とある転生者の物語「リリなの」の世界 (水色(^ω^))
しおりを挟む

プロローグ

処女作ですが、よろしくお願いします。


2017.5/18…なんとなく加筆しますた。


ここはとある白い空間。そこに、魂だけとなった一人の男がいた…。

…え?眼魂?ま、まあ、そんな感じだようん。

 

周りから見れば、白い空間に世間一般で言うところの人魂という奴がふよふよ浮かんでいるだけである。このままでは何も面白くない。しかし、どうも人魂が何か喋っているようだ。

 

という訳で皆、聞いてあげよう。

 

「俺の名前は極 風太(きわみ ふうた)。ごく普通の高校一年生で、遅刻しそうになって自転車をズーットマッハ!!で走らせていたら、交差点で車に轢かれて気が付いたら辺り一面真っ白の空間にいたんだ…」←今ここ

 

「これはもしや…かの有名な神様転生というやつでは?」

「その通りじゃ」

「うわ!…誰?」

男はいきなり後ろから聞こえた声に驚きつつも振り返る。人魂なので本当に振り返っているのかはちょっとよく分からない。

 

後ろを向くと長く真っ白いヒゲが特徴的なおじいちゃんがいた。

「なんだこいつ…いや、流れ的にこいつは…」

…そう、我こそはノアズアーk…あ、すいません真面目に地の文するんで帰らないで下さい。

 

「わしはお前ら人間でいうところ、神様というやつじゃ。

あとおじいちゃんっていうな」

 

「なるほど、それで?テンプレのごとく神様の仕事のミスで俺は死んだのか?」

おじいちゃん(笑)のツッコミを無視して軽い調子で聞く風太。しかし…

 

「ああ、じゃが仕事のミスで死んだわけではない。

面白半分でわしが貴様を殺っちゃったのだ」

 

全然軽くなかった。神も「やっちゃったぜ、テヘ!」みたいなノリで返すものだからつい風太も呆気にとられる。

「…マジで?」

予想の斜め上の返答に驚きつつ聞き返す。

「マジじゃ」

真顔で答える神。ここで少年は本当なのだと理解する。本人からすれば理解したくないところだろうが…

 

「うーん、でもやり残したこととか特にないし、別にいいや。…というか、面白半分で俺を殺っちゃったみたいだけど…大丈夫なの?神様」

仕方ない、と即座に割り切り逆に神の心配をする風太。なんていい奴なんでしょう。

「いや、全然大丈夫じゃない。他の神や部下にボコボコにされるじゃろうが、心配してくれたお前のために我慢してやるわい。感謝しろよ?」

中々かっこいい事言ってるようにも聞こえるが実際はクズの言動である、騙されてはいけない。

 

「わー神様ありがとー(棒読み)。ってそんなことはどうでもいい。とっとと特典の用意をしろ!磯野!そして異世界に転生させろ!磯野!…あ、それともなんか条件とかあるの?」

某社長の真似をする風太、著作権という言葉を知らない様だ。

 

「薄情な奴め…しかも思いっきり「磯野」って言って大丈夫なのか?この作品…うむ。条件じゃが、最近踏み台系転生者の数が減ってきての…」

しれっとメタ発言をする神。条件を言う前に何故か最近の転生者について話し出す。

 

風太はその意図に気付く。

「ああ、なるほど。じゃあ踏み台のフリでもしてればいいの?」

推測程度の解だが答えてみたりする。

 

「ああ、しばらくしたら連絡するから。そしたら踏み台のフリやめてもいいぞ」

どうやら正解、風太の頭の回転は速いようだ。

 

「よし、わかった。それで?結局どの世界に転生すんの?特典の数は?俺六個ぐらい欲しいんだけど。」

特典六個、欲望丸出しのお願いである。

 

「ふむ、フリとはいえ、わしのワガママを叶えてくれるわけじゃしの。

特別サービスじゃ通常なら三個の特典を六個にしてやろう。」

そして何故かOK。神様がそんなんでいいのか?

「大丈夫だ、問題ない。」

地の文にツッコミを入れるなんて流石神様、そこにシビれる憧れるゥ!!

 

「わーい、さすが神様!話が分かる〜!って、踏み台になって欲しいっていうのはあんたのワガママなのかよ!」

ツッコミが炸裂する

 

「当然じゃ。(二重の意味で)それにお前は面白そうじゃし」

興味深そうな目で風太を見る神。

 

「うん?どこが?」

割と本気で不思議がる風太。はっきり言ってこんなジジイに「興味があるんだ(トゥンク」とか言われたら吐き気しかしないが、風太にソッチの気はそもそもないようだ。

 

「わしの欲望を叶えて欲しいというだけで貴様を殺っちゃった上に、踏み台のフリまでしろなんて言われたら普通怒鳴り散らしたりするじゃろ。」

神はそう言うが、風太は納得してなさそうな声で返す。

 

「うーん?そうなのかな?多分、俺も神様と同じで面白いこと大好きだから。

元の世界で生きるより”こっち”の方が面白そうなんだし、わざわざ怒る必要ないかな。

中二病が抜け切れてない高校一年生にとっては「現実」に生きるより、一度死んで新しい「現実(夢の世界)」に生きる方が絶対楽しい。つまりお互い損はしない。というより良いことだらけじゃん」

さも当然のようにそう言う風太。本気で言ってるようだ。

 

「くっ、くくくっ、なるほどの。よし、それまたサービスじゃ。特典の数、六個から七個にしてやろう」

愉快そうに笑い、風太に新たなサービスを提供する神。もうやめて!読者のライフ(許容能力)はもうゼロよ!

これ以上チートをぶっこむなんて、この作品の評価を下げるだけだわ!

 

「えっ!?マジで!?さすが神様!気前がいいねぇ!」

子供がプレゼントを貰った様に純粋に笑う風太。

「ほれ、とっとと七個決めんか。わしの気が変わらんうちにな」

余韻に浸っていたい風太だが、時間が迫っていることを理解し、サッと思考を切り替える。

 

「うーんと、じゃあね。

取り敢えず、踏み台だから…

 

王の財宝(ゲートオブバビロン)”を頂戴。

入ってる宝具は原作のギルガメッシュ様が使ってた王の財宝と同じにして」

いきなりチート、この時点でブラウザバックした読者が何人いるのだろう。

「オーケーじゃ」

いや、 だめだろ。

 

「2つ目、身体能力ドチート、魔力量無限にして」

もはや定番、あと何人残っているんだ?

 

「普通なら一個ずつなんじゃが…まあセットで一個にしてやろう」

モ、モウ、ヤメルンダ!そんなサービスはここでは不必要だ!

 

「まあ、踏み台用の特典はこんなところかな?…今から本命いくよ?」

答えは聞いてないようだ。

 

「3つ目、万事におけるとてつもない才能。

戦闘でも勉強でも、とにかくどんなことも努力とかしなくても、プロ並みにできるようにして。」

もう嫌…誰かこの子止めて?…無理か。

 

「一応言っておくが、1つ目と2つ目も十分本命と言えるんじゃぞ?

お前が二時創作で見てきた”王の財宝”を使ってた奴らがカスだっただけじゃ」

まあ、それは、ね?

 

「4つ目、全平成仮面ライダーの力。

まず、変身しなくても武器とか出せたり、クロックアップとかが使える。

デメリットはなし。

掛け声が「変身」ではなく「換装」と言った時はISの仕様にしてくれ。まあ、非殺傷モードって奴だな。

 

変身した時、通常フォームの強さは「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」でいうところ、神霊群と渡りあえるぐらい。

 

最強フォームは「問題児たちが(ry」のアジ=ダカーハと渡りあえるぐらい。

 

究極フォームは…「問題児(ry」の一桁代の強さでよろしく。」

超早口、息継ぎなしで言い切った風太。そこに彼の「仮面ライダー」に対する愛情が見て取れる。

 

「…なんで例えが問題児シリーズなんじゃ?」

最もな質問である。

 

「好きだから。」

即答。

 

「ISの仕様は?」

 

「ISの世界に転生した時に必要かなって。」

また即答。

「ああ、そうか(パラガス風)」

神もついに諦めたようだ。

 

「まあ、こんなところでいいかな?」

なんだか満足した様子の風太。

「残りはどうするんじゃ?」

まさか、捨てるのか?という感じで聞く神。

 

「転生した後に決めるよ。

だから俺から神様に連絡できるようにしといておいてくれる?」

さらに注文する風太。

 

「ああ、アイフォン紛いのものを用意しよう。」

そのアイフォンは特典の中に入らないのか?

「入らない」

だから地の文に(ry

「それでどの世界に転生するの?」

ようやくその話題?っと思ったそこの方、あなたは正常です。

 

「ちょっと待っとれ…よし、お前の転生する世界は、”魔法少女リリカルなのは”の世界じゃ」

どうやって決めたのかは聞かない方が良さそうだ。どうせくじとかそんなんです。

 

「マジか」

マジか、が多い風太。軽く精神年齢が若返っているようだ

 

「ああ、でも闇の書が終わって数ヶ月で次の世界に転生するけどな。」

 

「ふーん。なんで?」

少しつまらなそうに風太は言う。

 

「その方が面白そうじゃからの」

楽しそうに神は言う。

「…神様が言うくらいだから面白いんだろうね?じゃあ、闇の書終わったら次の世界に転生?」

含みのある笑顔で神に質問する風太、最近の子供は恐ろしいものだ。

 

「ああ、そうじゃ。取り敢えずいってこい」

その笑顔から逃げるかのように後退する神。神でも怖いものは怖いようだ。

 

「ほーい、んじゃいってきまーす!」

 

そして風太は、いきなり地面に現れた穴の中に落ちていった…

 

「おいこら神様ーーーー!!!」

 




どうだったでしょうか。
こうした方がいいというアドバイスがあったら教えてください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

原作前
第1話:転・生・成・功


本当にチートものです。嫌いな人はブラウザバック推奨です。


ども、こんにちは極 風太(きわみ ふうた)です。うん、今回は俺の視点で話が進んでいくようだ。

 

穴に落ちてしばらくした後、目の前が明るくなったと思ったら赤ん坊でした。

 

いや〜、いきなりすぎてびっくり。

声も「あ〜、あ〜」ぐらいしか出せないし、体も思うように動かせない。

赤ん坊って案外不便なものだ。

 

というか、お父さんもお母さんも超若々しい!えっ!?

なにこれ!?リリなのの世界の人って全員こんな若く見えるんですかね!?

とてもじゃないが子供のいる母親の見た目ではない。

街中で見かけたら新婚さんかな?って感じ。子供がいたらびっくり。

あ、お父さんが「他人に迷惑をかけるような子供にはなるなよ?」っと笑いかけてくる。

ごめんなさい、踏み台だから無理です(真顔)

 

さて、とっとと特典が使える年齢になって欲しいね。

じゃないと楽しめないじゃないか。せっかく神が用意したって言うのに…

 

それより踏み台(俺)がいるということは当然オリ主様だっているわけなんだか…

俺の隣にいる赤ん坊、名前が光 優也(ひかり ゆうや)といういかにもな名前だ。

オリ主らしい名前だが、名前だけで決めつけるのは危険。

小学一年生になった辺りでこの作品の主人公、高町なのはと仲が良かったらもはや確定なんだが。

 

そうだな、原作開始である小学三年生までに色々と試したいことがある。例えば、仮面ライダー鎧武に出てくるヘルヘイムの森はこの世界にあるのか。あったとしてヘルヘイムの侵食はあるのか。

俺の意思でクラックは開けるのか。

他にも、ミラーワールドとか時の列車とか、色々気になることもある。

 

あの面白いこと好きの神様だ、色々弄って怪人が出てくるようになってもおかしくはない。

 

まあ、もしそうなっても俺は無視するつもりだ。さっきも言ったように試したいことはたくさんある。

さらに、オリ主君がいるというのなら、もし怪人が出てきた場合、真っ先に戦ってくれるだろう。そうなればわざわざ探し出す必要がなくなる。

取り敢えず、この光 優也という奴はマークしておこう。

 

…話はかなり変わるが、主人公高町なのはの家、翠屋のシュークリームはとてつもなく美味しいらしい。

その事は多くの二時創作で取り上げられている。

そして、俺は極度の甘党だ。ココアに砂糖をぶっかけるぐらいの。

つまり、何が言いたいかというと…

 

先生ッ!翠屋のッ!翠屋のシュークリームが食べたいですッ!!

 

ということです。数々の二時創作のオリ主たちの胃袋を掴んだシュークリーム…(じゅるり)

おっといけないよだれが…

 

…今おもったら俺、主人公達の名前と原作開始時期、あとシュークリームぐらいしか原作知識が無いや。

 

ま、まあ大丈夫でしょ!なんとかなる、何故なら俺は踏み台なのだから!

 

 

 

 




どうだったでしょうか、最後らへんはもうネタが尽きてしまって半ば無理やり終わらせてしまいました。
第1話からネタが尽きるなんて…
前途多難ってやつですね。
これからも頑張りますので温かい目で見守ってください。
ご視聴ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2話:初変身…?

今日も書いてみました。
週末課題?知らんな。


風太side〜

はーい、ども極 風太君です。

 

前回言った通り、もう幼稚園児です。

というわけで、今から神様に連絡してヘルヘイムの森があるのか、あったとしてインベスとオーバーロードはいるのか、聞きたいと思います。あとはミラーワールドとか時の列車とか…

 

あ、ちなみに今は転生先の家の自分の部屋にいます。

いやー、この家金持ちなのかなんなのか知らないけど、

家の玄関だけじゃなく、一部屋一部屋に指紋認証式の鍵が付いてるんだよね。

あ、いや、流石に玄関の鍵は指紋認証式じゃないけどね。

 

しかも完全防音、いいね〜いいね〜最高だね〜。

あと、メイドさんと執事さんいるし。(ドヤァ…)

さてと、家の説明はこれくらいにして、神様に連絡しようかな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第三者side〜

 

prrrrrr、prrrrrrr pi♪

 

何ともシンプルな接続オンが流れる。

「ほーい、神様じゃよ〜どうかしたか?極 風太。

残りの特典何にするか決めたのか?」

相変わらず軽い調子の神の声が風太の持つスマホもどきから聞こえてくる。

風太は内心「うんウザい」なんて思いながら真面目に返す。

「…いや、少し聞きたいことがあってね。」

 

「うん?なんじゃ?すまんが一応わしも神なんでな。

色々と忙しいんじゃ、手短に頼むぞ〜」

「…OK。じゃあまずは、この世界にヘルヘイムの森はあるのか?」

内心「嘘つけ」なんて思いながらも言葉に出さないようにする風太。中々世渡り上手である。

きっと前世で生きていたなら立派な社畜になっていただろう。

 

「おう、あるぞ。じゃが、世界への侵食はしないがの」

「なるほど。じゃ、インベスやオーバーロードは?」

ようやくそれなりに真面目になってきた神様。風太はさらに質問する。

「オーバーロードはおらんが、インベスはおる。ただ、本家と違い、元人間という訳ではない。例えれば、マインク○フトのモンスターみたいに湧くだけじゃ。」

「ほう?その原理は?」

興味が湧いたのか、ぐいぐい攻める風太。知識欲はそこそこあるようだ

 

「侵食しなくても、ヘルヘイムの森にあるエネルギーは膨大なものじゃ。さらに、ヘルヘイムの実や植物は光合成をするようにエネルギーを作り出し、また新たに実や植物を増やす。そうしていくうちに森に含みきれないエネルギーが物質化して、インベスになる訳じゃ」

 

「ふむ、長い説明アザース。それで?俺は武神鎧武みたいにクラックを自由に作って通れるのか?」

あまり理解出来ていないのか、適当に流す風太。難しい、というより長い話は苦手のようだ

 

「ああ、変身しなくても出来るぞ」

「わかった、忙しいのに悪いな」

「なーに、どうせ今からサボろうと思っておったところじゃ。気にするでない。…おっと、部下が帰ってくるな。ま、頑張れよ。またの〜」

「おう、またな」

サボろうとしてたんかい!っというツッコミを喉の辺りで飲み込んで電話を切る。

ふぅ、と溜息を吐くその姿は、まるで中年親父のそれだった。

「まだ高校生だよ、ちくしょー」

pi♪

 

うん、地の文読まないで。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風太side〜

 

ふむ…

「…開け、クラック。」

…ゥゥゥゥン!

「お、おお!」

…か、かっこいい!これはかっこいい!

この空間を裂くように現れるチャックのような裂け目、その奥には熱帯雨林のようなうっそうとした森が一面に広がってるゥゥ!

ああ!神様ありがとう!まじありがとう!

…ゴホン!失礼、少し取り乱してしまいました。

では、行ってきまーす!!

……

 

ほうほう、熱帯雨林のよう、とはいったけど、あんまり暑くないな。適温って感じだ。

 

ガサガサ…

 

「ん?」

音のした方を見ると…

「ギャァァァッ」

「ウワッ!あぶねぇ!」

下級インベス(暴走体)がいきなり出てきてでかい爪で俺の体を引き裂こうとしてきた。

避けたところ、後ろの木がバキバキィ!と音を立てて真っ二つになった。

「うわぁ、あんなの生身で食らったらひとたまりもねぇな。」

さて、体はまだ5歳児なんだけど、そんなこと言ってられない。殺らなきゃ殺られるな、これ。

王の財宝よりも先に仮面ライダーの力を使うとは思ってなかったが、まあ、いいか。

さて、いっちょかましてやりますか!

 

 




今回で変身させようと思っていたのですが、
どのライダーにしようか迷ったので一旦区切りました。
シグルドか、デュークか、斬月か、斬月・真か。
鎧武のユグドラシル派のライダーにするのは決めてるんですけどね。
決まり次第投稿しようと思います


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話:私だ…(ドヤ顔)

高校生活、そんなに青春してない。
日々課題がモンスターに見えるZE\(^o^)/


風太side〜

 

どうも、(体は)5歳児にして命の危機に直面している、極 風太(きわみ ふうた)デス。

 

うーん、今からインベスとの戦闘。何に変身しようかな?なんて考えてるとすぐに殺られちゃいそうなので、バランスで考えます。

…よし、攻守ともにバランスのある《斬月》にしよう!

そうと決まれば…!

 

斬月のフェイスプレートが描かれた戦極ドライバーを召喚して腰に装着する。

同じように、L.S-04と書かれたメロン型の錠前を右手に召喚する。

ロックシードのボタンを押し、錠前を開く…

 

「変身…!」

[メロン!]

 

瞬間、頭上に機械的なメロンーー、メロンアームズが出現した。

 

ロックシードを頭上に投げ、また右手でキャッチ、そのまま流れる様にドライバーに付け、左手で錠前を閉じる。

[ロック・オン]〜♪

 

角笛のような待機音声が周囲に鳴り響く。

そして、ドライバーのブレード部分を操作!

 

[ソイヤッ!メロンアームズ!天・下・御・免!]

 

メロンアームズが降りてきて、白色のライドスーツが身を包む。

そして、アームズが完全に開き、果汁のようなエネルギーが辺りに霧散すると同時に、メロンディフェンダーが左手に現れる。

 

変身が完了したアーマードライダー斬月の姿に怖気付いたインベスに余命宣告をするように銃剣、《無双セイバー》を向けながらこう告げる。

 

「アーマードライダー斬月、参る。」

「ギ、ギャァァアア!」

インベスが強靭な爪を構えてこちらに突っ込んでくる。

「フッ!」

爪をメロンディフェンダーで逸らしながら、通り過ぎざまに右手に持った無双セイバーでインベスの横腹を切る。

「ギャァァァ!」

お、おう…思った以上に効いているようで、インベスが体制を崩す。

 

ドライバーのブレードを一回操作する。

[ソイヤッ!メロンスカッシュ!]

風太(案外簡単に終わりそうだな、これでトドメだ!)

 

ようやく体制を整えたインベスに向かって走り、またもや通り過ぎざまに黄緑色のエネルギーを乗せた無双セイバーでインベスを横一閃する。

 

「ッ!?」

インベスは悲鳴もあげずに倒れ、爆散した。

 

変身を解き、ふぅ、と一息つく。

「…もう少し探索するか。」

 

歩き出したその時、ふと後ろを見る。

さっき通ったクラックが閉じている。どうやら勝手に閉まる機能まで付いているらしい。

それを確認した風太はまた歩き出すのだが、

…ぐぎゅるるる〜。

「…腹減ったな。」

戦極ドライバーとL.S-00、ヒママリロックシードを召喚して使えば「ドラゴン○ール」の仙○のように、しばらく食べなくても済むのだが、この世界の風太の親は正直に言うと過保護だ。

この後、昼食もある、ここでヒマワリロックシードを使うと昼食が食べられなくなり、そうなると風太の親が「どこか具合でも悪いの?」という感じに強制的に病院に入院させられる可能性(99.9%)がある。

そんなことされたら試したい事が出来なくなってしまう。

 

「はあ…」

 

風太はため息をついて、家の自分の部屋に通じるクラックを開いてそのまま帰った。

PS.昼食がとても美味しかったので探索出来なかったことと、その日試したかったことが出来なかったことにあまり後悔のない風太だった。チャンチャン♪




初の戦闘描写いかがだったでしょうか?戦闘描写といってもほんの少しでしたが。
あと、お気に入り登録してくださった方々、本当にありがとうございました!
これからもよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話:転生者のバーゲンセール!

高校で、ネタを思いついてはメモ帳にかく。
それを繰り返していく内に授業でわからないところがじわじわ増えてしまいましたw。
まあ、全然構わないんですけどね〜

5月3日 間違いを修正。

2017.5.22…龍也の特典を変更。


風太side〜

 

はい、どーも!昼食食べてからずっとゲームをしていた極 風太(きわみ ふうた)デス!

 

やっているのはよくあるRPG。前世ではアクション一択だったんだけど、この世界に来てからは一人でゲームをすることが多いから自然とやるゲームもRPG系になっていた。そして、気が付いたらもう辺りは真っ暗!母親に「ご飯まだ〜?」と聞くと「ごめんなさ〜い!もう少し待っててね〜風太ちゃん〜」と返ってきたので「はーい」と、答える。

別にご飯の時間が遅れることに不満はない。ただ、そろそろ”風太ちゃん”は止めて欲しいかな〜、な〜んて。

…にしても暇だな。少し散歩でもしてくるか。

 

外に直接通じるクラックを開いて外にでる。

 

「さてと、どこに行こうかな?」

できるだけ近場がいいんだけどな。う〜ん、あ!公園があったな。よし、そこに行こう、そうしよう。

 

てくてく…

 

公園についた。ついたんだが、

「先客がいたか…」

ブランコに誰かが座っている。

雲で隠されていた月がその顔を出す。すると…

「あ!」

なんと、ブランコに座っていたのは、この「魔法少女リリカルなのは」の主人公、高町なのはだったのだ。

 

(うーん、ここでいきなり主人公か…つか、こんな時間に一人でいるか?普通…)

思いっきりブーメランな言葉を心の中で呟きつつ、行って踏み台するか、しないかで悩んでいると…

 

「ねぇ、君。こんな時間にこんなところで何してるの?」

「ふぇ…?」

また、別の奴がきた、今度は男、あいつは…たしか…そうだ、オリ主じゃないかとマークしていた光 優也(ひかり ゆうや)だ。

 

(これで間違いない、奴はオリ主系の転生者だ。)

まだ分からないが、なんとなく直感で分かる。あいつだ、あいつこそがオリ主だと。

 

なにやら話しているが聞こえない。いや、聞こえなくても大体分かる。きっと、家族にうまく甘えられないなのはにあのオリ主が「子供は甘えるのが仕事さ(キラッ)」などと言って助けるのだろう。

女子とあんな気安く話せるなんて…ちっ、リア充が…!

 

するとまた、後ろから誰か来た。

「お前は…?いや、なんとなく分かる。お前”も”転生者なんだろ?」

やはり直感で、分かる。例えるなら女子高生がよく使う「運命感じちゃった☆」という感じだ。

え?例えが分かりにくい?知らんな。

 

「”も”、ねぇ。まあ、最初は自己紹介といくか。俺の名前は天使 龍也(あまつか たつや)。転生者だ、よろしくな。」

「おう、よろしく龍也。俺は極、極 風太。…踏み台転生者です!」

持ち前の身体能力で一気に龍也に肉薄して、”王の財宝”からDランクの剣の宝具をだして首を狙う。しかし…

 

ガキンッ!

 

龍也の首に当たるなり剣は折れる。

「へぇ…」

バックステップで距離をとり、折れた剣を見て興味深そうに龍也を見る。

 

龍也は呆れた様な顔を浮かべて、

「おいおい、普通いきなり斬りかかってくるか?」

と、楽しそうな顔で言う。

風太はおもちゃを見つけたような笑顔でこう言う。

「さあ?でも、俺は斬りかかるかな、普通。」

どちらも戦闘狂である事が分かったところで、仕切り直しをする。

 

風太は、先ほど突っ込んだ時の何倍もの速さで”王の財宝"から新たに取り出した剣で横腹を狙う。

 

龍也はそんな攻撃が効くと思っているのかぁ!と言わんばかりに突っ立っているだけである。

 

このままなら、さっきと同じように剣は折れ、龍也という少年は無傷である"はずだった"

 

ブシャァ!

 

「は…?」

 

横腹から赤い鮮血を吹き出した龍也はガクンッと膝を折って膝立ちする。

 

「…月明かりでお前の皮膚がトカゲの鱗の様になっているのを見て、もしかして龍也君の特典は名前にもあるように龍に関係するものなんじゃないか?と思ったが、どうやら正解だったみたいだ。」

龍也は、そのほぼ正解の回答を聴きながら、風太が右手に持つ剣を見て何故自分が傷を負ったのか理解した。

 

風太が先ほど"王の財宝"から出した剣はAランクの宝具で「竜殺し(ドラゴンスレイヤー)」の属性を持つ、最強の魔剣…「グラム」だった。

風太の推測通り、龍也の特典は「龍化する能力」「きたえればどこまでも強くなる体」「フェアリーテイル・全ドラゴンスレイヤーの能力」の三つである。

 

今回の龍也の敗因は龍化する能力で皮膚を龍化させて、ほとんどの物理攻撃は効かないと思っていたこと、風太のことを所詮は踏み台だとどこか見下していたことだろう。

 

風太は龍也に近づき剣を振りかざし、龍也は死を悟って目をつぶった時…

 

ゴォォォオォン!、ゴォォオオオン!!

 

7時を知らせる時計の鐘が辺りに鳴り響いた。

 

しばらく沈黙が続いた後、風太は…

「は!しまった!もうすぐご飯の時間ジャマイカッ!?急げ急げぇぇぇ!!」

と、言ってクラックを使えば一瞬で家に着くことも忘れて家に猛ダッシュした。

 

龍也はポカンとして、こう一言。

「なんかよく分からんが、助かったってことだよな。」

ハハハッと乾いた笑い声をあげて、天龍の力を使って傷を癒し始める。

 

その間にオリ主こと、光 優也は高町なのはと友達になり、無自覚ながらもハーレムの道へ一歩、踏み出したのであった。

 

PS.風太は帰る途中でクラックの存在を思い出し、なんとか夜食に間に合うことができたのでした。

チャンチャン♪

 




相変わらずの短く、未熟な戦闘描写…
もっと努力していい感じの文を書けるようになりたいものです。
これからもよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話:オリ主(達)のターン。

不定期更新とはいえかなり遅れてしまいました。
本当にすいません!
ちなみにこの作品は基本三人称視点で書いています。誰か個人の視点で書く時は〜sideと書きます。
では、第5話どうぞ!


龍也side

…静寂、まさにそんな言葉が似合いそうな夜。オリ主こと、光 優也(ひかり ゆうや)と原作主人公、高町なのはがいる公園の脇道に一人ポツンと立っている少年(中身は高校生ぐらい)、天使 龍也(あまつか たつや)がいた。

「ふう…」

彼はつい先ほど(前回)、(自称)踏み台転生者の極 風太との戦闘で負った傷を特典の1つ、「フェアリーテイル、全滅龍魔法」の「天龍の滅龍魔法」から派生させた治癒魔法で治し終えたところだった。

 

「ちょっと油断しちまったな…よく考えたら本当に踏み台なら自分で自分のことを踏み台です、なんて言わないよな〜。」

今回の戦闘の反省点を口に出しつつ、同じように疑問も口に出す。

「…でも、踏み台じゃないなら一体…?」

「あれ?おーい!そこの君!何やってるんだ?」

龍也は考え事をしていたところにいきなり後ろから声を掛けられたので、肩をビクッと震わせてから振り向く。

 

「お前は?…!、ああなるほど、お前"も"か。」

さっき己の横腹をぶった斬った風太が言っていた…[なんとなく分かる…お前も転生者なんだろ?]という言葉の意味が分かる。

 

…確かに、なるほど。"なんとなく"分かる。

 

それに、よく見ると"そいつ"の隣にはこの「リリなの」の世界の主人公、高町なのはがいる。これはもう十中八九転生者で間違いないだろう。

 

「え?お前もってどういう意味だ?」

そこには黒髪、少し紫色を含んだ目をした少年が、その純粋無垢な顔で首を傾げていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

優也side

 

あ、どうも俺は光 優也、転生者です。って俺は誰に言ってんだ?まあ、いいや。俺の転生先の家は両親が二人とも働いていています。

今日は母も父も残業らしく、一応ご飯は用意してあったのですが、それを食べてもまだ少し足りなかったのでドーナツでも買いに行こうかな。っと思って24時間営業のデパートに向かっていたんだけど…。

 

途中の公園からブランコをこぐ音が聞こえてきて、見てみると女の子がいたので、

「こんな時間に一人でいたら危ないよ?(ブーメラン)」

と声をかけたら、「ふぇっ!?」と返ってきたその時、ちょうど雲に隠れていた月が顔を出して、月明かりがその女の子の顔を照らした。

…あれ?この娘、高町なのはちゃんじゃね?

よく見ると泣いていたのか目が赤くなっている。

…うん、なるほど。これはアレだ。二時創作でよくあるパターン。

 

確か…なのはの父、高町 士郎さんがちょっとヤバい仕事でしくじって生死をさまよう怪我を負って、入院。

母の桃子さんは翠屋の仕事を一人で切り盛り、兄の恭也さんは敵討ちのために猛特訓、姉の美由希さんはその付き添い。

 

…という感じで誰もなのはにかまってあげられなくなる。

それでも、責任感というかそういうのが強いなのはちゃんは、

「みんな忙しいからワガママを言うわけにはいかない。」と我慢していたのだろう。

でも、子供のなのはがそんなの耐えられるわけもない。

多分、俺でも耐えられない。

寂しさからちょっとした家出をする。

←今ここ

 

みたいな感じかな?…周りに人はいないみたいだし。よし!ここは俺が一肌脱ぐとしますか!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なのはちゃんに「子供に甘えてもらえないって親にとって一番辛いことなんだ、だから言いたいこととか、やってほしいことがあるならしっかり言わないとだめだ!」

とかいろいろ力説したらなんとかなった。ちなみに自己紹介とかは話の途中で済ませて置いた。

 

その後、色々あって家に一緒について行って欲しいと頼まれた。

まあ、断る理由もないから承諾したけど…俺、恭也さんに殺られちゃったりしないかな?いや、大丈夫なはずだ、多分。いや、本当に大丈夫?心配になってきた…ガクガク…あ、あれ?おかしいな、膝が笑ってる…

 

俺が内心そんなことを思っているが、隣のなのはちゃんはすごくニコニコしてる。嬉しいんだろうけど、さ。割とマジで命の危険を感じてますよ、はい。

 

…あれ?また誰かいる。身長からして多分子供。なんだ?今日は家出のバーゲンセールなのか?

 

取り敢えず、俺は声を掛ける。

 

「あれ?おーい!そこの君!なにやってるんだ?」

すると、少しビクッとした後その子はこちらを向いた。

どうやら男の子のようだ。

「お前は?…!、ああなるほど、お前"も"か。」

えっ?

「え?お前もってどういう意味だ?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後その男の子と自己紹介をし、とりあえず仲良くなった。どうやら天使 龍也と言うらしい。

 

さっきの「お前"も"か?」という言葉の意味は「後で話す」と言われ、はぐらかされた。

なんだかスッキリしないが、まあ後で話してくれるみたいだしいいか。なのはちゃんも友達?が増えたのを嬉しそうにしてるからね。

 

その後、なのはちゃんを家に送ってみんなに気持ちを伝えて、なんかいい雰囲気になったから龍也と一緒に帰ることにした。

 

恭也(シスコン)に殺されなくて良かったよ…最初は結構睨まれたけど、「ただの友達です!」と全力で伝えたら分かってくれた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

龍也side

 

さて、なのはも送り届けたことだし、そろそろ本題に入るか。つか、優也思いっきり恭也さんに殺気当てられてたけど、平然としてたな。多分、それで認められたんだろうな。…ま、今は良いか。

 

「…そろそろ教えてやるよ。さっきの言葉の意味。」

「えっ?あ、ああ。そういえばそうだった。結局、お前も…ってどういう意味なんだ?」

…このコミュニケーション能力、リア充…いや、オリ主だな。

 

「単刀直入に言わせてもらう。優也、お前転生者だろ?」

「!?…ってことはお前も?」

?、気付いてなかったのか?…この「なんとなく」は誰にでもある訳じゃないのか?…まぁ、いいか。

 

「ああ、そうだ。そこで、だ。なあ、優也。少し情報交換しないか?」

取り敢えず、仲間は多い方がいいな。

「情報交換?」

「ああ、例えばお互いの持ってる特典を教えあったり。

他の転生者にあった時にそれを知らせたり、とかだな。」

「なるほど…ああ、いいぜ!いつでも力になるからよ。」

よし、上手くいった。

「まずは、そうだな。特典と俺たち以外の転生者について、だな。」

 

そうして、俺たちは互いの特典を教え、俺が負けた転生者、極 風太(きわみ ふうた)について教えた。

優也の特典は「なのはの50倍の魔力」「万能型のデバイス」「なおす程度の能力」

だそうだ。うん、オリ主だわ。こいつ。

ひとまず、俺たちはここで別れた

 




こんなありふれたチート転生ものの小説ですが、お気に入り登録してくれた方々、本当にありがとうございます!

ちょっとネタバレすると、実はもう一人、もう完璧な踏み台転生者を入れようかな?と思っていたりいなかったり。では、今回はこの辺で!またみてね!バイバイ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第6話:自由って素晴らすぃ…。

ゴールデンウィークってその分宿題も多いけど、最高ですね〜。ゆっくりできますよ。


優也side〜

 

どうも、光 優也(ひかり ゆうや)です。

なのはちゃんを家まで送り届け、俺と同じ転生者、天使 龍也(あまつか たつや)から特典や俺たち以外の転生者、極 風太(きわみ ふうた)ってやつの事を聞いた。

 

龍也が言うには一応踏み台転生者らしい。まだ分かっていない事が多いけど、龍也がさっき戦ったところ特典は多分Fateに出てくる王の財宝(ゲートオブバビロン)らしい。

まさに踏み台!って感じの特典だ。

 

ただ、龍也が「なんか踏み台っぽくない。」と言っていた。

話を聞いたけど、いくら油断していたとしても龍也はそう簡単に負けるような奴じゃない。まだ会って数分だけど、そんなに弱いとは思えない。

それに、本当に踏み台なら他の転生者を確実に消せることよりもご飯の時間を優先するとは思えない。

何より、龍也の特典をいとも簡単に見抜くような冷静さを踏み台が持っているとも思えない。(軽い偏見)

やっぱり踏み台じゃないのかな?うーん、現段階じゃ、何も分からないな。龍也がその子について調べるとは言っていたけど、僕の方でも調べてみるか。よし!そうと決まれば早速明日から聞き込みだな!

 

優也side out

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風太side

 

はふはふうまうま、おっと。久しぶり(?)ですね。ども俺です。

極 風太君です、現在熱々のコロッケを食しております。

 

龍也君の横腹をぶった斬り、ご飯の時間が来たのでそのまま龍也君を放置して、クラック使って無事時間内に帰ってきて美味しいご飯にありついているところでsうまうま。

いやー、本当危なかった。クラック使うのがあと一分遅かったら外出禁止とかくらっていたかもしれnうまうま。

え?いい加減食べるのやめろって?仕方ないなぁ。

 

優しいのはありがたいが、過保護過ぎるのはちょっと困る。

今までも不思議に思っていたが、この家にはメイドさんや執事さんが結構いる。

お金持ちなのはある程度分かっていた。母さんはいつも家にいる。となると父さんがいる会社、企業がすごいところで父さんもある程度いい階級なのだろうか。

 

…少し聞いてみるか。

 

「…ねえ、お父さん。」

まずはいつも通りに…

「うん?どうした、風太?」

この優しい微笑んでいる男性が俺の父さん、極 拓人(きわみ たくと)である。

「父さんってどんなところで働いてるの?」

「ほう?どうしてそんな事聞くんだい?」

この含みのある笑顔、やっぱり俺の父さんである。

 

「だって、僕の家近所の家なんかよりずっと大きいもん。それに、他の家にはメイドさん?っていう人と執事さん?っていう人はいないのに僕の家にはいるでしょう?それって沢山お金がないと出来ないことだって聞いたよ?」

すると、父さんはため息を吐き、こう言う。

拓人「…全く。この好奇心旺盛なところとか、頭の回転が早いところは一体誰に似たんだ?」

父さんが苦笑いしながら呟く。

 

その呟きに反応する俺の母、風太母極 陽子(きわみ ようこ)は「あら?貴方に似たんじゃないの?」

と、何処か楽しそうな顔で言う。

 

拓人「えぇ?そうか?…まぁ、いいか。…それじゃあ、教えてやろう風太よ。」

風太は、なんか上から目線だな。と内心愚痴りながら真面目に聞く姿勢をとる。

 

拓人「実はな、父さんは大企業、極コーポレーションの社長なんだよ!」

風太「ファッ!?」

なにその企業!海馬社長でもいるのかよ!思わずファッてなっちゃったよ。

 

拓人「そして、お前はその後継者、というわけだ。どうだ?びっくりしたか?嬉しいか?」

風太「…びっくりはしたけど、そこまで嬉しくない。」

拓人「えぇ!?なんで!?」

声デケェな、つか、びっくりしすぎじゃね?まあいい、それなら教えてやろうじゃないか。

俺が嬉しくない理由をな!

 

風太「だって、父さんが大企業の社長で僕はその後継者なんて、ゴールが決まってる人生嫌だ。」

拓人「べ、別にゴールが決まってるわけじゃないぞ。ただ、俺の跡を継げば危険が少ないっていうだけで…」

ふふふ、分かってないな我が父よ…

風太「リスクを避けたらロマンも減るじゃん。それに僕はどっちかというと、跡を継ぐより、自分の会社を立ち上げて父さんの会社を乗っ取るっていう方が好きだな。」

こちらも含みのある笑顔で言ってやる。

拓人「そ、その年でそんな事まで考えるか?普通…」

風太「さあ、父さんたちにとって普通じゃないのかもしれないけど、僕にとっては普通かな。さらに言うと、僕は自分の足で世界を見てみたいんだ。だめ…かな?」

ふはは、まだ5歳の今だからこそ使える上目遣い、どうだ!

 

拓人「そうか、まあお前には似合ってるかもしれないな。」

父さんが軽く笑いながら言う

風太「本当に!?」

来た!俺の勝利!あとは母さんだけ…!

 

陽子「そう、風太いつの間にこんなに成長してたのね?」

母さんも涙目になりながら言う。これは…OKってことか?

風太「ごめんね、父さん母さん。親不孝な息子で。」

少し寂しそうな顔で言う。…勝った、僕の勝ちだ…!

拓人「いや!そんなことはない。困ったことがあったらいつでも頼ってくれよ!なあ、陽子」

陽子「ええ、もちろんよ!でもね、風太。やるからには全力でやりなさい!」

風太「うん!頑張るよ!」

よし、計画通り。

拓人「となると…色々経験を積ませないとな。よし、風太。これからはたくさん外で遊んだり人と触れ合うこと!いいな!」

風太「うん!ありがとう!父さん!母さん!」

ふう、捨てられる可能性もあったが、そんなことにはなりそうにないな。それに、これで特典の特訓もはかどりそうだ。

 

内心、本気で安心しつつ、これからのことを考えてワクワクしている風太だった。

 

 




はい、今回は風太君の家についてと、風太君の両親、拓人さんと陽子さんの紹介。風太君に対する過保護が少し無くなりました。
風太君が捨てられる、という展開も考えたのですが、そういうのはまた別の作品でやろうと思います。別の作品を書いたら、ですが。では、また今度〜。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第7話:苦労人、誕生

お気に入り登録が20件も…
ありがとうございます!


5月11日、誤字を修正


風太side

 

あー、ども。極 風太(きわみ ふうた)デス。

外出する時、両親にいちいち許可を貰わなくても外出できるようになったのでこの町、「海鳴市」をわくわくしながら探索していたんだが、そこでばったり会いました。会っちゃいました。

 

この前(昨日の夜)横腹をぶった斬ってやった転生者の天使 龍也(あまつか たつや)君です。

目が合って少しの間、お互い一瞬だけ時間が止まったようにピタッと動きを止めました。

そして、次の一瞬には…

 

「さよなら!!」

猛ダッシュして逃げます。原作がまだ始まってないどころか小学生にも上がってないのに他の転生者と関わってられるか!

こちとら踏み台やらなきゃいけねーんだよ!っと思いながら走っていると…

 

「待ちやがれ踏み台野郎っ!!」

向こうも下半身を周囲の人にバレないぐらいに龍化して追いかけて来た。

「あっ!てめえ!こっちは生身で走ってんのに龍化とかずるいぞ!」

半端本気で叫ぶ。

「知るか!ちょっとだけとは言え龍化しても同じ速さじゃねーかよお前!?どんな身体してんだよ!?それにお前には聞かないといけないことが山ほどあるんだよ!」

向こうも叫ぶ、結構うるせぇな。

「スピードには自信がある!つーか(踏み台の)俺に聞きたいことなんてねえだろ!」

何処ぞのライダー(ドライバー?)の決まり文句を言いつつ左に曲がる、あれ?裏路地?まぁ、いいか。

「てめぇは仮面ライダードライブか!お前に聞きたいことはな!例えば…あ〜、え〜と…とにかくあるんだよ!」

「絶対ないだろ!俺にリベンジとかしたいだけだろこの戦闘狂が!」

直線コース、このまま裏路地を抜ける。

…ってこのコースで本当に抜けられるのか?土地勘なさ過ぎだろ、俺。

「なぁっ!?戦闘狂とか人聞きの悪いこと言うな!俺は断じて戦闘狂ではない!」

「リベンジしたいことは否定しないのかよ!?」

「うるせぇ!とっとと俺と勝負しやがれぇぇ!」

「やっぱ戦闘狂じゃねーかぁぁ!」

今度は右、なんかマジで抜けられるのか微妙だな、おい。

「待ちやがれ!勝ち逃げなんて神様が許してもこの俺が許さねえぞ!俺がルールだ!」

「あっ!馬鹿野郎!それ(「俺がルールだ!」)は俺のセリフだ!それにどうせ原作が始まったら戦うだろうが!」

ここまで来て理解した、あれ?行き止まりじゃん。

「…そろそろ良さそうだな。行くぜ!火龍の咆哮!」ボォォォ!!

龍也の口の中から炎が火炎放射のように飛んでくる。

 

「ちっ!人気のない所まで誘導されたか、めんどくさい!しかも龍化するだけじゃねーのかよ!なら、来い!グラム!」

王の財宝(ゲートオブバビロン)から竜殺しの属性がある最強の魔剣、グラムを右手に出して向かってくる炎を切り裂く。

なんか最近グラム使ってばっかだな。

「はっ!やっぱりな!お前の強さは踏み台の"それ"じゃねえ!お前、一体何者だ?何故踏み台を名乗る?」

「残念!俺は踏み台だ!ハーレム王に俺はなるってなぁ!」

グラムを王の財宝に収納しつつ、担い手を選ぶ聖剣の原点、原罪(メロダック)を出して超スピードで近いて3連撃。

 

「踏み台なら自分で自分のことを踏み台なんて言わねぇよ!…影龍の咆哮!それに、踏み台演じるなら"王の財宝"は数多とあるその宝具を射出して使うんだな!一本一本出して使うとか普通ねぇよ!」

 

3連撃を避け、距離をとって黒い炎を放ってくる。

「あっ!確かに…」

影龍の咆哮をメロダックと入れ替わるようにして出したグラムで切り裂く。

 

「…その反応はやっぱり、お前が踏み台じゃないってことでいいのか?」

…ついに、というか速攻でバレたな、なんだこいつ。頭の回転地味に早いじゃねーか。

「…いや、俺は踏み台だ。俺はなのはやすずか、アリサ達にストーカーのごとく付きまとう予定だからな。だから、お前や優也?って奴の二人で俺を殴ってぶっとばしてくれていいぜ。いい感じに吹き飛ぶフリするから。」

「…お前が踏み台をやらなくても良くなることはあるのか?」

なんだよ、そんな悲しそうな顔すんじゃねーよ。キモい。

「…ああ、今の所、最速でPT事件後だけどな。もしかしたらもっと早くなるかもしれないけど。」

龍也「…そうか。あとキモいって言うな。」

あれ?声に出してたっけ?俺…

「…優也って奴には言うなよ。あいつはオリ主だ、だからこそ、(踏み台)が必要だ。…それに…」

「?」

ふふふ、俺が踏み台をしたい真の理由を教えてやるよ。

 

風太「やってみたいんだ。なのは達が付きまとってくる俺に対して「私は優也君が好きなの!」とか言ったところで「へぇ!どんなが好き?優しい所?かっこいい所?それとも全部?」とか質問しまくって赤面させたり、主人公とヒロインが甘々な空気を出しているところにその隣か後ろでブラックコーヒーを飲みながら「甘いなぁ」って聞こえる様に言って赤面させたり、他にも…」

「…お前、結構ノリノリだな。」

遮るように皮肉を込めて言われたので、

「まあね。」

含みのある作り笑顔で言ってやった。

 

風太side out

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

龍也side

 

「まあね。」

目の前にいる踏み台もどきに含みのある笑顔でそう言われた龍也は思った。

…何こいつ、さっきとキャラが全然違うんですけど、超胡散臭いんですけど。しかもそんな事言った時点で踏み台のフリもくそもねぇよ。言ってる事が軽くサディストだよ…と。

 

そして結局…

風太「あっ!俺今からお昼ご飯だから、じゃーね!」

龍也「お、おう。じゃあな。」

いつの間にか、二人はマブダチの様になっていた。

 

風太は自分の理解者ができたことを嬉しく思いながら上機嫌で帰っていき、

龍也は風太が踏み台じゃないことはわかったが、さらに面倒臭い状況になったと、頭を抱えながらは帰っていった。

 

ちなみに風太を転生させた神様は風太があんまり踏み台していないことに少し不満を持ちながらも、これはこれで面白いと言って、踏み台の素質がある人間の書類をシュレッダーにかけた。その行為は当然部下に見られ、その後どうなったかは言うまでもないだろう。




ども!読んでいただきありがとうございます!
次の話で翠屋にいって念願のシュークリームを食べて小学生に進学。
その次には三年間、風太君の踏み台としての活躍を省略したもの、その次に原作開始。っという予定です。

最後の神様の行動は、まあ言わなくても分かりますよね。
では、さようなら!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第8話:甘党王の難民疑惑

お気に入り件数が地道に伸びていくのを見るのが最近の楽しみになってきました。
今回、ちょっとだけシリアスが入ります。まあ、本当ちょっとだけなんですけどねw

5月11日、誤字を修正。


風太side〜

 

はいは〜い、皆大好き極 風太(きわみ ふうた)だよ〜。え?フリとはいえ踏み台を好きになるわけないだろって?ひどいなぁ、ストレス発散にインベス無双しちゃうぞ☆!

…自分でやってなんだけど吐き気ががが…

 

昨日、海鳴市探索をしている途中、俺と同じ転生者である、天使 龍也(あまつか たつや)君に俺が実は踏み台じゃない事を話してそのまま探索が出来なくなったんだっけ?全く龍也は…(龍也君と必要以上に色々お話していた自分のせい。)

 

まあ、そんな事は置いておいて。さてと!今回も海鳴市探索、やって行きたいと思います。え〜、今回はですね、原作主人公の高町なのはちゃんがいる翠屋になのはちゃんに会いに(おいしいシュークリームを食べに)行きたいと思います。踏み台として、なのはちゃんに会いに行くなんて当然だよね。

 

…え?何かシュークリームが食べたいとか聞こえたって?ヤダナー、ソンナコトアルハズナイヨ、ア・リ・エ・ナイ♪

はっ、いけないいけない。リリカルなのはの世界に転生したけど実はごち○さ難民でリリカルなのはのことキャラの名前と顔ぐらい知らないなんて他の転生者(オリ主こと光 優也(ひかり ゆうや))にバレたら踏み台じゃない事がバレてしまう。気を付けなければ…

ちなみに今日の俺の服装は「キング○ム○ーツ」に出てくる某機関のメンバーが着ている黒フードである。

 

さてと、どうせ翠屋で昼飯も食べるだろうから…

 

「お母さん!翠屋って所で"友達と"お昼ご飯食べて来るね!」

「あら?そうなの?じゃあいってらっしゃい♪」

友達と、の所が嬉しいのか上機嫌になった。うぅ、罪悪感が…

 

決意が揺らぐ前に早く行こうっと。

 

「じゃ!いってきまーす!」

 

お金は王の財宝(ゲートオブバビロン)からとり出せるみたいだ。財布代わりにもなるとか、なんだかんだ言ってもやっぱり便利だな、これ。

 

ーーーーーーー少年移動中ーーーーーーー

 

翠屋についた、まずは深呼吸。ヒッヒッフーヒッヒッフー、ってこれ違うやつだった。改めて、スーハースーハー、よしOK。

 

まずは、入ってみた感想。

まず、普通に綺麗だ。目立ち過ぎない程度に、店の雰囲気に合った絶妙な飾り付け。ぱねぇ、ぱねぇわ。ついつい口調がギャルみたいになるぐらいぱねぇ。

「いらっしゃいませ〜」

お、この人は確か…そうだ高町なのはの母、高町 桃子さんだ。

 

「あら?ねぇ、僕?お母さんかお父さんは?」

「いないよ〜、今日は一人できたの〜。」

のほほんとした雰囲気で話す、子供っぽいだろ?

「あら、そうなの?今、ちょうど少し混んでいるの。君と同じ年の子がいるから、その子と相席でいいかしら?」

「いいよ〜」

「じゃあ、付いてきてね?ウフフ♪」

ウフフ♪って、そんな仕草されると本当に二十代前半にしか見えなくなるな。

 

っと、付いたようだ。って、え?

「はい、この子と一緒に食べてね?え〜と…」

「あ、僕、極 風太って言います。」

本当は一人称は俺だけど、これから先の事を考えて僕、にしておく。

 

「そう、風太君ね。じゃあその子と仲良くね?」

そう言って桃子さんは去っていく。

…本当、こいつとのエンカウント率高いな、オイ。

 

「…お前、こんな所で何してんだよ。龍也。」

そこには特大サイズのチョコバナナパフェを食べている転生者、天使 龍也の姿があった。

 

「モグモグ、ごっくん。…うるせえ、お前こそ何してんだよ。」

「はぁ?決まってるだろ?なのはに会いに来たんだよ。(シュークリーム食べに来たんだよ)

おっと、また混ざってしまった。

「いや、なんか混ざってて聞き取れねーよ。」

「…お前に演技しても意味無かったな。我が愛しのシュークリームを食べにきたんだよ。」

「愛しのって…お前シュークリームに愛注いでどうすんだよ。」

「俺は甘党だからな。甘くて美味しい物に愛を注がなくてどうする。」

「へぇ〜?どのくらい甘党なんだ?」

「普通なら返答に困る質問だな。…そうだな、ココアにさらに砂糖をぶっ掛けるぐらい?…あっ!今のココアは決して、決してごち○さのココアちゃんじゃないからな!」

「言われなくても分かるっつーの。つーかお前ごちう○難民なのかよ。」

「チノちゃん妹にしたい。ココアちゃん応援されたい。シャロちゃん彼女にしたい。リゼちゃんモフモフしたい。千夜ちゃんに眠るまで子守唄歌ってほしいなんて全く思ってない。」

「(絶対思ってるな。)…で、難民様はシュークリームを食べたらどうするんだ?」

「ナポリタン食べて軽く戦闘訓練する。あと難民言うな」

 

「(難民である事を否定はしないんだな。)おいおい、何処で戦闘訓練なんてするつもりだよ、甘党王。」

甘党王か…中々良いな。

「ヘルヘイムの森で。」

「は?…それって仮面ライダー鎧武とかの?」

「むしろ仮面ライダー鎧武の。」

「い、いや!大変じゃん!侵攻とかされたら…」

やべぇ、めっちゃ慌ててる。面白w

「その心配は要らない。」

「え!?なんで!?」

「それはな…」

「あら?注文は決まったの?」

「…僕、ナポリタンが良い〜♪」

あぶねぇ、キャラ演じてるのバレるところだった。

「はい、ご注文承りました♪」

 

…ねぇ、この人本当に三児の母なの?

ーーーーー少年説明中&食事中ーーーーー

 

「マジかよ…」

結構驚いてんな。まぁ"あの森"が俺の特典の影響でこの世界に出現したとかびっくりするのは当然だよな。

まあ、それはそれとして。マジカルバナナでも始めますか。

「バナナ、バナナと言ったらバロン。」

「バロンと言ったら…マ、マンゴー?」

「マンゴーと言ったらハンマー(マンゴパニッシャー)」

「ハンマーと言ったら…っていきなりマジカルバナナ始めんな。俺はマジかよって言ったんだよ。」

「知らんな」

「それはこっちのセリフだ。ったく。」

こいつ、将来俺の専属ツッコミになる気がする。

「まあまあ。じゃ、俺はこの辺で。」

「おう、じゃあな。」

 

お金を払って「また来てね〜」という声を聞きながら外に出ると帰り道の方からオリ主、光 優也と主人公、高町なのはが歩いてくる。

これからの事を考えて風太は少し悲しくなりながら…すれ違いざまになのはに向かってとある言葉を告げた。

 

風太side out

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なのはside〜

 

「えっ?」

「?、どうしたの?なのは。」

いきなり声を上げたからか少し心配そうに友達の優也君(できれば…その…恋人とかになりたい…かな?)が聞いてくる。

「ううん、何でもない。ただ…」

「ただ…?」

「さっき私の横を通り過ぎた子…ほらあの子。」

一瞬分からなかったけど見つけれた、分かりやすい格好で良かった。

「ん〜?あ、あの黒いフード付きパーカーの子か。」

「うん、その子が私に向かって、「ごめんね」って言ったの。」

「ふーん?聞き間違いじゃなくて?」

「多分。聞き間違いじゃないと思うの」

ううん、絶対言ったの。…もしかしたらなのはに言ったんじゃないかもしれないけれど…

「う〜ん?じゃあなんであの子は?知ってる子?」

「ううん、知らない子。なんでいきなり謝ってきたのかな?」

本当になんでだろ?分かんないや。

「さあ?でも、何かあったんじゃない?分からないならそれでいいと思うよ?」

「そうかな?…う〜ん、そうかも。」

「だろ?いつかあの子と友達になった時に聞けばいいさ。」

「うん、そうするの!」

きっとあの子とも友達になれるよね?

 

なのはside out

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風太side

 

「…なんで、あんな事言っちゃったんだろ?」

 

…いや、本当は分かってる。俺はあの子の、あの子達の心を傷付ける。だから、きっと…

 

傷付けてしまうならせめて…俺以外の外敵から守ろう。

 

例え、気付かれなくても、嫌われても。

 

例え、人の道から外れても。

 

例え、この命が尽きようとも…。

 

なぜか無意識に召喚された極ロックシードとヨモツヘグリロックシードを両手に握りしめながら真っ直ぐに青い空を見据え、風太は帰り道を力強く歩いた。

 




つ、疲れた。書いてる途中で寝落ち仕掛けてちょっと危なかったです。
最後まで読んで下さった方々、ありがとうございます。
唐突に始まるシリアス。いかんせんまだ未熟なのでシリアスっぽくないかもですが、これからも頑張ります。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第9話:踏み台なりの義務

ようやく、ようやく原作に入れる…。
とか思ってたんですけどね。忘れていましたよ、アリサとすずか誘拐事件の事。
久々に風太君が変身します。ちなみにもう小学校に上がっていて、風太はなのは、すずか、アリサからはある程度嫌われています。まあ、フリでも踏み台の宿命からは逃れられないということです。それでは、どうぞ。


風太side

ど〜も〜、き・わ・みぃ〜風太くんで〜す!

え?テンションが高い?いや〜、これは仕方ない事なんですよ。小学生になって、なのは、すずか、アリサ、龍也君、優也君と同じクラスになったから「〜(←名前)は俺の嫁ぇ!」とまでは行かなくても「〜、お前の事が気に入った。」とか言ってストーカーの様に付きまとったから普通に嫌われました。

 

だから、無理矢理にでもテンション上げないときついんですよ。まあ、それでも付きまとうんですけどね。

 

ーーーーーーー風太登校中ーーーーーーー

 

取り敢えずクラスの扉の前にまで来た。…作り笑顔も完璧。チャラチャラしたナンパ師の様な雰囲気もしっかり出せている。

よし、行くか!

 

ガラガラ!

勢い良くドアを開ける。

「よぉ!なのはちゃん、すずかちゃん、アリサちゃん!おっはよー!」

 

「あっ」←軽く絶望した顔

「あはは…」←超がつくほどの苦笑い

「げっ!」←またあいつか!という感じの顔

 

上から順に、なのはちゃん、すずかちゃん、アリサちゃんである。

 

結論、満場一致で嫌われてます。

内心号泣しながら、それでも笑顔で近づきます。フウタクンツヨイコダカラ、ナカナイヨ?ホントダヨ?

 

「いや〜、皆さん今日も可愛いですね!どうです?今日の放課後、僕と一緒にお茶でも…」

ウラタロスのカッコよくないバージョンで行く。

「ご、ごめんなさい!きょ、今日は塾があって無理なの!」

「あっ、わ、私とアリサちゃんは今日用事があるの!」

「そ、そう!だから今日は諦めて!ね!」

 

そ、即答…

あはは…僕が踏み台になりきれてないから直接的な言い方はしてこないけど、わかるよ。とっとと帰れってことですね?

 

「おや?そうですか?残念です。」

そう言って俺は踵を返して自分の席に向かう。

口では軽い感じで、「残念です。」なんて言ってるけど内心マジ泣きしてます、はい。

 

席に座って本を読む。基本的に朝と放課後ぐらいにしか主人公達とは関わらないのが俺の踏み台スタイル。まあ、たまに休み時間にも関わるかな?

 

関わると言ってもさっきみたいに軽くあしらわれてすぐ帰るんだけどね。え?いうほど踏み台してない?いやいや、フリにしては上々でしょう。

それに、あんまりやり過ぎるとシスコンの恭也さんに殺られちゃうからね?俺まだ死にたくない。

それにこれぐらいで良いって神様からもOK貰ってるから大丈夫。

 

ちなみに学校での成績は「ありとあらゆる才能」の特典のおかげで、全教科学年トップの成績だよ。

龍也は「フェアリーテイル」のナツの様に戦闘に関しては頭の回転が早いのに、勉強は全くダメなんですよ。⑨なんですよ。

 

普通なら赤点だけど、俺が直々に教えているから今の所はセーフである。どうやら、教える「才能」もあるようだ。

 

…まあ、これから先も大丈夫かどうかは知らないけどね。俺が教えるにしても限度があるし。

 

えっ?優也君?あいつは俺の次ですよ。いくらオリ主でもそこまで譲るつもりはない。

むしろ、そこまで譲ってしまったら俺の誇れる物がなくなってしまう。

いや、勉強以外にも、戦闘に関しては俺が一番強いけどね?神様にも言われた、まず間違いなく転生者の中では俺が一番強いって。

 

まあ、王の財宝(ゲートオブバビロン)っていうチートだけでなく、更に仮面ライダーっていうドチートがあるからね。これで負けたらマジで泣くよ。俺。

 

まあ、そんな感じで放課後。

なのはちゃんには優也と龍也が付いているので、諦めてすずかちゃんとアリサちゃんの方に行くと…

 

え?…なんか「逃走中」のハンターみたいな人達に黒い車で何処かに連れて行かれたんだけど…

あれ?これってもしかして、いやもしかしなくても…

 

YU・U・KA・Iってやつでは…?

 

…いやいやいや!やばいやばい!これはダメな奴ですよ!

ここは取り敢えず!

「ネ、ネクストトライドローン!」

すると、向こうから黒を基調とした青いネオンサインが入っている車…ネクストトライドロンが走ってくる。

 

入り込んで、と。

「あの黒い車をバレない様に追いかけてくれ。」

ブウウゥン!

OKと言うようにエンジンが鳴り響く。

そして、ネクストトライドロンは走っていく。

 

(ちなみに風太のドライブドライバーにはクリム・スタインベルトはいません。人工AIの様なモノはあります。変身する時にstart〜とか言ってるのはそいつです。)

 

取り敢えず、龍也に念話。

【おい!聞こえるか!龍也!】

【うわっ!?びっくりした。なんだ、どうした?】

【アリサとすずかが誘拐された!】

【はぁ!?マジかよ!?】

【マジカルバナナなんかしてる場合かよ!?】

【いや、してねーよ!?で、今どの辺だ?】

相変わらずいいツッコミである。

【今、あっちに向かってるから…多分港の辺りの廃工場に向かってると思う!】

【わかった優也とか連れてそっちに向かう!正確な場所が分かったら教えてくれ!】

【おう!分かった!今からそっちにあるものを送る、それ使え!】

【あ?あるものってなn…】

話の途中だったけど念話を切る。

足は必要だよな。ということで、龍也に召喚したロックビークル《ダンデライナー》をzoneメモリで送る。マキシマムスロットにメモリを差し込んでボタンをポチッとな!

《zone maximumdrive!》

良し、これでOKだな!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

龍也side

 

なのはを優也と一緒に家まで送った後、いきなり極から念話が来て、アリサとすずかが誘拐されたことを知った。

「おい!優也!」

「え?どうした?」

「極から念話がきた!アリサとすずかが変な奴らに誘拐されたってよ!」

「え!?本当かよ!?ば、場所は!?(と言うより極君から?)」

「極が今追ってる。港の方に向かってるそうだか…」

「分かった、俺が恭也さんに伝える。そしうしたらきっとすずかの姉の忍さんも来るだろう。」

「OK、俺は先に極の方に先に行く。」

「おう。」

すると、目の前に錠前が現れる。

「それは…?」

「…多分、極だろうな。確かコレの使い方は…」

錠前のスイッチを押すと…

どんどん変形していって、空飛ぶバイク、《ダンデライナー》に変わる。

「なんだそれ!かっけぇな!」

え?まじか、こいつ仮面ライダー鎧武知らねぇのかよ。

あの平成ライダー初期と同じぐらい鬱要素があるあの名作を…全く、うちのオリ主は…。

取り敢えず乗って動作確認。…うん、全然OK。乗り心地も最高。

 

「じゃあ、先行ってる!」

「おう!頼んだぞ!」

「そっちもな!」

この街中で龍化して空を飛ぶのは流石にまずいから助かったぜ。

龍也side out

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風太side

 

…やっぱり港の廃工場に行きやがった。えーっと、なになに?西ーB?取り敢えず、念話、念話。

 

【おーい聞こえてるかー?龍也。】

【おう、聞こえてる。で、どうだった?】

【やっぱ港の廃工場だった。西ーBだってよ。確かに誘拐にはもってこいの場所だからな、ここ。】

取り敢えず報告は完了。

【西ーBか、お前は何処にいるんだよ。】

【その廃工場の横で待機中。】

【あー、あっ、見えた。って「ずっとスタンバッてました」なんて看板持つなよ。お前はエリザベスか。】

【エリザベスではない。皆のアイドル極 風太君だ。】

【はいはい、ワロスワロス。】

こんな軽いやり取りも二人きりの時は結構やるようになった。やはり、理解者がいるのは重要だ。

お、龍也が降りて来た。

「で、中の様子は?あと、コレサンキュー。」

そう言いながら錠前になった《ダンデライナー》を投げてくる。

「っと。投げるなよ…。今の所、特に大きなアクションはないかな」

「どうして分かるんだよ?」

「自分で聞いてきたのに言わせるかい?まあいいか、そのロックビークルの使い方が分かってたなら分かるだろうけど、これだよ、これ。」

そう言って俺は仮面ライダーオーズに出てくるカンドロイドの1つ、《バッタカンドロイド》を見せる。

「あー、なるほど。確か2つ用意して通信機みたいに使える奴だっけ?すずか達の方にもう一個の方を置いてるって訳か。」

「そゆこと。ていうか、龍也君。君結構仮面ライダーについて知ってるね。」

「ああ、まあな。」

 

「おーい、来たぞー。」

ヒソヒソ声で向こうから優也と恭也さん、あと一人、ふつくしい女性が来る。

 

「お久しぶりです。恭也さん、忍さん。」

珍しく丁寧な言葉遣いで挨拶をする龍也。そんなことより…

「忍さん?…誰?」

 

「忍さんはすずかの姉だよ。」

龍也君が教えてくれた、やっぱり君は最高だよ。

「あり?マジで?」

「マジだよ。風太、お前そんなことも知らなかったのかよ。」

「うん、知らなかった。」

ん?なんか冷たい目線が…

「…風太?あなたが?」

「はい、そうですよ?」

お得意の含み笑いで応える。

「妹が世話になっています。…まあ、今は一刻も早くすずか達を助けたいので、後でゆっくりお話でもしましょう、風太君。」

おお、怖い怖い。まあ、理由はだいたい分かるけどね。

 

「ほう、お前が風太か…。なのはが世話になっているみたいだな、俺も後で話がある。覚えておけ。」

恭也(シスコン)さん怖い、怖いよ。ちょっ、やめて。そんな不敵な笑みでこっち見ないで。

 

「…取り敢えず、どうします?」

とりま話題を変える、じゃないと俺のSAN値が削られる。

「出来れば、相手の不意をつくように奇襲して相手が驚いてる間にアリサとすずかの安全を確保したいんだけど…」と優也。

 

「なるほど、じゃあこの壁をぶっ壊して奇襲する?相手の不意をつくには良い方法だと思うんだけど。」

それが俺の中で最適である。

 

「風太君、相手の数は分かるかい?」

怖い、恭也さん怖い。いきなり話しかけられたからビクッてなったじゃん。

「…そうですね。ちょっと待って下さい。」

 

まずは、整理しよう。

アリサとすずかが誘拐された時、まず車の運転手が一人。

誘拐する為に手足を拘束してた奴が各二人で、四人。

《バッタカンドロイド》で工場内から聞こえて来た声も考え、待機していた奴が10人ぐらいいたから…

 

合計…

「…15人くらいですかね?」

「そうか、わかった。」

短い返事、だから怖いって。

「じゃあ、俺がこの壁に穴を開けるので、少し下がってて下さい。」ふふふ、極君にかかればこんなもの。

 

「…出来るの?」

忍さんが疑うような顔で見てくる。

「出来ますよ、もう余裕余裕。」

「…」

ふざけていると思われているのか疑いの目は晴れない。

では、俺もシリアスモードになるとしますか。

「さてと、…(モード変換、完了っと)」

 

まずは手元にシンプルな造形でバックルの部分に長方形のくぼみがある、《ファイズベルト》を召喚、装着。同じように《ファイズフォン》を手元に召喚して5、5、5、Enterとボタンを押す。

《standing by》

 

風太「…変身」

ベルトに斜めに刺すようにファイズフォンをはめ込み、ベルトと平行になるよう倒す。

《complete》

眩しい赤色の光とともに、所々に赤いネオンサインのはいった戦士、仮面ライダーファイズへと変身する。

 

ふぉおお!やっぱかっけぇ!仮面ライダーに変身するってのは最高だ!テンションが上がるゥゥゥ!

「「「え?」」」

優也、恭也さん、忍さんが驚きで面白い顔になっている。よし、盗撮完了。…極君の盗撮スキルは世界一ィィィィィィィ!

「…そこからどうするつもりだよ。」

ダンデライナーとバッタカンドロイドの時点で気が付いていたのか、龍也はそこまで驚いていない。ちっ…

「何するかって?決まってるだろ?」

ファイズフォンから《ミッションメモリー》をスライドして取り、腰についてた(盗撮に使った)《ファイズショット》に装着させる。

ベルトに着いてるファイズフォンを開き、Enterを押す。

《Exceed charge》

キュイィィ、キュイィィ、キュイィィ!!

ファイズフォンからエネルギーが送られ最大まで溜まった所で…

「誘拐犯達〜あっそびっましょ!!」

壁を殴って文字通り吹き飛ばした(・・・・・・)

ドカァァァン!!

 

「グハァ!」

「うお!あぶね!」

「なんだなんだ!」

「どうしたんだ!」

「誰か来たのか!」

 

どうやら、一人負傷したのか情けない声が聞こえてきた。

「今だ!行くぞ!」

「おう!(はい!)」

皆が先を行く間、ファイズお馴染みの右手スナップをしてから走る。

 

「弱ぇ!!」

龍也は見た目では分からないほど軽く龍化した体を使って誘拐犯どもをボコボコに、

「ふっ、はっ!」

優也は巧みな戦闘技術で同じくボコボコ。

「ハア!」

恭也さんは木刀で首を峰打ちして一人一人気絶させる。

「…」

忍さんは高い身体能力で無力化していく。

「ソラ!…オラ!」

俺は一発殴って耐えた筋肉ダルマをスナップしてからもう一回ぶん殴る。よし、ダウンした。

 

後は、ラスト一人か…多分首謀者だな。

「き、貴様ら!なぜその化け物の真似をする!?」

何あいつ、いきなり化け物とか言い出したよ。トチ狂ったか?

「なんのことだ!」

お、優也君がかっこいい。盗撮盗撮〜♪

「なんだ、知らないのか?じゃあ言ってやる!そこにいる女はなぁ!」

「や、やめて!」

?、すずかちゃんが慌てている。言われたくないようだ。ふーん…よし、喋れない程度にボコボコにするか。

「そいつらはなぁ!きゅうk…「うるせぇ」ブッ!」

取り敢えず一発殴る。

「な、な、貴様!何をする!?」

「さっきから勿体ぶりやがって、早く言えよノロマが。言わなぇならさっさと失せろ。」

「ふ、ふん!なら言ってやる!そいつらはなぁ!そいつらは「前置きが長い」ゴボッ!」

今度は腹を蹴る。倒れた所に髪を掴んで持ち上げて顔の近くまで持ってくる。

「お前なぁ、要約って言葉知ってるか?仮にも犯罪者ならそれぐらい出来ないと警察との交渉とか無理だから。もう少し頑張れよ、誘拐犯だろ?お前。」

王蛇さんはカッコいい、リピートアフタミー。

「ひっ!」

「なんか飽きたなぁ、あっ良いこと考えた。」

「な、何を…」

めっちゃ怯えてんな、こいつ。

「龍也!」

「え?」

俺?って感じでこっちを見る龍也。

「サッカーしようぜ!…お前ボールな?」

「ま、待って!た、助け「ふん!」ギャッ!」

龍也目掛けて飛んでいく黒幕(笑)

「てい。」

「ガッ!」

龍也はそれを足で受け止めた、あたりが悪かったのか気絶した。やったね!

「よし!一件落着!」

なんか皆「えぇ…」という顔をしていたので俺がそう締めくくった。

 

そんな感じで転生者ズと吸血鬼(忍さん)、戦闘民族(恭也さん)による、失敗?なにそれ美味しいの?って感じの救出劇は終了した。(←その救出劇をした五人の内の一人)

 

で、月村姉妹の感動の再会&優也とアリサが甘い空気を出している。

…ブラックコーヒー持って来て良かったよ。

変身を解いていた俺はブラックコーヒーを飲みながら優也とアリサに向かってこう言ってやる。

「いや〜、甘いですね〜。ブラックコーヒーが甘く感じるな〜」ニヤニヤ

 

「…?」

ちぃ!この鈍感が!…ゲフンゲフン!どうやら優也は気付いていない様だが、

「…あっ、なっ…///い、いきなり何言い出すのよ!、と言うかいつからいたのよあんた!」

どうやらアリサちゃんは弄りに気付いたようだ。

いいね、アリサちゃんの赤面した顔いただきました。フフフ〜ン♪

「…楽しそうだな」

龍也が呆れた様な顔で言ってくる。

「ああいうの見るとついつい弄りたくなるんだよ。アリサちゃんも、なのはちゃんも、すずかちゃんも。」

 

「そうかよ。ハァ…つーかお前がファイズだって気づかれてねぇし…報われねぇな、お前。」

ありゃ?更に呆れられた。つーか、気づかれてないとか俺、ドンマイ!

 

「もしかしてだか、お前がなのは達に付きまとっている理由は…」

おお、恭也さんじゃないっすか。

「ええ、三割ぐらいは弄りたいから、五割ぐらいは優也君とくっつけて上げたいから、もう二割ぐらいは、まあ、それが俺の役割(ロール)だから、ですかね。」

 

「…役割か、辛くは無いのか?」

「好きでもない男にストーカーまがいの事されてる彼女達の方が辛いでしょ。それに比べれば、俺の辛さなんて鼻で笑えますよ。」

 

「…先ほどの姿といい、君は一体…」

「俺はただの欲望至上主義者です。それ以上でもそれ以下でもない。」

「…そうか。」

「ええ、そうです。」

 

その後、忍さんはこの時の会話を聞いていたのか、俺に優しい声で「ありがとう」と言って帰って行った。

…はっきり言うと、めっちゃドキドキした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

家に帰り着いた俺は部屋に入ってこう叫んだ。

 

「今更だけどシリアスとか俺マジ似合わねー!!!」

 

…最後にはシリアスもシリアルに変わる風太君だった。

 




気が付いたら5000字越え、
結構マジでびっくりしました。
では、次回もお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

無印編
第10話:真打ち(笑)登場


ようやく原作に入ります。いや、本当小説書くのって大変ですけど、同じぐらい楽しいですよ。
あと、気が付いたらお気に入り登録件数が30突破しました!これは本当に嬉しいです!
最低でも、闇の書編にたどり着けるように頑張ります!


風太side

 

ども、ようやく原作に入るので超ウキウキ気分の極 風太です。俺達は小学校3年生に上がり、俺はいつも通り今日も踏み台をしようとしていた、のだが…

「はーい、皆さん。今日は新しいお友達が隣町の学校から来ました!では入って下さい!」

先生が転校生が来た、と言う。え?誰だよ?

ガラッと扉が開き、そこからで出来たのは…

「…俺は上代 紅夜(かみしろ こうや)、この世にいる可愛い子は全員俺の物だから、どうでもいいモブ共は黙って消えてろ。」

 

…なんと、完全完璧な踏み台が来ました。え?モノホンはこんな感じなの?

それに直感で分かるのだが、この上代って奴を転生させた神はまず間違いなく俺を転生させた神様だ。

 

なるほど。あの神様、こいつを見つけたから俺があんまり踏み台しなくても特に文句を言ってこなかったのか。

 

まあ、別に問題は無い。俺がやってた事を俺以上のクオリティでやってくれるんだから。

 

でも、一言だけ言わせてくれ。

 

 

…俺が踏み台として過ごした二年間を返せこの野郎(涙目)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あの上代って奴について、現在は隙あればすぐになのは達の方に行き、気持ち悪い笑みを浮かべながら頭を撫でようとしたり抱き付こうとしている…が。

 

優也と龍也のおかげで全て未遂に終わっている。ナイス、流石オリ主と褒めてやりたいところだ。

 

…にしても、その度に「チッ!このモブどもが…!」と悪態をついて帰っていく様は、スカッとジャ○ン!を見ている様な気分になる。

 

取り敢えず、神様に連絡、連絡。メールでいいかな?

 

ーー題名。俺の立場について。

 

本文。この上代って奴を送ってきたって事は踏み台辞めていいのかな?ねぇ、神様。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

よし、これでいいか…「ピロリーン!」

 

返信早いよ、神様。どんだけ暇なのさ。

 

ーー

別に全然かまわないぞい!(デデ○風)

ーー

 

おお、もう踏み台しなくて良いんだ。って言っても、今更なのは達と仲良くする必要も無いしな〜。…うん、よし。俺は俺で自由に遊ばせても〜らおっと!

フフフーン♪これから楽しくなりそうだねぇ。

 

ーーーーー

時は過ぎてお昼休み。

なのは、アリサ、すずか、龍也、優也の五人は紅夜を撒いた後、屋上でお昼ご飯を食べていた。

 

「…はぁ」

なのはが疲れた様にため息を吐く。

「…まさか、風太以上にめんどくさい奴がいたなんて…」

中々酷い言われようである。

「あはは、今回ばかりは同感だよ。」

踏み台の俺にも優しい優也君が言うくらいだから紅夜君は相当なのだろう。

「可愛い女の子は大変だな。…でも確かに風太以上の奴がいたなんてな、まるで悪夢か何かだな。」

龍也君酷い、風太くん泣いちゃう!

「え?僕以上の奴なんて結構いると思うけど?」

取り敢えず、会話に乱入する。

「うーん、確かに風太君以上の人ってたくさんいるのかも?」

すずかちゃん、ありがとう。

「「「「「って、え?」」」」」

ぷくく。面白いなぁ、全く。

「ん?どうかしたのかな?」

何気ない顔で飯を食う。うん、上手い。俺の母さんの作る弁当は最高だな。

「いやいやいや、どうかしたのかな?じゃねぇよ!いきなり現れんな!ビックリするだろうが!」

龍也君が半端本気の涙を流している。

「って言われてもねぇ。僕、結構前から君たちと一緒に居たんだけどなぁ。」

頭を軽く掻きながら困った様に笑って見せる。

「というより、あんたってそんな性格だったっけ?隙あらばお茶に誘うような奴じゃなかった?」

え?何それ?アリサちゃん、俺泣くよ?

「アリサちゃん、僕そこまでしつこい奴じゃないよ。」

「えーっと、それでいきなりどうしたの?」

すずかちゃんマジ天使。

「ああ、それはね?紅夜君が面倒臭いから教室から逃げて来たんだよ、それで屋上でゆっくり一人で食べようと思ってたら丁度君たちがいた訳だよ。」

「そ、そうなの…」

「おや?なのはちゃんもしかして信じてない?悲しいねぇ。」

「あっえ〜と、そういう訳じゃなくて…口調変わってない?」

おや?その通りだよなのはちゃん、正解正解。よく出来ました〜。

「ああ、それね。あの似非紳士口調で喋るのって疲れるからね。もうだるいからいいかな?って。」

「俺と二人の時は本性が出て、一人称も俺になって、全然口調も違うけどな。」

「んもう、龍也君ったら〜、それ言っちゃダメでしょ?」

「…なんで龍也と二人の時は口調変わるのよ。」

アリサちゃんが文句有り気な声で言ってくる。

「だって龍也君は僕が演技してるって分かってるし。わざわざ演技をする必要なんてないよ。あっもしかしてアリサちゃん嫉妬しちゃった?大丈夫、僕はもちろん龍也にも男色の気は無いから。もちろん優也にも」ニヤニヤ

「な、なんでそこで優也が出てくるのよ///」

「べっつに〜」ニヤニヤ

「ははは、そうだったんだ。まあ、なんか今更だけどよろしくな!」

…優也…このイケメンが、昨日の敵は今日の仲間ってか?分かったからそんな眩しい笑顔をこっちに向けるじゃあない。

全く…

「ま、これからは付きまとったりしないから安心しなよ。」

「「「うん!(ええ!)」」」

うわぁ、良い笑顔。

「…まあ、俺の代わりに上代が俺以上に付きまとってくるけどな」ボソッ

 

俺のこの呟きは聞こえていなかったようでその後もなんだかんだで楽しく昼休みを堪能しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後、なのは達とは別れて一人でダッシュで帰ってきた。(友達がいない訳じゃないよ?本当だよ?)

部屋に入るなり鍵を閉めて…

「…さてと、来い。ザビーゼクター。」

 

ビイィィィ!

開け放たれた窓の外から機械的な蜂が飛んでくる。

「ザビー、このカメラを付けて?」

 

ビイィ!

喜んで!と言うようにその場で一回転する。取り敢えず、カメラを取り付ける。

「じゃあ、ザビー。そのカメラでなのはちゃん達をバレないように撮影してきて。」

 

ビイィ!

ザビーゼクターはそのまま、外へ飛んでいく。

パソコンを開き、ザビーゼクターに取り付けたカメラと接続。リアルタイムで映像が見れるようにする。

そこには、なのはちゃん、すずかちゃん、アリサちゃん、優也、龍也のいつメンが居た。

遠くから撮影しているせいか、声は聞き取れない。まあ、大体分かるけどね。

 

なのはちゃんが何かを抱えている、多分フェレット姿のユーノ・スクライアだろう。

ふふふ、ある程度の原作知識は龍也から教えてもらったのさ。

 

あっ、動物病院の方に向かったな。取り敢えず、外に向かってザビーゼクターに戻ってくる様に言う。

 

…すると速攻で帰ってきた。カメラを外して撫でてやると嬉しそうにする。うん、正に忠犬って感じだ。生前はペットとか飼えなかったからか、すごく充実感がある。

 

…夜飯食ったら行動開始だな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

夜、俺は誰かの家の上からなのはが魔法に関わる瞬間を見ていた。やはり、傍観者というのは楽でいい。

 

一緒にいた優也と龍也のおかげでなのはが詠唱を唱える時間は充分あると思っていたが、

 

「オラオラァ!どけ!モブ共が!」

 

踏み台紅夜君による背後からの奇襲のせいで優也と龍也の体制が崩れ、その間に異形の”ナニカ”がなのはの方に向かう。

 

はあ…やはり見るだけ見て帰る、というのはできそうに無いな。

 

「…天の鎖」

人差し指を下から上へクイッとやる。

すると、なのはの方に向かっていた"ナニカ"の下から鎖が出てきて"ナニカ"を縛る。

 

なのはの後ろに降りて、ため息を吐く。

「…全く面倒くさいねぇ。まあ、データがその分取れるからいいかな?」

パソコンをカタカタ言わせながら歩く。

 

「え?え?風太君?」

なのはちゃんが「まさか風太君も?」みたいな顔してる、分かりやすいなぁ…

「あ?なんだ?このモブ野郎、この俺様とやr…「うーるーさーい。」…グホォ!」

紅夜君を適当に腹パンして黙らせる。

「おーい、優也。後ついでに龍也、大丈夫?」

思いっきり攻撃くらってたけど…

「ああ、大丈夫だよ。ちょっと油断しただけだから。」

流石オリ主、たかが踏み台の攻撃なんて痛くないようだ。

「俺はついでかよ…まあ、大丈夫なんだけどよぉ。この扱いの差は何だってんだ…たくっ!」

龍也君、それはお前がオリ主でもなんでも無いからだよ。

え?俺もだろって?…まあまあ、細かいことは気にしない、気にしない♪

 

「ク、クソォ。この野郎…!」

おや?さっきので沈めたと思ったんだけどな?

「…僕が紅夜君の相手しておくから、二人はなのはちゃんの事をよろしく頼むよ〜?」

よーし、頑張るか。

「「おう!」」

威勢が良いね、この二人。いつか戦ってみたい。

「という訳で、一名様ご案内〜。」

《zone maximumdrive!》

「なっ…それは!?」

 

紅夜君に第三宇宙速度で近づいて肩に触れながらzoneメモリをマキシマムスロットに差し込み、街はずれの森に一緒に瞬間移動する。

…実際、第三宇宙速度ってどのくらいはやいのかな?

俺っち分っかんね。とにかく、すごいって事で。

 

てか、この森どの辺?まあ、人気がないからいいかな?

「…うん、この辺でいいや。じゃあ、紅夜君、始めようか。」

 

ガオウベルトを召喚、装着して金色のライダーパス「マスターパス」を左手に召喚する。

すると、パイプオルガンの様な待機音声が鳴り響く。

 

「ちぃ!さっきのzoneメモリといいそのガオウベルトといい、てめえがあの神様が言ってた仮面ライダーの特典を持った最強の転生者かよ。いきなり貧乏くじ引いたな、クソ!」

 

「へぇ?僕ってそんな風に言われてるんだぁ〜?まあ、どうでもいいんだけどね。…変身。」

 

マスターパスを上空に投げて、腕を広げて待つ。そして、上から来たパスがベルトの前にきた時…

 

《Gaoh form》

 

黄土色のエネルギーが霧散して、体にプラットフォームの鎧を形成する、すると何処からかパーツが飛んできて、ところどころに列車がレールの上を走るように鎧に装着される。

そして、ワニのような装飾のある仮面ライダー、仮面ライダーガオウに変身する。

 

腰にある4つのパーツを組み立て、ガオウガッシャーにする。

「さてと、命乞いしたら助けてやるかも知れないぞ?どうする?」

「それって絶対助けてくれないやつだろ。お断りだ、ボケ」

おお、結構頭が回るみたいだね。

 

「あーあ、さすがにそこまでバカじゃねぇか。まあ、どっちだろうと、テメェを喰うことに変わりはねーんだけど、な!」

 

右手に持ったガオウガッシャーを右上から左下に振り下ろす、が普通に避けられる。すると、紅夜の右手に赤い籠手が出てくる。

「あ?ああ、それ確かあれだろ?《赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)》ってやつだっけ?」

確かパワーインフレの激しいアニメに出てたやつ。

「なんだよ、案外知ってんのかよ。」

正解のようだ。

「まあ、な!」

 

ガオウガッシャーで流れる様に連撃する、が籠手で上手く弾かれる。でも、何処か戦い方が初々しい。

 

「う、ぐっ、お、オオラァ!」《Boost!》

「おお、倍加したのか。だが、まだまだだな。戦闘慣れしてなさ過ぎだ!」

斬ると見せかけて左足にエネルギーを溜めてそのままキック。

「なっ!?ぐあああぁぁ!!」

 

紅夜はそのまま隣街の方にぶっ飛んでいった。

 

変身を解いた風太は一人、左足を前に出し、右足のかかとを上げ、身体を後ろにそって右手で紅夜が飛んで行った方向を指差しながら、こう呟くのだった。

 

「ふぅ、やれやれだぜ」

よし、人生で一回は言ってみたいセリフの1つが言えたぜ。

 

PS.なのはは、龍也と優也のおかげで無事ジュエルシードを封印できたとさ。チャンチャン♪

 

 




ふう、2話連続で風太君が変身しました。ちなみに風太君は人助け以外ではダークライダーを使います。まあ、それなりにプライドがあるってことで。
では、不定期ですが、これからもしっかり更新して行こうと思います!ではさよなら〜!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第11話:サッカーやろうz…(自主規制)

投稿遅れてすいません(汗)、最近リアルが忙しくなってきたのとなかなかネタが思い浮かびませんでした。こんな作品でも楽しみにしていらっしゃる方々、本当に申し訳ありません。

ちなみに設定集の設定を少し追加しました。暇があったら見てください。
では、本編どうぞ。


風太side

 

ヤッホー、極 風太君だぜ!イェイ!

なのはちゃんが一個目のジュエルシードを封印してから9日ぐらい時間が過ぎ、もう4個ぐらい集まっているそうだ。

 

今は夜、何処かの学校に現れたジュエルシードの化け物を封印しに行き、途中で来た紅夜君を変身せずに《クロックアップ》して無駄無駄オラオラして今度は海の方に吹き飛ばしました。

あの調子じゃずぶ濡れは確定だね。

 

調べたが彼はどうやら一人暮らしのようだ。まあ、途中で転生してきたからね、そうなってしまってもおかしくはない。

洗濯、大変だろうけど頑張ってねー(棒読み)

 

どうやら、一番最初に吹き飛ばした時から目をつけられた様で、今までの神社のジェエルシードの時もプールのジュエルシードの時も、なのはちゃんや優也、龍也どころかジュエルシードさえも無視して俺に喧嘩を売ってくるようになった。

データが取れるから良いけれど、いい加減面倒臭くなってくる。

 

プールの時から変身するのもやめた。

 

真正面から殴りあっているから分かるが、(風太は完璧に避けているので殴られているのは紅夜だけ)根は案外いい奴である。

 

ああ見えて気配りは結構出来るし(だからなのは達以外の女子からは人気が高かったりする)、スポーツ万能、何より勉強ができる(この時点で龍也以上だ)。

 

戦闘に関しても、センスはある。毎日努力しているのか、戦いながら成長しているのかは知らないが、日に日に強くなっている気がする。

 

推測だが、紅夜君は自分の欲とかに忠実なのだろう。ただ、普段はそれが悪い方向に向いているだけで。

 

今は多分、俺に勝ちたいとか願っているのだろう。その願いを叶える為に頑張っているのだろう。

 

その行為を笑ったりはしない、天の道を行く男は言っていた「願いを夢と笑う奴は最早人間では無い!」と。

 

当時、思春期真っ只中だった俺は「全くもってその通りだ!」と心の底から思った。

 

今でも思っていたりする。だから、笑ったりはしない。"それ"をした瞬間から俺に「仮面ライダーの力」を使う権利なんて無い。

 

人々を絶望から救い、希望を与える。それが俺の「仮面ライダー」の在り方だから。

 

何より、俺は紅夜君と同じく「力」があるだけで、「強い」訳では無い。

まだ、完璧に使いこなせていない。

 

誰よりも優しく、誰よりも強さを求めた男は言っていた。「力は使いこなさなければ意味がない!」と。

これを聞いたとき、「その通りだ!つーか駆紋さんマジかっけぇ!」と思わず口に出してしまったほどだ。(その後、家族に引かれてしまったが。)

 

いつかあんな風になりたい…とは思っているが、「強さ」を手に入れるためにはそれ相応の覚悟が必要だ。

少なくとも、まだ俺にはそういう覚悟とかはない。…いつか己の命をかけてでも助けたいと思える何かが俺に出来た時、俺は嘘偽りの無い「強さ」というものを手に入れることが出来るのだろうか。

 

まあ、今は楽しむ事だけを考える。だって今の俺には自分の命をかけてでも守りたいものなんてないしね。

 

帰る途中になのはが疲れて倒れ、それを龍也と優也が両側から支えながら帰るという、シュールな光景が見れた。

え?俺?ちょっと前から応援してただけだか、何か問題でも?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今日は日曜日、前世の俺は不真面目な奴だったので一週間の中で一番嬉しい曜日だった。

それは今も変わっていない。

 

日曜日バンザイ。今日はぐっすり惰眠を貪るとしよう。

…と思っていたのに。

 

俺と達也と優也は翠屋JFCのユニフォームを着てコートに立っていた。

 

寝ていたらいきなり龍也から念話がきて、

【急病で人数が足りないそうだからお前も来い。来なかったらお前がなのはにつきまとうストーカーだと士郎さんに言うぞ。】

 

なんて脅迫をしてきやがった。

恭也さんなら俺が演技でそういう事をしているのをアリサ・すずか誘拐事件の時にわかってくれたが、士郎さんは別だ。行かなかったらマジでヤバい。

つーかもうそんなことしていない。

 

…と、まあこんな感じで今コートに立っている。

取り敢えず…

「龍也、あとでぶっとばす。」

「なんでだ!?」

何を今更、決まってるだろ?

「うるせぇ!お前のせいで俺の優雅な日曜日が潰れたんだぞ!」

「優雅って、惰眠を貪る日曜日の何処が優雅なんだよ!」

何だと?この素晴らしさがわからないと申すか。

「黙れぇ!俺は眠いんじゃボゲェ!」

「おいおい、もうその辺にしとけって」

呆れた顔で優也に言われる。

そして…

ピーッ!!

試合開始の笛が鳴る。

 

…念話するか。

【なあ、龍也。】

【なんだよ、試合に集中しろ。】

【まあまあ、焦んなってぇの落ち着けよ。イナイレの「炎の風見○」とかやってみねぇ?】

【…出来んのかよ】

【俺が合わせる、君は適当に上空で蹴りなよ。オーバーヘッドは僕がやるから。】

【はっ!上等!】

 

念話している間にゴール前にいた龍也にボールが渡る。

俺も直ぐに追いつく。

「いくぞ!風太ぁ!」

「任せな!龍也ぁ!」

 

龍也がボールと一緒に上空に跳ぶ。

俺も跳んでオーバーヘッドの体勢になり…そして…

 

「「炎の風見○!!」」

一緒にボールを蹴る。

炎のエフェクトとか派手な演出は無いが、一人が上で蹴り、もう一人がオーバーヘッド。

普通ならタイミングがずれてへなへなシュートになったり、運良くタイミングが合っても蹴る場所がバラバラで変な方向に飛んで行ったりするだろう。

 

だが残念。俺たちは転生者である。

 

「「うおおぉ!いけぇぇ!!」」

 

同タイミング、蹴る場所は上下左右がきっちりそろっている。つまり、超スピードでボールがゴールに突き刺さる様に入る訳だ。

 

そんなこんなで、原作通り翠屋JFCの勝利である。

ちなみに試合の後、優也に「炎の風見○」の事で説教されながらケーキを食べている。

 

「…って聞いてるのかい、風太君?」

 

「聞こえなーい聞こえなーい。」

E.L.S-01と書かれているレモンの形をした錠前《レモンエナジーロックシード》を弄りながら優也の説教を聞き流す。なぜレモンなのかって?好きだからさ。

 

そして、今朝家から出る時にポストの中に入っていた、表に大きく「果たし状」と書かれた上代 紅夜くんからの手紙を読みながらため息を吐く。

 

「…?どうしたのよ、ため息なんか吐いて」

何!アリサちゃんが俺の心配をした…だと…!?

「え…?あ、ああ。実は今朝、紅夜君から果し状ってやつが届いてね。面倒臭いなぁ〜って。」

そう言ってもう一回ため息を吐く。

「ああ。そういや最近、風太を見つけては絡んでくる様になったよな、あいつ。」

龍也君、分かってるなら助けてよ。

「データが取れるから別に良いけれど、ね。」

「…ねぇ、風太君の言うその"データ"って何のデータなの?」

…なのはちゃんとも喋るくらいには仲良くなれた。

「う〜ん、そうだね〜?なのはちゃん達なら、教えてあげなくも無いかな〜?」

「…あっ、もしかして私とアリサちゃんを助けてくれた時に使ってたあの鎧みたいなやつ?」

あれ?すずかちゃん気付いてたの?

「…!、おお。さすがはすずかちゃん、正解だよ。」

「え?アレ風太だったの?ま、全く気付かなかった…。というか、あんなののデータなんか集めて何するのよ?」

あ、あんなのって…というか本当に気づいてなかったのね、アリサちゃん。

「さあ?もしかしたら特に理由なんて無いのかも知れないし、もしかしたら世界征服なんか考えていたりするかもよ?」

「できれば、前者であって欲しいなぁ。」

優也君は前者が良いようだ。

「あはは。まあ、よっぽどの理由がない限り、後者を選ぶことは無いかな。」

「ならよかったぁ。」

こいつ、セリフの意味分かってないな。

「…そのよっぽどの理由が出来たら、僕は世界征服するって事だよ?いいの?」

「出来ればやめてくれると…」

「そうだなー。僕が世界征服する必要があると感じたらやるかな。僕は僕の道を行くだけだよ。」

「お前が敵になるとか考えたくねぇな。いや、割と冗談抜きで。」

急に真面目な顔で言ってくる龍也君。困るなぁ、いきなりシリアスとか。

「…さて、僕はもう行くよ。とっとと紅夜君を吹き飛ばして帰る。そして寝る。」

 

「ま、頑張れよ。」

「「「バイバ〜イ(じゃあね〜)」」」

「お疲れ様。」

龍也の声援、美少女三人の声、オリ主様の声を聞きながら目的の場所に向かうのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

決闘場(何処かの工場)に着くと、既に紅夜君がいた。

「ヤッホー、来てやったぜ。」

「お!やっと来たか!それじゃあ、早速始めるぜ!」

やる気満々の様だ。だるい。

「瞬殺…は無理だろうから分殺してやるよ。」

〜数分後〜

 

そこには地に伏した紅夜と紅夜の頭を右足で踏んでいる風太の姿があった。

 

「ふぃ〜、疲れた疲れた。」

某通りすがりのライダーの真似で手を二回叩く風太。

「…く…そ、まだ…ダメなの…か…」ガクッ

「ありゃ、気絶しちゃった。まあ、今日は吹き飛ばされなかっただけ、前より強くなっているのは確かだよ。これからも頑張りなよ。紅夜君♪…おや?あの子達は?」

 

向こう側から翠屋JFCのゴールを決めた子と、マネージャーが二人並んでくる。かなりいい雰囲気だ。

…なるほど、そういう事か。

 

ならば、邪魔者はさっさと帰るとしますか。

 

「風太君(+a)はクールに去るぜ…」

ん?あの男の子が持ってるあれって、ジュエルシード?え?ヤバくね?

 

呆然と見ていると、ジュエルシードが輝きだし何か木の様なものになって少しずつ大きくなっていく。

 

「ちょちょちょっ!それはやばいって!縛れ、《天の鎖》!」

《天の鎖》が木がこれ以上大きくならないように木を縛り上げる。

 

 

「…ふぅ。何とか抑えてるけど、転生者と違って神性が少ないから本当に抑えるぐらいしか出来ないな。面倒臭い…!」

さらに、横に広がらない様に抑えているからか、どんどん上に伸びている。

「流石に上は無理だぞ、この野郎…!」

悪態を吐いていると右側から誰かが来る。

 

「あ?あいつらは…」

どうやらなのは、優也、龍也が来たようだ。

 

なのはと優也は既にバリアジャケットを展開している。

…にしても、優也のバリアジャケットが学戦都市アスタリスクのあの制服に似ている。超かっけぇ。…ってそんな事思ってる場合じゃねぇな。

 

「おいコラ遅えぞ。こうしている間にも俺の優雅な休日が失われつつあるんだからな。とっとと封印しろ。」

おっと、つい本当の口調の方で喋ってしまった。

「ご、ごめん…」

なんかすごい落ち込んでいる。なんかあったのか?

 

「…落ち込んでる暇があったら早く封印しろ。…今は何とか抑えているけど、そんなに長くは持たない。」

「わ、わかったの。」

「さて、そうと決まれば早くジュエルシードを探そう。」

優也君、早くして。

「って言われてもどうやってこの中から探すんだよ。時間無いんだぞ?サーチでも出来たら楽なんだがな」

だから龍也君、マジ早くして。

「…私が探す。こうなったのは私の所為だもん。」

おう、分かったから早く。

「む、無茶だよ!一人で探すなんて…」

ユーノうるさい、さっさとしろ。

「…出来るのか?」

取り敢えず聞いてみる。

「うん…。元を見つければいいんだよね?」

即答か…これなら何とかなりそうだ。

「え?」

ユーノ君が驚いている間にもなのはちゃんは何かをしている。

《Area Search》

 

「リリカルマジカル 探して、災厄の根源を!」

…うわっと!思わず見とれていた。気ぃ抜いたら一瞬でもってかれるな。なのはちゃん早く早く〜

「見つけた!すぐ封印するから。」

「ここからじや、無理だよ!近くに行かなきゃ…」

ユーノ君、何勘違いしているんだ?

 

…誰も「ひょ?」って返してくれないね。

「出来るよ、大丈夫。だよね、レイジングハート。」

 

《shooting mode set up》

 

「…杖の先端が変形した、だと…」

馬鹿な!デバイスとはこんなにも男のロマンをそそる物だったのか!?

 

「行って!捕まえて!」

 

なのはの杖の先からピンク色のレーザービームが発射される。

 

《Stand by Ready》

え?standing by?ファイズかな?

「リリカルマジカル、ジュエルルシードシリアルⅩ、封印!」

 

そして、ジュエルシードは封印され、この事件は解決した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ここは何処かのビルの屋上。

 

今はジュエルシードを封印した後、色々あってなのはとユーノがお互いの決意を言い合ったところだ。

 

「…ふぅ、やっと終わった。これでようやく帰って眠れる…ってもう夕方じゃん。…俺の日曜日、終わっちゃった…」

「…なんでここでキング○ムハー○Ⅱのロクサスのセリフが出てくんだよ。」

呆れ顔の龍也が言ってくる。

 

「…?○ングダム○ーツⅡ?何だそれ?」

…はぁ?

「「…」」

全く、うちのオリ主様は…

「…?教えてくれるか、それって一体なんn…グオッ!」←風太の無言の腹パン

 

「いって〜…何すんだよ〜」

腹をさすりがら聞いてくる。

「気にするな。」

ネタ殺し、ワロエナイ。

「えぇ〜」

「優也、前々から思っていたがお前ってネタ殺しが多いよな。」

龍也君にも言われてるし。

「えぇ?えーと、なんかごめん。」

分かってないな、こいつ。

よし、ここは俺のネタを1つ…

「まあ、許してやらんこともn…グハァ!」←龍也のアッパー

「お前の上から目線はムカつく。」

龍也、君将来いいツッコミ役になれるよ。

「理不尽ッ!このひとでなし!」

「ひとでなし?おいおい、ランサーはまだ○んでないぞ?」

「?ランサーってn…「少し黙ってろ」…!?一体何を!?」

またネタ殺しが発動したので殴ろうと思ったけどいい事考えたのでやめる。

取り敢えず、優也を持ち上げてなのはの方に投げ飛ばす。

 

「え?きゃっ」「うわぁ!」

 

すると、何ということでしょう。

優也がなのはを押し倒してる図が完成しました。

 

「…なあ、リリなのってギャルゲーなのか?」

素朴な質問を1つ。

「…リリなのの原点である「とらいあんぐるハート」ってやつは18禁のゲームだった。」

へぇ?そうなんだ。

「へぇ〜、詳しいね。やってたのかな?」

「…やってねぇし。」

おや?おやおやおや?

「ふーん?さっきの沈黙は何かな?ねぇねぇ、ねぇねぇ。教えてよー龍也くーん?」

 

…こんな感じで超ニコニコ顔で聞きまくっていたら殴られました。反省はしているが後悔はしていない(キリッ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後、あのままいい感じの雰囲気出していたなのはと優也を軽くからかってから、今は一緒に帰っているところだ。

 

「ねぇねぇ?僕が止めなかったらあのままキスしようとしてたでしょ?ねぇねぇ?」(ニヤニヤ)

 

「「…///」」

訂正…現在進行形で、めちゃくちゃからかってます。

 

いや〜、優也君はからかうと面白いよね。そういうのに耐性がないようだ。

 

龍也もないんじゃないかな?って思ってる。あーあ、龍也君が誰かとくっつかないかな〜?

 

「…くっつかねぇぞ。」

「ナチュナルに心の声を聞かないでくれるかい?」

どうやら、龍也君は何処かの毒龍の滅龍魔導師同様に心の声が聞こえる様だ。

…前に心の呟きを拾われたのはそういうことか。

「心の声が聞こえるって言っても、俺に対する悪口とかしか聞こえないけどな。」

 

「…ふ〜ん。」

取り敢えず、思いつく悪口を思いまくる。

 

マヌケがぁ!この汚らしいアホがぁ!このサンダークロスス○リットアタック野郎!緑の虫けらめぇ!ヘタレ王子が!実はムッツリなのだろう!俺はわかっているぞ!…

 

「本気で思っていなかったとしてもいい加減ぶっ飛ばすぞ」

龍也が結構怖い顔で言ってくるが…

「わー怖い。」

手をひらひらして聞き流す。

「全く。」

「まあまあ、いいじゃねーか。」

変態呼ばわりされてもよ。

「良くない!」

そんなこんなで、風太の日曜日は終わっていった。

 

チャンチャン♪

 

 




見てくれてありがとうございました。これからも失踪せずに頑張って行こうと思います。
これからもよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第12話:ドキ!ジュエルシード争奪戦!

不定期更新とはいえ、かなり遅れてしまいました。
暇な時間が週末しかないので、これからは週一投稿になるかな?と思っています。
では、本編どうぞ!

6/17、いろいろ修正。


さあ、今日もやって参りました。「ドキドキ!ジュエルシード争奪戦!」。

実況はこの俺!極 風太でございます。都合により、解説の方はいません。

 

今回の参加者はこちら!

 

未来の白い悪魔!

高町〜なのは!

誰にでも優しく、人懐っこい笑顔が似合う何処にでもいる可愛い女の子。

しかし、将来的には魔法ならぬ、魔砲少女とまで呼ばれる立派な「戦闘民族高町家」の次女なのだ!

 

続いては、

 

完全完璧!こいつこそがオリ主!

光〜優也!

こいつの爽やかスマイルに落とされてしまった女の子は数えきれないほどだ!

まるで何処かの「落とし神」の様だ!

基本的に誰にでも優しいが、いじめなどは絶対に許さない男の子!

見ていてイライラするほどの難聴属性も持ち合わせているぜ!

 

まだまだいくぜ!お次は…

 

俺に触れると火傷する?

滅龍魔導師、天使〜龍也ー!

頭の回転自体は速いのに勉強はまるでダメ!

将来は専業主夫(という名のニート)確定か!?

とにかく頑張れ!準オリ主!

難聴系に負けるな!熱血系!

 

…勘違いするなよ?…まだ俺のバトルフェイズ(紹介タイム)はまだ終わっちゃいないぜ!

 

俺のお気に入りのおもちy…ゲフンゲフン!

俺のお気に入りの転生者!

そして、生粋の踏み台転生者!

欲望至上主義者!(嘘は言っていない)

上代〜紅夜ー!

四人目の転生者であり、踏み台でもある彼の瞳にはどんな世界が写っているのだろうか?

何か出来るとは思ってないが、まあ、頑張れ!

 

お次の方は今回初出場!

未来で死神とまで謳われる金髪美少女!

フェイト・テスタロッサ!

龍也と優也のどちらに落とされるのか!

超楽しみです!

でもやっぱり金髪美少女ときたら吸血k…ゲフンゲフン!

なんでもありません!

 

お次もこれまた初登場!

虎?獅子?よく分からん!

フェイトの使い魔、アルフー!

主人思いの良い使い魔!

「フェイトを下さい!」なんて言ったら翌日の日の出は見れないぞ!(多分)

 

そして今回、肝心のジュエルルシードを持ってるのは〜?

 

「にゃああ!」

 

猫だあぁぁ!

俺は夢でも見ているのだろうか!?

なんと、巨大化した猫がいるのだ!

どうやら、ジュエルシードに「大きくなりたい」と願ったようだ。

ジュエルシードがまともに願いを叶えるなんて珍しいね。

…まあ、まずはこうなった経緯を話そう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

遡ること三時間前、またもや日曜日。

いつもの様に惰眠を貪ろうとしていた俺にまた"奴"からの念話が来たのだ。

 

【なあ、風太。今からいつものメンバーですずかの家に行くんだが、お前も来てくれ。つーかもうお前の家の前になのはと優也と一緒にいるんだけどな。】

 

そう、龍也である。

 

【めんどくさい、お前らだけで行って来い。俺は寝る。】

 

当然の如く、俺は断ろうとした。

 

【あ、あはは。相変わらず日曜日は眠そうだね。】

【そういうなのはだって、俺が起こすまでずっとベットの上で「もうちょと〜」とか言ってゴロゴロしてたじゃないか。】

【あっ、そ、それはその…】

またイチャイチャしやがって、弄られたいんだな?そうなんだろ?

 

【何?起こしてもらう時に優也にキスでもしてもらったの?なのはちゃん。】

【してない!(さ、されてないよ!)】

おおう、うるさい。

 

【相変わらず、からかうの好きだなおい。】

念話でも龍也が苦笑いしているのが分かる。

【仕方ないじゃん、からかうと面白いんだもん。つーか眠い、帰れ。】

 

「優也…ヒソヒソ…」

ん?龍也が優也に何か言ってる。

【え?えーと。ま、まあそう言わずにさ。すずかの家は猫をたくさん飼っているそうだから、モフモフ天国ってやつだぞ?】

優也からの念話。

【モフモフ…天国…】

頭にごち○さが真っ先に浮かぶ。

はっ!?いかんいかん!煩悩退散煩悩退散!…と思った頃にはもう遅かった。

 

【モフモフ天国…じゅるり。OK,5秒で支度する。】

【えっ!?】

なのはちゃんの驚く声が聞こえるが無視無視、

クロックアップして速攻で準備を完了させ、外に出る。

「来てやったぞ。」

 

「えっ!?」

俺は、金ピカことギルガメッシュがカニファンの聖杯グランプリで乗っていたギルギルマシーンに跨り、準備オーケー感を出す。

 

「5秒もかかってなかったような…」と優也。

「つーか、バイクに乗ったらダメだろ…」と龍也。

おいおい、今俺はギル様モードなんだぜ?

「ダメ?そんな訳無いだろう?、なぜなら俺がルールなのだからな。さぁ、行くぜ!」

よし、「俺がルール」をようやく言えた。

バイクで今にも出発しようとしたその瞬間。

 

「?おい風太、なんでバイクに跨っているんだ?」

なんと俺の父親、拓人さんが来たのだ。

「えーとね、かっこよかったから?」←甘えん坊な子供を演じる俺、子供というのは面倒だな。まぁ便利でもあるが…。

 

「ははは、そうか。でも風太、大人になるまでバイクに乗ったりするのは我慢しろよ?」

優しく注意する拓人、普段の俺を知っている人からすれば「え?本当にこの人風太君のお父さん?」と言うくらい優しい。

だって普段の俺とは似ても似つかない人だもん。

「は〜い、えへへっ」

純粋な笑顔を浮かべ、車庫の中にギルギルマシーンを入れるふりをし、王の財宝(ゲートオブバビロン)の中に入れる。

 

「えっと、風太のお友達かな?…あの子はあんなふうに何処か抜けているところがあるが、基本的には良い子なんだ。だから、これからも風太の事をよろしくな?」

 

「「「あ、はい!」」」

 

「そうか、ありがとな」

嬉しそうな父、

すると俺が帰ってくる。

 

「…?何のお話してるの?まあ、いいや。じゃ、お父さん行ってくるね!」

「ああ、いってらっしゃい!」

ああ、本当…俺には勿体無い位いい父だなぁ…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして、道中。

なのはちゃんの発言から始まる。

「風太君って、親の前だとあんな感じなんだ。」

「ん?…まあね。」

「そのことをアリサ達に伝えたら、どんな反応するだろうなぁ?」

龍也のニヤニヤ顔がうざかったので

「…言ったら男の尊厳をもぐぞ。」

と、脅しをいれた。

「お、OK。絶対言わない。」

親の前の俺の態度についての話で盛り上がっていると、

「お、着いたみたいだな。」

「へぇ…ここがすずかちゃんの…って何ここ。」

 

俺の家に負けてないくらいの家(というより屋敷)が建っていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

屋敷の中で俺は…

 

「モフモフ最高〜♪」

いつもは見せない笑顔で猫三匹を独り占めし、モフモフしていた。

 

「…こんな風太君は新鮮だね。」

「私も同感よ。」

「風太君、幸せそうだね〜。」

「ああ、そうだな。」

 

「ケーキを持ってきました。」

おや?メイドさんだ。後から聞いたが、ファリンさんと言うらしい。

ん?なんかつまづいて…

「あ、ケーキが…」

素早く美少女三人が動くが、それよりも早く…

《clock up》

「ふう、ケーキは無事だな。」

ケーキ"だけ"は全て受け止める。

ファリンさんは美少女三人が支えていた。

「ケーキだけ受け止めやがったよ、この甘党。」

「甘党なら当然のことだよ。さってと〜モフモフタイムの続きだ…〜♪モフモフ最高!」

龍也のツッコミを軽く流しつつ、さっきと同じように猫三匹をモフモフする。

 

「モフモフ最高とかやっぱご○うさ難m…「フィストォ!」…グハァ!」

モフモフしていると龍也から何か聞こえたので殴る。

 

「少しは静かに出来んのか?、この凡骨。」

「なんだとぉ!海○てめぇ!」

「黙れぇ!猫成分に集中出来ないだろうが!喰らえ!滅びのバースト○トリーム(物理)!」

「ぎゃあぁぁ!?」\ピチューン/

 

「あ、やり過ぎた。ま、いいか。」

反省も後悔もしてないぜ。

「いや、よくないだろ。」

うるさい優也、と言うわけで。

「優也君、廊下に立ってなさい。」

「えぇ…」

「(た、龍也さんが…)」

アワアワしてるユーノ君面白いね、モフモフしたい。

 

「「「あ、あははは…」」」

龍也は撃沈、優也とユーノは困惑、三大美少女は苦笑い。

そんな時、俺達はジェルシードの気配を感じとった。

【ふーん、こんな時に来るかな?普通。】

ジュエルシードまじめんどい。

【いつ来るかなんて、いつも分からないだろ。】

優也君ったら発言がイケメンね!

【どうせお前はいつも通り傍観するだけなんだろ?風太】

え?龍也君?

【いやいや、これでも僕結構頑張ってるからね?ねぇ、なのはちゃん?】

【えっ、あー…そ、そうなのかな?】

ふ、あっさり裏切られたよ。

【そんな!?なのはちゃんまで…もういいもん、今回完璧に傍観に徹するから。】

 

【こんな事で拗ねるなよ…】

なんか今日優也君の発言に棘があるような気がする。

【拗ねてないもーん。闇堕ちして皆を困らせてやろうかな〜って思ってるだけだもーん。】

 

【と、取り敢えず。行きましょう!】

ユーノ君のその一言でようやく皆動き出す。

…軽い作戦会議をして、ユーノ君が囮として出て行く、それをみんなで追いかける。という設定でジェルシードの所へ行く。

 

紅夜君は既に来ていたようだ、なんでさ。

 

そして…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はい、冒頭に戻ってくるわけです。

 

「なんか悪口を言われたような…」

「優也もか?実は俺も…」

「私もなの」

…悪口は言ってない、と思う。

 

「戦力外通告されたような…」

…紅夜君は仕方ないよ。

 

「逆に何も言われなかったような…」

…ごめんユーノ君、後でモフモフするから許して。

 

「…」

フェイトちゃんからなんか怒気が…馬鹿な!何も変な事は言っていないはず…

 

「と、取り敢えずジェルシードを封印しよう。フェイト。」

おお、ナイスです。アルフさん。

「うん、行くよ…!」

 

「はっ、やらすかよ!」《Boost!》

紅夜君が自身の力を《赤龍帝の籠手》で倍加してフェイトちゃんに突撃する。俺には気付いてないようだ、嬉しいとか思ってないよ?本当だよ?

 

「…」

フェイトちゃんは鎌状のデバイス-バルディッシュ-を構える。

…残念だが、それは"紅夜君には"得策じゃない。

 

紅夜君は勉強は出来るが、バカである。

つまり、龍也と真逆な奴だ。

だからこそ小さいことはいちいち気にしない。

その性格は、俺に毎回ぶっ飛ばされることで更に悪化している。

 

…自身の命に多少関わることでも、気にはしない。

 

フェイトちゃんは曲がりもせず直進してきた紅夜君をバルディッシュで脅すように高く掲げ、振り下ろす。

 

紅夜君はそれを…

 

避けずに体で受け止めた。

 

「!?」

基本的に無表情なフェイトちゃんでもさすがにこれには驚くよね。強力な遠距離攻撃とかが有効だよ?なのはちゃんの魔"砲"とか。(誤字にあらず)

「はっ!いつもいつもぶっ飛ばされてる俺からすれば、こんなものぉぉぉ!!」

紅夜君が何故か涙目だが、理由は知らない(すっとぼけ)

 

そのまま《白龍皇の光翼》を出現させ、フェイトちゃんに触れる。

 

そして…

 

《Divide!》

 

「!?…これは…」

フェイトちゃんの魔力とかその他色々な力を半減する。

「フェイトの魔力が…まさかレアスキル!?」

アルフさんも驚きのご様子、そりゃこんな魔法も何もない世界に希少なレアスキル持ちが居たらびっくりだよね。

「もらったぁぁ!!」

一度離れ、体勢を整えた紅夜君はもう一度フェイトちゃんに直進する。

…おや?さっきまで何もしなかった龍也君が動きだした。何するのかな?

えーと、フェイトちゃんの背後に超速で回り込んで…

 

「火龍の…咆哮ォォォ!!」

 

あっ、直進してきた紅夜君に炎のブレスを放った。

「ギャァァァァ!!」

…紅夜君…やっぱりほとんど何も出来なかったね。ドンマイ。

 

「えっ、なんで…」

「勘違いすんな、助けた訳じゃない。今はジェルシードを封印するのが先決だと思っただけだ。」

 

おや?ツンデレかな?ツンデレかな?熱血かと思っていたけどツンデレなのかな?た・つ・や・く〜ん ?

 

「おいこら風太。さっきから人の事ツンデレとか言って笑ってんの聞こえてるぞ。何処にいやがる。」

げっ、ばれてーら。本当面倒くさいね、龍也の能力。心の声が聞こえるとか、マジウザす。

 

「何!?風太だと!?奴がこの近くにいるのか!?どこだ!どこにいる!」

急に起き上がったと思ったらAIBOみたいな事言い出したよ、紅夜くん。仕方ない、俺も頑張りますか。…嫌われ者としてね。

 

さっきの闇堕ちの話、実はジョークじゃないんだよ?龍也君?

 

「なに…!?」

おっと、聞こえたか。

 

さーてとまずは、ソニックアローを変身せずに召喚してと…

矢を引いて〜

紅夜君に狙いを定めて、はいどっかーん。

 

「…くっ!?」

間一髪で避けたか。さすが〜。

「チッ!何処に居やがる!」

気配を消して皆からよく見える高層ビルの屋上に立つ。

「!、見つけたぜ風太!ここであったが百年目ぇ!」

白き龍の光翼を使い、急接近してくる紅夜君。

でもね…

「"俺"の方が早えよ。」

「!?」

《オレンジ》《レモンエナジー》

2つの錠前を開き、ベルトにはめ込む。

《ロックオーン》

「変身…」

《ソイヤ!MIX!》

《オレンジアームズ 花道オンステージ!》

《……………ジンバーレモン!ハハーッ》

俺から黒いオーラが出て、アームズが体を包み、黒い果汁のようなものが霧散すると同時に…

黒い陣羽織に黄色い複眼の「鎧武・闇 ブラックジンバーアームズ」に変身する。

そして、肩に担ぐように構えた「無双セイバー」で一直線に飛んで来た紅夜を切る。

 

「ふっ!」

「っ!?」

先ほどと同じように間一髪で避ける、が…

「悪いな、無双セイバーは銃剣なんだ。」

銃身の後部に付いているバレットスライドを引き、エネルギー弾を装填。

「fire.」

無駄にいい発音をして、四連発する。

「う、おおおぉぉ!」《Boost!》

速度を倍加して、更に避ける紅夜君。

「がはっ!?」

それでも一発食らってしまう。避けられる事前提で狙いを定めて撃ったので当然である。

「避けようとしても無駄無駄。偏向射撃ってやつだから、…あれ?漢字合ってるっけ?…まあ、いいか。」

「よっと…」

ビルから飛び降りて絶賛落下中の紅夜を狙う。

《ソイヤ!オレンジスカッシュ!》

《……ジンバーレモンスカッシュ!》

エネルギーを無双セイバーの刀身に溜め、左腰に一旦納める。

「や、やべっ!」

紅夜君が焦っているがもう遅い。

「はぁ!」

居合斬りの要領で紅夜君を叩っ斬った。

「ギャアアアァァ!!?」

その勢いのまま地面に叩きつけられる紅夜君、這い蹲りながらもなんとか逃げようとしてるみたいだ。

「…」

バレットスライドを引き、また4連射。

「ちょ、まっ、がはっ!」

4連射。

「ま、まて!落ち着、ぶべっ!」

4連射。

「いや、まっ、ガハァ!!」チーン…

抵抗虚しく、額に弾が当たってついに紅夜君は倒れた、残念だったな。ギャグっぽい終わり方だから無事だろう、明日には戻ってる。

「…終わったか。」

そのまま皆の方に向かう。

…警戒されてるな。まぁ、別に構わない。

錠前を閉じて変身を解きながら皆の前に立ち…

「じゃ、僕すずかちゃん家に行って猫モフモフしてるから、後は頑張ってね。」

『は?(え?)』

「じゃあね〜。」

同じように歩いてすずかちゃん家に向かう。

「ちょ、ちょっと待てよ!」

「んあ?龍也君どうしたの?」

「どうしたの?、じゃねーよ!闇堕ちとか言ってたじゃん!あれどうしたんだよ!」

「いやいや、今時闇堕ちとかウケないし、ただ拗ねてたけだよ?」

「じゃあ紅夜に対しての攻撃は!?」

「ただのストレス発散。」

『…』

皆口を開けて沈黙している。

「おいおい、何だよ皆、その面白い顔は。え?それとも何?もしかして本気で闇堕ちしたとか思ってたの?プッギャーワロスワロスw」

まじワロス、と笑っていると…

「ふん!」

龍也の右ストレートが飛んできた。

「おっと危ない、いきなり殴り掛かるなんてどうしたんだい?龍也君。」

「お前の…いや、なんかもう疲れた。」

「ふーん、疲れるのは別にいいけど。あの巨大猫は如何にかした方がいいと思うよ?今度こそじゃあね〜!」

これ以上面倒臭い事にならないうちにダッシュで逃げる。

…でも一番面倒くさくしてるのは僕ですよねw

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第三者side

 

その後、一足先に帰ってきた風太は、アリサの「なんであんただけなのよ?」という問いに「さぁ?」と適当に答えつつ、猫をモフモフしていた。

 

あとケーキを満面の笑みで食べていた。こんな時でも甘党は発揮している。

 

すると、あの三人と一匹が帰って来た。

「あ、帰って来た。遅かったね〜w」

 

「…ウ、ウゼェ…!」

「むかっとくるな。」

「自重してほしいの…」

上から龍也、優也、なのはである。

「って、言われてもね〜。あ、ファリンさんファリンさん。」

「は、はい!なんでしょうか?」

「ケーキおかわり、ある?」

「あ、はい!あります!」

「じゃ、もう1皿よろしく。」

「分かりました!」

トテトテ歩くファリンさん、またつまづかないか心配である。

 

そんこんなでこの日は終わった。

 

…余談だが、この後風太は《clock up》をもう一回使うことになった。ケーキの為に。




これからは龍也とフェイト、アルフ。優也となのは、ユーノ。という感じで、二手に分かれてジェルシードを集めます。
もちろん原作の様に奪い合いも起きますが。
紅夜君と風太君も居ますが、基本的には紅夜君が風太君に喧嘩を売って負ける、といういつものやりとりが起きるだけです。

誤字等ありましたら、教えて下さい。
では、ご視聴ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第13話:弄られ役は重要

前話を投稿してからお気に入り登録者様が2名も減りました。ショック!

確かにちょっと前話はアレでしたけど…

今話は挽回出来るように頑張りました、はい。

では!本編どうぞ!


ども、極 風太です。

 

今日は久々に日常会だぜ!

という訳で学校なんだか…

「おはよう!今日も可愛いな!だから俺の嫁になってくれ!」

「あんたの嫁になるつもりはないわ。」←怖い

「あ、あはは。」←苦笑い

昨日ボコボコにしたのにやはり復活している紅夜君。

絡まれているアリサちゃんとすずかちゃんがかわいそう(他人事)

…最近ちょっとカッコ良かったけど、紅夜君は踏み台だったな〜という事を思い出したよ。

あっ、龍也にふっ飛ばされた。

 

…ああ、そうだった、あの二人に昨日のお茶会に誘ってくれたお礼してないや。

ケーキも美味しかったからね〜。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後〜

 

相変わらず、さっきまで紅夜君に付纏わられていたアリサちゃん達に話しかける。

 

「ねぇねぇアリサちゃん、すずかちゃん。」

「何よ、今ちょっと機嫌が悪いんだけど?」

おおう、怖い怖い。

「ああ、さっきまで紅夜君に付纏わられてたもんね。ドンマイ☆」

「ドンマイってあんたねぇ…!」

煽ると可愛いアリサちゃん。

「まぁまぁアリサちゃん落ち着こう?…それで風太君、どうかしたの?」

「おっと、アリサちゃん弄りで忘れるところだった。昨日はお茶会誘ってくれてありがとね。ケーキ美味しかったってあのドジっ娘メイドさんにも言っといてよ。」

「い、弄り!?」

「ドジっ娘て…?」

おや?すずかちゃん、ドジっ娘ってことだけ言っても分かってない様子。

「ちなみにドジっ娘メイドって言うのはファリンさんの事だよ。」

「ちょっと!ファリンだって頑張ってるんだからそんな風に言わなくても…!」

「おっとアリサちゃん、なに勘違いしているんだ?」

「「え?」」

そこは「ひょっ?」って言って欲しかったな。

「僕の言う"ドジっ娘"というのは褒め言葉だよ。」

貧乳はステータスだ、希少価値だ。というのと同じである。

 

「そ、そうなの?」

「そうさ、僕は完全完璧なメイドさんか、ドジっ娘メイドさん以外のメイドさんは認めない主義なんだ。」

「そ、そう。」

「へ、へぇ〜。」

アリサちゃんとすずかちゃんが若干引いてるがこのまま話を続ける。

 

「で、僕が思うにメイドさんというのはだね……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

数十分後〜

「〜であり、結論を言わせて貰うとノエルさんもファリンちゃんもメイドさんとして完璧だと言いたい訳で、」

「わかった、わかったからそこまでにしなさい。」

む、アリサちゃんに遮られた。ここからが重要なのに…

 

「あんたがファリンの事を悪く言ってる訳じゃないことは分かったわ。…で?何しに来たのよ、あんた。」

「何しに来たって言われても〜、ただお礼に来ただけだよ?」

頭を掻きながら困ったように笑う。

「…」

疑うような目で見られている。

俺の人望は皆無のようだ。

「…まぁいいわ。そういう事にしといてあげる。」

が、しばらくしたら納得してくれた。

「さて、じゃあまた誘ってよ?すずかちゃん。」

「うん、もちろん!」

よし、これでケーキがまた食える。

 

「じゃ、またね〜♪あ、何か困った事があったらいつでも言って。力になるよ〜。」

そう言ってさっさと教室を出る…ふりをして会話を盗み聞きする。

ありえないとは思うけど、誰があんな奴誘うかよ、っとなってしまっては困るんだ。ケーキの為にも、ケーキの為にも。大切なことなので二回言いました。

 

「風太君はいつも元気だよね〜」

すずかちゃんはやっぱり天使です。

「ふん!あんなのうるさいだけよ!」

アリサちゃんはやっぱり怖いです。

「なのはちゃん、最近元気無いよね…」

「…」

…ああ、フェイトちゃんの事か。昨日もなんだかんだいってフェイトちゃんに負けてジュエルシード取られたんだったっけ?主人公は大変だねぇ。

「「はぁ…」」

訂正、主人公の友達も大変そうだ。俺だったら胃に穴が開いちゃうよ、主にストレスで。

さて、そろそろ本気で帰りますか…じゃあね?(優也君)のヒロイン達。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

何処かの自販機前。

そこに龍也、フェイト、アルフがいた。

「ねぇ龍也、この前の…風太?とか言う奴って、どれぐらい強いのさ。」

これからの作戦でも立てているのか、結構真面目な雰囲気である。

「そうだな…、とにかく強い。仮に、俺たちをフェイト陣営、あの白い魔法少女達を白魔陣営とする。」

おいおい、白魔の名前を名乗っていいのは「ワイズマン」こと「苗木奏」だけだぜ。

「この2つの陣営が協力して、風太(あいつ)の打倒に挑んだとしても、勝てるか分らないぐらいだ。」

「そ、そんなに!?」

「ああ。」

お、おや?なんだか俺がラスボスみたいになってんだけど。ちょ、龍也君?こ、これは止めなくては…

「まぁまぁ、龍也君僕はそんなに強くないよ。」

「「「!?」」」

なんか最近色んな人に驚かれている気がする。

「流石にその2つの陣営を同時に相手して勝てるとは思ってないよ。」

「…火龍の」

「ゑ?」

「咆哮!!」

た、龍也君んんん!?

「《グラム》!!」

宝物庫から竜殺しの剣を取り出し、咆哮を無効化する。

龍也と戦う時はグラムさんまじ使える。

「いきなり攻撃ってひどくない?」

「お前だからな。」

「解せぬ。」

士郎君なら「なんでさ」って言ってるレベル。

「で、お前何しに来たんだよ。」

「龍也がそこの金髪娘と一緒にいるのを見かけたから話しかけただけだよ?」

名前はまだ教えてもらってないので金髪娘と呼ぶことにする。早くフェイトちゃん♪って言いたい。あとモフモフしたい。

「…」

なんだか冷たい目線が刺さる。龍也君、その目はなんだい?

「おっと、心が読めるんだっけ?あれ?自分に対する悪口だけじゃなかった?」

「…ちょっと進化したんだよ。」

ち、俺にとっては心を読まれるのは面倒な事だ。龍也が俺の素を知っているから心を読まれても問題ないけど、その辺の奴に素を知られると絶対面倒事になる。

…まあ、それは後で考えよう。

「にしても、君がその金髪ちゃんに着くのは予想外だったよ。なの…白い魔法少女に着くと思っていたのに。」

「こっちに着いた方がジュエルシード集めが効率的に終わりそうなんでね。」

「とか言いつつその金髪っ娘に惚れたとか?」

からかうのは当然だよね。

「ぶっ!お、お前なぁ!///」

ほう…これは図星かもな。

「さて、そこの金髪っ娘。」

「は、はい。」

なんか緊張してる、可愛い。

…龍也から殺気がきてるような気がするけど無視無視。

「龍也って戦闘に関しては頭の回転早いけど、それ以外はバカだから君がサポートしてね。」

「え?…わ、分かりました。」

「だ、誰がバカだ!?」

「おいおい、僕が教えないとテスト毎回赤点になる君に決まってるじゃないかww」

「くっ…!」

言い返せないなんて、だらしないな龍也クゥ〜ン?

「じゃ、頑張ってよ?あ、あと金髪ちゃんは龍也の隣に永久就職できるように頑張ってね?」

「?」

あ、分かってない。可愛い。

「お前いい加減帰れ!///」

「うん、そうだね。お邪魔虫はとっとと退散するよ。末長く仲良くしなよ?」

あーあ、俺の唯一の理解者にもついに春が来たか…寂しくなるなぁ。

「…確かに龍也ならフェイトの事も…」

「ちょ、冗談でもヤメろ!」

アルフさんも中々ノリがいいですな。

なら俺は追い討ちでもしますか。

「え?じゃあ嫌なの?」

「え!?い、嫌って訳じゃ…」

更に追い討ちいィィ!

「おいおい、嫌なのか嫌じゃないのかハッキリしろよ。(笑)」

「龍也、ハッキリしない男はモテないよ?」

ここでアルフさんも便乗ですか、さすがは歴戦の覇者…そこにシビれる憧れルゥ!

「お前ら絶対楽しんでるだけだろ!?」

「「うん」」

「うん、じゃねぇぇええぇぇ!!」

「?、??」

 

その日は龍也を弄りまくって帰りました。

結論、フェイトちゃん可愛い。

結果、龍フェイカップリング確定、っと。

「勝手に確定すんなァァ!!」

ツッコミのキレが鋭くなった龍也君でした。ちゃんちゃん♪

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第14話:極、温泉物語。その1

すいません、部活の大会で遅れました。

では、本編どうぞ!


待たせたな!(某ヘビ風)極 風太だ。

海鳴小学校の休み時間、いつも通り本を読んで優雅な時間を過ごしていた。

 

なのに今、非常にめんどくさい事になっている。

それは…

「今度、私とすずか、なのはや優也、龍也と一緒に海鳴温泉に行くんだけど、あなたも一緒に来なさい。」

…とまぁ、アリサちゃんにこう言われたのである。

「へ、へぇ?なんで?」

顔が引きつりそうなのを抑えながら理由を問う。

「じ、実はね…なのはちゃんの様子が最近おかしいの。」

すずかちゃんの頼みなら何でもしま…はっ!危ない危ない。

にしても、なのはちゃんの様子が変?…フェイトちゃんの事でしょ?やっぱり主人公は大変だね。

 

「それで?温泉に行って何するのサ?」

この「〜のサ」っていう喋り方は「星の○ービィ」のマ○クの真似である。

「え、えっとね、そこでなのはちゃんの悩みを教えてもらって、出来れば解決したいなぁって。」

うんうん、本当友達思いだよね、この二人。まあ、僕はその「友達」の枠組みの中に入ってないだろうけど。

「へぇ〜そうなんだ、じゃあ二人とも頑張ってね♪」

 

………

 

「…そんなジト目で見なくてもいいじゃん。」

「…次変な事言ったらグーで殴るわよ。」

わー、アリサちゃんの目のハイライトが仕事してないや。

 

…お返しに少し弄ってやろ〜、お〜。

 

「アリサちゃんって僕に対して酷くない?優也や龍也にはそんな事言わないのに僕には言うなんて、こんなの差別だよ。…あっ、そっかアリサちゃん優也と龍也の事大好きだもんね、そんな事言わないのは当然か。それなら仕方ない、僕も諦めよう。」

 

「なっ、べっ別に好きじゃないし///」

女の子って赤面した顔が最高だと思うんだ?そう思わんか?諸君。

 

「いっや〜!そんな事にも気付かずに「こんなの差別だ」なんて言っちゃってごめんね〜!失言だったよ!あっははは!本当ごめんね〜!アリサちゃんは優也と龍也のこと、大・大・大好きだもんね〜!」

ニヤニヤしながら言ってやる。

 

「〜!///」

おっと、からかい過ぎたかな?目の前で手をぶんぶん振り回してみるけど反応がない。

 

顔を耳まで真っ赤にしてぽしょぽしょと「べっ別に好きなんかじゃないし…!」とか言っている。可愛い。今のうちに普段は出来ない事をしよう、そうしよう。…う〜ん…頭でも撫でておこう。ナデナデ。

 

「…さて、アリサちゃんをからかい過ぎたせいで反応しなくなったから、てんs…ゴホン…すずかちゃん。」

 

「え、えっと、何かな?(アリサちゃんがりんごみたいに真っ赤に…あとてん…なんて言おうとしたのかな?)」

 

ちょっと戸惑いながらも答えてくれる。やっぱこの子天使や。ごち○さ居ても違和感無いと思う。

「詳しい日時とかは優也達に後で教えてもらうとして、僕はその温泉で何をすれば良いのかな?」

 

「えーと…風太君にはね、私達が温泉からあがった後になのはちゃんから悩みを聞き出してる間、龍也君と優也君を温泉の中で足止めしておいて欲しいの。」

 

「…?なんで?」

わざわざ優也達を仲間外れにする理由はないはずだが…

 

「最近、なのはちゃんに悩みを聞こうとしているけど、全部優也君と龍也君にはぐらかされるの」

 

ああ〜、魔法の事とかがバレない様にする為か。オリ主も大変だな〜(他人面)

 

「ふ〜む、なんでだろうね〜?(すっとぼけ)何か危険な事でもやってるのかな?」

悪いな、俺も教える訳にはいかないんだ。六年生になったらきっと教えて貰えるよ。

「…分かんないよ。でも、私達は…」

「なのはちゃんの助けになりたい?」

「…うん。そのために風太君に協力して欲しいんだけど…ダメ、かな?」うるうる

 

…ずるい、その上目遣いはずるい。そんな顔されたらこの世のどんな男も(男に興味があるというそういう方以外)イチコロだよ。

 

「…分かった。条件付きだけど協力するよ、良いかな?」

それでもただではやらない。

「…良いわよ、その条件って?」

あっ、アリサちゃんが復活した。

 

「そんなに身構えなくても、いかがわしい条件とか付けたりしないよ。」

ていうか、どんだけ俺信用ないのサ。

「じゃあ一体どんな…?」

天使様ァァァァ!!…はっ!なんかに取り憑かれたような…疲れてんのかな、俺。

 

「二人の頭を撫でても良い?」

 

「え?そんなので良いの?」

アリサちゃんがすごく驚いた顔をしている。一体どんな条件付けられると思ったのやら。…僕はそんな最低な人間じゃないぜ。

 

↑毎回紅夜君を吹き飛ばしている男のセリフがこれだよ。

 

「うん、さっきまでアリサちゃんの頭を撫でてたからもっと撫でたくなっちゃって♪」

「あっ、え〜と…ど、どうぞ」

すずかちゃんはやっぱ天使。

「…まあ、いいわ。」

さっきまで撫でていたことに関してはノータッチの様だ。「ありがとうね〜♪」ナデナデ

…すずかちゃん猫みたいで可愛いな〜、アリサちゃんは…アリサちゃんも猫だね。可愛い、どっちも超可愛い。

 

「…(こいつに撫でられるのも、悪く無いわね。)」

「ふわぁ…(優也君と同じで撫で方が優しい…)」

ふわぁ、って俺萌え死ぬな、いや萌え死ぬね!

 

ナデナデ

 

それから、次の授業のチャイムがなるまでずっと二人を撫でていました。周りの男子の目線が超怖かったです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後…

かなり嬉しい状態の風太です。

ななななんと!今、すずかちゃんと二人きりで下校しています!!イェアチェケラ!←謎テンション

 

なんでもアリサちゃんは急ぎの用事がある、という事らしい。

 

…別に、好意を抱いてる訳ではないが…こんな可愛い娘と一緒に下校っていうのは、やっぱり嬉しいのです。

 

「ねぇ、風太君。」

前世でコミュ障だった俺は、どう話を切り出していいか分からず、特に話すこともなくずっと無言だった空間を壊したのはすずかちゃんだった。

「ん?なになに?」

噛まないように気を付けて喋る。今までは女子と喋る時、周りに誰かしら居たので無問題だったが、完全な二人きりは無理です。神様助けて!ヘルプミー!

 

【無理じゃ。】

あるぇ!?なんか念話飛んできたぞ!おいこら!助けろよ!

 

「風太君ってさ、年下の兄弟っている?」

おうふ。くっ!仕方ない、一人で切り抜けるしか道はない!

「いや、いないけど?どうして?」

 

「えっとね、風太君が撫でるの慣れてる様な気がしたから…かな?」

 

「へぇ〜?兄弟か…う〜ん…いたとしたら妹が良いな〜」

 

ザザッ!

 

その時、俺の頭に不快なノイズ音が聞こえた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

??『お兄ちゃん…!お兄ちゃん…!』

 

…女の子が泣いている…

 

『お前が…無事…で…良かっ…た…』

 

その女の子の頭を撫でて…俺は…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「…今のは…夢…?」

 

「おーい!風太君!大丈夫!?」

うおっ!び、びびった。すずかちゃんも大きい声とか出せるんだね、お兄さんびっくり。

「えっ、あ、うん。大丈夫、無問題(ノーマンタイ)。」

ちょっと噛みかけた、危なし。

「ならいいけど…どうしたの?」

…………

「…いや、なんでもないよ。そろそろ暗くなりそうだし、早く帰ろっか。」

「う、うん。」

納得してなさそうだけど、頷いてくれた。

そして俺はすずかちゃんは、他愛もない会話をしながら帰る。

でも…俺は家に帰り着くまでずっと、さっきの何故か懐かしく感じる記憶について考えていた。

 

後で神様に聞いた方が良いかもな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

やっほー、ついさっき優也に温泉旅行がいつか聞いてきた風太君だ。

 

…今度の連休に行くそうです、はい。

お、俺の連休が…!

 

まあ、協力するって言ったからね。連休ぐらい…連休…ぐらい…

 

よ、よし!気分転換に翠屋に行ってシュークリームでも食べに行こう!

 

そうと決まれば、全速前進DA!(某社長風)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翠屋〜

 

「美味しい?風太君。」

そう優しい声で言ってくれるのは桃子さんである。

「もちろんです!超美味しいです!」モグモグ

現在、シュークリーム(10個目)を食している風太だせ!

 

何個食べても飽きないこのシュークリーム、一体どうやって作っているのやら。

前にレシピを教えて貰おうと質問してみたが…

 

桃子「内緒♪」

 

…とはぐらかされてしまった。むぅ、残念。

…おや?誰か店に入って来た、ってんん〜?

 

「これはこれは、デートですかな?龍也く〜ん?」モグモグ

 

「…なんでここにいんだよ。つかデートじゃねぇ!」

龍也君、フェイトちゃん、アルフさん(人ver)が来た。

 

「なーんだデートじゃないんだ、つまんないの。」モグモグ

 

「つまんなくて悪かったなぁ…!」

 

「まあまあ、そんなに怒らないの。はげるよ?あっ、桃子さんもう10個おかわりー!」

「テメェが怒らせてんだろーが…!あと何個食うつもりだ!」

 

「ねぇ、龍也…」

「?、どうしたフェイト?」

 

「デートって…?」

知らないのか、これはチャンス!

「デートって言うのはね、特別な関係の男の子と女の子が一緒に出kフグォ!」←龍也の右ストレート

 

「ハァ…ハァ…(あ、危ねぇ…)」

「…ナハハ…ナイス、パンチ…」ガクッ

「(前から思ってたが…こいつ笑い方が「ナハハ」になんだな)」

「龍也、デートって…」

「気にするな。」

「…わかった。」

分からない事があったら俺に聞いてくれてもいいんだぜ?フェイトちゃん?

「う〜ん…」

キョロキョロと周りを見てみる

「…?どうかしたのかい?」

おや、アルフさん。

「いや〜、四人で座れる場所が無いね。」

そう、今日は中々混んでいて席があんまり無いのだ。

「マジか、めんどくさいな。」

本当人気だよね、この翠屋って。

「ふーむ、二人用の場所はあるね、龍也君とフェイトちゃんでここに座りなよ。僕は向こうのテーブルにアルフさんと座るから。」

 

「わざわざ悪りぃな。」

「気にすんなって、僕たち、と・も・だ・ちでしょ?」

「…」ジー

「…その目はなんだい?」

「いや、なんでも」

不自然に顔をそらす龍也。この野郎…

「じゃあ気にしないことにするよ。」

「ああ、じゃ」

「うん、またね。アルフさん、行こっか?」

「…そうだね」

そして、別の席につく。手を繋ごうとしたら無言で断られた、泣きそう。

 

「…あんたって龍也にも信用されてないんだね。」

 

「いや、あれは僕と龍也の通過儀礼みたいなものさ。まぁ、他の人からは信用されてないだろうけどね。

でも…それが僕の生き方だ。…誰にも振り向いて貰えなくても、信用されなくても、嫌われたとしても、己の全てを賭けて皆を守るって決めたからね。」

 

「…なるほどね、頑張ってる男の子はモテるよ。」

「本当かねぇ?まあ、そっちもジェルシード集め頑張りなよ。…そろそろ本題に入ろう。」

シリアスモードで話をする。

「本題?」

「…正直に答えて欲しい。」

「…」

先ほどまでのおちゃらけた雰囲気が失せ、急に真面目になった風太に思わず唾を飲むアルフ

 

そして…風太はその口を開いた

 

「…龍也君とフェイトちゃん、あの二人の関係はどのくらい進んでる?」

 

「…ハァ?」

真面目な話かと思えば、あの二人の関係を聞いてきた風太にある意味驚き、思わず声を出すアルフだが、まわりの目線から逃げるようにすぐに静かになる。

 

「で?どんな感じなんだ?」

「…そうだね、フェイトが"そういう事"の知識が少ないのもあるけど、龍也も別にアタックしてる訳じゃないからね…」

「なるほど…。いい雰囲気を出す時もあるけど、進展は無いってことか…アルフさんはどうなってほしい?」

「…私としては、出来れば"そういう"関係になって、フェイトも龍也も幸せになって欲しいんだ…あいつなら…この世界でフェイトが唯一心を開いているあいつなら…フェイトのことを…」

「頼めるって訳か…」

「…」

アルフさんがコクリと頷く。

 

「そっか。まあ、僕の方でも色々フォローするよ。じゃ、僕はこれで」

「ああ、またね。(というかあの量のシュークリームをもう食べきったのかい?)」

なんか驚かれてるんだけど、どうしたんだろ。

とにかく、龍也の方に向かう。

「龍也。」

素の方で話す。

「うん?どうした?」

「アルフさんとかにあんまり心配かけるなよ。」

「え?あ、ああ。」

こいつ分かってねぇわ。

「じゃあまたね〜」

キャラの方に戻って別れる。次は温泉だな。

「おう、またな!」

「…またね」

 

取り敢えず、龍也君とフェイトちゃんのツーショットを隠し撮りする。

 

僕の盗撮スキルはS+、たとえコンビニの安いインスタントカメラでも使いこなしてみせるぜ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

連休〜

 

どうも!アリサちゃん、すずかちゃん、なのはちゃん、優也、龍也、高町家の皆さんと忍さんが黒い高級車に乗っていくのを路地裏から覗く風太くんです!

 

…これではただのストーカーである。通報だけはやめてください。

 

…っと、ふざけているうちに車が発進してしまった。よし、来い!ギルギルマシーン!

 

王の財宝(ゲートオブバビロン)から黒を基調とした金色の塗装が入っているバイク、ギルギルマシーンを出す。

 

さてと、追いかけますか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

温泉〜

 

Fateのカニファンでギルガメッシュがやっていた様に、ギルギルマシーンで崖を垂直に走って温泉まで来たぜ☆

それに気づいたアリサちゃんとすずかちゃんの顔は忘れられないぐらいお笑いだったぜ(某親父ィ風)

 

優也達には悪いが、もうすでに温泉に入らせてもらっている。

温泉っていいわ〜、気持ち良い〜。

 

…にしても、なかなか来ないなぁ〜。

 

…おっ、来た来た。もう一時間ぐらい入ってたから正直きつかったんだ、助かったぜ。

 

足止めって言われたけど…正直、実力行使以外の方法が浮かばなかったので〜?

 

やったね、久々に変身だ!

 

「へぇ〜、ここが海鳴温泉か〜。なかなか良いところだな。」

「だな。」

呑気な奴らだぜ。

さてと、それじゃあ…。

右手にE.L.S-04と書かれたメロンの装飾のある錠前、《メロンエナジーロックシード》と赤いジューサーの様な、戦極ドライバーの完成形と言われる《ゲネシスドライバー》を召喚する。

 

ゲネシスドライバーを装着し、ロックシードを開錠、

「変身」

《メロンエナジー》

そして、ドライバーのくぼみにはめる。

《ロック・オン!》

戦極ドライバーより少し重々しい音声がなる。

そして…ドライバーの絞りを絞って…!

《ソウダァ!メロンエナジーアームズ!》〜♪

頭上から回転しながら降って来たメロンエナジーアームズに包まれ、果汁が飛び散るとともに斬月・真に変身完了。物陰から優也達の前に優雅に歩いて登場!

 

「な…!」

「お前…まさかここでやり合うつもりかよ…!」

 

「…罪を背負って、私は(美少女3人が仲直りする)未来を切り開く!」

 

さてと、それじゃあ始めっか!(某野菜人風)

 




どうでしたか?
遅れてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ようやくできたのですが、クオリティががが…

ストーリーを見直すと、もっとこうすれば…!
と思うところがあるのですが、リメイクは今の所考えていません。
いえ、考えてはいるのですが、取り敢えず保留にしている感じです。

リメイクして欲しい!という方がいらっしゃればコメントでお伝え下さい。もちろん設定についても何か分からないところがあれば聞いて下さい。←露骨なコメント稼ぎ

これから戦闘!というところで切りましたが、まあ「学戦都市アスタリスク」の20話もこれから反撃!ってところで終わったので、まあ、大目に見てください。

…アスタリスク見てない人には分かりませんね。本当すいません。

では、今回はここまで!ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第15話:極、温泉物語。その2

遅れたぁぁ!!
本当すいません!

では、本編どうぞ!


前回の「ある転生者の物語」は…(鎧武風)

 

なのはの悩みを聞き出すため、アリサとすずかは風太に協力を要請、風太は条件付き(二人の頭をナデナデ)で協力する事を約束する。

 

そして、温泉…男湯内で風太は斬月・真に変身して優也と龍也を足止めするべく、二人の前に立ちはだかった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

男湯〜風太side

「…」

 

機械的な赤色の弓…創世弓《ソニックアロー》を構えながら、アリサちゃんに頼まれた事を思い出す。

 

〜回想シーン

【最低でも7分は稼いでちょうだい。…最高?そうね…10分くらいかしら。】

〜終了

 

…10分か。…アリサちゃん達に実力行使で足止めした事がバレると後が怖いので、優也と龍也に傷を負わせたりするのはNGだな。

 

…え?普通に喋ったりして10分稼げばって?

ノンノン、それじゃあ「俺、先に上がるわ」とかに対応できない、それに…普通にやったんじゃ面白くない←こっちが本音

 

…龍也に聞いたが、確か温泉から上がって皆が寝静まった後、この海鳴温泉の近くでジェルシードが覚醒するそうじゃないか。

…それさえ無ければ傷を負わせてもオッケーだというのに、全く…面倒臭い。

 

…まぁでも、こういう裏方の仕事も悪くない、のか?

 

う〜ん…よし!考えるのはやめた!

足止め開始!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2分後〜

《ソウダァ、メロンエナジースカッシュ!》

音声が鳴り、左手に持ったソニックアローのブレード部分にエネルギーが溜まっていく。

 

「ハッ!」

エネルギーが溜まりきったところで優也と龍也が避けやすいように適当に2連撃。

 

…まあ、余裕で避けられる。というか避けてもらわないと困る。

 

手加減して戦うって案外疲れるもんだね、肩凝る。終わったらマッサージチェアに直行しよう。

…あ〜、心がぴょんぴょんしないんじゃあ〜{(-_-)}

これは難民の僕にとって死活問題だ。

でもこの状況で心をぴょんぴょんさせる事なんて不可能…。

 

…早急になんとかしなければ…!あっ、そうだ!心ぴょんぴょんに代わる、何か面白い事や新しい事をすればなんとかなるかもしれない!

 

よ〜し、そうと決まれば考えるぞ〜!おー!←温泉に入り過ぎからくるハイテンション。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

龍也side〜

 

「…、おい優也。」

風太の攻撃がある程度収まったところで優也に話しかける。

「…どうした?」

いくら鈍感のこいつでも流石に分かってるみたいだな。

 

「風太の奴、手加減してるな。」

前に鎧武・闇に変身した時に紅夜を倒した時とは全く違う。動きにキレが無い。

「だね、多分これは…」

「ああ…。」

「「足止め…だな(だね)。」

「…やっぱりお前もそう思うか。」

鈍感の癖にこういう事は分かるんだな。

「当然。でも、一体何が目的なんだろう?…ジェルシードかな?」

 

「違うだろうな、あいつなら足止めするよりも、俺たちをとっとと倒す方が効率が良い。悔しいが…あいつの実力なら簡単に俺たちを倒せるだろうからな。」

 

「他には…う〜ん、…ごめん全く分からない。風太に直接聞いたらいいんじゃない?」

 

「多分、答えてくれないと思うが…聞いてみるか。」

「だね。」

 

「作戦会議は終わったかい?」

奴が聞いてくる。

「おい風太!一体何が目的だ!」

 

「ん?…そうだね〜。…足止め…かな?」

 

「なんで疑問系なんだよ…」

思わず呆れる。なんか力が抜けるな、こいつと話してると。

「ジェルシードが関係しているのかい?」

ズバッと聞くな、優也。ある意味尊敬すら。

「いや違うよ、全く別。ある人から頼まれたんだよ。10分ぐらい稼いでくれ、ってね。」

「はぁ?誰にだよ?」

心当たりがない。まさか、原作にはいない全く別の勢力でもあるのか?

「流石にそれは教えられないなぁ。」

だろうな。

「なんでかな?」

…優也…

「うーん、ヒントを上げるなら…例えば、転生者間で問題が起きた時、喧嘩なんかが起きた時はさ、基本的に転生者だけで解決するジャン?」

 

「まあ、な。」

紅夜が暴走したら一般人に危害が加わるかもしれないし。

 

「だから、あの娘たちの問題はあの娘たちだけで解決するべきだ、と思ったわけだよ。」

これでわかった?、という風に笑みを浮かべている風太。

おいおい、まさかとは思うが…

「あの娘たち?…まさか!」

優也も気付いたみたいだな。

「アリサ達のことかよ…!」

 

「おや、少しヒントを与えすぎたかな?。ま、正解とだけ言っておくよ。…ちなみにあと五分だ。」

 

「ちっ、そういう事かよ…!」

「…なのは」

俺は少し苛立ちながら、優也は心配そうになのはちゃんの名前を言う。

 

すると、風太が口を開けた。

 

「…君たち、なのはちゃんの事をあんまり理解していないようだね。

…小1の頃から付きまとっていた僕から言わせてもらうと、なのはちゃんは周りに流されるタイプじゃない。

 

…君たちが問題視しているであろう、彼女が魔法の事とかをアリサちゃん達に話すんじゃないかという心配は、全くの無用だ。

…あの娘は魔法の事をアリサちゃん達に絶対に言わないよ。なぜなら、アリサちゃん達に危険な目にあってほしくないだろうからね。」

 

「風太…お前…。」

「フフ、そうだね。でも、君を倒して早くなのはの所行くとするよ。やっぱり心配だからね。」

「優也…ああ、そうだな!」

 

「くくく…だろうね。でも、このままじゃつまらないから。少し、テコイレって奴をしよう。」

 

「なんかイントネーションが…」

違うような、と言う前に風太が話を続けた。

「…僕の秘密を1つ教えるよ、いや2つかな?…まず1つ目を言う前に質問するよ、君たちは神様に"仕事のミス"で死んだよね?」

 

 

「「…まあな。(そうだよ。)」」

…前世でやり残した事でも思い出したのか、二人とも少し苦い顔をする。

 

「…僕はね、"仕事のミス"では死んでいない。」

「は?それってどういう…」

ことだ、と言う前にまた遮られる。

「僕は、神様に面白半分で"殺されたんだよ"。」

 

「なっ…!」

「嘘だろ…!」

そんな事があったのに、なんでこいつは…

 

「…自然と怒りとかは湧いてこなかった。踏み台をしてくれと神に頼まれた時も、どんなに頑張っても誰も振り向いてくれない時も…」

 

「「…」」

俺は風太が時折見せる寂しそうな顔を思い出し、俯いてしまう。

「…とまあ、それが1つ目だ。」

「辛くはねぇのかよ…」

思わず声にだす。

「…今はね」

「なんだよそれ…!それじゃお前には何も…!」

優也が怒気を含めた悲痛そうな声で何かを言おうとした時、風太が嬉しそうに声を上げた。

「そう!それが2つ目だよ!」

「え?」

優也も驚いている。

「このままだったら、僕は悲しいだけだ。でもね、故意に殺された分のメリットがあったんだよ。」

「それって一体…」

メリット?そんなもの、一体何処に…?

「ねぇ、龍也。僕の特典を数えてみてよ。」

「え?え〜と…身体能力、無限の魔力…」

「あ、ごめん。それ2つで1つの特典って数えられてる。」

「そ、そうなのか。それじゃあ後は、王の財宝(ゲートオブバビロン)に、仮面ライダーか?それがどうかしたのか?」

これで3つ…

「…ねぇ、龍也。僕はいつもテストの成績は一番だよね?」

「あっ、そうか。"頭を良くする"とかがもう1つあるのか…って、え?」

「ま、待てよ…それじゃお前の特典の数は…!」

優也もおかしいと思ったのかその疑問を口に出す。

「そう、"今"は4つ。そしてさらに、僕はあと3つの特典を残している。」

フリーザの真似をしているみたいだが、そんなものは気にならない。

「おいおい、嘘だろ…」

「これ以上チートになるとか…」

「でも、僕にはその分原作知識って奴が少ないから、君らに勝機があるとすればそこかな?

…まあ、それはいい。これで、僕のテコ→イレ↑が何を指すか、分かったかな?」

 

「ま、まさか…」

「新しい特典を…」

 

「…せ〜いか〜い!ピンポンピンポン大当たり〜!

…それじゃあ、行くよ?」

 

いつの間にか変身を解いていた風太、これはライダー奥義の1つ、いつの間に変身を…!である。他にも、いつの間に武器を…!等がある。

 

そして、僕は何かを掴むように天に右手を掲げた。

 

「…僕を転生させた神よ、僕に新たな力を…

"正義の味方"になるために走り続けた未知なる未来の英霊、エミヤの力を、スキル全てA++で…お願いしまーす!(某夏戦争風)」

 

すると、風太の頭上に光の穴が現れ、その中から光の球体が出てくる。

 

それを掴み、自分の胸に押し付けた。

 

「う、おおおぉぉぉ!」

風太を中心に風が吹き出す。

 

「ちぃぃっ!!」

俺は吹き飛ばされ、

「龍也!掴まれ!」

優也がなんかの石像に掴まりながら俺に手を伸ばす。

 

…そして風が止んだ頃、そこには…

 

「ち、力がみなぎる…!溢れる…!(某伝説の26風)」

 

金髪だった髪が何故か白色になっている風太がいた。

 

「…なあ、すごく嫌な予感がするんだか。」

「…俺もだよ。」

 

「さあ行くぜ!(某ATM風)、

投影・開始(トレース・オン)!」

 

そして、青い電撃が風太の両手から放たれ、収まった頃には…

風太の両手に、英霊エミヤが愛用していた剣…

二本一対の陰陽の夫婦剣、干将・莫耶があった。

 

「さてと、楽しませてくれよな!」

何処の仮面魔法使いに出てくるフェニックスさんですかね、なんて言葉は出てこなかった。

 

 

 




どうでしたか?…サーヴァントを一人呼び出す、とかでも良かったのですが…(例えばジャンヌダルク、もしくは沖田総司)
個人的に風太君に「無限の剣製」を使って欲しかったので…

ご視聴、ありがとうございました!

質問、誤字等ありましたら教えてくれると嬉しいです!
では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第16話:極、温泉物語。その3

中々疲れましたね。
…最近、自分の好きな作品が完結したり凍結したりの連続で胸が苦しいですよ。
「怠惰を求めて勤勉に」、「俺、伸ばした手で掴みます。」とかががが…

ゴホン!まぁ、それは置いておいて、取り敢えず本編どうぞ。


前回のある転生者の物語は…

新たな特典、「無限の剣製」を手に入れた極 風太(きわみ ふうた)。だが、その影響で髪が白く変わってしまった。(自由に髪色を変えられるので実際は問題無い)

投影魔術を使い、投影した夫婦剣「干将・莫耶」を構える風太。

対峙する天使 龍也(あまつか たつや)光 優也(ひかり ゆうや)、勝利の女神はどちらに微笑むのか…!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風太side

「…」

…何故だろうか、今俺はシリアスモードに入っている。いやいやいや、ダメでしょ。このままじゃダメだ。俺にガチのシリアスなんて似合わない。

 

相手を後でからかう時や交渉する時、相手を絶望に叩き落とす時以外で本気のシリアスになるなんてダメだ。

 

…本気のシリアスって日本語にすると意味がおかしいな、なんだよ本気の本気って。…まあいいか。

 

取り敢えず、後3分…後3分で終わるんだ…。シリアスなんてぶち壊すんだ、俺!…だが、俺一人が何か言ったところで意味はない。ここは、龍也のツッコミに賭けるしかない…!

 

俺に対峙している真面目な表情の二人に言わせてもらう、全ては…シリアスブレイクの為に!

「…一体、いつまで武器を構えているんだ?」

 

「はぁ?」

「…?」

何言ってんだ?こいつ?みたいな目線をこちらに向けてくる二人。

「まさか、まだ僕に勝てると思っているのかい?無限の剣製を手に入れた、今のこの僕に?」

 

「はっ!笑わせんな!負ける訳ねぇだろが!」

「…もし、俺達が君に勝つことを諦めたと思っているなら、それは大きな間違いだ。」

 

「はぁ…、君らと僕の実力差は大きい。感情や気持ちではどうにも出来ないぐらいにね、

…それが分かっていてなお、俺に勝てると思っているなら…」

 

本家のエミヤがやっていた構え…左手の方を前に突き出し、右手の方を顔の横に持ってくる構えをする。そして…ざわ…ざわ…

 

「…理想を抱いて溺死しろ…!」←ここまでの流れ全部このセリフを言うためだけのもの

 

「…っ!」

「…」

優也は結構圧倒されてるが

龍也は理解して軽く呆れている

 

「…」←少しクールなドヤ顔

「…おい風太。」

龍也が呼びかけてくる。勝った…どうだシリアス、俺の計算勝ちだ。

「なんだ?」

取り敢えず、とぼける。

「…ここまでの流れ、全部そのセリフを言うためだろ。」

「え?」

いやいや流石にそれは無いだろ、って顔をする優也

 

「なっ…!そそそのような事があろうはずがごごございません!(ミラクルきたァァァ!!ナイスツッコミ!流石は龍也君だぜ!!)」

言ってる事と思ってる事が真逆である。

某親父ィの真似は得意な俺でした(笑)

 

「(ああ、これはビンゴだな。)」

「…風太、お前…」

哀れみの目線で俺を見る優也と龍也。

 

「くっ…!黙れぇぇ!!茶ァァァァァァァ!!」

ヘタレ王子風に叫びながら二人に直進。

シリアスさん(いや、もしかしたらシリアス君かも知れな(ry))がお亡くなりになられたので、ここからはずっと、俺のターン☆!

 

干将・莫耶を何も考えずに振り回しながら二人に近づく。

すると当然…

 

「…『コード』、セットアップ。」

コード(優也のチートスペックデバイス)「オーケーです。マイマスター。」

 

「…火龍のォ…!」

 

「…」

龍也は火龍の鉄拳、優也は剣で攻撃してくるな。…悪いが、残りの3分間、しっかり足止めさせてもらう。

 

「はっ!やぁ!」

「…鉄拳!!」

 

龍也は龍化した足の脚力と炎の推進力で一気に風太の後ろに回り込み、優也は真正面から2連撃。

 

…いいコンビネーションだ、1つ欠点があるとすれば、優也君が戦闘自体には慣れてるけど、対人戦に慣れてないというところかな。そして何より…

 

「ふん!」バキィ!!

「なっ…!」

風太は優也の剣をいとも簡単に破壊する。

 

…デバイスの使い方というか、魔力の使い方に慣れていない。経験値が足りてないぞ?優也君。

 

…というか、なんで剣のモデルが「学戦都市アスタリスク」の天霧君の煌式武装(ルークス)なんだよ。バリアジャケットも星導館学園の制服じゃないか。…カッコいいなぁ…。はっ!いけないいけない、男の子にとって一番カッコいい物は仮面ライダーだ!(独論)…ん?戦隊物?なにそれ食えんの?マジレンジャー?…うっ、頭が…

 

頭の中でそんな事を考えながらそのまま優也の後ろに回る。

…が、攻撃する訳にはいかないのでそのまま通り過ぎる。

 

「俺を忘れんじゃねぇ!火龍の鉤爪ェ!!」

いつの間にか上にいた龍也が炎を纏った足でこちらを蹴ろうとする。

…君の事を忘れるほど、僕は馬鹿じゃないよ。むしろ、優也よりも君の方を警戒しているからね。

…というか久々の戦闘でテンション上がってない?

「はい残念でしたッ!」

そう言いながら"王の財宝"から《グラム》を出して龍化された足を狙う。

 

…滅龍魔法+龍化って…な、なんて奴だぁ…!(某伝説の26風)

…まあ、魔剣グラムでぶった斬ってやりますよ。(ドヤァ)

 

「うおぉぉ!!あっ…ぶねぇぇ!!」

ちっ、ギリギリ避けられたか…。

 

「ちょっ、お前、足止めが目的じゃねーのかよ!今思いっきり俺の足切り落としにきただろ!?」

「!、あー…えっと〜…て、てへぺろ♪☆〜(ゝ。∂)」←裏声

 

「てへぺろ♪じゃねーよ!しかもそこらの女の子よりも女の子の声出したよこいつ!」

 

「龍也…」

真面目な声で龍也の名を呼ぶ

「なんだよ…!」

 

「お前のてへぺろ、あんまり可愛く無い。」

「どうでもいいわ!!!」

 

「フッ…所詮、龍也か…」

鼻で笑ってやる。

「笑うんじゃねぇー!!…もう怒ったわ!モード"雷炎竜"!」

「お、おい龍也!落ち着けって!」

「よかろう、貴様の挑戦受けてやる!(某社長風)」

「風太君も煽らないで!」

優也が龍也を止めようとするが、俺が煽って無効にする。

 

「雷炎竜のォ、咆哮!!」

電撃を纏ったレーザービームの様な火炎放射が僕に一直線に向かってくる。

 

…え?いや、えぇ〜?…避けたら温泉が吹き飛ぶな、これ。受け止めるしか無いか。

まずは、詠唱開始だ…

「ーーーーー投影、開始(トレース・オン)

 

「ーー"I am the bone of my sword"(体は剣で出来ている。)

こうしている間にも龍也の放った咆哮は俺に向かっている

 

干将・莫耶は既に消してある、右手を突き出し…最後の言葉を紡ぐ。

熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)…!」

紫色の半透明な7つの花弁の盾が僕を守るように現れる。

 

どうだい?龍也君、見たまえ。君の雷炎竜の咆哮がいとも簡単に防がれているよ。一枚目の盾に少しヒビが入った程度だ。

これぞ、生身の僕が持つ最強の盾。君の攻撃なんて効かn…

 

「そらっ!!」ドゴンッ!

「ゴフッ!!?」

 

…。横腹がすごく痛い、うわー、べぇ…口の中に血が…

 

…って、え?え?なんで僕は天井を見上げているんだ?

 

かろうじて動く首を動かすと…

 

「はぁ、はぁ、はぁ、ふぅ…」

…結構大きいハンマーを持った優也君がいる。さらに何故か疲れてる。

「なんだよそれ…。」

 

「え?コードのハンマー形態だけど?だよな、コード?」

【はいマスター、正真正銘ハンマーです。】

なんか洋風な装飾がされてる、あのデバイスの趣味か?

 

「ちょっと派手じゃない?」

某AIBO風に言うと、

「俺からすればまだ地味過ぎるぜ。」

某ATM風に帰ってきた←注・一応女性?です。

 

【「…!(このデバイス〔この人〕、出来る…!)」】

「何戦慄してんだよお前らは…」

龍也が呆れてる、それもそうか。

「まあいい、なのはの方も大丈夫だろうが、一応心配だからさっさといくぞ、優也」

「ああ、わかった。早く行こう。」

 

「…僕も付いていくよ、どうなったか見てみたいからね」

「おう、そうか。」ニヤニヤ

…なんか龍也がニヤニヤしてるんだけど、一体なんだ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「にゃははは!それでね〜…」

そこには、酔っ払ったフリをしたアルフさんと…

「へ、へぇ〜そうなんですか。」

誰だろう?って顔のすずかちゃんと…

「…あの〜、出来ればそろそろ…」

早くしないと優也達が…って顔をしたアリサちゃんがいた。

「…あっ!優也君!龍也君!」

あ、なのはちゃんも居たのか。

「えっ!」

嘘!もう来たの!?って感じて慌てるアリサちゃん。

「あっ…う〜…」しゅん…

 

…ふむ、しゅんとしたすずかちゃんはなんだかんだ言って可愛い。あと浴衣も中々…。アルフさんもイイデス!もちろんアリサちゃんも。

…それよりも…

 

龍也の方を軽く睨む。

龍也は龍也で僕を見て笑みを浮かべている。

 

…なるほどね、念話でアルフさんに頼んでアリサちゃんとすずかちゃんの邪魔をさせた訳だ。むかつくねぇ〜。…このフェイト厨が…。

 

「おい、俺が心の声聞こえんの分かってんのか?」

 

「分かってて言ってるんだよ?それとも直接言ってあげようか?このフェイト厨。」

「違ぇよ!…ったく」

「えぇ?龍也、フェイトちゃんの事好きじゃないの?」

本当かよー?という感じで聞き直す。

「………………好きじゃねぇよ。」

「結構間があったけど?…まあいいや。でも、フェイトちゃんかわいそうだな〜。」ニヤニヤ

「はぁ?なんでだよ?」

こいつも鈍感だな。

「俺の睨んだところ、フェイトちゃんはお前に惚れてるぜ☆」

某ATM風に言ってやる。なんだか最近某ATMをよく使ってる気がする。

「ぶっ…!お、お前なぁ!」

「まぁ、本人も気づいていないだろうけど…。」

龍也の耳元で囁くようにして…

 

「…龍也にその気が無いなら僕がフェイトちゃんをもらっちゃおっかな〜?」

絶対出来ないことを「する」と言うアホの極みである。

「なっ、や、止めろ!」

 

「えぇ〜?なんで?フェイトちゃんの事なんとも思ってないんでしょ?」

…この慌てよう、やはりビンゴだな。いつもなら「お前には出来ねーよバーカw」とか返してくるのに。

 

「そ、それは…ほら!アレだ!お前みたいな男と付き合ったらフェイトにどんな影響があるか分かんないからな!」

 

「僕って君の中でどういう人なのかな?」

言い訳乙ww、とか思いながら聞く。

「とにかく信用できない奴。」

「即答かよ…。」ショボーン

大袈裟に落ち込んでやる。

 

「当たり前だろ。…鎧武で言うなら、お前は戦極凌馬だからな。」

さも当然のように言い放つ龍也。

 

「じゃあ龍也は…シドかな?」

「馬鹿野郎、俺は戒斗さんに決まってんだろ?」

 

「はっ!笑わせてくれる!貴様ごときが戒斗様のわけねーだろ!お前なんか名も無き黒影トルーパーで十分だ!」←熱弁

…それも「ユグドラシルは終わりだぁ…」と言って逃げたあいつだ。

 

「それは嫌だな〜。」

「…それも〜」という俺の心の声が聞こえて様だ。

 

「…せめて最終回の城之内が変身した黒影トルーパーにしてくれ。名無しヘタレの黒影トルーパーは流石に嫌だ。」

 

「ダメ。(策士繋がりで)城之内君の黒影トルーパーは僕だよ。」

「…そーかよ。」

呆れて疲れたのか龍也はそれ以上何も言ってこなかった。

 

その間にアルフさんはなのはちゃんに念話で警告したようだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現在、反省会中〜

 

「10分はちゃんと稼いだよ?」

「はぁ…」

 

今は夕食前、卓球で僕と龍也が無双したり、途中で「3×11は!?」と龍也に言って混乱している隙にスマッシュを決めて勝ったりした。…勉強を龍也に教えている身としては「33」と即答して欲しかったです、はい。というか掛け算九九なんて二年生で習ったよ。

 

それから色々あって、今は反省会。…正直、僕にもアリサちゃん達にも落ち度は無かったと思うけどな…。

 

「もぉー!何なのよあの酔っ払い〜!」

「確か…龍也の知り合いだったかな?翠屋に一緒にいたのを見たことがあるよ。…あともう一人金髪の可愛い女の子もいたかな?」ボソッ

最後のへ金髪〜のところは聞こえないように小声で言う。

「じゃあ、龍也君達に私達の計画がバレてたって事かな?」

 

「かもね、可能性は高いよ。龍也はともかく、優也は頭が良いからね。」

 

「むぅ〜…!」←ごち○さのチノちゃんみたいな顔。

「…」

ふむ、アリサちゃん可愛い。この後に「ココアさん!」と言っても違和感が無い気がする。まあ、取り敢えず撫でておこう。←意☆味☆不☆明

 

なでなでなでなで…

………

 

「ねぇ、アリサちゃん。」

「?、何よ?」

「僕ずっとアリサちゃんの頭撫でてるけど、いいの?」

「…え?…ちょっ、ちょっと!離しなさい!」

…あたふたしてるアリサちゃんもいいね。

 

「え〜?別にいいじゃん。さっきからずっと撫でてたんだし。」

「いいから離しなさい!!」

「ほいほ〜い…ん?」

「…じー…」

 

…すずかちゃんがこちらをじっと見ている。なでなでしますか?

はい← いいえ

 

という訳で、なでなで。

 

「あっ…ふにゃ〜…。」

ゴフッ!…これが…!悩殺ってやつか…!

 

可愛い!可愛すぎる!すずかちゃんマジ天使!

 

…でも、もうそろそろ夕飯の時間だし、やめないとね。

すずかちゃんの頭から手を離す。

 

「あっ…」

…もうやめて!風太君のSUN値はもう0よ!だからそんな物足りないって感じの顔しないでぇ〜!

 

可愛さに負けて、またすずかちゃんをなでなでする。

 

「〜♪」

 

やべぇ…このままじゃ月村家の皆さんに潰されちまう…!

いや、その前に昇天しちまう…!

なんとかしてここから抜け出さなければ…!

 

「…さてと、もうすぐ夕飯だし、行こっか?」

「そうね、早く行きましょう。」

「…はっ!…そ、そうだね!」

 

おお、すずかちゃんが正気を取り戻したようだ。良かった良かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夕飯?何それ、ほいカットー。鈍いな!俺がご○うさ難民だよ!(良かれと思って!遊馬巡査!)

 

ATM「うるさい、少し黙ってろ。」

 

ショボーン…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なんだかんだで夜、マッサージ機で「あぁ〜…」とおっさんみたいな声を出して色々な人から笑われたが、まあどうでもいいだろう。

今はエントランス(?)で「星の○ービィUSDX」をやっている。

 

…さて、龍也君の情報では今夜、ジュエルシードがこの近くで暴走を起こすらしい。

 

…眠いなぁ。ベットの上でゴロゴロしたい。

 

「…!、どうやら来たみたいだねぇ〜。」

 

DSを閉じて準備する。

すると、ふと頭にある考えが浮かんだ。

「…待てよ?僕もDJサガラが《カチドキロックシード》を作ったみたいにロックシードを作れるのかな?…もしそうなら、ジュエルシードを…フフフ〜ン♪面白くなって来たねぇ!↑」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

旅館の近くの森〜

 

ジュエルシードの近くまで行ったら、もう既に封印がされていた。どうやらフェイトちゃんが封印したようだ。

今はフェイトちゃんとなのはちゃんが一対一で戦っている。

 

…ふーむ、やっぱりまだなのはちゃんじゃ勝てそうに無いね。

前より善戦してるけど、そのうちスピードで負けて落とされる。

 

風太がそんな事を考えていると…

《Boost!》

後ろからマダオボイスが聞こえたので見てみると拳を構えた紅夜君が居た。

「?、って危な!?」

「ちっ、不意打ちじゃ無理か…」

背後からいきなり紅夜が襲ってくるなんて怖いな。

「そりゃそうだ。不意打ちや騙し合いで僕に勝てる奴はいないよ。」ドヤァ…

「自慢できる事じゃねぇぞ、それ。」

「君も龍也君と同じぐらいツッコミが上手になったね〜。」

「はっ、そんなもんどうでもいい。早く俺と戦え!」

そう言って構える紅夜。

「はいはい…、じゃあ久々に全力で相手してあげるよ。」

 

風太はどこからか緑色の眼魂《ネクロムゴーストアイコン》を取り出し、スイッチを押す。

《standby》

いつの間にか左腕に装着してあった、ブレスレット《メガウルオウダー》のくぼみにはめ込む。

《Yes,sir》

ユニットを回して起こして横のスイッチをポチッと!

《Loading》〜♪

トリッキーな待機音声が鳴り響く。

「変身。」

そして、目薬部分のスイッチを押す。

《テンガン!ネクロム メガウルオウド》〜♪

《クラッシュジインベーダー!》

「心の叫びを聴け…」

 

「…そのセリフ、お前には合ってないと思うぞ。」

紅夜君、的確なツッコミありがとね。…グスン。

 

…な、ならこれだ!

「命などに意味は無い!」

「あっ、それ超合ってる。」

「ふむ、やはり僕は悪役の方が合ってるか。…まぁいい、さっさと始めよう、か!」

一気に近づいてそのまま右ストレートを繰り出す、が。

 

「ふっ、そらぁ!」

紅夜は少し動くだけで避け、カウンターの容量で《赤龍帝の籠手》がある左手でパンチ。

風太はそれを同じく左手で受け止め、右足で紅夜の足を払う。

 

「ぐおっ!」

体制を崩した紅夜の服の襟を右手で掴み、近くの木に叩きつける。

「がっ!」

「…。」

無様だな。とでも言いたげな態度で紅夜を見る。

 

「まだだぁ!うおおおぉぉ!」

「!」

紅夜は風太の右手を両手で掴み…

「燃え尽きろ!ドラゴンフレア!」

手から業火を出して風太の右手を燃やそうとする。

 

「くっ、龍の炎か…!」

振り払おうとするも、

《Boost!》

倍加による力の上昇で思うようにいかない。

「俺の勝ちだ!風太ァァァ!!」

 

「いいや、君の負けだよ紅夜君。でも、認める。君は…強いよ、僕と違ってね。じゃあ、行くよ!北○百烈拳!左手だけバージョン!」

「がっ、負けるかぁ!!」

そして、風太は左手で紅夜にジャブを連発した。

紅夜も、炎の威力を上げて対抗した。

 

どちらかが倒れるまで戦い続ける。

そう、最後まで…

 

…これぞ正にデスゲーム!!!!(マリク風)

(シリアスと思った?残念、俺だ。)←誰だ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…く、そ…。あれだけしてもダメなのか…!」

ボロボロの姿で地面に横たわっている紅夜が言う。

「…いや、この人生で一番のピンチだったよ。あと数分で右手が使い物にならなくなってた。」

右手をぷらぷらさせながら、ネクロムに変身したままのその呟きに返答する。

 

「それでも、負けは…負け…だ。」

こいつ、結構かっこいいじゃねーか。

「…今度、僕の家においでよ、いいものあげるから。」

そのかっこよさに免じて褒美をやろう!

「いいもの、だと?」

「来てからのお楽しみだ。」

…おや?なのはちゃん達の方も終わったようだ。

 

クウガペガサスフォームの力を発動。うん、よく見えるし、よく聞こえる。

 

「レ、レイジングハート!?どうして…!?」

…おや、なのはちゃんレイジングハートからジュエルシードか出てきた?

 

…いい事考えた。

 

「…ただし、この後生き残れたらね。」

「え?」

 

俺は紅夜の頭を右手で掴んで照準を、なのはとフェイトの間に合わせる。

《メガウルオウダー》のユニットを起こしてスイッチオン!

《デストロイ!ダイテンガン!ネクロム オメガウルオウド!》

 

左手に緑色のエネルギーが溜まる。

「ボールを相手のゴールにシュゥゥゥトォ!」

「俺はボールじゃねぇぇぇぇ!!」

 

俺は左ストレート「ネクロムパンチ(正式名称不明)」を繰り出した。

「超、エキサイティング!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…きっと、主人思いのいいデバイスなんだy…「ギャァァァァ!!!??」…!?」

…ふむ、ビクッとしたフェイトちゃんは可愛い。

なんか最近よく可愛い可愛い言ってる気がする。

 

紅夜はそのまま、なのはとフェイトの間にあったジュエルシードを弾いて二人の戦いを見ていた優也と龍也のところまで落ちてきた。思いっきり気絶している。

 

生き残ったようだ。約束のブツはちゃんと渡すことにしよう。

 

…誰も動かなかった。いや、動けないでいた。

そりゃそうだ。いきなり変な奴が飛んできたんだ。

エミヤさんのように「気にするな、フォースの妖精だ。」などと落ち着いていられる方がおかしいのだ。

 

全員、紅夜君の方を向いている。

故に、弾かれたジュエルシードに近づく俺に気付かない。

俺はジュエルシードを手に取ると、聞こえるように言った。

 

「ふーん、これがロストロギア、ジェルシードか。」

『え?』

「これに願いを込めたら叶う、だよね?」

両手で持ってジュエルシードをナデナデする。

 

「や、やめろ!」

「フフ、大丈夫。直接使ったりはしないよ。…ただ…」

「?」

「ロックシードとして使うだけさ。」

「!?、まさか!」

「そのまさかさぁ!」

ジュエルシードが虹色に輝き、りんごをカチコチにしたような形になる。

「まだまだぁ!!」

さらに輝いて、《L.S-jewel》と描かれた《黒のりんご》の黒色の部分が深青色、ピンクの部分が水色の錠前が出来上がる。

邪武のフェイスプレートがついた戦極ドライバーを腰につけて…

 

「変身!」

《ジュエルシード!》

《ロックオーン!》〜♪

ナックルやブラーボと同じギターのような待機音声がなる。

カッティングブレードでロックシードを切って…

《ジュエルシードアームズ!厄災の願望器…》〜♪

深青色と水色のリンゴアームズが降りて来て、展開される。

ロックシードと同じく、白色のアンダースーツは変わらないが黒色のところは深い青色、ピンクのところは水色の邪武に変身する。

 

「…アーマードライダー邪武に変身したのは初めてだよ。」

アーマードライダー邪武 ジュエルシードアームズ、本来なら存在しない亜種形態。

…だが、カッコいい。

 

「…このジェルシードが欲しいなら、この僕を倒すしかない。さあ、せいぜい楽しませてくれ、皆。」




どうだったでしょうか?

コメントにあったので早速ネクロムを出してみました。
…まあ、その後に邪武のオリフォームを出しましたが…
ま、まぁ後で《ジュエルシードロックシード》はボッシュートになるので、良いよね?次回限りだから大丈夫大丈夫…、ですよね?

ご視聴ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第17話:極、温泉物語。終

ふぅ、テストなんとか乗り切った…。
赤点も無し、これでしばらく安心だ…

え?進研模試?…嫌ァァァァァァァ!!!?

と、取り敢えず、本編どうぞ!


side風太

 

あれ?最近踏み台してなくね?

 

…と思ったのがギルギルマシーンで崖を垂直に走っていた時である。

別に踏み台をしなくてもいいのだが、踏み台をするため(?)に転生したのだ。だというのに、アリサちゃ…某A氏やすず…某S氏の頭を撫でても嫌がられたりしない。

…いや、個人的には嬉しいが。

 

しかし、今更紅夜君のような踏み台に戻ることは出来ないだろう。

自分で言うのもあれだが、皆からある程度の信頼は得ている。…信用?知らない子ですね。

 

今からまたやっても、某A氏からはきっと「はいはい。いつもの悪ふざけね。」と軽くあしらわれる事だろう。

 

だが、温泉で『ジェルシードをロックシードに…』と考えた時に思ったのだ。…別に紅夜君のような踏み台にならなくても良くね?…と。

鎧武の戦極凌馬だって、十分踏み台と言えるだろう。

…鎧武外伝の凌馬は超かっこ良かったが。

もっと言えば、ラスボスのコウガネだって十分踏み台だろう。

 

…そうだ、そっち系の踏み台になればいい。いや、むしろそちらの方が僕には合っている。

ただ、まだ役者は揃っていない。まだ舞台は整っていない。

だから、その時まで謎の多い小悪党でもやっていようじゃないか。

 

…とそんな事を考えながら、俺は《L.S-jewel》と描かれた深青色の錠前を開錠したのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

前回のとある転生者の物語は…

 

温泉旅館の近くの森でネクロムに変身し、紅夜との激しい戦闘を繰り広げた風太。

結果は風太の勝ちだったが、最後まで一歩も退かなかった紅夜の「強さ」を認めた。

その後、ジュエルシードをロックシードに変え、邪武ジュエルシードアームズに変身した風太は、男湯の時と同じ様に優也達の前に立ちはだかるのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

side三人称

 

「レイジングハート、お願い!」

【Shooting mode Set Up. Divine Buster.】

邪武に向かってピンク色の魔力の砲弾が放たれる。通常の魔法使いでも、これを真正面から受け止めるのは不可能だろう。

 

実際、これをシールドで防ごうとした金髪の魔法少女、フェイトは危うくシールドごと吹き飛ばされそうになったことがある。

 

「ふっ!」

風太はそれをジュエルシードアームズのアームズウェポン、《宝石丸》という、大橙丸を青色にしたような刀にエネルギーを溜めて真っ二つに切る。

 

「(鎧武で「斬月」とか主人公の「鎧武」とかがよくやっていたが、なるほど…武器に"思い"を込めるのか。)」

前世でテレビ越しに見ていた技術の仕組みが分かり、少し嬉しそうな風太。

 

「う、嘘…」

「マジかよ…」

「チートが…」

なのはと優也は驚愕し、龍也は某ヴィ○ン連合さんの真似をしつつ、風太の馬鹿げた力に軽く呆れている。

 

先ほどから全員が「順番」に色々攻撃している。

「(なぜに順番?)」

全て無駄に終わっていが。

 

「(そろそろ眠いし終わらせて欲しいな、なんてね。フラグでも立てれば負けれるかな?)

…全員で一斉攻撃でもしてきなよ。じゃなきゃ僕は倒せないよ?もっとも、それでも倒せないかもしてないけどね。

(さて、負けフラグは立っただろう?そろそろ僕を解放してくれ。)」

ラスボス感満載の風太だが、本音を言うともう飽きたようだ。

冒頭のくだりは一体何だったのだろうか…。

 

「…仕方ねぇな。ここは共闘しようぜ、優也。…モード雷炎竜」

龍也がモード雷炎竜になり、電撃を纏いながら言う。

 

「…そうだね、そうしよう。なのはもそれで良い?」

「う、うん。優也君がそう言うなら。私は全然いいよ。え、えっと、いいかな?」

「…」

なのはに許可を得る優也、しどろもどろしながらフェイトに確認をとるなのは。

それを少しばかり心配そうな目で見る龍也。

 

「…うん、わかった。」

フェイトもそれで良いようだ。

「う、うん!よろしくね!」

「うん、よろしく…」

「(ふむ、女の子の友情が芽生える瞬間は良いものだねぇ。あっ、龍也が嬉しそうな顔してる。写真撮っとこ〜。)」

お馴染みの盗撮スキルS+の力でいつも通りに写真を撮る風太。

 

《BBBBoost!》

「おや?」

「た、つやァァァ!受け取れぇぇぇ!」

 

どこからか飛んできた紅夜が龍也に触れて

《transfer!》

倍加した力を譲渡する。

「後は…頼んだ…」

「紅夜…ああ!ぶっ飛ばしてくるぜ!」

紅夜がそのまま落下していく。

 

「(紅夜君が死んだ!…ていうか。え?ナニコレ。なんかスッゲェ熱い展開始まったんですけど。最終回か何かかよコレ、それに紅夜君禁手(バランスブレイカー)に至ってないのに倍加を連発しやがったな。そんな事も出来んのかよ、面倒くせぇ…。)」

 

風太が内心愚痴っている内に準備が終わったようで…

 

「コード!アレ使うぞ!」

【イェス、マイマスター。対象をロックしました。魔力チャージ完了。いつでもいけます。】

優也の方では剣状になったコードに膨大な魔力が溜まっていき…

「(あれ?あの剣の形状…なんかFateでセ○バーが使っていたような…)」

 

「レイジングハート!行くよ!全力全開!」

「Yes,sir. Divine Buster Full Power.」

なのはの方では4つの環状魔法陣がレイジングハートを取り巻く。先ほどと同じ魔法だが、さっきよりも込められている魔力が桁違いである。

 

「雷炎竜のォ…!」

龍也の方も温泉と同じ魔法だが、こちらも譲渡された力のおかげでとんでもないことになっている。

 

「(チートの重ね掛けなんて…なんて卑怯なんだ!)」

一番チートを重ね掛けしている風太(転生者)のセリフがこれだ、馬鹿げてるぜ☆!(某AIBO風)

 

「…バルディッシュ…!」

声量はいつも通りだが、声に力が感じられる。

「(…あれ?マジでやばくね?)」

だんだん危機感を感じるようになってきた風太。

そんな風太を無視するかの如くフェイトは詠唱を続ける。

 

「…アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト。」

「Photon Lancer Phalanx Shift」

フェイトの方では発射台であるフォトンスフィアを30個以上出して魔力をチャージしている。

 

「(あ…?この魔法って確か…アニメ一期の終盤で使って奴のような…)」

龍也が少し驚いた顔をしているが、気付く者はいない。

 

「(なるほどなるほど、ヤバイですね。さてと、ジェルシードの力、見せてもらうよ?)」

風太はロックシードを撫でて、ブレードを操作する。

ギター音が鳴り…

《ジュエルシードスカッシュ!》

宝石丸にエネルギーが溜まる。

 

「うおおぉぉぉ!次元斬り!」

優也は剣から赤色のビームを出す。今まで気付かなかったが、どうやら彼の魔力光は赤色の様だ。

「(もうエク○カリバーでいいじゃん!なんだよ次元斬りって!?)」

風太は珍しくツッコミをしていた。ただし内心で、だが。

 

「お願い!届いて!」

「咆哮ォォォ!!」

「撃ち砕け、ファイアー!」

 

とてつもない質量の魔力やエネルギーがこちらに一直線に向かってくる。

 

「(うわー、こんなのいじめだよいじめ。ぜってー無理だって。あーあ、こんなところで人生終了か…

ていうか、今思ったけど僕はボケ側であって、間違ってもツッコミ役じゃないんだけどなぁ…

 

えーい!考えるのはやめた!最後のあがきじゃああぁぁ!!!)」

 

「おぉぉぉらァァァ!」

《ジュエルシードオーレ!》

この世界に来てから初の叫びを上げ、ブレード二回倒し青いリンゴ型のエネルギーを宝石丸を振るうことで優也達の魔法に向かって飛ばす。

 

そして、放たれたエネルギーは主人公達の魔法とぶつかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

案外、ラストは呆気なかった。

…放たれた青いリンゴ型のエネルギーはなのは達の攻撃を全て吹き飛ばしてそのまま空を翔けていった。

 

『…』

全員唖然としている。風太でさえもだ。

 

「…は…?(…マジか…マジかマジかマジか!?

いやいやいや、確かになのはちゃんは龍也から教えてもらった最強の魔砲(←誤字にあらず)のスターライトブレイカーとか言う奴使ってなかったけどもぉ!

ジェルシードアームズやばすぎぃ!…って、こんな事してる場合じゃない!)」

内心、色々キャラ崩壊しながら逃げる準備をする風太。

 

『…』ジー

 

まだ意識がハッキリと戻っていないのに、示し合わせた様に風太の方を見ている皆。

「…フッ」

変身と解いた風太は顔を引きつらせながらもクールに笑い…

 

「…に、逃ぃ〜げるんだよ〜!ス○ーキー!という訳でサラダバー!」

クラックを使って旅館に帰って行った。

 

『え、えぇ〜…』

この時、全員の心がある意味シンクロしていたのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

…アクセルシンク○ォォォンンンン!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風太side

 

旅館〜廊下

 

あれから数分後、なんか締まらなかったが優也達は無理矢理あのままお開きにしたらしい。

…全員疲れた表情で旅館に帰ってきた。そりゃそうだ、あんな魔力消費の激しそうな魔法使ったんだからね。…フェイトちゃんもいたけど…どうしたのかな?

 

まぁ、いいか。

俺は今、旅館の廊下に座って、《マッハドライバー炎》にシフトカーの1つ、《マッドドクター》を入れて傷を直していた。

 

…男湯で優也にやられた横腹が結構マジで痛いのだ。

今までなんとか我慢していたが、そろそろ限界だったのでドクターに治してもらっている。

痛いのは嫌なのでゆっくり治している、いや〜便利だなぁ〜。

 

それにしても…

 

「…前に龍也の横腹をぶった斬った罰なのかね。これは…」

まあ、特に問題はない。痛みがある程度引いてきたら寝て、その間もドクターに治させていれば明日の朝には完治してる…はず。

…してなくても大丈夫だ、問題ない←フラグ

 

「…風太君?」

「!?…誰だ。」

軽く殺気を放ちながら声のした方を睨みつける。

 

「お、落ち着いて。私だよ。」

「…なんだ、すずかちゃんか。」

来たのはすずかちゃんだった。こんな夜にどうしたのだろう。

まさか、俺に惚れて…

「風太君が何考えてるか分からないけど、それは違うって断言できるよ。」

さいですか。

…戦闘の後だからどうしても色々警戒してしまう。

ガキ(中身は高校生)の頃もインベスと戦った後、ヘルヘイムの森から帰ってきた時にいきなり母さんが来たから少し殺気を放ってしまった事があった。

 

その後、「風太が早めの反抗期に…」と泣かれてしまった。

…悪い癖だな。

 

「あんた何してるのよ。」

「おや?アリサちゃんもいたんだ。僕に気付けないぐらいに気配を隠せるようになったんだね、すごいや。

これなら紅夜君もどうにか出来るね。」

「いや、そんな特別な事はしてないんだけど…」

「そんな事より、何してるの?こんな時間に。」

あ、これ傷のことバレたら面倒臭い奴だ。

 

「…それは僕のセリフだよ、二人はどうしたの?」

 

「え、ええ。ちょっとね…」

「あ、あはは…」

ふ〜ん、これはもしかして…

「…もしかして、お手洗いに行こうとしたけど、怖くて一人じゃ行けないアリサちゃんにすずかちゃんが付き添いしてあげてる的な?」

 

傷を隠しながら推測を言ってみる。

 

「なんで分かるのよ!」

「テキトーに言ったんだけど、本当だったんだ。自分でバラしたね、アリサちゃん。」

「うぅ〜…!///」

耳まで真っ赤にして、かわいいなぁ、本当。…少し、優也に嫉妬しちゃいそうだよ。

 

「…?風太君、今何隠したの?」

「…え?」

どうやらすずかちゃんに見られてしまったようだ。

「何も隠してないけど?」

わざわざ立って手をぶらぶらさせてみる。

…うわぁ、やっぱきつい。横腹痛い。

 

「…えい!」

アリサちゃんが俺の横腹(ちょうど痛いところ)を蹴る。

俺マゾじゃないからこんなの貰っても嬉しくないんだけどなぁ…!

 

「っ!?」

思わず横腹を抑えて座りこむ。

 

「…ちょっと上着脱ぎなさい。」

「ナ、ナハハ…お医者さんごっこでもするのかな?僕は大歓g…「いいから。」アッ、ハイ。」

 

怖い、こういう時のアリサちゃんまじ怖い。

…さてと、ゆっくり脱いで傷の事バレる前に逃げるか…

脱ぎ脱ぎ…

 

「…」バッ

アリサちゃんが服を掴んで無理やり脱がせてくる。

「あ」

やっべ…

「え…?」

「…!?…あんた、これは何?」

 

「ナハハ、なんのことk…「答えなさい!」アッ、ハイ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜少年説明中〜〜〜〜〜〜

根掘り葉掘り全部吐かされました。怒ったアリサちゃんは本気で怖いね。

 

「…そう、つまり私達のせいってことね。」

「違うよ。ほら、僕が勝手にやった事だし。」

「でも…」

 

…責任感が強い子って案外面倒臭い。もちろんいい意味で。…全く、どんな教育を受けたらこんな良い子に育つのやら。

…ああもう、そんな泣きそうな顔するなよ。こっちが辛くなる。

 

「…それに、報酬は前払いでもう貰ったんだ。任務中に負った傷は僕の責任だよ。」

「報酬…?」

「…?二人の頭を撫でたじゃん。」

「…でも、それだけでしょ。」

 

「僕にとっては"それだけ"じゃあないんだけどなぁ〜。…そうだね、じゃあこういうのはどう?もう1つ報酬を頂戴。それでチャラ。」

 

「うん、何でも言って。」

「…変な報酬はダメよ。」

 

…今ならその変な報酬でも受け入れてくれそうだけど、流石にそこまで屑じゃないからね。…読者様の疑うような目線が突き刺さるぜ!

 

「…じゃあさ、どんな事があっても僕のこと忘れないでね。」

 

「…え?う、うん。絶対忘れないよ。」

「そんなの当然でしょ、そんなのでいいの?」

 

「…前に偉い人が言ってたよ。「嫌われるよりも忘れ去られる方がもっと苦しい」って。だからせめて君たちには覚えてて欲しいんだ、僕のこと。」

 

…闇の書事件が終わって、数ヶ月でこの"リリカルなのはの世界"を去る俺。

そうなれば、普通、数年で僕のことなんか皆忘れるだろうからね。

 

「…まあ、本当にそれでいいって言うなら今は置いておくわ。…それで?その傷はどうやって出来たの?優也にやられたって言ってたけど、そんな傷、簡単に出来るものじゃないでしょ。車にでも轢かれないとそんな傷…」

 

ふ〜む、"今は"か…全く、本当、よくここまで良い子に育ったものだね。

取り敢えず、重要な事は省いて説明するか…

 

「…この世には、常軌を逸脱した不思議な力を持つ人間なんていくらでも居るよ。僕、優也君に龍也、紅夜君、そして、なのはちゃんも。」

 

「…もしかして、それがなのはちゃんの悩み?」

「さぁ、どうだろうね。僕は違うと思うよ。多分、なのはちゃんの悩みは…まあ、僕の推測通りならすぐに解決しそうだけど…」

 

そう、なのはちゃんの悩みは多分…フェイトちゃんの事だ。

…でも、今日のこともあるし…それは優也と龍也がなんだかんだ解決してくれるんだろうね。

 

「…そうだね、もし知りたいならなのはちゃんと約束でもしたら?」

「「約束?」」

あ、ハモった、可愛…ゲフンゲフン!なんでも無いよ?真面目な話中に可愛いなんて思ってないよ?本当だよ?極君ウソツカナイ。

 

「そ、約束。例えば「今なのはが抱えてる悩みについて、いつか必ず教えてね。」とか言ってさ。」

 

「なるほど…っていうか…」

「すごい…アリサちゃんの声にそっくりだった…」

「声真似は得意だからね。これぐらいなら楽勝だよ。」

ドナ○ド・○ックとかはまだ練習中、中々難しいんだよ、アレ。

 

「さて、君たちお手洗いに行くんじゃないの?」

「そ、そうだったわね。すずか行くわよ。」

「う、うん。」

「わー、アリサちゃんったら怖がり〜。」

「う、うるさい!」←横腹蹴り

「ギャーー!?ちょ、そこはマジできついって…」

「あ、ごめん…」

…だからそんな泣きそうな顔しないでよ、もうやめて!風太君のSAN値はもう0よ!

 

「はいはい、そんな泣きそうな顔しないで早く行ってきな。僕の傷は明日には治ってるから。」

アリサちゃんの頭を撫でながら言ってやる。

「…本当?」←涙目+上目遣い

ゴ、ゴフゥ!?くっ!これ以上やられたら俺の理性が危ない!

欲望至上主義者だけど社会的な事も一応考えてるんだぞ!一応!

…こ、ここは落ち着いた大人の返答をするんだ、風太。やれるやれる、俺なら出来る。…よし!

 

「アリサちゃん。」

「…?」

「その涙目+上目遣い超可愛い。」←サムズアップ

…はっ、な、何を言ってるんだ俺は!?まずい!非常にまずい!このままだと龍也と優也に通報されてボコボコにされてしまう…!やはり人間は自分の心に嘘を吐くことはできないというのか!?

主人公補正のかかった主人公ほどチートな奴は居ないんだ!こ、殺される…!何か言い訳を考えなければ…!!

 

「…、ぷ、くくく…」

あっ、やっべぇ。マジやっべぇ。これはまずい奴だわ…さっきの主人公勢の総攻撃よりもまずい奴だわ(確信)

 

「…あんたって本当、素直よね。」

「ナ、ナハハ…よ、欲望史上主義ですから…」

「あーあ、心配して損したわ。行こっか、すずか。…風太も覗くんじゃないわよ?」

「そんなことしないよ。…前に龍也にも聞いたけど君達は僕の事どんな人間だと思っているんだい?」

 

「…そうね、なんだかんだいって頼り甲斐のある友達、かしらね。」

「え…?」

「ふふ、私もアリサちゃんと同じかな?じゃ、また明日、風太君。」

「え、あ、うん。また明日…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

数時間後〜

 

「友達、か…」

しかも頼り甲斐のある、ねぇ…

 

現在、お手洗いから戻ってきたアリサちゃん達ともう一回「また明日」と言って、ドクターに治療を再開させ、ある程度痛みが引いてきたところである。

 

そろそろ寝るか…

 

「ドクター、寝ている間も今と同じスピードで治してね。」

そう言いながら、指先でツンツンと触ると、ドクターがクランクションを鳴らしてOKという意思表示をする。

 

さてと、さっさと部屋に戻るか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『可愛いは正義。』そう思わんかね?皆の衆…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

翌朝〜旅館の入り口

 

おはよう、諸君(キング・○ラッドレイ風)。今、俺こと極 風太はフェイトちゃん達を見送る龍也を隠れて見ている。

 

「じゃあ、また今度な?フェイト。」

「う、うん…」

「いや〜、また迷惑かけちゃったね〜。にゃはははは!」

「いや、そんなことねぇ。むしろ、俺の方が迷惑かけちまったな…」

「そ、そんなことない…わ、私の方だって…」

「(ほんと、この二人仲良いわね〜。)」

アルフさんが空気になりつつある。ドンマイ。

 

だばーーー…口から砂糖が…。どうしよう、ブラックコーヒーとか持って来ていない。

…ま、まぁいいや。そろそろ俺の話をしようかな?

 

「いやー、お熱いところ悪いけどさ、僕の話を聞いてもらってもいいかな?」

 

「「「!?」」」

 

「どもども、皆のアイドル極 風太君だぜ?」

「お前まだそんな馬鹿な事言ってんのかよ…ってそうじゃねぇ、何しに来やがった。」

う〜ん、やっぱり龍也のツッコミが一番だね〜。

 

「ちょっと君たちにとって美味しい話があるんだよ。」

「私達…?」

首を傾げてるフェイトちゃん可愛いね〜、龍也も俺と同じ事考えてるのか、頬が少し赤いや。

 

「そう、実はね。僕が昨日使ったこのジュエルシード。君たちに無償で提供しようかな〜って思ってるんだよ。」

ポケットから錠前を取り出して言う。

「何…?」

おーおー、龍也君。そんなに警戒しなくても良いんじゃない?

 

「いらないって言うならコレは優也達…フェイトちゃん達に分かりやすく言うとあの白い魔法少女ちゃんにあげちゃうけど、どうする?」

 

「…それ、元の形に戻るのかい?」

アルフさん、もちろんっす。

「もちろん、元の宝石の形にして君たちに渡すよ。…ただ、ここじゃ誰かに見られるかも知れないから、後日僕の家に来てくれ。場所は龍也が知ってるよ。」

 

「アルフ…」

フェイトちゃんが何かを確認するようにアルフさんにアイコンタクトする。まあ、この話に乗るかどうかを念話してるんだろうけどね〜。

 

「…分かった、その話に乗る。」

「うんうん、OKOK。じゃあ、今度の土曜日か日曜日、僕の家に来てね〜。」

「風太!!」

「…なんだい?龍也くん。」

「…信用して良いんだな?」

シリアスは苦手なんだけどなぁ…。

「そうだね〜、"信頼"はして良いんじゃない?」

適当に返す。

「信頼はもうしてる。信用していいかって聞いてるんだ。」

…。はぁ、全く…。

「…ああ、今回は"俺"のこと信用してくれても大丈夫だよ。」

思わず素が出て来てしまった。これだからシリアスは…。

「…わかった。じゃあな。」

 

………

 

「じゃあなって、僕まだ龍也とは一緒にこの旅館で過ごすんだけど…」

「う、うるせぇ!」

「ナハハ!龍也君は本当に面白いね。さっきもフェイトちゃんと二人の世界に入ってたし…おっと、思い出したら口から砂糖が…」だばー

 

「見てたのかよ!?」

「ガッチリミター、サトウハイタ!」ダバー…

「ガッチリミナー、コッチニキナ!だろうか!って汚ねぇ!」

「ナイスツッコミ。では、さらばだ!」

旅館に帰ってさっさと寝よう、そうしよう。

 

フェイト「まっ、待って!」

 

「おや?なんだいなんだい?」

身を翻したところでフェイトちゃんに呼び止められた。

こ、告白かな…ソワソワ←そんな訳ねぇだろォ!

 

「昨日の夜、「さらばだー!」を「サラダバー!」って言い間違えてたけど…」

ああ、デスヨネー。分かってましたよ?告白じゃないってことぐらい…って、え?

 

「…」

唖然とする俺。え?いや?えぇ?

「あれ?えっと…何か…?」

「あ、あ〜ね。えっ、えっと〜…あ、ありがとね、わざわざ教えてくれて。ナハハハハ…」

…いや、わざとだよ?ネタだよ?フェイトちゃん。でもそんな事言って君に恥をかかせたら、さっきからすごい顔で僕を睨んでる龍也に何されるか分かったもんじゃないから言わないでおくよ。

 

「で、でさ龍也。この「ナハハ」って笑い方、僕にあってるかな?」

空気を変える為の露骨な話題変えをさせてもらう。

 

「あ?あ〜…結構似合ってるぞ?」

「うん…すごく似合ってる…。」

「正に小物!って感じで似合ってるよ。」

「アルフさん酷い!極君泣いちゃいそう!」

「「「はいはい」」」

「ぐすん…。まあ、合ってるんだったらこの笑い方を続けようっと。」

「作り笑いかよ…」

龍也が呆れた顔をする、なんか最近呆れられてばっかの様な…。

「まあね、でもいつか…心の底から笑ってみたいものだね。」

 

「そうか…笑えるといいな。」

「…そうだね〜。」

 

やっぱり、龍也は僕の理解者だね。流石だよ。

紅夜?理解者ではないけど、僕が認めた男だ。あいつにもいつか…ていうかすぐにでも恋人とか出来るだろうね。

 

僕に春は来るのかって?…言わせないでくれ。負けた気分になる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現実の作者〜アスタリ○クについての討論会にて…

 

作者「やっぱ紗夜ちゃんだね。」

友人A「いや、麒麟ちゃんでしょ?」

友人B「いやいや、クローディアさんでしょ?」

作「そんなに金髪巨乳お姉さんが好きなのかよ!」

A「そうだそうだ!」

B「黙れこのロリコンども!」

作「ロリコンだとぉ!?…二次元ではロリコンなのは認めるが、三次元でロリコンは認めん!」

A「二次元では認めるのかよ!?」

B「…負けたよ、完敗だ…。」

A「まるで意味が分からんぞ!?」

作「つまり、紗夜ちゃんが一番という事だぁ!」

A,B「「黙れぇ!」」

作「グハァ!!」

 

…申し訳ございません、このような作者で(^U^)

 

え?文字稼ぎ?何のことかな?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

連休明け〜学校

 

え?いきなり連休明けとか展開が早い?…知らんな。

いや〜、昼休みは読書に限るね。でも(伊達)メガネをしてるからなのか、周りの女子からの目線が…

 

「あ、極君だ…!メガネしてる時もカッコいい…」

ほう?お目が高いな。

 

「極君もいいけど…やっぱり私は龍也君ね。」

あ、ですよねー。

 

「いえ、ここは王道の優也君でしょ?」

流石はオリ主、か…

 

「最近上代君もカッコよくなってきたよねぇ…」

「あっ、わかるわかる。最初はなんかアレだったけど…なんか大人びてきたって感じで…私、極君じゃなくて、上代君のファンになろうかしら…」

 

「ちょっと、あんた極君は?」

「極君人気高いし、それに、バニングスさんに月村さんもいるし、きっとこの恋は叶わないよ…」

 

「そんなことないわ!!告白もしてないのに諦めるなんてダメよ!!!そんなの後悔しか残らないわ!女は当たって砕けろって言うでしょ!」

 

「いや、砕けちゃダメでしょ…しかもそれ男の話じゃ、」

「そ、そうよね!諦めたらそこで試合終了だって偉い人も言っていたわ!」

 

「「いや、誰よ。」」

「その意気よ!海鳴小の三代美少女を超えるのよ!」

 

…?なんだって?なんかところどころよく聞こえん。まあ、いいか。…それと、紅夜はあとO☆HA☆NA☆SHIしないとな。…僕の人気をかっさらうなんて万死に値するよ。←そこだけ聞こえてた。

 

「ねぇ、風太。」

「?…アリサちゃん?どうしたの?」

「え、えっとね…」

「すずかちゃんまで。」

 

「何か私たちにして欲しい事ってある?」

じゃあ頭撫でさせてくだs…ゲフンゲフン!

何でもないです、はい。

「…まさかとは思うけど、まだ"あの事"気にしてるのかい?」

「…うん、あの後アリサちゃんと色々話して…」

「やっぱり、何もしないっていうのはダメだ、って思ったんだけど…」

 

「たけど、何をすれば良いか分からず、だったら直接本人に聞けば良いと考えた訳か…」

「うん…」

「厳しい事言うけど、それってただの自己満足でしょ?ねぇ?ふ・た・り・と・も♪」

多分、今、僕の顔はとても意地悪な顔をしているだろうね。…さてと、じわじわ行かせてもらうぜぇ…(真ゲス風)

 

「そ、それは…!」

「…」

アリサちゃんは反論しようとするけど何も浮かばないって感じで…すずかちゃんは…いやだからそんな泣きそうな顔されるとつい甘やかしてしまう…!っと、普段ならなるが…悪いな、真ゲスモードに入った今の僕にはその表情を見るだけで年末ジャ○ボ三億円が当たったぐらい幸せになれるのさぁ…ヒャハハハハ!!!最っ高だぜ、最っ高ォ!!

 

…不意に、龍也と目が合った。

—あんまりやり過ぎるとぶっ○すぞ?—

 

…あ…オワタ\(^0^)/

 

 

………ピチューン!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

放課後〜教室

 

あの後、龍也にボッコボコにされて、アリサちゃん達に謝って、「じゃあ、今度の土曜か日曜に皆で遊ぼうよ!」と約束して話は終わりにした。これ以上長引くと面倒だからね。

 

今、僕は…人を待っている。

キャッ…///ついに僕にも春が…!

 

「おい、来てやったぞ」

来ると思った?残念、紅夜君だ。…ちっ!

 

「ハァ…、ハァ…」

「おいこら、一回ため息吐いた後にこっち見てからもう一回ため息吐くとか舐めとんのがワレェ…!」

 

「あらやだ、ワレェですって。言葉遣いが悪いんとちゃんいます?紅夜はん。」

「お前はどこの姑だ!!…ったく、何の用だよ。」

 

「ほら、温泉旅行の最後に言っただろ?褒美をあげるって。」

「へぇ?今この場でくれんのか?」

「いやいや、こんな場所でやったら色々やばいでしょ?だからさ、今度の土日のどっちか…僕の家に来てよ。」

「…わかった。じゃあまたな。」

「あれ?僕の家知ってるのかい?」

まさかストーカー?

 

「…俺も一応お前と同じ神に転生されたからな。」

「ああ、なるほど…。ま、そういうことで、バイバイキ〜ン」

「…は?話ってそれだけかy…」

 

何か紅夜君が言ってたけど、別にいいよねw

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???side

 

物語は進む、全ては新たな神話を、伝承を、物語を刻むために。

選ばれた者達は踊る、踊っている場所も考えずに。

 

「…ふむ、真の踏み台へと至るのは、二人目ではなく一人目の方じゃったか。…悪いな極 風太よ。

こんなわしでも神なんじゃ、"この世界"を作ったからには、果たさなければならないのだ。…その"世界の物語"を作るという、重大な義務ってやつを、な。」

 

…"誰か"の為に己の全てを犠牲にするか、自分の為にその他の物を犠牲にするか。

 

…お前がどちらを選ぶのかは知らんが…この選択が、この世界の物語の結末を創るという事は、間違いないじゃろうな。

 

さぁ、どちらを選ぶ?…極 風太よ…!

 

 

 

 

 




どうでしたか?
カットとして「リアル作者の日常」とか、「なぁにこれぇ?な名言集」を適当にぶち込みました。
軽いおふざけってやつです、ハイ。

まあ、本編にもあったように「ジュエルシードロックシード」の出番はもう無いです。…残念!

遅れた分、地味に長くしたので読むのに苦労したかも知れませんが、最後まで読んでいただけたら感謝感激、号泣ものです。

では、ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第18話:究極のdeath game!!その1。

最初に言っておく!

…本当にすいませんでしたーー!!!
いや、アレなんですよ、うちの高校「夏休み?知らねぇよ!」みたいな感じで夏課外があってですねぇ、さらに文化祭やらなんやら…(etc)

ま、まぁ言い訳は置いといて…
とにかく、こんな作品でも楽しみに待ってくださる読者様方に本当に申し訳ないです。

伝えたいことはそれだけです、はい。

今回特にイベントとかはないですが、取り敢えず本編どうぞ!


風太side

 

土曜日〜ヘルヘイムの森

 

どもども、皆のアイドル、極 風太ですよ?

いや〜、わざわざ部屋の片付けまでしたって言うのにさ、まだ誰も来ないんだよね。ボクチン悲しい…!

悲しすぎてヘルヘイムの森に来ちゃったよ。

 

…まぁ、暇だったからヘルヘイムの森に来ただけなんだけどね。

 

…いや〜、それにしても暇だ(一回目)。少し前までこの森に入ったらインベスとの戦闘だったのに、最近は出会っても僕を襲ってきたりしない。

それどころか友好的に話しかけてくる始末だ。

ちなみに最近分かったが、僕は動物の言葉を理解して話す事が出来る。…ありとあらゆる才能ってスゲー。

今度すずかちゃんの家に行ったら猫と話してみようっと。

インベスが案外話し相手になるからそれがまた面白い。この前はあんな事があった、こんな事があったとか、ヘルヘイムの森での日常を色々教えてくれる。

(手があの形なのでゲームとかが出来ないのは悲しいが…)

 

「それにしても…」

家に誰も来ない。

え?森にいるのになんでそんな事分かるのかって?

それはだね〜私室にはカブトゼクター、玄関にはザビーゼクターを配置しているからなんだよ!

誰かが来たりしたら、すぐさま僕の手元にあるアラームを鳴らして教えてくれるんだよ!なんて高性能なAIなんだ…。

俺には勿体無いくらいだ!

…とまぁ、そんな事は置いておき、マジで暇だ(二回目)。

 

ゲームでもすればいいんだろうけど、今はそんな気分じゃない。

…いや、まてよ?…よし、あのゲームをするか。

用意するものは戦極ドライバーのみ。

戦極ドライバーを腰に装着して"この森"の果実を探す。別にロックシードが欲しい訳ではない。それ自体なら手元に好きなだけ召喚出来るしね。

 

"コレ"は最近僕が考案した運試しゲーム、その名も「ロックラック」だ。(え?安易すぎる?知らんな。)

このゲームは"この森"の果実の1つをもぎ取り、ロックシードにする。そのロックシードのランクや種類によって、その日の運勢を占う、というものだ。

基準として、おみくじの吉や凶を使う。

その基準は《オレンジ》、《バナナ》、《ブドウ》、《メロン》、《スイカ》のロックシードが出たら、大吉。

その他のAランクのロックシード(《パイン》、《イチゴ》、《マンゴー》、《キウイ》など)が出たら中吉。

《ドングリ》、《クルミ》、《マツボックリ》が出たら小吉。

《ブラッドオレンジ》が出たら凶、《ザクロ》が出たら大凶だ。

 

《スイカ》と《ブラッドオレンジ》と《ザクロ》のロックシードが出てきたことにかなり驚いたが、後ろ2つがなければ《ドングリ》が凶、《マツボックリ》が大凶になっていたから助かった。

 

《ドングリ》のグリドンは後半超活躍してたし、《マツボックリ》の黒影は個人的に「量産型」って響きが好きなのもあるけど、やっぱり最終回の城之内黒影がかっこよ過ぎてやばかった。

これだから仮面ライダーは止められない。

…おっと話がずれた。まあ、そういう理由もあってその2つを凶と大凶にするのは嫌だったんだよね。

 

「さ〜て、と。ど〜れ〜に〜し〜よ〜か、な!」ぶちっ!

適当に選んで勢いよく取って、何になるかな、何になるかな…テッテレー!《ザクロロックシード》〜!………は?

 

「今日の僕の運勢…大、凶…?」

 

その日、いつまでたっても風太の家には誰も来なかったそうな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日〜日曜日,昼〜風太の部屋

 

今、僕の部屋には男の子が三人、女の子が四人、女性が一人居る。

 

「…で、何で全員日曜日に来るんじゃい!」(カニファンランサー危機一髪風)

「ご、こめん。土曜日に家族でお出かけすることになって…」

「私の方はパパの仕事の付き添いで…」

すずかちゃんとアリサちゃん、これは仕方ないな。

「なるほど、まぁ(可愛いから)OK。…で、なんで優也となのはちゃんがいるんだい?…ああ、別に邪魔って訳じゃないよ?単純に気になっただけ。」

「ああ、それは…」

優也が説明しようとすると、

「えっと、私達が呼んだの。」

すずかちゃんが教えてくれた。

「ひょ?(HAGA風)」

正直、龍也(というかフェイトちゃん)と紅夜の用事を済ます上で邪魔だったので帰って貰おうと思っていたのだが…

「な、何故に?」

「だって"皆"で遊ぼうって言ってたから…」

 

な、なるほどすずかちゃん達の"皆"にはこの二人も入っていた訳か…

 

まぁ、別にいいか、大した問題はない…いや、あった。

それは…なのはちゃんの横にフェイトちゃんがいる事だ。

俺が暴れまくっているから分からないかもしれないけど、一応この二人は敵対関係だ。

それが隣合って座っている…。

うん、かなりマズイ…けど、まぁ、それをわざわざ僕が気にする必要はないだろう。(無責任)

 

「OKOK、別に何の問題もない。(大嘘)」

むしろ面白い事になりそうだ。アリサちゃん、すずかちゃん、ベリーナイスだ。

「…DE☆?(社長風)龍也達は何してたんだ?」

特に何か用事があるとは思えないが…

 

「あ、ああ。フェイト…この娘の母親の所に行ってたんだ。」

 

「え、それって…やばくないか?」←原作知ってる(優也)の発言

 

「もう既に親公認って事か…やったな、龍也!」←原作ほぼ知らない(風太)の発言

 

「…(風太は無視するか。)まあ、それで土曜は行けなかった。」

「ふむふむ、良かったねぇ〜」

からかう気満々のニヤニヤ顔で龍也を見る風太。しかしーーー

龍也の目が「からかったら○す」と言っていたのですぐに話題路線を変更する。

「…で、紅夜君は土曜日何してたんだい?…いや、ナニしてたんだい?(笑)」

 

「…(こいつ(風太)は無視するか)毎週土曜日は24時間マラソンの日って決めてんだよ。」

「?、24時間って?」

「そのまんまだ。金曜日に学校から帰ったらすぐ寝て、土曜の深夜0時に起きる。そっから24時間ずっと走り込むんだよ。」

「なんでそこまで…(引)」

軽く引きながら聞くと…

 

「そこまでしないとお前(風太)に勝てないからな。」

腕組みしながら、さも当然の様に言い放つ紅夜。

 

この場にいる転生者全員の心の声を代弁するなら、こいつ本当に踏み台か?だろう。

「お、OK。ま、まぁまずは遊ぶとしよう。」

「何して遊ぶんだよ。」

龍也君の最もな質問。

「そんなの決まってるだろ?王様ゲームさ。(キラッ」

「王様ゲームか…大人数でやるならちょうど良いかな?」

「だな。」

風太のキラ顔を無視して肯定する優也と龍也。優也もちょっとは風太の扱いに慣れてきたようだ。

 

「王様ゲーム…?」

「え、えぇと…」

知らないようでオウム返しに呟くフェイトちゃんと、未だに戸惑っているなのはちゃん

 

「…本当なら今日は筋トレの日なんだけどなぁ…」

ため息を吐く紅夜君に対し、普段の紅夜君の態度もあって若干?引いているアリサちゃんとすずかちゃん。

 

「…なぁにこれぇ?(某AIBO風)」←今更

 

思わず呟いた僕の声は誰にも聞こえなかった様だ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

極家のとある一室、割り箸が何本か入った湯のみを中心に8人の少年少女が座っていた。

その近くに1人の女性が座っていて、どうやら少年達の様子を傍観しているようだ。

 

そして、俺こと踏み台転生者(偽)である極 風太が司会進行をする。

「皆、割り箸を掴んだ?…じゃあ恒例の"アレ"、いきますか。…せーのぉ!」

『…王様だーれだ!!』

「…!…だ、だーれだ…?」

全員が一斉に割り箸を引き抜いた。

一名、金髪ツインテールの美少女、フェイトちゃんが言い遅れたが、ほとんど問題は無いようだ。

…俺ともう一人、龍也が何故か萌え死にそうになっている事を除けば、の話だが。

 

「(ぐ、ぐふぅ…あ、危うく萌え死ぬところだった…それは卑怯だぜ、フェイトちゃん…ッ)…よし!僕が王様だ!」

内心悶えている事を全く表情に出さないところは流石、と褒めて欲しいぐらいだ。

 

「…///」

「ま、まぁ、こんな事もあるって、な?///(耐えろ、耐えてくれ!俺の理性ィィ!)」

先ほど、言い遅れた事を恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらプルプルと震えている、フェイトちゃんと…

その様子を見て内心萌え死にそうになりながらも、なんとか落ち着かせようと頭を撫でている龍也。

 

ふっ、龍也も頭を撫でる気持ち良さを知ったみたいだね。

 

「…ねぇ、優也くん。あの娘って…」

「…話し合うチャンス、だね?なのは。」

「あ…。もしかして、風太君はその為に…?」

「あー…。うん、そうかもね?(多分…いや絶対違うよなぁ…)」

真っ赤になっている敵対関係のフェイトちゃんをじっと見つめていたなのはちゃん。苦笑しながらチャンスだと元気付ける 優也。

 

「…はぁ…(俺"も"彼女欲しいなぁ…)」

「…ねぇ、すずか。あいつ遠い目してるけど大丈夫?」

「た、多分…ね?」

イチャイチャ(?)してる転生者2名(龍也と優也)を見て、もう付き合っているという勘違いから、ため息を吐いている踏み台転生者(笑)の紅夜。

それを心配(?)しながら見ているアリサちゃんとすずかちゃん。

 

え?なんで状況確認したのかって?

…何となくだお!(やる夫)

 

ここで、俺は思った。

…よし、まずは紅夜君の用事をさっさと終わらせて帰ってもらおう、と。

 

「ねぇねぇ、紅夜君。何番?」

取り敢えず聞いてみる。

 

「は?言う訳ねぇだろ?」

…まあ、当然だろう。

「一番?二番?三番?」

紅夜君には悪いがまだ聞く。

 

「いや、だから…」

「四番?五番?六番?」

困ってる困ってるww…おや?ニヤリ…

 

「お前、いい加減に…」

「七番?八番?」

お?おこかな?紅夜君おこなのかな?

 

「だ〜か〜ら、言う訳ないだろ?」

「…」ニヤァ…

「な、なんだよ。」

「六番の人は〜、僕が許可するまでこの家の前で立っててね(笑)」

 

「な、なん…だと…!?」←六番

「嘘のprofessionalであるこの僕に嘘を吐いてバレないとでも?……丸わかりなんだよ、マヌケがぁ〜(DIO風)」

「くっ、無駄にプロフェッショナルの発音がいいのがむかつく…!」

「取り敢えず、コレ持って玄関の前に立ってて。」

そう言って風太は《ザクロロックシード》(爆発)を紅夜に渡す。

「チッ…分かったよ…なんで外なんかに…」

 

ここだな。俺は、ぶつぶつ文句を言いながらも部屋から出ようとしている紅夜の背中に、右手から出した金色の光球を押し付けた。

 

「!?…これは…」

「《王の財宝(ゲートオブバビロン)》だよ。…ほらご褒美やるって言っただろ?…と言っても、しばらくしたら返してもらうけどね。まぁ、それはまだ先のことかな。…それに、王の財宝(それ)をゲットしたぐらいで僕に勝てるなんて甘い考えは持ってないだろ?…ま、頑張りなよ、紅夜君♪」

 

小声で要件を言いながら、紅夜君のバレないようにポケットの中に《ザクロロックシード》(爆)を入れる。

 

よし、これで紅夜君の用は終わったね。じゃ、さっさと退場(強制)してもらうかな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紅夜君が部屋から出て数分後、俺が「帰って来ていいよ」と、許可出すまでの間、暇なので皆が雑談している中、叫ぶことにする。

「紅夜君、爆☆殺!!」

 

皆『…は?』

 

こいつ何言ってんだ?っていう視線が突き刺さる。

そして、僕は《ザクロロックシード》(起爆装置)を開錠した。

 

pi…pi、pi、pi、pipipipi!

 

「…ゑ?(AIBO)ちょっ、何これ?めっちゃピッピッって鳴ってんだけど…」

外にいるはずの紅夜君の声がよく聞こえる。まぁ、玄関に比較的近い窓を開けたからなんだけども。

 

pipiiiiii!

 

そして…

 

 

 

…ドドオォォォンンンッッッ!!!!!

 

「ああああぁぁぁぁぁァァァァァァァ!!!!???」

玄関から爆発音がしたかと思えば、紅夜君がロケ○ト団おなじみの「やな感じ〜!」みたいな感じで何処かに飛んで行った。

 

………

 

「…え?え?えぇぇ!?」

意外にも一番早く復活したのはなのはちゃんだった。

…お?優也も復活したようだ。

「…なあ、風太。」

「うん?なになに?」

「さっきの紅夜君に渡した錠前…あれ、何だ。」

「あぁ〜、あれはね〜?」

「…《ザクロロックシード》、だろ?」

龍也が代わりに答えてくれた、サンクス。

 

「…知ってるの?」

「ああ、あの錠前は風太が普段使ってるみたいに鎧を纏うことも出来る、がもう1つ能力がある。」

「その能力って?」

 

「持っている相手を洗脳したり、錠前自体が爆弾になったりすることさ。」

 

「ちょ、あいつ大丈夫なの!?思いっきり爆発に巻き込まれてたわよ!?」

「大丈夫、大丈夫。あれは非殺傷の爆弾…簡単にいうと、対象を何処かに吹っ飛ばすぐらいしか出来ないようにしたからね。」

アリサちゃんの心配を和らげるように優しい声で説明する。

 

「…それでも、2つもあったら重症になるんじゃないか?お前、あいつの尻ポケットにもう一個入れてただろ。」

龍也にはバレてたようだ。

「ふふふ、大丈夫だよ。あれはね…衣服だけを吹き飛ばすものだから!」ニッコリ

 

『いや、余計ダメだろ(でしょ)(なの)!!』

 

「皆ツッコミ上手くなったねぇ〜↑ww」

面白すぎて腹筋崩壊だぜ、全く。

「社会的に殺す爆弾なんて最悪すぎだろ…」

「あ、ちなみに僕ね、誰にどんな命令するかもう決めてるんだよね〜。…だから、気を付けてね?龍也君(・・・)?」

 

「…っ!?…俺かよ…!」

 

「さぁて、楽しい楽しいパーティの脱落者が早速でたね、これから何人脱落するかな?」

 

「これぞ、正にdeath game!!(顔芸)」←言ってみたかっただけ

 




前書きでも言いましたが、本当にすいません。
暇を見つけてはちょくちょく書いていた感じなので、文章がおかしいところがあるかもしれません。

作者としては、投稿してない間もちょくちょくお気に入りが増えていくのがとても嬉しかったです。

では、次回をお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第19話:究極のdeath game!!その2。

や、やっと出せた…。
し、進学校忙しすぎワロエナイ…。

あ、アニメ見る暇がない!リゼロが、このすばが、うわアァァァアア!

とまあ、本編どうぞ。


紅夜がいつもの如く吹き飛び、その事に金髪ツインテールの美少女ーーフェイトとその使い魔ーーアルフは呆然となり、他の皆はいつもの事なのでスルーし、そのことにまたフェイトとアルフは戦慄した。

「…あの子は…?」

「ああ、あいつ(紅夜)の事?確かフェイト、だったわよね?」

フェイトの呟きに反応するアリサ。名前の確認も怠りはしない。

「う、うん。」

「いつもあんな感じだから気にしたら負けよ。」

「わ、分かった。」

優しく教えるアリサ、コクリと頷くフェイト、見ていると姉妹の様に見えてしまう。髪の色が地味に似ているのもその原因だろう。

「キャー!アリサお姉ちゃーん!」

「ちょ、ちょっとやめなさい!」

パシャパシャとカメラで撮りまくる風太。

やめなさい、と言いつつ顔が嬉しそうなのは満更でもないからだろう。

 

「キャー!アリサお姉ちゃーん!もう一回やってー!」

「いい加減にしなさい!」

「へぶらぁ!!?」

「ちなみにコレもいつもの感じだから、早く慣れた方がいいぞ。」

「え、えぇ…。」

 

風太が殴られるここまでの流れもいつもの事だと龍也に言われ、流石に困惑したフェイトだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あ、王様だ。」

どうやら次の王様は優也の様だ。

「むぅ、せめてあと一回は王様になりたいんだけどなぁ。」

「やめろ。」

風太が拗ねた様に言うと、龍也が素早く反応する。

「確かにこれ以上は、ねぇ…」

「すずかちゃんまで…ひどい!風太君泣いちゃう!」

「はいはい、それで?優也は何番にどんな命令をするの?」

すずかの言葉に風太は嘘泣きをするも、アリサがそれをスルーして王様ゲームを進める。

 

「龍也、まさかここまでの流れも…」

「ああ、いつもの事だ。」

「付いて行くのがやっとだね…」

「なに、フェイトもアルフもすぐに慣れるぞ?この流れに。」

その間、フェイト陣営の3人はそんな事を話していた。

 

そして、優也は命じた。

「じゃあ、6番は7番に今日一日中、執事またはメイド口調で話す。…でどうかな?」

「いいと思うよ?」

心配そうな優也に声を掛けるなのは。この二人はやはりお似合いである。

「7番は私ね。」

とアリサ。少し楽しそうである。

「あらら、僕が6番か…」

すこぶる残念そうな風太。アリサの持つ「7」と書かれた割り箸を羨ましそうに見ている。

 

「よし、ヤケクソタイムだ!」

風太はそう言って急に立ち上がる。それにより、机が揺れ、龍也が今まさに食べようとしていたクッキーが手から離れた。

 

「クロックアップ。」

瞬間、風太以外のモノは全て止まった。…いや、スローモーションの様にゆっくり動いている。

 

"それは、クッキーが重力によって地面に落ちるまでの一瞬の出来事であった"

 

風太はクローゼットの中からメイド服を取り出し、恐るべきスピードで着替えた。

櫛とゴムを使い、某現代風弾幕シューティングに出てくる完璧で瀟洒なメイドの様な髪型にする。

…が、髪の長さが足りないので完成度はそこまで高くない。しかし、女の子らしい髪型にする。この時、髪を某偽物(フェイカー)の如く白にしておく。

そしてクッキーを皿に戻し、アリサの右後ろに正座する。

 

「クロック、オーバー。」

爽やかにそう告げた。

 

「あ、あれ?クッキーが…!?、いつの間に皿の上に…」

と戦慄している龍也。今にもMr.ポルポルの様に「お、俺がクッキーを落としたと思ったら、いつの間にか皿の上に戻っていたんだ…何を言っているか(ry」と言い出しそうである。

 

「って、あれ?風太は、まさか逃げた!?」

「いえ。ここに居ますよ、アリサお嬢様。」

声も澄んだ女性の声に変えて待機する。

 

「へ?えっと、貴方誰?」

「お嬢様ったら御冗談がお上手ですね?先ほど私の事を呼んだのは貴方ではありませんか。」

「…まさか、風太?」

「YESでございます、お嬢様。」

何処かの苦労サギのような口調で話す風太。心の中で「何か足りない…ああ、残念成分か」と勝手に自問し、勝手に納得しているが、顔には全く出ていない。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃、某国(?)某所では…

 

「だ、誰が残念ですか!」

黒髪でウサミミの生えたバニーガール姿の女性が叫ぶ。

「…いきなりどうしたんだ?ダメウサ…ダメウサギ。」

金髪でヘッドホンを掛けた学生服の青年が目を丸くしてその女性の名を呼ぶ。途中でつい無意識のうちに名前を間違えかけたようだが、何とかいい直せたようだ。

「い、いえ…何故かどうしてもツッコマなければいけないと思いまして…って誰がダメウサギですか!」

訂正、言い直せてなかった様だ。

「ヤハハ!○○○○○はダメウサギだよな?○○○」

青年は、隣でご飯を頬張り、頭に三毛猫を乗せたボーイッシュな格好の茶髪の少女に確認を取る。

「モグモグ、ゴックン。うん、○○○○○はダメウサギ。だよね?○○○」

そう返した少女は、同じように隣に座る、長く綺麗な黒髪をした赤いドレスを身に纏う少女に確認を取る。

「ええ、そうね。○○○○○はダメダメね。」

赤いドレスの少女もやはりウサミミの女性を弄りにいった。

「こ、この問題児様方ーー!!」

ウサミミの女性は叫び声と共に何処からかハリセンを取り出した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おや?」

「ど、どうかしたの?風太君。」

すずかはメイド服に身を包む風太に困惑しつつ声を掛けた。

「いえ、何処からかハリセンで何かを叩くような音がしたのですが…気のせいでしょう。」

別にメイド口調にするのはアリサだけでも良いのだが、ヤケクソなのか、実は乗り気なのかは知らないが、誰にでもメイド口調にした風太だった。

 

 




ご視聴ありがとうございました。

他の作者様方の作品を見ていると心から素晴らしいと思えますね。
お気に入りして下さった方々のお気に入り作品と私のお気に入り作品が結構被っていたりして、それがまた嬉しかったり、ラジバンダリー?
あと、エグゼイド面白い。

では、次の話でまたお会いしましょう!see you next game!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第20話:究極のdeath game!!その終。

あけおめデス、皆さま。
本当は年が明ける前に投稿したかったのですが、そうもいきませんでした。(泣)

来年こそは、来年こそはーー!!
って事で本編どうぞ。
今回は文字数少ないです、すいません。


風太(メイドコス)side〜

 

どうも、完璧で瀟洒なメイド(笑)の極 風太…ではなく、風子です。

優也のせいでアリサちゃんにメイド口調で話さなければいけなくなりました。

…まぁ、これも王様ゲームの醍醐味か。

さて、時間的にも次が最後のようだ。

では、最後の王様決めと行こうか…!

 

『王様だーれだ!!』

キ、キタ!

「ふふふ、これぞディスティニードローというやつですね。最後の王様は私ですよ。」

人差し指と中指で「王」と書かれた割り箸を挟んで皆に見せる。

 

「やりたい命令は他にも多くありますが、とりまこれにします。

…三番のフェイト・テスタロッサさん、貴方には私の指定する服そうをしてあるセリフを言って貰います。と、言うわけで」

何処からか指輪を取り出す風太。

 

「当たり前の様にしているけど、なんで三番がフェイトだって分かるんだい?」

「見て入れば分かりますよ?貴方達は皆さん根は素直で、単純で、いい方なので、何というか、顔に何番なのか書いていると言っても過言でではない感じですね。」

取り出した指輪を右手の中指にはめながらアルフの質問に答える風太。それを聞いたその場の人々は、褒められているのか馬鹿にされているのか分からず、微妙な顔をしている。

 

《ドレスアップ、プリーズ》

「え?」

いつの間にか隣にいた風太から聞こえた電子音声に気づき、声を上げるフェイト。

その時にはもう、魔法陣がフェイトを通り過ぎていた。

 

「え、えっと…」

ーーフェイトは白い猫のコスプレを着ていた。

「フェイト様の猫コス、龍也様はどう思いますか?」

「え?え?…わっ!///」

途中から自分が白猫コスをさせられている事に気付き、顔を真っ赤にするフェイト。何、この可愛い生き物。

 

「フェイト様、ゴミョゴミョ…」

「え!?…そ、そんな恥ずかしくて言えない///」

「いえ、いけます。頑張って下さい、フェイト様。」

「わ、分かった///」

覚悟を決めたのか、深呼吸をして龍也を見るフェイト。

「た、龍也///」

「お、おう。何だ///」

龍也も顔を赤くしている。

 

 

「か、可愛いかな…に、にゃん♪///」

「「ゴファ!?」」

ほぼ同時に、俺と龍也は吐血した。

女性陣(主になのは、アリサの)冷たい目線も突き刺さった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第三者side〜

 

日も暮れ、フェイト陣営の三人以外は塾や稽古などの用事で帰った後の風太の部屋。

 

「それで?ジュエルシード、早く渡してくれないかい?」

「オッケーオッケー、ちょっと待っててねー。」

アルフが急かす中、風太はゆっくりとした動きポケットからジュエルシードロックシードを取り出す。

 

「さてと…どっっっっせぇぇぇぇぇえいぃぃぃぃ!!!」

風太が大声で叫ぶと、ジュエルシードロックシードは七色の光とともに元の宝石の形に戻った。

 

「ほい、どうぞ。」

「いや、その奇声の意味あるのか…(呆」

「それはほら、ノリだノリ。」

龍也が呆れ、風太が流す。これまたいつもの流れである。

「なんか最近流れ流ればっか言ってる、うわぁ…」

 

仕方ないじゃん、このオリジナル回のネタがもう尽きたんだよ。

あと、地の文を読むんじゃあありません。

 

「とりあえず、これどうぞ。」

「…ありがとう。」

今までの緩んだ顔ではなく、魔法少女として顔のフェイトがジュエルシードを受け取る。

 

「ま、頑張ってねぇ〜。」

 

それでも、風太は変わらない笑顔で玄関まで3人を見送る。

空気は読めても敢えて読まない、それが極 風太という人間である。

 

その夜、風太が両親に「誰が好みなんだ?」としつこく聞かれ、いつも以上に疲れたのはまた別の話である。

 

 

 

 




いや、本当難産でした。主にフェイトちゃんに何を着せるかで。

本当に不定期亀更新ですが、見て下さる皆様がいる事に感謝感激です!
今年もよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第21話:傍観者に、俺はなる!

どうも、最近「ダンボール戦記」にハマった水色です。
軽い気持ちで見てたらどっぷりハマっちまったよ、兄弟。
やはり、男と言うのはロボットと仮面ライダーと戦隊モノには勝てない、と言うことを再認識したよ。

私の2つの作品、まだどっちも無印終わってないのに「ああ、次はどのアニメの世界が良いかぁ…」なんて考えてる。

いや、もうほんとすいません。
失踪だけはしないんで許して下さい。え?ダメ?ああ、そうか(諦め)

では、本編どうぞ。


風太side〜

 

あの王様ゲームパーティからそれなりの日数が立ち、ジュエルシードも特に発動したりしない平和な日々が続いている。

 

そんなこんなでとある夜、龍也から念話が来た…

 

【風太、今からアルフが街に魔力流を流してジュエルシードを強制発動させる、準備しとけ。】

いきなりコレだよ…ちょっと横暴だと思わない?だから断ったのさ。

【は?いやいや、何でわざわざ発動させるのさ?…というか、なんで俺まで巻き込まれなきゃいけないの?めんどいからパスで。】

ってな感じで。そしたらさ、こう返って来たんだよ。

【早速断ろうとするな。簡単に説明するとだな、強制発動するのは正確な場所を特定するため、じゃないと封印出来ないんだ。】

 

ヘェ〜、だから?って思う俺カッコいい。え?そんなこと全然ないって?お前はその辺のナンパ師以下?…よし、表でろこの野郎。

 

『テッテレー、作者からのお知らせデス。

風太君は謎の幻聴が聞こえている模様。皆様、お気をつけ下サイ。』

 

【それは分かったけど、別に俺必要ないっしょ。】

【保険だ保険。原作なら今回、なのはとフェイトが同時に封印しようとしたせいでジュエルシードがあの二人の願いに反応、軽い暴走が起こり両者のデバイスが損傷し、その後、フェイトが素手で封印するってのが流れだ。けれど…この世界には俺たち転生者(イレギュラー)がいるからな。何が起こるか分かったもんじゃねぇ…そのために紅夜だって呼んでるんだ、お前も来いよ?じゃな。】

 

そうして、念話は切れた。…拒否権は無さそうだ、解せぬ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

人々の賑やかさと店の明かりが、夜が持つ本来の姿を象徴する月と星と暗闇を隠す。

それでも、夜の街というのはやはり普通の子供には恐怖を感じさせるモノだなぁ、なんて随分当たり前な事を考えながら俺は背中から生えた虹色に光る赤い翼で空を飛んでいる

 

分かる人には分かるだろう。

この翼は「仮面ライダーオーズ」に出てくる重要なキャラの一人、鳥系グリード…アンクの翼だ。

何故魔法ではなく、アンクの翼で飛んでいるのか…教えてやろうジャマイカッ!

 

よっしゃ、皆の衆!街に繰り出すぞ!バイクとかもいいが今日は空を飛ぼう!

→隊長!魔法で飛ぶんですか!?

→デバイスなんぞ持っとらんわぁ!魔法で空飛ぶ訓練なんかしとらんわぁ!

→じゃあ、どうやって!

→I'm a 仮面ライダー(怪人にもなれる)

→あっ…(察し)

 

そんなこんなでアンクの翼で街に向かってる。

ぶっちゃけ、魔法よりカッコいいと思ってますはい。

 

ーーー、今の感じは…ジュエルシードォォォ!が発動したんだな。

グラファイト風に言って見ました、てへぺろ(棒)

 

無表情の女の子が「てへぺろ(棒)」って言ったらきっと俺は萌え死ぬ。

…俺は決してロリコンじゃないからそんな目で見るんじゃない(威圧)。

え?なんで「グラファイト」の事を知っているのかって?

 

実は神様に頼んでちょっと見せてもらってるだけだよ。てか、あんな怪人仮面ライダーで見た事ないけど、戦隊モノかな?

 

…スマホもどきの小さい画面越しに見てるからわかんね!ああ!大きなテレビで見たいよぉ!神様ー!

 

ーー諦めろ。

 

嫌ァァ!?なんか念話とは違うテレパシーみたいなのが聞こえたぁぁぁ!?

くそ!あの駄神様メェ!(未知への恐怖から来る謎ギレ)

 

なんて馬鹿げた一人コントをしていると、ピンクと黄色の光線がある一点に向かって飛んでいった。

「おお、綺麗だなぁ。なのはちゃんとフェイトちゃんかな?」

 

さて、傍観がてら実況()でもするかな。

ん、ん〜。ゴホン!

ハローエブリワン、視聴者の皆様。

現在の状況をお伝えします。

先ほどの光を発生させた二人、高町なのはとフェイト・テスタロッサは怪しく光る青の宝石、ジュエルシードを前に睨み合っ…いや、見つめ合ってるね。

 

ごめん、なんかよく状況が分かんねぇから実況とか無理。

知ってた、って人は正常。「才能」という名のチートを持ってようが普通にスポーツの実況をするのとはわけが違う。

 

モノホンの実況者であれば前もって彼女らの過去を調べたり、実況の練習をしたりする事であのクオリティとなる。

もちろん経験を積めば即興でする事も出来るようになるだろう。

 

しかし、俺はどうだろう?俺の「才能」は「努力しなくても人並み以上に出来る才能」である。テストが毎回一位?ちゃんと勉強してるんだよ。

 

スポーツ?紅夜君とまではいってないが日々のトレーニングは欠かさない。

 

つまり「実況」というのもは他のものより才能より努力が反映されるモノ、と言うことだ。

 

実況者の皆さんにはこれから敬意を持とう。

 

《おい風太。》

おや?なんか邪魔が入ったんだか…。

《どうした龍也。》

《その下らない一人論文発表会なんかしてないでちゃんとこっちに参加…しなくてもいいけど集中してくれ、マジで。》

《へいへい》

 

目を向けると、二人のデバイスがちょうど同時にジュエルシードを封印しようとしていた。

 

そしてーー、

 

バキッ!

 

2つのデバイスに決して小さくないヒビが入った。

その衝撃か、近くにいたアルフ、優也、龍也の3人を巻き込んでみんなが吹き飛んだ。なお、傍観の立場だった俺と紅夜(俺とは別のビルの上にいる)は無事である。

 

その直後、フェイトちゃんはすぐさま体制を整え、素手でジュエルシードを抑え込む。その姿は、教会で祈るシスターの様だ。

 

「〜♪やるねぇ、フェイトちゃん。」

つい口笛を吹くぐらいには素早い対応だ。そして、彼女の手の中で光は収まった。

 

…って、そうじゃねぇ!?え、不測の事態とか起きねぇの!?俺と紅夜がいる意味ないじゃん!

 

《そういうことだ、良かったな。》

《くぅ…!傍観者が良いとは言ったがわざわざ見に来たのに何も起きないのは面白くない…!》

 

《ちなみに次は管理局が来るから、本当に関わりたくないんだったら傍観するのもやめといた方がいいぞ。》

《よし、次にあの二人が戦う日は一日中寝ておこう!》

《…そうか。》

 

その時、俺は知らなかった。龍也があんな事をするなんて…。

 

 




いかがでしたか?
なんか最後にシリアスな雰囲気だったでしょ?
でも考えてくれ。今まで、この作品がシリアスになったことなんてあったかい?いや、ない。主人公がチートで遊びまくってるだけだったはずだ。

え?何が言いたいのかって?次回を見れば分かるよ。
では!see you next game!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第22話:未知の存在を知っちゃったよ。

ネタが…降ってきた…?

という訳で再開再開ィ!


ある日の夜(およそ午後9時辺り)、晩御飯を食べ終わった極 風太は神から送られてきた十数枚のDVDを再生していた。

 

そして、午前3時。

DVDを「最後に見ろよ?」というラベルが貼られたモノ以外すべてを再生し終え、呟いた。

 

「仮面ライダー…エグゼイド…だと?」

不意に立ち上がり、ふらふらと怖気付いたかの様にテレビから後退する。

四つん這いになり、絞り出すように声を出す。

 

「か…かっこいいィィ…!

主役のエグゼイドはもちろん、ブレイブもスナイプもレーザーもカッコいい。

 

特にレーザー、いや、レーザーさん。あんた俺がなりたい仮面ライダーの人物像ランキングの一位に入り込んだよ。

二位の浅倉こと王蛇さんを押しのけるどころか完封しちゃったよ。なのに何で!何でゲームオーバーしちゃうんだよォォォォ…!しかもクリスマスゥゥゥゥ…、こんな展開になるならクリスマスなんざ要らねェェェェ…!

 

ああ!でも敵役だったけどグラファイトはいい感じに踏み台だったよ、激怒竜牙?あれ最高だよ、思わず口癖になりそうだったよ。っていうかこいつエグゼイドのキャラだったんだー、わーすごいすごい。(他に褒めるとこ見つかんね)

 

ゲンムめぇ、よくもキリヤさんを…!でもカッコいいんだよぉ!ゲンムカッコいいんだよ!おのれディケイドォ!(意味不明)

 

てか最新話?(DVDだからわかんね)のパラドクスが一番だよ!変身したいよぉ!…さて、最後の一枚見ますか」

 

最後の最後でようやく冷静になり、重要そうなDVDをセットする。

『やぁやぁ風太よ、神じゃぞ?わし神じゃぞ?お?お?』

「…神、うぜぇ(正論)」

現れたのはテンションがうざい神様、風太はついどこかの一撃男の言葉を口にする。

『さて、わしがなぜあれらのDVDを送ったのか疑問が尽きないだろうが…慌てるな、すべて責任持って答えよう。

何故わしがこんなにもかっこいいのか、何故作者のカルデアは金鯖のロリの比率が異常に高いのか、何故作者がリアルにおいてFGO友達に「ロリコン」と呼ばれるのか…すべて答えてやろうぞ!』

 

「半分以上メメタァな発言について、どこのカエサルさんなんですかねぇ?

あと3つ目の疑問の答えは2つ目の疑問が答えだろ。更に言うと1つ目の疑問は心底どうでもいいんで本題どうぞ。」

 

『まあ完結に言うと、お前さんの「全ライダーに変身できる特典」に「エグゼイド」に出てくるライダーが追加されたから』

「いよぅしゃああぁぁ!流石神様分かってルゥ!」

『ま、後は頑張れ。』

そしうてDVDは終了したが、極家からは謎の奇声が聞こえたとか聞こえなかったとか…。

 

 

イィィィヤッッッッッフゥゥゥゥッッッ!!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

聖祥小学校ーー正式名称「私立聖祥大学付属小学校」(今まで作者の知識不足により「海鳴小学校」などと書いていました。すいません)。

 

大学の付属小学校だからか、ここに通う生徒は皆成績がかなり良い。

まぁ、授業やテストのレベルが高いのだ。

 

しかし、そんな学校でも赤点などというある意味天才しか取れない幻の点数を取る馬鹿はいる。

 

何を隠そう転生者の一人、天使 龍也がソレである。

ここで、赤点とはテストで何点以下の成績の事なのかを言おう。

 

この聖祥小学校では、各教科25点以下が赤点に分類される。

だが、この天使 龍也という人間はもう25点とかそんな次元にいない。

笑えないほどの一桁である。よくこの学校に入学できたな、と言いたいぐらいひどいのである。

 

しかし、その問題は風太が解決している。テスト前に遊んでいる龍也を捕まえ、強制的に勉強させる事で赤点を回避させているのだ。

 

ーーさて、なぜいきなりテストの話題になったのか。

簡潔に述べよう。

 

それは、7時間目の国語の授業で先生が放った言葉が原因である。

 

「あ、今から漢字の小テストするから。」

 

そう、何の前触れもなく「小テスト宣言」をしてきたのです。

 

龍也君はそれはそれは慌てて漢字ドリルを開き、どうにか覚えようと努力します。

その結果…もちろん惨敗。放課後に再テストだそうだ。

 

「相変わらず頭悪いよね、龍也君は。」

「わざわざ倒置法使ってまで言うか。」

「うん。」

「即答かよ。」

「ていうか、勉強したら?」

「くぅ…!」

 

半端本気の涙を流しながら漢字ドリルに向き合う龍也。それを煽って集中力を削る風太。

流石風太汚い。ギャグマンガ主人公の鏡である。

 

ちなみに、再テストするのは龍也だけだったり。

「確か…龍也君の情報通りなら今日は管理局?とかいうのが干渉してくるんだよね。こんな事してて良いのかい?ww」

「」カキカキ

まるで般若のような顔で無言で漢字を覚える龍也。

「おお、怖い怖い。」

それでも煽るのはやめない。だって楽しいから。

 

「ねぇねぇ見てよ龍也。コレ新しい仮面ライダーの武器の《ガシャコンブレイカー》って言うんだぜ、かっこいいだろ?」

ピンクと白と緑のハンマーのような武器を見せびらかす様にブンブン振り回す風太。

しかし龍也は集中しているので全く聞いていない。それだけ必死なのだ。

 

十分後、煽りに耐えた龍也は再テストを合格した。

 

 

「ふんっ!」「タコスッ!?」

…その後、風太は殴られた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

どっかの公園。

龍也の再テスト合格を見届け、一緒にジュエルシードの反応を頼りに走るとその場所に着いた。

 

すると…

「なぁ、龍也〜。何あのキモいの。」

「ジュエルシードに決まってんだろが。むしろあんなのが海鳴市にあるとでも思ってんのかよ。」

「いや、だって高町家(戦闘民族)とかいるし…」

「あっ…(察し)」

 

人面木、と言うのが適当であろうジュエルシードを前に、漫才をしているうちに2つの陣営が揃う。

もちろん紅夜君も当然の様に来ては風太に攻撃してくる。

 

「行け!《王の財宝》!」

紅夜の周りで輝く4つの金色の波紋から剣や斧が連射される、が狙いはガバガバである。

【ガシャコンマグナム!】

「バーンバーン」

風太は「STG」と書かれた青色の銃を右手に狙いを定め、やる気のない掛け声とともに自分に向かってくるエモノだけを正確に撃ち落としていく。

 

「チッ、やっば扱い難いな。《王の財宝》…。」

「だろうね、君ならきっと使いこなせないと思っていたよ。まぁ、だから渡したんだけど。」

「お前、ほんと性格悪いな!」

「知ってる。」

 

こんないつものやり取りとしながら攻撃し合う二人。

一人は銃撃、一人は宝具の射出。

いつの間にか単純な実力は互角になっている事に、紅夜は気づいていない。

 

「ええい!遠距離戦って面倒!やっぱ接近戦に限る!」

そう言って《二天龍の神滅具》を出現させ、風太に肉薄する紅夜。

前の戦闘の経験を生かし、本家白龍皇のヴァーリの様にギザギザの軌跡を描きながら接近する。

 

対する風太はBボタンを押し、トリガーを引いた。

 

バババババババッ!

 

銃口からは数多の光弾が連射され、地面を穿ち、電柱を折り、地域に多大な迷惑をかける。

 

土煙が晴れると、案の定ボロボロの紅夜がいる。しかし、まだ立っており、余裕がある。

 

「ぺっ、連射機能付きなんて聞いてねぇぞ。」

土が口の中に入ったのか、唾とともに苦言を吐き捨てる紅夜。

「まあ、言ってなかったからね。」

ニヤニヤと笑う風太。

お互い武器を収め、ジュエルシードがピンクの光線と電撃を纏った黄色の光線にシールドごと潰されそうになっているのが見える。

 

「もうそろそろ終わるかな?僕は龍也君とフェイトちゃんとアルフさんが管理局から逃げやすいようにする為にここで待機してるけど、君はどうする?親友。」

 

いつの間に親友になったんだ、なんて言葉はない。この二人の間には、かたい繋がりが出来ていた。

同じ踏み台だからこその同情の繋がりという訳ではなく、ライバルとかそんな熱い繋がりでもない。

 

腐れ縁の最上級のようなモノ。

「親友」というのがしっくり来たからそうお互い呼んでいる。

 

「…いや、管理局に関わったら闇の書で上手く立ち回れそうにないから帰る。これから先は原作介入しないことにするわ。地道に八神はやてと仲良くなろうと思う。ま、そっちも頑張れよ、親友。」

 

一人の踏み台は、そう言って帰った。

もう一人の踏み台は、ふと疑問を口にした。

 

 

 

「…いや、八神はやてって誰だよ。」

その場にはもう、ズッこける人も答える人もいなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紅夜は帰り、ジュエルシードは封印された。

 

一方、広場ではなのはとフェイトがお互いに武器を構え、一直線に飛びーーお互いの武器が交わろうとした瞬間、動きが止まった。否、止められた。

 

一人の少年によって。

黒い髪、目、コート。全て黒で統一されている少年は左手でなのはのレイジングハートを掴み、右手に持った杖ーーおそらくデバイスでフェイトのバルディッシュを受け止めている。

 

「…そこまでだ。」

少年がそう言うとなのはとフェイトの両手両足に青色のバインドがかけられる。

「ッ!」「な、なになに!?」

 

「ここでの戦闘行為は危険すぎる。…こんな場所で戦闘して、また次元震を起こすつもりか?」

 

龍也の情報通りなら、奴の名前は…

 

「時空管理局執務官、クロノ ハラオウンだ。さて…詳しい話を聞かせてもらおうか。」

 

…なんか、つまんねぇな(・・・・・・)

 

そう呟いた風太は、広場に歩いていくのだった。

 

 

 





待たせてすいません。次回、久々に変身します。

See you next game!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第23話:ゲームスタート、自分の意思で。

「詳しい話を聞かせて貰おうか。」

黒服の魔法使い、クロノ・ハラオウン。

14歳にして管理局の執務官となった彼の背景には数多の努力とか悲しい出来事とか色々があったとかなかったとか。

原作知らない風太からすればそんな情報はどうでもよかった。

 

ーー最近踏み台らしい踏み台してない。

温泉旅行では自分でジュエルシードをロックシードにして変身したものの、その強力さにビビってあやふやに終わった。

 

今思えば、「何今更ビビってんだ俺。」と頭を抱えるレベルで後悔してたりする。

 

その後はどうだろう。日曜日、皆で遊んだ。

…ナニコレ。

 

このままでは「ラノベの主人公の隣にいる、かっこいいけど女が寄ってこない良い友達」で終わってしまう。

 

不味い。非常に不味い。

どうにかしてラスボス感みたいな感じを出したい。

と言うわけで…。

まずは宣戦布告といこうか!

 

この場にいる全員に念話で宣戦布告じゃあ!

 

【いきなりの乱入者か…】

 

『!?』

「誰だ。」

その場にいた中でクロノだけは冷静に対処するも、内心では焦っていた。

管理局が待っている情報では黒い服の少女の陣営と白い服の少女の陣営、さらに赤い籠手と白く輝く光翼を持つ少年が一人(こちらは今回いないが)の3つの陣営が戦っている、とここまでは分かっていた。

しかし、最近の風太はあまり戦闘に参加していなかった。

最後に暴れたのは温泉の時。しかし、彼は「ジュエルシード」を使って変身したのだ。

更にその時管理局はまだ次元震を感知したばかりで地球に向かっている最中。その時管理局が出来たのは魔力の反応を追うことぐらいで、その時も、管理局側からしたら変身した彼は「次元震を起こすロストロギア」だった。つまり、風太の存在に気づいていなかった。

故に、管理局でも把握していない別の勢力が存在、もしくは既に活動している。という状況に、クロノは焦っていた。

 

【全く、これから楽しいバトルの時間だったのに…邪魔するなよ、黒服。】

「楽しい、だと?前の様に争ってまた次元震が起きたらこの世界だって今度も無事で済む保証はない!消滅することも考えられるんだぞ!」

 

【ふっ、どうせここは数多とある世界の1つでしかない。それも魔法が全く知られていない管理外世界だぞ?消滅しても管理局からしたら特に損害はない。そう思わないかい?】

「ふざけるな!この世界にある命をなんだと思っている!姿を見せろ!」

 

一方、ここまでザ・悪人って感じのセリフを言いまくっていた風太。

 

…やっべー、なんかめっちゃ怒ってるわ。どうしよう?

なんて考えていたりする。

 

本来であればもっといい感じに娯楽主義者なセリフを吐いてパラドクスに変身、ボコボコにして帰る。

と言う事をしたかったのに、なぜか前世の軽いコミュ障が今更発動。

このままパラドクスに変身とか個人的にありえない。

 

仕方ない、ゲンムに変更だ。

 

《マイティアクションX!》

『プロトマイティアクションXガシャット』を起動してベルトを付ける。そして挿入。

《ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネイム?アイム ア カメンライダー》

ゆるキャラの様な姿の仮面ライダーゲンム、アクションゲーマーレベル1に変身する。

「悪いけど速攻で色々して帰りたいからね。最初から全力だ。グレード3」

《シャカリキスポーツ!》

新たなゲームを起動。『シャカリキスポーツガシャット』をもう1つの窪みに挿入し、レバーを上げた。

《ガシャット!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクションX!

アガッチャ!シャカリキ シャカリキ バッド!バッド!シャカっとリキっとシャカリキスポーツ》

 

赤と黄色のカラフルな自転車を頭から被った様な姿の黒いエグゼイドーー仮面ライダーゲンム、レベル3に変身が完了する。

 

レベル2もカッコいいが、今回はキメワザで全陣営に攻撃を仕掛け、かつ、大ダメージを与えたいので初っぱなからレベル3である。

 

ゆっくりと広場に向かって歩く。

「!、貴様か…!」

「…」

クロノと風太が向かい合い、シリアスな雰囲気を出す。

更に風太とクロノの間には全ての陣営の主力である、なのは、優也、龍也、フェイトの四人がほぼ直線上に居る。なんて素晴らしいシチュエーション、と内心喜ぶ風太。

「えっ、あの姿ってもしかして…」

なのははいち早くその姿を見て誰なのかが分かる。

いや、その場にいるクロノ以外の誰もが分かっていた。

あ、こいつ風太だ。と。

 

しかし、龍也はそれ以上に驚いていた。

「風太、お前…その姿は一体…」

なぜなら、龍也も知らない仮面ライダーに変身しているからだ。

龍也は心が読める。それも彼の滅竜魔法というこの世界で言えば『ロストマジック』に分類される魔法によって。

…厳密に言えば『毒竜の滅龍魔法』から派生させて使えるようにしているのだが、説明がめんどいので無視。

 

そして、何よりも龍也が驚いているのは、風太が本気で「原作崩壊しよう」と考えている事についてだ。

 

今まで風太にそんな考えはなかった。遊び半分でちょっかいをかける程度にしか原作に関わるつもりがなかった。

しかし、彼には欲求が生まれた。この世界に名を残したいと。

闇の書が終わってから少ししかこの世界にいられない事に彼は何故か焦燥感を覚えた。

 

この世界から自分が消えて、いつの間にか皆の記憶から自分が消えていく事に、恐怖を感じた。

忘れて欲しくない。と、本能的に感じた。

 

すずかと一緒に帰った時、垣間見た前世の記憶。

おそらく死に際の記憶。自分を兄と呼んだ女の子の事。更に、今まで自覚が無かったが、前世の記憶がほとんど欠落している事。

 

あの神が様何かしら関与している事は間違いない。が思い出すな、と心が訴える。

 

「過去が消えていくなら、せめて明日が欲しい」

仮面ライダーエターナル、彼の言葉が頭に浮かぶ。

 

やがて、1つの思考に辿り着いた。

…そうだ、別の前世の事など今更どうでもいい。今居るこの世界に、この世界の人間に、自分の存在を刻み付けようじゃないか。

 

かと言って今更主人公なんか出来ない。良い意味で名を刻む事は、出来ないのだ。もう、その枠は埋まっている。

ならば、ラスボスしかない。

 

「俺は極 風太、またの名を仮面ライダー、ゲンム。」

《ガシャット!キメワザ!シャカリキ クリティカル ストライク!》

ガシャットを左腰の『キメワザスロット』に入れ、スイッチを押し、肩から外した車輪の1つにエネルギーを貯め、もう一度スイッチを押して、車輪を投げる。

 

「「!、コード!(レイジングハート!)」」

なのは陣営の二人はラウンドシールドという、一方向しか防御出来ないが、硬いシールドを貼り、

「バルディッシュ!」

「ちっ!」

フェイトは同じくラウンドシールド、龍也は全身を龍化し、腕をクロスさせて防御の姿勢をとる。

「!」

クロノはすでにその場から離れ、避けるつもりのようだ。それだけなら追尾出来るが、更にシールドも貼っている。用心深い。

 

…この状況、風太から言えるのは一言。ライダーの必殺技は、基本当たったら勝ちだ。と言う事だけ。

 

「ぐ!」「え、キャア!」

紫色のエネルギーを纏った車輪はなのは、優也のシールドを容易く壊し、ダメージを負わせようと二人に迫る。ギリギリで優也が庇ったのでなのはにダメージはほとんど無いだろう。

更に全員に(主にクロノに)攻撃を当てる様にしているので優也自身にも大きなダメージは入ってないはずだ。…決して小さいダメージ、という訳でも無いが。

 

「がはっ!」「っ!」

フェイトのシールドもやはり砕き、龍也も優也の様にフェイトを庇う。イケメンの鏡だ。

 

「くっ!」

クロノは避けようとするが、もちろん追尾する。こちらもシールドを壊され、ダメージを負った。だが、直前で衝撃を吸収するように受け止めていた。接近戦もお手の物のようだ。…受け止め切れていなかったが。

 

戻ってきた車輪を元に戻し、前を見る。

 

「ハァ、ぐっ…!」

「ゆ、優也君!?大丈夫!?」

「優也さん!」

優也は地面に仰向けに倒れ、痛みに耐えながら此方を睨んでいる。意識がはっきりしてるなら大丈夫だろう。しばらく動けなさそうだが。なのはちゃんはダメージはほぼ全くない。良かった。いや、本当に。

ユーノ君も寄って来て回復魔法をかけている。サポート役ってのはゲームでも重要だよね。

 

「…龍化しても、これか…!」

「た、龍也…」

「龍也、大丈夫かい!?」

「俺は、大丈夫だ…今の内に一旦引くぞ…!」

「う、うん!」

龍也はまだ動けるが、戦闘は難しいだろう。

転移してさっさと逃げる事にしたようだ。

 

クロノは…

「くっ、待て!」

龍也達を追いかけようとするが、ダメージから動けていない。杖で体を支えていて、立っているのもやっとと言った感じだ。

当然だろう、なんせお前に一番ダメージを与えるようにしたんだからな(ゲス顔)。

 

…それでも立っている辺り、彼がこの中で一番強いのが分かるね。流石執務官。

 

「…」

俺はそのまま歩いて帰っていく。

「くっ、お前は一体何者だ!?」

 

「…さっきも言っただろう?極 風太だ。ジュエルシードがどうとかに興味はないが、面白そうだからたびたびちょっかいを出させてもらうよ。じゃーね、執務官様。」

 

黒い仮面の男が去った後、夕日に照らされる公園には重い空気が立ち込めていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…あれ?今思ったらなんかクロノ君が主人公みたいになってね?」

「なってるな。」

「アルェ〜?」

「ふむふむ、このはやてに勧められた本意外に面白いな…」

その後、翠屋で疑問符を浮かべた金髪赤目の少年と一心不乱に本を読みふけっている銀髪オッドアイの少年がいたそうだ。

 




水色「シリアスかと思った?最後にはギャグになるんだよぉ!」←謎テンション

風太「作者作者。」<standing by …complete.

水「ん?どした?」

風「前回、感想でもあそこまで『次回、パラドクスに変身』感を出していたのにいきなりゲンムとかどうした。」<ready,exceed charge

水「いやー、書いていく内に段々ゲンムに変身する流れになってしまったんだよ…って、なんでファイズに変身してんの?なんでミッションメモリーをファイズショットにセットしるの?なんでEXCEED CHARGEして構えてるの?!」

風「俺さー、今回パラドクスに変身するのめっちゃ楽しみにしてたんだよ。だから、さ?いいよね。答えは聞いてない!」

水「ちょ、まあああァァァァァァ!!??」

色々すいませんでした。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第24話:あ、これ俺の知ってる原作ブレイクじゃねぇわ。

すいません、遅れました。
どうぞ!


クロノ君が主人公してからしばらく経った。だいたい10日ほど。

なのはちゃんと優也君が「家庭の事情」という名目でずっと学校を休んでいるが、勉強大丈夫なのか?なのはちゃんは文系が特に壊滅的だった気が…。

なんでも管理局の「アースラ」という船に乗ってジュエルシードの居場所を探しているらしい。(いつもの龍也情報)

 

龍也、紅夜は変わらず学校に来てる。龍也は放課後にフェイトちゃんとジュエルシードを探しているらしい。意外なことに俺が第三勢力として敵になったことに対して特に驚いてはいなかった。本人曰く、「お前はいつかやらかすと思ってた」とのこと。…失礼な奴め。

 

紅夜は結構「八神はやて」って娘と仲良くしてる。この前たまたま図書館に行く機会があったので紅夜と一緒に行ったのだが…。

 

ひと昔前まで「ーーは俺の嫁ぇ!」なんて発言をしていたとは思えない変貌ぶりだった。

何よりあの関西弁の娘、八神はやてちゃんが紅夜をいい感じにからかっているのだ。"あの紅夜"をだ。

 

はやてちゃんが「わたしのこと好きなん?」的な事言ってからかう→紅夜が頰を赤くして否定(この時点でおかしい。どうやら"アニメのキャラ"としてではなく、"一人の女の子"として本気で好きになったようだ。)→俺、便乗!→紅夜真っ赤になる。

 

という流れが発生した。

誰これ?俺の知ってる紅夜君じゃない。

その反応を見るはやてちゃんの嬉しそうな顔からして恐らく両思い。

なんてこった、完全完璧な踏み台だったあの紅夜君にすら春が来てしまった。

 

…俺も大概失礼なことに気がついた。え?今更?そっすか…。

 

「さて、僕はどうしようか。」

ほんとどうしよう?次にジュエルシードがいつ発動するのかなんて知らないし、発動してくれないとこっちは行動できない。

敵対した事で龍也からの原作知識提供もストップしてしまった。

かといって紅夜の方に行くのもなんか邪魔してるみたいで嫌だ。

…もっと進展してから弄らなきゃ(使命感&ゲス顔)

 

とにかく、このままじゃつまらない。

なんか面白い事起きてくれ。

…いや、もう考えるのはやめた。いや、最初から何も考えてないけど。

ドライブに行こう、そうしよう。

 

そうと決まれば早速準備。

 

トライドロンを召喚、はい終了。それだけって思うでしょ?これだけだよ。

乗り込んで自動運転システムを起動、行き先は…海でいいや。ベルトさんが居たら自動運転とかさせてもらえなさそう。搭載されてるのがただのAIで良かったです。

 

海と言えば「昭和vs平成」の映画でXライダーさんも絶賛してたし、これは見に行くしかないでしょ。

 

これからラスボスとして頑張る訳だし、今日ぐらいゆっくりするか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

海に着き、広がるこの光景。

青い海、白い雲、どこまでも続く地平線。

素晴らしい光景が…

 

 

広がってねぇですよはい。

なんかめっちゃ荒れてるよ。

沖の方で雷ゴロゴロ、膨大な魔力を保有した竜巻が複数(おそらくジュエルシード)、更に言うとそれなりの大きさの津波がこっちの岸にまで来ている。

 

そんな地獄の様な嵐の中を黄色い閃光が走っている。よく見るとフェイトちゃんが頑張ってる。

…でも、このままじゃ潰れるだろう。

彼女自身の魔力がほとんど感じられない辺り、海底に沈んでたジュエルシードを強制発動させる為に魔力をかなり使ったのだろう。

アルフさんもサポートしてるみたいだが、やはりこのままでは…

 

ここで俺はあることに気づき、生まれた疑問をふと口にだした。

 

「あれ?龍也はどこだ?」

「テメェの後ろだよ、ラスボス。」

「うわぁ!?」

 

後ろから返事が返ってきた。急に来るからびっくりして思わず叫んでしまったじゃん。

「…びっくりさせんなよ、龍也。お前はメリーさんか。」

素の口調で話す。龍也と二人きりの時はそんなもんだ。

…決してソッチの気はないから安心しろ。

 

「メリーさんは女の子だろーが、ラスボスがこの程度でビビんなよ。…まあそれは別いい、どうやってこの場所を知った?俺は教えてない筈だが。」

「…俺からしたら海までひとっ走りしたら海が荒れてた、って感じなんだよなぁ…これ一体どういう状況なんだ?教えて、龍也先生。」

あと、別にビビってない。ほんとだよ?

 

「…仕方ねぇか、時間もないから簡単に説明するぞ。フェイトがジュエルシードを一気に強制発動させた、今はそれだけ。」

「じゃあ今からなんかあるんだ。」

「ああ、そろそろなのはが…って来たわ。」

ピンク色の光線がアルフが張ったであろう結界に穴を開け、そこから誰かがゆっくり降下してくる。その姿はまるで…

 

「…天使みたいだなぁ、流石主人公。そしてアルフさん、ドンマイ。」

結界が紙切れみたいにいとも容易く破壊されたアルフさん、きっとこれからいい事あるよ。

 

…主に優也とかが頑張ってくれるはずである(他人任せ)

 

「にしてもラスボス、ねぇ?最初は原作介入どころか「原作」そのものをほぼ全く知らなかった奴が一体どんな心境の変化だよ。」

なのはがフェイトに魔力を半分プレゼントするのを見ながら問いかけてくる龍也。

「うん?そうだなぁ…、龍也なら心を読めば一発で分かるだろ?」

「めんどい。前々から言いたかったが、アレ『心が読める』んじゃなくて『心の声が勝手に聞こえる』から普段はカットしてんだよ。聞きたくも無い『声』を好き好んで聞く奴がどこにいんだよ。」

心底嫌そうな顔をして龍也が言う。どうやらMでは無いようだ。

「案外面倒なんだね、あの能力。」

「全くだ。」

 

話してる間になのは達はジュエルシードを追い詰め、封印する流れになる。

「…そろそろ終わりそうだが、ラスボスは一体どうするんだ?」

結局、俺が『ラスボスになるまでの経緯』を聞かなかった龍也はこれから先の予定を聞いてくる。

 

「そうだな、今から何かするっていう気分にもなれなさそうだ。今日は完全に休むつもりで海に来たからな。」

少し後ろの方に停車させた独特なデザインの赤いスポーツカー、トライドロンを眺めながら答える。

 

「…車、運転出来たのか?」

「いや、自動運転(フルオート)。俺、前世ではまだ高校一年生だったから。」

「高校一年生…ねぇ?」

「偽ってないぞ、本当の事だからその疑いの目をヤメろ。」

この信用の無さ、今更どうしようもないのは分かっているがそろそろ泣きそうである。

 

「そういや風太。あの時公園で変身した黒い仮面ライダー、ありゃ一体何だ。」

龍也が思い出したように聞いてくる。

「ん?…ああ、アレは『仮面ライダーゲンム』。俺達が転生してから放送された『仮面ライダーエグゼイド』の敵ライダーだ。」

「ふーん、前々から思ってたが…お前、主人公ライダーを使わないよな。前にファイズに変身した時ぐらいだろ。」

流石と言うべきか、相変わらずの観察眼である。

 

「そうだなぁ…やっぱ憧れてた分、自分がその力を使うのはなんか気が引けるんだよ。俺さ、結構好き勝手やってるじゃん?別に『殺す覚悟』とか『殺される覚悟』がどうたら言うつもりなんて全く無いけど、なんて言うか『誰かの為に戦う』のが『仮面ライダー』、だと思うんだ。…ああ、でも考え方によってはある意味それも『自分の為』なのかもしれないけど。

前にファイズを使った時はさ、すずかやアリサを助ける為に戦ったんだ。あの時の俺は『仮面ライダー』だったと思うよ。

…けど、今の俺には何も無い。『誰かの為』どころか、その『誰か』すらいないし、『戦う理由』も『ただ面白いから』って不明瞭な理由で戦ってる。

簡単に言うと、転生してから止まってるんだよ、俺のエンジンって奴は。」

 

…久々にシリアスだなぁ、似合わないなぁ、なんて思っていたその時。

 

ガチャリ、と音が鳴った。

…俺の両手には、手錠がかけられていた。

「は?ちょ、龍也さん、これは一体…?」

「…悪く思うな。」

「え?え?どゆこと?」

すると、龍也は爽やかな笑顔で説明しだした。

「実はな、俺たちフェイト陣営と、なのは陣営、さらに管理局の三陣営は、協力体制に入ったんだ。」

「ひょ?」

 

説明しよう!前回ゲンムに変身した風太が去った後。

アースラに搭乗したなのはと優也が「あの仮面の男は間違いなく極 風太という私たちの友達です。」と証言。

一方、時の庭園に撤退した龍也はフェイト達と共にフェイトの母、プレシア・テスタロッサに「あいつが第四勢力として活動を開始した以上、最悪のケースが考えられる。管理局には適当な理由で誤魔化して表面上だけでも協力体制を取らないと絶対にあんたの望みは叶えられない。」と提案。プレシア、渋々了承。

 

その後、龍也だけでなのは達の居る『アースラ』に乗り込み、肝心な所も含めて全ての事情を話す。

 

つまりーー、

 

「俺を踏み台にしたぁ!?」

「そう言う事だ。さて、ジュエルシードもしっかり封印されたみたいだし、お前を『アースラ』に連行すれば万事解決、ハッピーエンドだ。」

「いやいやいや!一人ハッピーじゃないから!普通にハッピーエンドの恩恵に恵まれてない理不尽な犠牲者出てるから!」

「知ってるか?人の幸せって誰かの不幸の上に成り立ってるんだぜ?」

ニヤリ、と悪い笑みを浮かべる龍也。

「ちょっと待て!それ普通俺のセリフだから!お前俺のセリフ奪うの好きだな!…あ、ちょ、待って待って!引きするんじゃあない!くっそ、てめえら覚えとけよーー!!」

 

その日、一人の少年の悲痛な叫び声が海鳴の町に響いたとか響いてないとか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

本来の『原作』通りなら負傷したアルフがアリサの屋敷で看病されたり、そこでなのはと会って協力体制取ったり、フェイトとなのはが臨海公園でまた決戦したり、時の庭園でプレシアと決戦したりしたのだろう。

 

だが残念、ここは既にギャグマンガ時空に突入している。

 

正座している俺こと、極 風太の前にいるのは何故か恐怖しか感じない笑顔を浮かべた緑の髪のふつくしい女性、『アースラ』の艦長であるリンディ・ハラオウンだ。

 

俺の隣で同じく正座している黒髪の女性は、プレシア・テスタロッサ。

その目の前には頬っぺたをぷくっと膨らませていかにも「私、怒ってます」な雰囲気を出す、フェイトにそっくりな女の子、そしてプレシアの大切な娘ーー、アリシア・テスタロッサである。

なんでもフェイトはこの子のクローンなんだとか。

 

何年か前、「ヒュドラなんとか」と言う事故で亡くなったのだが、優也の『なおす程度の能力』で蘇生させたらしい。いや、実際には仮死状態で、それを『なおした』だけらしいのだが、詳しい話は当事者じゃない俺には分かりません。

 

ついでに、プレシアさんは不治の病だったらしいのだが、それも優也の活躍で治ったらしい。優也の能力便利スギィ!今まで出番無かった分ここで巻き返している感が半端ないです。

 

「それで?風太君だったかしら?」

「はい、なんでしょう。」

「君はなんであんな事をしたのかしら?」

「あんな事、とは?…まさか、なのはちゃんと優也君のツーショットを盗撮した事がバレた…!?」

「「ちょ、風太君!?」」

「嘘だから落ち着こうか。」

全く、せっかちなんだから。おっと、リンディさんが怖いからそろそろ真面目に話そう。ちなみに盗撮したのは本当です。

「えーと、そうですね。僕がクロノ君?をいきなり攻撃した件についてでしたっけ?」

「ええ、何故あんな事を?」

「いきなり現れて「話を聞かせろ」なんて言われたら敵かと思っちゃうじゃないですか。だから、つい攻撃しちゃったんですよ。」

嘘はツイテナイ。ホントダヨー。

「…分かりました、そう言う事にしておきます。」

「か、母さ…艦長。いいのですか?」

ん?母さん?

「クロノ君はリンディさんと親子なのか?」

「ええ、そうね〜。自慢の可愛い息子よ!」

「かわ…」

クロノ君が若干嬉しくなさそうな顔してるんだけどそれは?

「あら、私のアリシアとフェイトの方が圧倒的に可愛いわ!」

プレシアさんが乱入。この人フェイトに虐待じみた事してたんだよね?…俺の目にはただの親バカしか写ってない。今思ったけど、この髪黒いのに娘の二人は思いっきり金髪…、お父さんが金髪だったのかな。

何はともあれ、このままではリンディさんとプレシアさんの子供自慢が始まってしまうので救援信号を送る。

「親バカが2人、対処しきれません!龍也隊長ヘルプミー!」

と龍也の方に顔を向けると、

「沈め。」

「まさかの死刑宣告まじありがとうございます。ただし君も道連れだ!」

「ふ、この状況でお前に出来る事なんてたかがしれて…」

「知ってるか皆。こいつ、フェイトちゃんの事好きなんだぜ☆」

「え?///」

フェイトは顔を赤らめ、

「てめぇえええ!!///」

龍也は俺に殴りかかろうとするが優也とクロノに抑えられる。

「私の娘に手を出そうなんていい度胸してるじゃない…」

プレシアさんの手からバチバチと電気が走る。

よし、これで龍也も終わり…

「お母さん!龍也さんは今までフェイトを助けてくれてた恩人さんなんだよ!まだちゃんと「ありがとう」も言ってないでしょ!何しようとしてるの!」

「!?」

そこでアリシアちゃんのフォローが入る。龍也が驚愕の表情を浮かべているであろう俺の方を見て余裕の笑みを浮かべる。この野郎…!まあ、フェイトちゃんの事が好きって事を皆に公開してやったからもう十分なんだけどね!(ゲス顔)

「で、でもアリシア」

「でももだってもなーい!」

「はい…」

あ、プレシアさんが沈んだ。

というか、アリシアちゃんはフェイトちゃんと違って随分子供っぽ…明るいなぁ。アリシアちゃんの方が姉、なんだよね?…まあ、いいか。

「龍也さん、私の妹を守ってくれてありがとうございます!」

「お、おう。」

恥ずかしいのかソッポを向いて頰をかく龍也。ちっ、イケメンが…。

お?アリシアちゃんがこっちに来る。

「えっと、風太さん…ですよね。」

「うん、そだよー。」

「仮死状態?の間もお母さんやフェイトの事、貴方達の事を見てました。

風太さんもなんだかんだ言ってフェイトの事を助けてくれてありがとうございます!」

「いえいえ、龍也に頼まれたからやっただけっすよー。そう、龍也に。」

「龍也に頼まれた」という事を強調しつつ、いつも通りのへらへらした薄っぺらい笑顔で話す。うん、他人と話す時はこっちの方がしっくりくるね。

…というか素の状態でこんな可愛い女の子と話すものなら前世譲りのコミュ障が発動するから、必然的にこっちの口調になるんだよなー。

 

これもきっと心のエンジンが転生してから止まってるからだね。え?違う?…悲しい事言うなよ。(泣)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「え?それマジ?」

俺こと極 風太の声が昼休みの屋上に響く。

テスタロッサ家の3人が『アースラ』に軟禁(という名の保護)され、しばらく裁判で(3人を無実をする為)の準備に色々やってる時の話。

 

なんでも、公園での決戦が消滅したから「約束された星の破壊(スターライトブレイカー)」は存在が消えたと思っていたら、流石なのはさん。

優也とかレイジングハートとかのアドバイスで収束魔法なるモノを作ったそうだ。…いや、それ間違いなく「SLB」ですよね。

何やってんの優也。え?俺には止められなかった。すまない?…うん、なんかごめん、謝るから泣くなよ。ほら唐揚げやるから、な?

 

そんなこんなで『管理局の白い悪魔回避ルート』は潰えた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

金の無駄使い、そう言われても仕方ない程にふんだんに金箔を使われた一面金色(だがそこまで眩しくない)の部屋の中心に置かれた、普通のベットより一回りも二回りも大きいベットの上で、いつものスマホもどきを使って風太は通話していた。

 

「いやー、ラスボスのつもりだったのに、まさかの踏み台END…。人がせっかく真面目にやろうと思ってたらコレだよ。あいつら酷くね?あんたもそう思うだろ、神様〜。」

【わしもあのどんでん返しには思わずひっくり返ったわい。更に仕事中だったからのぉ…、部下に転生者(お前達)の事を覗き見してたのがバレてこっぴどく叱られてしまった。】

白い悪魔降臨事件の放課後。俺は部屋の中で久々に神と連絡していた。

 

「いや、それは自業自得だろ…。それにあんたなら叱られても特に反省とかしないんだろ?」

【いやいや、アマテラスちゃんに叱られるのは結構心にくるぞ?想像してみよ、ぱっと見小学生ぐらいの女の子が涙目で叱ってくるんじゃぞ。

しかも途中から説教から脱線して『そんな事ばっかりしてると全界神様の立場が危ないんですよ…!』とこちらの心配をしてくる…。ほんともぉ心が痛い。】

「じゃあサボるの止めろよ。」

【それは嫌じゃ。】

この即答である。

「まあ、確かにそれは心にくる。あんたも大変だな。…って待てよ、その『アマテラスちゃん』って、あの天照大神(・・・・)の事か?」

【ん?そうじゃが?】

平然と答える神様。

「なぁ神様、あんた一体何者?いや、『全界神』だっけか。」

【…まあ、それなりに凄い神様と覚えておけばよい。】

「【…】」

無言、ただただ無言。

そしてー。

 

「日本神話の三大神の内の一人を部下にしてる奴がそれなり(・・・・)なわけねぇだろ!!!(Z会)」

風太のツッコミが炸裂。部屋に防音対策がされてなければ外に声が漏れていただろう声量である。

【ええい!この話はここまでじゃ!あまり天界の話に首を突っ込むでない!】

だがそこはやはり神様。仕事はサボる癖に必要以上に天界の話をしないところ、そういう規定でもあるのだろう。

「ちっ」

しかし、対するは風太。それを理解した上で舌打ちする。

【舌打ちするでない!それ以上知りたかったら儂の『天使』にでもなるんじゃな!…あ】

ここで神様、地雷を踏んだ。

「ほう、『天使』?それちょっと詳しく。」

神様、見事に敗北してしまった。…何に?知らんがな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

曰く、『天使』とは。

 

転生者の上位互換のような役職である。

輪廻転成の輪から完全に離れ、何度死んだとしても神の加護によって何度でも復活するする事が出来るようになる。

 

なり方は簡単。神に「私、天使になりたいでーす。」と言い、神がそれに対してOKサインを出す。それだけ。

 

『天使』になれば、先も述べたように『不滅』の存在へとなれる。更に、転生者だった時の特典を受け継ぐどころか、更に増やしたり、別の物に更新したりできるのだ。

 

だが、いい事ばかりではない。美味しい話には裏があるのは最早当然である。

…この『天使』というのは、Fateで言うところの『守護者』とほぼ同じような存在で、異なる点があるとすれば…『掃除』する対象が普通の人間ではなく、転生者である事だろう。

 

風太が今いる『リリカルなのはの世界』には世界を破壊、あるいは消滅させる程力を持った転生者は『極 風太』だけであり、かつ風太にその気は全く無い。

 

しかし、偶に『世界を脅かす力』を持ち、そのために行動する転生者もいる。

 

そんな彼らを『掃除』するのが『天使』の仕事、という訳だ。

故に『天使』は、神の依頼に応じて様々な世界を転々とする。

 

#注意#

 

・依頼が無い時は神の書類の整理を手伝ってもらいます。

 

・恋人を行った世界でGET!!しても構いませんが、あまり会えない可能性が高いです。(例外:恋人と一緒に『天使』をなる、恋人にも神の書類整理の手伝いをしてもらう、恋人に天界に住んでもらう、自分の活動拠点を天界ではなく恋人の居る世界にする、これらの場合は大分恋人との時間が取れます。)

 

「…1つ目の注意作ったの誰だよ。」

【儂じゃ!】

「…サボりたい願望がありありと見えるな。」

【サボれるなら何だって利用しといた方が良いからの。これで『天使』については分かったかの?用事がないならもう切るぞ。】

「おう、じゃな神様。」

 

ピッ、バタッ。

 

通話を切り、ベットに倒れ込む。学校からの課題は終わらせたので後は飯を食って寝るだけで今日という日は終了である。

 

ボーッとしていると、スマホもどきにメールが届く。

龍也からのメッセージ、「無題」と称されたそれには簡潔に用件だけが書かれていた。

 

「"半年後、十二月から二期開始"ねぇ?」

龍也から教えられた新たな原作知識。

 

…約半年後、十二月の始めからクリスマスまで。それがアニメの二期…A's編と呼ばれる舞台の開催期間。

 

その舞台で起こる出来事が、風太にとって忌むべきモノとなるのは…まだ、先の話。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

無印編〜後日談〜
第25話:踏み台の仕事(半分以上私欲) 前半


タイトル通り前後半で分けます。
おそらく後半は明日投稿になるかと。
まだまだギャグは終わらないぜー?


ギャグ的にイイハナシ()で終わった無印編。

その後公園でフェイトとなのはが再開の約束と同時に互いのリボンを交換したりと感動的な出来事があったが、相変わらず風太は仲間ハズレにされ、その事で少なからず悩んでいた。

「むむむ…踏み台にされてから皆が塩対応すぎる。管理局にチョッカイでも出せばよくある2次創作みたいに『なんだあの力は!ロストロギアか!なら我々が管理しなければ!』みたいな感じで攻めてくるかと思えば、リンディさんのご厚意によってそれも無くなったし…。」

 

リンディ・ハラオウンが『極 風太が仮面ライダーに変身した事実』をもみ消し、『ただの現地の魔道士』として処理してくれたため、管理局からの圧力等はなし。

確かに嬉しいが、これはこれで暇になった風太だ。

 

「人がせっかくシリアスに足を突っ込んだと言うのに、それを簡単にぶっ壊された。…なんか前にも同じような事があった気がするよ。」

ある休日。何処ぞの問題児のように河川敷の手前の土手に寝転び、悪態をつきつつ、暇のバーゲンセールを行っている風太。

かれこれ何時間もここに居るが、お昼時になった今でも、残念ながら不規則な軌跡を描いてこちらに向かってくる手紙は来ない。当然である。

 

「飯でも食べに行くか…」

ため息気味にそう呟いて立ち上がり、スマホもどきを取り出し、近くに良いレストラン等が無いか調べる。

「…パスタ専門店『フナシス』。一番人気は濃厚ソースが麺とかなりマッチしたカルボナーラ、ほほう?」

パスタの中ではカルボナーラが一番好きな風太が、行かない筈がなかった。

 

☆☆☆☆☆

 

『フナシス』に着いた風太。しかし、目の前に置かれた美味しいカルボナーラとは対照に彼は頭を抱えていた。ーー顔はこれ以上無いほどニヤケていた。

「(マジかよ、最高のシチュだな。これは)」

盗撮スキルを駆使し、誰にも見られない様にとある二人組を盗撮する。

その二人とは、我らがオリ主『光 優也』と『高町 なのは』である。

周りに守護者(アレは保護者の域を超えてる)がいるような気配も無し。所謂、二人きり。つまり…

 

「デートか、感動的だな。だが(盗撮スキルの前では)無意味だ。」

ニーサンの真似をしつつ、ビデオを録り続ける。もちろん向こうから気づかれる事は無い。そんなヘマはやらかさないのがこの小説の主人公である。

 

二人の会話は成立しているし、途切れたりはしてない様だが、いつも通りと言う訳でもない。

両者共に少なからず緊張しているのだろう、行動の1つ1つがどこかぎこちない。

それを「初々しいなぁ。」と和むのか、「リア充死すべし」と血涙を流すのか、見る人によって変わるだろう。

 

ちなみに、風太は「よし、動画をネタに揶揄うか(ゲス顔)」である。

決して、シリアスにキメたのに踏み台にされた事を根に持ってる訳ではない。

 

カルボナーラはとても美味しかったです。代金は580円だった。

 

☆☆☆☆☆

 

その後、尾行&盗撮(略してビコト)をしていると噂の二人はいつぞやの公園に着いた。

 

「ねぇ優也君、覚えてる?初めて会った日の事。」

「…ああ、覚えてるよ。確かそこのブランコでなのはが泣い「そ、それはいいの!」…。」

速攻でツッコミを入れられ、苦笑する優也。

中々いい雰囲気である。

「初めて会った時の思い出話」なんて中々どうしてテンプレ通りな事を…と、内心呆れつつ、この後キスシーン入るかなー?とニヤニヤしている自分もいる事に気づく風太。

その直後に「スピードワゴンはクールに去るぜ」と帰ろうとする自分が全くいない事に気付き、一人で少し笑っていた。

 

そんなこんなでキスシーンに入りそうな時、この公園に入ろうとしているチンピラが三人ほどいる事に気が付いた。

幸いな事に自分達の世界に入っている二人は気付いていないが、時間の問題だろう。

 

このままではいけない。しかし、今この場所を離れてしまえばキスシーンを盗撮出来ない。盗撮は自分で撮ってなんぼ。隠しカメラなんて三流のする事である。

 

ではどうするか。

…1つ、風太の特典の説明をしよう。

他の転生者達に、風太が望んだ特典の中で一番強力な特典は?と聞けば、満場一致で「仮面ライダーの特典」と答えるだろう。

その「仮面ライダー」の特典、忘れられてるかもしれないが変身しなくてもその能力を使う事が出来る。

 

つまりーー、

《クロックアップ》

そんな電子音声が風太の頭に流れるとともに、風太の見ている世界は変わった。

 

「え?ここどこ?」

チンピラの一人は、気が付いたら見覚えのない廃ビルの屋上に居た。

「え?…ひっ」

「よおあんちゃん、いきなり現れたが…新手の手品師か?」

また別の一人は、裏路地で怖いお兄さん達に囲まれていた。

「「「「「…」」」」」

「…」

リーダー格の金髪の男は、何故かコミケ行きのバスの中に入っており、周りのオタク達から「何だこいつ」と言う無言の圧力をかけられ、肩身の狭い思いをしていた。

 

「…ふぅ、えげつないけどコレもあの二人の為。チンピラ三人は犠牲になったんだ。なんだっけ?軍事目的の為のいたしかたない犠牲って奴だね。」

ここに龍也がいれば「はいはいコラテラルコラテラル」と呆れた目線を向けるのだろうが、残念ながらここにはいない。

 

「僕の、勝ちだ…!」

新世界の王の様なキチッた声で二人のデートシーンを盗撮する風太。

犯罪だと分かっているだろうか。いや、きっと「バレなければ犯罪じゃないんですよ。」とか言うのだろう、これが風太クオリティ。

 

そろそろキスシーンに入るが、そうは問屋が卸さない。

前世からずっとコミュ障ぼっち、非リア、DTの3コンボを持つ風太はそれを当然のように阻止します。

 

「へいへいへーい!見せつけてくれるじゃあないっすかー!」

「「!?」」

「あっれー?もしかして僕邪魔だったかなー?今からキスシーンだった感じぃ?ゴールイン的なぁ?」

どこのウザったいホストだお前は、とツッコミどころかグーパンが来そうなレベルの口調で一方的に話す風太。

これも風太クオリティ、リア充なんぞ爆発すればよいのです。(作者、心からの言葉)

 

その後、二人を弄りに弄った風太はそそくさと帰りました。

 

☆☆☆☆☆

 

午後三時、まだまだ暇な風太は図書館を訪れた。

「いやー、思った以上に二人の反応が面白かったんだよねー。」

「相変わらず性格悪いなぁ、自分。」

そう言って苦笑を浮かべているのは八神はやて。紅夜の想い人である。

「…」

風太とはやてが仲良く話してるのを微妙な表情で見ている紅夜。

この紅夜が、風太の次の被害者になるのは時間の問題であった。

 

 




とりあえずここまで。
後半は紅夜君の弄り、そしてA's編の伏線ってとこですかね。

ご視聴ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第26話:踏み台の仕事(半分以上私欲) 後半

2000字、思った以上に好評でビックリ。
お気に入り登録もだんだん増えてきて自分の蕁麻疹とかどうでも良く感じる。…すいません嘘です、蕁麻疹超ウザいっす。
では、本編どうぞ。


「おやおや?何やら心底つまらなそうな顔をしてるねぇ、紅夜君。」

ニヤニヤしながら放った風太のその言葉が「紅夜弄り開始の合図」であることに車椅子に乗った女の子ーー、八神はやては直ぐに気づく。

 

紅夜とはやて。この二人だけなら色々な本について「あれはどうだった。」「これはこうだった。」と小学生らしからぬ談議が始まるのだが、そこに極 風太をぶち込んでみるとあら不思議。

ただただ紅夜が弄られる空間ができます。

 

今回も例に漏れずそんな空間が出来上がろうとしている。

…が、いい加減弄られるのも嫌なので紅夜も反撃しようとします。

「べ、別にそんな顔してねぇし。」

しかし、上手くいきません。だってセリフが思いっきりツンデレだから。ファイズの草加くんの様なツンデレ(白目)ならどうにか出来ただろうが、紅夜君はただのツンデレ。

そんなんでは風太とはやての弄りから逃れる事は出来ない。

「なんやなんや?私たちに構ってもらえへんで寂しいん?」

「全く、紅夜君はお子ちゃまだなぁ。」

「「あっはっはっは。」」

「やめろ!」

「「「「「しーっ」」」」

「あ、すいません…」

はやてと風太の弄りに思わず声を上げるも、周りの方々からの注意を受け直ぐに小さくなる紅夜。

それを見て声が出ないよう小さく笑う二人。

この時、風太が「ああ、青春してるなぁ。」なんて少々ジジくさい事を考えているのは彼が前世でぼっちだったからだろうか。

 

その後しばらく各自で本を読み、全員が読み終わった辺りで紅夜がはやての分まで本を片付けに行く。

その際、風太が目で「僕のも持ってって」と訴えたが、「自分で持ってけ」と同じく目で返されたので仕方なく自分で棚に片付けていた。

 

初めてこの三人が集まった時、はやては「自分が読んだ本くらい自分で片付ける」と言っていたのだが、紅夜が「危ないから俺がやる」と男を見せたのだ。

その後風太に当然の様に弄られたのは余談。

 

☆☆☆☆☆

 

帰り道、はやてが乗った車椅子を押す紅夜が会話を始めた。

「そういや、はやての誕生日っていつなんだ?」

「え?あ、えーと…」

「遠慮しなくていいよ、紅夜君ははやてちゃんの為なら幾らでも貢ぐから。」

「流石にそこまでしねぇよ。」

「ダウト」

「…。」

紅夜の発言に速攻でダウトする風太。目を逸らした辺り本当に幾らでも貢ぎそうで恐ろしい限りである。

「で?結局いつなんだい?」

「…今日。」

「「うわお」」

これは驚き。まさかの今日である。

「今日か、僕の家で盛大にパーティでもする?」

そう言ったのは風太。アリサ、すずかに負けない財力を持つ極家でやるなら文字通り『盛大な』パーティになるだろう。

「…ええの?」

遠慮気味に聞いてくるはやて。

「ふむ…」

風太はシミュレーションしてみた。

まずは自分の家で友達(はやて)のパーティをする、と言った時の親の反応。

「何?風太の友達のパーティをしたい?もちろんOKだよ!お父さんに任せなさい!最高のパーティにするから!」

と言っておそらく世界の星付きレストランのシェフが何十人も呼ばれるだろう。こんな夕方に日本に集められ、パーティ開始までに料理を作らされる。ある意味ブラック企業である。

母の方?言うまでもなく同じような感じになる。というかパレードとか開かれる。割とマジで。

 

「…もし来るならはやてだけの為の最高のパーティを開ける。」

嘘はついてない、本当の事を言ってないだけだ。

「はは、なんやそれ。」

と笑ってるはやては知らない。風太の家がいかに規格外かを。

そこで阻止しようと紅夜が携帯のある画像をはやてに見せた。

 

「ちなみに、こいつの家はコレな。」

写っているのは豪邸。おそらく前に遊びた来た時に撮ったのだろう。

別の画像にはずらりと、かつ綺麗に一列に並んだ数十人のメイド達と執事達。

他にも、綺麗に手入れされた広大な庭や芸術作品とも言える噴水。

そこまで見てはやては、

「やっぱええ。」

と首と両手を横に振っていた。

「なんや風太君。自分の家金持ちかいな。」

「うん、相当でかい会社の息子だぜ!」

ドヤ顔の風太が答えるとはやては少し意地悪な顔になり、

「ほえ〜、ほな大人になってから私が金銭関係で困ってたら助け…」

「あ、僕会社継がないから大人になったら無一文ダヨ!」

「ズコォ!」

風太のセリフに直ぐづっこけた。芸人の鏡である。

「ええ〜、じゃあ風太君は兄とか姉とか」

「いや、いない。僕一人っ子。」

「じゃあ何で継がないんだよ、って前に聞いたらこいつ『面白くないから』って答えたのを俺はしっかり覚えてる。」

「ああ、そういや聞かれたね。いつ頃の話だったかな〜。小学生の時?」

「いや、今もぴちぴちの小学生だろ。」

「ぴちぴちとか最早死語。よくそんな言葉を使えたねw」

「わざとだ。というか、死語って言葉も大概じゃね?」

「かもね。」

こんな下らない風太と紅夜の会話ではやては幸せそうに笑う。

「ふふっ」

「…///」

その笑顔を見て紅夜は顔を赤くする。

本当、随分変わったもんだなぁ。と口にはしないが内心違和感感じまくりの風太がそこには居た。

「ま、とりあえずはやての家でパーティでいいかな?」

「「いいともー!」」

「別に狙って無かったのに返ってきたからびっくりだよ。」

楽しそうに笑う二人の姿を視界に収めつつ、風太は、少なからず『幸せ』を感じていた。

 

【…極 風太の感情に『幸せ』を感知しました。第ニ段階(セカンドフェイズ)、極 風太の『心』の完全修復を確認。異常が無いかチェックします。…オールグリーン。最終段階(ラストフェイズ)に移行。記憶の修復を開始します。現在、修復率0.1%】

 

どこかで、そんな声が響いていた。

 

☆☆☆☆☆

 

一方、はやての家のとある一室。

鍵付きの鎖で縛られた本が一瞬だけ、怪しく紫色に輝く。

物語の最終局面は、始まろうとしていた。

 

 




最後に随分厨二チックな展開になりました。
苦手な方はすいません。

今話からギャクの割合が減るので(量が減るとは言ってない)「え?水色の書くシリアス?無理無理無理w」って方は気をつけましょう。
では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

A's編
第27話:始まりの出会い。


すいません、昨日のうちに投稿するつもりが……
FGOでジャンヌさんが来てくれた事で、デルタに変身したかの様にhighになってしまいそのまま忘れていました。(自慢)

読者の皆様、殴りたきゃ殴れ……好きなだけ殴れ!(海堂)


……容赦なくクリティカルデッドされる未来が見えた気がするが、きっと気のせいだな(遠い目)

お詫びと言っては何ですが明日までに「デューク」の新話出します。

では、本編どうぞ!


金の部屋、そう呼ぶに相応しい極 風太の自室。

その部屋で一人の少年ーー極 風太は、最近の騒動で観れていなかった神からの贈り物のDVD、『仮面ライダーエグゼイド』を見ていた。

 

「社長、結局ゲームオーバーになったのか。最後までセリフが悪役だなぁ…」

思わず苦笑。

そして、彼が「社長」と呼ぶ者が変身している「仮面ライダーゲンム」に最近変身した事を思い出し、ゲンムレベル10の事を考える。

 

(『デンジャラスゾンビガシャット』…、あるにはあるけどまだ使えない。恐らく死のデータだけでなく、自身の死のデータをガシャットに取り込ませる事も起動条件の1つなんだろう。うわぁ、めんどくさ。)

 

内心愚痴りつつ、「八神はやて誕生日パーティ」に持っていくクラッカーやお菓子を用意する。飾り等は紅夜持ち。風太の両親が案の定「今からアメリカからひとっ飛びさせるよ!」と、思わず「誰を?いや、分かるからいいや」と返してしまう事を言い出したので、全力で止めた。アメリカのシェフに謝って下さい。

 

「なにはともかく、無事に誕生日を祝う事が出来そうだ。」

呟きながら、風太は安堵した。

 

……これがフラグになるなんてこの時の風太は一切気づかなかった。

 

☆☆☆☆☆

 

「ほんまに、ほんまにありがとうな…!」

泣きながら感謝の言葉を言う女の子は八神はやて。

とても嬉しそうだ、頑張った甲斐がある。と風太と紅夜も自然と笑みを浮かべる。

しかし、この誕生日会。少しばかり可笑しな点がある。

 

感謝の言葉を受け、風太はーー、

「……それで、その三人(と一匹)は誰?」

何のためらいもなく核心を突いた。紅夜が何やら慌てている様な気がするがこの際、無視する。いや、いつもの通り無視する、の方が正しいが。

 

「……し、親戚」

冷や汗だらだらなはやて。大抵の人なら「何か深い事情があるのだろう」と深くは突っ込まないだろう。しかし、こいつは極 風太。「むしろ突っ込まなきゃ」とバカみたいな使命感が働くクズな人種。

厄介さだけならどこぞのベルトな蛮野さんとどっこいどっこいである。

「いやいや、親戚とかいないって自分で言ってた……」

「風太、どうどう」

「え?ちょ」

紅夜に一旦部屋から連れ出される風太。

 

「風太、あの三人ははやての親戚なんだよ。それで納得してくれ、頼む。」

紅夜に頭を下げられ、仕方ないとばかりにため息を吐く。

「……分かったよ。」

肩をすくめて風太はそう答える。

 

部屋に戻ると、はやてを含めた四人が談笑していた。(一匹は寝ていた。)

こちらに気づいたのか、赤い髪の小さい子が睨みつけてくる。

他の二人も睨みつけてはいないが、何やら警戒していたり、心配そうにしていたりである。

 

席に着き、お茶を飲み。一息ついて風太は……

 

「で、君たち一体何者?」

再度質問。

「風太ァ!」

紅夜が叫ぶ。

「紅夜、うるさい。」

「アッハイさーせん。……じゃねーよ!さっき親戚で納得するって言っただろーが!」

つい、いつもの習慣で謝る紅夜。かっこ悪いねぇ(草加)

「納得しろと言われただけで質問するなとは言われてない(キリッ」

「こんな時だけ無駄に頭が回るなお前!」

「愉悦の予感がする、ならば突っ込まずにいられないのがこの僕ーー、極 風太なのサ!」

「こんのゴミクズ……!」

 

例の四人が目の前のコントの様な喧嘩にキョトンとしている中、

「あっはははははは!」

笑い声が響いた。もちろんそれははやての笑い声である。

「はーっ、はーっ、二人揃うとほんまおもろいな!」

「あ、あの主」

そこでピンク色の髪を持つ女性がはやてに声をかける。

「ん?なんや?」

「こ、この風太という少年は?」

「紅夜と同じで私の友達や!」

自信満々に答えるはやて。

(さっきも同じように「私の親戚やで!」とか答えていれば俺も信じたのに)

そう思っている風太は少し嘘を吐かれた事に寂しさを感じていた。

(嘘を吐くのは俺の専売特許だっていうのに……全く)

訂正、そうでもないみたいだ。

 

そんなはやてを見て風太は、質問を変えた。

「取り敢えず、その三人と一匹ははやての家族なんだな?」

「もちろん!」

同じように自信満々に頷くはやてだが、そう言われた四人はどこか嬉しい様な、これでいいのだろうか、みたいな複雑な顔を浮かべている。

 

☆☆☆☆☆

 

取り敢えず落ち着く事になり、自己紹介が始まった。

「私はシグナム。主の御友人だそうだが、本当だろうな?」

ピンク色の髪の女性ーーシグナムが主に風太を見ながら問いかけて来る。なんでも、紅夜は昨日はやての家に泊まったらしく、その時に会ったらしい。

「本当だよ〜」

「……」

手をひらひら振りながらそう答える風太。その飄々とした態度に目を細めるシグナムだが、やがて諦める様にため息を吐いた。

 

「……ヴィータだ」

不機嫌そうな顔をした赤い髪に赤いベレー帽の様な物を被っている四人の中で一際小さい子がヴィータというそうだ。

その子に対して風太は、

「ヴィータちゃんね、あっこれハーゲンダッ○っていう一個数百円する奴なんだけど……食べる?」

「食べる!!」

物で釣った。釣られる方も釣られる方だが。先程まであんなに不機嫌だったのが嘘のように目を輝かせている。数百円と言っているが実際は一個千円のガチ本場のハーゲン○ッツである。

「!、何これ美味い!お前いい奴だな!」

「僕は胡散臭いだけで本当はいい奴なんだ」

「おい、俺をダイテンガンで殴って吹っ飛ばした奴が何言ってやがる」

「「「「「え?」」」」」

何やら抗議されたが、まるで聞こえていない風太。他の五人は何やら驚いている。

「風太君、そんな事したんか?(というかダイテンガンって何?)」

「!」

どこか寂しそうな顔をしたはやてを見て風太は、

「……ごめんよ紅夜。あの時はあんな事して、もうしないからこれからもずっと友達で居てくれるか?」

と、本当に申し訳なさそうな泣きそうな顔でそう言った。

これを正面から見た、いや見せられた紅夜は当然断れるはずもなく。

「お、おう。なんか、悪いな。き、気にするなよ。それにほら!あの時、元はと言えば俺が先に喧嘩吹っ掛けた訳だし」

「ほんとだよな、全面的にお前が悪い」

「あるぇ!?」

酷い手のひら返しを受けた。

 

『……ぷっ、あっはっはっは!!』

 

取り敢えず皆でワイワイ楽しみました。

あと、金髪巨にゅ……ゲフンゲフン!麗しいお姉さんはシャマルさん、やたらでかい犬(?)はザフィーラと言うらしい。

 

「ねぇ、僕が言うのもなんだけどはやてのネーミングセンス……」

「!、わ、私がザフィーラって名前を付けた訳じゃ」

「じゃあ誰が付けたのさ?」

「……し、シグナムや」

「あ、主!?」

(あ、これシグナムさん弄ったら面白い人だわ)

シグナムは風太のおもちゃに認定された。

 

☆☆☆☆☆

 

「で、何の様だい?」

夜。はやての家に泊まる事が決まり、寝た後。

はやて以外の全員が先ほどまで賑やかだったリビングに集まり、シリアスな雰囲気を醸し出していた。

 

唯一、風太だけが余裕そうにクスクス笑っているが。

 

「……紅夜には昨日のうちに色々聞いておいた。だから」

「次は僕の事を知りたい、と?」

コクリ、と四人が頷く。

 

「ふむ、簡単に言うなら……この地球で最強の魔道士、かな?(深夜&パーティによるハイテンションイキリスト)」

ぶわっ!!!!

『!?』

笑みを保ったまま全魔力を開放し、極 風太はそう答えた。

 

『……修復率、9%』

 




毎週金曜日はファイズ、日曜日はエグゼイド……

一週間に2度も仮面ライダーを観れるってほんと幸せですね。
今は高校が春休みな事もあってリリなのA'sのアニメを見まくってます。あと小説書いてます。もしくは読んでます。

次はプリズマイリヤか、それともけものフレンズか……。
ああ、でもこのすばも見なきゃ。

時間が足りねぇぜ!!!

では明日か今日にもう一度会いましょう!水色でした!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第28話:模擬戦?ノーサンキュー…ではなくむしろウェルカム

はいどーも水色(^ω^)デス。

この「とある転生者の物語」のお気に入り登録者数が遂に200人となりました!皆様本当にありがとうございます!

後書きでまた会いましょう!では!


「この地球で、最強…だと?」

ベルカの騎士が一人、シグナムは極 風太の言ったセリフをオウム返しに呟く。

「そうですとも!」

「……いや、流石に無いだろ。お前が最強とか。なぁ紅夜?」

たった1日出会った日が違うだけでこの信頼度の差、ヴィータの何気無い言葉に風太は内心泣きそうである。魔力放出までしてもコレだよ。

 

「……いや、間違いなくこいつがこの地球では最強だ」

「そ、そんなに強いのか?」

「……この地球には俺を含めて三人、馬鹿強いのが居る。あり得ない事だけど、もしその三人が結託してこいつ戦いを挑んでも、絶対勝てないぐらいには」

「もー、そこまで強くは無いよー?」

ニコニコ顔でそう告げる。あまりにも胡散臭い笑顔だが、この胡散臭さが信憑性を上げている。

「実際、俺以外の二人と、その二人程では無いが強い二人の魔道士の四人と使い魔の一匹がこいつと戦ったが、こいつにかすり傷1つ付けれなかった」

ここで、紅夜は温泉の時の話を出す。

「ああ、あの時のか〜。懐かしいねぇ」

「…」

シグナムがやはり信じられない物を見るようにこちらを見ていた。

「ふむ、ここで何を言っても意味は無いかな?じゃあこうしよう!

シグナムさん、貴方この三人と一匹の中で一番強いんでしょ?じゃあさ、僕と戦おうよ。それならお互いの実力も分かる。これでwin-winだね」

「win-win?それが何かは知らないが、その考えには賛成だ」

「よし、それじゃあ明日にでも模擬戦しますか。と言う訳で今日はもう寝ましょう!おやすみー!」

割り振られた部屋にそそくさと帰って行き、布団にくるまる。

3秒後には寝た、のび君かな?

 

☆☆☆☆☆

 

「……嵐の様な男だな」

「それには心底同意するよ」

シグナムの呟きに苦笑いと共に反応する紅夜。

風太に関わる人間は必ず苦笑いする。最早毎度恒例の事なので飽きてきた。

「にしても、あのハーゲンダッ○っての美味かったなぁ…数百円なら頑張ってはやてのお手伝いすれば……」

「ああ、言い忘れてたけどあれ風太がプロのアイス職人に作らせた、一個数千円のアイスなんだよ」

「え」

「言っとくが嘘じゃないぞ。あいつの家馬鹿みたいに金持ちだからな。それぐらい片手間にやってみせる。今回の誕生日パーティに海外の五つ星レストランのシェフを数人呼ぶつもりだったからな」

もしその場に風太が居たなら「それ僕じゃねぇ」と反論しただろうが、残念ながらもう彼は深い眠りについている。

最も、反論した所でアイスを職人に作らせた彼も彼の両親も大差ないと思われるだけだろうが。

 

「とにかく、シグナム」

「……なんだ」

「明日、頑張れよ」

「ふっ、言われるまでもない」

そう不敵に笑うシグナム。

 

何度もしつこいかもしれないが、もし風太がこの場にいたなら、「やだ、シグナムさんったらイケメン…!」とギャグに走っていた事は間違いないだろう。

 

☆☆☆☆☆

 

海鳴市の大通りの交差点。

その中心で向かい合う二人、風太とシグナムが居た。

シグナムはバリアジャケットを着ており、その手には愛機である『レヴァンティン』が握られている。

 

しかし、それを見て通報したりする人間はいない。

 

何故ならーー、

 

「いや〜魔法って凄いね。こんな事も出来るなんて」

「こんな事…?『封鎖領域』の事か?これぐらいなら覚えれば誰にでも出来るぞ」

「そうなんだ、覚えとこ」

 

そう、そもそも通報する人間そのものがいないのである。

このヴィータが作った半径0.5kmの結界内において、この結界の対象者は空間ごと切り取られ、それ以外のモノは結界の中に入れないのである。

 

この『封鎖領域』なるものが優也達が普段使っている魔法ーー、ミッドチルダ式の魔法とは別の系統のベルカ式と呼ばれる魔法である事、A's編の第1話で出て来た事など、風太(原作知らない奴)が知るはずもない。

 

「それで、お前の準備はそれで終わっているのか?」

「ん?…ああ、ごめんごめん。まだ終わってない」

ついシグナムさんに見惚れてた、なんて軽口を続け、準備を開始する。

シグナムも軽口の相手をする事なく、準備運動として剣を軽く振る。

 

……軽く振っているのにその度にヒュンッ、ヒュンッと空を切る音がしているのは気のせいだろう。

 

対する風太は、既に能力を使い両手に変身アイテムを出現させている。

 

左手に持つのは『ゲーマドライバー』と呼ばれる蛍光色の黄色の土台に、ピンク色のドアの様な物が付いた特徴的なバックル。

 

右手に持つのは、青色の旧世代のゲームカセットの様な物。

 

「それじゃあ、始めますか!」

《タドルクエスト!》〜♪

 

カセットのような物、ガシャットのスイッチを押すと、ベルトを付けた風太の背後に『TADORU QUEST』という名のゲーム画面が現れた。

 

 

そして風太の前にはーー、

 

【Game Start 】という文字が浮かんでいた。




戦うと思った?残念、まだ変身前です。

こんな事してたらまたファイナルベント(ひき逃げ)とかされそうで恐ろしいですね。はは!膝が笑ってらぁ…(泣)

お気に入り200人、本当にありがとうございます。
歓喜(だけじゃないかもしれない)で震え上がっている水色(^ω^)です。

そろそら春休みも終了、という事で更新ペース落ちるかもしれませんが、気長に待って下さると幸いです。

また会いましょう、では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第29話:魔王、降臨

最後の方はなんとなく書いた。
なんかもう自分の頭が恋愛脳になってるせいですね、すいません。
ピクシブで「天ジャン」とか「エドぐだ」とか「エドナイ」とか調べたのが原因っす(・ω・)

まあ、本編どうぞ!


《ガッシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネイム?アイムア 仮面ライダー!》

 

ガシャットをベルトに挿入した途端、軽快な曲と共にキャラクターセレクトが現れ、風太は自身の左側にある『騎士のライダー』を左手で押して選択。

選んだパネルが体に当たり、眩い光を放つ。

その光が収まるとそこに風太の姿はなく四等身の騎士をモチーフとしたライダー……『仮面ライダーブレイブ クエストゲーマーレベル1』がいた。

 

「……これより、バグスター切除手術予行演習を開始する」

両手を胸のところまで挙げて風太はそう告げた。

 

……そんな四等身の風太を、シグナム以外が笑いかけたのを見て、

(…見た目がどうであれ、この『仮面ライダーエグゼイド』シリーズの仮面ライダーのスペックが馬鹿高いのを見せてくれる…!)

 

少なからず風太は怒りを感じたのだった。

 

☆☆☆☆☆

 

「はっ!」

「ふっ!」

「それっ!」

「甘い!」

ブレイブ レベル1は【ガシャコンソード】で、シグナムは【レヴァンティン】でお互いに斬り合っていた。

風太には『ありとあらゆる才能』がある。しかし、シグナムには長年の経験というものがある。

 

どちらに軍配が上がるかなど、

「どうした、世界最強の魔道士とはこの程度か!」

「うわっ!?あっぶね!」

容易に想像できる。

 

「……確かに強いのは認めてやろう。しかし、最強を名乗るにはまだ早いと思うがな」

「……」

この光景を見ている読者の皆様や紅夜の心の声を代弁するなら「やめろ!それはフラグだ!」とかその辺りだろう。

なぜなら、今のブレイブはまだ"レベル1"なのだから。

 

さて、ここで思い出して欲しい。風太は欲望至上主義者だ。しかし、それ以上に怠惰な人間である。

風太自身は覚えていないだろうが、前世では夏休み最終日まで宿題を貯めるような人間だ。どこぞの怠惰怠惰うるさいペテ☆コン野郎から「貴方、怠惰過ぎですねぇ」と絶対言われるぐらい怠惰である。

 

そんな人間が、ゲームとかで最強の武器を持っていたとしよう。なのに「使わない」などという縛りプレイをするだろうか。

否、そんなことするわけありません。つまり……

 

風太は普通のガシャットのおよそ二倍の大きさのダイヤルが付いたガシャットを取り出し、ダイヤルを回した。

 

「?、一体何を」

シグナムが疑問に思うが、はたから見ていた紅夜は「ああ、雰囲気で分かる。これあかん奴や」と遠い目をしている。

 

《タドルファンタジー》

《let's going king of fantasy! let's going king of fantasy!》

 

ラッパの音とともに待機音声が鳴り響く。

同時に風太の背後に現れたゲーム画面。そこから出てきた紫色の粒子を放出する鎧が風太の周りを飛び回る。

 

ゲーマドライバーには既に『タドルクエストガシャット』は無く、あとは待機音声を響かせている『ガシャットギアデュアルβ』をゲーマドライバーに挿し込むだけであった。

「術式レベル50」

 

《デュアルガシャット!》

《ガッチャーン!デュアルアップ!》

《タドル メグル RPG!タドルファンタジー!》

 

ブレイブはレベル2の姿になり飛行していた鎧が展開。上から覆い被さるようにブレイブを包む。

 

紫色の禍々しい粒子が晴れた時、その場に居たのはゲームによく出てくるような『魔王』。

黒いマントをはためかせ、見え隠れする青と白の鎧を塗りつぶすようなステンドグラスをイメージさせる赤紫と黒の鎧。

頭部から生えた黒の二対の角。

 

仮面ライダーブレイブ ファンタジーゲーマーレベル50

 

誰もが、ジグナムすらも呆気に取られているその隙を、『魔王』は逃さなかった。

 

右手に持った『ガシャコンソード』に魔力を込め、シグナムに迫る。

「…っ、紫電、一閃!」

カートリッジをロードし、レヴァンティンから空になったカードリッジが排莢される。

 

炎を纏ったレヴァンティンと禍々しい魔力を纏ったガシャコンソードが交錯する。

瞬間、爆音と共に空気が二人を中心に吹き飛んだ。

始めは瞬間的な威力の高いシグナムが押すが、次第に風太の方が押し返す。

咄嗟にシグナムはガシャコンソードを弾くが、その次の瞬間には既にブレイブの剣撃が右から迫っていた。

咄嗟にレヴァンティンで防ごうとするシグナムだが、あまりの力に衝撃を防ぎきれず、吹き飛んでしまう。

 

「…っぅ…!」

ビルに衝突する事で止まるが、ダメージは少なくない。その痛みに思わず動きを止める。

しかし、そうしている間にもブレイブはこちらに向かって進んでいる。

 

立ち上がり、ブレイブの一メートル程前に移動する。

そんなシグナムに何の反応も示すことなく、ただ憮然と仁王立ちしているブレイブ。

「う、おおおおおおぉぉぉ!飛竜一閃!!」

シグナムは吠え、レヴァンティンをシュランゲフォルムに変形。

鞘に納めた状態でカートリッジをロードし、鞭状連結刃に圧縮した魔力を打ち出した。

 

……はずだった。

「!?」

打ち出す直前、ブレイブが左手から出した魔力の霧にレヴァンティンが触れた途端、圧縮された魔力が消えた(・・・)

まるで霧散するように、消えたのだ。

 

そしてーー、

《ガシャット!キメワザ!》

《タドル クリティカル フィニッシュ!》

ガシャコンソードにタドルクエストガシャットを挿入し、ガシャコンソードを逆手持ちにしたブレイブの氷の斬撃が、シグナムの意識をその身体ごと容易く吹き飛ばした。

 

☆☆☆☆☆

 

「……!わ、私は…」

「シグナム、大丈夫か?」

シグナムの部屋。目を覚ましたシグナムが見たのは獣人姿のザフィーラだった。

「ザフィーラか…。ああ、大丈夫だ。特に問題は無い」

 

肩を回したり立ち上がったりして体の調子を調べ、特に問題が無いことを確認し、そう答える。

 

「私は…負けたのだったな。あの少年に」

「…油断でもしていたのか?」

「…そうだな、していたのだろう。だが、それも含めてあの少年…風太の作戦勝ちといったところだろうな」

「ほう」

先ほどまでさして興味無さげだったザフィーラの言葉に明確な興味を感じる。何も言わずシグナムを見ている辺り、続きを促しているのだろう。

それを確認したシグナムは続きを喋る。

 

「…最初に彼は「自分は最強の魔道士だ」と告げ、紅夜もそれを肯定していた。それにより、私も警戒の度を上げた」

「しかし、戦闘が始まった時。彼のあの四等身の姿や、その時の強さはとてもじゃないが最強とは言えなかった」

「そこで、私も無意識のうちに油断していたのだろうな。彼の姿が変わった後、彼の動きに対応出来なかった。目で追えた、身体が反応できない程の速さではなかった。それでも対応できなかったのは紛れもなく私の慢心が原因だろう」

 

「ヴォルケンリッターの将として、恥ずかしいところを見せてしまったな。すまない」

頭を下げるシグナム、そんな彼女にザフィーラは言う。

「…ならば、これから頑張ればいいだけの話だな。主も良く言っているではないか。失敗をして、その原因が分かっているならなおすだけだと」

「……ああ、そうだな」

 

両者が微笑み、和やかな雰囲気が流れる。

「ところで、あれからどれほどたったのだ?」

「二、三時間といったところだ。主は昼食の食材を買いに買い物に出かけている。シャマルが付いているから問題は無いだろうな」

「そうか…」

「ついでに、あの少年と紅夜も一緒に食べるそうだ」

「……は?」

 

戦闘中とは違ったその呆気に取られた顔に思わず笑いそうになったのはザフィーラだけの秘密である。

 

☆☆☆☆☆

 

ついで話〜はやてが帰って来るまで〜

 

「へいへいシグナムさん!「最強を名乗るにはまだ早いな」とか言ってのに負けたってどんな気持ち?ねぇねぇどんな気持ち?」

「…負かした相手を煽るなど、随分と性格が悪いな」

不機嫌そうなシグナム。煽る風太。うんいつも通り!(錯乱)

 

「はははシグナムさん、今度紅夜に僕について聞いた方がいいよ?僕の性格の悪さってこんなレベルじゃないから。ははは!」

「…紅夜、こいつはいつもこんな感じなのか?」

「もっと酷いから安心しろ(白目)」

「全く安心できねぇぞ、それ」

「むむ、そんな事いうヴィータちゃんには罰ゲームだぞ!」

「はぁ?罰ゲームって…」

「さて、ヴィータちゃんにあげようと思ってたこのハーゲンダッ○。僕が食べよ」

「…ね、ねぇ待って。あ、謝るからそれだけは…」

「ぱくっ」

「う、うわぁぁぁん!(泣)」

「あれ?そんなに欲しかったの?それじゃあ…」

「?」

「はい、あーん♪」←無自覚

「……!?(ちょ、こ、これって関節キスってやつ…)」

「あれ?いらないの?それじゃあいただきまー「まっ待て!」んー?」

「た、食べます…」

「そう?じゃ、あーん」

大事な事だからもう一度、風太は無自覚にやってます。ヴィータは彼にとって妹とかその辺です。

「あ、あーん///」

「おいしい?」

「…お、美味しい…です…///」

もちろんヴィータは恥ずかしさで味なんて分かっていません。

「それは良かった。あ、なんだったら残りもあげるよ。残りって言っても僕も一口しか食べてないからかなりあるけどね」

「さ、サンキュー…」

 

この後、風太の目を盗んでヴィータはスプーンをどうにか新しいのを取り、無事にハーゲンダッ○を食べられました。

 

ちゃんちゃん!

 




久々に仮面ライダーを出せた……
タグ詐欺とか言われても文句言えなくなるところでした。危ない危ない。

次回は時間が大分飛びます。
正確にはA's編開始ほんの少し前とかそのぐらい。
まあ、その前にもう1つの私の作品である「デューク」で甘々回を出すんですけどね!

では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第30話:We are チートライダー!

はい、コラボです。
SOUR、と言う方からキャラを貸して頂きました。SOUR様、ありがとうございました!

コラボはしばらく続きます。本編と並行だからね。
題名は次回のエグゼイドから少し、ね。

闇の書編というこの作品の最終章ですが、風太君の物語は次回作という形で続きます。まあ、それは置いとくとして。

本編どうぞ!


前回からかなりの月日が経った。(メメタァ!)

大体A's編開始一ヶ月前である。その間に風太も守護騎士達と仲良くなった。主にヴィータと(餌付けですね分かります)

 

そして、はやての容体が悪くなった。

シグナム達が言うに、「おそらく夜天の書の影響だ」との事。

そのために魔力の蒐集をしに別の次元世界に行って魔力を大量に所持している巨大原生生物達と『狩りごっこ』している。

 

「わーい!たーのしー!」「おいばかやめろ」

そんなやり取りがあったとか無かったとか。

 

 

そして…

 

 

ここはとある老舗屋ラーメン店、「ラーメン小宮」。(間宮じゃないよ!)

翠屋のように全年齢層から有名なわけではないが、ある年齢層(主に40歳以上)のおっさんやおばさ……おねぇさんに人気のあるラーメン店である。

 

今は昼下がり、おっちゃん達は仕事帰りにここに寄って行くので、今は空いている。社畜ってば大変ね。

店主のお爺さんーー小崎 霧奈(おざき きりな)。女性のような名前だが、れっきとした男性である。その名前から文字って常連さんからは「おきなさん」「おきなの爺さん」等呼ばれている。

この日は珍しい子供の常連、この作品の主人公である極 風太が来ていた。

しかし、その隣に見たことのない青年もいる。

なんだかんだ頑固で、芯がしっかりしている風太が同じく頑固なおっさんやおじいさんの客層と仲が良いのは常連の中でも周知の事実である。

 

おきなの爺さんから見て、その青年の印象は「冷静」「冷淡」であった。

風太が何を言ってもその無表情を一切崩す事なく返している。

とてもじゃないが人付き合いが良いとは言えない。

 

ラーメンが2つ運ばれる。どちらも豚骨ラーメンだ。

 

この豚骨ラーメンが「ラーメン小宮」のおすすめメニューだ。

豚骨ラーメンならではのこってり感。後味は何故かさっぱり感も味わえる。

一部の客からは「こんなの豚骨じゃねぇ!」という奴もいるが、別のラーメンを食べると笑顔になって「最高だぜおきなさん!」に変わる。

 

この事から「おきなさんって催眠術師なんじゃ?」とか言われている。

 

取り敢えず美味いという事だ。

 

それを食べた瞬間、風太と同じように青年もほんの一瞬だけだが笑顔になる。

 

のどかな昼下がり、この二人の出会いについて語ろうか。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

出会ったのはこの日の前日。

二人はとある次元世界で出会う。

風太は「一狩り行くぜ!」ばりに『仮面ライダースナイプ ハンターシューティングゲーマー レベル5』になり、まさに『ドラゴン』という名が似合う原生生物をハンティングしていた。

 

「これで終わりだ…!」

《ガシャット!キメワザ!》

空に飛び上がり、鷲のように上空から狙いを定める。

《ドラゴナイト クリティカル ストライク!》

 

竜の顔を模したドラゴファングから炎を、左腕のドラゴンガンから緑色のビームを、右腕のドラゴンブレードからは青色の斬撃を放って原生生物を怯ませ、最後に全体重を乗せたキックを叩きこんで原生生物にトドメを刺す。

「GIAAAAaaaaa!!」

「…うるさ」

思わず耳を塞ぐ風太。何気に断末魔が一番のダメージだった。

…動物愛護団体から苦情が来そうで恐ろしい限りである。

 

そして、二人は出会った。

「…おいお前。お前も仮面ライダーか?」

「…ひょ?(お前誰?の意)」

 

この青年の名前は神崎 朧(かんざき おぼろ)

何の因果かこの世界に来てしまった、別世界の仮面ライダーである。

 

☆☆☆☆☆

 

取り敢えず変身を解いた風太。

その姿(小学生)を見た朧の驚き顔は、中々面白かった。というのが風太の弁。

 

自己紹介をし、彼も仮面ライダーである事を知り、どうせなら君も魔力の蒐集手伝ってという事で無理矢理付き合わされる朧。

今回の被害者は彼のようだ。

 

「さて、次の獲物が来るまでしばらく待ってようか」

「……何故俺がこんな事を」

無表情ながらもげんなりとした雰囲気を出す朧。これも「別世界に帰りたい?僕の知り合いに神様居るから後で連絡を取ってあげよう。その代わり馬車馬の如く働いてね!」というセリフを何のためらいなく言い放った極 風太って奴の仕業なんだ。

 

「…おや、待たなくても来たっぽい…ね?」

「おい、さっきの竜とは比べ物にならない大きさの竜が来たぞ」

「早速出番だ朧、やるよ」

「…了解だ」

 

風太は『永遠の記憶』が内包された『エナータルメモリ』と『ロストドライバー』を出現させ、ドライバーを腰に着ける。

朧はディエンドライバーによく似た、というかディエンドライバーをそのまま灰色にした銃を持ち、『CLIMB』と書かれたライダーカードをかざし…

 

「「変身!」」《エターナル!》

風太は安定のマダオボイスを鳴らし、ベルトのスロットに挿し込みそのままドライバーがL字になるように傾ける。

朧はカードをドライバーに入れ、スライドさせトリガーを引く。

 

《エターナル!》

《KAMENRIDE CLIMB》

 

仮面ライダーエターナル、仮面ライダークライム。

クライムの姿はディエンドを灰色にした物だった。

「…さぁ、地獄を楽しみな」

「敵なら容赦はしない。全力で叩き潰す」

お互いエターナルエッジとディエンドライバー(灰色)を構え、迫り来る竜をその仮面の内から睨みつけた。

 




あ、朧君の容姿や設定を書いていませんでしたね。
変身するライダーと召喚するライダーの設定も付けておきますね。
 
 名前 神崎 朧
 性別 男
 性格 水平思考 敵には一切容赦しない
 容姿 Dies iraeの藤井 蓮
 戦い型 ワールドトリガーのパーフェクトオールラウンダーと同様
 口調 Dies iraeの藤井 蓮と同様  

 変身するオリジナル仮面ライダー

 仮面ライダークライム

 解説

 仮面ライダークライム(元ネタ 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーディエンド)

 変身ツール 仮面ライダーディエンドの灰色ver

 容姿 仮面ライダーディエンドの灰色ver

 いろんな設定(要するに想像・作る・改造・召喚・送還・使役・融合・変化の抑制or推進")ができディケイドみたいな戦い方をする(ただディケイドみたいに色んなカードを使うわけでは無くそれぞれのオリジナル所持カードしか使わないがディケイドとディエンドの様に、他のライダーにも成れるし召喚もできる)

ディエンドの様に召喚する(パソコンでこのカードはつくる)

 所持カード

 仮面ライダークライム(変身する為のカード)
ここから召喚するライダーのカード
 仮面ライダームゲン
 仮面ライダーディメント
 仮面ライダーソウル

 仮面ライダームゲン(元ネタ 仮面ライダーエグゼイド)

 変身ツール バグルドライバーの赤茶色ver

 容姿 仮面ライダーゲンムゾンビアーマーの赤茶色ver 

 MUGENガシャット(元ネタ MUGEN 並びに 大乱闘スマシュブラザーズ)

 色んなゲームキャラの技・必殺技・道具・武器を使用する(ランダム決まり一度の戦闘で3人まで)

 
 仮面ライダーディメント(元ネタ 仮面ライダーW)

 変身ツール ロストドライバー白金色ver

 容姿 仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリームの白金色ver

 エンボディメントメモリ イニシャル E 具現化の記憶 

 原作並びにオリジナルメモリを具現化し使用する事が出来るが具現化出来るのは一度の戦闘で三回のみ(要するに エクストリーム+ウェザー+エターナル等)

 オリジナル所有メモリ

 スペースメモリ イニシャル S 空間の記憶

 仮想空間に転移させることができ別空間から別空間へ攻撃ができ別の姿になる事もできる(要するに仮想空間を自由に作り出入りを強制or自由にでき別方向にミサイルを打っても空間を跳躍して相手にダメージを与える事ができたりA地点からB地点に転移することもできる)

 イリュージョンメモリ イニシャル I 幻影の記憶

 実体を持ったor実体を持たない幻影を作りだすことができ、ある一定以上のダメージを与えないと消えず幻影自体も闘うや動く等もできる

 クリエイトメモリ イニシャル C 創造の記憶

 思った武器や道具を自由に作る事ができる(メモリは創る事はできない)

 テンペストメモリ イニシャル T 嵐の記憶

 圧倒的なパワー(ワンパンマンのサイタマと同等)で攻撃ができマッハで動く事もできる

 ブーストメモリ イニシャル B 倍化の記憶

 色んな物や事を無限に倍にできる。

 仮面ライダーソウル(元ネタ 仮面ライダーゴースト)

 変身ツール 原作同様

 容姿 グレートアイザーの無色透明ver  

 FATE/眼魂(元ネタ FATE/)

  FATE/に出てくる全英霊の宝具・スキル等を使用てきる(グレートアイザーと同等のスペックで一度の戦闘で使用できるのは三体)


長くなってすいません。
次回も楽しみに。では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第31話:やっぱり主人公っぽくないよね、風太って。

やあ、社長がネタキャラとして復活したのがとても嬉しい水色(^ω^)ダヨ。

最近は診断メーカー(Fate)を使って、英霊達が家族になってくれるならどんな家族構成になるのか、というのをやっていたんだ。
その結果が…
母親がアルトリア(剣)で父親がエミヤ(弓)、長男がジークフリート、次男がモーツァルト、弟がアルジュナ、妹がメドューサ、ペットがメフィストフェレス、結婚相手は邪ンヌだったんだ。

やったぜ(`・ω・´)<キリッ


巨大な竜の前に佇む二人の仮面の男、仮面ライダーエターナルと仮面ライダークライム。

エターナルはエッジを、クライムは銃を構える。

竜が吠え、その腕を二人に向かって振り下ろす直前に二人は左右に分かれて避ける。

 

「さっさと倒れろ!」

《ATTACK RIDE BIUST》

音声とともにクライムドライバーの銃身が複数に分裂し、分裂した銃身からエネルギー弾が連射される。

その巨体に全弾命中し、いたるところから血を流す竜。激情したのかその翼で空に飛び上がろうとするが、既に竜の上にはマントをはためかせたエターナルが陣取っていた。

 

「豆粒みたいな弾は嫌いみたいだな、じゃあでかいの一発喰らっとけ!」

《TRIGGER MAXIMUM DRIVE!》

エターナルエッジに挿入された『銃の記憶』を内包した青色の『トリガーメモリ』によるマキシマムドライブ。

その刀身からはメモリと同じ青色のエネルギーが発せられている。

 

竜に向けられた刀身から竜の半分程の大きさのエネルギー弾が放たれ、竜の体を貫通した。

 

「GYAaaaaaaa!?」

鳴き声とともに、竜は地に落ちた。

 

 

☆☆☆☆☆

 

赤い髪とうさぎのついたベレー帽が特徴的なエターナルロリータことヴィータ&紅夜コンビと合流し、ギリギリ生きてた竜から魔力を蒐集した

「で、こいつは誰だよ?」

「神崎 朧君。少し前から僕のパシ…仲間になった人だよ。ねぇ?」

「…お前性格悪いって言われないか?」

「無いかなぁ、人間のクズとは言われた事あるけど…」

「「「はぁ…」」」

呆れたように頭に手を当てため息を吐く三人。

知ってるか?ここにいる奴、主人公以外全員苦労人なんだぜ。

 

☆☆☆☆☆

 

読者の皆様は場面転換速度が異常に早いと思うだろう、しかしどうか気にしないで欲しい。

 

さて、またまたやって来たはやて宅。

風太は親が心配するので帰ってしまったが、紅夜は一人暮らしなので特に心配される事は無い。

それを知ったはやてが「もう私たちがおるから大丈夫やで?」と紅夜の頭を抱え込むようにして撫でていたのは記憶に新しい。

 

その時、泣くのを一生懸命我慢する紅夜は可愛かったというのははやての談。もうこの二人付き合っちまえ。

 

そんなはやて宅を監視するように見ている猫が二匹いて「なんだあのバカップルは」と愚痴をこぼしているような気がするが、そんなことよりこの作品の主人公である極 風太と謎の青年、神崎 朧の方である。

 

「ねぇねぇ朧〜」

「なんだよ…」

若干テンションの高い風太にげんなりして返す朧。風太は疑問をぶつけた。

「なんでわざわざ僕らの手伝いしてくれるんだい?」

「はぁ?それはお前が手伝ってくれたら神に頼んで元の世界に帰してくれるって言うから…」

「あはは、嘘は良くないなぁ。()()()()()()()()()でしょ、朧さん?」

空気が止まる。夕暮れの帰り道に静寂が訪れる。

「…いつから気づいてた」

「んー?最初からかな。あの『仮面ライダークライム』の力、恐らく『仮面ライダーディケイド』や『仮面ライダーディエンド』と同系統の力だったから、もしやと思ってね」

カマかけたんだよ、と笑う風太。上手くはめられた訳か…、と苦笑する朧。

「それで、結局なんで手伝ってくれるんだい?」

「…この世界の仮面ライダーであるお前に着いていた方が、色々都合がいいからな」

「なるほど」

結局詳しくは分からずじまいだが、ディケイドのような使命があるのかも、と考えた風太はそれ以上踏み込まない事にする。

 

「さて、とりあえず僕の家に朧を泊める訳にはいかないからね。これ渡しとくよ」

「?」

ポンと手渡されたのは諭吉の札束、ざっと百万はあるだろうか。

「…はぁ!?」

朧が常に纏っている冷徹な雰囲気が和らぐ。いくら彼でもいきなり大金を手渡されては驚くようだ。

「それでホテルとか探して泊まっといてくれ、アデュー☆!」

何処かのキラキラ青山君の如く颯爽と退場していく風太。

取り残された朧からすればたまったものではないが…

「はぁ、全くあいつは…」

『仕方ないね、だって風太だもん』思考が既に植え付けられた朧はもう、苦労人の性から逃れられない事が確定した。

 

☆☆☆☆☆

 

そして翌日、ホテルから出て来た朧を待っていたのは白髪黒目の少年、風太である。

「ラーメン食い行こうぜ!」

「…はぁ、分かったよ」

「あ、忘れてた。おはよう、朧」

「うん、おはよ」

開口一番が挨拶ではなく「ラーメン」なのだからもう呆れしか出てこない朧。

しかし、朝からラーメンはきつくないか?という事に気付いた風太によって結局、転生者と原作キャラの溜まり場である『翠屋』に朝食を食べに行く二人だった。

 

そして、翠屋でその出来事は起こった。

 

 

「あ、翠屋閉まってるじゃん」

「馬鹿かお前」

そう、時刻はまだ午前八時。若い世代に人気のカフェがこんな時間にやってるはずも無い。

 

しかし、いつの時代もそんな時に救世主とは現れるものである。

「あら、風太じゃないの。こんな時間に翠屋に来るって、どうしたのよ」

「あ、もしかして風太君も呼ばれたの?フェイトちゃん達の歓迎パーティー」

「おはよう風太君、ところで隣の人は誰かしら?」

 

そこに来たのは鮫島さんと呼ばれる只者じゃなさそうな執事のおじいさんを引き連れたお嬢様、アリサ・バニングスと、その親友の月村すずか、そしてその姉の月村 忍である。

 

その姿を見た風太は、いい事思いついたとばかりに笑顔を向け、

「あ、おはよう皆。うん、呼ばれてはいないけど朝食がまだだから一緒に行ってもいいかい?」

とこの友達思いな子達にわざわざ答えを聞く。

「「「もちろん(いいよ)」」」

「わーい!ありがとう!」

 

こうして、二人は朝食にありつけたのだった。




やぁ、実はもう既に次話の途中まで書いてるんだ。思ったより今日は筆が進んでね。

「デューク」の方もこのまま連投するつもりだよ。
じゃ、また会おう。では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第32話:なんの伏線も無しに死亡キャラを突然出すなんて作者として三流よね!(自虐)

うん、タイトル通り!(錯乱)

本編どうぞ!


「はぁ、どうして君って奴は…」

「んー?」

この作品のオリ主系転生者である光 優也は現在目の前で美味しそうにハムの乗った焼きたてトーストを頬張る風太に対して頭を抱えていた。

今回はプレシア、フェイト、アリシアのテスタロッサ家の皆に裁判で数年間監視付き(クロノとリンディ)+嘱託魔道士になること+プレシアの研究技術の提供等でほぼ無実になった三人が、高町家の近くのホテルに引っ越して来たという事でお祝いに出掛けたりしよう!

という企画でまずは朝食を翠屋でとる、という予定だった。

 

転生者組の中でPT事件の功績者である優也はもちろん、事件の間フェイトを支えていた龍也も呼ばれていた。

 

紅夜はともかく、風太も呼ぼうと当初は考えられていたが、なんだか忙しそうにしていたからやめておいたそうだ。

 

「もう、忙しいのは確かだけどお祝いするなら呼んでよ〜。僕何もお祝いの品とか用意してないよ。それとも君たち、僕が忙しいってだけで祝わないような薄情な奴に見えるのかい!?」

「「うん」」

「あるぇ?」

即答したのはアルフと龍也、これはこれで信頼されているということだろう。

 

ーーちなみにその頃、どこかのパラレルワールドでは風太を呼んだ事を後悔している優也達の姿が確認されている。

金の力は偉大だ。

 

「…ねぇねぇ風太!その人誰?」

そんな中、フェイトのお姉さん(しかし発育はフェイトの方が勝っている)であるアリシアが朧について質問する。

 

「ん?ああ、この人はかくかくしかじか」

「いや、それじゃ何もわからな…」

「まるまるうまうま、なるほど!朧さんですね!私アリシアって言います、よろしくね!」

龍也のツッコミが入る前にアリシアがそう言う。

 

「「あ、アリシア?」」

「どうしたの?母さん、龍也」

「「な、なんでもない(わ)」」

アリシアが知らない間に風太に毒されてる、と冷や汗ダラダラの母親と龍也だった。

当のアリシアは自覚が無いのか首を傾げているが。

 

「というか、僕も思ったんだけどその人誰?」

そう言って風太が指差したのはアルフの隣に立つ女性。アルフが犬ならこちらは猫っぽい人。なんというか落ち着いた雰囲気を持つ女性だった。

 

その問いに答えたのは、優也だった。

 

「…あれ?風太は会った事無かったのか。そうだな、この人は大体二年ぐらい前から俺の所にいる…」

 

「初めまして風太。私はリニス、元々はプレシアの所に居た者です」

「ほへぇ、よろしくリニス。聞いてるだろうけど極 風太だよ」

「はい、なんでもすごい問題児なんだとか」

「うんうんそうだよ〜」

「フェイトと優也の事を世話してきた私からしたら、機会があれば貴方の事もぜひ教育したいのですが…」

「(何か嫌な予感がするから)別にいいよ、そんな事しなくても。それに、問題児であるからこその僕だよ。…まぁ、教師から見た僕は優等生だけどね」

悪い笑みを浮かべる風太は若干冷や汗をかいていた。理由として、リニスが「教育」という言葉を使った時、優也の顔が引きつっていたからである。あの優也があんな顔するとかぜってぇやべぇ…!と彼の直感が告げていた。

 

リニスは元々、フェイトに魔法訓練の師匠としてプレシアと契約していた。バルディッシュを造り、フェイトにプレゼントしたのも彼女である。

 

優也は契約が切られ消えかけのリニスを自分の使い魔とする事でその命を繋いだ。

そして、当時『王の財宝』を持ちそこそこ使いこなしていた風太、滅竜魔法と身体の龍化を操る龍也に遅れを感じた優也は、彼女に自身の師匠になって欲しいと願い出たのだ。

 

訓練は、はっきり言うと超スパルタ。いや、どこかのマッチョバーサーカーの訓練に比べればマシな方だろうが。

なまじ魔法の才能が高いだけに、リニスもつい師事に熱が入ってしまったらしい。

フェイトの時はそんなスパルタではなかった。ある程度スローペースでも問題無かったからだ。しかし、いち早く強くなりたいと願っていた優也の姿を見てヒートアップ。優也本人も特に気にせず全力でぶつかっていた。

 

ただ、訓練が終わった今振り返ってみると…二度としたくないと思ったらしい。

…なんて恐ろしい奴なんだ、リニス。

これからはプレシアと一緒に暮らすらしい。契約も優也からまたプレシアに戻したそうなのでこれから幸せに暮らせる事を祈っている。だからーー、

「そんな教育熱のこもった目でこっち見ないでくれませんかねぇ…」

風太は小声で呟いた。

 

☆☆☆☆☆

 

そんなこんなで朝食を済ませた風太と朧は勝手に魔力の蒐集をする訳にもいかないのでぶらぶらと散歩をしていた。

 

「…暇だ。よし朧、何か僕に聞きたい事はないかい?」

公園に着き、ベンチに座った二人。会話を切り出したのは風太である。

「…そうだな、じゃあ体は大丈夫か?」

「?、特に問題無いけど…どうしてだい?」

「前に『スナイプ ハンターシューティングゲーマーLv.5』とやらになった後、少し苦しそうだったからな」

 

ギクッと動きを止める風太。朧はしてやったりと笑みを浮かべる。

「やはり、か。そうだよな、転生者といえど子供の体で『仮面ライダー』の力を使い、更にあんな動きをすれば負荷は当然掛かる」

「…全部が全部反動がある訳じゃないさ。『エグゼイド』系のライダーだけ、その反動が来るんだ。だから『エターナル』の時には特に何も無かった」

「…理由は分かっているのか?」

「『エグゼイド』系の奴は転生してから貰った奴だから、まだ体が慣れてないんじゃないかな?前にレベル1から一気にレベル50までいった時があったんだけどね、制御はしたけど体がボドボドダァ!になったんだ。だから今はちょっとずつレベルを上げて体をならしてる」

「なるほどな」

 

鳥のさえずり、そよ風の音を聞き「風情がありますなぁ」なんて適当に言ってみる風太。

「ああ、そうだな…」と朧から割とマジな反応が返ってきて少し焦るが、そこは平静を装って口笛を吹く。典型的な「ふー、ふー」みたいにはならず、かなり上手に吹けている。

 

この後、昼に「ラーメン小宮」に行き、ゆっくり過ごすのだが…

 

これがこの二人の「出会い」のプロローグである。

 




うん、言いたいことは分かる。
いきなりリニスさん出すとか何考えてんだ?って感じですよね。
何、ただでさえ基本ギャグ小説なんだ、常識人(?)は多いに越したことは無いだろう?

…お気に入り、また減るのかなぁ…(´;ω;`)

次回も楽しみに、では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第33話:コラボ相手に謝罪する作品、それがこの作品だ。何が言いたいかって?…本当にすいませんでした。

突然の事だった。()()が現れたのは…

「我等はネオショッカー、いずれ全世界を支配する組織だ。この世界の仮面ライダーである極 風太、そして…長年我々の邪魔をしてきた神崎 朧。貴様らの命を貰おうか」

「マジですか…」
「ついに来たか、ネオショッカー…!」
朧の因縁の敵、ネオショッカー襲来!!

「なぁ、朧…お前の正体について教えてくれ」
「俺は…」
そして、朧の本来の姿…?

「フハハハ!ようやくだ!ようやく我らの願いが叶う!」
「くっ、届かない…!」
「ここまで、か…」
あの二人が絶対絶命のピンチ?!

「「俺たちは、仮面ライダーだっ!!変身!」」
絆が生み出した奇跡が、ピンチを覆す!

コラボオリジナルストーリー


『とある転生者の物語 存在の龍と一枚のカード』


今なら前売り券限定「クライムクライマーガシャット」貰える!





……………





水色(^ω^)「こーんな壮大なストーリー、出来ませぇぇぇぇんんん!!イエェェェェェイ!!(出オチ)」

風太「…歯ァ食いしばれこのクソ野郎…!」
水「ひ、一思いに右でやってください…」
風「NONO」
水「左?」
風「NONO」
水「もしかして、オラオラですかァーッ!?」
風「Yes!Yes!Yes!」


…オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!


SOUR様、申し訳ありませんでした。
オリジナルストーリー組み込んだらエタる気がしたのでこんな形です。
私の受験シーズンが始まる前に…という事を考えて、壮大なストーリーを書くことは割と本気でエタりそうだったので…

あそこまで設定を考えたキャラをかしていただいたにも関わらず、コラボはおそらくギャグで終わります。
…これから先、風太と朧の戦闘はちゃんとあるので安心して下さい。ベガスに行ってたシリアス先輩にも少し戻って頂いたので、ギャグ一色に染まる事も無いです。

さて、クソ長い前書きで「ふざけるなさっさと本編見せろ」という気持ちの方もいらっしゃると思うので、本編どうぞ!



「…?」

「どうした朧、何かあったの?」

「風太…いや、何か通らなければいけない運命が粉々に砕けたような音がしただけだ」

「なにそれ、イミワカンナイ」

「はいはい真木ちゃん乙」

何やら朧が感じてはいけないモノを感じ、風太がボケて紅夜がツッコむ。前者はともかく、後者の方はここ数日の八神家のいつもの光景になっていた。

 

「はぁ、何で俺がツッコミ役に…」

「龍也がいないからね、仕方ないね」

「くっそ、龍也め…。俺に風太(こんなやつ)押し付けて自分はフェイトとイチャコラとかぜってぇ許せねぇ…!」

最近風太に『仮面ライダー鎧武』を見せられた紅夜もそこそこライダーネタを使うようになってきた。ちなみに風太はバロン、紅夜はナックルが好きである。

 

ちなみに作者はライダーというよりヤミッチがそこそこ好きである。…戒斗のキャラも嫌いじゃない。

 

(イチャコラしてるのは君もなんだよなぁ…)

風太はそんなことを思いつつ、紅夜から聞いた原作について考えていた。

 

(つくづく面倒だよねぇ。夜天の魔導書ってのは…いや、今は闇の書の方が良いのか?…うん、どっちでもいいや。…魔力を集めても死、集めなくても死。こんな救いの無いデバイスがあっていいのか?って感じですよまったく…)

 

更にシグナム達は魔力を666ページ分蒐集すればそれではやてが救われると思っているが、実際は闇の書が覚醒して世界を滅ぼし更にはやても死んでしまうという。

…うん面倒、と風太は四肢を投げ出してソファーに倒れこむ

 

その話を聞いた風太が、こんな理不尽なデバイス許していいのか!と紅夜に言ったところ…

 

「存在そのものが理不尽の塊みたいな奴が今更何言ってやがる」

 

と真顔で返されたのは中々思い出である。…その後紅夜がファイナルベント(轢き逃げ)にあっていたが。

 

回想シーンを流すなら……

 

《ファイナルベント》

「リミテッドオーバー、アクセルシンクロォォォォ!!」

「ちょ、まっ」

それ違う奴、という前に彼は轢かれた。

 

…アァァァァァァッ!?

 

と言った感じである。

 

「…よし、紅夜特訓しよう」

「いきなりだな、どうした?」

もはや日課になっている読書を一旦止める紅夜。彼が本を読む時はメガネをかけている。といっても伊達メガネだが…

 

前に紅夜が本を読んでいる時に風太が面白がってかけてみた所、思いの外はやてに好評で、その時からずっと読書の時は伊達メガネをかけている。分かりやすい奴だ。

 

ちなみに読んでいる本のタイトルは『アメリカ創世記』。…いや、何それ。そんな分厚い本よく読もうと思ったな。

 

「今現在、守護騎士のうち三人(厳密には二人と一匹)は魔力の蒐集に出掛けている。シャマルさんははやてちゃんの買い物に付き合ってる。そして僕らにはヘルヘイムの森という思う存分暴れられる場所もある…そしてA's編?とやらの開始も近い。ならば特訓しかないだろ?」

 

今日も魔力蒐集を手伝おうとしたのだが、ヴィータに「これ以上迷惑はかけられねぇよ」と言われて渋々八神家でお留守番していたのだ。

 

ヴィータがそう言ったのは、前日に風太と紅夜は自身の魔力をそれなりの量闇の書に蒐集させたからだ。

きっと守護騎士達はもうしばらく戦闘は出来ない、と思っているに違いない。しかし、この二人の転生特典の1つは「無限の魔力」なのだ。いくら蒐集されようが無尽蔵に湧いてくる。

 

でも悲しい事に、彼らの身を案じた守護騎士達は彼らの魔力量なんて考えずそこそこの量だけ蒐集したのだ。

 

…それにより風太のシリアスブレイカーによって遅れていた分の魔力も蒐集、原作と同じぐらいの量が闇の書に溜まっていた。もちろんそんな事風太は知らないが。

 

「…そうだな。俺もお前から貰った『王の財宝(ゲートオババビロン)』を早いとこ使いこなせるようになりたいし、特訓するか…」

紅夜もやる気になった所でヘルヘイムの森に行こうとすると、朧も参加しようと声をかける。

「そういう事なら俺も手伝おう」

「お、いいねいいね〜!じゃあ早く始めよう!」

「大体昼ごろには戻らないとな」

「もう、はやてちゃんの手料理が食べたいからって気が早いよ紅夜〜」

「な!べ、別にそういう訳じゃ…!」

「はいはい、さっさと行きますか。紅夜、朧」

「そうだな」

「無視すんなァァァァッ!」

 

やはり苦労人は紅夜で決定のようだ。

 

☆☆☆☆☆

 

一度迷い込んだらそうそう出られないのでは?と思うほどの深い樹海。

 

そんな森の中、明らかに人工物である物があった。

闘技場…そう呼ぶに相応しい、戦う為だけに作られたようなステージが用意されていた。

下手な装飾は一切無く、白いステージに青いネオンサインが所々に入った近未来的なモノだ。

 

…こんな説明をされても容易に想像できないだろう、簡単に言うなら『学戦都○アスタ○スク』のフェスタのステージだ。

 

ステージを覆う目に見えないバリアなどがはられており、いくら暴れても観客であるインベス達には被害が及ばないようになっている。

 

「ギャギャ?(何が始まるんです?)」

「ギャ↑ギャ↓ギャギャ(大惨事大戦だ)」

 

「…なぁ、あのインベス達何話してんだ?」

「ん?…何が始まるんです?…大惨事大戦だ。と言ってる」

「いやおかしいだろ」

「いやでもマジでそう言ってるし…」

「お前のギャグキャラとしての影響もろに受けてんじゃん、インベス達が可哀想になったぞ」

「そりゃ原作開始直後くらいはずっとインベスと話してたからな、そりゃ僕の影響も受けるさ」

「はぁ…」

ステージの中央付近、向かい合う風太と紅夜はこれから訓練とは思えないいつもの雰囲気で観客の会話といつ内容の話で盛り上がって…いなかったり。少なくともA's編の苦労人こと紅夜はストレスを感じているのは間違いない。

 

「さて…段々『エグゼイド』系のライダーにも慣れてきたからね、そろそろ大幅レベルアップといこうか」

「へぇ、大丈夫なのかよ」

「問題無いさ、僕には『才能』があるからね」

風太が左手に持ったのはレベル50用のガシャット、『ガシャットギアデュアル』。

『ゲーマドライバーを介さず直接レベル50の力に耐えられれば、レベル99に到達するのも夢ではない』

 

という考えのもと、彼はダイヤルを回した。

 

《perfect puzzle》

《what's the next stage?what's the next stage?》

ゲームが起動し、様々な模様の円形…エナジーアイテムがゲーム画面から排出される。そして、ガシャットのボタンを押した。

「変身」

《デュアルアップ!》

《get the glory in the chain!PERFECT PUZZLE!》

 

ガシャットの片面、パズルゲーマーの描かれた面からパネルが現れ彼を通り過ぎ、パネルがまるでパズルが崩れるように霧散する。

 

残されたのは、ガシャットを右腰のホルダーに収める青と白の仮面ライダー…『仮面ライダーパラドクス パズルゲーマーレベル50』。

 

「仮面ライダーパラドクス、レベル50」

右手を左から右へともっていき、そう宣言した。

 

「…」

対する紅夜は特に動揺する事は無く、『赤龍帝』と『白龍皇』の二天龍の『神滅具』、更に風太から譲渡された『王の財宝』で数多の武具の宝具を宝物庫から覗かせ、彼に向けていた。

 

…その顔は真剣そのもの。全力をもってお前を潰す、という意思が伝わってくる。

 

それを見た風太は…

 

「…ははっ、心が躍るなぁ!」

その仮面の下で心底面白そうに笑った。

 

 

☆☆☆☆☆

 

「なんか、俺空気だな」

「ギャギャーギャ?(コラボキャラなのにね?)」

「…嫌味か?」

「ギャ!(もちろん!)」

「…ふん!」

「ギャー!?(痛い!)」

 

やはりここのインベス達は風太の影響を(悪い意味で)受けている。そう思った朧であった。

 

 

…あと、メタイ発言は控えて下さい。

 

「ギャ、ギャギャ!(今更過ぎワロタw)」

「ギャギャギャ!(いや、一番メタ発言してるのお前(地の文)ジャン!)」

 

……(´・ω・`)




さて、闇の書に入って何度目かのライダーへの変身、ようやくパラドクスです。
前はゲンムに出番を盗られたパラドクスですが、今回はちゃんと登場しましたね。
壮絶なオリジナルストーリーが消し飛びましたが、その分この先の展開でかなりシリアスになります。

…(今までのギャグから打って変わったシリアス展開に)ついてこれるかな?

SOUR様にはまた個別で謝罪してきますね、では!

批判等は受け付けております(でも作者は豆腐メンタルなので程々にね?)

では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第34話:原作開始の前日特訓。前半

はい、前回からお気に入り登録者さんが二、三名減って泣きそうな水色デス。(この始まり方何度目だっけ?)
まあ、仕方ないっちゃ仕方ない。

それはさておき、皆さん見ましたか?エグゼイドの次回予告。
レーザー(?)復活ですね!やったぜ!…でも何やら様子が…。

そしてブレイブ裏切り、それによって増える「永夢のオンドゥル語」ネタ、これも仕方ないね。

二号ライダーの裏切り(または最初に敵)は最早鉄板ですな。

ま、本編どうぞ!


未来、過去、もしくは全く別次元の世界の文明が滅びた後の世界…『ヘルヘイムの森』。

そんな場所に造られたステージの上では、元踏み台の上代 紅夜によっていっそ綺麗とも言える宝具の弾幕が張り巡らされていた。

それらをパズルピースのシールドによって弾きつつ、紅夜に近づくのが同じく元踏み台の極 風太こと仮面ライダーパラドクスである。

 

「ははは!前に戦った時より『王の財宝(ソレ)』の扱いが上手になったね!でもまだまだ、そんなんじゃ足りない…ぜ!」

《鋼鉄化!》《高速化!》

 

心底愉快そうに喋り、2つのエナジーアイテムを組み合わせて自身を強化したパラドクスは先ほどまでとは比べ物にならない速度で紅夜に接近し、向かってくる宝具達を硬化した四肢で器用に弾いていく。

 

《Boost!》《Explosion!》

しかし、既に三回『倍加』していた紅夜は彼が近づいた所で溜めていた魔力を左手の籠手に集め、青白く輝く翼を使い上空からの魔力弾として放つ。

かの原作風に言うならば「ドラゴンショット」に該当する技だ。

 

それをバックステップで避けるパラドクスだが、地面に当たった魔力弾は大きな爆発を引き起こし、パラドクスは爆風で距離を離される。

空中で身を翻し、上手く着地するパラドクス。その様子から見てダメージは無い。

 

「…ふむ」

パラドクスーー、風太は思考する。どうすればあの弾幕を突破できるだろうか。

仮面ライダーのスペックに物を言わせて強行突破することはもちろん出来る、が。これは特訓なのだ、自分の弱点を克服する為のものだ。

そんな方法ではわざわざ特訓している意味がない。

 

さて、ここで風太の弱点、というか未熟な点を考えてみよう。

簡単だ。彼がシグナムと戦った時、彼女も言っていた「経験の無さ」だ。

彼の持つ「才能」はもちろん強力で、磨かなくてもそこらへんの宝石よりも光り輝く原石、それが極 風太という人物の強さの一端。

それはどこまで行っても「才能」の域を出ることはない。

 

なぜなら…才能と仮面ライダー(チート)。この2つが合わさることで彼は今まで負けることはおろか、劣勢になることすら無かったからだ。

故に「極 風太」という人間は努力というものをしたことがない、必要ないと感じていたからだ。

磨かなければ原石はどこまで行っても原石である。

 

そもそも努力、というものをしたくないから「才能」という特典を手に入れたのだが…。

 

そんな彼だが、シグナムと戦い彼は彼の中で「経験」の必要性を感じた。

ベルカ、と呼ばれた大昔の時代から戦い続けた騎士の持つ技術の高さは、ブレイブの姿…レベル1とは言え『変身』した風太を圧倒していた。

だからこそ焦った彼はレベル50の力を使い、見事にフィードバックを受けた。

 

風太は何かいい方法は無いかと辺りを見渡し、ある物を見つける。

そして、

「あ、良い事思いついた」

と呟いた。

 

「!?」

その時、紅夜が謎の悪寒を感じたのは勘違いではないだろう。

 

風太はある思考に辿り着いた。「…逆に考えるんだ、この特訓は弱点を克服するものではなく、新しい事にチャレンジする特訓なんだと…」

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

何かを思いついたパラドクスはエナジーアイテムを操作し、パズルを組み立てていく。

それを見た紅夜がその隙を逃す筈もなく、光翼を使って不規則な軌道を描きながらパラドクスに接近した。

「今度はこっちから行くぜ!」

「うん、待ってたよ」

「あ?」

パラドクスまであと数メートルの所でエナジーアイテムが選択され、()()()()()()()飛んでいく。

 

《混乱!》《高速化!》

 

エナジーアイテムの取得音声が鳴り響いた瞬間、紅夜の視界がぐにゃりと曲がり、顔面からどこかにぶつかる。

「がぁっ!」

人間は殴られる、と思った瞬間無意識に体を硬直させる事でせめてダメージを減らそうとする。だが不意打ちだった場合、無意識に体が防御することもないのだから、そのダメージは大きいだろう。

何が起こったのかわからない、紅夜の率直な感想を述べるならそんな感じだろう。

 

殴られたのか、蹴られたのかすら分からない鈍痛が走る。未だに視界は戻らない。

そんな中、無慈悲にも音声が鳴る。

 

《分身!》《マッスル化!》《伸縮化!》

《キメワザ!》

《perfect critical combo!》

 

どこから攻撃来ても良いように構えていた紅夜は、エナジーアイテムの音声を聞き、「あ、これ無理だわ」と呟いた。

 

…せめてもの抵抗で『王の財宝』を全範囲に射出したところ、分身体はほとんど殲滅したが、残りの数体+本体の伸縮による遠距離ライダーキックで紅夜の意識は途切れた。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

「…あぁ、いってぇ…」

目が覚めた紅夜の第一声はそれだった。背中と両脇腹、更には腹のど真ん中にキックを喰らったのだから当然と言えば当然である。

「にしてもよく考えたな、不利になるエナジーアイテムを相手にぶつけるなんて」

観戦していた朧は感想を述べる。

「いやー、劇中でもそんなシーン無かったから出来るか分かんなかったけど…狙いを定めればイケる」

「しかし、お前の()()は初見殺しのようなものだ。二度目は通用しない事を考えると…やはり経験値は重要だな」

「そうだねぇ…じゃ、次は朧とやるか」

「…やるからには全力でいかせて貰う」

「当然♪」

二人は闘志を燃やしながらステージに上がって行く。ライダー同士の戦いがついに始まる…!

 

「…あれ?怪我人の俺は放置かよ」

「ギャギャ(その程度で怪我とは…情けない奴よ)」

「おう、何て言ってるかあの二人みたいには分からないけど馬鹿にしてるのだけは分かったわ。後で覚えとけ」

「ギャ!?(馬鹿な、バレただと!?)」

「風太の影響受けたせいでお前らの雰囲気とか大体あいつみたいになってるからな、煽ってるのかどうかぐらいは分かるぞ」

「ギャギャーギャ(やっぱこいつもチーターだな)」

「ギャギャ(全くだな)」

 

…優也、龍也は最強のブラコンと修行。風太、紅夜は異世界のライダーと共に特訓。

転生者全員の最終決戦への準備が、整いつつあった。

 

『…修復率、73%。95%を超え次第、記憶のインストールを開始します』

 

ーーー風太が記憶を思い出すまで、あと30日。

 

 

 




へいへい、いきなり%が上がってびっくりだろう?
彼の死因、最初は「ズーットマッハ!…あれ?なんか車が…」となっていましたね。
しかし、踏み台脱却した辺りから前世の本当の記憶がほんの少し戻る。

そして、ついに彼の本当の死因が明かされていく…!

記憶の中で風太を「兄」と呼んだ女の子の正体もそろそろ…

今まで有給取ってたシリアス先輩が仕事を始めます、A's編の…開始です!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第35話:原作開始の前日特訓。後半

漸く出来た。色々あってメンタルブレイクしたけど何とか持ち直した。
あのネタバレ未来のお話、思ってたより不評だったのか感想が一件も来なかったぜ!(涙)

前にやってた「〜視点」ってのを復活させてみた。
プロットってやっぱり大事。

本編どうぞ!


風太視点〜

 

『ヘルヘイムの森』の戦闘用ステージの上、目の前に立つのは別世界のライダー…仮面ライダークライムに変身する神崎 朧。俺の知識にない仮面ライダーでその性能がディケイド、ディエンドと同系の物である事は既に知っている。

 

「…風太」

対抗策を考えていると何やら神妙な表情を浮かべて話しかけてきた。

「何かな、朧」

「この模擬戦が終わったら俺は…」

「ああ、帰っちゃうんだね。そろそろとは思ってたけど」

そう、大体予想はついていた。もちろん彼がA's編に参戦してくれるなら色々な事が楽に勧められるが…そんなうまい話はないだろうな、と思っていた。

「…すまない」

「別に構わないさ、元々別の世界から来た君がA's編が始まるまでこの世界に居るとは思ってなかったからね…マジ使えね」ボソッ

「おい聞こえてるぞ」

「聞こえるように言ってるからね〜」

「この野郎…」

「ま、後の事は僕らに任せて、安心して次の世界に行くといいよ」

「…そう言ってくれると助かる」

最初は申し訳なさそうにしていた朧も次第に笑顔(どっちかと言うと苦笑い)になる。

 

基本的に無表情な彼だったが、最後にこんな顔が見られて良かったと思う。捻くれた性格をした俺でも、こんな時ぐらいは素直にそう思えた。

 

「それならそれで僕らに何か残してくれるんだろ?」

「…俺に残せる物?」

そんな物あるかな、と朧が模索し始めたので告げてやる。

「思い出、さ…」

「そのセリフお前に似合わないんだが」

「「……」」

真顔の朧から素早い返しが来る。

前にもこんな事があったような気がする、少し腹が立ったので仕返しに不意打ちをする事にした。

 

「…思い出なんぞいらぬ!経験値寄越せオラァ!」

《ガッチャーン》

「うおおおっ!?」

雄叫びとともに右手に召喚した黄緑色のゲームパッド、バグルドライバーⅡ ビームモードのエネルギー弾が四発朧めがけて飛んでいくも、朧はそれらを慌てつつもサイドステップで綺麗に躱す。

「避けてんじゃ、ねぇ!」ガッチャーン

着地している間に朧に接近し、即座にチェンソーモードに切り替えてる。振り下ろしからの切り上げ二連撃

 

…が、着地してから素早く体制を整えた朧は一撃目をその場で躱し、切り上げられる前に体当たりをしてきた。

攻撃の真っ最中だった俺は大体一メートルぐらい吹っ飛ばされる。

 

「っ…!」

「どうした、まだ俺のバトルフェイズは終わってないぞ?」

体制を整える前に今度は朧が近距離戦闘を展開し、素早い攻撃を何度も繰り出してくる。

 

最初の数撃はなんとか躱すものの、段々処理が追いつかなくなりついに顔面にクリーンヒットを受けてしまう。

 

…更に、

「ほ、らよ!」

「がっ…!」

頭を掴まれ、地面に叩きつけられる。

 

「いった、いなぁ!」

「おっと」

立ち上がるついでに蹴りをくらわせようとするもバックステップでやはり躱される。

 

「あーあ、変身しない場合はこんなにも差があるなんてね。自信無くすよ」

「…体格的な物もあると思うが?」

朧は大体高校生並みの身長があるのに対し、こっちは小学三年生。手足の長さの差でこちらの攻撃は当たりにくい、技術もあちらの方が上。

 

勝ち目無くね…

 

「もっと言えば俺の種族という概念がない。人間であるお前がここまで戦える方がおかしい」

「いやいやだって僕転生者だし…って君今なんて言った?」

「え?お前はおかしいって」

「それについても色々問い正したいけどその前」

「俺に種族という概念が存在しない」

「それだよ!」

ここで衝撃的な真実が発覚、こいつ人間じゃなかった。いやそもそもそういう概念がないなら人間じゃないどうこうではないか。

 

勝てる訳ないでしょ…この前竜っぽいの倒したけど、これはそういう次元ではない。

 

勝ち目無いとかそんなレベルじゃない。この理不尽さを吐き出すように朧に殴りかかる。

 

「真っ直ぐ突っ込んで来ても攻撃は当たらないぞ?」

「さて、それはどうかな?」

「何…!?」

大きく振りかぶって殴るフリをする。単純な騙し打ちだが朧は油断していたのかコレにあっさり引っかかりバックステップをした。

その間にもう一歩踏み出して殴る、もちろんあのセリフも忘れない。

 

「この化け物がぁ!」

「グッハァ!」

たっくんの事じゃないよ、本当ダヨ。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

あと後は特に何も出来ずに負けてしまったので反省会が開かれた。

「風太は生身だと打たれ弱いな、騙し討ちや駆け引きは得意だけど圧倒的に技術が足りてない…まあその辺はこれから修羅場をくぐり抜けていけば自然と付くだろうから、頑張れ」

「むぅ…頑張る」

反省会というより朧が各々の弱点を指摘していくだけだが。

 

「紅夜は逆に技術等は大分良い…が少し焦っている感じがした。風太に対して何か苦手意識があるのか?前に一緒に蒐集に行った時より少し動き方が雑だったが」

「前に少しな…」

どこか引き攣った笑みを浮かべる紅夜。前、とは一体いつの事だろうか?思い当たる事があり過ぎてどれか分からない。

 

「と、まあ俺からは以上。二人とも伸びしろはあるからこれから頑張れ」

「「うす(はーい)」」

まあ、朧みたいに圧倒的に強い奴から「伸びしろあるよ」と言われても実感はないのだが。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

帰ってきたはやての手伝い(シャマルさんをキッチンに立たせないようにすること)をして、その後一緒に皆で食べた。

ちなみにチャーハン。ここ最近家で食べてないせいで母が拗ねたのではやての家で食べるのはこれが最後になるかもしれない。

 

紅夜達にお別れを告げて僕と朧はとある公園に来ていた。

「…色々助かったよ、ありがとう朧」

「俺も久々に楽しかったよ」

彼の後ろには既に銀色のオーロラが広がっている。その先にある世界がどんなものなのか気になる所だが、帰ってこれる保証はないので流石に自重する。

 

「次に会う時には朧より強くなってると思うから、その時はまた戦おうね」

「もちろん」

 

そうして、この世界に来たもう一人のライダーは帰って行った。

 

この出会いが後にどんな影響を及ぼすのか、それは誰にも分からない。

 

 

『…修復率87%』




という訳で特に大きなイベントも無く朧君が帰ってしまいました。

…なんか、お気に入り登録者さんが増えたり減ったりで胃腸にダメージが…。

「この出会い〜」とか意味深な事言ってるけど特に何かの伏線ってわけではない(断言)

批判が来るのはノリと勢いの小説しか書いてないから仕方ないね。

…だからちょっと本気出して新しいの書こうかな、なんて。
現在プロット作成中だから「とある」が完結したら投稿開始かな。

「おや、凍結じゃないのかい?」なんて感想が来たら「おっと心は硝子だぞ?」と返すからね。やめてね。またメンタルブレイクしちゃうから。

では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第36話:最強は誰だ!?…親バカでした(ボソッ)

皆が忘れた頃に投稿。間が空いたから暇な人は前話とか見直すといいかもしれません。

いや、うん。
リアルでちょっと体調崩したりスランプ陥ってたり色々やってる間にエグゼイド終わってビルド始まったね。どうしよ。

最初に言っておく、ビルドは今作では出ません。

最近思うことは「週一で投稿してる人達凄い」。
え、「現実が忙しく週一ですがこれからもよろしくお願いします!」って、え?いや、あの…週一でも十分尊敬です。なんか、すいません。

さて、ノリと勢いでやったらバンバン書けた今話。最初辺りはクロノスの「justice」を聴きながら、後半と前書き後書きはパラドクスの「real game」を聴きながら書きました。

「曲を聴きながらやるとやるといいかも」とアドバイスして下さった方(敢えて匿名)ありがとうございました。

では、本編どうぞ。


風太視点〜

 

ヒーローは好きか?と聞かれたら間違いなく「好き」だと答える。

…最も、それが本物のヒーローだったらの話だけれど。

 

ヒーローは余す事なく全てを救う。9割の人間の為に1割を〜なんて事はしない。それは正義の味方だ(改めて思うけどエミヤって凄いよね)

ヒーローは不可能や理屈を飛び越え、奇跡を起こす。

明るく、強く、何よりも単純で。

 

そんなヒーローになりたいと思っていた。

身近にあった"ヒーロー"が仮面ライダーだったから、俺はそれを特典に選んだ。

 

未だに生前の記憶は思い出せない…でも、それだけは覚えてる。

 

「何やってんだ?」

「あ、紅夜君。実は厨二病ごっこをしていたんだよ」

「…はぁ」

「おっと、そのため息はなんだい?心は鋼だぞ?」

「硝子じゃねぇのかよ…」

今日もツッコミ担当(二人目)の紅夜くんは元気です。

 

☆☆☆☆☆

 

 

ヴィータ視点〜

 

私はヴィータ。(はやて)を守る守護騎士ヴォルケンリッター、と呼ばれる存在の一人「鉄槌の騎士」だ。

 

今、主はやての家のリビングには私を含めた騎士達四人全員が揃って話し合っていた。

 

内容はーー、もちろん『夜天の書』の蒐集について。

 

「魔力を提供してくれた風太と紅夜の為にも、なんとしてでも残りのページを埋めないとな…」

残りのページ数の確認や残りページ埋め方、管理局に気付かれていないか、などの話を終えてからそう話を切り出したのはシグナムだった。

 

風太のおかげか、(はやて)のおかげか…それとも別の何かのおかげなのか。それは分からないが、守護騎士としてこの世界に呼び出された時には見せなかった優しい顔もシグナムは出来るようになっていた。

 

それを言うと顔を赤くして「そういうお前も笑顔が多くなったぞ?」とカウンターを貰うんだろう。実際貰った。

 

…こんな風に誰かを揶揄うなんて、一番風太の影響を受けているのは私なんじゃ…?

 

と思う事もあるけど、気にしないようにしている。

 

「…もうしばらく原生生物から魔力を蒐集する方針で行くのだな」

人間の姿になっているザフィーラが皆に確認するように聞く。

「えぇ、管理局にも気付かれていないから…限界までそれでいくわ」

それに答えるようにシャマルがそう言う。

もちろん限界というのは、(はやて)の命の事だ。今こうしている間にも夜天の書は(はやて)の身体蝕んでいる。

 

だからと言って焦って管理局に見つかっては本末転倒だと今回の話し合いが行われた。

 

「…ねぇ、皆。蒐集や今回の話し合いには関係無いんだけど、正直どう思ってる?」

突然、シャマルが話し出した。何のことだ?

「ほら、はやてちゃんと紅夜君の事よ。凄く仲が良いでしょ?」

「あぁ、我らが主の元に呼び出される前からの知り合いらしいな。出会いは確か…主がよく利用している図書館だったとか」

それなら聞いた事がある…はやてがやけに嬉しそうにそのことを話していたからな。

「紅夜君も大変よね、風太君にいつも弄られて」

「あいつはもう少し自重するということを覚えて欲しいものだな…」

シャマルが苦笑いするとシグナムが腕組みをしてため息気味に言う。

 

「…無理じゃねーか?」

「「確かに」」

私がそう問いかけると二人とも即答。…風太はある意味信頼されてるな。

 

さっきから無口なザフィーラも口元に笑みを浮かべている。

 

…なんていうか…

「こんなに平和なんて、凄いよな」

「…あぁ、(はやて)と、その友人達のおかげだな」

「ふふ、全部終わったらちゃんとお礼しなくちゃね…。そうね、手料理を振る舞うっていうのはどうかしら!」

「「ダメ(だ)」」

「なんで!?」

さっきから無口なザフィーラも同意な様で、ジトっとした視線をシャマルに向けている。

満場一致で却下だった。

 

☆☆☆☆☆

 

風太視点〜

 

ここは僕の部屋。何をしているかと言われれば…

 

厨二病ごっこを終え、溜まりに溜まった神からのエグゼイドのDVDを家出徹夜で一気見していた。気がついたら空には沈んでいたはずの太陽が昇ってた。

 

「…エグゼイドも終わった、そしてビルド始まった」と呟いてみる。

 

キリヤロスを乗り越え、復活して歓喜し、今度はエグゼイドロス。

クロノスのテーマ曲「justice」カッコ良すぎだろ…なんて思いながら神から新しく届いた『バグヴァイザーⅡ』と『クロニクルガシャット』、『ハイパームテキ』を両手で弄りながら(ビルドドライバーとかは流石にまだか…)と落ち込む。

 

そんな朝。紅夜君をはやてちゃんの家に送りつけた僕は、結界が張られた人気のない公園に行き、そこで魔法の訓練をしている優也、龍也、なのは、フェイト、アリシア…その保護者兼コーチをしているプレシア、リニス、アルフを見ていた。

 

「やれやれ、君らも毎朝特訓なんて大変そうだね〜」

真剣な彼らの集中を散らすような気の抜けた声をかける。

「げ、風太…」

「酷いな龍也君、なんなら特訓の成果を僕と試そうか?」

何やら失礼な対応をされた気がするので喧嘩を売ってみると、

「…そうだな、たまには格上(お前)と戦うのもいいかもな」

予想に反して買ってきた。

久々の、訓練ではなく戦闘…そう考えると自然と口角がつり上がる。

やはり僕は戦闘狂のようだ。

「く、くく…いいね、心が踊る!」

心の中で擬音を付けるなら《ワクワク》とした感情が湧き上がっていく。

ガシャット二本分の厚みを持つガシャット、『ガシャットギアデュアル』のダイアルを回してゲームを起動する。

《perfect puzzle》

《What's the next stage?What's the next stage?》

 

「…ー。」ボォォォ…!

龍也も握った右拳に炎を宿して既に戦闘準備は完了している。

 

そして、変身するよりも早くーーー

 

「だ、だめーー!」「がっ」「いっ」

アリシアの声が響き、その声にコンマ1秒で反応した親バカ(プレシア)の制裁の鉄拳が僕と龍也の頭に叩き込まれた。

 

「喧嘩はダメ…ってアレ?」

頭に疑問符を浮かべるアリシア、唖然としている周囲の主人公's、気絶した龍也、そしてまだ気絶してない僕の胸ぐらを掴み、いつでもトドメを刺せる状態のプレシア。

「…喧嘩はダメよ、アリシアが悲しむもの。分かったかしら?」

「い、イェスマム!」

…親バカには勝てなかったよ…




やっぱりギャグだとめっちゃ書ける。

最近見始めた555とラブライブの作品、戦闘シーンの表現が上手くて「自分もこんな風に書けるように頑張るぞい!」と意気込んで書いたら今回戦闘シーンは無くなりました。

次はデュークで会いましょう!では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第37話:紅夜と風太の本気(と書いてマジ)特訓 前半

約束通り投稿です。

…今思ったけどデュークもとあるも読んでる方ってどれくらいいらっしゃるのだろう?

とりあえず本編どうぞ。


風太side〜

 

親バカに龍也と二人揃って怒られた後、アリシアちゃんに土下座して謝る。

そうでもしないと許してくれなさそうな気がする…プレシアさんが。

アリシア?むしろ「もういいから!何もそんなこと(土下座)までしなくてもいいから!」と困惑している。だって君のお母様怖いんだもん、仕方ない仕方ない。

 

 

その後は帰宅して朝食を食べる。もう忘れてる人もいるかもしれないが、極家は金持ちだ。朝食も凄く豪華で美味しい…と思いきや結構抑えめの洋食。

健康的だな、だが超おいしい。なにこれめっちゃ美味い。うちのシェフが全力を注いで作った料理は最高だ。

 

ニーサン(^U^)ネタが来ると思ったかい?残念だったな、トリックだよ。

 

そういえばシェフの名前はなんだったか…確かトニオ・トr(色々危ないので省略)

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

「うん?なんだ?」

時間が経って学校の帰り道。

何やら二匹の猫がこちらを見つめている。毛並みや色合いが似ているので親子か兄弟or姉妹といったところだろうか。

 

猫、というか動物に関してそんなに詳しい訳ではないので性別までは分からない。

 

…なんか凄くこっちを見つめてる、というか睨んでない?怖いよ。僕動物に対して何か酷い事したっけ?思い当たる節がない。人にはたくさん迷惑をかけたけども…。

こういう時は餌を上げよう。零式がかっこいいあの人も言っていた、「犬は餌で買える、人は金で買える…(以下略)」って。

この理論なら猫だって餌で買える筈である。アルフさんも犬用の餌(一袋1万円の豪華なやつ)でめっちゃ喜んでたから。

 

「そんなに睨んでどうした猫ちゃん達。お腹でも空いてるの?」

猫に言葉が伝わるわけ無いが、なんとなく話しかけてしまうのが人間というものだろう。

すると、不機嫌そうに喉を鳴らして二匹揃ってどこかに行ってしまった。

…これからはマタタビを常備しておこう。そう思った帰り道だった。

 

 

☆☆☆☆☆

第三者視点〜

 

 

これまたそこそこ懐かしいヘルヘイムの森の闘技場。

風太はそこで『仮面ライダースナイプ シミュレーションゲーマーレベル50』の力やその他諸々の力を試そうとしていた…紅夜で。

「おいこら可笑しいだろ」

「何が?」

「何で俺なんだよ、もっと他にもいるだろ」

「そうだねぇ…まずは主人公たちで考えよう。彼らとやり合おうとするとプレシア(親バカ)さんにフルボッコにされるから無理だね。次、闇の書の騎士達…彼女たちはこれから色々大変だろうからNG。となるともう君しか居ないだろう?」

「マジかよ(絶望)」

「マジだよ(無慈悲)」

 

審判は下された、今日の犠牲者は…君だぁ(クロノス風)

「まずはスナイプで行くか…」

風太は喚び出した『ガシャットギアデュアルβ』のダイアルを回し、ガシャットにインストールされているゲームを起動し、銃を構えるようにガシャットギアを紅夜に向ける。

《バンバンシュミレーションズ!》

「第五十戦術、変身」

《I ready for battle ship!》

《デュアルガシャット!ガッチャーン!デュアルアップ!》

「…赤龍帝の籠手(ブーステッドギア)

ゲーム画面からシュミレーションゲーマが召喚されると同時に、紅夜も赤龍帝の籠手を自身の左手に纏う。

 

「…俺、更に強くなったんだぜ?風太。見せてやるよ、俺の禁手」

「いいね、来なよ。全部ねじ伏せてやるから」

お互い好戦的な笑みを浮かべ、挑発しあう。

 

《スクランブルだ!出撃発進!バンバンシュミレーションズ!発進!!》

《Welsh Dragon Balance Breaker!!》

紅夜が赤き龍の鎧、《赤龍帝の鎧(ブーステッドギア スケイルメイル)》を纏い、右拳を握りしめる。

 

「…禁手って、発動するまでにカウントダウンが無かったっけ?」

風太はふと疑問に思った事を口にしてみる。

「知るかよ、カウントダウン無しで発動したんだからそれで良いだろ」

「それもそうだね」

どうせあの神様が何かしたんだろう、という考えに行き着き、そこで考えるのは辞めた。

 

風太はくつくつと笑い、紅夜は至って真剣に。

「で、ほんとにやるのかよ?」

《boost!》《boost!》

「もちろん、じゃなきゃわざわざヘルヘイムまで来た意味がないでしょ?というかそんなこと聞いてくる割には倍加してるし、君もやる気満々じゃないか」

風太も両手の砲台を紅夜に向け、臨戦態勢に入る。

 

「そろそろなのは達とシグナム達が対峙する。けどそれはいい、問題は…」

「闇の書の闇、かい?」

ピクリ、と紅夜が反応する、

「…原作知らないんじゃ無かったか?」

「龍也君に聞いた、かなりやばいんだってね」

「あぁ…それまでに、更にパワーアップしなきゃならない。そして、強くなるのに一番効率が良いのは…」

《boost!boost!boost!》

紅夜は更に籠手に込めた魔力を倍加し、これで2×2×2×2×2=32倍。

「僕と全力で戦うことってわけだ」

《キュゥゥゥゥンン…!》

風太の二つの砲台にもエネルギーが充填していく。

 

「さて、それじゃ…」「ああ…」

 

「「ミッション(戦闘)、開始!」」

 

ドガァァァァン!

 

発射されたお互いの魔力弾とエネルギー弾がぶつかり、それが戦闘開始の合図となった。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 




ふぅ…ようやく時間が取れたのでババババッ!と書きました。

お待たせ、戦闘シーンだよ。今回は前みたいにギャグで有耶無耶になったりしないよ。

さて、全ライダーに変身できる…という事の面倒臭さに最近気付き始めたけど、その程度で私を止める事は出来ないララバイ。

でも「とある」が終わったら次の作品は絶対「ダークライダー縛り」か「1作品縛り」する(その作品でも仮面ライダーだったらの話だけど)

では、またお会いしましょう。アデュー!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第38話:紅夜と風太の本気(と書いてマジ)特訓 後半

一ヶ月もかかってしまいすまない。
ネタは浮かんでいても執筆意欲が中々…

公爵の方はネタすらあまり浮かばない…辛い。

もっとライダー要素を増やすべきかもだな。

とりあえず38話、どうぞ。


第三者視点〜

 

「うおおおおっ」

「あははは!バーンバーン!」

 

ドガァァァァン!

 

迫真の雄叫びと、心底愉快そうな笑い声…そして、爆発音。

 

スナイプ Lv.50の周りを魔力弾を撃ちつつ、高速でぐるぐる回る《赤龍帝の鎧》を纏った紅夜。

 

搭載されたレーダーシステムから自身に送られる迫り来る魔力弾のデータを全て把握し、全身に装備してある10門の砲塔を自在に操り魔力弾を撃ち落としつつ、隙が有れば紅夜にもエネルギー弾を発射する風太。

 

ここまで器用に《バンバンシュミレーションズ》の力を使いこなしている風太だが、変身するのは今回が初めてである。

彼の保有する「万事におけるとてつもない才能」という能力(特典)の強みは、初めて使う力すらもまるで長年扱ってきたかのように使える事だろう。

 

…もちろんそれに頼っていてはダメだ、という理由でこの特訓を始めたのだが、風太も紅夜も戦闘狂なので訓練などそっちのけで楽しく殺りあっている(もちろんうっかり殺ったりしないぐらいに理性はあるが)

正直そんなので訓練の意味はあるのか?と思うかもしれないが、"万事"における才能である。急成長する才能もある、故にアホみたいな速度で風太は進歩している。

対峙する紅夜がそれに追いついている理由、一言で言うならば彼にもあるのだ。急成長する才能が。

 

風太は知らないが、紅夜は《赤龍帝の籠手》、《白龍皇の光翼》にそれぞれ宿るドライグとアルビオンに最近認められ、それにより禁手を扱えるようになっている。

彼には無限の魔力がある為、そうそう禁手が解ける事は無いだろう。

風太の陰に隠れてはいるが、彼もやはりチートである。

 

この戦闘において不利なのは風太だろう。

 

遠距離において紅夜は《赤龍帝の籠手》の力により自身の魔力を倍加する事で最小の負担で風太に攻撃、《赤龍帝の鎧》の背面に装備されたブースターによる超加速で風太は狙いを定め辛い状態。

 

近距離では風太のシュミレーションゲーマーも火力、装甲特化で互角に渡り合えるだろうが、紅夜もソレを知っていて遠距離戦闘を展開している。

そして、風太には火力、装甲特化であるが故に自身から近距離戦闘を展開する事は出来ない。

 

「あ〜辛い。紅夜君もっと近寄ってくれない?」

「却下だ馬鹿野郎。わざわざ不利になるようなことしねぇよ」

「白龍皇の力で半減させればいいだろう?」

「この前フィードバック受けてたのはどこのどいつだよ…俺にもフィードバックがある可能性を考えたら嫌だよ」

「ちっ」

「舌打ちすんなよ!?」

仲良く(?)話しながらもお互い弾幕を緩めたりはしない。

実際、半減した時フィードバックを紅夜が受けるか?と言われたら恐らく受けるだろう。

「仮面ライダーエグゼイド」系統のライダーの力の源は《バクスターウイルス》と呼ばれるかなりやばい病原菌なのだから。

 

「でも、そうだな…」

「?」

「このままやってもどうせ俺が勝つから、チャンスをくれてやるよ」

「おおん?余裕だね紅夜君、いいよ。乗ってやろうじゃん」

お互い不敵な笑みを浮かべる。決着の時は近い。

 

 

☆☆☆☆☆

 

風太視点〜

 

 

正直に言うと、チャンスをくれるのは僕的には嬉しかった。紅夜の言う通り、このままやっても僕は負ける。

 

「で、どうするんだい?」

「次の一撃で決着付けようぜ?」

「…いいね、分かりやすくて楽しそうだ」

あぁ、確かにチャンスだけど…禁手で体の限界までほぼ無限に倍加できる彼に勝てる気がしない。

 

《boost boost boost boost boost boost boost boost boost boost……》

紅夜の魔力が倍加されていくのを肌で感じられる。

《ガッチョーン キメワザ!》

レバーを閉じて、僕もキメワザによる全砲門斉射の準備に入る。

「今日は、俺が勝つぞ…風太ァァァァァッ!」

《Explosion!》

彼の雄叫びとマダオボイスが聞こえた。それに応えるように僕も吠え、レバーを力一杯に開く。

「残念ッ、今回も僕が勝つ!」

《ガッチャーン!バンバン クリティカル ファイア!》

「「ハァァァァァァァァァッ!」」

 

直後、ヘルヘイムの森に轟音が響いた。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

「…っぅ…」

身体中が痛い。別に必殺技の打ち合いに負けたわけではない。

互いの必殺技の爆発で吹っ飛ばされた、その衝撃で変身は解除されている。

 

ー…負けた、か…ー

ポツリ、と呟く。

今まで何度何度も彼の前に立ちはだかった。何度も勝った。時には変身しない事すらあった。

それが、そんな奴が、ついに自分を負かす所まで来た。

悔しさはもちろんある。でも、それ以上に…

「あは、あはは…心が躍る…!」

楽しくて楽しくてたまらない。

 

使ったのはレベル50、これからレベル99やらレベルの概念を外れたレベルX(エックス)、レベルを超えた状態すらある。

 

紅夜だってまだ成長途中。今回接近戦をしなかったのは半減させて自身にデメリットがあるかもしれない、というだけではないだろう。恐らく赤龍帝の力と白龍皇の力、王の財宝の力を一度に使えない、または使いこなせないから。

そんな状態でレベル50を負かした。

これなら、これから先のレベルに至っても退屈する事はないだろう。

 

必殺技同士のぶつかり合いでクレーターができた方向からボロボロの紅夜が歩いてくる。

「…負けて悔しそうなお前を見ようと思って来たのに。なんでそんなに楽しそうな顔してんだよ、お前」

不満そうな声が聞こえる。そんな顔をしてるのか、僕は。

喋るのは難しそうだ、眠気も出てきた。よし、寝よう。

「…ま、どちらにしろ俺の勝ちだ。後で散々煽ってやるよ、風太」

それは勘弁してほしいなぁ…、と声は出せなかった。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

《コブラ!カメ!ワニ!》

《ブラカ〜ワニ!》

模擬戦のダメージを回復させる為にオーズ ブラカワニコンボに変身する。

他にも治療法は幾らでもあるが、ドライブのマッドドクターは痛い。ヘルヘイムの力で無理矢理回復させるのは特典に『デメリットなし』とあっても少しばかり怖い、それに栄養は取れるけど治療出来るか分からない。

確実性と安全性を求めた結果ブラカワニである。

 

「いや〜、君に負ける時が来るなんてね」

「はん、余裕ぶってるからだよ」

「そうだねぇ〜…あぁ、花屋先生すまない」

「いや誰だよ…あぁ、説明しなくてもいい。大体分かる…」

心底面倒そうな顔した紅夜君。後で煽ってやる、なんて言ってた割には全然煽ってこない。どうしたのだろうか?

「…まぁ、いっか」

「は?何がだよ?」

「いや、なんでも」

「…そうかよ」

 

それからお互い無言。軽く30分くらい経った頃にはやてが買い物から帰ってきた。

「あ、紅夜…と風太もきとったんか。とりあえず紅夜〜、お風呂掃除頼んでええ?私今から夕飯作るから…風太はどうする?夕飯食べてく?」

任された、と紅夜は風呂の方へ向かっていく。

「いや、遠慮しておくよ。今日はシェフじゃなくて久々に母さんがハンバーグを作るらしいから…じゃ、またね〜」

「ん、了解。また明日〜」

「うい〜」

 

煽って来なかったのか、それとも忘れていたのか。どちらにしても今日は疲れたので煽られないならそれで良いや。

 

そう思いながら帰路を歩いた。

 

 

☆☆☆☆☆

 

???視点〜

 

監視対象の家からあの男の子が出てくる。

どうやら自身の家に帰るようだ…!?、な、なんだ…?

彼の懐辺りから何やら凄く良い匂いが…これは、マタタビ!?

いくら元が猫だからって私は使い魔なんだぞ!?

こ、こんな…マタタビ如きに…!

 

 

にゃ、にゃ〜ん!

 

 

数分後、マタタビの効果が無くなったのか正気を取り戻した私は、目の前でニコニコしている男の子を爪で引っ掻いてそのまま逃げた。

 

この屈辱は忘れない…覚えてなさい、極 風太…!

 




まずは一言、ご視聴くださりありがとうございます。

一ヶ月も待たせてしまい申し訳ない。
公爵も出来上がり次第投稿しようと思っております。

…公爵の方が何気に人気だから公爵をもっと書きたいのに、ほんとネタが浮かばないんだよなぁ…

あ、クリスマスやお正月限定ストーリーとか書く技量がまだないので無理です。でもいつかは書きたい。

次回は一月中に書くと思う。では!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第39話:これが超次元ドッジボールだッ!

ふぅ、二ヶ月かかってしまった。すまない。
明日自分エクセル検定(といっても3級なので余裕)なので正直書くか迷ったけど筆が進んだので書いた。

相変わらず亀更新でほんとすまない。


風太視点〜

 

秋休み明けだとかそんな時期、我々のクラスに二人の金髪美少女転校生が来た。

ぱっと見は双子、設定も一応双子。しかし本当はそこそこ年齢が離れた姉妹である。「でもその間は仮死状態だったからもう同年齢でいいよね!」みたいな感じになったのだろう。

 

「初めまして、フェイト・テスタロッサと言います。よろしくお願いします」

「どうも!アリシア・テスタロッサだよーん!…言っておくけど、私が姉だからね?」

 

そう、テスタロッサ姉妹が来たのである。あ、なのはちゃん達がすっごく嬉しそう。ま、裁判終わるまでビデオメールだったもんね。仕方ないね。

 

相変わらず妹より見た目も言動も子供っぽ…明るいアリシアちゃんが『始めに言っておく、私はかーなーり姉だよ!(?)』宣言した。

 

とても嬉しそうななのはちゃん。その顔に少しだけ陰りが見える。

なんでも、昨日謎の魔導師と戦闘になり、ぼろ負けしたそうな。そう言えば昨日ヴィータちゃんがそこそこ不機嫌だったなぁ〜、なんでだろーなー(すっとぼけ)

 

「始まっちゃったねぇ…A's編」

「…随分楽しそうだな、風太」

「まあね!」

僕の独り言に応えたのは最近あまり会ってなかった龍也。会ってはいたけど、あまり一緒に遊んだりしていなかったね。

 

二期が始まったのもそうだけど、これから先も退屈しない事が分かった事も上機嫌な理由の一つだ。

 

…あ、後は猫ちゃんが可愛かった事かな!

 

「大まかな流れは教えてもらったけど、元々原作知らない僕は君達に聞かないと細かい事知らないんだよね〜」

ちなみに、教えてくれたのは紅夜だよ?と付け足しておくのも忘れない。

 

なんやかんやで闇の書が完成して、トリプルブレイカーでその核をぶっ壊す…とかなんとか。

 

「…そこまで分かってるなら良いと思うぞ」

「そりゃね、未来が不安定なのは当然の事だけど…やっぱりある程度知ってるっていうのが転生者の特権じゃん?だからもう少し色々知りたいというか」

「知りたがりめ」

「こう見えて知識欲は旺盛な方でね。あっはっはっは……」

 

どうやら教える気は無さそうだ。しかしそうは問屋が…という奴だ。

このまま雑談しながら原作についての情報を引き出してやる。極君の話術の見せ所だぜ!

 

 

☆☆☆☆☆

 

龍也視点〜

 

「(俺の巧みな話術で原作情報を引き出してやるぜ!、とか思ってんだろうな。能力使わなくても丸わかりだ。ばーか)」

内心、目の前の原作ブレイカーを小馬鹿にしつつ雑談を続ける。

とは言っても、相手は極 風太だ。無駄にハイスペックなのでそこそこ意識しないとつい話しそうになるくらいには話術が巧みだ。

 

…とは言っても、意識すれば何の問題も無いが。

 

こいつには下手に原作内容を教えるより、適当に遊ばせておいた方が原作が良い方に転ぶので、教えないようにしている。

どうせ教えなくてもこいつは楽しむだろう。そこを一期の時のように利用させてもらう。

 

俺たち(転生者)のようなイレギュラーが居ても原作との乖離が出来るだけ無いように、もしくは原作より良い未来にできるように。

 

また踏み台にさせてもらうぞ、風太。

 

 

☆☆☆☆☆

 

風太視点〜

 

「結局はぐらかされたわ」

「ドンマイ」

昼休み、最近行動を共にしている紅夜と駄弁りながら昼飯を食べる。

そこでふと、気付く。

「あれ?今日はコンビニ弁当じゃないんだ、紅夜君」

「え゛っ!?」

 

誰かの手作り弁当を持ったまま、バレた!?という顔をする紅夜。

そして、途中転生し両親の居ない彼にお弁当を作ってくれる人など一人しかいない。

つまり…

 

「ハッハーン!さてははやてちゃんにお弁当作ってもらったなお前ェ!」

次の瞬間、弁当の蓋を閉めて無言で走り去る紅夜。

食事中にはしたない、と思う人は思うだろうが僕は寛容な人間なので態々口に出したりはしない。弁当の蓋もしっかり閉めていたし。

逃げていった紅夜は後で揶揄うとしようそうしよう。

 

放課後の予定が決まったところで自分の昼食を再開する。

「…うん、やっぱり美味しいねぇ〜」

今日も僕の母さんは絶好調のようだ。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

それから日は過ぎ、とある体育の授業。

 

唐突だが皆に聞きたい。男子vs女子のドッジボール、普通なら勝つのはどっちだ?転生前、小学生の頃…もし男女で別れてドッジをしたら余裕で男子の勝利になると思う。だからそんな事はしなかった、2チームの男女比が同じになるようにチーム分けされてた。

 

しかし、我らが学校では男女で分けていた。先生馬鹿かよ、と思った。しかしその理由はすぐに分かった。

 

何故かって?

 

「えい…!」

ドバアァーンッ!

「グッハァ!」

「はい、○○君アウト」

 

「やぁっ!」

ババアァーンッ!

「「ギャァァァアア!?」」

「はい、☆☆君と▽▽君アウトね」

 

フェイトちゃん、すずかちゃん達の可愛らしい掛け声と共に可愛くないボールの当たる音に男共の悲鳴、審判役の生徒の笛の音とアウトを知らせる声が響く。

軽く地獄絵図だと思う。

 

 

「あはは、ねぇねぇ〜(白目)」

「どうした風太」

「なんだよ風太」

「えっと、なにかな風太君?」

上から僕、龍也、紅夜、優也だ。中二人の言葉の端から棘が感じられるのは普段の行いのせいだろう。自覚はある、改めるつもりはない。

さて、本題に入ろう。

「これ僕の知ってるドッジボールじゃなあっぶない!?」

「おお〜、風太君よく避けたねぇ〜?すごいすごい!」

僕にらしくない声を出させたのは、とても楽しそうに僕がボールを避けた事を褒めているフェイトちゃんの姉、アリシアちゃんである。

 

ゲームが始まって数分、フェイトちゃん、アリシアちゃん、すずかちゃんの3人は僕の中で要注意人物になった。

 

ボールのスピードとか威力とかキレとか半端ない。この3人、ヤベーイ!ネビュラガスとか注入されてそう(小並感)

 

すすがちゃんは吸血鬼だから、フェイトちゃんはリニスさんによる訓練の賜物だと推測したが、アリシアちゃんのあの身体能力は一体どこからきてるのやら。

 

「俺が鍛えた」

「「龍也お前かよ!」」

「あははってあっ…(絶望)」

バァンッ!

普段からツッコミ役の紅夜と普段はボケ専門の僕が龍也にツッコミを入れたと同時、優也君の気の抜けた呆れ笑いの後に絶望する声、痛そうな衝突音が聞こえた。ヒェッ…

 

「はい優也君アウトね」

審判役ってつまらなそうと思っていたが、どうやら『審判役』こそが唯一の救いの場所だったみたいだ。

 

龍也君、フェイトちゃんだけでなくアリシアちゃんにも手を出したのか、姉妹丼でも狙っているのだろうか。なかなかどうして罪な男だ。

 

まぁ今はドッジボールに、迫り来る殺人球に集中しよう。さもなくは優也君のように死ぬ!(ツェペリ感)

 

…すごく余談だが『ドッジボール』というのが日本では正式名称である。しかし、英語の発音を忠実に再現するなら『ドッヂボール』の方が合っているそうだ。ではアデュー!

 

 

☆☆☆☆☆

 

そんな超人ドッジボールが終わった、とりあえず僕は生き残った。他を見ている余裕は無かったので龍也達がどうなったのかは知らないしもし当たっていたらと考えると聞きたくない。

 

原作(ストーリー)は着実に進んでいる。

少しずつだが、転生前の記憶も戻ってきている。厳しくも優しい両親に可愛らしい妹、友達…小学校卒業までの記憶が戻ってきた。

 

神とあったあの場所で何故記憶が消えていたのか、いくつか予想は立てているがどれも確証は無い。

 

「さて、これからどうなるんだろうな…」

 

久々にシリアスがやってくる、そんな予感がしていた。

 

 

『記憶の修復率 100%…インストール 75%、これより極 風太 12歳以降の記憶をインストール開始します』

 

 




謎の機械音が無かった間もしっかり修復率とインストールは進んでいました。びっくりしたかい?

最近ね、デュークの人気の上がり方がやばいの。
とある追い越しそうなの、ちょっとびっくり。

敵ライダーだったり日の目を浴びなかったライダーを主役にするのもアリか…

デュークはまだ300文字くらいしか書いてない。すまぬ。
次回更新がいつになるかはわからないが、事故や病気等で死なない限りは失踪するつもりは無いのでご安心を。

では、またお会いしましょう!
質問誤字報告等お気軽にどうぞ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第40話:"龍"と"風"と原作と。

もっと早くに出すつもりだったのですが、祖父が急死してしまいお通夜云々で中々時間が取れませんでした。申し訳ない(定期)

新しく書きたい小説もあるのでこれからもどんどん書いていきたいと思います。


風太視点〜

 

いつもの休日、街を散策中に自分が何かに入った感覚を覚える。

「結界…でもジュエルシードの時になのはちゃん達が張ってたのとはなんか違うな…シグナムさん達かな?」

独り言のように、いや実際独り言を呟く。

 

A's編ではシグナムさん達となのはちゃん達の戦闘が3度にわたり行われるらしいが、僕は1度目に立ち会っていないのでおそらくこれが2度目の戦闘。

 

なんでも、なのはちゃん達のデバイスが強化されてからの初勝負なのだとか。

仮面ライダー鎧武の最初の強化フォーム、ジンバー系から紘太さんの戦闘力はぐんぐん上がっていったが、なのはちゃん達はどうなるかなぁ…

 

どうせだし近くで見てみよう、きっと素晴らしいバトルを見せてくれるだろうから。

「あぁ、心が踊るなぁ…!早く見に行こっと」

 

 

「おっと、見たけりゃ見物料金を払ってからにしてもらおうか?」

上機嫌に歩き出した僕の背後から、聞き慣れた声が聞こえた。

振り返る、誰かが居る。しかし夜の闇に隠れてその顔は見えない。

 

少し、少しだけテンションが下がったのを自分でも感じる。

 

「…ただ観戦するだけだよ?それでもダメかい?」

「お前が観戦するだけに留まるとは思えないな」

ふむ、確かに。見ているだけでは物足りず、途中で割り込むのが自分でも予想できてしまった。

 

雲に隠れていた月が顔を出し、闇に隠れたその姿が月に照らされ明らかになる。

 

「…そっか。じゃあ代わりに君が僕の相手をしてくれるんだよね?龍也君(・・・)

「あぁ、その為にここまで来てやったんだ。有り難く思えよ?風太」

右手を龍化させ既に戦闘態勢の龍也がいた。下がったテンションが上がっていく。

身体を流れる血が熱くなるのを理屈じゃなく肌で感じる。

「久方ぶりのガチ戦闘だ、心が滾るね…!」

 

《Knockout Fighter!》

《The strongest fist! Round 1 Rock&Fire!》

「変身」

《Dual up! explosion Hit! Knockout Fighter!》

音声と共に現れた

 

「仮面ライダーパラドクス、ファイターゲーマーレベル50(フィフティ)!」

「この前プレシアさんに邪魔された時に使おうとしてた変身アイテムか…今回は邪魔する奴は居ない、全力でやろうぜ!」

 

 

☆☆☆☆☆

 

第三者視点〜

 

 

「火竜のォ、鉄拳ッ!」「オラァ!」

ガキィン!

 

炎を纏った拳と赤いアーマーに包まれた拳がぶつかり合う。結果は相殺、パンチ力は互角のようだ。それを確認し、お互い一旦距離を置く。

パラドクスは少し驚いたように打ち合った拳を見た後、声を上げて笑い出した。

 

「…プ、アッハハハハ!いいねいいねぇ!君達(・・)は本当に最高だよ!Lv.50(この領域)まで強くなるなんて!」

「結構強くなったつもりだったんだが、まだまだ余裕そうだなぁ!」

「アハハハ!」

パラドクスが笑ってばかりで会話が成立しているようには見えないが、安心してください言葉は通じてます(会話してるとは言ってない)

 

龍也は獣のような荒々しくも素早いラッシュを繰り出し、対するパラドクスはボクサーのような最小限の動きで攻撃を躱し、0.1秒とまではいかないが隙を見つけてはその拳を振るう。

両者ともにヒットアンドアウェイ戦法、時に互いの拳をぶつけ合う戦闘が続く。

 

…先に次の一手を打ったのはパラドクスだった。

「大変身」

《Perfect Puzzle》

《Dual up!》《Get the glory the chain! Perfect Puzzle》

「これと…これ!」《透明化!》《高速化!》

龍也の大振りのパンチを躱した流れでパズルゲーマーへと変身し、エナジーアイテムを組み合わせて自身を強化する。

 

「なっ!?一体どこに…ぐっ!」

姿を消して高速で移動するパラドクス。背後、側面、時には正面と様々な方向から龍也へ攻撃する。

 

もちろん龍也もやられっぱなしではない。

「フゥ〜……そこだァ!」

目を閉じ、自然体になった龍也。それを不思議に感じつつも先ほどと同じように攻撃しようとしたパラドクスだったが、龍也はカッ!と目を開き、見えないはずのパラドクスの腹へ拳を叩き込んだ。

 

「ウグッ…ちょ、なんで分かったんだよ!?」

「空気の流れと勘」

「ッ、んなデタラメな!?」

その攻撃でエナジーアイテムの効果と集中力の切れたパラドクスに龍也は連続攻撃をしかける。

防ぐパラドクスだが、少しずつ防御が追いつかなくなる。

 

 

まるで(詰)将棋だな…(スマホ太郎感)

 

 

「くらい、やがれ!」「ッ!」

そして、ついに龍也の一撃がパラドクスを捉える。

体制の崩れたパラドクスに、龍也は必殺技の溜めを始める。

 

「まだナツ(オリジナル)の滅竜奥義は使えねぇけど、俺の滅竜奥義…紅炎"龍"(ぐえんりゅう)!」

龍也から放出される魔力炎はその拳ではなく、右足へと集中する。

ナツ・ドラグニルの滅竜奥義のほとんどが拳を使っていたモノだったが、拳に魔力を集中させても彼はその魔力をずっと拳に留めたまま攻撃がすることができなかった。そこで彼は考えたのだ、「仮面ライダーみたいに足に纏わせればいいんじゃね?」と。するとこれが大成功したのだ。理由はわからないが、もしかしたら風太のせいかもしれない…。

 

「これとこれとコレェェェ!」

《鋼鉄化!》《マッスル化!》《マッスル化!》

《キメ・ワザ》《Perfect Critical Combo!》

もちろんその溜めの間に何もしないパラドクスではない。短い時間でパズルを組み立て、必殺技を使い、ジャンプする。

 

 

「「うおおおおおぉぉぉぉぉおおおッ!!!」」

ギャララララララララァァッ!

 

ぶつかり合う彼等の足から火花とパズル状のエネルギーが散り、辺りに舞う。

既に2人は"原作"の事など考えていない、両者の頭にあるのは「目の前のライバルを倒す事」だけである。

 

そしてーーー、




決着はいかに…!というところで終わってしまいましたね。
久々にガチ戦闘です(もしかしたら初かも)

次回で決着はつきますが、その前に2人が忘れている原作の方を覗くとしましょうかね…。

ではご静聴ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第41話:勝者などいない、エンディングテーマは“地獄”である

ふぅい、なんだか急に意欲が沸いたので今年初投稿。
待たせたな。
大学受験前の人間がやる事ではないが、まぁ構わんだろう。

ところでジオウ面白いっすね、最高。というか私ディケイド世代なのでもうディケイドが出てきただけでもうしゅき。ネオディケイドライバーの2次予約しちゃったぜ(1次は逃した)

エボルが主人公の小説書きたいって言ったけど、やっぱりキルバスの小説書きたくなった。


モチベの為に感想をください(欲張り)


これは龍也と風太が、なのは達とシグナム達が戦闘を始めるもう少し前の話。

 

優也視点〜

 

「おそらく風太が色々ちょっかい出しに来るだろうから、俺が足止めに行くよ。今日はなのは達の新生デバイスの初戦闘でもあるし、あいつとベルカの騎士が共闘とかし始めたら厄介だからな」

 

アースラ内での会議、龍也がそう告げて出て行ったのが5分程前だ。

元々相棒のような仲だったし、龍也なりに風太がやらかす(予定)事に思うところがあるんだろう。

…だけど、相手は“あの”風太だ。皆かなり心配している。

「龍也…大丈夫かな…」

フェイトが待機状態のバルディッシュを握りしめてその心配を声に出す。

…しかし誰もその声には応えない。この場にいる皆、彼の…風太の実力を知ってるからだ。

 

「大丈夫よ」

そんな時、プレシアさんがそう答える。

「この数ヶ月間、龍也はこの私が鍛えたんですもの…だからそんなに心配しなくても大丈夫よ、フェイト」

優しく、慈愛に満ちた声をかけるプレシアさん。敵だった時はとても苦労したり、フェイトを娘と認められず酷い態度をとったり。味方になるとこんなにも頼りになる親バカになるなんて…感極まって涙が出そうになるが皆の前だ、男として人前で泣くのは少し恥ずかしいので我慢しよう。

 

そんなこんなで、その後も順調に龍也の居ない作戦会議は進んでいった。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

風太視点〜

 

 

一方その頃、風太は暇なので自身を転生させた神…全界神と例のスマホもどきで他愛もない会話を楽しんでいた。

「最近楽しそうじゃのぉ、風太」

「そりゃね!紅夜くん強くなったし、龍也ともそろそろ戦えそうな雰囲気だし…。いや〜でも…この世界に来る前、神様に「踏み台をやってくれぬか?」って言われた時が1番ワクワクしたなぁ…!」

「それでワクワクするのは流石にどうか思うぞ…」

「そうかなぁ?…でも殺した相手に向かって「踏み台やって?」って言う方もやばくないかい?」

「確かに」

「「あはははは!」」

会話だけ聞けばやべーやつらだが、それ以外の事情を知っていてもやはりやべーやつら、自覚はある。

 

「それで…この後はどうするんじゃ?」

「ん〜?僕は原作を知らないからねぇ…。そりゃある程度は教えて貰ったけど、正確な時期とか分からないから何かしら起きてから(・・・・・)じゃないとどうしようもないかな」

「どうしても後出しになってしまうのは難点じゃな」

「ま、その分他より強力な特典貰ってる訳だし…僕の勝率が50%(フィフティ)を下回る事は無いでしょ」

「でもこの前紅夜に負けたじゃろ」

「あ、それ今言う〜?」

おちゃらけてみるが、負けた事自体は割と気にしていたりする。

「まぁ、どう転んだとしてもワシは構わんさ」

「へぇ、余裕だね…」

「神様じゃからな!!」

「それもそっか!!」

「「あはははは!!」」

 

…この妙なノリはどうにかならないのだろうかと思う人も居るだろう

…結論から言おう、ならないね(即答)

 

「そう言えばお主の笑い方は「ナハハ!」って感じじゃなかったかの?」

「ん〜?人は変わる生き物だからね、こんな濃ゆい人生送ってる僕は笑い方ぐらいすぐ変わるよ」

「む、そういうモノか」

「そういうもんだよ」

 

つまり「気にするな」って事だよ。

 

☆☆☆☆☆

 

 

そして時は現在へ。

龍也と風太の戦いは…

 

「…僕の勝ちだね」

「…は、本当クソ強いなコノヤロウ」

 

風太の勝利で幕を閉じる。

 

「この前紅夜くんに負けちゃってから、大っ嫌いな努力だとかそういうのを頑張ってたんだ。これで負けたら泣くよ?」

「お前の泣き顔か…面白そうだから見てみたかったな」

「え?まさか龍也くんソッチの気が…」

「ねぇよ!」

相変わらず仲の良い2人である。

 

「けど、時間稼ぎは十分だな」

「?…あらら」

龍也がそう言うと、辺りに張ってあった結界が解ける。なのは達の方も結果がどうなったかは知らないが終わったらしい。

 

…見てみたかったなぁ、更に欲を言えば参戦したかった…。

 

「…ん、連絡が入った。どうやらなのは達が勝ったらしい」

「おや、負けちゃったのかシグナム達」

 

後に風太は「あのデバイスには不意をつかれたが、油断があった訳ではない。今回ばかりは完全に私の負けだ。だが次は勝つ…その為にも鍛錬だ!行くぞ風太!紅夜!」と負けたにも関わらず随分楽しそうなシグナムの特訓に付き合わされるという地獄を味わうのだが、それはまた別の話である。

 

実際には負けたというより闇の書の事もあって撤退に追い込まれただけでまだ戦えたようだが…それでも「負け」は「負け」なのだろう、素直に負けを認め、敵を賞賛する。それこそが彼らの強さの秘訣なのかもしれない。強く誇り高きベルカの騎士の名に恥じない考え方だと思う。

 

負けても楽しくて仕方ないという気持ちが分かってしまった風太は「やばい、俺は戦闘狂かもしれない」と脳裏によぎったが、気にしないことにした。

 

 

「さて、終わっちゃったみたいだし僕も帰りますか」

「…できればお前を捕らえておきたかったな、何しでかすか分からないし」

「まぁまぁ、そんな日もあるよ!じゃあね〜!」

風太はてくてくと帰っていった。

 

 

「…俺は放置かよ」

龍也の声は残念ながら誰にも届かなかった。

 

そして彼は知らない、自分の戦いが終わってなどいない事を。この後にプレシアの説教(地獄)が待っている事を…だが、それもまた別の話であった。

 

 




そういえばルパンレンジャーVSパトレンジャーが終わってた(白目)
投稿スピード遅すぎ問題。2、3年前はめっちゃ投稿してたのになぁ…悲しいなぁ…。

感想で色々語り合おうズェ…そして私の小説を褒め称えてくれ(やっぱり欲張り)
サブライダーを主役にした小説をかかなきゃ…(使命感)

というかこの「とある」の小説色々伏線はったけど、風太の死因だとか前世の家族フラグとか全界神黒幕フラグ回収すんの面倒だなって思い始めた(白目)
ここまでギャグで来てるのにこんなシリアスフラグ要らんやろ(過去の自分全否定)

まぁ回収するけどな!!!

次はデュークで会おう、アデュー!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第42話:星雪の空、Sの予兆。

はやてちゃんの一人称が「ウチ」になってるところがちょくちょくあったので直してたぞい。
勢いで書くとこうなってしまう、気をつけよう!

シンフォギアと仮面ライダーオーズ(ただしグリード)のクロスオーバー新作出しました(広告)見てくれると嬉しい(さらに広告)さらにお気に入りして感想までくれると泣いて喜びます(しつこい)

では、どうぞ


第三者視点〜

 

 

「はぁ…はぁ…」

息を切らし、小さな傷と破れた服等、見た目通りボドボドダァ!!な紅夜。

「大丈夫かよ?」

それを心配するヴィータちゃんはやっぱり良い子。

「んな訳…あるか…」

「…だよな」

 

そんな2人の眼前では割とえぐい光景が広がっていた。

 

「アハハハハハ!!」

「やるな風太!」

「アハハハハハハハハハハハ!!!」

ぶつかり合う(ガチャコンソード)(レヴァンティン)、魔力と魔力、それによって起こる衝撃波、会話として全く機能していない会話。

 

見よ、これが戦闘狂同士の戦いである。

 

 

さて、何故こんな事になったかと言うと。

(前回)龍也を倒しご機嫌な風太と、闇の書のために撤退し不完全燃焼気味だったシグナム。

両者が出会った、出会ってしまっただけという…回想すら必要ない理由である。紅夜がボロボロなのはただの巻き添いである。

 

 

風太視点〜

 

 

 

(アハハハ!マジか、シグナムさんもLv50と拮抗してやがる!)

口では笑い声しか出てない上に、心の中でさえ多少口調が悪くなっているのはテンションが上がっているからだろう。

仮面ライダーブレイブ ファンタジーゲーマーLv50に変身して、あの時と同じようにシグナムと打ち合う風太。

 

ただあの時と違うのは、シグナムがLv50と渡り合えている事だ。

初めてシグナムと戦った時、不意打ちとはいえシグナムはLv50に為す術なく敗れた。

それが今はどうだろう、ほんの1ヶ月近くで追いつかれてしまった。

 

僕が言うのはアレだけど、ここまで強くなって原作ブレイクとか大丈夫なのかね、僕原作知らないけど。

 

ファンタジーゲーマーの魔力によるバフの消去対策だろうか、純粋に剣技でこちらを圧倒してくる。

うん、感覚でどうにか防いでいるけど自分でも分からない。この猛攻どうやって防いでるんだろ俺。

まぁ防げてるんだし、楽しいし。細かい事は考えなくてもいっかぁ!

 

アッハハハハハハハ!

 

 

またもや第三者視点〜

 

 

風太が、感覚とはいえベルカ時代から研鑽されてきたシグナムの剣を防げているのは彼自身の才能はもちろんの事、Lv50よりも上を目指す為に努力した結果だった。

 

それでも剣技は当然シグナムが上、しかしパワーは風太が上。故に戦況は拮抗していた。

だが、この(両者にとって)心地よい戦いもそろそろ終わりの時間が近づいている。

 

…そう、八神家の夕飯の時間である。

八神家では家族皆揃ってご飯を食べるのが決まりである。

決着はもうすぐ。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

「このままやり合ってもキリがないし…次の一撃に全て賭ける、ってのはどう?シグナム」

「そうだな。そろそろ主も呼びに来るだろう、次が最後の打ち合いだ」

風太はゲーマドライバーのレバーを戻しエネルギーを、シグナムは剣を鞘に収め魔力を貯める。

 

 

そしてーー、

 

 

「「うおおおおおお!!(はあああああああ!!)」」

《TADORU CRITICAL SLASH!!》

「飛竜一閃!!」

 

 

辺りは光に包まれた。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

「で、結局決着がつかなかったと?」

巻き込まれボロボロにされてしまった紅夜が悪態を吐く。かなり機嫌が悪そうだが、八神はやても居るので大丈夫だろう。

「ああ、風太も日々鍛錬を積んで少しずつ技術を付けてきている。このままいけばもっと…」

やけに嬉しそうに風太の成長を語るシグナム、やはり努力もせず才能の持ち腐れをしていた風太に思うところがあったのだろう。

 

本人としては毎日紅夜と遊び感覚で戦っているだけなので、あまり「努力した」という自覚はないが。

 

「君たちがどんどん強くなっていくからね、才能にかまけてふんぞり返っている訳にもいかなくなったんだよ」

口調だけ聞くと面倒そうに言っているが、顔はかなり楽しそうな風太。やはり戦闘狂な部分があるのだろう。

 

それとは別に「またふんぞり返っていたい」という欲望もあるので、その為という事もある。

「Lv100とかLvを超えた存在までいけばまた楽出来るだろう」という見込みであるが、その時に彼が周りの強さに焦ってまたもや努力するのは別の話である。

 

「にしても、風太最近よく私の家で夕飯食べてるけど大丈夫なん?親とか…」

「ん?あぁ大丈夫大丈夫、ちゃんと許可は取ってる」

ココ最近の風太は、闇の書の状況確認やシグナムや紅夜との毎日戦う為に夕飯までは八神宅に居るようにしている。

極家の親バカ達は少し寂しそうにしていたが、友は大切にするべきだ…という考えの元好きにさせている。

 

ほんとに寂しそうなので、良心が傷んだ風太がたまに学校帰りすぐに家に帰って親と一緒にいる事はある。

いくら才能の塊で転生者であろうと親には敵わないものだ。

 

それはそれとしてはやての近くに風太がいる事をちょっぴり良く思っていない紅夜も居るが「風太に対して嫉妬とか抱くだけ無駄である」という結論に至ったため普通に接している。

 

「…ん、もうすぐクリスマスか…」

ふと見上げた時に目に入ったカレンダーで気づく。そろそろA’s編?も終わりが近づいているようだ。

「あ、クリスマスと言えば…」

「?」

「この前図書館で友達が出来てな?一緒にクリスマスパーティをやらないかって誘われたんよ」

「おお、いいんじゃない?」

「それで、な…紅夜と風太も一緒に来てくれると嬉しいというか…」

「もちのもち、OKだぞい(あら可愛い)」「もちろんOKだ(可愛いな)」

ちょっと控えめに誘ってくるはやてに風太と紅夜の意識がシンクロする。

 

こんなに可愛くて家事全般も出来るはやてちゃんに好かれている紅夜は爆発四散の呪いを掛けられそうだ。

 

 

風太視点〜

 

 

「ばいばい〜」

「「また明日!(またな)」」

八神家から出て迎えの車に乗り込む。毎回迎えにくるセバスには申し訳ないと思っている。

「いえいえ、これが私の仕事ですので」

…読心術も持ってるなんてすごいなぁ…

「仕事ですので」

ほっほっほっ、と笑うセバスに苦笑いしか出来なかった。どうやら俺もまだまだのようだ。

 

すっかり暗く、寒くなった街道。雪が降り始める。冬もそろそろ本番である。

 

一体どんな結末になるのか…

少しの不安や焦り、多くの期待を胸に。

 

星と雪が飾る空は、とても綺麗だった。

 




少し前にデュークの誤字報告が来て「なんじゃ」と思っていたらデュークの主人公である陽牙くんの名前と風太くんの名前が入れ替わっていて恥ずかしかった、誤字報告ほんとありがとうございます。

小説書き始めて大分経ちましたが、自分の妄想の塊を好きだと言ってくれる方々がいるのが改めてすごく嬉しいです。ありがとうございます。

では、また次回。
「第43話:クリパモード全開。/Sの逆襲」(予定)

お楽しみに


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第43話:クリパモード全開。ごーいんまいうぇい!

いつか書きたかったこの展開。筆が乗ったからファイヤートルネード並の速度で書いた。

こういう時に書かないと一生終わらないからね!(終わるとは言ってない)

1話から眺めてみると「あぁ、あの頃の自分はこういうのが好きだったんだなぁ」と感傷に浸ってしまいます。

その瞬間瞬間、私が好きだったモノを書いている…と思うとこの作品私の人生なのでは?

ではどうぞ。


第三者視点

 

 

クリスマスパーティー…聞くだけで心が踊る楽しいフレーズ。

人によってはクリぼっちだのなんだの寂しいイベントになったりするが、基本的には皆幸せ、平和が1番ラブアンドピースな行事である。

 

転生して累計精神年齢が20を超えた転生者である極 風太は、絶賛ルンルンスキップで下校中。

体は小学生なのでクリスマスで浮き足立つ姿は見た目相応と言える。これでもかと言うレベルの満面の笑み、何も知らない人間にとってはとても微笑ましい光景。

 

笑みの理由はもちろん「クリスマスだから」というだけではない、もうすぐA's編の最終決戦イベントが発生するからだ。

 

娯楽主義者の彼がニマニマとにやけている様は、彼をよく知る人間からすればかなり恐ろしい状況だ、大抵ロクなことを考えていないのだから。

 

 

 

風太視点

 

 

どのライダーに変身しようかな…

 

複数ライダー持ちの性とも言える「どのライダーに変身しようか会議」が頭の中で踊っている。つまりいつまで経っても決まらない。

 

以前、誘拐事件で仮面ライダーファイズに変身した時は「アリサとすずかの為に」戦った。

主役ライダーの力を力を使う時は誰かの為に…と決めたので、基本的にダークライダーの力を使っていたが今回はどうなのだろう?

 

僕は自分の為に戦っているのか、それともはやて達の為だろうか。

さて、どうしたものか。昔は何も考えずに変身してたのになぁ…。

 

クリスマスが近づく。闇の書の管制人格やナハトヴァール、紅夜から聞いただけの未知の存在と戦うことになる…はっきり言って心が踊る。

 

「楽しそうな顔してるな」

背後から声をかけられる。

 

「…久々に君の声を聞いたよ、龍也。最後にまともに会話したのは確か…なのはちゃん達のデバイス新機能初お披露目の時だっけ?」

 

確かシグナム達と同じカートリッジシステムを組み込んだとか何とか。アレ凄いよね、瞬間火力の上昇。シグナムが後で映像を見せてくれたんだけど、薬莢が排出されるのめっちゃカッコイイよね。ああいうの男のロマン。

 

そういえば…龍也に勝ったあの時も、こんな感じで出会って会話してから戦った事を思い出す。今回もこの後は戦闘だろう。なんとなく分かる。

 

…勝てたことよりLv50を使っても辛勝だった事の方が嬉しかったのは、偏に僕が戦闘狂と呼ばれる人種だからだろう。

 

「だったな…負けた上にあの後プレシアさんにめちゃくちゃ説教されちまったよ」

悪態をつきながらもどこか嬉しそうな声音の龍也。あれからそんなに経ってはいないが、きっとめちゃくちゃ努力して、あの時より強くなっているんだろう。やっぱりこいつと僕は似ている。

 

「お前と似てるとか嫌なんだが?」

心を読まれる、そういえばそんな能力あったな。

 

リア充してる癖に陰キャな能力持ちやがって、なんか腹が立ちますね(静かなる怒り)。

 

おいこら何嬉しそうに笑っとんじゃワレェ

 

「いつもお前には引っ掻き回されてるからな、主導権を握れるのは結構楽しいモンだな」

 

そういう誰かをバカにするような態度は僕の特権だぞこの野郎。

 

「たまにはお前の気分になってみても良いだろう?」

「君そんな性格悪い奴だったっけ?」

心を読まれてばかりなのも癪なので会話を再開する。あと良くない、僕は常に相手の優位に立ってたいんじゃい。

 

「さぁ?誰かのが移ったんじゃねぇかな。あとそういうところだぞお前」

なるほど、大体僕のせいか。あと会話してるんだから心読むな。

「言っとくけど心読んでるんじゃなくて聞こえてくんだよ」

「そうだったね。そういや最初に会った時は聞こえてなかったみたいだけど、アレは?」

 

顔を認識するなり名前を知るなりしないと心が聞こえないんだろうか、知らんけども。

 

「あの時のお前、心の声がそのまま口に出てたから聞こえても意味無かったんだよ…」

あの時を思い出したのかため息を吐く龍也、なるほどね。そんなに馬鹿正直だったのか、あの頃の僕は。予想以上だな。

 

「…で、どうしたんだ?娯楽主義が随分悩み顔だな」

さっき楽しそうな顔してる、とか言ってなかったっけ。まぁ悩んではいるんだけど。

 

「…僕だって色々悩み事があるんだよ」

 

ふん、と視線を逸らす。いつも茶化す側の自分が見透かされているというのはやはり良い気分ではない。心を読まれる事に関しては前からなのでどうでもいい、問題はいつもなら気にせずフェイトちゃんアリシアちゃん関連で反撃するであろうこの状況でも悩みが原因で為す術がない事だ。

 

どのライダーに変身するかなんて悩み、昔は楽しかったのに。

 

「お前が悩み事ねぇ…」

なんだそのにやけ顔、腹立つ。

 

やけに絡んでくるじゃないか、ちょっと疲労感を覚える。

 

「言っとくけど普段のお前とか今の俺の10倍うざいぞ」

「ぐっ」

故意にウザ絡みしている自覚はあるので何も言い返せない。今日の龍也はツッコミもキレキレだ。

 

 

「…悩み事があるなら相談くらい乗ってやるよ、お前がそんな調子だとこっちも困るんでな」

意味ありげに視線を逸らす龍也。無印編では一杯食わされたので今回も何か企んでいるのだろう。

学校で習う勉学の才能を捨てて、戦闘や戦略においての才能を得たのでは?と思わず疑うレベル。

 

「ま、お前が悩みを言わなくても聞こえてくるんだけどな」

「むぅ…」

 

心を読む…いや聞こえるだったか。ここまで主導権を握りやすくなるのか。来世はその能力欲しいな。その分苦労は多そうだけど

 

「…別に、悩む必要なんかねぇだろ。好きなライダー、自分の成りたいライダーに変身すれば良いじゃねぇか」

 

…そんな簡単に考えて良いのだろうか。

 

確かに僕は仮面ライダーが好きで、色んなライダーに変身したいからこの能力を選んだ。

 

でも、変身すればするほど考えるようになってしまったのだ。娯楽主義で、自分勝手な自分が、ライダーになって良いのか。人間の自由の為に戦うライダーの力に、自分は相応しくないのではないか。

 

それでも君は___

 

「良いじゃねぇか、それが極 風太だろ?」

「…は?」

 

 

きっと、その時の僕は間抜けな顔をしていたのだろう。

 

「お前は仮面ライダーじゃねぇ、ダークライダーでもねぇ。お前が自分で分かってる通り、お前は娯楽主義で自分勝手で___」

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺達の友達の、極 風太(・ ・・)だ」

 

 

 

 

 

 

 

「…ほんとに、いいのかな」

 

 

 

 

 

 

「当たり前だろ。仮面ライダーだろうがなんだろうが、その力はお前のモンなんだから。というか何今更悩んでんだよ…今までやりたい放題やってこの世界(リリなの)の原作やらなんやらぶっ壊してきたんだ。仮面ライダーの原作だって、お前がその手でぶっ壊して創り直してみせろよ」

 

 

その一言で、悩みが解決してしまった。

 

 

…ほんとにカッコイイ奴だな龍也は。お前がモテる理由をまた1つ知っちゃったよ。

 

 

「……うん、そうだね。ほんと、何悩んでたんだか。ありがとう、龍也」

「なんだよ、泣いてんのか?」

「な、泣いてないし」

「そうかよ」

「そうだよ、全く失礼しちゃうぜ」

登校中にふざけ合うようなやり取り、やっぱりこの時間は楽しい。

 

「もう、いけそうか?」

優しい目を向けながら微笑む龍也。僕が女だったら間違いなく惚れてた、そういう顔をフェイトちゃん達にもすれば良いと思う。

 

「あぁ、なんだか…今ならなんでも出来る気分だよ」

おちゃらけた笑みで応え…

 

《マキシマム マイティ X!!》

 

「そうか?そんじゃあ…」

 

「やろうか龍也!」「いくぜ風太!」

 

 

《マキシマムガシャット!》

 

「変身!!」

 

 

 


 

 

 

場所は神界。管理世界でも管理外世界でもない、外側(・・)の世界。

 

「無意識に感じ取った前世の記憶のせいで、随分悩んでたみたいじゃの」

《ええ、ですがあの調子なら問題ないでしょう》

 

戦闘中の風太と龍也、2人の映像を眺める風太を転生させた神と女性の電子音声。

何かを心配していたようだが、風太の様子を見て『問題なし』と判断したようだ。

 

「すまんなシア、記憶の取り扱いは大変だったじゃろう」

《構いません。貴方の無茶ぶりには慣れています》

「ほんとマジすまん」

どうやら神はこの女性に頭が上がらないらしい。

 

《そうですね…。許して欲しければ私の質問に答えてください》

「はい、なんでしょう…」

《貴方がそこまでして彼に入れ込む理由は?前世のことで暴走したとしても、能力を奪えば問題ないでしょう》

「…」

《それなのに随分と慎重に扱うではありませんか。つまり貴方が与えた能力以外に、彼自身に何かがある(・・・・・・・・・)ということになる。それは一体?》

 

「…さて、過ぎたことはあまり思い出せなくての〜。ワシも歳かな?」

《…いいでしょう。貴方がそういう風にはぐらかすということは問題ないということでしょうし、これ以上は追求しません。では失礼します》

 

「…ふぅ、ワシの周りは恐ろしい女ばかりじゃ」

「ほほう?それは私もですか?」

「そうそうアマテラスちゃんとか筆頭だよねぇ…って、あっ」

「ほ・ほ・う…?」

 

その日、最高神は(神生何十回目かの)地獄を見た。

 

 

 

 

 




前はバッドエンド書こうと思ってたけど今はハッピーエンドを書こうとしてるうーんこの優柔不断。

まぁ行き当たりばったりな作品だし大丈夫大丈夫。

この龍也が風太に「お前はお前だろ」と説教する展開めっちゃ書きたかった。書けて良かった、今まで書いてきた自分に感謝。なんだかんだ応援してきてくれた読者の皆様ありがとう。

なんか最終回みたいな後書きしてるけどまだもう少しは続くよ。

今、鎧武が好きだった頃の記憶とエグゼイドが好きだった頃の記憶が蘇ってるから多分最終回まで風太君はハイパームテキでハッピーエンドの運命を創ります。やったね。

ではまた今度。公爵の方で言い忘れてたけど誤字脱字や感想等、よろしくお願い致します。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第44話:最後の一撃は…呆気ない。


お待たせ、待った?待ちましたよねすいません。

とりあえずどうぞ


件の四騎士達に予想以上の苦戦を強いられ、闇の書のタイムリミットが刻々と近づいているであろう現状。

 

そんな中、地球の協力者である天使 龍也(あまつか たつや)が「今まで敢えて放置していた極 風太を迎えに行ってくる」と言った。

 

それからしばらくして二人のモノと思われる魔力及びエネルギー反応を検知、安否確認を含め現場に向かうクロノ・ハラオウン。

 

そこで目にした光景は___

 

 

 

 

「協力要請しに行っただけなのにどうして二人ともボロボロなんだ…」

14歳、時空管理局執務官は頭を抱えた。

 

実力者揃いのこの地球(ほし)で最強を誇る(らしい)極 風太(きわみ ふうた)と、彼を迎えに行った筈の龍也。彼らが道端でぶっ倒れていた。

幸か不幸か一般人には発見はされていなかったが。

 

「あっ、クロノ君じゃん。PT事件の時に僕の処遇について話し合った時以来だね」

「…」

「頭抱えてどうしたの?頭痛?今持ち合わせないけど、家には薬あると思うから一緒に行く?あっ、痛っ!思ってたよりダメージでかいわコレ。Lv99ぞ?初回登場補正もある筈なのに何故引き分けたのか、これが分からない。ふざけんなよ龍也テメェ」

「はぁ…」

意味不明な文句をグチグチと言いながら立ち上がる風太に対し、思わずため息を吐いてしまう。

 

「龍也、状況を教えてくれ」

風太では話にならない、と龍也に視線を向ける。

 

「ぐっ…まぁ、とりあえず協力はしてくれる、いっつ…!」

「大丈夫、ではなさそうだな」

短い付き合いではあるが、龍也の実力が本物だということは知っている。彼の異常な成長速度も。

 

それが引き分けるとなると極 風太という人間が実力者である事も本当のようだ、こうして見ているとにわかには信じがたいが。

 

とりあえず2人ともダメージが深そうなので回復魔法をかける。

 

「風太、お前負けたんだから俺らの言う事聞けよ」

「は?引き分けでしょ、大丈夫?ついに頭やられちゃった?」

「ぶっ飛ばすぞ。確かに俺とお前だけなら引き分けだったかもしれないが、そこにクロノが来たんだ。なら俺たちの勝ちだ」

「ずるい」

「ずるくない、特にルールなんて定めてなかっただろ」

あまりに年相応な言い争い、この2人の異常な面だけを見てきたクロノは少しだけ安堵した。

 

「そんなことより今は闇の書だ。主と四騎士はどこにいる」

だが時間もいくら残されているか分からぬ状況。とりあえず言い争いを辞めさせ、風太に質問をする。

 

「彼女の家でクリスマスパーティーの準備をしてる」

「は?」

「クリスマスパーティーの準備をしてる」

 

「「…」」

沈黙、返ってきた答えに2人は絶句してしまった。

龍也としては「え?もう入院してる時期じゃなかったっけ…?」と困惑。

クロノはもう理解が追いつかない。

 

「丁度いいや、2人も手伝って」

気がついたら自分たちが言う事聞かされていた。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

はやて宅に人が集まる。家主であるはやて、従者である四騎士、はやての友達である紅夜、すずか、アリサ。

風太と、風太に連れてこられた龍也、クロノ。

そしてクロノにいきなり呼び出されたなのは、フェイト。計13名、敵味方関係なくクリスマスパーティーの準備をしていた。

 

(ねぇフェイトちゃん)

(どうしたのなのは)

(私あのベレー帽の女の子最近見た事ある気が…)

(落ち着いてなのは、そんな筈ない)

(でもあの長髪の女性もこの前フェイトちゃんと戦ってた人にそっくり…)

(なのは、世の中には似てる人が3人は居るんだよ)

 

「シグナムー!これどこに飾りつければいいんだー!」

「それは…そこの柱だ」

「ここか?よっ、と…へへん、どうだ!」

「ふむ、流石だなヴィータ。さて、私も頑張るか…」

 

(ねぇフェイトちゃん)

(龍也が前に言ってた、風太が関わってる時は何も考えちゃいけないって)

(あっはい)

 

「この状況は一体なんなんだろうか」

「クロノ、喋るより手を動かした方がいい。深く考えると死ぬぞ、精神が」

「龍也…慣れてるんだな」

「慣れたくはなかった」

 

「はやて、こっち終わったぞ」

「じゃあ次は…」

「紅夜くん、はやてちゃん」

「「?」」

「2人ってなんだか…夫婦みたいだね!」

「「すずかちゃんッ!?」」

 

 

「随分楽しそうね、風太」

「アリサちゃんか。うん、まぁ、色々とね」

「なのは達がなんだか死んだ目をしてるのと関係してたりする?」

「めっちゃ関係してるねぇ」

「全く…あんまり困らせたりしたらダメよ」

「アリサちゃんは僕のお母さんか何かかな?」

「はっ倒すわよ」

「ごめんて」

 

そんなこんなで準備は進んでいき、ひと段落したところで達也に呼び出された。優也、紅夜、そして僕(つまりは転生者組)は皆の目線を盗んで八神家の奥…物置にある鎖でガチガチに封じられた本、闇の書の前に居た。

 

「これが闇の書か…」

「しみじみ呟くな龍也、おじいちゃんみたいだぞ」

「そんな老けてねぇし今シリアスパートだから黙ってろアホ風太」

「2人ともメタいこと言うな、シリアスが無くなるだろ」

「多分もう手遅れだよ紅夜くん…」

 

ひとしきりふざけたところで本題に入る。

「それで?わざわざチート4人も呼び出してどうするつもりだよ」

「この前風太に仮面ライダーエグゼイドって作品を見せてもらったよな」

「うん、見せたね」

「その中に『リプログラミング』という能力があった、この世界の魔法は割と機械的だ、ワンチャン闇の書の改悪された機能をどうにか出来るかもしれない」

「OK、大体分かった」

《ガシャコンキースラッシャー!》

《マキシマムガシャット!》

「最低でも消して欲しいのは『再生機能』、出来るならもう全部解決して欲しいけど」

「いくら僕の魔力とかその他諸々を蒐集させたからってそこまでは無理だと思う。まぁやってみるけど」

 

 

『MAXICIMAM MIGHTY CRITICAL FINISH!!』

 

ガシャコンキースラッシャーの先端から放たれたビームが闇の書に当たり…

 

意識する。闇の書に蒐集された自分のバグスターウイルスを、闇の書のプログラムに侵入させ、改変する。

 

バキンッ!

 

何かが壊れる音がして…

 

「あ、上手くいった」

「「「呆気な」」」

 

闇の書は本来の姿を取り戻し、夜天の書と戻った。

 

 

 


 

 

 

明らかにヤバい音したのに…と3人が微妙な表情を浮かべていたが、パーティが始まれば笑顔に変わる。

 

いつの間にかアリシアちゃんやプレシアさん、リンディさんなど色んな人が揃っていた。

 

いつから居たんですか…?

え、龍也が連絡したのね。なるほど…

 

 

その日は皆で楽しくクリスマスパーティして帰りました。

 

 

 

 


 

 

 

闇の書の闇が祓われた。

 

闇の書への復讐のため、再生機能ごと永久封印しようとしていた者たちにとっては複雑な吉報だった。

 

八神はやてという幼い少女を犠牲にせずに済んだのは確かだ、それでもやろうとしていた事に変わりはない。

いつか彼女が大人になった時、真実を語ろう。それまでは…

 

 

 

 


 

 

 

 

「第二部、完ッ!」

「まじで終わったんだよやめろ」

龍也くんにマジトーンでツッコまれる。

「そんなにピリピリしないでよ、誰のおかげでクリスマス楽しく過ごせたと思ってんの」

「はぁ…」

「ため息やめて」

 

あれからもなんて事ない日常が続き、変化と言えばはやてちゃんの家に新しい人が増えてたくらいだ。リインフォース、というらしい。

 

本人は何故か困惑して様子で、

「何故私はここに…?」

と信じられないモノを見るような目で鏡に映る自分を見ていた。

 

「あれ面白かったよね、僕もああいう時期あったよ」

前世の自分が中学二年生だったころを思い浮かべながら、龍也に笑いかける。

「…彼女の行動とお前の“ああいう時期”は多分関連性無いと思うぞ」

「あ、そう?」

 

片方はげんなりとしながら、片方はカラカラ笑いながら道を歩く。

 

 

これからも、彼がこの世界に飽きるまで。

 

 

 





待たせた割には低クオリティだし大分無理やりですまない。ほんとはもっと色々やりたかったけど、書き始めたのが中学の頃でな…もう正直この作品でやりたいことないんや…。

デュークも同じ理由で正直どうしようか悩んでる。モチベがな…?無いんや…

とにかく完結。応援してくれた皆様が居なければ正直無理やりでも終わらせることは出来なかったと思います。本当にありがとうございました。

これからは別作品を主に書いていく思いますが、そちらも好きな方はこれからも応援宜しくお願い致します。


最後にしつこいですが、本当にありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。