東方魔神録 (アインスト)
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chapter1 幻想入り

一度は書いてみたかった東方小説。

頑張ります。

では本編、どうぞ。


chapter1 幻想入り

 

森の中で一人の青年が何かに貫かれたまま横たわっていた。

 

「な~んで、こんな事になっちまったかなぁ~」

 

青年はそう言って状況を整理する。

 

 

 

 

青年side

 

確か....師匠と父さんに初めての仕事を受けさせてもらって.....あ、そうだ。仕事中にいきなり何かスキマに引きずり込まれたんだっけか。

 

んで、気がついたら空の上で自由落下。

 

そしたらなんかわからんチビが氷を打ち出してきてそのまま突き刺さったんだよな?

 

それから突き刺さったままここに落ちたってわけか。

 

で、今に至る、と。

 

ん、誰か来たのか?

 

「あ、あの、大丈夫ですか?」

 

一瞬俺は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大妖精side

 

妖精の湖の近くにある森に何かが落ちてきたみたいなので様子を見に行く事にしました。

 

あわてて近くに行ってみると、氷に貫かれた男の人が倒れていました。

 

一応確認のために声をかけてみると、どうやら気絶してしまったようです。

 

「ど、どうしよう....とりあえず運ばなきゃ!」

 

私はチルノちゃんを呼びに湖に戻った。

 

大妖精sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チルノ「で、これを運ぶの?大ちゃん」

 

大妖精「うん。ところであの氷って....」

 

チルノ「た、多分アタイの....」

 

大妖精「何やってんのチルノちゃん!?」

 

チルノ「いや~、鳥かと思って」

 

大妖精「いやどう見ても鳥じゃないよね!?」

 

チルノ「ご、ごめんって大ちゃん!」

 

大妖精「それにしてもこの人、腕が変じゃない?」

 

チルノ「あ、確かに。なんかカッコいいね!」

 

 

パキンッ!

 

 

大妖精「あれ?」

 

チルノ「アタイの氷が....砕けた!?」

 

大妖精「しかも傷が癒えてる!?」

 

青年「ん....うん?」

 

チルノ「あ、起きた!」

 

大妖精「あの、大丈夫ですか?」

 

青年「.......あっ!」

 

チルノ「どした?」

 

青年「《レッドクイーン改》と《ブルーローズ改》がねぇ....どこかで落としたか?」

 

大妖精「レッドクイーン?」

 

チルノ「ブルーローズ?」

 

青年「なぁお前ら、大剣とリボルバーガン知らないか?」

 

大妖精「あ、そういえば確か....銃は持ってますけど大剣は置いてきちゃって....」

 

青年「頼む!それ返してくれ!俺にとって大事な物なんだ!」

 

大妖精「わ、わかりました....はい、どうぞ」

 

青年「よし、壊れてはいないな」

 

チルノ「おーい、大ちゃん!大剣見つけた!」

 

青年「案内してくれ」

 

 

 

 

 

~青年・少女移動中+青年大剣回収中~

 

 

 

 

 

青年「いや~助かった。サンキューな」

 

チルノ「ところでお前は強いのか?」

 

大妖精「ちょっとチルノちゃん!?」

 

青年「う~ん、強いかどうかはわからんなぁ....やってみるか」

 

大妖精「で、でもその前に!博霊神社に行く事が先決だよ!」

 

青年「博霊神社?」

 

大妖精「多分お兄さんは幻想入りしちゃったんだよ!」

 

青年「幻想入りだぁ?」

 

チルノ「ちぇっ、仕方ないなぁ。じゃあさっさと霊夢ん所行くか」

 

青年「説明はしてくれるんだろうな?」

 

大妖精「うん。きちんとする」

 

青年「わかった」

 

 

 

 

~青年・少女移動中~

 

 

 

 

 

博麗神社

 

青年「ほぉ~、こりゃすげぇな」

 

チルノ「おーい、霊夢ー!いるかー!」

 

少女「うっさいわねぇ....あら?チルノに大妖精、どうしたの?」

 

大妖精「あの人が博霊神社の巫女、博麗霊夢だよ」

 

霊夢「改めてはじめまして、博麗霊夢よ。あなたは?」

 

アラン「俺はアラン。駆け出しデビルハンターだ」

 

霊夢(という事はダンテやネロと同じって訳ね)

「ねぇ、その両腕はもしかしなくても悪魔を宿しているわね?」

 

アラン「....鋭いな。何故知ってる?」

 

霊夢「以前あなたと同じ様にここ『幻想郷』に幻想入りして救ってくれた二人のデビルハンターがいたの」

 

アラン「ダンテ師匠と父さんだな?」

 

霊夢「あら、そっちはかなり時間が経ったのね」

 

アラン「多分な」

 

霊夢「ま、話は聞かなくてもわかるわ。もとの世界に帰りたいんでしょ?」

 

アラン「話が早くて助かる」

 

霊夢「今ならあの鳥居をくぐればもとの世界に帰れるわ。また機会があったら会いましょ?」

 

アラン「そうだな。じゃ、チビ共またな」

 

チルノ「アタイはチビじゃない!チルノだー!」

 

大妖精「私は大妖精です!アランさん、また会いましょう!」

 

 

 

アランは鳥居をくぐった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が。

 

アラン「おい....どうなってやがる....?」

 

霊夢「まさか....帰れないの?」

 

アラン「何度くぐっても帰れねぇぞ....?」

 

チルノ「もしかしてもう『程度の能力』が付いちゃったのか?」

 

アラン「程度の能力?」

 

霊夢「そう。ただ、人によって能力は違うけどね」

 

チルノ「例えばアタイだったら『氷を操る程度の能力』だぞ!」

 

大妖精「私には決まった能力が無いんだよなぁ....」

 

霊夢「で、私は『空を飛ぶ程度の能力』を持ってるわ」

 

アラン「ふーん。じゃあ俺の能力は?」

 

霊夢「ちょっと使ってみてくれる?」

 

アラン「わかった」

 

そう言ってアランは適当な樹木を選び、腕を構えた。

 

アラン「オラァッ!!」

 

即座に腕を伸ばし、樹木を引き寄せ粉々にしてみせた。

 

大妖精「す、すご.....」

 

チルノ「ふん、アタイの次に凄いわね!」

 

霊夢「そうね....さしずめ『魔神の力を扱う程度の能力』かしら」

 

アラン「ほぉ~。で、しばらく俺は帰れないんだよな?」

 

霊夢「そうね。原因が分かればすぐに帰すことができるんだけど....」

 

アラン「仕方ねぇ、しばらく野宿か?」

 

霊夢「それだったらここに住みなさいな」

 

アラン「お、いいのか?」

 

霊夢「えぇ。帰れない人間?をほっとく程私も鬼じゃないしね」

 

アラン「悪い、ありがとな」

 

霊夢「その代わり!」

 

アラン「あ?」

 

霊夢「仕事は手伝ってもらうわよ?」

 

アラン「へ~い....」

 

大妖精「じゃあチルノちゃん、そろそろ帰ろうか」

 

チルノ「あいよー、じゃまたなアラン~」

 

アラン「おう、お前らもありがとな」

 

 

 

そしてチルノと大妖精は帰っていった。

 

 

 

霊夢「んじゃ、明日から頼むわよ~」

 

アラン「やってやるよ、任せな」

 

 

 

 

 

See you next chapter....




アドバイスや感想、要望がありましたらお願いします。

ただし、批判はご遠慮ください。

豆腐メンタルなので。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter2 紅霧異変

UAが第一話にして50件超え。

うれしいです。


chapter2 紅霧異変

 

俺が博霊神社に居候になってから数週間が経った。

 

霊夢の話によると、ここ『幻想郷』では約5年前にダンテ師匠と父さん...ネロが幻想入りしたらしい。

 

俺のいた世界だったら大体20年は経ってるんだよなぁ...

 

んで、ダンテ師匠達から悪魔がなんたるかというのをみっちり叩き込まれたらしい。

 

だから俺の持ってる大剣『レッドクイーン改』、リボルバーガン『ブルーローズ改』の事も知ってるようだった。

 

しかし普通に暮らしていた所に数日前からデカい建物が幻想入りしてきた。

 

特徴としてとにかく気持ちわりい。

なんであんな赤いんだよ?人の血か?

 

そして今日、ついに事件が起きた。

 

 

 

 

アラン「なあ霊夢」

 

霊夢「なによ」

 

アラン「あの霧なんだ?」

 

霊夢「霧?」

 

アラン「ほら、あの赤い霧だよ」

 

霊夢「なによあれ?」

 

アラン「知らね、まあおおかた目星はついてるけどな」

 

霊夢「誰がやったかわかるの?」

 

アラン「まあな。太陽を覆い隠す程霧を発生させるって事は太陽の光を弱点とする奴等....すなわち」

 

霊夢「すなわち?」

 

アラン「ヴァンパイア....つまり吸血鬼だ」

 

霊夢「ふーん、じゃああの館にその吸血鬼とやらがいるのね?」

 

アラン「ああそうだ。ん?アイツは....?」

 

霊夢「あら魔理沙。どうしたの?」

 

俺が見たのは箒に股がって飛んできた魔法使いだった。

 

魔理沙「おう霊夢!久しぶりだな~!ってあれ?ソイツは?」

 

霊夢「ああ、彼は居候よ」

 

魔理沙「へぇ~。私は霧雨魔理沙!よろしくな!」

 

アラン「アランだ。デビルハンターをやってる」

 

魔理沙「そりゃすげぇや!あ、そうだ霊夢」

 

霊夢「なによ魔理沙?」

 

魔理沙「私達でこの異変を解決しようぜ!」

 

霊夢「そうね....こんな異変、さっさと解決させてお茶飲みたいわ」

 

魔理沙「アランも来るよな!」

 

アラン「わかったわかった。来ればいいんだろ?」

 

魔理沙「よし、決まりだな!じゃ行こうぜ!」

 

霊夢「待ちなさいよ。私達は空飛べるけどアランはどうするのよ?」

 

アラン「それなら心配ないぞ?」

 

 

そう言ってアランはひとつのカバンのような物を取り出した。

 

 

魔理沙「なんだそれ?」

 

アラン「まあ見てな」カチャッ

 

するとカバンがいきなり展開し、全く別の形へと変えた。

 

アラン「パンドラ《アーギュメント》」

 

魔理沙「おぉ~!すげぇや!」

 

霊夢「じゃ、行きましょうか」

 

 

 

~青年・少女移動中~

 

 

 

魔理沙「よし到着~」

 

霊夢「そういえばそれ、元はダンテのじゃないの?」

 

アラン「師匠から譲り受けたんだよ」

 

霊夢「ふーん」

 

アラン「ん?扉の前にいるヤツは....?」

 

チャイナ服を着た女性「Zzz....」

 

霊夢「寝てる....わね」

 

魔理沙「これじゃ入れねぇなぁ....どうする?」

 

アラン「任せとけ」ゴソッ

 

霊夢「どうするのよ?」

 

 

そうしてアランは特殊な籠手を取り付け、扉の前に立った。

 

 

アラン「さぁ、頼むぜ《ギルガメス》」

 

チャイナ服を着た女性「Zzz....んにゃ?」

 

アラン「catch this!(コイツを喰らえ!!)」

 

 

『ドカァァァァン!!』

 

 

魔理沙「ま、マジか....扉をぶち壊しやがった....」

 

霊夢「ダンテと同じか、それ以上かしら?」

 

アラン「よっ」ガシッ

 

チャイナ服を着た女性「うぐっ!」

 

アラン「さて俺達の質問に答えろ」

 

チャイナ服を着た女性「くっ....話すことなんてありませんよ!?」

 

アラン「正直に話しやがれ。でないと頭吹き飛ばすぞ」

 

霊夢「この異変の首謀者は誰?」

 

チャイナ服を着た女性「....レミリアお嬢様です」

 

アラン「そうか。お勤めご苦労さん」グッ!

 

チャイナ服を着た女性「がっ....!」

 

魔理沙「だ、大丈夫なのか?」

 

アラン「大丈夫だ。ちょっと寝てもらっただけだ」

 

チャイナ服を着た女性「きゅー....」

 

霊夢「あ、ホントだ」

 

アラン「んじゃ、入るか....うおっと!?」サッ

 

霊夢「どうしたのよ?」

 

アラン「いや、いきなりナイフが飛んできたんだよ」

 

魔理沙「なんでナイフが....っ!?誰だ!!」

 

メイド服を着た女性「やれやれ....美鈴、貴女ごときの手練れが何をしてるの?」

 

チャイナ服を着た女性改め《美鈴》「すいません咲夜さん....」

 

アラン「うおっ、まだ起きてたのかよ」

 

メイド服を着た女性改め《咲夜》「私の名は《十六夜咲夜》。この紅魔館のメイド長よ」

 

アラン「ほぉ~、んじゃ俺も名乗りますか」

 

美鈴「私は門番の《紅美鈴(ホン メイリン)》といいます」

 

アラン「俺はアラン....しがないデビルハンターだ!」

 

咲夜「ふぅ....デビルハンターアラン、貴方の相手は私達ではありません」

 

アラン「どういう事だ?」

 

咲夜「今に分かるわ....」

 

 

するとアランだけが消えた。

 

 

霊夢「なっ!?」

 

魔理沙「アランを何処につれてった!!」

 

咲夜「貴女達が知る必要はないわ。ここで足止めさせてもらうわよ」

 

霊夢「仕方ないわね....魔理沙!あの赤髪のヤツは頼んだわよ!」

 

魔理沙「任せとけ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 地下

 

アラン「ぐっ....ここは何処だぁ?」

 

金髪の少女「あなたはだぁれ?」

 

アラン「うおっ!?ビックリしたぁ!!」

 

金髪の少女「どうしてここにいるの?」

 

アラン「ああ、俺はアラン。お嬢ちゃんの名前は?」

 

金髪の少女改め《フラン》「私はフランドール・スカーレット。フランでいいよ」

 

アラン「じゃあフラン、なんでお前はここにいる?」

 

フラン「私の能力は危険だから....だから自分の意思でここにいるの」

 

アラン「外には出たくないのか?」

 

フラン「外に出たらお姉様が怒るから....」

 

アラン「なんだ、姉貴が居んのか?」

 

フラン「うん」

 

アラン「さてどうしたもんか....」

 

フラン「ねぇアラン、その両腕....」

 

アラン「あ?あー、これか?」

 

フラン「どうしたのそれ?」

 

アラン「ちょっとした遺伝さ。怖いのか?」

 

フラン「ううん、そんな事ない。むしろ綺麗だよ」

 

アラン「そうか、じゃあ行くか」

 

フラン「え?」

 

アラン「決まってるだろ?外に行くんだよ」

 

フラン「で、でもそんな事したらお姉様が....」

 

アラン「大丈夫だ。俺が守る」

 

フラン「ほんと?」

 

アラン「ああ。じゃ行こう」

 

フラン「うん!」

 

アラン「さてさてブルーローズで撃ち抜けるかどうか....」

 

フラン「なにそれ?」

 

アラン「ん~、魔力とか使わずに弾が撃てる物、かな」

 

フラン「そんな事できるの!?」

 

アラン「まあな。見てろ」

 

 

『ダァンダァン!!!』

 

 

フラン「わっ!」

 

アラン「ビンゴ。ちょうどホールのど真ん中だな」

 

フラン「すごい....」

 

アラン「よし、しっかり掴まってろよ~」

 

フラン「え、どうするの?」

 

アラン「こうするん....だよっ!!」

 

 

『ビュッ!!』

 

 

フラン「すごい、腕が伸びてる!」

 

アラン「よし到着!ってあ?」

 

紫髪の少女「フラン?何をしてるの?」

 

フラン「お、お姉様....」

 

アラン「アイツがその姉貴か」

 

紫髪の少女改め《レミリア》「はじめましてデビルハンターアラン。私は紅魔館の主、レミリア・スカーレット。貴方の噂は聞いているわ」

 

アラン「そいつぁ光栄だ」

 

レミリア「けど感心しないわね。勝手に私の妹を連れ出すなんて」

 

フラン「違う!これは私の意思で出たの!アランは関係ない!」

 

アラン「フラン、アイツは聞く耳持ってないみたいだぜ?」

 

レミリア「私が直々に相手してあげる。かかってらっしゃい!」

 

アラン「Ok....Let's dance!(いいぜ....さあ、踊ろうか!)」

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




感想、アドバイスお待ちしてます。


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chapter3 力の覚醒

前回のチャート

紅霧異変発生

異変解決のため霊夢、魔理沙、アランが紅魔館に向かう

紅魔館地下にてフランと遭遇

レミリアと対峙(現在)


chapter3 力の覚醒

 

戦闘はアランの方が劣勢だった。

強いて言えば『防戦一方』という状況だった。

 

レミリア「相変わらずしぶといのね、アラン!」

 

アラン「そりゃどうもぉ!」ギィンッ!

 

レミリアが弾幕を放てばアランが弾く、アランが撃てばレミリアが避ける。

 

アラン「クソッ!いい加減当たれ!」ダァンダァンダァン!

 

レミリア「貴方は強い。けど貴方ごときでは《あの人》には敵わない!」

 

アラン「うるせっ!」

 

レミリア「そろそろ終わりにしてあげるわ!」

 

アラン「あぁもぅ!これヤベェって!!」バッ!

 

レミリア「神槍『スピア・ザ・グングニル』!!」

 

アラン「ヤバイヤバイヤバイっての!!」ダダダッ!

 

レミリア「逃げても無駄よ!!」

 

アラン「あ」

 

 

『ズンッ....!』

 

 

レミリアの放ったスペカ『スピア・ザ・グングニル』はいとも簡単に貫通し、アランを貫いた。

 

フラン「アランっ!!」

 

レミリア「ふっ....たかが人間が私達吸血鬼を倒すなんて無謀ね?」

 

フラン「アランっ!アランっ!しっかりして!」

 

アラン「ゴフッ....へへへ、ちとヤバイな....」

 

レミリア「さてフラン、早く自分の部屋に戻りなさい」

 

フラン「いや!」

 

レミリア「そう....なら」パチンッ

 

 

レミリアが指をならした瞬間、即座に咲夜が現れた。

 

 

咲夜「いかがいたしましたでしょうか?お嬢様」

 

レミリア「フランを部屋に戻してちょうだい」

 

咲夜「かしこまりました。では妹様こちらへ」

 

フラン「やだ!戻りたくない!アランのそばにいたいの!」

 

咲夜「あの人間はすでに死んだも同然です」

 

フラン「死んでなんかない!アラン、起きてぇ!」

 

アラン「・・・・・。」

 

フラン「そんな....」

 

レミリア「フラン、人間ごときにたぶらかされてどうするの?ま、興味深い腕してるけど」

 

 

『バコォォォォン!!』

 

 

咲夜「っ!?」

 

霊夢「ふぅ~、やっと終わった....ってアラン!?」

 

魔理沙「どぇ~....槍が突き刺さってる....」

 

レミリア「遅かったわね、デビルハンターアランはもう虫の息よ」

 

魔理沙「やっぱお前が主犯か!!」

 

霊夢「魔理沙、とっととあいつら退治してアランを助けるわよ」

 

魔理沙「よっしゃ任せとけ!」

 

レミリア「咲夜、あの二人の相手をお願い」

 

咲夜「かしこまりました」

 

レミリア「さあフラン、こっちに来なさい」

 

フラン「いやだ!戻りたくない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜「さて、ここで終わらせてあげるわ」

 

霊夢「くっ、何なのよアイツの能力!」

 

魔理沙「なんかまるで時間を操ってる感じか?」

 

咲夜「貴女方は理解することなく息絶える....スペルカード発動『幻世 ザ・ワールド』」

 

霊夢・魔理沙「「!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「どうして我が儘ばかり言うの?フラン」

 

フラン「だって!アランは私を怖がらなかった!私の能力の事を教えてもちゃんと聞いてくれたから!」

 

美鈴「は、はぁ~、死ぬかと思った....あれ?お嬢様方どうしたんです?」

 

レミリア「ああ、美鈴ね。さっき侵入者を一人排除したのだけれどフランが我が儘を....ね」

 

美鈴「う~ん、妹様。ここは素直に戻るべきです」

 

フラン「絶対にいや!」

 

美鈴「困りましたねぇ~....ん?」

 

レミリア「どうしたの美鈴?」

 

美鈴「あ、あの....彼の両腕、光り方が増してません?」

 

レミリア「言われてみればそうね....ま、動けないだろうから放置しておきなさい」

 

フラン「アラン....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラン「グ.....ガ......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「!?」

 

美鈴「なんか気が上がってますよ!?」

 

アラン「ウウウウアァァァァァ!!!!!!」

 

フラン「アラン!!」

 

レミリア「ど、どういう事なの....?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜「そして時は動き出す」

 

霊夢「くっ、容赦ないわね!」

 

 

『ウウウウアァァァァァ!!!!!!!!』

 

 

魔理沙「な、なんだぁ!?雄叫び!?」

 

咲夜「まさかあの男....!」

 

霊夢「魔理沙!今よ!」

 

魔理沙「よっしゃあ行くぜ!スペルカード発動!恋符『マスタースパーク』!!」

 

咲夜「なっ!?」

 

 

 

『ドカァァァァン!!!』

 

 

 

魔理沙「いよっしゃあ!」

 

霊夢「さ、早く行くわよ!!」

 

魔理沙「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラン「フゥー、フゥー、ハァ」

 

レミリア「なっ、なんで貫通したのに生きてるの....!?」

 

アラン「父さんが言ってた事がやっとわかった....自分の大切な物を守るためなら悪魔に魂を売ってでも力を手に入れるって....だから俺も同じ事をする。この腕はその為の力なんだ」

 

レミリア「くっ、貴方いったい何者!?」

 

アラン「俺は......デビルハンターだ」

 

美鈴「あわわわわ......」(何なんですかあの気力!?まるで魔神が守護しているような....)

 

レミリア「まぁいいわ。貴方がどうなろうと未来は変わらない!!」

 

アラン「じゃあ俺はそのクソッタレな未来をひっくり変えしてやらぁ」

 

レミリア「その言葉....後悔しないことね!!」

 

アラン「ああ、後悔はしねぇ。ここでテメェをブッ潰すからな!!」

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




第二話にしてUA100超え。

めちゃめちゃうれしいです。


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chapter4 「異変解決の後っていつもこうなのか?」

前回のチャート

アランvsレミリア

レミリアのスペカによってアランは瀕死の重傷を負う

フランを強制的に部屋に戻そうとする

アラン覚醒

第二ラウンド開始(現在)


chapter4 「異変解決の後っていつもこうなのか?」

 

レミリア「くっ.....あれほど攻撃してるのにどうして傷ひとつ付かないの!?」

 

アラン「さあな?俺には良く分からねえ。だが次の一手で終わりにする!」

 

レミリア「やれるものならやってみなさいよぉ!!」

 

 

戦闘はさらに苛烈を極め、次の攻撃で勝敗が決するという状況だった。

 

 

霊夢「まずいわ....これ下手したら建物が崩れかねない....!」

 

魔理沙「マジかよ!?どうすんだよまだ読んでない本がぁ!!」

 

フラン「美鈴....お姉様とアラン、大丈夫なの?」

 

美鈴「私にはわからないです....咲夜さんはどうですか?」

 

咲夜「恐らく次が最後では?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「これで....最後よ!!神槍『スピア・ザ・グングニル』!!!」

 

アラン「あっちがフルパワーならこっちもフルパワーで行くか」

 

フラン「あっ!また!」

 

霊夢「まあ大丈夫でしょ」

 

魔理沙「避けろぉ!!アラァン!!」

 

アラン「力を....右腕に....溜めて....溜めて....アレをぶち壊す程に力を溜めて....今だオラァッ!!」

 

 

『ガシィッ!!』

 

 

咲夜「掴んだ!?」

 

美鈴「もうメチャクチャじゃないですか!?」

 

霊夢「ほらやっぱり」

 

魔理沙「魔神って....あんなに凄いもんなのか....?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「なっ!?なんで掴めるの!?」

 

アラン「チェックメイト」ビュッ!

 

レミリア「あぐっ!!」

 

アラン「さて.....どうしたもんかな、このまま首を折るのもアリだが....」

 

レミリア「ひぐっ.....」

 

フラン「ダメ!!」

 

アラン「あ?」

 

フラン「お願いアラン!お姉様を『別に殺しゃしねぇよ』.....え?」

 

霊夢「そりゃそうでしょ、アイツが倒すべきは悪魔。アンタらを倒す事じゃない」

 

アラン「それに、この程度の傷ならすぐ治る」

 

フラン「よ、よかったァ~....」

 

霊夢「さてと、じゃあ約束通りあの赤い霧を消して」

 

レミリア「ゲホッゲホッ....わかったわ....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後。

 

文「異変解決、おめでとうございま~す!」

 

霊夢「なによ、アンタいたの?」

 

文「ええ!バッチリ見てましたよ~♪ところでアランさんは?」

 

魔理沙「力を使い果たして休んでるぜ」

 

文「ちぇ~、仕方ないですねぇ。ヒロインインタビューならぬヒーローインタビューをしようと思ったんですが....また後日にします」

 

霊夢「あ、そういう事するならアランの腕みてビビるんじゃないわよ?」

 

文「だ、大丈夫ですよぉ!これでも誇り高い鴉天狗なんですから!」

 

霊夢「あっそ」

 

文「ヒドッ!!」

 

魔理沙「せっかくだから見舞いに行ったらどうだ?」

 

文「あ、いいですねそれ♪」

 

霊夢「ただでさえ怪我してんだから迷惑にならないようにね」

 

文「肝に命じておきます!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 空き部屋

 

アラン「ん....あれ、ここどこだ?」

 

フラン「あ、起きたぁ!!さくやぁ!!」

 

咲夜「お呼びでしょうか、妹様」

 

フラン「アランが起きたの!お姉様呼んで!!」

 

咲夜「かしこまりました」

 

アラン「なんだぁ?なんでここに?」

 

フラン「私が提案したの。だってアラン怪我してるから....」

 

アラン「言ったろ?この程度の傷ならすぐ治るって『それでもダメ!!』えぇ~....」

 

レミリア「怪我の具合はどうかしら?アラン」

 

アラン「えっと、確か....」

 

咲夜「この方は紅魔館の主にして誇り高き吸血鬼、レミリア・スカーレットです」

 

レミリア「改めてはじめまして、デビルハンターアラン?」

 

アラン「普通にアランって呼べよ....あ、そういえば霊夢達は?」

 

咲夜「霊夢様方なら帰られました。『怪我が良くなり次第ボチボチ帰って来なさい』との事です」

 

アラン「マジか....ところで俺はどれぐらい寝てた?」

 

フラン「えっとね~、大体4日かな?」

 

アラン「4日ぁ!?マジかよ!?」

 

レミリア「そうよ、私がこれだけ攻撃しても立っていたもの」

 

紫髪の女性「とか言ってるけど戦い終わったあと大泣きしてたクセに」ニヤニヤ

 

レミリア「ちょっ!?パチェそれは言わない約束でしょ!?」

 

紫髪の女性「私は本当の事を言ったまでよ?レミィ」ニヤニヤ

 

レミリア「ぐぬぬぬ....うー!!」

 

紫髪の女性「はい、本日の『うー』いただきました~」ニヤニヤ

 

アラン「えっと、誰?」

 

レミリア「あ、あぁ、彼女は魔法使いの《パチュリー・ノーレッジ》よ」

 

パチュリー「ま、そういうこと。後で私の所に来てくれる?貴方の両腕かなり気になるから」

 

アラン「か、解剖とかすんのか?」ガタガタ

 

パチュリー「そんな事するわけないでしょ?やると言ったらあのヤブ医者かしら」

 

アラン「誰だよ....」

 

美鈴「お嬢様ァ~!!アランさんが起きたってホントですかぁ!?」

 

咲夜「静かになさい」ビュッ!

 

美鈴「オフッ!?」サクッ

 

アラン「はぁ、仕方ないな。そういえば俺のレッドクイーン改とブルーローズ改は何処だ?」キョロキョロ

 

レミリア「咲夜」

 

咲夜「かしこまりました」

 

アラン「うおっ!?消えた!?」

 

咲夜「お持ちしました」

 

アラン「あ、thanks。助かった」

 

レミリア「ところでアラン、ちょっといいかしら?」

 

アラン「なんだよ」

 

レミリア「貴方ここで働いてみない?」

 

アラン「はぁ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




第三話にしてUA150件超え。

感謝します。マジうれしいです。


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chapter5 休息

前回のチャート

レミリアvsアラン決着

フランの提案により休養

レミリアに「紅魔館で働いてみない?」と誘われる(現在)


chapter5 休息

 

レミリア「という訳でウチで働いてみない?」

 

アラン「はぁ?何でだよ?」

 

レミリア「4日前の戦闘で貴方の実力がよくわかったの。そこで、それほどの強さを見込んでウチで働いてみないって事。フランの遊び相手にもなるし」

 

アラン「えぇ~、メンドイ」

 

レミリア「ファっ!?」

 

アラン「俺は疲れたんだ、だからとりま寝る」

 

レミリア「ちょっとぉ!?むむむ....うー!!」

 

パチュリー「またやってる....」クスクス

 

レミリア「あっ、ちょっとパチェ!?いつからいたの!?」

 

パチュリー「アランの『えぇ~、メンドイ』って所から」

 

レミリア「それより何の用?」

 

パチュリー「ちょっと彼を借りたくてね。後で私の図書館に来るよう伝えといてくれる?」

 

レミリア「わ、わかったわ....」

 

パチュリー「あんまりカリスマブレイクしない用にね~」

 

レミリア「余計なお世話よ!!」

 

アラン(うるせぇなぁ....)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しして。

 

フラン「アラン~、おはよう~♪」

 

アラン「もう昼だけどな」

 

フラン「ねぇねぇアラン~、遊ぼ~♪」

 

アラン「ワリ、後でパチュリーの部屋行かなきゃなんねぇからまた後でな」

 

フラン「ちぇ~、わかったよ....」

 

アラン「悪いな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチュリーの図書館にて。

 

アラン「うぃ~す、来たぞ~」ガチャリ

 

パチュリー「あら、早かったわね」

 

アラン「あれだけ念を押されちゃ仕方ねぇだろ」

 

パチュリー「ま、そうよね。さ、座って」

 

アラン「にしても凄い量の本だな....」

 

パチュリー「でももう読み飽きたのよね....あ、お茶は何がいい?」

 

アラン「砂糖なしのコーヒーで頼む」

 

パチュリー「渋い趣味してるわね....こあ、コーヒーを」

 

羽根が生えている女性「はい、パチュリー様!」

 

アラン「何だアイツは?」

 

パチュリー「あの娘は私の....そうね、下僕?違うわね、従者みたいなものかしら」

 

アラン「咲夜みたいな感じか?」

 

パチュリー「そんなとこ。名前は小悪魔。『こあ』って呼んであげて」

 

アラン「悪魔か....」

 

パチュリー「貴方が思っているような悪魔じゃないわよ?」

 

アラン「わかってる」

 

こあ「コーヒーと紅茶をお持ちしましたよ~」

 

パチュリー「ありがとね、こあ」

 

アラン「」ブフォッ!

 

こあ「わっ!どうしたんですか!?」

 

アラン「わ、悪いな。一瞬淫魔サキュバスかと思った」

 

こあ「えっ!?私そんな人じゃないですよ!?」

 

パチュリー「まぁ確かに見た目からしてそう見えるのも無理ないわね」クスクス

 

こあ「ちょっ!?パチュリー様まで!?」

 

アラン「で、夜な夜な男を襲っているんだろ?」ニヤニヤ

 

こあ「だーかーらー!!違いますってぇ!!」

 

パチュリー「いやいや、こあの性欲は凄いわよ?」

 

アラン「うお、やっぱり淫m『違いますって言ってるじゃないですか!!』ワリ、おふざけが過ぎたな」

 

パチュリー「ふふ、こあを久しぶりにいじったけどやっぱり面白いわ」クスクス

 

こあ「お二人してひどいですよぉ!!」

 

パチュリー「さて、雑談もこの辺にして本題に入りましょうか」

 

アラン「そうだな。お、このコーヒー美味いな」

 

こあ「いや~、久しぶりに淹れてみたんですが喜んでいただけて嬉しいです♪」

 

パチュリー「じゃあひとつ質問いい?」

 

アラン「ああ。答えられる範囲で答えるよ」

 

パチュリー「貴方のその両腕、どこで手に入れたの?」

 

こあ「あ、それ私も気になります~♪」

 

アラン「う~ん....」

 

パチュリー「わからないなら答えなくてもいいわ」

 

アラン「いや、これは遺伝だな。ただ、父さんの悪魔の力を受け継ぎすぎたって所だ」

 

パチュリー「へぇ~、そうだったのね」

 

こあ「そのお父様もアランさんのような腕を?」

 

アラン「まあな。といっても片腕だけど」

 

パチュリー「じゃあアラン、あの姿は?」

 

アラン「あー、あれはダンテ師匠から教えてもらった《魔神化現象》だな」

 

こあ「魔神化現象?」

 

アラン「ダンテ師匠は魔神化、父さんは魔神のオーラ化を扱っていたんだ」

 

パチュリー「なるほどね」(オーラって....ジョ○ョのス○ンドかしら)

 

こあ「そのダンテさんやお父様は凄く強かったのですね♪」

 

アラン「おう。ダンテ師匠の修行....キツかったなぁ....」

 

パチュリー「そういえばアラン、貴方どうやって幻想入りしたの?」

 

アラン「あーっと、確か元の世界で悪魔狩りの仕事してたらいきなり変なスキマに吸い込まれたんだよ」

 

パチェ・こあ「「え....」」

 

アラン「どした?」

 

パチュリー「ねぇ、そのスキマは両端にリボン付いてなかった?」

 

こあ「ついでにそのスキマの中は至るところに目玉があったりとか」

 

アラン「あぁ、あったな」

 

パチェ・こあ「「やっぱりか....」」

 

アラン「?」

 

パチュリー(絶対あのBB...ゲフンゲフン、じゃなくて八雲紫ね....)

 

 

 

 

 

 

 

 

どこかのスキマの中。

 

紫「へっくし!!」

 

藍「風邪ですか?紫様」

 

橙「紫しゃま、大丈夫ですか?」

 

紫「え、えぇ、大丈夫よ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチュリーの図書館

 

アラン「ほぉ~、つまりその『八雲紫』って奴が俺を引きずり込んだって訳か」

 

パチュリー「そ。だから紫を見つけない事には帰れないって事」

 

アラン「へー、なるほどな」

 

こあ「呑気ですねぇ....元の世界に帰りたいっていう気持ちはないんですか?」

 

アラン「いや、俺はもうちょっとここに居たい。まだ俺には知らねぇ事が山積みだからな」

 

パチュリー「そう。あら、誰か来たわね」

 

 

『ドカァァァァン!!』

 

 

フラン「アーラーンー!!!いい加減私と遊んで~!!!」

 

アラン「ヘアっ!?」

 

フラン「いつまで待っても来ないから退屈だったんだよ!!」

 

パチュリー「フラン?なにもドアを壊すことないじゃない」

 

フラン「あ、ごめん....」

 

アラン「仕方ねぇ、遊んでやるか。じゃあパチュリー、また後でな」

 

パチュリー「えぇ、気が向いたら来てくれる?」

 

アラン「おう」

 

フラン「ばいばーい♪」

 

こあ「パチュリー様、大丈夫ですか?」

 

パチュリー「えぇ、大丈夫よ。多分また来るから」

 

こあ「そうですね♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




いつの間にか第四話にしてUA250近く。

こんな駄文でも見てくれる方がいると凄い嬉しいです。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter6 アラン「宴会ってなんぞ?」霊・魔「え?」

前回のチャート

レミリアと会話する

フランと会話する

パチュリーの図書館に移動し、質問される

フラン乱入

フランに連れていかれる(現在)


chapter6 アラン「宴会ってなんぞ?」霊・魔「え?」

 

 

 

p.m.8;30

 

アラン「宴会?」

 

レミリア「そう、宴会」

 

アラン「なんで宴会するんだよ?特に祝うことないと思うぞ?」

 

パチュリー「霊夢いわく『異変解決とか適当な理由を付けて酒を飲みたいだけ』らしいわ」

 

アラン「そんなんで良いのか霊夢....」

 

フラン「お姉様、お酒ってなぁに?」

 

レミリア「フランにはまだ早いわ」

 

アラン「あ、そういえば俺美鈴に謝りたいんだが」

 

レミリア「どうして?」

 

アラン「いや、必要以上の恐怖を与えちまったかなって」

 

レミリア「それで美鈴に謝りたいって事?」

 

アラン「ま、そういうこと」

 

レミリア達と会話をしていたとき、突然咲夜が現れた。

 

咲夜「お嬢様方、準備できましたか?」

 

レミリア「あら、ちょうどいい所に」

 

フラン「準備ならできてるよ♪」

 

パチュリー「まぁ一応」

 

アラン「俺は大丈夫だ」

 

こあ「私も大丈夫です!」

 

咲夜「では、私は美鈴の所に行ってきますので少々お待ちを」

 

 

その後、門から『ギャアアア!!!』という声が聞こえたとか聞こえなかったとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社

 

霊夢「という訳で、私たちとその協力者アランに向けて....乾杯!」

 

『かんぱ~い!!』

 

 

 

アラン「すげぇな幻想郷、鬼とか妖精とか半人半霊とか....いろんな種族がいるんだな」

 

魔理沙「そりゃそうだ。この幻想郷は全てを受け入れるからな」

 

アラン「じゃあ俺もか?」

 

魔理沙「そうなるぜ」

 

すると小さな人形が俺の目の前に現れ....

 

 

人形「シャンハーイ!」

 

アラン「うおおおおあああああ!!?」

 

魔理沙「お、上海人形じゃねぇか♪」

 

人形「シャンハーイ?」

 

アラン「キェアアア!シャァベッタァァァァァ!!」

 

魔理沙「落ち着け落ち着け」

 

金髪の少女「あら魔理沙?上海みなかった?」

 

魔理沙「おー、アリス!上海ならここにいるぜ」

 

アラン「こいつは?」

 

金髪の少女改め《アリス》「私はアリス・マーガトロイド。で、この子は上海」

 

上海「シャンハーイ」

 

アラン「なんで人形が動いてんだ?」

 

魔理沙「それはアリスが作った人形だからだぜ!」

 

アリス「私は魔理沙と同じように魔法使いなの」

 

アラン「もう何でもアリだな....」ハァー

 

魔理沙「幻想郷に常識は通じねぇからなぁ」アハハ

 

アラン「まぁいい。俺別の場所にいくよ」

 

魔理沙「また後でな~」

 

アリス「頑張ってね」

 

上海「シャンハーイ!」ノシ フリフリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラン「よ、霊夢」

 

霊夢「あらアラン、久しぶり」

 

アラン「一人寂しく一人酒か?」

 

霊夢「まぁそんなとこよ」

 

金髪の女性「あらつれないわねぇ霊夢~♪」

 

霊夢「アンタを呼んだ覚えはないわよ?紫」

 

アラン「今度は誰?」

 

金髪の女性改め《紫》「はじめましてアラン君、私は八雲紫。貴方をここに連れてきた張本人よ」

 

アラン「アンタが紫か....まだ若そうに見えるな」

 

紫「あら嬉しいこと言ってくれるじゃない♪」

 

霊夢「アラン、見た目に騙されちゃダメよ」

 

アラン「それはどういう事だ?」

 

霊夢「あぁ見えて実は1000年以上生きてるのよ」

 

アラン「おー、長生きしてんなぁ~」

 

紫「それだけ?」

 

アラン「それだけ」

 

紫「ならよかった♪」

 

アラン(多分ババァなんて言ったら殺されるな)

 

紫「アラン君、幻想郷の生活に慣れたかしら?」

 

アラン「あぁ。といっても弾幕ごっこはできねぇけど」

 

紫「そう。なら一つだけ覚えておいて」

 

アラン「なんだ?」

 

紫「幻想郷は全てを受け入れるわ。ようこそアラン君、幻想郷へ」

 

アラン「全てを受け入れる......か」

 

紫「じゃ、私はこの辺で。またね霊夢~♪」

 

霊夢「よかったわね、認められて」

 

アラン「あぁ。霊夢もサンキューな」

 

霊夢「べ、別にアンタのためになんか....」

 

アラン「?」

 

黒服の女性「あの~、アランさん、ですよね?」

 

アラン「あ、あぁ、そうだけど」

 

黒服の女性「あぁやっぱり!!その特徴的な腕といい....もしや半人半妖ですよね?」

 

アラン「多分....そうなんじゃないか?」

 

黒服の女性「それなら私の夢にまた近くなりました....よろしければ私の所に来ませんか!?」

 

アラン「夢?というかアンタ誰だよ?」

 

黒服の女性改め《白蓮》「申し遅れました、私は聖白蓮といいます。命蓮寺の住職をしています」

 

アラン「へー、で?夢ってのは?」

 

白蓮「私の夢は『人間と妖怪が共存できる世界を作る事』です!」

 

アラン「けどな白蓮さん、この腕は妖怪じゃない。これは悪魔の腕だ」

 

白蓮「........悪魔って何ですか?」

 

アラン・霊夢「「は?」」

 

白蓮「悪魔だと言って必ず悪事を働いているのでしょうか?私は何か理由があっての事だと思うのです」

 

アラン「........なるほどな」

 

霊夢「さすが妖怪と共存しているだけあるわね」

 

白蓮「まぁ興味がありましたら是非いらしてくださいね♪」

 

アラン「そのうちな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ではあるが、宴会が終わった後、片付けを行ったのはアランと霊夢ただ二人だけだったとか。

 

アラン「泣けるぜチクショウ」

 

霊夢「いつもこうよ....」

 

 

See you next chapter....




お気に入り登録してくれた方、ありがとうございます。

しかもUA300超え。非常に嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter7 紅魔館でバイトしてみよう

前回のチャート

紅魔館出発

博麗神社で宴会

八雲紫に会う

聖白蓮に会う

霊夢と片付けをする(現在)


chapter7 紅魔館でバイトしてみよう

 

博麗神社

 

アラン「なぁ霊夢」

 

霊夢「なによ」

 

アラン「あのさ、実は俺、紅魔館で働いてみようかと思うんだけど」

 

霊夢「ふーん」

 

アラン「興味ないのか?」

 

霊夢「そんなわけないけど」

 

アラン「じゃあなんだよ」

 

霊夢「別に私に言わなくてもいいの。アンタはアンタのやりたい事やればいいじゃない」

 

アラン「って事は許可してくれんのか?」

 

霊夢「」ブチッ

 

アラン「どした?」

 

霊夢「さっさと行ってきなさいよ!この馬鹿!」

 

アラン「なんで怒ってんだよ....」

 

霊夢「私がいいって言ってんだから行きなさいって言ってんの、わかった?」

 

アラン「お、おお....」

 

霊夢「あ、そういえばこれ忘れ物」ポイッ

 

アラン「おっと、これは....」

 

 

 

 

魔装《ルシフェル》を入手しました

 

 

 

アラン「なんで霊夢が持ってたんだよ?」

 

霊夢「アンタが落としたんでしょ」

 

アラン「そうか。じゃ、行ってきます」

 

霊夢「またパンドラで行くの?」

 

アラン「当然。パンドラ《アーギュメント》」ガシャコッ

 

霊夢(紅魔館まで魔力もつのかしら?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館

 

アラン「あっ、あっぶね~。危うく魔力が尽きるかと思った....って相変わらず美鈴は寝てんのな」

 

美鈴「スヤァ.....zzz....」

 

アラン(だが俺にはわかる。次の瞬間美鈴の頭にナイフが刺さるだろう)

 

美鈴「Zzz....Zzz....うぅ~ん、ん?」

 

 

『ザクッ!!』

 

 

美鈴「へぎゅっ!?」

 

アラン「やっぱり」

 

咲夜「全く美鈴は........あらアラン、どうしたの?」

 

アラン「あぁ、紅魔館で働いてみようかなって思ったから来た」

 

咲夜「わかったわ。じゃあ入って」

 

アラン「美鈴はあのままでいいのか?」

 

咲夜「美鈴なら大丈夫よ。そのうち復活するから」

 

アラン(美鈴の扱いひでぇ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 エントランス

 

レミリア「やっぱり来たわね、アラン」

 

アラン「おう。ここに来たからとは言え仕事しねぇと金がないからな」

 

レミリア「じゃあこれに着替えてくれる?咲夜、アランを更衣室に」

 

咲夜「かしこまりました。じゃあアラン、こっちよ」

 

アラン「あいよ」

 

 

~青年着替え中~

 

 

レミリア「なかなか似合っているじゃない」

 

アラン「そりゃどうも」

 

咲夜(アランもこんな服着れるのね。ちょっと意外)

 

アラン「で?俺は何をすればいい?」

 

咲夜「まずはパチュリー様の図書館で執事として仕事を。そこから少しずつ仕事を増やすわ」

 

アラン「オーライ、わかった。じゃあ早速行ってくる」

 

 

そう言ってアランはエントランスから姿を消した。

 

 

 

レミリア「咲夜、アランは使えると思う?」

 

咲夜「私にはわかりません。それはお嬢様次第では?」

 

レミリア「そう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチュリーの図書館

 

アラン「よ~し、入るぞ~」

 

こあ「あっ、アランさん!今日はどのような要件ですか?」

 

アラン「いや、バイトでまずはここに行けって言われたから」

 

こあ「そうなんですか!では私がここでのお仕事を教えますね♪」

 

アラン「あぁ、頼む」

 

 

 

~少女説明中~

 

 

 

 

こあ「という感じのお仕事で~す♪大丈夫ですか?」

 

アラン「おう、大丈夫だ」

 

こあ「ではお仕事頑張りましょう!」

 

アラン「あぁ、ダンテ師匠ほどじゃないがスタイリッシュに決めてやる」

 

パチュリー「こあ~!三番の本棚上から二段目右から六番目の本持ってきてちょうだい!」

 

こあ「は、はいぃ!ただいま!」

 

アラン「すげぇなアイツ。ちゃんと覚えているんだな」

 

こあ「パチュリー様のお身体は病弱ですがああ見えて立派な魔法使いなんです!」

 

アラン「信頼してんだな」

 

こあ「もちろんです!」

 

 

 

 

『ドカァァァァン!!!』

 

 

 

 

 

アラン「うおっ!?なんだぁ!?」

 

パチュリー「まさかまた....」

 

アラン「また?」

 

パチュリー「えぇ、かなり困らされているわ.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こあ「こらぁ~!!待ちなさ~い!!」ドタドタ

 

魔理沙「だから違うって!死ぬまで借りてくだけなんだって!」

 

こあ「それを盗みっていうのをまだわからないんですか!!」ゼェゼェ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラン「パチュリー、魔理沙を懲らしめればいいのか?」

 

パチュリー「え、えぇ、出来ることならやって欲しいものだわ....」

 

アラン「よし任せろ」ダンッ

 

パチュリー「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「いや~、今日も大量だぜ♪さて、そろそろ帰るか『ちょい待て』ん?」

 

アラン「まずはその本返してくれないか?」

 

魔理沙「それは無理な相談だな!あんなに本が余っているのに読まないともったいないだろ?だから私が読んでやるんだ!」

 

アラン「それがお前の答えか.......なら」

 

魔理沙「なんだよ?」

 

アラン「お前を捕まえるまでだ」

 

魔理沙「ふんっ、私を捕まえようなんざ百年早いぜ!」

 

アラン「スゥー.........ハァー........」

 

魔理沙「じゃあなぁ~!また来るぜ~!!」

 

アラン「ハッ!!《エアハイク》!!」タンッ

 

 

こあ「凄い!二段ジャンプだ!」

 

パチュリー「でもあれでは届かないわ!」

 

 

 

魔理沙「それで追い付いたつもりか!」

 

アラン「まぁな」

 

魔理沙「は?」

 

アラン「catch this!(こいつを喰らえ!)《スナッチ》!!」

 

 

 

『ガシィッ!!』

 

 

 

魔理沙「あ.......」

 

アラン「捕まえた」ニヤリ

 

魔理沙「ゆ....」

 

アラン「?」

 

魔理沙「許してヒヤシンス☆」

 

アラン「許すか馬鹿野郎!!《バスター》!!」ブンッ!

 

魔理沙「ギャアアアアアア!!?」

 

 

 

 

 

『ドタァン!!!』

 

 

 

 

 

魔理沙「きゅ~.......」

 

パチュリー「嘘でしょ.....」

 

こあ「お見事」

 

アラン「これでいいよな?」

 

パチュリー「え、えぇ........」

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




いつの間にかUA400超え。

嬉しすぎて涙も出ません(白目)。

これからもよろしくお願いします。

感想、お待ちしてます。


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chapter8 紅魔館でバイトしてみよう②

前回のチャート

霊夢に相談

パンドラ《アーギュメント》で紅魔館へ

咲夜から仕事内容を教えられる

パチュリーの図書館で仕事

魔理沙を捕まえる(現在)


chapter8 紅魔館でバイトしてみよう②

 

パチュリーの図書館

 

こあ「いや~、すごいですね!あの腕!」

 

パチュリー「なるほどそういう使い方もあると....」

 

アラン「あぁ。父さんから教えてもらったんだ」

 

パチュリー「ネロの悪魔の力が遺伝した結果、アランに力を与えたと」

 

アラン「ま、そんなとこだ」

 

 

すると突然咲夜が現れる。

 

 

咲夜「アラン、次の仕事よ」

 

アラン「お、待ってました」

 

パチュリー「暇になったらまた来なさい。貴方は歓迎するわ」

 

こあ「頑張ってくださいね♪」

 

アラン「おうさ。じゃ、行きますか」

 

咲夜「付いてきて」

 

 

『ガチャッ、バタンッ』

 

 

パチュリー「......今度から私の専属執事にしようかしら」

 

こあ「マジですか?」

 

パチュリー「冗談よ冗談」クスクス

 

こあ「そうですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下

 

アラン「で、次の仕事は何だ?」

 

咲夜「次は妹様の遊び相手よ」

 

アラン「遊び相手か。なら大丈夫そうだな」

 

咲夜「一応気を付けなさいよ?」

 

アラン「わかってる」

 

咲夜「そろそろ着くわよ」

 

アラン「あいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランの部屋

 

咲夜「じゃ、私はこれで」フッ

 

アラン「オーライ、後は任せな」

 

 

『ガチャッ』

 

 

アラン「おーい、フランいるかぁ~.....っ!?」

 

フラン「お~に~い~さ~ま~!!」タックル!

 

 

『ドゴォッ!!』

 

 

アラン「オッフゥゥゥ!?」

 

フラン「会いたかったよ~♪アランお兄さま!」

 

アラン「お....お兄....さま....だぁ?」

 

フラン「うん!」

 

アラン「いや、俺より年上だろ?吸血鬼だし」

 

フラン「ううん、私からしたらお兄さまなの!」

 

アラン「で、でも今はフランの執事だ」

 

フラン「そうなの!?やったぁ♪」

 

アラン「さてフラン、何して遊びたい?」

 

フラン「う~ん、アランは弾幕ごっこできないだろうし....」

 

アラン「まあな」

 

フラン「じゃあお散歩したい!!」

 

アラン「日光は大丈夫なのか?」

 

フラン「パチュリーに日光が効かない薬作ってもらったから大丈夫!」

 

アラン「わかった、で、何処に行きたい?」

 

フラン「え~とね、人里に行きたい!」

 

アラン「誰か知り合いがいるのか?」

 

フラン「咲夜からは『上白沢慧音』っていう人がいるんだって教えられたよ?」

 

アラン「会ってみる価値はありそうだな....じゃあ行くか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリアの部屋

 

アラン「という訳で行ってくる」

 

レミリア「わかったわ。フラン、一つだけ約束して」

 

フラン「なぁにお姉様?」

 

レミリア「人に迷惑をかけないように。わかった?」

 

フラン「わかったよ!お姉様♪」

 

アラン「じゃあ行ってくるな」

 

レミリア「あまり遅くならないようにね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関前

 

フラン「で、アランはどうやって行くの?」

 

アラン「もちろんコイツで」

 

パンドラを取りだし、アーギュメントに変形させる。

 

フラン「わぁぁぁ♪かっこいい~♪」

 

アラン「乗ってみたいか?」

 

フラン「うん!」

 

 

 

 

~青年・少女移動中~

 

 

 

 

 

 

 

 

人里

 

フラン「あー、楽しかったぁ!」

 

アラン「そいつはよかった。でフラン」

 

フラン「なぁに?」

 

アラン「この人里には何があるのか?」

 

フラン「ここにはね、寺子屋があるんだよ♪」

 

アラン「寺子屋?」

 

フラン「アランの世界でいうなら『学校』だね」

 

アラン「ほぉー、じゃ、見てみるか」

 

フラン「はぁーい」

 

 

~青年・少女移動中~

 

 

 

 

寺子屋

 

アラン「おお、ここが寺子屋か。色んな生徒がいるな」

 

フラン「今は休み時間みたいだね♪」

 

アラン「ハハハ、かわいい生徒がいるもんだn『あー!!お前はいつぞやの!!』あ?」

 

アランとフランがふと振り向くと、以前アランを助けてくれたチルノと大妖精だった。

 

大妖精「アランさん、おひさしぶりですね!」

 

アラン「ハハッ、覚えていてくれたのか?」

 

大妖精「はい!ところでどうして人里に?」

 

アラン「フランの付き添いだよ」

 

大妖精「あぁ~、なるh『やいやい!アタイを無視するなぁ!!』ちょっとチルノちゃん!?」

 

チルノ「ここで会ったが一日目!いざ勝b『ほらよ』アタァァァイッ!?」

 

 

『ドガッシャアアアン!!』

 

 

アラン「あ、やり過ぎちまった」

 

フラン「あちゃー....」

 

大妖精「チルノちゃ~ん!!大丈夫~!?」

 

青髪の女性「いったい何の騒ぎだ!?」

 

大妖精「チルノちゃんがまたやらかしました!」

 

青髪の女性「まったくチルノは....ん?君は?」

 

アラン「俺はアラン。デビルハンターさ」

 

青髪の女性改め《慧音》「私は上白沢慧音。ここの教師をしている。先程はウチの生徒がすまなかった」

 

アラン「気にしてねぇよ」

 

慧音「ところで....アランは私と同じ半人半妖なのか?」

 

アラン「この腕か。これは悪魔の力さ」

 

慧音「実は私も半人半妖なんだ。その時の名前は《ハクタク》という」

 

アラン「どっちにしろ慧音である事には変わらねぇだろ」

 

慧音「確かにな。さて、チルノ」

 

チルノ「あ....けーねせんせー!アタイコイツが来たから『俺の事覚えてないのか?』え?」

 

アラン「ほら、俺だ、アランだって」

 

チルノ「あ!!....ごめんなさ~い!!」ドゲザ

 

アラン「顔あげろよチルノ」

 

チルノ「うー.......」

 

慧音「見たところアラン、お前は外来人だな?」

 

アラン「ああ。そうだぞ?」

 

慧音「せっかくの機会だ、ここの教師をしてみないか?」

 

アラン「教師だぁ?」

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




なんとUA500到達。

感謝してもしきれないぐらい嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter9 悪魔のあり方

前回のチャート

フランの遊び相手になる

フランの提案で人里に

人里で大妖精とチルノと再会

寺子屋で上白沢慧音と会う

慧音に「教師をしてみないか?」と誘われる(現在)


chapter9 悪魔のあり方

 

寺子屋

 

アラン「・・・・なるほど、つまり」

 

慧音「そう、要はアランの世界であった事を皆に教えればいいんだ」

 

アラン「うまくやれるがわかんねぇが......ま、やってみるわ」

 

フラン「ねぇねぇ、私も授業見学していい?」

 

慧音「あぁ。もちろん構わないぞ」

 

フラン「やった♪」

 

アラン「さて、そろそろじゃねぇか?」

 

慧音「そうだな。じゃあ付いてきてくれ」

 

アラン「あいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教室

 

チルノ「はぁー、アタイやっちゃったよ......」

 

金髪の少女「チルノは⑨だから仕方ないのだー」

 

チルノ「ルーミアひどっ!」

 

金髪の少女改め《ルーミア》「そーなのかー?」

 

緑髪の少女「おーい、なんか今日特別教師が来るらしいよ~?」

 

翼の生えた少女「それ本当?」

 

チルノ「あ、アタイわかっちゃった」

 

大妖精「チルノちゃん、奇遇だね。私もわかっちゃった」

 

緑髪の少女「え?誰か心当たりあるの?」

 

ルーミア「そーなのかー?」

 

慧音「ほら皆座れ~!!」

 

チルノ「あ、けーねせんせー」

 

大妖精「特別教師って......やっぱり」

 

慧音「さて、今日の授業はある人に来てもらった。入って来てくれ」

 

 

 

『ガラッ』

 

 

 

 

 

翼の生えた少女「わっ、なんかかっこいい!」

 

緑髪の少女「外来人かなぁ?」

 

チル・大((わーお......))

 

ルーミア「人間なのかー♪」

 

慧音「今日は特別教師として外来人のデビルハンター、アランさんに来てもらった。この人の話をよく聞くように」

 

生徒一同「「「「はぁーい」」」」

 

慧音「じゃ、アラン後は好きなようにやってくれ」

 

アラン「オーライ、わかった」

 

ルーミア「貴方は食べられる人間なのかー?」

 

アラン「は?」

 

大妖精「だ、ダメだよルーミアちゃん!?」

 

チルノ「そーだそーだ!アランは強いんだぞー!」

 

アラン「まず自己紹介させてくれないか......?」

 

ルーミア「ゴメンなのだー」

 

アラン「じゃあ俺はアラン。さっき紹介された通りデビルハンターを仕事にしている。お前らの名前は?」

 

チルノ「改めてチルノだぞー!」

 

大妖精「改めまして大妖精です!」

 

ルーミア「ルーミアはルーミアなのだー!よろしくなのだー!」

 

緑髪の少女改め《リグル》「私はリグル・ナイトバグ。よろしくお願いします!」

 

翼の生えた少女改め《ミスティア》「私はミスティア・ローレライだよ。よろしくね」

 

アラン「ああ、よろしくな。で、何か質問あるか?」

 

リグル「じゃあはい!」

 

アラン「ん、リグル」

 

リグル「デビルハンターって具体的にどんな仕事なの?」

 

アラン「そうだな、噛み砕いて言えば『悪魔を狩る』仕事だ。下級悪魔から上級悪魔、幅広く仕事をこなしている」

 

ミスティア「じゃあ今までどんな悪魔を倒してきたんですか?」

 

アラン「俺は....確か《スケアクロウ》、《フロスト》、《アサルト》、《バジリスク》、《メフィスト》、《ファウスト》、後は《アンジェロシリーズ》だな」

 

ルーミア「いっぱいいるのだー....」

 

アラン「あ、そうだ《ベリアル》もいたか」

 

大妖精「ベリアル?」

 

アラン「火焔の上級悪魔さ」

 

チルノ「そんな危なっかしい事よくできるな~」

 

アラン「下手したら死ぬ可能性だってあったからな」

 

リグル「うわー......」

 

アラン「後質問あるか?」

 

チルノ「あ、そういえばさ」

 

アラン「ん?」

 

チルノ「アランって悪魔と戦うとき何使ってんの?」

 

アラン「あぁ、状況によって変わるがいつもはこの二つだな」チャキッ

 

リグル「デカっ!?」

 

ルーミア「立派な剣なのだ~!!」

 

アラン「コイツは『レッドクイーン改』。俺専用にチューンした大剣さ」

 

ミスティア「じゃあこっちのは?」

 

アラン「それは『ブルーローズ改』。それもチューンした銃さ」

 

ルーミア「銃って何なのだ~?」

 

アラン「ん~、簡単に言えば『魔力などを使わずに弾を撃ち出すことができる道具』だな」

 

チルノ「そんなことできんの!?アタイ使ってみたい!!」

 

アラン「じゃあ外行こうか」

 

チルノ「やったぁ!!」

 

アラン「いいよな慧音?」

 

慧音「あぁ、構わないぞ」

 

アラン「じゃ、行くか。フラン、お前も来るか?」

 

フラン「うん!行く!」

 

 

 

 

 

~青年・少女移動中~

 

 

 

 

 

 

アラン「じゃあしっかり握れよ~」

 

チルノ「うわ、意外と重いよ大ちゃん」

 

大妖精「本当?」

 

アラン「で、トリガーに人差し指をかけて....」

 

チルノ「こう?」チャキッ

 

アラン「そうだ。で、力一杯トリガーを引け!」

 

チルノ「うりゃっ!!」

 

 

『ガァンッ!!!』

 

 

アラン「どうだ?」

 

チルノ「は、反動が....」ビリビリ

 

ルーミア「すごいのだ~!!ルーミアも使ってみたいのだ~!!」

 

大妖精「じゃあ私も!」

 

リグル「すごいなぁ....」

 

ミスティア「私もやってみる~!!」

 

アラン「へいへい順番な」

 

フラン「最後は私だからね!」

 

アラン「わかったわかった」

 

 

 

~少女体験中~

 

 

 

 

アラン「じゃ、授業終わり」

 

生徒一同「「「「ありがとーございましたー!」」」」

 

 

『ザワザワ.....』

 

 

チルノ「すごかったね大ちゃん!」

 

大妖精「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧音「今日はありがとう、アラン」

 

アラン「礼はいらねぇよ」

 

フラン「アラン、そろそろ帰ろ?」

 

アラン「あぁ、わかった。じゃあ慧音、またな」

 

慧音「うむ。あ、そうだ」

 

アラン「どした?」

 

慧音「明日時間があれば『妖怪の山』にいってみるといい。何か発見があるかもしれないぞ?」

 

アラン「Thanks。時間があれば行ってみる」

 

フラン「じゃあ帰ろ!お姉様が心配してるかもね♪」

 

アラン「あぁ。パンドラ《アーギュメント》」

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




ぐんぐんUAが上がっていく....。

もはや涙も出ません(白目)。

ありがとうございます。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter10 帰ったら帰ったで大変な事に

前回のチャート

寺子屋にてアランが先生として特別授業

チルノ達に銃を体験させる

パンドラ《アーギュメント》で紅魔館に帰る(現在)


chapter10 帰ったら帰ったで大変な事に

 

紅魔館正面玄関前

 

アラン「ほい、到着~」

 

フラン「今日は楽しかったね♪アラン!」

 

アラン「あぁ、そうだな。さて」

 

 

アランの視線の先には・・・・。

 

 

美鈴「スヤァ.....」

 

アラン「ったく仕方ねぇなぁ....」

 

フラン「ま、また寝てる....」

 

アラン「おい美鈴、早く起きねぇと咲夜のナイフが飛んでくるぞ~」

 

美鈴「すぴ~....ハッ!」

 

フラン「あ、起きた」

 

美鈴「すいませんアランさん、助かりましt『ザクッ』へぎゅっ!?」

 

アラン「おいおい、起こしても意味ねぇじゃねぇか....」

 

フラン「報われないなぁ~....あはは」

 

美鈴「きゅー....」

 

咲夜「まったく美鈴は....あらアラン、もう帰ってきたの?」

 

アラン「おう。またお仕事再開か?」

 

咲夜「そうね。まぁこの時間帯の仕事が一番大変だけど」

 

アラン「what?どういう事だ?」

 

咲夜「そういえばレミリアお嬢様見なかった?」

 

アラン「いや、見てない」

 

咲夜「まったくお嬢様は....」

 

フラン「うえ~、またお風呂入るの~?」

 

咲夜「当たり前です!身体もキチンと清潔に保たねばなりませんからね!」

 

フラン「むぅ~、嫌だ!」

 

アラン「フラン、ちゃんと風呂入んねぇとバッチいままだぜ?だから入んな」

 

フラン「う~、でもぉ....」

 

咲夜「さ、妹様もお風呂に入りましょう!」

 

フラン「あう~、あっ、そうだ!」

 

咲夜「早く行きますよ妹様?」

 

フラン「一人でお風呂入るくらいならアランお兄さまと入る!!」

 

アラン「........why!?」

 

フラン「それならいいでしょ咲夜!?」

 

咲夜「う~ん......仕方ありませんね....いいでしょう、ただし」

 

フラン「?」

 

咲夜「アランと協力してレミリアお嬢様を捕まえてください」

 

フラン「それでいいの!?やったぁ♪」

 

アラン「おいおいおいおい待て待て待て待て!?」

 

フラン「どうしたのアランお兄さま?」

 

アラン「あのなフラン、考えてもみろ?お前みたいな幼女と俺みたいな青年期真っ盛りの男が一緒に風呂入ってたらあらぬ疑いかけられるの俺なんだぞ!?」

 

フラン「え~、でもアランお兄さまならいいよ?」

 

アラン「俺がダメなんだって!?」

 

フラン「やだやだやだやだ!!アランお兄さまと入る!!」

 

咲夜「アラン、諦めて妹様と入りなさい」

 

アラン「Are you kidding?それ冗談で言ってんのか?」

 

咲夜「冗談抜きよ」

 

アラン「Oh no....なんてこった....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ドタドタドタドタドタドタ!!』

 

 

アラン「うん?」

 

フラン「あ、あれって....」

 

咲夜「見つけた!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こあ「お嬢様ぁ!!今日こそお風呂に入ってもらいますからね!!」

 

レミリア「ぜっっったい嫌!!私は絶対に入らないわよ!!」

 

アラン「なにやってんだよ....」

 

フラン「捕まえなくていいの?」

 

アラン「フランが命令すればいいじゃないか」

 

フラン「わかった。じゃあアラン!お姉様を捕まえて!」

 

アラン「yes my majesty」バッ!

 

 

 

 

 

レミリア「はぁ、はぁ、はぁ、ここまで来ればもう大丈夫でしょ....ん?」

 

アラン「やっと見つけたぜ?レミリア」

 

レミリア「あ、アラン!?お願い見逃して!!一生のお願い!!」

 

アラン「そうしたいのはやまやまだが....フラン様からの命令でね、容赦はしないぜ?」

 

レミリア「じゃあ私からも『ムリ』うそ~ん....」

 

アラン「よっ!《スナッチ》」ガシィッ!

 

レミリア「(´・ω・`)」

 

アラン「さ~て、行くぞ~」ズリズリ

 

レミリア「ちょっと!?引きずらないでよ!?」

 

アラン「仕方ねぇなぁ....よっ」グンッ

 

レミリア「きゃっ!?」

 

 

 

 

 

今のこの体制、まさに《お姫様だっこ》というやつである。

羨ましい、羨ましいぞちくしょ(ry

 

 

 

 

 

 

レミリア「ちょっ!?降ろしt『嫌だったか?』うー....」

 

アラン「悪いな、お前みたいな奴だったらこの方が持ちやすいんだ」

 

レミリア「わ、わかったから早く行きなさいよ」

 

アラン「イェッサー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン「アラン遅いなぁ~....あ!」

 

アラン「ワリ、遅くなった」

 

レミリア「うー....」

 

フラン「あ~!!お姉様ずる~い!!アラン後で私も~!!」

 

アラン「へいへい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜「じゃ、後はお願いねアラン」

 

アラン「ほーい」

 

フラン「楽しみだな~、アランお兄さまと一緒にお風呂!」

 

レミリア「はぁ、腹をくくるしかないわね....」

 

アラン「じゃあ行くか」

 

フラン「は~い!!」

 

レミリア「(´・ω・`)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風呂

 

アラン「デカっ!?無駄にデカっ!?」

 

フラン「そうなの?」

 

レミリア「ぐぬぬ....」

 

フラン「アランお兄さま~♪頭洗って~♪」

 

アラン「ん~、まぁいいけど」

 

フラン「やったぁ♪」

 

アラン「ん、座れ。湯かけるから目瞑れよ」

 

フラン「はーい♪」

 

レミリア「まったく、一人で出来ないのかしら....」ワシャワシャ

 

アラン「痒いとこないか?大丈夫か?」ワシャワシャ

 

フラン「気持ちい~♪アランお兄さまの手好き~♪」

 

アラン「そいつはどうも」

 

レミリア「よいしょ」ザバー

 

アラン「じゃ、泡流すから目瞑れ」

 

フラン「うん!」

 

レミリア(見てて微笑ましいわね....あの時もう少し普通に接していればああならなかったでしょうけど)

 

アラン「ん、誰か来る」

 

レミリア「あら、もしかしたら咲夜かパチュリー達かしら?」

 

アラン「マジかー、どうすればいい?」

 

レミリア「どうすればって....私に聞く?それ」

 

アラン「ヤバイヤバイヤバイ」

 

 

 

『ガラッ』

 

 

 

 

パチュリー「あら」

 

こあ「だから言ったじゃないですかパチュリー様....」

 

フラン「あ、パチュリー」

 

アラン「げっ」

 

パチュリー「......まぁいいんじゃない?」

 

アラン「あ~っと、俺もう上がr『別に気にしなくていいけど?』嘘だろ.....」

 

パチュリー「ついでだからちょっとお願いしたい事があるんだけどいい?」

 

アラン「ふぁっ!?」

 

 

 

 

See you next chapter....




もうUAが680超え。

めちゃんこ嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

要望などありましたら気軽に感想などで言ってください。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter11 4ヶ月間の振り返り

前回のチャート

紅魔館に到着

レミリアとフランを風呂に入れる

パチュリーとこあも来る

パチュリーから何か頼み事をされる(現在)


chapter11 4ヶ月間の振り返り

 

風呂

 

アラン「で、何なんだ?頼み事って」

 

パチュリー「まぁすごく個人的な頼み事なんだけどね」

 

レミリア「お先に失礼~」

 

フラン「はふ~♪あったかいなぁ~♪」

 

アラン「個人的な....頼み事?」

 

パチュリー「そう。単刀直入に言うわ。貴方、私の専属執事にならない?」

 

アラン「へ?」

 

フラン「え!?」

 

パチュリー「何故っていう顔してるわね?簡単に言えば1つは貴方の実力なら魔理沙から盗まれなくて済む。もう1つは貴方に興味があるからよ」

 

フラン「だ、ダメだよ!!アランお兄さまは私の執事なんだから!!」

 

アラン「フラン、とりま落ち着け。で?俺に興味があるとか言ってたけど何処にあるってんだ?」

 

パチュリー「そうね......大きく分けて2つ。まず1つは貴方の両腕について。それからもう1つは........恋愛感情、かしら」

 

こあ(あれ?前に冗談だって言ってなかったっけ....?)

 

アラン「ふーん、両腕....か。というか恋愛感情とはなんぞ?」

 

フラン「アラン、それは多分恋をしてるんだよ....」

 

アラン「そうなのか?パチュリー」

 

パチュリー「ま、まぁフランの言うとおりよ....」

 

アラン「へぇ~、なるほど。って、マジかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

フラン「うー、耳がキンキンする......」

 

パチュリー「ま、告白の答えは後々聞くとして、専属執事はどう?」

 

アラン「別にやってもいいけどよ....」

 

パチュリー「なら決まりね。後で私の図書館に来ること。いい?」

 

アラン「お、おう。わかった」

 

パチュリー「じゃ、私は先に上がるから。告白の答え、楽しみにしてるわ」

 

 

『ガラッ、ピシャッ』

 

 

 

フラン「行っちゃったね」

 

アラン「あ、あぁ。というかあれを告白として受け取っていいのだろうか........」

 

フラン「多分いいんじゃないかな....?」

 

アラン「と、とりあえず俺達も上がるか」

 

フラン「そうだねアランお兄さま~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自室

 

アラン「ふぅ」

 

 

俺が幻想郷に来てから約4ヶ月が経った。

 

それまでかなり濃密な出来事があった。

 

幻想郷に来るやいなやチルノの氷に貫かれる。

 

しかし落ちた先は妖精の湖と呼ばれる場所だった。

 

そこで大妖精とチルノに助けられ、アイツらと仲良くなった。

 

で、俺は元の世界に帰るためにはどうしたらいいと二人に聞くと、博麗神社の巫女が帰れる方法を知っているという。

 

博麗神社に立ち寄るとそこには『博麗霊夢』がいた。

 

本人いわく「楽園の素敵な巫女」らしい。

 

俺にはそう見えないが。

 

霊夢の協力もあり、いざ元の世界に帰ろうと鳥居を潜るが帰れなくなってしまった。

 

原因は《程度の能力》が付いてしまったからだ、という。

 

ちなみに俺の能力は《魔神の力を扱う程度の能力》らしい。

 

住む場所に困った俺を霊夢は俺を居候にしてやる、といったのでその言葉に甘える事にした。

 

 

アラン「今思えば、色々あったんだな....」

 

 

俺が居候になってから2ヶ月後。

 

紅魔館が現れ、異変と呼ばれる事件が起きた。

 

霊夢に教えてもらったのだが、異変は『幻想郷で起きる事件のような物』だという。

 

今回の異変は《紅霧異変》だったな。

 

そこで霊夢とその親友『霧雨魔理沙』と協力し、紅霧異変を解決に向かった。

 

紅魔館の門番、《紅美鈴》と遭遇し、俺は魔装《ギルガメス》を使用して強行突破に出るが紅魔館メイド長《十六夜咲夜》に阻まれる。

 

しかし、咲夜の能力により霊夢と魔理沙とは別の場所に送られる。

 

地下室にて出会った女の子、《フランドール・スカーレット》と共に地上に出る。

 

が、フランの姉《レミリア・スカーレット》のスペルカード『スピア・ザ・グングニル』により瀕死の重症を負う。

 

命が絶え絶えの瞬間、魔神の腕が覚醒し、俺は魔神化を果たす。

 

 

 

 

フラン「お兄さま~、何してるの?」

 

アラン「あぁ、ちょっと前の事を思い出していたんだ」

 

フラン「じゃあどこまで思い出したの?」

 

アラン「俺が死にかけた所さ」

 

フラン「わぁお.....」

 

 

 

 

 

そして、紅魔館で働く事になり、フランの執事として頑張っている。

 

で、フランの提案により人里に向かうことに。

 

 

 

フラン「アランお兄さまの授業面白かったな~♪」

 

アラン「そうか」

 

 

 

人里にて《上白沢慧音》に会い、特別教師として授業をすることに。

 

その授業で、慧音のクラスの生徒《ルーミア》、《ミスティア・ローレライ》、《リグル・ナイトバグ》と出会い、チルノと大妖精と再会する。

 

 

 

 

アラン「まぁこんなとこだな。ホントに色々あったわ、マジで」

 

フラン「た、大変だったね」

 

アラン「ん?」

 

フラン「どうしたのアランお兄さま?月なんか見て」

 

アラン「なぁフラン、あの月少し変じゃないか?」

 

フラン「あ!ホントだ!」

 

アラン「こりゃ間違いなく異変だな....」

 

フラン「どうするのアランお兄さま?」

 

アラン「仕方ねぇ、一度博麗神社に行くぞ!」

 

フラン「じゃあ私もついてく!」

 

アラン「わかった、じゃ準備は怠るなよ?」

 

フラン「大丈夫だよアランお兄さま♪私がそんなヘマしないもの♪」

 

アラン「じゃあ、行くか」

 

 

 

 

 

See you next chapter....




あっという間にUAが800近くに。

毎度ありがとうございます!

次回、いよいよ次の異変『永夜異変』編です!

頑張ります!

感想、お待ちしてますよ~!

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter12 沈まぬ月と邪悪な影

今回異変要素少なめ、オリ敵要素多めです。


前回のチャート

パチュリーに専属執事にならないかと言われる

自室にて4ヶ月間の振り返りをする

月に違和感を感じる

フランと共に博麗神社に(現在)


chapter12 沈まぬ月と邪悪な影

 

博麗神社

 

アラン「霊夢!!いるか!?」

 

霊夢「そんなデカイ声出さなくてもいるわよ。皆揃ってるから早くアランも来て」

 

アラン「あぁ、わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居間

 

アラン「お?見慣れない奴がいるな。誰だ?」

 

妖夢「はじめまして、私は魂魄妖夢といいます。貴方がアランですね?」

 

アラン「おう。よろしくな」

 

霊夢「さて、皆言わなくてもわかるわね?」

 

魔理沙「あぁ、月が変なんだろ?」

 

霊夢「そう、今回も異変として見るわ。アラン、貴方は大丈夫よね?」

 

アラン「あぁ、だがフランが寝ちまった。霊夢、博麗神社で寝かせてやってくれないか?」

 

霊夢「仕方ないわねぇ....わかったわ。とりあえず私の寝室で寝かせるから」

 

アラン「悪いな、助かる」

 

フラン「すぅ.......すぅ..........」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラン「で?何処が異変の発生源なんだ?」

 

霊夢「私はあの竹林が怪しいと思うの。皆は?」

 

魔理沙「私はそれでいいぜ!霊夢の勘はかなり当たるからな!」

 

妖夢「私もそれに賛成です。ついでにアランさんの実力も見ておきたいですし」

 

霊夢「よし、じゃあ早速行くわよ。アランは....」

 

アラン「もちろんパンドラだ」

 

霊夢「だと思ったわ(呆)」

 

妖夢「楼観剣も手入れできてますし大丈夫ですよ」

 

魔理沙「よっしゃあ!じゃあ気合い入れて異変解決するぞ!」

 

アラン「.........フラン、じゃあ俺は行ってくるからな。いい子に寝てろよ」

 

フラン「すぅ.......アランお兄さま.....」

 

アラン「フッ....」ナデナデ

 

霊夢「アラン、もういいかしら?」

 

アラン「あぁ、行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷いの竹林

 

アラン「霊夢、本当にここなのか?」

 

霊夢「当然よ。博麗の巫女の勘がそう言ってるわ」

 

アラン「どっから来るんだよその自信は....」

 

魔理沙「でもなんか迷いそうだなぁ~....」

 

妖夢「確かに....なんか怖いです」

 

アラン「仕方ねぇ、このまま行くしかないな」

 

霊夢「それ以外に打開策もないしね」

 

魔理沙「あ、じゃあいっそのこと私のマスタースパークで......」

 

霊夢「それはダメ。火事にでもなったらどうすんのよ」

 

魔理沙「あ、そっか」

 

妖夢「貴女バカですよね?」

 

魔理沙「バカで悪かったな!?」

 

アラン「じゃ、いっちょ行きますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷いの竹林 内部

 

アラン「おわ~....こりゃ迷うな....ん?」

 

霊夢「どうしたのアラン?」

 

アラン「いや、気配を感じてな....誰だそこにいるのは?」

 

 

『ガサガサッ』

 

 

アラン「う、うさ耳?」

 

魔理沙「それよりなんかケガしてるみたいだぞ?」

 

霊夢「ちょっと大丈夫?」

 

うさ耳の少女「よ、よかった人がいた....うっ!」

 

アラン「チッ、あまり使いたくなかったが....よっ」

 

 

『ヒュッ....パァーン』

 

 

 

妖夢「一体何を投げたんですか?」

 

アラン「治癒能力のある《バイタルスター》を投げた。おいお前、大丈夫か?何があった?」

 

鈴仙「あ、ありがとうございます......私は鈴仙・優曇華院・イナバといいます」

 

アラン「名前ながっ!?」

 

霊夢「それは言わないの。で、何があったの?」

 

鈴仙「あっ!お願いです!師匠を....助けてください!!」

 

アラン「師匠を?そいつの名は?」

 

鈴仙「師匠の名は『八意永琳』といいまして....」

 

霊夢「その前に、この異変の真相を教えてもらおうじゃない」

 

鈴仙「あ、実は......」

 

 

 

 

~少女説明中~

 

 

 

 

アラン「なるほど。つまりお前らは月の住人で、月からの追手を振り切る為に偽の月を写した。って訳か。で?その間何があった?」

 

鈴仙「それが《足のない黒い服を羽織った者》が師匠を襲撃しまして.....」

 

アラン「足のない.......まさか」

 

妖夢「心当たりがあるんですか?」

 

アラン「あぁ、なぁ優曇華、そいつは帽子のようなものを被ってなかったか?」

 

鈴仙「あ、被ってましたよ。しかも凄い爪が伸びましたし」

 

アラン「間違いない。確実に《ナイトメアファウスト》だ」

 

魔理沙「ナイトメアファウスト?」

 

アラン「ファウスト系のさらに上位魔族だ。しかも人語を話せる」

 

霊夢「それなりに知識が高いのね」

 

アラン「あぁ、まずいな.....このままではお前の師匠死ぬぞ」

 

鈴仙「そんな!!お願いです!!師匠を、師匠を助けてください!!」

 

アラン「わかってる。デビルハンターの名にかけて必ずお前の仲間を助けてやる。安心しろ」

 

霊夢「アランの言うとおりよ。安心しなさい」

 

鈴仙「あ、ありがとうございます....」

 

アラン「さて優曇華、案内しろ。お前らの場所をな」

 

鈴仙「はい!こちらです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

~青年・少女移動中~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴仙「ここです!」

 

アラン「thanks。霊夢、お前らはちょっと待ってろ。鈴仙、内部の案内頼む」

 

霊夢「わかったわ」

 

鈴仙「お任せください!」

 

魔理沙「ま、仕方ねぇな」

 

妖夢「ご武運を」

 

アラン「あぁ、行くぞ」

 

 

 

 

『バァンッ!!!』

 

 

アラン「アイツか?」

 

鈴仙「はい!あ、師匠!!」

 

看護服の女性「う、優曇華!?逃げなさいと言ったでしょう!?」

 

鈴仙「助けが来たんです!!」

 

アラン「優曇華、ちょっとどいてろ」

 

鈴仙「あ、はい」

 

ファウスト「ギギギ....ン?」

 

アラン「よう、ナイトメアファウスト。ひさしぶりだな」

 

ファウスト「ヒッ!?デビルハンター!?ナゼココニイル!?」

 

アラン「それを俺に聞くか?普通」

 

ファウスト「クッ、ウゴクナ!!ウゴケバコイツヲコロス!!」

 

看護服の女性「あぐっ!!」

 

アラン「相変わらずお前はキッタネェ手を使うな」

 

ファウスト「ナントデモイエ!!キサマハショセンニンゲン!!オナジニンゲンヲコロスコトハデキマイ!!」

 

アラン「一応警告しとくぜ?すぐにソイツから離れな」

 

ファウスト「コトワル!!」

 

アラン「そうかい.....なら、切り捨てるまでだ!!」

 

 

『ジャキンッ、ブゥゥゥン!!』

 

 

アラン「《イクシード》!!」

 

ファウスト「コシャクナァァァァァ!!」ビュッ!

 

アラン「悪いな。俺は動かなくてもお前を引き寄せられる《スナッチ》!!」

 

 

『ブォンッ!!』

 

 

ファウスト「ウガァッ!?」

 

アラン「you are game over.It's you die!!」

 

ファウスト「ヒッ!?」

 

アラン「catch this!!」

 

 

『ズバァッ!!!』

 

 

 

ファウスト「ウゲァッ!?」

 

アラン「the end!!」チャキッ

 

 

『ダァンダァンダァンダァンッ!!!』

 

 

ファウスト「ギィアアアアアア!!!?」

 

 

 

 

その後、ナイトメアファウストはドロドロに溶け、事態は終息した......

 

 

アラン「ふぃ~」

 

鈴仙「あ、あ....」

 

看護服の女性「貴方いったい....?」

 

アラン「俺はデビルハンターのアラン。お前らは?」

 

看護服の女性「お前"ら"?」

 

アラン「そこに隠れてる奴だよ」

 

黒髪の少女「ば、バレてる!!?」

 

アラン「気配がダダ漏れだっつの」

 

看護服の女性改め《八意永琳》「ま、名乗るのが先ね。私は八意永琳。よろしく。ここで医者をしているわ」

 

アラン「じゃあこの先世話になりそうだな」

 

永琳「えぇ。ケガしたらうちに来なさい。治療してあげるわ」

 

黒髪の少女改め《蓬莱山輝夜》「わ、私は蓬莱山輝夜よ!よろしく!」

 

アラン「ん?霊夢達の気配を感じねぇな....」

 

鈴仙「あ、霊夢さん達なら帰りましたよ?伝言が『どうせそこでもバイトするならしばらく帰ってこなくても大丈夫よ。気が向いたら帰って来なさい』との事です!」

 

アラン「ぅおおおおい!!?何やってんだ霊夢ぅぅぅぅ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社

 

霊夢「へくしっ!」

 

魔理沙「なんだ?風邪引いたのか霊夢?」

 

霊夢「そうね。ま、貴女はバカだから風邪引いてる事に気付かないだろうけど」

 

魔理沙「なんだと!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




即異変解決。

短くてすいません。

次回は鈴仙をどうしようかなぁ....。

これからもよろしくお願いします。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter13 新たなバイト先

とりあえず生存報告で更新。

前回のチャート

異変解決のため迷いの竹林に向かったアラン達

竹林の途中でケガをしたウサ耳の少女《鈴仙・優曇華院・イナバ》と遭遇

鈴仙から永夜異変の真相を知る

鈴仙の案内で永遠亭に向かう

永遠亭内部で上位悪魔《ナイトメアファウスト》と対峙

ナイトメアファウストを撃破するが霊夢達に置いていかれたアラン(現在)


chapter13 新たなバイト先

 

 

永遠亭

 

治療室

 

永琳「はい、終わり」

 

アラン「おぉ~、すげぇなアンタ」

 

永琳「まったく貴方は無理するわね‥‥」

 

アラン「どうせ俺滅多な事がなけりゃ死なねぇし」

 

永琳「とりあえず二週間はここにいること。わかった?」

 

アラン「へ~い‥‥」

 

鈴仙「あ、師匠終わりました?」

 

永琳「えぇ、とりあえずはね。それにしても‥‥」ジーッ

 

アラン「な、なんだよ」タジタジ

 

永琳「貴方って不思議な両腕しているのね‥‥」

 

アラン「それがなんだよ」

 

永琳「いや、研究のしがいがあるなと」

 

アラン「聞きたくねぇけどどうやって研究すんだよ?」

 

永琳「え?もちろん解剖するのよ。ダメかしら?」

 

アラン「ダメに決まってんだろ!?」

 

鈴仙「そうですよ師匠!!彼は私たちを助けてくれた恩人なんですから!!」

 

永琳「チッ‥‥」

 

アラン「あ!?アンタ今舌打ちしたろ!?『チッ』って!!」

 

鈴仙「私にも聞こえましたよ!?」

 

永琳「私舌打ちしてないけど」シラー

 

アラン(こんのババァ~‥‥!!)イライラ

 

永琳「あ、そういえば」

 

アラン「話変えんな!!」

 

永琳「アラン、貴方確か仕事は?」

 

アラン「ん?あ、あぁ紅魔館で執事をな‥‥」

 

永琳「でも今は戻れない」

 

アラン「おう」

 

永琳「じゃあこの二週間だけ永遠亭でバイトしてみる?もちろん住み込みで」

 

アラン「いいのか?」

 

永琳「私はいいけど優曇華、貴女は?」

 

鈴仙「わ、私も賛成です!!丁度男手が欲しかったので!!」

 

永琳「決まりね。じゃあアラン、今日から二週間よろしくね」

 

アラン「あいよ。任せてくれよ」

 

永琳「じゃあ私は見回り診察してくるから優曇華、留守番よろしく」

 

鈴仙「わかりました師匠!!」

 

アラン「いってら~」ノシ

 

 

『スゥー、トンッ』

 

 

アラン「で、イナバ。仕事内容教えてくれないか?」

 

鈴仙「あ、そうですね。じゃあ軽く‥‥」

(イナバって呼ばれたの初めてかも‥‥///)

 

 

 

 

 

 

 

 

~少女説明中~

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴仙「という感じの仕事です。大丈夫ですか?」

 

アラン「あぁ、大体は覚えた」

 

鈴仙「じゃあ早速やっていきましょうか!」

 

アラン「アイサー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~青年・少女仕事中~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラン「ふぃ~、こんなもんか」

 

鈴仙「お疲れ様ですアランさん♪いつもより早く終わりました♪」

 

アラン「ちょっと外の空気吸ってくる」

 

鈴仙「はーい‥‥‥ってちょっと待って!?あ、行っちゃった‥‥」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷いの竹林

永遠亭前

 

 

アラン「ふぅ~、なかなか良いとこだな」スタスタ

 

?「ニヒヒ‥‥」

 

アラン「あー、いい風吹いてn『バキッ』おわぁ!?」ドサッ

 

?「や~い引っ掛かった~♪」

 

アラン「イテテテテ‥‥誰だよまったくこんな落とし穴作ったやつ‥‥」

 

鈴仙「アランさん!?大丈夫ですか!?」

 

アラン「おーう、大丈夫だぁ~」

 

鈴仙「まったくてゐったら‥‥!!」プンプン

 

アラン「てゐ?」

 

鈴仙「あ、アランさんは知りませんよね。アランさんをさっき落とし穴に落とした子は《因幡 てゐ》っていう子です」

 

アラン「なーるほど。じゃ、ちょいとお灸を据えてやるか」

 

鈴仙「え?いったいどうやって?」

 

アラン「‥‥‥距離はあまり離れてないな。それなら《スナッチ》の範囲内だ‥‥‥よし」

 

鈴仙「あ、あの~?アランさん?」

 

アラン「そこだっ!!」《スナッチ》ビュッ!

 

鈴仙「きゃっ!?」

 

 

 

『ガシッ!!』

 

 

 

 

アラン「ふんっ!!」グンッ!

 

?「ぎゃあああああああ!?」

 

鈴仙「あ、てゐ!!」

 

てゐ「いたたたた‥‥あれ、もしかして捕まった?」

 

アラン「やりすぎだ馬鹿野郎」ブンッ!!

 

 

 

『ゴチィンッ!!』

 

 

 

てゐ「あだっ!?」

 

鈴仙「もう~っ、まったくてゐったら!!」グリグリ

 

てゐ「痛い痛い痛い痛い!!ごめんって!!」

 

アラン「ったく‥‥鈴仙、その辺にしとけ」

 

鈴仙「あ、そうですね‥‥‥///」

 

てゐ「あたたたた‥‥」

(あれ?鈴仙の奴、アランって奴と話してるとき顔が赤い‥‥‥もしかして)

 

アラン「ん?どうした鈴仙、顔赤いぞ?」

 

鈴仙「なっ、なんでもないですっ!!///」

 

てゐ(あちゃー‥‥鈴仙が良くてもアランがダメかぁ~‥‥こりゃアタシが背中押してやるべきかな)

 

鈴仙「さ、さぁアランさん!!てゐ!!永遠亭に戻りますよ!!///」

 

アラン「あ、あぁ」

 

てゐ「はいよ~」

 

鈴仙「‥‥‥‥もう、バカ」ボソッ

 

アラン「ん?なんか言ったか?」

 

鈴仙「なんでもないですって!!」

 

アラン「お、おう‥‥?」

 

てゐ「はぁ、やれやれ‥‥」スタスタ

 

鈴仙「あら?どうしたのてゐ?」

 

てゐ「上手くいくといいね、アランと」ボソッ

 

鈴仙「~ッ!?///」

 

アラン「おーい、早く戻ろうぜ~」

 

てゐ「はいよー、今行く~」

 

鈴仙「は、はわわわわ‥‥///」カァー

 

アラン「てゐ、お前なに話したんだ?」

 

てゐ「まったく‥‥‥アラン、鈍感男は嫌われるよ?」

 

アラン「はぁ?」

 

てゐ「言葉通りの意味さ。さ、早く戻ろ」タッタッタッ

 

アラン「あ、待てよ!!その意味教えろよ!!」

 

てゐ「や~だよ~っ、自分で考えてみな~♪」

 

鈴仙「はわわわわ‥‥‥あっ、二人とも待ってぇ!!」

 

 

 

 

 

See you next chapter....




うわぁぁぁぁぁ!!

ついに2本目のフラグ立てちゃったよ!?

作者なのに驚いてるってナニコレ!?

どうしようある意味叩かれるかも‥‥。

まぁやっちまったもんは仕方ない、前向きに考えよう。

次回もお楽しみに。

感想、お待ちしてます。


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chapter14 奇跡?そんなの信じられるか

久しぶりにこっちを更新。

では、どうぞ。


chapter14 奇跡?そんなの信じられるか

 

 

 

 

二週間後

 

博麗神社

 

霊夢「それにしても」

 

アラン「なんだよ」

 

霊夢「アンタって好かれやすいのね~」

 

アラン「そうなのか?」

 

霊夢「そうだから言ってんじゃない」

 

アラン「ふーん」

 

霊夢「ま、ケガがすぐに治って安心したわ」

 

アラン「そりゃな。悪魔の力も持ってるわけだし」

 

霊夢「向こうにいるときは大丈夫だった?」

 

アラン「まぁ‥‥一応」

 

霊夢「一応って何よ」

 

アラン「なんでもいいじゃん」

 

霊夢「あっそ。さ、掃除するわよ」

 

アラン「ん、わかった」

 

 

 

 

~青年少女掃除中~

 

 

 

 

霊夢「なるほど、つまりあの時上位魔族のナイトメアファウストに遭遇したと」

 

アラン「そういう事だ」

 

霊夢「‥‥‥‥多分」

 

アラン「どうした?」

 

霊夢「これから先、様々な異変が起こると思う」

 

アラン「まぁそうだろうな」

 

霊夢「多分これからもアランに手伝いしてもらう必要があると思うの。その時は‥‥‥‥手伝ってくれる?」

 

アラン「もちろんだ。困ってるやつがいたら助ける、当たり前だろ?」

 

霊夢「それもそうね。アンタは予想を裏切らないからね」

 

アラン「だろ?」

 

霊夢「えぇ。さてとアラン」

 

アラン「奇遇だな?霊夢も気付いてたか」

 

霊夢「当然でしょ?私は博麗の巫女なのよ?」

 

アラン「だな。で霊夢、これは異変か?」

 

霊夢「明らかすぎるでしょ?ここ三週間は雨が降ってないわ」

 

アラン「マジ?」

 

霊夢「大マジよ。一部の湖は干上がっていてもおかしくないわ」

 

アラン「って事は?」

 

魔理沙「異変って事だ!!」

 

霊夢「あら魔理沙、いつからいたの?」

 

魔理沙「ついさっきだぜ」

 

霊夢「ふぅん。で、どうする?解決しに行く?」

 

魔理沙「当然!当たり前だろ?」

 

アラン「俺も賛成だ」

 

霊夢「よし、じゃあ何か手掛かりがあるか調べましょ」

 

魔理沙「そっからかよ‥‥‥‥なぁアラン、お前の力で何か手掛かり掴めないのか~?」

 

アラン「‥‥‥‥今やってる」

 

霊夢「あら、それなら話が早いわ」

 

アラン「‥‥‥‥見えた。ここからかなり離れて‥‥‥‥‥‥これは‥‥‥‥神社か?気配は‥‥‥‥三人」

 

魔理沙「で、どこにあるんだよ!?」

 

霊夢「魔理沙、集中させてあげなさい」

 

魔理沙「あ、悪い」

 

アラン「‥‥‥‥文がいる」

 

魔理沙「って事は……」

 

霊夢「妖怪の山、ね」

 

アラン「‥‥ふぅ」

 

魔理沙「お手柄だなアラン!!」

 

霊夢「で、なんでわかったの?」

 

アラン「俺の一番嫌いな力が流れてきたからな‥‥」

 

魔理沙「一番嫌いな力?」

 

霊夢「あぁ、なるほどね」

 

魔理沙「な、なんだよ?」

 

アラン「神力、だ」

 

魔理沙「?」

 

霊夢「ネロの苦手な力って言えばわかる?」

 

魔理沙「ん、まぁなんとなく‥‥」

 

アラン「で、どうするんだ?ここからかなり離れているが‥‥」

 

金髪の女性「それなら私に任せなさい!」

 

魔理沙「あ、BBゲフンゲフン‥‥紫!」

 

霊夢「アンタいつのまに‥‥」

 

アラン「また出たな‥‥‥‥紫」

 

紫「紅霧異変以来ね、アラン君、霊夢。それと魔理沙、後で私と一緒に来なさい」

 

魔理沙「げ、聞こえてたのか‥‥‥‥」

 

アラン「で、どうするんだ?」

 

紫「私の能力で妖怪の山前まで送ってあげるから、後は頑張りなさい」

 

アラン「そいつは助かる。ありがとな紫」

 

霊夢「じゃ、早速お願い。紫」

 

紫「わかったわ。あ、そうだアラン君」

 

アラン「なんだ?」

 

紫「一回だけでいいから『ゆかりん』って呼んで」

 

アラン「あ、あぁ。じゃあ頼むわゆかりん」

 

紫「任された!!」ヴンッ

 

 

アラン達の目の前に裂け目が現れ、アラン達はその裂け目に飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖怪の山

 

入口

 

 

アラン「おぉう、すげぇなここ」

 

霊夢「そういえばアンタは初めてだものね。あ、そこ気をつけて」

 

アラン「なんでだ?」

 

銀髪の少女「覚悟ォォォォォォ!!!!」

 

アラン「どわっ、あぶねぇ!?」ガキンッ

 

 

とっさにアランは銀髪の少女からの剣撃をレッドクイーン改を用いて防いだ。

 

 

銀髪の少女「これ以上は進ませません!!」

 

アラン「おいおい、それだと異変解決出来ないだろ?頼むからそこを通してくれないか?」

 

銀髪の少女「ダメです!!それに怪しすぎます!!その腕が特に!!」

 

アラン「はぁ‥‥仕方ない、じゃあ本気で行くぞ」

 

銀髪の少女「なんと言おうとここは通しません!!」ジャキッ

 

文「待って下さい椛~!!」バッサバッサ

 

銀髪の少女「文様!?なんでここに!?危ないですよ!!」

 

文「いや、そうじゃなくてですね?彼は以前紅霧異変解決者の一人なんですよ」

 

銀髪の少女「え?」

 

 

 

 

~青年説明中~

 

 

 

 

銀髪の少女「申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁ!!!」

 

アラン「いや、もういいって」

 

 

今土下座している銀髪の少女‥‥‥‥彼女は射命丸文の部下である犬走椛というらしい。

 

 

椛「それにしてもどうしたんです?博麗の巫女や普通の魔法使い、さらには魔神の腕使いがそろいにそろって」

 

アラン「さっき言わなかったか‥‥‥‥?」

 

霊夢「私たちは異変解決しにきたの。わかる?」

 

椛「あ、そういえばそんな事言ってた気が‥‥‥‥」

 

アラン「ここに神社、あるだろ?」

 

文「ありますよ~。確か『守矢神社』だったかな?」

 

 

 

 

 

See you next chapter....




後悔はしていない。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter15 常識が通じねぇ

最近暑くてしんどい。

皆さんは大丈夫ですか?

こういう時期こそしっかり水分補給しましょう。




前回のチャート

博麗神社に帰還。

異変を感じ取り、妖怪の山へ。

妖怪の山入口にて犬走椛と対峙。

射命丸文による情報提供によって、異変の中心が『守矢神社』と判明。(今ここ)





chapter15 常識が通じねぇ

 

 

妖怪の山

 

入口

 

アラン「守矢神社‥‥か」

 

霊夢「ふぅん‥‥ま、私にはあまり関係ないかもね」

 

文「それで、守矢神社に潜入しようとしたところ何らかの障壁によって入れなかったんですよ‥‥」

 

アラン「障壁か‥‥‥‥俺が壊せるか試してみるか」

 

魔理沙「そんな事できんのか!?」

 

霊夢「まぁ今のところ一番火力あるのアランだし‥‥」

 

椛「え?そうなんですか?」

 

霊夢「えぇそうよ。アラン、先行って壊しといてくれる?私たちは対策考えるから」

 

アラン「わかった。じゃあもしそこにいる奴等に会ったら?」

 

霊夢「好きに暴れてちょうだい」

 

アラン「やったぜ」

 

魔理沙「頼むアラン、私の分まで暴れてきてくれ!!」

 

アラン「あぁ。任しとけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社前

 

アラン「なるほどこれは‥‥‥‥神力で構成された障壁か‥‥‥‥ま、この程度ならすぐに壊せそうだな。じゃ、早速やるか!!」デビルトリガー!!

 

 

 

『ゴッ!!』

 

 

 

アラン(魔人体)「ふん、これならすぐに壊せるな。セヤッ!!」ブンッ!

 

 

『ガシャァァァン!!』

 

 

アラン「上出来上出来♪よし、じゃあ入るかな‥‥っとぉ!?」バッ!

 

紫髪の女性「やれやれ‥‥‥‥誰が壊したと思ったら‥‥アンタかい?」

 

アラン「あぁそうだが?何か問題でも?」

 

紫髪の女性「それだとかなり困るんだよねぇ‥‥‥‥アタシらが信仰を集めるためにもね」

 

アラン「なるほど‥‥‥‥つまり自作自演、自ら異変を起こしてさらに自分で起こした異変を解決‥‥それで人々から信仰を得ようとしたって魂胆か」

 

紫髪の女性「よくわかってるじゃないか?なら早く帰りな。アンタみたいな男がいていい所じゃあない。悪いこと言わないよ、怪我しないためにもさっさと『ガァンッ!!』うわっ!?」

 

アラン「ごちゃごちゃうるせぇな‥‥‥潰すぞ」ジャキッ

 

紫髪の女性「理解しなかったのかい?ま‥‥‥潰されるのはどっちかねぇ?『エクスバンデットオンバシラ』!!」

 

 

『ボゴォッ!!』

 

 

 

紫髪の女性「あれだけ大口叩いといて大したことないねぇ‥‥‥ん?」

 

アラン(魔人体)「っふぅ‥‥‥遅いな」

 

紫髪の女性「何っ!?」

 

アラン「1つ、教えてやるよ‥‥‥俺が一番嫌いなのは卑怯な手を使って何かを得ようとする奴等だ!!」ブンッ!

 

紫髪の女性「くっ、なんだいその大剣は!?」

 

アラン「『イクシード』!!」ブゥンッ‥‥ブゥンッ!

 

紫髪の女性「(あの大剣から湯気が‥‥?あれはいったい‥‥‥‥ッ!?)」

 

アラン「余所見すんなぁ!!!」ゴシャアッ!

 

紫髪の女性「うっ、ぐあっ!?」

 

アラン「チェックメイト」キンッ!

 

紫髪の女性「‥‥‥‥‥‥ッ」

 

 

アランは紫髪の女性の首元に大剣『レッドクイーン改』を突き付け、一時的な勝利を納めた。

 

 

 

アラン「答えろ、お前らはいったい何しに来た?」

 

紫髪の女性「‥‥‥‥‥‥はぁ」

 

アラン「‥‥‥‥」

 

紫髪の女性「仕方ないねぇ‥‥‥‥少し長くなるけどいいかい?」

 

アラン「好きにしろ」

 

紫髪の女性「ありがと。じゃあまず自己紹介さね。アタシは『八坂神奈子』。そういえばアンタは?」

 

アラン「俺はデビルハンターのアラン」

 

神奈子「ふぅん‥‥‥‥どっかで感じたことのある力だと思ったら‥‥アンタネロの息子かい?」

 

アラン「そこまでわかるのか‥‥‥‥だが神様にしては嫌いじゃないな」

 

神奈子「あぁ、アンタらは神様が大ッ嫌いだものね。って嫌いじゃない?」

 

アラン「アンタは俺の思っているような神様じゃないって事だよ」

 

神奈子「そうかい‥‥‥‥じゃ、説明するよ」

 

 

 

 

 

 

~少女説明中~

 

 

 

 

 

 

アラン「なるほどな‥‥‥‥現実世界で忘れ去られかけていたからこっちに‥‥」

 

神奈子「わかってくれたのかい?」

 

アラン「アンタらがどれ程苦労したかよくわかったよ」

 

神奈子「‥‥‥‥この異常気象はなんとかしたげるよ。とりあえずウチの神社来るかい?」

 

アラン「様子見でな。ま、襲ってきたら返り討ちにしてやるよ」

 

神奈子「フフフ、お前は面白いねぇ。まぁそうなる前になんとか説明するよ」

 

アラン「そいつは助かる」

 

神奈子「じゃ、行こうか」

 

 

 

 

 

 

~青年少女移動中~

 

 

 

 

 

守矢神社

 

神奈子「ここだよ」

 

アラン「‥‥‥‥二人」

 

神奈子「ん?」

 

アラン「こっちに来る‥‥‥‥シバいていいか?」

 

神奈子「‥‥‥‥度を越さない程度なら」

 

アラン「thanks。さて、と‥‥‥Hey!」スナッチ

 

金髪の少女「ひゃああっ!?」

 

緑髪の少女「えっ!?えっ!?」

 

神奈子「おぉ~、見事な一本釣り」

 

金髪の少女「そんな事言ってないで助けてよぉ~!!」

 

緑髪の少女「す、諏訪子様!?今助けますよ‥‥ってわぁっ!?」

 

アラン「詰めが甘いなぁ~‥‥‥ちゃんと鍛えてんのか?この程度だったら霊夢の方が強いな」

 

緑髪の少女「ひ、ひぇぇぇぇぇ!!」

 

神奈子「プッ、クフフ‥‥‥二人して宙ぶらりん‥‥」

 

金髪の少女「は~な~せ~!!」ジタバタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数刻後。

 

霊夢「で、何この状況?」

 

アラン「ん?いや二人を逆さに」

 

神奈子「そろそろ離してやったらどうだい‥‥」

 

魔理沙「うわぁ~‥‥本物の神様が目の前に‥‥実感わかねぇ~‥‥」

 

神奈子「まぁ最初はそんなもんさね」

 

アラン「仕方ねぇなぁ‥‥‥‥ほら」パッ

 

金髪の少女「いだっ!?」

 

緑髪の少女「きゃっ!!」

 

霊夢「さてアラン、まさかアンタ一人で解決したの?」

 

アラン「んー、多分そうなる」

 

霊夢「」ポンッ

 

アラン「ん?」

 

霊夢「お手柄よアラン」

 

アラン「そいつはどうも」

 

霊夢「じゃ、早速説明してくれる?え~と‥‥」

 

神奈子「神奈子でいいよ?さて、少し長くなるけど説明するかね」

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




次回は‥‥‥とりあえず解決後の後日談になるかと。

しかし異変解決早すぎてすんません‥‥‥!

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter16 守矢神社にてちょいバイト

前回のチャート

異変解決のため、守矢神社へ。

障壁を破壊し、先に進もうとするが八坂神奈子に阻まれる。

魔人化を駆使して神奈子撃破。

守矢神社に案内され、無事異変解決。

守矢神社にて新たな人物と出会う(今ここ)


chapter16 守矢神社にてちょいバイト

 

 

 

守矢神社

 

鳥居前

 

 

アラン「はぁ」

 

緑髪の少女「どうしたんですか?ため息ついて?」

 

アラン「え~と、確かお前は‥‥」

 

緑髪の少女「東風谷早苗ですよっ!1日経っても覚えられないんですか?」

 

アラン「あいにく魔族とか弾幕等に対する対抗法しか覚えられないんでねw」ニカッ

 

早苗「なんですかそれぇ‥‥」

 

アラン「しっかしまた置いてかれるとは‥‥」

 

早苗「いっそのこと守矢を信仰します?」

 

アラン「断固拒否する」キッパリ

 

早苗「ひ、ひどいです‥‥」ウルウル+ウワメヅカイ

 

アラン「やめろその目!!」アセアセ

 

早苗「むぅ~‥‥」ムスッ

 

アラン「‥‥‥‥ストロベリーサンデー」

 

早苗「くださいそしてごめんなさい」

 

アラン「わかったよ、とりあえず仕事終わらせようぜ」

 

早苗「はいっ!」

(何だろう‥‥アランさんと話してると何故か心がぽかぽかする‥‥)

 

アラン「うわ~、すげぇなこの落ち葉の数」タジタジ

 

早苗「‥‥‥‥‥‥カッコいい」ボソッ

 

アラン「ん?どしたぁ?」

 

早苗「い、いえ!何でも!何でもないですっ!!」

 

アラン「ふーん‥‥。まぁいいか、さっさと終わらせて手入れしねぇと‥‥」

 

早苗「~♪」ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社

 

大広間

 

アラン「すっかり暗くなったなぁ~‥‥‥‥」

 

早苗「最近日が落ちるのが早いです‥‥‥‥」

 

 

『ドタドタドタドタドタドタッ!!』

 

 

 

アラン「ん?」

 

金髪の少女「早苗ぇ!!アランッ!!お腹すいた!!」

 

早苗「あ、諏訪子様!!すいませんすぐ作りますね♪」

 

諏訪子「うん、よろしくぅ!‥‥で、アランだっけ」

 

アラン「あぁ」

 

諏訪子「私は守矢諏訪子。多分覚えてないだろうから一応教えとくよ」

 

アラン「そいつはどうも」

 

諏訪子「そういえばさぁ、アランって得意な料理とか‥‥‥‥ある?」

 

アラン「あるにはあるが‥‥‥‥」

 

諏訪子「食べたい!!作って!!」キラキラ

 

アラン「わかったよ‥‥。材料があれば作ってやる」

 

諏訪子「ぃやったぁっ!!」

 

アラン「じゃ、また後で」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社

 

厨房

 

 

アラン「早苗~、いるかぁ~?」

 

早苗「はーい、どうしたんですか?」

 

アラン「少し厨房使っていいか?」

 

早苗「あ、どうぞ?何を作るんです?」

 

アラン「とりあえずオリーブ抜きのピザとストロベリーサンデーを、な」

 

早苗「へぇ~、美味しそうですね♪」

 

アラン「じゃ、借りる」

 

早苗「はーい」

 

 

 

 

 

 

 

~青年料理中~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社

 

大広間

 

早苗「はい、お待たせしましたぁ~♪」コトッ

 

諏訪子「おぉ~♪今日も美味しそうだね♪」

 

神奈子「また腕をあげたんじゃないかい?」

 

早苗「い、いえ!実は少しアランさんにも手伝ってもらったんです♪」

 

神奈子「ほぉ~♪」ニヤニヤ

 

諏訪子「まだ2日ぐらいしか経ってないのに仲がいいねぇ♪」ニコニコ

 

早苗「あ、あのっ!私はただ‥‥」オロオロ

 

神奈子「わぁかってるよ、早苗」

 

諏訪子「でも少しは自分の気持ちに素直になるといいよ~♪」

 

早苗「は、はい!あ、あの‥‥‥‥後押し、手伝ってくれますかね‥‥?」

 

諏訪子「もちろん!!かわいい早苗のためだからね♪」

 

神奈子「でもそこから先は自分でなんとかするんだ。いいかい?」

 

早苗「わかりました!!私頑張ります!!」

 

諏訪子「うん、その意気だ!!」

 

神奈子「ん?ところでアランはどうした?」

 

 

『ガラッ』←襖を開ける

 

 

アラン「おう待たせたな」

 

諏訪子「うわっ!?すごいいい匂いがする!!」

 

神奈子「何を作ったんだい?」

 

アラン「オリーブ抜きのピザだよ。食うか?」

 

諏訪子「食べる!!」ワクワク

 

早苗「ピザかぁ‥‥久しぶりに食べるなぁ‥‥」

 

神奈子「それ旨いのかい?」

 

アラン「今切り分けっから待ってろ。これくらいかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早苗「では、いただきましょうか♪」

 

諏訪子「いっただきま~す♪」

 

神奈子「ほら落ち着いて食べなよ諏訪子」

 

諏訪子「だって美味しいんだもん!!」

 

アラン「ちなみにデザートもあるからな」

 

早苗「ホントですか!?」

 

アラン「俺は嘘は言わない」

 

神奈子「だってさ、諏訪子?」

 

諏訪子「わかってるよ!大丈夫大丈夫、セーブするから」

 

神奈子「ならいいんだけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入口階段

 

アラン「ふぅ‥‥‥‥」

 

 

 

 

 

守矢神社

 

入口

 

神奈子「ほら、行きなよ早苗」

 

諏訪子「多分今がチャンスだよ!!」

 

早苗「は、はい!!私、頑張ってみます!!」

 

 

 

 

 

 

守矢神社

 

入口階段

 

アラン「‥‥‥‥こんなもんか」チャキッ

 

早苗「あ、あの!!」

 

アラン「あ?」

 

早苗「ひゃっ!?」

 

アラン「あ、悪い脅かしちまったな」

 

早苗「そ、そんな事ないですよ‥‥?」

 

アラン「ふーん‥‥‥‥で?どうした?」

 

早苗「‥‥‥‥アランさんって好きな人‥‥いますか?」

 

アラン「好きな人か?うーん‥‥‥‥多分いない」

 

早苗「ホントですか!?」

 

アラン「な、なんだよ」タジタジ

 

早苗「あ、あの‥‥こういう事言うのはかなり恥ずかしいので一回しか言いませんから!!‥‥‥‥‥‥アランさん、私、貴方の事が‥‥‥‥」

 

アラン「ん?」

 

早苗「‥‥‥‥‥‥‥‥好きです」

 

アラン「‥‥‥‥‥‥」

 

早苗「ダメ‥‥‥‥ですか?」

 

アラン「‥‥‥‥‥‥少し、時間をくれ」

 

早苗「‥‥‥‥はい♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




多分連投すると思います。

てかまたやっちまった‥‥‥‥。

もう叩かれる覚悟は出来てます!

早苗ファンの方々本当に申し訳ないっ!!

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter17 フラワーマスター

連投。


前回のチャート

守矢神社にて落ち葉掃除。

守矢神社にて料理を振る舞う。

守矢神社の階段前にてブルーローズ改の手入れをしているところに早苗が来る。

まさかの告白!?

時間をくれという(今ここ)


chapter17 フラワーマスター

 

 

 

 

守矢神社

 

 

アラン「あ、そろそろ食材がなくなる」

 

早苗「え?本当ですか?」

 

アラン「ちょっと人里まで買ってくる」

 

早苗「お気をつけて~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里

 

八百屋

 

アラン「なんかいいもんないかな~」

 

おじさん「お、アランか?」

 

アラン「あ、おっちゃん」

 

おじさん「今なら安くしとくぞ~♪」

 

アラン「ハハッ、それは助かる」

 

おじさん「このカボチャなんてどうだ?」

 

アラン「お、いいねぇ。まずはそれをいただこうかな」

 

おじさん「毎度あり!!ところでアラン、お前は風見幽香って知ってるか?」

 

アラン「風見幽香?」

 

おじさん「おう。巷で有名なんだが‥‥」

 

アラン「その幽香ってどこにいる?」

 

おじさん「確か‥‥‥‥夢幻館ってとこだったか」

 

アラン「ふーん‥‥‥‥会ってみる価値はあるかな」

 

おじさん「やめとけやめとけ。今までそう言って行ってきたやつは二度と帰ってこなかったんだ。何されるかわからんぞ?」

 

アラン「なるほどな。あ、そこのキュウリくれ。酢の物にすっから」

 

おじさん「あいよ、毎度あり。ま、風見幽香に会っても戦おうとは思うなよ?」

 

アラン「わかってるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里

 

花屋

 

緑髪の女性「その花くれるかしら?」

 

おばさん「あぁ、いいよ。持っていきんさい」

 

緑髪の女性「どうも」

 

アラン「‥‥‥‥?」

 

緑髪の女性「また来るわ」

 

おばさん「はいよ。体には気をつけるんだよ~?」

 

緑髪の女性「えぇ。善処するわ」

 

 

 

 

『タッタッタッ』

 

 

 

アラン「おばちゃん、さっきのアイツは?」

 

おばさん「あら、アランかい。あの子が気になるの?」

 

アラン「いや、一応確認したくてな」

 

おばさん「確かねぇ、名前は『風見幽香』って言ってたわ」

 

アラン「アイツが‥‥‥‥‥‥風見幽香」

 

おばさん「どうしたの、まさか惚れたのかい?」

 

アラン「いや、そうじゃない」

 

おばさん「なんだい、そうじゃないのかい‥‥‥‥」

 

アラン「また来る」

 

おばさん「えぇ、いつでもおいで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

緑髪の女性「(‥‥‥‥‥‥あの時感じたあの魔力‥‥デビルハンターのダンテとネロに近い力だった。どこで見ていたのやら‥‥‥‥‥‥いけない、私ともあろうものが考え事なんて‥‥‥‥‥‥でも、彼は楽しめそうね‥‥‥‥‥‥♪)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社

 

アラン「ヘェックショイッ!!!!」

 

諏訪子「わっ、ビックリしたぁ!?」

 

神奈子「どうしたんだ?まさか風邪か?」

 

アラン「いや~、誰かが噂してんじゃね?」

 

諏訪子「呑気だねぇ~‥‥‥‥」

 

神奈子「そういえばアラン、アンタ冷や汗かなりかいてたみたいだけどどうしたんだ?」

 

アラン「ん、あぁ、久しぶりにヤバい奴を見ちまった」

 

早苗「はい、お茶です。で、どんな人なんですか?」

 

アラン「風見幽香って知ってるか?」

 

早苗「風見‥‥‥‥」

 

諏訪子「幽香ぁ!?」

 

神奈子「アンタ太陽の畑に行ったのかい!?」

 

アラン「な、なんだよ‥‥‥?」

 

早苗「風見幽香さんって言ったらかなりヤバイ人ですよ!?」

 

アラン「そんなにか!?」

 

諏訪子「あまり幽香には挑発しない方がいいからね‥‥?」

 

アラン「わ、わかったよ‥‥」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

早朝

 

アラン「(まだ誰も起きてないな、と)」

 

 

『シュバッ!!』

 

 

 

アラン「さて、行ってみるか。太陽の畑とやらに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里

 

花屋近く

 

 

アラン「(多分アイツはこの時間に来るはず。ここで待ち伏せして様子を見てみるか)」

 

 

緑髪の女性「こんにちは」

 

おばさん「あら、また来たのかい?」

 

緑髪の女性「えぇ。今日は来客があるから少しキレイな花を、ね」

 

おばさん「じゃあこの薔薇なんてどうだい?」

 

緑髪の女性「あら、いいわね。じゃあ貰おうかしら」

 

おばさん「はい、どうぞ」

 

緑髪の女性「また来るわ」

 

 

 

 

 

 

 

アラン「(行った!!後をつけるか)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑髪の女性「‥‥‥‥」

 

アラン「(アイツ、どこまで行くつもりだ?)」

 

緑髪の女性「‥‥‥‥‥‥ねぇ」

 

アラン「(ッ!!マズイ気づかれたっ!?)」

 

緑髪の女性「貴方、何しに来たの?」

 

アラン「(‥‥‥‥‥‥クソッ)」

 

緑髪の女性「‥‥‥‥気のせいか」

 

アラン「(‥‥‥‥ふぅ、バレなかった‥‥のか?)」

 

緑髪の女性「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥なんてね」

 

アラン「(‥‥‥‥‥‥殺気!!)」

 

緑髪の女性「‥‥‥‥ハァッ!!」バシュッ!

 

アラン「うおっ!!」バッ

 

緑髪の女性「いい反応ね。ずっとつけてたんでしょ?」

 

アラン「へへ‥‥‥‥アンタもなかなか強いな」

 

緑髪の女性「多分知ってるだろうけど私の名前は『風見幽香』。さて、貴方はどこまで私を楽しませてくれるのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




多分連投します。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter18 初めての敗北

前回のチャート

人里にて風見幽香に関する情報を得る。

翌日、風見幽香を追跡するが、感付かれて戦闘に
(今ここ)




chapter18 初めての敗北

 

 

 

vs風見幽香

 

 

 

アラン「チッ、かなりヤバイな‥‥‥‥」

 

幽香「あら、距離を取りつつ戦う‥‥‥‥少しはできるみたいね」

 

アラン「特にアンタみたいな実力がわからないヤツはこう戦うしかないんだよ」

 

幽香「ふーん、まぁ気にしないでおくわ」

 

アラン「あーそうかいっ!!」ガァンガァンッ!

 

幽香「直線的な銃撃、甘いわね」キィンッ!

 

アラン「んにゃろぉ‥‥‥‥傘で弾きやがった‥‥」

 

幽香「ほら、油断してると」ブゥンッ!

 

アラン「ぅ危なっ!?」ガギィンッ!

 

 

幽香の傘の一撃、それをレッドクイーン改で防御するも吹き飛ばされかけるアラン。

 

 

アラン「アンタの傘、どんな強度してんだよ‥‥‥‥」

 

幽香「今気にするところはそこかしら?貴方の本気はそんなもの?」

 

アラン「いや、まだまだぁ!!」デビルトリガー2!(オーラ)

 

幽香「へぇ、それを使えば身体能力が向上する、と」

 

アラン「閻魔刀ッ!!」ヴンッ

 

幽香「でも力任せな戦い方ね。よくありがちなパターン」

 

アラン「ナメんなっ!!」ヒュッ!!

 

幽香「ハッ!!」キィンッ!

 

アラン「(クッソ‥‥‥‥俺の攻撃がことごとく読まれていやがる‥‥‥‥そろそろ魔力も切れるな、どうする‥‥‥‥?)」

 

幽香「もう終わり?案外つまらないのね、貴方は」

 

アラン「‥‥‥クソッタレがぁっ!!!」デビルトリガー!

 

幽香「へぇ、今度は肉体変化ね‥‥‥‥」

 

アラン「一気に吹き飛ばすっ!!Be gone(失せろ)!!」

 

 

『ドガァンッ!!』

 

 

幽香「まぁまた直線的な攻撃‥‥‥‥もういいかしら」

 

アラン「クソッ、アンタ何者だ!?」

 

幽香「そうね‥‥‥『幻想郷過去最強の妖怪』かしら?これでおしまい、『本家 マスタースパーク』」カッ!!

 

アラン「いぃっ!?」

 

 

 

 

アランは幽香の放ったマスタースパークに呑み込まれ、数メートル先に吹き飛ばされた。

 

 

 

 

アラン「カハッ‥‥‥‥!」ドサッ

 

幽香「‥‥‥‥でも、悪くない相手だったわ。ありがとう」クルッ

 

アラン「ま‥‥‥‥‥‥て‥‥‥‥‥‥!」

 

幽香「また会えるといいわね、デビルハンター‥‥‥アラン」

 

アラン「ク‥‥‥‥ソォ‥‥‥」ガクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽の畑

 

夢幻館

 

幽香「ふぅ‥‥‥‥‥‥デビルハンター、か」

 

 

『ヴンッ!』

 

 

紫「やっほ~幽香、どうだった?」

 

幽香「紫、いきなり現れるのはやめてって言ってるでしょ」

 

紫「あらごめんなさい」シラッ

 

幽香「ふんっ、まぁいいわ。そうね‥‥‥‥太刀筋は悪くないかも」

 

紫「あら、珍しいわね?幽香が過大評価するなんて」

 

幽香「でも」

 

紫「でも?」

 

幽香「弾道予測すらしてない銃撃。これが1つのマイナスポイント。」

 

紫「1つ?他にまだあるの?」

 

幽香「ダンテやネロは私を本気にさせてから魔人化現象を使用したでしょ?でも彼は私が本気を出す前に魔人化現象を使った。多分まだ覚醒したばかりだから魔力のコントロールが上手くいかないのかもね」

 

紫「ふーん‥‥‥それは仕方ないんじゃない?まだこっちに来てから半年だし‥‥‥‥」

 

幽香「半年だからよ。この半年でどれだけの力を付けたか確認するために私は戦った。けどこの有り様。まだまだ未熟者ね」

 

紫「これからよこれから。まだあの戦いまでには十分な時間があるわ。それまでゆっくり成長してもらいましょ?」

 

幽香「そうね。その戦い、アイツがいるの?」

 

紫「そうね‥‥‥彼の世界で絶対的な力を振るった冥府神‥‥‥‥ハデス」

 

幽香「そいつは今何してるの?」

 

紫「アイツは一度眠りについたわ。多分より力を溜めて再復活するわね、きっと」

 

幽香「あまりうかうかしてられないわね」

 

紫「でもまだ先の事。まずはアランの強化よ?」

 

幽香「目の前の事からコツコツと‥‥‥‥か」

 

紫「そゆこと♪」

 

幽香「ハァ‥‥‥‥貴女の作った世界でしょう?心配じゃないの?」

 

紫「大丈夫。きっと彼がやってくれるわ」

 

幽香「どこから来るのよその自信は‥‥‥‥」

 

紫「ん?決まっているじゃない、女の勘ってヤツよ」

 

幽香「ハァ‥‥‥‥‥‥(頭が痛くなるわ‥‥)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社

 

寝室

 

アラン「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あれ」ムクリ

 

早苗「あ、アランさんっ!!良かった目が覚めたんですね!?」

 

アラン「ん?俺は確か‥‥‥‥そうだ、風見幽香は!?」

 

早苗「実はその幽香さんが貴方をここに運んできてくれたんですよ?」

 

アラン「‥‥‥‥‥‥負けたんだな、俺は」

 

早苗「そう‥‥‥‥みたいですね」

 

アラン「はぁ~あ、情けねぇなぁ‥‥」

 

早苗「アランさん‥‥‥‥」

 

アラン「もっと強くならねぇと‥‥‥‥あ、そうだ早苗」

 

早苗「は、はいっ!!」

 

アラン「修行にうってつけの場所って‥‥‥あるか?」

 

早苗「それでしたら‥‥‥‥命蓮寺なんてどうですか?」

 

アラン「命蓮寺?」

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




さて、新たな敵が紹介されましたね。

オリ敵の『冥府神ハデス』。ちなみにパルテナの鏡とは違いますからね?

では次の更新で。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter19 いざ命蓮寺へ、と言いたいところだが‥‥

久しぶりの更新。

最近死なない提督さんの小説アイディアが浮かばないなぁ‥‥‥‥。

こっちは浮かぶのに。



前回のチャート

風見幽香と戦闘、幻想郷に来て初めて敗北。

守矢神社にて早苗により看病される。

修行に良いところがあるかどうか聞いたところ、命蓮寺が最適だと聞く。(今ここ)


chapter19 いざ命蓮寺へ、と言いたいところだが‥‥

 

 

 

守矢神社

 

玄関

 

アラン「つー訳でちょっくら命蓮寺まで行って来るわ」

 

早苗「アランさん‥‥‥‥お気をつけて」

 

神奈子「ま、たまには遊びにおいで」

 

諏訪子「そうそう!その時にはまた料理食べさせてよ!」

 

アラン「わかったよ、じゃあ行ってくる」

 

 

『バシュッ!!』

 

 

 

早苗「行っちゃった‥‥‥‥」

 

神奈子「また会えるさ。生きてるうちはね」

 

早苗「そう、ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖怪の山

 

出口付近

 

アラン「だいぶ時間かかっちまったな‥‥‥‥ん?」

 

黒帽子をかぶった少女「んふ~♪」ダキツキ

 

アラン「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥誰だお前っ!?」

 

黒帽子をかぶった少女「あ、気づかれちゃった」

 

アラン「いつの間に俺の近くに‥‥‥‥」

 

黒帽子をかぶった少女「あれ~?おに~さ~ん?」

 

アラン「‥‥‥‥あ、悪い。俺はデビルハンターのアラン。お前は?」

 

黒帽子をかぶった少女「私?私はこいし!古明地こいしだよ♪」

 

アラン「こいし、か。で?何で俺の近くに?」

 

こいし「え?何でって?うーん‥‥‥‥‥‥」

 

アラン「‥‥‥‥‥‥?」

 

こいし「わかんない!!」ニコッ

 

アラン「わかんねぇのかよっ!?」ガクッ

 

こいし「でも、アランお兄さんは修行したいんでしょ?」

 

アラン「まぁその為に命蓮寺に行きたいんだが‥‥‥‥?」

 

こいし「命蓮寺より地底の方がより修行になるよ~?」

 

アラン「地底?」

 

こいし「一緒に行こ~よ~!ね?」

 

アラン「‥‥‥‥‥‥仕方ない、予定変更かな」

 

こいし「やったぁ!」

 

アラン「そういえばこいし、お前家族は?」

 

こいし「地底だよ~?」

 

アラン「ふーん‥‥‥‥ん?その浮いてる目玉は何だ?」

 

こいし「あ、これ?これはね、サードアイって言って‥‥私もともと覚妖怪だったんだけど‥‥‥‥人の心を聞くのが嫌になっちゃって‥‥‥‥自分で閉じちゃったの」

 

アラン「なるほど、な。そりゃ嫌になるわな」

 

こいし「わかってくれるの!?」

 

アラン「俺はこの腕で嫌われたりしてな。役に立つのはせいぜい悪魔退治ぐらいだ」

 

こいし「でも、撫でたりはできるんでしょ?」

 

アラン「あまり感触はよくないだろうけどな」

 

こいし「そうなの?」

 

アラン「さぁな」

 

 

 

 

 

 

 

~青年少女移動中~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖怪の山

 

地底入口付近

 

アラン「うお、ここすげぇな‥‥‥‥底が見えない」

 

こいし「でしょ~?」

 

アラン「で、どう降りたらいいんだ?」

 

こいし「空を飛んで降りるの~」

 

アラン「俺空飛べないんだけど」

 

こいし「じゃあどうするの~?」

 

アラン「仕方ない、地道に降りるか」

 

こいし「捕まって降りるの?」

 

アラン「違う、そうじゃない」

 

こいし「?」

 

アラン「よっ‥‥‥‥と」スナッチ

 

こいし「わ、腕が伸びてる」

 

アラン「よし降りるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地底入口内部

 

アラン「お?意外と明るいな」

 

こいし「あ、前気をつけて」

 

アラン「なんでだ?」

 

こいし「蜘蛛の巣」

 

アラン「ん?おわぁっ!?」ビトッ

 

金髪の少女「あり?なんか引っ掛かってる‥‥‥‥あ、人間だ!!」

 

アラン「がぁ~っ!!クソッ!!なんだよこれ離れねぇ~っ!!」

 

金髪の少女「久しぶりのごちそうだ~♪腕が変だけど」

 

アラン「ごちそうだぁ!?」

 

金髪の少女「それじゃ、いただきま~s『セヤッ!!』いったぁ!?」

 

アラン「今だっ!!」ブチブチブチッ

 

金髪の少女「あ、逃げられ‥‥‥‥る?」

 

アラン「鉛弾でも喰っとけっ!!」ガァンガァンッ!

 

金髪の少女「いたっ、いだぁっ!?」バスバスッ

 

アラン「っふぅ‥‥」

 

金髪の少女「きゅ~‥‥‥‥」

 

こいし「おぉ~、すごいねアラン!!」

 

アラン「伊達にデビルハンターやってねぇって。さて、お前名前は?」

 

金髪の少女「う、うーん‥‥あ、えと私は黒谷ヤマメ。土蜘蛛の妖怪だよ」

 

アラン「土蜘蛛ねぇ‥‥‥‥んん!?」

 

ヤマメ「ど、どうしたの?」

 

アラン「お前‥‥‥‥ホントに土蜘蛛?」

 

ヤマメ「そうだって言ってるでしょ?」

 

アラン「マジか」

 

ヤマメ「にしてもさぁ‥‥‥‥アレは不意討ち過ぎるでしょ!?なにいきなり2つの弾が飛んできてさ!?避けられると思ってんの!?」

 

アラン「あー、悪い。痛かっただろ?」

 

ヤマメ「もー、食べようとしたぐらいで反撃しないでよ‥‥‥‥」

 

アラン「俺の命に危険が迫っているんだがそれは」

 

こいし「じゃ、どうする?私のお家くる?」

 

アラン「ん、まぁ行くかな」

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




今現在東方魔神録の外伝を書こうか悩み中。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter20 鬼との遭遇

さて、なんやかんやで20話目です。


前回のチャート

予定変更し命蓮寺から地霊殿へ。

その途中、黒谷ヤマメと遭遇、戦闘に。

なんとか撃破し、地底へ。(今ここ)


chapter20 鬼との遭遇

 

 

 

 

地底

 

アラン「ほぉ~、こいつはすげぇな‥‥‥‥町が栄えている‥‥」

 

こいし「地霊殿までもう少し♪頑張ろ~♪」

 

アラン「おう。ん?なぁこいし、あの橋にいるやつは誰だ?」

 

こいし「あ、パルスィだ!お~い!」タタタッ

 

金髪の女性「あら、こいしじゃない?珍しいわねこんなところに」

 

こいし「アランお兄さん、紹介するね♪この人は『水橋パルスィ』!」

 

パルスィ「よろしく。‥‥‥‥その腕、どうしたの?妬ましい」

 

アラン「妬ましい!?」

 

パルスィ「あぁ、口癖みたいなものだから気にしないで」

 

アラン「お、おう」

 

パルスィ「で?こいし、彼は?」

 

こいし「え~と、このお兄さんはデビルハンターっていう仕事してるアランお兄さんだよ♪」

 

パルスィ「デビルハンター、ね。よろしくアラン」

 

アラン「あぁ、よろしく。パルスィ‥‥でいいのか?」

 

パルスィ「別にどう呼んでもいいわよ、妬ましい」

 

アラン「(またか)」

 

パルスィ「ところでこいし、貴女どうしたの?男なんて連れて」

 

こいし「え~とねぇ、今からアランお兄さんを地霊殿に連れてこうかなぁ~、って」

 

パルスィ「ふーん、まぁいいわ。通るなら早く通りなさい」

 

こいし「ありがとね~♪」ノシ

 

アラン「じゃ、またな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地底

 

町内

 

 

アラン「おぉ、ここは鬼族が多いんだな」

 

こいし「そだよ?ちなみにここで一番強い鬼族は‥‥」

 

 

 

『ドゴォォォォォンッ!!!』

 

 

 

アラン「なんだぁ!?」

 

こいし「あ、またやってる」

 

 

 

妖怪1「グ‥‥‥‥やっぱり勇儀姐さんには敵わねぇな‥‥」

 

角が生えている女性「ま、これからだよ!さて、まだかかってくるやつはいないのかい!?」

 

 

 

 

アラン「なぁこいし、アイツなんで杯を持ってんだ?」

 

こいし「あの人は『星熊勇儀』。鬼の中では最強って言われてるよ~」

 

アラン「アイツが最強、なぁ‥‥」

 

こいし「挑んでみる?」

 

アラン「いや、挨拶程度はしておくか」チャキッ

 

こいし「えっ、まさか撃つの?」

 

アラン「いつかテメェに挑戦するっていう意味でな」

 

 

 

『ガァンガァンッ!!』

 

 

 

角が生えている女性「ッ!!」バッ

 

アラン「ヒュウ、やるねぇ」

 

角が生えている女性「今の‥‥‥‥アンタかい?」

 

アラン「だとしたら?」

 

角が生えている女性「面白いじゃないか‥‥‥‥アンタ、名前は?」

 

アラン「デビルハンターのアラン」

 

角が生えている女性「デビルハンター、ねぇ‥‥‥アタシは星熊勇儀。で?これはどういうことだい?」

 

アラン「俺はまだ強くない‥‥‥‥だがいつかアンタに挑戦する。必ず強くなってからな」

 

勇儀「‥‥‥‥‥‥プッ」

 

アラン「な、なんだよ?」

 

勇儀「アッハハハハハ!!面白いねぇ?アラン、気に入ったよ。じゃあライバルって事でいいのかい?」

 

アラン「頼む」

 

勇儀「いいよ、アタシはね。で、なんでこんなところに来たんだい?」

 

アラン「こいしに誘われたんだよ。『地霊殿に来て修行しないか』って」

 

勇儀「ふぅ~ん‥‥‥‥ま、いいさ。アラン、少し飲まないかい?」

 

アラン「‥‥‥‥じゃあ、少しだけ」

 

妖怪2「ガハハッ!!止めておけ人間ふぜいが勇儀姐さんに勝てるわけないだろ?」

 

アラン「‥‥‥‥今ここでやるか?」ギロッ

 

妖怪2「ひぃっ!?」

 

アラン「ハァ、まったく‥‥‥‥」

 

勇儀「悪いねぇ、ここの奴等はちょいと性格がね?でも根っから悪い訳じゃないんだ。気にしないでやってくれないかい?」

 

アラン「別に俺は気にしないよ」

 

勇儀「そうかい、それは良かったよ♪さ、これでも飲みな」ズイッ

 

アラン「お、おう‥‥‥‥」パシッ

 

妖怪3「お?坊主飲むのか?俺も混ぜろよ~?」

 

妖怪4「お前すげぇ腕してんなぁ?痛くねぇのか?」

 

アラン「あ、まぁな‥‥‥‥」

 

勇儀「あ、ホントだねぇ?なんだいこれ?」

 

アラン「‥‥‥‥《デビルブリンガー》(悪魔の腕)さ」

 

勇儀「ふぅ~ん‥‥‥‥いい色してるねぇ?」

 

アラン「そうかぁ?」

 

妖怪3「って事は半分悪魔か?」

 

妖怪4「すげぇな坊主!!」バシバシ

 

アラン「ちょ、痛いって‥‥‥‥」

 

妖怪4「おぉ悪い悪い。悪気があった訳じゃないんだ」

 

こいし「私も混ぜて~♪」

 

勇儀「明日でもいいんじゃないかい?地霊殿に行くのは」

 

アラン「今はそれがいいかもな‥‥‥‥」ハハハ‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




次回のヒント。

こいしのお姉さん。

では次回の更新で。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter21 地霊殿の主、さとり

久しぶりの更新。

最近何か台風が多くないかと思いません?

しかもYouTubeで無断転載が増えた気がする‥‥‥‥。





前回のチャート

こいしの案内で水橋パルスィに会う。

地底の町にて鬼の中では最強の星熊勇儀に会う。

なんやかんやで酒飲み。(今ここ)


chapter21地霊殿の主、さとり

 

 

 

 

 

 

 

 

地霊殿へと続く道

 

 

アラン「で、だ」

 

こいし「ん~?どうしたのアランお兄さん?」

 

アラン「めんどくさいからアランでいいよ。で、地霊殿って誰が主なんだ?」

 

こいし「え~とね、私のお姉ちゃんだよ?」

 

アラン「最近は姉貴かなんかが主なのが多いのか‥‥‥‥?」

 

こいし「でねでね、私達のお家はペットが多いんだよ~」

 

アラン「ペット?猫とかインコか?」

 

こいし「猫‥‥‥‥猫と言えばそうなるかなぁ‥‥?」

 

アラン「なんで曖昧なんだよ‥‥」

 

こいし「いやぁ何て言うのかな、いろんなペットがいるから‥‥」

 

アラン「ほぉ~、お?見えてきたんじゃないか?」

 

こいし「あ、そうだね♪じゃあ、ようこそ地霊殿へ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地霊殿

 

アラン「おぉう、紅魔館にはひけを取らないぐらいデカいな‥‥」

 

こいし「そうなの?」

 

アラン「うん?あの赤髪の女は‥‥?」

 

赤髪の少女「あーっ!!こいし様やっと帰ってきたんですか!?」

 

こいし「お燐ただいま~♪」

 

赤髪の少女「まぁこいし様が無事で何よりですよ‥‥‥‥ところで彼は?」

 

アラン「俺はデビルハンターのアラン。お前は?」

 

赤髪の少女「私は火炎猫燐。まぁお燐とでも呼んでよ」

 

アラン「わかった。で、今さっきこいしに様付けしてなかったか?」

 

燐「えっと、こいし様はさとり様の妹でさ‥‥‥‥」

 

アラン「とりあえずそのさとりって奴に会わせてくれ。話はそれから聞く」

 

燐「ん、わかったよ。じゃあついてきて!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地霊殿

 

書斎

 

桃髪の少女「(‥‥‥‥‥‥‥‥なるほど、ね。彼には悪魔以上の力を持っていたのね‥‥‥‥あら?)」

 

 

『コンコンッ』

 

 

燐「さとり様~、入ってよろしいですか~?」

 

桃髪の少女「いいわよ。入って」

 

 

『ガチャリ』

 

 

 

燐「失礼しますよさとり様?」

 

桃髪の少女「お客様ね?」

 

燐「あ、はい。ほら、入ってきなよ~」

 

アラン「失礼する」

 

桃髪の少女「燐、彼は?」

 

燐「あ、紹介しますね」

 

アラン「俺はアラン。d『デビルハンター、でしょう?』何っ!?」

 

こいし「そういえば言ってなかったね。お姉ちゃんは心が読めるんだよ~♪」

 

桃髪の少女「こいし、また何処かをふらついてたの?」

 

こいし「えへへ~♪」

 

アラン「なぁこいし、アイツがお前の姉ちゃんか?」

 

桃髪の少女「その通りです。私はこいしの姉、古明地さとりです」

 

アラン「こいしと同じように3つ目の眼があるんだな」

 

さとり「それは姉妹ですから」

 

アラン「なるほどな」

 

さとり「ところでアランさん、貴方は何をしに来たんですか?」

 

アラン「あ、いやこいしに地底で修行しないかって」

 

さとり「こいし?」

 

こいし「え~と、その~‥‥‥‥」

 

さとり「‥‥‥‥‥‥」ジトー

 

こいし「ごめんなさい♪」

 

さとり「反省する気ゼロね」

 

こいし「う‥‥‥‥」

 

アラン「まぁ許してやれって。こいしも悪気があってやった訳じゃないんだからさ」

 

さとり「ハァ‥‥‥‥アランさんに免じて今回は許してあげるけど次はないようにね」

 

こいし「はぁい‥‥‥‥」

 

さとり「まったくもう‥‥‥‥」

 

アラン「面倒見が良いんだな、お前は」

 

さとり「褒められるようなものじゃないです。こいしのサードアイが閉じてしまったのは私のせいのようなものですから‥‥‥‥‥‥」

 

アラン「‥‥‥‥‥‥何か、あったのか?」

 

さとり「いえ、忘れてください。今のは聞かなかった事にしてください‥‥‥‥‥‥」

 

アラン「‥‥‥‥‥‥わかった。けどな、いつか話せよ?一人で抱え込むのはよくないからな」

 

さとり「‥‥‥‥‥‥‥‥はい」

 

こいし「お姉ちゃん?どうしたの?そんな寂しそうな顔して」

 

さとり「あ、うぅん何でもないわ。気にしなくていいわよ、こいし」

 

こいし「わかったよ、お姉ちゃん♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter ....




今回はチラッとさとりとこいしの過去を公開。

どうなるかな?

では次回の更新で。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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chapter22 核の力ってそんなんアリか!?

さてさて久しぶりの更新。

最近眠気が‥‥‥‥!



前回のチャート

地霊殿到着。

地霊殿の門の前で火炎猫燐に会う。

地霊殿の主、古明地さとりに会う。(今ここ)


chapter22 核の力ってそんなんアリか!?

 

 

 

地霊殿

 

 

さとり「(‥‥‥‥彼がここに来てから約一ヶ月‥‥‥彼は少しずつ実力をつけつつある。彼なら‥‥‥‥もし私のペットが暴走した時のブレーキになるかもしれない)」

 

こいし「お姉ちゃ~ん!!」

 

さとり「どうしたのこいし?」

 

こいし「お空が、お空が!!」

 

さとり「何ですって?まさかまた暴走したの?」

 

こいし「ど、どうしようお姉ちゃん‥‥」

 

さとり「こいし、お空が何処に行ったかわかる?」

 

こいし「多分下の方に飛んでって‥‥‥‥」

 

さとり「こいし、アランさんを呼んでおいて」

 

こいし「うん、わかった!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空き部屋(アランの自室)

 

 

アラン「‥‥‥‥これで、よしっ、と。これで多少はイクシードの性能が上がるはずだな」ジャキッ

 

 

『ガチャッ、バタン』

 

 

アラン「ん?」

 

こいし「アラン、大変な事が起きちゃった!!」

 

アラン「何だ?悪魔か?」

 

こいし「いや、そうじゃなくて!!」

 

アラン「じゃあ何だよ」

 

こいし「お空が、お空が暴走しちゃったの!!」

 

アラン「お空?」

 

こいし「あ、お空っていうのはね、霊烏路空っていう烏の妖怪で‥‥‥‥」

 

アラン「ほぉ~、で、烏っていうくらいだから頭はいいんだろ?なんで暴走なんてしたんだよ?」

 

こいし「あ、え~と‥‥‥‥お空は別段頭がいいって訳じゃなくて‥‥‥‥」

 

アラン「どういうことだ?」

 

こいし「う~んと、頭が少し弱い方で‥‥‥‥」

 

アラン「単にバカって事か」

 

こいし「うん」

 

アラン「とりあえず話は後だ!!案内しろ!!」

 

こいし「わかったよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地霊殿

 

エントランス

 

アラン「さとり、こいしの言ってた事は本当か!?」

 

さとり「えぇ。何らかの原因によってお空は暴走、さらに地下に向かったわ」

 

アラン「何らかの原因?」

 

さとり「えぇ、お燐の話だと『炎が私を呼んでいる』と言っていたそうよ。どういう意味かしら?」

 

アラン「炎が‥‥‥‥まさかっ!?」

 

さとり「まさか心当たりが‥‥‥‥あるようですね」

 

アラン「まぁな‥‥‥‥一番会いたくない奴に会いそうだわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前

 

アラン「ベリアル!!」

 

ベリアル「ほぅ‥‥小僧か」

 

アラン「今日こそ魔界に帰らせるからな!!散々人を殺しやがって!!」

 

ベリアル「小僧‥‥‥‥あまりなめるなよ?我が炎にて焼き尽くしてくれる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地霊殿

 

さとり「なるほど、わかりました。貴方の宿敵の一人、いや一体ですね?」

 

アラン「あぁ。一番ヤバい奴だったからな」

 

さとり「現時点で倒せますか?」

 

アラン「わかんね。で、多分空はそのベリアルの炎に影響されて操られているんだろうな」

 

さとり「そんな事が可能なのですか」

 

アラン「心読めるんだからわかるだろ?」

 

さとり「それもそうですね」

 

アラン「さとり、地下に連れていってくれないか?」

 

さとり「わかりました、すぐに行きましょう」

 

アラン「(一応ダンテ師匠からアレ(エボニーⅡ&アイボリーⅡ)を受け取ってるから懐に忍ばせとくか)」

 

さとり「待っててお空‥‥‥‥必ず助けてあげるからね」

 

 

 

 

 

 

 

See you next chapter....




さて、次回いよいよベリアル戦。

お楽しみに。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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