帰っておいで故郷へin鎮守府 (放火後ティータイム)
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本編
登場人物設定 (随時更新)


この作品を初投稿してから既に1ヶ月が過ぎました
というわけで今さらですが設定集を投稿します

なんだかんだ言って、改名された名前全員分出してないし……
艦娘の名前は以前の名前を名字か名前にそのまんま使っていることもあれば
一部を取っていたりする。
その他は作者が適当に決めている……ゴメンナサイ


提督(仮名)

 

年齢 52歳

 

元提督のおっさん

元陸上自衛官 階級は当時二等陸曹

訳ありで提督の職についた

一話で語ったとうり顔が怖く涙脆い

艦娘を自分の娘として愛情を注いでおり、終戦後多くの艦娘からお父さんと呼ばれている

体はがっしりとした筋肉で覆われた巨体を誇り身長189cmと長身

料理は10年間の独身生活のおかげでできるほう

ご飯ものが好物(特に雑炊)

実は彼の鎮守府は深海棲艦の二割近くを撃破するという戦果をあげ

大本営から巨額の報酬をもらっているので資金面では困っていない

とある過去を抱えているがそのうち掲載します

 

フェーミナ

明石達が贈ってきたメイドロボット

本来感情豊かな性格だがメイドとしての職務を全うすべく感情を圧し殺している

そこを提督に心配されている

提督大好き。提督に害を加えようとするのなら、一緒に贈られた贈り物を手に

圧倒的な暴力を奮う。

好物はうどん。

外見はバカテスの霧島翔子に酷似

 

名前のフェーミナは、ラテン語で「女性」という意味

あくまで人間ではなくロボットであるフェーミナに対し

「人間の女性のように自由に生きてほしい」という願いから名付けられた

変だったらすいません

 

 

憲兵さん(英 錬治)

 

お父さんの鎮守府所属の元憲兵

ある作戦にて共に戦った戦友でもある

これまで多くのブラ鎮提督を養殖場(刑務所)に送り届け

【裏切り狩りの英】という異名を持つ

胸に【デッド・オア・アライブ】と大きくかかれたTシャツを着るなど

変わったセンスを持つ

 

 

叢本 奏

 

旧名 叢雲

 

お父さんと最も付き合いの長い初期艦の艦娘

ある作戦にて重症を負い流れていたところを

捜索していたお父さん達が救出した

右手に大きな火傷がある

作戦後、再び艦娘として復帰し新人提督が来るのを待っていたら

偶然助けてくれたお父さんが提督だったと結構ロマンチックな

再開を果たしている。

ツン<デレと名付けられるほど普通の叢雲に比べ

ツンツンよりデレの要素が勝っていることが多かったが

戦後はツンは姿を消しデレのみが残った

 

 

 

 

隼鷹家

 

栗林 隼子

 

旧名 隼鷹

 

鎮守府の古参メンバーの軽空母

夫と結婚する前は名字は荒川。現在は栗林

相変わらず陽気だが艦娘引退後から少しだけ豪華客船譲りの礼儀正しい女性としての

一面を見せることもある。

桃色の髪は黒く染め上げ特徴的な髪型は解いている

現在夫の建てた建設会社で働いている

 

栗林 晃太郎

 

隼鷹の夫

自分が立ち上げた建設会社で隼鷹と共に働いている

性格は真面目で緊張しやすい。

その為隼鷹に支えてもらうことが多く社内では緊張した晃太郎を隼鷹が

落ち着かせる光景が日常となっている。

酒は弱いので隼鷹と酒を飲むと必ずダウンする

身長は175cm 隼鷹よりちょっぴり高い

 

栗林 鷹子

 

隼鷹達の娘

髪の毛が現役の頃の隼鷹と同じ桃色

泣くことは滅多にない

近所の方に可愛がられることもしばしば

 

 

鳳翔家

 

諫早 翔子

 

旧名 鳳翔

 

こちらも鎮守府の古参メンバー

結婚前の名字は青山

鎮守府内で居酒屋鳳翔を営んでおり艦娘達に''お艦,,と呼ばれていた

現在は結婚し鎮守府近くに居酒屋鳳翔2号店をオープンさせた

 

諫早 雄二

 

鳳翔の夫

こちらも性格は真面目で一度決めたことは曲げない性分

付き合っていた時から鳳翔の夢を聞いており、結婚後十分貯金を貯めたあと

鳳翔の念願である2号店をオープンさせた。

料理はできないので接客・配膳担当

その為提督と話す機会がおおく仲が良い

 

 

第六駆逐隊&関係者

 

大柳 暁

 

旧名 暁

 

暁型のネームシップ

提督からのあだ名はレディー(自称)

現役時代は家事全般が出来なかったり、姉としての威厳を見せるべく

強がっていた頃がありレディーよりも子供っぽい印象が残っていたが

引退後、家事全般ができるようになり、強がることもなくなり大人びた雰囲気を

まとっている

現在はコンビニでアルバイトしながら職を探している

彼氏募集中。急激に成長した電の二つの塊に嫉妬している

 

長谷川 響

 

旧名 響

 

現在、男性と交際中の暁型の人生勝利組のひとり

提督からのあだ名はハラショー

白い髪は染めてはいない

なぜか職業はプログラマー

現役時代はクールで固い性格だったが今は柔らかくなった

結婚を考えて始めている

 

姉川 美雷

 

旧名 雷

 

彼女も人生勝利組のひとり

提督からのあだ名はロリお艦

職業はイラストレーター

かなり有名なイラストレーターである

男性と交際中

相変わらず頼られることが好きなので彼氏に頼って欲しいらしい

こちらも結婚を考えて始めている

 

電 優歌

 

旧名 電

 

毎日の努力が報われたのか暁型の中でもトップクラスのサイズを誇る(どこかは言わない)

提督からのあだ名は なのです!

頭が良いので塾の教師をしている

生徒から絶大な人気をほこる(主に男子)

そろそろ交際を考えている

ちなみにプライベートでは''なのです,,と現役時代同様に話すが

仕事中のときは封印される

 

響の彼氏

 

本名不明

職業はプログラマー

響とは職場で知り合った

こちらも結婚をかんがえている

………滅べ……リア充(男子)

 

雷の彼氏

 

本名不明

高校の同級生

職業は陸上自衛官

もちろん結婚を考えている

……消え失せろ!!リア充(男子)!!

 

 

霧島組

霧島が運営する居酒屋

全メンバー意外に武闘派

眼鏡率が多い

 

霧島 響花

 

旧名 霧島

 

霧島組オーナー

結構好戦的な性格

店内では自ら厨房に立ち料理をつくる

中でも霧島がつくる 組長特性揚げ物盛り は大人気商品

引退直後は自分を慕う艦娘とヤンチャしており周囲の不良グループを壊滅させた

その時傘下に加わった者と共に店を運営

その為店員は全員元不良である

 

世津 海鳥

 

旧名 鳥海

 

霧島組調理場担当

ヤンチャしていた頃は参謀的な存在だった

調理場でも活躍するが事務の仕事でも活躍する

なぜか提督と霧島を信仰しており、その信仰は

提督と霧島が寒気を感じるほど

 

夕立 美枝

 

旧名 夕立

 

皆様お馴染みぽいぽい夕立

人懐っこいが霧島組の艦娘のなかでは霧島に次ぐ好戦的な存在

接客・配膳担当なので、店の看板娘のような存在

相変わらすぽいという口癖は変わらない

髪はそのまま染めてはいない

 

望月 加代子

 

旧名 望月

 

接客担当の夕立に次ぐ第二の看板娘

本作品ではジャンプの買い占めが行われたが

実はサンデーやマガジン、チャンピオンなどの雑誌もかいしめている

目的はアンケートの独占、グッズプレゼントへの応募

買い占められた雑誌は意外にも活用されており、待ち時間を潰す為に

入り口においてある

引退後、少しだけ働き屋さんになった

 

朝雲 杏花

 

鳥海さんほど重症ではないが霧島組長大好き艦娘

霧島組には最近入ってきた

現在は研修生として早く職場で働けるように勉強の日々

 

 

その他

 

造田 明石

 

旧名 明石

 

名前がめっちゃ男っぽい

現在はちょっとした車の修理を行う会社を営業している

社員のほとんどが元妖精さん

暇あれば開発を行いとんでもない発明をする

髪はおろしてある。また隼鷹同様に黒に染めている

 

妖精's

10人の妖精

身長は140cm~170cmと様々

好物は甘いもの

こちらも同様にマッドサイエンティスト

 

 

秋津根 丸子

 

旧名 秋津丸

現役時代…真面目に働き続けた反動からか退役後にアイドルオタクへと変貌した

元々可愛いものが大好きで、現役時代も可愛く改造した制服を複数所持してた

今はその趣味からかデザイナーをやっている

 




いかがでしたでしょうか?
キャラ崩壊がいくつもありましたがご了承ください


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第一話お父さんはいつでも待ってる

どうも!!放火後ティータイムです!!
駄作ですので注意してよんでください!!


「お前の飲みっぷりは相変わらずだな」

 

「最近色々あって飲めなかったからね。これだけじゃ足りないよ」

 

「うへ……マジか……もう俺は飲めんぞ……」

 

鎮守府に店を構える居酒屋鳳翔

いつもなら女将の鳳翔さんが呑兵衛達の愚痴を聞く姿や

店内で食事をする姿見える時間帯なんだが今ここには俺を含む二人しかいない

女将の鳳翔さんもいない

正確にはここは居酒屋鳳翔跡地だ

こんな所で酒を飲みかわすド阿呆は俺達位だろう

 

「やっぱり鳳翔さんが居ないとなんか寂しいねぇ……」

 

「鳳翔が居なくても俺がいるだろうが」

 

「らしくない事言うねえ……新しい趣味にでも目覚めたかい?女たらしっていう趣味に」

 

「馬鹿言え。さっきのは愚痴聞く相手なら俺がいるだろうって意味だ馬鹿野郎」

 

全くなんて事言いやがるんだこの馬鹿は……

まぁいい本題に移ろう

 

「まぁこんな話は後にしておれの質問を聞いてくれや」

 

「ん?いいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前みたいな奴が急に里帰りするなんてどういう風の吹き回しだ?隼鷹?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年前

人類側と深海棲艦との戦いに終止符がうたれた

結果は人類側の勝利

人類の勝利に貢献した艦娘は解体され普通の女性として生きることになった

 

俺は鎮守府で提督として人類の勝利に貢献した

終戦後はこれまで苦楽を共にした艦娘達を見送ったあと鎮守府跡地に一人で住んでいる

終戦から10年後の昨日、隼鷹から連絡がきた

 

『もしもしお父さん~?明日そっちに帰るから準備よろしくね~』

 

『!?…おいまて!……っち切られた』

 

いきなりの連絡なうえに一方的に話されたので怒りを覚えたが黙っておこう……

 

と言う訳で今日の午前10時に隼鷹が来て今に至る

今回隼鷹は髪をおろしていたため最初は隼鷹どうか分からなかった

でも俺はこっちの隼鷹が好みかもしれない……

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ実はね……お父さんに報告したいことがあって来たんだよ」

 

「だぁれがお父さんだ馬鹿野郎。」

 

「私はここで生まれてここで育ったんだ。提督=お父さんみたいなもんさ。そう呼んだってかまわないだろう?」

 

「……………勝手にしろ……」

 

まさかお父さんと言われる日が来るとは思わなかった

正直恥ずかしいのもあるがとても嬉しい

 

「そんで報告ってのはなんだ?10年間も顔を出さずに外で何してた?」

 

正直に言うと10年間誰一人として鎮守府戻って来るどころか

連絡すらしていない。つまり俺は皆の様子は分からない

 

「家族が……できたんだ」

 

「は?」

 

おい待て……いま家族っていったよなこいつ……ってことは

 

「結婚……したのか……?お前……」

 

「うん四年前にね……ちょっと知り合って」

 

おお!そうか!正直おれは結婚できないのでは?と密かにおもってたんだぞ!

それはさておき……

 

「なぜ俺を結婚式に招待しなかったんだ?」ピキピキ

 

「忘れてた」

 

 

 

 

 

 

俺は泣いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あとそれとさもうひとつ報告があるんだ」

 

「グスッ……なんだ?ヒッグ……言ってみろ……ズビッ」←まだショックをうけている

 

「もう一人家族ができたんだ。」

 

「な……に……!?グスッ……まさかとは思うが……ヒッグ……子供出来たのか?」←いまだに引きずる男

 

「うん。娘ができたの。今は生後1歳8ヶ月」

 

道理で最近飲んでないと言っていたわけだ……育児に専念していたんだろう

 

「マジか……。よし!飲もう!!今夜は俺の奢りだ」

 

「旦那も呼んでいい?」

 

「ああいいぞ!……旦那どこにいるの?」

 

「今は車だと思うよ。昼は町を娘とぶらぶらしてくるって」

 

マジか……この町特に面白いところなんて無いのに良く長時間待ってたな……

あったとしてもパチンコぐらいだぞ……楽しめるところなんて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜8時

「は……初めまして!お義父さん!!栗林晃太郎です!!」←夫&娘登場

 

「さぁ!!改めて私の家族紹介だ!夫の栗林晃太郎(30)そして娘の鷹子

そして私栗林隼子(ヒ・ミ・ツ)だ!!改めてよろしくね」

 

ああ……なんかこういうの憧れる……

俺も家族欲しいなぁ……50越えたけど……大丈夫だよね……?

 

そういえば隼鷹名前変わってたな……隼子かぁ……覚えとこう

 

「まぁ今日はせっかく来てくれたんだ。なんもないが楽しんでくれ」

 

 

 

 

 

 

 

翌日の正午

 

隼y……隼子達は結局あのあと夜が開けるまで飲み続け結局一泊した

そして別れの時

 

おれは晃太郎の肩を叩いた

 

「隼子を……よろしくな……」ボソッ

 

「任せてください」ボソッ

 

「晃太郎?いくよ?」

 

「ああ!今いく!!」

 

ブロロロロ

 

車にエンジンがかかりエンジンから轟音が響く

 

「お父さんまた来るよ」

 

「ああいつでも来い!この呑兵衛め!」

 

「お義父さん!!また一緒に飲みましょう!!」

 

「楽しみにしてるぞ!!」

 

後部座席で隼鷹と一緒に乗ってる鷹子も手を振ってるようにみえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼鷹達いや……隼子達を見送ったおれはまた現在は寝室と化した執務室に向かう

なぜかって?飲み過ぎて頭が痛いんだよ!!

 

「誰か帰って来ないかなぁ……」

 

静かになった鎮守府を見て俺はそう呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 




駄作ですねw分かります
こんな感じで戦後の艦娘達の里帰りをテーマに執筆していきます
更新は気まぐれですので間が空くかもしれません

ここでキャラクター紹介
提督(52)
本名不明。おっさん
今でも艦娘達との思い出が詰まった鎮守府に一人で住んでいる
理由は鎮守府は艦娘達の帰る実家だから
顔が怖いあと涙脆い


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第二話お父さんは泣く

居酒屋鳳翔(2号店)

俺は今居酒屋鳳翔の2号店で一人酒を飲んでいる

居酒屋鳳翔つっても鎮守府内にある跡地の方じゃない

艦娘を引退した鳳翔が自分の力で一年前に鎮守府の近くに店を構えたんだ

ブラリと酒を求め歩き回っていたら全く同じ名前の居酒屋を見つけ

入店したらそこには鳳翔夫妻が……あっという間に常連になっちまった

ちなみに鳳翔は結婚して諫早翔子(いさはやしょうこ)になっている

 

「グスッ……グスッ……」

 

「お父さん?何で泣いているかは分からないけど泣くのを止めたら?らしくないですよ?」

 

「うっへぇ……グスッ……ビールお代わり……」

 

鳳翔は「はいはい」と言うと店の奥へと姿を消した

 

「お義父さんどうしたんですか?入店してすぐ泣いて……」

 

話しかけてきたのは鳳翔の旦那さん諫早雄二

料理は出来ないが鳳翔の自分の店をもつという夢の実現のため

自分の夢を諦めてまで鳳翔の夢を叶えようとした

接客や配膳担当なので結構俺とも仲が良い

全く鳳翔……いい旦那と出会ったな……それだけで俺は嬉しい……

嗚呼……目元から汗が……(涙)

 

ちょうど鳳翔がビールを持って戻って来たので話すことにしよう

 

「グスッ……グスッ…………ちょっと寂しくなってな……」

 

「「寂しい?」」

 

「昨日な……隼鷹が帰ってきたんだ」

 

「まぁ!隼鷹さんが?」

 

「道理で昨日珍しくいらっしゃらなかったんですね?」

 

余談だが俺はこの店に毎日通っている

 

「そんでな……ちょっと飲酒すると豹変する隼鷹の事だからな……結婚できないのでは?

と本気で悩んでたこともあった訳よ……そしたらな」グスッ

 

「「そ……そしたら!?」」

 

「結婚していやがったんだあの呑兵衛。おまけに娘までいてな……俺は嬉しくて嬉しくて……」

 

「!!……そうだったんですか!?今度赤飯持ってお祝いに行こうかしら……」

 

「よかったじゃないですか!!それじゃあその娘さんはお義父さんにとってはお孫さんって

ことになりますね!!」

 

孫……かぁ……考えたことなかったな……

 

「馬鹿言え……いくら俺の元で生まれたとはいえ血も繋がっていないからな……隼鷹の実の父親

って訳じゃねぇ……表面上は孫かもしれんがあくまで仮初めのじいさんさ……」

 

「だが……自分に孫と呼べる存在ができるだってのはいいもんだ……グスッ……」

 

「よかったじゃなですかお父さん。それで…可愛い娘が帰ったあと寂しくなった…

という訳ですか?」

 

「……なんとでも言え……グスッ……今じゃただの親バカさ……グスッ……」

 

それから俺は閉店時間ギリギリまで鳳翔で酒を飲んでいたらしい

気が付けば鎮守府の執務室室のソファーに横になっていた

 

ああ……誰か帰って来ないかなぁ……

 

そして酒を飲み過ぎて酔っぱらった俺が

鳳翔夫妻の前で歌ったり踊ったり、色んな本音を話していたことを鳳翔に教えてもらって

赤面したことはまた別の話。

悶え死ぬかと思った……マジで……

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は少なめですね……すいません
まさか一日でお気に入り登録10人突破とは夢にも思いませんでした!!
応援してくださった読者の皆様本当にありがとうございます!!

提督の後日談
提督は隼鷹の里帰りをきっかけにお父さんと呼ばれることに抵抗がなくなった


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第三話お父さんは微笑む

頑張って1日三話投稿を目指しました
もう……眠い……



隼鷹が突然鎮守府に帰ってきて以来、隼鷹と繋がっている艦娘の奴等におれの電話番号や

住所がしれわたり皆が俺に連絡を入れるようになった。

つまり誰も俺に連絡を寄越したり遊びに来ることがなかったのは

住所等を教えなかった俺の自業自得であることが判明した

隼鷹は探偵に依頼までしたらしい……

 

 

 

 

 

 

プルプルプルプル!!プルプルプルプル!!

 

俺のガラケーから着信音が鳴り響く

なぜスマホじゃなくてガラケーかって?別にいいだろうが!!ガラケーの何が悪い!

ともかく今はこの耳障りな着信音を消すため電話にでる

 

「はいもしもし…〇〇です……はい…マジで!?……ああわかったわかった…待ってるぞ」

 

誰かと思ったら意外な人物だった……そういやあいつらもう二十歳越えたんだっけか?

遅めのお祝いだが赤飯作っておこう……

 

 

 

 

 

 

彼女達が現れたは午後2時を過ぎた頃だった

俺が正門前で待っていると一台の車がやって来た

 

「お父さん来たわよ~!!」

 

「久々だな6駆のガキ共!!」

 

 

 

 

 

 

 

俺の前に現れたのは第六駆逐隊の

 

レディー(自称) 暁

 

ハラショー 響

 

ロリお艦 雷

 

なのです! 電

 

である。二つ名のようなやつは俺が勝手に名付けた。悪いか?

確か俺の元を去ったときは確か全員12歳だったから今は22歳かぁ……

 

さすがに10年の時が経っているためあの幼かった容姿は嘘のように変わった

身長も伸び、各々女の武器にもさらに磨きがかかっている

特に電のは殺人クラスだ。デカイ方が好きな奴なんかが見れば鼻血ぶー!!だろう

正直俺も興奮している。男なんだから仕方がないだろ?

それに雷はもうロリお艦なんて言えない。性格が変わらなかったら完全にお艦だわ……これ……

 

「まぁ…立ち話はなんだ……まぁ入れや」

 

 

 

 

「わぁ~!!懐かしいわ!!」

 

「ハラショー……!!」

 

「また、戻ってこられるなんて思わなかったわ!!」

 

「あのときのままなのです!!」

 

駆逐艦寮の前、こいつらが一番長い時間を過ごしたであろう思い出深い場所だろう

第六駆逐隊とかかれた札の向こうの部屋には当時の姿がそのまま残っている

 

「いつでもてめえらが帰ってきても良いように掃除してんだよ。

もちろん懐かしんで貰えるように机や家具の配置もそのままでな」

 

意外かもしれないが俺は毎日艦娘達の寮を掃除している

俺は里帰りの醍醐味は自分の過ごした空間を再び味わうことだと思っている

だから彼女達が楽しんでくれるようにした俺なりのサプライズだ

嗚呼……10年の苦労が今報われた……!!グスッ……

 

「おし!!ガキ共!てめえらが好きだった場所に行ってみるか?」

 

「「「「行きたい!!」」」」

 

それから俺たちは鎮守府内のさまざまな所を回った

こいつらが好きだった酒保(売店)、駆逐艦は入れなかった居酒屋鳳翔

工廠や食堂、傷を癒し続けた入渠ドッグい寝室と化したが執務室

昔の思い出に浸るこいつらの輝くような目は微笑ましい光景だった

あっれぇ?目元から汗が!(涙)

 

 

居酒屋鳳翔(2号店)

俺達は居酒屋鳳翔で飲むことにした

暁達は鎮守府で一泊していくそうだ

 

「まっさか…あいつらと酒を飲むことになるとは……人生何が起こるかわからんもんだな……」

 

「私もこの光景を目にするなんて夢にも思いませんでした」

 

今話しているのは俺と鳳翔だけだ

あいつらは今は鳳翔の旦那と会話している

そりゃそうか……自分のお母さんみたいな存在だった鳳翔の旦那さんだ……

どんな人物なのか気になるんだろう……

 

「くぅ……あの小さかったガキ共が今じゃこんなに立派になりやがって……グスッ……」

 

「お父さん?その涙は帰りまでとっておいた方が良いと思いますよ」

 

「馬鹿野郎…!グスッ……泣いとらんわ!!……グスッ……ヒッグ」

 

それから俺達は閉店ギリギリまで酒を飲み交わした

いろんなことを暴露しあった

 

暁は彼氏が欲しい!!なんて言い出したし、響と雷の二人は一般の男性と交際しているらしい

電は暁に八つ当たりされることに困っているらしい……多分成長しすぎた女の武器が

原因だと俺は推測する

 

まぁ俺はこんな感じで楽しい夜を過ごしたのだが楽しい時間はいつか終わりが来るもんだ

翌日の夕方4時にはあいつらは帰るらしい

 

別れの時

 

「ほれ……赤飯で作った握り飯だ…持ってけ」

 

「お父さんありがとう!!」

 

結局食べきれなかったお祝いの赤飯を握り飯にして渡す

 

「まぁたまには帰ってくるといい。いつでも待ってるぜ…グスッ」

 

「泣いてるよ?お父さん」

 

「馬鹿野郎…グスッ…泣いてなんか…グスッ…おらんわ…グスッ」

 

こうしてあいつらは帰っていった

次会うときは彼氏でも連れてきて欲しいもんだ

 

「ああ……誰か誰か帰って来ないかなぁ……」

 

執務室には成長した第六駆逐隊と俺の集合写真を入れた立て掛けが

窓から入る夕日に綺麗に照らされていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サブタイトル考えるのって難しい……

第六駆逐隊の面々をガキ共!!とかあいつら!!という言葉で気分を害してしまった読者の皆様
誠に申し訳ございませんでした。
提督のキャラを作るためこのような口調になってしまいました
今後もこんな口調になるかもしれません
今後はそれを十分承知したうえで閲覧をお願いします

え?写真はいつ撮っていつ現像したかって?
細かいことは気にしてはいけない……と思う……

また、次回お会いしましょう!!


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第四話お父さんは娘の職業に驚いてる

投稿遅れましたすいません
プレテストと期末テストに追われる日々を過ごしておりました
テストは終わったんで執筆を再開します
亀更新ですけど……

今回はピクシブ百科事典に載ってたネタをこの作品にあわせてアレンジしたものです

一度に5人の艦娘が登場するのでキャラ崩壊があります
それでもおkというかたはどうぞ!!


久しぶりだな……読者諸君……(メタ発言?知らない子ですね)

早速だが俺はヤクザと会うことになった

昨夜知らない男が電話してきて

 

「こんばんは霧島組の者です、失礼ですが〇〇様でございますね?

明日の昼に鎮守府にお邪魔します」

 

すっごくていねいな口調で話してきた

一方的な会話だったけど……

 

正直なぜ俺がヤクザに電話されたのか……全く心当たりがない

別に喧嘩売った訳でも機嫌を悪くさせた訳でもない

そもそも俺は基本的に鎮守府に籠りっきりだしこの町にヤクザがいるって

聞いたことがない。

……霧島組?……聞いたことないですね……

じゃあなぜ電話番号やすんでいる場所を知られたのか……謎に包まれている……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命の時間がやって来た

そう……昼がやってきたのだ……つまりもう少しで厳つい顔のヤクザの方々が

やってくる……今のうちにトイレ行ってこよう……ビビってチビるかもしれん……

 

そんな時だった正門前に二台の黒いいかにも高級そうな車がやってきたのだ

パット見6人乗りに見える……つまり俺は12人のヤクザと顔を

合わせるはめになったのだ……なぜだ…!!神よ!!

 

そして車が鎮守府の正門……いや……俺の前に止まると助手席にいた

黒いスーツを着た坊主頭の男が飛び出し後部座席の扉を開けた

 

ああ……マジか……幹部クラスか組長乗ってるな……これ……

 

するとおりてきたのは以外にも女性だった

黒いスーツを着て長身巨乳……黒髪のボブカットにメガネを着用している……

まさかこいつ……艦隊の頭脳……金剛型四番艦……

 

「き……霧島か……!?」

 

「お久しぶりですね。親父」

 

「お……親父!?」

 

神よどうしてこうなった……orz

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「霧島組……まさかそのまんまのお前の持つ組だったとは……」

 

「どんなのを想像していたのですか親父」

 

うぅぅむ……最近お父さん呼びが気に入った俺にとって親父という響きは若干違和感が

あるな……やっぱりお父さんが一番だ……

 

「いや……もっと厳つい野郎が仕切ってる怖いほうだと思っていてな……」

 

「親父さんそれはひどいポイ~!!」

 

お前は相変わらずだな……夕立……

 

「こらこら夕立…世の中組長と親父がすべてなんですからそんなこと言ってはいけませんよ」

 

お前は変化しすぎだろ……鳥海……

 

「まぁ別にいいじゃん…めんどくさいし……」

 

望月は……知ってた……

 

 

「親父はともかく組長にそんな言葉はいけません!夕立さん!」

 

朝雲は……味方じゃないのか……

てかさん付けって……お前結構下の存在なんだな……

 

「つーかお前ら犯罪に手を染めてないよな?なんでヤクザ名乗ってるんだ?」

 

「いやですねぇ親父……ヤクザじゃなくて社員ですよ」

 

そう答えたのは鳥海

 

「はぁ!?何の会社だよ!!一見ヤバい組織だぞ!!」

 

「飲食店だよ~霧島組っていうんだ~今度来たら~?」

 

「結構有名ポイ~調べてみるポイ~」

 

……検索中です。しばらくお待ちください……

 

検索結果

居酒屋霧島組

 

営業時間pm6:00~am3:00

 

定休日毎週月曜日

 

投稿者からのコメント

めっちゃ怖い組員(従業員)がいっぱい!!

めっちゃスリルでハラハラしたい人にオススメ!!

料理もめっちゃうまい!!

 

評価☆10

 

マジで存在しやがった……

 

ってことはあの黒いスーツの男達はみんな従業員!?絶対初見じゃわからん

 

「でも望月さんは少し悪いですよね」

 

「そうね…確かにあれは悪だわ……」

 

「おいおい?望月なにやったんだ?」

 

「たいしたことないよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンプを買い占めてアンケートを独占したんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直俺には悪なのかどうかわからん

ただジャンプの買い占めはいけないとおもう……

 

 

 

 

 

 

 

その後俺は彼女らの武勇伝?を聞くはめになった

 

 

 




駄作感がすごい……
久々の執筆だったからかな?
朝雲の出番が少なかったきがする……鳥海も……

今回は中途半端&意味不明&短くてすいません


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第五話お父さんはあまりの予想外の来客に驚きをかくせない

霧島組の話を執筆したこと……なぜか後悔している……

まぁこんな話はおいといて……
艦これは好きだけど家にパソコンがないからできない……
おかげで艦娘達の性格が把握しづらい……
あ~パソコン欲しいな~!!

今回は艦娘以外のキャラが登場します
しかも前編と後編の超ボリューム!!
(ただし合計文字数はいつもの奴より少し文字数がおおいだけ)


昨日明石から帰ってくると連絡がきた

どうやら連れもくるらしいから用意しといて欲しいときた

明石が初めてだな友達連れてくる奴は……

今日はパーティーだな。スーパーで買い出しに行かねばもてなせない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか……行きつけのスーパーが今日に限って休業日だとは……

おかげで車で一時間かかるスーパーにチャリで行ったからな……

田舎ってこういうときに不便だな……

っと……向こうも丁度着いたようだ……ん!?

 

 

………車が二台!?………

 

 

 

絶対嫌予感しかしない……霧島達と同じ位嫌な予感しかしない……

 

「お父さん!来ましたよ~!!」

 

 

 

 

 

 

 

「明石……誰だ……この子たちは……」

 

目の前には小学生~中学生位の少女が並んでいる

一人だけ大学生位の子がいるが……取り敢えず人数が多い

まさか十人連れて来るとは……

 

「お父さん……わからないの?……ひどくないですか??」

 

そう明石が言う

 

「ああ?いや……さすがにこの子たちと俺が面識あるわ……け……」

 

いや……面識がある……艦娘達にはお世話になったがこいつらにはもっとお世話になった

ちっこくてたくさん人数がいておまけに明石と仲がいい……つまり……

こいつらの正体は……

 

「こ……こいつら……ま…まさか……!」

 

艦娘同様に裏で鎮守府を支え続けた元工厰の妖精達である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は正直驚きのを隠せなかった…

と言うかこの予想外の変化に驚かない奴はこの世にいないと思う

 

元々妖精は身長10cm程度のサイズだったのだ

手のひらにちょこんと乗れるサイズだったのにそれがどういうわけか身長が130cm以上伸びてるのだ

驚かないほうが可笑しい。

 

「お父さんお久しぶりなのです」

 

「またあえて嬉しいのです」

 

「明石さんと来ちゃったのです」

 

俺の所の妖精達の口癖''のです,,を連呼しながら話しかけてくる

間違いないこいつらには紛れもない俺の妖精達だ

艦娘は解体されるまでは妖精さんの超技術で不死に近い存在となるらしいが妖精さん自身も

超技術で体がsmallになってたのだろうか? 本っ当に謎だらけである……

 

しかし俺にはどうしても腑に落ちないことがある

 

「しかしお前は変わりすぎだろ……俺の中の愛くるしい妖精のイメージが崩壊したぞ……」

 

そう今回二台の車の内一台を運転してきた長身の美人だ。

こいつも周りの妖精達と同じ元妖精だと言うから驚きである

 

黒髪のショートボブで出るところは出て引っ込むところは引っ込む

まさに世の男を虜にするような美しさだ

 

「お父さん?こんなの別に珍しくないですよ?妖精と言ったって成長は皆それぞれですし

私と同じ位成長してる子もいますよ?」

 

おいおい口調まで成長してんぞ……''のです,,はどうした……

てかおまえのような奴がまだいんの!?絶対俺パニクるよ!?

だって昔の妖精たちと全然違うから!!

 

「あ!そうだ!お父さん!!今日皆でお父さんの為にプレゼント作ってきたんですよ!!」

 

おいおいマジか……

戦時中に某霧の艦隊が使う超重〇砲なんか作ってたよな!?

 

 

 

 

 

嫌な予感しかしない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 




え~昨日から夏休みが始まりました
ちなみに作者は熊本市民ですが今年あった熊本地震のおかげでなんと
8月25日から始業式!!二学期から地震で勉強が遅れた分毎日7時間授業確定でござ~い!!
(開催期間は不明・毎日かどうかも不明)

こんな話はおいといて……
次回の話で妖精さんが作ったらプレゼントを皆さんに考えて欲しいのです
超重〇砲すら作る妖精さんなので基本的に何でもありです
提案していただいた作品の中から採用したものをいくつか入れたいとおもいます
活動報告をつくっておくにで暇な方は是非参加してください!!

てかこんな超技術あんなら戦争一瞬で決着ついたよな……
まぁ一発使えば大本営の資材が壊滅するから使えなかったってことにしておいてください


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第六話お父さんと恐ろしいプレゼント

リマルさん、先詠む人@卒研終わっても免許ゲトできないさん、zero-45さん
死神始めましたさん喋る柴犬さん、ガンバスターさん
アンケートの返答ありがとうございました!!

予想以上の結果に3000文字近くも書いてしまいました!!
本当にありがとうございました!!



最近同士(友達)が受験生モードになって構ってくれない……何故だ!!
まぁ自分もそんな暇ないけどww


さて……明石と妖精さん'sによって運ばれたプレゼントの箱は全部で4つ……

大きさは様々だがどれもただならぬオーラを発している……

さて……ここで俺の選択肢は4つに絞られる……

 

①スマートフォンサイズの箱を開ける 推定脅威度25%

4つの箱の中でもダントツに小さな箱

サイズはスマートフォンピッタリサイズ

今まで妖精さんが造った驚異の技術の産物は結構大きかったのでこのサイズなら大丈夫だろう……

ただこの中身が妖精さんの超技術によってコンパクトにされた何かの可能性も否定できない

 

②小さな長方形の箱を開ける 推定脅威度50%

上記の箱に次いで二番目に小さな箱

若干サイズが大きくなった分脅威度が増した

 

③大きな箱を開ける 推定脅威度100%

一気にサイズが二十倍位増した

危険な臭いがプンプンする

地味にバチバチと音が聞こえるのは気のせいだろうか……

 

④超特大サイズの箱を開ける 推定脅威度120%over

これだけは絶対にあけるな……!!と本能的に感じる恐ろしい箱

開ければショック死は確定と思われる。

時折シュコーシュコーと音が聞こえる。気のせいだということを信じたい。

 

皆さんならどれを先に開ける?(メタ発言)

俺はショック死を避ける為と来るべき開封に耐えられる精神を育もうと①を選ぶ

 

ガサガサ……中から出てきたのはやっぱりスマートフォンだった。

未だにガラケーの俺にスマートフォンを使えや!というのだろうか……

すると俺は気がついた。電源を入れるといきなり俺の正面に巨大な魔方陣ができた

ついに科学の分野から魔術の分野にまで手を出したのか妖精さん……

そして魔方陣から人影が見えた……その人物はというと……

 

ヴァルキリーです…はい……パ〇ドラのヴァルキリーです。

え……?何のヴァルキリーが出たかって?俺詳しくないからわからないや。

よくみればそこら辺に魔方陣だらけだ……

アメリカ空軍の戦略爆撃機 ノースアメリカンXB-70(愛称 ヴァルキリー)や

超時空要塞マクロスに出てくる可変戦闘機VF-1(愛称VF-1バルキリー)

某奇妙な冒険漫画に出てくる馬などヴァルキリー(もしくはバルキリー)のオンパレードだ

 

「これ何に使うの?」

 

「「特に用途はありません☆」」

 

「あ~うん……タイセツニスルヨ~(棒)」

 

よし……次いこう

 

 

 

次は脅威度50%長方形の箱だ

ガサガサ……中から出てきたのは包丁だった。

持ち手の先っぽに可愛らしくデフォルメ化された明石のマークがある

これが噂の明石印か……ん?赤いボタンが2つついてるな……嫌な予感が……

 

「このボタンは何?」

 

明石が口を開いた

 

「その包丁は私が造った『刃渡り伸縮自在包丁』です!そのボタンで刃の長さを自在に調整できるんですよ!!」

 

へぇ……そりゃ凄いな……正直長さ変えることは滅多にないと思う……

まぁ試しに使ってみるか……

俺は一つボタンをおしてみる

 

「刃の長さを変える時は周りに人や物がないか注意してくださいね」

 

包丁から明石の声が流れ注意されると同時に包丁に変化がおこった

するとあら不思議☆包丁がスルスルと伸びていくわ☆

だいたい90cm位か?野太刀と同じ位の長さになったとたんに伸びが止まった

ここまでくると大体予想できるがもう1つのボタンを押すとスルスルと縮んでいく

最終的に短剣位の長さまで縮んだ。

 

「名前道理の機能だな……しかしこの機能は便利だな。場所を取らなくてすむ。……長くするメリットが分からんが……」

 

「まぁまぁちょっと試しに斬ってみてくださいよ!!この包丁は切れ味もすごいんですよ!!」

 

すると明石は巨大な鉄ブロックを取り出し台所の上に置いた

 

「おいおいこれ切れっていうのか!?無理あんだろ」

 

「まぁまぁ斬ってくださいよ♪」

 

嫌な予感が的中した

何故なら予想道理の切れ味だったからだ(最悪の場合を想定した場合)

鉄ブロックがあっさり切れたと思えば台所の一部が切れている

めり込んでるのではなく切れているのだ。

某斬撃サイボーグアクションゲームの高周波ブレード顔負けの切れ味だ

 

「……これの使い道は……?」

 

「料理と……護身用の刀ですかね?」

 

「これは包丁としてどうかと思う……」

 

 

 

 

 

恐らくここから俺は生と死の間をさ迷う可能性があり得る③だ

ガサガサ……あ……これはあ艦……対戦車ライフルのような巨大な銃の銃口から青白い稲妻がはしっている

 

「電磁砲………レールガンか…………」

 

「「「その通りでございます!」」」

 

「……使い道は?」

 

「「「……護身用?」」」

 

さっきの間はなんだ?

てか護身用の域を軽く凌駕していますよ?

いつか学園都市の超電磁砲も再現するんじゃないですか?

 

 

 

最後に④の箱だ

ガサガサ……あまりのサイズに時間をかけながら開けていくと巨大な装置が出てきた

みた感じ戦〇中に出てくるアンドロイドを入れてた装置見たいな見た目で中に女性らしき人が入っている

 

「「これぞ!!今回の目玉!!」」

 

「私と妖精さんの技術の結晶!!」

 

「「「スーパーウルトラグレートメイd……」」」

 

「長い……五文字でまとめろ」

 

「「「メイドロボです!!」」」

 

「………何故メイドロボなんだ?」

 

「いや……だってお父さん料理と掃除以外何もできないじゃないですか」

 

否定はしない……

 

「まぁそんなダメダメお父さんを養う為に私達が造ったんです!!」

 

おい養うとか言うな……まるでダメダメなニートみたいじゃないか

 

「すごいんですよ!!これ!!料理や洗濯を初めてとする家事全てをこなしマッサージやカウンセリング

や艦娘を越える身体能力で護衛や子作りまで!!何でもありです!!」

 

「待て……最後の2つは要らん!!」

 

「ほら!!さっきのレールガンやかたn…包丁や戦闘機を使えばあらゆる状況に対応するんですよ!!」

 

「今までのプレゼントはこれのオプションかよ……」

 

 

 

 

 

 

これでプレゼントは終わったと思いきや今度は鎮守府の敷地内の出撃ドックに連れてこられた。目隠しをして……

 

「おいおい……これで終わったんじゃなかったのか!?」

 

「これで最後です!!ほら目隠しを初めてください!!早く早く!!」

 

 

このプレゼントは今日送られたプレゼントの中で一番まともな物だった

送られたとき安堵の涙が溢れ出たほどだ

そのプレゼントとは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一分の一サイズの戦艦大和と武蔵の模型

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはこれでOUTな気がするが一番まともな物だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレゼントをくれたあと明石達は帰っていった

てかあんな巨大なプレゼントをたくさん持ってきてよく車に入ったな……

四次元ポケット的ななにかでももってんのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

執務室(台所も完備)に残されたプレゼントのうちの1つの前に男は立った

プレゼントについてる巨大な扉を開けると女性が立った

目が虚ろになっている女性は俺を見つめると機械的なボイスでこう言う

 

『人物識別を開始します………識別完了 〇〇〇〇様と確認。これより全ての電源を起動します』

 

 

 

すると彼女の目に光が宿る

するとさっきとは違う人間味溢れるおとなしい声で

 

「初めてましてご主人様。これよりあなた様のお世話をいたします。何なりとお使いください」

 

 

 

メイドさんが家族に加わりました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
似た内容が2つはあったので1つにまとめました
あとバルキリーと要望があったのですが数多くあるバルキリー(ヴァルキリー)の
中からどれを選べばいいのかわからず沢山出してしまいました スイマセン

今後これらのプレゼントは機会があれば登場させます
因みにメイドさんは今後出てきます!
メイドさんのイメージとしてはバカテスの霧島翔子をイメージしていただけたら……
明るくご主人様と言うのが漣ならばこちらは大人しめのおっとりしたキャラだ!!
という勢いで設定しました

このメイドさんの名前を募集しますので是非活動報告で書いていただけたら……
返信や感想お待ちしております!!


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第七話 お父さんとフェーミナ

8月6日午前8時15分
広島に原子爆弾「リトルボーイ」が投下されて71年が経ちましたね
この爆弾一つで1945年12月までに推定約14万人の方が亡くなられたそうです
原爆で亡くなられた方々にご冥福をお祈り申し上げます。

原爆は本作とは関係ありませんが大切なことなので書きました

広島は戦艦大和生誕の地だったりと行く価値がとてつもなくある都市なので
残った夏休みを利用して行かれてはどうでしょうか?

今回は何も考え無しで執筆したので屑みたいなできですが許してください

覚悟がない者は引き返せ!!死人が出るぞ!!
お……俺は言ったからな!!



最近の日課が少し変わった

特に掃除する場所が増えたのだ。

もともと掃除は好きだし1日の殆どはなにもないピースフルな毎日だ

やるべき事が増えるのは嬉しいに決まってるさ。

それに対し家事のほとんどやらなくなった。

洗濯に洗い物など料理と掃除以外何もできなかった。

 

じゃあうんざりしてサボってるってか?いいや違う

って言うかどこ掃除してるかって?落ち着け落ち着け

今から説明してやr……

 

 

 

 

 

「ご主人様。料理の時間でございます。ご支度くださいませ」

 

「いつもすまねぇなフェーミナ。すぐに行く」

 

「いえ。これも私の仕事でございます」

 

そう……今のが疑問の1つ『なぜ家事しなくなったの?』と『てめえサボってるんだろこの野郎!』

という疑惑の答えだ。

3日前に訪れた明石と妖精さん達によってもたらされた沢山の贈り物。その内の1つだ

メイドロボット……家事やマッサージ、カウンセリングなどをこなし

決してメイドの仕事ではない護衛や夜の営みなどロボットの域を越えたロボットだ

名前は フェーミナ と名付けた

 

因みに増えた掃除場所は等身大の戦艦大和・武蔵の模型の手入れだ

室内まで細かく再現してるからな……掃除場所が一気に増えた

 

 

 

 

書斎から執務室に通じる廊下を二人でテクテクよ歩く

 

「フェーミナ?お前は今日何が食べたい?好きなもの言ってくれ」

 

「よろしいのですか?そういうことは本来ならばメイドである全て私の仕事。

ご主人様のご趣味というのは存じ上げておりますが、私などのために気を使ってもらうなんて……」

 

「いいんだよ。俺が好きでやってる事だ。お前ばっかりに無理させる訳にもいかんからな」

 

「それではご厚意に甘えさせてもらいます。うどんと言うものを食べてみたいのですがよろしいでしょうか?」

 

「ああいいぞ。うどんだな?ちょっと待ってろよ」

 

 

 

今日の夕食のメニューはキツネうどんとかき揚げ、そして冷奴。

少々違和感を覚えるが気にしちゃ負けだよ?

 

 

「「いただきます」」

 

 

鰹出汁をベースとしたお手製の出汁に甘い油揚げそれらの味が麺に絡まってうまい

フェーミナも「美味しいです」といい黙々と食べ続けている。

 

ここ十年殆ど誰かに食べてもらう事がなかった分、誰かに「美味しい」と言われるのは

とても嬉しい。

昔の鎮守府を思い出すな

まだ艦娘があまり着任していない小さな鎮守府で自分が作る飯を皆で囲って食っていたあの日常

明石達はどうやら最高のプレゼントを贈ってきたらしい。

 

俺はフェーミナのご主人ではなく父として彼女を育て

彼女に思い出を作ってやろうと改めて思った

 

 

 




今回の作品呼んで体調崩したり死にかけた人?
だからあれほど言ったんだ。死人が出るぞとな!!

駄作でマジごめんなさい!!(土下座)
あとアンケートに答えてくださった
ペルセポネさん 先詠む人@ぼちぼち筆記試験受けに行くよさん
ありがとうございました!!

今回はフェーミナに決定しました

フェーミナの設定は設定集に書き足しておきますのでぜひご覧になってください



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第八話 お父さんと憲兵と初期艦と

お久しぶりです!
投稿は8月9日の長崎原爆 8月15日の終戦記念日に合わせ投稿したかったのですが
家庭の事情でできませんでした……orz

そしてなんだかんだで底を尽きそう……俺の頭よ……もっと働け……!!

因みにやっとの思いで艦これアーケードで飛龍を着任させられました!!
プレイ回数未だにに四回……1プレイに付き400のボーキ達と資源達
別れを告げること四回で着任しました!!
もう残り資源がヤバいです
次は戦艦だ……戦艦狙うぞ!!
飛龍ちゃんハァハァ……!!



日が高く登る正午

俺は嫌になる暑さと戦いながらそうめんを茹でるべく台所の

ガスコンロと向かいあっている。

額から吹き出す汗は俺の体の水分を絞り取っていく

 

今までは一人分しか作らなかったのでそこまで苦労はしなかったし

あくまで料理は趣味なので手作りにはこだわらず冷凍食品に頼ることも度々あった。

だが今となっては仮初めだが娘のフェーミナがいる以上作る料理は二人前になるし

栄養バランスが偏る冷凍食品ばっかりを食べさる訳にはいかないだろう

 

フェーミナはアンドロイド故に飯を食う必要はねぇが

可愛い娘に思い出位は作ってやりたい

手料理だって立派な思い出になるんだぜ?

 

 

 

ピンポーン!

 

そうめんを茹であげ、清涼感溢れるガラスの皿に盛り付けようとしたとき

鎮守府全体にチャイムが鳴り響く。

一般家庭とは違い鎮守府は何倍もの面積を誇るため

音が鎮守府全体に響く特注品だ。

自分が何時どこに居るか分からんからな

近所迷惑?元は軍事施設の近くに家があると思うか?

一応元前線基地だからな?ウチの鎮守府。

 

「ご主人様、お客様でございます」

 

「ああ分かった。今行くと伝えてくれ」

 

 

 

 

~正門前~

 

 

 

「おお!!久しぶりだな!!叢雲!元気にしてたか?」

 

「久しぶりね お父さん。そっちこそ酒に飲まれてないかしら?」

 

通称 ツン<デレ叢雲 (俺命名) 知っての通り初期艦から選べる艦娘の一人だ

陸自から提督になったばっかりの俺を常に支えてくれた先生でもある

今までの俺の戦果は彼女が居たからこそ成し遂げられたとも言えよう。

ある事故から右手に火傷を負っているもののそれ以降大きな怪我もない

お父さん嬉しいよ……(泣)

今じゃ身長が伸び胸部装甲も立派になり、染め上げられてない純白の透き通るような

白い髪は当時のまま。麦わら帽子を被り白いワンピースを着た叢雲は

天使のような美しさを兼ね備えているとも言えよう。

 

 

 

「お前は……さすがにお父さんとは言わねぇか」

 

「いえ……自分は提督殿をお父さんなどと軽々しく言える立場ではございませんので」

 

「真面目だねぇ……お前らしいけどな」

 

こいつの名前は 英 錬次(はなぶされんじ)現在35歳 元憲兵

通称【裏切り狩りの英】とも言われた憲兵で多くの腐れきった豚共をブタ箱に放り込んだ

それも二十歳を迎えたばっかりの青年のころでだ

今じゃ髭も伸び刈り上げた髪が特徴的な青年?へと成長した

胸に大きく「デッド・オア・アライブ」とかかれた真っ白なTシャツに

紺色のジーンズといった【裏切り狩りの英】の名にふさわしい格好をしている

根は真面目なんだけどな。

 

 

その後追加で二人前のそうめんをフェーミナに手伝ってもらいながら茹であげ

四人揃って昼食をとる。

 

「提督殿……気になったのですがそちらのメイドさんはどちら様でしょうか?」

 

「確かに…!今さらだけど気になるわ。」

 

昼食中はこのような微笑ましい光景が続いた

初めて見るフェーミナに質問したり、最近の様子はどうだ?とか

二人に相手がいるかなんてことも聞いたりする

 

最後の質問は誰かって?もちろん俺だ

オトウサンカッッコカリ である以上娘や息子を知らなければなるまい

い……いや……べ…べべべ別にやましい気持ちで聞いたんじゃないぞ!(アセアセ)

 

 

 

 

 

 

 

 

麺もそろそろ尽きようとしていたころ

 

「あの…英様、叢雲様、よろしいでしょうか?」

 

ん?珍しい……!

あのフェーミナが質問をするとは…!

フェーミナは基本的なことは知識に入れてあるしわからないことでも

基本的には自分で調べ答えを得る奴だ

しかし今回は珍しくフェーミナ自身が口を開いた

 

「御二人とご主人様はどのように出会われたのですか?」

 

……なるぼど……そうきたか……

確かにそれは俺と二人しか知り得ない情報だ

 

「んじゃいいか?フェーミナ?かなり長くなるから覚悟して聞いとけよ?」

 

 

 

そう……俺たちが出会ったのは28年前……の今頃

その時俺と英、そして叢雲は出会った

 

 

 

 

 

『ぎゃあああ!!足が!!足が!!』

 

『おい!!お前はこいつ連れて交代しろ!!いいな!!』

 

そこは例えれば人を瞬時に生温かい肉塊にする加工工場

 

『畜生畜生畜生!!こんなのどうしろって言うんだ!!』

 

『避難が完了次第撤退できるんだ!!もう少しの辛b………ッ』

 

『糞!!またやられた!!』

 

ここには慈悲も情けもルールもない

あるのは生か死か 勝利か敗北か

 

すなわちここは戦場

そんな中で俺達は出会った

 

 




どうでしたか?どんなに時間がたとうが相変わらずの駄文です(泣)

話からも察していただけると思いますが次回からお父さんの過去です
期待には答えられないかもしれません

え……?21日に県模試?
なにそれ!?俺聞いてない!!


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第九話 お父さんの佐世保市上陸阻止作戦

今回はお父さんの過去編第二弾です
今回はお父さんと英のお話で、叢雲ちゃんはまだでないです。ゴメンチャイ

今回は県模試が控えてるので短めです
勉強やってないけどww

戦闘描写へたくそですし駄文確定です
覚悟してお読みください




俺がまだ陸自に所属していたころ

深海棲艦による最初で最後の上陸戦が行われた

佐世保には佐世保鎮守府、海上自衛隊佐世保基地、在日米軍、西部方面普通科連隊

通称西普連をおく陸上自衛隊相浦駐屯地など主力戦力が集まる場所

また同時に長崎県は三菱重工業長崎造船所など造船が盛んである

 

ここは日本の数少ない大戦力なのだ

特に海上戦力は重宝される

 

 

陸上自衛隊は避難誘導ともしも深海棲艦が上陸した場合の上陸阻止を目的とした部隊を展開

海上戦力と協力し侵入する深海棲艦を各個撃破する作戦だ

 

 

ところがどっこい現実は残酷である

案の定海上戦力は壊滅 そして最悪のシナリオ 人型深海棲艦の上陸が行われた

イージス艦だろうが音速を越える戦闘機だろうが通常兵器が通用するはずもなく

また艦娘の運用がまだ理解されていない時期だ

勝てる訳がねぇ

通常兵器なんて足止めになるのがやっとだ

 

俺は部下である英と共に深海棲艦との戦闘を繰り広げた

結果は目に見えてたがな

 

「…………撃てぇぇ!!」

 

自衛官が握る89式自動小銃から

軽装甲機動車のMINIMIから……74の105mmライフル砲から

迫撃砲から……自走榴弾砲から火が吹き出す

他国の征服から日本を守るために訓練された俺たちが最初に相手にするのが

まさか全人類共通の未知の敵とはおかしな話だ

 

「……!!上陸してきたぞ!!」

 

94式水際地雷敷設装置によってしかれた地雷畑(正確には機雷)をものともせず

まるで狙ってと言わんばかりに無防備に突き進む化け物共

おれ侵入してきた敵に向かって照準を合わせ引き金を引き続けることしかできない

 

「糞!何でこんな硬いんだよ!!」

 

「いいから撃ち続けろ!殺られるぞ!!」

 

「こんな玩具で何ができるんですか!!」

 

「うるせぇ!!どうせこのまま逃げ出したって皆仲良く御陀仏だ!!」

 

俺の隣でこんな話が聞こえる

そしてまた味方が肉塊になる

いや……肉片と言うほうが正しいだろう

落ちてくる砲弾は着弾した瞬間に爆発する

つまり榴弾だ

 

榴弾が着弾し爆発したあとには黒焦げた地面に焦げた肉が

異臭を放ちへばりつく

 

焦げた臭い、血の臭いで鼻は麻痺し、休む間もなく鼓膜を叩きつける銃声によって耳はイカれ

迸る閃光により目は使い物にならなくなる

 

絶え間なく聞こえる悲鳴や叫び声

そして幸運の女神様は俺を見捨てた

爆弾の破片が体を抉り俺の腕を抉る

 

「……ッツ~~~!!」

 

「〇〇〇!!大丈夫か!!」

 

「大丈夫だ!!まだやれる!!弾寄越せ!!」

 

本音は今すぐにでも逃げ出したかった

この場にいる自衛官皆そう思ってるだろう

 

自衛官一人一人守りたいものはあるだろう

だが人間であるがゆえに自分を優先させるのだ

 

漫画の主人公みたいに何かを守るために狂ったように自分を奮い立たせる

精神なんてあるわけないし、それがきっかけで開花する力もない

 

迫ってくる得体のしれない恐怖を前に俺達は足がすくむ

 

「ああああああ!!!」

 

「くたばれくたばれくたばれぇぇぇぇ!!」

 

そんな恐怖から少しでも逃げるべく

俺と英は狂ったように引き金を引き続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十四時間による攻防戦の末

応援として駆けつけた艦隊が深海棲艦を攻撃

かなりの損害を出すものの

自衛官約8000人、艦娘85人、一般市民約15000人を犠牲に

深海棲艦を退けた

 

この戦闘はこのように名付けられ将来ずっと語り継がれるだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年12月8日~2013年12月9日

【佐世保市上陸阻止作戦】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ひえ~~!!
自分の作文力のなさに泣けてきた
てかなんなんだこの終わりかた!!

因みに上陸してきた深海棲艦は戦艦をはじめとする完全な人型の部類です
深海棲艦は長時間の陸上活動ができないという設定をしました
兵器類も適当です
なぜ戦車は74なのかって?
あの亀のような形がスッゲェ魅力的なんですよ。
てか被害の設定とか色々おかしい気がする

次回叢雲ちゃん登場予定です

因みに最近久々にポケモンB2再開したら面白くて面白くて勉強放り投げてやってます
PWTでジムリーダーの方々にフルボッコにされてますww
ミカンちゃん……タイプエキスパートで一体何回僕のボスコドラ苛めたら気がすむんだい……?
可愛いから許すけど……


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第十話 お父さんと英と叢雲と

どうも放火後ティータイムです
いや~遂に昨日から始まりましたね 艦これとローソンのコラボ!!
昨日学校から帰ったあと早速行きました
江風のミニタペストリーのために飲みもしないユンケルを買い
夕張メロンと秋月型三姉妹のクリアファイルを入手するために
どん兵衛を六個買ってきましたw
今日だけでお小遣いがきれいさっぱり消えました
どうにかして足柄さんのカレーパンと球磨、大淀、神通の芳香剤と
連装砲ちゃん'sを手に入れなければ……

今も秋月姉妹を見ながらブヒブヒ言ってます
いい仕事をしてくれたよ……ローソンは……


2013年 12月9日 ~戦闘終了から8時間経過~

俺と英は遺体の回収・行方不明者の捜査を行っている

負傷したとはいえ他の奴らに比べ傷は比較的良いほうらしいので

自ら志願し捜査に参加した。

でもまぁ腕を抉られている状態での捜査は衛生上悪いので車の運転を行い運搬するだけだが……

 

 

 

ブロロロとエンジン音をならしながら俺は7トントラックを走らせる

トラックの中には俺と英含む隊員達と護身用の89とエンビ(折り畳みスコップ)

医療セットなどを詰め込んでいる

俺の捜査隊以外にもその他3台の7トントラックや消防車や警察を束ねて走っている

目的地は陸上自衛隊相浦駐屯地

今回の作戦の中でもかなりの激戦地になった場所だ

駐屯地としては珍しく海に面しており、こちらの戦力低下を狙ってきた敵の

格好の的であり、俺と英が戦い抜いた場所である。

 

現在拠点になっている佐世保駅から車で走らせることおよそ10分

道を塞いでいる障害物を避けながらだったので実際は10分以上を要したが

無事に到着した

 

「改めて見てみると凄いことになってますね。」

 

「ああ……こりゃひでぇ……よく生きてたな……と思うぜ」

 

辺りは焦土と化していた

燃える建築物に転がる瓦礫

真っ黒になった地面には小さなクレーターができており

そこには人、人、人!そしてたまに戦闘車両

 

まぁ要するに地獄絵図である

 

 

 

 

 

 

厳しい寒さの中、俺たちは捜査を行う(俺はあまり活躍してないけど)

手の感覚もなくなってきた

 

「しかし今が冬で良かったな。夏だったらどうなってたか……」

 

「ああ こればかりは不幸中の幸いだった」

 

捜査活動を一時中断し昼食をとっている自衛官や警察官から

このような会話が聞こえてきた

皆顔がやつれ顔色も悪い、それだけ多くの遺体があったのだろう

 

戦闘が終わった後に必ず待っていること

それは遺体の回収である

遺体が腐敗すれば二次災害が起こりうる

つまり早く埋葬してやらないとさらに多くの被害が起こりかねない

腐敗のスピードがどれくらいかは知らんが、冬の厳しい寒さは

腐敗の進行を妨げている。その隙に急いで回収を終わらせなければならない

 

 

 

 

「二等陸曹……生存者はいるのでしょうか……周りをいくら見ても仲間の

亡骸ばっかりで……」

 

英が聞いてきた。顔色は優れているとは言いがたい

 

「馬鹿いえ……いるに決まってんだろ。俺達はあの地獄のような戦場から生還したんだ

生きているやつ位いるに決まってんだろ。」

 

それでも英の顔は絶望したような顔をしている

 

「ええか?そんな当たり前のことに絶望するくらいならそんなの捨てちまえ

代わりに希望を持て。どんな小さなことでもいいからな。

俺だってそうだ。誰だってこんなもん見りゃ諦めるさ

生きてるやつなんているわけないってな」

 

英は重そうに頭をあげながらもコクコクと頷きながら真剣に話を聞いている

 

「だけどな英……オメェ……いくら現実見たからってそう簡単に希望捨てんなよ

現実逃避ってのはな…こういうときにするもんなんだよ。

絶望すっからそこで足止まんだよ。だからそこで苦しむんだよ

希望持て希望!僅かな希望さえ持てばもう一歩進める

そうやって逃げんだよ。苦しみからな。

同じ絶望でも何もしないで苦しむより、可能性を信じて進んでから絶望する

明らかに後者が良いに決まってんだろ。

………まぁ……うん………つまりまぁ……そういうこった!」

 

ちょっと自分でも何言ったかわからなくなったが英から迷いは消えている(ように見える)

……励みになってくれてたらな……うん……

 

 

 

午後も同じように捜索が行われたが結果は遺体だけ

日も落ち始め撤収しようとしていたそのときだった

 

「……!おい!!海に人が!!こいつぁ……艦娘だ!!」

 

揺れる海面に小さな白い丸が見えた

しかしよく見てみると手足が確認できる

 

「おい!!急いでボートとってこい!!引き上げるぞ!!」

 

俺の指示で自衛官が急いでボートを取ってくる

 

無事艦娘は救助された

 

「……息がある!!おい!!急いで搬送するぞ!毛布持ってこい!」

 

ついに見つけた生存者をまえに疲れはてた隊員達の士気が上がる

そして艦娘は無事に病院へ搬送された

入渠ドッグがあれば良かっただろうが佐世保鎮守府は壊滅していたため無理だった

 

壊れた艤装には

 

Afflliation Sasebo Naval District (所属:佐世保鎮守府)

 

DD Hubuki Class "Murakumo" (吹雪型駆逐艦 叢雲)

 

と書かれていた

 

 

 

 

 

 

 

12月12日

あれから3日

叢雲は佐世保中央病院に入院している

俺は時間を見つけしだい英と見舞いに向かっている

意識はまだ覚めないらしいが……

 

 

 

「……………………う……ん?」

 

「……二等陸曹!彼女の目が覚めました!!」

 

「本当か!!」

 

「………あんた達は……誰………?」

 

この日初めて俺と英と叢雲が初めて顔を合わせた

まぁ……いってしまえば俺にとっては一種の記念日である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本っ当になに書いてるかわらなくなりました……
お父さんの台詞の意味を全然理解できない(泣)
自分の才能のなさに泣きそうです
英語の綴り合ってるかなぁ……

過去回想は次回で終わりです



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第十一話 お父さんの出会いと成り立ち

今回は自衛官の方やミリタリー好きの皆様には大変失礼な文になっているかもしれません
……クソ!もう少し自衛隊について調べておけば……!!

あと今回の話でお父さんが体験することは未来永劫あり得ません
ここだけは忘れないで……今回の作品は事故解釈の塊だと……


2013年 12月21日 ~上陸阻止作戦から二週間後~

 

例えこの世でどんな出来事が起ころうと必ずクリスマスがやってくるものだ

あの作戦からなんだかんだで二週間が過ぎ佐世保の町は相変わらず廃墟が目立つが

仮設住宅も増え避難民の生活が安定してきた頃で正直クリスマスどころではない状態

そんなある日のことだった

 

 

 

 

 

 

「………ごめん。もう一回言って?俺の聞き間違いかもしれないから」

 

「ですから陸将直々の呼び出しです。二等陸曹……何かしたんですか?」

 

「いや……なんもしてない……本当に……精々叢雲ちゃんの見舞いに行っただけ」

 

「それだけだといいんですがね……」

 

「いやマジで信じて!!俺何もしてないから!!」

 

そう☆俺は陸上で最高クラスの階級 陸将から直々にお呼びだしされているのである(オワタ)

なぜ二等陸曹である俺が呼ばれるのかは分からんがヤバい予感がするの

 

「でも他にも口野二等陸曹や宮古曹長も呼び出されてたみたいなんですが」

 

「英君?それ本当?」

 

「本当です」

 

ナニソレ?仲間出来て喜ぶべきか、普通あり得ないこの状況に不安を持つべきなのか……

まあどちらにせよ……

 

「嫌な予感がするなぁ……」

 

 

 

 

 

 

場所は変わって熊本県健軍駐屯地

なぜここかと言うとここに陸将がいらっしゃるからだ

長い廊下を歩き目的の部屋の前に立つ

生唾をゴクリと飲み込みながらノックをする

コンコンと心地よい音が響いた後に「どうぞ」と返事が来る

 

「失礼します!相浦駐屯地より参りました〇〇二等陸曹です!!」

 

ドアを開けて入るなり敬礼をする

なかにいたのは眼鏡をかけた若干痩せ気味の男性だった

 

「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。さぁ腰をかけたまえ」

 

俺は見るだけで高級なものだと分かる革製のソファーに腰をかける

うお!?なんだこれ!?柔らか!!

まぁそんな俺の驚きを無視し話が進む。当然だね

 

「佐世保市上陸阻止作戦ではご苦労だったね。」

 

「い……いえ!自衛官として当然のことをしただけであります!」

 

「素晴らしい心構えだ。道理で君が『相浦の守護壁』と呼ばれるわけだ」

 

あ…『相浦の守護壁』!?ナニソレ!?おれの二つ名!?

 

「敗走した部隊をまとめて防衛に徹したと聞いている。本当によくやってくれた」

 

「は……はぁ……そ……それで今回の御呼びだしというのは……」

 

「ああ済まない。話がそれてしまったね。これを読んでくれ」

 

そう言って陸将殿は一枚のコピー用紙を渡す

そこにはこう書いてあった

 

『佐世保鎮守府への異動を命ず』

 

 

名前_______【印】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

------は?

 

「こ……これは?」

 

「見ての通りだ。君には佐世保鎮守府の提督の任につくことになる」

 

「し…しかし自分は陸上自衛隊です。なぜ海上自衛隊の部隊に!?」

 

鎮守府と実質海上自衛隊の部隊なのだ

なぜ基地ではなく鎮守府と呼ばれているのかは 艦娘には特別な施設がいる

日本全国どこを探しても通常の基地では運用ができないため

通常の基地と艦娘専用の基地を区別するために鎮守府と呼ばれている

 

「……今回の襲撃で佐世保鎮守府は壊滅したのは知っているかね?」

 

「もちろん存じております。」

 

「その際に提督も戦死したんだ。現在彼の代わりの人材を探している」

 

「まさかそれに自分が……」

 

「その通り。そのまさかさ。君が選ばれたんだ」

 

なぜ選ばれたか……俺には分からなかった

 

「しかしなぜ海上自衛隊ではなく陸上自衛隊の隊員……それもなぜ自分に?」

 

「海上自衛隊の艦隊はほとんど壊滅し、そちらを復旧させるのが優先的に行われている

今回の襲撃で全国各地で防衛を強化していてな…なかなか人員を派遣できん」

 

だから陸上自衛隊なのか……

確かに陸上自衛隊が14万の隊員数に比べ海上・航空は両者とも5万程度

陸海空どの自衛隊も被害が出たが特に海上は深刻だ

航空も制空権を取るために多くの機体が撃墜されたのだろう

 

「事情はわかりましたが、なぜ自分なのでしょう?他にも優秀な隊員はいるはずです」

 

「……今回の襲撃で艦娘の運用方針の変更と実戦経験が理由だ」

 

きっと長くなるのだろう

陸将殿は口に水を含み大きく息をすってからこういった

 

「正直艦娘の運用は海上も航空も我々にもよくわからんかった

艦娘をどう作戦に参加させるか考えたが、結局被害が出たところに数人で

援助に向かう……つまりただ闇雲に出撃させるしかなかった

鎮守府が本格的に建設された直後の出来事だったからな。

艦娘とて人であることに間違いない

ならば我々陸上自衛隊が適任だ

特に君のように実際に手柄を得た人物が頼りなのだ

だから今回は特別な異動なのだ。」

 

「し………ししししかし!じ…自分のようなものがこのような重大な任を

いただいてもよろしいのですか!?」

 

もちろん自衛官になったからには自衛官としての役割をしっかりこなす

しかもそれで多くの人が救えるのなら引き受けない理由はない

だがやっぱり自分でいいのか?とおもってしまう

 

「……君は実際にやり遂げたじゃないか

寄せ集め同然の即席の部隊で大勢の市民を救い、結果として大勢の隊員の命も救った

この異動を受けるにせよ受けないにせよこれだけは君が誇るべきものだ

別に無理強いはしないゆっくり考えて…「受けます」……ほう」

そして辞令(?)にサインを入れる

こうして俺は提督へとなったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

普段の作業着(迷彩服)と全く違う真っ白な制服を身につけ

必要最低限の修復が済んだ鎮守府正門へと立った

 

緊張のあまり大きく深呼吸をする

俺は意を決して鎮守府へと入った

 

中に入ると艦娘らしき少女がいた

向こうもこちらに気付き敬礼をする

 

「初めまして、本日よりこの鎮守府に着任し……た……ってえええ!?」

 

「……?急にどうしたの?提督……ってえええ!?」

 

お互いが口をあんぐりと開けて

 

「「叢雲ちゃん(自衛官さん)!?」」

 

間違いない。あのとき自分が助けた叢雲だ

右手の火傷がそれを証明している

 

呼吸を整え俺は改めて

 

「この鎮守府に着任した提督だ。これからよろしくな」

 

そう言って握手を交わした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………っで終わりだな」

 

「懐かしいわね。あのあと英君が来て、雷ちゃん…隼鷹さんたちが来て……」

 

「最初は大変でしたね。特に資源が……それに口調も変わりましたよね」

 

「……?そうか?」

 

フェーミナを忘れたかのように三人で思い出話をしてしまった

フェーミナに「すまん」と謝れば「大丈夫」ですと今まで見たことがない笑顔で

微笑むもんだから驚いた

 

そして叢雲達と居酒屋鳳翔で飲んだ結果、アルコールが抜ききれず

帰る時間が遅くなってしまって叢雲が喚いてたのはまた別の話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい☆2500文字に渡る駄作執筆本当にありがとうございました☆と
殴りながら自分に言ってやりたいです(実際にやってます)

今回の作品に無理があったのは反省してます
あと終わりかたにしまりがない……トホホ(;´д`)

次回から良くなるよう努力します……

次回、霧島組の再来か……提督IOVEな高速戦艦にするか迷ってます
意見あったら感想欄でいいので書いていただければ……


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第十二話 お父さんです。決してdarlingではありません。

今回は提督loveな高速戦艦のお話です。
明石達のプレゼントが一瞬ですが出てきます


「はぁ………」

 

毎朝の日課である元艦娘寮の清掃をしながら、今日のある予定に頭を抱えている。

そりゃあもう…さっきみたいな溜め息が出るくらいだ。

 

「はぁ………」

 

ああ……頭が痛い………

 

 

 

 

 

 

 

妖精さんの謎の超技術によって資源から生まれる 艦娘 にも感情や性格がある

鳳翔や電のように優しい艦娘もいれば雷や暁のように明るい艦娘等様々だ

 

何百人も艦娘が存在する以上数百通りの性格があるため

癖の強い艦娘も存在する

 

最近家に帰ってきた艦娘で言えば明石だろう

いや……他の鎮守府の明石達を悪く言うつもりはない

家の明石が特殊……いや……異常すぎるんだ……

大体、伸びる包丁やレールガンをプレゼントで造って、笑顔で護身用と言って

国家一つを滅ぼし兼ねない兵器を渡す……しかも終戦後の世の中で……

 

これを異常と言わずして何と言うのだ?

その技術を個人ではなく世界の為に使えばノーベル賞を取れるだろうに……

 

おおっと!話がそれたな……

まぁ今回来る奴は明石と同類格の癖が強い艦娘ということを紹介したかったのだ

俺の鎮守府の明石が凄まじい技術を持つマッドサイエンティストだというのなら

その艦娘は 愛が満ち溢れすぎた艦娘

明るい性格故に回りには人(艦娘)が絶えず鎮守府1~2を争う人気の艦娘だ

……………………愛情表現を除けば………

 

 

 

 

 

清掃を終え執務室へ戻った

フェーミナは近所のスーパーへ買い出しへ

例の艦娘はそろそろこちらへ到着するだろう……

俺は椅子に腰を掛けようとしたその時だった!!

 

バタン!!突如執務室の扉が開いた!!

 

ビュンビュンビュン!!

 

高速で回転する何かは砲弾にも似た速度でこちらへ向かってくる!!

 

だがしかし!!こんなことは予想済みだ!!

 

生存本能と危機回避能力を餌に長年培ってきた勘は俺を明日へと導いてくれる!!

 

被弾の可能性が予測される場所をスーパーコンピューター顔負けの速度で弾き出し

マトリックスの如く華麗に避けることすら朝飯前だ!!

 

俺は素早く回避行動を取る!!

フハハハハ!!!これで俺の勝ちd………

 

 

……ドゴッ という鈍い音と共に俺の意識は闇へと堕ちた

 

 

 

 

 

「…………は!?」

 

知らない天井ではなく見慣れた天井であったことを少し悔やむものの

俺が何者かによってベッドの上に寝かされていることに気が付いた

 

するとひょっこりと視界の端っこから 茶髪の女性が現れる

そしていきなり俺の体にダイブしてきた

 

「お久しぶりネ!darling!!」

 

darling………俺が最もトラウマを抱える言葉……それを平気で使う茶髪の女性

俺の体は瞬時に理解した

 

「ぎゃあああああ!!!金剛だああああ!!」

 

「何を驚くネdarling?」

 

「やめろ!!そのdarlingとその突進は俺の体に悪いんだよ!!」

 

あれから10年……体は衰えた……

臓器も昨日が弱まり初めて骨もそろそろボロボロだ……

 

つまりdarlingという言葉とあの突進は老体に多大な被害をもたらすのだ

 

「釣れないネdarlingは……嬉しくないのデスカ?」

 

「嬉しいっちゃ嬉しいがそのdarlingとダイブ攻撃はやめろ……

あとそろそろ離れろ……冥土さんがこっちを見てる」

 

買い物から帰ってきたメイさんド……いや……冥土さんと化したフェーミナが

レールガンと桃色頭のマッドサイエンティストが作った伸縮自在包丁を片手に

俺と金剛を針のように冷たい目で見ている

 

あ……俺の人生終わったな……

 

 

 

 

 

気をとり直して改めて言おう……

金剛型戦艦一番艦 金剛

艦隊で古参のメンバーの一人でもあり俺の数少ない天敵である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




正解は金剛でした!分かりやすかった?……ごめんなさい

今回遂にメイドさんが冥土さんに変わりました
このネタは感想欄で zero-45さんが上手いことをいっていたので
勝手にですが使わせていただきました。 すいません

それと 全国の明石提督の皆様……申し訳ございません!
決して明石の悪口を書いた訳ではないんです!!



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第十三話 お父さんの昔話☆

更新遅れてすいません。
今回はとてもひどいです。
金剛のトラウマのきっかけを書いたつもりでしたが
どうでもいい世界観を淡々と説明しています。

それでもいいと言う勇者のみが進んでください。


………どうでもいいことだが俺の過去を話そう……

そう……あの事件は……13年前の6月に起きた……気がする……

 

 

~13年前~

佐世保鎮守府は前線の鎮守府であるため毎日のように激しい訓練や演習、出撃を

行っていたがその日は週に2日だけの休日だったのを覚えている。

よほどの事がない限り出撃や遠征はいかせない。(一部を除く)

 

「………はぁ………そろそろ出撃を控えるか……」

 

夏の大規模作戦を前にして大淀が渡した資源の資料を前にしてため息をついていた。

普段の資源は大本営から定期的び支給されるので問題はないのだが

前線かつ大規模であるため他の鎮守府に比べ出撃が多い佐世保鎮守府は

たまに資源不足に悩んでいた。

普段の出撃でも資源に悩む事があるのに、大規模作戦ともなれば資源が枯渇する未来は見えている。

 

「しかしなぁ……ただでさえ物騒なのに出撃を控えるのはなぁ……」

 

「では提督。警備担当海域の一部を他の鎮守府に任せるのはどうでしょう?

これで出撃の回数が減らせますし、資源の消費もへらせます。」

 

今日の秘書艦の加賀が提案してきた。

学校に本校と分校があるように、海に面する各県には大規模な鎮守府と小規模の鎮守府が3~5くらい

鎮守府が配置されている。

そして各鎮守府がそれぞれ警備を行う海域を決め活動をしている

佐世保は大規模であるが故長崎の大部分の警備を担当している。

長崎は佐世保を含め、長崎・対馬・五島 の計四つ

 

つまり、加賀は佐世保が管理する海域の一部を他者に任せることで出撃を減らそうというわけだ。

 

「しかし向こうも向こうで忙しいだろ?そんな簡単に引き受けると思うか?」

 

「佐世保が重要な戦力であることは向こうも承知のはずです。

こちらの資材を無駄に使わせるということは、大規模作戦における戦力の低下を意味します。

そうなれば向こうの損害も大きくなるでしょう。」

 

「そうなるのを防ぐにはどうしてもウチを頼らざるを得ないから資源を提供する……ってわけか

俺の頭じゃそこまで考えられなかったな……」

 

おれは事務作業より肉体労働派である。

 

……おっと無駄話が過ぎたな。本題はここからだ

 

鎮守府全体に正午を告げるサイレンが鳴り響いた

 

「ああ?もうこんな時間か……そろそろ飯にすっかな」

 

「あら?気づかなかったわ」

 

「別れていいぞ。今日の一時にまた頼む。」

 

「ええ。わかったわ」

 

俺が「折角の休みなのに済まないな」と言おうとしたときだった。

 

「「?」」

 

ドドドドと大きな足音が近づいてくる。

そして''それ,,はドアを蹴破って入ってきた。

 

「ヘーイ!!darling!!」

 

金剛である。

金剛は回転しながら弾丸並の速さで俺に突進してきた。

 

「ぐほぁあ!?」

 

当然、人間弾丸なんて受け止めきることはできるはずもなく押し倒された。

 

「ヘーイ!darling! 今日こそランチは私と一緒に食べるデース!!」

 

正直俺にのっかかった状態でいってほしくない。

 

「こ…こ…金剛離れて…くれ。あとdarlingなん…て言葉気安く使わないでください。」

 

「金剛さん。いい加減にしてくれませんか?」

 

俺は息を荒げ、加賀は頭に青筋を額に浮かべている。

 

「私はテートクの将来のwifeなんだから気にすることないデース!

それよりもカガ~羨ましいんですか~?」

 

「……っ!……頭にきました」

 

息の苦しさのあまり金剛達が何を言っているのかわからなかったが

なにやら喧嘩しているらしい……

 

 

 

「テートクー?ドウシタノー?」

 

「!!??」

 

叢雲の声がした

不味い!加賀も金剛も俺の上に乗っかって喧嘩中だ!

こんなのみられたら提督としての立場が……

 

「騒がしいわね……ってかドア開けっぱなしじゃない!!ちゃんと閉めなさいy……」

 

「darlingは私のものd……あ…」←金剛:提督を押し倒す

 

「勝手に決めないでくd……あ」←加賀:提督を奪い返そうとしているように見える

 

「あ…オワタ」←提督:被害者

 

「……………」

 

叢雲は屑をみるような冷たい目でこちらを睨み付ける

執務室をしばらく静寂が支配したあと

 

「もしもし?錬次さん?緊急事態だからすぐこっちに来て」

 

叢雲が電話で最悪の悪魔を降臨させた。

 

ただでさえ屑提督のやるような現場を目撃された上に叢雲の耳には

金剛の「darling!」が頭から離れておらず、誤解を解くのに二日を要したのだ。

 

どうでもいい話だったがこれが俺が金剛の「darling」とダイブを恐れる理由である。

しかしこれはあくまで過去のお話。

 

じゃあ今はどうか……

 

 

 

 

「ご主人様………言い遺すことはございませんか?」

 

「………せめて残すに変えてほしいです」

 

再び同じ経験(状況は違えど)を味わっています。金剛と一緒に。

 

説得に丸1日を要し、金剛の折角の休みが説教へと変わった。

 

この時のフェーミナの怖さのあまり一週間執務室へ籠らせたのはまた別の話

 

 

 

 

--おまけ--

【おとうさんのにっき】

ふぇーみな をおこらせてはいけない

と こころにちかいました。

 

 

 

 

 




本当にごめんなさい
このようなストーリーは書いたことがなかったんです。

あとストーリーがこのように中途半端な形で終わってしまったこと
本当にごめんなさい。

因みに本編にはまだ未登場の加賀さんは近いうちに出します。


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第一四話 お父さんと憩いの居酒屋

投稿遅れてすいません。
駄作作ってました

今回はある艦娘の口調があってるかわからないです。


今日は久しぶりに一人で酒を飲みに 居酒屋『鳳翔』へ足を運んだ。

板張りの廊下に、天井に至るまで木材をふんだんに使用した屋内に

決して席の数は多くないが、美しい畳の上に設置されたテーブル席

至るところに吊り下げられた白熱灯には提灯のカバーがしてあり、優しい光が

回りをボヤァと照らす。

bgmは敢えて流しておらず、落ち着いた雰囲気のこの居酒屋は疲れやすい老体の心身共に

癒してくれるのでとても気に入っている。

 

時刻はまだ夜の8時

しかし店内に客はほとんどいない

まぁあの大規模進行以降もそんなに復興が進んでいない佐世保には

少数の住人しかおらず、その大半はこの地に愛着を持つ齢六十を越える老人達

若いものは都会へ出ていく。要するに過疎化だよ。過疎化。

各々、仕事を終えた夕方に飲んで帰るのが主流なのでこの時間はほとんど客がいない。

長崎第二位の都市がこの様か……ふっ……時代も変わったな(泣)

 

「いらっしゃ…あら!お父さん!お久しぶりです」

 

「お義父さん!お久しぶりです!元気そうで何より」

 

そして迎えてくれるのは諫早夫妻こと鳳翔と旦那の雄二君

 

「あ~!!お爺ちゃんだ~!!」

 

…………そして孫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「翔華ちゃん相変わらず元気だな。もういくつだ?」

 

諫早翔華 諫早夫妻の長女にして俺の孫………メッチャ可愛い(´∇`)

(ちなみに翔華ちゃんは寝かしつけました)

 

「もう八歳です。小学二年生ですよ。」

 

「最近は友達を連れて来るようになって、そりゃあもう楽しそうな毎日を送ってますよ。」

 

どうしよう……そのなかに男がいたら俺はどんな行動を取るのかわからない……ワナワナ

 

「おっと……注文忘れてた……生ビールとゲソの唐揚げ貰えるか?」

 

そういうと鳳翔は「少々お待ちください」と言い奥へと消えていった。

 

そして始まる野郎同士のトーク……

 

「そういえばフェーミナさんはどうされました?普段は一緒にいるのに……」

 

「ああ……フェーミナか……いや……な?一緒に行こうって誘ったんだけどよ……

例の奴の掃除が終わらなかったからな……続きをやると言って聞かねえんだ……」

 

「例の奴……ああ……あれですね……」

 

例の奴とは鎮守府の港に異常な存在感を放ちながら陣取る 大和型戦艦(のレプリカ)である

ただのレプリカではなく一分の一……つまり実物大のサイズなので清掃は困難を極め

半年に一度約半月かけて行う。

チクショウ……内部(機関室までも)もしっかり再現されているからこれがまた困難を極める

一番まともなプレゼントだと思ったのになぁあ~~

 

「はい、ビールお持ちしましたよ」

 

タイミング良く鳳翔がビールジョッキを片手に戻ってきた

 

 

 

 

それから10分……

唐揚げと追加のビールを持ってきたビールを持ってきたところで

三人での会話に入る。

 

「そういえば他の皆さんは何をしているんでしょう?」

 

「ああ確かにな……皆意外性あったしな……」

 

元豪華客船なのでそういうのに関係ある仕事に就くと思いきや建築業を夫婦で行う隼鷹。

整備の仕事に就いたのはいいが、もっと別の仕事が適任では?と言いたくなる

マッドサイエンティストの明石と心も体もかなり成長した妖精達。

いくら武闘派とはいえ自分を慕う艦娘達と共にまさかのヤクザ居酒屋を運営した霧島。

 

自分の予想を簡単に破壊したこの艦娘達が印象深い。特に後者……

 

「那珂はマジでアイドルになったりして……」

 

「あり得そうですね」

 

これは本当にあり得そうな話である

いや……だって現役時代のあいつのライブ、俺の鎮守府の大半がファンだったもん

 

「那珂さんってあの那珂さんですか?」

 

「?……雄二君那珂を知ってんのか?」

 

「はい。知ってますよ。って結構有名なんですけどね。」

 

那珂……アイドル……人気……!!……まさか!!??

 

雄二君は古いブラウン管テレビのリモコンを手に電源をつけた。

え?2011年地デジ化?深海棲艦のおかげでそれどころじゃなかったよ馬鹿野郎

 

ツッコミと同時進行で進んでいくテレビ

するととんでもないことを耳にする。

 

『はい!それではそろそろお開きの時間ですね。那珂チャンからの宣伝を最後にお別れです。

それでは那珂チャンどうぞ!!』

 

『は~い☆ えっと~9月○日正午から佐世保市の佐世保駅前にて頑張れ佐世保復興ライブを

行いま~す!こちらの場所で復興のための募金活動を行っているのでご協力お願いしま~す!』

 

有名になったな……那珂……父さん嬉しいよ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!次回から那珂チャンライブ編です。

いきなり鳳翔さんの娘が出ましたがもう少ししたら
詳しく紹介します。

関係ないですけど 艦娘型録弐 を買いました。
お財布の中が壊滅しました。


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第一五話 お父さんと那珂と丸メガネ

最近ネタがなくなってきてメッチャこまってます(泣


時刻は太陽が見下すように真上に陣取る正午

いくら9月に入ったとはいえ正午は外に出たくない時間帯である。

 

昼食を済ませ、腹を膨らませた俺達はとある場所へ向かうべく

室内着から外出着へせっせと着替える。

目的?後々わかると思うが感覚としては娘のピアノ発表会にいく感じだな。

 

普段は基本鎮守府に引きこもっているので半パンにタンクトップといった

動きやすい服装なのだが、今日は外出着である紺色のジーンズに

袖をまくりあげた真っ白なシャツである。

普段はメイド服のフェーミナも真っ白なワンピースといった可愛らしい服装だ。

 

「準備できたか?行くぞ~」

 

「了解いたしました」

 

財布にチケット、携帯、カメラのみを入れた小さいショルダーバッグを背負い

俺達は鎮守府を出た。

 

 

 

 

話は変わるが、俺の鎮守府がある佐世保市はかつて長崎県第二位の都市であった。

自然豊かな観光資源に恵まれた佐世保市は深海棲艦の大規模進行により大打撃を受け

人口を大きく減らした佐世保市は他の市にその地位を譲らざるを得なくなった。

10年以上経ったとはいえ、復興は未だに進んでおらず所々に建っている住居を

除けば、焼け野原と化している。

人口は襲撃前の十分の一になり、市から町へと逆戻りしても可笑しくない状況だ。

 

「なんだこりゃ……」

 

それがどういうことか人で溢れている。

図体がデカイ俺にとっては動きづらい。

おまけに野外ライブときた。

正午の太陽+人混み+熱気=地獄である。

 

「お父さんこっち!こっち!!」

 

合流予定の鳳翔一家と合流

この人混みの中見つけられたのは常人離れした体格のおかげだろう。

動きづらさにイライラしていたがこれには感謝せざるを得ない……

 

こうして苦労しながらも会場に着いた俺達はようやく腰をおろすことができた。

やっぱ年取るとキツイっすわ……

 

 

 

 

 

 

 

話は数日前に遡るがあの日居酒屋のテレビで観た那珂はやっぱり元俺の鎮守府の

那珂だった。

あの翌日自宅に那珂からチケットが届きいくことになったのだ。

それは鳳翔一家にも届いたらしく一緒に観に行くことになったのだ。

 

 

「絶対これ万単位の人数いるよな。この会場……」

 

「分析の結果2万1698人の人が集まっています。」

 

2万……か……こんな田舎に人が集まるとは思わなかったよ……

てかフェーミナ分析とか止めなさい。

その神業とも言えるくらいすごい観察眼はもっと別のことに使いなさい……

商店街の値引きの駆け引きとか………

 

ライブが始まるとbgmが流れ出す。

テレテレテレテレテレテレ……

 

『那っ珂☆ちゃぁああああん!!!!』

 

急に周りの野郎共が騒ぎだした。

おとなしい鳳翔一家は心の中が軽いパニック状態である。

 

図ったかのようにパァァァンと

ステージ横に設置されたキャノン砲が紙吹雪を散らす。

雪のような紙吹雪に紛れ特設ステージの奥から

見覚えのある人物が出てくる。

勿論那珂……いや皆のアイドル那珂☆ちゃんである。

 

「みんな~!!元気~!?」

 

『元っ気だよぉおおおお!!!』

 

うわ☆きんも~

あまりに慣れないオタク文化を目の前に思わず心のなかでそう思ってしまう。

まるで鈴谷になった気分です。はい……

 

 

ライブは順調に進んでいく。

9月とはいえまだ暑いこの時期にノンストップで歌い続ける那珂を応援しながら曲を聴く

全然知らない曲ばかりです……

 

オタク達の声が聞こえ続けるが決して曲を邪魔するような声じゃなく

むしろ場を盛り上げるムードメーカーと言った方がいいだろう。

でも翔華ちゃんは涙目になってる……確かにこわいわな……

 

そんな中俺は一瞬違和感を覚えた。

聞き覚えのある声を聞いたからだ。

野郎共の声に混じっているのは明らかに女性の声

隣を見ると男性のひとつ奥に女性が見えた。

その女性は驚くほど白い肌で桃色の学ランのような服

 

「おい……おい……!」

 

隣の女性に話かける。すると……

 

「ふぇ!?ち…ちちち父上殿!?」

 

丸メガネをしたあきつ丸がいた。

どうしてこうなった……

 

 

 

 

 

 

 




最近、艦これとTHE COCKPITのクロスを執筆し始めました。
是非見てみてください。


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第十六話 お父さんは少し怒る

長らくお待たせしてしまい申し訳ありません
色々文句を言いたいでしょうが言い訳を活動報告の方にのせておきますので
文句はそこで…


「……で…なんでお前がここにいるんだ?あきつ丸?」

 

「そ…それは…」

 

あのライブでの衝撃の再開の後、しばらくあきつ丸と話をして楽しんだ後、鳳翔一家と別れ

自宅へ帰宅したらあきつ丸がいたのだ

 

「鳳翔から大抵の奴らの退役後を聞いているがお前…確か北海道在住のデザイナーだったはずだ」

 

「せ…せっかく佐世保まで来たので父上にご挨拶しようかと…」

 

「心拍数の乱れを確認…ダウトです」

 

こ…こら…フェーミナ…そうやって勝手に謎の分析するの止めなさい…

そ…それはともかくだ…

 

「お前…まさかだとは思うがなんも計画たてずに佐世保まで来やがったな!?」

 

「うう…ホテルの予約くらいとれると思いまして…」

 

「お前なあ…だいたいまだまだ焼け野原だらけの場所にホテルなんてあるわけねぇだろ!

 いちばん近くても佐賀とかだぞ!佐・賀!

 それになぁ…二万の客が直で帰る訳じゃないんだぞ!?そんな簡単にホテルなんて

 予約出来るわきゃないだろうが!!」

 

「うう…面目ない…」

 

こうなったのなら仕方ない…

今晩は家で泊めることにする

 

「すまんフェーミナ…客間として使ってた部屋あっただろ?そこ掃除しといてくれないか?

あと来客用の布団の準備も…」

 

「承知いたしました」

 

俺達のやり取りが面白かったのだろうか…フェーミナはクスッと微笑むと薄暗い鎮守府

の奥へと消えてった

……あいつ…珍しく笑ってたな…

 

「だいたい何故連絡を寄越さなかった?連絡さえ寄越せば迎えにも飯の準備だってしたんだぞ?」

 

「急な連絡は迷惑かと…思ったのであります」

 

ああ…こいつ…変わってない

こいつは真面目で他のあきつ丸とは違って自分を表に出せない性格だった

特に陸軍艦艇の艦娘ということで海軍迷惑をかけまいと自分より他人を心配するような奴だ

そう思うとあきつ丸らしいと笑みさえ出てくる

 

「迷惑なわけあるか

 流石に今日みたいにあまりに突然すぎるのは困るが

 ちゃんと連絡さえ寄越せばいつでもこっちに来てもいいんだぞ?」

 

「了解であります…」

 

「…口調ぐらい普段通りにしてもいんだぞ?」

 

「こちらの方がいいなれておりますので…」

 

「……そうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

毎度恒例となった帰省した艦娘と居酒屋鳳翔で飲むという儀式を終え

翌日あきつ丸を長崎空港まで送った

 

「次来る時は連絡くらい寄越せよ」

 

「うう…申し訳ないであります…」

 

「別に謝らんでもいいさ…次に気を付けりゃいいだけだ」

 

「ご主人様…あきつ丸様」

 

「おお…そろそろ時間か…ありがとうフェーミナ

 いつでも帰って来るといい…ちゃんと計画をたててからな」

 

「うう…傷口に塩を塗るのは止めてほしいのであります…

 ではまた帰ってくるのであります。お世話になったのであります」

 

 

 

 

 

 

秋津丸を見送った後軽トラに戻ると助手席に大きな袋と提督殿、フェーミナ殿へ

と書かれた置き手紙が置いてあった

 

「俺達のぬいぐるみか…こりゃびっくりするほどそっくりだな

 あいつ夜中までこれ作ってたのか」

 

袋の中身は俺とフェーミナのぬいぐるみだった

可愛いくつくられているので怖い見た目で評判なことを知っているしている俺やフェーミナは

そのぬいぐるみと俺の顔を比べながら笑いあった

 

今でもぬいぐるみは執務室に大切に飾っている

 




もと佐世保の住人だった私ですが佐賀県はマジで近いです
自分の住んでた場所だと車で40分ほど走れば着きます
伊万里の温泉とかめっちゃ行ってました

そんなことより本編を書くのは久々過ぎて色々心配
特に秋津丸はまだあまり性格や口調を理解してないのでキャラ崩壊起こしてそう
後ほど言い訳を活動報告で発表しますので是非…


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第十七話 お父さんと構ってちゃん

ええ……気が付いたら一ヶ月過ぎてました……すいません

リクエストで指定された艦娘の話を書きたかったのですが
ふとしたことで別のストーリーがまとまってしまったので
忘れないうちに投稿しようとしてこうなりました

次回からリクエストの艦娘を出すことにします

構ってって漢字合ってるかなぁ…


「……ゲーム?」

 

俺の目の前にいるのは夕張と初雪、望月の三人

かつて鎮守府一のオタクとサボり魔二人組だ

朝から家のインターホンを鳴らし、一緒にゲームをしないかと押し掛けてきたのだ

 

「別にやるのは構わんがそれより望月、お前霧島組どうした」

 

「今日は休み」

 

即答

 

「初雪、お前は…」

 

「休み」

 

「夕張…お前は…」

 

「店閉めてきました」

 

……なんなんだお前ら予定合いすぎだろ……

昨日、ここに夕張が遊びに来るという連絡があったので準備はしていたのだが

まさかサボり魔二人組を連れてくるとは想定外だった

………来客用の布団…追加で出さねぇとな……

 

「まあ入れや……茶ぐらい出すから少しは休憩しておけ……」

 

 

 

 

 

 

「ゲームを持ってくるのはいいがこんなおっさんとゲームしたいってどうしたんだいきなり…」

 

「だってお父さんとゲームやってみたかたんですよ?」

 

夕張が頬を膨らませながら言ってきた

 

「……俺とか?」

 

「だって昔から誘ってるのに一度もやってくれなかったんですよ!だから今日こそは…!と!」

 

「そーそー昔から遊びに行っても構ってくれなかったし」

 

「い…いや……お前は業務中に来てただろ……流石に構えねぇよ……」

 

「でも残業ばっかで構ってくれなかった……」

 

「……っう!!」

 

ここまで言われるとちょっと申し訳ない気持ちになってきた

昔から皆の負担を減らそうと事務系など自分でもできる業務を必死こいてやって来たのが裏目に出たか…

まさかここまで思い詰めていたとは…

 

「す…すまねぇ…」

 

「「「謝罪は不要!謝るくらいならゲームして(ください)!!」」」

 

「は…はい…」

 

ここまで言われたら流石に断ることなんてできねぇわ…

 

 

 

 

「でもよ…フェーミナはともかく俺はゲームをあまりやったことがねぇ…上手いとは言えないぞ…」

 

俺が最後に手にしたゲーム機はDSとWiiだ

戦争が終結し、ゲーム開発が再開されて以来様々なゲームのCMを観てきたが

俺には何のことだかさっぱりだ

 

「大丈夫ですよ。そこんところは考えて初心者でも遊びやすいゲームにしておきましたから!」

 

「そうか…なら大丈夫だ…ってうわ!なんだこれ!?」

 

「?…知らないの?WiiUだよWiiU」

 

「望月…これは俺の知ってるWiiとはかなり違うんだが…」

 

WiiUということはWiiの親戚みたいなものだろう…

だがコントローラーに画面がついている時点で俺の知っているWiiではない

……うわ!?なんだこの突起物!?ぐるぐるまわるぞ!?気持ち悪…

 

そんなこともありシューティングゲームを始めたのだが

 

「うお!?なんだこれ!?画面が勝手に動いて全然ねらえねぇんだけど!?」

 

「お父さんジャイロも知らないの?」

 

「うっせえ!初雪!俺がこんなもん知るかよ!お前上手すぎだろ!?」

 

「別に…お父さんが下手なだけ」

 

ああもうムカつく!頭の硬いおじさんには無理です!

 

「って…おい望月、フェーミナ!なに撮ってんだよ!?」

 

「いやぁ…焦ってるお父さん面白い過ぎるし…組長に見せてやろっと」

 

「なかなか焦ってる姿を目にすることがないので…つい…」

 

ああもう!撮んなよ!黒歴史になるから!もうヤメテェ!

 

 

その後パーティーゲームに切り替えてからどうにかついていけるようになった

まるで子供の頃に戻ったかのようにゲームに熱中してしまった

気が付いたら真夜中、飯も食わずにゲームに入り浸っていたようだった

 

 

 

翌日

「いやぁ…久々にやると楽しいものだな…ゲーム、あん時やっとけばよかったと後悔しちまったわ」

 

「うう…あの時やりたかったぁ…」

 

う…思い出せてしまった

 

「いやいや…すまん…いつでもゲームやりにきてもいいから…泣き止めよ…」

 

「ああ~夕張さん泣かせた~」

 

「お父さん…ひどい」

 

「いくらご主人様でも女性を泣かせるのはちょっと…」

 

ああもう…なんか俺が悪役みてぇじゃねぇか…

 

「ほら帰った帰った!明日は仕事だろうが!」

 

その場の空気に耐えきれなかったので

ついつい強引に夕張達を車に詰め込んでしまった

申し訳ない気持ちになったから財布を取り出して三人に一万円ずつ強引に渡す

 

「今のゲームがいくらするかは知らんが、これで新しいゲームでも買って遊びなさい

 ……また遊びにこい……体調悪いから先に戻っとく」

 

ついつい恥ずかしくなって先に帰ってしまった

 

「ご主人様なりの感謝と謝罪、照れ隠しのつもりですよ」

 

こらフェーミナ、そういうのは言わなくてもいいんだよ

 

 

 

 

 

 

「まさか50を過ぎてゲームに熱中するとは夢にも思わなかったなぁ」

 

「あんなに何かに熱中するご主人様を見るのは初めてです」

 

「そんなにか?」

 

「はい。楽しそうでしたよ」

 

「そうかい……お前はどうだった?楽しかったか?」

 

「ええ……とても」

 

「……なあフェーミナ……」

 

「……どうかしましたか?」

 

「ゲーム……買ってきていいか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「駄目です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
お父さんの趣味にゲームが追加されました…w
最後の会話は意味がわからなかったと思いますが
一応勝手にお父さんのお小遣いはフェーミナが管理しているという設定で
お小遣いのうち三万あげちゃった☆でもゲーム欲しいからお小遣いちょーだい?
的な意味を込めてます。…こんなんじゃわかりませんよね…すいません…

そしてあの長い会話に込められたお父さんの本音は
ゲーム楽しかったでしょ?フェーミナも楽しかったよね?
もっと一緒にゲームしたくない?だからさ…お・願・い
というフェーミナへの誘惑的な意味を込めたつもりです
……こんなんでわかるわけないよね!


最近のお父さんのキャラが崩れたり、フェーミナをあまり登場させてない気がする



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第十八話 お父さんhappybirthday前編

お父さんの誕生日をテーマにした特別編(?)を投稿します

相変わらずの駄文と安定の短さですがよろしくお願いいたします

なぜ前編後編に分けるのかだって?書く気力と文章が思い付かなかったからだよ


「ん…?こりゃ旨いな。フェーミナまた料理の腕あげたんじゃないか?」

 

「そう言っていただけて光栄でございます。ご主人様」

 

最近はフェーミナが朝食を作るようになった。フェーミナ曰く

「ご主人様に頼りきりでは私が来た意味がない」…とのこと

いくら食材に触れたことがない初心者とはいえあの明石印のアンドロイド

俺が教えたことを暗記し、実践し、あっという間に上達していく

 

…とまぁこれが普段の我が家の朝食の風景だ

ただ最近ちょっとした異変が起こっている

 

「ご主人様。今日のご予定は?」

 

「ん…?ああ…久々に大和の清掃でもしようと思っt…」

 

「外出されてはいかがでしょうか

 大和の清掃は私がやっておきますので」

 

フェーミナが俺の言葉を遮るように外出の提案をする

 

「…でもなぁフェーミナよ…お前、最近家から一歩も外に出てねぇだろ…

 俺は昨日外出したばかりだしよ…たまにはフェーミナも外しゅ…」

 

「外 出 し て み て は い か が で し ょ う か」

 

「お…おう…」

 

最近の我が家に起こった異変…それは

 

フ ェ ー ミ ナ が と て も 冷 た い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ってことがあってな…俺ってまさかフェーミナに嫌われてる?」

 

「呑みたい気持ちはわかりますがまだお昼ですよお父さん…お酒は少し抑えて…」

 

昼食に最近ランチを始めたという鳳翔の居酒屋に立ち寄り

昼食をとるついでに最近のフェーミナのことを話してもらっていた

 

「へぇ…お義父さんも大変ですね…フェーミナさんになにかしたのですか?」

 

「流石になにもしてねぇよ…普段通りに過ごしていたんだがなぁ…」

 

「お父さんはなにか心当たりは?」

 

「いや…特にねぇな…」

 

「普段はフェーミナさんはどんな感じなんです?」

 

「普段…ねぇ…普段はいつもとかわらんよ……ただ変わったことと言えば

 最近やけに長時間の外出を勧めるんだよなぁ…

 なんだかフェーミナから追い出されている感じがしてなぁ……」

 

「一体どうしたのでしょうか…」

 

「俺にはわからん…あ…昼飯ごちそうさま。旨かったよ。」

 

そうして会計を済ませ店を出る

 

「「ご来店ありがとうございましたー!」」

 

真っ昼間から居酒屋で飯を食うの悪くないな……また今度行ってみるか

 

 

 

 

 

 

「お父さん気づいてなかったですね」

 

「なんというか…フェーミナさんらしい……不器用というかなんというか…」

 

「うふふ…確かに…翔華が帰ってきたら私たちも行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

海沿いのベンチで立ち寄った本屋で買った本を読んでいたら辺りは暗くなっていた

 

「まずい…もう七時か……流石に長居しすぎたな…早く戻らねぇと」

 

普段は6時頃には帰宅しているのだが読書に熱中しすぎたようだ

急いで鎮守府(自宅)への帰路につく

 

「…ん?」

 

おかしい…普段は必要最低限しかつけていない鎮守府の電灯

そのため基本鎮守府は暗いのだが今回は普段に比べなぜだか明るい。

まるでお祭り会場のように明るかったのだ

違和感を感じた俺が鎮守府に駆け寄ると

 

パァン!!パンパンパン!!

 

クラッカーを鳴らされ、

 

ドーン!と明らかに大和型の主砲から放たれる打ち上げ花火

 

そして

 

「「「お誕生日おめでとうございます!!!」」」

 

鎮守府で待ち構えていた大勢の人々から祝われる俺

 

 

 

 

 

 

……………………俺がいない間に我が家に一体なにが起こったし

 

 

 

 




現在e-5で沼ってる自分
ストレスたまって気分転換で突然書き始めたのでグダグダでしたがいかがでしたでしょうか
自分で見直してみるとあれだけど「あれ?今回は艦娘出してなかったっけ?」
と戸惑ってしまう
雄二君の口調変えないと鳳翔さんとの区別がつきにくいな…おい…

ではまた次回


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第十九話 お父さんhappybirthday後編

最後の投稿から2ヶ月以上投稿もせずだらだらしておりました申し訳ございません

前回の続きです深夜テンションで書いていたためいろいろ変なところが
多々ありますがよろしくお願いいたします



「おいフェーミナ!これは一体どういうことだ!?俺の留守中に何が起きた!?」

 

集まっている周りのご近所さんの視線など気にもせずにフェーミナに駆け寄る

どれだけの人混みに紛れようともメイド服という目立ちすぎる格好をしているため

フェーミナを発見するのは難しくなかった

 

「サプライズパーティーですよご主人様、私が計画し、皆様に協力を呼び掛け、

 一ヶ月前から準備を進めて参りました」

 

「さ…サプライズパーティーだと?」

 

サプライズパーティー

そう言われてもピンとこなかった。誰が?誰のために?

まあ混乱していたのであまり複雑な思考はできなかったのだが

 

「????」

 

状況を理解していない俺にをフェーミナが呆れた顔で告げた

 

「ご主人様、貴方様が今回の主役のパーティーでございます」

 

「俺が主役?」

 

「本日はご主人様のお誕生日でございます」

 

「誕生……日」

 

誕生日……そうか今日は俺の誕生日か……すっかり忘れていた

終戦から10年間、フェーミナが来るまで元部下だった艦娘達からはなにも言われないし

そもそもずっと一人暮らし(ボッチ)だったため誰からも祝われることもなかった

現役時代、自分の誕生日の日は必ずと言ってもいいほど大規模作戦が展開され誕生日どころではなく

最後に誕生日を誰かに祝ってもらったのはもう二十年以上も昔の話だ

その為誕生日というものを忘れていた

 

「じゃ…じゃあ…最近やけに外出を進めるのは……」

 

「サプライズパーティーのことをご主人様に知られるわけにはいかなかった為です

 諫早夫妻からお聞きしました。知られるわけにはいかないとはいえご主人様をひどく悲しませたと

 本当に申し訳ありませんでした」

 

「い…いや大丈夫だ。気にすることはない」

 

頭を下げるフェーミナに顔を上げるようにと言う

むしろ俺なんかのためにこのようなパーティーを計画してくれたのだ

むしろ自分は感謝するべき立場だ

それにせっかく集まってくださった皆様を待たせるのも悪い

さっさと身なりを整えてパーティーを始めるとしよう

 

 

パーティー会場には鳳翔や地元の方々が作った料理がずらりと並ぶ

中には見慣れた艦娘達の姿がちらほら見えた

どうやら予定の空いてる者がこちらに来ていたらしい

 

「おい明石、なんで模型の主砲が火を吹いて花火飛ばしてんだ おぉん?」

 

この誕生日パーティー最大の謎「花火を打ち出す大和形模型」を作った張本人

マッドサイエンティスト明石が居たので睨み付けてみる。

大和型の模型というだけならまだいい……だが流石に花火を夜空高くまで打ち出せるなら話は別

マジで銃刀違反か何かの法で捕まりそうだ

 

「今回だけ特別に改装したんですよ!戦艦の砲撃なんて男のロマンですよね?」

 

「いやロマンだけどさ……叶えちゃダメだろ……警察のお世話になんかなりたくねぇよ!」

 

「大丈夫です!あとで元に戻しときますから!」

 

「そういう問題じゃねぇんだよ!」

 

明石がこっちへ戻って来る度にハラハラさせられる

現役時代はまだ可愛かったんだよ?純粋に機械が好きな女の子で

今じゃもはやマッドサイエンティスト、模型とはいえ46cmという巨大な主砲を

花火の打ち上げに使うためだけに改造する者など世界中を探しても彼女以外見つからないだろう

まあその発想力が明石の魅力だろう。加減することさえできればなぁ……

あとで明石印のプレゼントを貰ったのだが結局怖くて今日は開けられなかった

 

 

 

「はい、お父さんが欲しがってたFPSゲーム」

 

夕張からのプレゼントで俺の好きなFPSゲームの最新作を貰った

明石のプレゼントの後で普通のプレゼントを貰うとなんかまぁ……安心する

 

「初雪と望月どうした?」

 

「「人が多いところには行きたくない。家でゲームする」ですって」

 

なんともまぁあいつららしい理由だなぁ

 

「プレゼントありがとよ。フェーミナが許可をくれなくてなかなか買えなくてなぁ

 大事にするよ。また今度遊びに来るといい」

 

もう少し話していたかったがまだまだ挨拶を済ませていない人がいるので

早めに去ることにする

まぁ最近はゲームのチャットでいろいろやりとりしてるので今度そこで話すことにしよう

 

 

 

今度は鳳翔一家こと諫早一家の元へ

 

「騙しいていてすいません……お父さん……」

 

「気にするな。鳳翔達が我慢したお陰で俺はパーティーを楽しめてるんだ

 そこまで深く考えなくていい」

 

どうやら鳳翔はフェーミナの態度の理由を教えられず落ち込む俺を見て

辛い思いをさせたのではないかと心配していたとのこと

大丈夫大丈夫!のーぷろぶれむ

 

「はいお義父さん。僕と翔子からのプレゼントです」

 

雄二君からは圧力鍋鳳翔からは手編みのエプロン

どちらも料理をする俺には嬉しい品だ

特に手編みのエプロンという辺りお艦はまだ健在なんだなと実感する

また明日も散歩がてら居酒屋に寄ろう

 

 

 

 

艦娘はこの三人だけだったようだ

地元の方々との挨拶も終え気が付くと深夜

集まってた方々も解散しあれだけ騒がしかった会場も今ではすっかり静かだ

それにとても騒がしかったぶん随分寂しく感じる

 

あまり騒がしいところは得意ではないがたまにはこういう

時間を過ごすというのも良い……

 

「フェーミナ」

 

「なんでしょうか、ご主人様」

 

「ありがとう」

 




ちなみに大和の主砲から放たれる花火は主砲の口径に合わせた特注の専用玉です
とにかくデカイです

というわけで誕生日編終了でございます
後半から気力が無くなり最後は自分でも何書いているかすらわかりません(笑)
(だいたい夕張のところから)

今日か明日にはハロウィンネタで放置状態だったリクエストの艦娘を登場させようと
思っておりますのでもしよろしければ……

下らない作品ではありますが今後もよろしくお願いいたします



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コラボ枠
番外編第一話 26年前


ごません様の提督はBarにいるとのコラボを記念して
ごません様に許可をいただいたうえでお父さん視点の話を書きました
自分の技量じゃ読みにくくてワケわからん!!となるかもしれませんが
よろしくお願いいたします。


「あれから26年……か……」

 

今日も居酒屋鳳翔で一人で酒を飲んでいた俺はふとそんなことを呟いた。

ちょっとボケーっとしてきた。飲み過ぎたか?

 

「お義父さんどうしたんですか?」

 

「いやな?ち~っと昔のことを思い出したんだ。」

 

「26年前ってちょっとのレベルじゃないと思うんですけど……」

 

「うるせえ!ともかく26年前の今頃にな、え~っとなんだったけ

鎮守府き…きょう……」

 

「鎮守府の繋がり強化月間ですよ。お父さん。」

 

「ああそうだそれだよそれ。」

 

やっぱり歳はとりたくねえなぁ……最近物覚えが悪い……

 

「鎮守府の繋がり強化月間ってなんです?」

 

「大本営の元帥殿が提案したらしくてな?よく覚えてはいないんだが

他所の鎮守府に行くわけよ。」

 

「あの日からお父さんも変わりましたよね。」

 

「変わった?」

 

「……恩人に出会ったのさ。右も左もわかんねえクソ生意気な新入りの俺に

戦術だの装備だの地位がどうとか言う先輩共とは違って、人として大切な物を

教えてくれたのさ。名は確か……金城……そう……金城提督だ……」

 

…………………………………

…………………………

…………………

……………

………

……

 

『提督として着任してから既に2年が経過していた。

ここ2年間は提督としての基礎をひたすら叩き込み続けた。』

 

「鎮守府の繋がり強化月間?なんだそれ?」

 

7月のある日秘書艦の叢雲がいきなりそんなことを言った。

 

「大本営の元帥が提案したそうよ。」

 

「そりゃ視察みたいなもんか?それなら嫌になるほど行ったが…」

 

「違うわ。視察というよりは他所と親交を深めようみたいな感じね。」

 

イライラする。

今まで視察に行って出会った先輩共は俺の中では屑同然だ。

ある提督はこう言った。

 

「この職はな…夢のような職業だぜ?新入り。

自衛隊すら手を出せない深海棲艦に唯一対抗できる職業だ。

周りからはちやほやされるし、金もたんまり手にはいる。

ちょっと戦果を挙げれば簡単に昇級できていいことだらけだ!ガハハハ!!」

 

自分のことしか考えられない正真正銘の屑だよ先輩。

対抗できるつったてお前が殺ってる訳じゃないだろうに。

 

またある提督はこう言った。

 

「あいつらは武器と飯さえ与えりゃなんだってやってくれるのさ。

仮に沈んだとしても何人も建造できる。全く最高だよ。」

 

なんであんたは艦娘を道具にしか見れないんですかね?先輩?

おまけに轟沈を物を失うこととしかとらえてない。

 

こんな屑だらけだった。

正直こんな奴らと仲良くなれって言われてもしたくないのが本音だ。

 

「相手の情報とかあるのか?出来れば教えて欲しい。」

 

「え~っと待ってね……金城提督……へぇ変わってるわね。」

 

「変わってる?なにがだ?」

 

「自分の料理の腕を生かして執務室でバーを経営してるらしいわ。

なんでも艦娘を相手に接客してるらしいわ。

元帥も美味しい美味しいってすすめているのよ。

おまけにたくさんの戦果を挙げてるわ。」

 

「へぇ……」

 

そりゃ確かに変わり者だな。

仮に趣味だとしてもわざわざ艦娘のためにバーを開く提督なんて

聞いたことがない。そもそも艦娘の為に何かをする提督なんてはじめて聞いた。

 

「この人からなら何かを得られそうだ。」

 

おれは、迷っている。

今まで人のことを散々屑って言ってきたが

俺はまだ自分の考えを持っていない。

マニュアル通りに指示をだすだけの人間だ。

俺は艦娘達にどう接すればいいのかわからない。

だがこの金城提督からは何かヒントを得られそうな気がした。

 

「実は内心びくびくしてるんでしょ?」

 

「……!!し…してねえよ……」

 

余談だがこの口調で話せるのは鎮守府内で叢雲と英だけだったりする。

 

 

 

 

「よお柏野。元気にしてたか?」

 

その日の夕方

業務終了を知らせるラッパが鳴ったあとかつての部下に電話した。

 

「二曹じゃないですか?どうしたんですか?」

 

「いまじゃにーと提督だよ。それよりあきつ姉を呼んでくれ

これは飯に関する大切なお話だ。」

 

「わかりました。……ゴト…アキツマルウァァアアアア!!!」

 

電話を置いた音がした瞬間柏野が大声で叫んでいった。

恐らく飯に関する話に反応したのだろう。

 

「はいただいま代わりました。それで二曹殿。このあきつ丸にいかなる用で?」

 

「やだなぁあきつ姉。前みたいにしてくれよ。堅苦しいのは苦手ってしってるだろ?」

 

あきつ姉は元々所属してた相浦駐屯地にいる現役のあきつ丸だ。

面倒見がいいから隊員たちの間であきつ姉と愛称がつけられた。

 

「飯に関する話だ。よく聞いてくれ。」

 

俺は鎮守府の繋がり強化月間について話した。

部外秘ではなかったしどうせ随伴艦もいるんだ。

ここは陸自の可愛い部下の為にあきつ姉を誘った。

 

装甲車を何時間も走らせようやく金城提督がいる鎮守府に着いた。

 

「後は頼みます二曹いえにーと提督。主に我々の未来の為に……」

 

「わかってるさ。」

 

ご苦労様と言って装甲車から降りる。

 

出迎えてくれたのは俺に負けないくらい屈強な提督だった。

 

「自分、佐世保相浦駐屯地所属のあきつ丸であります。本日はにーと陸曹共々

お世話になるであります!」

 

これが俺と金城提督との出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回から本編です。
挿し絵も下手くそながら入れておきます。


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番外編第二話 歓迎

皆さんお久しぶりです。
5ヶ月ぶりとなる番外編の投稿です。お待たせ致しました。
所属していた水泳部の顧問が定年退職のため卒業生含む集まりがあったりと
いろいろあってこんな時間になってしまいました。
投稿するのが日付がかわる直前になってしまい申し訳ありません。

久々の執筆なのでとてもグダグダした感じですがよろしくお願いいたします。

挿絵は描けませんでしたごめんなさい。


彼を一言で表すなら歴戦の兵士という言葉がぴったりかもしれない。

大きな体に鎧のような筋肉をまとっていることが軍服の越しからでもわかる。

眼光は鋭くびびりな俺には眼を合わせるだけで殺されるのではと錯覚してしまいそうだ。

 

しかし敬礼を終えると金城提督は表情を崩し(それでも怖いが)自己紹介を行った

そう…あくまでもこれは交流会

階級を忘れ親睦を深めるための企画であるはずなのだが

自衛隊及び軍隊は上下がはっきりした組織故に上司である金城提督に

話かけるのを躊躇ってしまう。

そんな俺をよそに金城提督が口を開いた。

 

「……というか、NEET陸曹?無職で無気力なのか?」

 

やはりそうきた。

誰だってにーと提督・にーと陸曹なんて言われたら絶対「にーと」の三文字に注目する。

こういうのは慣れてはいる。慣れてはいるのに心が痛むのはなぜだろう……

 

「ああ、違うのでありますよ。にーと陸曹は元二等陸曹でありまして、所属鎮守府のオチビさん

達が呼び間違えたにーと陸曹が渾名になってしまって…」

 

心が痛んだのを察したのかすかさずあきつ姉が説明する。ナイスあきつ姉。

説明に納得したのか金城提督は苦笑いした。

 

「そりゃ悪いことしたな。改めて、この鎮守府の提督の金城だ。宜しくなにーと陸曹。」

 

「あ、はい。どうも……」

 

びびってた俺は気がつけば情けない声を出していた。

 

 

 

 

「さあ、積もる話も立ちながらじゃナンだ。早速店内に案内しよう。」

 

執務室で開いていると聞いたがまさか本当にBarになっているとは思わなかった。

 

体格や顔から料理よりも前線に立ち部下を指揮する司令官という印象が

どうしての拭えなかったのだが調理服を着た金城提督は様になっていて

いざ調理場に立てば一流のシェフのようだ。

 

椅子に腰かけると金城提督が

 

「しかしお前さんも大変だねぇ、40過ぎてからいきなり提督になれ、なんてなぁ」

 

やはりか……と俺は思ってしまった。

なにも知らない人が俺と会ったとき必ず間違えること……それは年齢。

何回も寿命が縮むような経験をしたからか俺の顔は必要以上のシワに滅された毛根

そこに生やすぐらいなら頭にまわせと言わんばかりの顎髭

そんな奴の顔見て年齢当てろと言われたら大抵が40~50と答えるが……

 

「あ、自分まだ32です。」

 

実年齢は30代前半

ショックは受けないのかって?慣れだ。慣れ。

 

「いや、すまん。よっぽど苦労したんだなぁ……」

 

ゲフッ

その場空気を壊すようにして下品なおとが響きわたった。

 

「さて、喉も潤したところで注文いいでありますか?」

 

 

あきつ姉……慰めてもらって気が楽になったときに限ってなぜ……

少し空気を読んでください。我慢しろとは言わんが……

 

「そういやお前さんにーと提督の艦娘やないな一体何しに来たんだ?」

 

「よくぞ聞いてくれたであります!」

 

待ってましたと言わんばかりに質問に食いつくあきつ姉

なんにせよ俺の目的はあくまで交流だが

俺たちの目的となるとここからが本題だからだ。

 

ここからはありのままのことを話した。

あきつ姉が佐世保の駐屯地出向中のの艦娘であること

料理番が退役した元艦娘比叡であるということ

海軍に料理の上手い提督がいるということ。

そしてその料理を学ぶために来たということ。

 

金城提督も話を聞いたとたん「うわっちゃ~」の声と共に

額を右手で押さえてしまった。

やはり比叡のイメージは海軍内で既に定着しているのだろう。

 

かつての激戦を共に乗り越えた戦友すらも表情を維持するのが精一杯

あきつ姉によると殺到する隊員の診察に疲れた医務室の衛生科隊員がやつれているそうだ。

 

「大将殿、俺からもお願いします。これ以上昔の仲間が倒れるのは忍びない」

 

「解った…。元を正せば海軍の管理不行き届きみてぇなもんだ。俺が責任を持って、お前に料理を教えてやる」

 

こうして俺達は金城提督から料理を教わることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 




ごません様の作風をなるべく壊さぬよう心がけたつもりですが
不快な思いをしてしまったらごめんなさい。

ごません様の番外編をお父さん視点から見たという作品なので
台詞のほぼ全てが同じという非常に雑な仕上がりですが
これからもよろしくお願いいたします。

アベイルコラボ…行かねば…



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