東方明輝伝〜第一部〜 (超奏)
しおりを挟む

プロローグ

はいこんにちは!!!かなTと言います!

どれ位続くかな?w

最も、僕が失踪しなければいいな…

ベジータ「うp主、早くしろ!読者がプラウザバックしても知らんぞ!!!」

黙れクズがぁ…ベジ「ファイナルフラーーーーッシュ!!!」

door!!!???



本編始まるよ☆


〜とある廃墟にて〜

二人の兄弟が巨大な怪物と闘っていた。

その兄弟の名前は、

 

新城 祐(あらき ゆう)…兄

 

新城 玲(あらき れい)…弟

 

 

 

祐「…如何やら…ハァ…ハァ…こちらに…分が悪そう…だな…」

玲「!ま、まだ僕は戦える!まだ諦めちゃ…「餞別だ、受け取れ。」

 

祐は一振りの短剣を弟に投げ渡す。その短剣は特にこれと言った特徴は無いが、綺麗に黒光りしている。

 

 

玲「?兄さん、これは?」

祐「………逃げろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言い終わるのを待っていたかの様に、怪物は凄まじい雄叫びを上げる。

「ゴアァァァァァァァァァ!!!」

 

玲「…でも…ぐっ!!!???」

玲は祐に近づこうとしたが、祐はそれを後方へ突き飛ばす。

 

 

その瞬間。

 

 

 

 

 

{ズアッ!!!}

 

怪物の口から、少なくとも、彼らを軽く飲み込む程度の大きさのエネルギー波が放たれた。

当たれば恐らく、命はおろかその体は塵すら残らないだろう。

 

 

祐「…来たか」

祐は左手でエネルギー波を放って応戦する。

 

{ズドーン!!!}双方のエネルギー波がぶつかり合う。が、

 

祐「ぐ…やはり片手じゃきついか…」

玲「兄さん!!!」

祐「…玲、お前は生きろ。このまま二人で戦ってもアレには到底勝てない。」

 

 

祐の体が地面に少しめり込む。

玲「……………………」

祐「早く行ってくれ。右手がこっちに回せないだろ。」

 

 

そう。祐は、玲がこれ以上近づかないように、右手を玲の方に向けているのだ。

祐「(…いや、このまま逃げてもいずれこいつに殺される…そうなれば本当に…なら…)早く!」

 

 

 

 

 

玲「………くそっ!」

 

 

 

玲は、逃げだした。

 

祐は玲の姿が完全に見えなくなったのを確認して、右手を、前に向けずに、こう呟いた。

 

祐「…超律魔法。あいつを、[何処か、別の世界]に…」

 

 

言い終わらないうちにエネルギー波が祐を飲み込む。

 

[ズズズ…]

 

 

祐「………うまく………いってくれっ………」

 

 

 

 

 

 

そして…エネルギー波が完全に祐を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜同時刻、廃墟周辺の森にて〜

 

 

玲「はぁ、はぁ…くそ…」

 

玲は祐に促され、後方に逃げていた。

 

 

 

森は戦火が飛び火していて、ところどころで山火事が起こっている。

 

 

 

 

 

そして、如何やら敵に囲まれていたようだった。

 

その敵というのは、先ほどの怪物を小型化した様なもので、数としては10体。

 

 

玲「…終わり、か」

 

 

 

 

到底勝ち目は無かった。

本来であれば、ここで兄弟共に果てるはずであった。が。

 

 

 

 

 

 

 

 

[カッ!!!]

 

 

 

 

 

 

 

玲「……………………っ!!!???なんだこの光は!?」

 

玲は、突然起こった眩いばかりの閃光に包まれる。

 

「グ…グギャァァァァァ!」

 

辺りにいた小さい怪物も、閃光に包まれて、消えていった。

 

 

 

玲も、その例外ではなかった。

 

 

 

 

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

 

 

 

玲「…ここは…」

玲は、先ほどの閃光に包まれた後、謎の空間に投げ出されて浮かんでいた。

 

 

 

その空間は、どこをみても白一色。

悍ましいほど殺風景である。

 

玲「・・・」

玲は不審に思い、右手を銃の形にして正面に小さいエネルギー弾を撃つ。

 

 

 

[ズンッ!!!]

威力はそこそこある様ではあった。だが、手ごたえは何処からも感じられないようだ。

 

玲「…?手ごたえがない…ということは、此処は……………………

 

 

 

 

 

 

 

あの世、か。

ということは、兄貴はもうとっくに来てるのかな?」

 

 

 

弟にしてはかなり身も蓋もない発言だ。

 

…あの世にしてはかなり無愛想なところだろう。

 

そもそも、ここはあの世でもこの世でもない。

 

祐が、怪物のエネルギー波に飲み込まれる前に使った魔法によって生み出された空間である。

 

 

 

 

玲「…とにかく動いてみるか。ここに居ても仕方ないし。」

そう言って、玲は正面の方に飛んでいった。

 

 

 

〜少年移動中〜

 

 

 

 

 

 

玲はしばらく飛んでいくと、出口の様な、空間の裂け目を見つけた。

 

玲「…ここが出口っぽいな。出口の先が暗いのが気にはなるけど。」

 

 

 

玲が裂け目を通過すると、その裂け目はすぐに閉ざされ、足元に地面がでてきた。

 

玲「あれ?裂け目が…あ、あと地面も…………」

 

 

 

 

彼の視線の先には、果てしなく続いているような、階段があった。

 

玲「ここがあの世なら、この階段を登っていけばいいのか?…なーんか、違うような気がするんだけど…。」

 

 

 

玲は、空を飛ぶことが出来る。だから、普通に歩いて行くよりも速く階段の向こうには到達するはず。

 

玲「飛んでいけばそこまでじゃ無さそうだし、登ってみよう。」

そう言って、玲が進もうとすると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「此処で何をしているのですか!!!」

 

 

玲「っ!?こっちこそ、誰だ!!!」

 

 

 

 

玲が声のした方に視点を向けると…

 

 

 

 

大小二本の刀を持ち、銀髪のボブカットをしていて、白いシャツに青緑色をしたベストとスカートを着た少女がいた。

 

 

 

 

 

 




祐「…おい」

うp「ななんだ貴様(震え声)」








祐「俺出落ちじゃねーか!!!!!!」












玲・うp・妖夢・化け物「確かに」

祐「うpぬしおまえがいうな」

うp「うわへへwコンピューターによりますとあなた様は後々重要人物になりますじゃwwwまじうざいですじゃ
wwwwww」

祐「へアッ!!!(エネルギー波を撃つ)」

うp「door?」




全員「この始末☆」












次回もゆっくりしていってね!
できるだけ早く投稿します*\(^o^)/*





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

序章 始まり
第一話 杞憂


うp「前書き面倒いんですがそれは」
玲「じゃあとっとと始めろよアホ」
うp「(´・_・`)」







本編始まるZOY☆


ぜーんーかーいーのーあーらーすーじー☆

 

 

 

祐「フン、バケモノめ。ガタガタにしてやrクソマァ!!!

ちょ、無言やめて」

 

怪物「wwwwww」

 

玲「兄貴の魔法で幻想郷に行くのが、俺の本来のもくてきなのだからなぁ。ふぁーはーはーはーはw」

 

妖夢「ワケガワカラナイヨw」

 

(簡略化・ネタ化しています)

 

 

 

 

玲・祐「あらすじくらい真面目にやったらどうだ」

 

うp「すんまっせーnぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

玲は、銀髪の少女と向かい合っていた。

 

??①「貴方が、冥界を荒らしているという奴ですね!幽々子様の命により、成敗します!」

 

その少女は太刀を構える。

 

玲「…冥界、というと此処はあの世か。はぁ。どうして死んでまで喧嘩をしなければいけないんだ?」

 

 

 

 

??①「死んで?貴方からは普通に生気が感じられますが。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は絶句し、思わず頭を抱える。

 

 

玲「…え?(どういう、事だ???それじゃあ僕はまだ死んでいないのか?いや、そんなはずは…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜しばらくお待ち下さい〜

 

 

 

うp主「あ〜お茶が美味いんじゃ〜

 

 

 

 

…ちょ、ま、待て、落ち着くんだ祐さnふふぉおっ!?」

 

 

 

キーン☆ズドーン☆

 

祐「クズは岩盤行きだYO☆」

 

うp主「ぐっ…ふぐっ…かはぁ…」

 

ズルズル…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??①「…(あれ?異変の元凶にしては何も仕掛けて来ない…)来ないならこちらから行きますよ!」言い終わらない内に、玲はその少女に向かって走り出す。

??①「!?しまっ…」

 

玲はそのままの勢いで、その少女を抱えて前方に転がり込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ドーーーーン!!!]

 

 

 

 

 

元々少女がいた場所にエネルギー弾が降ってきていたのだ。

 

 

玲「…無事か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女は呆気に取られていた。

 

??①「は…はい…」

 

 

 

少女は立ち上がり、上を向く。すると、

 

真っ白な鳥のようなものが、此方を見据えていた。

 

??①「(ひょっとして、この人…彼奴から私を守ろうと…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲も立ち上がり、少女に向き直る。

 

そして、その少女に後ろから短剣を突きつけ、言った。

 

玲「さぁ如何する?僕と彼奴を両方相手にするか、其れとも僕を信じるか。

もっとも、僕は何方でも構わないけど。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??①「…(………流石に2対1は不味い…更にこの人…感じからして只者ではなさそう…

 

 

 

 

ううん、それだけじゃない…

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきの行動が、もし、彼の本心であったなら…私は…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??①「…ひとまず貴方を信じます」

玲「その言葉が聞けて良かった。

 

 

 

…下がってろ。あいつは僕がやる。」

??①「い、いや、しかし…」玲「いいから!!!」

??①「…分かりました、でもへまをしないで下さいね」

玲「喧しい」

 

 

こんなやりとりをした後、玲は数十メートル先の鳥の妖怪に向かって歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シーンチェンジ…冥界・一本階段にて〜

 

玲は先ほどの少女を後ろに下がらせた後、その妖怪と対峙していた。

玲「(…さっきから感じられるのは…奴の瘴気か?…変だな…)」

 

 

 

 

 

 

この均衡を破ったのは、鳥妖怪の方だった。

[ゲギャァァァァァァァァァ!!!!!!]

 

聞くに堪えない雄叫びを上げながら、玲に突進する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…ほっ!」

玲は左足で一歩後ろに下がって鳥妖怪の爪を躱し、流れるような仕草で右足で鳥妖怪の顔面を蹴り飛ばす。

[バキッ!!!]

 

 

 

 

 

 

 

[グギギ…]

鳥妖怪は痛みに顔を大きく歪め、血を吹きながら宙を舞う。

 

その隙を、玲は見逃さなかった。

 

 

 

玲「一気に決めてやるよ…」

 

玲は鞘を払い、短剣の切っ先を地面に付け、そのまま走り出す。

 

短剣の切っ先が、摩擦熱で発火する。

 

 

 

 

 

 

 

玲「喰らえ!!!炎翔天!!!」

掛け声と共に、切っ先の火が巨大な炎球に膨れ上がる。

 

 

 

 

玲「でりゃあぁぁぁ!!!」

玲は、少しばかり地面に着いていない、鳥妖怪の腹部目掛けて短剣を振り抜き、炎球を撃った。

 

 

[バシュッ!!!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………クリーンヒットした。

 

 

[グギァ!!!]

鳥妖怪は短い呻き声を上げ、再び空中に打ち上げられる。

しかし今回は、腹部に勢いの付いた炎球が叩き込まれており、どんどん上に上がっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は、打ち上げられた事を確認すると鞘に短剣を納めた。

 

まるで、その時を待っていたかの様に………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ドカーーーーーーン!!!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上空で、終わりを告げる様に、大爆発が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その少女は、只々驚愕していた。

 

 

玲が鳥の妖怪と向き合ってまだ3分も経っていないのだ。

 

 

??①「…信じ…られない…」

 

更に…彼を見る限り、本気を出しているようには見えなかったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「おっと、自己紹介がまだだった。僕は新城玲。宜しく。」

 

 

 

彼は微笑んでそう言った。

 

妖夢「わ…私は魂魄 妖夢(こんぱく ようむ)です!こちらこそ宜しくです!」

 

 

 

 

 

 

妖夢も、はにかんでしまってはいたが自己紹介をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが全ての始まりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うp「あとがきも面倒い…みんな、俺のモチベもあと数時間の命だ…(^ω^)」

ウィーン☆(一人用のポッドに乗り込む)

ギュピ☆ギュピ☆

玲・祐「「何処へ行くんだぁ???」」


うp「ふぁーwはーはーはーはwwwww」(グモ◯ー彗星にポッドごと投げられる)











妖夢「次回もゆっくり見ていってね汗」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二話 温もり

今回は長いぞ〜!!!

玲「知らんな」

祐「てかうp主、第1部の構成案が出来上がったって本当か?」

うん、大体原作のストーリーをオリジナル展開とともに辿っていく感じかな。

あと今回はぽろぽろと重要ワードがでてくるZOY☆

玲「(うわぁ…)」





本編始まるよ!!!


前回のあらすじ☆

 

鳥妖怪「くそ…玲のやつ、妖夢といい感じになりやがって…新城 玲なんて宇宙の悪魔さ!」

 

玲「あ?(威圧)」

 

妖夢「モブは黙っててください」

 

鳥妖怪「馬鹿にしやがって…馬鹿にしやがって…

 

 

俺が新しい主役だ!!!ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

50円!!!(出演料・やられ料)」

 

 

 

玲「炎翔天」

 

 

ポーヒー☆

 

 

 

鳥妖怪「クソマァ!(訳:ありがとうございます!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

デデーン☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「うp主こそカオスそのものだった…」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

妖夢「玲さーん!ついて来てますかー!」

 

玲「ぅぅ…飛べば良かった…」

 

妖夢「この階段長いですからね。普通に歩いて来た人は魔理沙に続いて二人目ですよ。」

 

玲「ん、魔理沙って誰なんだ?」

 

妖夢「知り合いです」

 

玲「ふーん…そーなのかー。」

 

うp「それ他の人の台詞!」

 

玲「知るかks」

 

妖夢「玲さんが言ってもしっくりきますね」

 

玲「褒めてるのやら貶しているのやら」

 

妖夢「褒めてるんですよ。」

 

 

玲と妖夢(あとうp主)は長い階段を登っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜少年・少女移動中〜

 

妖夢「さぁ着きましたよ。」

 

玲「は…はぁ…長かった…」

 

長い長い階段を登り切ったそこには、立派な和風の屋敷があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…凄いな。妖夢は此処に住んでるのか?」

 

妖夢「ええ。あと、この屋敷は白玉楼って言います…

 

 

 

…ってあれ?いない…あ、あそこか…」

 

 

 

 

 

??「あ、妖夢!お帰り〜」

 

妖夢「あ、幽々子さま…ただいま戻りました!」

 

幽々子「その顔だと異変の元はまだ分からない、ということね。それは良いんだけど…」

 

妖夢「す、すみません…」

 

 

 

幽々子と呼ばれた人物は扇子で口を隠しながら玲の方を向く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「…妖夢、あの人は…まさか…かr」

妖夢「みょん!!!???

 

 

 

 

た、ただの客人ですよ…勘違いなさらないで下さい」

妖夢は少し恥ずかしそうに答える。

 

 

幽々子「…自己紹介してくるわ。食事の用意を宜しくね。」

幽々子はふっと微笑む。

 

 

妖夢「は…はい!!!」

妖夢は、言うが早いか屋敷に駆けていった。

 

 

 

 

 

幽々子「妖夢があそこまで動揺したの…初めて見たわね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シーンチェンジ〜

 

 

 

玲は、白玉楼より少し離れたところにいた。

空は冥界らしく夜の様に暗かったが、辺りを飛んでいる魂が白く光っており非常に幻想的である。

 

 

 

そんな中で玲は一人考えごとをしていた。

 

玲「…(どういうことだ?生気があるってことは、まだ…生きてるのか?あの光は、なんだったんだ?それに…此処はどういう世界なんだ?)

 

 

 

 

 

そこに、幽々子がやって来た。

 

幽々子「玲くん、で良かったかしら?…あれ、取り込み中だった?」

 

 

 

 

 

玲は慌てて振り向く。

玲「あっ。ちょっと考え事をしていただけです。

僕は新城 玲です。玲って呼んで下さい。」

 

 

幽々子「私は西行寺幽々子。冥界の管理人をしているの。幽々子でいいわよ。

 

…あれ、何で私にだけ敬語なの?」

幽々子は扇子をひらひらさせながら言う。

 

 

 

 

 

 

玲は一瞬顔が固まる。

玲「は…いや、それは… 」

 

 

幽々子「まぁいいわ。そんな事より、貴方に一つ聞きたい事が有るの。いいかしら?」

 

 

玲「ええ。僕で良ければお構いなく。」

玲は二つ返事で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「…………貴方、一体何者なの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく静寂が訪れる。

 

 

玲「…………フローク帝国って、ご存じですか?」

 

 

幽々子「…質問の趣旨が少し違うけど…………分からないわ。そういう国に住んでいたの?」

 

 

 

 

玲「………ええ。僕はその帝国の第3の王子だったんです。」

幽々子「!」

 

 

 

 

玲「僕には兄が居るんですが、兄は第二の王子でした。

確か、ダカールという皇帝が僕と兄を拾ってくださった、と聞いていたのですが…」

 

のんびりした性格である幽々子も流石にこれには驚いた。

 

 

幽々子「……………つまり貴方はフローク、だったっけ?その国の王子の一人だったのね?」

 

 

玲「はい。…疑わないんですか?」

 

 

 

それを聞いて幽々子はにこりと微笑む。

 

幽々子「ええ。貴方を見る限り、嘘はついていなさそうな気がするのよ。」

 

玲「…ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、幽々子は顔を真剣な表情に変える。

 

幽々子「…もう一つ。貴方を見込んで質問させてもらうわ。

今、冥界で起こっている異変について、何か分かるかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は精神を集中させる。

玲「うーん、ざっくり言うと何か、気のような物が何処かに集まっているような…そんな感じがします。」

 

 

 

 

幽々子「…………大体合っているわ。気、と言うよりは霊力とか、妖力の類かしらね。

 

 

 

私は冥界の管理人をしているから分かるんだけど、魂の数が減っているのよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辺りがしーんとなる。

 

 

 

 

玲「魂…ああ、そういう事か」

玲は一瞬頭が混乱しそうになった。

だが、魂を霊力や妖力と置き換えれば分かる話ではある。

 

 

 

 

 

玲「要するに、魂の反応が小さくなっているということですね?」

 

 

幽々子「ご名答。この冥界から出て行っちゃったのは霊夢とかが知らせてくれたんだけど、それでもいつもより弱いから…」

 

 

 

 

 

 

玲「その…霊夢、と言う方は?」

玲は首を傾げる。

 

 

 

 

 

 

幽々子「あぁ…すっかり忘れてた。貴方には、幻想郷について分かってもらう事があるわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子は幻想郷について話をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷と外の世界に敷かれた、博麗大結界の事。

 

 

 

 

 

 

結界の主…博麗の巫女…博麗 霊夢(はくれい れいむ)のこと。

 

 

 

 

 

 

冥界以外の地域?のこと…博麗神社・魔法の森・紅魔館…など。

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

幽々子自身のこと。

 

 

 

妖夢のこと。

 

 

 

幽々子達が嘗て起こした異変…………………春雪異変の事。

 

 

 

 

その異変解決の鍵となった、スペルカードルールの事。

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「そこに大きな桜の木があるでしょう?その木には何か封印がされていてね…

 

 

 

 

私は、そこに何が閉ざされているのかを確かめる為に、妖夢に頼んで春を集めて貰ったの。

 

 

 

結局、分からずじまいなんだけど。」

 

 

 

 

 

 

幽々子は、少し寂しそうな顔になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は、ただただ、聞くことしか出来なかった。

玲「…そうだったんですか…」

 

 

 

 

否。出来なかったのではなく、しなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「ありがとうね、話に付き合ってくれて。」

 

玲「いえ。」

 

 

 

 

玲は一言言うと、幽々子の言っていた大きな桜…西行桜を眺める。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……大事なのは…今ある現実をありのままに受け止めること…前を向いて歩き続けること…か。」

 

 

玲は決意する。

 

 

玲「(幽々子の話が本当なら、フロークと此処とは切り離されている…つまり、兄さんの生死を確認する術はない…いやそもそもフロークがあの後どうなったかさえ分からない…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今ある現実をありのままに受け止めることを。

 

そして、この世界で生きていくことを。

 

前を向いて歩き続けること。

 

当たり前だけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…………あ」

 

幽々子「どうしたの?」

 

 

 

玲「住む所…探さないと…」

妖夢「用意が出来ましたよー!!!」

 

 

玲の声を掻き消すように妖夢の声が響く。

 

 

 

幽々子「それについては…ここで住んで貰って良いかしら?」

 

幽々子は聞こえていたらしい。

 

 

玲「え…いいんですか?」

 

幽々子「ええ。貴方の様な人ならむしろ大歓迎よ。

 

 

 

ね、妖夢?」

 

幽々子はニヤリと笑う。

 

 

 

その途端、妖夢は顔を真っ赤にする。

妖夢「ほら、如何でもいいから早く来てください!」

 

言うが早いか玲の腕を掴んで行く。

 

 

[ズルズル…]

 

 

 

 

玲「………はぁ」

妖夢「幽々子さまも!」

 

 

 

二人は屋敷の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「(あの人から…凄まじい覇気を感じた…

 

でもそれでいて温かく、優しい感じ…

 

妖夢は、そこに惹かれたのかしら…

 

いや…私も…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はこの後妖夢や幽々子と食事を摂る。

 

 

玲にとっては、少しの間ではあったが、幸せに感じられた。

 

 

でも一つ引っかかっていた事があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この幻想郷の賢者、八雲 紫(やくも ゆかり)のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うp主「次回に続くよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!今回の東方明輝伝!如何でしたか!?






次回までゆっくり待っててね!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話 弾幕

ベジー〇「おい主、こんなに投稿が遅れたのはどういうことだ」

うpぬし「色々忙しかったんですほんとにだから許して」 パンクス「嘘です!!!!!! ハア☆」

玲「あれ~お前この間チャンネルがどうとかって言ってたような~」

ブロッコリー「マジですかぁ…じゃあそんな不届き者はポッドの刑です…」

幽々子「はい!うpぬし専用一人用のポッド!!!」

玲「ふぁーwはーはーはーw」(何故かポッドに入る)

ブロッコリー「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」(プヒューン☆)













妖夢「では本編どうぞ 」


前回のあらすじ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ「ハア☆」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

何処からか声が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマエタチサエ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマエタチサエイナケレバ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モットモット……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイシテモラエタノニ………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダカラ……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイッキライ………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

玲は夕食を食べた後、一人で白玉楼の屋根に上っていた。

 

 

 

玲「………。」[グイ]

無言で猪口をあおる。

 

 

 

玲「ありのままに現実を受け入れる…か…

 

わかってはいるさ。そんなこと考えても仕方ないって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けど………………やっぱ寂しいや…」[コト…]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「玲さん…?」

 

 

 

 

 

 

玲「ん、妖夢か。どうしてここに?」

玲は振り返って言う。

 

 

 

 

妖夢はしどろもどろになる。

妖夢「え?い、いやーなんとなく来てみたんですよ。なんとなく」

玲「(えぇ…………(º 口 º))」

玲はいかにもえぇ…といいたげな顔になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「…なんで泣いてたんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は顔を背ける。

玲「聞かれてたのか……

 

 

 

言葉通りだ。寂しいものを寂しいと言って何が悪い」

 

 

 

 

 

 

妖夢「………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は妖夢に背を向けたまま言う。

玲「今から少しトレーニングをしたいんだけど、ちょっと付き合ってもらえるか?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

うp「返事は無い。ただのしかばねのようdoor!?」

 

うpぬしは某親父ぃのように吹き飛ばされる。

祐「出しゃばりは血祭りだYO☆」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲「どうした?」

玲が後ろを向くと、なんと妖夢がもじもじしていた。

 

 

 

 

※うpぬしは何故か今パルパルしてまsパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル…('ω')

 

 

 

妖夢「えっ…と…」

玲「えっと?」

 

玲は心なしかニヤニヤしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢はついに顔を真っ赤にして言った。

「はい!」

 

 

 

玲「その意気や良し!」

 

 

 

そう叫ぶと玲は何処かへ飛んで行く。

 

妖夢は慌てて追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

うpぬし「勝負前に2人の戦闘数値を載せておきます!」

 

 

 

玲 (デフォルト)100

 

妖夢 60(戦い方次第ではもう少し上がる)

 

実力的には玲の方が少し上です

 

 

 

 

てか玲くんは普通に空を飛べます

 

 

ルール…一応肉弾戦あり。スペルカードは5枚。殺しは当然駄目。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~シーンチェンジ…白玉楼の離れにて~

 

 

玲「ここらへんでいいか。」

 

 

 

 

妖夢「あ!スペルカードルールは知ってますか?」

玲「あぁ、でも少ししか聞けてなかったし詳しく教えてくれないか?」

妖夢「もちろん!」

 

 

 

 

 

少女説明中…

 

 

 

 

 

 

 

玲「なるほど…要するに降参・気絶・スペルカード切れになると負けなのか。

 

ありがとな!じゃあ…(二ッ)」

 

玲は妖夢に笑いかける。

 

 

 

 

妖夢もふっと笑い返す。

妖夢「(こんな感情になったのは…初めてです)

 

始めますか!」

 

 

 

その言葉を合図に両者は距離をとった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~BGM………Till when~(要るのかこれ)

 

妖夢は刀を構える。

玲は…何もせず腕組みをしている。

 

妖夢「(…あの人の本当の実力を私はまだ知らない。御手並み拝見といったところですね)

いざ!」

 

言うが早いか妖夢は玲に向かって突進する。

 

 

 

 

 

[タンッ]

 

玲「!(速い!)」

玲が予想していたよりも妖夢は速く、玲は一瞬反応が遅れてしまった。

 

 

妖夢「はっ!」[ヒュン]

 

玲は身体を右に反らして回避するが、左肩を刀が掠った。

 

 

 

玲「…っ!(純粋な打突でこんなに速いとは)」

左肩からうっすらと血が滲む。服も少し裂けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、これは玲にとって大チャンスであった。

 

 

先程の打突によって妖夢との距離がほぼ零距離になっていたのである。

それを玲は見逃さなかった。

 

 

 

 

玲「今だ!!!」[バッ]

玲はバックステップし、右手から小さめのエネルギー弾を妖夢に放つ。

 

 

 

 

妖夢「!?しまっ…」

今度は妖夢が回避に遅れてしまう。打突の後に体勢が崩れた所を突かれたのである。

 

 

小さくても威力は充分にあった。

 

 

[ドカーン!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は精神を研ぎ澄ませている。妖夢のいたところには土煙が舞っていて姿は見えない。

 

 

 

玲「(…まさかこんなあっさり行くはずは…)」

 

 

 

 

「餓王剣{餓鬼十王の報い}!!!」

その声とともに、煙の中から白色の弾幕が玲に襲いかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「!妖夢の奴凄いな…あれじゃ避けるだけでも苦労しそうだ」

 

しかし距離を置くのはジリ貧と考えたのか、弾幕に突っ込んでいった。

 

 

 

 

 

 

弾幕内にも多少の隙間があり、そこをなんとか走り抜けていく。

 

 

玲「こいつは…っと!」

たまたま手前に飛んできた弾を右手で弾き返す。

 

 

 

 

 

 

玲「…(強いスペルが来そうだ、ならこちらも)」

 

こんなことを考えつつ遂にスペルを突破する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「これでどうですか!獄炎剣[業風閃影陣]!!!」

 

妖夢は刀に炎を纏って回転斬りの要領で玲に斬り掛かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを見て玲は焦らず、騒がず、静かにスペルを発動させる。

 

 

玲「強符{魔装}」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜???〜

??①「…向こうから気が2つ…いやこれは妖力か。あともう一つは魔力。

 

けどその程度じゃ今の俺は倒せない…

 

 

 

 

 

せっかく貰ったこの力、存分に使わせてもらおう」

 

 

その男に狐の尻尾を持った女性(?)が近づく。

??②「分かっているとは思うがあくまで私がメインだ。あまり出しゃばるんじゃないぞ」

 

??①「もちろん」

 

 

 

 

 

 

 

??②「(復讐してやる…あの子が負った傷の分…必ず…)」

??①「(まずここを押さえる。そしていずれは俺の…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~地獄~

 

 

??③「あのままにしておいて宜しいので?……殿」

 

??④「あぁ、あれなら玲に任せようと思ってな」

 

??③「しかし冥界はここ、地獄で裁かれた魂が転生を待つところ。当然ではありますが、この世界の要所です。我々が直々にやらねば成らないと思いますが?」

 

??④「いや、あいつじゃないと失敗する。それ以外は…俺がやろうがお前がやろうが…博麗の巫女でも…西行寺の亡霊姫でも…紫でもな。」

 

??③「何故…?」

 

??④「それはな…{あの力}でないと、元には戻せないんだ。」

 

??③「なるほど、先立って起こった春雪異変と併せて考えると合点がいきますね。ですが玲君にあの力が使いこなせるでしょうか?」

 

??④「大丈夫だ、問題ない」

 

 

 

 

 

??③「…まぁ貴方がそう言うなら今回は彼に任せましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元 明輝の戦士殿」




ねぇねぇ知ってる?今回すっげぇ大事な事出てきたよ!!!

玲「まじうぜぇですじゃwwwwwwのでどっか行ってくれ」

祐「まぁこんなうpぬしだが次回も楽しみにしてくれよな!!!」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話 出来損ないの弟と約束

前回のあらすじ!!!

アスパラガス「ブロリー…一体どうしたと言うんだ…
まさかカカロット…
カカロットの潜在パワーによってブロリーの気がコントロールの壁を乗り越え始めたのいうのか……
もしそうだとしたら、私のこれまでの苦労が………
何もかもおしまいだ」


つぎの日……




カカロト「ベジータ、出かける必要はねぇぞ。
伝説のスーパーサイヤ人はここにいるんだ。
パラガス!ベジータに教えてやれ!
ブロッコリーがそのスーパーサイヤ人だってな!」


ベジータ「あらすじがぁ………」

ブロッコリー「なんで俺達がいるんだぁ…これは東方とドラゴンボールのクロスオーバー……違う………」





ブロッコリー「俺は悪魔だぁ!!!(唐突)」

玲「駆逐してやる」パラガス「滅相もございません」玲「だが断る」


玲「妙符{天下無双の計}」




れいのてからエネルギーはがでた!



パラガス「door!!!???」



パラガスは後ろ回りをした!!!















※あらすじを知りたい人は前回のやつ見てね()


あと今回シリアス回だから(´>ω∂`)☆





前回のあらすじ!!!

 

妖夢との修行。

 

見た感じではほぼ互角。

 

 

 

 

 

玲の使ったスペル「魔装」とは………

 

そして彼の思い出す過去が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆかりん「いつもこうすればいいのに」

うpぬし「だが断る」

玲「血祭りに上げてやる」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{シュウウウウウウ……}

 

妖夢は何が起こったかが理解出来ていなかった。

 

確かに妖夢のスペルが直撃したはず…だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし妖夢の手に刀は握られていなかった。

玲が弾き飛ばしたのである。

 

右指二本で。

 

 

 

 

 

 

妖夢「………!」

 

 

玲に大した変化は見られなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

{シュインシュインシュインシュイン...}

玲の体から銀色のオーラが出ていた事を除けば。

 

 

 

 

 

 

 

 

先程とは比べ物にならない位に戦闘力が高まっている。

 

玲「これが僕の本気だ……全力で、来い」

 

 

 

そう言って玲は再び距離をとる。

妖夢も我に返り、再び構え直す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、玲の頭にふと思い出した事があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それは、玲が帝国内で暮らしていたときのこと……

 

 

悪ガキ①「悔しかったら殴り返して見ろや、出来損ないが」

悪ガキ②「やっちまおうぜ」

 

{ガッ!!!バキッ!!!}

 

玲の鼻から血が出る。

 

 

 

玲「うぅ……」

 

悪ガキ③「お前の兄貴は凄いのにお前ときたら……呆れた」{グッ}

 

髪の毛を掴まれる。

 

玲「………っ」

悪ガキ①「んん~??どうしたのかな~??出来損ない君♡」

 

 

そいつは玲をまた殴りつけた。

 

 

はずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪ガキ①「んぎゃぁぁぁぁあっ!!!???」

玲「??????」

拳を抑えて喚く。玲には何か何だか良く分からなかった。

 

悪ガキ②「こいつ!よくm」

??「こらーーー!!!またあんた達玲を!!!」

 

 

悪ガキ③「うげっ、タイミングの悪い時に…おい逃げるぞ!」

 

 

悪ガキ三人衆は逃げていった。

もっともそのうちの一人は喚いてばっかりだったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「大丈夫?」

 

その少女は息を切らしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~シーンチェンジ~

 

少女と玲は街の壁上に座っていた。

 

 

玲「……ごめんな」

??「いいよ。悪いのは玲じゃないんだし」

 

玲「……やっぱ弱いのが悪いのかなぁ……」

玲はひときわ大きなため息をつく。

 

??「そんな事無いよ!さっき凄い技使ってたじゃん」

 

玲「?」

 

??「私もよく分かんなかったけど、玲が凄く強くなった気がしたんだ、あれは一体……?」

 

 

 

 

 

 

玲「実は僕も良く分からないんだ。兄貴なら何か知ってるかもな」

 

そう言って玲は立ち上がる。

 

 

 

 

 

 

 

玲「もしそれが本当だったら、お前も守っていけるかもしれないな……」

 

??「それでこそ玲だよ。」{ギュッ}

玲は後ろから少女に抱きしめられる。

 

 

 

??「自分に自信を持って。玲。あなたは出来損ないなんかじゃない。少なくとも私はそう思う」

 

 

玲「…いつも有難うな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は………………絶対に負けない。負けられない。

 

兄貴の足を引っ張らない為にも。

 

 

この国を守る為にも。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、こいつを守っていく為にも。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのはずだったのに

 

 

 

 

 

そうしなければならなかったのに

 

 

 

 

 

やっぱり僕は出来損ないだった

 

 

 

 

あの時言ったことは只の自惚れに過ぎなかった

 

 

 

 

そんな自分が、

 

 

 

 

 

大嫌いだ

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

オリジナルスペカ()説明

 

 

 

 

強符「魔装」

 

実は幻想郷に来る前に自力で会得していた。(さっきの悪ガキ①が玲をもう一度殴った後に喚いていた理由はこれ)

 

 

 

自分の身体を魔力で覆う事で身体能力だけでなく攻撃力・防御力・スピード等が全て倍加出来る。

 

 

 

 

言っちゃえば戦闘力倍加スペル(界〇拳とか言っちゃいけない)

 

 

特徴としては銀色のオーラを帯びる事。

 

 

 

妖夢のスペルを弾いた時は恐らく3倍(界〇拳)

 

 

 

 

 

 

 

元ネタはマギから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

~白玉楼~

 

幽々子「…にしても、玲君って凄いわね。妖夢と互角以上に渡り合うなんて。そう思わない?紫。」

 

 

 

紫「あら、ばれちゃったかしら?」

紫と呼ばれた人物は可笑しそうに笑う。

 

 

幽々子「当たり前よ。何年の付き合いだと思ってるの?」

 

紫「それもそうね。

 

 

 

 

 

 

………………あの子だけでも…生きてて良かった…」

 

 

 

幽々子「…?」

 

幽々子は事情を汲みかねていた様であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「まぁその話は置いておくわ。ところで……

 

 

 

 

 

藍がここに来てないかしら?」

 

 

 

幽々子「…確か貴方の式だったわね。見かけていないわ。…その式が呼び出した妖怪らしきものならさっき玲君が倒してたけど」

 

 

 

紫「……それは鳥のようなものだった?」

 

幽々子「そうよ。たしかあれに瘴気がどうとかって言ってたわ。」

 

 

 

 

 

紫「………何ですって!?

 

 

 

 

 

………………参ったわね…………私でも霊夢でも…………手に負えないかもしれない…………」

 

 

 

 

 

幽々子「紫。この異変が彼女の仕業なら、止める方法はあるの?」

 

紫「一応はね。

 

……私の経験から言うと、多分その瘴気は負の感情が固まったものね。

 

 

最悪の場合、藍が死ぬか………それよりももっと残酷な結末が待ってるわ…」

 

 

 

 

 

 

 

紫は玲をじっと見つめた。まるで彼の過去を見透かしているかの様に。

 

 

 

 

 

紫「………賭けるしか無い」

 

幽々子「?」

 

紫「……玲君に…………」

 

 

幽々子「………」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

玲「ぐ……くっ……」

 

妖夢「?」

妖夢は心配そうに玲を見つめる。

 

玲は、スペルを発動してから何一つ動かず、喋らない。

 

 

 

ただ時折身体が小刻みに震えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「……玲さん、一体どうしたんで…「止めだ」えっ!?」

玲はスペルを解除する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……理由は言えない……けど……

 

 

 

………僕はここから出ていくよ」

 

そう言って、驚く妖夢を後目に玲は、何処かへ歩いて行った。

 

 

 

 

 

 




……玲君何処に行っちゃうんでしょうか………

そして妖夢はどうするのか!?



更にそろそろ第1章が幕を開けるZE☆

紫の言ってたことが後に活きてきます




※弾幕ごっこ?やめちゃったんですよね



次回 「第6話 もういっかい」






次回までゆっくり待っててね!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話 もういっかい

更新遅れました☆(^q^)

すみません!

あと今回で序章は終わりになります

では本編どうぞ!!!


前回のあらすじ!!!

 

玲君まじでどうしちゃったの………

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

僕は忘れられない。

 

 

 

 

君のその笑顔を。

 

 

 

 

君のあの言葉を。

 

 

 

 

 

君と見たあの景色を。

 

 

 

 

あの約束を。

 

 

 

 

 

………最期が想像に難くない兄貴や…他の皆とはまた違う。

 

 

 

 

でも…………

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「どこに行くの?」

 

玲はその声に聞き覚えがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「………もしや…八雲……紫殿ですか?」

 

紫「……そうよ。久しぶりね」

 

 

 

玲「………何故ここに!?」

 

紫「それはこっちの台詞よ」

紫はクスリと笑う。

 

紫「私、これでも今はこの幻想郷の管理人よ。貴方がどうやってここに来たかは大体解るわ。ところで…

 

どこに行くの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は顔を顰める。

玲「……何処かに………」

 

 

 

紫「場所を言わないのも、貴方らしいわね。

…あの戦いを乗り越えたとはいえ、元の部分は変わってないんだもの」

 

 

 

 

 

 

玲「…嫌なんです」

紫「…大事な人が自分の目の前で殺されるのが?

 

 

 

…その中で自分だけ生き延びてしまったことが?」

 

 

 

玲「…!!!」

 

紫「……私だって同じ思いをしたわ。貴方、私の能力はご存知でしょう?」

 

 

 

玲「…確か、スキマを操る能力でしたよね。もしかしてそれでここに?」

 

 

 

 

紫「…………ええ。生きてここに来た事への罪悪感に何度も何度も苛まされた。

 

 

今だってそう。

 

 

でもね…生きて…生きて生き抜く事って…悪いことじゃない。

 

それに………{あいつ}がまだ倒されていないなら…生き残りの私たちが、率先して守らないといけないわ。

 

 

 

 

ここで出逢えた、大事な人たちの為にも…」

 

 

 

これを聞き、玲は何か思い出したのか俯いて顔を険しくする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……大事な…人……?そんな人なんて……」

 

 

 

 

紫はふっと優しく笑う。

 

 

 

 

紫「もし…今はそう思えなくてもね…

 

 

 

貴方を必要とする人が…絶対にいることを忘れちゃ駄目よ。

 

その為にも私は、貴方に強くあって欲しい。

 

過去から逃げずに、でも、忘れること無く生きて欲しい。」

 

 

 

 

 

玲「紫殿…」

 

紫「…あ、そうそう。今回の異変の件なんだけど…

 

 

 

 

 

 

 

藍を、宜しくね。」

 

玲「!?紫殿!それは…」

言い終わらない内に、紫はスキマの中に消えた。

 

 

 

玲「………有難う……ございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「あ、いたいた!何処に行ったかと思ったら……」

 

玲「……」

 

妖夢「急の事だったから心配したんですよ。さ、帰りましょう。」

妖夢は玲に近づく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{ギュッ}

妖夢「ふぇ!?いきなりどうしたんですか!?」

玲「もう一度…約束させてくれ…」

妖夢「約束…?」

 

 

彼女はいきなりの事だったので少しあがっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「僕はもう二度と負けない。逃げない。皆やお前を守り抜く為に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「…玲…さん…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言い終わると玲は妖夢を放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢はかなり顔を赤らめており、うpぬしから見たら凄く可愛らしい表情d(デデーン☆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※空気を読まないうp主はこの世から消し去られました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「何なんだぁ今のはぁ…?」

 

妖夢「あはは…」

 

 

玲は某超野菜人1を遥かに凌駕する伝説の超野菜人ブロッコリーみたいになっていたw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ごめんな、いきなり抱いたりして」

 

妖夢「別に構いませんよ。ただ……ちょっと恥ずかしかったです…//」

満更でもなさそうだ。

 

 

玲はそれを見てクスッと笑う。

 

妖夢「笑わないでくださいよ///」

 

 

 

 

しかしそのうち妖夢もつられて笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「さて帰るか!!!」

妖夢「ですね!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢はその時玲の剣が淡く光っていた事に気付いていた。

 

 

 

 

 

温かくて、それでいて闇を切り裂くような輝き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは紛れもない、覚醒の兆し。

 

そしてそれは伝説の始まり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~序章 完 ~

 




祐「遂にあいつも……か

おっと!!!次回予告だぜ!」



次回!!!遂に新章突入!

第6話「第2の冥界異変勃発!?1人の少年と狐と」



あと活動報告も読んでくれると嬉しいです(๑•̀ㅁ•́ฅ✧








目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

オリキャラの設定・スペルカード

正直見ても見なくても一緒だと思います()

見たくない人は見なくていいし見たい人は見ればいいんじゃないかな(イケボ

尚その他キャラの設定については書いてません。悪しからず。


オリ主・オリキャラの設定及びスペルカード(プロローグ章)

 

 

 

名前…新城 玲 (あらき れい)

 

種族…人間

 

二つ名… 覚悟の青年

 

性別…男

 

年齢…15歳

 

能力…①魔力・気を扱う程度の能力

これについては特に言う必要はない。

 

 

 

のちのち追加されていく予定。

第1章で少し分かるようになる。

 

 

 

 

 

容姿…マギのアリババを黒髪にした感じ。美人と言うよりかっこいいという方が正しい。

体型は極端に鍛えていた訳ではないが、引き締まった体型をしている。

 

 

 

 

 

性格…精神が少し不安定。(何故かはなんとなく分かると思います)

 

性格としては優しい。あと随所にツンデレの部分がある。

たまにネタに走ったりするので、変わっているとも言われる。

ていうか、変わっている。

自由奔放な一面がある。

敬語は使い分ける人。

戦いはあまり乗らないが、いざ始めるとすごく好戦的になる。

あと以外と策略家。

 

 

※キャラモチーフとしては孫悟飯。非力な自分を悔いる所が似てた為。あと性格とか(緩急のある性格っていう意味で)

 

 

 

 

 

 

設定…かつて怪物によって滅ぼされたフローク帝国とゆー国の第3の王子。紫とは知り合い。

 

 

 

本当は皇帝の実の子供では無く、兄弟とも皇帝ダカールに直々に拾われている。元々あまり子供に恵まれなかった彼は玲と祐を第3・第2の王子にし、溺愛した。

 

(↑このことは玲は覚えていない。)

そのせいで…

 

 

 

かつて仲良くしていた少女との約束を守れなかった事で自分を責め、出ていこうとしたが紫と妖夢に引き留められる。

 

そして妖夢ともう一度約束する。

 

 

 

 

それが彼の秘めた実力の覚醒へと繋がっていくが、今の段階ではここには触れない。

 

 

 

 

 

 

短剣を用いた白兵戦が得意。格闘術も使える。

 

分かりやすく言うと、近・中距離戦が得意。遠距離だと攻撃を当てにくいらしい。

 

 

 

 

※過去編は書かないつもり。年齢的に難しいからとキャラ的に

 

 

 

 

 

 

スペルカード(短刀未使用ver.)

 

撃符「竜天撃」

猛スピードで殴りつけると同時にエネルギー波で敵を貫く。ある意味必殺技

 

連符「バーストキャノン」

凄まじい一点集中型弾幕を撃つ。

 

周符「オプション」

自身の周りに、自動的に相手を攻撃する球を展開する。

 

操符「マジックミサイル」

多数のホーミング弾を撃つ。以上。

 

迷符「煌夢迷宮」

大量弾幕技。弾幕を螺旋状に、相手を囲うように撃つ。本人いわくこれが一番見栄えがいい。

 

妙符「天下無双の計」

その時その時によって内容が変わる、言わば(作者にとっての)ご都合技。大抵敵の不意を突く。

 

強符「魔装」

魔力を鎧状に展開させる。自身の戦闘力(攻撃力・防御力)自体を倍加でき、並大抵の攻撃は通じなくなる。

さらに、魔力変換効率が上がる。

戦闘力インフレの原因。

 

 

しかし過剰に攻撃を受け過ぎて魔装が破損すると著しく魔力を失う。

 

自身でも弱点を理解している。

 

あとこの状態で無いと空は飛べない。

 

 

元々暴力に耐える目的で発動した。

 

 

光符「シャインブラスター」

特大レーザーを撃つ。有名な「マスタースパーク」を凌ぐ威力。

 

 

急符「ライトニングスパーク」

圧縮した魔力をデコピンで撃ちだす。以上。

だが意外と威力・スピードがある。

当然だが溜めれば溜めるほど威力が上がる。

弾幕系で一番貫通力が高い。

 

覇符「爆覇(きたねぇ花火)」

任意の方向に気を送り、それに耐えられないものは爆発する。

唯一全方位攻撃が可能なスペル。

 

 

(短刀使用ver.)上記のスペルに加えて

 

帯符「エンチャント・ブレード」

剣に魔力を纏わせる。強化・伸縮自在。

 

炎符「炎翔天」

地面とか鞘などで摩擦熱を起こし、魔力で増幅させて炎を撃つ。

 

近符「肉を斬らせて骨を断つ」

懐ろに飛び込んで回転斬りを浴びせる。

 

待符「被流斬」

攻撃を受け流しつつ走り斬りをする。

 

 

 

 

 

これくらいかな…

 

 

 

 

戦闘数値変遷

 

祐との共闘時………???

 

冥界到着時(デフォルト)…100

 

VS妖夢(?)…最大300(魔装…3倍)

 

(推定最大戦闘力………1000)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリキャラ編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前…新城 祐(あらき ゆう)

 

種族…人間

 

年齢…???

 

二つ名…光に殉せし英雄

 

此処より先は後ほど追加していきます!

 

 

 

 

 

性格…玲と対照的。(人懐っこい顔してるのに)

 

容姿…銀時さんを茶髪にした感じ。天然パーマ。

 

設定…フローク帝国の第2王子。玲の兄。怪物と最後まで戦い、玲を幻想郷に飛ばして力尽きる。

 

茶番劇ではよくうp主を懲らしめている。

 

 

実は…………………

 

スペル

 

①超律魔法

プロローグにて自身の死?と引き換えに玲を幻想郷に飛ばす。

 

 

②波符「ビッグバン・ウェーブ」

片手から波状のエネルギー波を撃つ。

 

これも物語の進行に伴って増えます。

 

 

 

 

 

 

 

戦闘力

玲との共闘時…???

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物

 

種族…???

 

年齢…???

 

二つ名…破壊の権化 、悲哀を愛でし獣

 

 

 

設定…怪物、とまでしか・・・

一応こいつがフローク帝国を滅ぼした原因。

 

 

 

負の感情が集まって生まれた存在とされている。

 

容姿…ゴジラを真っ黒にした感じ。

 

 

 

スペル

 

①「はかいこうせん」

ひらがなて書く。

口から凄まじいエネルギー波を撃つ。これで祐を葬り去った。

 

 

 

戦闘力………祐を軽く上回る。

 

 

 

小さい怪物

 

種族、年齢、設定ともに上記に同じ。

 

容姿はもうお判りでしょう(おい)

 

戦闘力…上記キャラの十分の一

 

 

 

 

 

鳥妖怪

名前無し。

 

種族…妖怪

 

二つ名…汚ねぇ花火 by玲

 

クソマァ!されてデデーン☆された。いいとこ無しの可哀想な敵。茶番劇でM疑惑が発覚。

 

退場料は50円

 

戦闘力………15万。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第1章は次回から始まるよ!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第1章 第二冥界異変編
第6話 冥界異変勃発!?1人の少年と狐と


さぁ第1章始まるよ!!!

ゆっくり見ていってね・:*+.(( °ω° ))/.:+


玲「テスト近いのに大丈夫か?」
うpぬし「大丈夫だ、問題だ」

妖夢「主はチャンネルと兼ねてるけど馬鹿なんですかね」

うpぬし「妖夢ちゃん辛辣だよ」




俺はあいつに力を……いや、厳密に言えば「それ」をあいつ自身で目覚めさせるきっかけを託した。

 

玲の持つ短刀が、覚醒するための十分条件だ。

 

 

 

 

 

 

 

あの化物はまだ生きている。

 

実はあの時俺はなれなかった。何故かは分からない。運命はとんでもない悪戯を仕出かしてくれたものだ。

 

 

 

 

単なる実力不足か、それとも俺にはもうなる資格が無くなっていたのか。

 

 

 

 

それ故にきっかけしか与えられなかった。

情けない。

 

 

 

 

あの時なれていれば…いや、もうこんな事を考えるのは止そう。

 

 

 

地獄に居る俺が言ったところでしかたがない事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あいつは……玲はまだ生きている。

 

玲は優しい。俺以上に。それでいて素質は目を見張るものがある。

若しかするとあっさり俺を超えてしまうかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが。

 

彼奴は地獄を知らない。

 

ここではない。

 

明輝の戦士として見なければならない世界の事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲もあの時見たと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破壊された街の惨状を。

悲鳴を。

あの化物に無惨に殺された人々を。

悍ましい死臭を。

血の香りを。

視界に容赦無く飛び込んで来る臓器や四肢を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少なくともあの時の玲では到底堪えられるものではなかったに違いない。

当時の玲はまだ10歳にもならない、只の純粋な少年だったのだ。

 

 

 

 

 

 

でも…こんなことを言ってはなんだが…それは俺にとって見慣れた光景だったという事だけは告白しておこう。

 

心が痛まない訳ではない。

 

見なければならかったのだ。

 

正義を語る上でこれは絶対に必要なのだ。机上では絶対に知り得ない事実。

 

 

 

 

 

 

光を統べるには、闇も知らなければ。

 

 

 

 

でも俺で駄目ならあいつに託すしかない。

 

 

 

 

そう思ってまだ未熟なあいつに、希望を託した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あいつが、命を全うして、守るべきものを守り抜き、あの世界を心行くまで味わってからここに来てくれるのを待っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑張れ。玲。

 

 

 

 

「新城師団長、出撃準備が整いましてございます」

「おう」

 

 

 

俺もこっちで頑張るからさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲「美味い」{ズズ…}

 

玲は花見に洒落込んでいた。

 

場所は博麗神社。

 

そこには玲の他にも博麗の巫女である、博麗霊夢、人間の魔法使いの霧雨魔理沙。

紅魔館というところのメイド長、十六夜咲夜がいた。

 

 

 

 

 

 

魔理沙「やっぱり花見は良いなー余計なのも混じってるけど。もう見飽きたけど。」

霊夢「いっぱいいるのに誰1人お賽銭を入れてくれないなんて…面倒臭いし祓っちゃおうかしら」

 

玲「( ^ν^).。oO(巫女さんこわ…近寄らんとこ…)」

 

 

 

魔理沙「ん、そう言えば妖夢とか幽々子は?呼ばなくても良かったのぜ?」

 

玲「今日は幻想郷に来たばっかりだから観光でもしてきたら?って言ってたからそうさせてもらっただけだ。(…懐かしいな…記憶に無いんだけど、何処か懐かしい感じがする…)」

 

 

 

玲はぼんやりと桜を眺める。

 

 

 

霊夢「ん…?どうしたのぼーっとして」

玲「いや、なんでも」

 

人があまり来ないという博麗神社は格好の観光スポットとなっていた。

 

 

 

咲夜「玲、この魂はどうにかならないの?…幻想入りしたばかりのあなたに言うのもなんだけど」

紅魔館のメイド長…十六夜咲夜は玲に尋ねる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…そうそう、それも兼ねてここに来たんだ。霊夢、お前も結界が張れるんだったよな」

 

 

霊夢「ええ、そうだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………あっ」

 

玲「その通り」

玲はニッコリと笑う。

 

魔理沙「お疲れ様だぜ☆」

咲夜「貴方も大変ね」

 

霊夢「て言うかそういう事は紫がやればいいじゃない」

玲「あれは駄目だ、今はな」

 

 

玲除く全員「{あれ}!!!???」

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「紫をあれ呼ばわりするって大したものね」

 

玲「本人が居ないのに{殿}だの{さん}だの付ける必要なんて無いだろう。

 

 

あと僕の元々の身分で言えば一々付けようが付けまいが僕の勝手なんだ」

 

魔理沙「…なんか凄そうな奴が来たもんだぜ」

 

 

 

咲夜「玲、何故今は駄目なのかしら」

 

玲「いささか語弊があった。今だけ、じゃなくて大体だ。結構マイペースなところがあるからな。あまり期待しない方が良い」

 

これを聞いて皆納得した。・・・誰も玲が紫の性格を理解している事に違和感を覚えなかったが。

 

咲夜「んじゃ霊夢、頼んだわよ」

 

魔理沙「いってらなんだぜ~☆」

 

霊夢「他人事だと思って……(#^ω^)」

魔理沙「いいじゃんか霊夢。あわよくば奪えるかもしれないぜ」

玲&霊夢「( 'ω')ふぁっ」

 

 

 

魔理沙「羨ましいなー霊夢は。そんな男子とふたりっきりなんtいだだだだだだ」

 

霊夢「…( ͡ ͜ ͡ )」{グリグリ}霊夢は笑顔で魔理沙のこめかみをグリグリする。

その綺麗な顔が恐ろしく見えるくらい。

 

 

魔理沙「いたいいたい霊夢団子が落っこちちまう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、他の霊魂より一際大きいものが玲に近寄って来た。

 

 

咲夜「あら…これは…妖夢の半霊かしら?」

 

玲「…まさかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はすっくと立ち上がる。

 

 

魔理沙「あ、ちょっとどうしたんだぜ急に」

玲「…嫌な予感がする

 

(…半霊を送って来るってことは多少の余裕はあるという訳だろう。早く戻らないと)

 

強符[魔装]」

 

 

 

 

 

玲はスペルを発動させ、全速力で空に飛んで行った。

 

 

 

 

霊夢「ちょ…ちょっと!!!」

 

霊夢もあわてて追いかける。

 

 

魔理沙「…一応私達も追いかけてみようぜ」

 

咲夜「そうね。彼の顔を見る限りただ事じゃ無さそうだし」

 

 

咲夜「(…それに彼の実力を推し量るいい機会だしね)」

 

 

 

 

 

こうして自機キャラの皆さんは再び冥界に旅立つのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~冥界入口~

 

玲「…ん、あれは…」

 

玲の視線の先には、先日倒した鳥妖怪が数十体。

それと…狐の姿をした女性は1人。玲はこの人物の事も知っていた。

 

 

 

 

 

玲は戦闘態勢をとって言う。

 

玲「何のつもりだ…八雲藍!」

 

 

 

玲はこの先に凄まじい霊力を感じていた。恐らく妖夢や幽々子はそいつと戦っているだろう…そう直感した。

 

 

藍と呼ばれた女性はゆっくりと喋り出す。

藍「人間…皆殺しにしてやる…」

 

玲「!!!」

 

次の瞬間、玲を数十匹もの妖怪が襲う。

しかしその妖怪達が爆散するのも一瞬だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…きたねぇ花火だ」

 

 

 

玲は右手を前に出しながら吐き捨てる。

 

藍「人間の癖に生意気な…殺してやる」

玲「残念ながら僕には時間が無い。全力で行くからな」

 

 

 

 

 

 

玲は確信した。藍は何かおかしいと。

 

 

 

 

 

 

今、八雲藍と玲との火蓋が切られようとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~少し前:冥界、白玉楼~

 

???「こんなもんか?冥界の長はこんなに弱い…やっぱりあの言い伝えは本当だった…」

 

その少年は冥界でも一番大きな桜…西行妖に手をかざす。

 

西行妖は見る見る間に妖力を増していく。

 

 

 

 

 

妖夢「ゆ…幽々子様…」

 

幽々子はうつ伏せ状態で倒れている。

 

 

???「こいつなら、完全体になる時の苦痛に耐えて貰う為に気絶させた。安心しろ。お前の主は苦痛を伴わずに消えられるぞ…」

 

 

少年は嬉しそうに嗤う。

 

 

 

 

???「これで…これで悲願が叶う…」

 

 

 

 

妖夢「貴………様…………………!」

 

妖夢は痛みを堪えて呻く。彼女は悔しかった。

 

 

自分が手も足も出ない事が。

 

 

幽々子を目の前で倒された事が。

 

 

大事な幽々子が{何か}される事が。

 

 

 

よりによって玲が不在だという事が。

 

 

 

 

 

 

大事な人を、守れない事が。

 

自分の存在意義が、ガラガラと音を立てて崩れていく

 

 

 

 

 

 

妖夢「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて仕方なくって、でもどうすることも出来ない自分が居て

 

 

 

 

 

 

真っ黒な絶望に呑まれていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫だ」

 

どこか聞き覚えのある、落ち着いた声だった。

 

でもそこには確固とした意志が込められていた。

 

 

 

妖夢は顔を上げる。

 

 

 

そこには、端正な顔を怒りに染めた玲…新城玲の姿があった。

 

 

 




怒りに燃える玲くんの本気とは如何に………?

そして冒頭で述べられた力とは…





あと玲は博麗神社に来た時に自己紹介を済ませている設定。


では次回!!!「第7話 遂に激突! 玲vs 鈴琶」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第7話 ついに激突! 玲 vs 鈴琶

テスト前だけど大丈夫ドコドコ┗(^o^)┛ドコドコ┏(^o^)┓






祐「コイツアタマオカシイ」


前回のあらすじを1行で

 

玲「わりいけど急ぎの用事が出来ちまって…」藍「ハア☆」

 

 

 

 

※なんでいきなり玲が少年のとこに行けたかって?都合に決まってるじゃn(殴)

 

パンツ「嘘です!!!全て嘘です!!!」

 

テスト前だけどちゃんと書きますから許してにゃん(はあと)

 

祐「かぁっきもちわりぃやだおめぇ」

 

 

 

 

 

 

※この後うpぬしはテストに八つ裂きにされました

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう…

 

 

私は非力だった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行かないで!!!師匠…………おじいちゃん!!!」

 

妖忌「妖夢…しかと幽々子様をお護りするのだぞ。儂は暫く帰って来ん。だが必ず帰る」

 

妖夢「…なんで私を連れて行ってくれないのですか!」

 

妖忌「お前が最後の希望なのだ。お前を死なせるわけにはいかん」

 

紫「妖忌…そろそろ行くわよ」

 

妖忌「…頼んだぞ」

 

 

 

 

 

妖夢「うっ…………うぅぅ………」

幽々子「………………」{ポンポン}

 

私は幽々子様に抱かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「………幽々子様……私……………私……………強くなって見せます。幽々子様を護れるくらい。師匠に怒られないくらい。」

 

それを聞いて幽々子様は何も言わずに私を抱きしめた。

 

幽々子「ごめんね…こんな思いさせて……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は泣き続けた。

 

 

師匠は他でもない私の唯一の親族…家族の居ない私にとって実質の父親と言って良い人だった。

 

悲しかった。涙が枯れるくらい泣き続けた。

そして………それをばねに強くなってやろうと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は修行を1日たりとも怠らなかった。幽々子様にも心配された。でもやり続けた。

いつ師匠が帰ってきても良いように。

 

 

 

 

その甲斐あってかかなり強くなった。

 

おじいちゃん、そして幽々子様との約束が守れると確信した。

 

 

 

 

 

 

 

 

それが

 

 

 

 

 

 

 

それが

 

 

 

 

 

 

 

 

それが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この態か!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

自惚れだったのか

 

 

 

 

 

今までの

 

 

 

 

 

自分は

 

 

 

 

一体

 

 

 

何だったのだ

 

 

 

 

何の為に

 

 

 

 

 

何の為に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなとき…玲さんが帰って来てくれた。

 

その顔はとても綺麗だった。かっこ良かった。覚悟したような目をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が初めて助けられた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

少年は面白そうに笑う。

 

???「なるほど、あの狐を倒したのか。凄いな。」

 

 

 

「そんな事どうだっていい。お前は何者だ。何しに来た。」

玲は静かに言う。

 

 

 

 

 

 

 

???「そうだな…折角だから教えてやろう!!!俺は鈴琶(すずは)!記憶を無くした只の幽霊族の生き残りさ!!!俺の目的は冥界を支配し俺の真実を知る事だ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は静かに笑う。

 

鈴琶「どうした?何が可笑しい」

 

 

 

玲「生き残り…か」

 

鈴琶「それがどうした」

 

玲「幽霊族…何処かで聞いたことがある…

 

 

俺も真実を探し続ける生き残りさ。真実は絶対に見つけたい。けどな……

 

 

 

こんなの間違ってる。

 

 

その為だけに誰かを傷つけるなんて…間違ってる。」

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…分らん。生き残り同士でも分かり合えないものだな」

溜め息をついて首を振る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「もしまだこんなことを続けるって言うなら…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はあんたを倒す」

 

 

玲は構える。

 

 

 

 

 

鈴琶「上等だ」

 

 

 

 

 

鈴琶は玲と距離を取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は鈴琶を睨みながら言う。

 

 

 

玲「妖夢。」

 

妖夢「はい?」

 

 

玲「幽々子を頼む」

 

妖夢「はい!」

 

 

 

 

玲は振り向いて微笑む。

 

 

玲「昨日言ったろ。絶対に守るって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に妖夢は少し恥ずかしそうに応える。

妖夢「…もちろん覚えてますよ。」

 

 

 

 

自信に溢れた表情を見せ鈴琶に向き直った。

 

 

玲「だから…………僕に任せろ!!!!!!」

 

 

 

その声を合図に玲は魔装を展開し鈴琶に突撃していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「………ありがとう。玲さん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

~冥界入口~

霊夢・魔理沙・咲夜は驚愕した。

 

あの玲という少年が藍に弾幕を浴びせられたと思った次の瞬間には大ダメージ(物理)を与えていたのだ。

 

 

 

 

 

霊夢「…ほんとにとんでもない人が来ちゃったわね」

 

魔理沙「…ほんとだぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍「……。」

 

 

 

 

咲夜「二人共!まだあいつは倒れて無いわよ!」

 

レイマリ「(゚Д゚)ハァ?」

 

 

もう一つの戦いが始まろうとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

{ズダダダダダダダ}

 

玲と鈴琶は猛烈な拳と蹴りを交換する。

 

 

 

 

玲:魔装状態(3倍)

 

鈴琶:通常状態

 

戦況…玲やや劣勢

 

 

 

 

 

交換の最中、鈴琶の拳が何発か玲の顔面を捉える。

 

玲の拳も例外ではなかったが、鈴琶のそれと比べると遥かに少ない。

 

 

鈴琶「どうしたどうした!もっと俺を楽しませてくれよぉ!!!!」

 

鈴琶はそう言って玲を突き上げてから地面に叩き落とす。

 

 

{ドーン!!!}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「玲さん…大丈夫かな……」

 

心配しつつ、妖夢は玲の言葉を思い出す。

 

 

(玲「言っておくが、あれで3割だ」)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ゲホッゲホッ…こいつ…なかなか…(くそ…3倍じゃきついか…じゃあ)」

 

鈴琶「そうかそうか!嬉しいぞ!さっさとくたばれ!」

 

 

 

 

 

鈴琶は笑いながら玲に左手に霊力を溜め始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「霊散障!!!」{ババババババ…………}

 

 

 

玲を無数の霊槍が襲う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「(魔装…5倍!!!)操符{マジックミサイル}」

 

地上の玲も無数のホーミング弾で迎え撃つ。{バシュシュシュシュ…}

 

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

玲と鈴琶のスペルが相殺され大爆発を起こす。{ドガァァァァァァァァン!!!}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶は舌打ちする。

鈴琶「相殺か」玲「覇符{爆覇}」鈴琶「何!?」

 

魔装倍率上昇によって身体能力が大幅に上がった玲。

 

爆発の隙に撃符を仕込み、それから覇符ですぐさま粉塵を払い、鈴琶に襲い掛かったのである。

 

 

 

この間僅か三秒。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「いっけええええええぇぇぇ!!!!!!(撃符{竜天撃})」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は竜のオーラを纏い、隙を突かれた鈴琶に全力の一撃を喰らわせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{バキッ!!!!!!}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「かはっ………」

鈴琶は堪らず吐血し、吹き飛んだ。

 

玲「追い討ちだ!」{バッ}

 

玲は追い討ちでエネルギー波を鈴琶に浴びせる。

 

 

 

 

{ドカーン!}

 

 

 

 

冥界の上空で凄まじい爆発が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

妖夢「凄い…これが…玲さんの全力…」

 

 

妖夢は玲の実力に驚いた。

 

羨ましく思った。

 

自身の無力さに怒った。

 

 

 

 

 

 

そして…そんな優しくて、それでいて強い彼を

 

 

 

 

 

 

 

 

好きになった。

 




さぁどうなるんでしょうか!?もちろん鈴琶をこのままおめおめと倒させる訳には行きません!

もう少し頑張って貰いますよ!!!


鈴琶「止めろ働きたくないでござる」

玲「(憐れみの目)」

鈴琶「なんだその目は!!!」

霊夢「……何だかんだで…うpぬしには勝てないのよ…(´・ω・`)」

鈴琶「ダニィ!?」







※因みに鈴琶のキャラモチーフはベジータ。














では次回「第8話 鈴琶まさかの超パワーアップ!?見せろ全力魔装」





玲「次回も楽しみにしてくれよな!」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第8話 鈴琶まさかのパワーアップ!?見せろ!全力魔装!

投稿遅れて(ry)

幻想時空伝も早くあげるからオタスケクダサイ!ベジータ王ォ!







玲「本編どーぞ!」


前回のあらすじ

 

遂に玲と鈴琶が(藍をスルーして)激突!

 

玲は序盤、魔装3倍で苦戦する。しかし妖夢に見せなかった5倍にまで倍率を上げ、2連続のスペル発動で形成逆転。

 

あと妖夢が(ry)

 

 

 

 

 

そして玲を追ってきた霊夢・咲夜・魔理沙は玲にスルー('ω' )))≡3ーッされた藍と(半ば押し付けられるように)対峙する。

 

はてさてこの先どうなりますことやら

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

現在の戦況

 

玲:魔装状態(5倍)

 

鈴琶:通常状態

 

…鈴琶やや劣勢

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

幽々子「うぅん…」

 

幽々子が目を覚ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「あっ!幽々子様!大丈夫ですか!?」

 

幽々子「ええ。妖夢こそ大丈夫?傷だらけよ」

 

妖夢「私は大丈夫です。あの人が助けてくれましたから」

 

 

 

幽々子「…不思議な人ね。ただ優しいだけでなく強いなんて。多分、実力は霊夢と同レベルかそれ以上よ…」

 

 

幽々子は驚きを隠せないといった表情をしている。

 

 

 

 

ふと、妖夢は嬉しそうな顔で幽々子を見た。

妖夢「…幽々子様」

 

幽々子「 何?嬉しそうな顔して」

 

妖夢「昨日、玲さんに……………

 

 

 

…いや、何でもないです」

 

幽々子「そう。(良かったわね…妖夢。)」

 

 

こんな会話を交わす満身創痍の二人であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鈴琶「く…くそったれめ………まさかこんな奴相手に手間取るとは……」

 

玲「どうする?まだやるか?」

 

 

 

 

 

 

 

玲の魔装を5倍まで引き上げ、戦況は好転した。しかし鈴琶はまだ、戦意を無くしてはいない。

 

 

 

 

鈴琶「…手間取ると言っただけだ。貴様を倒せんとは言ってはいない」

 

玲「じゃあ本気を見せてみろよ。僕もそろそろ本気でやってやる」

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…ふふふ…生意気な奴だ。では見せてやろう。俺の全力の一撃を!!!」

 

そう言うと鈴琶は空高く飛び、左手を突き出し霊力を溜め始める。尋常ではない膨れ上がり方をする鈴琶に、玲もスペルを準備する。もちろん全力のスペルだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{ゴゴゴゴゴ…}

 

 

 

不意に、鈴琶はスペルの向きを妖夢や幽々子のところに向ける。

 

 

 

鈴琶「これで貴様は避けられんぞ!避ければ……分かるな?」

 

玲「…チッ」玲は小さく舌打ちをしてスペルの射線上に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「喰らえ!!!これが俺の霊弾だ!!!」[バッ]

 

鈴琶は特大のエネルギーボールを撃った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ゴォォォォォォ…]

 

 

玲は右手をエネルギーボールに向け、それを左手で支えてスペル宣言をする。

 

玲「光符{シャインブラスター}!!!」[ドッ]

 

 

 

玲も巨大レーザーで迎撃した。

 

 

 

 

幽々子「…!あれ…魔理沙のマスタースパークとほぼ同じか…それ以上!?」

妖夢「(なんて人…あの時はほんの肩慣らし程度だったということなの!?)」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

[ゴオオオオオオオオオオ!!!]両者の全力がぶつかり合う。互角だ。

 

玲「なんて奴だ…まだこんな力があったなんて…っぐ」

鈴琶「くそっ!押しきれない!なんなんだあいつは!!!…こうなったら!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶は右手を掲げこう叫ぶ。

鈴琶「これならどうだ!!!霊装!!!」[バチバチッ!!!]

 

するとそこら辺に浮かんでいた冥界の魂が鈴琶に集まり、紫色の鎧を形成していく。

周囲にはスパークが走り、変身の強大さを示す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「!!!あいつ…!(まさか、幽々子が言ってたのは…これのことか…これを使う時に霊力の反応が…)

 

………ぐっ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は予想外の力に少し押される。

 

玲「あれは…僕の魔装とそっくりだ!!!」

 

どうやら魔装と同じく戦闘能力を増大出来るようで、玲自身も驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「ふふふ…冥界中の霊力によって俺は更に強くなった!!!このまま一気に行かせて貰うぞ!」[グッ]

 

鈴琶はさらに力を入れ始める。

 

鈴琶「はあああああああああああああああああ!!!!!!」

 

 

 

玲はかなり後ろまで押される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「玲さん…玲さん!?」幽々子「大丈夫よ、あの人なら、ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ぐっ、うう…押さ…れ………」

 

玲は思い出した。

あの頃は強い兄におんぶに抱っこだった。

 

 

 

 

 

 

でも今は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「………………て」

 

 

僕がやらなきゃ。

[ゴゴゴゴゴ…]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…たまるか!!!!!!」

 

[ドッ!]

 

 

 

 

 

 

玲は特大エネルギーボールを押し返し始める。

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

玲「…だぁーっ!!!」

 

 

 

 

 

[ギューン!]

エネルギーボールを貫き、それは鈴琶に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[パラパラ…]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「なんてやつだ…ここまでしないと吹き飛ばせないなんて…」

 

 

 

 

 

 

 

……………やった。僕が、初めて………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「凄すぎる…あの球を貫くなんて…」

幽々子「……そうね(何か嫌な予感がする)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「(またあの刀が光ってた…あれは一体…?)」

 

 

 

 

 

 

 

戦況

 

玲:魔装状態(フルパワー…およそ8倍)でのスペル{シャインブラスター}

 

鈴琶:霊装状態(強化倍率不明)での特大エネルギーボール

 

 

 

 

 

形勢…?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

霊夢「夢想封印!!!」

魔理沙「マスタースパーク!!!」

咲夜「殺人ドール!!!」

 

 

[ズドーン!!!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍「………」[ズバババッ]

藍は無表情で弾幕を撃つ。3人同時のスペルを喰らったあとで。何も無かったように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「……嘘でしょ…あれだけのスペルを食らってまだ…」

 

魔理沙「ピンピンしてやがる。普通ならもうダウンしている筈なのぜ!」

 

咲夜「…痛みを感じないのかしら?それなら納得がいくんだけどね」

 

 

 

霊夢「無駄なおしゃべりをしてる暇があったらスペルを準備して!早く行かないと…」

 

 

魔理沙「ほほう…」

 

霊夢「な、何よ//」

 

魔理沙「いや?何でもないぜ?」

 

 

 

 

この3人は幻想郷内でも有数の実力者だ。

また、藍も然りである。

 

 

こんな会話を交わしながらも弾幕をかわし続けられる辺り、流石である。

 

 

スポポ〇ッチみたく耐久力の高い藍に頭を悩ませる3人であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく撃ち合いが続き、魔理沙が霊夢に頼みごとをする。

 

 

 

 

 

 

魔理沙「くっそ…このままじゃ埒が明かないぜ!霊夢!!!先に行ってくれ!!!私が足止めするから!」

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「…任せたわよ」[ギュン]

 

霊夢は魔理沙の提案を呑み、先…白玉楼を目指す。

 

 

 

 

咲夜「何か作戦があるの?魔理沙」

 

 

 

 

魔理沙「あぁ。まずは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

?「ほらな。やっぱりあいつはそのままでも充分強いんだ。

…俺の居た世界がちょっと異常だったんだよ。」

 

??「…まだ終わっていませんよ。鈴琶もそうだし、そもそも紫の式神がまだ…」

 

?「解ってる。それにまだ…………………………一番の脅威となりうる西行妖が。」

 

??「先だっての異変のやつですよね。

 

 

 

 

…恐らく彼は冥界に送られてそこで、西行妖の妖気で復活してしまったんでしょう…」

その男性は顔を伏せる。

 

 

 

 

 

?「だが玲の真の実力はあれを遥かに上回るんだ。別に心配しなくてもいい。

 

 

…そうだ、お前は冥界に行け。」

 

 

 

 

??「はぁ、何故…?」

 

?「理由は3つ。一つは万が一の為。二つ目は紅魔館周辺に不審な気らしきものを感じた。三つ目は戦況は事の他良いので居なくても大丈夫という事だ。」

その青年は早口でまくし立てた。

 

 

 

??「1と2はまぁ良いとして、3は酷くないですか?…ほんとに貴方は人遣いが荒いですねぇ」

男性はやれやれといった表情で首を振る。

 

 

 

?「ていう訳だ。因みにこれは命令だからな。頼むぞ。」

 

??「分かりました。…紅魔館で何があったんですか?」

 

?「分からん。だから、お前にはしばらく幻想郷に居てもらう」

 

??「なるほど、調査をしろという訳ですね。了解です。貴方もこれが終わったら来られますか?」

 

 

 

 

それを聞いて青年は顔を暗くして静かに言う。

?「…俺は自分の仕事をしているよ。それに今は彼奴にも会いたくないしな。」

 

??「お会いになられたら宜しいではないですか…?その方が玲君もきっと喜びますよ。」

 

?「いや、今彼奴に無駄に気を動転させるような事はしたくないんだ。」

 

??「まぁ確かに今お会いになっても玲君は混乱するでしょうね。分かりました。では…」

男性は手元の拳銃を腰に差して出発の準備をする。

 

 

 

 

?「あと…紫や幽々子達にも宜しくな。」

 

 

 

 

それを聞いて男性はニコリと微笑み、

??「では、行ってきます。」

とだけ言い、テントから出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「御島 慶喜 (みしま よしのぶ)ねぇ…可哀想な奴だったよなぁ…」

男性が飛び立っていくのを見送ったあと、青年はしみじみと呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




鈴琶の過去編も出来たら書きたい…

でも記憶喪失だからなー

…はい!玲君が鈴琶を吹っ飛ばして勝利しましたね!(白目)
あと1~2話位でこの章自体は終わる…








と思っていたのか?次連戦で戦うのは春雪異変でたまに見かけるあいつですw


では次回!!「第9話 幽々子危うし!?西行妖の復活を阻止せよ!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第9話 幽々子危うし!?西行妖の復活を阻止せよ!

何なんだろう…構想だけはホイホイ♂出てくるのにいざ文章に起すとなるとかなり大変(*´・ω・`)=3

玲「すぐにうp出来るだなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ。ふぁーははははwwwwww」


前回のあらすじ!

 

鈴琶の撃ち合いに勝利した玲。

 

しかし、青年によればまだやられてはいないという。

 

一方で魔理沙と咲夜は藍との戦闘が長引くと踏み霊夢を白玉楼に向かわせる。

 

果たして玲vs鈴琶の勝負の行方は!?

 

 

 

 

そして…謎の男性が幻想郷に向かう。

彼は一体何者なのだろうか…

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鈴琶「…何だったんだ…あの光は…」

 

そう言うと鈴琶は頭を抱えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「何か…忘れちゃいけないものが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くそっ!早くあれを復活させて皆を探さないと…」

 

鈴琶は雑念を振り払うように頭を振って西行妖に向かって行こうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「貴方ね。冥界を荒らしてるってやつは」

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「くそったれ…!どいつもこいつも…邪魔ばかりしやがって…」[ギュン!]

 

鈴琶は霊夢の相手をすることを面倒に思ったのかそのまま一気に急降下した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

玲「…!やっぱり来たか!」

幽々子「玲…あの子を止めないであげて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は幽々子の声に耳を疑う。

玲「何故!?」

玲はもちろん反論する。

 

妖夢「そうですよ!あいつをあのまま放っておけば「彼は私たちのしたかった事をしようとしているのよ。今気づいたの。」………まさか。」

 

 

 

 

幽々子「西行妖を満開にしようとしているのよ。」

妖夢「!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「妖夢!動けるなら協力してくれ!あいつはそろそろここに来るはずだ!」

玲が叫ぶ。

しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「……お断りします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それと同時に霊夢の悲鳴と、爆音が空中に響き渡った。

そして…鈴琶が西行妖の手前に降りてきた。

 

 

 

鈴琶「ちぃ…手間取らせやがって…」[パッ]

 

鈴琶は再び手を西行妖に向け力を与え始める。

 

 

 

 

 

 

玲「させるか!!!」[ドンッ]

玲は地を蹴って全力で鈴琶に殴り掛かる。

 

妖夢「…玲さん!?」

 

 

 

玲の渾身の一撃も左手でがっちりと受け止められる。

玲はそれを見越しもう片方の手で殴りつけようとしたがそれも受け止められた。

 

 

玲「……(さっきよりも強い……!)お前、一体何がしたいんだ!!!」

 

玲と鈴琶は組み合う。

凄まじい魔力・気と霊力がぶつかり合い、周囲の岩が浮かび上がる。

 

 

 

[ゴゴゴゴゴ………]

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「……なら教えてやる!」[グイ]

 

鈴琶は組み合った両手を後ろに強く引く。

玲は前につんのめる。

 

[ガッ!]

そして玲は鈴琶の膝蹴りをもろに食らった。

 

 

 

玲「ぐぅ…ぁ……」[ドサッ]

 

 

 

鈴琶は玲が吹き飛ぶ暇すら与えず、首元を掴み上げる。

 

鈴琶「………最初こそ記憶が全く無かった。けど!」

鈴琶は玲を掴んだまま言う。

 

鈴琶「……お前の剣が光った時に少し思い出したんだ。何の意味も無く無様に殺されていった仲間や俺の命の恩人のことをな…!」

鈴琶の首元を掴む力が強くなり、玲は苦しそうに呻く。

 

 

 

 

 

鈴琶「……嫌な事を思い出させやがって…!!!」

彼は目を潤ませながら、玲をタコ殴りする。

 

 

 

そしてしばらくしてそのまま両手で地面に叩きつけた。[ゴッ]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ぅあああぁ!」[ドガッ!]

玲は勢い良く叩きつけられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「……あれを満開にして、

 

 

 

 

 

みんなを生き返らせてやる!」[バッ]

再び霊力を注ぎ込む。

 

玲「…………………………っ!?止せ!」

 

 

玲の叫びも彼には届かない。

 

西行妖は妖力を増していく。

 

鈴琶「いいぞ…手応えが来てる…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「…まさかこんな形で叶うとは思いもよらなかったわ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「こいつさえ復活させればみんな俺のように生き返れるはずだ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「…玲さん、ごめんなさい。いきなり態度を変えてしまって…

私は…幽々子様に従います。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「何でだよ…何で…」

玲は力無く呟く。

 

 

 

 

 

 

 

西行妖のその蕾は8分咲きから満開になろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうは行きませんよ」

 

 

その声とともに鈴琶の頬を一筋のエネルギー波が一閃する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶は素早く西行妖から離れる。

 

鈴琶「誰だ!?」

 

鈴琶の頬から血が流れる。

 

 

 

 

そして。

 

 

 

 

 

魔理沙「魔符{スターダストレヴァリエ}!!!」

 

 

魔理沙から放たれた沢山の星型の魔弾が蕾を襲った。

 

[ドカーン!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その魔弾はかなりの数の蕾を破壊したが、まだ少し残ってしまっていた。

 

 

 

咲夜「全く…無茶するんだから…」

魔理沙の後ろに乗せられた咲夜が呆れた顔で魔理沙を見る。

 

 

 

 

 

 

 

玲「!!!魔理沙!咲夜!

 

……その人は?」

 

 

 

 

玲は藍を背中に背負った1人の男を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「あぁ…そいつは…圧倒的な強さで藍を…何ていうか…元に戻してくれたんだ。

名前は言えないらしいぜ。何でかは知らないけど」

魔理沙は少し嬉しそうに言う。

 

 

 

 

 

玲「そうか…ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「礼には及びませんよ。私はただ、あの方から2度とあのような奴が生まれる事の無い様にとの御命令を受けてやっただけですから。」

その男は微笑んで言った。

 

玲「あの方?あんな奴?」

 

??「貴方は祐様の弟君なのでしょう?そうであれば直に全て解りますよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉は玲を仰天させるには十分過ぎた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「………!あんた…今……」

そう言いかけた時には男は幽々子の背後に周り込んでいた。

 

 

玲「……はっ……速い!?」

 

 

 

 

 

幽々子「魔理沙…咲夜…また邪魔を…うっ」[ドサッ]

 

男は当て身で幽々子を気絶させ、そこに寝かせた。

 

 

 

 

 

 

いきなりのことで妖夢は戸惑ったが直ぐに気付いた。

 

妖夢「!!!貴様!!!」

??「気絶させただけさ。万が一西行妖が復活した時に備えて、ね。

…解ってる。だけど先ずはあの人を止めなければ!」

 

男は片手ずつ玲と妖夢に向ける。

すると、彼等の傷がみるみる間に癒えていった。

 

 

玲「……!なんかよく分からないけど感謝します!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「………玲さん……何故…西行妖は復活させてはいけないのでしょうか…?」

 

 

玲「僕が分かるわけ無いだろ。その人に聞いてくれ。」

 

 

 

??「おや…貴方がご存知ないのですか?西行妖の秘密を……」

 

 

 

 

 

妖夢「…何なんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「西行妖には…西行寺幽々子さんのご遺体が眠って居るのです……それは西行妖が満開になる事で復活し…今の幽々子さんの霊体を探し始める…」

 

 

 

 

玲「……それに幽々子が捕まったらそのままの状態で現世に蘇る訳か…」

 

 

妖夢は絶句していた。この事を今まで知らなかったからであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「復活時に彼女に意識があればすぐさま捕まるでしょう…最も最初に自我を乗っ取る可能性もありますが…

 

とにかく…今は復活を何としても阻止しましょう…

 

…彼の素生は知っています…けれど…ここで終わらせなければ……

 

 

そして万が一…復活した時には……貴方の出番ですよ…玲さん。」

 

 

 

 

 

 

玲「…………とにかくあいつを止めればいいのか。やるぞ、妖夢!」

 

 

 

 

妖夢「……………」[ボー…]

 

 

 

 

 

闘志に燃える玲と、俯いたまま動かない妖夢がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦況…

 

味方陣営:玲(魔装フルパワー)・謎の男・妖夢・魔理沙・咲夜・霊夢

 

 

 

敵陣営:鈴琶(霊装…倍率不明)・???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いやもう何か良く(゜⊿゜)ワカンネ



では次回!「第10話 復活のY!?悪夢の始まり」




妖夢「次回も是非見てって下さいね!!!」



玲「ていうかこないだ主が幻想時空伝の2話出してたな」

鈴琶「そう言えばそうだな」

魔理沙「何で居るのぜ!?」

玲「まいいじゃねぇかwwwwwwへへへっwwwwww」

鈴琶「へへへっwwwwww」

玲「んでそれで主がUA1100超えたって喜んでた」

幽々子「(;-ω-)ウーンやっぱドラゴンボールって偉大なのね…」


玲「まぁ僕らは僕らのやり方でやるだけだよドコドコ┗(^o^)┛ドコドコ┏(^o^)┓」






まぁこんな感じでいつも見てくれてる皆さんほんとにありがとうそしてこれからも宜しくヨロ(・ω・)スク(「・ω・)「













目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第10話 復活のY!? 悪夢の始まり

前回言ってたサブタイトルは次回に回ります(;^ω^)




てかパソコン触りてぇ



勉強疲れ(ry)


前回のあらsノヽ⌒*(゚∀。)*⌒ ノヽウェイwwww

 

玲「復活なんてさせない」

 

妖夢「しょんぼリーです…」

 

幽々子「…(気絶している)」

 

魔理沙「解せぬ」

 

咲夜「解せぬ」

 

藍「解せぬ」

 

霊夢「出オチ感ぱないわね」

 

鈴琶「強靭☆無敵☆最強ォ☆」

 

漢「藍との戦闘シーン全カットなんてサイテー」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

玲は、男によって体力を戻してもらい、再び鈴琶に挑みかかっている。

 

しかし、実力に差がある事は明白だった。

 

 

 

 

玲「……今まで全力じゃなかったのかよ…この野郎……」

 

 

ラッシュを難無く避ける鈴琶に玲は悪態をつく。

 

 

 

 

鈴琶「……失せろ!」[ズアッ!]

鈴琶は霊気を開放し玲を吹き飛ばした。

 

 

 

鈴琶「俺の邪魔をするなぁ!!!」{連爆「霊機関砲」}

鈴琶は片手を突き出し、機関銃よろしく霊力の弾を連射する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ぐっ…くそ…動けない…っ」[ガガガガガガ…]

 

玲は防御一辺倒でなかなか攻めに行けない。

 

それは、玲の戦闘能力向上の為のスペルに原因がある。

 

 

 

 

 

 

 

玲「………今動けば……魔装が………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔装は、自身の魔力を展開させてあらゆる戦闘能力を倍加させる技。

 

 

そのはっきり言ってチート的な能力の裏にデメリットとして、魔装が壊れたりすればたちまち力を喪うことがあった。

 

 

風船を想像して頂ければ分かり易いだろう。

 

 

 

 

 

 

今は気を最大限にまで張り詰めて、防御している状態を解いて突撃などしようものなら、魔装は間違いなく壊れ、最悪死に至る。

 

玲はそれを知っている為、動けない。

 

しかしこのままでもじわじわと体力が削られていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「博麗の巫女を…舐めないでくれる?改符{夢想封印・改}」

 

霊夢の声とともに数十個ほどの霊弾が鈴琶に襲いかかり、命中して爆発を起こした。

 

[ドカーン!!!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それによって玲は弾幕から開放される。

 

玲「霊夢!大丈夫なのか!?」

 

霊夢「ええ。あんなので私がくたばる訳無いでしょう?」

 

玲「……流石……!」[ザッ]

 

玲は片膝をつく。蓄積したダメージ量があまりにも多い為だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「貴方こそ…あれだけの弾幕を食らって倒れてないって…なかなか凄いわよ」

 

玲「…………当たり前だ」

 

 

玲は幻想郷に来る前に戦ったあの黒色の化物を思い出す。

あの時よりは幾分倒しやすい相手であると感じていた。

 

 

 

…それでも今は手も足も出ないが。

 

 

 

 

 

 

 

そうしている内に鈴琶は煙の中から現れる。

鈴琶「……くそっ………!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「あいつ……まだまだ余力を残してるな…2人でかかっても微妙だな正直…」

 

霊夢「…でも…妖夢さえ動いてくれれば………って思ってるでしょ?」

 

 

 

 

 

玲「あぁ。(妖夢…どうして動いてくれないんだ……!!!幽々子が危ないっていうのに………)」

そんな感情を胸に、玲は霊夢と共に鈴琶に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

魔理沙「なぁ、こんなので大丈夫か?」

男「…満開にさえさせなければ大丈夫だったはず。だからこれでいいんだ。」

 

 

魔理沙と男は蕾を片っ端から墜していく。

 

咲夜は先程の闘いでかなりのダメージを負ったため休んでいる。

 

藍と幽々子は並んで寝かされている。

 

 

 

魔理沙「あんた…一体何者なんだ?藍を一撃で倒して…さっきの話からして玲の事を知っているし…それになんであいつにだけ敬語なんだ?」

 

 

 

男「………またおいおい話すよ。今は話すべき時じゃない」

 

魔理沙「ったく…つれない奴だぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男「(玲君…期待しています。祐様が貴方に渡したあの力に目覚める時を…!もう本当に私の手にも負えなくなりましたからね…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、真っ黒な光が辺りを覆った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私を起こすのは誰?

 

 

 

 

 

 

なんで私の身体があそこにあるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして死ななきゃいけなかったの?

 

 

 

 

 

 

 

 

分からない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分からない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから私は私を取り戻す

 

 

 

 

 

 

 

 

そしたらまたあの日々に戻れるかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の事態に突入する。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[ボァァァァァ…………]

玲「!?」

 

玲はその寒気のする気に振り向く。

 

 

 

そこには、真っ黒な人…いや…子供……いや………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西行寺幽々子がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「…………玲?」

 

 

 

玲は冷汗を流していた。

 

 

霊夢「………玲!!!」

 

 

玲「!ごめん…」

 

霊夢「一体どういう事!?なんで?魔理沙達が蕾を片っ端から落としてたじゃない!!!」

 

 

霊夢は真っ青になって叫ぶ。

 

 

 

 

 

鈴琶「………!」

 

 

 

 

張本人の鈴琶ですら、真っ青な顔で攻撃を止めてしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それほど迄に、あの少女は恐ろしく見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

男「やはり……膨大な霊力を注がれたのが不味かった…」

 

魔理沙「おい!なんか西行妖から真っ黒いのがでてきたぞ!あれって……!」

 

 

 

 

 

男「……もう1人の西行寺幽々子。恐らく自害する前のだ。」

 

 

 

 

 

魔理沙は激しく動揺した。彼女から溢れる邪気に…

 

 

 

 

 

魔理沙「……足が……動かない……!!!」

 

恐怖で足がすくんでしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男「……だがスペルくらいなら撃てる筈だ。絶対に彼女を幽々子本体に触れさせるな!」

 

 

 

魔理沙「……わ…わかったのぜ!」

 

 

男は2丁の拳銃を。

 

 

魔理沙は全身に伝わって来る恐怖を必死で堪えながら八卦炉を構えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男「玲さん!!!霊夢!そいつは後です!まず幽々子本体に彼女が近づかない様にして下さい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はその声に首を縦に振って答えた。声を出す気力は無かった。

 

だって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その少女はかつて戦ったあの小型の化物と酷似していたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、彼の持つ短剣は彼の思いとは正反対に激しく輝き始めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「………また光ってる…」

妖夢はちらりと玲を見て呟いた。

 

しかし依然として動かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もう疲れたよパトラッシュ…


男の設定どーしよ…

勉強いやや…(殴)


妖夢「次回![第11話 とある主の憂鬱]」

玲「違う」






次回…_:( _ ́ω`):_

「第11話 最悪の鬼ごっこ!?迫り来るもう一人の幽々子」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第11話 最悪の鬼ごっこ!?迫り来るもう一人の幽々子

はぁ!?明日模試でその次学校とかHU☆ZA☆KE☆N☆NA

書く時間も無ければ編集する時間もねぇやん





もうダメだ…おしまいだぁ…

















という訳でみんな!オラに元気を(ry)


飛来「本編行きますよ」


前回のぉ!!!あらすじぃ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一人の幽々子「なんか復活しちゃった♡」

玲「この人怖い」

鈴琶「激しく同意」

霊夢「あんたが言うなしw」

♂「これはもう私の手にも負えn…てか扱い酷k」

妖夢「…私は一体どうすれば…」

♂「ハァ☆」

咲夜「ハァ☆」

藍「ハァ☆(ガチのようだ)」

紫「まるでトランクスのバーゲンセールね…」

 

 

 

 

※いつもふざけててごめんね☆伝説の超イケメンな作者より

 

玲「まじうぜぇですじゃwwwwww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

~???~

謎の女「これは都合の良い事ねぇ。まさか私達が手を加えたわけでもないのにあんなのが出てくるなんて。」

 

 

謎の覆面男「それでは…今のうちに私はあの[吸血鬼]の方に向かいます。」

 

 

謎の女「宜しく頼んだわよ。

フランドールはかなりの悲しみを持ってる。堕とせれば[あの破壊神]を連れてこれるかもしれないからね」

 

 

 

謎の覆面男「勿論理解しております」

 

 

覆面の男は恭しく頭を下げる。

 

謎の女「あともう少ししたら妖狐とかも向こうから帰って来るわ。だからそれまで粘っといて頂戴」

 

謎の覆面男「はっ。」

 

 

 

 

 

そう言うと男は煙に包まれて消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎の女「…あんた達兄弟を皆殺しにするまでは、私の復讐は終わらない。

 

弟の方は幻想郷に逃げられたようだけど、破壊神を呼ぶ事が出来る手段が存在している以上私が手を下すまでもない。

 

兄の方も今私を倒そうとしてる。…死者のくせにね…

 

 

でも破壊神さえ呼べれば勝ったも同然。

 

 

だってもうこの世界に光の戦士はいないはずなのだから。

 

 

どちらが勝つか、勝負しましょう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女は水晶を撫でる。

その中には一人の少女が入っていた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

~白玉楼~

 

魔理沙「…まるでスペルが効いてない…」

 

魔理沙は気を奮い立たせなんとか幽々子を箒に乗せ黒い幽々子から逃げる。

 

男や霊夢・玲が攻撃しているが殆ど効いていないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男「玲さん!闇雲に撃っても意味が無さそうです!一気に消し飛ばしましょう!」

 

玲「…解りました!では1分時間を稼いで下さい!霊夢も!」

 

 

 

 

その言葉に霊夢は苦い顔をする。

霊夢「…冗談よね…あいつ…まだ攻撃はしてこないけど…もし仕掛けてきたら…」

 

玲「…その時はその時だ!早く!」

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、黒い幽々子が片手を魔理沙の方に向けエネルギー波を放った。

 

魔理沙「!っ……!(こいつ…遂に…)」

 

魔理沙は直ぐに躱す。

 

 

見ると、箒の後部が焼け焦げていた。

 

幸い幽々子本体には何も無く、魔理沙は安堵した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わたしのからだをかえして」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…その安堵もつかの間、遂に黒い幽々子が魔理沙目掛け飛びかかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「っ!!!ブレイジングスター!!!」

 

幽々子を乗せて体勢が整っていなかった状態だったが、予想以上のスピードで飛んで来たため思わずスペルを発動させスピードを上げて逃げる。

 

[ギューン!!!]

 

 

 

 

 

 

魔理沙「………まじかよ…………!!!」

 

{彗符 ブレイジングスター}は魔力で自身のスピードを大幅に上げるスペル。

 

 

 

 

 

しかし魔理沙が気づいた時にはエネルギー弾を至近距離で放たれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

然しながら魔理沙はある意味チャンスと踏んだ。

 

何故なら………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「これならどうだ!魔符{ファイナルスパーク}!!!」[ズンッ]

 

後ろに八卦炉を向け自身のラストスペル…ファイナルスパークを放つ。

 

 

 

 

魔理沙は、猛スピードで追尾する黒幽々子では突然の回避は出来ないだろうと考えていた。

 

幻想郷内でも一二を争う実力者のラストスペルに黒い幽々子はなす術もなく呑み込まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファイナルスパークの威力で自然箒のスピードは上がり、魔理沙は箒から落下する。

 

 

 

 

 

しかし霊夢が魔理沙の首根っこを掴んで落下を防いだ。

 

魔理沙は箒無しでは飛べないのだ。

 

 

 

箒はコントロールを失いそのまま何処かへ落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子本体も男によって救出された。

 

 

 

魔理沙はそれを見てため息をつく。

 

 

 

 

 

黒い幽々子は魔理沙のファイナルスパークを食らい、その場所からは濛濛と煙が立ち込めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は一連の流れを見て同じくため息を吐いた。彼は魔力及び気力を溜めているのだ。

 

 

 

 

玲「あと…30秒……みんな………頼むぞ……………」

玲はそう言って、呆然と立ち尽くしたままの妖夢を軽く睨んだ。

 

 

 

 

玲「…妖夢……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナンデジャマスルノ」

 

 

 

 

 

 

 

その声が聞こえた時には黒い幽々子は男の正面に立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬のことだった。皆驚きのあまり動けなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い幽々子は本体の幽々子に触れようとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[パーン!]

 

 

 

その時。その触れようとした手は銃声が響き渡ると同時に吹き飛んでいた。

 

 

 

 

 

 

その手は少し離れていた咲夜の元に落ちる。

 

 

 

咲夜「……っ!」

思わず目を逸らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い幽々子は自分の右手が吹き飛んだ事に驚いたようで男を凝視する。

 

 

男「………源 飛来(みなもと ひらい)をあまり舐めないで貰いたいな…」

 

そう言い放つと2丁拳銃で滅多撃ちにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い幽々子の体に多くの穴が空いていく。

 

 

 

幾ら血も出さないとはいえ凄惨な光景に玲と鈴琶を除く全員が目を逸らす。

 

 

 

 

 

「あぁ………あぁ…………」

全身を蜂の巣にされた黒い幽々子は悲しそうな声を上げて崩れ落ちる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その隙に飛来は玲の元に駆け寄る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「玲さん!そろそろ1分です!!!」

 

 

玲「…………………………わかった!!!」

 

 

 

玲が片手をかざすと巨大なエネルギー弾が生成された。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…………あれなら俺くらい倒せるじゃないか……あの野郎も嘘ついてやがったな……」

鈴琶は苦笑いする。

 

そして。

 

 

鈴琶「…………あの黒い奴が俺を生き返らせたのか……?そんな筈は……もしそうだとしたら………俺は………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かえして………かえしてよ…………」

 

黒い幽々子はゆらりと立ち上がる。

その体はすっかり元通りになっていた。

 

 

 

飛来「………やはり……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲も何か思う事があった。

 

 

玲「(………!!!!!!)」

 

 

似ていた。

 

 

兄を死に追いやったあの化け物と。

 

 

 

何度も何度も復活する能力によって兄弟ともにスタミナ切れに追い込まれ倒されたのだ。

 

 

 

 

玲は知らず知らずの内に怒りを募らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「死ねこの糞野郎っ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言うと玲はエネルギー弾をぶん投げ、そのまま黒い幽々子に突進する。

 

 

 

 

 

 

エネルギー弾は黒い幽々子に命中した。

そこから濛濛と立ち込める煙に玲は両手を構えこう叫んだ。

 

 

玲「超符{ファイナルフラッシュ}」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

[ズドオオオオオオオン!!!!!!!!]

 

 

 

?「ふふふ、やってるやってる。頑張れよ玲…」

 

そう言ってティーカップを片手に微笑む1人の青年がいた。




僕あんまりマイナスな発言すること少ないんですけどねぇ………


あのね…………












11話も書いてて感想1こだけってどうよ!!!





ていう訳だDON☆DON☆感想しろ(命令)
主の気力は感想とか評価で超アップするからな

このままだとmaimaiしてくr

紫「次回![第12話 悲しき幽々子の過去!玲よ幽々子を救え]

次回も楽しみにしててほしいわ。」













俺氏「ハァ☆」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第12話 悲しき幽々子の過去!玲よ幽々子を救え

タイトルの前をちょっと弄りました。




最近暑いですね(そんなこと知るか)










前回のラブライブ!

ピッコロさん「何を寝言言ってる!魔貫光殺砲ぉぉぉぉぅぅぅぅ!!!!!」

 

主「止めてくださぁい!!!花陽ちゃんがぁぁぁ!花陽ちゃんそのものがぁぁぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

_人人人人人人人人人人人人人人_

 

突然のファイナルフラッシュ

 

 ̄^Y^Y^Y^^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 

 

 

王子「くそったれーっ!!!」

 

 

 

 

※主の為にも前回のあらすじはちゃんと前話を読んで下せえ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「西行妖」

 

白玉楼の庭に植えられている大きな桜。

何度春が来ても咲かない桜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子は少し前…古い書物からこの桜の木の下に何かが封印されている事、西行妖が咲かないのはその封印のせいである事を知った。

 

 

幽々子は自身の興味本位で、幻想郷中の春……所謂霊力や妖力といった類の力を集めて来れば(無理やり)西行妖を咲かせて「何者か」を復活させる事が出来るのではないかと考え、実行に移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遥か昔、まだ幽々子が生きている人間であった頃、彼女の父親は有名な歌人であった。

 

 

名前はよく分かっていなかった。

 

 

 

 

 

 

彼は桜をこよなく愛していた。彼はある日無実の罪に問われてしまう。

 

彼は死ぬときは立派な桜の木の下で死にたいと考え、その望みどおりに立派な桜の下で生涯を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、彼を慕っていた多くの者がそれに続くようにその桜の下で死んでいった。

 

 

その桜は人の精気を吸って妖怪となってしまい、咲く度に自ら人を死に誘うようになってしまった。

 

 

 

 

 


この桜の木の下で死んだ歌人の娘であった西行寺幽々子は元々「死霊を操る程度の能力」を持っていたが、この影響から「死を操る程度の能力」を持ってしまう。

 

 

 

そして桜の木と同じく人を死に誘うだけの存在となってしまった。

 

 

 

 

 

幽々子は父が愛した桜が人を誘い殺すだけの妖怪になってしまっていること、自身も同じ人を殺すだけの存在になってしまっていることを嘆いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い詰めた彼女は、その桜が満開の時に桜の下で自害した。

 

 

享年17歳であった。

 

 


その力がある限り転生しても同じ苦しみを味わい続けるだろうと考えられた結果、幽々子の体を鍵として桜の木に封印を施す。これにより西行妖が咲いて人を殺す事は無くなり、幽々子が転生する事も無くなった。


 

 

 

 

 

奇しくも飛来は封印を施した人物を知っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来は現時点の状況を確認する。

 

 

 

鈴琶…………恐らく西行妖の妖力で復活した………によって西行妖は満開になった。

言い伝えでは封印が解ければ幽々子の死体が解き放たれ、幽々子を亡霊のままでいさせている力も失われる…とされていた。

 

それはつまり、幽々子自身が消滅してしまう事を意味する。


 

 

 

 

 

しかし彼の上司はそれが間違いである事を見抜いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に彼女は自ら進んで自害したのだろうか?

 

 

 

 

 

 

本人はもっと生きたかったのではないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今戦っている黒い幽々子は彼女の「生きたかったと願っていた」もう一つの人格である。

尚…幽霊の方の幽々子よりも黒い幽々子の方が強い。

パワーの大半を持って行ってしまったからだろう。

 

 

 

 

 

 

幽々子が気絶したままである理由。それは[もう一人の幽々子]が目覚めているから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の上司はこうとも言っていた。

 

二つの人格が合わさったとき、その時こそ幽々子は消滅する。

 

 

しかし黒い幽々子は負で覆い尽くされている。

だから生半可な攻撃は通じない。

 

 

 

 

 

 

 

更に言えば黒い幽々子は幽霊の為死ぬと云う概念が存在しない。

 

 

残された手段は、

 

 

・再度封印

・成仏させる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来は、封印はもう無理だと踏んだ。

黒い幽々子は封印時よりも力を増していて、もう一度…となればそれは至難の業だろう。

 

 

 

 

もう一つ…成仏させるのは難しかった。

 

 

只でさえ抑え込む事が難しい今の状況……

 

 

 

 

 

 

 

さらに、成仏させるのであれば双方の幽々子の消滅は免れず、後の事を考えても決して良いとは言えない。

幽々子は冥界の管理人。下手に成仏などさせれば冥界の秩序が乱れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではもう他に手段は無いのか。

 

 

 

 

 

 

否。まだ手はある。

 

 

 

 

 

 

 

・光の力を用い、黒い幽々子と幽々子を[切り離した]上で消滅させる

 

 

 

 

 

 

 

これが飛来が最初から考えている解決策だ。

 

 

 

 

 

 

しかし……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

玲「ぐ………っ…………………この……………………………化け物が……」

 

 

 

 

 

 

限界を超えたスペルを黒い幽々子はもろに喰らった筈…だった。しかし。

 

 

 

黒幽々子「じゃましないで… じゃましないで」

 

 

 

 

 

黒い幽々子はスペルによって出来たクレーターから平然と現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「!?」[フッ]

 

 

魔装が遂に解け、玲はへたりこんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒幽々子「わたしのからだ…もうそこ…」

 

 

ゆっくり…ゆっくりと近づく。

 

 

 

 

魔理沙「あんなの……勝てっこない……終わりだぜ………」

 

 

 

 

 

 

霊夢「……………怖い…………………」

 

 

 

 

 

 

咲夜「……………(この異様な気…どこか妹様に…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…俺の………せいだ………あの時何も知らずに力を込めたから………俺の勘違いで………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんな動けなくなった。

 

 

 

 

 

 

ただ1人を残して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「幽々子様……………ちょっと………痛いですけど……………」[カチャ]

 

 

 

[ダッ!!!]

 

 

妖夢は黒い幽々子に斬りかかる。

 

 

しかしその刃は届かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢は刀背打ちをしたからである。

当然効く筈も無かった。

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「………うぅ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

妖夢は黒幽々子に吹き飛ばされ、倒れている玲の隣に落ちた。

 

 

玲「……妖夢!?」

 

妖夢の左腹には少し大きめの穴が空いていた。

 

血が出ていた。

 

 

 

 

 

妖夢「…………………………ごめん、なさい…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かってる。

 

 

 

幽々子は守るべきもので。

 

 

黒い幽々子は、倒さなければいけないものなんだ。

 

 

 

 

でもこいつだって出てきたくて来たわけじゃない。

 

 

 

死にたくて死んだわけでもないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

けど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全力が出せない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の甘さが…皆を………妖夢を…………………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこの際何だっていい!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

力が欲しい

 

 

力が欲しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モウナンダカヨクワカラナイヤ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

[ピシャッ!]

 

 

 

 

玲「ウガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!」[シュウウウウウウ…]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

稲妻とともに、玲は変身する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「…………なんだ………あんなの見た事ない………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その目は白目を剥き、全身から黄金のオーラを纏う。

短剣は激しく光っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢が気付くと、左腹の傷は綺麗に消えていた。

 

 

 

 

 

妖夢「…玲…さん………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖なる狂戦士が、そこにはいた。

 

 

 

 

 




やっと……やっと玲君を物語の主軸を担う変身をさせることが出来た……!


まぁ大体2〜3話あればこの章は終われると思います(`・∀・´)

次回!「第13話 狂戦士VS亡霊姫!勝負の行方は!?」















感想とかお気に入りとか欲しい(白目)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第13話 狂戦士VS亡霊姫!勝負の行方は!?

もうなんか色々疲れました()


前回のあらすじ!

 

玲限界突破

無傷でございます(ェェェェ)

妖夢が戦う

覚醒?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑すぎわろえんwwwwww

 

あと感想かお気に入りかどっちかでも良いからください!萎えそう()

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

〜???〜

 

?「あちゃー…あの変身………………

 

失敗か。まだあいつには感情を制御出来ないみたいだな…

 

 

あの力は優しさで満たされないと真の実力を引き出せないんだ…………

 

 

 

 

 

 

 

それが難しいのは知ってるけど…」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

〜??〜

 

謎の女「…………!この独特の気!まさか…………

 

いや…………でも少し違う………けどあいつにとってはかなりの脅威となりうるかしらね………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………新城 祐め!!!

 

 

 

……どんな力を持とうが必ず………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺してやる」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はゆらりと立ち上がる。

 

そして、おもむろに人差し指を掲げた。

 

 

妖夢「?」

 

 

 

黒い幽々子もじっと玲の様子を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[グァーン!!!!!!!!!!]

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一同は驚愕した。

 

 

 

 

 

たった、人差し指を掲げただけで………………

 

 

 

 

 

 

 

黒い幽々子の前方およそ半径20m強にわたって更地を形成し……

 

 

 

 

 

 

さらに余波だけで白玉楼をほぼ半壊させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確実に威力はさっきのスペルを凌駕している。

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「…………………!」

 

 

妖夢が何か言おうとした時には玲は黒い幽々子に飛びかかっていた。

 

 

 

 

 

 

玲「ギャァァァァァァッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

黒い幽々子に飛びかかろうとする玲は全身が激しく光っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[カッ]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、冥界を凄まじい閃光が覆った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「…………ううん………あれ!?…みんな!?」

 

 

幽々子は目を覚ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと前を見ると、真っ黒い幽々子そっくりの………幽々子そのものが光に覆われて眠っていた。

 

端正ではあるが、辛そうな顔をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その直ぐそこには玲が立っていた。

 

 

 

 

 

 

何とも言えないような、厳しい顔をして黒い幽々子を見つめていた。

 

 

玲「ごめんな………」

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「……………?」

 

 

 

 

 

玲は幽々子を見てふっと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

そして、糸が切れた様に地面に倒れ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子は玲に駆け寄った。

 

 

その時、2人の気配を感じたが、直ぐに消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

飛来「……流石です。私も…強くならなければ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……とりあえず任務完了…さてさて……これからどうするかな………」

 

飛来は冥界を出て幻想郷の三途の川へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

〜少年飛行中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三途の川の通し人の小野塚小町は川沿いで寝転んでいた。

 

 

 

ふと向こうから飛んで来る一人の青年に気が付く。

 

小町「……ん…?あれって……あっ!!!こんなとこ見せられない!!!」

 

 

 

 

 

言うが早いかガバッと起き上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのうち飛来が小町の近くに降りてきた。

 

 

 

 

飛来「(こいつまた寝てたな…)小町、ちょっと伝言をいいか?」

 

小町「(良かった…)あぁ!勿論。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

鈴琶「………………………。」

 

 

 

鈴琶は冥界から出て行こうとした。

 

 

 

すると幽々子が光に包まれた黒い幽々子を眺めつつ声を掛ける。

 

 

幽々子「…………貴方も、私も同じか。

 

 

………折角戻った命、大事にしなさいね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶はそれを聞いて半泣きの顔を隠しつつこう言う。

 

鈴琶「悪い事をしたな…」

 

 

 

 

 

そして冥界の空に向かって飛んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冥界は再び静けさを取り戻した。

 

 

 

〜第1章 完〜




あっけなく終わり更に短い!

意外ッ!それはモチベの低さ!






てな訳で第1章終わりましたw

次回から日常編を書くつもりです!!!



で!!!







原作改変となってしまうのですが……

・緋想天(天子・衣玖)
・永夜紗(永遠亭の皆さん)
・花映塚(主に風見幽香)


いずれかの後に紅魔郷のEXを書こうと思っています!!!







コメント下さい!!!

コメントお願いします!!!


何でもしますから!!!


次回「第14話 それぞれの後日談、そして」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第1章の考察└(՞ةڼ◔)」

ヌベジョンwwwンヒーヒヒヒwwwwww

(テキトーにまとめてみました。どうぞゆっくりご覧ください







あと感想くれ)


戦闘数値(序章〜第1章)&考察

 

 

 

新城 玲 …初期値 120 →360(対妖夢、魔装3倍)→600(対鈴琶、魔装5倍)

 

→960(対鈴琶、魔装8倍:実質フルパワー)→1200(対鈴琶、スペル:シャインブラスター)

 

→70(スペル発動後の疲労)→1000(飛来による回復後の魔装:フルパワー)

 

→2000(フルチャージエネルギー弾)→3000+(限界突破スペル:ファイナルフラッシュ)

 

→40(スペル発動後)→4000++(覚醒?)→12000++(自爆?)

 

→250(第1章最終段階のデフォルト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに数値の横に書いてある+は付与効果ありという意味です

 

 

 

玲は限界突破スペル発動時には徐々に明輝の力を引き出しつつあった。

 

不完全ながら覚醒を果たす。

 

多分完全になれば…

 

 

 

 

 

この章で5桁台を叩き出した唯一のキャラかつインフレの戦犯

 

 

 

変身倍率は限界突破スペル発動後のパワーダウン状態の100倍

 

 

自爆?時はその3倍

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

魂魄 妖夢…初期値 100→200(対玲、スペル発動)

 

第1章最終段階のデフォルト…105(推定最大値…810:ラストスペル)

 

第二次冥界異変においては殆ど戦っていなかった為。

 

 

 

 

メインヒロインとして活躍するのはこれからです☆()

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

西行寺 幽々子…推定初期値 400 推定最大値 940:ラストスペル

 

 

こんなもの。作中で黒い幽々子がパワーの大半を持って行ったと書きました。

生前はどれほど強かったのでしょう…

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

博麗 霊夢 …初期値 400→650(対藍、夢想封印)→890(対鈴琶、夢想封印・改)

 

推定最大値…1430(ラストスペル)

 

 

さてさて、東方二次創作のストーリーにおいて殆どの場合メインヒロインの座にいる彼女ですが…

 

 

 

これから展開を広げて行きます!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

霧雨 魔理沙 初期値 300→500(対藍、マスタースパーク)

 

→1300(対黒幽々子、ラストスペル:ファイナルスパーク)

 

 

強さは幻想万華鏡をベースにしているため、妖夢よりは高いです。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

十六夜 咲夜 初期値 360→450(対藍、殺人ドール)

 

推定最大値 700+(能力使用、ラストスペル)

 

巷でたまに咲夜>妖夢というものを見かけますが僕は妖夢が上だと確信してます()

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

八雲 藍 初期値 390+(負の力) 推定最大値 690+

 

この人は決して高くありません。しかしこの章内では一番不遇だと思います()

 

あァァァんまりだァァアァ

 

 

 

 

飛来の銃でやられます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

八雲 紫 初期値 ??? 推定最大値 ????

 

状況は違えど東方キャラ中最大の戦闘能力を誇る。

 

 

 

だが覚醒した玲よりは弱い。またこの人の話も書きます()

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

源 飛来 初期値 870 推定最大値 1500+

 

オリキャラ。正体知ってる人はいるかな?

 

何気に強い。おそらく第2章でも絡んでくる。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

鈴琶 初期値 560→940(対玲、スペル発動)→1200(対玲、スペル発動)

 

 

 

推定最大値 2000(ラストスペル)

 

そんなに変動が少ないキャラ。一応この章のキーパーソンなのに…

 

 

 

作中にも書いたように、彼は春雪異変の時に西行妖によって(膨大な妖力のせい?)復活。

 

彼を復活させたのは西行妖ではなかった。

 

しかし彼は西行妖を復活させ妖力を爆発的に引き出せば仲間を生き返らせることが出来ると勘違いした。

 

彼の言っていた言い伝えとは、幽々子と西行妖はセットだという事です。

だから、黒い幽々子を見た時に言葉を失っていました。

 

 

 

 

中身はいい人だと思います()

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

黒い幽々子 初期値 3000++

 

推定最大値 6000++

 

 

ラスボス。登場期間こそ短いものの、初見で飛来に「手に負えない」と言わしめ、鈴琶の戦意を喪失させました。

 

 

 

圧倒的なスピードと再生能力で全員を苦しめた。

 

魔理沙のラストスペル・玲のフルチャージ弾と限界突破スペルを諸に受けても平然としていた。

 

 

 

 

 

 

しかし変身した玲の自爆によって幽々子と存在を切り離された。

 

現在は元の場所に戻されている。

 

 

 

 

幽々子も少しは気づいていた可能性も。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

謎の女 初期値 ????? 推定最大値 ????????

 

実力未知数。破壊神を呼び出すために部下らしき男にフランドール・スカーレットを手中に治めるように命じる。

 

他の部下に「妖狐」という部下がいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この全話通しての黒幕にする(つもり)

 

 

 

 

 

 




前話の最後にアンケートがありますが、あれはTwitterの方で言って下さっても構いません!!!

今週待って決めます!







何も来ないなんてことがありませんように…(切実)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第14話 それぞれの後日談、そして…

うぃ〜ーーーーーーっすウェ━━━(0w0)━━━イ!!

お久しぶりです(๑•̀ㅁ•́ฅ✧


因みに、次にやるのは日常編兼ねた永遠亭編です!

その他は僕の気まぐれっていうことで()











あと!!!僕のチャンネルでこの小説を物語化したいと思います!!!( ̄∇ ̄ノノ"パチパチパチ!!

あ、別にどうでもいいのは知ってます!言っておくだけです()


〜前回のあらすじ……要らなくね多分〜

 

 

玲「気持ちは分かるが頑張ってくれ」

謎の女「出演前に打ち切りとか絶対嫌よ」

鈴琶「メタの極みだな」

 

 

コメントはいつでも待ってるからね()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黒い幽々子との戦いから2日〜

 

 

妖夢「…先日は有難うございました。そして…ごめんなさい。」

 

玲「もういいよ。終わった事なんだから…」

 

 

玲は布団の上に座ったまま言った。

彼は、他がその後すぐに起きたのに対し2日も眠っていたからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢は拳を握り締めて、絞り出すように言った。

 

妖夢「……どうしていいか分からなかった…」

 

 

玲「……ん…」

 

 

 

 

 

風が吹いて、西行妖の葉を揺らす。

 

静まり返るこの室内に時折啜り上げるような音が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

玲「…確かにあの時積極的に動いてくれなかったことにちょっと腹を立てたよ。

けど…最終的に勇敢に向かって行ってくれた。それに…」

 

 

妖夢「…?」

 

 

 

 

 

玲「幽々子の事を大事に思っていたからこそ最後の最後まで決心がつかなかったんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢「…ふふ…私は従者失格ですね。

幽々子様を護る者として知っておくべきだった事を知らないまま、あまつさえ幽々子様の為を思って取った行動が、本当に幽々子様を守ろうとした皆さんの足を引っ張ったこと。それに…最後の最後まで貴方に頼りっきりだったこと。」

 

 

 

玲「………ん?まるで僕が止めをさしたような言い方だけど…」

 

 

妖夢「…無理もないかもしれません、あの時の玲さんは少し違った。何処が違うのかはよく分からないですが…

 

 

 

玲さん、私はここを出て修行を積みます。

 

貴方は何も守れなくなんてない。むしろそれは私の方です。

私は…もっともっと強くなって帰ってきます。

 

だから…幽々子様を頼みますよ。」

 

 

 

妖夢はすっくと立ち上がる。

 

玲は視線をそのままに言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…それは僕がお前に言ったことじゃないか?」

 

妖夢「!」

 

 

 

立ち上がった妖夢が動きを止めた。

 

 

 

玲「確か三日前だ。言わなかったか?僕には守りたかった人がいたって…」

 

妖夢「………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……妖夢の守りたい人って何だ?」

玲は一呼吸おいて言った。

 

 

 

 

 

妖夢はそれを聞いて、(顔を真っ赤にして)黙り込んだ。

 

 

玲は続ける。

 

玲「………勿論幽々子だろうな。

 

 

 

これも言った筈だ。僕は状況はどうあれ[守れなかった]。

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢の場合はどうだ?結果的には[守れた]だろ?

それでいいじゃないか。

 

 

 

物事を考える時はまず事実だけ見るんだ。

中身を考えるにはその次でいい。

 

僕みたいに気負って生きていく必要なんざない。

訳の分からない力に翻弄される必要なんざない。

 

今お前の守りたいものの為に生きればいいのさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢はそれを最後まで聞き終わるなり再び座り込んだ。

 

 

 

妖夢「でも…………私は強くなりたい。貴方の足でまといにはもうなりたくないです。」

 

玲「なら僕がその手助けをしよう。

この間はちょっと落ち着かなくってな…

お詫びと言っちゃなんだけど、お前にぴったりのスペルを教えてやる。」

 

玲はフッと微笑んだ。

 

 

妖夢「……やるからにはしっかりやって下さいよ?」

 

妖夢は苦笑いしながらもそう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

玲「おう。

 

 

 

…………懐かしいなぁ…懐かしいよ………!」

 

玲は震える様な声で言った。

 

 

 

妖夢「…?」

 

何かを感じた妖夢は玲の顔を覗き込む。

 

玲「…なんでもない。なんでもないよ。なんでもないんだ。」

 

 

そう言って玲は目元を強引に拭う。

 

 

妖夢が玲の言葉の意味を知ることになるのはかなり先のこととなった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

幻想郷の住人はいつも通り暮らしている。

 

霊夢も魔理沙もみんな、割と普通に過ごしていた。

 

別段影響はない。

 

 

〜博麗神社〜

霊夢「………あんたもだったのね。そして………そいつも。」

 

魔理沙「あぁ。気付いたら自分の家に戻ってたんだ。結局私にはあの後が把握出来てないのぜ。」

 

 

 

博麗神社には、霊夢と魔理沙、そして鈴琶がいた。

 

 

霊夢「…あんた、あの後二人がどうなったか知らない?こんなこと聞くのも変な気がするけど」

 

鈴琶はゆっくりと答える。

鈴琶「…玲が勝った。」

 

 

霊夢「……ふぅん…」

 

魔理沙「…結局こいつは勘違いしてたんだ。根はいい奴だぜ」

 

 

鈴琶「なっ…/」

 

 

 

そう言っている内に霊夢は縁側に向かって歩く。

 

霊夢「………まぁ何はともあれ、無事に異変が解決した訳ね!魔理沙、あれやるわよ!」

 

魔理沙はすぐに理解した。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれである。

 

異変が解決した後のあれである。

 

鈴琶「…一体何なんだよ」

鈴琶は普通に分からないといった様子で言う。

 

 

それに魔理沙は笑って答える。

 

 

 

魔理沙「異変解決を祝って皆で宴会をするんだ。敵味方関係無く、な!

 

幻想郷にはそういう素敵な風習があるんだぜ!」

 

 

 

霊夢「素敵かどうかはさておき、早速皆を呼びましょ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜紅魔館〜

咲夜「うぅん……?ここは……!」

 

??「よく戻って来たね。十六夜咲夜。」

 

咲夜「……………何故此処にいる!?そして…何故私の名を!?」

 

??「まぁそう邪険にすんなよ。

 

 

 

 

 

 

 

一応ここの主人には許可貰ってるんだ。な?

レミリア・スカーレット。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新たな異変が起ころうとしていた。




あ〜、ちょっと短くなっちゃいました…

あと話的に次回から日常編書きます!!!





では次回!「第15話 大波乱の宴会」

ゆっくり待って行ってね!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

閑章
第15話 大波乱(というかカオスな)宴会


初めて日常パート入るお

だれか僕にモチベをください。僕は褒められて伸びる系イケメンッ☆男子なんで☆

っていうからいつまで経っても女性が寄り付かないんだよね(¬¸¬)ボソ




文化祭?あぁ、楽しかったよ(遠い目)


〜前回のラブライブ!サンシャイン!!〜

 

ベジータさん「俺のギャリック砲は絶対に食い止められんどーっ!!!」

 

クズロット「へへへへwwwwww」

 

マミさん「ティロ・フィナーレ!」

 

ブロッコリー「ロリカワイイ!!!フフフッ☆」

 

パラガス「ロリーな息子です☆何なりと(ry)」

 

ココア「辛いことがあったら(ry)」

 

パンツ「ハァ☆」

 

 

??「ナニイテンダ! ナズェミデルンディス!!ウソダドンドコドーン!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ちっとは進歩しろよ」

 

 

 

 

 

〜前回のあらすじ〜

 

 

宴会の予感。そして…新たな異変の予感。

 

はてさてこの先どうなりますことやら

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶と玲、妖夢は白玉楼で対峙した。

 

玲「…なんだ?」

 

 

 

しばらく間が空いて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「今日博麗神社で宴会やるらしいぞ」

 

玲「……それでお前は僕達を呼びに来た訳か」

 

鈴琶「そうだが?」

 

妖夢「…………貴方…と?」

 

玲「僕なら別に良いんだけど…こいつはそんな悪い奴じゃ無さそうだし」

 

鈴琶「……………。まぁ文句があるなら霊夢と魔理沙、特に魔理沙に言ってくれ。俺は単に伝えに来ただけだ」

 

そう言って鈴琶は帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ふーん………なんかあったのかな?あいつ…すっごく穏やかになった気がする」

 

 

 

 

妖夢「そうみたいですね。あの異変の元凶とは思えないくらいに…

 

 

 

 

 

あれ…?魔理沙って言った時にほっぺたが赤くなってたように感じたのって、ひょっとして私だけなんでしょうか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……やっぱりそうか…人は大事なものが出来ると変わるんだよ。

……いい友達になれそうだ」

 

 

 

 

 

妖夢「………。玲さんは…ここに来て何か変わりましたか?」

 

玲「そうだな、少し変わった。ほんの少しだけ。」

玲は複雑な表情でそう言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「ささ!早く霊夢のところに行こう!幽々子にも伝えなきゃ!」

 

玲は白玉楼に向かって駆けていく。

 

 

その後ろ姿を妖夢は寂しそうに見つめていた。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜しばらくして、博麗神社〜

 

 

既に日は沈みかけていた。

博麗神社から見る夕日は、まさに幻想とも言える程に綺麗である。

 

 

 

博麗神社には多くの人々…人でない者もいるが…が集まって、既に呑み始めていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖夢「くぁwせdrftgyふじこlp」

玲「うわ、酒癖悪っ」

アリス「魔理沙!!!!!!久しぶりー!!!!!!」

魔理沙「………そう言って私を押し倒すのは止めて欲しいぜ」

アリス「………あれ?パチェリーとかは?」

魔理沙「………取りあえずどいてくれよ」

霊夢「そうねぇ……こないだから咲夜とかレミリアとかと連絡が取れてないの。何かあったのかしら?」

萃香「まぁまた赤い霧が出てきたら霊夢がぱぱっと倒せばいいじゃん」

霊夢「流石にないでしょ…てか私は戦闘狂じゃないの!あんたと違って」

萃香「そーなのかー」

ルーミア「それは私のセリフなのだー。」

萃香「そーなんだー。」

ルーミア「そーなのだー。」

玲「あっ……そーなのかー。」(※第3話参照)

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「おーい!鈴琶もこっち来て飲もうぜ!!!」

 

鈴琶「…俺はいい。」

魔理沙「つれない奴だなー。ほらこっち!」

 

 

魔理沙が鈴琶を引っ張って皆の元に連れていく。

 

鈴琶「…っ//」

魔理沙「そーら飲んだ飲んだ!」

鈴琶「俺は飲めないって…ウッ(野太い声)」

 

この後滅茶苦茶飲まされた

 

 

 

 

 

 

 

 

チルノ「(~・ω・)~うぃ~www」

大妖精「あぁ…またチルノちゃんが悪酔いしてる……」

霊夢「あぁ…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちょっとだけ説明入れます。

結構な数のキャラをいきなり出してしまってたんでw

 

①アリス・マーガトロイド

 

②ルーミア

 

③大妖精

 

④伊吹萃香

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜それからどうした〜

 

全員「ZZZ………」

霊夢「……ん……。皆寝てるのね。まったく… 」

 

霊夢は足元に玲が寝ている事に気づく。

 

 

 

霊夢「…今なら…良いよね…。

…うん、能力をちょちょっと見るだけ。うん」

 

霊夢は、幻想郷を管理する博麗の巫女としての能力の1つ…[人の能力を読み取る程度の能力]を持っている。

その方法というのが…

 

 

 

 

霊夢「……寝てる……寝てるわ………今なら………!!!」

自身の額と相手の額を合わせることである。

 

※―=≡○ (´-ω-`)ウラヤマ~ {デデーン☆}

 

 

 

霊夢「………じゃあ…//////」

霊夢は自分の額と玲の額とをくっつけた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

玲「………ん?えっ!?ちょ!霊夢!?」

霊夢「…………………!!!!!!!!!!」

 

 

霊夢は玲から飛び退く。

 

 

 

 

玲「……一体どうしたんだよ…」

若干戸惑いつつ玲は言う。そりゃそうだろう。

 

 

 

霊夢「………ごめん……なさい……」

我に返ったのか沈んだ声で言った。

 

 

 

 

玲「………まぁいいんだ。それよりも……

 

……お前は僕に何をした?」

 

霊夢「(げっ…)何も?何もしてないわ。」

 

 

 

 

玲「額をくっつけてたよな」

霊夢「すいませんですた」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲「……なるほど、そうやって他人の能力を見れるのか!んで!僕はどうだった!?」

 

 

霊夢「えっ………あっ………その………………」

玲「別にいいじゃん。勿体ぶってないでさ」

 

霊夢はしばらく悩んだ後にこう言った。

 

霊夢「……二つあるわ。」

玲「二つ?」

 

 

 

 

霊夢「一つは…[希望を力に変える程度の能力]」

玲「…二つ目は?」

 

 

 

 

霊夢は躊躇うような顔をしつつ言う。

霊夢「……………これは私にもちょっと信じられなかった。

これは歴史から消された力って誰かから聞いたことがあるわ。とりあえず名前だけ言っておくね。

 

 

 

……[全ての光を統べる程度の能力]」

 

 

玲「…どっちもどっちだな。具体的にはどういう事なんだ?」

 

霊夢「一つ目はそのままね。二つ目は正直私にも分からない。

 

だから……ちょっとやって欲しいことがあるの。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 




最近、他の人の作品見てうちのやつ見るとどうも短めなのが気になる
動画化する時は小説2話分を動画1話分にするつもりで書いてるんですが……


どうですか?この感じでいいですか?ここのコメ欄で言ってくれてもいいしTwitterのDMに送ってくれても大丈夫です!

より早いレスポンスを求めるならDM
より高い質を求めるならコメ欄




_人人人人人人人_
意☆味☆不☆明
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄






次回「第16話 博麗霊夢」



気が付いてる人もいるかもとか思ってるけど結局いないという現実を噛みしめつつ言うと

タイトルはあくまで(仮)です
すっごく曖昧で申し訳ないけど出来るだけ変えないように努力してるつもりなんですがね…w





ではでは(*´∇`)ノシ 




※文化祭疲れた





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第16話 博麗 霊夢

遅れてすまぬぅぅ!!!m(。>__<。)m

あぁ、無事にテストは爆沈しましたね(遠い目)

あ、あとがっこうぐらしのやつ、感想とかお気に入りとか有難うございます!
出来れば評価の方も……()


出来ればこの小説も………()





本編どぞ!かなり(当作品比)長いです。ではごゆっくり。


〜前回のあらすじ〜

 

パラ「だなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ☆

 

 

 

 

 

………ぬぉぉぉぉうぉぉぉ!作者に殺される(笑)とは、これもサイヤ人の定めか……」

 

 

 

 

 

 

〜前回のあらすじ〜

 

「昏睡レイプ!?野獣と化した霊夢先輩!」

 

玲「何気合ってるのが悔しいなw」

霊夢「失礼ね」

 

 

 

 

〜今度こそ前回のあらすじ〜

 

 

霊夢に何をして欲しいんだろう?

 

 

宴会ですか?勿論1話で終わらせましたよ

 

宴会「ハァ☆」

 

 

 

あの…もしかしたら次に天界編入れるかもしれません…かなり高い確率で

 

まぁ誰も見てないし()変えても誰も言わないだろうね!

 

どうも、完全自己満足系作者のかなTです☆

 

 

 

 

妖夢「本編どうぞ…。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

霊夢は確かめたかった。あのとてつもない、だけどどこか懐かしい力の正体を。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「………どういうつもりだ」

 

霊夢「…ちょっとそのまま力を入れてみて」

 

玲「……?」

 

霊夢「黒い幽々子と戦った時に…なんか変身してたでしょ?そんな感じに」

 

 

 

 

 

 

 

玲「…? ? ? まぁいいや。じゃあ……はっ!」

 

[ズァッ!]

玲は力を解放する。

 

 

霊夢「(……違う…。あの時の力はそんなもんじゃなかった…

……あれ…?)」

 

玲「……こんなもんかな。これでいいか?」

 

霊夢「……まだまだ」

 

玲「………わかったよ…!!!」

 

[バンッ!]

 

玲「…魔装フルパワーだ、これでいいだろ?」

 

霊夢「…まだ余力を残してるでしょ?」

 

玲「まさか。これ以上は無理だ。」

玲は首を振る。

 

 

霊夢「…やっぱり気のせいかな……でも確かにそう読めたし…」

霊夢はうーんと腕を組んだ。

 

 

 

 

玲は自嘲気味に呟く。

玲「…多分それなら…まだ表面化する程の域には達していない、という解釈をする方がいい。」

 

霊夢「……どういうこと?」

 

 

 

 

玲「兄さんも僕に言ったような能力を持っていたんだ。

 

兄さんは自由にそれを使いこなしていた。僕の場合はきっと、実力不足だろう。」

そう言う玲の目は寂しそうだった。

 

 

 

霊夢「ふーん…ここじゃちょっと信じ難い話だけど…そんなものもあるのかもね」

玲の表情に、霊夢は不思議そうに玲を見た。

 

玲「きっとそうだろうな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ていうかあんたはそのままでも強いしそれで実力不足とか言われてもねぇ…

少なくとも私が見てきた外来人の中では1番強いわ。

おまけに空も飛べるとなると私でもそうそう勝てないわね。

 

……………弾幕ごっこなら負けないけど(ボソ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「…私がまだちっちゃい頃、玄爺っていう亀に乗っけて貰って、色んな所に行って異変解決をしに行ってたの。色んな人がいたわ。………そうね………新城 祐って人知ってる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はその聞き覚えのある名前に思わず霊夢に掴みかかっていた。

 

 

 

 

玲「…………………!何故!何故兄さんの名前を!?」

 

霊夢「え?」

 

玲「兄さんは……今どこに!?」

 

霊夢「ちょ、ちょっと待って!どういう事!?確かに苗字一緒だけど…。」

霊夢は完全に狼狽している。それほどまでに玲の表情は険しかった。

 

玲「嘘だ………!嘘だ……!兄さんはあの時…………!」

玲は少し錯乱状態に陥っていた。

 

 

霊夢「………とりあえず詳しく聞いてもいいかしら?」

霊夢は座り込んで言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲は幻想郷…冥界に来るまでの出来事をすべて話した。

 

あの時、故郷のフローク王国の廃墟で祐は黒い怪物と戦って命を落とし、自分は光に飲み込まれ…気づいて進んで行くと冥界に辿りついた事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「……………………。」

 

心地良い風が吹く。

カサカサと葉が揺れる。

 

霊夢は黙って玲の話を聞いていた。

 

 

 

 

玲は知らず知らずに泣いていた。やはり、自分の弱さがあの結末を招いてしまってしまったように思えたのだ。

 

強くなると誓おうが、過去は変わらない。

 

それに……亡くしたものはあまりにも大き過ぎるのだ。

 

 

 

 

 

玲「………ごめん。ちょっと…」

 

霊夢「…別に良いの。そっか…祐さんとは兄弟だったのね…」

 

玲「……じゃあ…そっちの話も聞いていいか?」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私が初めて出会ったのは、今からちょうど7年前くらい。

 

………なかなか思い出せないのよね…

 

………忘れちゃいけないことなのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付いたらあの人と私は一緒に生活していた。

 

なんかね…お兄さんって感じだったわ。優しくって……それでいて凄まじく強かった。

 

ある時から急に居なくなったお母さんに変わって、異変解決しに行ってたの。

 

多分黒い幽々子くらいなら瞬殺出来たわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの頃は、いろんな事があったけど…楽しかった。

そこにいるだけで皆が幸せになれるような人だった。

 

 

 

 

……そして私をとっても可愛がってくれた。

まるでお父さんや、お母さんのように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、そんな日々は長くは続かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

神綺っていう、魔界の勇者が攻めてきたから。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

祐「三度も………故郷を失ってたまるか!!!!!!」

 

その人は……そうね…あんたと同じようなオーラを放っていたわ。

もっとも玲にはその記憶はないみたいだけど。

 

それに、あの時の男の人の髪の毛は黄金色に逆立っていたから。

 

 

 

 

 

神綺「ちぃ…たかが人間風情が………調子に乗るなよ!」

 

 

祐「出来るさ!希望がある限り…そして…彼奴がいる限り…!!!

 

 

 

 

光は!!!決して闇夜に負けない!!!」[ピシュン]

 

 

 

その人は一瞬で神綺の元に行って……

 

 

祐「霊夢…………。………紫を…………ルーミアを…………魔理沙を………

 

 

 

………そしてこれから来る俺の弟の事も…………

 

皆を、頼んだぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………達者でな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

「……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々あったけど楽しかった。有難う………

 

 

 

…………究極魔法[終焉の閃光]」

 

 

 

 

 

[カッ……]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐さんは、神綺と共に自爆した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲「…!」

霊夢「………まさか貴方がその"弟"とは思わなかったわ。

 

そうだ、この話にはまだ続きがあるの。」

玲「……聞きたい。」

霊夢「勿論話すわ。」

 

玲「……うん。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あの後から、私は独りでずっと泣いてた。

 

 

ずっと。ずっと。

 

 

 

 

そんなある日。

紫は私の記憶を弄ろうとした。

 

…………私が悲しむ事を可哀想に感じたからよ。

 

 

 

 

 

そんな時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「止めてやれ。紫」

 

 

 

 

 

「…!」

忘れもしない。まさしく祐さんの声だった。振り向くと、薄らと祐さんの姿があった。

 

 

 

 

 

祐「お前がルーミアの一件でそうやって最終的な解決に至らせた事は知っている。

分かってるさ。お前の気持ちは。

だけど、今俺は伝えなきゃいけない事があるんだ。

 

時間がない。……聞いてくれ」

 

 

霊夢「お兄ちゃん……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「恐らくあの程度じゃあいつはまた必ずやってくる。でも、俺は相討ちって形で死んでしまった。今度は霊夢や紫達がここを守り抜いていく番だ。」

 

 

紫「で……でも………」

 

祐「大丈夫さ!紫は自分で思うよりかなり強いぞ」

 

 

 

霊夢「……私は全然駄目だよ…。」

 

 

 

祐さんは笑って言った。

祐「……まぁまだお子様だもんな。んでもって、紫にこれから面倒見てもらえ。いいな?」

 

紫「………はい。」

 

霊夢「お兄ちゃんは?」

 

 

 

 

 

祐「……まぁ当分は帰って来ないだろう。

 

 

でも………またいつか帰ってこられそうな気はするんだ。だから。」

 

 

 

 

 

霊夢「よかったぁ!」

 

 

 

紫「……本当はどうなの?」

 

祐「そのまんまだ。生憎嘘はつかない性分なんでな」

 

紫「……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「あと、一つ聞きたい事があるんだ。霊夢。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は………いいお兄ちゃんだったか?」

頭を撫でて貰っていた。

 

 

 

 

 

 

 

私は泣きじゃくりながら言った。

 

 

霊夢「うん!」

 

 

 

 

 

 

祐「そっか…ならこれで心残りは無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

また弟に伝えてくれ。何も伝えられずに居なくなって御免な、って。

 

 

 

 

グッバイ。霊夢。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして今に至るの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲は、信じられないと言う様な表情を見せる。

 

玲「………"また"帰ってこられそうな気がする………?」

 

 

しかし、直ぐに真面目な、それでいて少し寂しそうな表情になった。

 

玲「…………。」

 

 

 

 

 

霊夢「あんたの気持ちも解るけど…そんなに考え込まなくても良いんじゃない?」

 

玲「霊夢は…兄さんのその言葉をまだ信じてるのか?」

 

霊夢「ええ、勿論。」

 

霊夢は少し顔を綻ばせて答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうこうしている内に、朝日が上り始める。

元々自然豊かな幻想郷の風景と相成って一層綺麗に見えた。

 

玲「あ」

霊夢「あ」

 

 

 

 

 

 

玲「(また帰ってくる…?じゃあ……兄さんはこの世界の何処かに……!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ありがとね。長々と付き合わせちゃって」

 

 

玲「ううん。なんか…元気出た」

 

 

 

霊夢「おやすみ…」

 

 

玲「おやすみ!」

 

 

 

 

 

 

こうして、1日が終わり、また1日は始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うp主「……………と思っていたのか!?」

 

玲「なんやお前(半ギレ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如発生したうpぬしを横目に魔理沙が駆け寄って来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「朝の弾幕ごっこやろうぜ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…………ふぁー!!!!!!!!」

 

 

静まり返る博麗神社に玲の絶叫が響く。

しかし、それに誰かが反応することは無く、皆の寝息だけがそこに残った。

 

 

 

 

 

玲の1日はまだ終わらない(棒)

 

 

 

 

 

 

 




かなり長かった………!

ねぇ今回はかなり伏線入れたよ!そこら辺を予想して感想に書き込んでおくれ!
投稿ペースが超アップしてクオリティも上がるぞいw




さてさて次は弾幕ごっこの回ですね!


次回!「第17話 睡魔と戦え!魔理沙との弾幕勝負」





……なんか社畜っぽく見えるのは僕だけかな?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二章 復讐鬼と魔人達の百年祭
第17話(仮) 血に濡れた天界


えぇと……新章突入です(唐突)

まぁまぁ…色々と言いたそうなことは分かってるので本編どぞどぞ()


前回のあらすじ

 

Twitterの方でも言いましたが、ちょっと閑話が思いつかないので、先に第二章の方から書き始めて後から補填していく感じにしようと思います( ˘ω˘ )

もう全然内容が思いつかなくって…

そのせいで編集も全然進まねぇ…

 

ワシは悪くねぇ…シャモのせいだ…

シャモ「アーッツ!!!」

 

 

 

 

パラガス「あらすじはゴミの様に捨てられた…」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

??「(くっ…………もう追いつかれる……っ!!!)」

 

天人①「待てぇ!」

 

??「総領娘様!私が足止め致します!その間にお逃げに…」

天人②「いい加減大人しく捕まれぇ!!!」

 

??「馬鹿言わないで!衣玖がいなくなったら…私は…」

天人③「お前を絶対にジャルバ殿の元に送ってやる!」

 

??「早く!!!」

 

青髪の少女はきっと振り向く。

 

??「こいつら…口のきき方まで…

 

2対5…どうにかなるかしら…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜天界〜

 

???「天子……不甲斐ない私を…許してくれ…」

 

 

 

????「あぁ?何か言ったか?貴様ゴミ共に用はない…

 

 

なんなら貴様も、今、ここで殺してやってもいいんだぜ…」

 

その男の剣はある父親の後ろを指す。

男は残虐な笑みを浮かべている。

 

 

 

 

 

 

そこには、おびただしい数の天人の死体が雑に積まれていた。

 

 

 

 

 

 

 

????「言っておくが…助けが来るなんて馬鹿みてぇなこと考えんなよ…実は紅魔館の方でも異変を起こしてんだ。幻想郷の連中はそっちで手一杯だろうな。」

 

???「……私が下界の事など分かるはずないだろう。穢らわしい下界の事など…ぐっ…!」

男は父親の踏み付ける。

 

????「……その穢らわしい下民に踏まれるってどんな気分だ?」

 

???「…ぐっ…」

 

????「所詮上から見下ろしてるだけの存在なんざ…俺の相手じゃあねぇな」

 

 

 

 

 

 

 

男は踏み付ける力を強める。

????「……それにしても…あいつの作った洗脳薬…すげぇな。

この間藍に盛ったやつもそこそこだったが…

あれは邪心のある無しに関わらず[存在そのもの]を悪に変え…戦闘能力を限界を超えて引き出す…確か10倍くらいって言ってたな…

 

あの天人どもですら俺の手駒と化していたからな…

紅魔館の奴らは…ふふ…ははは…」

男は狂った様に笑う。

 

 

 

???「…き…さま…は…なにが…し…た……ぁ」[ブチッ]

 

男は遂に父親の頭部を踏み抜いてしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

???「貴様らへの復讐ならもう済んだ。俺は…

 

 

 

 

 

いや…俺[達]は…俺達に背く世界を…壊して創り変えてやるだけさ…!!!

せいぜい良い働きをしてくれよ…フランドール・スカーレット…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紫「藍…どうして…玲君や…霊夢達を…?橙がいじめられていた事は知ってるけど…」

 

藍「分かりません…気付いたら…もう過去の怒りのままに…」

 

そう言って藍は虫と戯れる橙を見つめる。

 

紫「…些細な事でも言って頂戴。私にとってはあなたも橙も、同じ様に大事なんだから…」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜人里〜

 

幻想郷には俗に人里と呼ばれる所に人間が多く住んでいる。

 

妖夢はそこによく買出し(主に幽々子用)に行くらしい。

 

 

妖夢「…これと…これで…よし!玲さん!ちょっと持ってくれますか?」

玲「………冗談で言ってるよな…この量は…」

 

幽々子の暴食っぷりは有名である。

しかしながらこの量を妖夢一人でいつも担いで行っているのかと、玲は少し冷や汗をかいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その冷や汗が乾くのは一瞬の出来事だった。

 

玲「………1…2…3…4…………5…………7。」

妖夢「玲さん!帰りますよ!」

玲「妖夢…先帰っててくれるか?」

 

そう言うなり玲は魔装状態に切替えて上空に飛んでいった。

 

 

 

 

 

妖夢「…もう………!これ…ちょっと慧音さんにでも預かって貰おうかな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……大分上空でやってるな…全身単位の魔装がいいか…っ…は!」

 

玲は全身に魔力を纏った。

 

 

 

玲「にしても…5つくらいか…やけにどす黒い気だなぁ…まるで黒い幽々子みたいな…

 

 

…!1つ気が消えかかってる?とばさないと!」

 

玲は全速力で気を辿って行く。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

??「よ…よくも…衣玖をぉぉ…!!!」[ドスッ]

その剣は間違いなく[どす黒い気を持った]天人を貫いた………

 

筈だった。

 

 

??「…………!」[ゾクッ]

口から血を噴き出しながら笑っていた。実に気味の悪い笑みだった。貫かれていたにも関わらず。

 

それは彼女を恐怖せしめるには十分過ぎた。

 

??「ひっ…」

そう声を上げた時には、天人の手には気弾が準備されていた。

 

 

 

 

 

「妙符[天下無双の計]」

 

 

声と共にその天人は上昇を始め…

 

爆散した。

 

 

 

??「……誰?」

 

玲「…ったく…実に気味の悪い笑顔だった…」

 

 

 

 

 

そこには、衣玖と呼ばれた女性をお姫様抱っこの要領で抱えた玲がいた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

戦闘能力値

 

玲 通常(手加減) 100 → 通常(本気) 300 → 魔装(最大値) 6000 → 不完全覚醒(理性有り) 15000+++ [→(暴走)30000++]

 

 

 

前章よりも通常値を伸ばし魔装の倍率も20倍まで可能になった。

第二冥界異変最終時に変身したあの形態を玲は特に名前をつけていない。

 

 

修行の結果、倍率こそ下がったものの理性を保つ事に成功。

 

 

実質通常値の50倍(+++)

 

さらに付与効果も増えた。

 

 

勿論疲労で能力値が減った時も倍率は変わらない。

 

 

 

 

 

天人達 ????

 

玲曰く「どす黒い気を持ってる」。精密な能力値は不明。

 

 

だが体を剣で貫かれても大したダメージになっていない辺り、値以上のタフネスを持っていると考えられる。

 

 

 

 

 

 

衣玖 ・総領娘 もう隠す必要ないんj(殴)

 

二人とも値的には天人を上回るが集団戦に敗れる。

 

 

 

 

 

 

ここで補足。

 

ここ小説内で用いているこの「戦闘能力値」。

わかり易く言うと、ドラゴンボールの戦闘力とは違い…

 

武器も含めた戦闘能力の値です。

 

 

 

 

つまり…戦闘力5のおじさんは…この小説内では9〜10。(あれってショットガンじゃね?ってことで)

 

 

つまり…装備次第では弱小妖怪すらも屠れる…というわけだぁ!

 

 

まぁドラゴンボールの様に超えられない壁も存在しますが…(不意打ちが効かないとか)

 

 

 

 

そして………単位を考えているのですよ……

 

 

P、W、R、G!

 

この4つです!

10000毎に桁が上がる設定です!

 

例:20000→2P 50000R→5G

 

 

 

 

 




……まじでごめんなさい…ほんとに日常回の話が思いつかないんです…
閑章のとこはまったり更新します!

そこんとこ宜しく頼むぜ!




まぁ別に大したこと無いと思うけどね(ボソ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第18話(仮) 黒幕登場?動き出す人々

モチベが………

今話は長めとか言ってみたり

誰も見てないし良いかな?))

こうもまぁ何も無いとどうしていいかわかんない







とまぁ愚痴はここまでにして本編如何かな?☆


〜前回のあらすじ〜

ベジーt「読まれないあらすじなど必☆要☆無い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロ「なんかいったかくず」

出王子「…事があってたまるかぁ!」

主「…」

ブロ「うp主…なんだぁ…」

ベジー「そうだくそ主!貴様はゆっくりミルクでも飲みながら続き書きやg…おい…なんだそのじょうぶそうな岩盤は…?まさか!!!」

ブロ「流石サイヤ人と褒めてやりたい所だぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふ ふぉ お っ !!!!!!(^ω^ )」[キーーーーーーーン☆]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回n(ry)

天界編×紅魔館(EX)編になりそうな予感

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

??「(この男…一撃で天人を……………。 まぁ何はともあれ…)

 

衣玖!!!よかった……

 

下界の民よ、ここは直ぐに立ち去りなさい。これは私達天界のものの問題。そなたが関わるべきことでは無い。」

 

玲「…………助けてあげた割には酷い扱いだな。むしろあんたが下がった方が良いんじゃないか?手負いの癖して…それにほら、いつまでも抱えてる訳にもいかないし…

よしちょっと任せた」

 

??「え?ちょっと!?」

 

玲は衣玖を青髪の少女に任せ、戦闘態勢をとった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「(…5人。その内手負いが2人か。黒い幽々子よりかは弱そうだし、どうにかなりそうだ)」

 

天人⑤「…お前ジャルバ様に逆らう気か?ならば…死ね!!!」

 

 

 

 

 

 

一人が玲に突っ込んでくる。

 

玲はすかさず躱し、すれ違いざまに放たれた回し蹴りも防ぐ。

 

玲「甘い!光符[シャインブラスター]!!!」

残った手で超至近距離からのエネルギー波を撃つ。

悲鳴が聞こえる事は無かった。

 

そうこうしている内に残りの4人が突撃を開始する。

 

玲「(……不味い!!!)」[バッ]

 

玲は中途半端な状態でスペルを撃ち止め、上空に回避した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は絶句した。つい先程スペルを至近距離で喰らったにも関わらず何事も無かった様に突っ込んでくる天人の光景に。

 

 

多少は手加減していたものの玲は冷汗をかく。

 

天人③「ちょこまかと……下人の癖に…!」

 

玲「…よっと…お前達の中では人を見境なく馬鹿にする習慣でもあるのか?」

 

天人達の攻撃は鋭いものの精密性に欠け、回避が容易なのだ。

 

 

 

 

玲「(こりゃ…本気で行かないと不味いかもな…!)周符[オプション]」

 

玲がスペルを発動させると、周りにふわふわと浮かぶ朱色の球体が出現する。

それらは天人達に向かって弾幕を撃ち始める。

 

天人達「「「!!!???」」」

 

数は5つ。大した強さでは無いが意識を向けさせるには十分だった。

それらは肉弾格闘以外の全スペルを自動で発動出来るのだ。

 

 

 

こういった自動攻撃スペル…普通ならば確実に魔力消費の激しいものを扱うにあたり、魔装状態はうってつけの状態なのだ。

 

魔力・気力消費の効率を下げている事で、戦闘能力の倍加だけでなく複数スペルの使用も容易に出来るようになる。

 

扱いに長ければ倍率を更に伸ばしていける。

 

現在の玲の魔装倍率はざっと10倍。

戦闘能力値で言えばおよそ3000で、黒い幽々子に迫る。

しかしそれはまだ本気では無い。

玲は危機感を覚え、"本気では無い状態での"本気を出す。

 

 

 

 

 

天人達が弾幕やらスペルやらに気を取られている隙に玲は気もとい魔力を溜める。

 

玲は第二冥界異変から今日に至るまでに20倍もの出力を発揮できるようになっていた。

能力値はおよそ6000。この時点でこの間の限界突破スペルの2倍はある。

 

 

 

 

 

玲「妖夢との弾幕勝負とやらで大分スペル選別も出来るようになってきたな…

ここは…爆発系の方がいいか。

 

よしっ、来た来た!

おーい!!」

 

玲は衣玖を抱えた少女に呼びかける。

 

 

 

 

 

??「?…………天人である私に呼び捨てするなんt」

玲「避けろ!!!

 

 

爆閃[スパーキングミーティア]!!!」

 

 

 

玲は開いた右手から豆粒程度の大きさの光弾を発射する。

 

 

 

 

 

それは見た目は大した威力はなさそうだった。

それ故彼等は回避行動を怠る。

自身のタフさに慢心していたから。

 

……それが敗因だった。

 

 

 

 

 

 

 

天人達の中心部に飛び込む寸前に急激に膨張し、膨れ上がるエネルギーによって弾けるように大爆発が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「…………!!!!!!!!!!!!!」

少女は爆発前に玲に向かって回避行動をとっていたため無事である。

 

 

徐々に爆煙が晴れていく。

自動攻撃スペルすらも粉々にしてしまった事に彼女は驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

が、それ以上に…あれ程の爆発をもろに受けて尚こちらを睨み続ける天人達にも……

彼等は傷だらけで既に戦闘能力を失っているのか、一向に動かなかったのだが。

 

後者にはもはや恐怖感と言った方が正しいかもしれなかった。

 

 

 

 

 

玲「…無事そうで何より。…えっと、そういえばまだ名前を聞いてなかったか。」

玲は何とも思っておらずニコリと笑う。

 

それをみた彼女は少し安心した様子になった。

??「(……こんな奴が……//……いけないいけない!)……えぇ。先に貴方から言いなさい!助けてくれたお礼に名前くらいは教えてあげるわ。」

 

玲「(ふぅん…結構綺麗な人だな…なんて)

 

 

 

 

僕は「新城 玲 だろ?」!?誰だ!」

 

 

 

突然玲の名前が呼ばれる。

 

 

 

 

 

 

 

振り向くと真紅のレイピアを腰に差し、鎧も真っ赤な…いかにも西洋の騎士のような、端正な出で立ちをした男がいた。

 

 

 

ジャルバ・ミラージュ「そいつらがジャルバ様ジャルバ様って言ってただろ?俺がそのジャルバ様だ。

 

正確に言えば…ジャルバ・ミラージュ。」

 

 

ジャルバは何事かを叫んでいる天人達に視線を向け手をかざした。

 

 

 

 

 

ジャミラ「さて…自己紹介はこんなもんか。……ほぅ…あのクズ共でもこいつに埃をつけられたのか…

 

 

 

 

 

 

……プレス・トゥ・デッド」[ドン!!!]

 

 

そう言った次の瞬間には天人達は謎の球体に包まれ、そのまま押し潰された。

 

 

 

玲「……なるほど…ぐっ!?」

??「……!!!」

 

 

 

ジャルバは、玲が視線を逸らした隙に強烈な一撃を腹に食らわせた。

 

 

 

 

 

玲「ぎ………っ!!!」[ガッ!]

 

玲は突然襲ってきた痛みを堪え、右足を振り上げる。

それは見事にジャルバの顎にヒットした。

 

 

 

 

 

その隙に玲は距離を置く。

ふと見ると彼の口からそこそこの量の血が吹き出していた。

 

玲「……なんてやつだ…これが無かったら間違いなく殺られてた…」

 

玲は大きくヒビが入った魔装をさすりながら呻いた。

 

 

 

 

ジャルバ「…ふぅん…こいつは殺す価値はねぇかもな…何故こんな雑魚があの方に恐れられているのか…」

ジャルバは驚いた様子で呟いた。

玲「……あの方?」

 

 

 

 

ジャルバは玲に気をとめることなく続ける。

ジャルバ「さて……天子。これでも俺の元に来る気はないか?」

 

天子「……もしかしてお父様が言っておられたのは…」

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「俺だ。もっとも天界にはもう誰も居ないがな。」

玲「……お前が……殺したのか?今みたいに…」

 

 

 

ジャルバ「察しが早くて助かった。やはり流石明輝の戦士の弟と言われるだけあるな。

おつむだけは褒めてやろう。

 

言っておくがさっきの奴らで最後だ。まぁ洗脳されてたから実質死んでいるに近い状態だがな。」

 

 

玲「……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

天子「嘘だ……嘘だ………お父様……お母様………

 

 

 

 

 

 

 

 

き……貴様ぁっ!!!!!!」

 

少女はジャルバに飛び掛ろうとした。

しかし玲がそれを止める。

 

 

 

玲「……ここは僕に任せろ。あんたじゃ勝てない。それに奴から聞き出したいこともあるから。」

天子「でも………!!!」

玲「頼む。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天子は悲しみと怒りを堪えて言った。

この青年に賭けてみようと思った。

 

何故?それは彼女自身でもよくわからないものだった。

 

 

天子「……わかったわ。玲………絶対……絶対にあいつを倒して!」

玲「おう!」

 

天子は玲から離れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」[ブァァァッ!!!]

 

刹那、凄まじいオーラが辺りに吹き荒れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「!」

 

 

 

 

 

天子は暫く目を開ける事が出来なかった。

でも、これだけは感じた。

 

天子「(この人に……賭けて良かったのか…)」

 

 

 

暫くしてオーラが吹き止み、天子は目を開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「ほぅ!これは…やっぱりお前もか!

少しは楽しませてくれそうだ。せいぜい頑張ってくれよ」

ジャルバが感嘆の声を上げる。

 

 

 

 

そこには、黄金の気を纏い、髪を逆立てた玲がいた。

 

 

玲「さぁ!勝負だ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜博麗神社〜

 

魔理沙「霊夢!!!霊夢!!!」

 

霊夢「魔理沙…わかってるわよ。今度は黒い霧が紅魔館から出てるんでしょ。」

 

魔理沙「…それはそうなんだけどさ!」

霊夢「…それはそうって…

一体何があったっていうの?」

 

魔理沙は酷く慌てていた。

 

魔理沙「鈴琶が居ないんだぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 




さて…鈴琶さんにはインフレの犠牲者となって頂きましょう

鈴琶「ふぁ!?」

大丈夫!君1番成長するしそこそこ健闘するし!


あと気にする人ほぼいないから


玲「. : * ~ * : . _ . ( 寂 ´ ・ ω ・ ` 、 ) シ ョ ホ ゙ ホ ゙ ホ ゙ ー ン」

妖夢「可愛い!(錯乱)」














ではでは次回…

第19話「語られる真の目的?紅魔館へ急げ!」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第19話 語られる真の目的?紅魔館へ急げ!

ちぃいいいいいいいいいいいっっっすううううう!!!└(՞ةڼ◔)」



随分と久々の投稿( ̄▽ ̄;)






皆さんクリスマスは楽しみましたか?僕ですか?
駄目だったよ…








玲「本編どうぞ?」俺氏「えっちょま」


あのさぁ……UA数は伸びるのはほんとに嬉しいんだけど…

 

何かレスポンスをくれよ!!!(暴走)

 

この活動自体自分の手で頓挫させなければならない事になるのは避けたいし

 

他のやつは他のやつ。

これはこれ。

 

ていうかメインで書いてるのはこの小説だし問題ないだろ

 

 

 

 

 

 

 

 

すみません……最近情緒不安定な僕の事はどうでもいい()ので本編どうぞ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶は歩いていた。

 

無気力に、ただただひたすら。

飛ぶ事もせず、ただただひたすらに歩き続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

先だっての異変は失敗と言うより、勘違いによる頓挫だった。

自分が勘違いをした事で余計な争いを招く結果となった。

 

 

 

 

ただ、みんなともう1度、元通りに暮らしたかっただけなのに。

 

みんなはもう死んだままなのだ。

爪痕だけ残して。

 

 

 

 

 

 

 

もう行く宛など何処にも無かった。

もう全てがどうでもよくなって…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行く所無いんだろ?私の家に来いよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと鈴琶は立ち止まった。

 

鈴琶「……あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

……違う。

そんな筈は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…鈴琶…頼むから…そんな哀しい顔しないでくれよ…」

 

 

 

 

……そう言って本当に悲しそうな顔をした彼女に、

「貴様に何がわかる!!!」

と言ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……。

 

………。

 

……俺は……。

 

 

 

 

………ここまで酷く、歪んでしまったというのか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かに私には何も分からない。でも!だから力になりたいんだぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…出来る事なら

 

…………会ってきちんと謝りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪いことをしたら謝ねばならぬ」

 

………これはあの老夫婦に教えて貰った事だ。

外道の限りを尽くしてきた俺に教えてくれた…

 

 

 

 

 

「お主は……一体どれ程の苦しみを背負って……」

 

 

 

 

「そうじゃな…婆さんは確か…琵琶をやっておったな。

 

 

 

 

 

お主の名は…………鈴琶……!鈴琶じゃ!」

 

 

 

 

 

 

……居なくなってしまう前に。

もう一度会って思いを伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、運命はそれをなかなか許してくれなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「幻葬[夜霧の幻影殺人鬼]」

 

「華符[破山砲]」

 

 

 

鈴琶「!?」

突然、目の前に大量のナイフとエネルギー波が現れる。

 

 

 

鈴琶「多弾[霊散槍]」[バババッ]

鈴琶も負けじと霊力の槍を放ってナイフを相殺し、そしてエネルギー波を蹴り飛ばす。

 

 

 

そこには、目から光が消えた十六夜咲夜と、紅魔館の門番妖怪、紅明鈴がいた。

彼には、心なしかこの間の藍と同じような目をしている様に見えた。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「咲夜と…もう一人…

 

余裕だな。ちょっと憂さ晴らしに付き合って貰うぞ!」

 

 

 

 

紅魔館前で戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

〜天界付近〜

 

玲から仕掛ける。

 

玲「でやぁ!」[ヒュッ]

ジャルバは蹴りを躱すと高速移動で背後に回り込む。

 

 

ジャルバ「くたばれ!」

 

玲はジャルバの気配に気付き、素早く振り向いて左腕で組み落としを防ぐ。

 

 

 

玲「っつ…!だぁっ!」[ガッ]

玲は左腕が痺れる様な痛みを覚えたが、構わず腕を押し退けて飛び膝蹴りを顎に当てる。

 

 

 

 

玲「一閃[スーパーレーザー]!!!」

ジャルバを仰け反らせると玲はすかさずスペルを発動させた。

 

ジャルバは素晴らしい反射神経でレーザーを弾く。

 

その隙に玲はジャルバに飛びかかった。

 

 

 

 

玲とジャルバはほぼ互角だった。

 

 

 

多少拳をもらう回数は玲の方が多いが、それをものともせず猛攻を続ける。

 

 

 

 

しかし時間が経つにつれて、何時までも平静を保ったままのジャルバに玲は一抹の違和感を覚えた。

 

玲「(…装甲のせいかなかなか)」

 

 

 

玲は顔面に向かってくる拳を全身を捻って避け、その体制から勢いよくジャルバの腹部にエネルギー弾を押し当てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

[ドガァァァン!]

 

ジャルバ「………」

 

しかし爆煙が立ち込めており、良く見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はその隙に距離を置き、中距離から両手を前に構えてスペルを発動させる。

 

玲「これでも食らえっ!多弾[ 連続エネルギー弾]」

 

両手から大量の一点集中弾幕が放たれる。

 

 

[ズドドド…]

 

ますます煙が立ち込めていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は自身の後ろにジャルバが来ていることに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[バシュッ!!!]

 

ジャルバ「死n…………が…」

 

 

気付いていた。気付いていて敢えて連射したのだ。

油断を誘い、手痛い一撃を叩き込む為に。

 

 

 

玲「闘符[ブレイブブレード]」

左手から気の刃を発現、ジャルバの肩を装甲諸共貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……見てなくても分かったよ。そんなどす黒い気じゃ、ね」

 

玲は振り返って続ける。

 

 

 

玲「………何故……

 

 

……!?」

 

 

 

 

 

 

玲は言葉が出せなかった。

穴の開いたジャルバの装甲からおびただしい量の蒸気が上がっていたのだ。

 

 

 

 

ジャルバ「理由…か。そんなに聞き出してぇなら本体の方に聞くことだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………どうせ、誰もわかっちゃくれねぇだろうが」

 

ジャルバは顔を歪ませながらも詰まることなく言った。

 

 

玲「……どういう事なんだ?」

 

 

 

 

ジャルバ「時間が残ってりゃあっちの俺が教えてやるさ。

もう紅魔館勢の魔人化は始まっているけどな。」

 

玲「?……お前は一体……」

 

 

 

ジャルバ「ミラージュって言ったろ?

 

俺は、[元々]の俺だ。

この装甲に存在させてんだ。」

ジャルバは溜息を吐いて答えた。

 

玲「……元々の……?」

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「そうだ。楽しかったさ…皆の為に…愛した人の為に尽くした日々が…

 

 

あの天人どもはそいつを根こそぎかっさらっていきやがった!

何故……俺があんな酷い仕打ちを受けねばならねぇんだ!?

 

 

 

 

胸がすく思いがしたぜ…皆殺しにした時は…」

 

 

 

 

 

 

 

天子「………も……もしかして………」

ジャルバ「おっと!これ以上語らせるなよ?さもなくば貴様も…地獄送りにしてやる。」

 

 

玲「…………お前、もう自棄になってないか?」

 

天子「?」

 

 

 

続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「悔しい気持ちでいっぱいになって、でもたった1人で我慢し続けた。その結果がこれなんだろ?

 

 

 

こんなことして…………

 

 

 

もう、[止まれなく]なったんだろ?

 

違うか?」

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「そう言えば…お前…新城 玲 っていったな…成程、そういう思考が出来るのも肯ける。

 

 

だが少し違うな。下らねぇ良心とやらをとっぱらってもらっただけだ…

 

…俺自身としては…もう復讐は……」

 

 

 

玲「………復讐だけなら理解出来ない訳でもなかったが…

紅魔館の皆やその他の人まで巻き添えにする必要なんてないじゃないか…

 

 

 

 

怨みがもう抑えられなくなってしまったんだろ?

どうしてもらったかは分からないけど…

そうやって、皆も同じ目にあえばいい、なんて思っちゃってるんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「……ご名答、だ」

 

 

 

 

ジャルバは誰にも聞こえないように呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「……さぁ、早く紅魔館へ向かった方がいいぞ…

取り返しが付かなくなる前にな……ふふふ……ははははは!!!!!」

 

 

 

そう言い残すと、ジャルバは装甲だけを残して[肉体だけが]霧散した。

 

 

 

 

装甲は宿主を失い落下していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

落ちていった空には、以前の紅色とは異なる、暗黒色の霧が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

〜紅魔館前〜

 

 

 

 

 

鈴琶「…雑魚が」

 

鈴琶は早々に美鈴と咲夜を沈黙させていた。

 

その理由に彼自身の戦闘能力の大幅な飛躍がある。

 

 

 

 

鈴琶「……魔理沙のあの薬、魔人化の副作用が完全に取り除かれている。

 

…いや、そんな事は今はどうでもいい。」

 

鈴琶は、以前よりも遥かに強くなった自分に満足するかの様に不敵に笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「……(玲にやられてから徐々にではあるが記憶が戻ってきているな。

 

……ふ、遂に見つけたぞジャルバ…

 

一族の怨みだ。貴様を地獄に叩き送ってやる)」

 

 

 

鈴琶は殺意を漲らせ、紅魔館の玄関を潜った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜霧の湖上空〜

 

魔理沙と霊夢は居なくなった鈴琶を追って、紅魔館へと向かっていた。

 

魔理沙「…なぁ」

 

霊夢「何?」

 

魔理沙「なーんか、身体が重くないか?」

 

霊夢「言われてみれば、確かにそうね。

紅霧異変の時はこんなんじゃなかったのに」

 

魔理沙「あ〜あ、異変解決の前なのに気が滅入っちまいそうだぜ」

 

霊夢「……同意するわ。元気が吸い取られてるみたいな感じねー。

 

チルノも居ないし。

来る時は厄介なのに、居ないなら居ないでそれはそれで寂しいものね」

 

 

 

 

魔理沙「……そうだな、さっさと終わらせてまたパーっとやりたいもんだぜ!」

 

霊夢「…まずあんたから血祭りに上げてやろうかしら」

 

魔理沙「ゑゑ!?」

 

霊夢「冗談よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

〜人里〜

 

暗黒色の霧が空を覆って早数十分。

 

[不死身]と言われる女性…外見では殆ど少女だが…

 

藤原妹紅は一人の幼い少女を抱き抱えていた。

 

 

 

 

 

 

「もこーお姉ちゃん…えらい…えらいよ…」

妹紅「しっかりしろ!絶対に!絶対に大丈夫だから!な!」

「ほん…と…?」

妹紅「あぁ!」

 

 

 

「もこーお姉ちゃんが言うなら…安心…」[クタッ]

妹紅「…………気を失っただけ…か。

 

 

 

なぁ飛来、どうして、どうして急に{子供だけ}が……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「あ、あぁ。(…同じ幻想郷とはいえここまで…

事態は思ったより深刻そうだ)

 

 

妹紅、ちょっと子供達の事を頼めるか?」

 

妹紅「?ちょ、ちょっと飛来!?」

 

飛来は屋外に飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「(師団長!師団長!)」

飛来は{師団長}にテレパシーで通信をとる。

 

?「(あぁ、分かってる。俺も最初はジャルバだけが脅威だと思ってたが…

大事な事を忘れていた…!)」

 

飛来「(何です?それは?)」

 

?「(行けば分かるさ。飛来!急いで紅魔館へ向かい、鈴琶を援護しろ!

あいつは少し目的が違っているが敵は同じ!

 

玲もミラージュとの戦闘が終わったようだし間もなく行くだろう!

 

子供達は住人達に任せておけ。

 

 

 

いいか!?まず真っ先にジャルバを倒せ!

 

 

 

…万が一、いや…絶対に討ち損ねるな!

 

 

…命令だ)」

 

 

 

 

 

飛来「(……了解!)」

 

聞き終わるや否や全速力で飛行を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

飛来「師団長があそこまで強く言うなんて…

この間はそんなに強くなかったけど…

 

もしや…今回ばかりは玲さんでも危ないという事か?」

 

 

 

 

飛来は首を振る。

 

そうあって欲しくないと望んだからだ。

 

 

 

 

 

 

飛来の見つめる先の紅魔館は、光を塗りつぶさんとばかりに霧を放っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回長くなっちまったぜ…

さてさて、色々と話が進み始めましたね…

次回辺りから本格的(♂)にフランちゃんが関わって来ます

仕方ないね♂




出来るだけ早く出したいけどチャンネルとかその他小説とかもあるし…今年中にはもう一つ出して終わりたいですな…(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )




では次回!「 第20話 紅魔館へ急行せよ!迫る決戦の時」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第20話 紅魔館へ急行せよ!迫る決戦の時

あけましておめでとうございます(戯言)




いっやぁ…模試とかニコニコ静画とか艦これとかやってたら遅くなっちまったwww


まぁそんなこんなでゆるりとお付き合い下されば嬉しいです







んじゃ久々の本編どぞ!


前回のあらすじ

 

(難なく)ジャルバミラージュを撃破した玲。

そして、蘇る記憶を辿りジャルバ本体が居る紅魔館に到達した鈴琶。

師団長の命を受け、全速力で紅魔館に飛ばす飛来。

 

決戦の時、迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「お前今回はふざけなかったからいいと思ってるだろうが」

私「はい」

ジャルバ「せめて難なくだけは消して貰えるかな?(ギロリ)」

私「無視☆」

ジャルバ「ハァ☆

 

 

……と思っていたのか?」

 

※うp主は松田に抹殺されました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

慧音「妖夢!水を替えてくれ!妹紅はこっちを手伝ってくれないか!?くっ…」

 

妹紅「……はぁ…ほんとに…どうしてこうなったんだか…」

妖夢「そんなこと考えたって今は仕方ないです。動きましょう!」

 

 

 

妹紅「…お前、そんな事言うやつだったっけ?」

 

冗談交じりの妹紅の台詞が聞こえる前に、妖夢は外に出ていた。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

玲、天子(と気絶している衣玖)は人里に向かっていた。

 

玲は妖夢を置いて来ており、天子と衣玖に至っては、天界が壊滅してしまっていて帰る事が不可能だからである。

 

 

 

 

天界付近で戦った時より、空が黒い。

紛れもなく霧の影響だ。

 

天子「…それで…私には残っていろと?」

天子が不満そうにぼやく。

 

玲「無茶言うなよ、僕でも少し危なかったんだから…

あと、その人を一人置いとくのは不味いだろ?」

 

天子「…でも…」

 

玲「来なくて良いに越した事は無さそうだしな。」

 

天子「…?分かったわ。今から行くところで待ってろって事ね?」

 

来なくて良いに越した事は無い…天子はその意味に気づけなかった。

 

つまるところ来なくて良いと言うことは、[さほどの敵では無い]ということを表す。

玲「あぁ。」

 

 

 

 

 

玲もまた、気づけなかった事があった。

彼女の感性である。

彼は、つい先程同族のみならず親族まで皆殺しにされた事に怒ってはいたが、淡々と会話を交わせる彼女に少し違和感を抱いていた。

 

彼もまた、故郷をめちゃくちゃにされた一人だから。

 

しかし玲は、これは後回しに出来ると考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…お、いたいた。妖夢ー!」

玲は水を運ぶ妖夢に呼びかける。

 

妖夢「!玲さん!」

妖夢は両手に水バケツを持っていた。

 

それを一旦置いてから妖夢は玲に駆け寄る。

 

 

 

玲「いきなりどっか行ってごめんな。」

 

妖夢「それは良いんです。…何が…あったんですか?」

 

 

 

 

 

 

〜説明中…(前話参照)〜

 

 

 

 

玲「……僕は紅魔館に向かう。何か手がかりがあるに違いないから。

妖夢は、子供たちの手当とか、天子や衣玖の事を宜しく頼む。」

 

 

 

 

 

玲は魔装状態になり、紅魔館に向かおうとしていた。

 

 

妖夢「はい。…玲さん」

 

玲「ん?」

 

 

妖夢「……私、胸騒ぎがするんです。もしかしたら…とてつもない事が起こるんじゃないか…って。

 

 

……無事でいて下さい。…絶対に」

 

 

玲「あぁ、分かってるよ。じゃあな」

 

 

 

 

 

 

 

妖夢は、見えなくなるまでずっと見守っていた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

〜紅魔館 大ホール〜

 

鈴琶が紅魔館に入るや否や、上から魔力の槍が降って来る。[シュッ]

 

 

 

 

鈴琶は首だけを動かして避ける。

彼の頬からは薄らと血が滲んだ。

 

 

 

[ドーン!!]

 

避けられた槍は後方の壁に突き刺さり、暫くして爆発した。

 

扉のすぐ横に大穴を開け、周囲には小規模の火災が起こる。

 

 

 

 

鈴琶は全く動じず、階段の上にいる怨敵の名を呼ぶ。

 

鈴琶「ジャルバ!!!!!!」

 

 

 

 

 

ジャルバ「お前は……誰だ?」

ジャルバと呼ばれた男…然しながら、その姿は玲達のものとは異なり、灰色の鎧に白髪、漆黒の仮面を付けた異様な姿の…その反応に鈴琶は軽く絶句した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分達[幽霊族]を滅ぼした要因の一つであった筈なのに。

 

鈴琶「………覚えて無いというのが余計に腹が立つな。貴様らの[科学技術]とやらが俺達を弾圧の業火に叩き込んだ事を忘れたのか?」

 

ジャルバ「……古すぎて忘れたな…それに」

 

ジャルバは鈴琶に向けて手をかざす。

 

 

 

 

 

ジャルバ「死に損ないに答える道理などない。死ね」

その言葉と共に横に控えていた紅魔館の主:レミリア・スカーレットが飛び出す。

 

その瞳は紅く、不気味に輝く。

 

 

 

ジャルバ「魔人レミリア・スカーレット。魔人化の秘薬で潜在能力を引き出したこいつに敵う者など、いない」

 

 

 

 

鈴琶「さっきから話が通じてねぇな。だったら、殺るまで」

 

 

 

復讐鬼と魔人がぶつかり合う。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

レミリアが爪で斬り掛かる。

鈴琶はそれを素早く見切り、彼女の腕を抱え込んで背負い投げを敢行する。

 

レミリア「ギィ…!?」

背負い投げを食らうが、咄嗟に体勢を立て直した。

 

鈴琶「食らえっ!」[ガッ!]

そこに、鈴琶の渾身の回し蹴りを受ける。

 

 

不意を付かれたのか盛大に吹っ飛び、紅魔館の壁を破壊していった。

 

 

 

その隙に鈴琶は猛スピードでジャルバに詰め寄る。

 

鈴琶「くたばれっ!!!強爆[爆鳴気]」

 

 

 

 

 

鈴琶のスペル、強爆[爆鳴気]とは、分かりやすく言うと気合砲の連撃バージョンと言ったところだろうか。

 

相手を気合で吹っ飛ばした後に爆発によるダメージを与えるスペルである。

 

 

 

 

 

 

[グァーン!]

 

ジャルバの顔面に気合が炸裂し、後方に吹き飛んだ後にそのまま爆発した。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「へっ、ざまぁねぇぜ…っと!」

 

鈴琶は後ろから襲いかかったレミリアの拳を振り向いて容易く受け止め、もう片方の手の甲で吹き飛ばす。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「雑魚に用はねぇ、一気に決めさせて貰うぞ!極弾[神霊玉]」

 

鈴琶が両手を掲げると、大きなエネルギー弾が生成される。

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「霊装」

 

そう言うと、彼の身体を赤紫色の鎧が覆う。

霊力で型どった鎧。原理としては、玲の魔装とほぼ同じである。

 

 

 

 

 

 

[バチバチッ!!!]

鎧を纏った鈴琶からスパークが走る。心無しか、黒い幽々子と戦った時よりも激しさを増している。

 

 

掲げたエネルギー弾が更に大きくなっていく。

 

彼は時を待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロ距離でスペルを撃ち込み、彼女を戦闘不能に追い込む時を。

 

 

 

 

 

 

 

レミリアはそんな事はつゆ知らず、鈴琶に向かっていくが。

レミリア「……!!」

 

鈴琶「行けっ!!!」[ブン]

 

狙い通り、鈴琶のエネルギー弾はゼロ距離でレミリアに直撃し、押し返す暇も無く地面に叩きつけられた。

 

 

 

レミリア「………」[ドカーン!!!!!!]

 

地面に着弾したエネルギー弾は膨れ上がるようにして爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決着は案外早く付きそうだ、と鈴琶は感じていた。

 

しかし、皆様はレミリアの能力をご存知だろう。

 

鈴琶は当然気付く筈も無かった。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「ぐあぁっ!」

 

鈴琶は不意に後方から蹴りを喰らい、壁に激突する。

 

鈴琶「…ぐ…どうなってやがるんだ…!」

 

 

 

 

視線の先には、[傷一つ負っていない]レミリアがいた。

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「言わなかったか?こいつはその潜在能力を大きく引き出した…貴様如きでは…話にならんなぁ」

 

 

 

ジャルバもまた、無傷であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…は!話にならんだと…?冗談も過ぎると面白くないぞ。今のは不意打ちだろうが。真面目にやれば俺の方が有利に決まってる」

 

 

 

 

 

ジャルバ「ならば…試してみるか?」

 

 

 

 

 

 

鈴琶「上等だ」

 

彼はレミリアに殴りかかった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

[ドカッ!]

飛来が紅魔館の正面の扉を蹴り開ける。

 

飛来「…!」

 

 

そこには紅魔館の主、レミリアとジャルバがいた。

 

さらに、全身傷だらけの鈴琶も。

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「どうした?

 

そんなに運命が怖いか?

 

滅びの運命が怖いか?

 

あの時、大人しく死んでいればこんな事にもならずに済んだものを…

 

違うか?………御島慶喜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「………黙れ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「怖いんだろう?怖いと言えばいいではないか。

 

そうすれば、誰かが助けてくれる。

 

 

 

哀れなり…哀れなり!!!

 

傲慢な幽霊族が生んだ末路がここまで哀しきものだったとは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「………黙れ」

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「ここで滅びて然るべき…幽霊族!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶は震えながら立ち上がる。

 

 

 

 

鈴琶「…運命が…どうした。魔人がどうした。俺は……!

 

 

 

そうやって…そうやって皆を愚弄する貴様を…!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………あの時のお前か。邪魔しに来たのか?また…」

 

 

 

 

 

飛来は首を振る。

 

飛来「…その話は無しです。奇しくも、貴方と私の目的は同じ。ここは協力しましょう。」

 

 

鈴琶「……有難いことで…。どうするんだ?こいつは口達者な上に強い。」

ジャルバ「…口達者…」

 

 

ジャルバのぼやきを無視して続ける。

 

 

鈴琶「仮に…お前が俺より強くなっていようが、こいつには…勝てない」

 

鈴琶は歯軋りする。

 

 

 

 

飛来「…知っています。だから…」

 

 

 

飛来は鈴琶に何かを投げ渡す。

 

鈴琶「短刀?」

 

 

 

 

その短刀は、玲の持っている短刀と同じく、黒く輝いている。

 

飛来はそれには答えずにニヤリと笑う。

 

 

飛来「一人ずつでは駄目でも、二人でやれば…」

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「地獄界の秘宝、合獄刀[ごうごくとう]。

 

これを私の合図で、鞘を払って下さい!」

 

そう言うと共に飛来もまた、鈴琶が持っているのと同じ短刀を取り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「……地獄界の…秘宝?

 

…まさかな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「どんなに作戦を練ろうが私達には絶対に勝てない…

 

ましてや[破壊神]には…

 

 

 

 

まぁいい。ここで倒せる事に越した事は無いからな。死んでもらおう」

 

 

ジャルバが魔力を溜め始める。次の攻撃をまともに受ければただでは済まないと2人は直感で感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…ここはやるしかないか…

 

同時に鞘を払えば良いんだな!?」

 

飛来「そうです。いやぁ…まさかここまであっさり聞いてくれるとは思ってもいませんでした」

 

飛来が意外そうな顔をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「[死霊の咆哮(デッドハウリング)]」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「そこまで俺はひねくれてねぇよ。敵討ちを手伝ってくれるんだろ?拒む理由なんかない」

 

鈴琶はそう言って顔を歪めて笑う。

 

 

 

 

飛来「…変わりましたね、貴方も」

飛来だけが、彼の[変化]に気付いていた。

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「馬鹿言うな。そら、来るぞ」

 

 

 

 

冗談を交わした彼らの目前に、特大のエネルギー波が迫る。

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶・飛来「「今だ!!!!!!」」

 

 

 

 

 

二人が鞘を払った瞬間、玲以上の輝きを放つ光が辺りを包む。

エネルギー波もいつの間にか掻き消されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「……!」

 

 

 

 

 

 

そして、光の中から1人の青年が現れる。

 

 

 

??「…………よう」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




鈴琶さんほんとはいい人なんやで…!過去編とか絡めてこれから本格的に入って行きますよー!

さてさて…鈴琶と飛来を合体させるつもりは当初してなかったんだけどね…

玲君をかなり上方修正しないとね☆


全員「ファッ!?」




ちょいと気合い!入れて!長めに書いて見ました。


……出来ればコメント欲しいです。
てかさ、なんでコメント来ないんだろうね?
言うとこ無しかくそみそな出来なのか



どうでもいいわ()




妖夢「では次回![第21話 運命なんかぶっ壊せ!合体戦士の猛攻]」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第21話 運命なんかぶっ壊せ!合体戦士の猛攻

うぃぃぃぃっす!!!

えーこの間ですね、えー、小説出し始めて1年になるんですけど、えー、







何もありませんでした←








すみませんもっと更新ペース上げますから許して…凪…


玲「あ く し ろ よ」


〜前回のあらすじ(笑)〜

 

 

 

 

 

玲「ギャルのパンティおくれーっ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

玲「ぶ ち こ ろ す ぞ 」

 

作者「すみません許してください、何でもしますからぁぁおふ!?[デデーン]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイハブア鈴琶〜アイハブア飛来〜\アッー/

 

 

 

 

→なんなんだこいつ(うちは真面目に説明しない事に定評があります)

 

 

 

 

天子「本編始まるわ!見てなさい!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「…誰だ?」

 

 

 

 

 

 

??「…俺か?俺は…鈴琶と飛来の合体…」

 

 

 

彼は両手に握った短剣を腰の鞘に納める。

 

 

 

 

 

 

 

??「澄竜[ちょうりゅう]!!!」[グォァァァッツ!!!]

 

 

 

 

 

澄竜は全身から猛烈な気を噴出する。

 

その気は、ジャルバ本体でさえたじろいでしまう程。

 

 

 

 

 

凄まじい気の放出に、ジャルバは吹き飛ばされないように堪えるのがやっとだった。

 

 

 

 

 

ジャルバ「!がっ…」

 

 

 

 

気が吹き止んだと同時に、強烈な飛び膝蹴りを受ける。

 

 

 

澄竜はそのまま左、右とストレートを叩き込み、よろけた所を組み落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「…くっ…!ぐうぉぁ!!」

何とか着地したジャルバであったが、その背中に容赦無く澄竜は蹴りを入れ、床にめり込ませる。

 

 

澄竜「こんなもんか?お前の力は」

 

踏みつける足の力を強める。

 

 

 

 

 

ジャルバ「…く…合体なんて…卑怯だ!!卑怯だぞ!!」

それに澄竜は冷やかに返す。

 

 

 

 

 

澄竜「卑怯、か…確かにこの勝負においてはそうかもしれない…

 

だがお前にとってはもうどうでも良いことだ。

 

何故ならここで、殺されてしまうから。」

 

 

 

 

澄竜はジャルバの髪を掴み上げて言う。

 

 

 

 

 

 

 

澄竜「…自分だってさんざん[ここの奴らの魔力]を奪ったくせによ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔人と化した者は、普通であれば怯んだり気絶してしまうような攻撃を受けてもびくともしないどころか即座に反撃を仕掛ける事が出来る。

 

その実態は、生気が奪われた事による感覚の著しい欠如である。

 

 

 

そもそも動物…特に人型の生物は通常、3割程の力しか出せない。

これは、無意識な脳のリミッターによるものである。

リミッターは常に筋肉に対して脳からの抑制信号が送られている。それは、生命の危機を感じた時などに外れ、限界を超えた力を発揮できるという訳だ。

 

要するに[火事場の馬鹿力]である。

 

 

 

 

 

 

そのリミッターこそが、理性を司る鍵となっている。

リミッターの無くなった生き物は、操り人形も同然なのだ。

 

 

そしてそれは、限界を軽く凌駕する魔力ないし霊力、気を秘めている。

ジャルバが狙ったのはその事である。

 

 

 

 

 

魔人化の秘薬を用いリミッターを外させる事で、自分の手駒が増えるだけでなく得たリミッターを魔力に転用する事が出来るのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

澄竜「 !」

澄竜が耳を澄ませて辺りを見回す。

 

 

程なく、先ほどの衝撃波で吹き飛ばされたレミリアが踊り掛かる。

 

彼女の錬成した槍が澄竜を襲う。

 

 

 

 

 

 

しかし、その槍は彼の目の前で軽く止められる。

 

たった指2本で。

 

 

 

 

澄竜「…そういえばその[リミッター]も再構成できるんだったよな」

 

 

 

 

 

 

 

 

そのリミッターは魔力などで構成されている為、理論上は再構成は可能である。

然しながら、それは手術でどうこう出来るものではない。

 

 

 

 

 

澄竜はレミリアを弾き、ジャルバを壁まで蹴り飛ばす。

澄竜「…もしかしたら………

 

はぁっ!!!」

 

 

 

澄竜は右手を開いて気を高める。

その気は玲の放つ気と同じ気であった。

 

 

 

 

そのまま澄竜はレミリアの元に[瞬間移動]する。

 

レミリアは体勢を立て直そうとしたが、目の前に瞬間移動した澄竜に驚愕した。

 

 

 

「…!!!!」

 

「はぁっ!」

 

 

澄竜はレミリアに零距離でエネルギー波を浴びせた。

 

 

「……っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくの間澄竜はエネルギー波を浴びせ続ける。

 

次第に、レミリアの力が抜けていく。

 

それを見て彼は徐々に威力を落とし、ゆっくりとレミリアを地につけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバはヨロヨロと立ち上がりながらそれを見ていた。

 

 

ジャルバ「………嘘だ…あの光は確かに明輝の力…あの時…あの時間違いなく倒した筈なのに…」

 

 

 

 

 

 

澄竜はジャルバに視線を戻す。

 

 

 

 

 

澄竜「…ほう?間違いなく倒した…だって?

 

正直なんで使えたのか、俺にもわからんが…」

 

 

 

 

 

 

 

澄竜は真っ直ぐ右腕をジャルバに向けて伸ばす。

 

 

 

澄竜「もうてめぇの声は聞きたくねぇ。……あと、言い分があんなら閻魔の親父にでも言うこったな」

 

 

 

 

 

 

ジャルバが残る力を振り絞り、次の攻撃を備えようとした時には………

 

 

既にジャルバの胸は、澄竜が射出した気の刃に貫かれていた。

 

 

 

 

ジャルバ「………ぐ…ぼぉ……!」

ジャルバを今までに感じたことの無い、全身からこみ上げてくる[血]の感触が襲った。

 

 

 

 

澄竜「どうした?魔人特有のタフネスはそんなもんだったか?」

 

澄竜の顔には、勝利を確信した笑みが浮かんでいた。

 

 

 

 

 

ジャルバは苦しみのあまり声も出せなかった。

 

 

 

 

気の刃の先端には、鮮血に染まったジャルバのコア…心臓が震えていた。

 

 

次第に、その震えも止まり始めていく。

 

 

 

 

 

ジャルバは刃を抜かれると、力なく仰向けに倒れた。

 

 

 

 

澄竜「……地獄に行ってせいぜい詫びるんだな。

今回お前が殺めた天人の分も。幽霊族の皆の分も。師団長…いや、祐の分も。」

 

 

澄竜はジャルバがピクリとも動かなくなったのを確認し、大ホールの奥にある図書館に向かって行った。

 

 

 

 

「[悪人という者はしばしば、あともう1歩のところで聖人に成り損ねた者でもある]

 

 

 

……まさにこいつの為にある様な言葉だな」

 

 

 

澄竜は、ジャルバに向けて意味深な言葉を放っていった。

 

 

…異変の主犯にしては、実に呆気ない最期だった。

 

 

 

澄竜「さて…面倒事をさっさと済ませて[これ]を師団長に解いてもらわねぇとな…」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

〜同時刻 地獄界〜

 

 

飛来の圧倒的な勝利を、彼は見ていた。

 

 

?「なるほど…飛来一人じゃ敵いそうに無いと踏んでいたから持っていったのか…

まぁ、秘宝とは言っても[あの神器]の子機みたいなもんだけどな。

 

 

 

…しっかしまぁ…意外な奴と合体したもんだ。見ている限り…彼奴の心境に変化が見られるような気がする。」

 

 

 

 

 

 

ふと気づくと、手元にある連絡機が鳴っていた。

 

 

?「…はい。……そうか。うん、分かった。今から撤退の指示を出す。閻魔の爺さんにも、遅れるからちょっと待って貰えるように頼んでくれ。」

 

 

 

 

?「天人がこっちに大勢来ている…?

…なるほど、ジャルバがか…。そう言えば、天人達も恨みを買うような事してたもんな…

 

 

 

もっとも唆したのはあのクソ女なんだが…くそったれ」

 

 

 

 

吐き捨てる様に呟くと、すっくと立ち上がった。

 

 

 

 

 

?「……フランドール…スカーレット…。

 

 

 

…いや、もし仮に[最悪の場合]になるとしても、玲が目覚めてさえくれれば十分勝てる筈だ。

あいつはフランを{破壊神}に仕立てようとしているがそもそもあいつはただの吸血鬼。

 

…何故そんな無駄な事をする?直接呼び出せばいい話だろうに。

 

玲に無理をさせるってことはわかってるけど…

 

 

 

…彼女の事情も考えると生半可な光の力を使うよりも玲がやった方がフランの為にもなるだろうしな。

 

 

玲は俺が直々に力を託したんだ。あいつがやらないで誰がやる…。

 

 

 

……そうか…。あれから…もう…200年になるのか。

 

…タイミングは可笑しいけど、会ってみたいな」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

場所は変わって紅魔館の大図書館。

 

紅魔館には、[魔法使い]のパチュリーが魔法の研究に費やす為の大きな図書館がある。

澄竜はそこに足を踏み入れていた。

 

 

 

 

戦闘の影響でさっきまでは気付かなかった雨音が聞こえる。

 

…それ程までに静かだった。

 

「…雨が降ってたなんてな。全然気付かなかったぜ…」

 

 

 

 

〜紅魔館より少し離れた場所より〜

 

????「…ごめんなさい…ごめんなさい…レミィ…フラン…皆…」

 

 

 

 

紅魔館の周りに、雨が降っている。

 

 

 

これからの激戦を予期させるような、まさに嵐の前の静けさだった。




この1年で何が変わりましたかコーナー!

え?早く艦これ書けって?
続編書けって?
絵描けって?
動画出せって?




うるせぇ全部いっぺんなんか無理に決まってんだろ!!!!!!(迫真)






えっとですねぇ…当初2000字位だったのが3000〜4000位になった事…ですかねぇ…



文章力…変わって…ないですねぇ…



なんか1年って早いですね(すっとぼけ)

いやぁ書き出した時は1年で半分くらい終わるんじゃないかとか思ってましたがまだ2割も終わってないんだぜ?がっかりだよ…(自虐)














さてさて、いよいよフランたそとの決戦はじっまりまっすよぉ^~
ジャルバ?まぁ、いい奴だったよ←

澄竜はかなり強く設定したのでこれ位はね?

明輝の力の概念がそろそろ明らかになってきます!
乞うご期待下さい!






P.S. 第二冥界異変と紅魔館編のサイドストーリーもその内書こうと思ってます!


どうか、どうかコメントとか評価を恵んでください…


1年もやっててコメント2つとか草生えますよ…





お願いします!お願いします!(2回目)














では次回!「第22話 哀しみの終着点…スカーレット一族の悲劇」

次回もゆっくり待ってて下さい!
1ヶ月以内には必ず出しますから!∩(´;ヮ;`)∩ンヒィィィィィ


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。