうならいいけど。」

 

 

鳳凰「話は戻すけど、そこの第7師団ていう所で修行したんだ。そこの団長さん戦闘狂でね。副団長さんはけっこう苦労してたんだ。」

 

 

霊夢「ふーん。そこで2年間修業したのはわかったけど、どうやって外の世界に帰ったの?」

 

 

鳳凰「団長にやめるて、言ったらすんなりOKもらった。その後は、見られないように次元の力を使って帰った。」

 

 

霊夢「ずいぶんと軽い団長さんね。」

 

 

鳳凰「そこがいいんだよ。そこの団長さんは。」

 

 

霊夢「ねぇ。この事はこころ達には言ってないの。」

 

 

鳳凰「まだ話してないよ。たぶん、話してもあいつらはつまらない顔するからな。」

 

 

霊夢「それもそうね。」

 

 

そうやって、喋っていたら団子がなくなった。

 

 

霊夢「じゃあ、そろそろ行きましょうか。」

 

 

鳳凰「じゃあ、店長、ごちそうさまでした。」

 

 

店長「おう。また来てくれよ。」

 

 

その後、鳳凰と霊夢はあちこちで買い物をし、買い物を終わった後、博麗神社に居た。ちょうど博麗神社に食材を置き帰る所だった。

 

 

霊夢「今日はありがとうね。」

 

 

鳳凰「また依頼出したいときは、私の所にこいよ。」

 

 

霊夢「わかったわ。そうする。」

 

 

鳳凰「じゃあ、またな。」

 

 

そして、鳳凰は人里の何でも屋の事務所に帰っていた。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「ただいま。」

 

 

小傘「お帰り。ねぇ、霊夢とデートしてたって本当?」

 

 

鳳凰「えっ、そうだけど?」

 

 

小傘「やっぱり!!こころから聞いたけど、デートしたんだ。」

 

 

鳳凰「やっぱり小傘とメディわからなかったのか。」

 

 

その時、メディスンが新聞を持ってきた。

 

 

メディ「鳳凰。今日の文々、新聞に鳳凰と霊夢のデートが載ってるんだけど。」

 

 

鳳凰「えっ。マジで!!」

 

 

鳳凰は文々、新聞を読んだ、そこには霊夢と熱愛と書かれた嘘の記事が載ってた。

 

 

こころ「鳳凰、どこ行くの?」

 

 

鳳凰「ちょっと射命丸探してくる。」

 

 

メディ「何しに?」

 

 

鳳凰「決まってんだろう。記事の訂正と説教しにな!!」

 

 

その後、射命丸は鳳凰にお仕置きされたのは言うまでもない。

 

                               第18話終わり

                               第19話に続く

 

 




ちょっと追加で後書き書きます。

今回は鳳凰の紹介と設定です。


鳳凰

異名:妖怪の山の裏の指導者”皇帝”、何でも屋”鳳凰”の主人、地底の裏の大将など様々な異名を持つ。
種族:人間
能力:次元を操る程度の能力
能力説明:八雲紫の能力と同じ。後、相手の能力をコピーできる。
武器:妖刀「次元刀」
技:次元拳、次元斬、能力コピー次元、次元波、三歩必殺、三歩必殺次元拳等様々な技がある。
性別:男
年齢:霊夢と魔理沙と同じ位
性格:銀魂の主人公銀時の性格とワンピースのルフィの性格を足した性格
設定
「東方鳳凰屋」の主人公。人里の寺子屋の2階にある。何でも屋”鳳凰”の主人である。そして、同時に妖怪の山の裏の指導者”皇帝”でもある。元々は、天魔がリーダーだが、鬼が山を去るときに、鬼たちは念のため、鳳凰に山の裏の指導者”皇帝”の地位を与えた。当時は、他の天狗達が反対していたが、当時は反対派が少数だった為、天魔、射命丸、はたて、椛、にとりが鬼たちと共に鳳凰に地位を与えた。小さい頃に、産まれてすぐに妖怪の山に捨てられ、その後、鬼の四天王達に拾われ、妖怪の山の妖怪の住人や地底の妖怪の住人に育てられた。ちなみに、星熊勇義とは師弟関係である。勇義の力を見て、弟子になった。霊夢と魔理沙と幼馴染みのであり、よく小さい頃に博麗神社で遊んだ中である。平和に過ごしていた鳳凰だが、地上の妖怪と地底の妖怪の戦いが勃発し、当時、鳳凰は鬼たち共に、戦いを止めた。その後、四季映姫と共に平和条約をしようとしたが、当時の天狗達(天魔、射命丸、はたて、椛は賛成した。)や河童達の反対もあり、休戦条約に変わった。鳳凰は自分の地位の弱さとカリスマ性が足りない事ともっと強くなりたいと思い、八雲紫にお願いし、外の世界であらゆる修行をする。外の世界の修行中に2年、異界の宇宙海賊「春雨」の第7師団で修行をした。ちなみに、そこの団長さんと副団長さんと仲が良い関係である。そして、現在、修行かえってきて人里の寺小屋2階で何でも屋”鳳凰”を営んでいる。なお、今でも妖怪の山の裏の指導者”皇帝”の地位を持っており、昔よりは絶大な力の強い権力となった。
鳳凰の施設部隊:射命丸、はたて、椛、にとり、天魔
何でも屋”鳳凰”の従業員:こころ、小傘、メディスン


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特別長編「「東方白夜叉」とクロスオーバー」
幻想郷の英雄の侍と紫の依頼


どうも、土方です。今回の特別長編はほぎゃおさんの作品「東方白夜叉」とクロスオーバーです。ほぎゃおさんを知らない人はニコニコ動画を見てね。それではどうぞ。

~注意~
ちゃんとほぎゃおさんから許可をもらっています。


鳳凰「今日は依頼が一つもない。」

 

 

鳳凰は自分の何でも屋の事務所で暇そうにしていた。

 

 

こころ「この前の霊夢の依頼から一つも来ないね。」

 

 

メディ「別にいいじゃん。最近、依頼が多かったから、その分休み取ってもいいと思う。」

 

 

小傘「わちきもそう思う。」

 

 

そう、霊夢の依頼から、一つも依頼が来ないからだ。それで、鳳凰は暇そうにしていたのだ。

 

 

鳳凰「やっぱり、刺激的な依頼が一つ欲しいよ。」

 

 

紫「なんなら、私が依頼だしましょうか。」

 

 

鳳凰・小傘・こころ・メディ「ギャーーーー。出た~~~~。」

 

 

いつも通りにスキマから紫が出てきた。

 

 

紫「あら。驚いたかしら?」

 

 

鳳凰「そりゃあ驚くわァ!!今日はは何しに来たんだ!!」

 

 

???「さっきも言っただろう。今日は依頼しに来たんだ。」

 

 

こころ「その声は!!」

 

 

スキマから、2匹の妖獣が出てきた。狐の妖獣で紫の式神の八雲藍と猫叉の妖獣で八雲藍の式神八雲橙である。

 

 

鳳凰「式神も連れてきたていうことは、とんでもない依頼みたいだな。」

 

 

紫「そうよ。あなたと私が知ってる人にしか頼めない依頼だから。」

 

 

鳳凰「その依頼とは何だ?」

 

 

紫「依頼内容を言う前にちょっと待って。」

 

 

紫がそう言うと、スキマが出てきた。

 

 

鳳凰「何しているんだ?」

 

 

紫「今から私が知ってる人を呼ぶから。」

 

 

鳳凰「?」

 

 

鳳凰は知らなかった。これから会うのは、鳳凰が幻想郷に帰ってくる前に博麗大結界の異変を解決した侍だからである。

 

 

第19話「幻想郷の英雄の侍」

 

 

~その同じ頃~

 

 

銀時「依頼が来ねぇな。」

 

 

新八「来ないじゃねーよ。あんたが仕事を探しに行かねぇだけだろうがァーーー。」

 

 

神楽「お前が仕事探しに行かないからこんなに仕事がないアル。」

 

 

定春「ワン。」

 

 

ここは、スナックお登勢の2階にある。何でも屋万事屋銀ちゃんである。そこには、万事屋のリーダー坂田銀時とツッコミが得意の志村新八と戦闘民族の夜兎族の神楽とペットの定春が居た。

 

 

新八「とにかく、今日は一緒に仕事を探しに行きますからね。」

 

 

銀時「たく、わかったよ。」

 

 

銀時がそう言うと新八達と共に万事屋の外に出た。そして、階段を踏もうとしたその時、例のスキマが出てきた。銀時達はそれを知らずに・・・

 

 

銀時(そういえば、あの異変から1か月か。あのババア元気だろうか。」

 

 

銀時「あれ、階段が踏んだ感覚ねえ。」

 

 

新八「銀さん。下を見てください。」

 

 

銀時は下を見ると、そこにはスキマがあった。

 

 

銀時「あれ、これって、もしかして・・・」

 

 

銀時達はスキマに落ちた。

 

 

新八・神楽「うわああああああ。」

 

 

定春「ワオーーーーン。」

 

 

銀時「またかよーーーー!!」

 

 

銀時は一度こういう経験をしている。なぜなら、銀時は幻想郷を救った侍だからである。

 

 

 

 

 

 

~寺小屋の2階にある何でも屋”鳳凰”の事務所~

 

 

鳳凰「紫。一体誰が来るんだ?」

 

 

紫「もうすぐよ。」

 

 

そして、スキマから何か出てきた。

 

 

銀時・新八・神楽・定春「ぶべら!!(ワン!!)」

 

 

鳳凰達「えっ?」

 

 

スキマから出てきたのは銀時達であった。

 

 

紫「あら、銀時だけかと思ったら、銀時の仲間達も来ちゃたのね。銀時久しぶりねぇ。」

 

 

銀時は紫の方を向いた。

 

 

銀時「久しぶりじゃねーよ!!いきなりスキマから呼び出しやがって!!」

 

 

そして、橙と藍も銀時の所に来た。

 

 

橙「銀ちゃん。久しぶり!!」

 

 

藍「久しぶりだな。銀時。」

 

 

銀時「久しぶりだな。お前ら・・・じゃねーよ!!何で再びスキマから呼ぶんだよ!!」

 

 

新八と神楽わからず銀時に聞いた。

 

 

新八「銀さん。この人達は?」

 

 

銀時「お前らも知ってるだろう。幻想郷の賢者八雲紫だよ。」

 

 

新八「えっ、あの大量の賞味期限切れのいちご牛乳を送ってきた人ですか!!」

 

 

新八が驚いた後、神楽が何かを感じた。

 

 

新八「どうしたの?神楽ちゃん?」

 

 

神楽「銀ちゃん。こいつら天人(あまんと)じゃないアルな。」

 

 

神楽がそう言うと、銀時はこう言った。

 

 

銀時「あぁ、そうだ。こいつらは天人じゃない。妖怪と妖獣だ。」

 

 

新八「えっ、妖怪と妖獣!?」

 

 

新八と神楽は驚いた。だって妖怪と妖獣である。

 

 

紫「あら、あの子たちに教えてないの?」

 

 

銀時「教えたけど信じなかったんだ。」

 

 

銀時がそう言うと、鳳凰が尋ねてきた。

 

 

鳳凰「あの、貴方は?」

 

 

紫「そうだったわ。後ろの付喪神達はしってるけど紹介するわね。この人は一か月前の異変で幻想郷を救った坂田銀時よ。」

 

 

鳳凰驚いてこう言った。

 

 

鳳凰「えっ、博麗大結界の異変を解決し、幻想郷を救った英雄侍坂田銀時さん!?」

 

 

新八「ちょっと待ってください。幻想郷をを救った英雄?それは一体・・・」

 

 

藍「仕方ない。私が説明してやろう。」

 

 

~藍説明中~

 

 

藍「わかったか?」

 

 

新八と神楽はショックを隠せなかった。銀時が死にものぐるいで異変を解決したことを。

 

 

新八「最低だ・・・僕たち・・・」

 

 

神楽「私たちが旅行に行ってる間に、銀ちゃんは死にもの狂いで仕事をしてたなんて。」

 

 

銀時「お前らが、責めることじゃねーよ。あの時は仕方ないさ。」

 

 

銀時は新八達を励ました。その時・・・

 

 

こころ・小傘・メディ「こらーーー!!私たちを忘れるな!!」

 

 

銀時はこころ達の方を向いた。

 

 

銀時「げぇ!!お前らはツクモガールズ!!」

 

 

こころ「久しぶりねぇ。坂田銀時。」

 

 

小傘「あっ、ダメ人間だ。」

 

 

メディ「コンパロ。」

 

 

銀時「久しぶりだな・・・って、小傘、俺をダメ人間て呼ぶんじゃねぇ!!」

 

 

小傘「だって本当の事でしょ。」

 

 

神楽「そうアルな。」

 

 

銀時「神楽!!お前もそう言うんじゃねぇ!!」

 

 

そして、銀時達は鳳凰の方を向いた。

 

 

銀時「そういや、お前は誰だ?」

 

 

鳳凰「あっ、自己紹介が遅れたね。私の名は鳳凰。この何でも屋”鳳凰”の主人だ。そして、後ろのこころ達は従業員だ。」

 

 

銀時「俺は坂田銀時だ。よろしく。」

 

 

新八「みなさんは僕たち見るのは初めてですよね。僕の名前は志村新八です。」

 

 

神楽「神楽アル。こっちはペットの定春アル。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

そして、鳳凰達は定春の方を向いた。

 

 

鳳凰「おい。このでかいのは何だ?」

 

 

神楽「定春アル。犬アル。」

 

 

藍「いや、こんなデカい犬は初めて見るな。」

 

 

定春は藍の頭を噛んだ。

 

 

藍「何か血が出てきそうだな・・・」

 

 

橙「藍様!!本当に血出てます!!」

 

 

神楽「定春。こいつは噛んじゃダメアルよ。」

 

 

定春は藍の頭から離れた。

 

 

紫「さて、鳳凰と銀時にはある依頼をお願いするわ。」

 

 

銀時「おい、ちょっと待て。何で俺たちもこっちに連れてきたんだ。」

 

 

紫「その理由は今から言うわ。」

 

 

紫は依頼内容を言った。

 

 

紫「あなた達には、銀時の世界から流れ着いた危険武器を探してちょうだい。それが銀時達を連れてきた理由と何でも屋”鳳凰”に来た理由よ。」

 

 

鳳凰達・銀時達「!!??」

 

 

紫の依頼内容は鳳凰達と銀時達に銀時の世界から流れ着いた危険武器の捜索依頼だった。

 

 

                      特別長編第一話(第19話)終わり

                      特別長編第二話(第20話)に続く

 

 

 

 




後書き

今回の特別長編は東方白夜叉とクロスオーバーすることになりました。もちろん、ほぎゃおさんから許可を取ってます。


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店に迷惑かかるような食いすぎはダメです

どうも、土方です。特別長編第2話です。それではどうぞ。


鳳凰達と銀時達は銀時の世界の危険武器の捜索のため、現在、人里で捜索中である。

 

 

銀時「なぁ、何か甘い物でも食わねぇか。」

 

 

鳳凰「これから、甘味屋の所にも聞き込みするから我慢してくれ。」

 

 

新八「銀さん。これ以上糖分取ったら、糖尿病が悪化しますよ。」

 

 

銀時「わかってるよ。たく何でこいつらと一緒に捜索しなきゃいけねぇんだよ。」

 

 

鳳凰「文句言うんなら、連れていかんぞ。」

 

 

銀時「すいません。」

 

 

特別長編第2話(20話)「店に迷惑かかるような食いすぎはダメです。」

 

 

~数時間前~

 

 

鳳凰「何?危険武器の捜索?その為にここに来たのか?」

 

 

銀時「ふざけんな!!そのためにわざわざ俺達をここに連れてきたのか。」

 

 

藍「自分の世界の武器なのに責任放棄するな。」

 

 

銀時「・・・わかったよ。でも何で俺達の世界の武器が幻想郷に流れ着いたんだ?」

 

 

銀時はしぶしぶ依頼を引き受けた。

 

 

紫「流れ着いた理由は博麗大結界の異変後に結界の調子がおかしくなったのよ。そのせいで銀時の世界の危険武器の一つが流れ着いたのよ。」

 

 

鳳凰「霊夢から聞いたが、あの異変の後結界に揺らぎがあったて聞いた。まさか、こうなるとは思いもしなかったらな。」

 

 

鳳凰はこの前霊夢とデートした時にそんな事を思い出した。

 

 

鳳凰「わかった。私たちもその依頼引き受ける。」

 

 

紫「それでは、これから二つの何でも屋に危険武器の共同捜索をさせてもらうわ。」

 

 

鳳凰・銀時「えっ?」

 

 

鳳凰と銀時は驚いてこう言った。

 

 

銀時「おいおい。こんな奴らと共同捜索すんのかよ。」

 

 

藍「お前は知らんが、鳳凰は幽香とレミリアと戦ったことある人間だ。それなりには力がある。」

 

 

銀時「マジでか!?あのドS女と吸血鬼の館の主と戦ったことがあるのか!!」

 

 

鳳凰「幽香の方はガチで戦ったが、レミリアはこころ達の手助けがなきゃ、戦えなかった。」

 

 

銀時は唖然とした。

 

 

銀時「まぁ、その話が本当なら安心できるな。」

 

 

鳳凰「紫さん。私は共同捜索でも構いません。銀時達は見る限り強そうですし、私は賑やかな方がいいですから。」

 

 

紫「じゃ、決まりね。私たちは霊夢にこの事を伝えてくるから。」

 

 

銀時「おい。今回は藍と橙は一緒じゃないのか?」

 

 

藍「今回は橙と一緒に別行動で捜索する。それにお前にはその二と一匹がいるだろう。」

 

 

銀時は新八と神楽と定春の方を見た。

 

 

銀時「そうだったな。」

 

 

新八「すみません。まだ幻想郷の事を聞いてないんですけど。」

 

 

紫「その事は鳳凰に聞いてちょうだい。それでは私は行きます。」

 

 

紫は藍と橙を連れてスキマの中に消えて行った。

 

 

神楽「じゃ、説明してよろシ。」

 

 

鳳凰「じゃ、ざっくりに言うね。幻想郷は妖怪や妖獣や神の他あらゆる種族が住んでいるんだ。つまり忘れ去られた奴らが集う世界で、外の世界と隔離した世界なんだよね。」

 

 

新八「えっ。外の世界と隔離した世界!!」

 

 

鳳凰「ちなみに、君たちの世界は異界ていってね。つまり、私達の知っている外の世界とは全く違う世界から君たちは来たんだよ。」

 

 

神楽「つまり、私達はここじゃ、異界人てことアルか?」

 

 

鳳凰「そいうことになるね。わかった?」

 

 

新八「なんとなくですが、わかりました。」

 

 

新八や神楽はわかって返事した。

 

 

銀時「それじゃ、まずは人里から調査だな。」

 

 

鳳凰「そうしましょう。」

 

 

 

 

 

 

~そして現在に至る~

 

 

鳳凰「早く見つけないとな。」

 

 

鳳凰達と銀時達は小鈴、阿求の所に寄って調査はしたが、なんの手がかりもなかった。2人は銀時を見ると久しぶりと言っていた。ちなみに、新八と神楽は自己紹介ぐらいはした。

 

 

銀時「でも、そんなに急ぐ必要があるのか?」

 

 

こころ「銀時は知らないとは思うけど、六日前に物たちが暴れまわったり、付喪神になったりする異変があったの。もしかしたら、銀時の世界の危険武器が付喪神になったら大変なことになると思う。」

 

 

新八「あの、付喪神とは何ですか?」

 

 

こころ「付喪神ていうのは、長い年月を経た道具などに神や霊魂などが宿ったものよ。六日前の異変は小槌の影響で付喪神なったやつらもいるから、銀時の世界の武器が付喪神してたら大変なことになるでしょう。」

 

 

銀時「なるほど。その武器が付喪神になる前に見つけなきゃいけないんだな。」

 

 

そう話していると甘味屋が見えてきた。

 

 

鳳凰「よし、甘味屋に武器の聞き込みとここで甘い物でも食っていくか。」

 

 

銀時「そうするか。」

 

 

鳳凰達と銀時達は甘味屋の中に入っていた。

 

 

店長「いらしゃいませ。」

 

 

鳳凰「こんにちは。」

 

 

銀時「よお。店長久しぶりだな。」

 

 

店長「旦那!!久しぶりだな!!」びっくり

 

 

銀時「さっそくだか、ストロベリーサンデー・・・」

 

 

鳳凰「銀時。前にここの店長に聞いたが、ストロベリーサンデー食いすぎたらしいじゃないか。食いすぎるなよ。後、神楽ちゃんも。」

 

 

鳳凰は怖い表情で言った。

 

 

銀時「ストロベリーサンデー一つ・・・」

 

 

神楽「私も一つ・・・」

 

 

新八「何か姉上よりもすごい人がいたよ。じゃあ僕も同じで。」

 

 

新八は鳳凰は凄いと思った。

 

 

店長「鳳凰の旦那は?」

 

 

鳳凰「私も同じで。」

 

 

こころ・小傘・メディ「じゃあ、私たちも。」

 

 

店長「わかりました。」

 

 

鳳凰「じゃあ、お代は先に払っときますね。」

 

 

店長「まいど~」

 

 

店長は厨房の所に戻っていた。鳳凰達と銀時達は甘味屋の中の席についた。

 

 

鳳凰「銀さんて甘い物が好きなんですね。」

 

 

銀時「何か甘い物食わないとイライラするんだよ。」

 

 

神楽「そのせいで糖尿病寸前アル。」

 

 

こころ「えっ。だいじょうぶなの?」

 

 

銀時「だいじょうぶだ。俺は図太く短く生きるから。」

 

 

小傘「いや、そこは長く生きようよ。」

 

 

そう言ってると店長が注文したストロベリーサンデーを持ってきた。

 

 

店長「お待たせ。注文したストロベリーサンデーです。」

 

 

銀時「相変わらずうまそうなやつだな。」

 

 

小傘「そういえば、田中さんと佐藤さんはどうしたの?」

 

 

店長「あいつらは最近働きすぎてたから、休みを取ったんだよ。」

 

 

こころ「そういえば、最近働きすぎてたかもしれませんね。」

 

 

神楽は質問してきた。

 

 

神楽「田中と佐藤て誰アルか?」

 

 

メディ「甘味屋で働いている従業員だよ。」

 

 

銀時「まあ、性癖がちょっとな。」

 

 

新八・神楽「・・・・・」

 

 

新八と神楽は察ししたかのように無言でわかってしまった。そして、みんなサンデーを食べ始めた。

 

 

鳳凰「そうだ。店長。ここら辺に怪しい武器とか聞いた事がない。」

 

 

店長「うーん。そんな話は・・・、あっ、そういや紅魔館のメイド長が何か紅色の刀を拾って持っていったて聞いたことがあるわ。」

 

 

銀時「何!?」

 

 

銀時は驚いていった。

 

 

店長「あの武器怪しすぎて、誰も拾わなかったんだけど、あのメイド長さんが拾って持っていたおかげで助かったよ。」

 

 

鳳凰「いい情報ありがとうございます。」

 

 

店長「いやいや、じゃ、俺はもどるから。」

 

 

店長は厨房の方に行った。

 

 

鳳凰「決まりですね。食い終わったら、早速紅魔館に向かいます。・・・どうしんですか。銀さん?」

 

 

銀時はわかったかのように黙っていた。

 

 

新八「銀さん。どうしたんですか?」

 

 

銀時「いや、なんでもねぇ。」

 

 

そして、鳳凰達と銀時達は食い終わり、甘味屋の外に出た。

 

 

神楽「定春お待たせアル。」

 

 

定春「ワン」

 

 

ちなみに、定春は外で待っていた。

 

 

鳳凰「じゃあ、紅魔館に行きますか。」

 

 

銀時「あぁ、久しぶりに紅魔館の奴らとも会いたいしな。」

 

 

鳳凰達と銀時達は紅魔館へと向かうことになった。

 

 

                       特別長編第2話(20話)終わり

                       特別長編第3話(21話)に続く

 

 



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最悪の兵器「紅桜」

どうも、土方です。最近蒸しますね。それではどうぞ。


鳳凰達は銀時達と共に紅魔館へと向かってる最中だった。

 

 

特別長編第3話(21話)「最強の武器「紅桜」」

 

 

銀時「まだ着かねぇのかよ。」

 

 

鳳凰「もうすぐ。着く。」

 

 

銀時が文句言ってると新八が質問してきた。

 

 

新八「あの、すいません。紅魔館ていうのはどういう所何ですか?」

 

 

鳳凰「紅魔館は吸血鬼の館ていう場所なんだ。あそこはあんまり人もたち寄らないからな。」

 

 

新八「えっ!?吸血鬼が住んでいる場所ですか!?」

 

 

神楽「マジでか。あの「人間をやめるぞ」の人が住んでいる場所アルか。」

 

 

こころ「いや、その人はさすがに住んでないよ。」

 

 

銀時「まぁ、住んでいるのは小さい吸血鬼だからな。」

 

 

鳳凰「見た目に騙されちゃいけない。小さくても力は鬼と天狗を合わさった力だ。下手すればやられるかもしれない。」

 

 

新八と神楽は驚いて息を飲んだ。

 

 

こころ「それより着いたみたいね。」

 

 

そして、鳳凰達と銀時達は紅魔館にたどり着いた。

 

 

小傘「でも、何だかおかしいよ。」

 

 

鳳凰達と銀時達が見たものは半壊している紅魔館だった。

 

 

メディ「今回は全壊じゃなかたんだ。」

 

 

新八「えぇ!!ここて全壊している時もあるんでうか!!」

 

 

鳳凰「あぁ、毎回ここは何かやらかして爆発しているからな。」

 

 

銀時「何だよ。毎回何かのメカが爆発してんのか。」

 

 

こころ「いや、そういうのはないから。」

 

 

そして、一同は門番が居ることに気付く。

 

 

鳳凰「久しぶりだな。美鈴。何かあったのか?」

 

 

美鈴「あっ、鳳凰さんに・・・銀さん!!お久しぶりですね!!」

 

 

銀時「久しぶりだな。レミリアとフランと咲夜は元気か。」

 

 

美鈴「・・・・・」

 

 

銀時は美鈴にレミリア達の事を聞いたら、黙ってしまった。

 

 

鳳凰「おい、どうしたんだ?」

 

 

美鈴「レミリアとフランと咲夜さんは何者かにやられました。」

 

 

鳳凰・銀時「何だって!!」

 

 

鳳凰と銀時は驚いた。

 

 

鳳凰「あのレミリアとフランが誰かにやられただと!!」

 

 

銀時「おまけに咲夜もか!?」

 

 

美鈴「はい。それが・・・」

 

 

パチュリー「そこからは私が話すわ。」

 

 

門から出てきたのはパチュリーと小悪魔だった。

 

 

銀時「おっ。紫モヤシじゃないか。元気にしてたか。」

 

 

パチュリー「あら、久しぶりのついでに大魔法でも放とうかしら。」ニコ

 

 

銀時「すみませんでした!!」

 

 

銀時は速攻で謝った。

 

 

新八「ちょっと銀さん。さっきのは失礼ですよ。」

 

 

パチュリー「あら、あなた。」

 

 

パチュリーは新八の方に行った。

 

 

新八「どうしたんですか?」

 

 

パチュリー「あなた普通のメガネね。」

 

 

新八「普通のメガネてどういうことだコラァ!!」

 

 

パチュリー「だって、あなた普通すぎるメガネだもん。きっと、性別逆転してもふちだけが変わるかもしれないをね。」

 

 

新八「そんなことあるわけ・・・・・あっ。」

 

 

新八は前に性別逆転した時、メガネのふちしか変わらなかったのを思い出した。

 

 

小悪魔「どうかしたんですか?」

 

 

新八「いえなんでもないです・・・。」

 

 

銀時と神楽は新八を慰めた。

 

 

鳳凰「それよりも話を聞かせてください。」

 

 

パチュリー「わかったわ。それは昨日の事よ。この前、咲夜が持ってきた刀が突然人の形となり、付喪神化したわ。まぁ、幻想郷ではよくある事だけど。その刀は人の形をし倉庫から飛び出し、レミィとフラン、咲夜を切りかかった。その後は、屋敷を半壊し屋敷の外に出て行ったわ。」

 

 

こころ「くっ、遅かったみたいね。」

 

 

鳳凰達と銀時達は来るのが遅かったと思った。

 

 

鳳凰「あの、付喪神になる前はどんな形だった?」

 

 

小悪魔「そうですね。刃先が紅くなってましたね。」

 

 

新八「なっ、それてまさか!!」

 

 

新八は驚いた声をした。

 

 

パチュリー「あなた達何か知ってるの。」

 

 

銀時「最悪だ。あの兵器が幻想郷に来てたなんて。」

 

 

鳳凰「教えてください。銀さん。あの刀は何ですか?」

 

 

銀時「あれは対戦艦戦闘機械兵器紅桜。戦艦一隻を破壊できる刀だ。」

 

 

鳳凰「戦艦一隻を!!」

 

 

新八「しかもあれは、切った相手の血を吸い強くなるんです!!」

 

 

鳳凰達は驚きあれは危険だと判断した。

 

 

美鈴「じゃあ、あの刀が時を止めたのも納得がいきます。」

 

 

銀時「え。それはどういうことだ。あの紅桜が吸う力は力量だぞ。」

 

 

鳳凰「考えてみろ。ここは幻想郷、能力を持つ者たちがたくさんいる。たぶん、相手の血を吸っただけで力だけじゃなく能力をコピーしたかもしれねぇ。」

 

 

銀時は前回の異変の時、疑似神下しの事を思い出した。

 

 

銀時(そうか。疑似神下しと一緒なんだ。紅桜は!!)

 

 

小傘「ところで、付喪神になった姿はどんなだったの?」

 

 

小傘はパチュリーに質問した。

 

 

パチュリー「そうね。髪は紅い色で服装は紅いドレスで見た感じは女ね。」

 

 

神楽「付喪神て女の姿ばっかりアルな。」

 

 

パチュリー達は質問してきた。

 

 

パチュリー「ところでこの子達は?」

 

 

銀時「俺の万事屋のメンバーだ。」

 

 

新八「どうも、僕は新八です。」

 

 

神楽「神楽アル。こっちは定春。」

 

 

定春「ワン。」

 

 

美鈴「初めまして、私は紅魔館の門番紅美鈴です。」

 

 

パチュリー「私はパチュリー・ノーレッジよ。こっちは小悪魔ね。」

 

 

小悪魔「こんにちは。」

 

 

お互いに自己紹介をした。

 

 

鳳凰「ところで、レミリアとフランと咲夜は今どこに?」

 

 

美鈴「お嬢様とフラン様と咲夜さんは永遠亭に入院してます。」

 

 

銀時「わかったよ。」

 

 

美鈴「じゃあ、私たちは屋敷の修理に戻るわ。」

 

 

パチュリー「レミィ達に会いたいんならそこに行きなさいよ。」

 

 

美鈴とパチュリーと小悪魔達は館の修理に戻った。

 

 

鳳凰「じゃあ、次は永遠亭に行きましょう。」

 

 

銀時「あいつら無事だといいんだけど。」

 

 

鳳凰達と銀時達は永遠亭に向かうことになった。

 

 

                       特別長編第3話(21話)終わり

                       特別長編第4話(22話)に続く

 




後書きです。

今回は謝罪文です。

この度はニコニコ動画のほぎゃおさんの作品に鳳凰のコテハンを使ってしまいすいませんでした。私も今後は鳳凰のコテハンは絶対にしません。ほぎゃおさんと視聴者の皆さま本当にすいませんでした。


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竹林の落とし穴には気をつけろ

どうも、私が土方だ。それではどうぞ。


鳳凰達と銀時達は永遠亭に行くため、人里にある竹林の案内役藤原妹紅の家に訪れた。

 

 

特別長編第4話(24話)「竹林の落とし穴には気を付けろ」

 

 

鳳凰「すいません。妹紅さん居ますか?」トントン

 

 

鳳凰は妹紅の家のドアを叩いた。

 

 

妹紅「今出るよ。」ガチャ

 

 

妹紅はドアを開けた。

 

 

銀時「久しぶりだな。モコタン。」

 

 

妹紅「その言い方はやめろよ・・・って、あの時の侍じゃないか!!久しぶりだな。」

 

 

銀時「おいおい。俺は銀時ていう名前だぞ。覚えろよ。」

 

 

妹紅「ごめんごめん。ところでお前の後ろの二人とデカいのは誰だ。」

 

 

新八「初めまして、僕は万事屋メンバーの新八です。」

 

 

神楽「神楽アル。こっちは定春。」

 

 

定春「ワン。」

 

 

妹紅「初めまして、私の名は藤原妹紅だ。よろしく。」

 

 

鳳凰「あれ、今日は慧音さんと一緒にアレをやってたんじゃないんですか?」

 

 

妹紅「ちょっとそれは!!ここでは言いにくいでしょ。」

 

 

銀時は「またか・・・」と思い、新八達は何なのかさっぱりわかんなかった。

 

 

妹紅「慧音は寺子屋で授業中だ。それにあれをやるのは今日じゃない。」

 

 

鳳凰「そうか。それじゃ問題ないな。私達を永遠亭まで案内してもらいたいんだが、いいか?」

 

 

妹紅「いいわよ。じゃ、早速行きましょう。」

 

 

鳳凰達と銀時達は妹紅と一緒に永遠亭がある迷いの竹林に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

銀時「やっぱり、ここは結構迷うな。」

 

 

新八「えっ、ここって迷いやすいんですか。」

 

 

妹紅「ここは竹林が結構いっぱいでね。妖精も迷いやすいんだよ。」

 

 

鳳凰達と銀時達は妹紅と一緒に竹林を歩いてた。

 

 

鳳凰「それともう一つ気を付けろよ。ここは妖怪兎の落とし穴があるから。」

 

 

そう言いながら鳳凰は落とし穴に落ちた。

 

 

小傘・新八「おいいいいい。言った本人が落ちてどうすんのーーーー!!」

 

 

鳳凰「いててて。こんなことする奴は一人しかいない。」

 

 

???「ありゃりゃ、落ちたのは何でも屋”鳳凰”の主人だとはこれは驚いたね。」

 

 

現れたのはいたずら妖怪兎のてゐだった。

 

 

銀時「お前はてゐか。」

 

 

てゐ「おや、お前はあの時の侍じゃないか。久しぶりだね。坂田天パ。」

 

 

銀時「坂田天パじゃねーよ!!坂田銀時だ!!」

 

 

てゐ「ところで後ろの二人とデカいのは誰だ。」

 

 

新八「初めまして、僕は志村新八です。」

 

 

神楽「神楽アル。こっちは定春。」

 

 

定春「ワン」

 

 

てゐ「よろしく。私は因幡てゐだ。」

 

 

その時、鳳凰が落とし穴から出てきた。

 

 

鳳凰「このいたずら兎!!何てことしやがるんだ!!」

 

 

てゐ「おや、注意して落ちた本人に言われたくないね。」

 

 

鳳凰(言う言葉もねぇ。)

 

 

てゐ「それよりも永遠亭に向かってんだろう。私も一緒に行ってあげるよ。」

 

 

鳳凰「えっ、いいのか?」

 

 

てゐ「もともとそこに住んでいるからね。」

 

 

妹紅「なら安心するわ。あなたの落とし穴に落ちたくないし。」

 

 

こころ「それじゃ、行きましょう。」

 

 

てゐが一緒に同行することになった。それから、1時間後やっと永遠亭に到着した。

 

 

鳳凰「ふう、やっと着いた。」

 

 

新八「ここが永遠亭。」

 

 

神楽「何か印象的な建物アルな。」

 

 

妹紅「おーい。誰か居るかい。」

 

 

その時、玄関から足音が聞こえてきた。

 

 

???「あら、鳳凰だけじゃなく、久しぶりに会うやつまで居るわね。」

 

 

銀時「その声は、まさか・・・」

 

 

そこに現れたのは・・・

 

 

輝夜「久しぶり。坂田銀時と鳳凰。」

 

 

鳳凰達と銀時達の前に現れたのは永遠亭の主蓬莱山輝夜だった。

 

                        特別長編第4話(24話)終わり

                        特別長編第5話(25話)に続く

 

 



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けが人は丁寧に扱いましょう

どうも、土方です。それではどうぞ。


永遠亭の玄関で輝夜と出会った鳳凰達と銀時達。

 

 

特別長編第5話(25話)「けが人は丁寧に扱いましょう」

 

 

鳳凰「これはこれは輝夜さんじゃないですか。お久しぶりですね。」

 

 

輝夜「お久しぶり。貴方の噂は聞いてるわ。それにしてもずいぶん成長したものね。」

 

 

銀時「何だ?知り合いか。」

 

 

鳳凰「昔、ちょっとな。」

 

 

輝夜「銀時も久しぶりね。元気にしてた。」

 

 

銀時「まぁ、普通に元気にしてたかな。」

 

 

輝夜「ところで、後ろの二人とそのデカいのは何?」

 

 

新八「あっ、初めまして僕は志村新八です。」

 

 

神楽「神楽アル。こっちは定春アル。」

 

 

定春「ワン」

 

 

輝夜「初めまして。私の名は蓬莱山輝夜よ。よろしく。」

 

 

メディ「ところで、えーりんはどこにいるの?」

 

 

輝夜「永琳なら、今吸血鬼二人とメイドの治療をしているわ。相当深い傷だったけど平気みたいね。」

 

 

鳳凰「それはちょうどよかった。レミリア達にも話があったからな。」

 

 

てゐ「じゃ、上がって。師匠様のところに案内してあげるから。」

 

 

妹紅「じゃ、わたしはこれで失礼するね。」

 

 

輝夜「あら、あなたは上がらないの?」

 

 

妹紅「もうそろそろ慧音が帰ってくるころだからね。早く帰らないと。」

 

 

鳳凰「妹紅さん。ここまでありがとうございます。」

 

 

妹紅「いや、別にお礼なんていいよ。それじゃまたね。」

 

 

妹紅は帰っていた。

 

 

鳳凰「それじゃ中に入りますか。」

 

 

鳳凰達と銀時達は中へと入っていた。

 

 

 

 

 

 

一方、その頃永琳は鈴仙と共にレミリアや咲夜達の治療をしてた。

 

 

レミリア「くそ。吸血鬼である私があんな紅い刀にまけるとは・・・。」

 

 

フラン「お姉様・・・。」

 

 

咲夜「申し訳ありませんお嬢様。私があんな刀を拾ったばかりに・・・。」

 

 

レミリア「咲夜は悪くないわ・・・。元々は私があの刀を見破れなかったから・・・。」

 

 

咲夜「・・・・・。」

 

 

永琳「まぁ、今は命がある方がましよ。相当な傷だったのに生きてるんだから。」

 

 

鈴仙「師匠、傷薬を持ってきました。」

 

 

永琳「そこの机に置いといてうどんげ。」

 

 

鈴仙「はい。」

 

 

するとそこに輝夜とてゐが入ってきた。

 

 

輝夜「えーりん。お客さんがきたから連れてきたよ。」

 

 

永琳「こんな時にお客さん誰かしら?」

 

 

そして、鳳凰達と銀時達が入ってきた。

 

 

鳳凰「よっ。紅魔館の戦争以来だな永琳先生。」

 

 

銀時「久しぶりだな。お前ら。」

 

 

レミリア・フラン・咲夜「銀時!!(銀ちゃん!!)」

 

 

永琳「あら、銀さんじゃない。お久しぶりね。」

 

 

銀時「あぁ、久しぶりだな。」

 

 

永琳「鳳凰もこの前は世話になったわね。」

 

 

鳳凰「私は治療を手伝っただけだ。そんな事で礼を言わなくても・・・。」

 

 

永琳「いいえ。あなたも手伝わなかったらおそらく咲夜は出血多量で死んでたわ。」

 

 

鳳凰「そうか。」

 

 

鈴仙「ところで銀さん。後ろの二人とデカいのは何ですか?」

 

 

新八「初めまして、僕は新八です。」

 

 

神楽「神楽アル。こっちは定春。」

 

 

定春「ワン」

 

 

永琳「初めまして、私の名は薬師八意永琳よ。」

 

 

鈴仙「私の名は鈴仙・優曇華院・イナバです。」

 

 

鳳凰「早速ですが、レミリア達に話してもいいですか?」

 

 

永琳「えぇ。構わないわよ。」

 

 

鳳凰達と銀時達はレミリアの所に行った。

 

 

鳳凰「レミリア。質問したいことがあるんだ。あの紅い刀、付喪神になった”紅桜”はどこに行った。」

 

 

レミリア「イタタタ・・・、あの紅い刀”紅桜”ていうんだ。知らないわ付喪神になった途端どっかに行ったみたいだけど。」

 

 

鳳凰「そうか。ならいいんだが・・・。」

 

 

銀時「おいおい。わからないんなら、困ったぞ。どこに行ったのやら・・・。」

 

 

神楽はレミリアの左の羽を見た。

 

 

神楽「お前の左の羽折れてるアルな。」

 

 

レミリア「これは紅桜との戦闘の最中で折れた羽よ。心配してくれてありがとう。」

 

 

銀時「しかし、吸血鬼が刀一本でこれとは・・・。」

 

 

レミリア「あの付喪神になった紅桜が強すぎてね。わたしでも手に負えなかった。」

 

 

鳳凰「他は大丈夫だったのか?」

 

 

咲夜「私は左腕を骨折しただけで、フラン様は右腕を骨折しただけです。」

 

 

フラン「ごめんね銀ちゃん。また遊ぼうて約束したのにケガしちゃて・・・。」

 

 

銀時「いいさ。とりあえずお前らが無事でよかった。」

 

 

フラン「・・・・・。」

 

 

神楽「おい。レミリアと言ったアルな。お前の羽直してやるアル。」

 

 

レミリア「えっ、治せるの?」

 

 

神楽「まぁ、見ててアル。」

 

 

すると、神楽はレミリアのケガした羽を掴んだ。

 

 

レミリア「えっ、一体何を・・・。」

 

 

神楽「おりゃーーーー!!」ガキ

 

 

神楽はレミリアの羽を力づくで真っすぐに戻した。

 

 

レミリア「ぎゃーーーーー!!痛いーーーー!!」

 

 

新八「神楽ちゃんーーー!!ダメ!!ケガ人にそんな事しちゃだめ!!」

 

 

神楽「えっ、力づくなら真っすぐに戻せるかなと思って。」

 

 

鳳凰「そんな荒行時の治療があるか!!だいじょうぶかレミリア。」

 

 

レミリア「だいじょうぶ。羽は何とか元に戻ったわ。」

 

 

永琳「あら。本当ね。今度からは羽ついてる者はこの治療でやりましょう。」

 

 

レミリア「ありがとう。貴方のおかげで私の羽は戻ったわ。」

 

 

神楽「気にすんなアル。私も役に立ってよかったアル。」

 

 

小傘「何か全然大丈夫じゃない顔してたけど、大丈夫なの?」

 

 

フラン「大丈夫お姉様は頑丈だから。」

 

 

咲夜「そういう問題じゃないと思いますが・・・。」

 

 

メディスンと定春は外を見た。

 

 

メディ「ねぇ、みんな。外はもう夜だよ。」

 

 

鳳凰「えっ。もう夜か。参ったなもう今日はこれ以上移動できねぇぞ。」

 

 

新八「えっ、どうしてですか?」

 

 

こころ「夜は妖怪が活発に動くの。だから、外に出れないのよ。」

 

 

神楽「なるほどアルな。」

 

 

すると輝夜が・・・

 

 

輝夜「なんなら、今日はここで泊まっていていいわよ。ねえ、えーりん。」

 

 

銀時「えっ、いいのか?」

 

 

永琳「いいわよ。部屋もたくさんあるから。」

 

 

鳳凰「じゃ、お言葉に甘えて。」

 

 

神楽「わーい。お泊りアル!!」

 

 

新八「神楽ちゃん。あんまりはしゃいじゃダメだよ。」

 

 

小傘「まぁ、こういう時ぐらいはしゃいでもだいじょうぶだと思うけど。」

 

 

新八「まぁ、そうだね。」

 

 

銀時「じゃ、お言葉に甘えて泊まるぜ。」

 

 

永琳「えぇ。構わないわよ。」

 

 

鳳凰達と銀時達は永遠亭に泊まることになった。

 

                       特別長編第5話(25話)終わり

                       特別長編第6話(26話)に続く                          

 

 

 



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お風呂に飛び込むのはダメです。 ~前編~

どうも、土方です。この頃暑い日が続きますね。それではどうぞ。


鳳凰達と銀時達は永遠亭に泊まることになり、今は食事中である。

 

 

特別長編第7話(26話)「お風呂の飛び込みはダメです」

 

 

鳳凰「この和風料理うまいな。」

 

 

銀時「あぁ、結構うまいな。」

 

 

永琳「これはうどんげが作ったものよ。あの子料理はうまいの。」

 

 

新八「マジですか。てっきり人参ばっかりだと思いました。」

 

 

鈴仙「ちょっと失礼ですよ。私だって料理ぐらい作れますから。」

 

 

こころ「でも、やっぱりおいしいわ。」

 

 

メディ「うん。」

 

 

小傘「あれを見ながら食べなければね・・・。」

 

 

小傘が見たものは大量のご飯を食う神楽の姿だった。

 

 

神楽「おかわりよろし。」

 

 

輝夜「すごい。これでもう10杯目よ。」ぱちぱち

 

 

てゐ「亡霊以外でこんなに食う奴は初めてみたよ。」

 

 

鳳凰「神楽ちゃん。これ以上食ったら永遠亭の食料が無くなるぞ。」

 

 

永琳「大丈夫よ。まだいっぱい食料があるから。」

 

 

鳳凰「ならいいんですけど・・・。」

 

 

銀時「ところでさ、レミリア達のご飯はどうなってるんだ?」

 

 

鈴仙「吸血鬼達にはけが人専用のご飯を与えてますので大丈夫です。」

 

 

鳳凰「なら、問題ないな。」

 

 

永琳「お風呂の方は、食事を作る前に入れといたから、これを食ったら入っても大丈夫よ。」

 

 

新八「ありがとうございます。」

 

 

メディ「ところでお風呂は男女分けてるの?」

 

 

鈴仙「そこはちゃんと分けてます。泊まる患者さんも多いので、男風呂と女風呂に分けてます。」

 

 

鳳凰「じゃ、安心だな。」

 

 

神楽「定春はオスだから、銀ちゃんと一緒に入るヨロシ。」

 

 

定春「ワン」

 

 

銀時「じゃ、食べたら入るとするか。」

 

 

鳳凰「そうしましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰達と銀時達はお風呂へと向かった。

 

 

鳳凰「右側が男風呂だな。」

 

 

こころ「左側が女風呂ね。」

 

 

銀時「じゃ、お前らまた後でな。」

 

 

神楽・こころ達「うん。」

 

 

鳳凰と銀時と新八と定春は男風呂へ、神楽とこころ達は女風呂へと入っていた。

 

 

 

 

~男風呂にて~

 

 

鳳凰「露店風呂ですか。ちゃんとしきりもあるな。」

 

 

銀時「夜だから月も綺麗だな。」

 

 

新八「じゃ、僕先に入りますね。」

 

 

新八が先に露天風呂へと入っていた。

 

 

新八「ふぅ~、気持ちいいですね。」

 

 

鳳凰と銀時も入っていた。

 

 

鳳凰「はぁ~、極楽極楽。」

 

 

銀時「こういう時は月を見ながら酒が飲みたいな。」

 

 

鳳凰「あっ、銀さん結構筋肉がありますね。」

 

 

銀時「まぁ、結構鍛えてるからな。」

 

 

新八「普段はパチンコや賭け事をいっぱいしてるのに、何で太らないんですかね?」

 

 

銀時「まぁ、ハードな依頼があるからな。結構体が動くんだよ。」

 

 

鳳凰「新八さんは普通な体型何ですね。」

 

 

新八「確かに僕は普通の体型ですね。」

 

 

銀時「えっ、眼鏡じゃないの?」

 

 

新八「誰がメガネだコラ、普通の体型だコラァ!!」

 

 

銀時「悪かったよ。新八くん・・・。」

 

 

その時、定春が飛び込んで入ってきた。

 

 

定春「ワン。」ザブーン

 

 

鳳凰・銀時・新八「うわーーーーーー。」

 

 

定春「ワン。」

 

 

銀時「こら、定春!!お風呂に飛び込んできちゃいけません!!」

 

 

新八「ちょっと!!お風呂の水がちょっと無くなってるんですけど。」

 

 

銀時と新八は騒いだが、鳳凰はお風呂の水を確認した。

 

 

鳳凰「あっ、まだいっぱいありますよ。」

 

 

新八「本当ですか。よかった。定春、次は飛び込んじゃだめだよ。」

 

 

定春「ワン」

 

 

その時、しきりの向こう側から、神楽やこころ達の声がした。

 

 

神楽・こころ達「わーい。」

 

 

銀時「あいつら楽しんでるな。」

 

 

鳳凰「こころ達も楽しんでるな。」

 

 

新八「銀さん、鳳凰さん、背中洗いますか?」

 

 

鳳凰「いいね。じゃ、私は新八の背中を洗うか。」

 

 

新八「じゃ、銀さん前でお願いします。僕が銀さんの背中洗いますので。」

 

 

銀時「じゃ、お願いするわ。」

 

 

こうして、鳳凰と銀時と新八はしきりの近くで背中の洗いっこをすることにした。しかし、彼らは知らなかった。この後、悲劇が起きることを・・・。

 

                    特別長編第7話(26話)~前編~終わり

                    特別長編第8話(27話)~後編~に続く

 

 

 

 

 



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お風呂に飛び込むのはダメです。 ~後編~

どうも、土方です。もう蚊にさされまくりです。それではどうぞ。


その同じ頃、こころ達と神楽が入った女湯では・・・

 

 

こころ「お風呂は露天風呂なのね。」

 

 

神楽「わーい。露店風呂アル。」

 

 

メディ「コンパロ。」

 

 

神楽とメディスンは風呂に飛び込んだ。

 

 

小傘「メディと神楽ちゃん。風呂に飛び込んじゃだめだよ。」

 

 

こころ「そうよ。風呂の水無くなるよ。」

 

 

神楽「大丈夫アルよ。それぐらいで水は無くならないアル。」

 

 

結構楽しんでた。

 

 

特別長編第8話(28話)「お風呂に飛び込んじゃダメです ~後編~」

 

 

小傘「いい湯だね。」

 

 

こころ「そうね。温まるわ。」

 

 

神楽「気持ちいいアル。」

 

 

メディスン「ほかほかになるね。」

 

 

全員お風呂に入ってた。

 

 

神楽「露店風呂の事を考えてたら、スタンド温泉の事を思い出したアル。」

 

 

こころ「スタンド温泉て何?」

 

 

神楽「だいぶ前にボロボロの温泉宿に泊まった事があったアル。そこの温泉の名前。」

 

 

メディ「でも何でスタンドなの?」

 

 

神楽「そこの温泉、幽霊が出るて言うスポットだったヨ。それも知らなくていったからな。ちなみに、銀ちゃんと新八は見えてたけど。」

 

 

こころ「えっ。そうだったの?」

 

 

小傘「だいじょうぶだったの・・・。」

 

 

神楽「大丈夫じゃないアル。あの時はどっかの幽霊が私の中に入っていて、私の体は閣下になってたアル。」

 

 

こころ「何で閣下なの・・・。」

 

 

神楽「そこは知らんアル。おかげで私の魂は体から外に出たアル。まぁ、何とか無事に体は取り返したけどな。」

 

 

メディ「やっぱり凄い。」

 

 

その時、神楽は小傘の胸を見た。

 

 

小傘「どうしたの、神楽ちゃん?」

 

 

神楽「小傘て胸デカいアルな。その乳半分くれアル。」

 

 

小傘「えっ〃、それは無理だよ。」

 

 

神楽「私はまだ小さいし・・・。」

 

 

こころ「神楽。あなたはまだ成長するから大丈夫よ。」

 

 

神楽「でも、私の知り合いにまな板・・・。」

 

 

その時神楽はこれは言っちゃいけないていう感じがした。

 

 

メディ「まな板がどうしたの?」

 

 

神楽「いや、何でもないアル。この話はやめにしよう。」

 

 

こころ達は?状態だった。

 

 

メディ「ねえ、何か遊ぼうよ。」

 

 

小傘「でも、何して遊ぶの?」

 

 

神楽「あっ、私にいい考えがあるアル。」

 

 

こころ「それは何?」

 

 

神楽は桶を持って、お風呂の水を汲んだ。

 

 

神楽「おりゃーーー。」

 

 

それをこころ達の方にめがけてかけた。

 

 

こころ達「キャーーー。」

 

 

神楽「どうアル。これは楽しいアルよ。」

 

 

小傘「やったわね。それーーー。」

 

 

こころ「これは結構楽しいね。」

 

 

メディ「コンパロ。」

 

 

神楽とこころ達は桶でお風呂の水をお互いにかけながら遊んだ。だが、ヒートアップしすぎて、神楽と小傘が男湯と女湯に分けているしきりに当たってしまった。

 

 

神楽・小傘「うわ。」

 

 

ドン、バキ

 

 

神楽「イタタタ、しきりに当たってしまったアル。」

 

 

小傘「尻が痛い。」

 

 

メディ「何で尻に・・・。」

 

 

こころ「ていうか、さっきしきりからバキて言う音がしたんだけど。」

 

 

神楽・小傘・メディ「えっ。」

 

 

その時、しきりが男湯の方に倒れていった。

 

 

 

 

 

一方その頃男湯では・・・

 

 

銀時「新八、背中洗うのうまいな。」

 

 

新八「こう見えて、はじめ兄の背中を洗ったことがありますからね。でも、鳳凰さんもうまいですね。」

 

 

鳳凰「こう見えて、小さい頃に師匠達の背中を洗った経験があるからな。」

 

 

まだ、背中の洗いこをしてた。その時・・・。

 

 

バキ

 

 

銀時「おい。何かしきりからバキていう音がしたぞ。」

 

 

新八「ハハハ。気のせいですよ。銀さん。」

 

 

鳳凰「そうだ。しきりから折れる音なんて・・・へ。」

 

 

しきりが鳳凰と銀時と新八の目の前に倒れてきた。

 

 

鳳凰・銀時・新八「本当に倒れてきたァーーーーー!!」

 

 

しきりは鳳凰と銀時と新八に命中し、下敷きになった。

 

 

鳳凰・銀時・新八「あーーーーーーーーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

小傘「あっ、しきりが男湯の方に倒れちゃた。」

 

 

こころ「それに何か叫び声しなかった。」

 

 

メディ「この声鳳凰達じゃない。」

 

 

神楽とこころ達がしきりの方を見るとしきりの下敷きになってる鳳凰と銀時と新八の顔が見えた。3人とも気絶していた。ちなみに、定春はお風呂に入っていた。

 

 

神楽「しきりの近くに居たみたいアルな。」

 

 

小傘「しかも気絶している。」

 

 

鈴仙がお風呂場に入ってきた。

 

 

鈴仙「どうしたんですか。何か大きい音がしたんですが・・・て、しきりが男湯の方に倒れてる!!しかも、鳳凰と銀さんと新八くんが下敷きになって気絶している。」

 

 

こころ「ごめんなさい。私達が遊んでて、たまたま、しきりに当たってしまったみたい。」

 

 

神楽「それでしきりが倒れて、銀ちゃん達がしきりに当たって気絶してしまったアル。」

 

 

鈴仙「そういえば、しきりの根元が腐ってるててゐに聞いてたけど、まさか折れないとは思ってたけど、折れてしまうとは・・・。とりあえず、しきりどかして鳳凰と銀時と新八達を寝室の方に連れて行くわ。」

 

 

鈴仙はしきりをどかし、鳳凰と銀時と新八達を寝室に運び。寝間着に着替えさせた。その途中鈴仙は・・・。

 

 

鈴仙(後でこの人達の上半身を写真に撮っておこう。)

 

 

鈴仙の脳は腐ってた。

 

 

 

 

 

 

~一方その頃妖怪の山の方では~

 

 

???「ふふふ。まさか自分で能力に目覚めるとは・・・。」

 

 

女は目の前の河童4~5人を切り、その河童達は・・・

 

 

河童達「あなたに付いて行きます。」

 

 

河童達を洗脳した。

 

 

紅桜「私の名は紅桜。この幻想郷に反乱する者だ!!」

 

 

その女は、赤い髪をし、赤い目をしている。そして、赤いドレスを着ている。女の名は紅桜。 

 

                        特別長編第8話(28話)終わり

                        特別長編第9話(29話)に続く

 

 



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新たな仲間

どうも、土方です。台風3つも来て大変でしたね。皆さんは無事ですか。無事ならどうぞ。


鳳凰達と銀時達は永遠亭に泊まって、翌朝・・・

 

 

特別長編第10話(30話)「新たな仲間」

 

 

翌朝、鳳凰が顔を洗っていると銀時が来た。

 

 

鳳凰「おはよう・・・。銀さん・・・。」

 

 

銀時「ああ、おはよう・・・。」

 

 

鳳凰「昨日は、さんざんでしたね。」

 

 

銀時「ああ、まさかしきりが倒れてくるとは思いもしなかった。神楽め・・・!!ツクモガールズ達に変な遊び教えやがって・・・!!」

 

 

鳳凰「それに昨日は変な夢を見ましたよ。」

 

 

銀時「どんな夢だ?」

 

 

鳳凰「何だか、鈴仙が私達の上半身をカメラで撮ってる夢です。」

 

 

銀時「・・・・・。その夢は忘れた方が良い。」

 

 

鳳凰「どうしてだ?」

 

 

銀時「世の中にはな知らない方が身のためだよ・・・。」

 

 

鳳凰「・・・・・?」

 

 

そう話していると、こころと神楽が来た。

 

 

こころ「おはよう。鳳凰。」

 

 

神楽「おはよう・・・。銀ちゃん・・・。」

 

 

鳳凰「おはよう。こころ。」

 

 

銀時「神楽。昨日はやり過ぎだぞ。おかげでしきりが倒れて俺達気絶したんだぞ。」

 

 

神楽「しきりの近くで体洗っている銀ちゃん達が悪いアル。」

 

 

鳳凰・銀時(このガキ・・・!!)

 

 

こころ「それよりも永琳さんが呼んでいるから、顔洗ったら来て。」

 

 

鳳凰「わかった。」

 

 

鳳凰と銀時はすぐに顔を洗い、永琳の所に行った。

 

 

 

 

 

 

~永琳の部屋~

 

 

永琳「皆集まったようね。」

 

 

部屋には鳳凰達と銀時達が居た。

 

 

鳳凰「何だよ。永琳。何かあったのか?」

 

 

永琳「取りあえずこの新聞を見て。」

 

 

永琳は新聞を取り出し、鳳凰達と銀時達に見せた。

 

 

鳳凰「・・・・・。」

 

 

銀時「何て書いてあるんだ。」

 

 

鳳凰「幻想郷各地で妖怪やその他の種族が行方不明・・・え!!」

 

 

新八「行方不明・・・!!」

 

 

鳳凰「今の所、何で行方不明なったのかは謎らしいみたいだ・・・。」

 

 

神楽「ところで、何の新聞アルか。」

 

 

鳳凰「「文々。新聞」。射命丸の新聞か!!」

 

 

銀時「文屋の新聞か。これなら信用できそうだな!!」

 

 

永琳「そうそう。あの新聞屋さんから話を聞いたんだけど、妖怪の山を警備している白狼天狗や河童が半分くらい行方不明になったらしいわ。」

 

 

鳳凰「何だって!!椛やにとりは無事なのか!?」

 

 

永琳「無事らしいわよ。後、その椛が犯人の姿を見たて言ってたわ。」

 

 

銀時「どんな姿なんだ。」

 

 

鈴仙「何でも、赤い髪をし、赤いドレス、赤い目をした女です。」

 

 

新八「な・・・!!銀さんまさか!!」

 

 

銀時「間違いねぇ!!紅桜だ!!」

 

 

間違いなく紅桜だ。しかし、問題は・・・。」

 

 

こころ「どうやって、天狗や河童達を行方不明にしたのかな?」

 

 

鳳凰「そうだよな。紅桜ぐらいならすぐに逃げれるからなあいつらは・・・。」

 

 

永琳「私の予想だけど、紅桜は自分で能力を覚醒したのかもしれないわ。その能力が洗脳できる能力だとしたら・・・。」

 

 

鳳凰「そうか。これなら辻褄が合う。行方不明なった妖怪達は全員洗脳されたんだ。」

 

 

メディ「だけど、吸血鬼達は洗脳してないよ。」

 

 

こころ「おそらく、あの時は能力が覚醒してなかったのよ。だから、吸血鬼達は洗脳したないのよ。」

 

 

鳳凰「しかし、妖怪の山の軍勢が半分ぐらいになったとは・・・。天魔もかなり焦ってるだろうな。」

 

 

永琳「そうそう。新聞屋からの伝言あったわ。内容は紫からの伝言よ。」

 

 

鳳凰「あの紫から?」

 

 

永琳「「今すぐ博麗神社に来なさい。」だそうよ。」

 

 

小傘「じゃあ、次の目的地は博麗神社だね。」

 

 

銀時「次は霊夢の所か。」

 

 

永琳「それと鈴仙も一緒に連れてって。」

 

 

鈴仙「えっ!!」

 

 

永琳「鈴仙は治療もできるし、何かあったら手当は大事でしょ。」

 

 

鳳凰「確かにそうだが・・・。」

 

 

鈴仙「師匠!!私も行くんですか!!」

 

 

永琳「今回の異変はたぶん、月の都も関わってる可能性が予想が高いわ。もし、あの紅桜瞬間(ワープ)移動まで、できてたらどうなると思う。」

 

 

鈴仙「まさか!!月の都の月兎や月の兵達も半分くらい洗脳しているて言うんですか!!」

 

 

鳳凰「おいおい。そんな事があるわけないだろう。」

 

 

永琳「実は昨日、月の都の私の弟子から、通信が入ったのなんでも月の都の月兎や月の兵達も半分くらい行方不明になったらしいわ。」

 

 

鳳凰「なん・・だと・・!!」

 

 

永琳「今、月の都は行方不明になった人達を調査するため、月の都の代表の人を幻想郷に送るて言ってたわ。後でその人と一緒に博麗神社に行ってちょうだい。うどんげ。」

 

 

鈴仙「はい。わかりました。師匠。」

 

 

永琳「というわけで、鈴仙と月の都の代表も一緒に連れてってあげてもいい。」

 

 

鳳凰「私は構いませんよ。」

 

 

銀時「治療の手当てなら安心できるな。」

 

 

鈴仙「じゃあ、後で月の都の代表と一緒に博麗神社に行きますので、皆さんは先に行っててください。」

 

 

鳳凰「じゃあ、永琳。私達は行きますね。」

 

 

銀時「鈴仙。お前も早く来いよ。」

 

 

鈴仙「はい。わかりました。」

 

 

永琳「紅桜には気を付けなさいね。」

 

 

鳳凰「わかってます。」

 

 

銀時「俺達がそんな簡単にやられるわけないだろう。」

 

 

永琳「そうだったわね。」

 

 

鳳凰・銀時「それじゃ、行くか。」

 

 

新八・神楽・こころ達「おーーー。」

 

 

鈴仙は月の都との代表と一緒に後から来る事になり、鳳凰達と銀時達は博麗神社に向かう事になった。

 

                       特別長編第10話(30話)終わり

                       特別長編第11話(31話)に続く

 

 





~8月28日お知らせ~

今週は番外編をお休みします。来週はちゃんと出しますので、待っててください。


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月の都の代表

どうも、土方です。台風の被害とんでもない事になりました。それではどうぞ。


ここは博麗神社、今、鳳凰達と銀時達は神社の階段を登り終えた所だった。

 

 

特別長編第9話(33話)「月の都の代表」

 

 

鳳凰「やっと・・・、到着した・・・。」

 

 

新八「銀さん・・・、ここの階段長いですよ・・・。」

 

 

銀時「ここは・・・、階段が長いんだ・・・。何故だかしらんけど・・・。」

 

 

小傘「それにしても疲れた・・・。」

 

 

メディ「コンパロ・・・。」

 

 

神楽「わぁ、凄いアル。良い眺めアル。」

 

 

定春「ワン。」

 

 

こころ「神楽ちゃんと定春は良いよね・・・。体力があって・・・。」

 

 

そこへ、霊夢がやって来た。

 

 

霊夢「やっと来たのね、鳳凰。そして、銀さん久しぶりね。」

 

 

銀時「久しぶりだな。霊夢。」

 

 

新八「初めまして、僕は・・・。」

 

 

霊夢「あなた達が銀さんの仲間の新八と神楽と定春ね。」

 

 

新八「えっ!!僕たちの事を知っているんですか!!」

 

 

神楽「マジでか!!何、予知夢とか使えるアルか!!」

 

 

霊夢「そんなの無いわよ。紫から聞いたわよ!!」

 

 

新八「えっ、それはどういことですか?」

 

 

鳳凰「霊夢は紫と知り合いなんだ。だから、いち早く知っているんだ。」

 

 

霊夢「それもあるけど、新聞にも書いてあったからよ。」

 

 

銀時「えっ、それはどういうことだ。」

 

 

霊夢は銀時達に新聞を見せた。

 

 

新八「これは僕たちの寝顔!!」

 

 

神楽「この野郎、私達の寝顔こっそり撮りやがったアル!!」

 

 

銀時「文屋め!!会ったら焼き鳥にしてやる!!」

 

 

3人ともマジ切れだった。

 

 

霊夢「それよりも、神社の居間に来なさい。そこで話すから。」

 

 

鳳凰「それよりも紫は来ているのか?」

 

 

霊夢「来ているわ。それだけじゃなく、魔理沙やアリス、そして、魔界のトップ神綺や彼岸の映姫と小野塚小町、冥界からは西行寺幽々子と魂魄妖夢。そして、地底からさとりと勇義も来ているわ。後、天界からは竜宮の使いが来ているわ。」

 

 

鳳凰「まじか!!色んな所で紅桜に洗脳している奴らがいるのか!!

 

 

霊夢「それはどういう意味?」

 

 

鳳凰「話は後だ。銀さん行きますよ。」

 

 

銀時「わかった。」

 

 

鳳凰達と銀時達は神社の居間へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

一方、神社の居間では銀時の話題と紅桜の話題になっていた。

 

 

魔理沙「久しぶりに銀さんに会えるのか。早くあいたいぜ。」

 

 

アリス「今回は、仲間も連れてきたみたいね。」

 

 

神綺「私は初めて見るけど、どんな人なのかしら?」

 

 

映姫「あなた達!!やる気はあるんですか!!今は大変な事になってるのに!!」

 

 

小町「まあまあ、映姫さま。みんな銀さんに会えるのが楽しみなんですよ。」

 

 

映姫「それはそうですが・・・。」

 

 

幽々子「それにしても、その紅桜ていうのは大変な物かしら?紫。」

 

 

紫「えぇ、相当な最悪な武器よ。」

 

 

藍「今、あっちこっちで妖怪が行方不明になっています。その紅桜も関連していると思います。」

 

 

妖夢「それにしても、銀さんは元気でしょうか?」

 

 

橙「はい。いつも通りに元気でしたよ。」

 

 

衣玖「それにしても、豪華なメンバーですね。」

 

 

勇義「恐らく、あっちこっちで妖怪やその他の種族が行方不明になったんだろう。」

 

 

さとり「そのようですね。でしたらこんなに集まるはずがありません。」

 

 

そう話しているいると、霊夢と鳳凰達と銀時達が来た。

 

 

霊夢「みんな、鳳凰達と銀時達が来たわよ。」

 

 

鳳凰「待たせたな。」

 

 

銀時「久しぶりだな。お前ら。」

 

 

魔理沙「銀さん、久しぶりだぜ。」

 

 

アリス「久しぶりね。」

 

 

それぞれから銀さんに久しぶりと言った。すると、神綺が銀時の前に来た。

 

 

神綺「あなたがアリスちゃんが言っていた。坂田銀時?」

 

 

銀時「あぁ、そうだが、アンタ誰だ。」

 

 

神綺「初めまして、私は魔界のトップの魔界神神綺です。同時にアリスのお母さんです。」

 

 

銀時「えっ、魔界の神様!!おまけに、アリスのお母さんだったんですか!!」

 

 

鳳凰「アリスには母親が居るて聞いてたが、こえは凄い美人さんだな。」

 

 

神綺「うふふ。褒めて何も出ないわよ。」

 

 

それから、紫は銀時達の仲間を紹介した。

 

 

紫「みんな、さっきも話したかも知れないけど。銀時の万事屋の面子の志村新八と神楽ちゃんと定春よ。」

 

 

新八「初めまして、僕は志村新八です。」

 

 

神楽「神楽アル。こっちは定春。」

 

 

定春「ワン」

 

 

それぞれ、紹介しよろしくて言った。

 

 

紫「それじゃ、早速話を始めましょう。」

 

 

鳳凰「待ってくれ。今、鈴仙と月の都の代表の人が来る事になってるんだ。」

 

 

藍「そういえば、永遠亭の勢力が来ていませんね。」

 

 

紫「ちょっと待て。今、月の都の代表て言わなかった?」

 

 

銀時「実はよ。かくかくしかじかでな・・・。」

 

 

紫「なるほど。月の都でも同様なことが起きたのね。」

 

 

こころ「同様な事て?」

 

 

藍「実は他の所でも、同じような事が起きたんだ。」

 

 

鳳凰「えっ、そうなんですか。」

 

 

銀時「なるほど、だから、こんな面子が集まったのか。」

 

 

紫「ところで、その月の都の代表はいつ来るのかしら。」

 

 

鳳凰「鈴仙が後で一緒に連れてくるて言っていたが、そろそろ着くはずなんだけど・・・。」

 

 

その時、鈴仙がやって来た。

 

 

鈴仙「皆さん。お待たせしました。」

 

 

銀時「おっ、やっと来たか。」

 

 

鈴仙「はい。何とか来ました。」

 

 

紫「ところで、月の都の代表も来ているの?」

 

 

鈴仙「はい、居ます。星海坊主さんこっちです。」

 

 

銀時・新八・神楽「えっ!!」

 

 

鳳凰「ん?どうしたんですか?」

 

 

???「まさか、月から依頼を受けるとはな。それに半分の兵を取り戻して来いとは。まあ、報酬はいっぱいあるから良いか。」

 

 

そして、月の都の代表が現れた。

 

 

星海坊主「俺は月の都から依頼を受けた星海坊主だが・・・。」

 

 

星海坊主は銀時達の方に目をやった。

 

 

神楽「あっ、パピーアル。」

 

 

新八「あれ、星海坊主さんじゃないですか。久しぶりですね。」

 

 

銀時「久しぶりだな。頭の毛も元気か。」

 

 

星海坊主「話には聞いていたが、お前らまで来ていたとはな・・・。つーか、頭の毛とはどういうことだ。」

 

 

銀時「しかし、どうやって月の都に入ったんだ?」

 

 

星海坊主「月の都は他の異世界と交流や交易もしているんだ。たまたま俺が月の都にいたら、月の都の関係者が出てきてな。そのお偉いさんに依頼が来たんだよ。」

 

 

新八「そうだったんですか。」

 

 

妖夢「鈴仙。この人が月の都の代表の人?」

 

 

鈴仙「そうよ。この人は、星海坊主さんと言って・・・。」

 

 

神楽「私のパピーアル。」

 

 

鳳凰「へっ?」

 

 

鈴仙「そうです。星海坊主さんは銀時の世界の宇宙出身で、神楽ちゃんのお父さんです。」

 

 

鳳凰一同とその他「えっーーーーーー。」

 

 

そう、月の都の代表は宇宙最強の男星海坊主だった。

 

 

 

                       特別長編第9話(33話)終わり

                       特別長編第10話(34話)に続く

                             



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紅桜の行方

どうも、土方です。最近涼しくなりましたね。それではどうぞ。


特別長編第10話(34話)「紅桜の行方」

 

 

鳳凰「あれが神楽ちゃんの父親!!」

 

 

こころ「しかも宇宙最強の人なの!!」

 

 

藍「ちょっと待て。今、宇宙最強の人と言ったな。という事は・・・。」

 

 

銀時「ああ、お前の思った通り、こいつは俺達の世界の天人(あまんと)。つまり宇宙人だ。」

 

 

鳳凰「宇宙人!?」

 

 

霊夢「あの、月の外に居る人達こと!!」

 

 

小傘「じゃあ、神楽ちゃんも宇宙人ていうこと!?」

 

 

神楽「そうアル。」

 

 

新八「しかも、星海坊主さんや神楽ちゃんは僕達の世界では、宇宙最強の戦闘民族”夜兎族”ていう種族の天人なんです。」

 

 

紫「あなたの世界て結構色んな人達がいるのね。」

 

 

銀時「まあな。」

 

 

勇義「・・・・・。」

 

 

さとり「勇義さん。星海坊主さんに今は決闘しようなんて言わないでください。今は、そいう場合じゃないので・・・。」

 

 

勇義「わかってる。」

 

 

紫「それじゃ、全員揃った事だし、今回の異変について話しましょう。」

 

 

紫は早速今回の異変について話した。

 

 

紫「今回の異変は紅桜の反乱で起きた異変です。」

 

 

魔理沙「反乱!?」

 

 

神綺「それはどう意味かしら?」

 

 

紫「それは、鳳凰達と銀時達から話してもらます。じゃ、早速お願いするわ。」

 

 

鳳凰「わかった。」

 

 

銀時「俺達は、紫から依頼を受け、俺達の世界の危険武器を調査してたんだ。」

 

 

アリス「危険武器はつまり紅桜ね。」

 

 

新八「そうです。僕達の世界で作られた武器です。しかも、ある事件を起こした兵器なんです。」

 

 

妖夢「ある事件?」

 

 

銀時「紅桜事件だ。あの事件は、俺の知り合いと紅桜の設計者で起こした事件だったんだ。」

 

 

新八「目的は、紅桜を大量に作り、僕達の世界の政府を倒そうとしたんです。でも、僕達はそれを解決し、紅桜は船の爆発で全て海の藻屑になったんです。」

 

 

映姫「なるほど、その海に落ちた紅桜も忘れ去られて、それが幻想郷に流れついたんですね。」

 

 

鳳凰「たぶん、私の予想では他は錆びてて、一本だけが無事だったんだろう。」

 

 

銀時「運悪く、その刀は咲夜が拾ったんだ。」

 

 

妖夢「咲夜さんが!!」

 

 

霊夢「大丈夫だったの?」

 

 

銀時「大丈夫じゃねえさ・・・。紅魔館は屋敷が半壊され、レミリアとフランと咲夜がやられたんだ。」

 

 

小傘「他は大丈夫だったんだけど・・・。」

 

 

鳳凰「おまけに紅桜は付喪神化し、レミリアとフランと咲夜の能力をコピーしたんだ。今はどこに行ったのかわからないんだ。」

 

 

紫「そう・・・。」

 

 

藍「紫様。あの話を。」

 

 

紫「わかったわ。藍。皆は知っているとは思うけど、昨日から、あちこちで妖怪やその他の種族が行方不明になってるわ。」

 

 

鳳凰「あぁ、知ってる。」

 

 

藍「原因は紅桜が覚醒した能力だ。切った相手を洗脳している。つまり、奴は洗脳できる程度の能力と相手の能力をコピーできる程度の能力だ。」

 

 

映姫「なるほど、これなら納得がいきますね。」

 

 

魔理沙「えっ。それはどう意味だ?」

 

 

アリス「魔理沙。紅桜は相手の能力もコピーできるでしょ。フランの能力だけじゃなく、もし技までコピーしていたら・・・。」

 

 

霊夢「そうか。フランのフォーブアカインド!!」

 

 

神楽「フォーブアカインドて何アルか?」

 

 

妖夢「フランさんの技の名前です。あの技は分身ができる技なんです。」

 

 

小町「そうか。という事は!!」

 

 

幽々子「昨日、それぞれの勢力に現れた紅桜は分身だったのね。」

 

 

星海坊主「なるほど、月の方も分身だったていうことか。」

 

 

衣玖「そういえば、他の月の都の人達はどうしたんですか?」

 

 

星海坊主「他の月の奴らは、今回半分の兵達が行方不明となったから、月の政府も今回混乱に対応している。だが、幻想郷に派遣するメンバーが居なかったから、急遽、俺の所に依頼を出して、俺が行く事になったんだ。」

 

 

紫「月もそれどころじゃないといことね。」

 

 

鳳凰「でも、どうすんだ。紅桜の行方がわからないんじゃ・・・。」

 

 

藍「そこは大丈夫だ。奴がどこに居るのかわかった。」

 

 

銀時「どこだ。そこは。」

 

 

紫「昨日、分身をだしたて言ったわよね。もし、本体が別の所に洗脳しているとしたら・・・。」

 

 

鳳凰「そうか。妖怪の山か!!」

 

 

藍「そうだ。最初に妖怪の山の勢力が半分洗脳された。つまり、奴が今居るのは妖怪の山だ。その証拠に、山に住んでない奴が居ると言う情報が得た。」

 

 

銀時「じゃ、次に向かうのは・・・。」

 

 

こころ「妖怪の山ね。」

 

 

紫「ここからはここに居るメンバーで妖怪の山に行くわ。そして、妖怪の山に紅桜の対策本部を作るわ。」

 

 

霊夢「ということは、鳳凰と勇義の出番ていうことになるのね。」

 

 

銀時「えっ、ちょっと待て。勇義の方はわかるが、何で鳳凰も何だ。」

 

 

紫「銀時達は知らないと思うけど、鳳凰は妖怪の山の裏の指導者の”皇帝”の地位になってる人よ。」

 

 

新八「えっ、ちょっと待ってください。つまり・・・。」

 

 

藍「そうだ。彼は、妖怪の山で裏のトップの存在だ。」

 

 

銀時「えーーーー!!マジでか!!お前そんな地位を持ってる奴だったの!!」

 

 

幽々子「それに大勢で入ると哨戒天狗が警告するわ。だけど、鳳凰が居れば簡単に妖怪の山に入れるわ。」

 

 

神楽「なるほど、それなら納得するアルな。」

 

 

メディ「今ので、納得するんだ・・・。」

 

 

銀時「しかし、驚きだな。まさか、妖怪の山は、表と裏のトップがいるなんてな・・・。」

 

 

鳳凰「まぁ、普通は驚くもんな。」

 

 

紫「じゃあ、鳳凰。妖怪の山に入ったらよろしくね。」

 

 

鳳凰「任せろ。紫。」

 

 

紫「じゃあ、スキマオープン。ここをくぐれば妖怪の山の入り口よ。」

 

 

銀時「じゃ、行くか。」

 

 

鳳凰「よし、皆行くぞ!!」

 

 

銀時達&こころ達&その他「おーーーーーー!!」

 

 

鳳凰達と銀時達と皆は紫のスキマを通り、妖怪の山の入り口に向かった。

 

 

                       特別長編第10話(34話)終わり

                       特別長編第11話(35話)に続く




お知らせ

今週の特別長編は木曜日に出します。すいません。

再びお知らせ

すいません。日曜日に出します。理由は最近色々と忙しいので、ていうかネタ不足です。次は必ず出しますのでお待ちください。すいません。


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ドS幽香再び登場

どうも、土方です。秋ですね。どうぞ。


鳳凰達と銀時達は紫のスキマを通って、妖怪の山にたどり着いた。

 

 

特別長編第11話(37話)「ドS幽香再び登場」

 

 

鳳凰「久しぶりに妖怪の山に来たな。」

 

 

新八「ここが妖怪の山・・・。」

 

 

神楽「何だか自然感が溢れてるアル。」

 

 

銀時「確かここは天狗の総本山だったよな?」

 

 

鳳凰「確かにそうだが。」

 

 

紫「何かあったの?」

 

 

銀時「ほら、あの時の異変の時さ。天狗を少し攻撃しちゃたんだよな?大丈夫だよな?」

 

 

藍「大丈夫だ。あの時は、天狗達は間違った命令をしてしまったんだ。だから、お前の事は悪くないと思ってる。逆に天魔がお前の事を興味を持ったようだが・・・。」

 

 

銀時「最後の所、不安な所があったが要するに大丈夫なんだな。」

 

 

鳳凰「まぁ、あの天魔なら大丈夫だろう。」

 

 

こころ「それより、来たみたいよ。」

 

 

鳳凰達と銀時達の目の前に椛と白狼天狗2人が来た。

 

 

椛「止まれ!!ここは妖怪の山だ!!侵入者を通す訳には行か・・・。って鳳凰様に星熊様!?」

 

 

勇義「おぅ、椛久しぶりだな。」

 

 

鳳凰「紅魔館の戦争以来だな。」

 

 

椛「はっ、お久しぶりです!!」

 

 

鳳凰「早速だが、誰か天魔に伝えてくれ。妖怪の山に紅桜の対策本部を置く!!てな。」

 

 

椛「はっ、分かりました。そこの二人、鳳凰様の伝言聞きましたね。それを天魔様に伝えてください。」

 

 

白狼天狗A・B「はっ、分かりました。」

 

 

白狼天狗のA・Bは天魔に伝えに行った。

 

 

椛「それでは、天狗の本拠地までご案内します。」

 

 

鳳凰「ついでに、にとりも連れていくから、奴の家にも案内してくれ。」

 

 

椛「わかりました。」

 

 

にとりの家に行く事になったが、銀時と小町と藍は心配な顔をした。

 

 

映姫「どうしたんですか小町?そんな心配な顔して?」

 

 

小町「いや、にとりの所に幽香が来ているかもしれないと感じんたんです。」

 

 

映姫「そうでしたね。あなたは幽香と友達でしたよね・・・。」

 

 

新八「どうしたんですか銀さん?顔真っ青ですよ?」

 

 

銀時「馬鹿野郎。俺にも思い出したくない記憶があるんだ。」

 

 

藍「そういえば以前、あの時の異変の時、お前はあいつと戦ったよな。」

 

 

神楽「そのアイツて、誰アルか?」

 

 

紫「風見幽香の事よ。彼女は花を操る妖怪よ。」

 

 

魔理沙「しかもあいつは幻想郷の中で藍や紫並みの最強クラスで。花を傷つけた奴はあの世行きなんだぜ。」

 

 

それを聞いた途端、新八は寒くなった。

 

 

新八「銀さん。僕達生きて帰れるでしょうか・・・?」

 

 

銀時「大丈夫だろう。たぶん・・・。」

 

 

銀時と新八は心配しながらも、鳳凰達と銀時達は妖怪の山の中を進んでいった。そして、にとりの家の近くに着いた。

 

 

椛「着きました。あそこがにとりの家です。」

 

 

鳳凰「そうか。私と一緒ににとりを迎えに行く人は誰だ。」

 

 

小町「じゃあ、私が行くよ。」

 

 

他のみんな「どうぞ、どうぞ、どうぞ。」

 

 

小町「えぇ、私だけ!!他は来ないの?」

 

 

どうやら、他は行きたくないらしい。幽香が居るかもしれないから。そんな時・・・

 

 

神楽「たく、情けないアルな。私も行くヨロシ。」

 

 

星海坊主「じゃあ、俺も行く。神楽ちゃんが心配だからな。」

 

 

勇義「私も行くか。ちょうどにとりに会いたいし。」

 

 

椛「なら、私は星熊様のお供します。」

 

 

どうやら、小町と神楽と星海坊主と勇義と椛が鳳凰と一緒ににとりを迎えに行く事になった。

 

 

鳳凰「じゃあ、他はここで待っててくれよ。すぐ戻るから。」

 

 

他の皆「わかった。」

 

 

そして、にとりの家に向かった。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「久しぶりだな。ここに来るのも。」

 

 

そして、にとりの家に入った。

 

 

小町「おーい。にとり居るか。」

 

 

にとり「あっ、小町。今行くね。」

 

 

勇義「どうやら居るようだな。」

 

 

そして、にとりとまさかのあの人が来た。

 

 

にとり「お待たせ、小町。」

 

 

幽香「あら、鳳凰じゃないお久しぶりね。」

 

 

鳳凰「あっ、幽香。やっぱり居たんだ。」

 

 

幽香「当たり前よ。にとりとは友人だし、よくここに来るから。」

 

 

勇義「そういえば、にとりとは友人だったな。」

 

 

にとり「・・・・・。って、鳳凰様に星熊様何でここに!?」

 

 

鳳凰「当たり前だろう。お前を迎えにきたんだ。」

 

 

幽香「・・・・・。もしかして、紅桜のことかしら。」

 

 

勇義「そうだ。今、紫が妖怪の山の天狗の本拠地で作戦本部を作る事になったんだ。」

 

 

にとり「その為に私を迎えに来たんだね。」

 

 

鳳凰「紅桜は一応機械兵器だ。機械に詳しいお前が必要なんだ!!」

 

 

にとり「わかりました。鳳凰様の命令ならなおさらです。」

 

 

にとりも行く事になった。

 

 

幽香「待ちなさい。連れていく人がもう一人忘れているわよ。」

 

 

鳳凰「まさか!!お前も一緒に付いてきてくれるのか!!!」

 

 

幽香「当たり前よ。私はにとりの友人だし、それに・・・。」

 

 

鳳凰「それに?」

 

 

幽香は神楽と星海坊主の方を向いた。

 

 

幽香「あの二人から巨大な力を感じるのよ。」

 

 

星海坊主「ほう、俺達の夜兎の力を感じるのか。お前さん相当な戦闘経験があるようだな。」

 

 

幽香「貴方達の名前は?」

 

 

星海坊主「俺の名は神晃だ。もう一つの名は星海坊主だから、星海坊主で良い。」

 

 

神楽「神楽アル。」

 

 

幽香「神楽て言うことは、あなた銀時の仲間かしら?」

 

 

神楽「そうアル。」

 

 

銀時「そう久しぶりにあの天然パーマに会えるのね。」

 

 

にとり「幽香。今は銀さんと戦わないでね。異変真っ只中なんだからさ。」

 

 

幽香「そうね。」

 

 

小町「それじゃ、皆の所に戻ろうか。」

 

 

鳳凰「そうしましょう。」

 

 

鳳凰は幽香とにとりを仲間にし、皆の所に戻ることになった。

 

 

 

                       特別長編第11話(37話)終わり

                       特別長編第12話(38話)に続く





お知らせ

東方鳳凰屋と東方思考戦車のクロスオーバーがもうすぐ終わるので、こっちはちょっとの間お休みします。


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上に立つものは下の者を考えろ ~前編~

どうも、土方です。この長編もそろそろ終盤です。それではどうぞ。


鳳凰はにとりを連れて、皆と合流した後、無事に天狗の総本山に着いた。

 

 

特別長編第12話(40話)「上に立つ者は下の者も考えろ ~前編~」

 

 

鳳凰「久しぶりに帰ってくるけど、やっぱりここはデカいな。」

 

 

銀時「ここが天狗の総本山・・・。」

 

 

新八「僕達の世界の江戸城よりも、ちょっと小さいですね。」

 

 

紫「ここは天狗が居る所だから、気をつけて入ってね。もし、礼儀が悪かったら注意されるから。」

 

 

銀時「へいへい。」

 

 

その時、天狗の総本山の入り口の扉がゆっくりと開いた。そして、白狗天狗や鴉天狗が出てきて、右に白狗天狗、左に鴉天狗が通路の右左に並んだ。

 

 

???「お待ちしておりました。賢者様、そして星熊様に鳳凰。」

 

 

そこから、真ん中に出てきたのは仮面を被り、そして、天狗の中で派手な衣装をした人物が出てきた。そう、彼女こそ天狗の統率者であり、現妖怪の山の指導者天魔である。そして、天魔の右に居るのが、天狗の総大将、そして、総大将の右に居るのがはたて7、そして、天魔の左に居るのが射命丸である。

 

 

鳳凰「天魔、久しぶりだな。」

 

 

天魔「本当に久しぶりね。鳳凰。貴方が小さい頃はあんなに小さいかったのに、今じゃ、背もデカいし、それに顔もかっこよくなりましたね。うれしいのやら・・・、悲しいのやら・・・。昔みたいにお母さんて呼んでもいいんですよ。」

 

 

天魔は鳳凰の頭をなでなでした。

 

 

鳳凰「バカ・・・!!こんな所で私の恥ずかしい思い出話をするな。そして、なでなでするのは止めろ!!」

 

 

天魔「ふふふ・・・。」

 

 

小傘「天魔の事をお母さん呼んでたみたいね。昔の鳳凰は・・・。」

 

 

メディスン「じゃあ、天魔は鳳凰のお母さん?」

 

 

こころ「そういう事にしておきましょう。ここは。」

 

 

アリス(まさか、ここにも親バカが居るとは・・・。)

 

 

天魔「椛もここまでの案内ありがとうございます。」

 

 

椛「はっ!!」

 

 

紫「天魔、紹介するわ。この方が、前回の博麗大結界の異変を解決した英雄坂田銀時よ。そして、その仲間の新八と神楽と定春よ。」

 

 

天魔は銀時の方に行った。

 

 

天魔「初めまして、坂田銀時殿。私の名は妖怪の山の指導者であり、天狗のトップの天魔です。」

 

 

銀時「・・・・・。あんたが天魔か・・・。しかし、何で仮面をつけているんだ?」

 

 

天魔「なかなか、いかすでしょ。私はこれが気に入ってるんです。」

 

 

銀時「まあ、お前がそう気に入ってるんならいいが。」

 

 

その時、総大将の天狗が星海坊主を見た。

 

 

総大将「あの、賢者殿そちらのハ・・・じゃなくてそちらの傘を持った男の人は・・・。」

 

 

星海坊主「おい。お前、今俺の事をハゲて呼ばなかった・・・?」怒り

 

 

紫「こちらは、月の臨時使者、星海坊主さんよ。何でも、月の都でも、今回の異変の被害にあったみたいらしわ。ちなみに、この方は月人ではなく、夜兎ていう戦闘民族の宇宙人よ。後、神楽ちゃんの父親よ。」

 

 

天魔「・・・・・。えっ・・・!?月の都からですか!?大丈夫なんですか!?」

 

 

鳳凰「大丈夫だ。銀時の知り合いみたいだから・・・。」

 

 

天魔「なら、いいんだけど・・・。」

 

 

射命丸は銀時の方に向かった。

 

 

文「あやや。お久振りですね銀さ・・・ぶっ!!」

 

 

銀時は射命丸の顔を掴み、そのまま持ち上げ、新聞を手に取った。

 

 

銀時「文屋。会いたかったぜ・・・!!」

 

 

文「銀さん。ど・・・どうしたんですか・・・?そんな怖い顔して・・・?」

 

 

銀時「何も怒ってないぞ。ちょっと天魔さんそして鳳凰。この鴉天狗借りていいですか?」

 

 

天魔「構いませんが・・・?」

 

 

その時、新聞を見て天魔は察した。

 

 

天魔「どうぞ。煮るなり焼くなり好きにして下さい。」

 

 

文「ちょ・・・。天魔様~~~!!」

 

 

新八「じゃあ、射命丸さん。ちょっとそこで話し合いましょう。」

 

 

神楽「話はすぐ済むから、待ってるアル。もし、時間が掛かるなら先に行くヨロシ。」

 

 

文「ちょっと待てーーー!!誰か助けてーーー!!」

 

 

その後、射命丸は銀時と新八と神楽に連れて行かれた。そして、同時に断末魔が聞こえた。

 

 

文「うわああああああ!!!!」

 

 

鳳凰・天魔・総大将「・・・・・。」

 

 

はたて「あの~~~、どうしましょう・・・。」

 

 

総大将「とりあえず、私が銀時殿とその仲間達を案内します・・・。」

 

 

紫「そしたら、藍。貴方も総大将と一緒に銀時達を連れてきてね・・・。」

 

 

藍「はい。わかりました・・・。」

 

 

鳳凰「天魔。今回の異変の作戦本部の会議室はどこだ。」

 

 

天魔「そこは私が案内します。では皆さん私についてきてください。」

 

 

鳳凰達は作戦本部の会議室に行くため、天魔に付いて行く事になった。

 

 

                   特別長編第12話(40話)~前編~終わり

                   特別長編第13話(41話)~後編~に続く    



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上に立つ者はは下の者も考えろ ~後編~

どうも、土方です。もうすぐ11月ですね。それではどうぞ。


鳳凰達と紫達は天魔に案内され、今回の異変の事を天狗達に話すこととここで作戦本部をおく為に、天狗達が特別に用意した会議室に向かっていた。

 

 

天魔「ここが今回の異変の話し合う会議室です。中には上層部の方達も出席してます。」

 

 

鳳凰「そうか。入るぞ、紫。」

 

 

紫「えぇ。」

 

 

鳳凰と紫達は会議室へと入っていった。

 

 

特別長編第13話(41話)「上に立つ者は下の者も考えろ」

 

 

将官「天魔様と鳳凰様に敬礼!!」

 

 

天魔と鳳凰が入った瞬間、天狗達は全員敬礼した。

 

 

小傘「わぁ・・・。」

 

 

メディ「凄い・・・。」

 

 

こころ「鳳凰て天魔と同等の権利だったわね。確か・・・。」

 

 

その時、銀時達が来た。

 

 

銀時「よっ。鳳凰。やっと来たぜ!!」

 

 

そこには、顔がぼろぼろ状態の射命丸が居た。

 

 

文「銀さん・・・。やり過ぎですよ・・・。」

 

 

銀時「当たり前だ!!!これはお前の自業自得なんだからな。」

 

 

鳳凰「・・・・・。」

 

 

藍「紫様。連れてきました。」

 

 

総大将「少々。ドタバタはありましたが・・・。」

 

 

天魔「お疲れ様です。はい。これおしぼりです。」

 

 

総大将「ありがとうございます。」

 

 

紫「あら。あなたがそこまでするなんて。」

 

 

天魔「上に立つ者は下の者も考えなくては行けません。そこら辺はいつも私は考えています。」

 

 

藍「なるほど、上の者がしっかりしていれば部下は必ずついてくるな。」

 

 

鳳凰「とりあえず、会議始めようぜ。」

 

 

天魔「そうしましょう。それではこれから今回の異変の会議を始めます。それでは賢者様お願いします。」

 

 

紫「それでは今回の異変の内容を話します・・・。」

 

 

BBA説明中・・・、うわ、なにをするんだーーーー!!

 

 

紫「というわけで、今回の異変の内容です。」

 

 

天魔「まさか、妖怪の山以外の場所でも被害があったとは・・・。」

 

 

総大将「おまけに月の都も魔界も被害があったとは・・・。」

 

 

鳳凰「紅桜はここに居るていう情報を聞きつけてここに来たんだ。なんか目撃情報とかないのか?」

 

 

文「そこは私達が説明します。」

 

 

どうやら、文とはたてが説明してくれるそうだ。

 

 

鳳凰「お前、顔治ったの?」

 

 

文「大丈夫です。ギャグ補正で治りますから。」

 

 

小町「おい。メタイ事を言うなよ・・・。」

 

 

はたて「取りあえず、この写真を見てください。」

 

 

はたては写真を取り出し他の人に見せた。そこには紅桜と洗脳した天狗数名が空の見えない所にぼんやりと鉄でできたドアがあったのだ。

 

 

鳳凰「何かぼんやりと空にドアがあるな。ドアの周りから見るとこれは戦艦だな。」

 

 

新八「戦艦!!」

 

 

銀時「ちょっと待てよ!!幻想郷は戦艦とか作れるのか!?」

 

 

にとり「いや、何とか作れるけど。普通は賢者様の許可を取らなきゃいけないから。」

 

 

天魔「仮に許可を取ったとしても・・・、今の妖怪の山では戦艦作るのに膨大な費用が掛かるから作らないんです・・・。」

 

 

星海坊主「やっぱりこれは話さなきゃいけねぇな・・・。」

 

 

紫「それはどういう事かしら?」

 

 

星海坊主「実はというと、月の都は紅桜の被害が遭った後に、もう解体予定の戦艦1隻が盗まれた。」

 

 

鳳凰「本当ですか!!それは!!」

 

 

星海坊主「本当だ。しかも洗脳された奴等を乗せてな。」

 

 

文「ということはこのドアはその戦艦のドアですか!!」

 

 

銀時「だとすると、そうだな。」

 

 

その時、天狗が一人会議室に入って来た。

 

 

天狗A「大変です。天魔様!!!」

 

 

天魔「何ですか。会議中ですよ。」

 

 

天狗A「すいません!!ですがこれを見てください。」

 

 

天狗Aが出したのは手紙だった。天魔は手紙を読んだ。

 

 

鳳凰「何て書いてあるんだ?」

 

 

天魔「「明日の昼に妖怪の山に襲撃します。襲撃した後、山の力を使い幻想郷を支配します。紅桜より」」

 

 

藍「なん・・だと・・・!!」

 

 

天魔「賢者様・・・。」

 

 

紫「それではここに作戦本部を置きます。各自準備に取り掛かってください。」

 

 

鳳凰「そうだ。指揮権はどうすんだ?」

 

 

紫「指揮権は私と天魔で行います。鳳凰達と銀時達とその他のメンバーは戦艦の中に突入してください。」

 

 

銀時「良いのか?紫・・・。」

 

 

紫「鳳凰と銀時ならうまくいくわ。それにあなた達の仲間は強者ばかりだしね。」

 

 

鳳凰と銀時は後ろに居る仲間達を見た。

 

 

鳳凰・銀時「そうだったな・・・。」

 

 

新八「銀さん!!必ずみんなで紅桜を倒しましょう。」

 

 

神楽「そうアル。みんなでやれば怖いものなしアル。」

 

 

星海坊主「俺もだ。このまま月に兵士どもを操り道具にしている奴は叩きのめしてやる。」

 

 

定春「ワン」

 

 

小傘「わちき達も戦う!!」

 

 

こころ「このまま紅桜の思い通りには行かせない!!!」

 

 

メディ「コンパロ。」

 

 

他の面子も同じ思いだった。

 

 

鳳凰「お前等・・・。」

 

 

銀時「鳳凰。一緒に紅桜を倒そう。」

 

 

鳳凰「銀さん・・・。」

 

 

銀時「お前も守りたいもんがあるんだろう。」

 

 

鳳凰「あぁ、必ず紅桜を倒そう。」

 

 

共に紅桜を倒すと誓った鳳凰と銀時だった。

 

                       特別長編第13話(41話)終わり

                       特別長編第14話(42話)に続く



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とりあえずゲームやろう

どうも、土方です。最近寒くなってきました。それではどうぞ。


今日の妖怪の山はピリピリしている。妖怪の山に紅桜の軍団の襲撃予告がきた。その為、妖怪の山は現在厳戒態勢を取っている。

 

 

特別長編第14話(42話)「とりあえずゲームやろう」

 

 

新八「ふぅ、あっちこっちで天狗が見回りしているな。」

 

 

すると、廊下の曲がり角から小傘と鈴仙が来た。

 

 

小傘「あれ、新八くん?」

 

 

新八「あっ、小傘ちゃんに椛さんこんな所でどうしたんですか?」

 

 

小傘「今、鳳凰の刀「妖刀・次元刀」の手入れをしていたの。」

 

 

椛「私は鳳凰様の刀の構造を知りたくて、ちょっと小傘さんの手入れを見ていたんです。」

 

 

新八「へぇ~、小傘ちゃんて鍛冶とかできたんだ。」

 

 

小傘「うん。ところで新八は何してるの?」

 

 

新八「ちょっとここを探検してたんだ。ここは天狗の本拠地だからどんな物があるかなと思って。そしたら、銀さんとはぐれちゃって。」

 

 

椛「銀さん達なら、鳳凰様の部屋に居ますよ。ここは鳳凰様の故郷ですから。」

 

 

新八「そうですか。でも、僕その部屋知らないな。」

 

 

椛「それでは、私が案内します。

 

 

新八「じゃあ、お願いします。」

 

 

新八は椛に案内され、鳳凰の部屋に行った。

 

 

 

 

 

 

 

椛「ここが鳳凰様の部屋です。」

 

 

新八と小傘の目の前には、近未来的なドアだった。

 

 

新八「ちょっと近未来的なドア何ですけどォォォォォォ!!!」

 

 

椛「仕方ないですよ。鳳凰様の部屋は河童達で作ったんですから。」

 

 

新八「河童!?これ河童が作ったんですか!?」

 

 

椛「幻想郷の河童は機械知識が凄いですから、こんな近未来的な物も作れるんです。」

 

 

新八「もう、ここは何でもありですね・・・。」

 

 

小傘「とりあえず・・・、入ろう。」

 

 

椛「それでは、インターホン押しますね。」ピンポン

 

 

椛はインターホンを押した。

 

 

鳳凰「誰ですか?」

 

 

椛「椛です。新八と小傘さんを連れてきました。」

 

 

鳳凰「よし。入れ。おい、皆ゲームをやる参加者が増えたぞ。」

 

 

新八・椛・小傘「えっ?」

 

 

新八と椛と小傘は部屋に入った。そこには・・・

 

 

銀時「畜生ォォォ、またやられた!!!」

 

 

鳳凰「これが推理戦です。銀さん。」

 

 

星海坊主「いや、お前は感がよすぎるからだ。」

 

 

神楽「これで銀ちゃんは10連敗アル。」

 

 

こころ「銀時はズルするから、こうなるのよ。」

 

 

メディスン「それに比べて鳳凰は強い。」

 

 

幽香「あの子は昔から戦術については頭良いのよ。まぁ、これも天魔の教えなのかしらね。」

 

 

にとり「鳳凰様!!次は私にやらしてください!!!」

 

 

衣久「では、ここは私も空気読んで・・・。」

 

 

小町「にとりの家でよくやってるから、飽きるな・・・。」

 

 

魔理沙「これがテレビゲームか・・・。なかなか面白いな。」

 

 

鈴仙「懐かしわね。私が月に居た頃、よく遊んだな・・・。」

 

 

鳳凰達と銀時達はゲームをしていた。

 

 

新八・椛・小傘「お前等一体何をしているんだァァァァァ!!!!」

 

 

新八と椛と小傘は、テレビを破壊しながらツッコミを入れた。

 

 

鳳凰「あっ!!良い所だったのに・・・!!??」

 

 

銀時「ぱっさっん。何してくれたんだ!!」

 

 

新八「こっちのセリフじゃボケェェェェーーーー!!アンタらちゃんと作戦考えてると思ったら、こんな事態にゲームやるな。もっと緊張感を持て!!」

 

 

鳳凰「仕方ないだろう。今、映姫と神綺とアリスと霊夢と紫と妖夢と幽々子と射命丸とはたてと天魔達は別の所で戦いの準備してるし、師匠とさとりは地底に行って軍隊作りにいったし・・・、藍と橙は萃香さんと華扇さんを迎えに行ってるし・・・。」

 

 

椛「そしたら、こっちも戦いの準備をして下さい。ゲームやってないで。」

 

 

幽香「こっちはもう大体は準備が終わってるわ。問題は・・・。」

 

 

銀時「俺の武器だ。木刀じゃ紅桜には効かないし・・・。」

 

 

鳳凰「その為に、小傘に次元刀の手入れをお願いしたんだよ。」

 

 

小傘「えっ?どういう意味?」

 

 

こころ「これから鳳凰が次元刀のレプリカを作るから、小傘に手入れを頼んだのよ。」

 

 

新八「えっ!!鳳凰さんそんな事が出来るんですか?」

 

 

鳳凰「まぁ、私の能力は次元を操る能力だからな。こんなのは朝めし前だよ。じゃあ、小傘、次元刀。」

 

 

小傘「はい。鳳凰これ。」

 

 

鳳凰は小傘から次元刀を回収した。

 

 

鳳凰「じゃあ、やるぞ。はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

鳳凰は能力を発動し、次元刀が光った。終わると次元刀は二つになってた。

 

 

鳳凰「はい。銀さん。これが次元刀のレプリカ。性質は本物の次元刀と似てるから。」

 

 

銀時「サンキュー、鳳凰。これで紅桜と対等に戦える。」

 

 

小町「これで銀さんの武器の問題は解決したな。」

 

 

衣久「残った問題は、どうやって戦艦まで行くのかですよ。銀さん達は飛べないし。」

 

 

全員「あっ・・・。」

 

 

鳳凰「しまった。そこまで考えてなかった。」

 

 

幽香「そんな事だろうと思って、にとりが対策をしてくれたわよ。」

 

 

にとり「じゃーん。エアージェットブーツ。これを履けば普通の人間でも空を飛べるよ!!!」

 

 

銀時「マジか!!そんなもんがあったのか!!!」

 

 

新八「ありがとうございます。にとりさん。」

 

 

星海坊主「これで戦艦の突入できるな。」

 

 

神楽「にとり。定春の分もあるアルか。」

 

 

にとり「ちゃんと定春用の奴もあるよ。安心して。」

 

 

鳳凰「よしこれで準備は完了だな。」

 

 

魔理沙「じゃあ、鳳凰と銀さん気合入れてくれ。」

 

 

鳳凰・銀時「えっ?私が(俺が?)」

 

 

こころ「アンタ達二人が先頭なんだから、ここはリーダーが気合入れなきゃダメでしょ。」

 

 

銀時「俺そういうの得意じゃないんだけど。」

 

 

新八・神楽「銀さん(銀ちゃん)。」

 

 

銀時「・・・・・。仕方ねぇやるぞ鳳凰!!」

 

 

鳳凰「あぁ!!」

 

 

鳳凰・銀時「絶対に紅桜を倒すぞォォォ。」

 

 

全員「オォォォォォォーーー!!」

 

 

鳳凰と銀時が気合を入れた瞬間、夜が明けた。そして、紅桜との決戦が始まろうとしていた。

 

 

                       特別長編第14話(42話)終わり

                       特別長編第15話(43話)に続く



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ボスは大体最後の方にいる

どうも、土方です。こっちは雪が降りました。それではどうぞ。


襲撃予告が近くなった。あっちこっちでは天狗達が警備している。

 

 

白狼天狗A「なっ。ここに紅桜の軍団が来るのか?」

 

 

白狼天狗B「襲撃予告まであるんだから、来るんだろう。」

 

 

白狼天狗A「まぁ、そうだな。でも、あんまり敵の姿が見えないな・・・。」

 

 

白狼天狗B「そういえばそうだな・・・。」

 

 

その時、砲撃音と爆発音が聞こえた。その爆発は妖怪の山の方だった。

 

 

白狼天狗A「何だ!?空から砲撃音が!?」

 

 

白狼天狗B「おい!!上を見てみろ!!!」

 

 

白狼天狗が指を指した方向を見ると、そこには1隻の戦艦だった。しかも、砲台がいっぱいあり、船の看板にはデカいレーザー発射砲があった。そして、船の中から続々と操られた妖怪や月の兵士と月兎が出てきた。白狼天狗は天魔に連絡した。

 

 

白狼天狗A「大変です!!天魔様!!!敵襲です。紅桜の軍団が現れました!!!!」

 

 

天魔「やっと来たのですね。それでは作戦実行します!!!」

 

 

天魔は妖怪の山全体に連絡した。

 

 

天魔「全天狗は戦艦から出てきた敵を倒しなさい!!!!」

 

 

天魔の連絡が行った後、続々と全ての天狗が戦艦から出てきた敵を倒しに行った。

 

 

文「全ての天狗よ!!!敵は殺さずにし、敵を気絶させなさい!!!(移動中)」

 

 

はたて「へぇ~~、あれが戦艦か。見た目は鉄で出来てるのね。」

 

 

椛「関心してる場合じゃないみたいですよ。続々と敵兵士が来ましたよ。」

 

 

総大将「もし、敵兵士を殺したら、切腹を行う!!!わかったな!!!」

 

 

全ての天狗「了解(ラジャー)!!!」

 

 

 

 

 

 

 

天魔「賢者様。もう一つの作戦の方は・・・。」

 

 

紫「今、実行に移してるわ。」

 

 

天魔「そうですか。」

 

 

紫「大丈夫よ。天魔。鳳凰はそんなに無鉄砲に攻めに行かないわ。だって、戦術は貴方が育てたのでしょ?」

 

 

天魔「確かにそうですが・・・。あの作戦で大丈夫なんでしょうか?」

 

 

紫「大丈夫でしょう。」

 

 

 

 

 

 

 

一方、船の最深部では二人の話声があった

 

 

???「おいおい。船に居る兵士を全員、天狗の方に攻撃しに行って大丈夫なのか・・・。」

 

 

紅桜「案ずるな。天邪鬼よ。今、放った兵士は雑魚ばかりだ。船の中には強力な奴と魔界の兵士だけは残しといた。」

 

 

正邪「それなら安心だ。魔界の兵士は魔法を使える奴らだから、助かる。」

 

 

その一人はかつて輝針城異変を起こした元凶鬼人正邪と今回の異変の首謀者紅桜だった。

 

 

紅桜「しかし、貴様は自ら私の方に付いたな。洗脳もせずに。」

 

 

正邪「私は革命を起こす奴は嫌いじゃないんでね。だから、お前の方についたんだ。」

 

 

紅桜「ふふふ・・・。そうか。私の野望は貴様にもわかるのか。」

 

 

正邪「お前の野望は確かこの幻想郷を乗っ取るんだったよな?」

 

 

紅桜「そうだ。この世界のトップとなり、他の世界を戦争できるようにし、幻想郷を最強の軍事大国にするのが目的なんだよ。」

 

 

正邪「大した野望じゃねぇか。」

 

 

紅桜・正邪「ハハハハ!!!」

 

 

その時、戦艦の右と左から爆発音が聞こえた。

 

 

紅桜「何だ!?この爆発音は!!!一体何事だ!!!」

 

 

すると、モニターから連絡が入った。

 

 

紅桜に操られた兵士A「申し上げます!!戦艦の右の入り口から侵入者が現れました。」

 

 

紅桜「今すぐに二つの入り口のモニターのカメラを映せ!!」

 

 

そして、二つの入り口のモニターが映った。

 

 

紅桜「まさか、奴等がもう来たというのか・・・!!!」

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「右側の入り口から、師匠達が作った地底の軍隊と白玉楼勢力と彼岸勢力が侵入に成功したみたいだ。しかも、次々と倒して行ってるぞ。」

 

 

銀時「こっちの左側の入り口は、まだ開けねえな!!あんな爆発でもびくともしねぇとは・・・。」

 

 

左側の方は鳳凰の何でも屋の勢力と銀時達と”魔界神”神綺とアリスと霊夢と魔理沙と衣久と幽香とにとりと藍と橙と華扇と萃香と鈴仙と小町と星海坊主が居た。右と左から侵入する作戦だった為、右は上手く行ったが、左が手こずっていった。

 

 

幽香「小町。貴方は右側に居なくて大丈夫なの?」

 

 

小町「あたいは左側に行けて、映姫様に言われたんだ。少しでも左の方に戦力を増やしたいからね。」

 

 

にとり「なるほど、ちょっとは戦力を増えれば、備えあれば患いなしだかね。」

 

 

鳳凰「おい。そんな事よりもこのドアなかなか開かねえぞ!!!」

 

 

こころ「こんだけ攻撃しても開かないなんて。相当頑丈なドアみたいね。」

 

 

神楽「鉄て確か強い熱でやると溶けるアルよね。もしかしたら、一人レーザー光線撃てればこのドア溶けるんじゃね。」

 

 

鳳凰「成る程・・・。幽香!!魔理沙!!このドアマスタースパークでやってくれねぇか。もしかしたら行けるかもしれねぇ。」

 

 

魔理沙「わかったぜ。鳳凰。」

 

 

幽香「なるほど。熱の光線でやれば、溶けるてわけね。」

 

 

幽香は傘をドアに向け、魔理沙は八掛炉をドアに向けた。

 

 

幽香・魔理沙「マスタースパーク!!!」

 

 

そして、二人が技を放った後、ドアが溶け中に入れるようになった。

 

 

新八「やりましたよ!!これでこっちも潜入できる!!!」

 

 

小傘・メディ・こころ「鳳凰!!」

 

 

新八・神楽「銀さん!!(銀ちゃん!!)」

 

 

鳳凰・銀時「よし!!全員突入だ!!!」

 

 

鳳凰と銀時が先に突入し、後ろから全員突入していった。

 

 

戦艦の中にいる兵士「待て!!お前等二人は何者だ!!!」

 

 

鳳凰・銀時「俺達は侍だ!!!」

 

 

鳳凰達と銀時達は敵を倒しつつ、紅桜が居る部屋を目指した。

 

 

                       特別長編第15話(43話)終わり

                       特別長編第16話(44話)に続く



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ラスボス戦前に必ず中ボスが居る

どうも、土方です。最近筋トレしています。それではどうぞ。


妖怪の山は現在、天狗達が戦艦から出てきた紅桜に洗脳された妖怪達と月兎と月人と戦っている。

 

 

文「これでとどめです!!」

 

 

紅桜に操られた妖怪「がはっ!!」(気絶した。)

 

 

椛「倒してもキリがありませんよ。一体、どれだけ洗脳されたんですか!?」

 

 

次に月兎の軍団が来た。

 

 

月兎A「これでも喰らえ!!」

 

 

はたて「そうはさせないわ。風符!!風神の舞!!」

 

 

月兎の軍団「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 

月兎の軍団は気絶した。

 

 

はたて「月兎てこんなに弱いのかしら?確か、文の話では結構忍者みたいな動きするて聞いたけど・・・。」

 

 

その時、はたての後ろに月兎一人が回り込んでいた。

 

 

はたて「しまった!?後ろに一人居たの!!」

 

 

月兎「仲間の仇だ!!死・・・ぐふ!!!」

 

 

射命丸がはたてを助けた。そした、気絶させた月兎を抑えた。

 

 

文「はたて!!大丈夫ですか!!」

 

 

はたて「何とか大丈夫よ・・・。それよりその月兎殺してないでしょうね・・・。」

 

 

文「大丈夫です。首の所をトンてしただけです。おや・・・。」

 

 

はたて「どうしたの?」

 

 

文「この月兎、通信機を持っていたみたいです。どうやら、録音データがありますね。」

 

 

射命丸はそのままその録音データを再生した。

 

 

月兎「・・・・・では、この作戦で行きます!!綿月依姫様!!」

 

 

依姫「健闘を祈る!!」

 

 

その時、射命丸とはたてと椛に激震が走った。

 

 

椛「今、綿月依姫て言いませんでした!?」

 

 

はたて「確かに言ってたわ!!!ということは彼女も洗脳されたという事!?」

 

 

文「そうに違いありません。これなら月兎達が統率して戦っているのも納得いきます。」

 

 

椛「えっ!?」

 

 

文「月の兎達は自由に動く特徴があります。ですが、依姫は月の兎達を管理する者です。彼女のいう事は月の兎達には逆らえないんです。しかも、この通信は戦艦の中で話してた内容みたいです。」

 

 

椛「ということは!?」

 

 

はたて「綿月依姫は戦艦の中に居るていう事!?」

 

 

文「・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃、鳳凰達と銀時達とその他数名は紅桜が居る戦艦の最深部へと向かっていた。

 

 

鳳凰「おらおら、どけどけ!!ザコには用ねぇんだ!!!」

 

 

操られた魔界の妖怪「うわ!!こいつら強すぎる俺達じゃ相手にならねぇ!!」

 

 

銀時「くそ!!こいつらうじゃうじゃと出てきてやがる!!」

 

 

藍「これだけの奴等が紅桜に洗脳されたていう証拠だ。たぶん、まだまだたくさん出てくるだろう。」

 

 

新八「皆さん!!あそこにデカい扉が!!多分あそこに今回の主犯の紅桜が居ます!!」

 

 

神楽「ここは私に任せるヨロシ。ほわあちょ!!」

 

 

神楽はデカい扉壊した。そして、扉の中に入ると・・・。

 

 

鳳凰「何だここは。ただの大広間じゃないか・・・。」

 

 

銀時「なんだよ。新八。期待して損しちゃったじゃねーか・・・。」

 

 

新八「すいません・・・。デカい扉だったもんで、きっと紅桜が居ると思ったんで。」

 

 

その時、小傘が何か見つけた。

 

 

小傘「見て。まだ先に扉があるみたい。」

 

 

メディ「じゃあ、先にいこうよ。」

 

 

こころ「メディスン!!闇雲に行っちゃ駄目よ!!」

 

 

メディスンは扉に走って行った。その時、鳳凰は上から妙な気配をした。

 

 

鳳凰「メディ!!危ない!!」

 

 

鳳凰はメディスン抱きかかえ避けた。そして、上から斬撃技が来た。

 

 

ドーーーーん

 

 

こころ「凄い斬撃!!」

 

 

鈴仙「見て。上から誰か降りて・・・!!噓でしょ・・・!?」

 

 

そして、上から一人の女と月の兎の隊長みたいな人物が下りて来た。銀時達は驚いていた。しかし、最も驚いたのは幻想郷の住民と魔界神だった。そして、鳳凰も驚いた。何より彼女は鳳凰の友人だからだ。

 

 

依姫「久しぶりだな。博麗の巫女に八雲の式神に鈴仙。そして、鳳凰!!」

 

 

レイセン「お久しぶりですね。」

 

 

鳳凰・鈴仙「よっちゃん!!!(依姫様!!!)」

 

 

そう彼女こそが月の使者のリーダーであり、鈴仙の元上司でもあり、そして、鳳凰の友人の綿月依姫だ。そして、現在の綿月姉妹の部下レイセンである。

 

                       特別長編第16話(44話)終わり

                       特別長編第17話(45話)に続く



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幻想郷を舐めるなよ!!

ここは戦艦の内部、今、鳳凰達と銀時達は驚いている。なぜなら、目の前に月の使者のリーダー綿月依姫が居るからだ。なお、現在は戦艦の大広間に居る。

 

 

鳳凰・鈴仙「よっちゃん!!(依姫様!!)」

 

 

依姫「ふふふ・・・、久しぶりだな。鳳凰。そして、鈴仙。」

 

 

銀時「おい。藍、あいつは誰だ?」

 

 

藍「彼女は月の都の使者の綿月依姫だ。そして、同時に玉兎のリーダーでもある。そして、八意永琳の弟子だ。」

 

 

銀時「あの竹林の医者の弟子か・・・。ということは、お前等とは敵対関係ていう事なんだな・・・。」

 

 

橙「依姫さんは鳳凰さんと友人関係なんです。たまに、鳳凰さんは月へ行って、依姫さんとよく会談するそうです。」

 

 

銀時「あれ?幻想郷の勢力て月とは敵対関係じゃないの?」

 

 

霊夢「幻想郷は他の勢力では月との敵対関係がない所が多いの。特に、鳳凰の妖怪の山では紫みたいな、敵対感情は無いわ。」

 

 

新八「でも、大丈夫何ですか?鳳凰さんが一人で月の都に行く事は?」

 

 

橙「あの人は、昔、依姫と会った事があり、それからはよく月へ行ってたんで、月の住人達は良く歓迎していたて、永琳さんが言ってました。」

 

 

神楽「なるほどアルな。」

 

 

すると、鳳凰は前に出て依姫に話かけた。

 

 

鳳凰「おい!!よっちゃん!?お前も紅桜にやられて操られているのか!?待ってろ!!今助けてやる!!!」

 

 

星海坊主「まて、鳳凰。ここは俺がやる。」

 

 

小傘「えっ!!」

 

 

こころ「星海坊主さん・・・?」

 

 

星海坊主「実は言うと、もう一つ月からの依頼があってな。こいつの姉の豊姫の依頼だ。「妹を助けて下さい。」てな。」

 

 

鳳凰「とよっちが!!」

 

 

星海坊主「よほどその姉さん、妹を大切に思っていたそうだ。俺の息子も見習って欲しいものだ・・・。」

 

 

神楽「・・・・・。」

 

 

そして、右の通路から彼岸勢力と白玉楼勢力と勇儀とさとりが率いる連合軍が来た。

 

 

勇儀「何かデカい場所に着いたな・・・。ん!?あれは、綿月依姫!?何でアイツがここに!?」

 

 

さとりは先に来ていた鳳凰達のこころを除いた。

 

 

さとり「どうやら、鳳凰達と銀時達は先に来ていたようですね。」

 

 

映姫「しかし、何故彼女がここに、月人は地上が嫌いなはず・・・。」

 

 

幽々子「あら、何か出て来たわ。」

 

 

その時、大広間に大きなモニターが出現した。

 

 

紅桜「初めまして、幻想郷の住民達に幻想郷と関わりがある勢力達よ!!!私は紅桜だ。」

 

 

橙「赤い髪に、赤い目と赤い服、間違いないです。彼女こそ今回の異変の主犯紅桜です。」

 

 

銀時「あれが紅桜か。見た目は綺麗な美人だが、心は凶暴そうだな。」

 

 

藍「貴様が紅桜だな。お前の目的は何だ!!」

 

 

紅桜「私の目的は幻想郷を乗っ取り、この世界の支配者になるのが私の目的だ。」

 

 

霊夢「この幻想郷を乗っ取る?そんなの無理に決まってるじゃないの?」

 

 

紅桜「いや、可能だ。」

 

 

紅桜は指をパチンとした後、月人と魔界人が続々と降りて来た。しかも・・・

 

 

神楽「見て銀ちゃん!!あいつ等片腕に紅桜が融合しているアル!!!」

 

 

銀時「何だと!?まさかお前ここで紅桜を作っているのか!!」

 

 

紅桜「そうだ。洗脳した河童達に作らせたんだよ。私が紅桜の作り方を教えてな。」

 

 

にとり「アイツ・・・、洗脳した河童達をこき使ってるな・・・!!」

 

 

紅桜「しかし、そこの月人も愚かなもんだな。自分の心に負けたんだからな。」

 

 

鳳凰「!?よっちゃんの事を言っているのか!?」

 

 

鈴仙「依姫様そんなに心は弱くないわよ!!」

 

 

紅桜「だが、私が月に来た時、この月人は私に挑んだだよ。そして、負けた。最初は抵抗していたんで、苦労したよ。そこで、私は考えた。」

 

 

魔理沙「それは何だ?」

 

 

紅桜「もう一回切り付け、憎しみの感情を増幅させたんだよ!!」

 

 

鳳凰・銀時「!!??」

 

 

幽香「なるほど、月人達はかつて妖怪と戦争し、その憎しみが今だにあったていう事ね。」

 

 

小町「そして、憎しみが心に響いて、奴は憎しみの心に染まったていうのか・・・。」

 

 

紅桜「まぁ、玉兎や月人や魔界人は一発で洗脳できたけどな。」

 

 

小傘とこころとメディスンは怒った。

 

 

小傘「あなた!!何でこんな非道な事ができるの!?」

 

 

こころ「付喪神は人が居るから存在できるのよ!?それを洗脳させて、こんな改造人間兵器にさせて、しかも洗脳に抵抗したのにその人の心を傷つけさせてあなたは恥ずかしくないの!?」

 

 

メディ「付喪神としてサイテー。」

 

 

紅桜「ふん。付喪神でも妖怪は妖怪だ。妖怪の本能に従っただけだ。それに私が物だった頃に居た世界は最悪だったからな。」

 

 

鳳凰「どういう事だ?」

 

 

藍「・・・・・!!まさか、お前は銀時の世界の情勢を知っているのか!!」

 

 

紅桜「知ってるし、最悪だった。私の世界の20年前に宇宙人の襲来に遭い、侍達は宇宙人に戦いを挑んだ。そして、侍達は宇宙人に負けた。だが、侍達はそれからも抵抗し続けた。私も抵抗している侍に使われた。そして、侍達の血を吸い続けた結果、私は侍の怨念の塊みたいな物となった!!つまり、妖刀となったのだ!!!」

 

 

銀時「仁蔵に使われた記憶が、他の紅桜に共有されたて事か。」

 

 

紅桜「そして、幻想郷に来て付喪神となった。そして、私は考えたんだ。この世界の支配者となり、最強の軍隊を作り、私の世界に復讐してやろうとな。」

 

 

鳳凰「その為に洗脳したていうのか!!お前はひどい事したて思わないのか!!!」

 

 

紅桜「思わん。ていうか笑ったわ!!!妖怪や人間の心はこんなに脆いもんとな!!!」

 

 

鳳凰達・銀時達「・・・・・。」ブチ

 

 

紅桜「この軍団は私の洗脳できる能力も持っている。さぁ、殺れ!!こいつらを洗脳しろ!!!」

 

 

紅桜に融合された月人達や魔界人達は鳳凰達と銀時達に襲い掛かった。だが・・・

 

 

ドオーーーーン

 

 

月人や魔界人達「ぐわああああああ!!!」

 

 

月人達や魔界人達はぶっ飛ばされられ、壁に激突したりした。

 

 

紅桜「なっ・・・!?」

 

 

そして、煙が晴れ、紅桜は驚いた。

 

 

鳳凰「確かに妖怪や人間の心は脆い。だが、脆いからこそ心を強くしようという思いがある。私達はそれを知っている。」

 

 

紅桜は驚いた。何故なら傷つけても洗脳しないからだ。

 

 

紅桜「何故洗脳しないのだ!!」

 

 

銀時「お前はこの世界の実力者達の心が脆いと思っていたが、それは大間違いだ。こいつらは色んな絶望みたいな経験をしている。その経験した連中は己の心を強くした連中だ!!!」

 

 

紅桜「ぐっ・・・!!」

 

 

鳳凰「だからお前の洗脳にも負けねんだよォォォォ!!!この外道娘がぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

紅桜は激怒した。

 

 

紅桜「ならば私の所に来い!!!私は大広間の奥に居る!!私が直々に葬ってやる!!!」

 

 

紅桜はモニターを切ろうとしたが・・・

 

 

鳳凰「紅桜、最期に一つ行っとく事がある!!」

 

 

紅桜「・・・・・!!」

 

 

鳳凰・霊夢・魔理沙・小傘・こころ・メディ「幻想郷を舐めるなよ!!!私達は負けねェェェェ!!!!」

 

 

銀時・神楽・新八「俺達(僕達)(私達)も負けねェェェェ!!!!」

 

 

紅桜「あぁ!!待ってろ!!!必ず私が殺してやる!!!!」

 

 

そして、紅桜はモニターを切った。

 

                       特別長編第17話(45話)終わり

                       特別長編第18話(46話)に続く



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紅桜討伐チーム結成!!

どうも、土方です。それではどうぞ。


紅桜のモニター通信が切れた後、続々と敵の援軍が来た。これには鳳凰達や銀時達は苦戦していた。

 

 

鳳凰「くそ!!次から次へと敵が増えて来るな!!!」

 

 

銀時「せめてモニターの下の扉まで行けばいいが・・・!!」

 

 

こころ「でも、敵が多すぎてあの扉まで行けないわ・・・。」

 

 

その時、鳳凰達が来た通路から声が聞こえた。

 

 

???「うおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

霊夢「鳳凰!!この声もしかして!!」

 

 

鳳凰「フフ・・・、やっと来たか!!!」

 

 

そう、霊夢と鳳凰の感は当たった。それは外で戦ってた天狗達が戦艦に潜入してきたのだ!!

 

 

大天狗総大将「天狗全軍は鳳凰様達と共に戦え!!」

 

 

全天狗「うおおおォォォォォ!!!」

 

 

神楽「天狗達アル!!!」

 

 

新八「やっと来てくれたんですね!!」

 

 

鳳凰「総大将。外に居る敵はどうなっている?」

 

 

総大将「それが外で戦っていた敵は、全部戦艦の中に戻っていき、私達、天狗も戦艦の内部まで追う事になったのです。」

 

 

文「それが結果的に大広間まで来れたんです。」

 

 

鳳凰「なら話は早い!!総大将!!!一つお願いがあるんだが・・・!!」

 

 

総大将「何でしょうか?」

 

 

鳳凰「敵を右側と左側に抑え込め!!!この場に居る天狗全員でな!!!!扉まで行ける道を作れ!!!」

 

 

総大将「はっ!!わかりました!!!天狗全員に告ぐ!!!扉までの道を作る為、右側と左側に敵を抑え込め!!!」

 

 

天狗全員「了解!!!」

 

 

全天狗は右側と左側に敵を抑え込んだ。その結果、モニターの下の扉まで続く道が出来た。しかし・・・

 

 

依姫「これでも喰らえ!!!」

 

 

星海坊主「こんなもんじゃ俺を効かん!!!」

 

 

依姫だけは抑え込めなかった。

 

 

鳳凰「星海坊主さん・・・。」

 

 

星海坊主「お前等は先に行け!!!俺もこいつを倒したら、後から行く!!」

 

 

鳳凰「わかりました。」

 

 

神楽「パピー・・・。」

 

 

星海坊主「神楽ちゃん安心しろ。こいつは殺さない。こいつはまだ完全に洗脳にはなっていないと思う。だから、ここはお父さんに任してくれ!!!」

 

 

神楽「わかったアル!!」

 

 

そして、鳳凰達や銀時達は扉まで行く事にした。その移動中・・・

 

 

レイセン「待て!!!私が居る事を・・・ふげぇ!!!」

 

 

鳳凰「おい。今何か踏まなかった?」

 

 

メディ「たぶん気のせいじゃない。」

 

 

鳳凰達と銀時達は何か踏んだと思ったが、たぶん気のせいだと思いそのまま進んだ。

 

 

依姫「・・・・・。」

 

 

星海坊主「お前の部下て影薄いのか?」

 

 

 

 

 

そして、扉まで着いた鳳凰達と銀時達。そこで鳳凰はこれからの事をみんなに言った。

 

 

鳳凰「みんな!!この扉の先には今回の異変の主犯「紅桜」が居ると思う。だからここからは少人数で行きたいと思う。だから、ここから行くメンバーを私が決める。」

 

 

銀時達「・・・・・。」

 

 

鳳凰「まず、私とこころと小傘とメディスンと銀時達は確定的だ。後は・・・。」

 

 

鳳凰は霊夢と魔理沙とアリスに目をやった。

 

 

霊夢「どうやら私もこの先に行くみたいね。」

 

 

鳳凰「そうだ。霊夢と魔理沙とアリス。私と一緒に来てくれ!!」

 

 

霊夢「もちろんよ。異変解決は博麗の巫女の役目だもの。」

 

 

魔理沙「私も行くぜ!!幻想郷をアイツの手に渡したくない!!!」

 

 

アリス「私は・・・。」

 

 

神綺「アリス。あなたは鳳凰と行きなさい。」

 

 

アリス「お母様・・・!!」

 

 

神綺「この世界にはあなたの大切な人がいっぱい居るんでしょう。なら、あなたはそれを守りなさい!!!」

 

 

アリス「お母様!!ありがとう!!!」

 

 

神綺「というわけで鳳凰と銀時。アリスを頼むわ!!!」

 

 

鳳凰「任せておけ。」

 

 

銀時「アリスが居れば百人力だな。」

 

 

鳳凰は次に幽々子と映姫に話しかけた。

 

 

鳳凰「幽々子に映姫。妖夢と小町を借りたいのだが・・・。」

 

 

映姫「えぇ、構いません。・・・小町!!貴方は鳳凰と共に行き、鳳凰の援護をしなさい。」

 

 

小町「わかりました!!!あたいに任せてください!!!!」

 

 

幽々子「妖夢、貴方も行きなさい。」

 

 

妖夢「わかりました。幽々子様!!!」

 

 

鳳凰「よし!!これでオッケーかな・・・」

 

 

その時、藍と橙が言った。

 

 

藍「待て。私も行くぞ!!」

 

 

橙「私もです。銀ちゃんの力になりたいんです。」

 

 

鳳凰「藍に橙・・・。わかった!!お前らも来い!!!」

 

 

幽香「待ちなさい。私も忘れちゃ困るわよ。」

 

 

にとり「鳳凰様!!私も連れて行ってください!!!」

 

 

鳳凰「わかった。お前らも来い!!!」

 

 

そして、鳳凰は星海坊主に叫んだ。

 

 

鳳凰「星海坊主さん!!鈴仙を連れてっていいですか?」

 

 

星海坊主「あぁ、いいぞ。」

 

 

鳳凰「というわけで鈴仙。お前も来てくれ。」

 

 

鈴仙「えっ!!いいんですか?」

 

 

鳳凰「星海坊主さんが許可してくれたんだからいいんじゃないか。」

 

 

鈴仙「はあ・・・。」

 

 

鳳凰「よし!!これでいいだろう。」

 

 

衣久「待ってください。後の者は・・・。」

 

 

鳳凰「後は天狗達と共に大広間の敵を倒してくれ!!!天狗達だけじゃ倒しきれないからな。」

 

 

勇儀「わかった。お前らもくれぐれも気を付けてくれよ。」

 

 

鳳凰「任してください師匠!!!」

 

 

こうして紅桜討伐チームが結成された。

 

 

鳳凰・銀時「よっしゃー!!行くぞみんな!!!」

 

 

新八達とこころ達と霊夢達「おおおォォォォォ!!!!」

 

 

紅桜討伐チームは扉の中へと進み、紅桜が居る部屋を目指した。

 

 

                       特別長編第18話(46話)終わり

                       特別長編第19話(47話)に続く



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宇宙最強の男と依姫の対決(46.5話)

どうも、土方です。今回は46.5話です。それではどうぞ。


鳳凰達と銀時達が作った紅桜討伐チームが行った後、大広間の戦場の中では星海坊主と綿月依姫が戦っていた。

 

 

依姫「これでも喰らえ!!」

 

 

星海坊主「刀の振り方が良いな。よほど良い教育をしていたようだな。」

 

 

依姫「これでも私は月の使者もやっている身だ。いつどんな時も鍛錬を忘れない!!」

 

 

星海坊主「そうか?お前は一つだけ鍛錬していない所は俺にはわかるぞ。」

 

 

依姫「・・・・・!!それは何だ!?」

 

 

星海坊主「それは心だな・・・。」

 

 

依姫「心だと・・・!!」

 

 

星海坊主「お前もしかして心に未練とかあるんじゃないか?」

 

 

依姫「未練か・・・。私は師匠から認めて欲しかったことかな?」

 

 

星海坊主「師匠ということは、あの竹林の医者か?」

 

 

依姫「そうだ。私は八意様に私の事を認めさせたかった。いつかあの人みたいに何でもできる人になりたかった。だが・・・。」

 

 

星海坊主「だが・・・?」

 

 

依姫「八意様は裏切り者の輝夜と共に、地上へと行った!!」

 

 

星海坊主「・・・・・。」

 

 

依姫「私は師匠を奪った輝夜を憎んだ!!だが、頭の中で憎んじゃいけないと思っていた。それも八意様の教えなのだからな・・・。と思った。」

 

 

星海坊主「それでお前はその憎しみが紅桜によって解放されたという事か?」

 

 

依姫「そうだ!!紅桜に切られたことによって、私は力が増した!!!こんな斬撃までできるとは思わなかった。そして、次はお前を切る!!!」

 

 

依姫は星海坊主に攻撃を仕掛けた。

 

 

依姫「あはははは!!これでも喰らえ!!」

 

 

星海坊主「くっ・・・!!」

 

 

依姫は星海坊主の片腕を切った。

 

 

依姫「やったぞ!!夜兎は腕さえなければ戦えないはず・・・へ?」

 

 

依姫が見たものは義手の腕だった。

 

 

依姫「なっ!?これは義手!?という事は・・・。」

 

 

そう予想通りだった。星海坊主は義手が無くてもピンピンしていた。

 

 

依姫「諦めてたまるか!!!ぐっ・・・!?」

 

 

その時、依姫の体が止まった。

 

 

依姫「これはどういう事だ!!」

 

 

依姫(心の中)「そうさせてたまるか!!これ以上、月人達や玉兎達を犠牲にしてはいけない!!だったら心の中で憎しみのお前を止めてやる!!!」

 

 

依姫「くそ!!まさか自分の心に反抗されるとは!?」

 

 

その時、星海坊主は察した。

 

 

星海坊主「なるほど。心の中では良心が憎しみを止めてるんだな。なら・・・!!」

 

 

星海坊主は依姫に攻撃することにした。

 

 

依姫「えっ・・・。一体、何を・・・?」

 

 

星海坊主「お前は少し眠ってろ!!!」

 

 

星海坊主は依姫に頭突きをした。

 

 

依姫「ふげぇ!?」

 

 

依姫は頭突きされ、気絶した。

 

 

星海坊主「やれやれ。女を頭突きするのはちょっとな・・・。でも、こうでもしないと洗脳は溶けそうにもないからな。」

 

 

星海坊主は依姫を安全な所へ運んだ。

 

 

星海坊主「あっ、伝言忘れてた。・・・まぁ、いいや後で。」

 

 

星海坊主は依姫を安全な所に置いた後、大広間で戦ってる奴等と共に、残りの洗脳している敵を倒しに行った。

 

次回予告 ラストバトル

 

                     特別長編第19話(46.5話)終わり

                     特別長編第20話(47話)に続く



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決戦!!紅桜戦!! ~前編~

どうも、土方です。ついにラストバトルです。前編と後編に分けます。それではどうぞ。

~お知らせ~

来年の1月1日はお休みします。1月8日は出しますので。


ここは大広間の奥の部屋、玉座室。そこには今回の異変の主犯”紅桜”と”鬼人正邪”がいた。彼女らは鳳凰達と銀時達が来るのを待っていた。

 

 

正邪「まだ来ないのか?」

 

 

紅桜「もうすぐ来るだろう。大広間からここに来るのは目と鼻の先だ。」

 

 

そして、玉座部屋のドアが開き、やっと・・・

 

 

鳳凰・銀時「待たせたな。紅桜!!」

 

 

紅桜「やっと来たか・・・。私に歯向かう愚か者どもよ!!!」

 

 

正邪「やれやれ。待ちくたびれたぞ!!!」

 

 

霊夢「あら?あなたは確かえ~と・・・誰だっけ?」

 

 

正邪「鬼人正邪だ!?輝新城異変を起こしたもう一人の主犯!!」

 

 

霊夢「あー、思い出した!?天邪鬼ね!!」

 

 

正邪「あの巫女・・・。忘れてやがった・・・。」

 

 

鳳凰「天邪鬼の事はどうでもいい!!紅桜!!お前は幻想郷、月の都、魔界の住民を洗脳し、そして、幻想郷を乗っ取ろうとした罪で、お前を討伐する!!!」

 

 

正邪「おい!!私はどうでもいいのか!?」

 

 

紅桜「ふふふ・・・。私を討伐するのか・・・。だが、お前達は一つ忘れている事があるぞ。」

 

 

紅桜は指をパチンとした。すると、玉座の後ろから洗脳した河童軍団と死神の軍団が現れた。

 

 

にとり「そんな!?まだ洗脳している奴等がいたのか!?」

 

 

小町「しかも彼岸の死神達も居る!!」

 

 

幽香「・・・・・。」

 

 

すると、藍は橙に接触感応をした。

 

 

藍(橙。紅桜は霊夢と魔理沙と鳳凰と銀時に任せよう。)

 

 

橙(河童達と死神達の方は?)

 

 

藍(そっちは私達でやる!!私は霊夢と魔理沙にこの事を話す。橙は鳳凰と銀時に話してくれ。そして、河童達と死神達が私達の方に来たら、私は霊夢と魔理沙を紅桜方に掴んで投げる。橙は鳳凰と銀時を掴んで投げてくれ。)

 

 

橙(・・・・・。わかりました。)

 

 

橙は早速、鳳凰と銀時にこの事を伝えに行った。

 

 

 

 

 

鳳凰「くそ!!まだ洗脳している奴等が居るなんて・・・!!」

 

 

銀時「これじゃ、紅桜の方に行けないぜ。」

 

 

こころ「それだけじゃないわ。天邪鬼も居る!!」

 

 

新八「ここを突破するにはどうしたら・・・!!」

 

 

すると、そこに橙が来た。

 

 

橙「鳳凰さん!!銀ちゃん!!そして、皆さん!!」

 

 

鳳凰「ん?どうしたんだ、橙?」

 

 

銀時「もしかして、何かあるのか!!」

 

 

橙「はい!!紅桜の方は鳳凰さんと銀ちゃん、そして、霊夢さん、魔理沙さんにお任せします。」

 

 

鳳凰「他には?」

 

 

その時、河童達と死神達は動きはじめ、鳳凰達と銀時達に襲い掛かろうとした。

 

 

藍「まずい!!もう襲い掛かって来た!!」

 

 

藍は霊夢と魔理沙を掴んだ。

 

 

魔理沙「えっ!?」

 

 

霊夢「藍!!一体何をするの!?」

 

 

藍「うおりゃぁぁぁ!!飛んでけ!!!」

 

 

藍は紅桜の方に霊夢と魔理沙を投げた。

 

 

霊夢・魔理沙「ふげ!!」

 

 

藍「よし成功だ!!あとは橙だけ・・・えっ!?」

 

 

藍は橙の方を向いた。

 

 

橙「重い・・・。」

 

 

鳳凰「橙!!一体何をやっているんだ!!!」

 

 

銀時「今は遊んでいる暇はねぇんだぞ!!」

 

 

橙「もう一つ作戦があるんです。銀ちゃんと鳳凰さんを紅桜の方に投げるんです。紅桜の討伐は鳳凰さんと銀ちゃん方に任せます!!!」

 

 

鳳凰「だったら早くしろ!!間に合わなくなるぞ!!!」

 

 

その時、神楽が橙に話しかけた。

 

 

神楽「橙。そいつら貸すよろし。」

 

 

橙「えっ?」

 

 

橙は銀時と鳳凰を神楽に渡した。

 

 

神楽「ようは紅桜の方に投げればいいアルな。」

 

 

鳳凰「神楽ちゃん・・・!?一体何をするの!?」

 

 

銀時「ちょっと何だか嫌な予感がするぞ・・・。」

 

 

橙「はい!!そうです!!」

 

 

神楽「じゃあ、バカ二人行くよろし!!」

 

 

神楽は鳳凰と銀時を紅桜の方に投げた。だが・・・

 

 

新八「ちょっとォォォォ!!神楽ちゃん!!投げすぎなんだけどォォォォ!!」

 

 

神楽「あっ。」

 

 

小傘「どうしたの?神楽ちゃん。」

 

 

神楽「間違ったアル。天邪鬼の方に投げたアル。」

 

 

銀時「おいぃぃぃぃ!!間違えるなぁぁぁぁ!!」

 

 

その時、鳳凰は良い事思いついた。

 

 

鳳凰「銀さん!!足を天邪鬼の顔の方に向けて!!私は腹の方を向けるから!!!」

 

 

銀時「そうか!!なるほど!!」

 

 

鳳凰と銀時は足を天邪鬼の方に向けた。

 

 

正邪「あれ!?ちょっと何を・・・!?」

 

 

鳳凰・銀時「吹っ飛べぇぇぇぇ!!!」

 

 

正邪「ぎゃあああああ!!!!」

 

 

天邪鬼は鳳凰と銀時の飛び蹴り攻撃に喰らい、そのまま戦艦の壁を突き抜けて、戦艦の外に吹っ飛んでいた。その衝撃で鳳凰と銀時は止まった。

 

 

鳳凰「よし。何とか止まったぞ・・・。」

 

 

橙「藍様!!少々ドタバタがありましたが、何とか作戦通りに行きました。」

 

 

藍「よし、これで大丈夫だな!!鳳凰と銀時と霊夢と魔理沙以外に告ぐ!!これより河童軍団と死神軍団と戦う!!洗脳を解くんだ!!!」

 

 

幽香「やれやれ。狐が考えそうな作戦ね・・・。」

 

 

銀時「おい!!お前等後は大丈夫なのか!?」

 

 

神楽「大丈夫アル!!」

 

 

新八「僕達がこれだけの軍団に負けないていう事は銀さんも知っているでしょ。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

銀時「お前等・・・!!」

 

 

鳳凰「こころ、メディ、小傘!!後は任した!!!無事でいてくれよ!!!」

 

 

小傘「うん!!任せて!!」

 

 

メディ「コンパロ!!」

 

 

こころ「私達はこんなので負ける事はないわ。だから、あなたは紅桜を必ず倒しなさい!!そして、分からしてあげなさい。人間の恐ろしさを!!!」

 

 

鳳凰「ああ、任しとけ!!!」

 

 

霊夢「それよりも藍、貴方達の方は大丈夫なの?」

 

 

藍「お前も知っているだろう。私達の実力を!!」

 

 

幽香「だから、貴方達は必ず紅桜を倒しなさい!!!」

 

 

小町「お前達に幻想郷の命運が掛かっているんだ。こっちは何とかしとくから。」

 

 

霊夢「・・・・・。」

 

 

魔理沙「霊夢。アイツ等は大丈夫だぜ!!!なんたってタフだからな!!」

 

 

霊夢「そうね・・・。」

 

 

鳳凰「じゃあ、さてと・・・。」

 

 

鳳凰、銀時、霊夢、魔理沙は紅桜の方に向き、それぞれ戦闘態勢になった。

 

 

紅桜「ほぅ、私と戦う気だな。なら・・・。」

 

 

紅桜は両手から剣みたいなものが出てきた。

 

 

鳳凰「うわ!!お前の体はどうなっているんだ!!!」

 

 

紅桜「私自身が刀だって知っているな。なら、これも朝めし前だ。」

 

 

紅桜も戦闘態勢になった。

 

 

紅桜「さてとお前等を片付けた後、後ろの奴等を掃除してやる!!!」

 

 

鳳凰・銀時・霊夢・魔理沙「やられるのはお前だ!!!!」

 

 

ついに、紅桜との闘いが始まった。

 

 

次回予告 殺られるのはお前だ!!

 

                       特別長編第20話(47話)終わり

                       特別長編第21話(48話)に続く



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決戦!!紅桜戦!! ~後編~

前回のあらすじ:紅桜との闘いが始まる!!

 

 

紅桜「これでも喰らえ!!」

 

 

紅桜は鳳凰の方に攻撃をした。

 

 

鳳凰「そうさせるかよ!!次符!!次元の壁!!」

 

 

鳳凰は紅桜の攻撃を防御した。

 

 

紅桜「ほう、なかなかやるな。結構な実力はあるようだな。」

 

 

鳳凰「それはどうも!!やれ!!銀さん!!」

 

 

銀時「うおりやゃゃぁぁぁ!!」

 

 

銀時は紅桜に攻撃をしようとした。だが・・・

 

 

紅桜「時符!!ザ・ワールド!!」

 

 

紅桜は消えた。

 

 

銀時「!?。これはまさか咲夜の技か!!」

 

 

その隙に紅桜は銀時に斬撃攻撃を時の中で使った。

 

 

紅桜「そして時間は動く!!」

 

 

銀時「ぐわあああぁぁぁぁ!!!」

 

 

銀時は攻撃され、体中傷だらけになった。

 

 

鳳凰「銀さん!!」

 

 

紅桜「よそ見している暇はないぞ。禁符!!レーヴァティーン」

 

 

紅桜は鳳凰に攻撃したが、鳳凰は避けた。

 

 

鳳凰「うわぁ!!なんだ!!誰の技だ!!」

 

 

魔理沙「今度はフランの技かよ!!」

 

 

霊夢「ということはレミリアの技も・・・!!」

 

 

紅桜「その通り!!紅符!!グングニル!!」

 

 

紅桜は鳳凰・銀時・霊夢・魔理沙に攻撃をした。

 

 

鳳凰・銀時・霊夢・魔理沙「うわああああ!!」

 

 

グングニルは爆発した。

 

 

紅桜「何だ?幻想郷の異変解決者てのはこんな実力なのか?」

 

 

魔理沙「くそ!!魔符!!マスタースパーク!!」

 

 

魔理沙はマスタースパークを放した。だが・・・

 

 

紅桜「こんな攻撃、私には通用しない!!」

 

 

紅桜はマスタースパークを切った。

 

 

魔理沙「そんな!?あいつ、マスタースパークを切りやがった!!」

 

 

鳳凰「なるほど。ビーム技は効かないていう事か!!」

 

 

霊夢「なら、私の技を喰らいなさい!!針符!!封魔針!!」

 

 

霊夢は攻撃したが・・・

 

 

紅桜「なんだ?この攻撃は?」

 

 

霊夢「そんな攻撃が全く通用しない!!」

 

 

鳳凰「くそ!!どんだけのバケモンだよ!!せめて、弱点さえあれば・・・ん?」

 

 

その時、鳳凰は紅桜の肩の方を見た。霊夢が使った針が刺さっていた。しかも、ヒビまで入っていた。

 

 

鳳凰「肩の方にヒビがある。そうか!!あいつは元々は付喪神になる前は刀だったんだ。だったら・・・。」

 

 

鳳凰は銀時と霊夢と魔理沙にこう言った。

 

 

鳳凰「霊夢、魔理沙!!紅桜の両肩にもう一回攻撃してくれ!!」

 

 

霊夢「えっ!!でもあいつはどんな攻撃でも効かないわよ!!」

 

 

鳳凰「いや!!あいつは弱点がある!!肩の針がその証拠だ!!」

 

 

霊夢・魔理沙・銀時は紅桜の肩を見て察した。

 

 

銀時「なるほど、そういうことか。」

 

 

魔理沙「とにかくわかったぜ!!魔符!!マスタースパーク!!」

 

 

霊夢「霊符!!夢想封印!!」

 

 

紅桜「言ったはずだ!!そんな攻撃通用するか!!!」

 

 

しかし、霊夢と魔理沙の技が肩に当たり、そして・・・

 

 

紅桜「!!??、そんなバカな!!!腕が取れた!!しかも再生できない!!!!」

 

 

霊夢「私の針は博麗の霊力付きよ!!そう簡単に再生できない!!!」

 

 

魔理沙「今だぜ!!鳳凰に銀さん!!」

 

 

鳳凰「行くぞ!!銀さん!!!」

 

 

銀時「あぁ!!行くぜ!!!」

 

 

鳳凰と銀時は紅桜に攻撃し始めた。

 

 

紅桜「やられてたまるか!!!」

 

 

紅桜は何とか腕を再生しようとした。だがもう間に合わない。

 

 

鳳凰・銀時「もう一回言うぞ。殺られるはお前だ!!!」

 

 

鳳凰と銀時は紅桜の体を刀で攻撃した。まるでクロス切りみたいなやり方で。

 

 

紅桜「ぐわああああ!!!」

 

 

紅桜は鳳凰と銀時の攻撃を喰らった!!!だが、銀時は紅桜の体が灰になってる事にに気付いた。

 

 

紅桜「ぐわあああ!!体が灰になっていく!!!」

 

 

銀時「おい!!これはどういう事だ!?」

 

 

鳳凰「私の次元刀は何でも切れる刀だ。だから、魂だって切れる。だが、今までは魂を切る事は止めていたからな。」

 

 

銀時「それはどういう事だ?」

 

 

鳳凰「魂を取る仕事は死神だ。だから、止めているんだ。」

 

 

銀時「なるほど、小町の仕事を取っちゃ駄目ていう事か。」

 

 

紅桜「鳳凰と言ったなお主!!」

 

 

鳳凰「何だ?」

 

 

紅桜「私はどうなる?」

 

 

鳳凰「魂ごと消滅するから、たぶん復活は無理だろう。」

 

 

紅桜「そうか・・・。だが、これでいい。」

 

 

銀時「どうい事だ!?」

 

 

紅桜「さっきも言ったが私は怨みの心がある。だが、一度だけ願ってたことはあった。」

 

 

鳳凰「それは何だ?」

 

 

紅桜「強い奴と戦う事だ。」

 

 

鳳凰・銀時「!!??」

 

 

紅桜「驚いているようだな。まぁ、それも無理もないか。私はそんな希望も抱いていた。強い心をもった人間とは何なのかを?その強さの源はとこから来るのかを?」

 

 

銀時「それが俺達という事か・・・。」

 

 

鳳凰「それで見つかったか。」

 

 

紅桜「あぁ・・・見つかった。それは何かを守りたいという思いだろう・・・。」

 

 

その時、紅桜はもうすぐ消滅する感覚を分かった。

 

 

紅桜「どうやら時間みたいだ・・・。」

 

 

鳳凰「そうか・・・。」

 

 

銀時「無事にあの世へ行けると良いな。」

 

 

紅桜「あぁ、そうだな・・・。」

 

 

そう言いながら紅桜は消滅していった。

 

 

銀時「何かを守りたい思いか・・・。俺は一度先生を守りたいという思いがあったな・・・。お前はどうなんだ・・・。」

 

 

鳳凰「私は今も昔も守りたい物は何一つ変わってはいない。これからも幻想郷の皆を守ることだ。」

 

 

銀時「ふっ・・・。俺も変わらない者は何一つ変わってないな。」

 

 

鳳凰と銀時はそう語っている中、紅桜が消滅した途端、船内や船の外に居る紅桜に洗脳した敵が、続々と倒れていき、洗脳が解けた。そして、異変が終わった。

 

次回予告 クロスオーバー編最終回

 

 

                       特別長編第22話(48話)終わり

                       特別長編第23話(49話)に続く



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鳳凰と銀時 ~クロスオーバー最終回前編~

どうも、土方です。クロスオーバー最終回前編です。それではどうぞ。


紅桜が起こした異変の翌日、鳳凰達と銀時達は灰になった紅桜の墓を作った。

 

 

鳳凰「こんなもんでいいだろう。」

 

 

銀時「おい。普通は墓石だよな?何で洋風なんだ?」

 

 

紅桜の墓は十字架で出来た墓だった。

 

 

鳳凰「い~や、こういう墓を作ってみたかったんだ。どうだ?」

 

 

銀時「まぁ、結構いいんじゃね。」

 

 

新八「紅桜さん。無事あの世へ行ってるといいですね。」

 

 

鳳凰「一つ言っておくが、消滅した魂はあの世へ行けるかわからん。まぁ、ここは幻想郷だ。行ける事もあり得るかもしれん。」

 

 

新八はちょっと笑った。するとそこに・・・

 

 

星海坊主「よっ、お前等。」

 

 

新八「星海坊主さん!!」

 

 

鳳凰「どうやらそいつだけじゃねえな。」

 

 

銀時「えっ?」

 

 

星海坊主の後ろには綿月依姫が居た。

 

 

新八「綿月依姫!!」

 

 

鳳凰「よっちゃん!!」

 

 

依姫「鳳凰・・・。その呼び名は止めてくれ・・・。」

 

 

銀時「お前も墓参りに来たのか?」

 

 

依姫「確か・・・、あなたの名は坂田銀時ですか?幻想郷の英雄の侍の?」

 

 

銀時「あぁ、そうだが・・・。って、英雄!?」

 

 

鳳凰「お前の名は幻想郷緑起に載ってるんだ。しかも、英雄てな。」

 

 

銀時「阿求か・・・。別に書かなくてもよかったんだがな・・・。」

 

 

依姫「あなたの噂は月までにも届いていました。必死に幻想郷を救おうとしていた所を。」

 

 

銀時「もしかして竹林の医者に聞いたのか?」

 

 

依姫「はい。八意様から聞きました。宇宙一バカな侍と。」

 

 

銀時「そうか・・・。」

 

 

鳳凰「そういえば、他の月人とお前の部下はどうした?」

 

 

依姫「他の月人と私の部下は八意様の所に身を隠していましたが、お姉様がこちらに迎えに来て、そのまま気絶したまま月へ帰りました。」

 

 

鳳凰「でも、気絶したまま帰ったんだろう。起きたらどういう事を話すんだ?」

 

 

依姫「一応は夢を見ていたて言います。もし、地上に居たて言ったら大騒ぎですから・・・。」

 

 

鳳凰・銀時「・・・・・。」

 

 

星海坊主「そういえば、神楽ちゃんは?鳳凰の方もいないが?」

 

 

鳳凰「アイツ等はお供え物取ってくるて言って、どっか行った。」

 

 

新八「それにしても遅いですね。一体どこまで行ったんでしょう・・・。」

 

 

神楽「お~い。銀ちゃん、新八。」

 

 

そこに神楽とこころ達が帰って来た。

 

 

鳳凰「おっ、帰ってきたか。」

 

 

小傘「ただいま。鳳凰。」

 

 

鳳凰「お帰り、小傘。お供え物持ってきた?」

 

 

メディ「もちろん持ってきたよ。」

 

 

神楽「じゃーん!!これアル!!」

 

 

定春が熊をくわえて持ってきた。そして、墓の方に置いた。

 

 

鳳凰・銀時・星海坊主・依姫・新八「・・・・・。」

 

 

神楽「これで良いアル?」

 

 

鳳凰・銀時「いや、良くねぇよォォォォ!!」

 

 

新八「何コレ!?熊!?どうやって取ってきたのォォォォ!!」

 

 

神楽「いや、大変だったアル。これを妖怪の山で取って来たのに苦労したアル。」

 

 

鳳凰「わざわざ妖怪の山に行って来たの!?しかし、普通は熊をお供えするか!?」

 

 

こころ「だって紅桜は強い者と戦いたかったんでしょ?」

 

 

メディ「だったらあの世でも強い奴と戦うから。」

 

 

小傘「だから熊をお供えする事にしたの!!」

 

 

新八「イヤイヤ!!普通は菓子類でしょ!?常識的に考えてみれば!!」

 

 

小傘「でも、早苗さんは「幻想郷には常識なんてありません」て言ってたよ。」

 

 

鳳凰「いや!!あいつは頭可笑しいだけだから!!」

 

 

銀時「ていうかどうやって熊を狩ったんだ?」

 

 

神楽「最初にメディスンに催眠ガスを攻撃し、その後に小傘が熊を驚かした後、私とこころで後ろから攻撃したアル。」

 

 

依姫「妖怪達もそうだが、夜兎の子供も熊を倒せるとはとんでもないな?」

 

 

星海坊主「まぁ、夜兎は戦闘民族だからな。子供でも朝飯前だ。熊を倒すのは・・・。」

 

 

依姫「なるほど・・・。」

 

 

鳳凰「そうだよっちゃん。今夜宴会に来ないか?人里でやるけど。」

 

 

依姫「えっ?」

 

 

銀時「異変解決したら、幻想郷では宴会が当たり前だろう。」

 

 

依姫「それはそうだが・・・。私は月人だから・・・。」

 

 

鳳凰「何言ってんだ?彼岸の連中はいつも宴会に来てるぜ?お前もきっと大丈夫だ・・・。」

 

 

依姫「・・・・・。」

 

 

星海坊主「まぁ、参加しよう。宴会は楽しものだ。」

 

 

依姫「そうですね・・・。」

 

 

鳳凰「じゃあ、今夜な!!」

 

 

星海坊主と依姫は宴会に参加する事になった

 

                         特別長編最終回~前編~終わり

                         特別長編最終回~後編~に続く 



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鳳凰と銀時 ~クロスオーバー最終回後編~

どうも、土方です。今回でこのクロスオーバーも完結です。それではどうぞ。


ここは人里の入り口辺り。鳳凰達と銀時達は依姫と星海坊主を待っていた。ちなみに現在は夕方です。

 

 

新八「遅いですね。」

 

 

メディ「確かに遅い。」

 

 

鳳凰「いや、もうそろそろ来るだろう。」

 

 

銀時「おっ、来たな。」

 

 

そして、やっと依姫と星海坊主と永遠亭の連中が来た。

 

 

依姫「すまない。遅れてしまった。」

 

 

星海坊主「待たせたな。」

 

 

永琳「お待たせしたわね。」

 

 

銀時「いや、大丈夫だ。」

 

 

鳳凰「まあ、宴会はもう始まってるけどな。」

 

 

星海坊主「えっ、もう始まってるのか?」

 

 

神楽「もう2時間前に始まってるアル。」

 

 

鳳凰「まあ、萃香さんは宴会の準備が早いからな。宴会の準備が終わった後すぐに始まったぞ。」

 

 

鈴仙「宴会の会場は人里のどこですか?」

 

 

鳳凰「人里の広場だ。ほらいつも商店とか色んな店がある所だ。」

 

 

銀時「じゃ、そこに向かうか。」

 

 

鳳凰達と銀時達と永遠亭の連中と依姫と星海坊主は宴会会場に移動した。

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「おっ、やってるやってる。」

 

 

銀時「盛り上がってるな。」

 

 

現在、宴会会場は結構盛り上がっていた。特に酒と料理の量が半端ない程ある。そして、ステージではプリズムリバー三姉妹とミスティアと響子のコンサートがやっていた。

 

 

橙「銀ちゃん!!こっちこっち。」

 

 

銀時「今行くぞ。橙。」

 

 

鳳凰達と銀時達は橙の所に行った。

 

 

藍「やれやれこっちはもう大変な事になっていた。」

 

 

新八「えっ?どんな事ですか?」

 

 

紫「萃香と勇儀達が天狗達と一緒に飲んでる事は知ってるでしょ。」

 

 

鳳凰「あぁ・・・、師匠達が天狗にアルハラしてる所か・・・。」

 

 

藍「あの後、天狗達がゲロ吐きまくって、あたりに酸っぱい匂いが漂った。匂いを消すにも時間が掛かった。」

 

 

こころ「でしょうね・・・。」

 

 

紫「それはそうと・・・。」

 

 

紫は依姫の方に向いた。

 

 

紫「月の都の使者”綿月依姫”。今回は大変でしたね。」

 

 

依姫「あぁ、まさか自分が洗脳するなんて思わなかった。今回は済まないと思ってる。」

 

 

紫「いえ、あなたは別に悪くないわ。だって洗脳されてたんなら仕方ないじゃない。」

 

 

依姫「そうだが・・・。」

 

 

永琳「まぁ、今回はそうしておきましょう。」

 

 

依姫「そうですね・・・。」

 

 

鳳凰「ところで話が変わるんだが、霊夢達は?」

 

 

藍「霊夢ならあっちだ。」

 

 

藍が指刺した方向を見ると霊夢達が居た。

 

 

鳳凰「おーい。霊夢。」

 

 

霊夢「鳳凰。こっちよ。」

 

 

鳳凰達と銀時達は霊夢の所に行った。

 

 

鳳凰「どうやら飲んでいるみたいだな。」

 

 

霊夢「当たり前よ。今の内にいっぱい飲んで食べないとこの先生きていけないもの。」

 

 

銀時「そんなに金がないのか・・・。」

 

 

新八「しかし幻想郷の宴会は楽しそうですね。何だかこっちも楽しくなってきますね。」

 

 

魔理沙「そうだぜ。宴会はたのしいもんだ!!」

 

 

アリス「まぁ、飲み過ぎて吐く奴もいるけど・・・。」

 

 

鳳凰「あれ?神綺は居ないの?」

 

 

アリス「お母様なら、今回の異変の後始末をしているわ。魔界の住民も洗脳しているからね。だから宴会には来れないわ。」

 

 

鳳凰「あっちも同じか・・・。」

 

 

アリス「えっ?どういう意味?」

 

 

鳳凰「妖怪の山も今回の異変の後始末に追われてる。天魔も忙しそうにしている。」

 

 

アリス「お互い大変そうね・・・。」

 

 

鳳凰「そうだな・・・。」

 

 

ドゴーン!!!

 

 

銀時「何だこの爆発は!?」

 

 

鳳凰達と銀時達が爆発した所を見ると・・・

 

 

レミリア「ククク、久しぶりね。依姫・・・。」

 

 

依姫「お前はレミリア・スカーレット!!」

 

 

レミリア「あの時は凄い屈辱と恨みをもらったわ。だからここで晴らさせてもらうわ!!」

 

 

依姫「また同じ目に会いたいのか・・・!!」

 

 

レミリア「今回は違うわ。フラン!!」

 

 

フラン「お姉様。こいつ壊してもいいの?」

 

 

レミリア「えぇ、ぞんぶんに壊しなさい。」

 

 

フラン「フフフ!!存分にかわいく壊してあげる・・・。」

 

 

依姫「・・・・・。」

 

 

フラン「さぁ、覚悟・・・え?」

 

 

フランの目の前に星海坊主が現れた。

 

 

星海坊主「お嬢ちゃん。暴れるのは止めなさい。さもないと殺しちゃうぞ。」

 

 

そして、フランは怯え・・・

 

 

フラン「うわああああ!!この人怖いよ!!!」

 

 

そして、美鈴の所に逃げて行った。しかも泣きながら。

 

 

レミリア「ちょっと、フラン!!」

 

 

ガシィ!!

 

 

レミリア「へ?」

 

 

レミリアは後ろに振りかえると・・・

 

 

聖「レミリアさん。人里では戦闘行為は禁止ですよ。何でこんな事をしているんですかね?」

 

 

レミリア「え~と・・・。」

 

 

聖「南無三!!」ドーーーン

 

 

レミリアは聖の攻撃に当たり。岩盤みたいな倒れ方をした。そこに咲夜が来た。

 

 

咲夜「お嬢様!!大丈夫ですか!!!よくもお嬢様を・・・。」

 

 

聖「咲夜さん。この吸血鬼はもうちょっと教育をしてください。しないとどうなるかわかりますね・・・。」

 

 

咲夜「すいませんでしたァァァァ!!!」

 

 

そして、咲夜はレミリアを抱きかかえそのまま去っていた。

 

 

星海坊主「サンキュー、金髪の奴の方で手一杯だったから助かった。」

 

 

聖「いえいえ、人里で戦闘するのは禁止ですから注意しただけです(物理)。」

 

 

星海坊主「そうか。」

 

 

銀時「サンキュー。聖。」

 

 

聖「もしかして銀さん!!!お久しぶりですね。」

 

 

銀時「あぁ、久しぶりだな。」

 

 

新八「どうも、こんにちは。」

 

 

神楽「こんにちはアル。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

聖「もしかして貴方達が銀さんの仲間の新八と神楽と定春ですか?」

 

 

新八「はい。そうですが?」

 

 

聖「結構かわいいですね。」

 

 

新八と神楽は照れた。

 

 

新八「いやいや。」

 

 

神楽「確かにかわいいアルけど。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

依姫「ありがとうございます。助けてくれて・・・。」

 

 

聖「いえいえ。困ってる人を助けるのは当たり前ですよ。」

 

 

鳳凰「聖。お久しぶりですね。」

 

 

聖「お久しぶりですね。鳳凰さん。」

 

 

小傘「聖さん。他の皆は?」

 

 

聖「他は異変の時に腰打って寝込んでしまって出れなくなりました。」

 

 

こころ「そうなんだ・・・。」

 

 

するとそこへ射命丸とはたてと椛が来た。

 

 

文「鳳凰様!!助けてください!!」

 

 

鳳凰「どうしたんだ?」

 

 

はたて「伊吹様や星熊様達のアルハラは大変なんです。」

 

 

椛「だから助けてください!!!」

 

 

鳳凰「わかった。何とか・・・。」

 

 

鳳凰は勇儀と萃香の方を見て「これは無理だ。」と察した。

 

 

鳳凰「お前らに酔わない次元を与えよう。」

 

 

鳳凰は射命丸達に酔わない次元を与えた。

 

 

文・はたて・椛「ありがとうございます!!」

 

 

射命丸達はそのまま鬼たちの所に戻った。

 

 

銀時「おい。本当に大丈夫なのか・・・?」

 

 

鳳凰「大丈夫だ。骨は拾うから。」

 

 

新八は射命丸達の方を再び見たら、3人とも倒れた。

 

 

新八「いや!!全然大丈夫じゃないんですけどォォォォ!!」

 

 

鳳凰「大丈夫だ。アイツ等メンタル強いから!!」

 

 

星海坊主「本当に大丈夫か?あれ?」

 

 

その時、また爆発音が聞こえた。

 

 

藍「風見!!今日こそ決着をつけてやる!!!」

 

 

幽香「望むところよ!!今度こそあの世へ送ってあげるわ!!!」

 

 

橙「藍様!!止めてください!!!」

 

 

にとり「幽香も止めなよ!!ここは人里だよ!!」

 

 

小町「あぁ、映姫様に叱られる!!!」

 

 

新八「ちょっとォォォォ!?あっちで藍さんと幽香さんが喧嘩していますよォォォォ!!!」

 

 

銀時「そうだった!!!あいつら殺したい程仲悪いんだった!!!」

 

 

紫「・・・・・。もうこのまま始めちゃいましょう。」

 

 

依姫「えっ!?いいのかあれ?」

 

 

紫「後であの2人には罰を与えるから大丈夫よ。」

 

 

星海坊主「いいのかそれで・・・。」

 

 

紫「じゃ、鳳凰お願い。」

 

 

鳳凰「じゃ、今回の異変お疲れ様でした。」

 

 

鳳凰達と神楽と星海坊主と依姫と永遠亭の連中「お疲れ様でした!!!」

 

 

銀時・新八「何も無かったのように始まったァァァァ!!!」

 

 

こうして、鳳凰達と銀時達は食べまくり、そして飲みまくり、楽しく騒がしい宴会だった。

 

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

 

銀時達と八雲一家は寺小屋の2階にある何でも屋”鳳凰”に泊まった。ちなみに星海坊主と依姫と永遠亭の連中も泊まった。そして・・・

 

 

星海坊主「じゃ、俺は月経由で帰るわ。」

 

 

鳳凰「もう帰るんですか・・・。」

 

 

星海坊主「俺は月からのルートでここに来たからな。こっちから帰らないと問題になるしな。」

 

 

銀時「頭のつるつるも治せよ。」

 

 

星海坊主「余計なお世話だ!!」

 

 

神楽「パピィ・・・。」

 

 

星海坊主「神楽ちゃん。いつものように手紙だしてくれよな。俺はいつもそれで元気もらってるからな。」

 

 

神楽「うん!!」

 

 

依姫「では行きましょう。星海坊主さん。」

 

 

永琳「帰りは永遠亭から行ってね。」

 

 

星海坊主「それじゃ。」

 

 

鳳凰達「ありがとう!!星海坊主さん!!!」

 

 

鳳凰達は手を振りながら永遠亭の連中と依姫と星海坊主を見送った。

 

 

紫「さて次は銀時。貴方達の番よ。」

 

 

紫は銀時の世界に通じるスキマを開いた。

 

 

鳳凰「紫。ちょっと良いか?」

 

 

紫「何かしら?」

 

 

鳳凰「銀時の世界の情報を良いか?」

 

 

紫「・・・・・。いいわよ。」

 

 

鳳凰はスキマに手を突っ込んだ。

 

 

鳳凰「銀時の世界の情報、完了!!」

 

 

銀時「おい。俺の世界の情報調べたのか?」

 

 

鳳凰「あぁ、ちょっとな・・・。」

 

 

鳳凰(これは驚いた。まさか、私が異界で2年間修業した場所が銀さんの世界だったなんて・・・。)

 

 

紫「じゃあ、いいわね・・・。」

 

 

銀時「あぁ、俺達は俺達の世界に帰る。」

 

 

新八「皆さん。色々ありがとうございました。」

 

 

神楽「ありがとうアル。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

藍と橙が銀時達の前に来た。

 

 

橙「銀ちゃん。あの時の約束ちゃんと守るよ!!!」

 

 

藍「だからあっちの世界でも元気でな。」

 

 

銀時「あぁ・・・!!」

 

 

小傘は神楽にある物を渡した。

 

 

小傘「あの。神楽ちゃんこれ・・・。」

 

 

神楽「これは風呂の桶アル。」

 

 

メディ「これは小傘が作ったの。」

 

 

こころ「だから大切にしてね。永遠亭で遊んだ時に思い出して作ったの。」

 

 

小傘「だからわちき達の事忘れないでね・・・。」

 

 

小傘達は泣きながら言った。そして神楽は小傘達に抱きつきこう言った。

 

 

神楽「お前等泣くなよ。こういう時は・・・。」

 

 

小傘・こころ・メディ「こういう時は?」

 

 

神楽「笑ってさよならを言うアル!!!」

 

 

小傘「・・・・・。そうだね!!!」

 

 

こころ「こういう時は笑う方が良いよね!!」

 

 

メディ「コンパロ!!」

 

 

神楽とこころ達は笑った。

 

 

鳳凰「銀さん。」

 

 

銀時「何だ?」

 

 

鳳凰「あなたはそのまま自分の武士道に信じて進んで下さい。それは貴方にとって正しい道しるべです。」

 

 

銀時「お前も自分の武士道を信じて進めよ。そうしないと後ろに居る奴が心配するぞ。」

 

 

鳳凰「あぁ、分かってる。」

 

 

銀時「お前も元気でな。」

 

 

鳳凰「銀さん。アンタは最高でバカな侍だよ。」

 

 

銀時「お前もだ。幻想郷で雄一のバカな侍だよ。」

 

 

鳳凰・銀時「フっ・・・!!」

 

 

新八「何だかあの2人似てますね。」

 

 

藍「まぁ、結構似てるな。仲間を思う所がな。」

 

 

鳳凰「じゃあ、新八君。メガネ割るなよ。」

 

 

新八「わかりました・・・ってなんでメガネの心配するのォォォォ!?」

 

 

全員「アハハハハハ!!!」

 

 

そして、銀時達はスキマの方に向かった。

 

 

銀時「じゃあな、元気でな。」

 

 

新八「皆さんさよなら!!!」

 

 

神楽「さよならアル。」

 

 

定春「ワン!!」

 

 

鳳凰「さよなら銀さん。」

 

 

小傘「あっちでも元気でね。」

 

 

こころ「絶対忘れないから!!」

 

 

メディ「コンパロ!!」

 

 

紫・藍・橙「・・・・・。」ニコ

 

 

銀時達はスキマの中に入り、元の世界へと帰って行った。

 

 

紫「行ったわね。」

 

 

鳳凰「あぁ、面白い奴だった。」

 

 

こころ「鳳凰。あなた口調が変わってない。」

 

 

鳳凰「あっ、本当だ。銀さんの口調が移ったかな?」

 

 

メディ「マダオにならないでね。」

 

 

鳳凰「マダオになるかボケェが!!!」

 

 

全員「アハハハハハ!!」

 

 

鳳凰「ハハハハハ!!!」

 

 

鳳凰は銀時達と出会い少し成長したのであった。

 

 

橙「あれ?そういえば天邪鬼は?」

 

 

全員「あっ。」

 

 

 

 

 

一方、その頃鬼人正邪は・・・

 

 

正邪「誰か助けてくれェェェェ!!!」

 

 

妖怪の山の崖の間に挟まっていた。

 

 

                           特別長編最終回後編終わり

 

          特別長編 東方白夜叉とクロスオーバー ”完”

 




どうも、土方です。無事に東方白夜叉と東方鳳凰屋のクロスオーバーが完結しました。これも、読んでくれた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。まさか、こんな長編になるとは思いもしませんでした。これも皆さんとほぎゃおさんのおかげです。そして、ほぎゃおさん。東方白夜叉とクロスオーバーを許可してくれてありがとうございました。ほぎゃおさんにはいろいろ感謝しています。それではありがとうございました。なお、東方鳳凰屋は続きます。これからも鳳凰の活躍にご期待ください。


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日常編2
いたずら兎には気を付けろ!!


どうも、土方です。またいつもの普通の東方鳳凰屋に戻ります。なお、時系列はこうなります。

東方白夜叉とクロスオーバー→番外編 東方思考戦車とクロスオーバー→最新話になります。

ちまたでは東方人気投票がありますね。皆さん絶対に霊夢に投票しましょう。そして、今回の話は茨歌仙のネタも入ります。それではどうぞ。


鳳凰「はぁ~?兎を探して欲しい?」

 

 

鳳凰がいつものように事務所でのんびりしていると寺小屋の子供達が兎を探して欲しいていう依頼が来た。

 

 

寺小屋の子供A「お願い!!兎を探して!!僕達が買っている寺小屋の兎を探して欲しいんだ。」

 

 

寺小屋の子供B「慧音先生から聞いたんだ。ここに依頼すれば絶対解決してくれるって。」

 

 

鳳凰「それはいいけど・・・。何で兎を飼ってるんだ?そもそもここに兎飼ってるて聞いてねぇぞ。」

 

 

小傘「鳳凰知らないの?今、人里では兎がペットとして飼うことが流行っているんだよ。この前、確か慧音さんも寺小屋の教育の一環として兎5匹ぐらい、寺小屋に買ったらしいよ。」

 

 

寺小屋の子供A「そうなんだ!!だけどその兎が小屋から脱走したんだ。しかも、穴掘って!!」

 

 

鳳凰「そりゃそうだ。兎は穴掘りの名人なんだ。どうして、小屋の周りに石を埋めなかったんだ?」

 

 

寺小屋の子供B「僕達も慧音先生も兎飼った事無いから、ただ、小屋に入れればいいかと思って・・・。」

 

 

鳳凰「たく、しょうがねぇなぁ。わかったよ。その代わり報酬はもらうぞ。」

 

 

寺小屋の子供達「ありがとう。あっ、そうだ。あの兎達いたずらが得意だから気を付けてね。」

 

 

鳳凰達「えっ?」

 

 

 

 

 

 

それから、鳳凰達は人里のあちこち探した。だが、上手く見つかんなかった。

 

 

鳳凰「そっちはどうだった?」

 

 

小傘「駄目!!広場の方や裏路地の方も探したけど見つかんなかった。」

 

 

こころ「こっちもメディスンと一緒に商店方面にも探したけど駄目だった。」

 

 

メディ「コンパロ・・・。」

 

 

鳳凰「こっちは聞き込みもしたけど、大した情報は無かった。」

 

 

小傘「どうしよう・・・。見つかんなかったら子供達がかわいそう・・・。」

 

 

鳳凰「たく、どこにいるのやら・・・」

 

 

???「あら、鳳凰じゃない。」

 

 

鳳凰の目の前に現れたのは、シニョンキャップを2つ付けていて、服装はピンクで仙人の服装みたいな奴、そして、何より片方の腕が包帯でぐるぐる巻きになっている。そして、鳳凰も知っている。そう彼女の名は茨木 華扇。妖怪の山に住んでいる仙人である。

 

 

鳳凰「おやおや、ピンク仙人が何しにここへ?」

 

 

華扇「誰がピンク仙人よ!!それよりもここで何しているの?」

 

 

鳳凰「仕事だよ。寺小屋の子供達が兎5匹探して欲しいていうから・・・って、お前の抱いている兎は!!」

 

 

鳳凰は華扇が兎を抱いている所を見た。

 

 

華扇「この兎?私が飼っている兎よ。」

 

 

鳳凰「何だ違うのか・・・。ちなみにどこで買ったんだ?」

 

 

華扇「妖怪兎の所よ。」

 

 

鳳凰「なるほど、人里の奴等は妖怪兎から買ったのか。しかし、どこに居るんだ?」

 

 

華扇「きっとその辺に居るわよ。案外簡単に見つかるんじゃない?」

 

 

鳳凰「あっちこっち探したんだぜ。簡単にみつかるわけが・・・」

 

 

すると鳳凰の目の前に兎3匹が現れた。

 

 

鳳凰とこころ達「簡単に見つかったァァァァ!!」

 

 

鳳凰達は兎3匹を捕まえようとした。

 

 

鳳凰達「よっしゃー!3匹GET・・・ってうわぁぁぁぁ!!」

 

 

まんまと兎達のいたずらにはまった。鳳凰達は兎達が作った落とし穴に落ちた。兎は鳳凰達が落ちたのを確認すると、逃げようとした。だが・・・

 

 

鳳凰「次符!!次元の壁!!」

 

 

兎達は四方八方に逃げられなくなった。なぜなら鳳凰が次元の壁を作ったからだ。

 

 

鳳凰「よし、これで逃げれねぇだろう。」

 

 

 

 

 

 

兎達は鳳凰が作った特製の次元出来たゲージに入れられた。

 

 

鳳凰「これであと2匹だな。報酬で今夜はたんまり良いものが食えるぞ。」

 

 

その時、兎達は悲しそうな目をしてこっちを向いた。

 

 

小傘「ねぇ、鳳凰!!この兎達悲しそうな目をしているよ。」

 

 

鳳凰「あっ、本当だ。安心しろお前達を食うんじゃないからな。」

 

 

こころ「いや、そんなこと言わないの!!逆に怯えるわ!!!」

 

 

メディ「大丈夫だよ。食わないから。」

 

 

華扇は兎達を見てはっとわかった。

 

 

華扇「この子達なんか助けてほしい目をしているわよ。」

 

 

小傘「えっ!!どうしてわかるの!?」

 

 

鳳凰「あっ、そうか。お前は動物の言葉とかわかるんだよな。」

 

 

華扇「そうよ。試しに私が聞いて見るわ。」

 

 

華扇は兎達に残りの2匹の兎を聞いてみた。そしたら・・・

 

 

華扇「大変だわ。」

 

 

鳳凰「何が大変だよ?」

 

 

華扇「残り2匹は博麗神社に居るわ!!しかも、霊夢は兎鍋にするそうよ!!!」

 

 

鳳凰達「な、なんだってー!」

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃博麗神社の厨房では霊夢が兎を切ろうとする所だった。

 

 

霊夢「アンタ達には罪は無いけど、こっちも生きるのに必死なのよ。だから、アンタ達を食うわよ。」

 

 

兎達は怯えていた。今、霊夢に食われる事を。

 

 

霊夢「さぁ、私の為に死になさい!!」

 

 

兎達はもうダメ。そう思った。その時・・・

 

 

鳳凰・華扇・こころ達「ちょっと待ったァァァァ!!!」

 

 

鳳凰達と華扇が厨房のドアを突き破り入ってきた。

 

 

霊夢「何よ!!アンタ達!?これから兎を食おうとしてたのに!!」

 

 

鳳凰「だから何も知らないで食う奴が居るか!?その兎は寺小屋で飼っている兎だ!!その証拠にほら!!」

 

 

鳳凰は写真を取り出した。その写真には兎の爪には模様がある。霊夢は兎の爪を確認した。

 

 

霊夢「確かに写真の模様と同じだわ。でも、食用じゃないの?」

 

 

鳳凰「食用じゃないわボケェ!!」

 

 

華扇「とにかくその兎を返しなさい!!」

 

 

霊夢「嫌よ。こっちも生きるのに必死なのよ。」

 

 

華扇「こうなったら力付くでも・・・」

 

 

鳳凰「待って、華扇。私がやる。」

 

 

こころ「ちょっと鳳凰!?」

 

 

鳳凰「霊夢、兎返してくれ。これは子供達が出した依頼の仕事なんだ。報酬でご馳走してやるから。」

 

 

霊夢「・・・・・。わかったわよ。返してやるわ。その代わりご馳走させてね。」

 

 

華扇・こころ達「・・・・・。」

 

 

華扇とこころ達は霊夢は食い物に釣られやすいということがわかった。

 

 

華扇「ところでよく飼ってる兎に模様が付いてるってわかったわね。」

 

 

鳳凰「メディから教えてもらったんだ。飼ってる兎には爪に模様が付いてるってさ。」

 

 

華扇「なるほどね。」

 

 

 

 

 

 

 

それから、無事に兎5匹を無事に連れて寺小屋に帰った。

 

 

寺小屋の子供達「ありがとう!!鳳凰!!」

 

 

鳳凰「どういたしまして。」

 

 

慧音「私からも礼を言うよ。今回はありがとう。」

 

 

鳳凰「仕事だからな。これが当たり前だよ。次は脱走出来ないように小屋の周りに石埋めとけよ。」

 

 

慧音「あぁ、そうするよ。また、霊夢に兎を取ろうとするからな。」

 

 

慧音は霊夢の方を向いた。

 

 

霊夢「何よ?もう取らないわよ。」

 

 

慧音「いや、お前の場合は空腹になったら、事情も知らずに兎を食おうとするからな。」

 

 

華扇「そうよ。霊夢。今回は反省しなさいよ。」

 

 

霊夢「あら、兎を食って何が悪いのよ?」

 

 

慧音「駄目だこりゃ。」

 

 

鳳凰「こいつになに言っても無駄だ。ところで報酬は?」

 

 

慧音「あぁ、報酬はバーベキューだ。今回は頑張ってくれたからな。」

 

 

こころ達「やったー!」

 

 

鳳凰「華扇も食うか。」

 

 

華扇「えっ?私も良いの?」

 

 

鳳凰「何言ってんだ?みんなで食う方が楽しいだろう。」

 

 

華扇「・・・・・。そうね。」

 

 

霊夢「私の分もある?」

 

 

鳳凰「・・・お前も奢ってやるから安心しろ。」

 

 

慧音「じゃあ、今日はみんなでバーベキューだ!!」

 

 

鳳凰達と寺小屋の子供達「おーーーー!!」

 

 

鳳凰達と華扇と霊夢と寺小屋の子供達はバーベキューをすることになった。その日は月も出ていて月を見ながらバーベキューをしたそうだ。

 

                                第52話終わり

                                第53話に続く

 

次回予告:人気投票ネタをやります。

 



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人気投票の結果の日は修羅場だ!!

みなさん、今回の人気投票の結果はどうでしたか?今回はその話です。それではどうぞ。


鳳凰「今年もこの時期が来たか・・・。」

 

 

鳳凰は「文々。新聞。」を見てた。そう今年も人気投票の時期が来たからである。そして、今日は結果発表の日。幻想郷の連中はそれを自慢し、もう口で言えない程山ほどある。

 

 

鳳凰「さて、こころ達はどういう反応するのかな?おっ、早速来たか・・・。」

 

 

鳳凰の予想通り早速、こころ達が来た。

 

 

ガラガラ

 

 

小傘「鳳凰!!新聞見た。わちき今回19位だよ!!前回より3つ上がってた!!」

 

 

鳳凰「あぁ、知ってるよ。新聞見たから。」

 

 

こころ「小傘はいいね・・・。私は前回15位だったのに、今回は16位だよ・・・。」

 

 

メディ「私なんて今回も80位台だよ・・・。」

 

 

小傘「こころ、メディ。そんなに落ち込まないで。」

 

 

鳳凰「そうだぞ。今年からはベストパートナー部門があったぞ。調べてみたらお前等はベストパートナー部門では、小傘とメディ、小傘とこころ、こころとメディのパートナーの名前があったぞ。結構、上位の方だぞ。」

 

 

小傘「やったー!!私達は仲良しだから入ったんだね!!」

 

 

こころ「やっぱり小傘とメディの名前が入ると嬉しいわ。」

 

 

メディ「鳳凰は?」

 

 

鳳凰「私は作者のオリキャラだから、人気投票なんて関係ないもん。」

 

 

小傘「ちょっとメタいよ・・・。」

 

 

鳳凰「ていうか順位あって幸せなのかな?」

 

 

こころ「えっ、それどういう意味?」

 

 

鳳凰「人気投票てさ上がったり下がったりする奴いるじゃん。まぁ、3位から1位までは変わらないけど・・・。下がった奴は落ち込むし、逆に上がった奴には恨みを持つ。上がった奴は自慢するし、見下したりする。それだったら順位ないほうが良いんじゃない・・・。」

 

 

小傘「それも一理あるけど・・・。」

 

 

こころ「でも投票する人は東方が好きていう事じゃない。好きだから投票するんじゃない。」

 

 

鳳凰「まぁ、それも一理あるか・・・。」

 

 

ピンポン

 

 

鳳凰「おっ。誰か来たな。」

 

 

鳳凰は早速玄関に行った。

 

 

鳳凰「はい。どちら様です?」ガラガラ

 

 

魔理沙「よっ、鳳凰。いきなりで悪いんだけど、ここに隠れてもいいか?」

 

 

鳳凰「良いけど・・・。どうしたんだ?」

 

 

魔理沙「ほら、今回は私は2位だぜ。あっちこっちで視線が痛くてさ・・・。」

 

 

鳳凰「なるほど。お前はいつも上位だからな。まぁ、入れ。」

 

 

魔理沙「サンキューだぜ。」

 

 

魔理沙は何でも屋”鳳凰”の事務所に入っていた。

 

 

 

 

 

魔理沙「ふぅー、やっぱりお茶が最高だぜ。これ誰が入れたんだ。」

 

 

小傘「あっ、それわちき。」

 

 

魔理沙「小傘が入れたのか?結構おいしいぞ。」

 

 

小傘「いつも鳳凰がお茶屋に行って、良い茶葉を買ってくるの。だからおいしいんだよ。」

 

 

魔理沙「なるほど。それで霊夢が入れる茶葉よりおいしいて言う事か。」

 

 

こころ「あそこは何回も同じ茶葉を使ってるからね・・・。」

 

 

鳳凰「あっ、そういえば魔理沙。聞きたかった事があったんだけど、前々回の霊夢の順位が変動したじゃん。あの時大変だったのか?」

 

 

魔理沙「あぁ、霊夢がショックを受けて、こいしをこの世から抹殺しようとした事件か。」

 

 

鳳凰「はぁ?事件?」

 

 

魔理沙「そうだぜ。前々回の結果発表の後、霊夢はこいしを抹殺しようとしたんだ。霊夢は地底ごとこいしを消滅しようとしたんだ。地底にこいしが居る時間を狙って爆弾を仕掛けたんだ。だけどその日は映姫が居てさ。バレて霊夢は映姫に説教されたんだ。もし次に同じ事したら地獄行きだって言ってたらしいぞ。」

 

 

鳳凰「よかったな。今回は霊夢が一位で・・・。」

 

 

魔理沙「だな・・・。」

 

 

ピンポン

 

 

小傘「また誰か来たみたいだよ。」

 

 

鳳凰「しゃねーな。また私が出るわ・・・。」

 

 

鳳凰はまた玄関に行った。

 

 

 

 

 

 

しばらくして、鳳凰が戻って来た。

 

 

小傘「鳳凰誰だったの?」

 

 

鳳凰「小町だった。」

 

 

魔理沙「小町が?何でここに?」

 

 

鳳凰「どうやら今回の小町の順位は66位だったんだ。」

 

 

こころ「確か彼女の前回の順位は60位・・・あっ。」

 

 

鳳凰「こころ察しの通りだ。小町は今回60位なった易者を探している・・・。しかも易者を殺して、力ずくで60位を取り戻そうとしている・・・。」

 

 

メディ「やっぱり。」

 

 

魔理沙「その小町はどうした?」

 

 

鳳凰「私が知らんて言ったらどっか行った。恐ろしい顔してな。」

 

 

こころ・小傘・メディ・魔理沙「・・・・・。」

 

 

鳳凰「お前等。霊夢や小町みたいに殺して順位奪おうとするんじゃないぞ・・・。」

 

 

こころ・小傘・メディ・魔理沙「うん、わかった(ぜ)。」

 

 

その日、小町は映姫に説教された。その後、誰も小町の順位の話はしなくなった。

 

                                第53話終わり

                                第54話に続く



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天魔の依頼 ~前編~

天魔「確かこの辺りのはずなんですけど・・・。」

 

女は頭にキャップハットの帽子をかぶり、眼鏡をかけ、服装は女性らしい恰好。

変装している女の名は妖怪の山の天狗の指導者「天魔」である。

現在、彼女は鳳凰に依頼しに行く所である。

 

天魔「ありました。ここが何でも屋”鳳凰”。確か寺小屋の2階にあるて射命丸が言ってましたね。」

天魔は寺小屋の2階に続く階段を上がっていった。

 

ピンポン!!

 

天魔「すいません。誰か居ませんでしょうか。」

 

天魔はインターホンを押した後、誰かがドアを開けた。

 

小傘「はい。どなたでしょうか・・・。」

天魔「すいません。依頼しに来たんですが。」

小傘「はい。依頼人ですね。鳳凰!!依頼がきたよ。」

鳳凰「わかった。早速入って来てくれ。」

 

天魔は中へと入っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「まさか、お前が依頼しに来るとはな。天魔。」

 

天魔「しかしよくわかりましたね。私が天魔であるて事を。」

 

鳳凰「言動でわかった。お前はよくそういう喋り方をしているからな。」

 

天魔「他の人はわかりませんが、長く知っている人はやっぱりわかりますか。」

 

鳳凰「それで依頼てのは何だ?」

 

天魔「・・・・・。危険薬物を知っていますか?」

 

小傘・こころ・メディ「危険薬物?」

 

鳳凰「まさか”麻薬”か?」

 

天魔「その通りです。最近、妖怪の山から人里への流通があったんです。」

 

鳳凰「その流通を暴いて、誰がそれを売ってるのか調査してくれの依頼か?」

 

天魔「その通りです。」

 

鳳凰「もしわかったらその場で退治してもいいんだな?」

 

天魔「はい。もし天狗が犯人だったら妖怪の山から追放か。粛清にしますので。」

 

鳳凰「霊夢や八雲の面子にも話したのか?これは?」

 

天魔「一応、話はしました。博麗の巫女も人里で調査するみたいで、賢者様は八雲藍と橙を使い、幻想郷のあっちこっちで調査するみたいで・・・。」

 

鳳凰「お前はどうすんだ?」

 

天魔「それは大丈夫です。あなた共に調査しますので。

天狗の内部の調査は総大将が現在してますので。」

 

鳳凰「別にいいけど。その代わり報酬はたんまり貰うぞ!!」

 

天魔「あの忘れていませんか?あなたが書くはずの書類を私が書いてる事を。」

 

天魔がそれを言った瞬間、鳳凰は目を逸らした。

 

鳳凰「とりあえず私と天魔も八雲と同様、あっちこっちで調査するから。

報酬は無しでいいから。」

 

天魔「よろしくお願いします。」

 

小傘・こころ・メディ(こいつ今まで書くはずの書類を天魔が全部書いてたのか・・・。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰達と天魔は人里のあっちこっちで調査した。だが、有力な情報が全く無かった。

 

天魔「あんまりそういう情報は少ないですね。」

 

鳳凰「人里はそういう薬物関係の話は、多分無縁かもしれないな・・・。」

 

メディ「そもそも、薬関係は全部兎と竹林の薬師が管理してるから。こんなに情報が薄いかもしれない・・・。」

 

小傘「そうだ!!確か鈴仙さんが人里内で薬を売っているから、鈴仙さんに直接聞いて見るのもありかも!!」

 

鳳凰「なら話してみるか。」

 

天魔「その方が好都合ですね。」

 

鳳凰達と天魔は鈴仙を探すことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰「全然見つかんないな・・・。」

 

小傘「あっ、居たよ!!」

 

こころ「あれ?霊夢も居るけど?」

 

天魔「どうやら考えている事は同じのようですね。」

 

そこには霊夢が鈴仙の首を掴んでいる姿があった。

 

霊夢「あなたでしょう!!危険薬物を売っているのは!!」

 

鈴仙「だから違いますよ!!そういう薬は永遠亭では製造と売るのは禁止しているんですから!!」

 

鳳凰「おい。何しているんだ霊夢?」

 

霊夢「あっ、鳳凰じゃない。待ってなさい。こいつを退治して無事に解決してやるから。」

 

鈴仙「だから製造してないて!!」

 

鳳凰「待て待て。まず暴力振る前にちゃんと話をしような。」

 

天魔「やれやれ 。今の博麗の巫女は話す前に暴力ですか?」

 

霊夢「アンタ誰?」

 

鳳凰は霊夢の耳元でコソコソ話をした。

 

鳳凰「あいつは天魔だよ。」こそこそ

 

霊夢「えっ!?天魔!?でも恰好が違うじゃん?」コソコソ

 

鳳凰「変装してんだよ。人里の人間にわからないようにな。」コソコソ

 

霊夢「なるほどね・・・。」コソコソ

 

天魔「何を話しているんですか?」

 

鳳凰・霊夢「いえ何でもないです。」

 

天魔は鈴仙に危険薬物の事を話した。

 

天魔「最近、あなた以外に薬を売っている人物は居ますか?」

 

鈴仙「いえ、私しか薬を売っていません。何よりそういう人物は人里で見かけたことはありません。」

 

鳳凰「そうか。こっちでもわかんないのか・・・。」

 

鈴仙「でも、今の永遠亭では薬物治療の為に入院している患者がけっこういるんです。もしかしたら犯人の姿を知っている人が居るかもしれません。」

 

鳳凰「本当か!!鈴仙!!」

 

鈴仙「何なら行きますか永遠亭に。」

 

天魔「ぜひ頼みます。こっちも犯人の事は聞きたいので。」

 

霊夢「私も行くわ。今回の件は結構厄介な事があるかもしれないから。」

 

こころ「じゃあお願いします。鈴仙さん。」

 

鈴仙「では私に付いてきてください。」

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃マヨイガの八雲一家では・・・

 

紫「では、藍お願いね。」

 

藍「わかりました。早速、妖怪の山の周辺を探ってみます。」

 

紫「一応、天魔には妖怪の山の出入りを許可したけど、十分に気を付けるのよ。」

 

藍「わかりました。十分に気を付けます。行くぞ橙。」

 

橙「はい。藍様。」

 

藍と橙は妖怪の山へと向かった。

 

紫(今回の件は幻想郷にとってヤバいかもしれないわ・・・。危険薬物が出た時点で・・・!!)

 

紫はこう思いながら藍と橙を見送った。

 

                            第54話~前編~終わり

                            第55話~中編~に続く



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天魔の依頼 ~中編~

どうも、土方です。体重増えてしまいました。それではどうぞ。


鳳凰達と天魔と霊夢は永遠亭に着き、永琳が薬物治療室の患者が居る所に案内された。

 

永琳「ここが薬物治療室よ。患者も結構居るわ。」

 

天魔「すみません。突然来てしまいまして。」

 

永琳「いいのよ。それに私も危険薬物の事は何とかしたいと思っていたところよ。」

 

鳳凰「じゃあ、入るぞ。」

 

鳳凰達と天魔と霊夢は薬物治療室のドアを開けた。そこにはたくさんの患者と悲鳴が聞こえた。

 

患者A「助けてくれェェェェ!!」

 

患者B「暴れ牛がこっちに来る!!」

 

患者C「あ~、女の乳が揉みたい・・・。」

 

鳳凰「うわ・・・、これはひどい・・・。」

 

天魔「あの何か変な事が言ってる人がいるんですが・・・。」

 

永琳「気にしないで、結構幻覚が見える人が居るから。」

 

霊夢「いや、そういう問題じゃないんだけど・・・。」

 

鳳凰「永琳。大丈夫そうな患者は居ないのか・・・。」

 

永琳「居るわ。窓側のベットに居る人よ。」

 

鳳凰達は窓側のベットの方に行った。

 

鳳凰「あの~、少し聞きたい事があるんですけど。」

 

患者D「何だ?」

 

メディ「危険薬物の事は知ってる?」

 

患者D「知ってるが、お前等自警団か何か?」

 

鳳凰「そういうような感じです。」

 

患者D「・・・・・。何が知りたい?」

 

こころ「危険薬物を売っていた犯人を知りたいんです。」

 

患者D「アンタら犯人を捕まえる気か?」

 

小傘「うん。」

 

患者D「身の程知らずの者達だな・・・。教えてやるよ。危険薬物を売っていたのはたぶん天狗と人間だろう。」

 

霊夢「えっ!!人間も!!」

 

天魔「天狗だけだと思っていたら人間も絡んでいたとは・・・!!」

 

鳳凰「ちょっとまてよ!?何で人間も絡んでるんだ?まさか人里の外に居る人間が居るて訳か!?」

 

患者D「あんちゃんは知らねぇと思うが、人里の中では派閥争いがあるんだ。妖怪友好派と妖怪敵対派の連中だ。この2つの派閥は敵対してるんだ。主に友好派は人里の中に居るが、敵対派は人里の外にいるんだ。」

 

天魔「その敵対派はどういうものですか?」

 

患者D「いわゆるテロリストだ。奴等は武器を持っている。だが、奴等は利害が一致した相手と手を組むこともある。恐らく奴等は天狗と組む事で武器も手に入りやくなるしな。」

 

鳳凰「しかし、何で薬物何だ?普通は武器が欲しがるだろう。」

 

患者D「恐らく天狗共は薬物を売ることで武器を提供していたんだろう。薬物を売れば武器も手に入りやすくなるだろうし。」

 

天魔「なるほど、それが天狗と人間の取引。武器を売る代わりに人間達が麻薬を人里に売って、天狗達は麻薬を売った代わりに武器を売ってたんですね。」

 

鳳凰「何とも悪い取引だ。」

 

患者D「せいぜいがんばれよ。相手はとんでもない奴等だからな。」

 

鳳凰「まぁ、相手が誰だろうとぶっ潰すだけだ。」

 

霊夢「ところで次はどうすんの?」

 

天魔「取りあえず妖怪の山に行きます。そこに行けば何かわかるかもしれません。」

 

鳳凰「じゃあ、取りあえずそこに行くか。」

 

永琳「ちょっと待ちなさい。」

 

鳳凰「ん?何だ?」

 

永琳「私にいい考えがあるわ。」

 

鳳凰達・天魔・霊夢「・・・・・?」

 

永琳「まぁ、取りあえず聞きなさい。」

 

鳳凰達と天魔と霊夢は永琳の考えを聞く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃八雲藍と橙は・・・

 

藍「此処が怪しいのか射命丸?」

 

文「はい、そうです。ここは元々白狼天狗の休憩場所ですが、3週間ぐらいは閉鎖すると上層部の連中がそう言っていました。」

 

橙「そういえば、ここはこいしさんの異変の時に使っていた作戦場所ですね。」

 

文「そうです。何故かここだけが閉鎖されたんです。」

 

藍「その閉鎖指示をした上層部の誰かがここを閉鎖すると言ったのか?」

 

文「はい。確か我要様ていう大天狗です。」

 

橙「じゃあ、その我要ていう大天狗が危険薬物を売っているてことですか?」

 

文「恐らくは・・・」

 

藍「取りあえず調べ・・・ん?」

 

文「どうしたんですか?」

 

藍「何か近くで話声が聞こえるぞ・・・。」

 

橙「本当ですか!!」

 

文「取りあえずその話声がする所に行きましょう。」

 

藍と橙と文は話声がする所に行った。

 

 

 

 

 

 

藍「あった。この小屋からだ。」

 

橙「取りあえずこっそり壁に耳を当てて聞きましょう。」

 

文「そうですね。」

 

藍達は壁に耳を当てた。

 

人間A「これが今日売る危険薬物ですか?我要の旦那。」

 

我要「そうだ。全部売ればいつものように武器を与えよう。」

 

人間B「ありがとうございます。これを売る事で武器が貰え、妖怪敵対派も安泰ていうことですな!!」

 

我要「だが忘れるな。薬物を売った金は我らに支払う事を!!」

 

人間A「わかってますよ。旦那。」

 

それは天狗と人間の取引の会話だった。

 

藍「アイツ等、妖怪敵対派と手を組んでいたのか!!」

 

文「しかも武器を与えていたなんて・・・!!」

 

橙「早く天魔さんに知らせないと・・・!!」

 

文「では、早速、天魔様と鳳凰様に電話を・・・。」

 

その時、文の足に瓶が当たり、それが倒れて割れた音が響いた。

 

文「しまった!!」

 

人間B「何者だ!!」

 

人間はドアを開け、藍と橙と文の逃げる姿を見つけた。

 

人間A「アイツ等聞いてやがったのか!!」

 

我要・人間B「者ども出あえ!!」

 

すると小屋の中から武装した人間達がたくさん出て、上空には多数の烏天狗が居た。

 

藍「くそ!!囲まれた!!」

 

人間A「さぁ、逃げられんぞ。」

 

文「それはどうでしょうか。風符!!突風!!」

 

すると、文は藍と橙の手を掴み、上空の烏天狗を突破し逃げていった。

 

人間B「くそ!!逃げられた!!」

 

我要「まぁ、慌てるな。」

 

人間B「旦那・・・。」

 

我要「私に作戦がある。」

 

 

 

 

 

 

 

 

文「すみません。私の所為で見つかってしまいまして。」

 

藍「それはいい。とりあえず天魔と鳳凰にこの事を伝えろ。私も紫様に連絡する。」

 

文「わかりました。早急に連絡をします。」

 

藍と文はそれぞれのトップに連絡を取った。

 

                            第55話~中編~終わり

                            第56話~後編~に続く 



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天魔の依頼 ~後編~

どうも、土方です。それではどうぞ。


鳳凰達と天魔と霊夢は永琳の話を聞いた後、すぐに妖怪の山に行くことにした。

 

鳳凰「そろそろ着くな・・・。」

 

プルルルル

 

天魔「おや、これは射命丸からの電話ですね。」

 

天魔はすぐに携帯取り出し電話した。

 

天魔「もしもし。」

 

文「もしもし、射命丸です。天魔様、早速ですが犯人が分かりました。」

 

天魔「・・・・・。やはり、大天狗の誰かですか?」

 

文「天魔様の予想通りです。犯人は大天狗の”我要”です。」

 

天魔「やはりそうでしたか・・・。射命丸!!今すぐに総大将とはたて、犬走に伝い、危険薬物がどこにあるのかを、天狗の本拠地及び妖怪の山の隅々までに探しなさい。私達は我要を探します。」

 

文「わかりました。今すぐ早急にやります!!」ガチャ

 

文はすぐに切った。

 

天魔「やはり大天狗でしたか・・・。」

 

鳳凰「やっぱり上層部は腐っているな・・・。しかも、今回は人間まで絡んでいたからな。」

 

天魔「もはや上層部の解体も考えなくてはいけませんね・・・。」

 

その時、八雲紫が来た。

 

紫「天魔、藍から聞いたわ。上層部の我要が妖怪敵対派と手を組んでいる事が。」

 

天魔「そうみたいですね。彼には相応な罰を与えますのでご安心下さい。」

 

紫「とりあえず、藍と橙には引き続き射命丸と行動しているわ。恐らく総大将に伝えに行ったけど、大天狗”我要”も動いたわ。まず、我要は自分の支持している部隊を妖怪の山にあっちこっちに配備したわ。一応、少数部隊だけど。次に妖怪敵対派は妖怪の山の入り口辺りに居るわ。あっちも大量の兵器を持っている。」

 

鳳凰「やはりそう来たか・・・。」

 

天魔「大丈夫です賢者様。こちらも作戦がありますので。最もこれを考えたのは八意 永琳ですが。」

 

紫「あら、あの女から作戦をもらったの?それはどんな内容?」

 

霊夢「それは私が解説するわ。紫よく聞きなさい。」

 

霊夢は永琳の作戦の解説をした。

 

 

 

 

 

 

 

~数時間前~

 

永琳「私の考えは貴方達は大天狗を捕らえ、人間は人間同士で戦わせる考えよ。」

 

小傘「え~と・・・、それはどういう意味?」

 

鳳凰「つまり、私達は大天狗の方と専念し、人里の妖怪友好派と自警団の方は妖怪敵対派と戦うて言う事だな。」

 

永琳「そうよ。今、鈴仙に慧音と里長の所に行かせて、自警団を動かしてくれるよう頼んで行ったわ。」

 

天魔「なら、妖怪敵対派の方は安心できますね。」

 

鳳凰「でも、人里の方はどうすんだ?武器もないだろう?」

 

永琳「そこは安心しなさい。鈴仙が武器も一緒に持っていてくれたから。」

 

こころ「なら、安心ね。」

 

メディ「コンパロ!!」

 

鳳凰「じゃあ、こっちは犯人を捕らえる作戦でも考えますか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は戻り・・・

 

霊夢「というわけよ。」

 

紫「あの女もよく考えた方ね。」

 

鳳凰「我要を捕らえることにしたから、後は射命丸達が我要に支持している部隊をどう対応するかだな・・・。」

 

天魔「まあ、総大将達の事ですから、うまい作戦でも考えていますよ。きっと。」

 

紫「じゃあ、急ぎましょう。」

 

鳳凰達と天魔と紫と霊夢は天狗の本拠地へと急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃・・・

 

我要「フフフ、これだけの守りがあれば私は大丈夫だな。」

 

大天狗の我要は外を眺め、自分が支持している部隊がいる事を誇りに思っていた。

 

我要「しかし、射命丸や八雲の式神に見つかったのはマズいな。今頃は、天魔様や総大将殿も動いてるだろう・・・。なら、私は逃げる準備でも・・・。」

 

彼が、逃げる準備をしようとした所、外の様子がおかしくなった。

 

我要「あれ?私の支持している部隊がいなくなってる。どこに行ったんだ?」

 

そして、妖怪の山の入り口辺りから爆発音が聞こえた。

 

我要「何だ?何が起こっている!?」

 

我要は自分が持っている双眼鏡で爆発の方角を除いた。そこに写っていたのは妖怪友好派と人里の自警団が妖怪敵対派と戦っている所を。

 

 

 

 

 

 

敵対派兵士A「何で自警団が!?まさか私達が人里に危険薬物を売っていた事がバレたのか?」

 

敵対派兵士B「まずいぞ!!自警団に捕まったら間違いなく何かの刑になるぞ!!こうなったら一人残らず殺せ!!」

 

妹紅「敵は武器を持っている!!一人残らず捕まえろ!!」

 

慧音「けして一人残らず逃がすな!!」

 

友好派兵士&自警団員「ウオォォーーーー。」

 

 

 

 

 

 

我要「何でこんなことに!?とにかく早く逃げ・・・。」

 

ドオーーーン

 

その時、扉の方から音がした。

 

我要「今度は何だ!!」

 

総大将「逃げられないぞ!!我要!!」

 

天魔「あなたには見損ないました。」

 

我要「天魔様に総大将殿。私に何か用で・・・。」

 

文「貴方は危険薬物を敵対派に人里で売らせて、武器を敵対派に与えていた罪で捕らえにきました。」

 

我要「射命丸殿から聞きましたか天魔様?」

 

天魔「その通りです。あなたが支持している部隊なら、はたてと犬走が捕まえました。今頃は、牢屋の方に居るでしょう。後は、貴方だけです。」

 

我要「何を!!妖怪の山の外に出れば逃げる場所はある!!」

 

紫「そうはさせないわ。」

 

我要「賢者殿!!」

 

藍「お前は人里で危険薬物を売ったな。これは人里のルールでは禁止にしている。すなわちお前は我々にも喧嘩を売ったということだな。」

 

橙「あなたがどこに逃げても無駄です。必ず私達があなたを捕まえます。」

 

我要「ぐぬぬ・・・。こうなったら!!」

 

我要は外に飛び出し逃げた。

 

文「待ちなさ・・・天魔様?」

 

天魔は文を止めた。

 

我要「外に逃げる事も考えればよかったな!!このまま逃げてやる!!」

 

天魔「フフフ、罠にかかりましたね。今です!!鳳凰!!」

 

我要「えっ?」

 

その時、突然、斬撃技の弾幕が我要に飛んできた。我要は避けて、上を向いた。そこには・・・

 

鳳凰「よくもまあ俺のテリトリーを荒らしてくれたな?」

 

我要「鳳凰様・・・。え~とこれは・・・。」

 

鳳凰「問答無用!!次符!!大次元拳!!」

 

ドゴーーーン

 

我要「うわあああああ!!」

 

我要は吹き飛ばされそのまま妖怪の山の壁に当たり気絶した。

 

鳳凰「ふうー、これで一件落着かな。」

 

その後、我要は天魔と総大将達に捕まり、敵対派は友好派と自警団に捕まった。

 

 

 

 

 

 

 

~5日後~

 

鳳凰は事務所でのんびりしていると天魔が再び訪れた。

 

鳳凰「よっ、天魔。元気か?」

 

天魔「ええ、元気ですよ。」

 

鳳凰「その様子だと、後始末が終わったみたいだな。」

 

天魔「はい。我要は危険薬物の罪と武器を与えた罪で斬首刑になりました。彼を支持していた部隊は謹慎処分になりました」

 

鳳凰「まあ、それが妥当だな。」

 

天魔「そっちはどうだったんですか?」

 

鳳凰「調べたら、どうやら敵対派の方は今回は一部の奴等だけで起こしたそうだ。罪を犯した一部の敵対派はこのまま人里で処刑するそうだ。」

 

天魔「他の敵対派は居場所が掴めなかったんですか?」

 

鳳凰「まあ、そうだ。奴等は今回の一件で落ち着いてるし、今頃は大丈夫じゃね。」

 

天魔「そうだといいですけどね。」

 

その時、小傘とこころとメディが帰って来た。

 

小傘「ただいま、鳳凰!!」

 

メディ「3日前にもらった給料でお団子買ってきた!!」

 

こころ「もちろん、鳳凰の分もあるわ。」

 

鳳凰「おっ、久しぶりに甘い物が食えるな。」

 

天魔「ん?貴方達3日前に給料貰ったんですか?」

 

こころ「そうよ・・・。いつもなら先延ばしにしてたけど、何故か3日前に貰えたんです。」

 

メディ「いつも先延ばししているのは、ギャンブルで負けてるからか依頼がずっと来なかったかどちらか。」

 

小傘「きっと天魔さんが隠れて報酬を与えたて、鳳凰が言ってた。」

 

鳳凰「ギクり!!」

 

天魔「えっ?私、鳳凰に報酬なんて与えていませんよ?」

 

こころ・小傘・メディ「えっ!?じゃあこの給料はどこから!?」

 

その時、天魔は鳳凰に質問した。

 

天魔「鳳凰。4日前に会議があったんですが、その中に軍備金がちょっと減ってるて話がありました。ざっと30円(幻想郷では30万ぐらい)は減ってました。」

 

鳳凰「・・・・・。」

 

鳳凰は冷や汗をかいた。

 

小傘「えっ?それてわちき達が貰った給料の額と同じだよ。」

 

こころ「そうそう、それで10円ずつにしたんだよね。」

 

メディ「コンパロ。」

 

その時、天魔はピンときた。

 

天魔「鳳凰。貴方まさか軍備金の30円を抜いて、こころ達にそれを給料に渡したんじゃないですか。」

 

小傘「えっ!?」

 

こころ「まさか、またギャンブルで負けて・・・。」

 

そして、鳳凰は・・・

 

鳳凰「ごめ~ん。ギャンブルで負けて、妖怪の山の軍備金から30円抜いて、それを小傘達の給料に使っちゃた。てへぺろ。」

 

そして、4人共怖い顔しなが鳳凰の方を向いた。

 

鳳凰「あっ、急に用事を思い出した・・・。ちょっと出かけてくるわ・・・。」

 

そして、鳳凰は寺小屋の2階の事務所の外に飛び出し、そのまま逃げた。

 

天魔「待ちなさい鳳凰!!軍備金の30円返しなさい!!(怒り)」

 

小傘「ちょっと待て!!ギャンブルに負けたてどういう事!?」

 

こころ「その辺詳しく教えなさい!!(怒り)」

 

メディ「コンパロ!!!(怒り)」

 

鳳凰「ごめんなさい~~~!!」

 

その後、鳳凰は捕まりボカスカと殴られたと言う。

 

                            第56話~後編~終わり

                            第57話に続く



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チョコ食べたら虫歯に気をつけろ!!

どうも、土方です。ちょっと遅くなりましたけど、バレンタインネタです。それではどうぞ。


今日は2月14日(東方鳳凰屋の世界では)バレンタインデーである。今日は鳳凰にとってうきうきの日だからだ。

 

鳳凰「今日はバレンタインデーだ。チョコがいっぱいもらえるぞ!!」

 

鳳凰はいつも通りに何でも屋”鳳凰”の事務所で過ごしていた。そして・・・

 

ガラガラ

 

小傘「鳳凰、おはよう。」

 

こころ「おはよう。」

 

メディ「おはよう。」

 

鳳凰「ああ、おはよう!!今日はいい天気だね!!」ニコニコ

 

小傘とこころとメディスンは鳳凰が笑ってるところを見て、何かいつもと様子がおかしいとわかった。

 

小傘「ねぇ、今日は鳳凰の様子がおかしいよ?」ヒソヒソ

 

メディ「そうね。いつもならダラダラとしてるのに。」ヒソヒソ

 

こころ「きっとろくでもないことよ。」

 

鳳凰「おい。一体何の話をしているんだ。今日は2月14日だぞ。何の日か知ってるよな?(怒り)」

 

小傘「今日は・・・あっ!!」

 

こころ「今日はバレンタインデーだよね。」

 

メディ「何だ。普通にチョコが欲しいて言えばいいのに。」

 

鳳凰「お前らな・・・。普通は空気読んで渡すもんだろ・・・。」

 

小傘「じゃあ、チョコあげるね。はいどうぞ。」

 

こころ・メディ「どうぞ。」

 

小傘とこころとメディスンは鳳凰にチョコを渡した。

 

鳳凰「おっ!!サンキュー!!後で食べるわ。」

 

こころ「あっ、そうだ。はい、これ慧音さんの。」

 

鳳凰「慧音から?何だよ直接渡せばいいのに・・・。」

 

メディ「何か今日はもこたんとデートだからて言ってた。」

 

小傘「だからついでに渡しといてだって。」

 

鳳凰「そうかい・・・。ならいいんだ。(妹紅さんだいじょうぶかな・・・。)」

 

こころ「それより今日はどうすんの?」

 

鳳凰「今日は休みにして、人里の中散歩するぞ。」

 

小傘「わーい!!今日はあっちこっち行こう!!」

 

こころ「たぶんあっちこっちでチョコもらいそうね。」

 

メディ「コンパロ!!」

 

鳳凰達は人里の中を散歩する事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰達は散歩している途中であっちこっちでチョコをもらった。

 

人里の女性「いつもお世話になってるのでこれどうぞ。」

 

鳳凰「ありがとうございます。これからも何でも屋”鳳凰”をよろしくお願いします。」

 

鳳凰は女性にお礼を言うと女性は去っていった。

 

小傘「ねえ・・・、これ何個目なの?」

 

鳳凰「たぶん、10個ぐらい?」

 

こころ「そんなに貰って、あとで虫歯になっても知らないわよ。」

 

鳳凰「ちゃんと磨いてるから大丈夫だ・・・おっ!!あれは、霊夢と魔理沙にアリスじゃん。おーい。」

 

鳳凰は霊夢と魔理沙とアリスに声を掛けた。

 

霊夢「あら鳳凰・・・て何!?そのチョコの量は!?」

 

鳳凰「いや~、散歩していたらあっちこっちでチョコ貰ったんだ。」

 

メディ「鳳凰はあっちこっちで女性にモテモテだったよ。」

 

魔理沙「お前の場合は昔から、顔が良いから女性にモテるんだよな。」

 

霊夢「魔理沙。鳳凰の場合は顔が良いけど、鈍感よ。」

 

鳳凰「えっ、何が鈍感なの?」

 

霊夢「駄目だこりゃ。」

 

アリス「でも、ルックスが良いから天魔に心配されない?」

 

鳳凰「そうなんだよ・・・。小さい頃、女性が近づいてきたら天魔は必死に、「私の息子に触らないでくれますか?」て女性に睨んでたからな。」

 

霊夢「うわ・・・。」

 

アリス「鬼や天狗に育てられるとイケメンになるて聞いたけど本当だったんだ。」

 

鳳凰「それよりもチョコをプリーズ!!」

 

霊夢「はいはい。あげるわよ。」

 

アリス「はい、どうぞ。」

 

魔理沙「あげるぜ。」

 

鳳凰「おっ、サンキュー!!」

 

鳳凰は霊夢達からチョコを貰った。

 

メディ「ねえ、鳳凰。あれ、うどんげじゃない。」

 

魔理沙「おい、妖夢までいるぞ。」

 

霊夢「あいつらどこへ行くのかしら・・・?」

 

小傘「ねえ、鳳凰。妖夢さんと鈴仙さんを追いかけてみようよ。」

 

鳳凰「え~。俺的には嫌な予感しかしないけど・・・まあ、追ってみるか。」

 

アリス「あれ?確かあの2人て・・・ちょっと待ちなさい!!」

 

鳳凰達と霊夢達は鈴仙と妖夢を追いかけることにした。

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰達と霊夢達が妖夢と鈴仙追いかけていると、何時の間にか人里の路地裏についていた。

 

鳳凰「こんなところでチョコを渡すのか?」

 

こころ「いや・・・、普通はしないと思うけど・・・。」

 

魔理沙「あの2人は恥ずかしがりだから隠れてわたすんじゃないか。」

 

霊夢「とりあえずこっそり見ましょう。」

 

鳳凰達と霊夢達はこっそり隠れ、鈴仙と妖夢の方を見た。

 

妖夢「ねえ、鈴仙。例の物持ってきた。」

 

鈴仙「もちろん持って来たわ。」

 

鳳凰「なに?何を持ってきたんだ?」

 

小傘「その様子だとチョコじゃないみたいだね。」

 

アリス「ねえ、噂で聞いてるんだけど・・・確かあの二人て・・・。」

 

そして、妖夢と鈴仙の手から例の物が出てきた。

 

妖夢「はい。これ鈴仙が欲しがってたBL本よ。」

 

鈴仙「わーい。ありがとう。これは妖夢が欲しがってた奴よ。」

 

鳳凰達・霊夢達「・・・・・。」

 

妖夢「ああ、これは凄く欲しがってたの。ピーピーがするのよね。」

 

鈴仙「そうそう。これを読んでて10回はオカズにしたわ!!」

 

妖夢「これならご飯3杯いけるぅぅぅ!!」

 

妖夢と鈴仙の例の物はBL本だった。

 

鳳凰「あいつら腐女子だったのか・・・。」

 

アリス「あの噂は本当だったのね。妖夢と鈴仙は結構のBL好きで、しかも鈴仙は男の上半身を隠れて撮るらしいわよ・・・。」

 

鳳凰「あっ!!この前永遠亭に行ったときに、鈴仙はカメラ持ってた。あいつ勝手に俺の上半身撮ったな!!!」

 

その後、鈴仙と妖夢はピーピーな事を言ってばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

鳳凰達と霊夢達は人里の広場に戻ったが・・・

 

鳳凰「ああ・・・、さっき見た光景が忘れなられない・・・。」

 

霊夢「本当よ・・・。」

 

するとそこに・・・

 

永琳「ちょっと、うどんげ見なかった?」

 

こころ「あっ、永琳さん。」

 

鳳凰「どうしたんですか?」

 

永琳「うどんげがね。何か怪しかったのよ。それで人里に来たけど見なかった?」

 

メディ「うどんげなら路地裏でみょんとBL本を・・・。」

 

鳳凰「ちょっとメディ!?」

 

永琳「何ですって・・・。これは厳しいお仕置きが必要ね・・・。(怒りMAX)」

 

そう言いながら永琳は去っていた。

 

鳳凰「鈴仙、妖夢。どんまい・・・。」

 

その後、鈴仙と妖夢は永琳にお仕置きされたそうだ。ちなみに、鳳凰は翌日に虫歯になったそうだ。

 

                               第57話終わり

                               第58話に続く



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東方鳳凰屋の登場キャラ紹介1

どうも、土方です。今回は東方鳳凰屋の登場キャラの紹介をしようと思います。まずは何でも屋”鳳凰”のメンバー紹介からです。それではどうぞ。

 

「何でも屋”鳳凰”」のメンバー

 

1.鳳凰(ちょっと設定変更)

 

性格:銀魂の「銀時」みたいな性格

能力:次元を操る程度の能力

性別:男

武器:次元刀

二つ名:何でも屋”鳳凰”の主人、妖怪の山の裏の指導者”皇帝”など。

技:次元拳、次元斬など多数あり

 

この小説の主人公。何でも屋”鳳凰”の主人で、依頼を受ければ何でも万事解決する。だが、普段は依頼があんまり来ない為か、ギャンブルとかをやっている。その所為か、メディスンからは”マダオ”と呼ばれている。小さい頃に天魔と鬼の四天王達に拾われ(ほとんど育てたのは天魔だけど)天狗や河童や鬼に育てられた所為か、イケメンになり結構女性からのプレゼントが多い。本人は鈍感だが。彼は現在の妖怪の山の政治状況に好ましくない為か、妖怪の山の為に改革をしている。その所為か彼に集まる天狗や河童が現れ、結果的に天魔や鬼の四天王から妖怪の山の裏の指導者”皇帝”と地位を貰った。彼の友人は結構多い方であり、月の都の綿月豊姫や綿月依姫、ザクメなど。また、幻想郷内部では、霊夢、魔理沙、アリス、輝夜、永琳、藍、紫、さとりなどいる。ちなみにライバルは早苗である。戦闘も切れがよく、侍みたいな戦い方をしている。

 

2.多々良小傘

 

何でも屋”鳳凰”のメンバー。いつもは人里で人間に驚けーとか言って、人を驚かしている。何でも屋”鳳凰”の中では武器を直したりするため、結構役に立つ。鳳凰が何でも屋を立ち上げたときに雇ったメンバーだが、早苗にはめっちゃ弱い。ちなみにツッコミもできる。

 

3.奉こころ

 

同じく何でも屋”鳳凰”のメンバー。いつも仮面をつけてるため、仮面でどんな感情なのかわかる。小傘と同様、立ち上げた時に加入したメンバー。武器は薙刀である。ツッコミは普通にするが、偶に薙刀を鳳凰の尻に突き刺すツッコミもする。戦闘も中々のものため、鳳凰と連携攻撃もできる。

 

4.メディスン

 

同じく何でも屋”鳳凰”のメンバー。元は人形で、現在は付喪神の妖怪である。いつもは鈴蘭畑の所に住んでいるが小傘達と共に行動してから、色んな所に行くようになった。戦闘は毒攻撃が多く、相手を毒ったり、睡眠ガスで眠らせる。結構な毒舌のためか、普段は人の悪い所とか平気で言う。鳳凰の事を気に入ってるのか。鳳凰が椅子に座っていると、鳳凰の上に座る。ちなみに鳳凰にはたまに厳しい事も言う。例えば、マダオとか給料払えとか言う。

 

いかがでしたか。今度やるときは鳳凰の友人の紹介をしよう思います。それではまた来週会いましょう。



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ある日の香霖堂

どうも、土方です。最近暖かくなってきましたね。それではどうぞ。


魔法の森の入り口辺りにはある店があった。その名は香霖堂である。今日も香霖堂の店主”森近霖之助”はいつものように椅子に座って本を読んでた。

 

霖之助「ふ~む。この推理小説は中々面白いな。さすがはアガサクリスQだな。」

 

するとそこにお客がやって来た。

 

霖之助「いらっしゃい。おや?確か君は・・・。」

 

鳳凰「久しぶりだな。霖之助。」

 

霖之助「久しぶりだね。鳳凰。元気だったかい?」

 

鳳凰「いつも通りに元気だよ。」

 

霖之助「アハハハ!!そうかい!!ところで今日は何しに来たの?」

 

鳳凰「ストーブないかい?」

 

霖之助「ストーブかい?部屋を暖める奴だよね。それがどうかしたの?」

 

鳳凰「実は・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

~数時間前”何でも屋鳳凰”~

 

鳳凰「あれ?電気ストーブの調子がおかしいぞ?」

 

小傘「どうしたの?鳳凰?」

 

鳳凰「何かさストーブの調子がおかしいんだ。いつもなら普通に電源が入るんだけど、今日は全然入らないんだ。」

 

こころ「えっ!?じゃあ今日は寒いままなの?」

 

鳳凰「いや、そんなことはない。たぶん電気系統何からの故障だと思う。」

 

メディ「だったら叩けば直るんじゃない?」

 

鳳凰「それはテレビの直し方だろう・・・。それにそんなことすればテレビも電気ストーブも故障する。仕方ない。自分で直すとしますか・・・。」

 

小傘「えっ?直せるの。」

 

鳳凰「こう見えてにとりから、色んな技術を学んでるんだ。直せるわけがねぇ。」

 

~10分後~

 

小傘「大丈夫かな・・・。」

 

こころ「鳳凰が直すて言ってたし大丈夫でしょ。」

 

ドカーーーン

 

小傘・こころ・メディ「まさか・・・。」

 

小傘達は急いで外に行くとそこには鳳凰と木端微塵の電気ストーブがあった。

 

鳳凰「ごめーーん!!電気系統いじって、元通りにして電源つけたら爆発しちゃた。てへ。」

 

ブスリ(鳳凰の尻に何か突き刺した音。)

 

こころは薙刀を鳳凰の尻に突き刺した。

 

こころ「てへじゃないわ。今すぐに新しいの買ってきなさい!!」

 

鳳凰「はい。」

 

 

 

 

 

 

~現在”香霖堂”~

 

鳳凰「・・・というわけなのよ。」

 

霖之助「なるほど・・・。直したら使い物にならなくなり、尻が血だらけになりながらもここに来たわけだね・・・。」

 

鳳凰「そうなんだよ・・・。おかけで用を足すときに痛くなった。」

 

霖之助「それで君が言ってたストーブだね。ちょうどあるから持って来てあげるよ。」

 

鳳凰「サンキュー。」

 

霖之助が立つとストーブを探し始めた。するとそこに・・・

 

魔理沙「よっ!!こーりん!!遊びに来たぜ!!」

 

霖之助「魔理沙かい?ごめんね。今は仕事中なんだ。また今度にしてくれるかい?」

 

魔理沙「むっ。せっかく来てあげたのに・・・って鳳凰居たのか。」

 

鳳凰「魔理沙か。こんなところに何しにきたんだ?」

 

魔理沙「何て暇だから遊びに来たに決まってんだろう?」

 

霖之助「店の物を勝手に持っていくけどね。」

 

魔理沙「おい。私は死ぬまで借りていくて言ってるじゃないか?」

 

鳳凰「いや。それは永久的に借りていく意味じゃないか。」

 

霖之助「それに、前に鳳凰や妖怪の山の勢力使って紅魔館に戦争したんだって?まぁ、理由は察しが付くけど・・・。」

 

鳳凰「魔理沙が間違ってレミリアの本を持っていたおかげで、戦争が起きたあれか・・・。」

 

魔理沙「それは私がパチュリーの本だと思って・・・。」

 

霖之助「魔理沙。これだけははっきり言っておく。これ以上悪行をすると将来きっと悪い目に遭うよ。」

 

魔理沙「そうなったら倒すのみだぜ。閻魔だろうが何だろうが。」

 

鳳凰「駄目だこりゃ。」

 

そんな会話していると鳳凰の目的のストーブが見つかった。

 

霖之助「あったよ。鳳凰。同じ電気ストーブだけどいいかい?」

 

鳳凰「あぁ、大丈夫だ。サンキュー。ちなみにこれ動くの?」

 

霖之助「最初は壊れてたんだけど、河城にとりに修理してもらったから大丈夫だよ。」

 

鳳凰「にとりが修理したんなら安心だな。それじゃもう行くわ。」

 

霖之助「もう行くのかい?ゆっくりしていけばいいのに。」

 

鳳凰「これ以上時間かかると、小傘とこころとメディが寒がるだろうからな。」

 

鳳凰は香霖堂のドアを開けた。だが、外は強い雨が降ってた。

 

鳳凰「・・・・・。」

 

霖之助「雨宿りしていくかい?」

 

鳳凰「頼むわ。この雨だったわ小傘が迎えに来てくれると思うから。」

 

霖之助「そうかい。」

 

その後、小傘が迎えに来て、鳳凰は小傘と一緒に帰った。

 

                               第59話終わり

                               第60話に続く



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上に立つということは

どうも、土方です。今回は鳳凰の過去の事も話します。それではどうぞ。


ここは妖怪の山。そして、天狗の本拠地がある場所である。

 

天魔「では、これより会議を始めます。」

 

総大将・大天狗全員「・・・・・。」

 

総大将や大天狗の向けた先は天魔の隣にある椅子。その椅子は妖怪の山の裏の指導者皇帝”鳳凰”が座る椅子である。裏の指導者は会議については自由出席だが、総大将以外の大天狗はちょっとは出席してくれと思ってる。

 

総大将「やはり今回も鳳凰様は出席していませんね。」

 

天魔「あの子は自由を愛する人です。ですが、少しは参加してもらいたいですね。」

 

大天狗・将官「裏の指導者については自由出席ですからね。ただ、鳳凰様は気まぐれで出席する時としない時がありますからね。」

 

大天狗・参謀「ですが今回は出席しないみたいですね。」

 

天魔「まあ、居ない人は仕方ありません・・・。会議を始めましょう。」

 

こうして会議が始まった。

 

天魔(まあ、鳳凰は何でも屋の仕事を始めましたしね。ここは仕方ないですね・・・。とりあえず、後で射命丸に今日の会議の事を言って、鳳凰に伝えるように言ってもらいましょう・・・。)

 

天魔はこう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

~何でも屋”鳳凰”(寺小屋の2階)~

 

文「以上。天魔様からの今日の会議の通達です。」

 

鳳凰「今回も普通の会議だったな。平和的な内容だけど。」

 

文「鳳凰様・・・。少しは会議に出席してください。皆さんは少しでも出席してほしいんですよ・・・。」

 

鳳凰「私は自由に生きたいんだ。だから会議は私だけ自由出席だろう。」

 

文「確かにそうですが・・・。」

 

鳳凰「それに私の評判は妖怪の山では良い方だろう。正義の鳳凰て呼ばれてるみたいだし。」

 

文「確かにそういう噂はありますが・・・。」

 

鳳凰「一応、私は天魔と同じ地位を持つ。上層部の誰かに言われようが、私は自由に生きる。ただ、それだけだ。」

 

文「やれやれ。あなたは昔からそうでしたね・・・。」

 

鳳凰「それに上に立っている奴は、下の者の事も考えるていう事だ。文、私が小さい頃(10歳)に妖怪の山に入った日の事は、覚えているかい。」

 

文「もちろん覚えていますよ。最初は椛達が警告を出しましたが、それを聞かずに入って行き、そのまま無断で家を作りましたからね。」

 

鳳凰「その後、上層部が鴉天狗を使い、私を倒そうとしたが・・・。」

 

文「能力付きの人間だった為、戦っても天狗は鳳凰様を倒せなかった結果、鬼の四天王が代わりに鳳凰様を倒しに行った。」

 

鳳凰「鬼と戦ったが、結果的に引き分けとなり、最終的には鬼の四天王達の弟子になり、妖怪の山に住む事を認めた。」

 

文「その後、鳳凰様は妖怪の山の社会にも度々介入し、いつの間にか天魔様や鬼の四天王達から裏の指導者という地位を貰った。」

 

鳳凰「私は生き残るためなら、下の者の事を考え、妖怪の山の社会を変える為に努力した。そして、今になるていう事だ。」

 

文「生き残る為なら、下の者の事を考える。あなたらしい答えです。」

 

鳳凰「まあ、次はちょっとだけ会議に出るわと天魔に伝えてくれ。なんか出て欲しいて言ってるみたいだし。」

 

文「わかりました。頼みますよ。ちょっとでもいいんで出てください。」

 

鳳凰「わかったよ。」

 

その時、こころ達が帰ってきた。

 

小傘「ただいま!!」

 

鳳凰「おう!!お帰り。」

 

こころ「今日の買い物は大変だった。」

 

メディ「結構買うものがあったからね。」

 

文「あややや。お邪魔してます。」

 

小傘「あれ?射命丸さん今日はどうしたんですか?」

 

文「ちょっと鳳凰様に用事ですね・・・。」

 

メディ「ふ~ん。」

 

こころ「それよりもさっきにとりさんに会って、これ貰ったよ。」

 

こころは壺を見せた。

 

文「この壺何か匂いませんか?」

 

鳳凰「何か甘い匂いがするな。まあ、開けてみるか。」

 

開けた瞬間、鳳凰は目を疑った。そこにはハチミツが掛かったキュウリがびっしりあった。

 

鳳凰「これ何?」

 

メディ「何かデザートみたいらしいよ。」

 

文「ハチミツにキュウリですか・・・。」

 

鳳凰「まあ、騙されたと思って食ってみるか。文、お前も食うか?」

 

文「では、お言葉に甘えていただきます。」

 

鳳凰「それじゃあ、いただきます。」

 

小傘・メディ・こころ・文「いたただきます。」

 

それから鳳凰と文とこころ達はハチミツ掛けたキュウリを食べた。

 

鳳凰「何かメロンの味がするな・・・。」

 

小傘・メディ・こころ・文「そうだね(そうですね)。」

 

意外にもメロンの味がした。

 

                               第60話終わり

                               第61話に続く



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人里の支配者争い

どうも、土方です。今回は鈴奈庵ネタがはいります。それではどうぞ。

~追記~

今日(3月26日)はお休みします。理由は話のシナリオをもっと考えたいからです。来週の日曜日に再開しますので。お楽しみに。


文「じゃあ、今日も新聞を置いて行きますね。」

 

小鈴「はい、わかりました。」

 

鳳凰「・・・・・。(チラ)」

 

鳳凰達は暇なんで鈴奈庵の所で本を読んでいたら、文が新聞を置きに来た。

 

小傘「ねぇ、この新聞。ここに売っても大丈夫なの?」

 

鳳凰「小鈴から聞いたが、一応OKだそうだ。まあ、霊夢に相談したら、置いても良いが、霊夢の許可が下りれば売ってもいいそうだ。」

 

こころ「なるほど、だから霊夢は鈴奈庵に来るのね。」

 

それから、メディスンは本を持ってきた。

 

メディ「ねぇ、鳳凰。これ借りて良い?」

 

鳳凰「ん?何の本なんだ・・・」

 

メディスンが持ってきた本はいかにも成人向けの本だった。

 

鳳凰「メディ。これは借りちゃダメだ。今すぐ元の場所に戻してきなさい。」

 

メディ「えっ!?何で?」

 

鳳凰「お前にはまだ早すぎるからだ。」

 

メディ「ケチ。マダオ。」

 

メディスンは持ってきた本を元の場所に戻しに行った。

 

鳳凰「それよりもこの漫画おもしろいな。」

 

それから、霊夢と魔理沙が来た。

 

霊夢「小鈴ちゃん。新聞来た。」

 

小鈴「はい。これです。」

 

霊夢は新聞を見た。

 

霊夢「大丈夫ね・・・。売ってもいいわよ。」

 

小鈴「はい。ありがとうございます。」

 

鳳凰「おい。小鈴。この本借りてって良いか?」

 

小鈴「いいですよ。そしたらここにサインしてください。」

 

鳳凰「へいへい。」

 

魔理沙「あれ?鳳凰。お前もここに来てたのか?」

 

鳳凰「ああ、暇だったから、ここに本を読みにきた。」

 

魔理沙「何だ。お前もてっきり人里の支配者争いに・・・。」

 

霊夢「魔理沙!!その話を鳳凰にしちゃ・・・!!」

 

魔理沙「あっ!!しまった!!」

 

鳳凰は里の支配者争いの事を聞き、企んだ。

 

鳳凰「霊夢、魔理沙。後でお茶しないか?」

 

霊夢・魔理沙(こいつあれの事で話しそう。)

 

ちなみに、こころ達はまだ読みたいから鈴奈庵に残ったそうだ。

 

 

 

 

 

 

~人里 甘味屋~

 

鳳凰「なるほど。人里の裏では誰が里の支配者になるかを争っている現状か・・・。」

 

霊夢「えぇ、河童も天狗も狸も狐も兎もみんな里を支配しようとあの手この手で近づいているらしいわ。」

 

魔理沙「一応、人間社会には影響はない見たいだ。これは妖怪同士の権力争いだからな。」

 

鳳凰「しかし、これ紫や藍にばれたら大変じゃないか?人里は妖怪達に保護されているというのは表から見た幻想郷の社会だろう?人里のルールだし。」

 

霊夢「どうやら避けたい未来があるらしいからよ。」

 

鳳凰「それは何だ?」

 

霊夢「人里から人間の支配者が現れる事よ。その時が来たら人間は容赦なく幻想郷のルールを破るからよ。」

 

鳳凰「なるほどね。だから妖怪たちは人里を手中に収めなけばと考えているんだな。」

 

魔理沙「だから、鈴奈庵が狙われやすいんだ。」

 

鳳凰「なぁ、これ紫に知ったら大変じゃね?紫も絶対介入しそうだぞ。」

 

霊夢「そこは大丈夫よ。紫にはバレてないから。今はだけど・・・。」

 

鳳凰「その内バレるな。まぁ、鈴奈庵は私も監視しとくわ。妖魔本があるからな。」

 

霊夢「この事は秘密よ。わかった。」

 

鳳凰「へいへい。」

 

その時、こころ達が鈴奈庵から戻ってきた。

 

小傘「ねぇ、鳳凰。こういう本を借りてきたんだけど大丈夫?」

 

鳳凰「ほぅ、何の本だ?」

 

小傘が見せた本は、BL本だった。

 

鳳凰「・・・・・。」

 

こころ「ダメて言っても借りたのよ。鳳凰、ごめん。」

 

鳳凰「今すぐ返しに行って来なさい。」

 

小傘「え~~、そんな~~~。」

 

鳳凰「え~、じゃあありません。ダメです。」

 

小傘「は~い。」

 

そして、小傘は本を返しに行った。

 

                                第61話終わり

                                第62話に続く



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鳳凰と花粉

どうも、土方です。最近、小林さんちのメイドラゴンにはまってます。私が一番お気に入りなのはトールです。トールの尻尾を食べたいくらいです。それではどうぞ。


春は花粉の時期である。ここ幻想郷でもそうだ。その鳳凰はというと・・・

 

鳳凰「今日はやけに新聞が遅いな。」

 

ガラガラ

 

文「鳳凰様~~。お待たせしました~~。新聞れす。ハックション!!」

 

鳳凰「文。お前花粉症になったのか?」

 

文「そうなんれすよ~~。私だけじゃありません。幻想郷中のあっちこっちで私と同じ症状が出ているんです。」

 

鳳凰「文。今日はもう休め。そして、家でゆっくり休め。」

 

文「そうします。今日はこれで最後だったんで。」

 

文はすぐに帰っていた。

 

鳳凰「それにしても今年の花粉の量は異常だな・・・。」

 

するとこころ達が来た。

 

こころ「おはよう。鳳凰。」

 

小傘「おはよう。」

 

メディ「コンパロ。」

 

鳳凰「おぅ。おはよう。」

 

小傘「鳳凰。花粉大丈夫だった。」

 

鳳凰「え?俺は大丈夫だけど?」

 

こころ「私たち来る途中で人里の人達が花粉症になってるみたいなの。」

 

鳳凰「それでか。ところでお前らは病気とか花粉症にはならないの?」

 

小傘「私たちは付喪神だからうつらない。」

 

鳳凰「そういえばお前らは物の妖怪だったな。しかしどれくらいいるんだ。」

 

鳳凰は窓を開け外を見た。

 

人里の住民A「ハックション。花と目がいてぇ~。」

 

人里の住民B「これじゃあ仕事にならねぇ。」

 

鳳凰は人里中を見た。花粉症の人たちだらけだった。

 

鳳凰「これは調査と対策をしないといけないな。」

 

メディ「ちなみに私の鈴蘭畑じゃないから、スーさんは人里の方に飛ばないようにしているから。」

 

鳳凰「だとしたらあそこしかないな。花粉の原因は大きい木だからな・・・。」

 

こころ「それってどこ?」

 

鳳凰「魔法の森だ。」

 

鳳凰達は行く支度をし、魔法の森へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

~魔法の森~

 

鳳凰「着いてみれば何だコレ?ここの花粉の量は半端ねぇぞ。」

 

鳳凰達が目にしたものは魔法の森全体が花粉の嵐だった。

 

こころ「何でここだけこんなに量が多いの?」

 

鳳凰「とにかく原因を探ろう。」

 

鳳凰達は魔法の森の中を捜索することになった。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「ん?何かあそこの家の花粉の量が半端ないぞ。」

 

小傘「あれ?あそこの家はもしかして・・・。」

 

鳳凰「とにかく抗議をしにいこうぜ。」

 

こころ「あっ!!ちょっと待って鳳凰!!」

 

鳳凰達は花粉の量が凄い家に行った。

 

鳳凰「すいません。あなたのお宅すごい量の花粉ですけどどうしたんですか?」

 

すると家の主が出てきた。

 

魔理沙「うるさいな。今、実験中だから後に・・・てあれ?鳳凰か?」

 

鳳凰「何だ。お前の家だったのか?魔理沙。」

 

魔理沙「そうだけどよくここがわかったな?」

 

小傘「今年は異常な花粉の量だからちょっと調査してたの。そしたらここに。」

 

魔理沙「ああ。たぶん薬を作ってるときに花粉も入れたから。それが原因だと思う。」

 

鳳凰「薬作ってるときに?」

 

魔理沙「そうだぜ。魔法の森の木の枝をちょっと切って使ったんだ。それが原因で人里の方に流れついたんだと思う。」

 

こころ「えっ!?木の枝を切ったて!?」

 

魔理沙「大丈夫だ。木の枝を切ったくらいで幽香は怒らないぜ。アハハハ!!」

 

その時、鳳凰に衝撃が走った。

 

鳳凰「・・・・・。こころ、小傘、メディ、隠れるぞ。」

 

小傘「えっ?どうして?」

 

鳳凰「いいから。次符!!透明次元!!」

 

鳳凰とこころ達は透明となり隠れた。

 

魔理沙「あれ?鳳凰達はどこだ?」

 

その時、魔理沙の前に幽香が現れた。

 

幽香「魔理沙。木の枝を折ったて本当。」

 

魔理沙「うわ!?幽香か!?そうだけど。」

 

幽香「さっきアリスから聞いたんだけど、最近、薬の材料に花粉の元の木の枝を入れてるて本当?」

 

魔理沙「そうだぜ。(あれ?これてもしかして私殺されそう?)」

 

幽香「花粉たちがね。木の枝が折れてるて教えてくれたの。しかもあっちこっちでね。」

 

魔理沙「あっ、急に用事を思い出した。ちょっと私はでかけて・・・。」

 

幽香は魔理沙に傘を向けた。

 

幽香「問答無用!!マスタースパーク!!」

 

魔理沙「ギャアアアア!!」

 

魔理沙は幽香にやられた。

 

幽香「誰だか知らないけど、茂みに隠れてる奴。これで花粉の量は去年と同じに戻るけどマスクとかしなさいよ。それが一番の対策だから。」

 

鳳凰達「わかりました。」(小声で)

 

その後、鳳凰達は人里に戻り、永遠亭の連中にも協力し、マスクを売った。そのおかげか儲かったようだ。

 

                                第62話終わり

                                第63話に続く



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鳳凰の一日

どうも、土方です。今日は最後に後書きがあります。それではどうぞ。


鳳凰「何?私の一日を取材したいだと?」

 

今日、鳳凰の所にお客が来ていた。それは文と同じように新聞を作っている姫海棠はたてである。

 

はたて「はい。ぜひ鳳凰様の一日を取材したいんです。鳳凰様がここに何でも屋を開いてからの生活をしりたいんです。」

 

鳳凰「それはいいけど・・・。どうして私の取材がしたいんだ?お前は念写ができるんだろう。それを使えば良かったんじゃないか?」

 

はたて「それが・・・、この前それをやってたんですが。文が外を出て取材した方が良いて言われましたので・・・。」

 

鳳凰「確かにお前はあんまり外に出てないんだよな・・・。わかった。取材OKにしよう。」

 

はたて「ありがとうございます。早速今から取材してもいいですか?」

 

鳳凰「ああ、かまわんぞ。」

 

こうして、はたてによる鳳凰の一日の取材が始まった。

 

 

 

 

 

AM10時00分

 

小傘達が来る時間。

 

小傘「おはよう鳳凰。」

 

こころ「おはよう。」

 

メディ「コンパロ。」

 

鳳凰「おう。おはよう。今日ははたてが私の一日取材をすることになったから。」

 

小傘「えっ?大丈夫なの?」

 

鳳凰「大丈夫だ。一応、私の事は酷く書かないようにしてくれと頼んだからな。」

 

メディ「ところで今日は依頼はあるの?」

 

鳳凰「今んとこ無いかな?とりあえず依頼が来るまで待つか。」

 

~正午~

 

鳳凰「よし。飯にするか。」

 

小傘「今日は何にするの?」

 

鳳凰「じゃあ、蕎麦食いに行くか。」

 

こころ「そうね。そうしましょう。」

 

はたて「あの~、鳳凰様。いつ依頼が来るんですか?午前中てずっとそんな感じですか?」

 

鳳凰「そんな感じだ。」

 

はたて「それでいいんですか?自分から依頼探しに行くとかしないんですか?」

 

鳳凰「良いんだ。ゆっくりやれば。」

 

はたて「そうでした・・・。あなたは昔からそんな性格でしたね。」

 

鳳凰「それより蕎麦食う?」

 

はたて「食います。」

 

はたても一緒に蕎麦を食いに行った。

 

 

 

 

 

~午後3時00分~

 

鳳凰「何?犬を探してほしい?」

 

子供A「そうなんだよ。テンが三日くらい帰って来ないんだ。どこにいるのかもわからないし・・・。」

 

鳳凰「わかった。探してやるよ。ちなみに報酬はたんまり貰うからな。」

 

子供A「ありがとう。テンは全身白いからわかると思うよ。」

 

はたて「やっと依頼が来ましたね。」

 

鳳凰「さて、お前ら探しに行くぞ。」

 

鳳凰達は探しに行った。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「う~ん。人里の中をあっちこっち探したけどいないな。」

 

こころ「私たちもあっちの方を探したけど見なかったよ。」

 

鳳凰「こんなときは念写ができる奴がいればいいんだけどな・・・。(チラ)」

 

はたて「あれ?私も手伝った方がいいんですか?」

 

鳳凰「当たり前だ。お前は私の部下でもあるんだ。少しは手伝え。」

 

はたて「わかりました。じゃあやりますよ。」

 

はたては自分の能力を使って犬を探した。

 

はたて「この犬、稗田の所に居るわ。どうやら預けてるみたいね。」

 

鳳凰「本当か!!なら行ってみるか。」

 

その後、阿求に事情を話して、無事に犬は飼い主の所に戻った。

 

 

 

 

 

 

子供A「ありがとう。テンを見つけてくれて。」

 

鳳凰「私じゃなく、そこの天狗にお礼を言うといい。」

 

子供A「天狗のお姉ちゃん。ありがとう。」

 

はたて「いえ、それほどでも。」

 

子供A「ありがとう。鳳凰の兄ちゃん。じゃあね。」

 

子供と犬は家とかえって行った。

 

 

 

 

 

 

~何でも屋”鳳凰”~

 

鳳凰「これで一日取材は終わりだな。」

 

はたて「はい。これで終わりです。ですが、最後に質問良いですか?」

 

鳳凰「質問とは何だ?」

 

はたて「何で、何でも屋をやろうと思ったんですか。」

 

鳳凰「・・・・・。それは困ってる人を助けたいと思ったからだよ。」

 

はたて「どういうことですか?」

 

鳳凰「はたて。お前は知ってると思うが、私は妖怪の山で裏のトップだ。だが、困ってる人を助けようと思ったことがある。妖怪の山のみんなだけじゃなく、幻想郷のみんなを助ける仕事をしたいとな。」

 

はたて「それが何でも屋”鳳凰”の開業に至ったわけですか?」

 

鳳凰「そういう事だ。」

 

はたて(そうか。だから妖怪の山の為に動いたり、幻想郷のあらゆる勢力でも助けてた。それが鳳凰様の何でも屋。)

 

鳳凰「どうした?」

 

はたて「いえ、なんでもありません。それでは失礼します。」

 

鳳凰「良い記事にしろよな。」

 

はたて「はい。わかりました。」

 

翌日、鳳凰の事が新聞に書かれてた。見出しは「何でも屋”鳳凰”の一日」だった。その記事を見た鳳凰はにっこりと笑った。

 

                               第63話終わり

                               第64話に続く




~後書き(というか次回予告)~

どうも、土方です。次回からメイドラゴンの小林さんたちや仲間達の幻想入りをやろうと思います。もちろん、東方鳳凰屋の中でやります。お楽しみに。


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特別長編2 OLとドラゴンメイドと仲間達が幻想入り+魔術講師と生徒3人が幻想入り
OLとドラゴンメイドと仲間達が幻想入り(プロローグ的な奴ですね!!)


どうも、土方です。今回からメイドラゴンの人達の幻想入りをやろうと思います。東方鳳凰屋の中でやりますので、鳳凰もちゃんと出ます。それでレッツイシュカンコミュニケーション!!


ここは外の世界のとある場所、朧塚という町。その町のマンションに住んでいる”OL"小林である。同居人はメイド”トール”と小さい女の子”カンナカムイ”がいる。しかし、そのメイドは”ドラゴン”である。元々は異世界で暮らしていたが神々の戦いに敗れ、小林の世界に来てしまった。小林は結構酔った状態で山に入り、トールが突き刺していた剣を抜き、その後共に飲んでいたら小林が「私のとこ来る?」と言い、その後、トールは小林さんのとこに住む事になった。ちなみに、カンナはいたずらしすぎて追放され、小林の世界に来て居候することになった。そして、カンナもドラゴンである。

 

トール「今日はいいお天気ですし、掃除でもしますか。」

 

小林さん家を掃除しているのがメイドのトールである。さっきも説明したがドラゴンである。

 

ピンポーン

 

トール「はーい。」

 

トールは玄関の方に行った。

 

ルコア「こんにちはー。」

 

トール「ルコアさん。」

 

トールが挨拶した人は、元神で翼竜の”ケツァルコアトル”通称ルコアである。痴女みたいな体形だが、元神である。現在は、魔法使いの家系である翔太の所に住んでいる。

 

ルコア「いつもここに寄って悪いね。」

 

トール「いえ、大丈夫ですよ。色々とお世話になってるし。」

 

ルコアは家に上がり、コーヒーを飲み始めた。

 

トール「それで今日は何の用ですか?」

 

ルコア「ああ、実はね3日前に一人で旅行に行ってきたのよ。旅行先は魔界なんだけどね。」

 

トール「あぁ、あの魔界神がすんでいる所ですね。」

 

ルコア「そしたら、福引がやっててね。ちょっとやってみたんだ。そしたら・・・。」

 

トール「そしたら?」

 

ルコア「なんと、1か月幻想郷旅行が当たったんだ。しかも行く人数何人でもいいて。」

 

トールはコーヒーカップを落とした。

 

トール「ええ!?あの魔界で人気の旅行先じゃないですか!?それはつまり・・・。」

 

ルコア「トール君も一緒に行かない?」

 

トール「行きます!!早速夜に小林さんとカンナに伝えます。そして、小林さんとカンナと一緒に行きます。」

 

ルコア「じゃあ、一緒に行きましょう。」

 

~その夜~

 

小林「ただいま。」

 

トール・カンナ「お帰りなさい(お帰り)。」

 

小林は仕事から帰ってきた。

 

トール「小林さん、小林さん。ちょっと話いいですか。」

 

A・1・S・3・w

 

小林「1か月幻想郷旅行?なるほど、なぜ1か月有給休暇が取れたのかがわかったわ。」

 

トール「有給休暇?それてどういうことですか?」

 

小林「実は今日専務から呼び出されて、有給休暇取ってくれと頼んできたんだ。滝谷とエルマも一緒にね。」

 

トール「げぇ。エルマと滝谷ですか。どうなったんですか?」

 

小林「最初は3人とも断ろうとしたけど、専務がどうしてもお願いされるからさ。3人共1か月有給休暇を取る事になったんだ。」

 

トール「もしかしてルコアさん翔太くのお父さんにもこの事話したんでしょうね。」

 

小林「そうかもね。私の予想だとたぶん翔太くんが行きたいて言い始めたと思うけど。」

 

トール「どうします?」

 

小林「行こうかな。ちょうど有給休暇取れたし。」

 

トールは笑顔になった。

 

トール「それじゃ一緒に行きましょう。みんな誘って。」

 

小林「うん。そうしよう。」

 

こうして、小林とトールは皆を誘い幻想郷に行くことになった。ちなみに、カンナは才川も誘おうしたが、問題が色々ある為、才川はダメになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃、幻想郷の人里の何でも屋”鳳凰”の方では・・・

 

鳳凰「明日から1か月臨時休業だから、お前ら1か月休んでいいぞ。」

 

小傘達「えぇぇぇぇぇ。」

 

鳳凰のある一言で小傘達は叫んだ。

 

こころ「何で臨時休業なの?」

 

鳳凰「それはだな・・・。」

 

~2時間前~

 

鳳凰「・・・というわけで、事務所の改装工事をお願いしたいんだよね。」

 

にとり「いいですけど、何でそんな事を?」

 

鳳凰「いや~、もうすぐ新生活に向けて色々とさ準備したいんだよね。だから、いっそのこと事務所の改装工事もしたいんだよね。」

 

にとり「でも、大丈夫なのか?勝手に改装工事しても?慧音に怒られるんじゃ・・・?」

 

鳳凰「大丈夫。ちゃんと許可取ったから。」

 

にとり「なら大丈夫だね。1か月は掛かるけど良いですか?」

 

鳳凰「大丈夫だ。1か月休業することになったから。じゃあお願いな。にとり。」

 

にとり「任せてください。鳳凰様。」

 

W・W・A・A・A

 

鳳凰「というわけだ。」

 

小傘「なるほど。新生活に向けてね。」

 

鳳凰「というわけでしばらく休みにするからお前らは適当にどっか遊んできていいぞ。」

 

メディ「どこ行く?小傘?」

 

小傘「とりあえずどっかぶらぶらしてようか。」

 

こころ「鳳凰はどうするの?しばらくはここ使えないから、どっか寝る場所でも探すの?」

 

鳳凰「いや?一人で幻想郷をあっちこっち回ろうと思うんだ。暇だし。」

 

こころ「一人で旅か・・・。大丈夫なの?」

 

鳳凰「大丈夫だ。こう見えて俺は幻想郷では顔が広いから。」

 

こころ「なら、安心ね。」

 

こうして、何でも屋”鳳凰”は臨時休業にすることになった。

 

 

 

 

 

小傘「それじゃ、また1か月後ね。」

 

鳳凰「あぁ、休んだ分たっぷり仕事させるからな。」

 

こころ「あなたも気を付けてね。」

 

メディ「コンパロ!!」

 

鳳凰「ああ、また1か月後な。」

 

それから、小傘達は帰っていった。

 

鳳凰「明日は久しぶりの休日だ。たっぷり遊ぶぞ!!」

 

何でも屋”鳳凰”の休業の契機と小林とトールと仲間達の旅行、鳳凰と小林・トールが出会う時、一つの物語が始まろうとしていた。

 

                                  次回に続く

 

 



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鳳凰と小林とトール出会う(結構食べる人なんですね!!)

鳳凰「あ~、腹減った~~~。」

 

現在、鳳凰は一人旅中である。改装工事の為事務所から出たものの晩から空腹状態の為、今人里の中をふらふらと歩いている。

 

鳳凰「もうダメ。視界がぼやけてきた~~~。」

 

鳳凰は道の真ん中で倒れてしまった。

 

 

 

 

 

 

一方、その頃、小林とトールとカンナとルコアと翔太とエルマと滝谷とファフニールは幻想郷に無事に着き、今は人里の中を観光している最中だった。ちなみに魔界まではトールが魔界行きの空間を作り、魔界経由で幻想郷に来た。

 

トール「小林さん。無事に幻想郷に着きましたね。」

 

小林「うん。そうだね。道中は大変だったけど・・・。」

 

ルコア「仕方ないよ。魔界から幻想郷に行くには、通行所を通らなきゃ行けないからね。」

 

小林「それでその専用のパスポートを作ってもらったけど、魔界人て・・・。」

 

トール「仕方ありませんよ。人間て書いたら怪しまれますからね。」

 

滝谷「僕と翔太くんも小林さんと同じように作ってもらったしね。」

 

カンナ「小林。ここの建物、時代劇に出てきそうな建物ばかり。」

 

小林「そうだね。ここは何でか時代劇ぽい建物が多いね。」

 

ルコア「ここの世界は賢者と博麗と龍神が作った世界だからね。だから、昔ぽい建物が多いんだ。」

 

小林「えっ?それてどう意味?」

 

ルコア「今度別の時に話すよ。」

 

ファフニール「それにしてもさっきからここの人間にジロジロ見られてるな。」

 

人里の人間は小林達の方を不思議そうに見ていた。中には・・・

 

小林「ルコアさんの事をジロジロ見てる人が多いですね。」

 

ルコア「あら、僕てそんなに人気あるの?」

 

小林「いや・・・、たぶんその体型の所為だと思う・・・。」

 

ルコア「そうだ。トール君にエルマ君にファフニール君にカンナちゃん。ここの世界ではドラゴンという種族名は言っちゃダメよ。」

 

トール「えっ?何でですか?」

 

ルコア「ここではドラゴンや龍は幻想郷の最高神。生きとし生ける物全てが崇拝する神なんだ。そして、龍神は幻想郷を作った創造神よ。もし本来の姿に戻ったらありがたやて言われるから気を付けてね。」

 

トール「へえ~~~。そうなんですか~~~。」

 

エルマ「おおーー。ここの世界の人間は私達を神様と崇拝しているのか。」

 

小林「何か混沌勢と調和勢の違いが見えてきたな。」

 

トールは破壊や支配を望む混沌勢力ため苦笑いだが、エルマは秩序を守る勢力それぞれの反応に違いがあるんだなと小林は思った。その時、人里の住民たちがざわつき始めた。

 

人里の住民A「何?また何でも屋”鳳凰”の旦那が倒れたって?」

 

人里の住民B「ああ、しかも這いつくばりながら歩いているらしいよ。」

 

小林達がそれを聞いていると・・・

 

鳳凰「食べ物くれ~~~。」

 

小林達の目の前に鳳凰が現れた。

 

小林・滝谷・翔太「ぎゃああああ!!出たああああ!!」

 

トール「小林さん。落ち着いてください。」

 

そして、また鳳凰はバタンと倒れた。

 

カンナ「大丈夫?」

 

鳳凰「腹減った~~~。」

 

小林達「・・・・・。」

 

小林達はすぐそこの甘味屋に立ち寄った。

 

 

 

 

 

 

鳳凰「いや~~、美味かった。ご馳走さん。」

 

小林「あんたどんだけ食うんだよ・・・。」

 

小林達が目にしたのは50皿ぐらいたらふく食った鳳凰の姿だった。

 

トール「ていうかそれだけ食ってよく腹壊さないですね。」

 

鳳凰「いや~~~、本当に助かったよ。昨日の晩から何も食べてなくてさ。もう腹減って死にそうだったんだ。事務所が改装工事だったしね。」

 

ファフニール「ということはお前が何でも屋”鳳凰”の旦那ていう奴か?」

 

鳳凰「あれ?何で知ってるの?」

 

滝谷「何でって・・・、ここら辺で君の噂を聞いたからだよ・・・。」

 

鳳凰「あ・・・、もしかしてまた這いつくばって歩いてたていう噂してた。毎回金がない時にやっちゃうんだよね。」

 

小林「毎回!!」

 

鳳凰「じゃあ、改めて自己紹介するよ。俺の名は鳳凰。何でも屋”鳳凰”の主人。」

 

小林達「どうもはじめまして。」

 

鳳凰「しかし、君たち凄い集まりだね。人間3人にドラゴンまで・・・。」

 

トール・エルマ・カンナ・ファフニール・ルコア「・・・・・!!」

 

小林「えっ!?トール達の正体を一瞬で・・・。」

 

その時、翔太が小林に声を掛けた。

 

翔太「あの、たぶんこの人ただ者じゃないよ。だって明らかに人間を超える力を持ってるよ。魔法使いの家系である僕から見たらね。」

 

鳳凰「へぇー。君魔法使いの家系なんだ。名前はなんて言うんだ?」

 

翔太「真々谷翔太です。」

 

鳳凰「・・・・・!!君まさか真々谷家の!!」

 

翔太「えっ?僕の父さんを知ってるの?」

 

鳳凰「いや、気にしないでくれ。」

 

翔太「?」

 

トール「それよりも何故私達の正体を分かったんですか!!」

 

鳳凰「人間じゃない気を感じれば、当たり前だろう。特に力がある人間や妖怪にはわかるからな。」

 

エルマ「ということは力がある人間や妖怪は私達の正体をあっという間に分かるていう事か!!」

 

鳳凰「そういうこと。」

 

トール達は愕然とした。そりゃ人間界じゃ隠せば正体はわからないけど、幻想郷では力がある者達はドラゴンだとわかるのだ。

 

鳳凰「落ち着け。俺は知っても他人には絶対言わん。」

 

トール「本当ですか?」

 

鳳凰「あぁ。もし言ったら。自分の信条が傷つく。」

 

エルマ「なら、安心だな。」

 

鳳凰「それにしても・・・。」

 

エルマ「ん?」

 

鳳凰はエルマの胸を触った。

 

エルマ「ひゃあ!!お前一体何を!?」

 

鳳凰「人型のドラゴンは初めて見たけど、こんなにデカいんだな。」

 

エルマ「わたしの胸を触るな人間!!」

 

エルマは鳳凰にビンタした。

 

鳳凰「マソップ!!?」

 

エルマ「お前堂々と私の胸を触れるな!!ハレンチだぞ!!」

 

鳳凰「ドラゴンもハレンチて言うんだな・・・。」

 

小林「チッ・・・!!」

 

小林は周りが胸が多い奴ばかりで嫉妬した。

 

鳳凰「ところでこんなに食ったけど、金持ってるの?」

 

小林「あっ。そうだった・・・。ここの世界の通貨、私達の世界の通貨と同じかな・・・。」

 

鳳凰「これは外の世界の通貨か・・・。残念だけど、換金しないと使えないよ。」

 

小林「マジ!!」

 

鳳凰「やばいな・・・。今、金持ってないな。」

 

滝谷「えっ!?それってやばいんじゃ!?」

 

カンナ「うん。マジやばくね。」

 

鳳凰と小林達が悩んでいるとある人物が現れた。

 

???「鳳凰。あなたまたいっぱい食べたのね。しかも、他の人を巻き込んで・・・。」

 

鳳凰「お前は・・・。」

 

華仙「ここは私が払いましょう。」

 

鳳凰と小林達の前に現れたのは、妖怪の山に住む仙人”茨木 華扇”だった。

 

                                  次回に続く



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鳳凰と華仙と異界のドラゴン(同行者追加ですね。)

ここは天界。現在、龍神の使いと天界の総領娘が地上に降りていた。だが、今日は何にかがおかしい。それは・・・

 

衣玖「まさかあなた様で来るとは、一体どうしたんですか?」

 

天子「そうよ。一体どうしたの?何か悪いものども食った?」

 

???「悪いものなのど食ってはおらん。だが、久しぶりに幻想郷に行ってみたくなたったんだ。」

 

天子「あんた幻想郷では神様扱いなの忘れてる?あんた行くとろくでもない事が起きるのは間違いないのよ。龍神。」

 

龍神「大丈夫。幻想郷の連中にバレないように人間の姿にしたから!!(グッ!!)」

 

天子・衣玖(強い奴らにはすぐバレそうなんだけどなぁ・・・。)

 

天子と衣玖が話している相手は、頭に青いシルクハットの帽子をかぶり、服装は青のタキシード、そして明るくてクールな顔つき、明らかに人間の姿をしている。彼は幻想郷を作った創造神の一つの龍神である。だが・・・

 

天子「あんた何の目的でこっちに行くの?」

 

龍神「それはおいしい物を食べに行く事と、観光しに行く事だ!!」

 

天子・衣玖「・・・・・。」

 

性格は結構お茶目である。

 

龍神「コホン。それは半分が目的。半分は幻想郷に何かが起こりそうな気がすることだ。」

 

衣玖「それはもしかして異変ですか?」

 

龍神「それはわからん。だが、もしかしたら儂も動く事態になるだろう。」

 

天界「ということは何日か幻想郷に滞在するていうこと?」

 

龍神「そういう事。ちなみに八雲の所には伝えておいたから。」

 

龍神はヘラヘラ笑いながら言った。

 

衣玖「龍神様・・・。もうちょっと威厳を見せてください。あなたは幻想郷の神様何ですから・・・。」

 

龍神「それを言ったら、守谷の二柱はどうなんだ。あいつらも儂と似た性格だろう。」

 

衣玖「・・・・・。」

 

天子「何で幻想郷の神様てこういう奴らばっかりなんだろう・・・。」

 

龍神と衣玖と天子はそういう会話しながらも幻想郷に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃、鳳凰と小林とトール達は甘味屋で華扇に会い、華仙にお金を払って。現在は、人里の外に居た。ちなみに、場所は看板と道が二つに分かれてる所である。

 

鳳凰「華仙。ありがとう。お金払ってくれて。」

 

華仙「全く、あなたは食べる量を減らしなさい。そしたら払う量だって抑えられるわ。」

 

鳳凰「すまん。腹が減りすぎてつい。しかも、お金が無かったし・・・。」

 

華仙「あなたギャンブルにまたお金使ったでしょ。それだからなくなるのは当たり前じゃないですか。いいですか、あなたは・・・。」

 

鳳凰「やれやれ、華扇の説教が始まったぞ・・・。」

 

鳳凰は華仙の説教は正しい事だが、ちょっとうんざりしてる。なぜならうるさいことばかりだからだ。するとその時・・・

 

小林「あの・・・。その辺でいいんじゃないですか。こいつも考えないで食べている事は反省しているし。」

 

華仙「・・・・・。まあ、今回は大目に見てあげましょう。彼らの善意でもあるんですから。」

 

鳳凰「さっきはありがとな。ところでお前らは一体何者だ。見るからに外の世界から来たように見えるが・・・。」

 

小林「外の世界?」

 

華仙「要するにあなた達の世界が外の世界。ここの幻想郷は外の世界から隔離した場所なのよ。忘れ去られた者達のね。」

 

トール「私のお父さんからも聞いた事があります。幻想郷は外の世界の相性が悪くなり、それで外の世界と隔離したって。」

 

鳳凰「そういえばお前らの名前聞いてなかったな。お前らは名はなんて言う?」

 

小林「私の名は小林。そして、こっちはトールとカンナちゃん。」

 

鳳凰「トール・・・。あれ、どっかで聞いたことがあるぞ?え~と・・・。あっ!!」

 

鳳凰は一つ思い出した。それは・・・

 

鳳凰「もしかして終焉帝の娘か?」

 

トール「・・・・・!!どうして父の名を!?」

 

鳳凰「あのドラゴンは私に魔法の事を教えてくれたんだ。つまり先生かな?」

 

トール「つまりあなたは私の父の弟子ていう事ですか?」

 

鳳凰「弟子ていうより教え子みたいな感じだったかな?」

 

小林「トールのお父さんの知り合いて結構凄い人ばかりだね。」

 

トール「タハハ・・・。」

 

カンナ「トール様の父凄い。」

 

鳳凰「こっちの男二人は誰だい?」

 

滝谷「僕かい?僕の名は滝谷真。こっちはファフ君。」

 

鳳凰「ファフ君?」

 

ファフニール「ファフニールだ。」

 

鳳凰「あっ、よろしく。」

 

ファフニール「ふん。」

 

鳳凰「でこっちのけしからん体型の女と子供は?」

 

ルコア「僕の名は”ケツァルコアトル”。長いからルコアでいいよ。でさっきも言っていたけどこっちは真々土翔太君。」

 

翔太「・・・真々土翔太です。」

 

鳳凰「よろしくお願いします。で最後は・・・。」

 

エルマ「エルマだ。よろしく頼む。」

 

鳳凰「よろしく。それと済まなかったな。勝手に胸もんで・・・。」

 

エルマ「当たり前だ。女の胸をもむなんて、どうかしてるぞ。」

 

鳳凰「済まなかった。だが、ドラゴンにも胸があったからつい・・・。」

 

華扇「ほ・う・お・う・・・!!あなたまた!!」

 

鳳凰「謝ったからいいだろう!!」

 

ふと華仙は思った。さっきドラゴンと言った。ということは・・・

 

華扇「トールさん。あなたもしかしてドラゴンよね。」

 

トール「うぐ・・・。やっぱりバレてましたか・・・。」

 

華扇「やっぱり・・・。ということはカンナちゃん、ルコア、エルマ、ファフニールもドラゴン・・・。」

 

鳳凰「どうした?華扇?」

 

華扇「鳳凰。普通はドラゴンは外の世界にいないのよ・・・。なのに、どうして・・・?」

 

鳳凰「そういえばそうだな。」

 

トール「仕方ありませんね。私が説明してあげます。」

 

トール説明中・・・

 

トール「・・・ということなんです。」

 

鳳凰「なるほどね。しかし、魔界にガラポン抽選会があるなんて驚きだぞ。」

 

華扇「そこじゃないでしょ!!あなた異界から外の世界に来たんですって。しかも外の世界に住んでる。人間と共に!!」

 

鳳凰「お前がそれを言っちゃダメだろ。しかし、小林という男。よくこのドラゴンを受け入れたな・・・。」

 

小林「あたし女なんだけど・・・。何?幻想郷じゃ凄いことなの?」

 

鳳凰「龍やドラゴンといるのは仙人だけだ。ましてや人間と共に生活するていう事はすごい事なんだ。」

 

小林「仙人!?ここは仙人も居るの!?」

 

鳳凰「居るよ。華扇も仙人だし。」

 

エルマ「何?あなた仙人何ですか?」

 

華扇「そうよ。それが何か?」

 

エルマ「・・・・・。いやなんでもない。」

 

華扇「?」

 

その時、誰かがお腹をなった。

 

カンナ「お腹すいた。」

 

小林「もう日暮れか。もうすぐ夜か・・・。」

 

鳳凰「お前ら今日泊まる場所あんの?」

 

小林達「・・・・・。」

 

鳳凰「華扇。今日はお前の所で泊まっていいか?」

 

華扇「いいわよ。あなた達の話もよく聞きたいし。」

 

トール「本当ですか!!」

 

華扇「ええ。私の家に招待してあげるわ。」

 

小林「ありがとうございます。わざわざ。」

 

華扇「いいのよ。それよりも移動手段はある?」

 

トール「はい。わたしに任せてください。」

 

小林「え。」

 

トールは本来のドラゴンの姿に戻った。

 

鳳凰「うっひゃ~~。やっぱりドラゴンて大きいな・・・。」

 

華扇「当たり前よ。でも、さすがは異界のドラゴンね。」

 

トール「皆さん。私の背中に乗ってください。乗ったら認識阻害をしまので。」

 

小林「あのルコアさん。大丈夫なんですか?こんなところで本来の姿に戻ったら。」

 

ルコア「大丈夫。この時間なら人いないから。」

 

華扇「ルコアさんの言う通りよこのくらいの時間は誰もいないわ。」

 

小林「ならいいか。」

 

鳳凰と華扇と小林達はトールの背中に乗り、認識阻害をかけた。

 

トール「じゃあ、行きますよ。」

 

華扇「トールさん。私の家は私が案内するから。」

 

トール「わかりました。」

 

トールは鳳凰と華扇と小林達を乗せ、華扇の案内で行く事にした。

 

                                 次回に続く





~後書き(お知らせ)~

来週の日曜日はお休みします。なので次回の投稿は再来週です。


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龍の子供(ちょっと弱い方ですが・・・)

鳳凰と小林&トール達は茨木華扇の家に一泊するため、妖怪の山にある華扇の屋敷を目指していた。

 

トール「いつ着くんですか?大分立ちますけど?」

 

華扇「もうすぐ着くはずよ。ほら、見えてきた。」

 

トール「じゃあここで降りますね。」

 

鳳凰「凄いスピードだな・・・。酔った・・・。」

 

小林「やっぱり腰に来るな・・・。」

 

そして、無事に華扇の家にたどり着いた。ちなみに、トールは全員降りた後、いつものメイドの女姿に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

小林「古い屋敷だな・・・。」

 

トール「しかも大きいです。」

 

カンナ「庭も広い。」

 

小林&トール達は華扇の屋敷に驚いていた。なぜなら、古いが大きくて何より仙人が住んでそうな屋敷だからだ。

 

鳳凰「ここは相変わらずだな。」

 

ファフニール「ん?ここに入ったことがあるのか?」

 

鳳凰「昔な。」

 

ファフニール「?」

 

その時、屋敷の中から様々な動物が出てきた。

 

小林「凄い。色んな動物がいるな。」

 

トール「あっ、テレビで見たことありますよ。これはトラですね。」

 

トラ「ガルルル!!」

 

滝谷「なんか無茶苦茶に威嚇されてるけど・・・。」

 

トラ「ビク!!」

 

その時、トラに衝撃が走った。

 

トール「オイ!!そこのトラ、小林さんを傷つけてみろ!!したらわかるな・・・!!」

 

トラはビビりながら威嚇するのを止めた。

 

トラ「ガル・・・。」

 

華扇はトラにこう言った。

 

華扇「あなたは威嚇する相手を選んだ方が良いわ。」

 

鳳凰はトールと小林を見てこう思った。

 

鳳凰「もしかしてトールは小林さんの事が好きなのか?」

 

カンナ「トール様は小林の事が好き。好きな理由は小林かトール様に聞いた方が良い。」

 

鳳凰「なるほどね。小林さん本当なの?」

 

小林「そうだよ。初めてトールが来た時は大変だったよ。洗濯物を口洗いするし、部屋を丸ごとブレスで掃除したりしたしね。」

 

鳳凰「うわ・・・。色々やらかしてたんだね。」

 

小林「でも、だんだん私達が居る世界の生活に慣れて、あんまり失敗しなくなったな。ただ、私が誰かと居ると嫉妬するんだよな。エルマの時はブレスで吹っ飛ばしちゃったし。」

 

鳳凰「うわ・・・。好きすぎて周り見えなくなってる・・・。」

 

その時、華扇はある動物がいないのに気付いた。そこで大鷲に聞いてみることに・・・

 

華扇「竿打。龍の子供は?」

 

小林「えっ。」

 

大鷲は龍の子供、くちばしで引っ張って連れてきた。

 

小林「華扇さん・・・。この龍(ドラゴン)は?」

 

華扇「これは龍の子供です。これも私が飼ってます。」

 

トール「えっ、誇り高き龍(ドラゴン)を飼ってるんですか!?」

 

華扇「そうよ。」

 

ファフニール「高潔な龍(ドラゴン)が人間の所に飼ってるだと?」

 

龍の子供「ビク!!」

 

滝谷「ファフ君。龍の子供が怯えてるよ。」

 

ファフニール「ふん。」

 

すると、カンナが龍の子供の方に行った。

 

カンナ「大丈夫?」

 

龍の子供「コクン。(何とか大丈夫。)」

 

カンナ「ん?」

 

カンナは龍の子供がテレパシーを使って話してた。そして、こう思った。

 

カンナ「この子もしかして喋れないの?」

 

華扇「え?喋るのは教えてないわよ?それにこの世界では必要ないし・・・。」

 

トール「えぇ・・・。普通は喋る事は大人から教わりますよ。」

 

華扇「えっ!?そうなの?」

 

小林「もしかして教えてないんですか?」

 

華扇「いや、普通は龍は喋んないんでしょ!?それが普通じゃん?」

 

ルコア「僕たちは普通に喋るよ?」

 

鳳凰「華扇。たぶんトール達の世界はそれが普通だろ。それにここは幻想郷。あり得ないてことはないぞ。」

 

華扇「・・・・・。わかったわ。今度教えるわ。」

 

エルマ「そういえばこの龍の子供は強いのか?」

 

華扇「いえ・・・。戦ったことはありませんので、実力はちょっと・・・。ていうか移動するときとかに使ったことがなくて。」

 

トール「じゃあ、こういうのはどうでしょう。カンナとこの龍の子供を戦わせるのは。」

 

鳳凰「おっ。それいいな。」

 

小林「えっ。大丈夫なの・・・?」

 

華扇「まぁ・・・、大丈夫でしょう・・・。仮にもこの子龍だから。」

 

鳳凰「じゃあ、早速やろうか。」

 

カンナ「おー。」

 

龍の子供「・・・・・!!(おー!!)」

 

早速、カンナと龍の子供の決闘が始まった。ちなみに、華扇の屋敷の庭で。

 

 

 

 

 

 

 

 

~華扇の屋敷の庭~

 

ファフニール「ルールはお互いの力を出し切る。それだけだ。ぞんぶんに楽しむがいい。」

 

鳳凰「この人こういうキャラなの?」

 

トール「あの人、前に審査員をやった時もこういう感じでしたよ。まぁ、普段は滝谷さんの家を守ってるらしいですから・・・。」

 

鳳凰「それ引きこもりじゃないの?」

 

小林「ていうかカンナちゃん。本来の姿で戦うの?」

 

カンナの本来の姿は白い体毛のドラゴンである。体は大きいがそれでも子供でもある。

 

カンナ「大丈夫。たぶん相手も強いから。龍だし。」

 

小林「いや、そうだけど。相手はカンナちゃんと同じ子供・・・。」

 

小林は臨戦状態の龍の子供を見たが・・・、結構やる気満々だ。

 

龍の子供「・・・・・!!(ムフーー)」

 

小林「まぁ、大丈夫か。華扇さんの龍だし・・・。」

 

そして、審査員長はファフニール、実況は・・・

 

鳳凰「龍とドラゴンどっちが勝つのか。わくわくします。」

 

鳳凰である。

 

エルマ「試合形式は1体1の勝負。それでははじめ!!」

 

早速、決闘が始まった。

 

龍の子供「・・・・・!!」

 

龍の子供はカンナに突撃攻撃をした。だが・・・

 

カンナ「ブレス攻撃。」

 

カンナは雷のブレス攻撃をした。

 

龍の子供「・・・・・!?(ギャアアア!?)」

 

鳳凰「龍の子供は圧倒的な攻撃を直撃した!!」

 

龍の子供は倒れ、即負けとなった。

 

龍の子供「きゅううう・・・。」ガク

 

トール「うわ・・・、あなたの龍弱すぎじゃありませんか。」

 

華扇は龍の子供にこう言った。

 

華扇「あなた最近結構だらけていたから、明日はもっと厳しくしますからね。修行を。」

 

龍の子供「ガーン。」

 

カンナはいつもの小さい女の子の姿に戻った。

 

カンナ「小林。お腹すいた。」

 

小林「そういえばまだ何も食ってないな。」

 

華扇「じゃあ、中で食事にしましょう。私が作りますから。」

 

トール「あっ!私も作ります。手伝ってもいいですか?」

 

華扇「いいけど・・・。作れるの?」

 

トール「私は小林さんのメイドです。得意な方なので。」

 

華扇「じゃあ、お願いするわ。」

 

鳳凰「華扇。豪華なものを頼む!!」

 

華扇「はいはい。わかったわよ。」

 

華扇とトールは先に華扇の屋敷に行った。

 

鳳凰「ところで小林さん。トールさんの料理てどんなのが出るんですか?」

 

トール「結構多いよ。ただ、あれが出るのがな・・・。」

 

鳳凰「あれって?」

 

小林「・・・尻尾焼き。」

 

鳳凰「へ?トールさんの?」

 

小林「うん・・・。」

 

鳳凰「・・・・・。マジか・・・。自分の尻尾を自分で焼くのかよ・・・。」

 

鳳凰はそう言いながらも、鳳凰と小林さん達は屋敷の中に入っていった。

 

                                  次回に続く

 

~次回予告~

 

~幻想郷の彼岸の死神登場!!~

 



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幻想郷の死神登場!!(サボりの死神らしいです・・・)

どうも、土方です。最近熱いですね。それではどうぞ。


鳳凰と小林達は華扇の屋敷に入り、屋敷の居間の所に居た。居間は結構広く。近くには庭があった。

 

小林「この居間結構広いな。」

 

滝谷「しかも高価な物ばかりだね。」

 

翔太「しかも庭もある。」

 

鳳凰「この華扇の屋敷は家全体も広いんだ。俺も昔この屋敷にちょくちょくお邪魔していたいたんだ。」

 

ファフニール「そういえばお前は”あいかわらずだな”とか言っていたな。ここをしっているのか?」

 

鳳凰「・・・・・。実は言うと華扇さんは俺の師匠でもあるんだ。」

 

小林「えっ?でもさっきはトールの父親の事を、先生て言ってたよね。」

 

鳳凰「あの人は魔法の先生。華扇師匠と他の師匠からは力や戦い方を教えてくれたんだ。」

 

小林「力や戦い方?」

 

鳳凰「力ていうのは指導力や戦術や技かな。色んな技も教えてくれたんだ。」

 

小林「へぇ~。どんな技があるの?」

 

鳳凰「じゃあ、試しに見せますね。」

 

鳳凰は次元刀を抜き、小林達にわざを見せることにした。そして、庭の方に行った。

 

鳳凰「見せますよ。次符!!”次元斬”!!」

 

刀を使った瞬間、大きな衝撃波を放ち、庭の池に当たった。池も壊れたけど。そして、壊れた衝撃で庭が濡れた。

 

鳳凰「・・・どうだ。」

 

小林「どうだじゃないよ!!やりすぎだろ!!」

 

その時、滝谷が眼鏡を掛けた。

 

滝谷「キターーー!!リアルで必殺技を見れるなんて感激でヤンス!!必殺技はゲームの中だけだと思ってたでヤンス!!実際に見れて本当に感激でヤンス。」

 

鳳凰「・・・この人こういう性格なの?」

 

小林「滝谷くんは隠れオタクなんだ。だから眼鏡かけるとこういう性格になるんだ。」

 

鳳凰「外の世界にも変わった奴は居るんだな。」

 

小林「それよりも池はどうするの?華扇さんにでも見られたら大変じゃないの?」

 

鳳凰「そこらへんは大丈夫。ほい。」

 

鳳凰は次元の術で池を元に戻した。

 

小林「君もトールみたいに壊した物を元に戻せるの?」

 

鳳凰「えっ?トールさんももとに戻せる力あるの?」

 

小林「うん。トールは魔法で壊した物を元に戻してたんだ。」

 

鳳凰「さすが終焉帝先生の娘さんだな。私の場合はトールさんとは違い、自分の能力の力でやってるんだ。」

 

小林「自分の能力?」

 

鳳凰「幻想郷では力がある者は能力を持っているんだ。俺の場合は”次元を操る程度の能力”かな。」

 

エルマ「幻想郷の連中はすごい力ももっている奴らがたくさん居るんだな。」

 

小林「はっきり言うと猛者共が居る世界みたいな感じか。」

 

鳳凰「まぁ、後でこの幻想郷ていう世界の事について教えてあげるよ。それよりもそこの茂みに隠れてる奴。もうバレてるから出てきた方がいいよ。」

 

小林達「えっ?」

 

???「あちゃー。やっぱりバレてたのか?」

 

茂みの中から鎌を持った女が現れた。外見はポニテでしかも巨乳である。

 

小町「久しぶりに華扇の所に来たが、妙な連中が居たから観察してたけど。まさか、バレるとはさすが華扇の弟子だね。」

 

鳳凰「小町さん!!」

 

鳳凰と小林達の目の前に現れたのは、幻想郷の彼岸の死神”小野塚小町”だった。

 

                                  次回に続く

 

~次回予告~

 

みんなでワイワイガヤガヤの夕食でも如何かな。(夕食会ですね。)

 



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みんなでワイワイガヤガヤの夕食でも如何かな(夕食会ですね。)

前回のあらすじ:茂みから小町が現れた。←ってポケ〇ンじゃねーよ。(小町)

 

鳳凰「小町さん!!」

 

小町「久しぶりだね。鳳凰。元気にしてるみたいだな。」

 

鳳凰「そういう小町さんはこんな所に来て、どうしたんですか?」

 

小町「いや、仕事が終わったから、にとりの所に行ってみたらいなくてさ。久しぶりに華扇の所に顔を出しに来ただけだ。決してサボりじゃない。」

 

鳳凰「にとりは俺の事務所の改装工事をしているんだ。事務所をグレードアップするためにね。」

 

小町「なるほどね。だから居なかったのか。」

 

小林「あの、この方は?」

 

鳳凰「え~と、この人は・・・」

 

すると、華扇とトールが料理を持って居間に来た。

 

トール「お待たせしました。」

 

華扇「お待たせ。結構な量だからいっぱい食べ・・・って死神!?」

 

小林・トール達「死神!?」

 

小町「やぁ!!華扇!!久しぶりだな!!暇だったから、来てやったよ。」

 

華扇「久しぶりねぇ。最近来なかったけど、どうしたの?」

 

小町「ほら、私とにとりと幽香は仲が良いだろう。よく、にとりの家に集まって3人で酒を飲んでんだ。だけど、今日はにとりが居ないからここに来たんだ。」

 

華扇「なるほどね。あなたはにとりと幽香とは仲が良かったものね。」

 

トール「それよりもあなたは死神何ですか!?」

 

小町「そうだけど・・・。お前らは何者なんだ?5人ぐらい人間の姿をしているようだが・・・。」

 

鳳凰「小町さん。それはかくかくしかしかで・・・。」

 

小町「へぇ~~。外の世界から来た。人間3人とドラゴン5匹か・・・。えっ!?ドラゴン!?」

 

トール「かくかくしかじかてこっちの世界でも使えるんですね。」

 

鳳凰「それもかくかくしかじかで。」

 

小町「なるほど異界から外の世界に住んでるのかい。ということは彼岸で噂されているドラゴンてお前らの事だったのか。」

 

小林「やはり通じるのか・・・。って彼岸!?幻想郷と彼岸て繋がってるの!?」

 

鳳凰「そうだよ。だって三途の川もあるもん。」

 

小林「マジか・・・。」

 

小町「そこのメイド。お前がさっき言っていたことに答えよう。アタイは幻想郷の死神”小野塚小町”だ。よろしく。」

 

トール「幻想郷の死神・・・。」

 

小町「どうしたんだ?服の方を見て?」

 

トール「いえ、死神なら黒いフードを被っているんですが、こっちではそういうのないんですか?」

 

小町「それは別の世界の死神だ。こっちでは女性の場合、こういう格好なんだ。」

 

トール「そうなんですか。それにしても胸デカい方なんですね。」

 

小町「ちょ!?どこ見てんだい!?そう言うお前だって胸デカいじゃないか!!何カップだよ。」

 

トール「ドラゴンの中ではDです。」

 

小林「ちっ。」

 

華扇「それよりも夕食にしましょう。死神も一緒に。」

 

トール「そうでした。」

 

小町「悪いね。私までご馳走させてもらって。」

 

華扇「別にいいわよ。みんなで食べる方が楽しいし。」

 

鳳凰「あっ、そうだ。大人の方は酒飲める。」

 

小林「全然大丈夫だよ。大人の方はみんな飲めるから。」

 

鳳凰「なら、大丈夫だな。」

 

トール「それではいただきましょう。」

 

鳳凰・小林達・華扇・小町「いただきます。」

 

そして、夕食が始まった。しかし、彼らはまだ知らなかった。小林が酒を飲んだら、おっさんみたいな口調になることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

小林「だ・か・ら、私の死神のイメージは黒いフードを被った派なの!こんなに露出がある服装は論外!!」

 

小町「いや!?そんなに露出してないよ。この服装は!?こっちじゃこれが普通なの!!」

 

滝谷「いやいやこれは結構良い服装でござるよ。昨今の巨乳の死神は結構人気がアルでヤンス。」

 

小町「止めて・・・。胸が大きいことはアタイも気にしているんだから・・・。」

 

ファフニール「滝谷のいう通りこれはこれでいいかもだ。」

 

小町「やばいアタイ泣きたくなってきた。」

 

小林と滝谷とファフニールは小町の服装を見て口論している。

 

鳳凰「何コレ?」

 

トール「小林さんと滝谷さんはよくメイド(コスプレ)談義をするんです。特に飲み会の時はこうなんです。」

 

華扇「メイド談義ていうより、これコスプレ談義じゃ・・・。」

 

エルマ「私もこの前小林さんと滝谷さんと一緒に飲みに行ったが、こういう話になって大変だった。一瞬帰りたいと思った。」

 

ルコア「私も小林さんちでパーティした時は脱げて言われたことあるからね。」

 

鳳凰「あれ?ルコアさんはお酒飲まないんですか?」

 

ルコア「お酒は飲めるけど。あんまり飲めないんだ。」

 

華扇「以外ね。結構飲める方だと思うけど。」

 

トール「ルコアさんがあんまりお酒を飲まないのは理由があります。同僚に酒を盛られて酔っぱらった勢いで妹を犯して神の座を追われたんです。」

 

鳳凰「うっわ。アンタ妹を犯したの。」

 

ルコア「うわわわわー!言わないでよ!!これ結構黒歴史なんだから!!」

 

華扇「ていうかあなた神の座追われたて聞いたけど、元は神様なの?」

 

ルコア「そうだね。元神に値するかな。これでも創造を司ったり文化を普及させたりしてるから。」

 

鳳凰「それで妹を犯したら、神の座を追われるのも納得するな。」

 

ルコア「わー!これ以上言わないで!!これ翔太くんに聞かれたらまず・・・あれ?翔太くん?」

 

華扇「翔太くんなら、屋敷の外に居るわ。カンナちゃんと一緒にね。」

 

鳳凰「・・・・・。悪りぃ。俺も外に居るわ。」

 

ルコア「なら僕も・・・。」

 

鳳凰「ルコアさんはトールさんとエルマさんと華扇と一緒に小林さん達を見ていてくれ。」

 

ルコア「わかったよ。」

 

鳳凰は華扇の屋敷の外に行った。

 

 

 

 

 

 

 

~屋敷の外~

 

カンナ「はい。あん。」

 

カンナは龍の子供に餌をやっていた。

 

龍の子供「・・・・・。(パク。うまい。)」

 

カンナ「おいしい?」

 

龍の子供「コク!!(うん!)」

 

翔太は大きい岩の所で座っていた。

 

鳳凰「よお。こんな所に居たのか。」

 

翔太「あっ!鳳凰さん。」

 

鳳凰「鳳凰でいい。こんな所で何しているんだ。」

 

翔太「外の空気を吸っているんだ。僕の住んでいる所より、空気がおいしいから。」

 

鳳凰「まぁ、外の世界の空気はあんまりよろしくないからな。」

 

翔太「・・・あの質問していい。」

 

鳳凰「ん?何だ?」

 

翔太「今日人里であなたは真々土家のて言ってたよね。」

 

鳳凰「・・・・・。」

 

翔太「もしかしてお父さんの知り合いか何かなの?」

 

鳳凰「知り合いていうより昔外の世界で修行している時に、終焉帝と同じように魔法を教えてくれた先生なんだ。」

 

翔太「えっ・・・!?」

 

鳳凰「じゃあ、ちょっと昔話をしようか。」

 

                                 次回に続く

 

~次回予告~

 

次の行先は紅魔館!!(ネタバレですね)

 



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鳳凰の過去と次の行き先は紅魔館!!(ネタバレですね。)

前回のあらすじ:鳳凰の過去回想が始まる。

 

~鳳凰の過去回想~

 

ここは外の世界の山奥。そこである少年が修行をしていた。少年は幻想郷から来た人間である。小屋を作り、自炊して修行をしている。名は”鳳凰”。そう昔の鳳凰である。

 

鳳凰(少年)「121、122、123と。よしこれくらいでいいかな。」

 

鳳凰(少年)は現在、パンチの練習をしていた。自分の腕力を鍛えるためだ。

 

鳳凰(少年)「さて、そろそろ飯にするか。腹減ったし・・・ん?」

 

鳳凰は誰かが隠れてるのに気づいた。

 

鳳凰(少年)「おい!隠れてるのはわかっている!!出てこい!!」

 

すると、木の陰から男の人が出てきた。

 

翔太の父「おやおや、私の存在に気付くとはね。さすが鬼の四天王の弟子であり幻想郷の一部勢力妖怪の山の裏の指導者皇帝”鳳凰”だね。」

 

鳳凰(少年)「!?」

      「・・・何故、私の正体を知っている!!」

 

翔太の父「・・・八雲紫て言えばわかるかな。」

 

鳳凰(少年)「・・・・・。」

      「何だ。紫さんの知り合いか。」

 

翔太の父「私が勤めている会社は紫さんの”ボーダー商事”と関係が深いからね。だから、君の事はよく知っているんだ。」

 

鳳凰(少年)「紫が外の世界で会社を作っているていうのは本当だったんだな。それで私に何の用だ?」

 

翔太の父「紫さんがね。君の事がちょっと心配でね。私に様子を見に行って欲しいと頼まれたんだ。」

 

鳳凰(少年)「で木の影に隠れていたと。」

 

翔太の父「しかし、感がいいね。さすがは初代博麗の血族。」

 

鳳凰(少年)「その名はもう古いよ。俺の血族は博麗大結界を作った後に引退したんだから。」

 

翔太の父「それでも幻想郷を作った伝説の巫女の血族には変わりわないよ。」

 

グウ~~~。

 

鳳凰(少年)「あっ、そうだ。飯食うの忘れてた。あっ、もう火がないの忘れてた。」

 

翔太の父「なら、私が起こしてあげるよ。」

 

翔太の父は魔法で火を起こした。そして、たき火に火をつけた。

 

鳳凰(少年)「・・・お前魔法を使えるのか!!」

 

翔太の父「こうみえて魔法使いの家系でね。」

 

鳳凰(少年)「外の世界にも魔法使いがいるのか・・・。」

 

翔太の父「君の世界にも魔法使いがいるだろ。それと同じだよ。こっちじゃ慎ましく暮らしてるけどね。」

 

鳳凰(少年)「・・・あのさ、覚えたい魔法技があるんだけど、コツを教えてくれないか。」

 

翔太の父「いいよ。どんな技かね?」

 

鳳凰(少年)「こういう技なんだけど・・・」

 

~過去回想終わり~

 

鳳凰「・・・で2か月間、その魔法技を教えてくれたんだ。」

 

翔太「僕のお父さんが鳳凰さんに魔法を教えてたなんて、知らなかった。」

 

鳳凰「あれ?聞いてないの?」

 

翔太「僕のお父さんそういうのは話さないから。でその魔法はどういう物なの?」

 

鳳凰「ふふふ。その魔法技の名は”マスター次元砲”!!マスタースパークの強化版だ。」

 

翔太「その技はどういう技なの?」

 

鳳凰「まぁ、見てろ。次符!!マスター次元砲!!」

 

鳳凰は手を上にかざしその技を放った。魔理沙マスパとは違い、青い色で電気を放ってた。

 

鳳凰「どうだ。すごいだろ!!」

 

翔太「凄い!!」

 

鳳凰「まあね。そういえば君も魔法使いだろ。」

 

翔太「うん。でも、僕はまだ半人前だよ。それにルコアが来てから、僕はまだまだだなと思うようになっちゃて。」

 

鳳凰「そういえば翔太くんとルコアさんてどういう関係なの?」

 

カンナ「ルコア様は現在、翔太の使い魔。」

 

鳳凰「そうなんだ。あんな痴女体質のお姉さんドラゴンが翔太の使い魔なのか。あぁ、妬ましい。」

 

翔太「そんな怖い顔で見ないでくれる。これでも僕が今悩んでることなんだ。」

 

鳳凰「・・・翔太くん。この世界にも魔法使いが居るんだよ。」

 

翔太「・・・・・!!」

  「本当なの!!」

 

鳳凰「あぁ、紅魔館ていう所に魔法使いが居るんだ。」

 

翔太「凄い!!この世界にも魔法使いが存在しているなんて。」

 

鳳凰「なんなら明日会いに行くか。どうせどこ行くか決まってないだろう。」

 

翔太・カンナ「うん。」

 

鳳凰「なら、決まりだな。じゃあ、早速小林さん達にこの事話すと。まぁ、あっちも行くところは決まってないだろうし。」

 

翔太「ありがとう鳳凰さん。」

 

鳳凰「じゃあ、早速居間に戻るか。」

 

鳳凰と翔太とカンナは屋敷の居間に戻る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~華扇の屋敷の居間~

 

その頃、小林は酔いが冷めた。

 

小林「ごめん・・・。さっきは言い過ぎた・・・。」

 

小町「うぅ・・・。」

 

トール「あなたそれでも死神ですか・・・。こんなに心がもろいなんて。」

 

小町「アタイだってこんなに言われたら傷つくよ!!」

 

すると、鳳凰と翔太とカンナが戻ってきた。

 

ルコア「翔太君お帰りー。」

 

ルコアは翔太を抱きしめた。

 

翔太「やめれー。」

 

鳳凰「ちィ。」

 

カンナ「コバヤシ、トール様話があるの。」

 

小林「話して何?」

 

鳳凰「それは俺がはなすよ。」

 

~鳳凰説明中~

 

鳳凰「・・・というわけだ。」

 

小林「なるほど、幻想郷の魔法使いに会いに行く為、紅魔館に行きたいんだね。」

 

トール「なら行きましょう。みんなで。」

 

小町「じゃあ、アタイは朝には帰るかな。」

 

華扇「あら、朝早く帰るの?」

 

小町「ずっと居たら映姫様に叱られるしね。」

 

鳳凰「説教されるのが嫌なんだろう。」

 

小町「そんな事はない!!」

 

小林「あれ?華扇さんも行くの?」

 

華扇「私は異界のドラゴンに興味があるの。どういう生活したのか。他にも聞きたいしね。」

 

小林「そういえば鳳凰さんも一緒に来るの?」

 

鳳凰「翔太君と約束したしな。約束を果たさなきゃ男じゃね。」

 

華扇「そういえば、あそこは吸血鬼の館だって話した。」

 

エルマ「何!?あそこは吸血鬼の館なのか!!」

 

鳳凰「あぁ、あそこは吸血鬼が住んでいるんだ。幻想郷のなかでも危険な場所なんだ。」

 

小林「何だか心配になってきたんだけど・・・」

 

小林達はすごく心配なってきた。なぜなら、あそこには吸血鬼が居るからだ。すると、トールが・・・

 

トール「・・・そういえばあなた何でも屋をやってるて言いましたね。」

 

鳳凰「あぁ、そうだが?」

 

小林「トール?」

 

トール「なら依頼を出します。私達の旅の案内人をお願いします。」

 

鳳凰「・・・・・。」

 

トール「私達はこの幻想郷ていう世界を知らないんです。だから、あなたに案内人をお願いしたいんですがよろしいですか。」

 

鳳凰「・・・良いだろう。確かにお前らはこの世界を知らなさすぎる。なら私が案内ならうってつけだろう。」

 

トール「ありがとうございます。良いですよね小林さん。」

 

小林「私もいいよ。はっきり言ってここは知らないから。案内人が居たら安心だし。」

 

トール「他は良いですか?」

 

滝谷たち「良いよ。」

 

小林「ならお願いね。鳳凰さん。」

 

鳳凰「普通に鳳凰でいいよ。そっちの方がしっくりくるから。」

 

小林「ならよろしく。鳳凰。」

 

鳳凰「あぁ、よろしく。」

 

こうして、次の行き先は紅魔館に決まった。

 

                                  次回に続く

 

~次回予告~

 

幻想郷の魔法使い登場!!(吸血鬼も居ますよ)



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幻想郷の魔法使い登場!!(吸血鬼は次回です)

前回のあらすじ:紅魔館に行く事になった。→次はカリチュ・・・、ぎゃあああ!!(グングニルに刺された鳳凰)

 

鳳凰と華扇と小林達は紅魔館に行く為、霧の湖を歩いていた。

 

トール「まだ着かないんですか?」

 

鳳凰「もうすぐだ。ここの道を通って行けば着くはず。」

 

華扇「しかし、空を飛んでいけば着くのに、何でトールを使わないの?」

 

小林「トールを使うと腰に来るんだ。だから、あんまり使わないんだ。」

 

華扇「あなたも体弱い方?」

 

小林「確かにそうだね。仕事で疲れる事も多いし。」

 

鳳凰「体脆すぎだろ・・・。」

 

その時、鳳凰は気が付いた事があった。

 

鳳凰「そういえばここって、チルノていう氷の妖精と大妖精が居たんだけ?」

 

華扇「確かにそうよ。噂をすれば・・・。」

 

華扇がそう言うと、氷の妖精チルノと大妖精が現れた。

 

チルノ「おーい!鳳凰。こんな所で何してるの?」

 

鳳凰「オッス!チルノじゃねーか。何しにきたんだ?」

 

チルノ「たまたま、鳳凰が居たから声を掛けただけだ。」

 

大妖精「鳳凰さん、こんにちは。」

 

鳳凰「こんにちは、大妖精。」

 

小林「あの子たちは?」

 

華扇「妖精よ。力の弱い方だけど。」

 

ファフニール「妖精まで居るとはな・・・。この世界は幻想的な者が多いな。」

 

小林「そういえばトール達の世界て妖精居るの?」

 

トール「居ますけどこっちと同じで力が弱い方です。」

 

小林「力は同じていうことか。」

 

チルノ「鳳凰。これからどこ行くんだ?」

 

鳳凰「紅魔館だよ。」

 

チルノ「よし、アタイも行く!!」

 

大妖精「ダメだよ。チルノちゃん。これからミスティアちゃんのお店に行くんだから。」

 

チルノ「あっ!そうだった。」

 

鳳凰「ハハハ・・・。暇なときにまた寺小屋に来た時に遊んでやるよ。」

 

大妖精「わかりました。それじゃあ行きますね。」

 

チルノ「じゃあな!!鳳凰!!」

 

チルノと大妖精はミスティアの所に行った。

 

トール「それにしても、この世界は色んな種族が居ますね。」

 

鳳凰「そういえば、この世界については話してなかったな。この世界”幻想郷”は外の世界から隔離した世界。この世界は妖怪と人間が共存する世界なんだ。まぁ、妖怪以外にも色んな種族は居るけど・・・。」

 

トール「なるほど、異なる種族が共存する世界ていう事ですね。」

 

鳳凰「まぁ、間違って居ないけど・・・。」

 

エルマ「ところで色んな種族が居るて言ったが、どんな奴らが居るんだ。」

 

鳳凰「神、天人、仙人、神獣、死神、龍(ドラゴン)等の奴らが居る。」

 

トール「何ですって!!?神まで居るんです!?」

 

鳳凰「どうしたの怖い顔して?」

 

小林「トールはドラゴンの勢力の”混沌勢”なんだ。」

 

鳳凰「混沌勢?」

 

小林「今度話すよ。それよりも段々デカい赤い屋敷が見えたんだけど。」

 

鳳凰「あれが紅魔館だ。赤いてわかるだろう?」

 

トール「凄いです!!まるで血を塗った館みたいです。」

 

華扇「何か発想が怖いんだけど・・・。」

 

そして、なんやかんやで紅魔館に着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小林「あれが紅魔館・・・。」

 

滝谷「近くで見ると結構派手な館だね。」

 

翔太「ねぇ、本当に魔法使いが居るの?」

 

鳳凰「居るよ。紫の色の服装をした魔法使いが。」

 

カンナ「コバヤシ、門の前に誰か居る。」

 

小林「え?」

 

鳳凰「あいつは紅美鈴。紅魔館の門番をしている館の面子だ。」

 

トール「門番ですか。でも、あの人。」

 

美鈴「ZZZ・・・。」

 

ルコア「寝てるね。」

 

鳳凰「仕方ねえ、起こすか。」

 

翔太「え?」

 

鳳凰は美鈴にこう言った。

 

鳳凰「あっ!!咲夜のナイフが美鈴の顔面に100本当たる。」

 

美鈴「わあああ!!咲夜さん!!寝てません。」

 

美鈴が起きた。

 

トール「あっ、起きました。」

 

鳳凰「美鈴、久しぶり。」

 

美鈴「あれ?鳳凰さん。咲夜さんは?」

 

鳳凰「居ないよ。寝てたからあんな起こし方したんだよ。」

 

美鈴「・・・・・。」(ガーン)

 

鳳凰「ところで美鈴さん。俺たち紅魔館の大図書館に行きたいんだけど。」

 

美鈴「大図書館ですか?まさか、魔理沙さんみたく・・・。」

 

鳳凰「あのな・・・。俺は魔理沙と違ってパクる事はしないぞ。もし、そんな事したら天魔にこっ酷く叱られるからな。大体、俺はそういう事は大っ嫌いなんだ。」

 

美鈴「わかりました。咲夜さんに連絡しますので、少々お待ちください。」

 

美鈴は通信機を取り出し、咲夜と連絡した。

 

 

 

 

 

 

 

~20分後~

 

小林「結構かかるね。」

 

鳳凰「まぁ、そうだな。」

 

美鈴「お待たせしました。入ってもよろしいようです。案内は私がやりますので。」

 

鳳凰「あれ?咲夜は。」

 

美鈴「咲夜さんは、館の掃除の途中なので、案内できないようなので代わりに私が案内しますので。」

 

鳳凰「翔太君、いよいよだね。」

 

翔太「うん。ここの魔法使いはどんな人なんだろう。」

 

鳳凰と華扇と小林達は美鈴の案内で紅魔館の地下の大図書館に向かった。

 

 

 

 

 

 

~紅魔館の地下の大図書館~

 

美鈴「ここが大図書館です。」

 

小林達は驚いてる。なぜなら、ここの図書館は他の所でも見られない本棚と本の数だからだ。

 

小林「凄い数の本がいっぱい。」

 

トール「本当ですね。魔法使いが居るのならここは魔法書もたくさんあるはずですよ。」

 

翔太「本当に凄いよ。きっとたくさんの魔法書もここにあるよ。」

 

美鈴「パチュリー様居ますか?」

 

???「そんなに大きい声しなくても居るわよ。」

 

美鈴が言うと、紫の色をした服装と髪。そして、如何にも魔法使いの恰好をした格好。

 

パチュリー「さて、レミィの運命で見た人物はどんな人かしら。」

 

鳳凰と華扇と小林達の前に現れた人物は紅魔館の動かない大図書館パチュリー・ノーレッジだった。

 

                                 次回に続く

 

~次回予告~

 

トール&鳳凰VSレミリア!!(翔太とパチュリーの魔法勉強の話もあります)

 





~お知らせ~

来週はお休みにします。理由は来週はちょっと忙しいので。再開は再来週になりますので、楽しみに待ってください。


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翔太とパチュリーの魔法勉強とレミリア登場(お久しぶりですね。レミリア)

どうも、土方です。今回の話は前の話の次回予告とは違う話です。すいません。次の話は次回予告通りにしますので。すいません。


前回のあらすじ:紫モヤシが翔太の前に現れた。→何でこんな紹介?(パチュリー)前回のあらすじネタが思いつかなかった。(土方(うP主))

 

鳳凰と華扇と小林・トール達の前に現れたのはパチュリー・ノーレッジだった。

 

小林「あれが幻想郷の魔法使い。」

 

鳳凰「そう。こいつが紅魔館の魔法使い”パチュリー・ノーレッジ”だ。」

 

翔太「あれが鳳凰さんが言っていた魔法使い・・・。」

 

パチュリー「へぇ~~、これがレミィが言っていた翔太君ね。」

 

翔太「・・・・・!!」

  「何で僕の名を!?」

 

パチュリー「私の友人は運命を見ることができるのよ。だから、翔太君やあなた達が来ることは予想していた。」

 

トール「運命を見ることができる・・・!?」

 

小林「どうしたの?トール?」

 

トール「いえ、何でもありません。」

 

エルマ「・・・・・。」

 

パチュリー「それで翔太君は私に何のようなの?」

 

翔太「魔法のお勉強をしたいです。幻想郷の魔法使いの事やここの魔法について知りたいです。」

 

パチュリー「あら?どうして人間が魔法を使いたいの?」

 

鳳凰「こいつ、魔法使いの家系みたいでね。ここの魔法使いの事を教えたんだ。」

 

パチュリー「なるほどね。魔法使いの家系ならなおさらね。魔法の勉強をしたいと言うことは。」

 

翔太「ということは・・・!」

 

パチュリー「いいでしょう。早速、魔導書が置いてある所に行きましょう。」

 

翔太「ありがとう。パチュリーさん。」

 

ルコア「よかったね。翔太君。」

 

翔太の頭の上にルコアの胸が乗っかった。

 

翔太「やめれ~。」

 

パチュリー「ところでそのドラゴンは何なの?」

 

鳳凰「こいつは翔太の使い魔のドラゴンだよ。」

 

パチュリー「何ですって!?うちの小悪魔よりも強い奴を使い魔にしているなんて、あなたただ者じゃないわね!!」

 

翔太「本当は悪魔を召喚しようと・・・。」

 

パチュリー「付いてきなさい!!すごい魔法の使い方も教えてあげるから。」

 

翔太「うわ!?引っ張らないでよ。」

 

ルコア「あっ!翔太君待ってよ。」

 

翔太とルコアはパチュリーと一緒に魔導書が置いてある所に行った。

 

小林「パチュリーさんてああいう人なの?」

 

鳳凰「パチュリーの場合は強い魔法を使える人、又は強い種族を使い魔にしている奴には興味を湧くていう感じかな?」

 

小林「そうなんだ。」

 

トール「ところでパチュリーさんも使い魔が居るんですか?何かさっき使い魔がどうのこうとか?」

 

鳳凰「あぁ、居るよ。確か・・・。」

 

???「皆さん。お茶をお持ちしました。」

 

鳳凰と華扇と小林達(ルコアと翔太を除く)の前に現れたのは、髪の毛の色は赤で、頭に小さい翼みたいなものが生えており、そして、背中にも翼があり、何より司書服を着ていた。

 

小林「ありがとうございます。」

 

トール「鳳凰さん。この方は?」

 

鳳凰「あいつが、パチュリーの使い魔の小悪魔だよ。そして、図書館の司書をしている。」

 

小悪魔「はい。私がこの大図書館の司書を務めている”小悪魔”です。」

 

小林「へぇ~。この図書館の司書をやっているんだ。」

 

小悪魔「そうです。いつもはこの図書館の本の整理と色んな事をしているんです。」

 

ファフニール「お前”小悪魔”て言ったな。ということは種族は”悪魔”か。」

 

小悪魔「はい。私はパチュリー様に召喚されて、今はパチュリー様の使い魔です。」

 

ファフニール「なるほど。どおりで悪魔みたいな恰好をしている。」

 

小悪魔「まぁ、ここのお嬢様は結構な悪魔な吸血鬼ですけどね。」

 

トール・エルマ「・・・やっぱり!!」

 

鳳凰「どうした?二人して怖い顔して。」

 

トール「小悪魔さん!!ここの館の主て”運命を操る程度の能力”ではありませんか。」

 

小悪魔「はい。お嬢様の能力ですが?」

 

エルマ「本名の下に”スカーレット”て名前じゃないのか?」

 

小悪魔「はい。ここの館は”スカーレット家”の館ですから。」

 

エルマ「トール!やはりこの館の主は!!」

 

トール「えぇ、昔は紅魔館ていう名前じゃなかったから、わからなかったでしたが!!ようやくわかりました。」

 

その時、トールの周りにナイフが現れた。そして、かわした。

 

トール「くっ!なんでいきなりナイフが!!」

 

小林「いきなりナイフが現れた!さっきまで無かったのに・・・!!」

 

鳳凰「やれやれ、やっと出てきたか・・・。」

 

???「さすがはお嬢様の知り合い。私のナイフをかわすとは、実力はあるそうですね。」

 

鳳凰と華扇と小林達(ルコアと翔太を除く)の前に現れたのは銀髪のメイドだった。

 

小林「えっ?メイド。」

 

咲夜「ようこそ紅魔館へ。私の名は”十六夜咲夜”です。ここのメイド長を務めております。」

 

トール「ここのメイド長・・・!!」

 

鳳凰「どうやらもう一人いるようだな。」

 

???「あらあら、さすがは鳳凰ね。それにトールもエルマも気づいてるらしいみたいね。」

 

トール「レミリア・・・!!」

 

レミリア「初めまして、私の名はレミリア・スカーレット。この館の主よ。そして、久しぶりね。トールにエルマ。」

 

鳳凰と華扇と小林・トール達(ルコアと翔太を除く)の前に現れたのは、レミリア・スカーレットだった。

 

                                 次回に続く

 

~次回予告~

 

鳳凰・トール・エルマVSレミリア・フラン・咲夜(ドッジボール対決ですけど。)



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鳳凰・トール・エルマVSレミリア・フラン・咲夜(ドッジボール対決ですけど)

前回のあらすじ:カリスマの主とPAD長が現れた。→何か言うことは?(咲夜)ごめんなさい。(うp主)

 

鳳凰と華扇と小林達(翔太とルコアを除く)は紅魔館の主”レミリア・スカーレット”とメイド長の”十六夜咲夜”に出会った。

 

トール「お久しぶりですね。レミリア・スカーレット。」

 

レミリア「お久しぶりね。終焉帝の娘に青海の巫女。」

 

鳳凰「何か知り合いみたいだけど、レミリアの事を知ってるのか?トールにエルマは。」

 

小林「私も知らないな。トールに吸血鬼の知り合いなんて聞いた事ないからな。」

 

カンナ「トール様とエルマ様はちょっと昔にレミリアが住んでいる”レッドアクマ館”のレミリアと戦った事がある。」

 

鳳凰「何?紅魔館て昔はそんなダサい名前だったの?」

 

小林「いや、今とそんなにかわらんだろう。」

 

華扇「それであいつらと戦ってどっちが勝ったの?」

 

ファフニール「俺が聞いた話だと引き分けになり、館は大爆発して消滅したと聞いた。」

 

鳳凰「おいィィィィ!!この館は昔から爆発してんのかいィィィィ!!!」

 

滝谷「そういえばレミリアという吸血鬼はトールちゃんと同じ世界出身なの?」

 

鳳凰「そういえばこの館は昔どこにあったのか聞いてねぇな。」

 

???「この館は外の世界にあったんだ。昔、トールはお姉さまを倒しにわざわざ私達の世界に来たの。」

 

小林「誰?」

 

鳳凰と華扇と小林達の前に現れたのは、赤い服を着ており、レミリアとそっくりの容姿、そう彼女こそレミリアの妹”フランドール・スカーレットである。

 

フラン「私の名はフランドール・スカーレット。フランて呼んでね。」

 

鳳凰「ちなみにこいつはレミリアの妹。」

 

小林「ところでフランて言ったよね。トールとレミリアがまた戦ったらどうなるの?」

 

フラン「下手したら紅魔館の周りにあるものがなくなるよ。(キラン)」

 

鳳凰「キランじゃねーよ!!俺たちまで消し炭にするつもりか!!」

 

レミリアとトールの周りはギャアギャアと言っていた。

 

レミリア「その眼鏡かけた人間は誰なの?」

 

トール「小林さんです。わたしの主です。」

 

レミリア「驚いたわね。あなたが人間の所でメイドをやってるとはね。」

 

トール「・・・・・!!」

   「なぜそれを!?」

 

レミリア「忘れたの?私が運命を視ることができるのよ。」

 

エルマ「それでトールと私の前に現れたということは、あの時の引き分けの決着をつけるということか?」

 

レミリア「その通り。今度こそどっちが空の悪魔か証明してやるのよ。」

 

トール「確かあなたの世界の”西洋”では私達は悪魔て呼ばれてるて言ってましたね。その決着ですね。」

 

レミリア「そういう事よ。今度は私が勝ってみせるわ。」

 

トール・エルマ「・・・・・!!(臨戦態勢なった)」

 

鳳凰「ちょっと待て。決闘するつもりか?」

 

トール・エルマ・レミリア「そうですけど。何か?」

 

鳳凰「さすがにこの館の爆発を避けたいから、このボールで決闘しないか?」

 

トール「ボールでですか?」

 

鳳凰「名付けて”ドッジボール対決”だ。」

 

レミリア「ドッジボールね。まぁ、それでもいいわ。実際、私も爆発は避けたいし。」

 

トール「私もドッジボールをやったことがあるから得意です。」

 

エルマ「私もカンナとやったことあるからいいぞ。」

 

小林「じゃあ、チーム決めは私がやるね。まずは、トールのチームはトールとエルマと鳳凰ね。」

 

鳳凰「えっ!?俺も入るの?」

 

小林「鳳凰はストッパーをお願い。あの二人(トールとエルマ)結構仲悪いから。」

 

鳳凰「何で?」

 

小林「見れば分かるから。」

 

滝谷「じゃあ、レミリアさんの方は?」

 

レミリア「そこは大丈夫。フラン、咲夜。私の方のチームに入りなさい。」

 

咲夜「かしこまりました。」

 

フラン「わーい。ドッジボールだ!!」

 

小林「これでチーム決めは完了だね。」

 

レミリア「じゃあ、中庭に移動しましょう。そこでやるわ。」

 

鳳凰と華扇と小林達(ルコアと翔太を除く)はレミリアと一緒に中庭に移動する事になった。

 

 

 

 

 

 

~一方、その頃”とある場所では”~

 

???「例のやつが完成しやした。」

 

???「やっと完成したか。あれを作るのに相当掛かったな。」

 

???「これは難しいプログラムを組まないといけなかったので、でも、これなら幻想郷の連中にも勝ってますよ。」

 

ある二人はカプセルの中に、ある兵器を見ていた。それは、妖術と魔術で作った刀。”妖魔刀である。かつてこの刀は幻想郷の全ての命を奪い幻想郷を崩壊まで陥れた兵器である。

 

???「しかし、滅ぼさせた刀がこうも簡単に復活をするとは、これも”外の世界の技術”なのか?」

 

???「昔、外の世界のとあるプログラミングの会社に勤めておりまして、こういうのは得意なんでさ。」

 

???「これならある組織と手を組むことも可能だな。」

 

???「これなら”魔界団”という犯罪シンジゲート集団と手を組めますね。”霧雨豊麗”の旦那。」

 

豊麗「これなら我ら妖怪敵対派の最過激派”天乱隊”は”八雲一派”と”鳳凰一派”にも負けない集団になる。」

 

豊麗・???「ふはははは!!」

 

この刀がある事件を引き起こすことは誰も知る由もなかった。

 

                                 次回につづく

 

~次回予告~

 

こんなドッジボールは二度とゴメンだ!!(鳳凰)(楽しんでたくせに)



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こんなドッジボールは二度とゴメンだ!!(鳳凰)(楽しんでたくせに)

前回のあらすじ:ドッジボールをすることになりました。

 

小林「なぜ?」

 

鳳凰・咲夜「どうして?」

 

小林・鳳凰・咲夜「こんなことになってしまったんだろう。」

 

鳳凰と華扇と小林達と咲夜が見たものは、紅魔館の中庭が半壊状態、倒れているのはレミリアとフラン、トール、エルマである。しかもボロボロ状態で。時は遡る事1時間前・・・。

 

~1時間前~

 

美鈴「これよりお嬢様チームVSトールチームによるドッジボールの試合を始めます。」

 

ファフニール「実況は俺とカンナと小林と滝谷と華扇だ。よろしく頼む。」

 

レミリア「今度こそ、本当の空の悪魔がどちらなのか証明してみるわ。」

 

トール「やってみろ!!お前ら吸血鬼がドラゴンにかなうと思うなよ!!」

 

エルマ「とりあえず、よろしく頼む。」

 

フラン「負けないよ。」

 

鳳凰「とりあえず、適当にがんばるか。」

 

咲夜「あら?あなたは適当にやるの?」

 

鳳凰「はっきり言って、あいてはドラゴンだぞ?なら、俺たち人間は適当にやりゃ良いだろう。」

 

咲夜「そうね。人間とドラゴンじゃ力はドラゴンの方が勝るけど、私達は能力付きの人間でしょ。」

 

鳳凰「まぁ、能力使えば力は互角になるか・・・。」

 

小林「トール。殺すなよ。」

 

トール「わかってます。小林さん。」

 

エルマ「安心してください小林先輩。その時は私が止めます。」

 

咲夜「お嬢様、フラン様。あんまり暴れないでくださいね。」

 

レミリア「大丈夫よ。紅魔館爆破は避けたいし。」

 

鳳凰「そう言う問題かよ・・。」

 

それから、美鈴が試合開始の合図が始まり、ドッジボール対決が始まった。だが、俺は予想もしなかった。吸血鬼とドラゴンが戦ったらどうなるかを・・・。ちなみに、トールチームの外野は鳳凰で、レミリアチームの外野は咲夜になった。ちなみに、中庭はトールの魔法の力でドッジボールのコートに変えた。

 

レミリア「先行は私からよ。スピア・ザ・グングニル!!」

 

レミリアはボールを自分の技に掛け、トールを狙って投げた。しかし、トールはボールを普通に掴み、レミリア目掛けて思いっきり投げた。

 

トール「うおりゃああああ!!」

 

レミリアはさすがにやばいと思い、フランを盾にした。

 

フラン「ちょっと!!お姉さま!!」

 

レミリア「フラン。世の中には犠牲が付き物なのよ(ニコ)」

 

フラン「ちょっと待て!!この馬鹿姉貴!!」

 

そして、ボールがフランに直撃した。

 

滝谷「何とレミリアが自分の妹を盾にした。さすがはこの館の悪魔の主。非道すぎるでやんす。」

 

小林「ていうか自分の妹を盾にするなよ。」

 

レミリア「今度はこっちの番よ。おりゃあ!!」

 

レミリアはトールに向かって投げた。そして、トールもエルマを盾にした。

 

エルマ「トール!貴様、何をする!!」

 

トール「エルマ・・・。これからお前を盾にする。消えろ。」

 

エルマ「お前も悪魔か!!」

 

ボールはエルマに直撃した。エルマとフランは気絶した。

 

滝谷「トール選手!!レミリア選手と同じ事をした!!」

 

小林「トールは後で説教だな。」

 

鳳凰「外野の俺たちて・・・。」

 

咲夜「影薄くません?」

 

その後、内野はレミリアとトールだけになり、二人の激しい戦いになった。

 

ファフニール「どっちが勝つんだ?」

 

小林「もう30分も経ってるのに、まだ付かないなんて・・・。」

 

カンナ「これが吸血鬼の実力・・・。ドラゴンと対等。」

 

レミリア「これで決まりだ。」

 

トール「まだまだ!!」

 

その時、フランが起きた。

 

咲夜「フラン様。目覚めてよかったです。」

 

フラン「きゅとしてドカーン。」

 

咲夜「へ?」

 

鳳凰「やばい!!次元の壁!!」

 

鳳凰は実況席と自分と咲夜の場所を次元の壁で囲った。

 

トール「あれ?コートの地面が・・・。」

 

レミリア「まさか・・・。」

 

そのまさかである。中庭が爆発した。そして、現在に至るー。

 

 

 

 

 

鳳凰と小林達と華扇と咲夜と美鈴は崩壊した中庭を唖然とした。

 

鳳凰「トール起きたら、一緒に中庭を直すわ。」

 

小林「そうしてくれ。」

 

その後、鳳凰はトールと一緒に紅魔館の中庭を修復した。

 

鳳凰「二度とドッジボールゴメンだ。」

 

鳳凰は心の中でこう思った。

 

                                 次回に続く

 

~次回予告~

 

敵の襲撃は普通に起こる(久しぶりの戦闘ですね。)



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敵の襲撃(魔理沙じゃないby鳳凰)(とんでもない強敵です!!)

ドッジボールの試合が終わった後、鳳凰と華扇と小林達(翔太とルコアを除く)はレミリアとフランと咲夜と一緒に紅魔館の地下図書館に戻っている途中である。

 

小林「トール!!さっきのは酷いじゃないか。いくら何でもエルマが”調和勢”だからって、やっていい事と悪い事があるんだよ。」

 

トール「すみません。」

 

エルマ「全くだ!!私を盾にするなんて!!」

 

トール「でも、レミリアだって自分の妹を盾にしていたじゃないですか。」

 

一同はレミリアの方を向いた。

 

レミリア「何よ?私も悪いて言うの。残念ながら、私は悪魔の吸血鬼よ。妹を盾にするなんて平気で・・・。」

 

小林「どうやらこの子にも説教が必要みたいだね。」

 

レミリア「へ?」

 

小林「レミリア。悪魔だからて妹を盾にするな。それと・・・。」

 

レミリア「う~~~。」

 

咲夜「凄い・・・!!お嬢様を簡単に説教するなんて。」

 

鳳凰「しかもレミリアがカリスマブレイクまでしてやがる。」

 

華扇「さすがはドラゴンをメイドにしている人だけあるわ。」

 

滝谷「あははは。小林さんらしいよ。」

 

そして、鳳凰は一つ疑問に思った。

 

鳳凰「ファフニールさんでしったけ?さっき”調和勢”て言ってましたけど、もしかしてドラゴンは勢力ごとで争ってるんですか?」

 

ファフニール「ふん。勘がいいな。ドラゴンも一枚岩ではない。」

 

ファフニールさんの話によればエルマさんの勢力の”調和勢”は秩序を重んじる勢力。トールさんの勢力の”混沌勢”は破壊と支配を望む勢力。そして、ルコアさんの勢力の”傍観勢”は組することなく群れもしない自由勢力。特に”混沌勢”と”調和勢”は対立している。

 

鳳凰「ちなみに、ファフニールさんはどこの勢力?」

 

ファフニール「おれは3つの勢力には入ってない。宝を守って洞窟の中に居た。」

 

鳳凰「引きこもりかよ!!竹林の姫さんと同じか!!」

 

そう言ってる間に地下図書館のドアの所に来た。

 

鳳凰「さて、翔太君はパチュリーと一緒に楽しく勉強してるかな。」

 

小林「翔太君が会いたがっていた魔法使いだし、仲良く勉強しているんじゃないかな。」

 

鳳凰「それもそうだな。」

 

鳳凰はドアを開けると、そこには信じられない光景があった。

 

鳳凰・華扇・小林達・レミリア達「えっ・・・。」

 

その光景は、本棚が全部倒れており、しかも壁には戦闘の傷跡、本はびりびりに破れてた。

 

レミリア「これは一体・・・!?パチェ!!」

 

入口の前にパチュリーと小悪魔とルコアが倒れており、その3人を治癒魔術で治している翔太とアリス・マーガトロイドの姿だった。

 

翔太「パチュリさん・・・・・ルコア・・・・・!?返事してよ・・・・・!!」

 

アリス「・・・私が居ながらこんなことになるなんて・・・。」

 

鳳凰「アリス!!いつからここに!?」

 

アリス「あなた達がドッジボールの試合をやってる頃に来たの。逃げながらね。」

 

鳳凰「アハハ・・・。見たんだね。」

 

華扇「逃げながら?どういことかしら。」

 

アリス「今から説明するわ。あなた達がドッジボールの試合の時に、何があったのか。」

 

~少し前”地下図書館”~

 

パチュリー「この魔法は透明魔法。ほら、私の姿が透明なったでしょ。」

 

翔太「本当だ。凄い。」

 

パチュリーは翔太に黙々と魔法を教えてる。その姿をみて、ルコアと翔太は・・・

 

ルコア「翔太君。熱心に勉強をしてるわね。僕は感心だな。」

 

小悪魔「パチュリー様も久しぶりに人に教えてる所を久しぶりにみましたよ。」

 

ルコア「あら?普段は教えないの?」

 

小悪魔「この館の住民は魔法なしでも生活出来るんで。」

 

ルコア「そうなんだ。僕が教えようとしても目を合わせてくれないし。」

 

小悪魔(それは結構な美形体質の所為なのでは、翔太君も思春期ですし・・・。)

 

パチュリー「他にもどんなことを知りたいの?」

 

翔太「え~と、この魔導書の魔法の技。いや、この魔術技の”イクスティンクション・レイ”を教えてほしいな。」

 

パチュリー「あら?この技は最近幻想郷に入ってきた魔導書で、私もこの技は初めてだわ。伝説の攻正呪文みたいだけど。」

 

翔太「えっ!?パチュリーさんにもわからないの?」

 

パチュリー「残念だけど、私はすべてを把握してないの。だから、これは私にも無理ね。」

 

翔太「そんな・・・。」

 

パチュリー「何なら貴方自身で解いてみたら?」

 

翔太「えっ?僕が?」

 

パチュリー「私の知り合いは自分の力で魔法技を習得しているわ。あなたも魔法使いなら当然できるでしょ。」

 

翔太「・・・・・。」 

  「うん。やってみるよ。それにしてもその人凄いね。自力で技を生み出すなんて。その人の名前は?」

 

パチュリー「彼女の名前は・・・」

 

その時、図書館の入り口のドアがバーンと開いた。

 

魔理沙「邪魔するぜ!!パチュリー!!」

 

アリス「お邪魔するわ!!」

 

パチュリー「ほら噂をしたら・・・。」

 

図書館に入ってきたのは、霧雨魔理沙とアリスだった。

 

魔理沙「パチュリー!!ここに隠れてもいいか!?」

 

パチュリー「どうしたの厳しい顔して?」

 

アリス「私達追われてるのよ!!」

 

小悪魔「また・・・、咲夜さんに追われ・・・、いや、咲夜さんはドッジボールの試合に行ってるし・・・、ん?ちょっと待てください。誰に追われてるんですか?」

 

魔理沙「そんなこといいから、早く・・・。」

 

???「見つけましたよ。魔理沙さん。」

 

アリス「もう追ってきた。」

 

入口の前に居たのは、数人の武装集団。武器を持ってる人たちが多く。中にはバズーカ、刀を武器にしている人たちもいた。

 

パチュリー「あなた達何者なのかしら?」

 

天乱隊の隊員「我々は妖怪敵対派の最過激派”天乱隊”の隊員だ。総統の命令で魔理沙さんを追ってきた。」

 

パチュリー「”天乱隊”!!妖怪敵対派の最過激派で人だろうが妖怪だろうが、躊躇なく殺す集団!?」

 

翔太「えっ・・・。」

 

ルコア「その魔理沙て子を捕らえて何をするつもり?」

 

天乱隊の隊員A「我々は命令で動いているため、そこまでは知らない。」

 

パチュリー「それよりもここから出ていってくれる!!ここはあなた達が来る場所じゃ・・・。」

 

天乱隊の隊員A「ズドン」

 

パチュリー「グフッ!!」

 

隊員が技を放ち、パチュリーの体のどこかに命中した。

 

小悪魔「パチュリー様!!よくも!!」

 

小悪魔は攻撃を仕掛けたが・・・

 

天乱隊の隊員A「ズドン」

 

小悪魔「キャアアアア!!」

 

小悪魔もさっきの技を当たり、足から血が出た。

 

天乱隊の隊員A「お前ら、この図書館をめちゃくちゃにしろ!!本も破いても良い。」

 

隊員全員「了解!!」

 

隊員達は図書館を荒らしまくった。本棚を倒したり、ほんを破いたり、壁を傷つけていった。それを見た翔太は・・・

 

翔太「止めろオオオオ!!この図書館をめちゃくちゃにするなアアアア!!」

 

魔理沙「バカ!!やめろ!!」

 

アリス「そんな事言ったら殺されるわよ!!」

 

隊員B「このガキ!!死ね!!」

 

隊員の一人が、翔太をめがけてバズーカを撃ち、翔太の所に命中した。だが、ルコアが翔太を守り、代わりにルコアがバズーカの攻撃を受けた。

 

翔太「ルコア・・・・・?」

 

ルコア「よかった・・・・翔太君が無事で・・・・・。」

 

ルコアはバタンと倒れた。彼女もドラゴンだが、さっきの攻撃で凄く効いた。

 

翔太「ルコア・・・!!ねぇ、しっかりしてよ・・・・・ルコア・・・・・!!」

 

翔太は泣きながらルコアをゆさった。泣いている翔太を見て魔理沙は・・・

 

魔理沙「・・・・・!!」

   「もう止めろ。私を連れていけ!!」

 

アリス「魔理沙!!」

 

隊員A「ようやく諦めてくれましたね。お前ら、魔理沙さんを連れていけ。」

 

隊員全員「はっ!!」

 

アリス「魔理沙ダメよ!こいつら所に行っちゃたら!!」

 

魔理沙「大丈夫だぜ。隠れて逃げてくるからよ。」

 

そう言いながら、魔理沙は天乱隊の連中に連れていかれた。

 

アリス「うぅ・・・・・魔理沙・・・・・。」

 

アリスはその場で泣くしかなかった。

 

翔太「ねぇ!!手伝って!!ルコアとパチュリーさん達を治癒魔術して。」

 

アリスは目を向けるとそこには翔太が治癒魔術をしていた。

 

アリス「えっ?あなた魔法を!?」

 

翔太「いいから!!早く!!」

 

アリス「わかったわ!!」

 

アリスはパチュリーを回復することにした。そして、現在に至る。

 

 

 

 

 

 

~地下図書館”現在”~

 

アリス「・・・というわけよ。」

 

鳳凰「・・・何てことだ。再び”天乱隊”の名を聞くことなったとは・・・。」

 

トール「知っているんですか?」

 

鳳凰「知っているもなにも、奴らのボスがかつての友人だったやつだ。」

 

トール「えっ!?」

 

レミリア「とにかくまずは医者が必要ね。咲夜、今すぐ永琳を連れてきなさい。今は緊急事態よ。」

 

咲夜「かしこまりました。」

 

鳳凰「仕方ねぇ・・・。魔理沙を取り戻しに行くか。」

 

アリス「取り戻しに行ってくれるの。」

 

鳳凰「あぁ、そのつもりだ。それに天乱隊が今何やっているのか気になるし。」

 

翔太「待って!!僕も行くよ!!僕はルコアの仇を取りたいんだ。」

 

鳳凰「お前も行くのか。血が出る戦いになるかもしれないぞ。」

 

翔太「それはわかってる。でも、あの時、僕は足手まといだった。ルコアがかばってくれたのが悔しくて・・・・・。」

 

翔太は泣いてしまった。

 

鳳凰「覚悟はできているようだな。いいぞ。」

 

翔太「ありがとう・・・・・。」

 

トール「なら、私も行きますよ。友人を傷つけたことは許しませんし。」

 

カンナ「私も行く。理由はトール様と同じ。」

 

小林「私も行くよ。トールやカンナちゃんと翔太君が心配だし。」

 

鳳凰「いいよ。戦力が増えれば都合がいいし。」

 

小林「滝谷君やファフ君とエルマはルコアさんの事を見てて。」

 

滝谷・ファフニール・エルマ「任せて。(フン)(わかった。)」

 

鳳凰「華扇!!アリス!!ここで待っててくれ。」

 

華扇・アリス「わかったわ。」

 

鳳凰「よっしゃー!行くぞ!!」

 

小林・トール・カンナ・翔太「おーーーー。」

 

こうして、魔理沙救出作戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~同じ頃”霧の湖”では~

 

グレン「なぁ、ここどこだ?」

 

システィーナ「知りませんよ。先生。」

 

ルミア「何だか湖みたいだね。」

 

リィエル「霧がかかってる。」

 

今、ここどこなのかと尋ねている一人の講師が生徒3人に言っていた。

講師の名は”グレン=レーダス”男の講師である。そして、その生徒3人は女、まず一人目は”システィーナ=フィーベル”、2人目はルミア=ティンジェル、3人目はリィエル=レイフォードである。

 

グレン「たく、セリカの奴め。”知り合いの世界を救って来い”てなんだよ。しかも転移術まで使って、それよりもここはどこだああああああああああああ。」

 

グレンの叫びが天まで届く。彼らもこの異変に巻き込まれるのは確実だった。彼らはセリカの頼みでここに来た。そして、彼らも”鳳凰”と出会う時、ある異変が起きようとしていた。

 

                                 次回に続く

 

~次回予告~

 

鳳凰と魔術講師とドラゴンの共同戦線(戦闘ですね。)




~後書き~

特別長編の名前を変えます。「OLとドラゴンメイドと仲間達が幻想入り+非常勤講師と生徒3人が幻想入り」にします。要するにロクデナシ魔術講師と禁忌経典のグレンとシティーナとルミアとリィエルも幻想入りしたかった。二つの作品のキャラクターを幻想入りする話に挑戦してみます。それではまた。


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鳳凰と魔術講師とドラゴンの共同戦線(戦闘ですね。)

前回のあらすじ:魔理沙が連行される。→ついに捕まったのか・・・。(鳳凰)マスタースパーク!!(魔理沙)ギャアアアアア!!(鳳凰)

 

魔理沙が天乱隊に連れてから夜になった。鳳凰と小林とトールとカンナと翔太は天乱隊の捜索の為、霧の湖に訪れていた。

 

~霧の湖~

 

小林「ねぇ?ここで本当に合ってるの?」

 

鳳凰「自分の能力で魔理沙を探してるんだ。ここで間違いない。」

 

トール「しかし、よく魔理沙さんがここに居るて分かりますね。」

 

鳳凰「俺の”次元を操る程度の能力”は人の気も感じ取れるんだ。だから、魔理沙を探すのも朝飯まえだ。」

 

カンナ「おー。凄い。」

 

翔太「僕も魔術で探してるけど、確かに魔理沙さんはここに居るよ。」

 

鳳凰「やっぱり魔術て凄いな。俺が一年間、留学していた世界の魔術はもっと凄いけどな。」

 

翔太「何か言った?」

 

鳳凰「何でもねぇよ。」

  「・・・やれやれ、やっと見つけたぜ。」

 

小林「えっ?どこに?」

 

鳳凰「あそこだ。湖の浜に居る。」

 

鳳凰が指さした所を見ると、湖の浜には魔理沙は縄でぐるぐる巻きになっており、天乱隊の隊員は30人以上いる。

 

トール「とりあえずそこの草むらに隠れましょう。そして、タイミングを見て救出しましょう。」

 

草むらに隠れた後、鳳凰は次元の能力で敵の方を見た。そして、鳳凰はある物に気付き驚いた。それは・・・

 

鳳凰「なんてことだ・・・!!廃棄された”多脚洗車”と”アームスーツ”が何で天乱隊の所に!?」

 

トール「多脚戦車とアームスーツ?何ですかそれ?」

 

鳳凰「前の異変の騒動の原因の異界の機械兵器だよ。あれは人や妖怪も無差別で攻撃するんだ。」

 

小林「異変?」

 

鳳凰「この世界では”事件”や”怪奇現象”を異変と呼ぶんだ。」

 

小林「そうなんだ。」

 

幻想郷は前にある異変があった。それは異界からの機械兵器が幻想郷に来た異変である。被害は妖怪の山と竹林だが、それは幻想郷にとって大変な異変だった。

 

トール「でも、何で廃棄された物が敵の方にあるんですか?それはちょっとおかしいですよ。」

 

鳳凰「確かにそうだ。異変が終わった後、機械兵器は一斉に処分し、全部”妖怪の山”の勢力で廃棄したんだ。それなのに何で?」

 

トール「そんな事は後で聞きましょう。今は魔理沙さんの救出先決です。」

 

鳳凰「そうだな。敵一人捕まえて事情聴取をした方が良いな。」

 

翔太「大変だよ!!鳳凰さん!!この戦車とアームスーツを魔術で調べたら”魔科学”で改造されてるよ!!」

 

鳳凰「何だって!」(驚き)

 

すると、一人の隊員が鳳凰達がいる草むらに気付いた。

 

隊員A「そこに居るのは誰だ!!」

 

鳳凰「しまった!!大声で出したから敵に気付かれた!!」(驚)

 

トール「なにやってるんですかーーー!!」(怒)

 

隊員A「撃てええええ!!!」

 

隊員達は鳳凰達の居る草むらに攻撃してきた。

 

鳳凰「仕方ねえ!!突撃だ!!」

 

トール「カンナは小林さんと一緒に木の上に隠れてください。」

 

カンナ「わかった。」

 

小林「ちょっとカンナちゃん!うわああああ!!!」(汗)

 

カンナは翼だけ生やし、小林を連れてデカい木の上に隠れた。

 

鳳凰「・・・翔太。お前は逃げないのか?」

 

翔太「僕も戦うよ。ルコアに鍛えて”魔術”も使えるから。それにルコアの仇をとりたいんだ。」

 

鳳凰「やっぱり真々土さんの息子さんだな・・・。良いぜ。ただし、死ぬんじゃねーぞ!!2人共!!」

 

翔太「うん!!」

 

トール「わかってますよ。」

 

鳳凰、翔太、トールは”天乱隊”と戦闘になった。

 

 

 

 

 

 

 

~その同じ頃”霧の湖”(鳳凰達が戦闘しているすぐ近く)~

 

夜になり、グレン、システィーナ、ルミア、リィエルは野宿することになり、たき火の近くで暖をとっていた。

 

グレン「ふ~。やっぱり火があると温かいな。」

 

システィーナ「結局、今日は誰とも会わなかったですね。」

 

ルミア「通行人も居なかったし、きっと明日は人に会えるよ?ね?」

 

リィエル「・・・・・ん、温かい。」

 

グレン「畜生!セリカの奴め・・・!」

 

グレンは幻想郷に来る前の事を考えた。

 

 

 

 

 

 

~グレンの回想~

 

魔術と科学が共に発展した世界。その世界の名はルヴァフォース。魔導大国・アルザーノ帝国の南部に位置する都市「フェジテ」。その町には「アルザーノ帝国魔術学院」がある。その学院は、この世界で最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎である。その学院の学院長室に、魔術講師のグレンと生徒のシスティーナ、ルミア、リィエルが呼ばれた。その部屋にはグレンの師匠、セリカ=アルフォネアとリック学院長が居た。

 

グレン「学院長。話て何ですか?まさか、また給料減額じゃ・・・!」

 

学院長「違うよ。グレン君。話ていうのは3週間の有給休暇を与える事だよ。」

 

グレン「何だ。有給休暇か・・・て、ええええええええええええ!!」

 

システィーナ「えっ!?グレン先生が有給休暇!?ありえない。いつも、ロクデナシの先生が有給休暇!?」

 

グレン「白猫・・・。ちょっとは傷つくぞ・・・。」

 

ルミア「あはは・・・。」

 

リィエル「・・・・・?」

 

セリカ「それは私から説明しよう。」

 

グレン「セリカ?」

 

セリカはなぜグレンに有給休暇を与えたのか。こう説明した。

 

セリカ「実は私の知り合いに異世界”幻想郷”の友人が居るんだ。その世界を救ってきてほしい。」

 

グレン「異世界”幻想郷”?そんなのあるわけないだろう!」

 

学院長「まぁ、普通はそうじゃろうな・・・。」

 

セリカ「しかし、あるんだなこれが。まあ、一般国民には噂の都市伝説程度しか伝わってないけど・・・。」

 

ルミア「それはどういうことでしょうか?」

 

学院長「実はこの帝国は裏で異世界同盟を結んでいるんだ。それが”幻想郷”。」

 

グレン「あ~、思い出した。そういえば、そんな噂の都市伝説があったな。」

 

システィーナ「裏でて・・・!大丈夫なんですか?」

 

セリカ「大丈夫だ。あの勢力はよく帝国と交易してるから。裏で。」

 

グレン「何かだんだん心配になってきただけど。・・・何で”幻想郷”を救ってほしいんだ。」

 

セリカ「実はこの前、私の友人が私の所に来てな。ちょっとその事で話したんだ。」

 

グレン「それで俺を推薦したということか?」

 

セリカ「そういう事だ。」

 

グレン「わかったよ。セリカの頼みを断ったら怖いからな。」

 

グレンは納得すると、次にシスティーナ達が学院長に尋ねた。

 

システィーナ「あの、学院長?何で私達も呼ばれたんですか?」

 

学院長「そうじゃた。システィーナ、ルミア、リィエルには「特別研修」の形をとって、幻想郷に行ってもらう事にするから。」

 

ルミア「えっ?何で私達も?」

 

学院長「ほら、グレン君さ。あっちの世界で何やらかすかわからないじゃん。その為のストッパーだよ。」

 

システィーナ「なるほどですね・・・。」

 

ルミア「あはは・・・。」

 

システィーナはやはりで、ルミアは苦笑いをした。

 

セリカ「それに違う世界の文化や魔術も学べていいぞ。お前らの”強化”にもなるし。」

 

システィーナ「確かにそうですが・・・、まぁ、私も先生が心配ですし、行ってあげます。」

 

ルミア「私もいいかな。」

 

リィエル「グレンとシスティーナとルミアが行くなら、行く。」

 

セリカ「なら決まりだな。パチン。」

 

グレン達「えっ・・・。」

 

セリカは指パチンすると、変な円形の転移術が現れた。

 

セリカ「荷物はすでに送ってある。お前たちが出現するところにな。では、ご武運を祈るぞ。」

 

グレン達「うわああああああ!(キャアアアアア!)」

 

そして、グレン達は幻想郷に転移した。

 

~回想終わり~

 

 

 

 

 

 

~再び”霧の湖”~

 

グレン「くそ!セリカの奴め!!帰ったら覚えてろ。」

 

ルミア「今日はここで野宿ですね・・・。」

 

グレン「そうだな。明日になればだれか・・・」

 

ドゴーン(爆発音)

 

システィーナ「今の爆発音は・・・!」

 

ルミア「見て!システィ、あっちから煙が上がってる!」

 

リィエル「・・・グレン!!」

 

グレン「あぁ!!行くぞ!」

 

グレン達は爆発音がしたところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

~霧の湖(鳳凰が居る場所)~

 

鳳凰、トール、翔太、魔理沙(加戦)は苦戦していた。何せかつて異変の元凶の戦車とアームスーツに天乱隊の隊員まで相手しているからだ。戦闘中に魔理沙も助けて、魔理沙も加戦したが、この軍隊に苦戦強いられている。ちなみにトールは両腕をドラゴンの手にしている。

 

トール「何ですか!この戦車は!!固すぎます。」

 

鳳凰「そりゃあ異界の戦車だ。装甲は固い。」

 

隊員の一人が翔太に攻撃したきた。

 

隊員「喰らえ!!」

 

翔太「雷魔術”ライトニング”!!」

 

隊員「ギャアアアアア!!」

 

鳳凰「さすがだな。」

 

翔太「こうみえて僕は”魔法使い”家系だからね。できて当然だよ。」

 

鳳凰「そうだったな。」

 

隊員「おのれ・・・。」

 

魔理沙「よそ見している暇はねえぜ。マスタースパーク!!」

 

隊員「ぐわああああ!!」

 

隊員A「こうなれば・・・、バズーカを持て!!そして、戦車の砲撃用意!!」

 

隊員達は一斉にバズーカを持ち、戦車が鳳凰達の方に向いた。

 

鳳凰「くそ!!ここまでか!!」

 

小林・カンナ「トール!!(トール様!!)」

 

隊員A「撃てえええ!!」

 

スカーン

 

鳳凰・トール・翔太・魔理沙「へ?」

 

隊員A「何をやってる!早く撃たんか!!」

 

隊員B「それが何度もやっても戦車が反応しません。」

 

隊員A「なん・・だと・・。そんなことがありえるわけが・・・。」

 

???「それがありえるんだよなこれが。」

 

その時、戦車とアームスーツが爆発した。いや、切ったというべきか。

 

隊員「なっ!!戦車とアームスーツが!!誰だ!!」

 

???「リィエル。お疲れさん。」

 

リィエル「変な物全部切っといた。」

 

グレン達が現れた。

 

グレン「ただの魔術講師さ。」

 

隊員「貴様一体何をした。」

 

グレンは懐から愚者のタロットカードを取り出した。

 

グレン「俺はこのカードで、ある魔術を起動できる。俺を中心とした一定効果領域内における魔術起動の完全封殺。それが俺の固有魔術「愚者の世界」。」

 

鳳凰「愚者の世界・・・、まさか・・・!!グレンか!!」

 

グレン「あれ?ひょっとしてお前・・・鳳凰か?」

 

鳳凰「話は後だ。この魔術は魔科学も使えねんだよな。」

 

グレン「そうだな。」

 

鳳凰「ならこれはチャンス!一斉攻撃だ!!グレン、リィエルお前も手伝え。」

 

グレン「あぁ・・・いいけど。」

 

鳳凰「行くぞお前ら。」

 

トール・翔太・魔理沙・グレン・リィエル「うおおおおおおお!!」

 

天乱隊の隊員達「ひいいいい!!助けてくれえええええ!!」

 

そして、鳳凰達とグレンは隊員達をフッルボコにした。それを見ていた。小林とカンナとシスティーナとルミアは・・・

 

小林「なにこれ?」

 

システィーナ「何かどっちが悪い方なのかわからなくなってきた。」

 

ルミア「アハハ・・・。」

 

カンナ「マジやばくね。」

 

最早、唖然とすることしかできなかった。

 

                                次回に続く

 

~次回予告~

 

鳳凰とグレンの過去(二人の絆の物語です。)



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鳳凰とグレン


~8月6日お知らせ~

今日は体調不良の為、今週はお休みします。次回には再開するので、お楽しみに。


前回のあらすじ:無事に天乱隊の隊員を捕らえた。

 

鳳凰「よし!これで完璧だな。」

 

鳳凰達と小林達とグレン達は無事に魔理沙を救出し、天乱隊の隊員を全員捕らえ(全員亀甲縛り)そして、戦車とアームスーツを壊した。そして、現在は霧の湖にいる。

 

カンナ「コバヤシ。普通の縛り方と違うけど、あれは何?」

 

小林「あれは・・・その・・・。」

 

さすがに小林もあれは子供の前では言えない。だが・・・

 

トール「あれは亀甲縛りと言って、拷問するときに使うやつです。」

 

カンナ「オー。」

 

小林「ちょっと!トール!?」

 

トール「大丈夫ですよ小林さん。子供はそれで納得するんです。」

 

小林「・・・なら、いいか。」

 

小林はホッとした。

 

鳳凰「グレン。何でお前がここに居るんだ。俺とお前の住んでいる世界は違うぞ?」

 

グレン「それはこっちのセリフだ。お前こそ何でここに居るんだ。」

 

鳳凰「だって、この世界は俺の故郷だもん。」

 

グレン「はああああああああ!?お前の故郷!?」

 

鳳凰「あっ。そういえば言ってなかったな。」

 

グレン「・・・・・そういや俺が宮廷魔導士時代でも、あいつ変な魔術使ってたしな。それなら納得するか。」

 

鳳凰「質問に戻るが何でお前がここに居るんだ。」

 

グレン「セリカがよ。『私の友人が居る世界を救ってくれ』と言われたんだ。その後、セリカが転移魔術を使ってここに来たてわけだよ。」

 

鳳凰「なるほど、セリカさんがね。友人となると絶対あいつだな・・・。」

 

鳳凰とグレンと会話していると、システィーナが声を掛けてきた。

 

システィーナ「先生?この方は?」

 

グレン「こいつは鳳凰。元王室親衛隊であのゼロースと同じくらいの強さを持っている奴だ。まぁ、一年ぐらいしかいなかったけどな。」

 

リィエル「・・・私も知ってる。よく宮廷に赴いた時に見かけてる。」

 

グレンとリィエルの言葉に二人は驚いた。

 

システィーナ「ええええええ!!元王室親衛隊!!はっ!ということは・・・。」

 

システィーナはルミアの方をチラッと見た。そして、鳳凰はシスティーナの視線に気づき、ルミアの方に向かった。

 

ルミア「あ、あの・・・・・何ですか?」

 

鳳凰はルミアの顔を覗き込んだ。さすがのルミアも戸惑った。そして、鳳凰はあることの気付いた。

 

鳳凰「お前・・・まさか陛下の・・・。」

 

ルミア「あっ・・・、もしかして鳳凰君?」

 

鳳凰「あ・・・思い出した。確か今はルミア=ティンジェルだっけ。久しぶりだな。」

 

ルミア「あはは・・・。お久しぶりです。」

 

システィーナ「やっぱり・・・。」

 

グレン「まぁ、元王室親衛隊だからな。ルミアの素性も知ってるだろう。あいつが居た時はちょうどルミアが王室から追放されたしな。あいつが入隊して6か月後に。」

 

鳳凰「まぁ、俺もルミアとは宮廷でよく会ってたし。」

 

ルミア「久しぶりだね。鳳凰君。元気にしてたんだね。」

 

鳳凰「当たり前だ。まだ死ぬような体じゃねーし。」

 

ルミア「あはは・・・。そうだね。」

 

鳳凰「ということはあなたがシスティーナ=フィーベルさんですね。」

 

システィーナ「そうだけど・・・。」

 

鳳凰「ルミアの事ありがとうございます。」

 

システィーナ「・・・もしかして、ルミアの事を心配していたんですか?」

 

鳳凰「そうだね。居候先の人たちと仲良くやってるのか心配で・・・。」

 

システィーナ「もちろん仲良くしてますよ。私もルミアとは仲良しだし。」

 

ルミア「うふふ。そうだね。」

 

鳳凰「そうですか。よかった。」

 

そんな会話していると、グレンが鳳凰に声を掛けた。

 

グレン「ところでお前らは一体何していたんだ?」

 

鳳凰「ああ、それはだな・・・。」

 

~鳳凰説明中~

 

鳳凰「・・・というわけだ。」

 

グレン「・・・天乱隊か。お前もあいかわらずハードな人生を送ってるんだな。」

 

鳳凰「そうだな。」

 

グレン「ていかお前が王室親衛隊に居た頃と全然変わんないじゃないか。」

 

鳳凰「何か失うのが怖いんだよ。だから戦う。」

 

グレン「・・・お前はそうだったな。俺と共に任務を達成した後は、俺を担いで行ったよな。」

 

鳳凰「そういえばそんな事もあったな。」

 

鳳凰とグレンが会話しているとトールが声を掛けた。

 

トール「あのお二人とも、深い話するなら別の場所でしてくださいよ。」

 

鳳凰「そうだったな。じゃあ、紅魔館に戻るか。グレン。お前たちも来なよ。残りの話はあっちでする。」

 

グレン「へいへい。わかりましたよ。」

 

魔理沙「じゃあ、天乱隊の奴らも連れていくんだな。」

 

鳳凰「当たり前だ。こいつらには話したいことがあるからな。」

 

こうして、鳳凰達と小林達と魔理沙はグレン達と天乱隊の人達と一緒に紅魔館に戻った。

 

                                次回に続く



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世の中には上の奴と下の奴がいる

どうも、土方です。ちょっと文字列を変えてみました。それではどうぞ。


前回のあらすじ:とりあえず紅魔館に戻る事になった。

 

紅魔館では永遠亭の永琳と鈴仙がパチュリーと小悪魔の治療が行っていた。ルコアはドラゴンだったので、すぐに治療したら治った。

 

ルコア「やっぱりすぐに治っちゃたよ。」

永琳「さすがはドラゴンね・・・!こんな傷をすぐに治療したら治るなんて。」

ファフニール「当たり前だ。ドラゴンは治療しなくても治るもんだ。」

華扇「そういえば家の龍も傷が出来たらすぐに回復してたしね。」

 

永琳とドラゴン達はそんな会話をしている時、鈴仙はパチュリーと小悪魔の看病をしていた。

 

鈴仙「ふむふむ・・・。今の所は大丈夫そうね。師匠が言った通り2日間は安静にして下さいね。」

パチュリー「そうするわ。腰がヒリヒリするし。」

小悪魔「私も翼がやられたみたいですし。」

レミリア「しかし命に別状がなくて良かったじゃない。」

アリス「そうね。あの魔術攻撃は普通に当たったら死んでいたわよ。」

パチュリー「そうね。」

フラン「でも、鳳凰達の方遅いね。」

エルマ「安心しろ。私の千里眼から見たら、鳳凰と小林さん達は無事に魔理沙を取り戻し、無事に紅魔館に帰ってきたぞ。」

咲夜「そうですか。それは良かったです。」

エルマ「ただ・・・。捕まえた天乱隊の隊員と一緒に、知らない奴もいるようだが・・・。」

全員「え?」

 

そして、全員が「えっ?」と思った直後、図書館のドアが開き、鳳凰と魔理沙と小林達とグレン達が帰ってきた。ついでに捕まった天乱隊連れて。

 

鳳凰「おい。お前ら、魔理沙を無事に取り戻してきたぞ。」

アリス「魔理沙!!良かった無事だったのね。」

魔理沙「何言ってんだ?普通に無事だったに決まってんだろう。」

アリス「そうね。あなたが捕まっても、敵に負けるはずないものね。」

翔太「僕がルコアの治療している時に泣いてた癖に・・・。」

アリス「ちょっとそこの僕。いくら子供でも容赦しないわよ。」

翔太「ごめんなさい。」

レミリア「ところでそこの男と女3人は誰?」

 

レミリアはそこにいるグレン達の事を鳳凰に聞いた。

 

鳳凰「こいつはグレン。異界の俺の知り合いで講師をやっている奴だ。そして、そこの金髪の娘がルミアでそこの銀髪がシスティーナでもう一人の知り合いのリィエルだ。3人はグレンの生徒だ。」

レミリア「色々聞きたいことはあるけど、まずは先に風呂入って来なさい。体中汚れてるから。」

トール「そういえばあっちこっち汚れてますね。」

咲夜「風呂は一階にあるわ。露天風呂だから月も見れるわよ。」

ルミア「システィ聞いた!露天風呂だって!」

システィーナ「うん。結構楽しみ。外のお風呂は別格だからね。」」

リィエル「露天風呂・・・。久しぶりに入る。」

カンナ「コバヤシも一緒に入ろ。」

小林「うん・・・。いいけど・・・。旅行以来久しぶりだな。」

鳳凰「じゃあ、最初に女性達が先に入ってきていいよ。俺たちは後で入るから。」

小林「ありがとう。鳳凰。」

魔理沙「じゃあ、入ってくるぜ。」

 

小林、トール、カンナ、システィーナ、ルミア、リィエル、魔理沙は汚れている為、先に一階の風呂に入っていった。

 

グレン「お前は紳士的だな。女性に譲るなんて。」

鳳凰「いや、普通はそうだろ。最初に女性に風呂を譲るのは。それにあいつらの方が汚れてるし。」

滝谷「それにそうだね。翔太君は入らないの?」

翔太「僕は入らないよ。男だし。」

ルコア「じゃあ、後で僕と入ろうか。」

翔太「嫌だよ!何でいつも僕が嫌がっても入ってくるの!?」

ルコア「一応、翔太君の使い魔だし。」

翔太「それはそうだけど・・・。」

グレン「何だと・・・!?翔太君て言ったか!この大きいおっぱいの女と一緒に入ってるのか!?」

翔太「そうだよ。僕が嫌がっても入ってくるんだ。」

グレン「実に羨まし・・・いや、けしからん。」

ルコア「今、羨ましいて言おうとしたよね。」

鳳凰「ちょっと待て。小林さんも入っていったよね?」

滝谷「そうだよ。」

 

その時、鳳凰はもしやと思った。

 

鳳凰「もしかして・・・、小林て女なの・・・?」

滝谷「そうだよ。もしかして男だと思ってた?」

鳳凰「いや、胸ないから男だと思ってた。そうか。世の中には上の奴と下の奴が居たもんだな。(特に胸が)」

グレン「というか小林ていう女は何歳なんだ?」

ファフニール「トールから聞いた話だと、26だということだ。」

鳳凰・グレン「なん・・だと・・。」

エルマ「まぁ、小林先輩も胸の事は悩んでいるらしいよ。」

鳳凰「よかったな。お前の生徒はこれからだ。」

グレン「良かったな。白猫、リィエル。お前らはこれからだ。」

 

鳳凰達とグレンがそんな話をしている横で咲夜とレミリアとフランは・・・

 

レミリア「咲夜・・・。私はこれからよね。(胸の方をみている。)」

咲夜「そうですよ・・・。私もお嬢様もこれけらです・・・。(胸の方を見ている。)」

フラン「そうよね・・・。これからだよ・・・。(胸の方をみている。)」

 

そんな彼女らを見ている。華扇と鈴仙と永琳とパチュリーと小悪魔は・・・

 

鈴仙「咲夜さんはともかく、レミリアさんとフランさんは何年かかるんでしょう?」

華扇「まだ、何年も掛かるんじゃないかしら・・・。」

永琳「吸血鬼と人間じゃ成長レベル違うし・・・。」

パチュリー「胸なんてない方がいいわよ。重たいし。」

小悪魔「まぁ、性〇みたせば大きくなりますけどね。」

 

小悪魔が爆弾発言した後、なぜか咲夜が小悪魔にナイフを投げた。

 

                                次回に続く

 

~次回予告~

 

お風呂回である。



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風呂に入るタイミングを間違わないようにしましょう

前回のあらすじ:鳳凰「世の中は巨乳の方がいいんだよ!!」グレン「そうだ。そうだ。」

 

小林、魔理沙、カンナ、トール、システィーナ、ルミア、リィエルはちょっと体が汚れている為、紅魔館の露天風呂に入ってる。しかも露天風呂は広い為、快適である。

 

小林「やっぱり風呂は気持ちいいな。腰にも効くし、肩も治るし。はぁ~極楽、極楽。」

魔理沙「何か親父みたいな発言だな。」

カンナ「何か眠たくなってきた。」

トール「カンナダメですよ。ここで眠ったら風邪引いてしまいますよ。」

 

小林がゆっくりしているとシスティーナ、ルミア、リィエルの方を向いた。

 

ルミア「システィ。ここのお風呂気持ちいいね。」

システィ「本当ね。特に風呂の湯加減が気持ちいいわ。」

リィエル「ん・・・、気持ちいい。」

小林「そういえばあの子達て異世界から来たよね。」

魔理沙「鳳凰の知り合いの生徒だって、言ってたよな。」

トール「だったら聞いてみましょう。小林さん。」

小林「そうだね。どんな人たちか知りたいし。」

 

小林、魔理沙、トール、カンナはシスティ達の所に向かった。

 

小林「こんにちわ。システィーナちゃんでいいかな?」

システィーナ「はい。確かあなた達は鳳凰さんと一緒に居た・・・」

小林「私の名は小林。よろしく。」

魔理沙「私の名は霧雨魔理沙だぜ。」

トール「トールです。小林さんのメイドをやっています。」

カンナ「カンナ。カンナカムイ。」

システィーナ「よろしくお願いします。」

トール「ところで異世界から来たて聞きましたが、異世界のどこの国の出身なんですか?」

ルミア「アルザーノ帝国のフェジテからです。そこの魔術学院に通っています。」

魔理沙「何だ?お前らの世界て魔術の学校なんてあるのか?」

ルミア「はい。アルザーノ魔術学院は400年の歴史を持った学校です。そこでは最先端の魔術が学べるんです。」

魔理沙「何だか難しそうな学校だな。」

小林「へぇ~、頑張っているんだね。」

 

すると、リィエルがトールに質問をしてきた。

 

リィエル「ねぇ?何で頭に角が生えてるの?」

トール「あぁ、それはわたしがドラゴンだからです。」

魔理沙・システィーナ・ルミア「ドラゴン!??」

小林「ちょっと、トール!!」

 

ドラゴンと聞いた魔理沙とシスティーナとルミアは・・・

 

魔理沙「マジなのか!!幻想郷では神獣と呼ばれるドラゴンなのか!!」

トール「はい。そうです。」

カンナ「私もドラゴン。」

 

魔理沙はキラキラしてた。当たり前だ。この世界では龍やドラゴンは神獣扱いである。信仰もある為、神様ランクの龍神もいる。しかし、システィーナとルミアとりィエルは・・・

 

ルミア「えっ!?あの悪魔の生物といわれるドラゴンなんですか!?」

システィーナ「嘘よ!?だってこんなに美人の女性がドラゴンなはずないじゃない!?」

リィエル「ドラゴンて何?おいしいの?」

 

まぁ、当たり前の反応だね・・・、ていうかリィエルちゃんは知らないの・・・

 

カンナ「ドラゴンて言うのは強い生き物。」

リィエル「なるほど、つまり私達より強いていう事ね。」

 

小林「本当だよ。トールは嘘をつかないもん。もしかして、君たちの世界てレンガの家てある。」

システィーナ「そうね。レンガの屋敷もあるわ。」

小林「トール。もしかしてこの子達は西洋みたいな世界の出身みたい?」

トール「ドラゴンは東洋と西洋で扱いが違うて本当だったんですね。」

ルミア「あの・・・、小林さんは怖くないんですか?ドラゴンは?」

小林「最初は怖いとは思ったけど、こんなに美人な女性なった時は、可愛いと思ったよ。」

カンナ「コバヤシは心が広い。」

小林「君たち。トールはドラゴンだけど、怖がらないでね。優しいドラゴンだから。」

システィーナ「わかりました。私もトールさんがそんなに悪いドラゴンに見えないし・・。」

ルミア「私もドラゴンて悪いイメージだったけど、トールさん見たら怖いと思いません」

リィエル「・・・私も悪い奴に見えない。」

小林「ありがとう。」

 

小林が安心した矢先に魔理沙が爆弾発言をした。

 

魔理沙「そういえばルミアとトールて胸が大きいんだよな。」

ルミア「えぇ・・・!?」

トール「そうですね。私のサイズはDです。」

システィーナ「ルミアもそうだけど、トールさんも大きいですね。私よりも・・・あれ・・・、何だか涙が出てきた。」

魔理沙「私もシスティーナと同感だぜ。」

 

魔理沙とシスティーナは落ち込んでいると、小林はこう告げた。

 

小林「大丈夫。君たちはまだ成長期だから、胸とかはまだ大きくなるよ。」

システィーナ「でも、ルミアと私は15ですよ。なんでルミアの方が大きいんですか?」

小林・ルミア「なん・・だと・・!?」

 

二人は驚愕した。ルミアとシスティーナはまだ15だったのだ。しかも、ルミアも15なのにデカい。

 

小林「ルミアは15で胸があんなに大きいだなんて。将来はきっとトール並みの大きさになるよ。」

魔理沙「私もショックだぜ。」

ルミア「システィ。二人とも落ち込んじゃたよ。」

システィーナ「大丈夫ですよ。小林さんも魔理沙さんもまだまだ胸の成長が続きm、あすよ。」

小林「私は・・・25だから・・・もう無理だよ。」

魔理沙「私も無理だ。キノコばかり食ってるから・・・。」

システィーナ・ルミア「・・・・・。(どうしよう逆効果になってしまった。)」

 

そう言ってると、露天風呂の入り口のドアが開いた。

 

鳳凰「よし!!誰もいないな。あいつらは上がったかな・・・・・」

グレン「おい?大丈夫なのか。まだ誰か・・・」

 

入ってきたのは鳳凰とグレンだった・・・

 

鳳凰・グレン「・・・・・。」

システィーナ・ルミア・トール「・・・・・。」

鳳凰・グレン「お邪魔しました・・・。」

システィーナ「<<キャアアアアアアア>>!!」

鳳凰・グレン「理不尽すぎるだろおおおおおお!!」

 

予想どおりシスティーナのゲイル・ブロウが命中した。その時に、小林と魔理沙は・・・

 

カンナ「コバヤシ。大丈夫?」

小林「大丈夫だよ・・・カンナちゃん・・・。」

リィエル「大丈夫。私も成長期だから。」

魔理沙「リィエル。それは励ましにならないんだぜ・・・?」

 

カンナとリィエルは小林と魔理沙を励ましていた。ちなみに、なぜ鳳凰とグレンが入ってきたのかは、咲夜が入浴中の看板をしていなかった為、誰も入っていないと勘違いしてしまい、入ってしまった。

 

                               次回に続く

 



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今回の異変はただごとではない

前回のあらすじ:レミリア「咲夜!入浴中の看板は付けなさい!」咲夜「申し訳ありません!!」

 

鳳凰と華扇と小林・トール達とグレン達は紅魔館の大広間(主にパーティする場所)に居た。もちろん、そこには紅魔館のメンバーがいる。今から、さっきの襲撃とグレン達の話を聞くためだ。

 

鳳凰「なぁ?謝ってるんだから許してくれよ・・・」

グレン「そうだぞ。いくら何でもあれは事故だろ。」

システィーナ「いくら事故だからて、女の裸を見たのは許さないわよ!」

ルミア「まぁまぁ・・・、許してあげようよ。システィ。わざとじゃないんだから。」

リィエル「私も許す・・・。」

トール「システィーナさん。裸見られたくらいで大げさすぎますよ。私なら小林さんに見られてもいいですが・・・!」

カンナ「大げさすぎる。」

システィーナ「いや!大げさじゃないですよ!減るんですよ!何かが!!」

小林「システィーナちゃん。トールやカンナちゃんはドラゴンだから、人間とは違う見方があるから。」

 

鳳凰とグレンはさっきのお風呂の件でシスティーナに謝ってる。だが、二人はまったく反省はしていない。むしろラッキースケベだ。他の連中は「災難だな・・」という顔をしていた。咲夜にいたては「ごめんなさい」という顔だった。

 

レミリア「とりあえず、さっきの襲撃について話をしましょう。魔理沙。何であなたが”天乱隊”に追われていたの?」

魔理沙「それは・・・」

鳳凰「魔理沙を人質にし、霊夢や紫に邪魔されないようにするためか?」

魔理沙「・・・・・!!」

パチュリー「どうやら図星のようね。」

咲夜「でも、どうして魔理沙なの?人質にするなら人里の有力な人物が妥当なのに?」

鳳凰「お前らも知っているだろう。魔理沙は人里の有名な商店「霧雨商店」の親父さんの娘だ。おまけに魔理沙は霊夢や紫とも縁が深い。なら人質には最適だろう。」

小林「え!?魔理沙ちゃんてお嬢様だったの!!」

魔理沙「・・・今は勘当の身だけどな。」

ルミア「え?何で勘当しているの?」

魔理沙「それは・・・」

鳳凰「こいつは魔法使いになるために、親と勘当している。こいつの親は反対したからな。」

翔太・ルミア「・・・・・!!」

 

翔太は驚いた。世の中には魔法使いになるために親と勘当した奴もいるのかと。翔太の親は魔法使いだが、魔理沙の親は魔法を使えない。だから、反対したのだと頭の中で察した。ルミアは親の事情でフィーベル家に居る為、魔理沙の気持ちはちょっとは分かる。

 

魔理沙「そんな目で見るな。これは私が選んだ道なんだからな。」

レミリア「じゃあ、彼らの目的は何なの?魔理沙を人質にし何を?」

鳳凰「それはこいつらから聞いた。小林さん達が風呂を入ってる間に、グレンと俺で天乱隊の隊員からいくつか聞いた。」

鳳凰がチラ見したさきにはぐるぐる巻きの天乱隊の隊員達が居た。

トール「目的は一体何ですか?」

鳳凰「こいつらが言うには、前回の異変の機械兵器を復活し、幻想郷のあらゆる勢力を排除し、天乱隊が幻想郷を統一する為だそうだ。」

エルマ「何だと!?それは本当か!!」

システィーナ「あの?何でそんなに驚くんですか?」

アリス「あなた達は来たばかりだから知らないとは思うけど、この幻想郷は妖怪と人間、そしてあらゆる種族が暮らす世界。もし、天乱隊が統一したら、妖怪達の存在が無くなるのよ。」

ルミア「そんな・・・!」

鳳凰「それだけじゃない。あいつは最近になってから外の世界の人間を雇ったらしい。しかもその人間は地獄商事という会社に所属していそうだ。」

小林・滝谷(まさか・・・。)

ファフニール「あいつという事は、ボスの名前を知っているのか?」

鳳凰「知っているにも何も、かつての俺と同じ鬼の四天王の弟子だった。あいつは独自で魔法の勉強していた。そいつの名は”霧雨豊麗”!!魔理沙の兄だ!!」

大広間に居る全員「・・・・・!!」

 

誰もが驚いた。あの魔理沙に兄が居たのだ。

 

レミリア「魔理沙。あなた、兄が居たの!?」

魔理沙「あいつも勘当をしている。勘当をするときに親父の左足を刀で切ったからな。」

グレン「おい!マジか!」

鳳凰「あいつは性格はいかれてた。天狗の首を木に刺したり、罪もない天狗の子供を普通に殺す奴だった。」

 

その時、場の空気が冷え込んだ。魔理沙の兄は外道な奴だったからだ。システィーナやルミアは吐きそうになった。

 

鳳凰「なぁ、グレン。話してくれないか何でお前らがここに来たのかを。」

グレン「仕方ねえ。話すか。」

 

グレン達はなぜこの世界に来たのかを彼らに話した。なんでもセリカの友人がこの世界に住んでいるからだ。その友人の頼みでここに来たという。まぁ、強制的に来たけど。

 

鳳凰「その友人の世界”幻想郷”を救ってくれの依頼でここに来たのか。友人となると紫しかいないな。」

グレン「紫?」

鳳凰「ここの幻想郷の賢者だ。まぁ、この世界を作った賢者といえばいいかな。」

グレン「セリカの奴・・・!そんな大物と友人だったのか!」

ルミア「でもどうして知っていたんですか。」

鳳凰「よく紫がセリカていう人物の話をするんだ。それで知っていた。だが、さっきの話とグレンの話が妥当した。」

グレン「つまり天乱隊が騒動を起こすていうことか?」

鳳凰「そうだ。恐らくグレンが言っていた話は本当のようだな。」

トール「となると、彼らは異変を起こすつもりですか!!」

鳳凰「そうなるだろうな。」

 

誰もがシーンとなった。それもそのはずだ。これから天乱隊は幻想郷に混乱を起こす異変をやるつもりだからだ。

 

システィーナ「これからどうするんですか?」

鳳凰「明日。人里に行く。この事を命連寺勢力や神霊廟勢力に慧音や妹紅に伝え、協力してもらう。」

レミリア「だったら私達も協力するわ。美鈴、鳳凰達と一緒に行きなさい。そして、彼らを守りなさい。」

美鈴「かしこまりました。お嬢様。」

グレン「いいのか?協力してもらって。」

レミリア「当たり前よ。家の住民をこんな目にあわして黙ってみるのも嫌でね。」

鳳凰「グレン。お前も協力してくれるか。」

グレン「当たり前だ。その為にこの世界に来たんだ。」

システィーナ「私も協力します!」

ルミア「私達もこの世界を守りたいです!」

リィエル「・・・私も!」

グレン「お前ら・・・。」

鳳凰「お前は良い生徒を持ったな。」

グレン「そうだな。」

 

グレン達はの決意は揺るぎはなかった。

 

鳳凰「小林さん。ゴメン。こんなことになっちゃて。」

小林「良いよ。それに私達もこの世界を守りたいと思ってね。」

小林はトール達を見た。

トール「この世界は人間と妖怪が共存する世界です。その天乱隊を倒しましょう。」

カンナ「絶対倒す。」

ルコア「僕もだね。この世界は龍神が作った世界でもあるんだし。」

ファフニール「俺はこんな世界どうでもいいが、天乱隊が気に食わん。」

エルマ「秩序を乱す奴らをなら倒すべきだ。」

滝谷「何か流れ的に賛成しなきゃだめだね。」

翔太「僕は怖いけど・・・でも、天乱隊を何とかしたい。」

小林「ほらこの通り。」

鳳凰「本当はお前らの護衛の依頼なんだが・・・。」

小林「良いの。私もこの世界は良い世界だと思う。人間と妖怪が共存する世界。そんな世界があってもいいかなって。だから守りたいて思ったからだよ。」

鳳凰「ドラゴンと一緒に生活しているとそうなるのか?」

小林「そうだね。」

 

小林達の決意も揺るぎが無かった。

 

魔理沙「待ってくれ!!私も行く。兄貴をぶっ潰したい。」

アリス「もちろん!私も行くわ。天乱隊を放って置くわけにはいかない。」

華扇「もちろん私も行くわ。あいつらはこの世からつぶした方がいいわ。」

鳳凰「お前ら・・・」

 

魔理沙は自分の兄を倒すこと、アリスは魔理沙の友人。放っておくわけにはいかない。華扇はこの世界の事を守りたいと思っている。

 

鳳凰「よし!明日は人里に向かうぞ!」

 

鳳凰達と小林達とグレン達の次の目的地は人里になった。

 

                                次回に続く

 



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事務所無くなる!!住むところがねぇぇぇ!!

どうも、土方です。今日は少なめです。どうぞ。


前回のあらすじ:異変解決するため、人里に向かうことになった。

 

鳳凰達(華扇、美鈴、アリス、魔理沙)と小林達とグレン達は天乱隊がこれから起こる異変を伝えるために人里に来た。

 

小林「また、人里に来たね。」

鳳凰「グレン達の方はうるさいけどな。」

 

後ろを振り向いた鳳凰達と小林達はグレン達の方を見た。彼らは人里の光景を見てキラキラと輝いていた。それもそのはず、彼らは西洋の異世界の為、この光景は珍しいのだろう。

 

グレン「凄げぇぇぇぇ!!フェジテでは見られない建物がいっぱいあるぞ!!」

システィ「本当ですね!建物は木造建築だったり、変わった形の建物がありますね!」

リィエル「美味しいものがいっぱいある・・・じゅるり!」

ルミア「リィエル。食べちゃダメだよ。」

鳳凰「やはり驚いているな。」

小林「当たり前だよ。西洋みたいな世界から来たからこの光景には珍しいんだよ。」

華扇「それよりも鳳凰。どこに行くの?」

鳳凰「まずは慧音の所の寺小屋に行く。今日は休みだから掃除してるだろう。」

魔理沙「そういえばお前の事務所もあったんだよな。だったらお邪魔するぜ。」

鳳凰「いいけど。冷蔵庫の中を盗るなよ。」

魔理沙「わかったぜ・・・。」

美鈴「ついでに慧音さんに捕虜の天乱隊の人たちを預けましょう。妹紅さんと知り合いですし。」

鳳凰「その方がいいな。」

アリス「それじゃ、寺小屋に行きましょう。」

 

鳳凰達と小林達とグレン達は最初に寺小屋へと向かう事になった。しかし、鳳凰が目にした光景は衝撃的な物だった。

 

鳳凰「あれが寺小屋だよ。」

鳳凰が指した先には2階建ての屋敷みたいな建物だった。しかし・・・

小林「へぇー、一階建てなんだ。」

鳳凰「えっ?一階建て?何言ってるんですか?2階建てですよ・・・え?」

鳳凰が寺小屋に到着すると、寺小屋の2階部分が無くなっていた。よく見たら燃えた跡があった。

鳳凰「これはどういう・・・」

小傘「あ!鳳凰!!」

 

その時、小傘の声がした。

 

鳳凰「小傘・・・これはどういうことなの?」

小傘「実はね・・・」

 

小傘は寺小屋に何があったのかを教えた。

 

~昨日の寺小屋~

 

にとりは鳳凰に言われた通り、事務所の改装をしていた。

にとり「よし!これで事務所改装は終わったぞ。」

小傘「お疲れさまです。にとりさん。」

何故ここに小傘が居るかというと小傘は鍛冶ができる為、にとりの手伝いをしていた。

小傘「しかし、凄いね。1か月は掛かると思ったのに2日で終わらせるなんて。」

にとり「まあね。幻想郷の河童の科学力は幻想郷一だからね。こんなの余裕だよ。」

小傘「科学と改装は違うと思うけど・・・」

にとり「さてこれで妖怪の山の方に戻れるよ。屋台の方もやんなきゃいけないし。」

小傘「そういえば守屋神社のロープウェイが完成したんですよね。」

にとり「そうだよ。これであっちにもど・・・ん?何か焦げ臭くないか?」

小傘「そういえば・・・、この匂いは広間の方からだね。」

 

にとりと小傘は事務所の広間の方へと向かった。そしたら火事になってた。

 

小傘「燃えてるよ!事務所の広間が燃えてるよ!」

にとり「ああ!せっかく改装したのに!!」

もう広間は炎で一色だった。それから慧音も来た。

慧音「どうした。何の・・・燃えてる!!」

にとり「とりあえず避難だ!」

小傘とにとりと慧音は寺小屋の外へと避難した。その後、にとりのスペル技で消火したが、もう2階は再建出来なくなった。

 

~現在の寺小屋前~

 

しばらくして、慧音も来て今後について話した。

 

慧音「もう2階の再建は無理だ。焼けた跡を見たら2階の柱が腐ってた。」

小傘「というわけでもう住めなくなりました。」

鳳凰「・・・・・。(真っ青)」

グレン「鳳凰。大丈夫か・・・。」

鳳凰「大丈夫・・・もう何もかも真っ白だよ・・・」

トール「さすがにショックが大きいですね。」

慧音「ところでお前らは誰だ?見かけない顔だが・・・」

華扇「そこは私が話します。」

 

~ピンク仙人説明中(誰がピンクだ)~

 

慧音「なるほど、ドラゴンと人間の観光客に魔術使いの人たちか。」

小傘「おまけにわちき達が知らないうちに依頼の仕事をしてたの!鳳凰・・・あ。」

鳳凰「これからどうしよう・・・。」

ルミア「今はそっとしといてください。」

小傘「そうだね・・・」

美鈴「ところで妹紅さんは?」

慧音「妹紅なら私の手伝いをしている。それよりも天乱隊が動いたようだな。」

美鈴「はい。パチュリー様や小悪魔さんやられたんです。」

慧音「となると寺小屋の2階に火を放ったのはあいつらか・・・」

システィーナ「あいつら?」

慧音「実は先日の事だが、私の所に客がきたんだ。」

鳳凰「ピク。」

慧音「その客が、「我らに支援をしてください」とこう言ってきた。私は詐欺だと思い、おいはらった。」

トール「あの・・。まさかと思いますが”天乱隊”じゃあ・・・?」

慧音「その可能性は高いと思う。我らと言ったらあいつらしかいない。」

それを聞いた瞬間、鳳凰は怒りが爆発した。

鳳凰「許さねええええ!天乱隊の奴ら!!俺の事務所を火事にさせやがってえええ!!」

 

鳳凰は怒りのボルテージが爆発した。

 

鳳凰「慧音!協力してくれよ!妹紅にも頼んどけよ!」

慧音「わかったから落ち着け!もし、異変解決したら人里の空き屋敷あげるから!」

鳳凰「マジか!頼んだぞ慧音!」

小傘「これからどうするの?」

鳳凰「命連寺に行く!聖にも協力仰ぐ!小傘、休み中で申し訳ないが仕事だ!」

小傘「任せて!鳳凰!」

 

こうして、鳳凰達と小林達とグレン達は命連寺に向かう事になった。

 

                                次回に続く



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新技!スティールとドレインタッチ

どうも、土方です。たぶん私がやりたかったネタです。どうぞ。


前回のあらすじ:命連寺に行くことになった。

 

聖「そうですか。それでこの寺に来たんですね。」

 

こいつは”聖白蓮”。命連寺の住職で”超人”に近い魔法使い、彼女の魔法は”魔術”でいえば”第七階梯”ランクだ。聖に今までの事を全て伝え終えた所だった。

 

鳳凰「それで協力してくれるのか?」

聖「もちろん協力します。それに彼らの心を改善させたいですし。」

魔理沙「まぁ、人と友好したい妖怪達の寺だからな。協力することはわかっていたぜ。」

 

とりあえず”命連寺”も協力する事になった。

 

グレン「しかし、驚いたよ。鳳凰からさっき話聞いたんだが、この寺は妖怪と人間の友好をするために作った寺だとはな。」

聖「私達は人と妖怪が友好できるような関係にしたいのです。そうすれば、戦いもせず平和に過ごすことができるのです。」

小林「人と妖怪が友好ね。その気持ち、私にもわかるよ。」

滝谷「僕もだね。聖さんの言ってることは正しいと思うよ。」

聖「確かあなた達はドラゴンと一緒に生活しているんですよね。」

小林「うん。私は前まで一人だったけど、トールやカンナちゃんとイルルが来てから、暮らしが楽しくなっちゃてね。」

 

トールは小林に抱き着いた。

 

トール「小林さん!私も楽しいです。こうやって一緒に居ると安心しますし、大好きです。」

小林「ちょっと!トール止めて!腰に来る!!」

聖「あらあら、とても仲が良いんですね。」

トール「もちろんです!小林さんは地球上で一番の存在なんです!」

聖「ふふ、小林さんは幸せ者ですね。」

小林「まあね。」

滝谷「そういえば聞きたかった事あるんだけど、何でイルルちゃん連れて来なかったの?」

小林「イルル、最近バイト始めてね。ちょうど旅行に行くタイミングと重なっちゃて行けれなくなったんだよ。」

滝谷「それで今回はイルルちゃんはお留守番なんだ。」

 

イルルはバイトがあるため、行けなくなってたのだ。

 

グレン「まぁ、俺もあいつらに会うまでは・・・」

聖「までは・・・?」

グレン「いや、何でもない。」

聖「そうですか。そういえばグレンさん。あなたに一つ質問あるんですが?」

グレン「どうした?」

聖「リィエルさんは何者ですか?」

鳳凰・グレン「「!?」」

聖「システィーナさんとルミアさんが人間なのはわかります。しかし、リィエルさんは見た目は人間ですが、中身はちょっと・・・。」

グレン「すみません。聞かないでもらえますか。」

聖「・・・・・。」

 「わかりました。深く追求しないようにします。」

鳳凰「聖。助かるよ。」

ファフニール「そういえば、外が少し騒がしいな。」

エルマ「私が少し見て来よう。たぶん、カンナ達が騒いでいるだけかもしれないしな。」

鳳凰「俺も見てくるわ。」

 

鳳凰とエルマは命連寺の境内に行く事にした。

 

 

 

 

 

 

境内では、小傘とシスティーナ達と翔太とカンナは新しい魔術の特訓をしていた。sれは翔太がパチュリーからもらった”魔導書”3冊、ドレインタッチ、スティール、イクティンクション・レイである。

 

翔太「ダメだ。全然発動しない。」

システィーナ「当たり前よ。いきなり上級魔術を習得するなんて無茶なことだわ。」

翔太「僕のお父さんは立派な魔法使いだ。僕だってこれくらいはできたい。」

ルミア「でも、アルフォネア教授の魔術の魔導書があるなんて驚いたね。」

システィーナ「まさかアルフォネア教授・・・。自分の魔術を魔導書に作るなんて。」

ルミア「あはは・・・。あの人らしいね。」

リィエル「誰か来る・・・!」

 

すると、鳳凰とエルマが来た。

 

鳳凰「お前ら何してるんだ?」

小傘「あ!鳳凰!今ね、翔太君達が魔術の勉強しているんだ。」

エルマ「おお。魔術の勉強か。えらいな。」

カンナ「うん。勉強してる。」

 

すると鳳凰はある2冊の魔導書に興味を持った。

 

鳳凰「ドレインタッチにスティールか。なかなか、面白そうな魔導書があるな。翔太君!この技は俺も習得してもいいかな。」

翔太「いいよ。後で僕も習得するから。」

 

鳳凰はドレインタッチとスティールの魔導書を開き、発動方法を読んだ。

 

鳳凰「なるほどね。ドレインタッチは相手の体に触れた後、体力や魔力を吸収し、自分の物にしたり、相手に分ける事ができるのか。なら、早速・・・」

 

鳳凰はエルマの手に触れた。

 

エルマ「一体、何をするんだ。」

鳳凰「魔符!!ドレインタッチ!!」

 

すると鳳凰とエルマの体から怪しい光が見え、いかにも吸収しているように見えている。

 

エルマ「うひゃアアアアア!!」

鳳凰「なるほど、こうやるのか。」

小傘「ちょっと鳳凰!?これ以上やったら干からびるよ。」

 

鳳凰はパッとエルマの手を離した。

 

鳳凰「すまなかった。」

ルミア「エルマさん!大丈夫!?」

エルマ「大丈夫だ。ドラゴンはこれくらいどうてことはない。しかし、ドレインタッチは強力だな。私の体力と魔力を吸い取るとは・・・」

システィーナ「しかも、その魔力を誰かに分けあたえるなんて、凄い魔術ね。」

鳳凰「じゃあ、次はスティールだな。何々、スティールは相手の物を盗む魔術。物はランダムで盗めるか。発動方法は手を握り「スティール」と言うか。よし・・・」

 

鳳凰は手を出し発動した。

 

鳳凰「魔符!!スティール!!」

 

すると、手が光った。光が無くなるとリィエルは違和感に気付いた。

 

リィエル「何か下がスースーする。」

システィーナ・ルミア「「え?」」

鳳凰「何だろう。なんか温いぞ?」

 

鳳凰は手を開いて見ると、それは白のパンツだった。

 

鳳凰「何だコレ?」

リィエル「・・・パンツ返して。」

 

それはリィエルのパンツだった。

 

システィーナ「鳳凰さん・・・あなた・・・」

鳳凰「違うから!これはランダムで決まるから!たまたまリィエルのパンツに当たっただけだから!!」

 

システィーナとルミアとエルマと翔太と小傘は引いていた。

 

鳳凰「お願い!!引かないで!!事故だから!!」

???「すいません!誰か居ますか!」

 

すると、寺の門から声が聞こえた。

 

                                次回に続く



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巨大妖怪カエル退治

前回のあらすじ:鳳凰、女性の下着を取る。←誤解するようなことを言うな!!(鳳凰)

 

鳳凰とエルマとカンナと翔太と小傘とシスティーナ達が騒いでいると、命連寺の門の方から声が聞こえた。

 

???「すいません。誰か居ますか?」

小傘「鳳凰。呼んでるみたいだよ。」

鳳凰「きっと寺の連中が・・・、そうだ。聖から聞いた話だと聖以外の寺の連中は出払ってたんだっけ。」

エルマ「どうするのだ。鳳凰。」

鳳凰「仕方ねぇ。俺が出るわ。」

 

鳳凰は門の所に行ってみた。門の所に居たのは妹紅だった。

 

妹紅「やっぱり慧音言った通りここに居たのか。鳳凰。ずいぶんと探したわよ。」

鳳凰「あれ?妹紅さんじゃないですか。どうしたんですか?」

妹紅「どうしたのこうもないわよ。アナタに頼みたい事あるの。」

鳳凰「頼み事?それは何ですか?」

妹紅「ほら最近、巨大妖怪カエルが多いじゃない。」

鳳凰「あぁ、もう冬眠から目が覚める時期でしたね。まさか、討伐して欲しいていう事なんですか?」

妹紅「そうよ。去年より多くなったから、人手が足りないの。そこで私と一緒に巨大妖怪カエル5匹を討伐して欲しいの。」

鳳凰「いいですけど、今は異変の調査中なんで・・・」

妹紅「大丈夫。それも一緒にやるから、慧音から聞いたし。」

鳳凰「なら大丈夫ですね。そしたら・・・」

 

鳳凰は後ろを見た。

 

鳳凰「お前らさ。カエルと戦うことになるけど、大丈夫?」

カンナ「大丈夫。巨大カエルでも食べるから。」

鳳凰「いや、合ってるけど使う言葉を選んで。」

エルマ「任せておけ。巨大カエルでも私が居れば百人力だ。」

小傘「わちきも大丈夫。」

翔太「僕はいいです。ここで勉強してます。」

鳳凰「カンナとエルマは良いとして。残るは・・・」

 

鳳凰はシスティーナ達の方を向いた。

 

鳳凰「君たちは?」

システィーナ「私は平気です。ここの魔物がどんな奴なのか知りたいですし。」

ルミア「私も大丈夫です。」

リィエル「敵なら切る。」

鳳凰「大丈夫だな。妹紅さん!大丈夫です!」

妹紅「じゃあ、早速行きましょう。」

 

鳳凰とエルマとカンナと小傘とシスティーナ達は妹紅と一緒に巨大妖怪カエルの退治に向かった。ちなみに翔太は残って小林達とグレンにさっきの事を話した。

 

 

 

 

 

 

 

~人里近くの平原~

 

鳳凰達が来てみた所、カエルがうじゃうじゃ居た。

 

鳳凰「やっぱり今年は多いな。」

妹紅「今年は自警団も対応に追われててね。処理に困ってるんだ。だから、里の掲示板やあんたの所にも来るのよ。」

鳳凰「そういえば、去年は小傘達が捕食されて、カエルの粘液まみれだったな。」

小傘「あの時は生臭かったよ。」

ルミア「えっ!?大丈夫だったんですか!?」

鳳凰「その後、助けたけどね。」

システィーナ「うう・・・、食べられないようにしなくちゃ・・・」

鳳凰「じゃあ、早速狩るか。リィエル!行け!!」

リィエル「わかった。《万象に希う・我が腕手に・剛毅なる刃を》」

 

リィエルは得意な呪文を使い、いつもの剣を錬金術で生み出した。

 

妹紅「これが慧音が言っていた魔術師の力か。凄い力ね。」

鳳凰「リィエル。カエル1匹討伐して来い。」

リィエル「やああああああああ!!」

 

リィエルはカエルに突撃したが・・・

 

カエル「ゲコ!!」バク

 

リィエルはカエルに食われた。

 

ルミア「キャアアアアア!!リィエル!!」

システィーナ「ちょっと!リィエルが食われてんじゃないの!!」

エルマ「まさか知ってて突撃させたわじゃないよな。」

鳳凰「大丈夫だ。リィエルはあれに食われても平気だ。」

システィーナ・ルミア「へ?」

 

すると、リィエルはカエルの腹の中から切って出てきた。ちなみにリィエルの体はヌルヌル状態だ。

 

リィエル「本当だ。生臭い。」

鳳凰「ほらな。」

システィーナ「そういえば宮廷魔導士だったね。」

ルミア「あはは・・・」

 

すると、鳳凰はシスティーナ達の後ろに殺気を感じた。

 

鳳凰「お前ら!後ろだ!」

システィーナ・ルミア・カンナ・小傘「え?」

カエル4匹「ゲコ!!」バク

 

システィーナとルミアとカンナと小傘はカエル4匹に食われた。

 

鳳凰「やべぇ!!小傘とカンナとシスティーナとルミアが食われた。」

妹紅「こうなったら一体ずつ倒すわよ。」

エルマ「その方が良いな!早く助けるぞ!!」

リィエル「システィーナとルミアを助ける。」

 

鳳凰と妹紅とエルマとリィエルは食われた4人を助けに行った。

 

鳳凰「うおおおおお!!助けるぞおおおおお!!」

 

その後、無事に依頼は達成したが、助けた4人はカエルの粘液でヌルヌル状態だった。

 

                               次回に続く



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次の目的地は博麗神社だ!!

どうも、土方です。今回はお知らせがあります。それではどうぞ。


前回のあらすじ:カエルに食われた。主に女性陣が。

 

グレン「それにしてもあいつら遅いな・・・」

小林「まあ、カエル退治だし、遅くなると思うよ。」

トール「エルマも居ますし、大丈夫ですよ。あいつは食いしん坊でもパワーがありますからね。」

 

グレン・小林・トールは鳳凰達の帰りを待っていた。ちなみに魔理沙とアリスと華扇と美鈴とルコアは命連寺のお風呂に入っており、翔太とファフニールと滝谷は携帯ゲーム機で対戦している。そして、トールと小林とグレンの隣には・・・

 

寅丸星「ナズーリン、すいません。また、宝塔を失くしてしまいました。」

ナズーリン「またですか。ご主人。これで何回目ですか?」

 

毘沙門天の代理の寅丸星と小さな大将のナズーリンである。彼女らは、さっき知り合ったばかりである。

 

グレン「今、これで何回目とか言ってたよな。これ毎回なのか。」

ナズーリン「ああ、ご主人は毎回の如く宝塔を失くしている。毘沙門天の代理として自覚してもらいたいよ。」

寅丸星「本当にすいません。」

トール「しかし、代理にしては情けないですよ。ちなみにどこに落としたんですか?」

寅丸星「人里近くの平原です・・・。」

ナズーリン「あの平原に落としたんですか!?今、あそこは巨大妖怪カエルがうじゃうじゃ居るんですよ!?」

寅丸星「すいません。人里の人達が助けを求めてきて、それで私もカエル退治していたらいつの間にか無くなっていたんです。」

トール「まさかと思いますが、カエルに食われてそのまんまぽろんと落ちゃたんじゃないですか?」

寅丸星「それは無いと思います。毎年のように現れるんで戦い慣れてますから。」

ナズーリン「となるとその平原で落としてカエルに飲み込まれ・・・ん?ダウジングロッドに反応があったぞ。」

 

すると、同時に生臭い匂いが近づいてきた。

 

小林「なんか段々生臭い匂いが近づいてきたんだけど・・・」

トール「まさかと思いますが・・・」

グレン「絶対あいつらだな・・・」

 

そして、予想通りとなった。鳳凰、エルマ、カンナ、リィエル、ルミア、システィーナ、小傘だった。しかも、匂いの原因はカンナ、システィーナ、ルミア、リィエル、小傘だった。ちなみに、妹紅は依頼を達成すると帰って行った。

 

鳳凰「小林さんにグレン。ただいま。」

グレン「ただいまじゃねーよ!一体何があった。」

リィエル「私がカエルを倒し、ルミアとシスティーナとカンナと小傘がカエルに食われた。おかげで粘液まみれ。」

トール「充分な説明ありがとうございます。」

システィーナ「すいません。カエルぐらいなら倒せると思ったんですが、油断してしまいました。」

グレン「なんてうらやま・・・けしからん!!鳳凰!!気をつけろとか言わなかったのか!!」

鳳凰「今、羨ましいて言わなかった・・・?言ったけど油断してた。こいつら魔術生徒だって言っていたから、戦えるだろうなて思ってたから。」

グレン「たく・・・、とりあえず風呂入って来い。命連寺の風呂入ってもいいて、聖さんに許可貰ったから。」

小林「カンナちゃんも行ってきて。」

鳳凰「小傘も行ってこい。臭いから。」

システィーナ・ルミア・リィエル・カンナ・小傘「わかりました。(わかった。)」

 

そして、システィーナ達とカンナと小傘は風呂に入って行った。

 

ナズーリン「ちょっと君。確か、鳳凰て言ったな。お前から宝塔の反応がするんだが。」

鳳凰「宝塔?ああ、あれか。さっきの平原で拾ったんだ。」

 

鳳凰はポケットから宝塔を取り出した。

 

寅丸星「それは私の宝塔です。返してください。」

鳳凰「いいよ。ほれ。」

 

星はすばやくキャッチした。

 

寅丸星「ありがとうごさいます。」

鳳凰「礼ならいいさ。たまたま見つけただけだから。」

ナズーリン「よかったですね。ご主人。」

グレン「そういえば、鳳凰。さっき神霊廟の関係者が来てな。今回の異変に協力することになったぞ。」

鳳凰「そうか。ちなみに誰だ。」

グレン「確か、豊聡耳神子て言ってたな。」

鳳凰「あの人か。なら、安心だな。そしたら、神霊廟には行かなくて済むな。」

トール「これからどうするんですか?」

鳳凰「次は博麗神社に行こうと思う。霊夢の力を借りたいしな。」

グレン「博麗神社か。それはどんな所なんだ。」

鳳凰「博麗大結界がある場所だよ。そして、現在の博麗の巫女”博麗霊夢”が住んでる場所だよ。」

トール「博麗の巫女ですか・・・。そういえば昔、聖海の巫女て呼ばれた巫女が居ましたね。」

エルマ「何で私見てそう言うんだ!!」

小林「じゃあ、そこに決まりだね。」

鳳凰「じゃあ、明日行くか。」

 

こうして次の目的地は博麗神社になった。

 

                                次回に続く




~お知らせ~

どうも、土方です。今回の話はどうでしたか?さて、お知らせですが、東方鳳凰屋は10月から隔週投稿にします。理由は、新しく小説を作るからです。皆様に申し訳ありませんがお願いします。ちなみに、新小説のタイトルは「この魔法剣士の魔術生徒に祝福を!」です。お楽しみに。ちなみに主人公はオリキャラです。


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新たな敵組織 魔界の最大犯罪シンジゲート集団”魔界団” 

鳳凰「はぁ~、やっぱり酒がうまいな!」

魔理沙「しかも月が出てるから格別だな。」

アリス「あなた達、ここがお寺なのを知ってるの?」

鳳凰「大丈夫だ。俺は仏教徒じゃないから飲んでもいいんだよ。」

小傘「そういう問題じゃないと思うけど・・・。」

 

鳳凰達と小林達とグレン達と華扇と魔理沙とアリスと美鈴は、命連寺に居る。今日はここで泊まるからだ。今日の夜は酒が飲みたい気分となり、今は魔理沙と小傘とアリスで飲んでいる。ちなみに命連寺の廊下にいる。

 

鳳凰「しかし、今日の月は凄く綺麗だな。こういう時に飲むのも・・・ん?」

 

すると、鳳凰は気配を感じた。

 

鳳凰「そこに居るのはルミア様とリィエルだな。」

 

そして、廊下の影からルミアとリィエルが出てきた。

 

ルミア「やっぱりバレてたんですね。」

鳳凰「当たり前です。後ろからコソコソと見ていたんですから。どうしたんですか?この夜更けに。他の皆は?」

ルミア「小林さん達とグレン先生とシスティはもう寝てます。華扇さんと美鈴さんは聖さんと話してます。」

鳳凰「そうですか。で何の用ですか?」

リィエル「ルミアが鳳凰に話があるの。」

鳳凰「そうですか。」

ルミア「え~とね。私と鳳凰て再開してから一度も喋てないから・・・」

鳳凰「そうでしたね。あなたとは宮廷でよくお話してましたからね。」

ルミア「あなたの話は本当の事だったんですね。他種族と能力者が多い世界のお話。」

鳳凰「本当の事だったでしょ?」

ルミア「そうだね。」

 

すると、魔理沙が話しかけてきた。

 

魔理沙「そういえば鳳凰とルミアてどんな関係なんだ。なんか昔から知ってる感じだが?」

鳳凰「昔の話さ。1年ぐらい、異界のアルザーノ帝国の王室親衛隊に所属していたのさ。」

アリス「王室親衛隊?何であなたがそんな所に?」

鳳凰「他の世界でも行こうとしたら、あの世界に行ったのさ。それから、ゼーロスに拾われて、王室親衛隊に行ったのさ。」

魔理沙「それでルミアと出会ったわけか・・・。ん?ちょっと待て、そしたらルミアは・・・」

鳳凰「王室と関係はあるが、これ以上は詮索しないでくれ。じきに分かるから・・・」

魔理沙「・・・・・!!分かったぜ。」

 

すると、リィエルが武器を取り、戦闘態勢に入った。

 

ルミア「どうしたのリィエル?」

リィエル「何か居る!」

鳳凰・魔理沙・アリス・小傘「・・・・・!?」

 

すると、不気味な光が放ち、鳳凰の目の前に”謎の集団”が現れた。

 

鳳凰「お前ら”天乱隊”か!?」

???「”天乱隊”?ああ、我らの組織と同盟した奴らの事か。」

鳳凰「我らの組織?」

 

すると、アリスが謎の集団のエンブレムを見て驚いた。そのエンブレムは龍と炎のマークのエンブレムをしていた。

 

アリス「あの龍と炎のエンブレム・・・!!あなた達まさか!?」

???「我らの事を知っているとは・・・。さすがですね。魔界神の娘”アリス・マーガトロイド”!」

アリス「・・・・・!!」

鳳凰「アリス!!知っているのか!?」

アリス「彼らは”魔界団”魔界で最大の犯罪シンジゲート集団よ!!」

鳳凰「なっ・・・!!」

 

鳳凰は魔界団の事を思い出した。以前、神綺の会談した時に話した”犯罪シンジゲート集団”の事を。彼らは魔界の人々や魔族を拘束し、何らかの実験をしている。極悪の集団の事を。

 

鳳凰「貴様らが”魔界団”か・・・?」

魔界団の戦闘員「ご名答!我らは魔界団だ!!」

魔理沙「お前ら!!ここに何しに来たんだ!!」

魔界団の戦闘員「我らの目的は一つ!!そこに居る”ルミア・ティンジェル”と霧雨魔理沙を攫いに来た。」

 

彼らの目的はルミアと魔理沙の拘束だった。

 

                                  次回に続く

 



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魔界団との戦闘 ~前編~

前回のあらすじ:魔界団現る。

 

鳳凰達の前に現れたのは、魔界で最大の犯罪シンジゲート集団”魔界団”だった。彼らの目的は魔理沙とルミアの誘拐だった。

 

鳳凰「魔理沙とルミアを・・・!」

魔界団の戦闘員「そうだ。我ら”魔界団”と同盟した”天乱隊”の目的はこの幻想郷を侵略し、この世界を支配する事だ。武力の力でな。その為にはルミア=ティンジェルと霧雨魔理沙の二人が必要なのだ。」

ルミア「そんな・・・!私を・・・!」

魔理沙「ちょっと待て!!私は良いが何でルミアもだ!!」

 

確かにルミアも連れていくなんてことはおかしい。そもそもルミアは異界のアルザーノの出身。この幻想郷ではイレギュラーの存在。なのに何故?

 

鳳凰「一つ聞くが・・・、何でルミア様を・・・?」

???「それは俺から言うぞ。」

 

すると、命連寺の屋根から一人の男があらわれた。背中には巨大な剣。服装はいかにも魔法使いの恰好をしており、黒色だっだ。

 

鳳凰「お前は・・・?」

アリス「・・・・・!?」

   「あなたは・・・!まさか・・・!?」

???「お久しぶりですね。アリスお嬢様。」

魔理沙「アリス。こいつ知ってるのか。」

アリス「元魔界軍の将軍”レクスター”よ。でも今は・・・。」

レクスター「今は魔界団の副総統のレクスターだ。よろしく。」

鳳凰「じゃあ、レクスター。何でルミア様を連れていくんだ。」

レクスター「昨日、お前さん方。天乱隊と戦闘しただろう。その時に金髪の髪の毛があってな。その髪の毛を手乱隊が我らの方に譲り受け、調べた結果、ルミア=ティンジェルが能力者だ分かったんだ。」

ルミア「・・・・・!?」

 

ルミアは震えだした。当たり前だ。ルミアの能力は異界の敵組織にも欲しがる能力だ。そのせいで命を狙ったり、利用されることが多いからだ。

 

魔理沙「ルミア。お前能力者だったのか?」

ルミア「うん・・・。」

レクスター「あなたの能力はわが組織にも欲しい能力だ。だから貴様も連れていく。ちなみに霧雨魔理沙は天乱隊の要請だ。」

魔理沙「わざわざ説明ありがとな。」

鳳凰「リィエル。君はルミア様を守れ。」

リィエル「任せて。」

レクスター「なるほど戦う気か。」

鳳凰「当たり前だ。ルミアと魔理沙を渡す気はねぇよ。」

 

それぞれ武器を取り出し。戦闘態勢に入った。するとそこに・・・

 

ファフニール「俺も加勢させろ。」

鳳凰「ファフニールさん・・・!」

レクスター「何!?ファフニールだと!!」

ファフニール「10年ぶりだな。レクスター。」

レクスター「貴様!何故”人間”と一緒に居る!!」

ファフニール「ふん。欲しいものがあるために人間と一緒に居るだけだ。」

レクスター「それだけか?」

ファフニール「それだけだ。」

鳳凰「知り合い?」

ファフニール「10年前にたまたま魔界に行っていた時に出会い、決闘しただけだ。実力は俺と互角だ。」

鳳凰「何で決闘したのか知りたいんだけど・・・。」

魔界団の戦闘員「レクスター様・・・!」

レクスター「全員突撃!!目的は今目の前に居る敵を倒し、ルミア=ティンジェルと霧雨魔理沙を捕らえよ!!」

魔界団の戦闘員全員「うおおおおお!!」

 

戦闘員は魔理沙とアリスと小傘とファフニールに攻撃しに行った。鳳凰は高くジャンプし、レクスターに攻撃しに行った。

 

鳳凰「次符!!次元斬!!」

レクスター「そうはさせるかよ!!すっとこどっこい!!」

 

レクスターも大きな剣を取り出し、鳳凰の次元刀を止めた。

 

レクスター「それは妖刀”次元刀”かい?やれやれとんでもねぇ強敵が現れたもんだな!」

鳳凰「お前こそとんでもねぇ大剣だな!!」

 

鳳凰とレクスターの戦いの火花があがった。

                                 次回に続く

 

次回の投稿日:11月12日

 



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魔界団との戦闘 ~後編~

前回のあらすじ:レクスター現る!!

 

鳳凰とレクスターが戦っている後ろでは、魔界団の軍団員との闘いが始まった。彼らの武器は魔界製の為か、魔道具を使う奴が多い。おまけに魔法や魔術を使えるから厄介だった。

 

魔理沙「魔符!!マスタースパーク!!」

魔界団の団員A「火符!!ファイアボール!!」

 

魔理沙に火の魔法が来た。

 

魔理沙「うわ!!あぶねえ!!」

小傘「ちょっと!ここで火の技を使わないでよ!!」

魔界団の団員B「ふん。ここの寺の火が付いても私は関係ない。」

魔理沙「そうだぜ!火が付いたら聖に殺されるぞ!!」

魔界団の団員C「聖?ああ・・魔界で封印していた大魔法使いの事か・・・。あいつの寺ならちょっとはやばいな。なら!この技はどうだ。アクアストリーム!!」

 

今度は水系の魔法技を放った。

 

アリス「呪符!!ストロードールカミカゼ!!」

小傘「驚雨!!ゲリラ台風!!」

 

しかし、アリスと小傘のスペル技で跳ね返した。その衝撃で魔界団の団員達に当たった。

 

魔界団の団員達「おわ~~~~!!」

 

団員達は流され、寺の壁に当たった。

 

ファフニール「これで終わりだと思うな。」

 

ファフニールの手から呪いの様な物が出てきて、それが団員達に当たった。

 

魔界団の団員A「なんだ!?」

魔界団の団員B「何だか・・・体全体が痺れるぞ!!」

魔界団の団員C「これは痺れ呪いだ!!」

魔界団の団員達「ギャアアアア!!」

 

魔界団の団員達は痺れた。

 

ルミア「何をしたんですか?」

ファフニール「痺れる呪いを掛けてやった。しばらくはあのままだろう。」

リィエル「ちょっと地味。」

 

一方、鳳凰とレクスターは・・・

 

鳳凰「次符!!次元斬!!」

レクスター「闇符!!シャドウゲイト!!」

 

激しい戦いが繰り広げていた。

 

鳳凰「さすがは魔界の人間だな。あらゆる魔法技を放ってくる。」

レクスター「貴様もだよ。すっとこどっこい!!お前の能力は魔界団でも知っているからな。どんな技を使ってくるかと思ったら、想像以上の強さの技ばかりじゃないか!」

鳳凰「そうは言ってもな・・・。」

レクスター「しかし、さすがに疲れてきた。この前貰った、天乱隊の武器でケリをつけるか。」

鳳凰「何?」

 

すると、レクスターの背中にあったもう一つの武器の刀を取り出した。

 

鳳凰「それは刀・・・?」

レクスター「ただの刀じゃないぞ。これは人工的に作られた妖刀”妖魔刀”。これは”妖気”と”魔力”が合わさった刀でね。あらゆる奴の生命を奪えることができるんだ。」

鳳凰「それはどうやってだ?」

レクスター「こうやってやるんだよ!」ガキン

 

すると、レクスターは鳳凰に攻撃した。そして、鳳凰は次元刀で攻撃を防いだ。だが・・・

 

ガキーーン

 

鳳凰「しまった。次元刀が!!」

レクスター「よそ見すんじゃねぇ!!」

 

グサ!!

 

鳳凰「え?」

 

妖魔刀が鳳凰の腹に突き刺さり、そのまま命連寺の塀の壁に突き刺さった。鳳凰の腹から大量の出血が出た。

 

レクスター「これでジ・エンドだ。」

鳳凰「がはっ・・・!」

 

煙が晴れて、その場にいたアリスと魔理沙と小傘とルミアとリィエルは目を疑った。彼女たちも鳳凰の事は知っており、幻想郷でも最も知られる実力者だ。だが、その彼は血を吐いて、刀に突き刺さり負けた。

 

魔理沙「うそだろ・・・。」

アリス「鳳凰が負けた・・・。」

ルミア「そんな私の所為で・・・」

リィエル・ファフニール「・・・・・!!」

 

小傘はショックで大きく鳳凰の名前を叫んだ。

 

小傘「鳳凰ーーーーーー!!」

 

鳳凰は小傘の叫び声を聞き、気を失った。

 

                                 次回に続く

 

~久々の次回予告~

 

妖怪の山の勢力!鳳凰を助ける!!



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バカな奴らでも便りになる部下がかなり重要である。

前回のあらすじ:鳳凰死す!!→勝手に殺してんじゃねぇよ?!

 

~幻想郷の上空~

 

文「まさかあなたがここに居るなんてびっくりしましたよ・・・、龍神様。」

龍神「いや~、久しぶりに文ちゃんと飲んで、わしは気分が良いわい。」

天子「本当ね。それだけじゃなくて私達に奢ってもらえるなんて。」

文「まぁ、貴方には奢っていませんからね。不良天人に奢る気はありません。」

天子「ちょっと待て。じゃあ誰が私の分払ったの?」

衣玖「それは私ですよ。総領娘様。次は自分でちゃんと払ってくださいね。」

天子「うぐ・・。」

椛「お互い大変ですね。」

衣玖「そうですね。」

文「ちょっと待ちなさい。椛。それはどういうことですか?」

椛「だって本当の事ですよ。今日だって仕事サボって取材に行ってたじゃないですか?」

文「私は新聞記者です。幻想郷のあらゆる事を記事にするのが仕事なんです。」

???「それで捏造記事作って迷惑しているのは、幻想郷の全ての住民なんだけどね。」

???「そうね。」

文「捏造じゃありませんよ?!霊夢さんに幽香さん?!」

 

龍神と衣玖と天子は少し前にみすちーの屋台で酒を飲んでいた。最初は3人だけだったが、文と椛が来て、次に霊夢と幽香が来た。それから小さい宴会となった。なお、全ての費用は文が出した。(天子には出さなかったけどね。)

 

龍神「しかし、幻想郷に凄い気を感じて、ここに来たのになかなか姿を現せないな・・・。」

天子「何?幻想郷に知り合いが来てるていうの?」

龍神「そうなんだよ。わしの知人で凄い気を感じる奴が居るんじゃ。その気が幻想郷に反応してな。それでここに来たわけよ。」

衣玖「それと同時に異変が起きるかもしれないんですか?それはその知人ですか?」

龍神「それはありえんな。彼女は世界の平和の乱れは絶対に起こさん奴だかろな?」

衣玖「そうですか。」

霊夢「そんなのどうでもいいわよ。もし異変になったらこの私が解決・・・ん?」

 

すると霊夢が奇妙な気を感じた。

 

霊夢「何か懐かしい気を感じるわね。これは魔界人の気?」

  「・・・・・!!」

  「あっちからね!!」

 

霊夢は気を感じながら、どっか行った。

 

文「ちょっと待ってください!霊夢さん!どこに行くんですか?!」

椛「文さん。待ってください!!」

 

文と椛も霊夢に付いて行った。すると龍神も・・・

 

龍神「むむ!!ビビッと来た。奴の気が・・・!!」

 

龍神も霊夢の後を追った。

 

衣玖「龍神様!ちょっと!!」

天子「一体どこに行くのよ!!」

 

衣玖と天子も龍神の後を追った。

 

幽香「霊夢が感じた気は魔界人ね。となると今回の異変は厄介な事になりそうね。」

  「しかし、懐かしいわね。魔界人の気を感じられるのは。」

 

 

 

 

 

一方、命蓮寺の戦闘は事態を悪化していた。それもそのはず鳳凰がやられたのだ。

 

魔理沙「そんな鳳凰がやられたなんて・・・」

 

するとそこに美鈴、華扇、聖が来た。

 

聖「いったい何事ですか?!これは・・・!!」

美鈴「鳳凰さん!!」

魔理沙「大変だぜ!!華扇!!」

華扇「状況を見ればわかるわ事態は最悪ね。」

 

すると、レクスターは次の段階へと進んだ。

 

レクスター「さて仕上げとするか・・・。」

鳳凰「・・・・・。」

 

レクスターの妖魔刀が不気味に光り始めた。

 

華扇「あなた一体何をしているんですか!!」

レクスター「何て?生気と魂を吸い取ってんだよ。」

アリス「生気を吸い取る?それはどういう・・・。」

美鈴「生気というのは人間の活力で、魂というのは自分の魂です。それを吸い取ったら死んでしまいます。」

小傘「・・・・・!!」

 

小傘は懐から小刀を取り出し、レクスターの方に向かった。

 

ルミア「小傘ちゃん!!」

リィエル「小傘?」

レクスター「こいつの生気は凄いな。みるみる溢れだしていく。」

小傘「止めろおおおおおおおおおお!!」

 

小傘は小刀でレクスターに攻撃しようとしたが、レクスターは鳳凰の体から妖魔刀を引っこ抜き、避けた。

 

レクスター「あぶねぇな!!この小娘!!」

小傘「こ、これ以上鳳凰に近づくな!!で、出なければお前を切るぞ!!」

レクスター「ふん。震えながら言っている癖に何にを言っている。だったらともにあの世に送ってやる!!」

小傘「うわああああああああ!」

 

すると、上空から弾幕が来た。

 

霊夢「霊符!!夢想封印!!」

文「風符!!天狗道の開風!!」

レクスター「うわっと!!あぶねぇ?!」

 

レクスターはかわし、空から霊夢と文が降りてきた。

 

霊夢「貴方ね!!変な気を感じたと思ったら・・・て鳳凰?!」

文「まさか・・・!?貴方・・・!鳳凰様を!!」

 

次に椛が来た。

 

椛「文さん~~~。一体何が・・・鳳凰様?!」

 

また次に龍神と衣玖と天子が来た。

 

龍神「これはいったい・・・?」

衣玖「あの刀は”妖魔刀”・・・!!」

天子「何この状況?何でも屋の主人がやられたわけ・・・?」

 

レクスターはこの状況に焦った。

 

レクスター「あれは博麗の巫女!!ちぃ、余計なのが来やがった!!野郎ども、撤収だ!!」

魔界団の団員A「しかし、ルミア=ティンジェルと霧雨魔理沙の拘束が・・・!!」

レクスター「しょうがねぇ。あの技を使うか。盗符!!ダブルスティール!!」

 

すると、レクスターは両手を握りしめて、光始めた。

 

リィエル「あれ?ルミアは?」

アリス「魔理沙も居ない!まさか・・・!!」

美鈴「皆さん!!あれを見てください!」

 

レクスターの両手にはルミアと魔理沙の手を握っていた。つまり、二人は拘束された。

 

リィエル「ルミアを離せ!!いやああああああああ!!」

レクスター「このガキが!!」

 

レクスターはリィエルを思いきっり殴り、リィエルを思いっきりぶっ飛ばした。

 

リィエル「ガハァ?!」

ルミア「リィエル!!」

レクスター「野郎共逃げるぞ!!」

魔界団の団員全員「了解!!」

 

レクスターと痺れ状態の魔界団の団員達はルミアと魔理沙を連れて逃げて行った。

 

霊夢・アリス「魔理沙ーー!!」

魔理沙「アリスーー!!霊夢ーーー!!」

 

レクスターと魔界団の団員達は姿を消した。ルミアと魔理沙も。するとそこに・・・

 

トール「どうしたんですか!!」

エルマ「一体何が・・・。」

龍神「む?あれはドラゴン?」

トール「これはひどいです!!一体何があったんですか!!」

美鈴「それが・・・。」

幽香「見ての通り何者かに襲撃があったみたいね。」

アリス「幽香!!」

 

それから次に幽香が現れた。

 

幽香「アリス。今すぐに永琳を連れてきなさい。事態は最悪よ。」

アリス「・・・・・!!わかったわ!」

 

アリスは永琳を呼びに行った。

 

 

 

 

 

一方、小傘は鳳凰の事を心配していた。

 

小傘「鳳凰!しっかりして!!」

椛「鳳凰様!お気を確かに!!」

 

すると、鳳凰がゆっくりと目を開けた。

 

鳳凰「その声は・・・・・小傘と・・椛か・・・・。」

小傘「良かった!!生きてる!!」

椛「鳳凰様!!けがの方は!!」

鳳凰「確か・・・レクスターに刺されて・・・・・。それで・・・気を・・・失ったのか・・・。」

文「そうです。貴方は小傘さんに助けられたんですよ。」

鳳凰「その声は・・・・文か・・・・・・。へへ・・・・・・小傘・・・・・お前が・・・・やればできる奴だって・・・・・しん・・じて・・たぞ・・・。」

 

再び鳳凰は気を失った。

 

小傘「鳳凰!!しっかりして!!」

椛「また気を失ってしまいましたね・・・。まぁ、生きていれば安心ですが・・・。」

文「椛。私はこの事を上層部に伝えてきます。椛は鳳凰様の事を見ていてください。」

椛「わかりました。小傘さん。一緒に鳳凰様の看病しましょう。」

小傘「うん・・・。」

 

射命丸文は妖怪の山の方に向かって行った。それからしばらくして、永琳が来て、鳳凰の治療が始まった。グレンも翌朝に起きて、ルミアと魔理沙が連れ去られたことを知った。そう事態は既に最悪の方向に進んでいるのだ。

 

                                次回に続く



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こころとメディスンの珍道中

前回のあらすじ:貧乏巫女現る。→殴られたいのかしら・・・ね?

 

命連寺で鳳凰達が戦闘している一方で、魔法の森でもう一つの事件があった。

 

こころ「今日はアリスさん居なかったわね・・・。」

メディスン「そうだね。一体どこに行ったんだろう。」

 

こころとメディスンは魔法の森の中を歩いてた。目的はアリスの所に遊びにいこうとしたのだ。だが、その時は家に居なかったので、今日はそのまま帰る事にした。

 

メディスン「そういえばもう夜だね。」

こころ「この森て夜だと結構暗いわね。」

メディ「なに事もなく無事に抜けたいよ。」

こころ「・・・・・。」

 

その時、森の奥で話声が聞こえた。

 

???「おい!魔界団のレクスターさんのお帰りだぞ!」

???「まじか!早く出迎えの準備をしなきゃな!」

 

それは誰かの会話だった。

 

こころ「メディスン。この森に魔理沙やアリス以外の連中がいる。」

メディスン「確か、魔法の森て人間は入れないんじゃないの?」

こころ「そうだけど、たまに入ってくる人間も居るからね・・・。」

メディスン「・・・行ってみる?」

こころ「そうね。何をしているのか知りたいし・・・。」

 

メディスンとこころは森の奥へと入って行った。そこには信じられない物があった。

 

メディスン「うわ・・・!」

こころ「大きい鉄の船ね。」

メディスン「・・・!誰か来た!」

こころ「本当ね!隠れるわよ!」

 

そこには幻想郷では見られない巨大な戦艦だった。すると、さっきの二人組が居た。そこにはレクスターとルミアと魔理沙がいた。そこには天乱隊の隊員達が居た。こころとメディスンは急いで戦艦の近くの草むらに隠れた。

 

天乱隊の隊員A「お帰りなさいませ。レクスター殿!」

レクスター「おう、ただいま。連れてきてやったぜ。お前らのボスの妹をよ!」

魔理沙「離せよ!この!」

ルミア「・・・・・!!」

レクスター「このルミア=ティンジェルもお前らで管理しろよ。実験にも使ってもいいから。」

天乱隊の隊員B「わかりました。」

魔理沙「おい!ここに豊麗がいるんだよな!」

天乱隊の隊員A「そうですよ魔理沙様。あなたの兄もここに居ますからね。」

魔理沙「・・・・・!!」

ルミア「あの・・・。これから私達に何をするんですか。」

天乱隊の隊員A「魔理沙様には八掛炉を頂く事とルミアさんには感応増幅能力を使った実験をさせてもらいます。」

ルミア「えっ・・・!」

魔理沙「感応・・・?なんだそりゃ?」

天乱隊の隊員A「詳細は中で話す。二人を連れて行け!」

天乱隊の隊員B「はっ!」

 

天乱隊の隊員Bは魔理沙とルミアを連れて行った。

 

天乱隊の隊員A「ではレクスター殿。戦艦の中へ。」

レクスター「おいおい。これは元々魔界団の戦艦だろう。中は知ってるよ。」

天乱隊の隊員A「ですが今は天乱隊の戦艦ですので・・・」

レクスター「まぁ、いいわ。お前らのボスの所に案内してくれ。」

 

レクスターと天乱隊の隊員Aは隊員Aの案内で、天乱隊のボスの所に行った。

 

メディスン「今、魔理沙と誰か居たよね。」

こころ「二人とも縛られてたみたいだったわね。」

メディスン「・・・乗りこむ?」

こころ「乗り込むたって、どうやって乗り込むのよ・・・。」

メディスン「確か鳳凰からどこかに乗り込むたの道具がリュックにあるはず・・・」

こころ「・・・そのリュックちょっとデカいわね。」

 

メディスンがリュックの中から取り出したのは、段ボールだった。

 

こころ「・・・これ何?」

メディスン「潜入捜査するための段ボール!」

こころ「これで誤魔化しきれるか!!!」

 

さすがにこころも突っ込んだ。

 

メディスン「だって鳳凰も慧音のお菓子を取るときにこれ使ってたもん。すぐに見つかったけど・・・」

こころ「当たり前よ!!!そりゃ誰だって怪しむわよ。てかあの人、慧音さんのお菓子取ってたことが驚いたわよ。」

メディスン「でもこれしかないよ。」

こころ「・・・・・。」

   「仕方ないわね。これでやりましょう。」

 

こころが突っ込むのをあきらめ、段ボールの中に入って潜入することにした。ちょうど戦艦の入り口辺りは人が居なかった為、入れた。

 

こころ「何とか入れたけど、ここから先は不安ね。」

メディスン「しっ!誰か来た!」

 

こころとメディスンは立ち止まり、段ボールの振りをした。

 

天乱隊の隊員C「なぁ?あんなところに段ボールなんてあったけ?」

天乱隊の隊員D「さぁな?誰かが置き忘れたんじゃないの?」

天乱隊の隊員C「まぁ。この戦艦の中は荷物が多いし、誰かが置き忘れたと思うけどな。」

 

天乱隊の隊員BとCは普通に段ボールに隠れたこころとメディスンを素通りした。

 

メディスン「上手くいったみたいだね。」

こころ「・・・・・。」

   (ここの連中はバカなのか?普通は怪しむわよね?)

 

こころは心の中でそうつぶやいた。こうして、こころとメディスンは戦艦の奥の方へと進んで行った。

 

                                 次回に続く

 



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こころとメディスンの珍道中 ~ルミア救出~

どうも、土方です。この長編は2月中で終わることに決定致しました。そして、この話で年末最後の話です。来年もよろしくお願いします。


前回のあらすじ:戦艦に潜入!!

 

こころとメディスンは戦艦の中央にたどりついた。そこには色んな機械や中には実験用のカプセルもある。最も目立ったのは刀が入ったカプセルがずらりと並んでいた。それはあまりにも不気味だった。

 

メディスン「おお、何か色んな物が置いてるね。」

こころ「しかも、刀が入ったカプセルがずらりと並んでるわね。」

メディスン「もしかして、ここは”工場”や”実験場”なのかな?」

こころ「そうみたいね。カプセルの上部分にケーブルみたいな物も繋がってるし。」

メディスン「・・・誰か来たみたい。」

 

こころとメディスンは何処かの物陰に隠れた。すると、現れたのはレクスターと天乱隊の隊員2人と魔理沙とルミアだった。

 

レクスター「ほう。ここが”妖魔刀”の製造工場か。刀が入ったカプセルがずらりとならんでいやがる。」

???「ぐわああああああ!!やめてくれええええ!!」

???「死にたくないいいいいいいい!!」

 

すると隣の部屋から物凄い叫び声が聞こえた。

 

魔理沙「何だ・・・!?」

ルミア「今のは、人の叫び声と何の声・・・?」

隊員A「あれは、魔界人の魂と妖怪の魂を抽出している所ですよ。まぁ、いわゆる刀を作るための材料ですよ。」

魔理沙「じゃあ、ここにある刀は・・・」

隊員A「そうだ。ここの刀は人の魂と妖怪の魂で出来た刀だ。」

ルミア「そんな・・・どうしてこんなひどい事をするんですか!?あの人達だって家族とかいるのに・・・!!」

隊員A「ああん!!?そんなの知るか!?そんなもん興味がねえんだよ。俺たちはこの世界を破壊する軍隊を作るためにやってんだよ!!」

魔理沙「なっ・・・!?」

 

すると、顔に眼帯を付けて、魔法使いの恰好をした一人の男がスタスタと歩きながら現れた。隣には白衣を着た科学者みたいな男が居た。

 

レクスター「ふん、まさか自ら現れるとはな・・・。」

豊麗「初めまして、あなたとは会うのは初めてですね。魔界団副総統”レクスター”さんよ。そして、久しぶりだな。魔理沙。」

魔理沙「豊麗・・・!!」

 

魔理沙は睨んだ顔で豊麗を向いた。

 

豊麗「やれやれ、久しぶりの再会なのにな・・・。それよりも貴様がルミア=ティンジェルだな。」

ルミア「そうですが・・・!!」

豊麗「おい。例の機械は持って来たのか。」

科学者「はい。ありますとも”兄貴”。」

 

科学者はある機械を取り出した。

 

ルミア「これは・・・?」

豊麗「これは、感応増幅者の能力専用の機械だ。その機会は感応増幅者の手に取り付けた後に強制的に能力を使わせ、チャージをさせる装置だ。」

ルミア「まさか・・・!それを私に!?」

豊麗「そうだ。やれ!」

 

科学者はルミアに装置を取り付けて、ルミアは強制的に能力を発動された。

 

ルミア「ぐぅぅあああ!?」

魔理沙「何なんだぜ・・・。この光は。」

 

物陰から見てた。こころとメディスンは・・・

 

メディスン「綺麗・・・。」

こころ「あの人全体が輝いている。」

 

そして、装置のタンクが溜まってきた。

 

豊麗「そろそろ溜まったな。」

 

科学者は装置をルミアの手から外した。

 

豊麗「あなたはこれから牢屋に行かせてもらいます。じゃあ、後は頼みましたよ。魔理沙、付いてきなさい。」

魔理沙「・・・・・!!」

豊麗「じゃあ、レクスターさん。こちらへ。」

レクスター「あぁ、わかった。」

 

魔理沙は豊麗と科学者とレクスターに連れて行かれた。物陰に隠れていた。こころとメディスンは・・・

 

こころ「メディスン。やっぱりあの子を助けましょう。」

メディスン「えっ?何で?」

こころ「あの子の顔見ていると何だか放っておけないの?それにあいつら幻想郷を破壊するて言っていたわ。たぶん、ロクでもない事に使うのよ。」

メディスン「・・・そうだね。」

 

こころとメディスンはルミア救出作戦に出た。

 

隊員A「さて、こっち来い!」

ルミア「うう・・・!」

 

すると、中央全体にガスが発生した。

 

隊員A「何だ!これは?」

ルミア「なにこのガスは・・・?」

隊員A「あれ?何だか眠たくなって・・・」バタン

 

隊員Aはガスを吸ったため、その場で倒れた。ルミアは片手で口と鼻を押さえた。

 

ルミア「眠った?これは催眠ガス?」

 

すると、こころとメディスンはルミアの所に向かい、ルミアの押さえていないもうひとつの片手を掴み、そのまま走った。

 

ルミア「え?え?あなた達は一体?」

こころ「自己紹介は後にしてくれる?」

メディスン「それよりもここから脱出よ!」

 

こころとメディスンはルミアを連れて脱出することにした。

 

                                 次回に続く

 

 

 



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こころとメディスンの珍道中&鳳凰の悪い夢

前回のあらすじ:ルミア救出。

 

こころとメディスンはルミアを連れて、戦艦からの脱出することにした。来た道を辿り、出口に向かう事にした。

 

こころ「この道を真っすぐに進めば出口よ。」

メディスン「早く、早く!!」

ルミア「うん!!」

 

すると、うっすらと光が見えてきた。

 

メディスン「やった。出口だ!!」

こころ「やっと脱出・・・え!?」

 

しかし、希望が絶望に変わった。戦艦の外から出たら、天乱隊の隊員がたくさん居た。しかも、全員が銃を構えてた。

 

???「豊麗様の言った通りだ。ここで待ち構えてたら、必ずここに現れるて。」

こころ「だれ!!」

 

すると、戦艦の上から人が降りてきた。姿はセーラー服を着た女の人。だけど、頭の上に兎の耳があった。

 

蓮「初めまして。私は元玉兎の蓮よ。訳あって今は天乱隊の幹部をしているのよ。」

こころ「玉兎?・・・ちょっと待って!?天乱隊て妖怪敵対派の勢力じゃないの!?何で、妖怪まで居るの!?」

蓮「妖怪敵対派?あらら、幻想郷ではこう呼ばれているのね。だけど、実際は違うの。天乱隊はあらゆる異世界を破壊するための組織なのよ。」

ルミア「えっ・・・!!そんな・・・!!」

メディスン「つまりあなた達は幻想郷の敵?」

蓮「そういうこと。まぁ、あなた達は口止めとして殺すけど!!」

こころ「じゃあ、ここに居る人間は・・・!!」

蓮「そう。彼らは自らの意志でここに入ったのよ。豊麗様の為にね。」

こころ「・・・・・!!」

蓮「あら、やる気みたいね。じゃあ、ここでぶち殺・・・あれ?」

こころ・メディスン・ルミア「ん?」

 

すると、こころとメディスンとルミアの足元に違和感があった。下には地面が無く、代わりにスキマがあった。

 

こころ「ねぇ、メディスンこれって・・・」

メディスン「うん。間違いなくそうだね。」

ルミア「え?何がです・・・?」

 

そして、3人共スキマに落ちて行った。

 

こころ・メディスン・ルミア「うわああああああ!!」

 

この光景を見ていた。蓮は・・・

 

蓮「あれは八雲のスキマ!?」

 「・・・・・!!」

 「全員に通達!!今すぐに戦艦に戻れ!!」

天乱隊の隊員全員「はっ!!」{敬礼}

蓮「あの女・・・!!とうとう動いたのね・・・!!」

 

そうこれが幻想郷で激しい異変になることを誰も予想しなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~鳳凰の夢の中~

 

鳳凰は夢の中に居た。レクスターに刺され、気を失って居たからである。

 

鳳凰「あれ、ここは・・・」

豊麗「よう、気が付いたかい?」

鳳凰「・・・・・!!」

  「お前は・・・!!」

 

鳳凰の目の前に現れたのは、豊麗だった。そして、豊麗は笑いながら鳳凰に向かって、刀を突き刺した。

 

鳳凰「ガハっ・・・!!」

豊麗「お前の求めている理想と俺が求めている理想は違う。お前の理想は何も守れない。」

鳳凰「違う!俺は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

~命連寺の寝室~

 

鳳凰が目を覚ますと、命連寺の寝室に居た。

 

鳳凰「ん?ここは・・・」

聖「目が覚めましたか。鳳凰さん。」

鳳凰「聖か。ここは・・・?」

聖「命連寺の寝室です。貴方は気絶してここで寝ていたんですよ。」

鳳凰「そうか。うぐ・・・!!」

聖「ダメですよ。まだ、怪我があるんですから・・・。」

鳳凰「そうだったな。皆は?」

聖「お連れの方たちなら、隣の部屋に居ますよ。呼んできますか?」

鳳凰「いや、いいよ。それよりも状況を説明してくれるかい?」

???「なら、私が説明するわ。」

 

寝室のドアがゆっくりと開いた。

 

鳳凰「お前は霊夢!!」

霊夢「数日ぶりね。鳳凰。」

 

鳳凰の前に現れたのは霊夢だった。

 

                                 次回に続く



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天乱隊と魔界団の目的と襲撃

前回のあらすじ:鳳凰。目が覚める。

 

隣の部屋では小林・トール達とグレン達が、鳳凰が目を覚めるのを待っていた。全員、鳳凰の事を心配していた。

 

トール「鳳凰さん。大丈夫でしょうか?」

小林「リィエルちゃんや小傘ちゃんの話だと、腹に刀が刺さったからね。結構、重症みたいだし・・・。」

華扇「大丈夫よ。鳳凰は刺されたって、簡単に死ぬような人間じゃないわよ。」

グレン「何で、お前がそんな事を言えるんだ?」

華扇「彼は私の弟子でもあるのよ。彼は普通の人間よりも鍛え方が違うからね。あんなで死ぬわけないわ。」

グレン「そういや、俺があいつと任務をやった時も平気そうだったしな・・・。」

ルコア「それにしても、朝起きたらルミアちゃんが寺の前で倒れてるのが驚いたね。」

美鈴「おまけにこころさんとメディスンさんも居ますし・・・。」

リィエル「3人共、白目。システィ、これは一体?」

システィーナ「きっと、天乱隊にひどい事されたのよ。だって、白目向いてるてことは、あんな事やこんな事も!!」

リィエル「システィ?大丈夫?」

翔太「リィエルちゃん。たぶん、大丈夫じゃないと思う。逆の意味で。」

 

横では、ルミアとこころとメディスンの3人が白目を向いて寝ていた。システイーナは慌ててるが、他の人は冷静になっていた。そして、その横では

 

幽香「ところであなた達は一体何をやっているの?」

 

幽香が目にしたのは、龍神とエルマとファフニールと天子がババ抜きをしていた。

 

滝谷「いや~、ファフ君とエルマちゃんが龍神と親睦を深めようとババ抜きを始めたんだよ。」

幽香「ていうか何でこの状況でババ抜きしてんの?誰が仕切ってんの?」

衣玖「家の龍神様です。ドラゴンとはあんまりあわないので喜んでるんでしょう。」

幽香「もうちょっと緊張感を持って欲しいわ・・・。」

 

そして、ようやくババ抜きが終わった。

 

エルマ「あぁ!!また負けた!!」

龍神「ありゃありゃ、またエルマちゃんが負けたの?」

天子「あんた・・・、もうこれで10回目よまだやる気?」

エルマ「まだやる!!調和勢とは何なのかを龍神に教えてやる!!」

ファフニール「いや、調和勢関係ないぞ・・・。」

エルマ「じゃあ、次のラウンドを・・・」

 

その時、鳳凰が寝ている部屋から怒号が響いた。

 

鳳凰「ふざけんじゃねえよォォォォォォ!!!」

トール「これは鳳凰さんが目を覚ましたんですね。」

小林「でも、怒った声がしたよ。」

小傘「何かあったのかな?」

 

そして、話は鳳凰の所にかわる・・・

 

 

 

 

 

 

~鳳凰が寝ている部屋~

 

鳳凰「ふざんけんなよ!!なにが天乱隊だ!ただのテロリスト集団じゃねえか!!」

霊夢「落ち着きなさい。鳳凰。」

鳳凰「落ち着いていられるか!あいつらは元々は妖怪敵対派だったはずだ!だが、実際はこの世界を破壊する集団だっただと!マジでふざけんな!」

霊夢「落ち着きなさい。あんたは天乱隊を妖怪敵対派の集団だと思っていた。でも、最初から妖怪敵対派じゃなかったということよ。」

鳳凰「え?それはどういうことだ?」

 

霊夢はすべての事を話した。

 

霊夢「1週間前に、紫が私の所に来たの。」

鳳凰「紫が?何で?」

霊夢「しばらく、天乱隊の様子を見るて言ってたわ。結果的に今回の異変が起きた。」

聖「つまり賢者様は天乱隊の監視していたんですね。」

霊夢「そして、奴らの目的がわかった。一つ目は妖魔刀を製造して、魔界団との同盟を組むこと。」

鳳凰「妖魔刀となると、レクスターが持っていた刀か。確か製材料は魔界人の魂と妖怪の魂だろ。」

霊夢「そうよ。だから取引として魔界団の力が必要だった。魔界団は魔界人の人身売買をやっていたからね。」

鳳凰「じゃあ、何で天乱隊は魔界団と同盟しようとしたんだ?そこが謎なんだが?」

霊夢「おそらく、武器の調達や組織の強化に繋げようとしたのよ。魔界団は幻想郷に裏社会に参入しようとしていたし。どちらとも利益があったからね。」

鳳凰「二つ目は?」

霊夢「二つ目は魔理沙のマスタースパークを使い、この世界を破壊する事よ。」

鳳凰「魔理沙のマスタースパークで?あいつのマスタースパークは世界を破壊する威力はないぞ。」

霊夢「そうね。でも、魔理沙を攫ったときに、ルミアて言ったけ?何であの子も一緒に攫ったのかしら?」

鳳凰「それはルミアの能力が目的で・・・はっ!?」

 

鳳凰は思い出したのかのようにわかった。

 

霊夢「あの子の能力は感応増幅能力だっけ?確か触れた相手に魔力を一時的に増加する能力だそうね!?」

鳳凰「まさかあいつらは魔理沙の魔力を上げて、上げたマスタースパークを幻想郷に放つていうのか!?」

霊夢「その通りよ。」

鳳凰「最悪だ。一刻も早くルミア様を救わなきゃ!!」

霊夢「それはもう安心なさい。今朝、寺の前でルミアが見つかったわ。なぜかこころとメディスンも居たわ。」

鳳凰「そうか良かった。・・・て何であいつらも居るんだ?」

霊夢「さあ、そこは本人達から聞きなさい。」

鳳凰「じゃあ、これで安心だな。」

霊夢「いや、残念ながら魔理沙の魔力は増大するわ。あいつら、ルミアに強制的にその能力を機械に使わせたわ。しかも、チャージする機械で。」

鳳凰「ということは・・・。」

霊夢「いつでも、魔理沙に力を与えることができるてことよ。」

鳳凰「何か手はないのか・・・?」

 

鳳凰は頭を抑えながら考えた。だが、魔理沙のマスタースパークを相殺する奴らなんて、俺と幽香ぐらいしかいない。畜生!!ドラゴンのブレスさえあれば・・・ん?ドラゴン?・・・そうか!!

 

鳳凰「おい。霊夢。もしかしたら魔理沙の高威力のマスタースパークを相殺する方法を思いついた。」

霊夢「何?それはどういう事なの?」

鳳凰「ちょっと耳貸せ。」

霊夢「何?」

 

霊夢は鳳凰に耳を貸した。

 

鳳凰「ゴニョゴニョ。」

霊夢「なるほどね。」

鳳凰「上手くいくか?」

霊夢「そいつらの実力は知ってるんでしょ。100%はうまくいくわ。」

鳳凰「聖。悪いがみんなを寺の前に集合させてくれ。」

聖「わかりました。では早速・・・」

外「ドゴーーン!」

 

外から大きい爆発音が聞こえた。霊夢は窓をすぐに窓を開いて見た。

 

霊夢「これは人里が襲撃している!?」

鳳凰「おい!妖怪か!それとも天乱隊と魔界団か!!」

霊夢「天乱隊と魔界団よ!!しかも、鉄の船1隻で攻撃してるわ。」

鳳凰「おい!地上では敵対派が里の住民を襲っているぞ!!」

霊夢「まずいわ。こっちもやらなきゃいけないわ。」

聖「こちらは私達に任せてください。」

霊夢「でも・・・。」

鳳凰「霊夢。ここの人里の住民はいつでも敵対派の襲撃に備えて、訓練はしている。今は、たぶん人里の各勢力が向かっている。」

霊夢「でも、里の住民だけで大丈夫なの?」

鳳凰「大丈夫だ。おれを信じろ。」

霊夢「・・・わかったわ。」

鳳凰「聖。みんなを呼んできてくれ。」

聖「わかりました。」

鳳凰「よっしゃあ!一世舌代の作戦の始まりだ。」

 

ついに、天乱隊と魔界団の対決が幕を開けた。 

 

                                 次回に続く

 

 



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相殺作戦 ~その1~

前回のあらすじ:天乱隊&魔界団の攻撃が始まる。

 

鳳凰は聖に頼んで全員を命連寺の境内前に集めさせた。それはある作戦をみんなに打ち明けるからだ。

 

鳳凰「みんな集まったな。」

小林「怪我は大丈夫?」

鳳凰「そんなもん心配すんな。ほれ、この通・・・ギャアアアアア!!刺された傷が開いた!!!」

トール「全然大丈夫じゃないじゃないですか。それで本当に大丈夫なんですか?」

鳳凰「大丈夫だ。問題ない。」

小傘「もう、それはフラグしか聞こえないわ・・・。」

 

そして、鳳凰は作戦の事を説明した。

 

鳳凰「俺が考えた作戦はトール達のブレスで、ルミアの能力で強化された魔理沙のマスタースパークを相殺する作戦だ。」

小林「相殺?それはどういうこと?」

鳳凰「要するに強い技同士ぶつかり合えば弾ける。という説明はどうだろうか。」

エルマ「つまり私達のブレスであの魔法使いの技を打ち消せばいいんだな?」

鳳凰「まぁ、そういうこと。」

美鈴「でも、あの魔理沙が簡単に放つと思いますか?彼女なら絶対に同意はしませんよ。」

鳳凰「確かにそうだが、もし誰かが人質にされてたらどうなる?」

アリス「え?それってどういうこと?」

霊夢「それは私から説明するわ?」

 

すると、境内から霊夢が出てきた。

 

霊夢「これは紫からの情報なんだけど、霖之助さんがここ最近になって行方不明状態なの。」

アリス「え?霖之助さんが!?」

幽香「そうね。彼はここ最近見なかったわ。今日行ったら居なかったし。」

鳳凰「そこでおれの考えた予想は霖之助が天乱隊に捕まったと考えた。もし大事な人が捕まったら、魔理沙はどうする。」

ファフニール「簡単に命令に従うな。」

トール「ファフニールさん!!そんな事を!!」

ファフニール「実際はそうだろう。もし、小林が人質になったらトールはどうする。」

トール「もちろん小林さんを助けて、敵を皆殺しにします。」

小林・グレン「おい。」

鳳凰「まぁ、そういうことだ。」

 

すると、龍神が疑問に思いながら鳳凰に話しかけた。

 

龍神「しかし、ドラゴンのブレスで足りるか?ブレスに加えて何かデカい技を放った方が良いのでは?」

鳳凰「確かにそうだな。」

グレン「だったら、俺もやるよ。俺にはブレスは出来ないが、ドデカい魔術技を持っているんだ。」

鳳凰「それはありがたいな。グレンの技は結構使えるからな。」

 

グレンはシスティーナとルミアとリィエルの方を向いてどや顔した。システィーナとルミアはあきれ顔で、リィエルはキョトンとしてた。

 

幽香「なら、私も参加するわ。」

鳳凰「幽香・・・。」

幽香「天乱隊には私も困っていたところなの、あいつら私の向日葵を何本も引っこ抜いて盗んでいたんだから。」

メディスン「えっ!?そんなことを!?」

グレン「え?何でそんなことで驚くんだ?」

こころ「彼女は花に虐めたり、踏んだりしたら殺されるのよ。」

グレン「・・・・・。(俺がこの前に学院の花畑を荒らしたことは黙っとこ)」

鳳凰「お前が居るんならありがたいな。」

ルコア「そしたら、どこでブレスを使うの?ここじゃ、人間達が怯えるよ?」

鳳凰「そこは心配はいらない。俺がおすすめの場所に案内してやろう。」

ルミア「それはどこなんですか?」

鳳凰「妖怪の山だ。」

 

こうして、鳳凰達と小林達とグレン達は妖怪の山へと向かった。

 

                                次回に続く

 



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人里の戦い

鳳凰達と小林達とグレン達が妖怪の山に向かった。その頃、人里では敵対派VS友好派&里の者達との闘いが始まっていた。

 

「人里の戦い」

 

敵対派A「聞け!人里の者ども!!我らが支持する組織「天乱隊」が幻想郷に武装蜂起した。これより、我ら敵対派もこれに続き、人里を火の海にする。」

 

自警団A「そうはさせん!この人里は自警団が必ず守る!!」

 

既に、自警団と敵対派の戦いが始まっていた。少し前に、敵対派が人里の東西南北の門を壊し、侵入して人里の住民や妖怪を襲った。これにより自警団や友好派が総出動し、敵対派の掃討をしている。互いにも実力は同じの為に激しい攻防が今でも続いている。

 

自警団B「妹紅さん!もうすぐ弾切れです!!追加の弾薬はまだなんですか!!」

 

妹紅「慧音が霧雨商店に行って、追加の弾薬を補充している。それまで持ちこたえて!!それまでに必ず援軍が来るから。」

 

自警団B「それは命蓮寺と仙人達ですか?」

 

妹紅「そうだ。同時に奴らが来るまで持ちこたえて。必ず来るから!」

 

しかし、敵対派の攻撃が激化した。彼らはここにない兵器をもっていた。それは、大砲である。普通なら、幻想郷では買えない兵器が敵対派の方に渡っていたのだ。

 

友好派A「何であっちに大砲があるんだ!あいつらは前まであんなもんはもってなかったはずだぞ!」

 

敵対派A「我々に支援してくれるスポンサーいるんだよ。ねぇ、天乱隊の幹部”三笠”。」

 

妹紅・友好派・自警団「・・・・・!!」

 

すると、敵対派の中から一人の男が現れた。恰好は武士らしく、頭にはマゲがあり、いかにも頭脳派だと思う眼鏡がかけていた。

 

妹紅「お前は・・・!!」

 

三笠「私は天乱隊幹部の参謀”三笠”と申します。敵対派のみなさん、この度は我らの新兵器を買って下さりありがとうございます。」

 

自警団B「貴様!!どういう事だ!!外の世界の兵器は賢者様により没収されている。何で、お前らが持っている。」

 

三笠「我らは今回、異世界のある組織と同盟を組むことに成功しました。そのおかげで武器も大量に手に入れる事に成功しました。」

 

妹紅「それがこの結果か・・・。前よりもあいつらは強くなったという事か・・・。」

 

誰もが希望から絶望に変わった。敵対派は最新兵器を手に入れてしまったことだ。今の幻想郷の兵器力では敵対派を倒すことができない。

 

???「ここであきらめてはいけませんよ。いざ、南無三!!」

 

すると、天乱隊の大砲が次々と破壊。そして、聖白蓮が現れた。

 

聖「私はあなた達を更生しに来ました。」

 

                                次回に続く



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世の中には正義と悪がある。

1か月も放って置いてすいませんでした。最近、疲れがあってできなかったんです。今日から、再開しますが、今後からは不定期更新になります。あしからず。それではどうぞ。


前回のあらすじ:三笠現る。

 

人里の人達は大いに喜んだ。そう人里で最も頼りになる勢力が参戦したからだ。

 

自警団A「命蓮寺の連中だ!」

 

友好派A「やった!!これで勝てる!!」

 

三笠は顔を変えず、聖に質問をした。

 

三笠「あなたは妖怪寺の住職ですね。あなたは何故人間を助けるんですか?」

 

聖「私はこの幻想郷を愛しています。この世界は人間や妖怪と共存する世界です。そして、全てを受け入れる世界です。なら、人間と妖怪が友好できる事だってできます。」

 

人里の住民や妹紅達はうんうんと頷いた。

 

三笠「どうやら、ここも変わったようですね。現在の博麗の巫女がスペルカードルールを提唱してから、ここの人里は変わっている。」

 

聖「そうです。だから・・・」

 

三笠「ですが、敵対派はどうなるんですか?」

 

聖・妹紅・友好派・自警団「・・・・・!!」

 

三笠「敵対派はスペルカードルールが導入されてから、どんどんと縮小されていきました。理由は簡単です。時代に背いてるからです。」

 

三笠は次々と敵対派の事を語った。

 

三笠「中には妖怪に家族が殺され、その一族が敵対心を持ち、一族総出で敵対派になった例もあります。それが私の一族です。」

 

妹紅「何が言いたいの?」

 

三笠「私はこう言いたいのです。世の中には正義と悪が居ることを!!」

 

妹紅「それが何だというんだ!!お前らの自分勝手な発想だろ!!」

 

三笠「それならこれですよ。今まさに人里と我ら”敵対派”は幻想郷で対立しています。あなた達が正義なら、私達は悪でしょう。しかし、私らから見たら、私達が正義で、あなた達が正義でしょう。それがこの結果です。」

 

確かに誰もがそう思える。世の中には理想だけで正義と悪が存在する。この幻想郷でもそうだ。この世界は妖怪やここの人間達が長年築き上げた世界。中には理想のせいで争いが起こったこともあった。今起きてるのもこの結果なのだ。

 

???「そうだな。だが、それはお前たちが受け入れなかっただけだ!!」

 

すると、ロケットランチャーを担いだ男が現れた。服装はハッピを着ており、背中には霧雨商店と書かれていた。

 

三笠「何しに来たんですか?霧雨鉄奈。」

 

自警団全員「霧雨の親父さん!!」

 

そう現れたのは、魔理沙と豊麗の父親だった。

 

鉄奈「何、祭りが始まるから、ここに来た。何やら騒がしいからな。」

 

すると、そこに慧音が来た。

 

慧音「妹紅遅くなって済まなかった。追加の弾薬を持ってきた。」

 

妹紅「慧音!!何で霧雨さんをここに連れてきたの!!」

 

慧音「すまない。だが、天乱隊と言ったら、私も戦うて言いだしたんだよ。」

 

妹紅「えっ・・・?」

 

すると、霧雨の親父さんは三笠に質問をした。

 

鉄奈「単刀直入に言おう。家のバカ息子とバカ娘は、どこに居る。」

 

                                次回に続く



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