不憫な死神の記録帳 (不憫な死神)
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緋色カク(過去編)

えー...今回は緋蒼の世界もハイスクールD×Dも関係ないほのぼの過去編です。
なぜ唐突に過去編か?やりたくなっただけだ。
反省はしている。だが後悔はしていn(ピチューン
置手紙『何時か本格的にやろうかな』


【幻想郷】それはある妖怪が作った、秘境。

人間や妖怪、妖精果てには神が住んでいる世界。

さて、そんな世界に移住して来た死神を見てみよう。

 

 

俺、緋色カクは死神だ。

死神は前世の記憶を手放して初めてなれる存在なのだが、何の因果か、俺の前世の体が【紅魔館】で冷凍され保管されていた。

 

(不憫な死神での死神への成り方です。恐らく史実とは違うでしょうが、ご了承ください。...死神なんて存在しないと思った貴方は此処までの字数分腹筋してくださいby不憫な死神)

 

俺がその体を触れると、体は亀裂が走り、ガラスと似たような音を出したと同時に俺の前世の記憶が入ってきた。

それと同時に俺は魂の塊ではなく吸血鬼の体に戻っていた。

その影響か体に宿っていた【大地と天空を操る程度の能力】を手に入れ...いや取り戻した。

【大地と天空を操る程度の能力】のお陰か日に当たっても、燃えない、ただ違和感しかなかったがすぐ慣れた。

そして、無縁塚を介して三途の川に戻ったのだが、其処に何時もサボって俺に船頭を任せている小野塚小町と上司である四季映姫ヤマザナドゥが吸血鬼の体になっていたことに驚き、説教された。(この時小町は逃げようとしたが道連れにした)

さてそんな俺は四季様...もとい映姫(四季様に二人の時だけは絶対そう呼ぶように言われている...何故だ)に休暇を与えられ現在紅魔館にいる。

理由?それは...

 

 

 

「お兄ちゃーん!」

ダキッパリィン

「うぉ!?フラン!?急に抱きつかないでくれ...」

「えへへ〜やだ〜」スリスリ

「(そのお陰か張っていた防御結界が何枚か壊れたんだが...)」

「あら、来たのね。」

「お前は相変わらずだなレミリア」

「良いじゃない、別に...貴方の事だから妹の愛は受け止めるんでしょう?」

「まぁ家族愛って奴だからな」

 

 

俺の前世の妹、フランドール・スカーレットとレミリア・スカーレットに会うためだ。といっても今では赤の他人となってしまっているが。

にしても驚いた初対面の時はレミリアにいきなり顔を触られ。フランには抱きつかれたのだ。

 

「お兄ちゃん!」

「ん?何だフラン」

「肩車して!それでその後は!その後は!」

「はいはい分かったよ」

 

フランの要望通り肩車をする

わ〜高〜い!っとはしゃぐフランは見ていて和む。レミリアもこれぐらい素直で良いと俺は思う。

 

「...お嬢様」小声

「あら、咲夜」小声

「カク様...いえカクさんは今日はお泊りに?」小声

「えぇそうよ」小声

「そうですか...にしても死神になっても相変わらずですね」小声

「相変わらずって何がよ」小声

「妹好きの所です」小声

「...えぇそうね、アレはもうダメな所まで行ってるわ」小声

「...まぁ大丈夫でしょう」小声

「そうね私達が傷ついたら、傷つけた奴を即殺すぐらいね」小声

「...確かパチュリー様はそれを何と言いましたか...?」小声

「...シスコンよ、それも重度な」小声

「...」←咲夜

「...」←レミリア

「...それではお茶を入れて来ます」小声

「...えぇ...頼んだわ」小声

「お兄ちゃん!ほら早く行こ!」

「はいはい、分かったよ」

 

その後は平和にそして妹に強襲を掛けられる一人の死神だった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜おまけ〜〜〜〜〜〜〜〜

(変態)シスコン(ただしレミリアは名前しか出ない)

 

「お兄ちゃん!」

「ん?フランか」

 

俺、緋色カクには妹が二人いる。それもこの世で一番可愛い妹達だ。

上の妹の名前はレミリア・スカーレット

下の妹の名前はフランドール・スカーレット

この二人に勝る妹は居ないだろう。

そんな妹の一人フランに呼ばれた俺は何事だ?っと思う...ハッ!?まさか!フランに好きな相手が...!?

いやいやないない!!...嫌でもあり得そうだ。

だが何時だ?俺がフランを見ていない間か?それで私達結婚します...っと言った後に新婚旅行で行ったところで二人でベッドの上で...うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!!??

 

「えっとね...お兄ちゃん」

「フラン」

「え?えっと...何?」

「誰だ?」

「へ?」

「フランを誑かしたのは誰だ?」

「え?ちょっとお兄ちゃん?」

「俺の妹でこの世で一番可愛い妹に手を出した男は誰だ?言ってくれ、言ってくれたら今日は俺と一緒に寝ようか?あぁ安心してくれ、フランを誑かした奴は塵残さず消すから」

「お、お兄ちゃん?話を」

「あぁそうだ一緒に寝る前に一緒にお風呂入ろう、あぁ大丈夫だ。フランの体はちゃんと隅々まで洗「お兄ちゃん聞いて!!」ん?」

「もう!人の話を聞いてよ!そんなお兄ちゃん...嫌い!!」

 

グサッ!!

 

フランが...俺のことが嫌い...!?

何時も俺について来たりしたフランが!?

気づいたらベッドの中にいて寝言お兄ちゃん大好き...とか言ってくれるフランが!?

何が原因だ...まさか...フランの服を保管してることがばれた?

フランの事を何時も陰から見ていたのがばれた?

フランの〇☆△×&¥$€#%*(ピーーーーーー)の入った蓋をした水筒をベッドの下に隠してる事をばれた?

フランの写真(盗撮)がばれた?

一緒にお風呂に入ってるフランを変態みたいな触り方をしているのがばれた?

一緒に寝てる時に何時もフランの臭いを嗅いでいるのがばええた?

 

 

 

....................................よし

 

「死のう」←首吊り用の麻縄を天井に掛け椅子の上に乗って今にも死のうとしてるシスコン

「わー!待って!待って!!お兄ちゃん!嫌いじゃないから!寧ろ好きだから!お兄ちゃんを家族としてじゃなく異性として大好きだから!!だから死ぬのはやめて!」

「...本当に?」

「本当に!」

「よし分かった俺は死ぬのをやめるぞ」

「(ホッ...良かったお兄ちゃん何時もこうなんだから)」

「それじゃあフラン」

「?何?」

「何時...式をあげようか...」←真顔

「え...私達兄妹だよ?」

「兄妹の壁なんて気にしたら負けだ。それに...」

「それに?」

 

 

 

 

 

 

 

「幻想郷に常識は通用しないんだよ」

「....」

 

 

 

 

 





幻想郷に常識は通用しないんですね!
っと言うわけで過去編でした。
ちなみにおまけはこんな緋色カクがいたらというIF物です。

感想など待っています


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とある死神クラスの夢

Fate/grandorderのネタバレを含むかもしれませんご注意ください。
...後オリジナル要素と自己解決してるような部分もあります。



夢を見る。

その夢は凄く穏やかで、心が落ち着く夢だ。

場所は...校舎だろうか...自分は廊下に居る。

だが、この夢は一体誰の夢なのだろう。

 

「...ッチ」

 

後ろから誰かの舌打ちが聞こえた。

誰か、っと言っても聞き覚えのあるものだ。

もしやこれは彼の夢なのだろうか?

そう思いながらも後ろを振り向く。

後ろには今まで見た復讐者(アヴェンジャー)でも裁定者(ルーラー)でもない謎が多いクラス、死神(グリムリーパー)が居た。

真名は知らない、彼が自分で探せと言ったからだ。

 

 

「...お前がどうやって俺の夢に入ったかは知らねぇが此処で見た事は口外するな。」

 

その時自分に驚愕が襲った。

普通ならば話しかけに行った時は殺しに来て、自分は其れから逃げると言うのがカルデア内では普通となっていた。

前よりかは丸くなっていても彼は殺しに来る。

だが、彼は今はそうして来ない。

...もしやこの夢は彼の学生時代の夢なのだろうか?

その為此処では殺しはしたく無いのでは?

聞いてみるとする。

 

[殺さないのか...?]

[この夢は...?]

 

「そうか、死にたいのなら殺してやる。」

 

そう言い彼は何処からか出した大鎌を構え今にも攻撃をして来るようだ。

地雷を踏んだ...そう思いながら、目を瞑り、衝撃を待つ。

..........?

衝撃が来ない。

目を開けるとグリムリーパーは大鎌を手に持っただけでいた。

何故?っと疑問が湧いてくる。

 

「此処でお前を殺しても現実ではお前は死なない、ただ夢から覚めるだけだろうな」

 

ならば尚更殺したほうがいいのではないだろうか?

そうすればこの夢も終わる。

本当に彼は謎が多い。

 

「...言っとくがこの夢はお前を信用していない理由でもある。」

 

信用していない理由?

...そう言えば召喚した時、彼はフードがついた黒いロングコートを着て狐の面を着けていた。

其処から再臨をし、狐の面を取ってくれた。

そして最後まで諦めず再臨する為の素材を手に入れ、3回目の再臨をした。コートも外し赤いTシャツに黒い長ズボンと言う物凄い現代風...と言うより現代の格好になっており記憶が召喚した時より元に戻ったと言う。

..ただ左腕と両足にく鎖がついた拘束具、首に金属製の首輪のようなものが付いているのが気がかりである。

 

そう考えていると教室から声が聞こえてきた。

 

「此処がマイルームか...内装は何も無いそうだが...」

「グリムリーパー...」

「待て、何だその目は」

 

一人はここの女子生徒だろうか?

だがもう一人は今、後ろにいるグリムリーパーと同じ声だった。

其れも自分とは違い殺気も何も無い、喜怒哀楽に満ちている。

だが疑問は一つ女子生徒と思われる人物は彼の事を真名では無くグリムリーパーと呼んでいることだ。

 

「何故...と言う顔をしているな」

 

殺気も無い声で彼は聞いてくる。

如何やら普通に顔に出していたようだ。

なら遠慮はしない、質問をすよう

 

[この中に居る人とはどういう関係?]

[何故クラス名呼び?]

 

「ズカズカと突いてくるな...俺の前のマスターだ」

 

前のマスター。

つまりグリムリーパーは聖杯戦争に出た事があるのだろう。

自分達は人類の未来を救う為英霊(サーヴァント)の力を借りているが、本来英霊(サーヴァント)は聖杯戦争と言う殺し合いの為にあったシステムとロマンとダ・ヴィンチちゃんに教えられた事がある。

聖杯戦争は良く言って万能の願望器を持つ者を決める儀式、悪く言ってソレを巡る殺し合いだ。

...青春を謳歌する女子生徒と思われる子が聖杯戦争に出るのはどうかと思う。

 

「クッソ...マスターが冷たい目で見てくる...だが何故だ...俺はあの駄狐とは違うがそれすらもマスターのイケメン魂、略してイケ魂の所為でイケメンに見えてくるぞ...だがちょっとだけ何か変な物も感じる...何かこう...オヤzグォ!?」

 

...誰だこれは

本当に誰だこれは、凄く残念感を感じるぞ。

グリムリーパーでは無く玉藻の前では無いのか?

もしくは自制が効く男版の玉藻の前。

 

「...」

 

自分の後ろにいるグリムリーパーは天井を見ている。

心なしか少し顔も赤い気がする。

 

「まぁ...なんだ...うん...そういう事だ」

 

コッチも誰だ!?

自分の目の前に居るのは本当に色んな特異点を(ちょくちょく殺しに来るが)解決していったあの英霊(サーヴァント)なのだろうか...いや、確実にそうだ。先ほどの彼を思い出して自分はそう納得する。

まさかグリムリーパーがこんなになるとは...

だがそういう事とはそういう事なのだろう。

推測だがグリムリーパーは前のマスターの事が忘れられないのだろう。

自分を殺しに来る理由も納得できる...訳がない。

だが、自分がグリムリーパーのマスターである事が認められないのだろう。

そこは納得するしか無い。

...そう言えば何故自分は彼との契約を破棄しなかったのだろうか?

 

 

 

 

 

にしても前のマスターが女子生徒で前のグリムリーパーがアレか...

 

 

 

 

 

 

 

 

その後自分達は校舎から出た...出たのだが校舎から出た場所が明らかに可笑しかった。

 

青い世界

下は何もない...いや、有るのだが可笑しい。

まるでデータの中のような場所だった。

 

「...まぁこうなるか」

 

グリムリーパーがそう呟く。

どうやら見覚えがあるようだ。

 

「...ッチ湧いてきたか」

 

何が?っとは聞かない。

敵だ

だが、敵は今までの骸骨等と違い、データのようで生き物に似ていたりしていた。

 

「見るからにセイバー、ランサー、アーチャーがいるな...後はバーサーカーにキャスター...か、アサシンやライダーは無しか」

 

彼はそう確信する。

確かに人型のデータの様な者は弓や槍、剣に杖を持っていたり屈強な体格で肉体派のようなのがいる。

肉体派のような敵は如何やら素手のようだ。

 

「まぁ、暇潰しにはなるだろう...やるぞ」

 

この数を...二人で...?

グリムリーパーを見ると彼は大鎌を構えていた。

もう腹を括るしかないようだ。

例えこれが夢だろうと死にたくはないのだ。

 

「行くぞ」

 

グリムリーパーはそう言うと敵に突っ込んでいった。

 

 

 

 

 

先ず最初にグリムリーパーが狙ったのは弓を持つ敵だった。

彼は空中に飛び大鎌を力強く当てる。

弓を持つ敵は裂かれるがデータ修復のように裂かれた部分は治るが間髪入れずにグリムリーパーは弓を持つ敵の首を腰の刀二本で斬った。

弓を持つ敵は首と胴体が別れ、溶けて消えた。

その消え方はまるでデータを削除するようだった。

次にグリムリーパーが狙ったのは杖を持った敵。

杖を持った敵に何処からか取り出した二丁の銃で攻撃。

杖を持った敵は穴だらけになるが傷が治っていく。

 

「ッチ本当に面倒だな...」

 

グリムリーパーが悪態を吐く。

確かに面倒だ。

傷をつけたと思ったらすぐに治るのだ。

だが敵にも耐久力のようなものでもあるのか倒せるようだ。

杖を持った敵が反撃と言うように魔力弾を連発しグリムリーパーに当てようとするが、グリムリーパーは魔力弾を避ける。

全ての魔力弾は当たらなかった。

まるで、魔力弾の間を掻い潜るように避けていたのだ。

次に剣を持った敵が剣を掲げる。

どうやら士気を上げているようだ。

そして最後に槍を持った敵と素手の敵。

槍を持った敵がグリムリーパーに接近し槍で突くが躱され当たらない。素手の敵は空中に飛び、押しつぶそうとするが躱され地面に埋まったがすぐに地面から力づくで抜ける。埋まった場所はクレーターが出来ており自分が当たればどうなるか容易に想像できた。

 

「...こりゃ一気に殺るには真名解放の使用も視野に入れるか?」

 

真名解放、宝具を最大限発揮する方法で宝具の名前を明かすことにより強大な力を発揮できる。だが自分の名前を晒すのと同じであり真名解放をすると無知かバカでない限り正体がバレる可能性がある。

それも有名であれば有名である程正体がバレやすい。

アーサー王が真名解放をし宝具であるエクスカリバーを使用する事は相手に私はアーサー王ですと言うような物である。そこから対策をされるっと言う事がある。

その為、マスターは正体を隠す為に真名解放をさせないでいる。

だがそれは聖杯戦争での話しだ。

自分が今までして来たのは特異点の改善だ。

その為元凶等には惜しみなく真名解放をさせている。

グリムリーパーは真名解放を視野に入れると言った。

つまり、今回で彼の真名が分かるかもしれない...!!

 

「オラッ!!」

 

気づけばグリムリーパーが杖を持った敵を大鎌で真っ二つにしていた。

残る敵は剣を持った敵と槍を持った敵、そして素手の敵だけだ。

 

「ッチ一々回復しやがって...面倒だ一気に決めてやる。」

 

来た...!!グリムリーパー彼の真名解放...!!

グリムリーパーはブツブツと何かを唱える

すると世界が絶望に染まる。

地は荒れ空は暗雲が覆う

そして荒廃した建造物が遠目からでも見える。

他には墓が多く見られる

...恐らくエミヤと同じ固有結界だろう。

これがグリムリーパーの心象風景。

 

「破壊し尽くす...魂の果てから消えろ...死ヲ司ル大鎌(デス・サイス)!!」

 

だがグリムリーパーは周りの景色が眼中にないのか敵に宝具を当てる。

血のように赤い瘴気を放つ巨大な大鎌の刃に触れた敵は一瞬で消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

結局彼の真名は分からなかった。

だが宝具が分かった事もあって彼の真名に一歩近づいたと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

余談だが目覚めた後グリムリーパーの前のマスターとグリムリーパーをネタに話していたら鬼ごっこが始まった。

当然のように鬼はグリムリーパーである。




前のマスター...一体何者何だ...
っと言うわけで記憶みたいな物+戦闘(ダメダメ)でも執筆してみました。
それではまたいつか


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とある死神クラスがいるカルデア

「...」

 

「あ、あはは...グ、グリムリーパー?」

 

...よぉ、グリムリーパーだ。真名は明かさねぇ。

今俺は最悪な事態にあっている。

まず場所はカルデアの食堂。

 

「...」

 

「グ、グリムリーパー...さん...?何で黙っているんでしょうか」

 

(不本意だが)現俺のマスター、藤宮耀子。

此処、カルデアの最後のマスターにして最後の人類。

そして何体もの英霊(サーヴァント)を従えるマスター。

...俺もその内の一つだが...

 

「前回の暗殺からあの紅茶(エミヤ)に止められて殺すのを我慢しようとしたが今回という今回は許さねぇ」

 

「わー!待って!待って!!お願いだから待って!!」

 

「 だ れ が 待 つ か !」

 

っと俺がナイフを数十本このクソマスターに当てようとするが、この人類最後の人間の後輩、マシュ・キリエライトが藤宮耀子の前に出て、俺はエミヤに取り押さえられる。

当然俺はジタバタと暴れる。

さて、先程述べた通り、此処は食堂、そのため今現在、大勢の英霊(サーヴァント)がいる。

つまり...何が言いたいかというと...全員俺に矛先を向けるのだ。(今俺を取り押さえているエミヤを除いて)

 

「おい!落ち着け!!」

 

エミヤにそう言われるが今回ばかりは譲れない。

そう、譲れんのだ。

 

「藤宮耀子が何故、月海原学園の制服を着ているのか問わねばならない!それが今の俺のしめ「落 ち 着 け」ゴフッ」

 

こ、この野郎...み、鳩尾に...思いっきりこぶしを...

 

「え、えぇっとグ、グリムリーパー...大丈夫?」

 

心配された...このクソマスターに心配された。

 

「さっさと起きて説明しろ。で無ければ酷いことにあうぞ」

 

あわせるではなくあうっと言うところに一抹の優しさを感じる。

恐らくその酷いことが主に、清姫(嘘つき絶対焼き殺すガール)源頼光(行き過ぎた子供思いの母)によるモノという事が容易にわかる。

あの二人はもうどうしようもない。

もし此処にあの駄狐が居たらソイツも加わってやばい事になるだろう。

水天日光天照八野静石とか水天日光天照八野静石とか。

来てなくってよかった...。

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「えーっとつまりグリムリーパーの前のマスターがこの制服を着て居たってこと?」

 

驚いた...グリムリーパーの前のマスターがこの制服を着て居たなんて...

あ!皆さんこんにちは...あれ?こんばんわ?まぁいっか。藤宮耀子です。此処カルデアの最後のマスターです。

って、私は一体誰に言っているんだろうか。

 

「詳細は言わねぇぞ」

 

「言わなくっていいよ。隠したいことの1つや2つあるだろうし」

 

そうそう隠したいことの1つや2つ人にはある。

 

「...」

 

グリムリーパー。

詳細は謎のクラスで直訳して死神。

多分、生物に対してのスキルが豊富。

宝具は凄く強力な即死タイプのモノ。

真名があるらしいけど、それを教えてもらってはいない。

何でも自分の真名を知っているのは前のマスターだけでいいとの事。

実はこのカルデアにはエミヤが召喚された後に来た。

召喚された時に真名を教えてくれるのかなっと思ったがそうは行かず。最終的には殺されかけると言う日々を送っている。

...そのお陰で危機察知能力が身についちゃったんだっけ?

 

「んで?その制服を一体、何処で、手に入れた。早く言え、さもなくば殺す」

 

「えっと実は散歩している時に...」

 

「ふざけ...」

 

あれ?どうしたんだろう?急に固まったけど...

 

「...あー、何でもねぇ」

 

え?どうしたのだろうか?何か思い至る節でもあるのだろうか?

あ、そんな事よりも

 

「ねぇグリムリーパー?一つ聞いていい?」

 

「...何だよ」

 

「何でグリムリーパーは私達の召喚に応じてくれたの?」

 

サーヴァントはマスターとなる物の召喚に応じなくてもいい、そんなグリムリーパーが何故、召喚されたのかが謎なのだ

 

「さてな、其れも俺の真名と一緒に探れ」

 

これだ、グリムリーパーは自分の事を教えてくれない。

グリムリーパーが誰で、何の英雄かも知らない。

ただ、オルレアンの時にヴラド三世に対して決闘を申し込んで居たのは印象深かった。

更にロンドンの時にパラケルススが私達にジャック・ザ・リッパーを押し付けた時、グリムリーパーはジャック・ザ・リッパーを倒した後パラケルススを真っ先に消した。

...その後ジャック・ザ・リッパーことジャックがカルデアに来た後はグリムリーパーはジャックを甘やかしている。

ジャックだけではない、小さいギルガメッシュやエウリュアレ、果てにはアステリオスも甘やかしている。

...もしや年下趣味?いや、ないアレは見る限り、第一アステリオスはグリムリーパーより大きい。

それに接し方が完璧に兄。

特にジャックに対してはその兄と言える部分が大幅に出ている。(そのお陰かジャックもグリムリーパーを兄と慕ってしまい私が殺されかけた)

次に呂布やクー・フーリン、ロビンフッドにエリザリート、アンデルセンにも反応して居た。

更に言えば、オケアノスの時にはフランシス・ドレイクに、ロンドンの時はナーサリー・ライムに、イ・プルーリバス・ウナムの時はカルナと李書文に、キャメロットの時はガウェインに反応していた。

何故だろうか?グリムリーパーに聞いたとしても教えてはくれないだろう。

...そう言えばバカンスの時はカルナと何かを喋っていたような?ジナコだとか何だとか?

ううーん気になる〜

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

このクソマスター...俺に質問した後から何か唸っているんだが...今なら殺せるか?...いややめておこうエミヤの監視もある。こうなったらもう一つしかない

 

「...部屋に戻って...寝よう」

 

「まだ何も食べていないのに何を言っているんだ...」

 

エミヤにそう言われるが仕方ないだろう。

主にある一角を見てしまったらそう思わざるを得ない。

 

「...」

 

傍に馬を連れている騎士王...アルトリア・ペンドラゴン

上品に食べているがその速度は凄まじく速い。食べ方が丁寧なのにすっごい速い。

そしてその対面に

 

「ハグハグハグハグ、おかわりぃ〜!!」

 

アルトリア・ペンドラゴンと似た顔を持つ肌を多く露出させている少女...モードレッド

此方は茶碗を持って乱雑に食べている。

米を口の中に放り込んではおかずを食べて味噌汁で流し込み、米を口の中に放り込むの繰り返し。っで無くなったら追加を要求するという。

 

「モードレッド卿、行儀よく食べなさい」

 

「えぇ〜?でも父上本当に美味いぜ?此処の飯は!」

 

「それは私も知っています。ですがそのように食べなくとも良いでしょう。はしたない。それから私は貴女の父でも何でもありません」

 

「照れるなよ父上!俺の一つやるから!」

 

「照れていません。それからくれるのなら全部よこしなさい。貴女は肉ではなく野菜だけで十分です。」

 

...ちなみにアルトリアが食べているのが日本定食、アジの開き等がのっているものだ。

モードレッドは豚カツ定食。

...ブリテンは食に関しては修羅の国だな、うん。

 

「確かにアレは...」

 

エミヤも見ていたため俺の気持ちが分かるだろう。

あの二人の側には日本定食と豚カツ定食の他にうどんやラーメン、スパゲッティ、カレーライスにチャーハンと言った料理の皿が山のように積み上げられている。

...確か、今日の当番はブーディカとメディアだった筈だ。

ご愁傷様としか言いようがない。

 

「おいエミヤ気になったが...明日の当番は誰だ」

 

「私と...君だ」

 

...........

...........

...........

 

「ジャック〜お兄ちゃん疲れた〜一緒にお散歩行きましょ〜」

 

「待て!グリムリーパー!現実逃避をしても意味がないぞ!!」

 

ええい!うるさい!俺はジャックに会いに行くんだ!だから!だから!!

 

「HA☆NA☆SE!!」

 

「お前が思っている事は分かるが!落ち着け!!」

 

「例え落ち着いたとしても明日にはあの二人が満足する料理を延々と作らされるんだぞ!」

 

「その気持ちは痛いほど分かるが諦めろ!!」

 

「うがあああああああ!!」

 

 

 

 

〜数十分後〜

 

 

 

あの後、騒ぎに気づいた藤宮耀子がジャックを呼んで俺を落ち着かせた。

クソ...卑怯だろジャックに...ジャックに言わせるとか...

 

「コートを掴んで上目遣いにお兄ちゃんとか言わせるとか...クソマスター...やるじゃねえか...」

 

この時、エミヤはグリムリーパーを白い目で見ながら、ダメだこいつ早く何とかしないとっと思ったそうな。

 

 

 

 

 

 




藤宮耀子
カルデアの最後のマスター。
月海原学園の制服こと月の海の制服を散歩をしている時に見つけて着用。そのまま食堂に行ったら偶然会ったグリムリーパーの尋問に会った子。
危機察知能力を身につけてしまい夜襲われそうになっても対処ができるようになってしまったとかないとか。
グリムリーパー以外のサーヴァントに好意を持たれている。

グリムリーパー
不憫な死神の所の彼。
前のマスターが好きで好きでしょうがない。
実は、彼がカルデアの召喚に応じたのも前のマスターが原因。
極度のシスコンでもある。
ジャックにお兄ちゃんと呼ばれた時に藤宮耀子が自分の母になると言う結論にわずか3秒で到り暗殺を行おうとしたがエミヤ達に止められる。

エミヤ
今回のツッコミ枠
グリムリーパーとに仲は親友と言えるぐらい。
何気に一番最初にカルデアに来た人でもある。

グリムリーパーの前マスター
言わずとも知れた彼/彼女。
この作品では彼女の方としている。
グリムリーパーを完全に攻略した人でもある。
ちなみに彼の方だった場合は大親友という仲になって居た。

ジャック
妹枠


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とある死神クラスのクリスマス

所で評価って何ですか?美味しいんです?
まぁ良いか...今回はクリスマス(fFate編)です。
と言ってもプレゼント配ってばっかだけど...


「おい、グリムリーパー」

「...何だ。紅茶(エミヤ)

「貴様...なんだその格好は。」

 

よお、グリムリーパーだ。

さて俺は何をしてるのかというと

 

「サンタだが?」

 

サンタのコスプレをしている。

と言っても、ただ、いつも来ている服がサンタの色になっているだけだが。

 

「だが今は別にサンタが居るじゃないか?」

「...あぁ、何故かカルデアに増えていた。ジャンクフード大好きサンタ(アルトリア・オルタ)とクソマスターが「何でストーリークリアで介入じゃなくって終わった後5回目のチケットで手に入れないといけないのよぉ〜!?ブッシュドノエルでいいじゃない!!」っと嘆いても結局来なかった。小さいサンタ(ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ)か?」

「...あぁ」

「ッフ、お前、確かサンタムとか言う変な名前であの小さいサンタを妨害して負けたようだな」

「仕方ないだろう?アレはマスターの提案だったんだ。それから何故私はバレて、サンタアイランド仮面...いや天草四郎はバレていなかったんだ...」

「それは演技力とカリスマの問題だろう。俺にも居るぞ。カリスマ溢れる妹がな、まぁいつもブレイクしては「うー!うー!!」っと言っているが、後あのクソマスター殺す。幾ら小さいサンタ...いや、ジャンヌ・ダルクという存在自身の願いを叶えるためだとしても、何故クソ芝居を打ったんだ、それも自分の後輩であるマシュ・キリエライトに何も言わず。これはもう、信用がないと言うことでいいよなぁ?」

「君に妹がいたことには驚きだが...それは無いだろう。マスターは、マシュに言うと隠し通せず、ポロッと言ってしまう可能性があると言っていたしな。それから私に演技力がないと言うのか?」

「ない」

「何だと!?私のどこに演技力がないと言うんだ!!」

 

はっきり言って本当にない。もうエリザベートと変われと言えるぐらい。

もうこいつは台所に立ったりしていればいいと思う。

...そういや、台所で思い出したが、前マスターも空腹は無いと言って何も食べてなかったな...いや1つ食べてたな。激辛麻婆豆腐。行けるっちゃ行けるが...舌が死にかけるんだよな、アレ。

 

「まぁいいか。俺はもう行くぞ」

「おい待て!行くってどこにだ?」

「サンタの仕事」

「2代目サンタがやったからもういいだろう?だいいちトナカイはどうする気だ?」

「んなもんいらねえよ。」

「それではサンタでは無いぞ...」

「トナカイって十中八九クソマスターになるじゃねえか。俺はお断りだ。それに誰だよ...サンタにトナカイはつきものだと言ったやつ」

「知らん、そしてお前はマスターに心を開いてやれ」

「はぁ...しょうがねえな。今回だけだぞ?まぁ最後だが...んじゃあな」

 

この時エミヤは嫌な予感がするとしか思っていなかった。

 

 

 

 

「つうわけで...先ずはモードレッドの部屋」

 

モードレッドの部屋はサンドバックがあったち、かわいらしいトラのヌイグルミがあったりとちょっと不釣り合いな部屋だった。

 

「まぁどうでもいいか...さーて枕元にプレゼント、プレゼントっと」

 

俺がコートから取り出したのは....

 

 

俺作アルトリア・ペンドラゴンのヌイグルミ

 

 

あおれを枕元に置き部屋から気付かれないように退却。

まぁ気配遮断してるから気付かないだろうが。

 

「?うお!こ、これは...父上のヌイグルミだーー!!」

 

 

「次は...アステリオスか」

 

と言うわけで突撃。

アステリオスの部屋は...まあ簡素。あまり物がない。

あるのは、ベッドとテーブル、エウリュアレ人形か。

 

「まぁ俺はこれでも贈呈してやるか」

 

 

アステリオス専用執事服

 

許せアステリオス、今の俺じゃあお前に対してはこれが精一杯だ。

 

 

「なに、これ?ふく?」

 

 

 

 

「はーい次は...ッゲエリザベート...行くしかないよな...」

 

エリザベートの部屋。

中は酷い。

アイドル関連の物が多い。時には拷問器具も見えたりするのは気のせいだろう。

 

「まぁ...とりせずプレゼントはこれで良いか...」

 

アイドル服

 

 

「早く逃げよ。あーやだやだ」

 

スタコラサッサだぜ。

 

「ん...ん?何かしらこれ...やだ!嬉しい!!これも子イヌのお陰ね!!」

 

 

 

 

そこからグリムリーパーはどんどんプレゼントを置いて言った。

アルトリアペンドラゴン(ランサー)にはライオンのヌイグルミ

エウリュアレにはアステリオスのヌイグルミ

源頼光にはカメラ。(何故か退却する時弓で射抜かれたが、何とか避けれた。こわ)

清姫には盗聴器

 

っとまぁこんな感じに順調に行った。

 

そして

 

「今度は...ジャックの部屋...か」

 

ジャックの部屋はヌイグルミや人形が多い。

...多いのだがそれらは全部解体されており床に散らばっている。まるで、あの子の部屋のように。

...俺から贈れるのはこれだけだな....うん。

 

 

 

 

「ふあ〜あ、?何これ?...わぁ!お洋服!!」

 

 

 

 

 

 

 

「さてっと今回のおまけだクソッタレ...これ用意すんの疲れたぞ」

 

そう言いながら俺はクソマスターの部屋へ入って行く。

 

中はクリスマス仕様でツリーとかが余裕で飾られている。

まぁそう言うことはどうでも良い。

最後がこいつと言うことが癪だ。

 

...とりあえず置く場所は...そうだこいつの隣でいいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

んじゃあメリークリスマスだクソマスター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてオルガマリー・アニムスフィア




ちなみにこのあと、サンタが来たとグリムリーパーとエミヤ以外のサーヴァントは騒ぎ。
カルデアのスタッフとマシュ、藤宮耀子とDr.ロマンそしてレオナルド・ダ・ヴィンチはオルガマリーが生きていることに驚き、何故ここに居るのかを質問責め。
オルガマリーも状況を把握出来ず。混乱状態だが状況が把握出来たら急いで仕事に取り掛かり始めようとしたが、ダ・ヴィンチによるメディカルチェックなどを強制的に受けさせられ。寝た。
グリムリーパーは知らぬ顔でジャック達を見ていた。
エミヤはグリムリーパーを咎めていたが諦めた。


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絶界のキャスター

 

召喚

 

それは、新たな戦力を得るために聖晶石という見た目金平糖で虹色に光輝く絶対にアレな(トラペゾヘドロンじみた)金平糖を3つ使用して行えるものだ。

 

今回は30個貯まったからこれで10回連続で引ける...

 

「先輩...無心です...無心でやるんですよ?」

 

我が後輩_マシュ・キリエライトにも言われる。

確かに色々な英霊(サーヴァント)が来ている。

だが、それでも...それでも戦力が足りないのだ。

 

...今回でこの召喚は...何回目だろうか?

忘れてしまった。恐らく、上位の英霊(サーヴァント)が来たのはもう彼此半年も前だろうか?

...無心だ。

.....無心で...

 

 

 

「ソォイ!!」

「行った!」

 

1回目_投影魔術

2回目_コード・キャスト

3回目_ジキル

4回目_ヒュドラダガー

5回目_優雅

6回目_クー・フーリン(ランサー)

7回目_静謐のハサン

8回目_牛若丸

9回目_アゾット剣

 

「あぁ...ダメだった...」

 

今回も...ダメだっ「先輩!見てください!!」ん?

 

私が再び前を見ると...虹色に光る球体がいくつもある。

こ、これは...!

 

「確定演出...!!」

「や、やりましたね!」

 

そして虹色に光る球体が中央に行き光が収束し始め...

 

「って、待ってください!こ、この魔力量は!?」

 

待って!素人の私でも分かるけど何この魔力量!?神代クラスだよ!!

 

そして光が晴れ、中央には

 

「サーヴァント、キャスター。真名は都合上伏せる。とりあえず絶界のキャスターとでも呼んでくれ。」

 

タバコを加えてニヒルに笑うスーツ姿の赤髪の男性だった。

 

((なんだろう...第2特異点で出会ったエルメロイニ世とキャラが被ってる...顔に傷痕あるけど...))

 

今、マシュとシンクロした気がする。

...えぇっと....どうしよう

 

「あー...なんだ、気まずいからさっさと移動しようじゃねえか」

「アッハイ」

 

カルデアの案内すれば良いのか...うん...

 

ー食堂ー

 

「此処が食堂ね」

 

そう言えば今日の当番はグリムリーパーとエミヤだっけ...

ご飯はなんだろ...私の毒入りじゃなきゃ良いけど。

 

「ん、さんきゅ...?へぇ、アイツが居るのか」

「アイツ?」

 

そう言い絶界のキャスターは厨房で料理を作ってるグリムリーパーを指差す。

 

...まさか知り合い?

 

「知り合いって訳じゃねえが知っている。それだけだ。」

「あの...ナチュラルに心を読まないでください」

「これでも自制してんだがな...ま、頑張るよ」

 

心を読むことができるなんて...しかも反省もしているなんて...なんて...常識人な英霊(サーヴァント)なんだ...

 

大体の英霊(サーヴァント)はグリムリーパーに若干毒されていて、若干アグレッシブだから...幼児組以外は。

彼をソメテハイケナイ。

 

「...にしても、ヒデェ有様だなアイツ」

「えぇっと...何処が?」

「色々な面でヒデェ有様だ」

「つまり?」

「過去の偶像に囚われてるって話しだ。その点、まだ甘ちゃんだな。」

 

過去の偶像、つまりそれはグリムリーパーの元マスターの事だろうか?

 

「それだけじゃねぇ、アイツは色々なものに囚われすぎてんだよ。家族、居場所、仲間。それらの概念にな。」

「え?」

「アイツの行動見てりゃすぐ分かる。...さて、っで?どうすんだ?此処で飯を食っていくのか?」

「あ、うん...キャスターが好きなのって?」

「其処はマスターのオススメで」

「...はい?」

 

まさかこのキャスター...

 

「んじゃマスター、俺の分も取ってきてくれ流石にアイツの前に出んのは無理だ。出来る限りは1対1の場でなきゃ」

 

やっぱりか!!

 

 

 

「ん...やっぱ変わんねえな、味は」

「あ...うん...」

 

キャスターに頼まれて料理を私の分も含め注文し、出来たのを持ってきて席を取っていたキャスターの所に戻った。

 

「?どうした?食わねえのか?」

「...毒...入ってそうでさ」

「あ?毒?どんな?」

「...静謐っていう子が持ってる毒以上に強いの」

「つまり致死毒って事か、それも瞬間的な」

「...うん」

 

今までも何回もあった。

その時その時は、ランサー二人組が囮になってくれて、後からエミヤが持ってきてくれたのだが...今回はその二人はイノシシ狩り中(ディルムッドは嫌々言っていたが)つまりいないのだ。

 

「そうか...おいそこの」

「ん?何?」

 

キャスターが側にいた人_ブーディカを呼び止める。

 

「銀食器はねえか?」

「...へ?銀食器?何に使うの?」

「毒があるかどうかだ。有名なやつだ。あまり万能じゃねえが毒が入ってるかどうかを確認できるからな。」

「んー...でも何で...あ、うん分かった持ってくるよ」

 

ブーディカは厨房のグリムリーパーを見た後、私を見て納得がいったようだ。納得してほしくないけど

 

「はいこれ、銀食器ね」

「ん、サンキュ」

 

ブーディカはキャスターに銀のフォーク(フランスで購入)を渡す

 

「ねぇキャスター?それで本当に分かるの?」

「さっき言ったようにこの方法は万能じゃねぇ。まず、銀食器が毒に反応して変色すんのは硫黄に反応して硫銀化した後、黒くなる。」

「分かりやすく言うと...?

「つまり、銀に存在する物資が硫黄に反応して黒くなるって訳だ。」

「なるほど...あ、だから万能じゃないんだ。」

 

硫黄が無いと反応しないから。

 

「あぁ、今時、多いからな硫黄を含んでねぇ毒は...確認するぞ」

 

銀は...黒くなった。

どうやら今回は硫黄を含んだモノを使ったようだ。

 

「ありがとう!キャスター!!」

「気にすんな。ったく...こんな馬鹿なことをやるなんざな...後で説教って奴だ。」

「あ、それはやめてください。カルデアが無くなってしまいます」

 

一度無くなりかけたし...

 

「そうか...だがまぁ、これで毒が確認されたんだ。レイシフトって奴を使えば色々な毒を収集出来るだろうが...まぁ、其処らへんは取り締められてるだろうな。それもすぐバレるだろうし。」

 

カルデア内で毒なんて使われたらひとたまりもない。

グリムリーパーはそんな事しないだろうけど。

...主に幼児組に被害が行くから

 

「さてっと...マスター、コイツは俺が処理しといてやるから、食いかけですまねえがそれを食ってくれ。」

「え、それだとキャスターに..」

「いいから食っとけ」

 

頷くことしか出来なかった為私はおとなしく食べる。

...そう言えばこれって今使ってる食器もキャスターが使ってた...キニシタラダメダ、ウン

 

黙々と食べてる私は周りの音なんて聞こえてなかった。

 

その時起きていた出来事は私も知らない。

...でも、その日を境にグリムリーパーからの強襲が無くなったし、毒を入れられもしなくなった。

...何があったかは私も分からない。

 

 

 

 

..あ、後wiki様ありがとうございました。





絶界のキャスター
(不憫の中での)cv:中井和哉
属性:善・秩序

筋力:E
耐久:B-
敏捷:C+
魔力:EX
幸運:A+
宝具:EX+

クラススキル

陣地作成EX
道具作成A+

保有スキル

殺神EX
味方全体に[神性特攻]付与&NPを増やす&攻撃力アップ&防御貫通状態を付与(2ターン)

死符A+++
相手全体の即死耐性ダウン&味方全体の即死効果アップ&NPを増やす&自身に弱体化無効を付与(3ターン)

創造神&破壊神EX+++
味方全体に無敵貫通状態を付与&NPを増やす&敵全体に宝具使用不可付与&敵全体にスキル使用不可付与& 敵全体のチャージを高確率で5ダウン&味方全体にArt威力アップを付与&自身に宝具&スキル使用不可&HP1,500ダウン(5ターン)

宝具
死神の終焉(デッド・エンド・ヘルゴッド)
敵全体に超高確率で即死&神性特攻&Art威力アップ&自身に即死効果[デメリット]







っと言うわけでどうも不憫です。ノ
多分すぐ気づくでしょうけど、この絶界のキャスター。
グリムリーパーの未来、つまり大人版って奴です。
...まぁこの話し見てる人居ないだろうけど、この彼も本編で出るかもしれないし、没になる可能性あるので期待しないでね。


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焼き芋カルデア

「芋を焼きましょう」

 

そんな一言から、このパーティー(イベント)は始まった。

 

 

「えっと...アルトリア?芋を食べたいの?」

「はい、芋が食べたいんです。...あ、ガウェイン卿が作ったようなモノではなく焼いた芋を食べたいんです。」

 

カルデアの最後のマスターが在住している部屋でそんな会話が聞こえる。

 

そこには、マスターの藤宮曜子と聖槍_ロンゴミニアドを持った騎士王、アルトリア・ペンドラゴンがいた。

 

「とは言っても...芋って言われても色々あるけど...」

「モードレッド卿から聞いたのですが、あの死神が焼いたサツマイモをくれたから食べてみたら美味しかったと聞いたので...是非私もと死神にじんも....話しをして(尋問して)サツマイモと場所、火種などを用意してくれるっと。」

「あのグリムリーパーがよく聞いたね...」

 

 

「えぇ、その場に黒い私が2人居ましたので、2人も話を聞いて興味が湧いたんでしょう。協力してくれました。」

 

アルトリアは誇らしげにそういう。

この時曜子は死神の身を案じた。

 

 

 

グリムリーパーが用意した場所は紅葉咲き乱れる場所だった。

どこか山の麓なんだろう。

周りは紅葉の木だらけで、落ち葉も多い。

 

「これから焼き芋パーティーを始めます。主催者はこの私、呪腕のハサンめがお引き受けします。何卒よろしくおねがいします。」

 

髑髏の仮面を被った黒い男_呪腕のハサンがそう言う。

 

「それでは注意事項をグリムリーパーに確認してもらいましょう。」

 

グリムリーパーと呼ばれた青年がハサンの隣に立つ。

...その目は死んでいる。

 

「...最初に火種を振り回さない。紅葉の木に燃え移って死ぬ。次にサツマイモが無くなった時の対処法は其処ら辺のエネミーが落とすから遠慮なくぶっ殺して奪え。後落ち葉集めすぎないで、終わり。」

 

「それではこれから焼き芋パーティーを始めます!各々別れてください!なお、班は紙に書かれている通りにお願いします」

 

 

 

Aチーム

 

「ねぇジャンヌ!焼き芋っていつ焼き終わるのかな?」

「まだですよ、それに今始まったばっか...あぁ!アストルフォ!今焼いてるんですから戻してください!!」

 

「ふむ、我と貴様とフランケンシュタインでエネミーを狩り、イモを集める、か」

「おう、...でもよ、なんでこのメンバーなんだ?」

「さてな...おいシェイクスピア、貴様、やる事がないのならばこちらを手伝え」

「いやいや!滅相もございません!私、これでも作家ですのでね、作品を作っているのですよ」

「うー...あー...」

「あぁはいはい、んじゃ行きますか!!」

「はははははははは!!我が愛は!爆発する!!」

 

Eチーム

 

「...おい、早くしねえか?さっさとしねえと始まらねえぞ」

「うぅ...でも!私がリーダーよ!!」

「いいえ!私よ!!」

「そこは勇者の私でしょ!?」

「ッチどうでもいいからさっさとしてくれないか?こちらも暇じゃないんでね」

「「「あんたは黙っててデトロイト!!」」」

「ッ!!」

「み、皆さん!みんな仲良く...!」

「あー、気にすんなパッションリップ、気にしたら負けだ。うん、そんな事よりグリムリーパー俺たちはサツマイモ回収班でいいよな」

「えぇ!?い、嫌です!何でロビンさんと一緒じゃなきゃ...!」

「俺は別にいいぞ。行くならさっさとしろおいアンデルセンお前もみてないで手伝え」

「お断りだ!!何故作家の俺が手伝わないといけない!!」

 

Sチーム

 

「ふむ、焼き芋とはまた風流よな」

「確かに、紅葉に囲まれながら焼き芋をする。私も一回やってみたかったんだ」

「おい、焼き芋はまだ焼けないのか?」

「こんな状態じゃなきゃ最高だけどな」

「貴様は黙ってサツマイモでも回収にしに行け槍兵」

「ならテメェも手伝え!!」

「私はこれでも焼き芋を見る方だから断らせてもらう」

「ッチ...テメェ、上手く自分が面倒だと思う方に逃げやがって」

「そんな事より早く行きましょう...私も、楽しみなので」

「じゃ、頑張ってちょうだい?そこの黒いセイバーも暇ならサツマイモを取りに行くの手伝ってあげたらどうかしら?佐々木もそうしなさい焼き芋は私とエミヤでやっておくから」

「では私もお供いたしましょう」

 

Zチーム

 

「ふふ、セイ...いえ今はランサーだったわね。」

「大丈夫ですアイリスフィール、約束された勝利の剣(エクスカリバー)を持っていた時の私ではないですが、お好きに呼んでください。」

「そう、ならそうさせてもらうわ!セイバー!楽しいわね!」

「はいそうですね」

「結局あの婦人は、セイバーで収まるのか」

「おおおおおおぉぉぉぉぉ!!ジャンヌ!!貴女は本当に麗しい!!やはりこのジルの目に狂いはなかった!!あぁ!もっと見せてください!!このジルに!貴女のご尊顔をおおお!!」

「こいつはこいつでもうダメだ。ック、誰か連れていけ!!」

「ック離せ!!離さぬのなら貴様らの肉片、いや血の一滴残らず消しとばして...!」

「Arrrrrrrr____!!」

「あ!!バーサーカーがキャスターとランサーを掴んで焼き芋ゲイザーに投げたわ!」

「ランサーが死んだ!」

「この人でなし!!」

 

 

Rチーム

 

「こら!ジャック!容易に火に近づかないで!」

「はーい、ごめんね?」

「全く...そこの2人も休んでないでサツマイモを集めなさい!自分の妹を見てみなさい!」

「あら?私達は戦えないサーヴァントよ?ね?(エウリュアレ)

「えぇ、そうねそれに女神に命令しないでくれないかしら?ね?(ステンノ)

「もう...あの子もあの子で大変ね」

(姉様達が見てる...頑張らないと...!)

 

犯罪者+αチーム

 

「何故ここだけ英語表記でなく、しかも犯罪者チームという名前なんだ!!」

「もしかすると、このαというのは私の事だろうね」

「ック、チーム名は良いとして何故シャーロック・ホームズも一緒なんだ!!」

「そこは気にしたらダメでしょ、この組み合わせ考えたのマスターっぽいしね?諦めましょうや」

「では私は焼く係で」

「えぇい!勝手に決めるな!私が焼く係だ!」

「...あれ?戦闘ってもしかして俺だけ?」

 

 

 

Aチームメンバー

ジャンヌ・ダルク

アストルフォ

ヴラド三世

フランケン・シュタイン

モードレッド

シェイクスピア

スパルタクス

 

Eチームメンバー

エミヤ・オルタ

エリザベート・バートリー

エリザベート・バートリー(ハロウィン)

エリザベート・バートリー(ブレイブ)

グリムリーパー

パッションリップ

ロビン・フッド

ハンス・クリスチャン・アンデルセン

 

Sチーム

アルトリア・ペンドラゴン(オルタ)

クー・フーリン

エミヤ

メディア

メデューサ(ライダー)

佐々木小次郎

呪腕のハサン

 

Zチーム

天の衣(アイリスフィール・フォン・アインツベルン)

アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)

ジル・ド・レェ

ディルムッド・オディナ

百貌のハサン

ランスロット(狂)

 

Rチーム

ジャック・ザ・リッパー

エレナ・プラヴァツキー

ステンノ

エウリュアレ

メデューサ(ランサー)

 

犯罪者+αチーム

燕青

ジェームズ・モリアーティ

シャーロック・ホームズ

 

 




っと言うわけで秋系小説(?)でした。
これイベント化するとサマーレースと同じ感じになると思うの....まぁ!なること無いんだけどネ!!イベントキャラとか出てるし!!


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リリなの死神

んーやる気でない


「__っと言うわけで!こちらのミスで死んだ10名を別世界に特典をつけて!転生させました!」

「ふーん、へー、ほーん...この特典ってのは?」

「えーっと...一人目がニコポナデポというもの、二人目は王の財宝と王の軍勢、三人目は写輪眼、四人目は高ランクSSSレベルの魔力と約束された勝利の剣、五人目は♯コンパスに出てくるヒーローのスキルとか全部、六人目は仙術等、七人目は武器の作成と四人目の人と同じ魔力、八人目が死ぬ気の炎、九人目がとある魔術の禁書目録の方向転換と幻想殺し、そして十人目が

 

あぁ__この下っ端は後でさせ

 

運命を操る程度の能力と破壊する程度の能力です!」

 

あ"?

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからってカク君?部下を消滅させなくっても良いじゃないか」

「ッハ!知るか、俺の逆鱗を逆撫でした挙句、その上でタップダンスされたんだ。消滅決定だ。クソが!」

 

うーわ...すっごい機嫌悪いよこの創造と破壊の神。

今じゃボク直属の部下だけど抑えられないよ...

 

「何が神の娯楽だ!何が相互利益だ!!ふざけんじゃねえぞ!!一昔前に流行っていたクソ神どもによるその世界を滅茶苦茶にする行為は反吐が出るんだよ!易々と人間を殺してんじゃねェ!!あのクソ下っ端は消滅!歴史!聖書!あらゆる文献から存在を消したとしてもこっちの怒りはまだ収まらねェ!!」

 

...確かに、過去に大切な人の...それも彼の場合、妹だった子達の力を見ず知らずの人間に渡され、使われると言うのは良い気分ではない。確か、みこーんで良妻狐なもう一人のボク(の神格バリバリ状態)も自分の宝を知らない奴に使われ激怒しながら色々壊していたっけ?

...でも、それでもやっぱりこの神様転生システムという、昔、北欧の神々がハマっていたモノをコッチでやる子が居るとは...この処理はどうしたものか...

 

「クソがッ...店主!激辛麻婆豆腐!それからりんご!アップルパイ!りんごジュース!」

「ちょっ!最初に食べた後のお子様感は何!?」

「うっせぇ!!俺の好きなものを食べて何が悪い!!後激辛麻婆豆腐は何か知らんが食いたくなっただけだ!!」

 

な、なんというゲテモノ喰い...

店主の八咫烏は苦笑いしながら彼が頼んだものを作っていく。

 

「アハハハ創造神(破壊神)様も大変だねぇ。部下の落とし前をつけなければいけないなんて!はい、まずはりんごだ。」

「どうも!」

 

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

 

そんな音を立てながら彼は十数個とあったリンゴの山をどんどん芯にして積み上げていく。

そして次々に注文されてきたものが届き、激辛麻婆豆腐も含め、消費していく。

 

「ご馳走様!!」

 

ガンッ!

 

そんな音を立てて彼は激辛麻婆豆腐を食べきった。

...いつもより早い気がする。

 

「今回のタイムは...30秒!ハイスコア更新じゃないか!」

 

そりゃ速い...っと言うか速すぎないか!?

 

「良いから次!酒!」

「はいはい、激辛麻婆豆腐を食べ切ったやつは全てチャラになる、全く商売上がったりだよ。んで?何にするんだい?」

 

確かに酒、と言われても多い。

焼酎、ビール、鬼殺し等。

 

「...スカーレット・レディ「待って!カク!?それカクテルじゃないか!!ここバーじゃなくって居酒屋だよ!?」ッチ、わかったよ!シードル!」

 

結局リンゴなのか...

 

 

 

 

「ふじゃけんじゃねぇ〜、マジれ〜」

 

数時間後、彼は思いっきし酔った。

此処、高天原では時の流れは無い。

だから時間も気にせず酒を飲む神がいるのだが、彼が来てからはそう言う神は居なくなった。

だからか、私と店主は彼が酔うところを見るのは初めてだ。

 

「えぇっとそれでカク?送られた転生者ってどういう人達なの?」

 

とりあえず、尋問開始だ。

でなければどう処理するか困ってしまう。

 

「じゅー人中きゅー人が男、んでクズ、俺のいもーとのフランとレミィののーりょくを持った奴が女。」

「男全員はクズっと...その女は?」

「...せーじん」

 

へ?

 

「えぇっと...せーじん?」

「んー、せーじん、ぜんこーばかりしてる。」

 

えぇっとつまり聖人で善行ばかりしていたと...ん?

 

「それってカクが怒るレベル?」

「んー!」

 

どうやらちょっと怒るレベルらしい。

 

「てんしゅー!しーどりゅついかー!」

「はいはい」

 

そう言いつつ店主はシードルではなく、神水を注ぐ。

まぁ確かに神水は酒のようでただの水だから、今のカクには有効だけど...そんな湯水のように使われるとなぁ...

 

「ングッ!ングッ!ブハァ」

「一気飲み...それでカク、何で妹達の能力を使われるのを嫌うんだい?もしかして、危険すぎるから...」

「ちはう」

「じゃあなんで」

 

一泊置いてカクはボクの方を向く。

その顔は赤く、酔っているのが第三者でも分かる。

...はっきり言って妖艶に見える。

 

「フランとレミィの力をつはわれるのがイラふく」

 

...つまりこのシスコンは妹達の能力を使われるのが嫌と言うことか。

 

「...とりあえず寝とけこのシスコン」

「グエ」

 

ボクは今世紀最大の力で鎮石でカクを叩く。

酔ってるからか案の定、彼は抵抗虚しく、意識が鎮んだ。

 

 

「...あ"ぁ"クソが!!頭がいて...いてぇ...」

 

久しぶりに飲みすぎた...

クソ...何があったのかわかんねぇ。

気づいたら自分の部屋で寝てて頭いてえし...二日酔いだなこりゃ。それと別に後頭部が痛いが...

 

「一体どれくらい飲んだ俺は...」

 

そうボヤきつつ、準備を整えアマテラスの元へ向かう。

...痛い。

 

 

「あ、おはよう、カク君」

「あぁおはようさんだ上司殿、此処には時間の概念がないがな...」

「アハハ...様式美って奴だよ。」

「そーだな...所で俺の後頭部が滅茶苦茶痛えんだけど」

「ソレジャーハヤクシゴトシヨウネー」

 

何故カタコトなんだこいつ。

 

 

 

 

「ック!おのれおのれおのれおのれおのれおのれぇ!!」

「うっせぇ!!黙れ!!」

 

おのれおのれうっせえんだよクソガキが!テメェはもう輪廻の輪から外れてるから消滅か捕縛だッッ!

 

「まず一人目、回収完了」

 

ッチ、処理とか面倒クセェ。

 

 

『カク君、処理が決まったよ』

『あぁ?どんな感じだ?』

『転生者の捕縛、もしくは消滅だ』

『何神出れる?』

 

スサノオとかオオクニヌシとか来てくれりゃいいんだがねぇ

 

『君1人だ』

『....は?』

『君1人だ』

『はああああああ!?』

 

 

 

「ッチ、あの下っ端、消滅じゃなくヤマタノオロチの毒を呑ませれば良かったなァ」

 

下っ端の尻拭いを俺がするとか...まじ最悪だ。

 

「それでね茜ちゃん!神月君ったらしつこいの!なのはー!なのはー!って!」

「あはは...確かにしつこいですね」

 

「あ?」

 

下を見ると、茶髪のツインテールの少女と、赤髪の少女が2人並んで歩いている。

どうやら登校中のようで、あの制服からするに恐らくバス停に向かっているんだろう。

 

「ッ!」

 

赤髪少女が上を向く。

残念、そこに俺はいない。

 

「茜ちゃん?どうしたの?」

「...何でもないですよ、なのは。ただ視線を感じただけです。」

 

「(...今の運命で見えた黒コートの人は...まさか、他の転生者?...守らなくちゃ)」

 

へぇ...運命を見たのか...確かにレミリアの能力「運命を操る程度の能力」は強力だが、人間が本当に運命を操ることは出来ない。出来たとしても精々見る程度、本当に運命を操るとなると...寿命を縮めなければならない。

 

...能力を使われるのには腹が立つが...今は他の奴優先だ。

 

 

 

私、赤崎茜は転生者だ。

どこか新人さを感じる神様に能力を付与されて転生させられた人。

渡された能力は「運命を操る程度の能力」そして人助けになりそうにない「破壊する程度の能力」の二つ。

私の他にも転生者が9人いるようですが、後6人が何処にいるのかが分かりません。

 

「なのはちゃん!茜ちゃん!おはよう!」

「すずかちゃん!アリサちゃん!おはようなの!」

「おはよう、なのは、茜」

「おはようございますお二人とも」

 

なのはと一緒にバスに乗るとなのはと私の友達、アリサ・バニングスと月村すずかと会う。

 

「今日ばかりはゆっくりしたいわね...!」

「うん...神楽坂君たち、しつこいもんね」

「えぇ!神崎とか私の家まで付いてきたのよ!」

「なのはも神月君につけられたの!しかも嫁と一緒にいるのは当たり前だろ?とか言っていたし...」

 

本当に最悪ですねあの3人組は...

なんて思っていると...

 

「やぁ!アリサ!すずか!なのは!おはよう!!今日もいい天気だな!」

「「「気安く話しかけないで!(なの!)」」」

 

早速現れた。

最低転生者3人衆が1人神月、なのはをストーカーしている最低な男。

何回、寿命を縮めてでもこいつの運命を弄ろうと思ったか...!

 

「所で神楽坂と神崎の2人はまだ来ていないのかい?」

「来てないわよ...てか話しかけないでくれる?」

「アハハハ!照れ隠しかな?アリサ、喜んでいいんだよ?僕のお嫁さんになるんだから!もちろん、すずかとなのはも!」

「誰があなたの...!」

「そうよ!ふざけんじゃないわよ!私達はあんたのお嫁さんになる気なんてないんだから!」

 

またこいつは...!

 

「ハッハッハッハ!...おや?どうやら携帯を落としてきてしまったようだ!ちょっと待っててくれ!」

 

そう言い、神月は運転手に待ってろと高圧的に言い、降りた。

今、運命を弄って事故に合わせて...!

そう思い私は能力を使い、神月の運命を見る。

...見て...しまった。

 

『ふ、ふざけるなよ!俺の写輪眼を...!奪いやがって!!殺してやる!お前を殺してやる!!』

 

吠える神月、そして神月に相対しているのは...先ほど見た黒コート。

何が...起こっている...?

 

『能力を奪った?勘違いも甚だしい、返却してもらっただけだ。クソガキ、コッチは下っ端の所為で処理に追われてんだよ。魅惑の能力を持ったクソガキに英雄王、征服王の宝具を持ったクソガキ、騎士王の聖剣を持ったクソガキに、あるゲームに出てくるキャラクターと言うものの力を持ったクソガキ、んで武器の作成を持ったクソガキに方向転換と能力を消す力を持ったガキ、仙術とか持ったガキ、そして死ぬ気でやる時に出る炎を持ったクソガキ共から能力を返却、んで消滅したかったが...喜べ捕縛で済ませてす。』

『な、何だよそれ!神崎も、神楽坂も死んだって言うのかよ!?ふざけんなよ!!俺たちを殺して!やっと!好きなキャラクター達とヤレると思ったのに!!お前!何様だよ!!』

 

そう言った神月の身体が...バラバラになる。

 

『死神様だ、輪廻の輪から外れたクソガキ』

 

黒コートのポケットに手を突っ込み...タバコを取り出し火をつけ、咥えた...

 

『さて、これを見ている残りのガキ、今そっちに行く、待っていろ』

 

男はタバコの煙を吐き出すと、そう言った...

 

嫌だ...

 

「う〜...あれ?茜ちゃん?」

「どうしたのよ茜?」

「い...やだ...」

「あ、茜ちゃん?」

「嫌だ!死にたくない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「手遅れだ。クソガキ」

 

気づけば、バス内に死神がいた。



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一発ネタ(絶対に笑ってはいけないカルデア新派遣24時)

御都合主義満載だよ!ガキ使ネタ(というかそれそのものだよ)!!それでもいいと言う人だけ見てね!

ちなみに誰が誰か分かるように↓方式にしてるよ!

?「愛してるんだあああ!君たちをおおおアッハッハッハッハ!!」


PM:12:00

 

「おぉ!ここがカルデアか!!」

「いかがですか?閣下」

「では、私はここの調査をさせていただきます。」

 

カルデアに3人の人物がやってきた。

ゴドルフ・...なんとか

コヤンスカヤ

言峰綺礼

 

ゴ「それで迎えはないのか!」

言「多分準備をしているのでは?」

 

そう話していると青年が現れた。

 

 

...ハゲの

 

「ようこそおいでくださいました。本日カルデアをご案内させていただくサトウゆうもんです」

言「初めまして、サトウさんよろしくお願いします。言峰綺礼です」

ゴ「...」プルプル

コ「...」プルプル

サ「注意事項なんですが、このカルデアでは笑ってはいけまへん、笑ったら最後...」

ゴ「はっーはっはっはっは!カルデアは!こんな頭の寂しい奴を迎えによこすとは!!はっはっはっは!!」

コ「笑ってはいけませんわ!閣下!ぷぷ、でも!仕方ありませんわね!頭の寂しい方が案内役だなんて!」

 

その時、アナウンスがかかった。

 

「ゴドルフさん、コヤンスカヤさんアウトです!」

ゴドルフ コヤンスカヤ OUT

 

突如、ゴドルフとコヤンスカヤの背後に中が柔らかいものが入ってそうなブラックジャックを持った覆面の迷彩柄の男が二人現れた。

その二人はゴドルフとコヤンスカヤの尻に向かってブラックジャックを思いっきりぶつけた。

 

ゴ「はうあ!?」

コ「ひぎぃ!?」

 

そして覆面の男二人は去った。

 

ゴ「な、なんだね今のは!無礼にも程があるぞ!!」

サ「言おうとした時に笑ったんが悪い、このカルデアでは笑ってはいかへんのや。ええか?絶対に笑ってはいかへん、どんなことがあろうと笑った場合は痛い罰がくるで、さらに魔術の行使もダメや、使おうたら退場やで」

言「分かりました。では、案内をお願いいたします」

 

 

 

 

ゴドルフ:1

コヤンスカヤ:1

言峰綺礼:0

 

 

 

サ「まずちゃんとした服に着替えてもらいます。あんさんたちは初めて来たばっか、説明が終わった後は好きな服で行動してもええです。右から言峰はんコヤンスカヤはんゴドルフはんっとなっています。」

コ「お、お尻がまだヒリヒリしてる...」

ゴ「な、何故私がこんなモノを着なければ...」

サ「つべこべ言わずはよ着るんや、時間が勿体無いで」

 

数分後

 

PM12:45分

 

言「着替えて着ました。」

サ「なんか麻婆臭が若干するなぁ」

ゴ「ップ」

 

ア「ゴドルフさん、アウトです!!」

ゴドルフ OUT

 

ゴ「はう!?」

 

コ「か、閣下?大丈夫ですか?」

ゴ「だ、大丈夫だ」

サ「ゴドルフはんは...あーなんやへそが出てもうとるなぁ」

コ「ぷふッ」

 

ア「コヤンスカヤさん!アウトです!」

コヤンスカヤ OUT

 

突如コヤンスカヤの背後に赤い棒を持った青髪が現れ

 

突き打つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)!!」

 

コヤンスカヤに放たれた。

 

コ「ピギィッッッッッ!!」

 

その痛さは、測るも知れぬだろう、多分、痔になるかもしれない。

 

言「ふふッ」

 

ア「言峰さん!アウトです!!」

言峰 OUT

 

言「ック、この私が笑ってしまうとは...ハウアッ!?」

 

 

 

 

ゴドルフ:2

コヤンスカヤ:2

言峰:1

 

こうして、新派遣のカルデア職員(一名所長)の戦いが始まったのであった。

続くかは知らん!!

 



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バレイベFGOロニカ

バレイベだゾ、出番が速いけどファイブ(カク)、ニル、レオン、エリカを書くゾ。
すまねぇ、すまねぇ、忘却の方を進めようにも今試行錯誤中なんじゃ


ーニル編ー

 

「あ、いたいた。ヨウコ」

 

カルデアの廊下。

そこで歩いていると後ろから呼ばれる声が聞こえた。

振り向くとその体躯には似つかわしくない対戦車ライフルを持った紺色の髪の少女_ニルがいた。

 

「ニル、もしかして...」

「うん、ブーディカさんやキャットさんに聞いてね。バレンタインっていうんだっけ?常日頃の感謝をヨウコにもってね。はい」

 

彼女から赤い小包の袋を受け取る。

少し開けるとチョコの匂いが鼻をくすぐる。

...何人モノ英霊からチョコをもらってるから何も思わないが、やはり貰えると嬉しいものである。

 

「ありがとうニル、中を見ていい?」

「とか言って、ちょっと開けてるじゃん、いいよ。」

 

了承を得たため中のチョコを取り出す。

そこには__

 

「...弾丸?」

 

丁度ニルが持つ対戦車ライフルに使えそうな形の茶色い弾丸が入っていた。これ見よがしに色んなところも再現してる上に中にまだ10何個も入っている。

 

「うん、弾丸チョコ。私が送れそうなものって言ったらコレくらいかなって、ヨウコ(マスター)の銃としてね」

「うん、ありがとう。早速いただくね」

 

そう言って私は弾丸チョコを口に運

 

「待つんだ。マスター」

「ふぇ?」

 

ぼうとした時に暗殺者(アサシン)のエミヤに止められる。

っと同時にチョコを取り上げられて割られる。

この間、僅か2秒

 

「これは、どういうことかな?」

 

エミヤが割ったチョコは外側となる部分が割れただけで中のモノが光を反射し垣間見えていた。

それは弾丸だった。

弾丸チョコの中に弾丸があった。

これには私もポカーンとし、ニルを見ると彼女もポカーンっとしていた。

 

「あ...れ...何で、私の銃弾がチョコの中に...」

「まさかとは思うが、弾丸を参考に作っていた時に誤ってチョコを塗ってしまったんじゃないだろうね」

「い、いいいいい、いやいやいやいやそんなこと!」

 

エミヤのその問いに動揺し始めた彼女はあっ...と言うと

 

「そういや、その時、弾が一発だけ、無くなっていた...ような...」

「...」

「...」

 

これには私もエミヤも沈黙である。

ドジっ子属性かうっかり属性でもあるのだろうか?

 

「とにかく、この弾は回収させてもらう。じゃあ、マスター」

「あ、うん...ありがとエミヤ」

 

フッと笑うと彼は消えた。霊体化し離れていったようだ。

 

「あ、あはははは...な、名付けて、ロシアン・ルーレット・弾丸チョコ...なんちゃって」

 

私は、そう言う少女を生温かい目でしか見ることができなかった。

 

閑 話 休 題(ニル、赤面し地面をゴロゴロ往復転がり中)

 

 

「その...忘れて、ヨウコ」

「えー」

 

そう言うと対戦車ライフルを構えられ

 

「忘レテ....良イワネ?」

 

即座に首を縦に振る。

そんなもので撃たれたら即死してしまう。

 

「じゃあ、もう行くね、ニル」

「...うん、なんか、時間取ってゴメン」

「気にしてないよ」

 

そういって私はニルと別れた。

 

 

 

「あ、そうだヨウ...もういないか、あのバカに味覚ないって言うの言い忘れた...まぁいっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーレオン編ー

 

 

「マ!ス!タ!ー!」

 

元気な声がマイルームに響く。

ドアを開けて来たのはイバラを模したドレスを着た少女_レオン。

何やら赤い小包を持っているんだが...えぇっと

 

「ねぇレオン...?その小包は...なに?」

「バレンタインチョコ!」

 

わぁ素直、だが言わせてもらう、開け口から黒い煙が見えるのは何でだ。

 

「えーっとね!マスターの為にね!作ったんだ!僕すごいでしょ!」

「う、うん、凄いね」

 

そう言うやいなやレオンは小包をグイッと突き出して

 

「じゃあ食べて!」

 

恐ろしきかな、中を見るのが怖い。

 

「えっと、中身は...?」

「クッキーだよ!キャットさんに作りかた教わって自分で作ったの!」

 

え?っと思いつつ小包の袋を開け、取り出す。

そこには黒い煙を吐く真っ黒なクッキーのような何かがあった。

 

「...これ、は」

「クッキーだよ!キャットさんが作ったのは茶色くて美味しそうなのだったけど...個人差があるのかな?」

 

バーサーカー何じゃなかろうかこの子。

いや、キャットがバーサーカーか

だが何をどうしたらこんな...

焦がすだけならともかく、何故こんな常時黒い煙を吐いているのだろうか。

 

「えっとぉ...材料は...」

 

そう聞くと、少女は眩しい笑顔で指折で数えながら答える。

 

「小麦粉と卵と砂糖とバター!」

 

ふむ至って普通のクッキー、そこに何か加えたのだろうか?

 

「あ!あとね!お目目さんの目玉とね!タコさんのあし入れたんだ!」

 

ガッデム!それだ!

何故ゲイザーの目玉と海魔の足を入れたんだこの子。

 

「えっへへー、マスター!食べて食べて!」

「え、えっと...」

「むぅー、もしかして食べないの?ディルムッドさんも美味しいって言ってたのに」

「...え、ディルムッドが?」

「うん!泣きながら『レディーが作ったクッキーは美味しいでコフッ』って!」

 

ディルムッド...後で胃薬を届けるね。

 

「はやく食べて食べてー!」

「...えぇいままよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーエリカ編ー

 

 

「あ、ヨウコさん。」

「ん?あれ、エリカ?珍しいね、一人だなんて」

 

食堂に寄るとシスター服の少女、エリカがいた。

大抵いつも彼女が兄と慕うカクと居るのだが...どうしたのだろうか

 

「ふふっ今日はバレンタインっと言うものなんですよね、ブリュンヒルデ様や清姫様からお聞きしました。ですので私もチョコを作ったんです」

「へー、私の分もある?」

 

そう聞くとエリカはムッとし

 

「仕方ありませんね。カクさんだけに上げるつもりでしたが...こちらです。」

 

そう言い赤い小包の袋を渡してくれる。

受け取って開けていいか聞くとまた、不満そうな顔をしつつ、いいですよっと言ってくれる。

ワクワクしながら開けると

 

「わっ凄い」

 

中には高級店でありそうなチョコレートが箱の中に並べられていた。

見た感じ普通のチョコに加えホワイトチョコも入っている。

 

「貴女の分は余りです...所で、兄様にはもうチョコをお渡しに?」

「え?えっとまだだけど...」

 

っというか兄様?待ってまさかもうスイッチが

 

「ふふ、お待ちくださいね?兄様、今貴女の唯一の妹エリィが参ります。ふふっ、兄様...兄様ぁ、このチョコを受け取ってくれますか?私の唾液や血、髪の毛、愛の聖水やあらゆる私の愛を入ったチョコレイトを受け取ってください...うふふ...うふふふ...うふふふふふふふふ...あ、ヨウコさん、速くそのチョコレイトを返してください。代わりにこちらを上げるので、やはり貴女にはチョコレイトではなくこちらがお似合いです。うふふ、あはは、兄様あああああああ!!お待ちになっていてくださああああい!!」

 

気づくと、私の手の中にはチョコの入った箱ではなくぬいぐるみが入った袋があった。

っていうか髪の毛とかをチョコの中に入れてるって...やはり彼女もきよひーのような子だったか...違いは私ではなく対象がカクっという事。

 

 

 

 

 

 

ーファイブ(カク)編ー

 

 

 

「あ!カク、見つけたよ!」

「?ヨーコか、何だ?」

 

カルデア内にある読書スペース。

戦闘時は戦闘狂バーサーカーな彼だが、基本はこんな感じで読書をしていたりする。

まぁ読書中にしっぽが揺れてソレをジャック達が遊び道具にしている所を稀に見るが。

それはともかく

 

「はい、チョコ!」

「ちょこ?」

 

赤い小包の袋を渡すとカクは首を傾げながら受け取ってくれる。

中を彼は確認しチョコを取り出すと

 

「...これ、武器か?」

「食べ物だよ!?」

 

なんだ...とそう言った後考え込むようにした後にチョコを一つつまみ口に入れる。

 

「どう?」

「ん、あぁ美味しいぞ、ヨーコ(マスター)

 

小さくガッツポーズを取る。

彼の口にあってよかった、そう思っていると

 

「ん、そうだな...確か、おかえしっていうのをするんだったな。ちょっと待っててくれ、すぐ戻るから」

 

カクはそう言うと凄い勢いで何処かへ行ってしまった。

 

 

閑話休題(数分後)

 

「ん、戻った。ほら、おかえしっていうやつ」

 

また凄い勢いで戻ってくるやいなやカクは箱を渡してくる。

 

「それで紅茶を楽しんでくれ。大切なものだが俺にはもう無用の物だからな。...割ったりしてくれるなよ、偶然見つけたんだから」

 

そう言い、じゃっと手を振りながら読書スペースを出て行った。

...私も部屋に戻ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...あぁ、バレなくてよかった。」

 

彼はそう言いながらマスター(ヨーコ)から貰ったチョコを一つつまみ、口に入れ、苦々しい表情を顔に出す。

 

「...味覚がない(・・・・・)ってのがこんなにも恨めしく感じるとはな、設計者め、流石に恨むぞ。」

 

そう思いつつ、マスター(ヨーコ)に渡した“おかえし”を思い出して頭の片隅にある記憶の断片が浮上してくる。

 

緑豊かなどこかの庭で、白いテーブルを囲み、少女3人と紅茶を飲み。ケーキやクッキー、チョコ、キャンディーを食べ、談笑をしていた記憶。

茶化し、茶化され、そして...

 

「...ッチ」

 

舌打ちを一つつき、またマスター(ヨーコ)から貰ったチョコを一つ食べる。

 

「...ハァ」

 

ため息がまた一つ、零れる。

 

 

 

 

 




ロシアン・ルーレット・弾丸チョコ
ニルからのバレンタインチョコ

この中に一つ本物の弾丸が入ってる。
マスターは本物の弾丸を当てず、全部食べれるかしら?
...待ってうそ、嘘だから、ほんと、故意に入れてないから、気づいたらこの中のどれかに本物の弾丸が入っちゃったの。


日頃の感謝

レオンからのバレンタインクッキー。

キャットからクッキーの作り方を教わったが何故かこんなモノに。
だが本人は味見もしていないため気づいていない。
個人の差でこうなるんだろうと思っている。


今の私たち
エリカからのバレンタインプレゼント

4人のデフォルメぬいぐるみ。
どうやらヴラド三世から教わって作ったようだ。
今日も少女達は平和に笑い、泣き、怒り、喜び合う。


赤黒のカップ
汎戦闘型複合ドール5番(カク)からのバレンタインのお返し

今は少ししか思い出せないあの茶会。
いつか、あの日みたいにまた...


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A.D.????忘却死屍-????-

続けれたらおkの範囲で、なお、グリムリーパーは召喚されていない世界線。


ガチリメなう


『...』

 

ボロボロの部屋。

その部屋には最低限の家具しかない。

ベッド、机...見える範囲はそれだけだ。

 

『...』

 

声が聞こえた。誰のか分からない、声。

聞こえた方向はちょうど私の真後ろだった。

 

『...』

 

声のした方向を振り向こうとした瞬間、目が...覚めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「...あれ?」

 

私_藤宮曜子が目を覚ますと、まず目に入ってきたのは暗闇だった。

...あれぇー?私の部屋はこんなに暗かったかなぁ?

起き上がり、壁伝いに電気のスイッチを探す。

 

....

......

..........あ、あった

 

生体感知センサー式(ダ・ヴィンチちゃん製)に手を振るが反応しない。

壊れた?

いやいやあのダ・ヴィンチちゃんが作ったものが壊れ...ることもあるだろうけどそう簡単に壊れるわけがない。

 

...ダ・ヴィンチちゃんの所に行こう。

そう思いつき、私は廊下に出る。

今の時間帯は深夜だろうか?

廊下も暗い。

だが、目が慣れてきたのか少しは前が見える。

英霊(サーヴァント)は睡眠を取る必要はないが皆休息のために寝ているだろうから静かに向かおう。

 

...あ、そうか、ダ・ヴィンチちゃんをこの時間帯に起こすのか。

いやでも今所長代理だから起きてるかな?

んー...まぁ起きてるかな。

 

 

 

進むたびに違和感を覚える。

 

なにか、錆びついたような匂いがする。

 

鉄臭い匂いがする。

 

カルデアにはない、空気を感じる。

 

...何か、叫んでいる声がする。

 

___!___っち!!

 

「?」

 

___!___あーもう!何でこんなに!!

 

また聞こえた。

声だ。

だが、カルデアでは聞いたこともない声音。

そして数刻、ドタバタという音と声がどんどん迫ってきている。

 

「エリカ!撒けた!?」

「はい!」

「レオンは無事ね?」

「うん」

「じゃあこのまま隠れ」

 

先頭を走っている人物が私とぶつかる。

頭と頭がゴツンッと当たり更に私は後頭部をぶつけて気絶した。

 

_え?ちょ!?なに!?

_さ、さぁ?

_助けるの?

_無理、早く隠れないと!今これに関わってる暇ないよ!

_むー

_唸ってもどうしようもない!ほら行くよ!

_はぁーい

 

3つの声がそう話しているのを聞いて、私は気絶した。

 

 

 

 

「...あ?何か倒れてんな?」

「人型か...ドールでもない、更にサヴァントでもない」

「...心臓が動いている?...人間か?いやネクロマンサーの可能性も」

 

__!___!

 

「ッチ、集まってきてるな...一旦上に戻るか」

 

「にしても何故ここに?...ネクロマンサーにしては、衣類が綺麗すぎる...」

 

「とりあえず目を覚ましたら聞くか」




タイトルはいつも通り適当
忘却は記憶
死はドールの生前
屍はドールを表してるという解釈でもおk

ネクロニカはイイゾ。ゾ


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A.D.????忘却死屍-????-

村正おじいちゃんみたいな声→新宿のアサシンみたいな声に変更。
流石に戦闘シーンのセリフ考えるとちょっとネ


「ん....うぅん...」

 

目を覚ます。

 

「...夢?」

 

先ほどのは夢だったのだろうか?

だが、夢にしては鮮明だ。

...そしてこれも夢だろうか?

目に広がるのはシミがついた赤い天井。

わー、私、まだ夢を見ているみたい。

 

「じゃあ、おやすみ」

「何がおやすみだアホ、起きろ」

 

ガバッと跳ね上がる。

そこにいたのは

 

「...え」

 

左顔が焼けただれ左目にあたる部分から覗く眼窩。

二本の短い触覚(のようなアホ毛)がある赤い髪。

骨のような羽根。

そして極め付けに骨のような尻尾。

 

Qこれは何ですか?

A死体です。

 

「...?なんだよ?」

「....え」

「え?」

「エミヤアアアアアアアアアアアアア!!助けてええええええ!!ゾンビ!ゾンビがいるうううううう!!」

 

叫んだ。

助けを叫んだ。

エミヤの次にラーマ、クー・フーリン、スカサハ師匠、頼光さんっと色々な英霊(サーヴァント)の名を叫んで助けを呼ぶ。

だが、一向に助けが来ない。

 

「...」

「清姫エェ!アルトリアァ!モードレッドォ!!何なら黒ひげでもいいから助けてぇ!!以蔵さあああああん!!」

「...」

 

うぅ、私はここで終わるのか...この新宿のアサシンみたいな声してるゾンビに私は喰われるのか...

あぁ...短い人生だった。

じゃっない!!

あ、ていうか令呪があるじゃん!

これで呼べば...!

 

「ってない!?令呪がない!?」

「...」

 

アイエエエエエエ!?令呪!?令呪ガナイナンデ!?

ギギギっという音を立てながらゾンビを見る。

凄く、冷めた目をしている。

まるで養豚場の豚を見るような目を。

 

「...あ、あの」

「...なんだ」

「た、食べないでくださいね?て、テヘッ」

 

 

 

 

 

 

この後めちゃくちゃ斬られそうになった。

 

 

 

 

 

 

「う、うぅ...な、何が起こってるのもぉ...」

「それは俺のセリフだ」

 

このゾンビは優しかった。

噛みつかれそうになったけど謝罪したら腰に付けてる鞘に刀を戻して落ち着ける時間をくれた。

 

「えぇっと...それでー...ここはどこですか?」

「変な地下施設の上に立っていた屋敷の一室」

 

屋敷?

え?屋敷?

 

「カルデアじゃないの?」

「何だその...か、かるであ?っていうのは?」

「...えぇっと貴方って英霊(サーヴァント)?」

「あ?サヴァント?あんな奴らと一緒にするんじゃねえ」

 

え?じゃあもしかして神霊?でも神霊って召喚できないはず...いやスペックを落とせば行けるんだっけ?

 

「じゃあ貴方は...?」

「...」

「え、えぇっと...」

 

ど、どうしよう

 

「...汎用戦闘型複合ドール5番名称カクだ」

「え?」

「汎用戦闘型複合ドール5番名称カクだ」

「...え?」

 

は、はん....なに?

ドール?え、なにそれ

 

「...次はお前だ」

「え、あ、藤宮曜子...です」

「...だけか?」

「あっはい」

「ネクロマンサーじゃねえのか?」

「え?ネクロマンサー?」

「...知らないならいい」

 

そう言って突然俯き始めた。

だが待ってほしい。こちらもよくわかっていないのだ。

ドール?ネクロマンサー?何だそれは?

英霊(サーヴァント)は通じたがそれ以外がわからない。

それに何だ?ここは?

私はいつレイシフトをしたのだろうか?

そして今は何年だ?

 

「あの...」

「...だとしたら」

「あの!」

「!...なんだ」

「...今は何年ですか?」

「知らん」

「え?」

「知らんっと言った。」

「え、えっと2017年?」

「は?」

 

何を言っているのだろうか私は?

だが、考えて見てほしい。

目の前の摩訶不思議なゾンビ。

そして部屋を見回して見つかるテレビやパソコンを見る限り此処は近代ということが分かる。

カレンダーは見つからなかったけど

 

「2017年...?」

「え、うん」

「過去の人間ということか...?」

「...へ?」

 

 

「2155年、世界に核の冬が到来した筈だぞ?...何故それ以前の人間が?」

「...え?」



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A.D.????忘却死屍-????-

「えぇっとつまり、人類はなんか凄い粘菌と技術でドールを作れた...?」

「実際にはドールだけじゃなく様々なモノに使える、植物や虫、果てには機械自体にな」

「それを作った人がネクロマンサーと呼ばれる...?」

「いや、ネクロマンシー技術を持った奴がネクロマンサーと呼ばれる。」

 

そしてドールはネクロマンサーの最高傑作でありオモチャと彼がそう言い、少女の姿にされなくて良かったと彼は失笑をしながらそうつけ加えた。

そして人類は最終的に2%を残して絶滅。

それが2155年、南北アメリカ大陸間で起こったとされる130発の核弾頭の炸裂。

それから、ネクロマンサー達による地上の支配権争奪戦があったらしいが200年代になると消えていたらしい。

 

「それってどうやって貴方は...」

「ここに来る前の建物にあった。発狂して、そこにあった全てのものを破壊して...最後にはその場にいたドールに助けられたよ」

「...」

「全く...話し相手がいるといないとじゃこうも違うか...あのバカと喧嘩別れなんざするんじゃなかった」

 

そう彼_カクは槍のように鋭い骨の尻尾を垂らせながら言う。

彼の言う情報は半信半疑だ。

だが現状どうしようもない上に、彼が嘘を言う必要を感じない。

 

__!_!

 

ん?何か聞こえたような?

 

「...やべ、見つかったか」

「え?見つかった?」

「さっき言ったレギオン、其奴らがこっちに来てる」

 

レギオン_ネクロマンサーの雑兵として作られたアンデッド。彼曰く本能程度にしか自我を持ち合わせていないらしい。

 

_!_!

 

ザッザッっと言う規則正しく隊列をなして走ってくる足音が聞こえる。

何かの声も聞こえる。

 

「地下には逃げられないの!?」

「騒ぐな、地下に行こうにもこの部屋を出なきゃ行けない。今部屋を出て逃げようにも奴らに見つかって銃撃される。お前が言うまじゅつ?っと言うものを使っても効果があるかどうかわからん。」

 

魔術が効くのかは分からない。

それ以前に魔術礼装の魔術刻印がちゃんと動くかもまだ確認していないのだ。

 

「うぅ...じゃあどうするの?」

「戦うしかねえだろ、レギオンを解体して地下に行く。これしかねえよ」

「ウゥ...でもやるしかないんだよね...」

「あぁ...お前の話しを聞く限り、お前は指揮っていうのが出来るらしいな」

「え、うん」

「んじゃよろしく。俺はあらゆる障害を破壊することしか出来ない。本当に戦闘用だ。戦闘時は何かを考える前に破壊する。斬る。撃つ。だから何も考えずに俺はお前の指示に従う。」

 

彼はニヒルに笑いながらそういう。

灼け爛れている顔だが彼に似合っている。

 

「でも、さっきの話しが嘘って思わないの?」

「この状況で嘘を言う必要性があるか?もう人類だった頃なんてなにをしていたかなんざ覚えてないが、今嘘を言う必要性はないだろ。さーゔぁんとっと言うのもまじゅつって言うのも信じ難いがお前と言う人類がここにいるのは確かだ。お前がネクロマンサーじゃない限り嘘はないだろ」

「私がそのネクロマンサーっていう可能性も...」

「無いだろ」

 

何故彼はそう言い切れるのだろうか?

そう思いつつもドアが蹴飛ばされる。

そこにいたのは特殊部隊員みたいな格好をした人。

ガスマスク、ヘルメット、防弾チョッキ、手に持っている銃。

だが異様なのは足。

片足がスコップだ。

 

「んじゃま頼んだぞマスター(ヨーコ)

「うんわかった!」

 

 

英霊(サーヴァント)も頼れる後輩も、カルデアの支援もない。

あの時(監獄塔)と似た状況だが、ここにいるのは英霊(サーヴァント)でも何でもない。ただ一人の男の子だ。

だが、その男の子から、英霊(サーヴァント)と似たような感じがする。

...それは彼が人間じゃないからだろうか?

だがそれがなんだ?私はこれまで何人、何十人の英雄達に会った。

英霊達を信じ人類を滅ぼすことができるヤバイ奴ら(人類悪)も相手にして生き残ったことがある。

なら、生きてカルデアに帰る。

...にしても私はどうやってこっちに来たんだろうか?

 

 

 

「そいつに攻撃して!」

「ヒャッハハハハハアァァ!!」

 

凄くテンションが高い。

それに彼が使ってる技術が余りにも強力なのもあってどうやってるの?っと聞きたくなる。

斬って、撃って、貫いて。

それを何回も行い彼は(レギオン)を蹂躙している。

 

「×○△♨︎!」

「撃ってくるよ!」

させるかァ!(ワイヤーリール)

 

彼のコートの袖からワイヤーが飛来し敵に刺さった。

そして敵をもう一体の後ろに投げ飛ばした。

うわぁ...

 

「ハッハアァァ!!」

 

もう一体の敵に突貫し腕を根本から斬って(解体して)行く。

続けて骨槍のしっぽで顔を貫き機能を停止させた。

 

「次で終わりだよ!油断しないで!」

誰がするかァ!(業怒)

 

投げ飛ばされていた敵は最後の抵抗か乱射をしてくる。

弾は彼が私を庇うように立っているからか当たらない。

...前言撤回、今かすりました。

 

「ハラワタくれてやる、だからお前は寝ろ(解体されろ)

 

腕を、頭を、足を、胴を、何も残さないように斬り刻む。

 

「さて、サッサと地下に行くか」

「あ、うん...」

 

彼の顔は先ほどまでと違い後悔した顔をしている。

戦闘になるとハイテンションになり、終わったら(解体)したことを悔やんでいる。彼は自分のことをイレギュラー(ホリック)と言っているが本当は、ただの男の子なのかもしれない。

 

「なんだ?人の顔を見て、変な顔してるのか?」

「え?いや...してないけど」

 

どうやら本人は気づいてないようだ。

多分、無意識なのかな?

 

「んじゃ行くぞ」

「あ、うん...って待って地下って私を見つけたとこなんだよね?」

 

彼にそう聞く。

今は屋内な上に窓から見える景色(暗い黄色い雲)から薄暗いが光が入っている。

 

「あ?そうだが」

「暗かったから光になるものを持って行きたいんだけど...」

「そういや人間って光がないと何も見えないんだったな...」

 

ドールって暗いところも普通に見えるのか...

 

 

 

 

敵の体を探ったらライトが出た。それもバッテリーが満タンの。

カクは複雑な顔をしながらもライトを取ってくれた。

さぁ、地下に行こう!




☆4
クラス:バーサーカー
真名:汎戦闘型複合ドール5番(第三再臨でカクに変更)
属性:混沌・悪
カード構成:BBAAC
宝具カード:B
MAXHP7000 MAXATK11500 (フォウ不使用)

クラススキル

狂化A
単独行動E
死に続けEX(最終再臨で解放)

保有スキル

ワイヤーリール(6/5/4)
敵一体にスタンか味方一体に回避付与。(1ターン)

業怒(7/6/5)
バスターアップ&攻撃力大アップ&防御貫通付与(3ターン)&NP増加【デメリット】防御力ダウン&精神異常耐性ダウン

災禍(7/6/5)
自身に全体攻撃状態を付与(ダメージはスキルLVに応じて上がる)(1ターン)

筋力B+
耐久:C
敏捷:C+
魔力:E-
幸運:D
宝具:E-

宝具:死神
敵単体に超強力な攻撃(スキル災禍使用時全体攻撃に変更)+ニルが場にいる時攻撃力アップ(オーバーチャージで効果アップ)(3ターン)+レオンが場にいる時、戦闘続行&自動回復状態付与(オーバーチャージで効果アップ)(3ターン)+エリカが場にいる時宝具威力アップ+即死付与+即死成功率アップ(オーバーチャージで効果アップ)(1ターン)

キャラクター詳細

未来と思われる世界に存在する動く屍(兵器)
本来召喚できないサーヴァント。


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