自由なる種のIS物語  (ギルオード)
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番外編
設定並びに原作との相違点


注意
ネタバレが含まれます。(主に相違点説明の時)
エクスさんが頑張ります。
「新米じゃないえりーとです。」
エクスさんは、金髪ロリを想像してください。
番外編なので、ハッチャケます。
本編書いているとちょくちょく変わっちゃいます。すいません。
これからも変わったりするかもしれませんが、許してください。
本当にごめんなさい。


皆様こんにちは、ギルオードと、

「皆の女神エクスさんだよ。」

今回は設定並びに原作との相違点の説明の話だ。

「皆が疑問に思ってくれている(はず)事や、キラとオリ主君の説明原作との相違点等を私と作者で教えるよ☆」

☆って子供k「何か言った?」イエナニモイッテナイヨー

ゴッホンでは、解説を開始ます。まずは・・

主人公の織斑一夏/キラ・ヤマトさんです。

キラ・ヤマトさんは、CEを計20回やり直しどのルートでも、130歳まで生きる、常人では、狂いそうな経験をしてきた、精神年齢は2600歳のおじいちゃんです(大嘘)

「作者さん・・本当のことを言いなさい・・」

ハイ・・精神年齢は実は魂は肉体に惹かれやすいので、実際年齢+15歳と思ってくれていいです。

「つまりはですね、3歳の時点で考え方が種死キラ様になります。なおかつ、1歳で種キラ様並なので、相当周りからは、チヤホヤされると思いますよ。」

いやー人間いきなり3歳児が戦争や平和について考えているの見たら軽くうわぁとか言って引くと思うわ。

ゴッホン横道に入って申し訳ない・・・

ええっと結局キラ君は一夏君に転生しましたので、容姿は、一夏君が9割9分9厘ですが、目と声は、キラ君と同じ、紫で保志総一朗さんヴォイスです。血液型は原作にも、ウィキペディア先生にも、載ってないので、キラ君と同じA型にしました。

「作者さん・・メタイヨ」

いいんだよ番外編出し。

後はウィキペディア先生から、頂いた情報により誕生日は、9月27日で正座は天秤座です。

では、次はスペックですね。

キラ君の身体能力・反射神経・知識等受け継ぐので、それを、教えたいと思います。

身体能力は原作では、そこまで高くないキラ君でしたが・・何回も繰り返してたので、5回目位からは、鍛え始めていたので、分かりやすく図式にすると、

千冬<<キラ≦ヒイロ<ドモン

です。多分これが、1番分かりやすいかと思います。実は、男性のトップクラス勢は、ほとんどキラ君並もしくは、少し下です。例【先代楯無】【篠ノ之柳韻】

次に反射神経は素がチート見たいに高かったので、CEでは、トップで、他のガンダムシリーズでも、トップクラスです。ですが、チャンと同格は居ますので安心を。

20回もやり直ししているので、技術面ががちで、チートになってます。isの知識も貰ったため、その気になれば、isコアの作製等出来ます。でも、安心して下さい。

その気になること等きっとありません。

「いやーチートですね。」

うん。僕もそう思うよ。まあ、メタイ話すると

「ネタバレをしては、いけませんよ(黒笑)」

ハイでは、纏めると

身体能力 千冬以上

反射神経 キュピーン

技術面  止めろこの方に挑むな

知識面  物知り博士の称号(束以上)

戦闘技術 パーフェクトオールラウンダー

is適正  《EX》規格外

「何ですか規格外って」

ウーンとねガンダムシリーズのニュータイプクラスだと反射神経にisが追い付けないから、専用機以外だと・・2、3回乗るとクラッシュするよ。

「うわぁ聞かなきゃよかったです・・誰か勝てるんですか?」

えーと・・・人間ですので、isで人海戦術をすればいつか勝てます。ただし無人機の人海戦術では、絶対に勝てません。

「原作では、人が乗るより強いのに?」

はい。無人機だと、キラ君容赦しません。サーチ&デストロイです。人が乗ってれば命を奪わない用に闘うので、隙が出て、明らかに疲労してれば千冬さんクラスが、5人いれば、確実です。

「チートですね。キラ様は本当に主人公ですか?ラスボスにしか、見えません。」

・・・・次に行きましょう

「・・・答えてもいいじゃないですか。」

主人公です。後はノーコメントです。

では、オリ主の説明を

オリ主の名前は龍野 竜之助(たつの りゅうのすけ)です。転生特典は、

1つ目 自身の性能をその世界のトップクラスと並べる

2つ目 一流の家庭(なおかつ我がままが絶対に通る)

3つ目 ニコポナデポ

4つ目 織斑一夏の立場(原作入る所まで)説明

5つ目 織斑一夏の消滅 説明

だよ。

「説明とは?」

そのとうり今説明するんだよ。

エクスさんヨロシク┏○ペコッ

「まあ、いいでしょう。」

「まずは・・4つ目からです。この織斑一夏の立場とは、そのまんまの効果ですが、これは、織斑一夏の道筋を歩むみたいなもので、原作に入るとイレギュラー・・小説の話にない物語になるので、ここからが分岐点と言うことです。用は、彼が行動はどうであれ、原作に入るまでの間、織斑一夏の立場にいるのです。」

「メタイ事一夏君が消えた後織斑を親が養子にして、篠ノ之箒の幼なじみになり、五反田蘭の初恋の相手になり、鳳鈴音に告られ、モンド・グロッソで誘拐され、世界初の男性操縦者になり、白式をもらう、後、強制セカンドシフトです。」

「ただしこれだけしか、原作前に出来ません。」

「5つ目の織斑一夏の消滅は、予め出来ないと言ったのに、箒に会う前に殺せ・・この世界では、小学校入学前までに殺される所でしたが・・キラ様が一夏様に生まれ変わった為死ななくはなりました。キラ様は死ぬ事を予想していたので、亡国企業に入る事を選んでました。」

では、一端オリ主のスペックを

身体能力 千冬と互角

反射神経 千冬と互角

技術面  束と互角

知識面  束と互角

戦闘技術 1学期終了時原作一夏並

is適正  《S》トップクラス

ありきたりの転生者です。

次はキラ君の専用機です。

これは、ネタバレになるので、ファーストシフトと、どの辺で登場かを教えます。登場が早い方から載せます。

最初の1機目は・・・(ミーティアが流れる)

あっあれはまさかフリーダム!?「エエー」

はいフリーダムガンダムです。

初期設定は、武装無しです。

ファーストシフトで原作フリーダムガンダムになり、一夏君の主人公補正でワンオフ・アビリティー『ミラージュコロイド』を使えます。隠密用です。ブリッツです。ゴールドです。天ミナです。

登場予定は、亡国企業入ってすぐです。

2機目は《前線最強》の名は伊達じゃない

ストライクガンダム改です。

初期設定は、ストライクバズーカとイーゲルシュテルンとアーマーシュナイダー、シールドです。

ファーストシフト後は、エールストライカー、ソードストライカー、ランチャーストライカー、パーフェクトです。ワンオフアビリティーは『高速換装』です。

フルブやNextみたいなものです。

フリーダムガンダムはチャンと核付きですよ。

ストライクガンダムがなぜ改かというと・・まず装甲がフェイズシフト装甲から、ヴァリアブルフェイズシフト装甲に変更しパワーエクステンダーを付けてルージュ以上に燃費を改善更に装甲のカラーはストライクガンダムのままで、カメラアイがルージュの緑色で、シールドもルージュのだからです。登場予定は、クラス代表決定戦後です。まだまだ登場しません。「チートの塊ですね。」ゴモットモ

セカンドシフト後は、更新します。

続きましてisの性能まとめです。

まずは・・原作一夏君が乗った白式と、竜之助が乗った白式の違いです。エクスさんお願いします。

「はーい☆まず、原作一夏君と竜之助のパイロットの差は、初めてisに乗ったときと仮定したとき、一夏君が適正《B》に対して竜之助は適正《S》そして、身体能力は一夏君が平均から、少し上、戦闘技術はカスに対して竜之助は、身体能力は千冬さん並戦闘技術は1学期終了時原作一夏並で測ります。」最大S最低E

一夏君の白式       

攻撃 通常B S(零落白夜)

防御C           

速度 A

加速性能 A

射程距離 E

燃費 E

竜之助の白式

攻撃 通常B+ S(零落白夜)

防御 B

速度 A+

加速性能 A+

射程距離 E

燃費 E

「このぐらいしか、スペックは変わりません。なぜかというとisコアであるワンピースのロリと白い騎士さんは一夏君のパートナーになるけど力になるけど、邪な心を持つ竜之助に対しては、心を開かないからです。」

では、機体の強さを今の説明の内に図式に表しました。パイロットは全てが平均と仮定

量産機<<専用機<第3世代専用機<原作白式<赤椿=ここの白式<<銀の福音等の第3世代軍用機<ストライク<(核という名の)越えられない<フリーダム

です。「チート」

スッ、スペックやから、キラ様じゃなっかった、一夏様キチンと精神コマンド手加減あるから(震え声)ガタガタ

最後に原作との相違点まとめとヒロイン候補紹介です。

原作との相違点

キラ様が、一夏君に転生・・・一夏様誕生

一夏様と箒+束は出会っていない

マドカは、亡国企業じゃない。一夏様が亡国企業側

更識姉妹とは、幼稚園の友達。

幼稚園の友達は変装にはなんか似ているとしかわからない。

トリィは普通に気づく。

簪は若干気づきかけるけど、その前に自己嫌悪に陥って気づけない。

原作一夏の立場にオリ主(龍野 竜之助)がいる

一夏様小中学校通ってない(学力には問題ない)

世間では、行方不明の一夏様

亡国企業はホワイト(雰囲気+社員の性格等)でブラック(仕事内容)な企業

今明かせるのは、この位かな。

ヒロインは更識簪の予定です。

「でも、キラ・ヤマトとしてのヒロインはラクスだけなんでしょ。」

そうだよ(半切れ)キララク好きで悪いなエリスちゃん!!

「エリスちゃん言うなし!」

でも、今のキラ様は、織斑一夏として生きるのでちゃんとisヒロインとイチャつき、結婚すると、メッセージが送られてるので大丈夫です。あとがきは、最大のネタバレ、キラがどうして、ここまでチートになったのかを書くので見たい人だけ見てください。

ここで、次回予告

無事に織斑一夏として転生出来たキラ、そして、頭の中には今接触してはいけない相手の名前が!!そして幼稚園でアスランのような親友を作れるのか!!次回【自由なる種のis物語】新たなる人生を歩め一夏/キラ!!!

 

 

 

 

 



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is学園生徒紹介・設定など

小テストが終わった。よっしゃー。
これから小説の更新を再開します。
若干ネタばれあり。


~登場人物~

織斑一夏(キラ・ヤマト)

 

5歳のときにジン4機に父親と母親と一緒に襲われて、その時に、専用機フリーダムを手に入れて、キラ・ヤマト『K』と言うコードネームをもって、亡国機業に入った。入った当初から、今までの経験を生かしていたため、若くして次期トップ候補に挙げられている。

専用機はフリーダムとストライク

1年1組

 

 

龍野竜之助

 

原作一夏ポジの転成者。努力しないチート君。

努力をあまりしていないため、戦闘技術はまだまだ。

基本バッドエンドまっしぐらな奴だが、きちんと救済用にハッピーエンドがある。

彼はハッピーエンドになれるのか。

専用機は白式

1年1組

 

 

織斑マドカ

 

ファミリーコンプレックス通称(ファミコン)になった妹。

亡国機業に入っていないため、基本マドカが料理をする。簪と同じ日本代表候補生の1人。

原作一夏より忙しいので、料理レベルは原作一夏より少し下。

専用機は鋭風(えいふう)見た目はサイレント・ぜフィルス。

1年3組

ちなみに、鋭風とブルー・ティアーズは、日本とイギリスが合同で開発したため、機体の基本性能が原作より、1~2%ほど上昇している。

 

 

更識簪

 

メインヒロインの簪さん。

一夏を失っていることもあり、刀奈と仲違いしていない(と言うよりはできない)。その為、既に打鉄弐式は完成してある。クラスメートとも打ち解けている。そして、生徒会書記にもなっている。

専用機は打鉄弐式

1年4組

 

 

更識刀奈(楯無)

 

簪のお姉ちゃん。そして、シスコン。

原作と違って仲違いしていない。

17代目楯無に襲名した。

一夏とチートを使っている龍野竜之助によって、隠れるが、相当強い。

生身の戦闘なら、努力しないチートの龍野竜之助より上。

生徒会長。

専用機はミステリアス・レイディ

2年1組

 

 

布仏本音

 

簪の幼馴染みで専属メイド。

整備能力は高い。

射撃センスは・・・皆無である。

生徒会書記

専用機なし

1年1組

 

 

布仏虚

 

本音の姉であり、刀奈の従者でもある。

学年首席で整備科にいる。

紅茶を淹れるのが上手い。

生徒会会計。

専用機なし

3年1組

 

 

篠ノ之箒

龍野竜之助のヒロインその1

幼いころ、マドカや簪を毛嫌いしていたため、関わりは浅い。

それ以外原作と変わらない。

専用機今はなし

1年1組

 

 

セシリア・オルコット

マドカに弟子入りしているため、原作よりも早い段階で偏向射撃ができる用になる。

マドカのことをお姉様と呼ぶ。

龍野竜之助のヒロインその2

専用機はブルー・ティアーズ

1年1組

 

 

凰鈴音

 

箒と違ってマドカや簪を毛嫌いしていないため、関わりは深い。

龍野竜之助のヒロインその3

専用機は甲龍

1年2組

 

 

シャルロット・デュノア

 

親子の仲は原作よりも酷くはない。ただ、意見のすれ違いが起きているから、そこを治せば仲の良い家族。

ハッピーエンドorグッドエンドルートのときは、龍野竜之助のヒロインその4

どのルートでも、マドカとラウラはシャルロットの餌食になる(着せ替え人形化など)。

専用機はラファール・リヴァイブ・カスタムⅡ

1年1組

 

 

ラウラ・ボーデヴィッヒ

 

基本原作と変わらないが、どんなルートを通ろうが、龍野竜之助のヒロインにはならない。

モンド・グロッソに龍野竜之助キテナイモン仕方ないね。

マドカのヒロイン?予定。

専用機はシュヴァルツェア・レーゲン

1年1組

 

 

では、前回の戦闘シーンを一夏と刀奈の目線から、書いてみます。

 

 

~一夏サイド~

試合開始のブザーがなった。

「先手必勝~♪」

刀奈が僕にガトリングガンを撃ってきた。

「甘い!!」

僕は盾を構えて突っ込む。刀奈は動いていない。どうやら、本気で戦う気はないようだ。好都合だ。

「えい!」

僕は盾をパージして思いっきり投げた。

「っ!!」

刀奈は紙一重で躱そうとする。でも・・

「そこっ!」

僕は左手に喚び出したショットガンで盾とそこに付けているグレネードを3つごと爆破させた。

「きゃっ」

刀奈は小さい声を出した。僕はその間に右手にアサルトライフルを喚び出した。そして、刀奈よりも上空を飛んで、射撃を開始した。刀奈も応戦し始めた。

(・・おかしい僕の方が優勢なのに、向こうの方がダメージが低い。・・っ!あの水か・・)

「考え事してる場合じゃないわよ。」

「っなに・・しまった!!ショットガンが・・」

このままじゃ・・

「今なら・・ハアアア!!」

不味い今のラファールでは、接近戦は・・賭けに出るしかない。

「当たれえええ!」

ランスで突きに来た。まだ・・まだ・・近づけ・・近づけ・・今!!

「そこだ!!」

「嘘っ!!!」

僕はデスティニーのときのように盾を2つ呼び出しランスの横から挟んだ。

そして、

「当てる!」

僕は残りのグレネードを使って自分もろとも爆破させた。

(シールドエネルギーはもう少しで尽きる。でも・・・最後まで戦い抜く。そう・・誓ったから)

僕は近接ブレードを2本喚びだし、煙の中から、出てきていない刀奈に1本投擲した。それとほぼ同時にもう1本を天井に向けて投げた。刀奈はそちらに目を向けていて、僕への認識を外していた。

ナイフ2つを持って後ろから、

キ──────ン!!

寸でのところで防がれた

でも・・まだ行ける。

10回も打ち合えばナイフはランスによって折られた。

刀奈は少し安心していた。

「安心している場合じゃないよ・・」

僕は悪あがきにブースターをフルに使った蹴りを入れた。

そして、刀奈の水蒸気爆発によって、僕は負けた。

~一夏サイドアウト~

 

 

~刀奈(楯無)サイド~

キラ君が来て試合開始のブザーがなった。

まずは、様子見で、

「先手必勝~♪」

私はガトリングガンを撃った。

彼はどう動くのかしら。

「甘い!!」

彼は左手の盾で防ぎながらこちらに来る。・・まあまあね。

「えい!」

「っ!!」

嘘っ!盾を投げるだなんて。

「そこっ!」

彼は投げた盾にショットガンを撃ち込んだ。っまさか!!

「きゃっ」

ゆっ油断した。しかも射撃戦に持ち込まれただけでなく、頭上を征されたなんて。

彼の射撃センスは異常よ!!こんなに綺麗に弾を当てるなんて・・使いたくは・・なかったけど、アクア・クリスタルを私は展開した。

私は少し落ち着き、

「考え事してる場合じゃないわよ。」

私は彼のショットガンにガトリングガンで精密射撃を行い破壊した。

「っなに・・しまった!!ショットガンが・・」

攻めるなら、今しか・・私は蒼流旋に水を纏わせ、突っ込んだ。

「当たれえええ!」

・・・えっ

「そこだ!!」

「嘘っ!!!」

そんな、まさか盾で横から、挟むだなんて。

「当てる!」

まさか自爆だなんて。油断したわ。

くっ煙で前が見えない。

ブン

っ前!!・・これは近接ブレード・・

もう1本・・上・・ハッしまった、彼はどこ・・

っ・・まさか後ろ!!

ぅうナイフを入れているなんて・・でも、ナイフじゃこの蒼流旋を破壊できない。

やった彼の最後の武装を潰した。

「安心している場合じゃないよ・・」

あう、蹴り?まさか脚部にブースターを・・

っ清き熱情《クリア・パッション》!!

そして、私の勝ちで試合が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様お待たせしました。
毎日更新は出来ませんが、これからも少しずつ、更新していきます。応援よろしくお願いします。
FGO今のイベント・・ツバメ返しがトラウマにアバババ。


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研究員たちの資料

遅くなって申し訳ありません。
これから大学受験に向けた勉強等もあるので、もっと遅れますが、完結させますので、気長にお待ちください。
今回は番外編です。
最新刊で結構設定が増えたので、これは書かなきゃと思ってチョクチョク書いてました。


第一次織斑計画

 

19××年 天才科学者織斑●●により発案されたクローン計画。

当時世界最高のスペックの持ち主であった子の、織斑桃を素体に、死んでも補充の効く天才部隊を夢見て亡国機業内で発案された。

プロジェクト開始から三年、やや劣化気味とは言えクローンの作成に成功。

一年後には量産体制が整う。

量産開始時、第一次世界大戦勃発。

亡国機業はオーバーテクノロジーとも言えるクローン計画によって、多大な利益を得た。

しかし、幾ら亡国機業といえども、クローンの作成はコストがかかる。

素体を特殊な液体(バイオ溶液と命名)にカプセルごと閉じ込め、プロジェクトを一時中断。

 

 

強化人間計画

 

第●●世界××に向けて、亡国が行う計画。

××クローンの▽体を回収し、その細胞をスラムの◇◇に植え付け、元の肉体よりも、○○的なスペックの向上に、▼▼の向上、治癒能力の向上を実現。

更に、兵士としての英才教育を施してある。

×斑クロー○より、性能の低さ、人格の×××があるも、コストは格段に安く、これらを流用。

当時のトップ××=▽=●●曰く、小遣い稼ぎにはなった。

デメリットとして、××計画より、慎重に行動する必要があった。

 

 

第二次織斑計画

 

2000年 計画の再開が開始。

前任者が数名と新任が十名程のチームである。

幾つかのクローンを再び造りだすも、素体に限界が訪れかけ、計画の路線を変更。

クローンを社会に出し、新しい素体を産んでもらう方針になる。

 

 

第三次織斑計画

 

2010年 新たな素体、織斑智布由が導入。

クローンが作成される。

同年 亡国機業は当時の技術部門トップの天才篠××...

 

 

 

 

 

第四次織斑計画

 

2030年

天才児、篠ノ之束誕生と、第二次計画の放棄素体の中で生き残っていた織斑秋斗の裏切りにより、織斑計画は終わった。

我々は解雇処分になる。

最後の希望、千冬も裏切り者の手に渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は究極の人類を生み出すことに固執しだす。

元のプロジェクトメンバー数名と共に、最強の人間を生み出すことを決意する。

天才篠ノ之博士の××と回収した素体、織斑桃と織斑智布由の◎◎を受精させる。

幾つもの失敗がおき、プロジェクトの進行が難航していた時、私は生命の神秘を、弱肉強食の摂理を見た。

織斑桃の受精卵112号を織斑智布由の受精卵223号が取り込んだのだ。

これによりプロジェクトは加速、受精卵と言うべきかは不明の其れを我々は新人類の種SEDDと名付けた。

SEDDは我々の予想を凌駕する結果を生み出した。

学習能力が凄まじく、ありとあらゆる智慧を吸収した。

しかし、その副作用か全く成長しなかった。

焦った我々はあらゆる手を尽くしていたが、裏切り者の織斑に見つかった。

ああ、ああ、残念だ。

あと少しで、全てを凌駕する究極の人間を生み出せたのに、私が鍛え、育てれば最高の兵士に出来たものを。

裏切り者が何かをしようとしているが、何もかもが無駄だ。

私の経験上、アレは死ぬ。

しかし、究極の人類になる種ならば、案外しぶといかもしれない。

 




最後の方は血濡れて読みにくいようだ。
一部変色している。


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CEの設定

ヤッホー、ギルオードだよ。
こんな作品を評価していただき有難う御座います。
実の所相当嬉しいです。
ちょっと舞い上がっていました。
今回は設定です。
賛否両論あると思いますが、意見は構いませんが批判だけはしないで欲しいです。
考えるのはね時間がかかるんだ。
では、どうぞ!!



今回の設定は主にCEについて説明します。

先ずは機体性能についてですが、ここで大切な事があります。

 

一つ目、これはギルオードが作ったルールや設定です。意見はいいですが、文句はあまり言わないでください。

 

二つ目、機体の優劣を決める際、パイロットはその機体の理論値を完璧に引き出せるとします。理論値以上の性能にもならないし、理論値以下にもなりません。

 

三つ目、技術の進歩は全てのガンダム世界と共通で飛躍的に伸びていきます。例としてはガンダムがゲルググに装甲以外は劣るなどです。その為に公式設定とは違う場合があります。そこはご了承ください。

 

四つ目、機体や武装にはキチンと最大出力の制限があります。ここ最近自分がよく見かけたSEEDスレ等の意見に核エネルギー使ってるからこの最大エネルギー量を無視できるという意見を見たためここに最大出力の制限を設けます。

 

五つ目、核エネルギーについてです。Nジャマ―キャンセラーやハイパーデュートリオン搭載機はMP無限みたいなものです。持続戦闘力が無限みたいなものなだけで、スペックで見る性能面には余り関係しません。ここは後半に詳しい説明をします。

 

六つ目、これはスペックでの差です。実際の戦闘でこれ通りとは言えません。(特にザフトのセカンドステージシリーズやドラグーン、ガンバレル搭載機)

 

七つ目、名前が長い機体は略称をします。また、シリーズでまとめる物もあります。例プロヴィデンス→天帝、前期GAT-X、後期GAT-X等。

 

以上が注意事項です。

では図を表示します。

 

???>サードステージシリーズ>天帝(ドラグーン仕様かつ、宇宙空間)=デストロイ>セカンドステージシリーズ=アカツキ≧ファーストステージシリーズ>後期GAT-X>ムラサメ=ニューミレニアムシリーズ、アッシュ等のCE73以降にザフトが作った量産機≧ストライクルージュ>ゲイツR=ゲイツ≧前期GAT-X=ウィンダム>アストレイ=105ダガ―=ロングダガー等=シグーやラゴウ等の指揮官機>ストライクダガ―>ジン等の機体>メビウス

 

こういった感じです。

名前の出てきていない機体もありますが、勘弁してください。

これ以上出すとギルオードの精神が・・・

・・・???は今は秘密です。

機体性能でバレそうですが。

プロヴィデンスはこのぐらいあってもいいよね。

ドラグーンだけならレジェンド超えますし。

ドラグーン仕様は、クルーゼが乗ってた奴です。

本来はビームサーベル四本の機体ですので、別々にさせてもらいました。

では続いてセカンドステージシリーズの説明をしたいと思います。

セカンドステージシリーズの代表としてインパルスガンダム(以降インパルス)で説明します。

まず、セカンドステージシリーズの機体にはデュートリオンビーム送電システムが採用しています。

諸説がありますが、Nジャマ―キャンセラー搭載機と同じように活動する事を目指しており、出力はNジャマ―キャンセラー搭載機を上回っている。

デュートリオンビームが届く範囲なら、ほぼ無限に活動が可能と言われております。

本作ではこの設定を活用します。

また、インパルスはシルエットの換装でバッテリーが回復しませんが、本作では、技術部がクルーゼ隊のストライクとの戦闘データを有効活用しているため、シルエット並びチェストフライヤー、レッグフライヤーの換装でもバッテリーが回復する独自設定を使います。

では強さを図るためにファーストステージシリーズ代表でフリーダムを出します。

インパルスはフォース、ソード、ブラストのシルエット全ての性能を含みます。

比較です。

インパルスのビームライフルはフリーダムのルプスビームライフルを改良しているため、インパルス≧フリーダム

インパルスのヴァジュラビームサーベルはフリーダムのラケルタビームサーベル以上の出力に効率の良い燃費のため、インパルス>フリーダム

インパルスのケルベロスビーム砲(略称)はフリーダムのパラエーナと互角と思われます。威力は互角なのは分かりますが・・・燃費の方は分からず・・・のため、インパルス=フリーダム

バルカンは口径が全然違うのでインパルス<フリーダム

レールガンは判断が全くできないので、活躍が多かったフリーダムの方が性能を上にしたため、インパルス<フリーダム

盾はインパルス、デスティニーは通常の対ビームコーティングだけではなく、面積が広がった部分は特殊な加工がされていますが、フリーダムの方が耐久性はあると思うためインパルス≦フリーダム

機動性はインパルスに具体的な数字がないため、Gジェネより一の差でインパルス<フリーダム

持続戦闘能力はフリーダム≧換装かデュートリオンビーム受信またはその両方ができるインパルス。

これは数値は一緒ですが、回復や換装中にスキが出るため≧になりました。

 

 

 

次は、種割れについてです。

本作でも種割れをしていますが、パ───ンとキラキラバッシュ──ンがありますが、これは記載ミスではありません。

パ───ンはシンのような割り方です。ギルオードはシンが種を割る時こう聞こえたので、これをシン割りと呼びます。

キラキラバッシュ────ンは皆様ご存じのいつものキラやアスランの割り方です。こちらをキラ割りと呼びます。

シン割りとキラ割りは違いが多々あります。

先ずは割る条件?です。

シンは基本、怒りや憎悪などが爆発して割れます。

なので種の割り方もキラと違って、爆発的です。

戦い方も周りが見えなくなるほど攻撃的です。

理性を保っていたり、通信を聞いて冷静になったりはしますが。

一方キラは種割れを意図的に行えるようになったら、攻撃的ではなくどちらかというとバランス型になってます。これはアスランもです。

二人とも一気に冷静になって視野が広がります。

戦場の状況把握が上がり、指揮やアドバイス、注意がとても早く伝えてます。

ただし、アニメを見ていると、シン割りの方が一対一に向いていると言えます。

今作の一夏は最初の方はちょいギレしたり、本能の怒りで割っていたため、シン割りでした。

しかし、護る為の戦いを覚悟したら、無くなったピースが戻ったようにキラ割りをしました。

性能は一対一だとシン割りが有利で、多対多や多対一はキラ割りが有利です。

 

ビーム兵器についてですが、鍔迫り合いとかはできるようにしました。

ロマンがなくなるからね。

ただ、干渉する時間がキチンとあるため、これを過ぎると・・・です。

 

 

 

最後にキラ、アスラン、シンの実力についてです。

これは全員が全盛期(本編以降)で判断します。

フェアプレイのため、キラは一回目の人生のときです。

なので現在の本編一夏には当てはまりません。

 

総合力 キラ>アスラン>シンです。

一対一の戦闘能力 シン>キラ≧アスラン

接近戦 シン=アスラン≒キラ

高機動戦 キラ>シン≧アスラン

射撃戦 キラ>アスラン>シン

指揮能力 アスラン>シン>キラ

戦術 アスラン=キラ=シン

戦略 アスラン>シン>キラ

カリスマ アスラン>シン>キラ

コミュニケーション シン>キラ>アスラン

生身の戦闘力 アスラン>シン>キラ

 

この位かな?

三人で競っているので、アスランがコミュ障ではありません。

 

 

 




アスラン「コミュ障じゃないよ・・・」
シン、キラ「「トゥ!ヘアー!モウヤメルンダw」」

アスランはコミュ障じゃないよ・・・
次回も番外編です。
次回は師匠とどう出会ったかを書きたいと思います。

次回もお楽しみに


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僕の自慢の祖父母

サブタイトルなんて飾りって言う位の暗さ・・・だと思う。
いきなり回想?スタートです。
ぶちゃけるとお気に入り50~150件突破の感謝回。
作りきれなかった伏線とも言う。


~一夏サイド~

少し昔の話をしよう。

僕が轡木夫妻・・・師匠たちとあったのは二歳ぐらいのことだった。

その時の話をしよう。

 

あの頃僕は両親がどこかよそよそしく感じていて、なにか秘密があると思っていてた。

そんな時、両親の仕事先の今は亡き最高幹部の会話と、とある資料室で秘密を知った。

・・・僕は純粋な人間ではなかった。

当時から今、亡国機業のトップを務めている人のクローン計画・・・僕はそのただ一人の犠牲者だった。

莫大な予算が必要だったから僕の成否関わらず一回だけだった。

クローンには失敗したが、ありとあらゆる才能を意図的にコーディネートすることに成功した。

計画自体、クローン製作から最強の人間を造り出す方面にシフトチェンジしていた。

計画はクローンの母体の細胞と万能細胞とを掛け合わせ受精卵にしてからいろんな才能を開花させた人の遺伝子情報がある物質を液体状にして取り込む。

それに特殊な電気信号を送って自我を早い段階から形成し遺伝子情報によって早い段階から学習させる。

確かに理にかなっている実験だった。

しかし、計画は失敗していた。

なぜなら自我の形成が出来なかったからだ。

そして特殊な電気信号を浴びすぎた結果受精卵が死にかけた。

その受精卵を体内に入れて代理母になったのが僕の母さん・・・春奈さんだった。

父さんや母さんは計画に反対していたが仕事の分野が遺伝子関係だったから計画に参加していた。

そして計画に失敗し死にかけた僕を二人が救ってくれた。

体内に戻って十分な栄養を摂取していったときに僕という人格が生まれた。

それによって才能のダウンロードは一気に行われてキラ・ヤマトの全てもダウンロードしながら僕の意識が一回ブラックアウトした。

そして生まれた僕はいろんな才能をもって生まれた。

『失敗作』から『成功作』になって生まれた・・・。

・・・僕はやはりスーパーコーディネイターだった。

僕は才能が嫌いだ。

助けられたこともあるけど、全部遺伝子いじって・・・って否定されるから。

受け入れてるけど才能は嫌いだ。

『できるから』これが僕の一生の鎖だった。

何よりもまた両親に・・・父親に捨てられたのが悲しかった。

秘密を知ってしまった僕も両親に対して少しずつ距離を置いていった。

僕を愛してくれたのは分かっていた・・・それでも・・・正直、両親のあんな一瞬見せる哀しい顔を見たくはなかった。

千冬姉はまだ幼かったから余り不審には思っていなかった。

当然、親とも千冬姉とも余り自分からは関わっていなかった。

マドカは遊びたがり屋だったから家に居るときには付き合っていた。

両親とマドカが遊びに行っているとき僕はそれを断って図書館に行ったり、自由に散歩したりしていた。

ある日のことだった。

僕はある山に行った。

曰く、仙人がいる。

曰く、入ったら抜け出せない。

曰く、頂上に辿り着けない。

色んな噂があった。

そんな山に僕は入っていった。

死にたかったわけじゃない。

生きるのを諦めたわけじゃない。

でも、分からなくなって疲れたから、自然の中で静まろうと休もうと思った。

その過程で死んだとしても自然の一部になるんだったらそれでも良かった。

無意味になるような死じゃなければどんな死に方をしても後悔はない・・・今でもこの想いは変わらない。

中に入ったらそこは霧が一面中に広がっていた。

山は円錐状になっているから土壁を見つければそれに手を添えて真っ直ぐ歩けば頂上に着く。

どの位歩いたか覚えてはいない。

途中から霧が晴れていった。

そこからは景色を見ながら頂上に向かった。

頂上に着いたら一番最初に見えたのは大きな社だった。

そこには二人の老人がいた。

あのことは今でも覚えている。

僕が今までみた体術は相手を倒すこと無力化・・・とにかく自分を護るモノだった。

でも男性の老人がやっていた体術は武術・・・相手に魅せるモノから殺すことに特化したものと、沢山だった。

初めてだった。

未知のことだった。

僕は織斑一夏になってから初めて憧れた。

気が付けば老人のもとに向かって行ってた。

老人と自己紹介をして、話をして・・・弟子入りをした。

あの時ぐらいだろうか年相応の反応をしていたのは。

しばらくの間、僕は山に行ったり来たりを繰り返していた。

楽しい日々だった。

でも思いは暗くなったままだった。

師匠たちには直ぐに隠し事がバレた。

だから正直に計画の事を話した。

言われたのは「自分に素直になり、言いたい事を言いなさい。そして親に甘えなさい。」

・・・『甘えなさい』この一言に僕は救われた。

世界が変わってから僕は孤独だった。

光はあったけど闇の中から脱け出せずにいた。

でもこの一言で何かが壊れた。

平和を国を家族を恋人を・・・ナニかを常に守っていた僕が一瞬だけただの子供になった。

でもその一瞬が与えた影響はとても大きかった。

そして僕は帰って初めて親に甘えた。

 

・・・長話しちゃったね。

十蔵さん玲奈さんに僕は救われた。

だから師匠たちは僕のおじいちゃんとおばあちゃんなんだ。

自慢のおじいちゃんとおばあちゃんなんだよ。

~一夏サイドアウト~

 

 




暗かったかな?




正直な事を言うとスーパーコーディネーターじゃない→約束された勝利への剣→\(^o^)/
これじゃあヤバイゾどうするんだ。
あスパコって胎児を人工子宮で改造するんだったな。
だったら人工子宮→アクシデント→代理母
これだ!!っと閃いたから書きました。
実は伏線少しだけ書いてました。


次章予告

「貴様が織斑マドカか!!」

パン

「・・・・・・私が何かしたのか」

「教官!!我等の軍で指導を!!」
「何時までも甘えるな!ラウラ!!自立するんだ!!!」

「安心しなよラウラ・・・・・・俺が味方だ」
「気持ち悪い・・・・・・近寄るな」

スタスタスタ

「あれれー可笑しいなー?ニコポ効かんぞ?」


「・・・・・・シャルロット」
「・・・・・・シャル」
「「何でこいつと一緒なんだ!!」」
「~ゥへへ///ハッ。いいじゃんいいじゃん」

始まる三つ巴の決勝
「マドカ?準備いい?」
「大丈夫だ簪・・・・・・優勝するぞ。」

「マドカ!!あいつ絶対に倒す!!」
「ラウラ?何時になくやる気だね?」
「当然だ。あいつは私の・・・・・・」

「ちっ突然試合に出ろって言われたらお前とかよ!?足ひっぱんなよ!」
「気を付けるよ。」
「っち、変な真似したら斬るからな。」

現れる新たな敵!

「あれにフェイズシフトはない!!僕が囮になる!!みんなは隙を付いてくれ!!」
「ふん!!俺だけでやってやる!!」
「ちょっとあいつ!!」
「ゴメン、キラ。馬鹿が・・・・・・」
「みんなは隙を付いてくれ・・・・・・僕は彼のカバーに逝く。」
「何か字が違うような・・・・・・」
「(あれ相手に庇いながら戦って無傷ですむとは思えない)逝ってくるよ。」

次章 黒×緑×青

???「貴様らにこの暗号は解けまい。人は所詮己の知ることしか知らぬ!!コレがだれに分かる・・・・・・分からぬさ!誰にも!!」
↑はネタです。
次章は合ってますが。
コレ、解けたらテストはいい点が取れるでしょう。



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クリスマス

時系列は本編後もしくは、本編後に限りなく近い平行世界です。

遅くなってすいません。
パソコンが使えなくて、話が中々書けずにいて、クリスマスは書かなきゃっと思い、スマホで頑張りました。

本編はまだかかりそうですが、頑張ります。


~一夏サイド~

明日はクリスマスだ。

僕には簪という綺麗で美人な彼女がいる。

付き合うまでに色んな障害(主に一夏に)があったけど、無事に付き合う用になった。

クリスマスならば彼女と一緒に過ごすのが一番なんだろうけど・・・正直な事を言う。

 

まともな『恋』をしたことが今回が初めてなのでどうすれば良いかわからないな・・・

フレイとは結果的には『共依存』だったし、ラクスとは、僕は『恋』では無く『愛』をラクスに向けていたから・・・正直どうすれば良いかわからない。

 

高い料理店とかに行った方がいいかなぁ?プレゼントに指輪でも渡した方が良いのかなぁ?

どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう。

誰か教えてくれ!!

 

ラウ『しれば誰もが望むだろう君のようになりたいと!』(血流)

 

そんなことはどうでも良い!!

打開策!打開策はないのか!!打開策は・・・システム凸これだけか!!!

 

ズラ『俺は明確な答が欲しかっただけかもしれない・・・』

 

アスラァァァァン!!

それは僕が一番知りたいことだぁぁぁぁぁぁ。

幼少期の頃のように一緒に考えてよ・・・

どうしたら良いのかなぁ?

とりあえずは高級ホテルレストランの予約はしたよ。

問題はプレゼントだ・・・

簪が喜びそうなのがわからない。

指輪を渡すか?

でも僕達は17歳だからなぁ・・・

日本人感覚からすると早いかな?

とりあえずプレゼントを探しに行こう。

 

外出許可は取っていたのですぐに僕は街へ向かった。

街は既にクリスマス模様になっていて、何時もよりも人が多くて騒がしかった。

僕は少し古めのアクセサリー店に向かった。

 

僕はそこである物を見つけた。

まわりに比べて桁が2個も低いダイヤモンドだった。

ダイヤモンドの石言葉は永遠の絆、純潔、永久不変である。

そして希少価値故に人工ダイヤモンドもよく出回っており、この店にあるダイヤモンドの殆どが人工物だった。

しかしこの店で一番安いダイヤモンドはとっても小さい・・・それこそ何かのアクセサリーに装飾するのに使える位のサイズだが、天然のダイヤモンドであった。

僕はそのダイヤモンドをはめれるアクセサリーがないかを探した。

それもまた意外な場所にあった。

ネックレスのコーナーでボロボロで、泥汚れていたロザリオの形をしたペンダントのネックレスがあった。

これも汚れているためかとっても安かったが、触ってしかも磨くと、自分でも驚いた。

何とプラチナだった。

・・・しかも僕以外にも弄った人がいたみたいで、ペンダントの穴は何かを取り外した後があった。

それに汚れは付けたかのようにされてた。

 

・・・店長さん、手の込んだ悪戯をしたな。

僕はこのセットを買ったときには良い表情を浮かべていたよ。

それに「やっと俺の悪戯に気づいた奴が現れたか。」だって。

まあ、サービスでピカピカにして「恋人に渡すんだろ」って言いながら、箱に入れて渡してくれた。

やっぱり渋いおじさんに外れはないな。

今日は帰って、明日に向けての準備をして、クラスのパーティーに参加しないとね。

まあ、二年生は僕一人だけ二組に行ったから、春は辛かった。

織斑一夏として再入学したから一年生の頃よりも辛かったよ・・・

さてと、帰ろうか。

 

 

クリスマスパーティーとかカット!Byギルオード

 

 

 

 

ピピピピピピピピピ

 

朝になった。

今日はデートだ。

胸のドキドキが止まらず、頬が赤いのが自分でも分かる。

これが『恋』か・・・一番最初の16歳の頃以来かな?

おっと、待ち合わせよりも早く行かないとね。

簪を待たせるわけにはいけないしね。

さてと私服に着替えて、行ってきます。

 

約束の一時間早く待ち合わせ場所に僕は来ていた。

簪はまだ来ない。

 

「………なして!……なして下さい!!」

 

簪の声が聞こえた。

僕はそこに向かっていった。

そこには・・・

簪をナンパしている男達がいた。

 

キラキラバッシュ──────────ン

 

「君たち………人の彼女にナニシヨウトシテルノ?」

「見ての通りナンパだよ。んで、ちょっと楽しい事を使用としてたんだよ。わかんねーのか優男?」

「いっ……一夏ぁ……助けてぇ」

「けっリア充が…兄貴、やっちゃいましょうぜ?」

「そうっすよ、ケチョンケチョンにしましょうぜ?」

「そういうわけだ、優男君。………ここでくたばりやがれ!!!」

 

そう言って三人の男との戦闘が始まってすぐに、片がついた。

まさか恰好だけだったとは・・・鳩尾一発でKOとはね。

鍛えてなさ過ぎだな。

これだから最近の若いのは・・・

とりあえず警察に連絡を入れて、事情を説明した。

 

「怖かったよ……一夏ぁ」

 

涙目の簪可愛い!!!

僕は簪を抱き寄せて、頭を撫でた。

 

「よしよし、怖かったね。……遅れちゃってごめん。今度からは一緒に行こうか。」

「うん!」

 

簪は若干目元が赤かったけど、とびっきりの笑顔を見せてくれた。

 

「じゃあ、行こうか。」

「今日はどこに行くの?」

「そうだね、遊園地にでも行こうか?」

「うん、行こうよ。私、遊園地久しぶりだなぁ。」

 

僕達はバスで遊園地に向かった。

 

 

バスで一時間位したら遊園地に着いた。

 

「着いたね。」

「うん、着いたね。」

「最初はどうする?」

 

簪は少しウズウズしていた。

ふふ、簪らしいや。

 

「Action仮面のショー……観に行こうか。」

「うん!」

 

Action仮面のショーを観に行き、そして時間が経って終わった。

 

「一夏…………面白かったね!!!」

「そうだね。じゃあ、次は僕の行きたい場所に行っても良いかな?」

「うん、良いよ。どこに行くの?」

「お化け屋敷。」

「    」

「じゃあ、行こう!」

 

簪が苦手なのを知ってのチョイスだ。

悲鳴とか泣き顔とか・・・あと抱きつかれたい。

 

お化け屋敷を終えると、

 

「一夏の馬鹿、一夏の馬鹿。一夏の馬鹿!一夏の馬鹿ぁぁ!!」ポコポコ

 

僕は簪に殴られている。

全然痛くない。

こういうときは、我々の業界ではご褒美ですとか言うんだっけ。

とりあえず言ってみると、顔を赤くして、テシテシと蹴ってきた。

・・・可愛いな。

 

色んな物に乗ったり、昼ご飯を食べたりしたら、そろそろレストランに向かっても良い時間帯になった。

移動しようと思っていたら、簪はある一点を見てはこっちを見て、こっちを見ては、ある一点を見てを繰り返していた。

 

「簪、メリーゴーランドに乗りたいのか?」

「ソソソソそんなわけないよ///」

 

僕は簪の手を引っ張って、入り口の方に行き、

 

「ニ名、お願いします。」と言って入っていった。

 

そして簪と二人乗りした。

簪は恥ずかしがっていたけど、笑ってくれた。

 

 

遊園地を出てから、僕は簪を連れてホテル『テレシア』に連れて行った。

しかし問題が起きた。

僕、スーツとかそういうの持ってきてないんだ。

大人しく三階で安めの(トップ5に入る高い)スーツを買った。

そして簪は無料でドレスアップ・・・男女差別反対・・・

ドレス姿は本当に素晴らしい。写真に撮っておきたい位だ。」

「一夏ぁ、ドレス姿辺りから、声漏れてる///」

「本当の事だから、別にかまわないよ。」

 

僕らはディナーを食べている。

勿論フルコースだ。

 

「一夏……ここって相当高いんじゃ」

「そうかもね。でも、僕からするとちょっと高い位何だよねぇ。」

「………………後それ、お酒だよね。」

「気にしない、気にしない。」

 

僕らのディナーは続く。

 

 

ディナーを食べた後、ホールで少し踊った。

簪の肌はスベスベだったと言っておく。

そして僕らは今外にいて、学園に帰る途中である。

僕はそして簪にプレゼントを渡そうと決意した。

 

「簪」

「な~に?」

「メリークリスマス。」

 

簪の手にあの箱を渡す。

 

「開けてもいい?」

「うん。」

 

パカッ

 

「………綺麗。付けて貰っても良い?」

「わかったよ。」

「………………どう?」

「………………………ステキだ。とってもステキだ。」

 

だからこそ、こんな罪人に君は似合わない。

 

「……………………」

「一夏?」

「簪、僕は罪人だ…咎人だ…君と付き合う資格は」

「それ以上言ったら怒るよ」

「でも、僕は史上最高級の犯罪者だ、殺人者だ、テロリストだ、結局僕は何も成長していない。結局君を裏切って傷つけて………こんな男に君の」

 

パチン

 

・・・叩かれたのか?

 

「言ったよね、怒るって。」

「でも僕は君だけを愛せない!!!僕は平和のためにいつも自分を捧げてる。こんな自殺志願者に着いてくるな…………それは女性としての幸せを」

 

チュ

 

簪が僕の口を塞いだ。

暫くは簪の好きなようにさせた。

 

「はあ・・・はあ・・・してます。あなたの過去を見たときから、フレイさんやラクスさんと話したときから知ってます。」

「なら、なんで、そうするの!!優しくしないでくれ…………僕のことは放っておいてくれ!!!」

「なら、なぜ貴方は私に優しくするの?」

「あっ、それは…………そうさ!君は代わりだ!僕が心の隙間を埋めるために作った隙間だ!」

「私はそれでもいいよ。貴方が楽になるのなら。」

「あっいや、違うんだ………」

「ほら、貴方は素直で優しい人です。」

「それこそ違う!僕は優しくなんかない!」

「いいえ、優しいですよ。一夏はいつも人を第一に考えています。」

「そんなのは当然のことじゃないか」

「私よりも貴方の方が出来ない人が多いことを知ってる筈ですよ?」

「僕が…僕が優しかったら………親友が敵になったときに、親友を肯定しても最終的には否定して切り伏せた…………あんなことはしない。一年前のテロも起こしていない!」

「………貴方は一人で何でもしようとしすぎです。そして自罰的過ぎます。だから自分を否定するんです。」

「だから私が彼女たちの代わりになります。」

「キラ、いえ…………一夏……私は貴方といて幸せです。貴方を見つけて幸せを手に入れました。だから、自分の心に素直に成って下さい。少しずつで良いです。自分の心に傷を付けずに愛を与えて下さい。私は、更識簪は、織斑一夏の事を愛しています。」

「それでも僕は君だけを愛せない。」

「でも、貴方は私を愛してくれているのでしょ。」

「そんなわけないよ。」

「ダイヤモンドは永久不変の永遠の絆ですよ。私が知らないとでも?」

「……………やっぱり『愛』してるんだな、僕は君のことを。」

「簪、こんな弱い僕だけど、支えて欲しい。学園を卒業したら、結婚して欲しい。」

「………今じゃない?普通?」

「17歳で結婚はちょっと………」

「チキン」

「うっ……」

「嘘よ。」

 

チュ

 

またされた。

今度はこちらから

キスをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・勝った。何に勝ったかは言わない。

ただ、簪は可愛い。

 




書きたいことが伝わったらうれしいです。

甘い話が心に来る。
辛い話も心に来る。

そう感じてもらえればうれしいです。

間に合ってるとうれしい


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私のバレンタイン

盛大なネタバレがあります。
嫌な方はブラウザバックして欲しいです。

今日、姉から「ほい、遅れたけど、バレンタイン」と渡されて、あっバレンタインだったって気づいて書きました。


本編の更新は学年末テストが終わったらします。


~簪サイド~

ついに明日はバレンタインデー。

もちろん渡す相手は自慢の彼氏・・・一夏だ。

でも、一夏たくさんチョコ貰いそうだな。

甘いものばっかりで大丈夫かな?

 

※簪は一夏(キラ)が甘いのが大好物なのを知らない。だって辛いのばっかり食べてるもん。まあ、嫌いなものもないけど・・・だってヨーグルトソースとチリソースのミックスケバブを中々って言ってたし・・・ね。

 

一夏も甘いものばっかりだったら飽きると思うから、私は抹茶チョコを作ろう。

一夏、喜んでくれるかな。

 

「あっ、かんちゃん!」

「本音………どうしたの?」

「一緒にチョコ作ろうよ!!」

「うん、いいよ。」

「じゃあ、キッチンに出発だぁ~!!」

 

本音と歩いていると、部屋のキッチンに向かっているのではなく、食堂に向かっているのが分かる。

 

「本音そっちは食堂じゃないの?」

「着けば分かるよ~。」

 

少し歩くと食堂が見えてきて、関係者以外立ち入り禁止の扉を本音が開けた。

 

「本音………まさか、貸し切ったの?」

「えへへ~、会長が貸し切ったよ。」

 

中に入ると既に、姉さんに自由登校日の虚さん、シャルロットにラウラ、マドカも居た。

 

「姉さん、これは………どういうことなの?」

「ふふふ、一人で寂しく作っても悲しいから、みんなで一緒に作ることにしたのよ。味見でチョコも沢山食べれそうだしね。」

「それが本音でしょ、姉さん。」

「うっ!」

「完成したチョコ以外なら………いいよ。」

「簪ちゃん!ありがとう!」

「姉さん、苦しいので離れてください。」

 

それにあんなものを押し付けられたら嫉妬してどうかしてしまう。

 

「は~い。じゃあ、今からみんなでチョコを作ろうか。」

『おお!』

 

 

 

 

 

 

次の日

はあ、昨日は疲れた。

姉さんが調子に乗ってチョコをパクパク食べていったせいで、材料が足りなくなって買い足しに行ったり、ラウラとマドカの甘い雰囲気がでてシャルロットが暴走気味になったし、千冬さんも乱入してきて、調理器具が何個も壊れて食堂のおばちゃんたちに全員で説教されて・・・大変だった。

でも、みんなで作って味見もし合ったから、味にはとても自信がある。

一夏を捜さないと。

でも、今日に限って一夏の姿を見ない。

・・・どこに行ったんだろう?

電話にも出ないし、どうしたんだろう?

千冬さんに聞いても知らないというか、今日は学校にも来ていないみたいだし・・・

どうしたのかな?

 

ピピピ

 

ISのメールボックスに一夏からの連絡があった。

 

宇宙(ソラ)に来て』

 

宇宙に来て?

一夏いま宇宙にいるの!!

どうしよう、チョコは持っていけるかな?

あっチョコが粒子化してISの装備一覧に入っている。

とりあえず、千冬さんに言ってきた方がいいかな?

でも、一夏の説教は確実だよね。

だったら、一緒に怒られてから、チョコを渡した方がいいね。

私はISを展開する。

学園祭で打鉄弐式は一夏のフリーダムによってコア以外は修復不可能なほど破壊されたけど、彼の残してくれたISコアと融合し、私のISは進化し、一夏との最後の戦いの時にセカンドシフトを遂げた。

姿はかつて戦った火器運用試験型ゲイツ改に付いていたリフターを改良したものを背に乗っけていてファーストシフトの時よりもスマートになっていて盾にも武器が増えた。

装甲の色もより鮮やかな水色になった。

そして、あるシステムも無くなった。

一夏のストライクやフリーダムと一緒で全身装甲のため、宇宙でも活動できる。

 

 

宇宙に来た私は早速一夏を捜す。

一夏のフリーダムはサードシフトを遂げている。

白式・雪羅のように白い四肢を持ち、フリーダムやストライクフリーダムのような色をしたボディに、胸にはウラトラマンのタイマーカラーのような、ライトグリーンに発光する球体がある。

翼は、フリーダムとストライクフリーダムどちらにも似ているようで、似ていない。

顔は、額だけではなく、耳にもトサカ?角?とにかく、そんなものが付いている。

暗い宇宙空間だと、目立つからすぐに見つかるかなと期待していたけど、広いから見つからない。

 

プップップッ

 

レーダーが反応した。

フリーダムの三倍の速度でこちらに近づいてくる。

 

「来てくれたんだね、簪。」

「もちろんだよ。我が儘をあまり言わない一夏が、我が儘を言ったんだからね。」

「ありがとう。」

「でも、どうして宇宙にいるの。」

「………簪は僕の過去を知っているから言うよ。今日はね、アスランのお母さんが亡くなった日なんだ。だから、ここに来たんだ。………みんなと一緒にいたらどうにかなってしまいそうだったから。」

「一夏………」

「でも、簪を見たら少しだけ、大丈夫になった。ありがとう、来てくれて。」

「いいよ、力になれて嬉しいよ。………じゃあ、チョコは渡さない方がいい?」

「そんなことはないよ!嬉しいな。簪、僕の為にチョコを作ってくれたんだね。」

「うん。地球で渡そうと思ったけどここで渡すね。………はい、ハッピーバレンタイン、一夏。」

「ハッピーバレンタイン簪。」

 

宇宙でのバレンタインデーは、私の一生の思い出に残るだろう。

帰ったら二人ともに千冬さんに怒られた。

 




隠す気も無いISの描写である。
キラの乗っている機体はエターナルフリーダムで検索し、GWE-X001Aと載っている奴です。


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実は今回の作成時間、一時間

サブタイトルにある通り、今回の作成時間一時間でした。
ギルオードが一番驚いてます。
これが、何時もできたら毎日投稿できるのに・・・
まあ、流石に本編はそんな簡単にできませんからね。
その巻を何度も読み直しながら書くので。


でも、文字を打つのは速くなりたい。


信じたくなかった。

いつも私たちを助けてくれていた彼が、負けているところを・・・

嘘だと言ってほしかった。

大剣が盾ごと彼を突き刺す光景を・・・

映像でしか見ることのできない、彼の最期。

嘘よ、嘘よ、嘘よ!!

だって!一緒に泳ぐ約束があったでしょ?

こんな映像・・・嘘だと言ってよ!!

 

『またね、簪。』

 

「嫌だよ、逝かないで、キラぁ。」

 

爆炎に飲まれていく彼。

・・・許さない。

あの緋色と橙色の光の翼を持つあの無人機を許さない。

 

 

 

専用機持ちは織斑先生の命令を無視して、あの無人機を落としに行く。

彼女らの中には、銀の福音と霧纏の淑女の姿もいた。

それでも、無人機には届かなかった。

そこに黄金が現れる。

その黄金の正体は!!

 

次章「蘇る黄金の意思」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

没ネタまとめ。

もしも、一夏がハサウェイだったら、一夏は早い段階で世界に絶望をし、亡国機業に入り自分に賛同するもののみを引き抜きし、マフティー・ナビーユ・エリン・・・通称マフティーを結成する。

学園にも通わないし、ヒロインもいない。たぶん、処刑エンドかな?

機体は最初っから二次移行しているΞガンダム

 

もしも、ヒイロが主人公だったら、白雪姫に乗ることを前提に考えていたので、マドカに憑依させる予定でした。

機体はリーオー→メリクリウス→ウイングガンダムEW版で、亡国機業がスコール派とボス派に分かれ、ヒイロは少数のスコール派につき内乱が始まり、IS学園付近で自爆する。

そこから一夏に保護され、まあ捕虜扱いになる。

ちなみに一夏がマドカに惚れる。がんばれ一夏。

それから自爆したウイングのコアが進化し、ウイングガンダムプロトゼロになる。

それから、ウイングガンダムゼロEW版になり、最終的に白雪姫になる。

白雪姫になるときに、自分が女性であることを素直に認める。

一夏に可能性が舞い降りた。

 

もしも、刹那だったら、ヒロインは白式のコア人格になる。あとは、キラと似ているため実はネタバレになるから深く書けない。

言えることは、ヒロインを変えれば、キラは刹那に変更できる。

ただし、通常は刹那の方が戦闘能力は高いけど、切れたら多分、キラの方が怖いし強い(うちの設定では)。

 

前回に言った無双みたいなネタは書けなさそうなので、没案を載せました。

 

 

 

 

 

 

エイプリルフールなので、次回作か、この作品がいまいち進まなくなった時にやる予定の作品の紹介をしたいと思います。

あっ、安心してください。

この作品に愛着があるため、クオリティーが下がっても完結させます。

 

作品名は現段階では「存在しない大英雄」が第一候補ですね。

原作はFateです。

ギリシャの英雄ですが、本物のギリシャ神話には、ちょろっとしか出ないし、名前も二通り位あるのでそれを利用して、幼少期と青年期でそれぞれの偉業を成し遂げた・・・という並行世界の話を書く予定です。

最強にしたい気持ちはなかったのですが、友人と一緒に設定建てたら、強過ぎね?となりました。

ですが、特にギリシャの神様たちが、強者に何もしないわけがなく・・・バランスは丁度良くなったと思います。

ヘラクレスと戦えば、恐らく相性の問題で負けます。相性が悪いなんてレベルじゃないので。クラス次第だと、完封されるのも夢じゃないですね。ヘラクレスが七の主人公が三ぐらいの勝率かな?

逆に、ギルガメッシュに対しては相性がいいので、悪くて引き分けでしょう。少年期なら負けえる可能性があるぐらいでしょうか。

クーフーリンは相性が良いなんてレベルじゃないので、引き分けに持ち込まれることも難しいでしょうが、こっちが少年期なら、最初から宝具を使えば負けになる可能性があります。

しかし、彼は特別な事になっているので、普通召喚できません。

召喚出来たら、負けは有り得ないが、勝てるかは分からないというのが主人公の強さです。

深いことを教えるわけにはいけませんのでこれぐらいで。

 

・・・嘘じゃないですよ。

本当にこれを次回作にしようと思ってますので。

ただ、進行状況が悪くなったらやるというのが、嘘になるか、本当になるかが分からないのです。

嘘になったら自分も嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・・・次回作について書いてますが、ホントのことです。
できれば今すぐ書きたいぐらいですが、そんなことをやったら、多分この作品の次回の更新が来年になってもおかしくないな~と思っているので、頑張ります。


遂に三巻です。これで作品の前半が終わりそうです。
五巻~十巻が中間で、それ以降が後半になります。
完結を目指して頑張りますが、彼が亡国機業側なのを忘れずに・・・
原作のイベントは途中消えます。体育祭とか特に。
期待していた方は、申し訳ありません。


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自由の英雄は次の世界へ
自由の最期


注意
皆様方初めまして、ギルオードと申します。
皆様方の小説を見させていただき、自分も小説を書きたいと思ってこの度思い切って書いてみました。
作者は現役学生であるため更新が不定期になったり、するかもしれません。
また、感想は「俺の返信されてねー」とか、思うこともあると、思いますが感想はちゃんと見ており、答えずらかったりネタバレ等の理由で返信出来ないといった事なので、その辺は御配慮していただけたら、幸いです。
そして、私の記念の第一作目
【自由なる種のis物語】をどうぞ宜しくお願いします。

この話は、キラさんが、一夏に憑依する話です。原作が、好きな人はブラウザバックを、キラは、作者の自己解釈ならび、高山版を意識した(近づいてたらいいな~)キラなので、嫌いな人でも、みれると、うれしいなぁ。ですが、無理して見なくても構いません。

オリ主アンチ・・オリ主はキラジャナイヨー




「ああ、またこの日か……。」僕キラ・ヤマトの130歳の誕生日にして、命日。

・・・皆は元気に天国に、いるのだろうか。

あの戦争から、実に100年以上たった。

周りの人は皆僕を置いて先に逝ってしまった。

スーパーコーディネーターは周りの人よりも少し長生きでき、運もいいようだ。

同じスーパーコーディネーターのカナード君も少し前に亡くなったと風のうわさで聞いた。これでまた一人になってしまった。

ラクスも、マルキオ導師も、マリューさんも、ムウさんも、アスランも、カガリも、シンも、ルナマリアも、もちろんカナード君も・・・皆僕を置いて先に逝ってしまった。そして、この年の誕生日になると、・・・

───ピンポーン───

荷物・・・ラウ・ル・クルーゼ!!!

あの人なら、僕の死ぬ日を知ってても可笑しくないか……。ビデオレターを再生する。

「やあ………久しぶりだねキラ君」

本当に久しぶりです・・・ラウ・ル・クルーゼさん

あなたには、いつも驚かされる。

「キラ君。今の君に聞きたいことがあると言っても、私はそこにはいないと思うがね」

「私の言う世界と君の言う世界、どちらの世界の人が多かったかね」

・・・

「私の言う世界の方が多かっただろう」

「世界は、人は、君が思うほど想うほど綺麗じゃない」

「所詮人は己のことで精一杯さ」

・・・それでも僕は

「まあ、君のことだ。それでもめげずに生きたんだろう」

「だが、覚えておくと良い。世界は個人では動かせんよ」

「君も知ってるだろう? パトリック然りギルバート然り私然り……まあ後悔はしていないが」

・・・やはりそうなのか・・・

「だが、君の……君たちの真っ直ぐに進む意思だけは、私には、なかった」

「だからこそ君は昔のまま、真っ直ぐ突き進みたまえ。」プツ

・・あなたは、いつも最後の最期まで、僕の壁になっては、成長させてくれる。

「そうさ……僕はもう迷わない。最後の最期まで僕として生きてみせる」

───トリィ───

アスランが作ってくれたこのトリィは、僕が死ぬまで、もってくれる。アスランはやっぱりすごいな。

ああ、最後にまた生きる希望が出来たなぁ。

次は、最後まで戦う僕の闘い方で最期まで戦う。

さあ、寝よう。そしてまた、ストライクにフリーダムに乗って戦おう。

「おじいちゃんごはんですよー」

ああ愛しい孫の声が聞こえる最後の晩餐を食べに行かねばな。周りには、孫とその子供達がたくさん居る。こんな中で死ねるとは・・・今回は良い日だった。

 

 




最後まで見ていただきありがとうございます。
よく、キラやラクス、アスラン等アンチされますが、僕個人としては、戦争や自らの手で人を殺した事のない僕たちがたくさん命を奪ってそれでも前に行こうとする人をアンチするのは、少し違うんじゃないかと思います。
なので、いっそのこと自分で書いちゃえと思い書きました。だからといってシンが嫌いではありませんただ、種死は、設定内容がこゆいのに、その割には、時間が短くセリフをカットせざるを得ない状況というのが痛手かと思います皆様はどうですか?
クルーゼのビデオレターにより、生きる思いと闘う決意を取り戻したキラ。しかし、今回の死は異例中の異例だった。次回【自由なる種のis物語】《神様転生》
決意を胸に旅立てキラ!!


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神様転生

1000文字書くのがこんなに辛いとは・・・


~キラサイド~

真っ黒真っ暗ああ思い出したこれが、死ぬって事だったな。早く速くはやくハヤクあの日に戻らないとずっとここにいるのは、つらい。

「なんだ・・光が・:うわぁ」

~サイドアウト~

~女神サイド~

もう何なのよさっきの子は~若いクセに礼儀が全く出来てないし、何より私を見る目厭らしかった・・

そして、暴力まで。

怖くて転生特典の数を1つから、5つにしてしまった。

・・5つ目に、織斑一夏の抹消とはね・・主人公だから消えないけど、このままじゃ魂のない状態だわ。

急いで魂を作らないと、取り返しのつかないことになるわ。

ちょうど良い所に天命を全うしたとはいえ死人が・・事情を説明して、協力してもらうしかない。向こうの神にはキチンと謝ってからっと。エイ

~サイドアウト~

~キラサイド~

光が収まった。ここは・・今まで見たこともない。

「初めまして、キラ・ヤマト君」

ビクッ「誰だ!!どこにいるんだ!!姿を見せてくれ!!」

「慌てないでください。」その声と共に一つの光の柱があらわれ、その中からは、

「私は女神・・そうね・・エクスと呼んでくれる。」

僕のこの死後の世界での経験上恐らくは新米女神なんだろう。

「新米じゃないですー!えりーとです!!」

成る程新米か更に、可愛い子ぶってもラクスには劣るn

「冷静にならないでください!!あなた天命を全うしたとはいえ死んだんですよ!!もう少しリアクションをしてください。」

「嫌、そう何度も驚くことじゃない。」

「あなた、何度も死んでるんですか!?」

「うん。だから早く戻らないと。」

「その事で少しお話ししても宜しいでしょうか?」

「ええ、構いませんよ。」

~サイドアウト~

~女神サイド~

「ええ、構いませんよ。」

こんな優しい人に私は・・・ごめんなさい。

「実は、私のミスである男性を、殺してしまいその人の願いを叶えようとしたら、暴力を振るってきて・・それで、願い事を聞いたらその世界の主人公を消せと言ってきて主人公なので、死にはしないんですけど・・魂がない状態何です。なので、あなたに代わりをやって欲しいんです。お願いします。」

~サイドアウト~

~キラサイド~

涙目の女の子がいる・・・はぁ自覚していたけど、僕は女の子の涙に弱いな・・・。何より僕はキラ・ヤマトだ。ならば、やることは1つ

「いいですよ。協力させていただきます。」

「本当ですか!!!」

「うん。だから、僕をその世界に連れて行ってくれ。」

「分かりました。では、あなたが得た技能・知識・経験・身体能力・力の制御は、そのまま受け継ぎます。って何ですか?!この数値この世界でもうトップクラスですよ!」(この人なら・・・)

「今から行く世界はなんだい?」

「失礼しました。私としたことが・・今から行く世界はインフィニット・ストラトスですよ。略称isです。あと、転生特典は同じ5つでいいですよ。」

「分かりました。」1分後

「じゃあ、1つ目その世界の原作知識を今だけくれるかい?」

「今だけですか?」

「うん。何かを知ってる状態だと、過信しそうだからね。」

「分かりました」

30分後

「じゃあ、2つ目isの知識をください。3つ目は、専用機を2つ下さい。4つ目強力なサポート・・・出来れば亡国企業にスカウトさせて下さい。最後はトリィを連れて行きます。」

「あなたの過去を視ましたので、いろいろ了承出来ますが、なぜ亡国企業何ですか?」

「理由は2つ・・1つ目は強力なサポートに後ろ盾がほしこと。2つ目はマドカを裏世界に歩ませたくないなにより、兄は、妹を守るものだからね。(カガリ・・)」

「分かりましたでは、転生してもよろしいですか?」

「うん。大丈夫だよ。」

「では、転生します。キラ・ヤマトさんいや、織斑一夏さんご武運を。」

そして、僕はその声と共に光に飲まれた。

~サイドアウト~




はううう難しいよー。
キラの口調合ってるかなー。
意見は、バンバン下さい。批判は、・・・つらいかも。アンチキャラは増えるかもしれません。人格がキラなので、戦争してきてる人なので、鋭いし、覚悟とかも・・命に関してはねぇ?という訳なんで束さんは、会ったらほぼ確定です。ああ初めてって難しいよー。あと、オリ主にも、一夏は消えはしないと、言っております。
次回t「ちょっと待ったー!!」なっ何事!!ってエクスさん!!
「次回は作者と一緒に設定及び解説だよ。ここで、少しのネタバレと、ヒロイン候補の発表もするよ。皆様お楽しみに」


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New・World
自由なる種のis物語


本編開始です。夏休み前には、原作入りしたいです。


~キラサイド~

光が収まったら最初に見えたのは、暗い暗い何かの中だった。周りには、水・水・水しかない。ああ、どこからか、声が聞こえる。

「一夏早く出て来~い」

「こら!あなた・・千冬が眠ったばっかりなんだから、静かにしなさい。」

「ごめんよ~春奈(はるな)でも、心配で・・ああ一夏早く出て来~い」

一夏それが、僕の名前か・・・さすがエクス、彼処での出来事を覚えているけど、原作知識は忘れている。もう少しこの人たちの声を聞こう。

「全く・・秋斗(あきと)さんしっかりしなさい。こんなにオロオロしているパパを見たら一夏、パパのこと嫌いになるかもよ・・」

「ガハッ」パタ

「ゥ・・ン」

「あら・・千冬起こしちゃったね。」

「ママまだ一夏生まれないの?」

「もうちょっとよ。千冬は明日は小学校でしょ。もう寝ときなさい。」

「うん。お休みママ。」

「お休みなさい。一夏もお休み。」

その声と共に僕の意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に目を覚(醒)ましたときは、僕が産まれてお母さんが退院した日だ。

改めて新しい家族を見た。皆慈愛の目をしている。姉さんは、興味深い目で僕を見ている。

でも、小さな僕はもう眠いようだ。まだ、魂も定着仕切っていない。ああ、眠いもう、限界みたいだ・・

お休み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魂が定着仕切ったとき、転生者の名前を知った。

名前は、龍野竜之助だそうだ。

エクスが彼には高校生になるまで、接触してはいけないと言ってた。

この近くには【龍野保育園】と【竹富幼稚園】があるそうだ。

とはいえまだ産まれて3ヶ月間しか経っていないから、心配しなくても今はいいだろう。

「一夏ちゃん・・起きてますか?」

今来た人はしばらくの間、僕のお世話をしてくれる、スコールさんだ。

彼女はお母さんとお父さんの仕事場の後輩だそうだ。

何故親が居ないかというと、僕に妹ができるようだ。

キラの時には、産まれた時がほとんど同じだったから、どっちが上か分からなかったけど(勝手に弟にされたが・・)妹ができるのは、うれしい。名前はマドカだそうだ。日本人なのにカタカナなのは、どうしてだろう。

「ご飯の時間ですよ~」

のびのびとしゃべっているスコールさんだが、彼女からは、火薬と血の臭いが、少し・・ホントに少し微かにしている。両親共に危険な仕事に就いてるそうだ。

ご飯を食べたら眠くなってきた。

小さな体は難しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、少しの時間が経った。

僕とマドカは3歳になり、これから【竹富幼稚園】に通う。ハァ・・周りの子に合わせられるといいんだが。

「にいさん、にいさん!!」

「どうした?マドカ」

「にいさん、どうしたら、ともだち100にんできるんですか?」

「・・マドカなら、すぐ作れるよ。」

「にいさん、とみたけ・ようちえんが見えたよ。いそごうよ!!」

「マドカ・・富竹じゃなくて、竹富だよ。」

「そんなのいいから・・はやくはやく!!」

「はいはい」

 

 

 

 

・・・自己紹介の時間のようだ。・・ハァ

「皆さん、おはようございます。」

   \おはよーございます/

「この時間は、自己紹介をするよ。先生が手本をするから、しっかり真似してね。」

      \ハーイ/

「先生の名前は、山田麻美(やまだまみ)です。好きなものはハンバーグ、嫌いなものは虫です。皆よろしくね。」

「では、1番最初の子お願いします。」

「ハーイ。わたしのなまえは、あいかわきよかです!!好きなことはあそぶことで、きらいなものはカミナリです。みんなヨロシク。」

 

 

僕の番が来たか。

「織斑一夏です。好きなものは平和を送ること、嫌いなものは人を簡単に傷つける人だ。ヨロシク」

(私・・今まで見た生徒で1番扱いが難しい生徒にあったかしら?)

「わたしのなまえは、おりむらマドカです。好きなものはかぞくで、嫌いなものは、ピーマンとトマトとこんにゃくです。」

(そうそう、普通はこういうのよね。)

やはり大人は、気味悪がるのか・・

(私があの子を引っ張っていこう!!)

いきなり感情が負の感情から、燃え上がった、面白い先生だ。

 

 

 

隣の席の子か・・

「私の名前はさらしきかんざし。好きなものは、姉さん、嫌いなものは、味のこいお肉。ヨロシク」

内気だけど、根は、明るく優しい子なんだ。

 

 

 

 

次は、何だ?あの大きい着ぐるみは・・

「わたしは、のほとけほんねだよ。かんちゃんのともだちだよ。」

まず、あんなに大きい着ぐるみをどう動かしているかを知りたい。隣の更識さんは、顔を真っ赤にしている。

・・キラだった頃は、こんな平和な光景を見れた時間は少なかった気がする。

そう、思っていたら、思わず頬が緩んでしまった。そんな僕の姿を見て、更識さんは、「おりむら君笑わないで・・」って言ってきた。

いつもなら、こんなこと言わないけど、何故かふと気がついたときには、口を開いていた。

「一夏って呼んで。」ああ、いつの間にか僕の顔は、笑顔になっている。本当にどうしたんだろう。

あっまた更識さんが真っ赤になった。そしたら、こちらの目を見て・・

「私もかんざし(簪)って呼んで」

これから僕の人生は劇的に変化する・・今までの経験から、そう感じた。

でも・・それでも・・今は・・今だけは・・この平和のなかにいたい。

 




ひらがながこんなに見づらいとは・・・
このときのマドカが産まれる時・・
秋斗は30歳、春奈28歳、千冬9歳、スコール12歳です。
スコールは小卒で、亡国企業の前身組織で働いてます。


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接触

書くことは纏まっても、前回の話から飛びすぎ書きずらかったりする・・・
皆様方がどう時間を飛ばすのか知りたい・・
本編のような飛ばし方で、大丈夫かな。
モブが少し出ます。(モデルとなったキャラがいます。出番はきっと、またある。)


~一夏サイド~

あの入園式から、僕は騒がしく幸せで平和な日々を送っていた。

マドカはよく外で友達と遊んでいるから、自然と周りに溶け込んで、たくさん友達を作っていた。

僕は力加減は、この小さな体じゃ難しいし僕は静かな時間が好きだから、室内で静かにひっそりと毎日、本を読んでいる。

最初は、山田麻美先生に遊ぼうよと連れ回されたけど、僕の身体能力を見て、(目を輝かせてたが)外で遊ばせるのを諦めたが、暇なときは僕に話しかけたりしている。

今日も来たようだ。

「一夏君、こんにちは」

「こんにちは、先生」

「今日は何の本を読んでいるの?」

「100万回生きた犬」

「一夏君その本1週間に1回は読んでるよね。その本好きなの?」

「自分だけ、取り残される所が、自分もそうなるのかと考えさせられる良い作品だと、思います。おそらく気に入っていると思います。」

「そっかー。一夏君は、賢いんだね。」

それから休み時間が終わるまで、先生としゃべっていた。

帰る準備が終わったとき、先生が

「皆さん、来週に近くにある【龍野保育園】と剣道の試合をする事になりました。」

この町は、歴史を重んじる町だから、幼稚園や、保育園に入ったら、剣道や、柔道といった武道をやることを義務づけられていて、さらには、何か揉め事があれば、最後は武道で水に流し解決すると条例に定められている。余談だが、この事から剣道や柔道などの全国大会の優勝者や、優勝チームの多くはこの地域が輩出している。

僕は、持ち前の身体能力のおかげで、成長期を終えなきゃ教わってはいけない、ある古武術を教わっている。師匠曰くこの古武術は小学生までにある程度肉体を完成させなきゃ教授しても、最終的にマスターできないらしい。師匠はもう少ししたら、免許皆伝と言っていた。考え事をしていると、

    \ザワザワ/\ザワザワ/\ザワザワ/

皆ざわついている・・まあ、そうなるだろう。何たって初めての試合だ。騒がない方が可笑しい。

「ルールは、今年入った新入生で、5人での試合です。」

何故5人で試合なんだ?この幼稚園は、近くの龍野保育園と違い人が少ない。剣道をしてる子は、新入生は4人のはずだ。まさか相手は勝ちたいが為に、こちらに不利な条件を押し通したのか・・

「こちらは4人しかいないので、誰か1人スッケットで出てくれる人いませんか?」

普通ならいいけど、龍野の剣道には、龍野竜之助がいる。接触しない為には、しないほうがいい。

「ハーイ」

「マドカさんどうぞ。」

・・・まさか・・・

「お兄ちゃんを、すいせいします。」

「マドカさん・・すいせんね。」

「そうそうわたしは、お兄ちゃんをすいせんします。」

やっぱりか・・

「一夏君・・私からも、おねがい。」

・・簪まで・・

「一夏君お願いされてくれない?」

・・・周りの視線も痛い。此処は諦めよう。

「わかりました。」

「じゃあ先生は順番を考えなきゃいけないから、一夏君は、どのぐらい剣道できるか見せてね。」

「わかりました。」

───30分後───

「一夏君お疲れ様。おかげで順番が出来たわ。今から言うわね。・・・先鋒、獅子廼レオン(ししの・れおん)・・・次鋒、御劔心太(みつるぎ・しんた)・・・中堅、織斑マドカ・・副将、更識簪・・大将、織斑一夏です。」

「僕が大将でいいんですか?」

「ええ、一夏君、君がいいのよ。皆もそうでしょ?」

「ああ、一夏君・・俺や心太は、実力はまあまあだが、まだ後を考えた試合ができない。」

「うん、その点一夏君は、冷静に周りを見て、戦えると思う。」

「私やマドカは、2人よりは弱いから、一夏君に頼みたい。」

「ヨロシク!!お兄ちゃん。」

「わかりました。」

「じゃあ今日は解散。」

そして試合当日まで、僕は古武術をする時間を減らして、剣道の練習をした。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

~オリ主サイド~

よう、俺様はオリ主、龍野竜之助様だ。今日は俺様の最強への道のデビュー戦【竹富幼稚園】との試合だ。

しかも此処はフルメンバーじゃない。どうやらスケットは、捨ての大将らしいぜ。

俺様の相手は、あの織斑マドカだ。くくくふははは。俺様は運がいいぜ。マドカが亡国企業に入る前に俺様が倒して落として、俺様のハーレムの一員に入れてやるぜ。しかも、他のメンバーに聞いたら副将には、簪までいるのか。くく思いもよらないイレギュラーだが、まとめて今日の試合で落としてやる。

そして捨ての大将は織斑一夏ははは!!彼奴には、お似合いの役職だぜ。しかも、彼奴は小学生入る前に死ぬ。ふははは、負けの思い出をたっぷりと作ってやるぜ。

俺様達の精鋭部隊は、全員が、剣道の英才教育を受けてる最強のエリートチームなのさ。パットでの雑魚に負けるかよ。ふははは。先鋒は実力ナンバー3タイ、次鋒はナンバー2、中堅は最強の俺様、副将はナンバー4、大将はナンバー3タイ・・ふははは勝ったも同然・・何故なら、ナンバー2から、ナンバー7までの実力は互角だし俺様も下手したら、負けるからな・・勝ったも同然さ・・ボコボコにして、マドカと簪を振り向かせるぜ!!

あっ織斑の後ろに隠れた・・フッ簪もマドカも照れ隠しを・・可愛い奴め。

~オリ主サイドアウト~

 

 

~一夏サイド~

彼が、エクスの言っていた龍野竜之助か・・・本当に銀髪赤目何だ。何かこちらを馬鹿にしている目だね。後、簪とマドカを見る目が、欲望溢れて嫌らしい。簪もマドカも隠れちゃった。

あの人はこれから試合なのに何を思っているのか。ハァ

 

 

 

試合の結果

レオン君は、2対0で圧勝し、心太君は、互角の戦いを繰り広げ1対1の引き分け、マドカは頑張ったけど、0対2で負けて、簪も0対2で負けた。僕は2対0で圧勝した。結果は、引き分けこれで終わろうかと思ったら急に向こう側から、延長戦を申し込まれた。練習試合だから、そこまでしなくてもいいのに。

~一夏サイドアウト~

 

 

~オリ主サイド~

クッソクッソクッソクッソクッソクッソ!!!!何でだよ!!先鋒と次鋒があの結果なのは、どうでもいい!!何でだよ!何で織斑のクソが勝ってンだよ。俺様でも、負ける時もあるし、よく互角の戦いをするんだぞ!!クソが!!何で圧勝しているんだよ!!!何でオリ主の俺様より強いンだよ!ふざけるな!!そうだ!!小学校入学前なんて待てない・・今ボコボコにして、殺してやろう。俺様の物語にお前は必要ねえ!!消えろ!!

~オリ主サイドアウト~

 

 

 

~簪サイド~

これから延長戦が始まる。皆、相手のエースと自分達のエースの戦いを見守ろうとしている。

試合が今始まる前、彼・・龍野竜之助さんは、一夏君に話しかけていた。

「俺が勝ったら簪とマドカを貰う」

・・・涙が出そうになった。なんとなく言葉を感じ取ったら涙が出そうになった。皆も聞こえたようで、怒っている。マドカも泣きそうにしている。

「それなら、真正面から告白すればいいし、貰って何をするんだい?」

一夏君は、優しく問い掛けている。私は、一夏君に一夏に裏切られたと思って涙がこぼれた。マドカも泣いている。レオン君も心太君も私達をどうにかしようよしている。また、彼が口を開く。

「俺の女にするんだよ!!」

涙が止まらなかった。

「そうか・・・」

この声と共に一夏の雰囲気が変わった。

~簪サイドアウト~

 

 

~一夏サイド~

「俺の女にするんだよ!!」

その声に怒りが混み上がった。僕の中で種がはじけ飛んだ。

「そうか・・・」

僕は、久しぶりに、怒りに寄って種を割った。

~一夏サイドアウト~

 

 

~簪サイド~

試合は、一瞬だった。

一夏が竹刀で胴に向かい振ると彼がそれを守る。

彼は返し技が出来ると思い口を歪める。

彼が返し技で面を打つ。

一夏は零距離に間合いを詰めて一本にさせない。

一夏の体当たりで、彼が吹き飛ぶ。

彼は白線ギリギリで体制を整える。

既に一夏が上段で面を打つ構えを取る。

彼はそれを防ぎ返そうとする。

一夏は竹刀を神速の速さで振った。

彼の竹刀を叩き割ながら、一夏は彼の面を捕らえた。

彼は後頭部から、後ろに倒れた。

一夏の一本勝ちで、勝負が終わった。

今日の試合最速で終わった。あっけない最後だった。

一夏が私の為に怒ったと思うと喜びが混み上がった。なぜか体がポカポカして、頭も熱くなってきた。

私は、その場に倒れそうになった・・いや、倒れた。

・・痛みは、一向に来ない。顔を上げたら一夏が支えてた。私は気を失った。

~簪サイドアウト~

 

 

 

 

~一夏サイド~

久しぶりにSEEDになった。

少し疲れたけど、もうこの小さな体での、種の割り方も覚えた。

簪が気を失ったから、医務室に運ばないと。ラクスの時のように、体を横にして持った(お姫様抱っこ)。

途中「きゃー!!」と聞こえたが無視だ。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

後日

~一夏サイド~

試合が終わった後、簪は僕のことを一夏と呼ぶようになった。そして、あの時のお礼がしたいと、お家に誘われた。少し楽しみだな。

~一夏サイドアウト~

 

 

~簪サイド~

一夏をお家に誘った。勇気を振り絞って誘った。私の友達を家に誘ったのは、初めてだ。お母さんに化粧の付け方を聞いとこう。

~簪サイドアウト~

 

 

 




ヒロイン簪だけでいいんじゃないかな・・
初めてなので、ヒロインは一人にしたいと思います。
楯無(刀奈)さんとのイチャイチャを期待していた人には、誠に申し訳ありません。
設定集も少し変更します。変更後が、本当の事になります。
設定を変える事になって本当に申し訳ありません。
さて、今回は、モブ?と、その元のキャラを紹介します。
まずは、先鋒の獅子廼レオンですね。元のキャラクターは、空の軌跡の、《剣帝》レーヴェこと、レオンハルトです。作者の大好きなキャラクターの一人です。
2人目は、御劔心太です。これは、るろうに剣心の緋村剣心です。対戦相手は、ガトツの人です。
簪が裏切られたと思ったのは、3歳なのもだけど、一夏様の言葉を「自分から、告白すれば僕は何も思わない」と解釈したからです。


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流れ行く平和な日々・・過ぎ去るは流星の如く

何とも中二的なサブタイトル・・
話は、急展開します(多分)。
ようやくトリィが出せる。
なんか、大人と接触させたら、これじゃない感ハンパない。
キャラ崩壊タグ付けた方がいいかな?
後序章は1話で終わりかな?


~一夏サイド~

あの試合の後、家に帰ったら両親は大はしゃぎしていて、その日はパーティーだった。

その日、父さんが

「頑張った2人には、ご褒美をやらないとな。」と言い、その後母さんが

「何が欲しい?」と言ってきた。

マドカは迷わず

「あたらしい、しない」と答えた。

ちなみに両親は苦笑いしていた。

僕は、「電気工学用備品セット」と答えた。

トリィは、こちらに来たときから、パーツがバラバラになっていたから、このチャンスを活かし直そうと思っていた。

まあでも、3歳児にそんなもの買い与えるとは、思わなかったが両親は

「うん?電気工学用備品セットか・・まあ別にいいだろう。」と言っていて、正直驚いていた。

そして買って貰った当日にトリィを修理した。

夕食のときは、父さんの酒を間違って一気飲みした、姉さんに絡まれて、「千冬姉と呼んで」言われたから、これからは、姉さんの事は千冬姉と呼ぼう。

そして今、僕は簪と一緒に簪の家に向かっている。今日の簪はいつもと少し違う。そんな感じがする。

なぜかこれから簪の家に行くと思うと、ワクワクしてきた。どうしてだろう?

~一夏サイドアウト~

 

 

~簪サイド~

今私は、一夏のとなりでふっ2人っきりで歩いている。

お母さんに今日のことを言ったら「デートね!!」と言われた。デートってなんだろう?

お母さんから、いろんなアドバイスをもらった。

手をにぎったら、ゆびをからませる。

ものをたのむときは、目を合わせて上目づかいをする。

いろんなことを教わった。

教わった通りに、ゆびをからませてみた。

心があのときのようにポカポカして、顔が真っ赤になっているような感じがした。

一夏と一緒にいると、やっぱりうれしい。心がポカポカしてあたたまる。

早く家についてほしいけど、まだ、ついてほしくない。

私どうしちゃったんだろう・・・

 

 

もう家についた。もうすこし2人っきりがよかったな。いっいまは、一夏を中に入れないと。

「いらっしゃい・・一夏。」

~簪サイドアウト~

 

 

 

~一夏サイド~

「いらっしゃい・・一夏。」

ということは、此処が、簪の家・・僕が想像していた家よりも明らかに大きすぎる!!これは家じゃなくて屋敷じゃないかな・・

もしかしたら簪って実はお嬢様なのか。

とりあえず

「おじゃまします。」

と言って簪について行く。すると向こう側から、見馴れたぬいぐるみが走ってきた。

「かんちゃん、いっちー」

やっぱり本音だった。

ちなみに本音は最初僕のことをおりむーと呼んでいたけど、

「マドマドとかぶるから、いっちーね。」

と言ってきた。僕は、あだ名を付けられたのは初めてだから、とても気に入っている。

僕は簪に

「本音も誘ったの?」

と聞いたら、専属の使用人だそうだ。うすうす簪がお嬢様ではと感じたが、まさか・・・まさか・・・あの布仏本音が・・本音が使用人だなんて・・人が見かけによらないとは、本当のことだったのか。

 

簪に案内されて、客間に僕は通された。

多分、簪の家族が来るんだろうな。今の状況はとてもくつろげない。さらに周りからは、薄くだが、敵意を感じる。

ここに来る途中から、感じていたから、逃げ道は幾つか作ったけど、恐らくは使わないだろう。

相手に気づかれないように、警戒しておいて損は無いだろう。

戦闘には、ならないだろうけど、警戒し続けるのは、余りいい気分じゃないな・・・

~一夏サイドアウト~

 

~先代楯無サイド~

今、簪が初めて友達を家に連れて来た。

私は涙が出そうになった。

簪がいじめられてなくてよかった。簪に友達が出来ていて本当に涙が出そうで仕方がなっかった。

しかし、男友達か・・・前回の試合私は見に行くことが出来なかったが、長年の相棒の布仏慧史(さとし)は、天才的な戦闘センスだけではなく、あの歳で、怒っていながら冷静でいられ、少しの間だったが、歴戦の猛者のような、プレッシャーをわかる人間にしか、わからない位の薄さで出していたという。

まさか・・と思ったから、私は簪に頼んで

「まずは、私達、大人と話させてくれ。」と頼んだ。

簪は疑問に思っていたが「いいよ」と言った。

簪達を私と慧史の妻に頼んで、私達は、客間に向かった。

客間に向かう途中から、足音を私達は消していたが、客間まで200メートル位で警戒が一気に濃くなった。

まさか・・・この距離で気づかれたのか。私は慧史の方を見た。慧史も驚いていた。本当に彼は気づいているのか?疑問を持ったまま私は扉を開けた。

 

 

・・そこに居たのは、目を閉じていた小さな男の子だったが、私は・・私達は、すぐに撤回した。

 

目を開けた彼は正に歴戦の猛者だった。それと同時に彼から、とてつもないプレッシャーと悲しみ、そして、優しさを感じ取った。

~先代楯無サイドアウト~

 

~一夏サイド~

僕は薄く警戒して待っていたら、いきなり人の気配を感じ取ったから、警戒を強めてしまった。

そして、戦争時の感覚が一気に甦ってしまった。

それほどのプレッシャーを感じ僕は目を閉じてしまった。

ガチャ扉が開いた。

2人の人を感じ取った瞬間・・・パーン

種がはじけ飛んだ。

 

 

数分にも満たない時間が流れた。それでも、お互い喋れない。きっかけがないから・・僕が喋ろうとしたら、

───トリィ───

トリィが来た。窓が開いていたから、そこから入って来た見たいだ。

1人のおじさんが

「それは?」と聞いてきた。

僕は迷わず

「大切な友達です。」と答えた。

少し経ってから、おじさんが

「簪の事をよろしく頼む」と言った・・この人が簪のお父さんか・・

もう1人のおじさんが、

「本当に宜しいのですか」という。

簪のお父さんは、

「後は本人達の問題だ」と答えた。

そして、

「こちらにおいで。簪達がまってるよ。」と言った。

~一夏サイドアウト~

 

 

~先代楯無サイド~

「大切な友達です。」

彼ほどの人が1つの物にこれ程の愛情と優しさを込めてこの言葉を贈れるのか?

・・普通なら、無理だろう。彼は優しすぎるのかもしれない。そんな・・こんな優しい子があそこまで冷たい目を・・瞳を出せるのか?

話を聞けば、家族関係は良好なのに・・

今の私達では、この子を救えない。

後は、娘達に・・簪に・・任せるしかない。

あの瞳には同じ年代の声じゃなきゃ届かない。

だからこそ、娘達に会わせよう。

~先代楯無サイドアウト~

 

~一夏サイド~

戦争時の感覚は、あの後すぐに無くなった。

そして着いた部屋には、妹と性格真逆な姉達に会った。

更識刀奈・・とても元気で明るく、活発的な子だ。

布仏虚・・とても真面目な子だ。

あれ、上と下ってこんなに性格変わるっけ?・・・僕とカガリ、ルナマリアとメイリン、僕とマドカ、僕と千冬姉・・ああ結構変わっていたね。

2人と知り合った事によって、僕の日常はまた、騒がしいけど楽しくなる。

けれども、この後起きる悲劇にこの時僕は、まだ気づいていない。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




凄く眠たいです。
話の飛び飛び、キャラ崩壊などなど本当に作者の力不足で、すいません。
刀奈や虚との、会話は次回には、出来ますので、本当に作者の力不足で、すいません。


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自由復活・・そして彼は亡霊に・・

序章ラストです。
サブタイトルでネタバレです。
話は急展開します。
バーサーカー一夏様
新キャラ出ます。ていうか、こういうの出さなきゃキラ様のセカンドシフトのフラグがなくなってしまう。
リアルな話、中学と高校マジ違うは・・
地震のせいで、自分の部活動中止中なのに・・ここまで疲れているとは、たまに小説書きながら、5分位意識が飛んだりしている。そして3日遅れで来る筋肉痛。
では、本編をどうぞ。
後、いくら真面目な虚さんでも、小学校の頃からお嬢様呼びじゃないよね?しっ心配になってきたな~。


~一夏サイド~

刀奈や虚さんに会ってから、2年経った。僕たちは年長組になり、刀奈さんは、ピカピカの1年生になって、虚さんは、2年生になった。

虚さんが、入学するときは何も起きずにすんだけど、刀奈さんのときは、違った。なぜなら刀奈さんは、

「簪ちゃんと一緒に入学する~!!」と言って、楯無さんを、困らせていて、それを愛桜(あいら)さん・・簪や刀奈さんのお母さんはうれしそうに眺めていて収集がつかなかったとき、簪の一言で流れが変わった。

「ワガママ言って、周りのめいわくになっている姉さんは嫌い」と言ったら、刀奈さんは一瞬で黙った。

こうした事があったが、僕たちは平和な日々を送っていた。そして今は僕と簪と刀奈さんと虚さんで更識家に集まって来週のマドカの誕生日プレゼントについて話し合っていた。

ちなみにマドカと本音は園長先生にイタズラをして、他の生徒と一緒に説教を受けている。

 

「ではではマドカの第3回ビックリ誕生日パーティー会議を始めたいと思いまーす!!!」

「姉さんもう少し静かにしゃべって・・」

「刀奈、周りの人にめいわくです。静かに。」

「ウェェいっいっ一夏君はうっ裏切らないよね?」

「えーっと、刀奈さんの思いには、応えられないかな。」

「一夏君の裏切り者~・・」

「一夏さん、とりあえず刀奈は、ほうっておいてかまいません。」

「それは、それで良いの?」

「うん。一夏今は急いでプレゼントについて考えないと。」

「どうしようか?」

「一夏さん、どこで買うか決めていますか?」

「うん。僕の古武術の免許皆伝祝いとまとめて、隣の県まで行って買う予定だよ。」

「となりの県の湯栗(ゆくり)町には、ぬいぐるみ専門店が在るはずです。そこで買うのが、よろしいのでは?」

「分かった。そうさせてもらうよ。」

「終わったね。当日はマドカは千冬さんと一緒にここで、遊ぶから買い物についていく心配は、ないね。じゃあ会議は、かいさん今から、みんなで遊ぼう!!」

「姉さん・・・まあ、いいや。一夏も遊ぼう。」

「うん。いいよ。」

 

 

 

 

そして当日、父さんと母さんが千冬姉とマドカを更識家に置いて僕達は買い物に行った。

僕は、心拍数と呼吸を整え寝たふりをしていた。そして、父さんと母さんの話に耳を傾けた。

 

「一夏とマドカどちらを亡国に入れる。」

「私はやっぱり入れたくない。」

「春奈・・済まないだが・・もう時間が・・」

「ええ、分かっているわ。私達の子供に人殺しをさせたくないわ・・」

 

僕はわざとらしく目を覚ます。

 

「うっうん?まだ着かないの?」

「いいえ一夏もう着くわ。」

「じゃあ起きてる。」

「ああ、そうしてなさい。」

 

 

全ての買い物を終えたときから、事件は起きていた。

まだ僕は気づいてなかった。

~一夏サイドアウト~

 

 

~女神サイド~

一夏様・・キラ様が、幸せそうで何よりです。しかし、そろそろ亡国企業に入るのですか。悲しいです。

・・この光は・・

 

「ハローエクス。」

「ウッ、ウルスラどっどうしてここに?」

「フフフあなたの管理している原作の世界を見させてもらったわ。なかなかに楽しい世界ね。」

「ええ、そうでしょう。私も気に入っているのよ。」

「ええ、確かに素晴らしいは。ですが、彼がキラ・ヤマトが生きるには、余りにも小さすぎるは・・」

「なっなにを!言ってるんですか!あなたは!!」

「あなたも気付いているのでは?彼は余りにも強すぎる。この世界では、有り得ない強さと気づいているんでしょう。何より彼は苦しめば苦しむ程光を放ち輝く・・彼だけじゃないは・・私の管理している世界はね・・苦しめば苦しむ程光を放ち輝く。なのに・・あの男のせいで、大きな戦争がなく、敵も弱すぎる世界に移ってしまったわ。今すぐにあの男を殺してやりたいわ。でも、気づいたのよ。この世界をあなたが管理している世界を私色に染めれば良いとね。」

「まさか・・・この世界にCEのような、大きな戦争を入れるき!?」

「そこまではしないわ。私の世界の強者が乗った機体や、量産機を無人機にして、キラに贈るだけだわ。」

「なぜそこまでの事をするの!!1人の人間を何回も生き返らせるってあなた異常よ!!さらに、人の世界に干渉だなんって最大級のタブーの1つよ!!」

「先に私のお気に入りに手を出したのはあなたよ。」

「つっ!」

「何の代償もナシにとは、思ってないわよね。手始めにあなたも私の価値観に染まれば、文句も言わないし、賛同もするわね・・フフフ牢獄に入れるよりも、良い説得ね。」

(逃げれない!!)

「私と同じ世界の見方に変われば私の言いたい事が良く分かるわ。フフフ」

「手始めにフリーダムを初めて乗ったときの追跡にきた、ジンを4機出しましょう。」

 

待ってなさい、織斑一夏。今すぐにキラ・ヤマトに戻すから。

~女神サイドアウト~

 

 

~一夏サイド~

何で・・何で・・小さなサイズになっているとはいえ・・ジンが入るんだ。

僕達の周りには、誰もいないし、何もない山道だ。

逃げることはできない。

僕達の車に向けて1機のジンがMMI-M8A3 76mm重突撃機銃を、撃ってきた。

僕はシートベルトを外してドアの鍵を開けてドアを開いた瞬間・・・ドゴーン!!!

僕は運良くドアが盾になったから、軽傷ですんだけど、父さんと母さんがまだ、燃え盛る車にいた。

 

「父さん!!母さん!!」

「一夏・・もう父さんも母さんも助からない。お前にこれを託す。」

 

父さんが出したのは、青色のガントレットだった。

 

「賢いお前なら、これが何か分かるだろう。俺には、よく分からなかったが、それはきっと意思があって、相手を選ぶものだ。俺はお前なら、扱えるそう思うから、お前にこれを託す。」

 

僕は光に包まれて、フリーダムになった。

 

「フリーダム・・」

「自由か・・一夏、スコールを覚えていたら、スコールを頼りなさい。」

 

僕は頷いた。

 

「待って一夏・・」

 

母さん・・

 

「あなたの事をあなた達の事を愛しているわ。」

 

母さん・・・

 

「今のあなたは、とてもキレイで格好いいよ。まるで、天使見たい。」

「一夏お前に世界の裏を見せる事になると思うが、まっすぐ生きて欲しい。」

「行って来い一夏。」

「いってらっしゃい一夏。」

 

いってきます・・・そして、ありがとう・・さようなら。

車は、大爆発した。周りは熱い炎。

炎の中に僕は鉄の巨人の中に入る。

まるで、初めてストライクに乗ったときのようだ。

僕の種は既に弾け飛んでいる。

武器は使用不可の状態ならば、殴って蹴って倒そう。

生体反応がない。ならば、思いっ切り怒りを込めて、君達を落とそう。

10分間戦った。

メインカメラを殴りコクピットを蹴り首を掴んでコードを引きちぎるそんなことを続けて戦ったら確認のボタンがでた。

僕は迷わずそれを押した。

全ての武器が使用でき、更に《ミラージュコロイド》まで使える。

僕は対ビームシールドを取り出し近くのジンに接近し通りすがりにラケルタビームサーベルでメインカメラと両腕を斬り飛ばす。2機目は、バク転をしながら、コクピットを両断。3機目は、盾を投げつけ、躱したところに二刀流でバラバラにした。最後の1機は、ラケルタビームサーベルを(アンビデクス・ハルバード)で突き刺し、ハルバードを解除してもう一本も突き刺した。

ジンは全部爆発した。

僕は奇跡的に無事だったお父さんの電話で、スコールさんに、連絡を入れた。

 

 

スコールさんに向かい入れられた組織の名前は《亡国機業》《ファントム・タスク》という。

スコールさんが言うには、コードネームを決めなきゃいけないみたいだ。ならば、既に決まっている。

今の僕は・・・キラ・ヤマト・・『K』だ。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




安心してください。簪が色々して、一夏に戻しますので安心してください。
はい、ガンダムSEED側の女神が、登場しました。
なぜ出したかと言うと、キラsゲフンゲフン、一夏様がストライクorフリーダムに乗ってるので、ゴーレムⅢでは、一夏様倒せない。
やばいセカンドシフトできない。
向こうから、接触させればいいじゃない。
結果、銀髪ナイスバディでヤンデレ?メンヘラ?な女神が、出来ました。
女神サイドのやり取りは、銀髪女神のウルスラさんの声なので作者の声じゃないです。
isの世界も相当ハードと思います。だって女尊男卑だよ。ナチュラルとコーディネーターみたいな者ですから、isの世界は本当に戦争がおきないか不思議ですね。
思うんですけど、isってパイロットいないときって、絶対防御あるんでしょうか?
そこが一番疑問な作者。
今回は武器名書きましたけど、次回以降から、略称でよろしいですか?
例MMIー8A3 76mm重突撃機銃→マシンガンなど
もしよろしく無い人が多かったら、原作からは、ストライクとフリーダムの武器名を毎回書きます。
よろしく無い人は感想欄に「よろしく無いです」と一言あれば、大丈夫です。
キャラ崩壊タグ付けた方がいいかな?こっちも意見お願いします。


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ファントムサマー
『K』の軌跡


破章なんてナカッタンヤ・・余りオリキャラ出したくないから、かくことがガガガガない。
この話しか、破章で書くことが無い。本当に破章は1話で、終わってしまうのか・・作者の国語力のなさに、涙が止まりません。
ええっと、設定で、一夏様は無人機に負けないと書いてありますが、それは、ゴーレムシリーズに負けないということなので、CEの無人機には、性能と数次第では、負ける事があります。
例えばフリーダムに対して1000機のジンを用意したって、全滅しますが、新旧3馬鹿+デスティニーインパルスとかだったら、多分捌ききれずダメージが増え続けいずれ墜ちます。
オリ主の親が出ます。子供に対して甘すぎること以外はとても素晴らしい人です。
アラスカ条約・・アラスカ・・不安なのは、作者だけじゃないはず・・
白騎士事件って、作中時間10年前の話だよね?その時に事件って起こせるの?一夏達って5・6歳だろ?なのに・・箒が保護プログラム入って転校が小4のとき・・政府は何をやっていたんだ?あっあれ?ふっ普通子供のわがままとか、無視してでも、遠くに飛ばすよね?ぼっ僕の考え方が間違っているのか・・?ちょっとZEROシステムに聞いてみよう。
この作品では、白騎士事件は8年前に起こりました。
物語のために刀奈は、既に国家代表選手で、簪とは、仲違いしてません。仕方ないね。一夏がいなくなったから、それどころじゃないもん。
モンド・グロッソ第1回は、今回の話の2年前です。
今の容姿は、キラをイメージして下さい。完璧な変装です。
では、本編をどうぞ。


~スコールサイド~

一夏様・・・『K』が、亡国機業に来てもう8年が経った。

彼は、組織に入ったときから、才能を発揮し続けた。

戦闘技能を1つ教えれば、それを1日でマスターし、銃の撃ち方を教えただけで、的の真ん中を撃ち続け、投擲技術は最初の訓練から、亡国機業の中で、トップの成績を塗り替えていた。

更に、人を動かすのも凄く上手で彼の言葉通りに行動すれば、基本任務は成功していた。

ちなみに料理の方は、女のプライドを粉砕し、1流の料理人と互角と言える味だった。

幹部の多くは、

 

「素晴らしい逸材」と褒め、

「まるで戦闘をする事のために生まれた」と言い、

「次期トップ候補」とまで、言われていた。

 

isが・・インフィニット・ストラトスが出てきても、彼の幹部からの評価は変わらなかった。

なぜなら、フリーダムを最初から持っていたから、変わらなかった。むしろ、isが出てからは、もっと言われるようになった。

私は彼を守りたかった。この、亡国機業から、抜け出させようと、部下達と策を立てたりしていたら、彼は、

 

「今の僕は、亡霊のままでいい。」

 

私は彼をぶった。

 

「子供が何を言ってるの!!あなたは、幸せに成るべき何です!!」

 

部下達は静かに見守っていた。

 

「・・・幹部達が言ってた。僕がやらなかったら、マドカが・・この世界にくる。それだけは、兄として認める訳にはいかないんだ。」

 

一夏様は何も変わっていなかった。

自分の事よりも、他人を護るために行動していた。

私じゃ、彼を止めれない。ならばせめてと思い、私は説得するのをやめて、彼をサポートすることにした。

 

 

なぜなら、彼は、幹部と私の隊以外では、嫉妬の対象だからだ。isが出てからはもっと酷くなった。それでも彼は、トップ候補として、組織に居続けた。

~スコールサイドアウト~

 

~????サイド~

「っち気に入らねえな。」

「お前もか?A」

「むしろ幹部やスコールの所以外で、あいつが好きな奴いんのか?」

「いるわけねぇべ!」

「ちょっと才能があるからって調子のり過ぎじゃね?」

「しめる?」

「だが、奴に勝てんのか?C」

「だからこそ人質をとるんだよ。B」

「そんな簡単にできるんべか?C」

「ああ良い情報を得たんだぜD?それも2つ。」

「へーでそれは?」

「まず奴キラ・ヤマトの本名はあの山火事で行方不明になっている織斑一夏だ。」

「ビッグニュースだな。かのブリュンヒルデの弟は犯罪者になってましただ・・ハハハ!!」

「2つ目は?」

「あいつは、あの更識家とも、交流があった。」

「つまり仕掛けるなら。」

「ああ、モンド・グロッソここで、フリーになった、更識簪、織斑マドカを誘拐する。」

「いいべ、いいべ」

「Kめ今に見ていろ。」

~????サイドアウト~

 

 

 

 

~マドカサイド~

お父さんとお母さんと兄さんがいなくなって、もう8年経った。最初は信じられなかった。私も姉さんも簪も刀奈も・・みんなみんな衝撃を受けていた。

それからは、更識さん達と龍野さん達の所に迷惑をかけている。

龍野竜之助は相変わらずだけど、龍野劉備(りゅうび)さんと、龍野白音(しろね)さんはとても親切で何で・・竜之助があんな性格に育つのか今だに理解できない。

小学校では、篠ノ之道場で剣道をしていた。レオン君と心太君は学校の剣道をしていた。

簪は薙刀と、日本舞踊の道にすすんだ。

篠ノ之道場では、やっぱりあいつが龍野竜之助がいた。私はあいつがきらいだ。

こいつがいるんなら、姉さんの誘いでも来るんじゃなかった。

更に、篠ノ之道場の篠ノ之柳韻さんの娘、篠ノ之箒は、龍野竜之助の事が好きなのか、私を目の敵にしてくる。あんな奴私の方から、願いさげだ。

そして、その姉、篠ノ之束は、姉さんの友達らしいけど、大切な人以外とのコミュニケーション能力は壊滅的だった。

兄さんがいなくなって、私は兄さんを忘れたくないから、兄さんの真似をしていたら、少し、笑わなくなった。

isが生まれて世界は、本当に変わっていった。クラスに男女平等は無くなり、いじめも起きた。

・・兄さんなら、どう考えていたかな~?

中国から、凰鈴音って子が来た。その子も結局、龍野竜之助に惚れていた。まあ、こっちは私が奴の事を毛嫌いしているのを知っていたから、まあまあ中は良かった。

中学では、五反田弾と御手洗数馬を新たに含め鈴音、簪、本音、レオン、心太と遊んだり勉強したりした。

私と簪は代表候補になった。私は剣道より、ナイフとか小物と射撃、狙撃の才能があった。

 

そして今、私と簪はドイツにいる。本当は、龍野竜之助も来る予定だったが、インフルエンザを起こして来れなくなった。

私と簪は飛行機内でガッツポーズをとり、ハイタッチをした。

モンド・グロッソは、とても凄い戦いで、1戦1戦が、良い勉強になった。

明日は、準決勝から、決勝戦まである。

準決勝は

更識刀奈VS.アリーシャ・ジョセスターフ

織斑千冬VS.イーリス・コーリング

お互いの姉が出ると思うと、ワクワクして、なかなか寝付けなかった。

 

 

次の日、私達は誘拐された。目の前には、4人の男達がいた。

 

「ホントに捕まったなぁA」

「そうだなB」

「なあなあこの、眼鏡の子俺が犯していい?」

「いや・・あの人の前じゃなきゃダメっしょ?」

「だがよ・・これであいつが来なかったら、本末転倒じゃん?」

「だべ」

「なら、今のうちに犯しておこうぜ」

「「いっ嫌!!」」

 

私と簪は声を出した。

 

「じゃあ、AとBが、ブリュンヒルデの妹相手して。俺たちは眼鏡の子を犯すから。」

「「助けてよ・・」」

「マドカ!!」

「簪ちゃん!!」

 

姉さんが姉さん達が来てくれた・・

~マドカサイドアウト~

 

 

~スコールサイド~

くっこんなときに、反K派が動くなんて・・不味いわ・・Kに連絡を入れて・・急いで・・

 

「どうしたんですか?スコールさん。」

「K、よく聞いて簪ちゃんとマドカちゃんが攫われたわ。」

「場所は」

「既にデータを送ってるわ、急いで!!」

「うん。」

~スコールサイドアウト~

 

 

~一夏サイド~

「うん。」

僕は急いでフリーダムを起動させ、ミラージュコロイドを使って、飛び立った。

 

 

着いた時には、千冬姉と刀奈によって、3人つぶされていたが、最後の1人が、簪にナイフを立てて人質にしていた。

僕は、近くの高い建物から、スナイパーライフルを取り出し、ナイフに狙いを定めた。

相手がナイフを簪の首から外し脅しに前に突き出した瞬間、躊躇いなく引き金を引く、銃弾は、真っ直ぐ飛びナイフを弾いた。その後刀奈にボコボコにされた。

僕はフリーダムを展開し、ミラージュコロイドを使い、戦線離脱した。

~一夏サイドアウト~

 

 

~簪サイド~

助かった。とても怖かった。あの男に犯してやるって言われて本当に怖かった。

助かった私は姉さんの胸の中で泣いた。

~簪サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

 

 




作者は箒を嫌ってないよ。ただ、小さい子が持ってる独占欲を出したかっただけだよ。
ああ、難しい。小説書くのはこんなに難しいなんて・・
完結された方々は凄いです。
はい。破章です。
もうちょいで、原作入りです。これからも頑張ります。
キラ様みたいな、一夏が書けているか、微妙な感じだなー。そして、ABCDは、粛正されました。
文字数が増やせない・・ここ最近の悩みです。


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男性操縦者~起動テスト~

サブタイトルは全く思い浮かばなかった。
本当に話が急展開です。
作者の国語力の無さに、自分が絶望に叩き落とされたよ。



~一夏サイド~

今、僕は・・ある新聞の記事を見ている。

 

『世界初のis男性操縦者登場!!』

 

今最も世界で話題になっている出来事だろう。

亡国機業は今のうちに、少し派手な作戦を行ったりしている。ある程度の事なら、このニュースで世界の情報は止まったままだから、今のうちにだそうだ。

そして、僕にもミッションがきた。第2のis男性操縦者になり、is学園に潜入せよとの事だ。

ただし、織斑一夏としてではなく、キラ・ヤマトとして、入学せよとの事だ。

・・・みんなとは、初対面の振りをしなきゃいけないのか・・ボロが出なければいいんだけど・・

とりあえずis適性検査を受けて、isを動かせるところを見せないといけないね。

更に向こうだと、フリーダムには、乗れないね。

変わりに今ストライクを造っているけど、初日迄には、造り終えたいけど、無理そうだね。

とりあえず審査に行こう。

 

 

 

そして、僕は目の前のラファール・リヴァイブに触れた。

 

「ふっ2人目!!」

「しっ至急本部に連絡を!!」

 

これから、僕のミッションは始まる。

そして、黒服の男達にホテルへ連れて行かれた。

~一夏サイドアウト~

 

 

~千冬サイド~

全く何であいつが・・龍野竜之助がisを動かすなんて・・おかげさまで、何日間連続で私達は残業をしているのか・・

あいつがisを使える事自体は問題ない。

あいつは、束のお気に入りだからな。

束め・・こっちは、お前と違って働いているのに!!

うん・・?あれは、真耶か・・

 

「どうした・・山田君?そんなに急いで?」

「先輩先輩!!」

「落ち着くんだ真耶。昔の呼び方になっているぞ。」

「2人目の男性操縦者が現れました!!」

 

私は珍しく胃に穴が空いたと思った。

また・・今日も残業か・・マドカ~

~千冬サイドアウト~

 

~一夏サイド~

また黒服の男がきた。僕のis学園の入学が決まったようだ。

これから、is学園に行って、起動テストをするようだ。着くまで寝ておこう。

~一夏サイドアウト~

 

 

~楯無(刀奈)サイド~

教員の皆さんは度重なる残業によって、倒れているので、私が2人目の男性操縦者に接触並びisの起動テストの相手をする事になったわ。

どんな子か、楽しみだわ。

~楯無(刀奈)サイドアウト~

 

 

~一夏サイド~

黒服の男に連れて行かれて、来た場所はなかなかに絶景だった。海が見えて、個人的に好きな場所に学校が在るのは、うれしい。

門の前には、刀奈さんがいた。

 

「ようこそis学園へ、『生徒会長』更識楯無よ。あなたを歓迎するわ。」

 

なるほど・・楯無と言うのは、代々受け継ぐ者なのか。

 

「初めまして、キラ・ヤマトです。これから、お世話になります。」

「礼儀正しいわね。・・これからあなたには、isのテストを受けてもらうわ。ついてきて。第三アリーナに連れて行くわ。」

 

 

 

 

「ここにある、打鉄か、ラファール・リヴァイブを選んで来てね。」

 

僕は、ラファール・リヴァイブを選んで、

 

「武器は自由にしていいんですか?」

 

と聞いた。

「ええ、良いわよ。私は先にホールで待ってるわ。」

 

刀奈・・楯無さんが出た後、僕はカスタマイズに移った。

物理シールドを2つつみ、そして、左腕に腕部装備型の物理シールドを付け、投擲用グレネードを7つつみ、近接ブレードを2つ、ナイフ2つ、アサルトライフルにショットガン、そして、マルチスラスターを脚部と背中に付けた。これで、準備が整った。

僕はラファールを纏ってホールへ向かった。

~一夏サイドアウト~

 

 

~楯無サイド~

彼はヤバイはね。生身の実力なら、向こうが圧倒的に上。恐らくお父さんクラスの化け物だわ。

戦うのが、楽しみになってきたわ。

私はミステリアス・レイディを纏って彼が来るのを待った。

~楯無サイドアウト~

 

~全体サイド~

キラ(一夏)が来てから、すぐ試合の合図が流れた。

楯無はキラに蒼流旋のガトリングガンを撃った。

キラは盾を構えて前に突っ込む。

楯無が蒼流旋に水を纏い盾を貫こうとする。

彼は盾をパージして、中に含まれている、グレネードを3つごと、左手に呼んだショットガンで撃ち抜き盾ごと爆破させた。

楯無のミステリアス・レイディの水で爆発ダメージは無いが・・盾の破片がいくつか刺さりダメージを少しおった。

キラは右手にアサルトライフルを持ち、射撃戦を行った。

キラは射撃戦は最初の方は勝っていたが、水によって思うようにダメージをおわせれず、ついに楯無のガトリングガンが彼のショットガンをとらえ使用不可能にし、楯無は水を纏っているランスで突っ込む。

彼は2つの盾を用意し、楯無のランスを腹部分で受け止めた。そして、自分もろとも残りのグレネードを爆発させ、ダメージを負わせた。

近接ブレードを2つ呼び出し、1本を投擲し、楯無はそれを避ける。

目を向けたら、ブレードが空を舞っていって、そちらに目を奪われた隙にキラはナイフ2つを取り出しマルチスラスターを最大まで加速させ、接近戦をする。互角以上の戦いをするも、ナイフが砕けた。

もう終わりかと思ったら、足に付けたマルチスラスターを使い加速した、蹴りを放っていた。

そして、楯無のクリア・パッションでキラのシールドエネルギーが尽きた。

~全体サイドアウト~

 

 

~一夏サイド~

さすがはロシアの国家代表だ。

状況判断が上手だし、賭けに何度でたことか。

もう少し互角に戦いたかったな。

次は腕部にも、マルチスラスターをつけてもいいかもしれない。

~一夏サイドアウト~

 

~楯無サイド~

彼は本当に何者なの?

あの射撃センスに格闘センス、人の視線の情報の依存を利用した、作戦。

そして、初めてのis勝負の筈なのにあの戦闘能力。

彼は本当に何者なの?

~楯無サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 




戦闘描写が難しいよ。
戦闘描写は、全体視線になるか、主観の立場かは、その話しだいかと・・
次回は、is学園の設定と今回の戦いの一夏と楯無サイドでの目線です。


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誰よりも現実を知っている一人の英雄
新しい日々と再会


遅くなってすいません。
これからも週1回投稿できたらうれしいです。
キラ様理論構築w
まあ、作者の考えがそのまま来たんです。
原作の設定崩壊かもです(主に絶対防御について)
なんか・・国語力文章力が欲しいです。
本編をどうぞ。


~龍野竜之助サイド~

フッフッフッフ明日だ・・・明日から、俺様の最高オリ主ストーリーが始まるぜ。

なんか新しいあのウルスラと言った女神は、この世界に「他作品のキャラクターがいる」って言っていたな。

しかも男か・・まあ良い。俺様がボコボコにしてやるぜ。せいぜい俺様の踏み台として頑張ってもらおう。

この世界の主人公はこの、竜之助様さ。

フッフッフッフハッハッハッハ!!

 

 

 

今日から、始まるのか。

久しぶりに、箒を見たが、良い女になってやがる。箒は既に攻略済み・・とりあえず当面は、セシリアを攻略をするが・・まあ、余裕だろう。

あそこにいる、男がイレギュラーか・・どっかで見たことあるな~。

まあ、良い。どうせこのオリ主様には、勝てないし、そろそろ自己紹介もある。その時に分かるさ。

にしても、女子のレベルは高ーな。全員食べてやりてー。

 

 

うお、これが本物の山田真耶か・・

すっげー良い胸だ。こいつも、攻略するか。

 

おっと、俺様の自己紹介の番か。

まあ、気づいてないふりをしよう。

 

「・・・くん。龍野竜之助くんっ」

「あっ・・はい!」

 

くっ可愛い!

 

「あっ、あの、お、大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってる?怒ってるかな?ゴメンね、ゴメンね!でもね、あのね、自己紹介『あ』から始まって今『た』なんだ。だからね、ご、ゴメンね?自己紹介してくれるかな?だ、ダメかな?」

 

あああああ!!可愛い!!

今すぐ先生を優しくしてえ~。

原作一夏はほんと何やってたんだよ。

おっと、返事をしないとな。

 

「大丈夫ですよ。今すぐに自己紹介します。」

「ほ、本当?本当ですか?本当ですね!?や、約束ですよ。絶対ですよ!」

 

かっか可愛いいいい!!

フッフッフッフ全力でこの俺様も自己紹介せねばな。

 

「俺は龍野竜之助だ。好きな事は剣道。嫌いな事はと言うより、嫌いな物はレバーだ。皆宜しく。」

 

さりげなく、ニコポの付いた爽やかな笑顔。

フッフッフ8割位は顔を赤くしたな。

 

 

次はイレギュラーか・・

 

「キラ・ヤマトです。好きな事は平和な日々を送る事で、嫌いな物は人を簡単に傷つける人です。」

 

フハハハハ!!

キラ・ヤマトだと?ガンダムSEED DESUTINYのキラ・ヤマトだと。

奴の生身の戦闘能力はゴミ・・・勝ったぞ。

生身の技術が反映されるisなら、奴に勝てる。

しかも織斑一夏と似て奴の覚悟は、自己中心的で反論し放題だ。

勝ったぞ!!フッハハハハ!!

~龍野竜之助サイドアウト~

 

~一夏サイド~

今僕はis学園にいる。

はぁ、クラスに男2人はキツイ。

まあ、龍野君のことだ、どうせ『俺のハーレムにしてやるぜ!!』とでも、思っているんだろう。

あれが、山田真耶先生か・・・やっぱり山田麻美先生に、似ているな。

いろんなことでお世話になったから、挨拶に行きたいな。でも、今の僕じゃ・・・

そして、龍野君はいつも通りか。

クラスの8割位もう、顔を赤らめている。

変装しているけど、皆との接触は避けた方が良いね。

クラスに本音も入るし。

本音は雰囲気で気づきそうで怖い。

 

「キラ・ヤマトです。好きな事は平和な日々を送る事で、嫌いな物は人を簡単に傷つける人です。」

 

なんか、本音が目を輝かせてこちらを見ている。

気づかれたかな?

 

ガラガラガラ

 

あれは、千冬姉・・・よかったまともな仕事に就いてた。

 

「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」

「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押しつけてすまなかったな。」

「い、いえっ。副担任ですから、これくらいはしないと。」

 

・・・麻美先生とは、性格は少し違うな。

 

「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を1年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠15歳を16歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな」

 

やっぱり千冬姉だった。もう少し優しく言わないと・・

 

「きゃ─────!千冬様、本物の千冬様よ!」

「ずっとファンでした。」

「私、お姉様に憧れてこの学園に来たんです!北九州から!」

「私、お姉様のためなら死ねます!」

あれ???僕の聞き間違いかな?皆喜んでいるよ・・ああきっと千冬姉に会えたうれしさで、千冬姉の言葉をよく聞いていないんだ。

「・・・毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まる者だ。感心させられる。それとも何か?私のクラスにだけ馬鹿者を集中させてるのか?」

この言葉なら、さすがに皆静まるはず。

「きゃあああああっ!お姉様!もっと叱って!罵って!」

「でも時には優しくして!」

「そしてつけあがらないように躾をして~!」

 

嘘だよね、嘘だよね。

何で、火に油を注ぐ結果になったの。

どうしてこんなことに、なったんだろう。

 

「さあ、SHR(ショートホームルーム)は終わりだ。諸君らにはこれからisの知識基礎を半月で覚えてもらう。その後実習だが、基本動作は半月で体に染みこませろ。いいか、いいなら返事をしろ。よくなくても返事をしろ、私の言葉には返事をしろ」

 

まあ、isと言う『兵器』を・・・今のこの世界の歪な平和を造り、脅かし、時代の象徴であり、抑止力でもあるisを学ぶと言うのは、軍属とも言っていいことだ。

isは、量産出来ない。でも、パイロットは沢山いる。

では、もしも軍属のisパイロットでは数がたりない時にはどこから人員を補充するのか、簡単だ。

この学園の卒業生を回せばいい。

卒業生はこの学園を卒業したisに関することの大抵を知っているエリートだからだ。

つまり、彼女たちも戦争に参加するかもしれない。

でも、皆がそれに気づかない。

恐らく気づいているのは、学園の生徒では、10人いるかいないか。

でも、戦争をしてきた身としては、isは兵器としては、あまりにも利用仕切れない。

女性にしか反応出来ない、量産出来ないもだが、1番の理由はハイパーセンサーの存在だ。

あれは、遠い所も細かくはっきり見える。

戦争になればisを纏っていない兵士が沢山でる。

彼らの死ぬ瞬間まで細かく見えてしまう。

どんなに強靱な心を持っていても、確実に壊れるだろう。

だからこそ軍属のパイロットが使い物に成らなくなったときに、この学園の卒業生が戦場に駆られる。

彼女たちはこの事に気づいてくれるのか?

 

 

1時間目は無事に終わった。

僕は、元々電子工学の部類は得意だったから、自分1人でisの整備・設計・開発が出来る。まあ、材料の調達がめんど・・1人では、効率が悪いから部下に手伝ってもらうけど。

休み時間、龍野君はたしか、篠ノ之箒と一緒に出て行った。

はぁ。

チョンチョン

 

うん?何だろう?

 

「ねえねえ、キララン?今いい?」

 

き・・キララン?相変わらず本音は凄いあだ名をつけるね。

 

「えっと、キラランはあだ名かな?」

「おお!よく気づいたね~・・・やっぱり、いっちーに似ている~」

 

スッ凄いね(苦笑い)もう気づかれかけている。

とりあえず「そっか。」と返しておく。

休み時間が終わり、2時間目が始まった。

 

2時間目が終わって、龍野君の所に客人が来た。

何やらもめているようだ。

とりあえず僕は甘いものを食べながら、ウオークマンの曲・・お気に入りの1つの『空は〇く〇は歌う』を聞いていた。1回目の人生以降丸っきりアニメを見なくなったけど、なかなか良い作品だった。

 

3時間目・・千冬姉が教壇に立った。

凄く心配だ。

 

「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する。」

「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな

そういうのは、1時間目にするんじゃないかな?

 

「クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席・・・まあ、クラス長だな。ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。今の時点でたいした差はないが、競争は向上心を生む。一度決めると1年間変更はないからそのつもりで」

 

学級委員長みたいなものだろう。

 

「龍野君を推薦します!」

「私も賛成です!」

「私はヤマト君を推薦します!」

「私もです。」

「では候補者は龍野竜之助、キラ・ヤマト・・・他にはいないか?自薦他薦は問わんぞ」

 

はぁ、やっぱりこうなったか。

 

「先生、僕はky「待ってください!納得がいきませんわ!」

 

今の僕には、拒否権はだけではなく発言権すらないようだ。

あの人はさっき龍野君の所にいた女性だね。

たしか、セシリア・オルコットさんだったかな?

 

「そのような選出は認められません!わたくしは、isを学ぶためにこの日本にあるis学園にイギリスから来たんです!それなのに珍しいからと言う理由で代表者を決めるなど、ありえませんわ!」

 

ウンウンその通りだね。

彼女は本気で学びに学園に来ているのに、それを珍しいからと言う理由だけで、代表者を決めるのは、耐え難いのだろう。でも、反論をする前に自薦をすれば、なお良かっただろう。

 

「大体、男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!」

 

あっあれ?

 

「いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!」

 

これは、今どきの女性か・・・僕の中での評価が一気に落ちちゃったね。

まあ、どちらかと言うと彼女は焦っていて今はこういう言葉が出やすくなってるんだろう。

 

「知っているか?お前みたいに自分が1番って思っている奴はな・・《井戸の中の蛙》って言うんだぜ。」

 

何で火に油を注ぐの?龍野君?やめてよね。

 

「~~~~っ!!わたくしを蛙と言いましたか!?決闘ですわ!」

 

え?

 

「ああいいぜ。お前を叩きのめしてやるよ。」

 

やりたくないな~。

 

「言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い──いえ、奴隷にしますわよ。」

 

どうやら僕には拒否権や発言権どころか、人権すらないようだ。

 

「で、ハンデはどうする?幾らくらい欲しい?」

 

プッハハハハハ

 

周りの女子の大半が笑い出した。

まあ、そうなるよね。

 

「た、龍野くん、それ本気で言ってるの?」

「男が女より強かったのって、大昔の話だよ。」

「龍野くんは、それは確かにisを使えるかもしれないけど、それは言い過ぎよ。」

 

皆isに過信しているね。

僕は自分で実験したけど、絶対防御が発動する前に攻撃をすると、実は生身にも傷が付くし、絶対防御の防げる衝撃やダメージを上回る攻撃を受けても絶対防御は、きれいに作動せずに、深いダメージを負うよ。

核とかを受けると多分死ぬんじゃないかな。生きてたとしても、エネルギーが切れたら、周りの汚染された空気を大量に吸う羽目になるからね。

何よりもアスリートは兵士じゃない。戦場に出ても、すぐに戦えなくなる。いや、兵士でもハイパーセンサーで、人が死んでいく様子をはっきり見たら戦えないだろう。

いけない、いけない。

今は学生になっていないと。

 

「負けても恨むなよ。」

 

龍野君・・なんか・・負けそうな気がするな。

 

「さて、話はまとまったな。それでは勝負は1週間後の月曜。放課後、第3アリーナで行う。龍野、オルコット、ヤマトはそれぞれ用意しておくように。それでは授業を始める。」

 

拒否権は・・ないのか。

 

 

放課後

 

「ヤマトくん。まだいたんですね。よかったです」

「どうしたんですか?山田先生?」

「えっとですね、寮の部屋が決まりました。」

まあ、政府の考えだろう。

「龍野君には、知らせたんですか?」

「はい。ヤマトくんだけですよ。」

「そうですか。ルームメートは、龍野君ですか?」

「いいえ。龍野くんは1025号室で、篠ノ之さんと同じ部屋です。」

「ヤマトくんは1000号室で、4人部屋で3人しか、いなかった所に入ります。」

 

女の子が3人か・・・大丈夫かな?

 

「わかりました。」

 

 

 

「ここが1000号室か・・・」

 

コンコンコン

 

「すいません。新しくこの部屋で過ごすことになったキラ・ヤマトです。入ってもいいですか?」

 

シーン

 

・・・留守かな?

 

「失礼します。」

ガチャ

  トリィ───

 

トリィ!!

まさか・・まさか・・

ガチャ

 

「あっキララン!」

「こら本音、室内では余り激しく動くな。」

「うん。少し落ち着こうよ本音。」

これ僕の正体いつかばれるんじゃないかな。

「とりあえず紹介するね。」

「知っての通り、布仏本音だよ。」

「私は織斑マドカだ。宜しく。」

「更識簪です。2年生に姉さんがいるから簪さんって読んで。」

「わかった。僕はキラ・ヤマト。これからしばらくの間宜しく。」

 

織斑一夏として生まれてから、1番つらい日々が始まる。

大丈夫かな?

 

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




長い・・今の所最長記録でした。
リアルが忙しいと更新は遅れます。
ですが、失踪はしないようにします。
これからも応援宜しくお願いします。


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心情

設定を変更しました。まずは設定から見てください。
肉体が一夏君の者なのでそれに惹かれて、運命も向こうから転がってきます。
やっぱり一夏君には、これがないと・・・
そして急に変わるシリアルとシリアスw


~一夏サイド~

僕は、任務のことや日頃の習慣で、最低でも朝の3時には目を覚ます。織斑一夏になってからは今のところ最長で3日連続で徹夜をした。

目を覚ましたら、まだ見回りの人がいるから、気配を消して学園内を歩き回りいろんな部屋に情報、道などの把握を行う。

まだ、計画段階だったが、IS学園へのテロは僕が入学したことにより計画段階から下準備の段階に移りつつある。

だから、今のうちに侵入経路や襲撃ポイントの大まかな目安などをたてておく。

こういうことは、怪しまれないように入学したての今の時期しか、大きなチャンスはない。

ある程度の情報を集めたら自由に使っていい生身の肉体を鍛えれる旧アリーナがあったから、そこで筋トレや射撃訓練や腕が鈍らないように古武術をはじめ僕が今までに取得した、技能を使って修行をしていた。

情報通りここは、生徒は使用してないどころか存在を知らない人が多く、教員も来る気配がない。訓練にもってこいの環境を見つけた。

ある程度の事が終えたら、僕は自分の部屋に戻る。

時刻は7時そろそろ簪や本音、マドカも起きているだろう。

というよりも女の子はそろそろ起きてないと、身だしなみに時間がかかって食堂の一番混む時間帯に直撃するだろう。よし、扉を開けるか。

 

ガチャ

 

「「「キャ───────!!!(~~~♪)」

 

ガチャ

 

僕は何も見ていない。妹と2人の幼馴染の下着姿なんて見てない。見られているのにいつも通りのふわふわな表情を浮かべてトリィと戯れている本音とか、くまさんの絵柄のついた下着(僕が昔買ってあげたものと同じタイプ)を着たマドカや、ちょっと高級そうな下着姿の簪とか、見てないから。僕には、少し幻覚が見えたに違いない。・・・謝らないとな。

 

「もういいよ・・・」

 

意を決して入るか。覚悟はある・・僕は謝る。

 

ガチャ

 

「見たよね///」

 

簪が上目遣いでこちらを見ている。マドカは、少し威嚇をしている。でも、不思議と可愛く見える。本音はいつも通りだ。

大丈夫。正直に謝れば、許してくれる!!多分・・・。

「ごめんね・・本当にごめんね。ノックをしてから入るべきだった。これから直していくから許してくれないか。」

簪もマドカも本音も黙っている。まさかこの3人を怒らせるなんて・・

 

─────トリィ─────

 

トリィが昔のように肩に乗る。ああ、今は君だけが味方だ。3人の方を向くと驚いていた。

 

「どうして驚いているの?」

 

答えは、本音が返してきた。

 

「トリィはね、初対面の男の子には懐かないんだよ。」

 

そうだったんだ。トールやサイ、カズイには、すぐに懐いたけどなぁ。ああ、でもレオン達に懐くのには時間がかかったな。とりあえずは

 

「そっか・・・トリィって言うんだね。これからよろしく。」

 

と返しておこう。

 

「さっきの事は別にいいよ。とりあえず7時半だから、ご飯食べに行こう。」

 

マドカ・・・ありがとう。お兄ちゃんうれしいよ。

 

「わかった。許してくれてありがとう。そして本当にごめん。これから気を付けるよ。」

 

そして僕たちは、食堂に向かった。

 

食堂に着いたら時刻は7時45分だった。もう少し遅かったら、渋滞にぶつかるところだったから早めについてよかった。

僕は一番奥の席に自分の荷物を置いた。

するととっさに簪が

 

「なんで一番奥の席をとったの?前の席は沢山空いてるのに?」

 

確かにそう思うよね。

 

「簪さん、僕はね海が好きなんだ。だから海がよく見えるこの場所をとったんだ。」

 

実際に僕は海が好きだ。オーブにいたころの皆で暮らしていた思い出もあればフリーダムを墜とされたこともあるけど、好きだ。やっぱり好きなものには、いい思い出だけじゃなくて苦い思い出もあった方がいいと個人的に思う。

 

「そうなんだ・・・」

 

簪はそう答えた。少し俯いていた。

 

──Ppppppppp──

 

料理ができたみたいだ。僕はその場を後にした。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

~簪サイド~

キラ君が料理を取りに席を立った。

私の中でさっきのことを言っていたキラ君の表情が頭の中から剥がれない。

なんで!なんで!彼を見ていると一夏を思い出すの!!

彼に似た声で、同じ瞳で、大人びた雰囲気もそっくりで!!

私の外でできた初めての友達で・・初恋の人だった・・・

でも・・10年前のあの日事故に巻き込まれて一夏達の両親は死んでいて、一夏も行方がわからなくて!

小学校を卒業する頃には親から現実を受け入れなさいって言われて!!

親からああ言われてもう何もわからなくなって、悲しくて切なくて!

もう、一夏以外の男を好きにならない・・愛さないって決めたのに!!!

なんで!彼を見てると思い出すの!!なんっでどうして・・・

トリィが懐いた・・いや、彼のアメジストの瞳で覗かれてから・・・

なんで!好きになったの!一夏に似ていたら、私は誰でも好きになってしまうの!?こんなにも脆い覚悟だったの!?

彼の事が好きになったら・・私の決めた覚悟はなに!?彼に一夏を被せて理想を自分で創ってそう思い込んで彼をキラ・ヤマトを織斑一夏とすり替えて・・・

もうわかんないよ・・・何もかもわかんないよ・・私がわかんないよ・・私自身の事がわかんないよ!!

こんな私嫌いだっ!!!

~簪サイドアウト~

 

 

 

~一夏サイド~

本音とマドカと一緒に食事をもって席に戻った。

やっぱり簪は泣いていた。表には出していないけど・・泣いていた。

・・・ごめんね簪・・・

本当の再会はまだ先になる・・・

その時はどんなことでも受け入れるよ。

だから・・・泣かないでくれ・・・簪

 

僕は、まだ、立ち止まるわけにはいかないんだ。

でも・・この涙には弱いんだ・・

・・・立ち止まる、わけには、いかないんだっ!

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




話が進まないんじゃ~。
皆、パワーとアイディアを作者に。
新しい小説が書きたすぎる。
もう一作書いてもいいか悪いか投票を後日から、行います。活動報告に載せます。
設定は2つあります。詳しくは活動報告に載せます。


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感謝と脆くても砕けぬ誓い

なんだろう?キラのこれじゃ無い感じがすごい。
本格的にキャラ崩壊タグつけるべきかな?
師匠がでます。
ISの老人と言えばこの人しかいない。
伏線はっとけば良かったと今更後悔しているギルオードです。



~一夏サイド~

僕たちは食事を終えた後みんなお互いのクラスへ移動した。

教室に着いたのは8時ぐらいだった。

とりあえず授業が始まるまでウォークマンでお気に入りの曲を聞いておこう。

最近、学園内での時間のつぶし方が曲を聴くことになっている気がする。

じゃあ、曲を流そうか。

最初は「○キアカリ○ミチシルベ」か。

 

 

 

 

授業が始まった。

山田先生の授業は解りやすくスラスラと進んでいく。

ただ、ときどき自分の言った言葉で自爆したり、顔を赤らめないでほしい。

女子にしか解らない例えをしてもいいから、とにかくこちらの方を見て自爆しないでほしい。

僕の斜め前の男の独り言が僕の耳には入るからね。

正直に言うと女性の前で欲望ダダ漏れの言葉を言うことは控えてほしいな・・・。

ISはパートナーっか。確かにその通りだね。

フリーダムを約1週間着けていないだけで違和感をかんじるしね。

あっ、また自爆した。

 

4時間目どうやら龍野竜之介君とセシリア・オルコットさんも専用機がある。もしくは、用意されるようだ。

僕は亡国機業・・・IS装備開発企業『みつるぎ』から、まだストライクが完成していないため、この前カスタマイズした、ラファール・リヴァイヴを使うことになっている。もっとカスタマイズして良いらしいから、それを僕用にもう少し改造しようと思う。

 

千冬姉ぇ・・・もうちょっと個人情報は隠そうよ(苦笑)バレバレだけどもうちょっと隠そうよ・・

ただ、「あの人は関係ない!」か・・・

小さい頃に家族がバラバラになった原因だろうし、思春期なこともあり嫌がっているだろうけど・・

僕は篠ノ之束のことを詳しくは知らない。けど、

篠ノ之箒どれだけあなたが姉から愛されているかはしっかりと受け止めてほしい。

例えそれが歪んでいて壊れていても愛されているのは事実だ。

だから、しっかり受け止めてそれから向き合ってほしい。

失ってからじゃ何もかも遅いんだ。

ここにいる誰もが気づいていないけど、篠ノ之束は非常に危険な立場にいる。

恐らく千冬姉もあいつは大丈夫と思っているだろう。

でも、それは間違いだ。

きっと政治家の人達は、ほぼノーリスクで篠ノ之束を捕獲できるだろう。

政治家じゃない僕でさえ、彼女を捕まえる方法は沢山ある。

きっとラウ・ル・クルーゼが僕の立場なら、もうすでに篠ノ之束を自分の思い道理にできるだろう。

それぐらい政治家や政治に係わる人は闇が深い。

行動していない理由は単純に牽制しあっているからだろう。

このバランスが崩れれば篠ノ之束は簡単に捕まる。

それほど数の暴力は強いんだ。

各国の軍の男性側のトップによく会っていたが、既に対IS用の武器は出来ている。

リストラされた多くの男性は裏で軍と協力しているか、テログループに入るかに分かれている。

それはIS会社からリストラされた人も入っているからデータは沢山ある。

恐らく男女で戦争が起きたら実際、兵士の練度から見て対IS用の兵器が量産されれば、男性側が勝つだろう。

量産事態も始まっている。

恐らく半年~少なくとも3年以内には、量産が完了しクーデターが世界規模で起きても不思議じゃない。

では篠ノ之束はそれに気づいているか?

答えはほぼ気づいていないだろう。気づいていたならきっと潰しにくるだろう。

もしも、興味がないから見逃してるのなら篠ノ之束は本当の意味での天才とは言えない。

・・・いや、自分は誰にも負けないと思っているのか?

噂だと彼女は人とのコミュニケーションを基本取らないらしい。

きっと彼女は人とコミュニケーションを取っていないから、人間の本当の闇を知らない。

いけないな。こんな事を今、考えてるだなんて。

遠い事よりも今の事を考えなきゃ。

 

 

 

授業が終わり、昼食の時間になった。

学食を食べに食堂に向かったけど、人が多いな・・・

そして当然ながら女子しかおらず、正直好奇心の目線がつらい。

食堂のおばちゃん達に頼んで、自分用に弁当を作って屋上で食べようかな?

席に着いて静かに食事をしていると、少し騒がしい雰囲気がありそちらに目をやると・・・

龍野竜之介君に半分興味半分親切で近づいてきた3年生がいた。

少し聞き耳を立てるか・・・

 

要約すると、「素人が代表候補生に勝つのは難しいから、教えてあげようか」と先輩が言ったのに対して、

龍野君が何か言おうとしたら、篠ノ之さんが、「自分は篠ノ之束の妹だから自分が教える」だそうだ。

さっきは関係ないと言いながらいざって時は、知名度が高い姉の名前を使うか・・・

あまり好印象は持てないな。

自分の言ったことには責任を持たなきゃいけない。

1組の子たちは、もう陰口を言っている子がいる。

でも、僕も誰かからレクチャーしてもらわないと、『瞬時加速(イグニッション・ブースト)』は使えないだろう。

僕の実力を知っているあの人のところに行くのか・・・

ボロを出さない用にしないとな。

だけどその前にラファール・リヴァイヴをカスタマイズしてからだな。

刀奈のところには、明日かな?

まずは、料理を食べ終えないとな。

この、激辛麻婆豆腐は美味しいな。作り方も教わろう。

 

 

午後の授業も終わり、僕はある人の所に向かっている。

僕がここ最近一番驚いた事があった場所に彼の人はいる。

 

『学園長室』

 

コンコン

 

「どうぞー」

 

返事は奥様の方か・・

 

「失礼します。」

 

そこには、年老いても麗しい女性と、優しい雰囲気を出しながらプレッシャーをかけている御老人がいた。

 

「久しぶりじゃな・・莫迦弟子。あの日から連絡寄越さず何をしとった?」

「まあまあ、十蔵さん。そんなにプレッシャーをかけながら話さなくとも良いではありませんか?」

「玲奈(れいな)・・・まあ、そこの莫迦はこの程度で狼狽えてはいないがの~」

「じゅ・う・ぞ・う・さ・ん?」

「あっはい。」

 

相変わらず師匠ご夫妻が元気そうでなによりです。

やっぱりバレていたか。

 

「何時から僕の正体に気づいていたんですか?」

「余り師匠をなめるなよ。お前の生存自体は鳩から確認しとったわい。」

 

こういった分野は師匠には絶対に勝てないな。

動物との疑似的な会話とかは、僕には無理だ。よくて、言いたいことがわかるぐらいだ。

 

「まあまあ、二人ともまずは要件をすませましょう。一夏・・・ヤマト君、あなたは何をしに学園長室まで来たのですか?」

 

要件は早めに済まさなきゃ。

 

「はい。整備室を明日の朝1時から、使わせて頂きたいのですが、使わせてもらってもよろしいでしょうか?」

「若い子が徹夜をしてはいけません!!それは許可出来ません。」

「まて、玲奈・・・こやつの事じゃ無理を言っても止まらん。今のこやつは、あきらめの悪い状態じゃ。許可してもかまわんじゃろう。だが、無茶はするなよ?仮眠はしかととれ。」

「はい。ありがとうございます師匠。玲奈さんも僕のことを思ってくれてありがとうございます。」

「無茶はしないでね。一夏がんばりなさい。」

「はい。不出来で不孝行な義孫(まご)のことをもう少しだけ待っていてください。すべてが終われば・・織斑一夏に戻ろうと思っています。こんなにも莫迦で馬鹿な弟子であり不出来で不孝行な義孫はもう一度亡霊になるでしょう。許してください。」

「この莫迦弟子が・・・お前は・・・いや何も言わなん。ただ一つだけじゃ、つらくなったら帰ってこい。あの森は何時でもお前を待っている。」

「がんばりなさい一夏。」

「はい・・・。失礼しました。」

 

ガチャン

 

ああ、泣きそうな気分だ。まったくあの頃から僕は何も変わっていない。

自分の道を突き進んで、待ってる人の事を考えず無茶をして・・・。

でも・・まだ僕は・・僕は・・『キラ・ヤマト』なんだ。

ごめんなさい。

もう・・わかってるんだ。

僕がトップにたつことは・・・

また無茶をするだろう。

僕は・・弱いままだ。

でも、立ち止まらない。

そう・・誓ったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。
作者も何を書いているのかは2割ぐらい理解できていません。
やはり、伏線をはるべきだったんだ。
それさえやっとけば・・・
十蔵師匠と玲奈さんとは、恐らく家族よりも付き合いが長いかも・・・
いや、そんなことは・・きっと・・ない・・はず!!
まあ、本当の孫みたいに可愛がっていると思ってください。
理由はありますが、本編で語るかは・・
番外編かな~?
あと、アンケートは現在、活動報告の≪新しい小説について≫にて、集めております。
ぜひご協力をお願いします。


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試合に向けて

遅くなってすいません。
なんか、夏休みの方が忙しい気がする。
なぜだ。
やっぱりキラ様(一夏様)も人間だからこんな感情持ってもいいよね。
本編をどうぞ!!


~一夏サイド~

僕はあの後から部屋に戻り仮眠をとり、3人が寝て少ししてから気配を消して、整備室へ向かった。

僕はすぐに前使ったラファール・リヴァイヴを見つけて、作業に取り掛かった。

まずは、少しでも僕の反射速度・演算処理速度・無茶な肉体運動に追いつくようにプログラミングと使っている装甲材を今よりも防御力を落としてでも柔軟性のあるものに取り換えた。

周りの生徒が見たら頭を抱えると思うけど、IS本体の開発を担当している人達なら、既に存在するISであれば5人組で3時間あれば完成する。

まあ、僕はその中でも速く、だいたい3人分と同等とスコールに言われたけど・・・

とにかくこの程度の事なら、1時間半もあれば片付くよ。

次は武装だね。

シールド3つを取り外してグレネード7つを広範囲スモッグ3つに取り換え、マルチスラスターを腕部にも付け加え、さらにブーメランを入れた。

今の武装は

アサルトライフル1丁

ショットガン1丁

ナイフ2つ

近接ブレード2つ

ブーメラン1つ

広範囲スモッグ3つ

マルチスラスターが脚部・腕部・背中にある。

バススロットは大量に余ったな・・・

とりあえず今の時間は・・・3時か・・

・・・第3世代機と戦うんだ・・・厄介に決まっているから、少し過剰な武器を持ってもいいよね。

先生方からは“好きなように改造してもいい”と言われたし(出来ないと思われているけど・・)

まあ、僕も少しね・・学園全体から感じる見下した目線(特に1年生)にね・・・

怒りたくないから、行動で落ち着かせようと思う。

ただ、これから取り掛かる切り札は簡単に造れるけど、扱えるのは僕だけだろう。

次は旧アリーナでのIS使用許可を貰わないと・・・

時間は4時。

じゃあ、いつも通りに特訓をしますか。

 

 

 

 

特訓を終えた後、今は部屋の前に居る。

昨日の二の舞は踏まないよ。

 

コンコン

 

「「「いいよ(~♪)」」」

 

ふぅ・・・

 

ガチャ

 

「「「おかえり(~♪)」」」

 

・・・そんな希望に満ちた慈愛の眼差しを僕に向けないでくれ・・・

だめだ・・・彼女たちを不審がらせちゃだめだ!!!

「こういう時って、『ただいま』っていっていいのかい?」

そう聞いたら、3人は首を縦に振って答えた。

僕たちは食堂に向かいご飯を食べた。

僕は食堂のおばさま達に弟子入りした。

これから朝と晩のご飯作りの手伝いから始まる。

絶対にあの麻婆豆腐をマネしてみせる!!

 

 

 

今日の授業が終わった後、僕は『生徒会室』に向かっている。

刀奈から、ISについて学んどかないと瞬時加速が使えない。

それは避けないといけない。

あまり行きたくはない。情報はすでに頭の中にある。

簪に刀奈に本音に虚さん・・バレないか本格的に心配だ。

気配を消してここまで来たから、今ノックをしたらどう反応するか見たいな。

最近、簪に対して何らかの行動を取ろうとしているな。

最悪のタイミングで恋に落ちているな。

自分の事が嫌になりそうだ。

それでも、仮面を使い分けないと。

もう少ししたら、命のやり取りをする日々へ戻るんだ・・・

だめだ、だめだ、だめだ。

こんな顔で、気持ちで生徒会室に入っちゃだめだ。

落ち着いて、落ち着いて・・・

よし、行こう!!

 

コンコン

 

ガタガタガタガッシャーーーーン!!

ドタバタドタバタ!

 

すごい音がしたぞ!?

何があったんだ!?きっ聞き耳をして中の様子を確認しないと!!

 

「ちょっと!なんで新年度早々ここに人が来るの!!みんなでスマ○ラしてたのに!!今なら勝てたのに!!」

「「日頃から何が起こるかわからないと何度も言いましたよねお嬢様(言ったよね姉さん)」」

「でも、いいとこだったよねだったよね!薫子ちゃん、マドカちゃん、本音ちゃん!!」

「「「まっまあね(まあな)」」」

 

・・・まあ、入るか・・・

 

「失礼します。」

「「「「「「待ってーーー!!!!!!」」」」」」

 

ガチャ

現実っていうのはね時には非情なんだよね。

中に入ったら、そこは・・・片付けの途中なのか、周りに、お菓子のゴミが散乱し、空のペットボトルが何本もあった。

流石にゲーム機はなおしてあった。

 

「片付くまで外で待っててくれないかしら?」

刀奈・・・生徒会長としてそれは、ないんじゃないかな。

「要件を早く済ませたいので手伝いますよ。」

 

その後約30分かけて掃除をした。

そしてその時自己紹介もした。

 

「ところで、キラ君は何をしにここに来たのかしら?」

 

刀奈が聞いてきた。

 

「楯無さん。あなたにISの技術を教わりに来ました。自分は素人のため、クラス代表決定戦の時までにISで出来る技能や技術を学びに生徒会長である楯無さんを頼りに来ました。」

「まあ、向上心のある生徒の願いを聞き入れないなんて事はしないけど、キラ君、アリーナの使用許可と訓練機の使用許可貰っているの?」

まあ、そうくるのはわかっていたよ。

「はい、第4アリーナの使用許可を得ており、訓練機は学園からしばらくの間、前使ったラファール・リヴァイヴを貸し切りしてもよいそうです。」

「分かったわ。では、これから訓練を開始しましょう。」

 

 

この日から、授業が終わった後は刀奈と後から混ざった簪、マドカと一緒に訓練をして、その後は食堂の手伝いをして、深夜は旧アリーナで新型武装のテストを行い、朝方には生身の訓練を行い、その後は食堂を手伝い、授業のサークルを約1週間続けた。

 

睡眠時間は約3時間もあった。

1週間貫徹の予定だったけど玲奈さんに怒られたので、貫徹はしなかった。

 

 

そしてクラス代表決定戦・・・

 

1開戦 龍野竜之助vsセシリア・オルコット

 

2開戦 龍野竜之助vsキラ・ヤマト

 

3開戦 キラ・ヤマトvsセシリア・オルコット

 

一緒に特訓してもらい、応援している皆のために頑張ろう。

そして、切り札をできれば使いたいな。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

 




この黒い感情のキラ様(一夏様)を、キラ(一夏)オルタとでも名づけようw
早く正体バラしてイチャつかせてぇ。
次回は試合になります。
ようやくです。
こんなグダグダペースですが、これからも宜しくお願いします。
アンケートのほうも、宜しくお願いします。


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決戦  一夏対竜之介

遅くなって申し訳ありません!!
家庭の用事と無人島開拓のために遅れてしまいました。
やめて・・攻撃しないで・・
助けて一夏様!!
一夏様「・・・」ハイマット・フルバースト
どうか・・慈悲を・・

家庭の用事で3日ほど書けなかったのは、ホントの事です。
でも、FGOやっていたのも事実です。
申し訳ありませんでした。


~一夏サイド~

公平な試合を行うために試合の観戦をしてはいけないと先生方に言われたため、僕は別室で待機している。

そろそろ第1試合が終わるだろう。

 

ピンポンパンポン

 

「キラ・ヤマト君、キラ・ヤマト君、第三アリーナに来てください。」

 

放送もあったから、行こうか。

 

 

 

「来たか、ヤマト。すでに龍野はゲートから出撃して、ステージにいる。すぐに出撃の準備をしろ!」

「了解しました。織斑先生。」

 

僕はカスタマイズしたラファール・リヴァイヴに乗った。

ゲートが開く。

 

「キラ・ヤマト、ラファール行きます!」

 

~一夏サイドアウト~

 

 

~龍野竜之介サイド~

 

「キラ・ヤマト、ラファール行きます!」

 

クククハハハァァ。ついにこの時が来た!!

キラ・ヤマトをボコボコにしてあの偽善者ぶった思いを否定して、立ち直れないようにしてやる!

そうなれば、俺様のハーレム計画は完璧だ!!

俺様の物語にお前はいらない!!

さあ、試合を始めよう!!

 

ピーーーーーー!!

 

 

俺は白式の雪片弐型を装備して、奴に斬りかかる。

 

 

 

くっそー!!こいつなんて強さだ!!

こんなの聞いていないぞ!!

あのウルスラとか言う女神め・・・何が強化していないだ!!明らかに強すぎる!!

チッ作戦変更だ。

ボコボコにしてから、言葉攻めしようかと思ったが、今この場でやってやる!!

そうだな・・そうしよう。よくよく考えたらこの場にいる皆にも聞こえた方がいい。

こいつが人殺しで、偽善者ってことをな!!

 

「この偽善者野郎が!!」

「なあ、キラ・ヤマト・・・お前人殺しなんだって?」

 

ザワザワザワザワ

 

ククク周りの人間も良い目線を奴に向けてきたぜ!!

 

「人を沢山殺しといて、罪を被りたくなくなったら相手を殺さずに手足を飛ばして無力化する。何人の兵士がトラウマを負いながら戦場に放り出された状態でそのまま死んだか・・・何人の兵士が関係のない市民がお前のせいで死んだか・・・そして自分が死にそうになったら、躊躇わずに殺す。お前は中途半端なんだよ!!」

 

いいぞ・・いいぞ。奴を見る目が段々否定的になってきた。

このまま奴の心をへし折ってやる!!

 

「聞いたぜお前・・こう言ったことがあるんだよな?力だけが・・僕の全てじゃないってな!?違わねぇよ。お前は圧倒的な力をふるって戦場で人を殺していたんだろ!?更には市民も巻き込んだときた。お前がなにを思って行動したのかわからねぇな。」

 

周りはもはや俺の味方だ!!

 

「お前は所詮ただの人殺しなんだよ!!そんなお前が平和、平和ってな言っても説得力がないんだよ!!」

 

どうだ!!今なら奴も俯いている・・奇襲だ!!

 

キ───────────ン!!!

 

・・・なに!!ラファールにブレードだと!?

 

「それで・・・どうかしたの?言いたい事沢山言って・・・気が済んだ?」

 

ば・・馬鹿な!?なんとも思っていないだと!?

くっそ!!なら、

 

「ラクス・クラインが掲げた平和ってんのも、所詮は押しつけて反対したらその勢力を潰す!そんな偽りの平和のために協力する奴らも馬鹿馬鹿しいがな!?」

 

そこから先の記憶を俺は憶えていない。

~龍野竜之介サイドアウト~

 

 

 

~一夏サイド~

彼は恐らくは雪片の発展型の武器で突撃してきた。

僕は右手に出したショットガンで迎撃した。

彼は実戦をしたことがないから、才能は高いけど戦術が少なくて迎撃しやすかった。

まだ、軍人と戦った方が訓練になったかな。

剣も型にハマっていたから避けてくださいと言っているものだね。

彼はイラつきが溜まっていってた。

そのうち自爆するだろう。

 

「この偽善者野郎が!!」

 

いきなり声を荒げてどうしたんだろう。あらかた僕に対する批判をすると思うけど。

エクスさんに僕たちの話をアニメで見せてもらったが、『地味で重要な部分』がカットされすぎていた。

だから、基本どんな批判がきても動じない。

孤立を狙っているなら好都合なくらいだ。

結果的に僕はIS学園の敵になるからね。

 

「なあ、キラ・ヤマト・・・お前人殺しなんだって?」

 

・・・そうだね。

それは否定してはいけない事実だ。

僕のせいで沢山の人が死んだ。

僕という人間が生まれる時から沢山の人が犠牲になっていた。

 

「人を沢山殺しといて、罪を被りたくなくなったら相手を殺さずに手足を飛ばして無力化する。何人の兵士がトラウマを負いながら戦場に放り出された状態でそのまま死んだか・・・何人の兵士が関係のない市民がお前のせいで死んだか・・・そして自分が死にそうになったら、躊躇わずに殺す。お前は中途半端なんだよ!!」

 

大まかなことは合っている。

・・・でもね罪を被りたくなかったから殺していなかったわけじゃない。

そうだったら、最初っから地球連合にいないし、ストライクが墜ちた後にフリーダムに乗ったりしない。

戦争に関わった時から罪を被る覚悟はあった。

・・・敵とはいえど、近い存在を討ったことこともあった。

それから、極力討たない戦い方をしたけど、結局討ったこともある。

流れ弾で何人の市民が僕のせいで死んだか・・・

言われなくてもわかっているよ。

僕・・・僕たち自身気づいているよ・・・

僕たちは英雄じゃない・・・ただ、一般よりも才能があった兵士で世界でもトップクラスに犠牲を出してきた人殺しで、部下殺しだ。

 

「聞いたぜお前・・こう言ったことがあるんだよな?力だけが・・僕の全てじゃないってな!?違わねぇよ。お前は圧倒的な力をふるって戦場で人を殺していたんだろ!?更には市民も巻き込んだときた。お前がなにを思って行動したのかわからねぇな。」

 

違うよ龍野君・・・

力が全ての人間は人を殺しても何も思わない人だよ。

そう・・味方が殺されても本当に何も思わない人だよ。

だから僕はあの世界の未来を引っ張っていく人達に言ったよ。

《戦争をしていた人達は力が全てじゃなかった。味方がやられたら悲しんだり、怒ったりした。それは、普通の事かもしれない。でもね、感情すら捨ててしまったら、もうどうしようも無いんだ。不完全ながらも感情を消された兵士と戦ったけど、とても悲しかった。力だけを求められた存在は・・・強かったけど、どこか壊れそうだった。感情がついた・・・いや、取り戻した彼らは前よりもとても強かった。痛感したよ。感情と言うのがどれ程大切かということを。》

僕はまだ、感情を消していない。

感情があれば、力だけが・・僕の全てじゃない。

 

「お前は所詮ただの人殺しなんだよ!!そんなお前が平和、平和って言っても説得力がないんんだよ!!」

 

・・・うん。そうかもしれない。

彼の言う通り僕はただの人殺しで、偽善者だ。

僕はただ、早く戦争を終わらせたいが為に引き金を引いてきた。

それを否定はしない。

最善じゃなかったかもしれない、まだ救えた命があったかもしれない。

だって、否定しちゃったら・・・僕が僕自身の行いを否定しちゃったら・・・ダメでしょ。

救えなかった命は沢山ある。

でも・・・否定したら・・否定しちゃったら・・その人たちの思いも否定することになると思うから・・・

だから僕は僕の生き方を否定しない・・・後悔はこれ以上はしてはいけない。

あの日・・あの人の声と共に死ぬ瞬間から決めたから。

彼が剣を振ってきた。

僕は『ラピッド・スイッチ』を越える速さで剣を取り出す。

 

キ───────────ン!!!

 

「それで・・・どうかしたの?言いたい事沢山言って・・・気が済んだ?」

 

彼は相当驚いているけど当たり前だろう。

彼には僕の声はきっと届かない。

彼が織斑一夏に対して持っていた感情のようにキラ・ヤマトにもこうじゃなきゃダメだっていうルールのようなものいや、決定事項がある。

さっきまで彼が言っていたようにね。

今言った言葉は恐らくそれに反しているんだろう。

僕は怒っているときは割と冷たい物言いするけどね。

・・・つまり今も相当怒っているんだよね。

織斑一夏をこうと決めつけて・・・キラ・ヤマトをああ言って・・・戦争をしたことも・・人を殺したこともない人にああも言われるとね・・いくら優しく怒らないように努めている僕でもね怒ることはあるんだよね・・

まあ、この程度で怒ったりしないし、それを言葉にしてぶつけないけどね。

だって、彼には何を言っても聞かないと思うしね。

恐らくなんらかの変化が彼にない限りは合いまみれないと思うよ。

それでも、必要最低限の接触はするし、毛嫌いはしないよ。

 

「ラクス・クラインが掲げた平和ってんのも、所詮は押しつけて反対したらその勢力を潰す!そんな偽りの平和のために協力する奴らも馬鹿馬鹿しいがな!?」

 

・・・訂正・・ちょっと怒りがわいてきたな。

 

パ─────ン

 

あの世界にいないで・・戦争をしたことなくて・・人を殺したこともなくて・・ただ大きい出来事を纏めて、時間が足りずに重要な部分をカットした映像だけで決めつけて・・平和を創る難しさをしらないで・・最後は敵だった人達も賛同して苦労しながら進んだ現実をしらないで・・僕が死ぬ頃には本当の平和の道が少しずつ生まれてきた世界もしらないのに・・勝手に決めつけて、言いたい事だけペラペラと言って・・

僕を批判することは別にかまわないけどね・・僕たちが創り上げたかった未来を・・みんなで掲げた希望を・・散っていった人の想いを・・愛した人が身を心を削ってでも守った全てを・・馬鹿にして否定したその言葉だけは・・・

絶対に許さない!!!

 

「少し・・頭を・・冷やそうね」

 

僕は彼を二刀の剣で地面に叩きつけた後に、ナイフを投擲、彼は怯む。

広範囲スモッグ3つを使いフィールドを煙幕で包み込む。

僕は特殊兵器を天井に固定、遠隔操作で起動させる。

ブーメランを逃げ道を無くすために投擲。

ショットガンとアサルトライフルを取り出し、仕込みは完了した。

煙幕が晴れた瞬間観客の1人が

 

「あれって・・クアッド・ファランクス!!」

 

その声と共に彼は上を見て絶望していた。

一斉射撃を行ない少したって彼のISが限界に近づいてきたときに、クアッドガトリングパッケージを遠隔操作で天井からパージさせて彼を拘束させてもらう。

恐らくは彼のシールドエネルギーは100を切っている。

・・・白式の中にいる2人・・君たちは悪くないのに・・ゴメンね。

僕はクアッドガトリングパッケージを自爆させた。

 

ドッカ───────────ン!!

 

ピーーーーーー

 

『し・・試合終了!!勝者・・キラ・ヤマト!!』

 

まあ、あんなことの後じゃ、周りは冷ややかな目線だった。

・・・まあ、あんなことの後じゃ仕方ないか・・。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 




ああ、怒らせちゃったから・・・

はい皆さん疑問に思っているかもしれないので地味で重要な部分についていいます。

ぶちゃけますと、ラクスの性格的に話し合わずに戦争すると思いますか?
僕個人的な意見を申しますとまずは、敵のトップと話し合いをすると思うんですよ。
だ・・だって議長だって話せれば話し合いたいってみたいなこと言ってたじゃん。アスランに。
最終決戦前には一回お互いの意見を言い合う場を設けててもおかしくありませんか?電波通信とかで。
でそこからお互い譲れない部分によって決戦・・って感じになると思いたいんですよ。
で、種死の全体的な見方から、こういうぐだりそうな話しってカットされそうなんですよね。
僕個人の意見ですが、この作品ではこの設定でいきます。申し訳ありませんが・・・

新しい小説の方も連載開始!!









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専用機

タイトル通りです。
テスト間近に小説書いてるギルオードです。
本気だして勉強するから、大丈夫だと思いたい。
久々にこっち書いたから、うまくできていたらうれしいです。
シリアスばっかだったんで、少しギャグを入れています。
ご了承ください。
基本はシリアスですが、ギャグにラッキースケベはたまに入れると思います。


~一夏サイド~

翌日のSHRでクラス代表は龍野竜之介君になった。

千冬姉は僕の実力が高すぎたのと竜之介君との戦闘で結構無茶をしたのと彼の発言から生徒への危険を考え、代表からは、外したそうだ。

当然の判断だろう。この判断ができなければ、上に立つ人間にはふさわしくはない。

そして僕は4時間目の授業が終わった後に千冬姉に専用機を取りに行くことを伝えて、昼休みから、表向きにはIS装備開発企業『みつるぎ』として活躍している亡国機業の日本支部に向かった。・・・なぜかトリィがついて来たから、3人には、メールをしておいた。

 

「改めて・・・久しぶりだねトリィ。3人には、迷惑を掛けなかったかい?」

「トリィ!!(大丈夫だよ~)」

「そっか・・・安心した。」

「トリィ?(ところでマスター・・・3人の着替え姿・・・見たい?)」

「・・・今すぐにその映像は消すんだ!!」

 

本当にどうしてこうなったんだろう??ずっと前はただの可愛いペットロボだったのに2回目の人生以降何故か独自進化していくトリィ・・・

5回目のときにシンが誤って落として壊した時に自己修復して元通りになっていて、僕を含めて皆が目を点にしていたのは、今でも覚えている・・・アスランは錯乱していた。

・・・そのうち目からビームを撃つかもしれない。

どうしてこんなことになったんだろう??

 

 

 

駅についたら、既にスコールとオータムがいた。

 

「お久しぶりキラ様。」

「よっ、キラ!久しぶりだな。」

 

相変わらずオータムは敬語を使わない。・・・僕の方が上司なのに。

まあ、フレンドリーなのは嫌いじゃないからいいけど。

 

「ええ、お久しぶりですねスコールさん、オータム。」

「スコールと呼び捨てで構いませんっと前も言いましたよね?もうキラの方が上ですよ。」

「そうだぜキラ・・てか私は呼び捨てかよ!!なんでスコールはさん付けで私は付けないんだ!!」

「・・・仕事とプライベートの区別は付けているから、仕事のときは呼び捨てで呼ぶよ。オータムは・・・敬意を払えないからかな?」

「なんでだよ!!私は真面目「デスクワーク」ッな!」

「誰の手伝いも借りないで一通りの事務をこなせれば考えるよ。ところでスコール今回は僕が運転して良いかい?久々に運転がしたいんだ。」

「いえ、専門の者にさせます。と言うよりもキラ様に運転させたくありません。」

「スコールわかるぞ・・・こいつに運転させたらダメだ。」

 

なんで皆僕に運転させてくれないんだろう。

アスランは規律を守れって言うし、シンは顔を真っ青にしていたし、カナード君はオリジナル・・パネエって呪文のように言う・・・ムウさんは殺人的な加速だ!!って言うし。

喜んで乗っていたのは子供たちとラクス、カガリぐらいだった。

全く・・・人を何でもかんでも速さで決めるモンスターみたいに言わないでほしいな。

 

「・・・ちょっと制限速度の5倍ぐらいのスピードを出しているだけなのに・・・」

「「だから運転させないんです(させねーんだよ)」」

 

 

 

それから、使いの者と共に支部へ行き、今たどり着いた。

ちなみに僕の『みつるぎ』での立場は技術部門のトップでありながら、テストパイロットを務めているが・・・実質僕は会社のトップと先程スコールから教わった。

・・・まあ、亡国機業のK派が集まった組織だから、仕方ないのか。

トップか・・・人を率いるのは難しいし苦手な方だができる限りの事はやろう。

入口から入ると激しい出迎えがあったよ。

まあ、いつも不在のトップが帰ってきたらこのぐらいの出迎えはあるんだろう。

 

「スコールさん・・・あれは?」

「ストライクは完成しています。また、エール、ソード、ランチャーのストライカーパックも完成しています。」

「ありがとう・・・僕も少し武器を造ってくるよ。」

「何を造るのですか?」

「秘密だよ。」

 

僕は自身専用のルームへ急いだ。

 

 

 

ルームに入ったら急いでパックの製作に移る。

千冬姉には、3日ほど休むと言っているけど、慣らし運転はしないといけないから今日は徹夜で今から造るガンバレルストライカーを造らないとな。

 

あれから10時間は経っただろう。

元型は完成した。

後はプログラミングをして、設定をつくる。

 

「ガンバレルの弾丸は任意でレールガン、ビームへ変更可能、誘導はカモフラージュの為に有線で行い、任意で無線ないしは、脳波コントロールへ変更可能。オートパイロットモードや脳波コントロールにより、ストライカーパックでの戦闘可能。ガトリングはタクティカルアームズをモチーフにし、実弾、ビーム切り替え可能。ドッキング後も背中から、ガトリング射撃を可能にし、ガトリングをパージし、射撃武器として扱う。ガンバレルパージ前は、バレルのブースターを使った複雑な起動を可能にし、パージ後は機動力の低下を出来る限り下げる・・・成功。デフォルトよりは低下を免れる。ストライカーパック自体にVPS装甲付与・・・起動試験中に変更点あり。ミサイルの発射後は脳波コントロールによる制御・・・大きくは可能・・・小回りは不可能。追尾ミサイルのようにすることは可能。有線のコードは、パージ後は電撃を流す中距離格闘武器への変更可能。バレルはビーム使用時は定期的に本体から、エネルギーの配給をする。」

 

後は、起動テストだな。よし、ストライクの元へ行こう。

 

 

ストライクは少し動かすと直ぐにファーストシフトした。

エール、ソード、ランチャー共に設計通りの性能をしめしてくれた。

よし・・・ガンバレルストライカーを装着する。

・・・学園では、人に向けてビームは余り撃ちたくないから、基本はこのガンバレルストライカーを使おう。

実弾を使えばいいし・・・しまった!!接近武器がアーマーシュナイダーしかない!!

兵器開発に戻らないと!!

実体剣が好ましいな・・・グランドスラムあれがあったか!!

 

3時間後

 

完成した!!

ガンバレルの上下の間に設置した。

ラピッド・スイッチを使った方がいいかもしれないけど、CEでのくせがあってね武器はやっぱり何時でもつかえるようにしていないと・・・粒子変換が使えないジャミングとかもあるかもしれないし・・・

これで学園に帰れるな。その前に・・・

 

「皆・・このグランドスラムを造るのを手伝ってくれてありがとう。みんなの力がなければこんなに早く完成しなかった!!力を貸してくれてありがとう。」

「スコール!!僕は学園に戻る。その間ここの指揮とI.W.S.Pとオオトリの製作・・・まかせたよ!!」

「はい。了解しました。」

 

僕は、夜の道を連れを1人つれて150㎞で飛ばして駅へ向かった。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

~スコールサイド~

・・・何がみんなの力ですか・・・

ほとんど一夏様だけで造っていたじゃないですか・・・

部品を持ってくることしか私達は・・私は出来なかった。

はぁ、悔しいわね。

でも、気持ちでは、まだ負けたくないわ!

 

「皆!すぐにでも仕事を再開するわよ!ボサッとしないでキラ様の期待に応えるわよ!」

「「「「「「ハイッッッ!!」」」」」」

 

~スコールサイドアウト~

 

 

 

 




これでストライクがだせる!!
まあ、本編で言った通りガンバレルが中心です。
ビーム兵器は対人が乗っているIS用に出力を下げても訓練時の零落白夜並みの威力を持ってるんで・・・
そして、皆はキラ様の早口を唱和しましょう。
ギルオードはかみました。

ダンまちの方も応援よろしくお願いします。

では、次はテストが終わった後です。
見ていただきありがとうございます。


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現実を知る唯一の英雄

テストが終わりました。
ギルオードの辛い戦いはもう・・・終わったんだ・・・
もう俺は・・勉強をしない・・しなくて済む(大嘘)
テストのやり直しはしっかりとする。
やりきってみせる(震え声)

今回は中々書きたいことが書きづらかった。
国語力が足りない・・・

出している作品見て、作者ってシリアスが好きなのかな~?
そんなつもりじゃないんだけどな・・・
とりあえず、作品をどうぞ!


~一夏サイド~

あの後無事にここまで帰ってこれた。

千冬姉にも既に報告している。

ビーム兵器のスペックを見たときはすごい顔だったよ。

・・・胃薬を使っていたね。

緊急の時以外にビーム兵器は極力使うなと言われたけど、元からそのつもりだ。

そして今は授業の時間だ。

 

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。龍野、オルコット、ヤマト。試しに飛んでみせろ。」

 

言われてすぐにストライクを展開する。

 フルスキン

全身装甲にみんなは驚いている。

 

「ほう……ヤマト、中々早いじゃないか……これからも精進し続けろよな。」

「お褒めいただきありがとうございます。これからも努力し続けます。」

 

龍野君は驚いているね。自分が褒められると思ったのかな?

 

「よし、飛べ。」

 

僕は、ガンバレルのスラスターを噴かせて一気に上昇した。

まるで宇宙に居るかのような感覚・・・ここだけはISがMSよりは優れている部分かな。

・・・重力下でガンバレルが使えるからね。

僕はこういう経験があるから、初めてISに乗ったときからMSに乗ったときと変わらない操縦をしている。

オルコットさんと龍野君は何かを話しているけど、聞き耳を立てたら普通の会話をしていた。

あんなにツンツンしていた彼女が彼に惚れるなんて何かあったのかな?

 

「よし、龍野、オルコット、ヤマト、急降下と完全停止をやって見せろ。目標は地表10センチだ。」

 

じゃあ、お先に行きますか。

僕は、フルスピードで下向きに加速した。

アラームが鳴っている。そのまま無視して、突っ込む。

・・・今だ!!

僕は下2つのガンバレルの向きを加速側の逆にスラスターを向ける。

足の裏のスラスターとガンバレルのスラスターを使って減速。

そして綺麗に着地した。

 

「ヤマト、危険な着地の仕方はやめろ。手本にならん。実践的なやり方を憶えろ。」

 

・・・実戦的なやり方なんだけどな・・・

 

次は、武器の展開なんだけどオルコットさんは銃を横向きに出していて怒られていた。

僕の番?それなら、こないよ。なぜなら・・・

 

「むっ、もうこんな時間か……全員今すぐ更衣室へ行って、着替えて教室へ戻れ!!」

 

・・・ほらね。

 

 

夜、僕は本音に龍野君のクラス代表就任パーティーに誘われた。

行く気はあんまりなかったけど、簪にマドカがその時偶然にも居たため、行くことになった。

本音と一緒にパーティー会場に向かう途中に1人の少女を見つけた。

 

「あっ!リンリンだ!!」

 

なにその、パンダの名前みたいなあだ名は・・・

相変わらずだな。

 

「あっ、本音じゃない!!そして、リンリン言うな!!」

「じゃあ・・・インイン?」

「あんまり変わってないんじゃないかな、本音。」

 

とりあえずは彼女を支援しよう。

 

「あんた……話がわかるわね!!この子はいつもこうなのよ!ところで、本校舎一階総合事務受付…って何処にあるか知っている?」

「アリーナの後ろにある建物が本校舎だよ。ついていこうか?」

「いいわよそこまでしなくても。じゃあまた明日会いましょう、本音と……」

「ああ、自己紹介してなかったね。キラ・ヤマトです。」

「そっか。私は凰鈴音≪ファン・リンイン≫じゃあ、改めてまた明日ね本音、キラ。」

「ばいば~いリンリン。」

「リンリン言うな~!!」

 

そして彼女は駆け足で本校舎へ行った。

 

 

「というわけでっ!龍野くんクラス代表決定おめでとう!」

「おめでと~!」

 

パン。パンパ─ン

 

「みんな……ありがとう。」ニコッ

 

ああ、またあんな顔して・・・周りの子たちは頬を赤らめている子が多いね。

でも・・・僕が女の子だったら、龍野君は嫌かな~。

あんな・・・値切りしていて、まるで人を自分の『物』みたいに見る目は嫌だな。

皆はグループで固まってパーティーを楽しんでいる。

僕?・・・あんなことの後じゃ、誰も人はこないよ。

本音も友達と一緒だしね。

 

「はいはーい、新聞部でーす。話題の新入生、龍野竜之介君とキラ・ヤマト君に特別インタビューをしに来ました~!」

 

黛先輩だ。

 

「あ、私は二年の黛薫子。よろしくね。新聞部副部長やってまーす。はいこれ名刺。」

 

改めて見ると、書き数の多い名前だな。

 

「ではではずばり龍野君!クラス代表になった感想を、どうぞ!」

「クラス代表になったことにより、より自分がIS操縦者になった自覚をもち、皆よりもISについては初心者ですのでこれから知識面も含めてクラス代表にふさわしくなり、何かアクシデントが起きればそれの解決にもあたり日常生活もしっかりし人間性を育てると共に、代表を譲ってもらったセシリアのためにも精一杯の努力をして、皆で切磋琢磨してクラス対抗戦に臨みたいです。」

 

・・・本音を言っているようにも聞こえるけど、なんていうか・・・まるでアクシデントが起きると言っているともとれるな。

一応警戒していても損はないかな。

 

「おお、真面目だね~。(ちょっと!!露骨に見すぎ!!・・何処とはいわないけど・・話しに聞いていたよりはポイント低めだな~。好き好んで関わらないようにしよう。)」

 

って心の声が僕にはよく聞こえる。

これが僕が繰り返した人生で身につけた、高度な心理学だ。

まあ、これを使っても政治家や政治に深く関わった人にはあんまり効かないけど。

政治とか、組織のトップに僕は改めて力不足しているな・・・嘆いている場合じゃないな。

 

「じゃあ、次はキラ君!!と言ってもキラ君に聞きたいことがあんまりないのよね~。とりあえずは“デザート食べ放題フリーパス”を賭けたクラス対抗戦に出る龍野君に一言をどうぞ!」

デザート食べ放題フリーパス!!そんな物に・・・そんな物にはだっ・・騙されないぞ!!

「毎試合全力で戦って優勝してもらわないと困りますね。・・・・・・優勝しなかったらストライクの練習相手にしようか・・・・・・」

「いい笑顔、ありがとうございます。後、最後の方何か言いましたか?」

「いえ、何でもないですよ。」

「次は、周りの人で何か聞きたい人はいますか?」

 

────────シ───ン────────

 

・・・誰もいないか・・・しょうがないことだろう。

一部を除けば僕の認識は戦争をして人を殺した兵士とみられているから・・・

 

「……僕は少し疲れちゃいましたので風に当たってきますね。」

「ちょっとキラ君!!」

僕はお気に入りの場所、旧アリーナの屋上へ向けて歩いた。

 

 

僕は・・・この平和な空間には余りにも異物で、必要のない存在で、“織斑一夏”は死人も同然の扱いを受けているんだろう。

・・・実際そうなるように情報操作もした。

僕に・・・織斑一夏に戸籍はもうない。

僕はもう迷わないその先に地獄があったとしても・・・“織斑一夏”には悪いけど、“キラ・ヤマト”としてこの世界の平和のためにも闘う。

既に策は整えてあり、下準備も着々と整えている。

多くの人達は忘れてしまっているんだ。

・・・平和なときは当たり前ですぐ忘れちゃうけど、そういうの本当はとても幸せなことだって。

今こうして学校に通えていてこれだけでも幸せだ。

もし、ヘリオポリスにザフトが来ないで僕もストライクに乗らないで戦争に参加せずに、工業カレッジの学生で居続ける意味のないifの事を想像したことも何回もあった。

でも僕はきっと戦わなきゃ・・・戦い続けなきゃいけなかったんだ。

生まれるときから沢山の犠牲があったから。

 

 

旧アリーナの屋上ここは、周りには外灯もないから数えきれないほどの星がよりそうように輝いていた・・・まるで希望のように。

 

 

この世のすべての人は皆きっと平和に生きたいだけなんだ。

ただ、願いとか希望とか、悪く言っちゃうと欲望・・・

それが有るのがダメではないけど・・・行き過ぎたソレは自身を滅ぼす諸刃の剣でもある。

それでも本質の・・・本来の夢である【平和】はみんな同じなんだ。

僕たちは本当は分かり合えるんだ。

でも、人間は今よりも・・今よりも【便利】を求めて効率を重視するんだ。

それがやがて間違った方向に向かって戦争が起きてしまう。

戦争、平和、革命・・・この流れは人類が生まれてから、途切れることがなかった。

皆の本来の夢は同じなのに・・・争いがおこる。

紛争は多々あるけれども、大きい戦争もない平和な時代はもう・・・崩れようとしている。

このままじゃ男と女に分かれた戦争が始まってしまう!!

どちらかが滅びるまでの争いが!!

男も女も片方だけじゃ親にはなれないんだ。

なぜこの事に気づかないんだ!!

男と女どちが滅んでもダメなんだ。

 

 

僕は闘う・・・平和のために、時代と世界を相手に戦おう。

後の人達に罵られてもいい、馬鹿にされてもいい、批判されてもいいんだ。

今、僕にできることを未来の為に罪を犯そう。

 

平和のための礎になり、大罪人になり、敗者になろう。

 

この道には誰も付き合せない。

 

そろそろ帰ろうか・・・

皆が・・・簪やマドカ、本音が心配している。

さあ、直ぐにクラス対抗戦もある。

3人のためにも、いつも通りを振る舞おう。

 

 

「ただいま」

 

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 




ああ、難しいよ!!
何でこんなに暗くなったんだ!!
早くイチャイチャしたい!!
フリーダム書きたい!!
戦わせたい!!

次回は主観がキラ(一夏)なので、時系列が少し飛んでしまいます。
だって、原作ヒロインとの訓練+イチャイチャはないし、そもそも選手じゃないので。

評価がほしい・・・
見てもらってる立場なのにこんな事言って烏滸がましいのですが・・・

評価がほしい・・・

低くてもあっ・・評価されているんだ!っておもえるので・・・
既に評価を入れている方々には感謝してます。

できれば評価がされているとうれしいな・・・
評価する価値がないときは容赦なくZEROとかしても文句はないので・・・


評価をください。


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葛藤と思いと願い 前編

前編です。
ようやくここまで来た。
まだ、戦闘はないですが。
ですが、一番書きたかった話しですのでギルオードもテンションも上がってます。

では、どうぞ!


~一夏サイド~

あれから数日が経って、五月になった。

もう少ししたら、クラス対抗戦が始まる。

ああ、簪対マドカの試合が見たい。

龍野君と鈴さんの試合は正直龍野君が胡散臭いから、好き好んで見たくない。

鈴さんを意図的に怒らせてたし・・・なんかフラグがどうだって言ってるし・・・

転生者っていうのは彼みたいなのが多いのかな?

あと、独り言で言っていた“束さんの無人機”がなんちゃらはトリィがしっかりと録音してくれたから。

もしかしたら、篠ノ之束が父さんと母さんを殺した可能性もある・・・いや、ありえないな。

千冬姉とは親友?とりあえずは友達でいられる関係なんだ。隠し事はしないだろうし、もし黒幕なら友人になるとデメリットが多くなる。

彼女すら兵器開発を意図的に行っているのか・・・

無人機ということは、未登録のISコアを使っているはずだしね。

彼女は本当にISを宇宙に出るために作ったのか?

疑問は増えるばかりだ。

やはり直接会って真意を確かめる必要がある。

・・・裏の話を聞く限りじゃ、少し前まで自分の興味の対象以外は人間と見ていなかったらしい。

ハッキングとかして避難の邪魔をする可能性もあるから、出入り口近くに座ったほうがいいかもしれない。

残り数日の間は余りやることもないからな・・・

念のためにビーム兵器の準備をしておいても損はないだろう。

じゃあ、旧アリーナへ向かおうか。

 

 

 

 

試合当日になった。

試合が行われる会場は第一アリーナと第二アリーナで行われる。

第一試合は第一アリーナが3組のマドカ対4組の簪、第二アリーナが1組・竜之助対2組・鈴

普通は番号が若い方から第一アリーナじゃないの?と突っ込んだらだめなんだろう。

僕は予定通り出入り口から一番近い席に座った。

 

「キララン隣良い?人沢山いるけど?」

 

本音が友達を連れてここに来た。

まあ、構わないけど。

 

「相川さんに谷本さんに夜竹さんで合っているかな?僕なんかの周りで良ければいいよ。」

 

・・・本音以外の子たちはガッツポーズをしたり喜んだりしている。

一応人殺しの扱いのはずの子に近づいて喜んでいいのかな?

 

「皆は平気なのかい?人殺しが目の前に居るんだよ。」

「キラ君は優しいから、話だけで差別とかはしないよ!!いろんな国籍の人がここには集まるからそういう事情があるかもしれないし、優しいキラ君が意味もなく人を殺すとは思わないよ!!」

 

皆も相川さんの言葉に同感しているのか、うなずいたり相槌を打ったりしている。

・・・お人好しな子たちだ。

幼稚園の頃から、相川さんは変わらないな。

真っ直ぐな子だ。

彼女と本音がいれば、マドカと簪の事も安心だ。

そして、谷本さんや夜竹さんにも迷惑を掛けるかもな。

なんとなくこの三人はマドカや簪の事を支えてくれそうな気がした。

もう少しで試合開始かな?

 

ピ─────────

 

試合が始まった。

・・・正直な事を言うと龍野君はふざけているのかな。

少なくとも人を殺せる兵器を使った戦いに真面目にならずにヘラヘラ笑いながら戦っている。

これで、真面目にやっていますとか言ったら殴り飛ばすかもしれない。

真面目に戦っている鈴さんが可哀想だ。

接近戦で圧倒し『衝撃砲』は避けているのに、自身は最低限の攻撃しか当てられていない。

戦士として、選手として侮辱もいいところだ。

周りの多くの人は彼の戦いに見惚れているけど・・・あんなヘラヘラしている人がISを扱えるとはね・・・

 

キュピ───────ン

 

僕は嫌な予感がしたから上空を見た。

空からは二つの光が第一アリーナと第二アリーナへ落ちた。

 

ド──────────────ン!!

 

光はアリーナの遮断シールドを貫通して、フィールドの真ん中に直撃した。

煙が舞い上がり、何人かの人は咳もしている。

僕は急いで出入り口に向かう。

扉はやっぱりハッキングされていて動く気配がしない。

・・・もう一つの方の出入り口も閉まっているんだろうし、第一アリーナも気になる。

迷っている時間はない。

僕はストライクを展開しアーマーシュナイダーを取り出す。

突き刺して切り裂こうとするが中々進まない。

僕はイーゲルシュテルンを撃ち込み無理やり開けた。

 

「早く避難するんだ!!急いで!!」

「キラランは!?」

「僕は反対側の扉を開けた後、第一アリーナへ向かう。向こうも似たような状態になっていると思う。本音たちは急いで避難してくれ!!いくら本音が生徒会役員でもここは危険だ!!避難したら楯無さんに連絡するんだ!!」

「無事でいてね、キララン・・・」

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタ

 

皆は急いで避難していった。

僕も急いで反対側の出入り口へ向かった。

 

「キャ────────ア!!」

「ちょっと!!そこをどきなさい!!」

「あんたがどきなさいよ!!」

「まだ死にたくないよ・・・」

「助けて・・・先生!!お母さん!!」

「ウワ─────────ン」

 

まずい・・・パニックに陥っている!!

どうにかして冷静さを取り戻させないと!!

ふざけているのか?こんな非常事態の時にそんな顔をしていつまで遊んでいるんだ!!龍野竜之介!!

・・・怒りに身を任せてはダメだ。

今は避難をさせないと。

扉は幸い人よりも大きい。

上からこじ開けていけば皆を落ち着かせることはできるのか?

そうすれば扉の前にいる子を下がらせることができる。

ただ、刺した時の衝撃で周りにいる子を傷つけないか・・・

待てよ・・・ガンバレルだ!!

あれなら周りにいる子の前に設置して、下げることができるかもしれない。

・・・迷っている時間はない!!被害が少ない方を使う!!

 

「行ってくれーっ!!」

 

僕は四つのガンバレルを射出し、扉の前にいる子たちの所まで飛ばした。

 

「皆、退いてくれ。扉を・・・破壊する!!」

 

まだ判断を下せずにおり、このままじゃ移動をしないかもしれない。

 

ピッピッピ

 

敵がまたフィールドにいる二人への攻撃を再開した。

くそ!!

またパニックに陥った。

こうなったら・・・

 

「何をやっている!!早く退け!!このままじゃ的になって死ぬだけだ!!」

 

周りの子はビクッっとなり涙目になりながら退いてくれた。

・・・ゴメンね。

ガンバレルを一斉掃射した。

扉は粉々になった。

周りの子たちはボ───っとしていた。

 

「落ち着いて一人ずつ避難していくんだ・・・早く!」

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタ

 

一人また一人と避難していった。

 

第一アリーナの方は!!

 

ピッピッピ

 

プライベート・チャンネル!?いったい誰が?

とにかく人目のないところに行こう。

僕は回線を開いた。

 

「ヤッホー!キラ君。お疲れ様。」

「楯無さん。その背景は・・・第一アリーナの方は避難・・・完了したみたいですね。」

「もう、せっかちな男の子は嫌われるわよ。そちらも完了したみたいね。」

「はい、大丈夫です。ところで、簪とマドカは無事ですか?」

「ええ、今は休んでいるわよ。近くにいるけど会話する?」

「いえ・・・無事なら部屋に帰ってから話します。」

「簪ちゃんは渡さないわよ!!」

「いえ・・・そういうのじゃありません。」

「簪ちゃんじゃ不満があるの!!」

「いや・・・その・・・」

「ちょっと!白黒つけなさいよ!!」

 

キュピ─────────ン

 

「楯無さん!!何かがそちらに来ます!!

「・に・・・いる・・か・な・・・」

 

プツン

 

クソッノイズが濃くなった!!

急いで第一アリーナの方へ向かおう!!

こんなところで止まっているよりも何かができるかもしれない。

だから僕は行くんだ・・・若い命を護る為に!!

でも、今だけは幼馴染と妹を護る一人の少年に戻っても文句は言われないよね。

今、周りには誰もいない。

向こうについたらキラ・ヤマトに戻るけれど・・・彼女たちをキラ・ヤマトっという知り合いとしてよりも、『家族』として助けたい。

これって、我が儘かな?

それでも、今ぐらい我が儘言ってもいいよね。

 

「織斑一夏、ストライク、行きます!!」

 

第一アリーナへ向かった無人機・・・覚悟してね。

『前線最強』のストライクが家族を攻撃した君を・・・討つ!!

 

キラキラバッシュ────────ン

 

 

 




はい、今までとは違う本編での覚醒をしました。
覚醒については一章が終わったら、説明します。
さり気なく番外編の予告を・・・

次回は一章のラスボスとのバトルですね。
敵はCEの機体です。
毎度のごとくヤンデレ銀髪nうわ何をするヤメッ

失礼、精神攻撃を受けました。
SAN値ZEROの女神とか見てないので。
機体については・・・意外な奴です。
ザフトの機体です。

次回もお楽しみにしていてください。


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葛藤と思いと願い 後編

お待たせしまして申し訳ございません。
他の章のアイディアが浮かびすぎて・・・本編に手が付けれずに・・・すいません。
次回で一章完結です。
下手くそな戦闘描写ですが、よろしくお願い致します。

キラ「戦闘描写ってよりも、文章構成自体が下手なんじゃないかな。」

ぐはっ


~簪サイド~

私とマドカの試合の途中に未確認のISが侵入してきた。

私とマドカはすぐに試合を止めて敵の迎撃をした。

代表候補生の訓練のときからコンビを組んでいたからコンビネーションには自身があった。

相手の出方に注意して攻撃をし、観客を狙われないように上空で戦っていた。

敵は私たち以外は見えてはいなかったようで直ぐに飛んできた。

そこからは、私たちの独壇場だった。

倒し終えたころに姉さんから、オープンチャンネルで避難は完了したっと連絡が入り姉さんと合流して私とマドカはISを解除して休憩していた。

アリーナのベンチに座って休憩していたら、姉さんとキラが会話しているのが聞こえた。

内容はわからない。

・・・やっぱりモヤモヤする。

私、どうしちゃったのかな?

今は休もう。

そう思って目を閉じようと思ったその時に・・・

 

ピキュ────────ン

 

緑色の光が無人機に降り注ぎ無人機は爆発しアリーナ全体が見えなくなる程の煙が発生した。

私はすぐにISを展開した。

煙が徐々に晴れてきたころ、マドカも姉さんもISを展開していた。

上空には敵は見えなかったから、アリーナの真ん中に敵はいると思い私たちも警戒している。

煙が晴れてアリーナの真ん中にいた敵を見た。

それは大きなトサカがあり、羽の付いたリフターをバックパックにし、全体的に黄色い機体だった。

怪しい一つ目が光り、こちらに向けてバルカン砲を撃ってきた。

私たちは上空へ飛んだ。

アレからは何とも言えないナニかを感じてそれが分かったのか姉さんから通信が入った。

 

「簪ちゃん、マドカちゃん、アレを倒すわよ……いいね?」

「うん、大丈夫。」

「分かった、攻撃のタイミングは楯無さんに合わせます。」

「マドカちゃんは、狙撃とシールドビットでの緊急ガードを頼むわ。簪ちゃんは私と斬り込み役よ。」

「「了解しました!」」

 

姉さんは蛇腹剣を構え、マドカはライフルを持ち私と姉さんにシールドビットを送り、私は薙刀を構えた。

ここから戦いが始まった。

 

推奨BGM ガンダムSEEDより『攻撃態勢』→『後方支援』

 

マドカが射撃を始めて私たちも左右から接近した。

一つ目はライフルを腰にマウントした後、腰の右側にある所から棒を取り出し、左側にある棒と合体させてピンク色の光を出して盾を前に構えて射撃を防いで迎撃に出た。

私の攻撃は盾で防がれたけど姉さんの攻撃が直撃した。

マドカの狙撃にビット攻撃も直撃した。

・・・直撃したはずなんだよね。

 

「姉さん……傷一つ付いていないよ!!」

「ええ……恐らく装甲かしら。当てたとき火花が散っていて干渉していたように見えたわ。もう一回行くわよ!!」

「うん!!」

 

姉さんの後に続く・・・姉さんが攻撃を当てる瞬間に一つ目は合体させた光の剣を回転させながら蛇腹剣の根本をバッサリと切った。

私の攻撃も効き目がなかった。

直ぐにこの場を離れて二人と合流した。

 

「何なのよアイツ!!あのレーザー出力高すぎ!!あんなのビームよ!!」

「姉さんそれよりもあの装甲だよ……はっきり言って異常だよ。」

「ああ、実体攻撃を無効化し、爆発によるダメージ無し、更にはこちらのレーザーもダメージ無し。打つ手がないぞ。」

「それでもどうにかしないと!!」

 

ピピピ

 

っ何!?

私たちに向けて何かが来た。

 

ヒ────────ュン

 

私たちの頭一個上を通り過ぎた。

あっけに取られていたら、前から緑色の光が来ていた。

回避は間に合わない!!

マドカはシールドビットを操り防ごうとしたが・・・

 

「馬鹿なっ!!対ビーム用のシールドビットが一撃で!!相殺もできていないだと!!」

 

そんな・・・有り得ない!!

こんなところで死ぬの・・・嫌だよ・・・助けてよ・・・一夏・・・キラ・・・

 

ピキュ─────────ン

 

パシィ─────────ン

 

あ・・・白・青・赤のトリコロールに包まれて機械の翼をもった鉄の巨人が私たちを守ってくれた。

 

「こちらキラ・ヤマト、ストライク、ここは僕が引き受ける!!三人は急いで避難して!!」

 

私たちはその言葉を聞いて避難するかどうか躊躇った。

でも居たら邪魔になるかもしれない。

 

「絶対に帰ってきて……キラ」

 

私が言った後、私たちは避難した。

~簪サイドアウト~

 

 

 

~一夏サイド~

絶対に帰ってきて、か・・・そんな事言われたら頑張るしかないじゃないか。

 

推奨BGM『INVOKE』

 

僕はパーフェクトストライクに換装し、アグニを撃つ。

相手が避けることなんてわかりきっている。

敵は火器運用試験型ゲイツ改だ。

『月下の狂犬』と互角に戦った人の機体だ。

動きも似ている。

だからこそ、予測済みだ。

僕は回避先に既にガンランチャーを撃っている。

敵はフェイズシフトとはいえどもあれにはNジャマ―キャンセラーはない。

あんなにビームサーベルを使っていたんだ・・・そろそろ限界じゃないかな?

バルカン砲を使って更に追い打ちをする。

僕はアグニを放り捨て、対艦刀を構える。

アグニを捨てた左手でビームブーメランを投げる。

帰ってくるビームブーメランを避けきれずに、バランスを崩していたゲイツ改に僕は対艦刀で斬りかかる。

ゲイツ改は最後までビームライフルを撃って迎撃してくる。

しかしエネルギー切れを起こし、迎撃にバルカンを使ってきた。

僕は相手を左斜めから両断した。

ソードストライクでジンを斬ったときに似ている・・・かな?

でも今回は相手に助けられたかな。

向こうの方が機体の性能は上だけど、その分燃費も悪かったから助かった。

もう少しエネルギーが残っていたら時間がかかっていたかな。

・・・まさかストライクよりも性能が高い敵が来るなんて・・・いつか墜ちるな。

IS学園の皆を守りながらじゃ、本当に墜ちるな。

・・・やれるだけの事はやってみるよ。

まあ、とにかく明日は説教は確実かな。

学校の備品を壊しちゃったし、ビーム兵器をたっぷりと使ったし、火器運用試験型ゲイツ改の事も言われそうだ。

・・・僕って人助けしようとしたら悪い方向に行ってる気がするんだ・・・気のせいかな?

まあ、明日の事は明日の事だし、今日はもう皆の元へ帰ろう。

 

 

 

 




アグニ「忘れられた・・・(´・ω・`)」

マイダスメッサ―「受け取ってもらってない・・・(´・ω・`)」

パンツ・サーベル・ガンバレルストライカーのガトリング「前編、後編ともに使われてない・・・(´;ω;`)ブワッ」


ドンマイw

はい、敵さんは火器運用試験型ゲイツ改でした。
アスランが乗ったら無双してくれそうな機体ですね。

アスラン「これを改良したのを渡してくれればキラに勝てた・・・」

キラ「やめてよね……アスランと僕が本気で喧嘩したら……どうなるのかな?」

シン「引き分けでいいじゃないんですか。まあ、あの時のアニメ版のアスランが勝てるとは思いませんけど。」

アスラン「」

キラ「後輩からこの言われよう……アスラン可哀想w」

シン「( ´艸`)」

アスラン「」

ブン

PPPPP

シン「??・・・・・・ウワアアアアアア!!」

ドカ───────ン!!

アスラン「」

キラ「(結論、無言のアスランが最強だった)」

シン、ドンマイww

次回で一章完結です。
ああ、要約二章だ。
長かったな・・・
これからもよろしくお願いします。


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エピローグ

第一章完結だ。
シリアスが多いよ。
イチャイチャさせたいよ・・・
でもギルオードは何故か暗い話を書いているw


~一夏サイド~

あの後事件に関わったメンバー全員が地下ミーティングルームに呼び出された。

僕は生徒の中では一番に到着していた。

ここにいる先生は千冬姉と山田先生だった。

 

「先生方はここにいるメンバーだけですか?」

「はい。そうですよヤマト君。」

「情報の提供ありがとうございます山田先生。」

「いえいえ、どういたしまして。(やった!!この時期で初めて先生扱いしてくれる生徒に会えた///)」

 

隠していると思うけど・・・小さくガッツポーズするぐらいうれしかったんだ。

 

 

少し経ったら生徒も全員集合した。

刀奈、簪、マドカ、龍野君、鈴さん、オルコットさん、篠ノ之さん・・・オルコットさんは援護に来たからとは分かるけど、篠ノ之さんはどうしてなんだ?

それもここで言うのか?

そう考えていると千冬姉がしゃべりだした。

 

「よし、全員揃ったな。……皆先ずは済まなかった。一番に動いて生徒を守らなくてはいけない我々大人が後手に回ってしまい結果としては君たちが無事だったとしても、これは我々大人の大きなミスだ。私が全職員を代表して謝罪する、済まなかった。」

「いいですよ、織斑先生。あの場は仕方ありません。あんな事になるとは誰も思いません。それに先生方が必死にハッキングを受けていたドアの解除やコンピュータシステムの改ざんをしていたのは知っていますから。」

 

このやり取りは、相当絆があるな。

ほとんど姉と妹みたいな感じだもんな、刀奈と千冬姉。

まあ、お互いが守備の要だしね。

 

「改めて皆には礼を言う。生徒の命を守ってくれてありがとう。……これを伝えるのが本題でもあったから、帰れる奴は今から返すが、残ってもらう者はいる。……今からいう人は絶対に残れ。更識楯無、篠ノ之箒、キラ・ヤマト、他の者は解散しろ。」

「織斑先生、自分は箒の事についてで、残ってもかまわないでしょうか?」

 

龍野君……ていうことは何か問題行動でも犯したのかな。

 

「まあ……良いだろう。」

「ありがとうございます。」

 

篠ノ之さん……いったい何をしたんだろう。

 

「……!!ああ、お前たちは別室で待機していてもいいぞ。」

「いえいえ、何やら楽しそうな予感がしますので、私はここで待ってますよ。」

 

すっごく納得できる理由だった。

 

「……ヤマトはどうする?」

「一人で待っとくのは少し悲しいので、聞くだけ聞きます。」

「そうか……では、本題に入ろう。篠ノ之……なんで怒られるか理由は分かるか?」

「そっそれは……無茶をしたからですか?」

「それもあるが、一番の理由は別の点だ。」

「……分かりません。」

「本当に分からないのか?……お前が無茶をする前に何をしたか憶えているか?」

「………」

「私が言いたいことは分かったか?」

「でも!私は…竜之助の力になりたくて!」

「そのために!!お前は他人がどうなっても良いと言うのか!!あの時下手すればお前だけじゃなく、中継室にいた人全員が死んでいたのかもしれないんだぞ!!」

 

・・・聞かなきゃよかったかもしれないかな。

大方、何かしなきゃと思って、中継室に行って邪魔する人を気絶させて、戦闘中に何かを言ったんだろう。

・・・僕は昔あることを言った。

何もできないからって、何もしなかったらもっと何もできない…何も変わらない…何も終わらないから…

でも、今の彼女には覚悟がないんだ。

・・・覚悟がなければ想いも信念もあやふやだ。

想いのない力は暴力でしかないんだ。

今、千冬姉に言われていることを理解して今日のことを反省すれば彼女は伸びる。

失敗は平和なときに沢山したほうがいい。

僕のようになったら・・・それこそお終いだ。

だから彼女にはこれを機に自分を見つめ直してほしい。

 

「……話は終わりだ。お前たちはもう帰っていい。食堂がもう少ししたら閉まるぞ。」

「「失礼しました。」」

「さて、待たせたな。更識、ヤマト。」

「いえいえ、大丈夫ですよ、織斑先生。」

「怒れる時には怒った方が成長にもつながりますから。」

「そうか、済まないな。……お前たちには少し聞きたいことがある…特にヤマトにな。これについてだ。」

 

やっぱりか・・・この戦闘映像はしょうがない。

余りにもオーバースペックすぎるからね。

 

「ヤマト、これはなんだ?これは何の冗談だ。ビーム兵器のスペックもそうだが……お前のISの動き方は私でもできんぞ。これが初心者の動きなわけがない。説明してくれ。」

「……元々ISを動かせただけです。」

「そうなんだ。じゃあ、私との試合手を抜いてた?」

「まあ、そうですね。でも七割ぐらいは出してましたよ。ただ、相性が悪かったので攻めきれませんでしたが。」

「ふーん。織斑先生!!戦ったら勝てる?」

「やってみないと分からんが……ヤマトの方が勝つだろう。……話がそれているぞ更識。」

「気づきましたか…でも織斑先生、余りキラ君を疑うのは得策ではないと思いますよ。あの無人機に関わっているなら、私たちを助けない方がメリットがありますし。」

「私も疑ってはいない。しかしいくら何でもあの機体はヤマトの専用機と同じ技術をふんだんに使っていた。そこを聞きたいだけだ。」

「僕自身『みつるぎ』の技術部門のトップですので、これだけは絶対に言えます。情報漏洩はしていません。これは絶対です。どんなお金をもらってもメリットがありませんので。」

「確かにスペックがばれてしまうからな……と言うことは……」

「恐らくは第三者いいえ、さらに上をいく第四者の介入でしょうね織斑先生。」

「流石だな更識。」

「いえ……このぐらいは頭が良ければ誰でもわかりますよ。」

「ヤマト、私はもう一つお前に聞きたい事がある。」

「何なりとお尋ねください。」

「……お前が倒した敵のスペックはどれぐらいだ?正直に言ってくれ。」

「………燃費とフェイズシフト装甲以外はストライクを圧倒的に上回っています。」

「そこまでの敵か……正直我々にはフェイズシフト装甲に打つ手がない。ビーム兵器の威力も桁が違う。これからこういった敵が出たときにはお前を頼ってしまうだろう。こんな大人で済まないが力を貸してくれないか?」

 

計画を実行したら相当な精神的なダメージを負わせてしまうだろう。

でも、僕は救いを求めている手を払いのけれるほど割り切れない。

最初からだった・・・始めてストライクに乗っていたときからだった。

割り切っていれば僕はあんなに夢中で傷つくこともなかった。

ずっと一人で背負い込んで、アークエンジェルというコーディネーターのいない・・・自身の本当の苦しみを分け合う事のできない孤独な艦を同族を殺してでも・・・アスランの誘いを撥ね退けてでも・・・連合のお偉いさんに裏切り者のコーディネーターって言われても守り続けた。

友達が僕に救いを求めてたから・・・

最初から戦争なんて嫌だった。

でも、友達を護る為にも戦いをした。

皆を見殺したくなかった。

だから、皆がアークエンジェルに残るって言ったとき艦を降りようと思っていたけど残って戦った。

でも、ストライクに乗るたびに皆からの目線も変わってきた。

『キラは友達で仲間だけど、コーディネーターだ』って差別にも似た視線をはっきりと感じるようになった。

だからこそ、ラクスと仲良くなって・・・命令違反でも彼女をザフトに帰した。

そして少し経ってフレイが、フレイだけが僕を支えてくれた。

後で気づいたが例え偽りだとしても当時は本当に彼女だけが支えだった。

そして友達と喧嘩もした。

・・・最初のころから僕はこんなだった。

『敵を討ちたくない。でも、友達を仲間を守りたい』

だから今回も・・・

キラ・ヤマトという存在は何時でも・・・何時までもこの選択をする。

 

「………分かりました。あなた達を護る…やらせていただきます。」

「本当にいいの?キラ君を危険な目に合わせようとしてるのよ?」

 

偽善でも貫こう。

あの時死んだジンのパイロットにも言った。

そうしたかったから・・・

ストライクが壊れた時から僕の心は一度壊れた。

あのときから何か・・・怒りにもにたような感情がでたとき以外に人を討てなくなった。

そして戦場で僕一人が不殺をしても変わらないかもしれない・・・

でも、あそこで僕が敵を殺していたらみんな死ぬんだ。

僕は僕の不殺でみんなが死なないとは思っていない。

でも、一人でも多くの命が護られる可能性が生まれるんだ。

例えちっぽけな可能性でも僕は賭ける。

撃たれて失ったモノはもう二度と戻らないから。

どんな偽善でも僕は貫く。

 

「僕がしたいと想ったからです。」

「ヤマト・・・・・・お前には辛い思いをさせる・・・・・・済まない。・・・・・・もう解散していい。」

「楯無さん。もう食堂の時間が終わっているので一緒に食事でもどうですか?簪達もまだだと思いますし。」

「ご一緒させて貰うわ。」

 

じゃあ、今日は麻婆豆腐だな。

 

 




第一章完結しました。
とても長かった・・・
応援してくれた皆さん有難うございます。

今のところの一夏(キラ)の精神はまだ楽な状態です。

ここ最近素晴らしいキラ考察を見つけて、日々それを見て勉強しています。
あの動画は凄いと思いました。
あの人みたいにキラの視点と性格を踏まえて更に世界線も含めた見方をすれば、キラってシンよりも酷い環境と言うことが分かりました。
シンもアスランもキツいですが・・・
『星の狭間で』でどれほどキラが精神的に死んでいるか分かりました。
そりゃあ種から種死のキラになっても納得しますわ。
Zアムロの50~75%精神回復していた状態と過程すると種死キラはマイナスからゼロになりこれから回復しようとメーターが動き出したときに議長によるラクス暗殺未遂事件・・・
ラクスも精神が死んでいるキラにフリーダムを渡すのを躊躇っていてキラがMSを撃退(自爆)した後こう・・・なんか説明出来ない表情を浮かべていますし。
憐れんでいるとは少し違うし哀しんでいるが合ってるのかな?兎に角心配?とかそんな感じですし・・・

兎に角、某コメントが流れるニコニコする動画のキラ視点でのSEED考察は良い物です。
あれはキャラを本当によく見ている作品です。
一応ここで宣伝をしてみたりします。

これ違反じゃないよね?ないよね?
もし危ないと思ったら教えてください。
あとがきを一部編集仕直します。


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覚醒
プロローグ~酒を飲んでも呑まれるな~


遅れてしまって申し訳ありません。
これを投稿するのかを結構悩みました。
日常回位はほんわかさせたいし、キャラ崩壊寸前まではしても良いかなと思うけど一夏の立場的にいや駄目でしょって成ってしまい・・・・・・シリアスとシリアルが混ざってしまってどうしようって成ってしまい、なかなか書けずにいました。
しかし覚悟を決めここにプロローグを・・・・・・第二章を開始します。
では、楽しんで下さい。



~一夏サイド~

六月初の休日前最後の学校の日の夜、僕は千冬姉に、千冬姉の部屋に呼び出された。

 

「よし、キラ、親睦会をしてくれ!!」

 

いきなり呼び出してこの一言からスタート?

・・・千冬姉・・・酔ってない?

まず、誰とするの?

 

「集合場所は私たちの家で、そこからは龍野と町を周ってくれ。」

「行くとは言ってないんですが……」

「まあそうだが、たった二人っきりの男子同士だから、先生という立場からは仲良くして欲しいんだ。……それに更識姉妹が育った町だぞ?興味が湧かないか?」

「……なぜそこであの人たちを出すんですか?」

「…自覚無しか?いや馬鹿な!?楯無は兎も角、簪とは中々なんだが…゛気にするな独り言だ。」

「まあ、行こうとは思いますが……簪たちとではダメなんですか?」

「彼奴らには用事はない。……ああ、肝心のお前の用事を聞いてなかったな。来れなかったら、来れなかったでしょうがないが、彼奴らも一緒に行くぞ。」

「会社の用事もありますが……できれば日曜日がいいかと思います。」

「それならば大丈夫だろう。では私は先に土曜日から家に帰るぞ~。マドカのご飯が楽しみだ。」

「………ところで先生?」

「ん、どうした。」

「まさかと思いますが………家もこのありさまではありませんよね。」

「…………」フイ

「こちらを見てください。」

「///テヘ」

「可愛ければ許されるわけではありませんよ。織斑先生。」

「頑張って掃除するから大丈夫。」キリッ

「説得力が全くありません。……見ちゃったので手伝いますよ。………家の方も」

「ありがとうな。」

 

 

「終わりましたね。」

「終わったな。じゃあキラ、酒飲むか?」

「……教師が未成年に酒を勧めないでください。」

「お前は真面目だな~。私はお前ぐらいのときには飲む日があったぞ。それにここは無法地帯だぞ?」

 

千冬姉・・・まあ、しょうがないか、原因の九割以上はあの事件だろう。

マドカを守るために色んなことをしてきたんだろう。

当時未成年の千冬姉が子供を育てるのは苦労したんだろうな。

・・・先代楯無さんも酒を勧めそうだし。

環境のせいでもあるな。

 

「っと言うわけだから、ほれ。」

 

コポコポコポ

 

ああ、コップに酒が注がれていく。

・・・僕は元々酒が嫌いだ。

スーパーコーディネイターだからアルコールの分解は早いけど、なんていうか酔ったら眠くなりやすくて目が覚めたら・・・とにかく酒を好き好んでは飲まない。

 

キラキラキラキラ

 

千冬姉の目がすっごくキラキラしている。

すっごく尻尾をブンブンしているようにも見えてきた。

・・・今の千冬姉は狼じゃなくてまるで子犬だな。

どうする。

飲みたくない・・・飲ませないで。

この状況を切り抜けるためにも!!

 

キラキラバッシュ──────────ン!!

 

悪のキラ「飲んじゃえよ、たったの一日だけだ。飲んじゃえよ。」

 

君の意見じゃない、善の方の意見が聞きたいんだッ

 

善のキラ「飲まない方が君には良いかもしれない。でも飲まなかったら彼女は悲しむよ。」

 

ウッ

 

???「割り切れよ……でないと…死ぬぞ」

 

どこからかハイネさんの声も聞こえてきた。

そうだ………割り切るしかないじゃないか!

酔ったらアスランみたいに可笑しくなるわけじゃないんだ!!錯乱するわけじゃないんだ!!

ただ少し眠くなるだけだ。

 

プルプルプルプル

 

コップを持つ手が震える。

 

チビチビ

 

僕は少しずつ酒を飲んでいき・・・

 

ゴックン

 

飲み干した。

少し酔いも回ってきた。

 

グワァングワァン

 

家族の暖かさに久々に触れてしまったからか少し眠くなってきた。

・・・思考が停止していく。

手はまだ震えている。

 

「どうしたキラ?手が生まれたばかりの子鹿のように震えているぞ。」

「千冬姉……笑って言わないでください。」

「今、千冬姉……と言わなかったか。」

 

しまった。

クソッ!!らしくないミスをしてしまった。

いつもなら、例えこの体では酒を初めて飲んでもこんなミスしないのに。

人の温もりに触れたからか・・・

やはり人は暖かい。

全ての人が暖かいとは言わないが、それは人の全てが冷たいと言えない決定的な理由になる。

ラウ・ル・クルーゼ・・・全ての人間があなたのいう人ではない。

・・・あなたに人類全てを裁く権利は・・・ない。

ハッ!今はこの状況をどうするか・・・

 

「言いましたか?」

「ああ、ハッキリと聴こえた。」

「………自分は日本の……平和を謳歌している人よりは持ってないんです。自分達には家族や故郷とか………前までは名前もありませんでした。」

 

全部嘘だ。

全部偽造した空想の人物の適当な過去だ。

・・・でもこういった子は沢山いる。

こういった子も引き取って一緒に遊んだりしたっけ・・・

僕とラクスとの間に子供は生まれなかった・・・マルキオ導師にもヤキンドゥーエを生き残り、ユニウス条約締結後には僕たちの間に子供は生まれないと伝えられていた。

だからたくさんの戦争孤児や捨て子・・・たくさんの子供達を引き取って育てた。

 

「だから、家族を求めたのかもしれません………」

「そうか…………私も少し独り言を言う。聞かなくても構わない。」

 

千冬姉は語りだした。

 

「…私には弟が、マドカには双子の兄がいたんだ。あいつはなんていうか大人びていたんだ。悪く言えば年相応じゃなかった。正直私よりも年上のように感じたこともあるし、最初はあまり口も聞いてなかったから、気味悪いと感じていたこともあった。」

 

やっぱり最初は気味悪がれていたのか。

 

「でもな、マドカと一緒にいるときは笑っていた。いい兄だったよ。おかげで小さい頃のマドカはお兄ちゃんっ子だったよ。」

 

よく憶えているよ。

マドカはよく後ろにいた。

 

「色々あってな、仲良くなってよく話すようになってから確信したことがあった。あいつはな、すっごく優しいんだ。根もしっかりしていたからダメな事にはダメとしっかり言えて相手の気持ちも尊重できる………自慢の弟だった。」

「過去形っと言うことはもう……」

「ああ、十年前に事故で両親と一緒に亡くなった。とってもいい奴だった。………あの日からマドカもあまり笑わなくなった…私もな。」

 

ごめん

 

「そうだなぁ…そういえばお前は似ているな……一夏に。瞳の色や声あと歳不相応の雰囲気とか。………たまにで良いから千冬姉と呼んでも構わないぞ。別に代わりを求めている訳じゃないんだ。なんていうか思いつめないでほしいし甘えて欲しいというのかな……そしてきっと私も甘えたいんだ。だから、たまには二人っきりのときぐらいのときは甘えて欲しい。……こういうのが母性なのかもな。」

「母性なら、山田先生の方があると思いますが・・・・・・」

「ナッ・・・・・・まあ、否定はしないが・・・・・・そろそろ嫁入り修行でもしたほうが良いのか?」

「今の段階ですと、織斑先生は良くても姉ですね。」

「いいもん、私はどうせ独身だもん。」

 

可愛そうになってきた。

愚痴位は聞いて上げよう。

 

「千冬姉、愚痴位は聞きますよ。」

「ああ、有難う。」

 

                         地獄から逃げ出した

千冬姉の飲むスピードも上がり、僕は夜遅くにこの部屋から自分の部屋に帰った。そこから先の事は憶えていない。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、やりきりました。
ギルオードも割り切りました。
極たまにこんな風に暴走できる話のときには暴走するかもしれませんが生暖かい目で見て下さい。

酔った千冬姉様は原作でも、フレンドリーですので・・・・・・キャラ崩壊寸前まではいってないかな~?
キラは・・・・・・キャラ崩壊したかな?
はい、暴走しました。
ラッキースケベ発動の仕込みをしたかったのです、正直に言いますので許して下さい。
サラッと伏線少しだけ張っていくギルオード。

最後にギルオードから約束・・・お酒は二十歳になってから!!


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これだから僕は酒が嫌いだ。by一夏&キラ

遅れて申し訳ありません。
結構書いてるときに挫折したりして(主に回想)遅れてしまいました。
もう大丈夫かと思います。

では、どうぞ。


~簪サイド~

ピピピピピピピピ

 

う~ん・・・もう朝かな・・・まだゆっくりしたいけど、今日は一旦実家に帰らないといけないから早く起きなきゃ。

龍野竜之介

あいつの護衛とはいえども帰省できるのは嬉しい。

私は上体を起こそうとした。

!!起き上がれない!?どうして!!

 

「……スウ……スウ……スウ……スウ……スウ……スウ……スウ…」

 

キ・・・キラ!!!どどどどうしてここに!!

 

「アウアウ……」プシュ─────・・・

 

どうにかしないと!!

 

ギュ~~~ウ

 

キラに強く抱きしめられた。

 

「~~~~//////!!!!」

 

ガラガラ

 

もう二人とも起きたの!!早いよ!!

 

「二人とも待っ

「簪そろそろ起き……

「かんちゃん起き……

 

・・・・・・・・・

 

「「昨夜はお楽しみでしたね」」ニヤニヤ

「違―――――――――う!!違うんだってば!!」

 

モゾモゾ…ギュ~~~ウ

 

キラが少し移動したことにより腹部よりも少し上にあった顔が胸元の少し下まできて、さらに強く抱きしめられる。

 

「…………」ボンプシュ―――――――

「かんちゃん………」

「堕ちたな(確信)」

「マドマド、しーだよ。」

「そうだなぁ。私たちは客間に行こう。………パシャ」

「マドマドどうして写真撮ったの?」

「後の楽しみだよ。」

 

そして二人は寝室から出て行った。

・・・あう

とっとにかくキラを起こそう!

 

「キラ、起きて…………起きて!!」

 

私はキラを起こした。

~簪サイドアウト~

 

 

 

~一夏サイド~

推奨BGM ガンダムSEEDより《風の意思》

夢を見ていた。

戦争の夢を見ていた。

僕は見ることしかできない・・・助けることのできない何もできない場所にいた。

艦が墜ちていく。

僕は近くにいるのに何も出来ない・・・ここにいるストライクも無力だった。

あの艦には友達の婚約者の父が乗っていた。

シャトルが墜ちる。

僕に感謝を言ってくれた少女が乗っていた。

でも無力な僕は手が出せない・・・ストライクも余りにも非力だった。

一心不乱に敵を墜とす。敵を殺す。

少年は狂戦士になっていく。

友と喧嘩をする。

守りたい人を守るために戦っていたのにこうなった。

周りとは違うから、周りよりできるから、できて当然と思われていた。

そして彼は自分を見失う。

力に囚われた彼は力に依存する・・・機械を動かすパーツになっていった。

彼は思い出し始める。

一人の男と出会い、問いかけられて思い出す。

彼は苦しむ。

自分の敵にも戦う理由がある。守りたいものを守っている。

それを踏みにじって自分は生きている・・・彼らの同胞なのに・・・同胞は子孫を残すのが難しい種族なのが彼の苦しみの歯車を加速させた。

砂漠から海に行く間の平穏は彼を余計に苦しめた。

故郷について友達はほとんどが親に会いに行った。でも、彼は行かなかった。

彼は弱い。自身の事を親に隠せるほど強くない。親を苦しめたくないし、自分の事で悩んでほしくなかった。

故に彼は親に会わなかった。

彼は親友の友を討つ。

彼は敵を討ったが、親友の悲鳴を聞いてついに悟る。

彼は人の意思を大切なものを消していることに気づく。

自分のやってることはただ人を殺していると・・・

そして彼はそれを褒める言葉を否定する。

彼は一人親友から貰った大事な物が飛びたった空へ問う。

『僕は君の敵?』

そして親友と戦う。けれども中々攻勢に移れない。

そして親友に守りたかった友を殺された。

彼は初めて守るために戦うのではなく、相手を殺すために戦った。

彼らの死闘は引き分けで幕を閉じた。

 

これは僕の回想か・・・なら次は、地球ではなくプラントの筈だ。

目を覚ます。

 

前が見えない。

ここは何処、なんか息もし辛いし。

なんか柔らかいし・・・

それにしても夢見が悪いなんて久しぶりだな。

・・・昨日酒を飲んだせいか。

・・・嫌な予感がするぞ。

僕は柔らかいそれから離れると・・・

顔を真っ赤に染めていた簪がいた。

・・・こういうことがあるから僕は酒が嫌いだ。

簪と目が合い簪は首元も赤くしていく。

手を大きく振りかぶっている。

ビンタが来るな。

甘んじて受けよう。

責任は僕にあるしね。

 

パシン!!

 

思っていたよりも痛いな。

 

「……ごめん。迷惑かけたよね?本当にごめんね。」

「………どうして、わ…私のベッドに居たの!?お…驚いたんだから!」

「えっとね、正直に言うと織斑先生とお酒を飲んでいてね……飲み過ぎて酔っちゃったんだ。酔ったままだったから近くにあったベッドに潜ったんだと思う。………ごめんね。」

「……未成年のくせに

「何か言った?」

「何でもない。私たちはこれから隣町にある我が家に帰省するけど……キラは今日どうするの?」

「今日は僕の会社の方に行くよ。明日は明日で織斑先生からの用事があるよ。」

「……そっか。じゃあ、私は今から朝ご飯を食べるけど、キラはどうする。」

「時間は八時か…いや、護衛の人がもうすぐ駅前に来るはずだから、着替えてから出るよ。行ってくるね、簪。」

「行ってらっしゃい、キラ。」

 

僕は部屋に着いてから自分の私服に着替える。

・・・オータムは僕の私服ダサいって言ってたな。

・・・そんなにダサいかな?僕は気に入ってるんだけど、このベルトとか。

スコールも苦笑いで他のを進めていたし。

その時は青い服に白いコートにしたけど。

なんかそれも皆は苦笑いしてたけど・・・そんなにおかしいかな。

今日は愛用しているこの黒の服に茶色の小さいベルトを着けて、緑のズボンをはいてと(SEEDの私服)・・・よし出発だ。

僕は部屋を出て、学園の出口に向かった。

              百合カップル

学園を出て、僕は駅前にいつもの二人組を見つけた。

 

「オータム、スコール、すいません。待ちましたか?」

「いや、そんな事はねぇ。」

「ええ、そうですね。オータムとデートをしていたので大丈夫ですよ。」

「なっ///スコール!!」

「よかったですね。それよりも早くみつるぎへ向かいますよ。僕は明日も用事がありますし。」

「では、行きましょうか、キラ様。」

 

僕たちは道を歩んでいく。

・・・後ろから、違うからなスコールとは・・・っと聞こえるが無視だ。

 

会社に来た理由は簡単だ。

情報収集だ。

情報の流れは速いからね。

整理したり、集めたりと大変だ。

IS学園では中々できないからね。

目ぼしいものは・・・!!女性権利団体のトップが変更!!元トップはトップの補佐にまわる!!

きな臭いな・・・一度接触を図るべきか・・・トップの名前が伏せられているのも気になる。

情報によると臨海学校のときに国際チャンネル等で発表らしいが・・・それまではこちらからは行動しない方がいいだろう。まだ、守りは堅いだろうしな。

このぐらいか・・・では開発室へ向かおう。

 

タッタッタッタッタ

 

開発室では既に実験の準備ができていた。流石はスコールだな。

 

「I.W.S.Pは完成しているな。ただ、オオトリはまだか………仕方がない。オオトリの方は臨海学校に間に合えばいい。しかしこのままでは間に合わないな……やむを得ないな……ソードストライカーとランチャーストライカーを解体してもいい。絶対に臨海学校までに仕上げろよ。………I.W.S.Pにグランドスラムを着ける。スコール!!代わりになる接近武器の開発を頼むぞ、データはこれだ。早急に頼む。」

「はい………このぐらいならば特殊な加工を施しても三時間で仕上げれます。」

「分かった。…僕はI.W.S.Pの実験に移る。管理室の皆、的を出してくれ、できる限り出現はランダムでお願いする。」

「「「はい!!!」」」

 

そして全ての実験が終わった。

 

「実験に手伝ってくれて、皆ありがとう。オータムもスコールも模擬戦相手になってくれてありがとう。」

「二人係でも、総ダメージ100を切るとか……相変わらず私等のリーダーは化け物だな。」

「ええ、更に手加減しているのは目に見えましたし………まるで弟に追い越された気分ですわ。」

「だよな~昔はチョクチョク歩きだったからなぁ~。そしてキラが本気出すときは絶対防御とハイパーセンサーを切るからなぁ。ホントに化け物?いや、攻撃全く当たらんし、こっちはバシバシ喰らうから、一種の悪魔……もはや都市伝説に入れても問題ないかもな。」

「やめてよね……オータムは給料カットされたいの?」ニコッ

「すいません。調子乗ってすいません。」

「まあ、いいよ。とにかく僕は用事があるから、今から実家に帰るから。」

「……大丈夫なのですかキラ様?」

「スコール、安心して、織斑先生には許可を貰っている。………今回は護衛は要らない。」

「分かりました。…お気を付けてください。」

「行ってくるよ。」

 

そして僕は千冬姉とマドカの家に向かった。

 

 

 

案の定掃除されてなかった。

まるでゴミのようだ。

協力して片付け終えたら十時になっていた。・・・千冬姉ぇ。

 

 

 

 

 




名前を伏せての回想はもうしたくない。きつすぎました。

はい。今回もシリアスとシリアルを混ぜました。
新武器は皆さんも予想してみてください。
ヒントは日本刀です。
・・・ほぼ答えだけど。
奴がつかってますよ〇〇ーさんが使ってますよ。

本当に遅れて申し訳ありません。
次回はテストのため、二、三週間空きます。
ご了承ください。


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遊びと恋と覚悟

本編の更新遅れてすいません。
パソコンが復活したのでできる限り更新をしていきたいと思っています。


今回は長い。
書きたいことが沢山あったからね。


龍野君は弾や数馬の事を親友と思ってますが、弾や数馬は数いる友人の一人と思ってます。


~一夏サイド~

 

・・・昨日はまさかあんなことになるとは思ってなかったよ。

まさか、あそこまで家が汚くなっているなんてね・・・

マドカも掃除は苦手なのかな~。

マドカの部屋も片付けられてなかったし・・・大丈夫かな?

放っておいたらまたゴミ屋敷になってそうだ。

さてと、僕はお気に入りの私服(デスティニーの時の私服)に着替えて、千冬姉と一緒に更識家に行って、マドカや簪達と合流しないと。・・・龍野竜之介君とも近くで合流しないとね。

 

 

龍野竜之介君と合流した後、今僕らは更識邸前に来ている。

相変わらず大きいなぁ。

 

「おいおいどうした?ボケーッとして?あっ、もしかしてあまりにもの豪邸っぷりに驚いてんのか?まあ、身分が違うからなぁ~。まあ、これを機に一般人以下の身分はそれ相応な人付き合いをするんだな。」

 

・・・傭兵(嘘)の経歴に目が奪われているのかな?今の僕はIS開発関係の技術責任者なんだけどなぁ。

それといちいち僕に聞こえるぐらいの音量で陰口を言わないで欲しいな。

まあ、努力をしていない人に言われると少しだけ・・・そう、ほんの少しだけイラってくるけど・・・まあいいか。

どうせ、何言っても聞いてくれないし適当に相槌ぐらいうっとけばいいかな。

そして、千冬姉がチャイムを鳴らした。

 

 

僕たちは、従者の人に案内されながら客室へ向かった。

客室には既に準備を済ませていた簪、マドカ、本音がいた。

刀奈や虚さんはいないみたいだ。

 

「今回は私が一緒に周るから、楯無や虚には裏方に回ってもらった。」

 

なるほど、疑問が解けた。

 

「キラの言ってた用事ってこの事だったんだね。」

「うん。黙っていてゴメンね、簪。」

「………クソが、さっき言ったばっかだろうが、身分相応の振る舞いをしやがれ。

 

また、彼が小言を言う。

これがなければ仲良くできるんだけどな・・・

 

「キラは昨日どこにいたのだ?ホテルにでも泊まったのか?少なくとも夕方までには学園にいなかったから帰ってきていないと思うが………」

「マドカ、ヤマトは昨日私たちの家に泊まらせたぞ。」

「なっ!!あんなゴミ屋敷に……泊めたというのか!姉さん!!」

「いや、ヤマトと一緒に片付けたから、大丈夫だ。」

 

マドカの部屋も汚かったから人の事あんまり言えないんじゃないかなぁ?

 

「ところで、キララン?」

「なに、のほほんさん?」

「その服って、私服?」

「そうだよ、お気に入りの私服だよ。」

「………………ダサいね~。」

「        」

「本音……どこがダサいの?」

「「「「えっ」」」」

「えっ」

「「簪、無理に言わなくても良いんだぞ?お世辞なんて言わなくていいぞ。あれはその位酷い。」」

 

千冬姉、マドカそんな事言わないでくれ・・・

本音の本音で心がズタボロなんだ。

部下の一人が言っていた『SAN値チェック』っていうのが起こるぐらいにダメージが入ったんだ。

まさか、本音に言われるなんて・・・

でも、僕はこのセンスを治さない。いや、治せない。

だって、気に入ってるから。

あ、気が楽になってきた。

そうだね、僕のファッションセンスに時代が追いついてないんだ!!

そういうことにしよう。

 

「………そろそろ行きましょうか、織斑先生、みんな。」

「あっ、キラランもしかして……拗ねてる~?」

「       」

「図星だな。だよな、マドカ。」

「そうだな、姉さん、図星だな。」

「えっと、個性的で素敵だと思うよ!キラ!」

「簪に止めを刺されてるじゃんwキラざまぁw」

 

・・・うるさいのは今度の戦うときにボコボコにする。

生身で、戦っても良いんだよ?

とにかく僕らは町へ向かった。

 

 

 

だいたい十年ぶりかな?故郷に来るのは。

十年もすれば町並みは変わっているのか疑問に思っていたが、そんなに変わっていなかった。

 

「ここは、あんまり遊ぶところがないから、バスで街の方まで行かないか?」

「姉さん………こうなるの分かっていたでしょ。なんで街に現地集合しなかったの。」

「…………」

「忘れていたの?」

「そうだよ、悪かったな………」

 

千冬姉が相変わらずのポンコツっぷりで逆に安心した。

 

 

バスに乗って少ししたら、人が沢山いる街に着いた。

龍野君の「ゲーセン行こうぜ!!」発言で僕たちはゲームセンターにいる。

ゲームか……アスランぐらいじゃないと僕と張り合える人がいないからやってても飽きやすいんだよね。

それなら自分でもクリアできないぐらいのゲームを作って、クリアするまでやるっていうのが楽しいし。

カーレースのゲームも、何かよくわからないアイテムとか使わずに一位だし。

今、現在進行形でやっている、IS/VSとかいうゲームもそろそろ・・・ほい

 

                    KO

 

ほら、このゲームの特別ルールの三対一で僕は一人側でも勝てる。

機体はラファール。

 

「キラさん、強すぎだろ。俺たち三人掛かりでも勝てないとか。」

「これは初心に戻って、鍛え直さないとな。」

「キラ、強い。」

 

上から順に五反田弾君、御手洗数馬君、簪だ。

弾君、数馬君、簪はこのゲームセンターのトッププレイヤーだって。

 

「そんなことはないと思うけどね。」

「いやいやいや、すっげー上手でしたよ。世界大会にでてもおかしくないっすよ。」

「そうですよ。本当に初心者か疑問を持つぐらい。一試合目だけでしたよ、キラさんが墜ちたの。」

「慣れればこれぐらいはできるよ。」

「それは、キラだけ。」

 

まあ、似たようなゲームは向こうにもあったけどね。

外野の声に弾君、数馬君はワールドランキング三桁にはいて、簪は百位以内にはいるとか聞こえたような気がしたけど、気のせい。

まあ、アスランや、シンでも同じ成績をだすと思うけどね。

ラウ・ル・クルーゼやムウさんに至っては最初の一試合目から完勝すると思うけど。

特にムウさんは容赦ないからな・・・大人げないとも言う。

まあ、この二人、意外にもムウさんもあんまりゲームしないけど。

 

次のガンシューティングのゲームでは、スコアが9999点、所謂カンストって言うのになった。

まあ、軍人でしたし、亡国機業でも戦場に出てましたから、これぐらいはしなきゃね?

 

 

 

「キラさん、これから男子会しませんか?俺の家が飯屋なんですけど・・・俺、IS学園の話とか聞いてみたいですし。」

「確かに、自分も聞きたいです。男子目線のIS学園の話。」

「俺は別にいいけど。」

「「龍野には聞いてない。」」

「         」

「そうだな・・・女子は私と一緒に女子会でもするか。……更識邸で。」

「そこは我が家じゃないのか、姉さん。」

「女子会するには狭い。そして、女子だけで行きたい所もある………だろ?」

「「「賛成です。(で~す)」」」

「そういうわけだ。男子会して来い。」

 

 

 

という出来事があって僕たちは五反田食堂に来ていた。

時間は、昼食を食べるには良い時間帯だった。

昼食が出来るまでの間、僕たちは五反田君の部屋にいた。

 

「まあ、IS学園のことで言えることは、男子トイレの数が少ないことは外せないね。……本当に少ないよ。場所によってはトイレに行くのに一キロ移動しないといけない時もあるよ。」

「うわー、それはつらいですね。」

「君たちは女の園に行きたい!!と強く思ってるかもしれないけど……女尊男卑の人が結構いるから闇討ちとかは結構あると思うよ。……僕は経歴を盾にしてるからそうでもないけど、最初のころは理不尽な暴力をされたときはあったけど。」

「マジっすか!!それを聞いたら行かなくても良かったかなぁ?」

「まあ、どの国の法律を受け付けない中立な場所だから、男が嫌だからって理由で殺される可能性も少なくないからね。……安心して、そんなことが起きたらその人は退学だからね!する勇気のある人はいないって。」

「あんまり気にすんなよ、弾、数馬、俺そんな目に合ってないから、こいつの言ってること嘘っぽいし。」

「まあ、お前の笑顔で並みの女はコロッと落ちるからいいけどさ、もてない男はそうでもないぞ?」

「そうそう、俺たちの高校でも、男だからって理由で殴られたり、パシられたりするんだぞ。……キラさんすらあるんだぞ?お前の笑顔が羨ましいよ。」

「お兄!さっきからお昼だって言ってんじゃん!さっさと食べに───」

 

・・・弾君の妹さんかな?

 

「お、蘭じゃん!久しぶりだな?見かけない内に綺麗になったなぁ。その服、似合ってるよ。」

「たっ、龍野……さん!?」

 

ああ、また彼の悪い癖が・・・あんなに赤くなってるよ。

知っていてあんな事言ったな。

・・・乙女心で遊ぶと痛い目を見るよ。

 

「蘭、お前なぁ、ノックくらいしろよ。恥知らずな女だと思われ───」

 

蘭さんの睨みつける、弾君には効果は抜群のようだ。

 

「……なんで、言わないのよ……」

「帰ってきて、すぐにこっち来たんだから、無理言うなよ。」

 

まあ、そうだもんね。

蘭さんも若干罰悪い顔しているし、ここはフォローしないとね。

 

「じゃあ、行きましょうか。僕、結構食べる方なので……弾君、期待してもいいですか?」

「え………もちろんですよ!じーちゃんの作る飯は美味いですよ~。」

「そうだな、俺も腹が減ったし、行きましょうキラさん。」

「…………案内します。」

「よろしく、蘭さん。」

「さんは、やめてください。」

「じゃあ、蘭ちゃんで良いかい?」

「……まあ、いいです。」

 

うん、年頃の子のわりには素直でよろしい。

 

 

 

 

食堂に着いて、みんなでいただきますをした後、カボチャ煮定食を食べ始めた。

カボチャは甘く味付けをされていて美味しい。

揚げ出し豆腐も美味しい。うん、当たりだ。

僕は、知り合って間もないから、話題を振られた時以外には話さず食べる。

おかわりが欲しいな。

まあ、欲張りはしないから、食器を退いて元の席に戻る。

水を飲みながら話を聞いていた。

 

「………。決めました。私、来年IS学園を受験します。」

「お、お前、何言って──」

 

ビュッ───!!

バシッ!!

 

「おじいさん、料理人の相棒たる調理器具を投げるのは、感心しませんよ。」

「………済まねえな、坊主。」

 

さて、話の続きを聞こう。

 

「受験するって……蘭ちゃんの行ってる学校はエスカレーター式で大学まで行けて、有名な所だろ?」

「数馬君、蘭ちゃんの行ってる学校は何処かい?」

「聖マリアンヌ女学院です。」

 

・・・学力の問題はなさそうだね。

 

「いや、でも……キ、キラさんあそこは実技試験もありますよね!」

「うん、そうだよ。適性が無い人はそこで落とされるんだ。」

「……………」

 

うん?ポケットから紙を取り出して、弾君に渡したね。

 

「げえっ!?」

「どうした、弾。」

「IS簡易適性試験…判定A…」

「問題はすでに解決済みです。」

 

おお、でも、問題はまだあるよ。

 

「それは希望者が受けれるやつだな。政府がIS操縦者を募集する一環でできる。」

「はい。タダです。…にしても物知りですね龍野さん///」

「まあな、このぐらいは当然さ。」

「で、ですので………た、龍野さんにはぜひ先輩としてご指導を……」

「ああ、いいぜ。」ニコ

「~~~絶対ですよ!」

 

やっぱりね。

 

「お、おい蘭!お前何勝手に学校変えることを決めてんだよ!なあ母さん!」

「あら、いいじゃない別に。龍野君、蘭のことよろしくね。」

「ええ、もちろんです。」

「もちろん、じゃねえ!ああもう、今日に限って親父はいねえし!いいのか、じーちゃん!」

「蘭が自分で決めたんだ。どうこう言う筋合いじゃねえわな。」

「でも───」

「なんだ弾、お前文句があるのか?」

「………」

 

うーん、あるけど、言えなさそうだね。

でも、この空気じゃしょうがないか。

ていうか、龍野君、まるで「邪魔すんな弾!!」って目線で訴えているし。

・・・普通なら他人の家庭のことに口出しをしないけど、しょうがない。

他人じゃなくて、友達が悩んでいるときに手を貸さないと、僕の気分も余り良くない。

ここからはいつもの僕だ。

勝手な偽善と自己満足で動くだけの・・・ね。

 

「少しいいでしょうか?」

「なんだ坊主。」

「僕は今の彼女が入学するのには反対です。」

「おい、坊主…あんまり他人の家庭事情に入り込むな。」

「おじいさん………今のままだと彼女…後悔しますよ。」

「なに?」

「簡単な事です。今の彼女には覚悟がない。……蘭ちゃん、君は龍野君が好きで、一緒にいる時間を増やしたいから、IS学園に来たいんだろ?」

「はい、そうです。」

 

はあ、こういうのって、僕の役じゃないのに・・・アスランとか、シンとか、イザークの役目じゃん。

蘭ちゃんゴメンね。先に心の中で謝っとくよ。

 

「……そこだよ。いいかい、IS学園にくる子たちはね、皆ねそれぞれ覚悟があるんだよ。IS関係の仕事に就きたいとか、国家代表の選手みたいに強くなりたいとか、故郷から離れてでも、本場の日本で知識を身につけたいとかね。そういった覚悟を皆持って、受験を受けて、入学するんだ。今の君にはその覚悟がない。覚悟が無いものに、入学する意味はないよ。……織斑先生がここに居たら絶対に同じことを言うよ。…………納得出来ない顔をしてるね。ある意味当然だ。僕たちは男性操縦者というイレギュラーだから強制入学をしたわけだからね。」

「そうです。だから、あなたには言われたくありません。」

「………僕は、IS学園にいるどの人よりも覚悟はある。……織斑先生よりもあるよ。」

「あ、有り得ません!!そんなの口からの出まかせです。」

「3721人。」

「え?」

「僕が十年間で殺した人の数だ。」

「「「「「「!!!」」」」」」

「僕は元々は少年兵だった。だからこそ、ISの本質を誰よりも理解している。ISは兵器だ。スポーツマシン等ではない。人に向けて撃てば確実に命を奪う兵器だ。例え、宇宙探査用に最初造られたとしても、白騎士事件という衝撃のデビューをした時点で、アレは兵器だ。モンド・グロッソなんて、観客のいるなか各国の兵器の自慢大会そのものだ。……僕からすればIS学園にいる多くの生徒はまだ自覚が足りない。自分が人の命を奪える立場にいることを…ね。」

「………」

「でもね、蘭ちゃん。この話を聞いて、覚悟を決めてIS学園に行くなら、僕は文句は言わない。…むしろ応援する。一人の先輩として、君が悩んで困っていたら、全力で手を貸そう。だから、もう少しじっくりと考えるんだ。世の中ISが全てじゃないよ。ISがなくたって人は生きていけるんだ。」

「………もう少しゆっくり考えてみます。ありがとうございました。」

「素直でよろしい。……すいません、他人の家庭事情に口を出したりして。」

「…別にかまわねえ、ちょっと俺も考えが足りんかったようだ。」

「そうねえ、時間もまだあるから、家族みんなで、考えましょうか。今日はありがとうね、えっと……」

「キラ・ヤマトです。」

「ありがとうね、キラ君。また、遊びに来なさい。」

「そうっすよ、キラさん。また遊びましょうよ、なあ数馬。」

「ええ、キラさん、また遊びましょう。」

「ありがとうございます。……もうこんな時間か帰るよ龍野君。」

「…………ああ、……ご馳走様でした。」

 

 

 

 

 

柄にないことをしたな。

もう今日は疲れた。

3721人か……これ以上は増えませんように。

妹に目を付けないためとはいえ、殺し過ぎた。

…………疲れたな。

もう寝よう。

 

~一夏サイドアウト~

 




3721人は血のバレンタインから引き抜きました。

次回はついに転校生が来ます。
やったね!

ちなみに、女子だけで行った場所は一夏の墓です。


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転校生

遅れてすいません!!
結構リアルが忙しくなったんです。
先週は検定合格に向けて勉強してました。
寝る前とかにチョコチョコと書くしか出来ませんでした。
更に、日常パートをどう書くか悩みに悩んでいました。
これからも月に二回は更新したいと思っています。
よろしくお願いします。


~一夏サイド~

やあ、僕だ。

最近の若い子はすごいな。

先生に愛称をつけて呼ぶなんてね。

僕らの世界だと、目上の人に愛称何て付けれないよ。

山田先生も困っているし・・・

まあ、流石に千冬姉に愛称をつける人はいないけど・・・

・・・一名・・・いたな~

時と場合を弁えてるから今は言ってないけど、プライベートのときは『ふーねぇ』って呼ぶんだろうな、本音は。

一番最初の愛称は『ふっしー』でした。

思わず笑った・・・それもお腹を抱えて笑ったのは久しぶりだった。

 

ガラガラガラ

 

おや、千冬姉いつもより早くクラスに来たな。

 

「諸君、おはよう。」

「おはようございます!」

 

凄いな。

さっきまであんなにざわついていたのに、ただの挨拶でこうも静かになるなんてね。

 

「今日からからは本格的な実戦訓練を開始する。訓練機ではあるがISを使用しての授業になるので各人、気を引き締めるように。各人のISスーツが届くまでは学校指定のものを使うので忘れないようにな。忘れた者は代わりに、学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それもないものは、まあ下着でも構わんだろう。」

 

訓練機でもISを使えるのは彼女たちにはうれしいことだね。

さて、事故が起きないように僕も気を引き締めないとな。

 

「では山田先生、ホームルームを。」

「は、はいっ!」

 

このまま、千冬姉が進めればいいのでは?

 

「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも二名です!」

「へぇ~」

「えええええっ!?」

 

こんな時期に転入か・・・珍しいね。

 

「失礼します。」

「………………」

 

一人はだんまりか・・・

しかもあの銀髪の娘は恐らく・・・軍人だろう。

 

「シャルロット・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします。」

 

パチパチパチ

 

周りからはよろしくねや、中々に中性的な顔立ち…ぐへへ等、クラスからの祝福があった。

しかし、デュノア社のご令嬢がどうして今の時期にここにくるんだ?

・・・考えられるのは・・・アレか?

もし、アレだとすると、この前みつるぎでちゃんと状況を確認するべきだったな。

 

キュピーン

 

僕の持つ特異の空間認識能力が働いた。

凄く嫌な予感がする。

これから少しの間に何か・・・こう、人間関係で嫌な予感が・・・

 

「ラウラ、挨拶をしろ。」

「はい、教官。」

 

もしかして、千冬姉のドイツでの教え子か。

敬礼を向けられた千冬姉はいつもとはまた違っためんどくさそうな顔をしていた。

 

「ここではそう呼ぶな。もう私は教官ではないし、ここではお前も一般生徒だ。私のことは織斑先生と呼べ。」

「了解しました。……………ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

『………………』

 

このメンバーが反応に困るなんてっ!!!

ある意味凄いな。

 

「あ、あの、以上……ですか?」

「以上だ。」

 

山田先生がすっごくオロオロしている。

頑張ってください。

 

「ではHRを終わる。各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。今日は二組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」

 

では、更衣室へ行きますか。

 

 

 

「では、本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する!」

『はい!!!!』

 

一組と二組の合同実習のため、人数はいつもの倍。

出てくる返事も気合が入っている。

 

「今日は戦闘を実演してもらおう。ちょうど活力が溢れんばかりの十代女子もいるしな。───凰!オルコット!」

「な、なぜわたくしまで!?」

「専用機持ちはすぐにはじめられるからだ。いいから前に出ろ。」

 

それにしても二人は不満があるようだ。

そこで千冬姉は、二人にだけ聴こえるように小言を言った。すると・・・

 

「やはりここはイギリス代表候補生、わたくしセシリア・オルコットの出番ですわね!」

「まあ、実力の違いを見せるいい機会よね!専用機持ちの!」

 

すごい、さっきまでのやる気の四倍以上のやる気を見せている。

 

「それで、相手はどちらに?わたくしは鈴さんとの勝負でも構いませんが。」

「ふふん。こっちの台詞ね。あんたなんか返り討ちよ。」

「慌てるなバカども。対戦相手は───」

 

キィィィン…………

 

嫌な予感がするな。

 

「ああああーっ!ど、どいてくださ~いっ!」

 

いけー!!ガンバレルストライカー、山田先生を止めろ!!

ガンバレルストライカーを脳波コントロールして山田先生を救う。

 

「え、えっと、ヤマトくん……助かりました。」

「………さて小娘どもさっさとはじめるぞ。」

「え?あの、二対一で……?」

「いや、さすがにそれは……」

「安心しろ。今のお前たちならすぐに負ける。」

「織斑先生、ひとついいですか?」

「なんだ、龍野?」

「この勝負、いくら何でもセシリアと鈴が不利です。山田先生は織斑先生と実力はそう変わりません。実際現役のときは織斑先生がいなければ、山田先生が日本代表でブリュンヒルデになっていたとまで言われていました。あまりにもフェアではないので、自分の参戦を許可して下さい。」

「………」

「すぐに負けるんでしょ?なら一人増えても問題ないですよね?」

「………いいだろう。」

 

すっごく千冬姉が嫌な顔している。

苦虫を潰したような顔だね。

まあ、彼は強いからね、恐らく経験をそれなりに積めば千冬姉と互角になるだろう。

それに山田先生は専用機じゃないから、いま天秤は生徒チームに傾いた。

・・・仕方ない、ちょうど試合時での武器の使用テストをしたいと思っていたんだ。

いい機会だから僕も混ぜてもらおうかな。

 

「織斑先生、三対一になってしまい、試合の時間はとても伸びることになるでしょう。このままでは授業に入れない可能性が出てきました。入ったとしても授業の内容が終わらない可能性も高いでしょう。なので、自分を山田先生と組ませていただけませんか?」

「ヤマト………一理あるな、このままでは授業が終われない可能性があるな。……いいだろう。ヤマトの参戦も許可する。…三分後に試合開始だ。」

 

それぞれのチームに分かれて話し合いをしている。

 

「山田先生は二人に集中してください。龍野君は僕が墜とします。あと隙ができればカバーにも回ります。」

「分かりました。彼を任せます。そちらこそ龍野くんに集中しても大丈夫ですよ。それと試合中はすぐにコミュニケーションを取りたいので呼び捨てで構いません。」

「了解しました。」

 

空気がかわったな。

戦闘のときとその前後のときだけ雰囲気が変わっている。

学園に攻める時の最重要人物の一人に彼女を入れていて正解だったな。

僕の勘もまだ捨てたものじゃないみたいだ。

 

「準備はいいな?各人位置につけ、試合を開始する。…………では、はじめ!!」

 

僕はガンバレルストライクになり、新しい武器『斬機刀』を構える。

・・・斬機刀はあのガーベラストレートと同じ原理で作られている。

この武器はその名の通り、純粋に斬ることに関して言えばこの世界に勝つものは存在しない。

だからね、龍野君、これは必然だったんだよ。

 

「ばかな!!!雪片が折れたというのか!有り得ない!これは最強の武器なんだぞ!」

「龍野君、確かに雪片は最強の武器だ。それは織斑先生が証明した。でもね、最強があらゆる分野にあっても……無敵の存在はこの世にはないんだよ。雪片はISの武器としては最強だった。でも、純粋な刀の中だったらこっちが上だったんだよ。」

 

そう、最強はいても、無敵は存在しない。

それは僕自身で証明できるから……

そして僕は彼を墜とした。

 

「真耶、そっちは?」

 

聞くまでもなかった。

彼女の投げたグレネードが直撃して試合が終わった。

 

「今、終わりました。」

 

凄い実力だ。

千冬姉、山田先生、アリーシャ・ジョセスターフ、この三人は国家IS操縦者の中でも別格だ。

彼女らに対抗できそうな手札がこちらにはない。

彼女らと比べるとスコールも少し劣ってしまう。

僕ならこの三人を相手とれるがそれは最悪の場合だけだ。

誰かひとりこちらに引き込めれば安心だが・・・

・・・いけない、すぐに仕事モードから学生に切り替える。

オルコットさんと鈴が言い争っている。

でも、素の相性はきっといい方だ。

恐らくいいコンビになるだろう。

 

「さて、これで諸君にもIS学園教員の実力は理解できただろう。以後は敬意を持って接するように。………専用機持ちは龍野、ヤマト、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰だな。では七人グループになって実習を行う。各グループリーダーは専用機持ちがやること。いいな?では分かれろ。」

 

そのあと、色々騒ぎがあったけど、千冬姉の「IS背負ってグラウンド百周」の発言にみんな一斉に活動し始めた。

 

「やったぁ。龍野君と同じ班だ!」

「うー、セシリアかぁ……。さっきボロ負けしたし。はぁ……」

「凰さん、よろしくね。あとで龍野君のお話聞かせてよっ!」

「デュノアさん!よろしくね。……今度、男装してみてよ!!」

「…………」

「…………」

 

まあ、ボーデヴィッヒさんは、軍人だから近寄りがたいし、僕は人殺しに、クラス代表戦で怒鳴ったりしているから無言だ。

僕とボーデヴィッヒさんの班は、この課題を素早く終わらせたため、昼休みまで一時間の余裕をもった。

そして僕は今、ボーデヴィッヒさんと二人っきりでお話をしている。

 

「お前はキラ・ヤマトだな。改めて自己紹介を言う。私はラウラ・ボーデヴィッヒだ。シュヴァルツェ・ハーゼの隊長で階級は少佐だ。……よろしく。」

「キラ・ヤマトです。IS会社『みつるぎ』の技術長をやっている。よろしく、ボーデヴィッヒさん。」

「私はお前のことを教官の次位に尊敬している。……あのもう一人の男と違ってお前は現実をしっかりと見ている。何よりもあの実力は相当のものだ。教官に匹敵する実力と見た。ぜひ我が部隊に欲しい存在だ。」

「それは、どうも。」

「……お前はISについてどう思う?」

「今のところは、兵器と思っている。……篠ノ之博士が武力でISを世界に認めさせた時点で、これは兵器として運用することを第一目標にした道具、と僕は見たよ。第一、博士はISを宇宙空間を想定したマルチフォームスーツとして世の中に認めさせたかったら、ISを使って大気圏突破を行って、宇宙空間で動けばよかったんだ。それをわざわざ白騎士事件を起こしてしまったんだ。僕のような意見を持つ人が多くても仕方がない。」

「お前は彼奴らとは違うんだな。……お前は特別に私の友と認めよう。名前で呼んで構わん。私の友達はお前で二人目だ。誇ってもいいぞ。」

「ありがとう。よろしくね、ラウラ。ところで、最初の一人は?」

「シャルロットだ!」

 

それってどや顔で言う事じゃないよね。

友達を増やさせようか。

 

「……良かったら、僕のルームメイトと昼食はどう?」

「うむ、シャルロットも一緒ならいいぞ。」

「うん、もちろんいいよ。」

「ふふふ、楽しみにしているぞ。」

 

さてと、無駄なお節介かもしれないけど、友達作りをさせますか。

 




ISキャラの性格が変わってきたので、性格改変のタグを付けました。

シン「……‥キラさん、お節介焼いたのはいいけど………」
アスラン「恐らく地雷を踏んでるな。彼女は織斑千冬を尊敬しているから、その経歴に傷をつけたマドカを許さないはずだ。」
シン「キラさんって何かお節介焼いたら自爆してませんか?」
アスラン「THE EDGEの俺よりはまだ、マシだと思うぞ。」
シン「確かに。アレはホントに思ってることが食い違いましたからねぇ。」
アスラン「ああ、口にしないと伝わらないことがちゃんとあるのが分かったときだった。」
シン「やっぱりアスランはコミュ障なんじゃ………」
アスラン「」蹴り
シン「うわぁぁぁぁぁぁぁ……」←アニメのデスティニーガンダムの最後

次回はマドカとラウラの衝突……実はキラはある行動をしていたから、一時は大丈夫。
ヒントは今回のキラの台詞
嘘予告はやっぱり嘘に向かって行く・・・・・・


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平穏?by一夏

遅れて申し訳ありませんでした。
ようやく、完成したので出します。
やっぱり日常回は難しいです。



・・・三巻の話は大分まとまったのになぁ。
二巻がとても難しい。
だって、マドカとラウラをどう喧嘩させるか悩んだんだ!
原作一夏のように、素人ってわけじゃないし・・・本当に難しかったです。
雑になってしまった話ですが、満足していただけたら嬉しいです。


~一夏サイド~

あれから昼休みになり、今はデュノアさん・・・シャルロットとラウラと一緒に食堂に向かっている。

すでにラインで簪達に二名追加と伝えている。

さっきの自由時間の時に食堂でとっておきの麻婆豆腐とその他のおかずを作っていたので、昼ご飯の方は大丈夫。

 

「料理を取ってくるから、七番テーブルで待っていて。」

 

僕は料理を取りに行く。

食堂のおばちゃん達に挨拶をして特性麻婆以外の料理を手に取る。

えっ、麻婆は?

歓迎会の〆(食後のデザート)に決まってるじゃないか。

みんな喜ぶはずだよ。

 

 

ナンダ、コノジョウキョウハ。

六番テーブルを過ぎて七番テーブルへ着いたら・・・

マドカとラウラが威嚇し合っていた。

・・・あ、もしかして、僕・・・地雷踏んでた?

・・・やっちゃったな。

そうだよね。敬愛している千冬姉の溺愛してる妹であり、二連覇を妨げる要因にもなったマドカ。

そして、マドカの頬が赤いことから、ぶたれたんだろう。

それからは、周りに人がいるから自重して手は出していないけど・・・簪も本音もシャルロットも困っているから助けるか。

 

「ご飯、持ってきたよ。早く食べよっか。」

「「キラ!!どういうことだ!!なぜ私がこんな奴と………」

 

ゴゴゴゴゴ……

プレッシャーをかけて、満面の笑みを浮かべて

 

「ナニカイッタ?」

「「何でもないです」」

「ほら、簪も本音もシャルロットも座って。皆で一緒に食べるよ。」

「「「う、うん。」」」

「「コワカッタ、コワカッタ」」

「よし、じゃあ食べようか。いただきます。」

「「「「「い、いただきます。」」」」」

 

うん、ラクスには劣っているけどいい完成度だな。

しかし、当然のことだけどマドカとラウラ(あの二人)の雰囲気は悪いな。

でも、相性は良い方だから、すぐに仲良くなれると思うんだけどな。

二人とも同族嫌悪を抱くような人じゃないのは分かるし。

まあ、焦る必要もないかな?

次の学年別トーナメントでぶつかり合うだろう。

そしたら、今の状況よりは良くなるはずだ。

・・・自分から進んで解決しないのかって?

そこまでのお節介を焼くつもりはないよ。

こういう経験も積ませないと成長に繋がらないし、何より当人たちの問題に横やりするのは良くないことだ。

老人の出る幕はないさ。

むっ、皆食べ終わったようだね。

 

「よし、じゃあ食後のデザートを取ってくるよ。」

「わ~お、太っ腹だね~キララン。」

「デザートまで悪いねキラ。」

「こんなに美味しい料理を作った人のデザートか……期待してるね」

「もちろんだよ、シャルロット。なんたって今日作った料理の中で一番の自信作だからね。」

 

僕は麻婆豆腐を取りに行く。

まあ、ちょっとしたサプライズに作ったんだけどね。

正直な事を言うとね・・・サプライズやドッキリとか罰ゲーム以外でさ、デザートで麻婆豆腐を作るわけがないよね。

本当にデザートを作るなら、ケーキとかにするし、豆腐を使うにしても杏仁豆腐を使ったフルーツミックスにするよ。

・・・まあ、麻婆豆腐を作ったのは結果オーライだったかもね。

マドカとラウラへの罰かな?

相当辛くしているけど、多分大丈夫。

スコールやオータムも食べれたし。

感想は、美味しすぎたのでもう作らないでください、だったけど。

そんなに美味しかったのなら頑張ったかいがあったかな?

 

「持ってきたよ、どうぞ。」

「キラ、これはナニ?」

「ん?麻婆豆腐だよ、簪。」

「キララン、麻婆豆腐はデザートじゃないよ~。」

「そっか~。今度からはプリンやケーキにするよ。とりあえず、食べようか。」

『いただきます。』

 

パク

・・・・・・・・・

うん、これだけはラクスに負けない自信がある。

 

『辛~いぃぃ!!!』

「みじゅ、みじゅ、みじゅ~!!」

 

パシャ

 

「ああ、シャルルンが!!」

「シャルロット・・・私もそっちに・・・」

「パクパクムシャムシャ、幸せ~。」

 

さすが、マドカ!

やっぱり僕の妹だ!!

 

「いひは~、にゃんねほほを、ふふっはの?」

 

泣いてる顔も、綺麗で困るな。

 

「ごめんね。これからは辛さは控えるから許してほしいな。」

「………これを食べてくれるなら…いいよ。」

「わかった。」

「ああっ!かんちゃんズルい!ねぇ、キララン私のも食べて?」

「いいよ。」

 

なんか、皆の為に作ったのに、失敗したのは中々辛いなぁ。

好みを聞かないで作ったのも悪いけど。

スコールやオータムも辛かったのなら、正直に言って・・・無理か。

スコールは勿論だけど、オータムもなんだかんだで忠誠心が凄いから文句を言わないんだよなぁ。・・・小言は言うけど。

 

「………食べないなら、食べようか?」

「くっ、情けなどかけるな!貴様に食べれて私が食べれない道理が無い!!私は決して麻婆豆腐なんかに屈しない!!!」

 

パク・・・

 

「み、みじゅ~!!えいへいへ~い。」

「・・・食べるぞ。」

 

パクパクパク

 

「……借りができたな

「何か言ったか?」

「なっ、何でもない!!」

 

・・・良い雰囲気に成ってきたか?

まさか、麻婆豆腐で仲良くなるわけは・・・

まあ、まだ時間はかかるだろうが、最初よりはいいはずだ。

 

キーンコーンカーンコーン

 

あ、予鈴が鳴った。

シャルロットはシャワーに行ってから戻ってきてない!!

シャルロット・・・ゴメンね。

出来る限りのこと(千冬姉の足止め)は、やって見せるから!!

 

 

 

千冬姉は止めれなかったよ・・・

しかも『僕』が怒られた。

まあ、しょうがないね。

 

 

あと、引っ越すことになりました。

一人部屋が完成したそうです。

場所は簪達の部屋の下です。

簪達の部屋には、マドカが部屋に私物を置かないから空いているため、あの二人(ラウラとシャルロット)が入るそうです。

 

ドンドンドン!!ドゴッ!バコッ!メキッ!!

何で私が貴様と・・・なんだ!

五月蠅い!私だってお前と・・・・・・だと!

お、落ち着いて、二人とも・・・に・・・だよ。

そうだよ、ラウラぁ。・・・で・・・に・・・して・・・になったら、どうするの!?

だが、これは・・・い!!

いやぁ~喧嘩・・・仲が良いんだね~。

 

・・・平穏な日々は来るのだろうか。

どうしてこうなった。

 

 

 

 




アスラン「キラ、お疲れ様。」
キラ「ほんとだよ。どうしてこうなった。」
シン「作者は一体、何を書きたかったんだ!!」

テストとテスト返されて、点の悪さに絶望して憂鬱になってしまってモチベーションが下がってしまったんだ。

シン「あんたって人は~!!」

こればかしは何て言われてもしょうがない。
でも、もう少ししたら春休みだから、更新も早くなる・・・はず!!


ご迷惑をお掛けしましたが、これからも本作品をよろしくお願いします。


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トーナメント開始

文字数はとても少ないですが、区切りがいいので投稿します。
上手く書けていると嬉しいです。


~一夏サイド~

あの日から、トーナメント実施日の今日までは何も起きなかった。

マドカとラウラは威嚇をし合うだけで済んでいた。

一触即発しそうになると、シャルロットがラウラに何かを言い、簪もマドカに何かを言いその場を収めていた。

その後、マドカとラウラは僕の方を見て、恐怖に染まった表情をしていた。

また、前回の襲撃事件があったからか、試合はタッグマッチ形式となっている。

でも、僕は例外で、一人で試合に出る・・・とのことだ。

一年生のレベルなら、龍野君も一人でいいと思います!千冬姉(織斑先生)と言ったら、あのバカに複数対複数の難しさを教えるためだそうです。

僕にもそうしたらと言ったら、山田先生とのタッグ戦の時点で、させる理由もないし、何より今年の一年は奇数名だ。お前は余り・・・だそうです。

パートナーか・・・アスランかシン、ムウさん辺りがいたら嬉しかったなぁ。

今、僕の戦闘に合わせれるのはスコールか山田先生かな。

千冬姉は僕が合わせた方が、多分楽だろう。

あれ?同年代でタッグ組める人・・・居ない!?

それもそれで問題だ。

合わせるのは慣れてるからいいけど、偶にはストライクに乗っていたころのように、援護を貰う側になりたいな。

・・・同年代の子には無理かな?

対戦表でも見るか。

・・・ラウラ・シャルロットペアがAブロックで、オルコットさん・鈴さんペアもA、マドカ・簪ペアがBブロック、本音のペアもBか。

龍野君と篠ノ之さんがCブロックで僕がDブロックか・・・殆どがばらけたな。本音たちと戦えるかは分からないが、僕が顔見知りと戦うのは決勝ブロックからだろう。

Dブロックに一組生徒すら居ないし。

各ブロックの決勝ペアが、決勝ブロックへ進める。

尚且つ予選ブロックはスタート時刻は同時だ。

応援も無理そうだな。

 

『これより、第一試合を開始いたします。選手の皆さんは各ピットに集合してください。』

 

僕は、ピットに向かった。

ピットには山田先生が居た。

 

「ヤマトくん、一人でも大丈夫だと思いますが、無茶はしないでくださいね。先生との約束ですよ。」

やっぱり、似ているな

「ん?何か言いましたか?」

「いいえ、山田先生もお仕事頑張ってください。」

「はい!ヤマトくんも頑張ってください!」

 

・・・模擬戦とはいえ、手加減はしない。

 

「キラ・ヤマト、ガンバレルストライク、行きます!!」

 

対戦相手は、ラファール二機か。

被弾は一回もしないで、倒す。

 

『第一試合開始!!!』

 




次回は時間が少し経って、決勝戦から始まります。
ギルオードごときの技量じゃ、全試合書けないんだ・・・許してください。
何よりも、早く三巻に移りたい・・・。
原作ラスボス?(篠ノ之束)本作最強のイレギュラー(織斑一夏/キラ・ヤマト)の会話を書きたい。

次回も今回位早く投稿出来るように頑張りたいです。


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前代未聞の決勝戦

お待たせしました。
決勝戦です。
視点が変わる所がありますが、よろしくお願いします。


~一夏サイド~

あれから、大会が始まって僕達は無事に準決勝に進出した。

予選は全試合一分以内で決着をつけた。

例え、模擬戦でも手加減はしない・・・本気は出さないけどね。

だいたい、ビームライフルを躱す僕らの世界からすると、実体弾の銃は速くはない。

遅くはないけど、速くもない。

射撃の動作を見てから、回避は十分に間に合う。

VPS装甲の無い機体に乗って、対空砲火を避けたこともあるからね。

危ない攻撃は盾で防げばいい・・・あまり盾は使わなかったけど。

だから、今のところは被弾してない。

でも、次の対戦相手は、ラウラとシャルロット・・・今までのようにはいかないだろう。

ラウラのAICとシャルロットのミラージュ・デ・デザートをどうやって崩すか。

 

ピンポンパンポン♪

 

『予定をしていた準決勝は、各国全ての代表の申し出により中止となり、前例のない四つ巴の決勝戦になりました。時刻は準決勝開催時刻のままです。選手の皆さんは準備に取り掛かってください。』

 

ピンポンパンポン♪

 

いや、おかしいでしょ。

なんだよ、四つ巴って。三つ巴なら分からなくもないけどさ・・・まさか、男対男の戦いを見たくて我慢できなくなって、各国が協力したとかじゃないよね?

もしそうなら・・・その協力をほかの所で行ってほしかった。

つまり、ラウラ・シャルロットペアにマドカ・簪ペア。そして、龍野君・篠ノ之さんペアか。

この中で一番落としやすいのは、篠ノ之さんだね。

この中で、ただ一人彼女だけが試合で撃墜されている。

彼女を早急に落としたいところだが、恐らく僕は一人狙いされるだろう。

一対六の戦いか・・・でも、負けるわけにはいかない。

この戦闘では、ドラグーンほど高性能じゃないガンバレルでは、破壊されるだろう。

だから、最初からI.W.S.Pで行く。

切り札は最後まで取っておきたかったけど、他の手札がある今は早々に使うのも手だ。

一番最初に落とすのは、簪だ。

冷静な判断を下せる彼女を早めに落としたい。

・・・彼に落とされる位なら、彼女は僕が討つ。

・・・何を考えているんだ、僕は。

たかが女性一人のことで、何を思ってるんだ。

ミスを許されない立場にいるのに、私情を混ぜて何がしたいんだ。

そんな些細な事がミスに繋がると、何度も経験しただろ?

彼女への想いは、割り切ったはずなのに。

・・・行かなきゃ、もう進むしか道はないから。

作戦を進めるのに、今のこの状況は最高のパターンじゃないか。

よし、気持ちの整理は出来た。

これで僕はまだタタカエル。

亡国機業にいる反対派に各国のトップに僕の力を魅せて(見せて)、反対派には僕の実力を、各国のトップには僕の持つ力と敵に回した時に恐怖を植え付ける。

これが、オペレーション・エクスカリバーの第一歩にして、僕の描く最高のミライへの最善の一手の一つ。

こんな風にしか生きれない。

そんな僕をどうか許してほしい、特にスコールとオータム。

今僕は、一番信頼してる君たちを裏切る作戦を実行している。

でも、お世話になった貴方たちが死ぬことを僕は望まない。

だからこそ・・・だからこそ!この戦い、絶対に負けるわけにはいかない!圧倒的な力を見せて(魅せて)僕は勝つ!!

僕は、足取りが重くなっていってることを自覚しながらも、ピットに向かった。

 

 

 

 

『では、これより決勝戦を始めます。選手の皆さんは入場してください。』

 

時間が来たか。

行こう、ストライク。

 

「キラ・ヤマト、ストライク、I.W.S.Pで出ます!!」

 

『選手の皆さんが揃いましたので、試合を開始します。』

『試合開始!!!』

 

プ─────────!!!

 

試合の合図と同時に、皆が僕に攻め込んでくる。

好都合だ。圧倒させてもらう。

僕は両手にグランドスラムを持ち、単装砲を撃ち込んだ。

単装砲は防がれ、爆ぜながら煙を出す。

その煙を突っ切って白い流星が高速でこちらに来る。

ブーメランを遠心力を掛けずに真っ直ぐに飛ばす。

 

「はっ!そんなちょろい攻撃なんて喰らうかよ!!」

 

彼は零落白夜を出して突っ込んでくる。

僕はそれを一対の剣で防ぐ。

 

「もらったー!!」

 

強気で勝気な女性の声が、後ろから迫る・・・篠ノ之さんか。

彼は、笑いを堪えている。

随分と舐められたものだ。

僕は、均衡している力をわざと抜いて、彼の右側に逸れる。

彼は少しよろけてしまう。

その間に僕は、彼をパートナーの所に蹴りつけ、ガトリング砲で追い打ちをかける。

追い打ちを掛けつつ、ブーメランをキャッチし、シャルロットに牽制で投げつける。

 

「嘘!バレた!」

 

ブーメランはマシンガンに迎撃され、爆ぜる。

ブーメランに仕掛けていた、フラッシュが作動し光る。

その間に、龍野君と篠ノ之さんにガトリングだけではなく、レールガンと単装砲も撃ち込む。

彼は落とせなくとも、彼女は落とせるはずだ。

 

「がぁぁぁぁ!!」

「ぐぅぅ、また、何もできないのはっ!!」

 

しかし、彼女は咄嗟に何か自分に何かできないかを、今までの試合から感じた無気力感が感じたのか、彼を自身のシールドで守るという、行動をとる。

よって、篠ノ之さんは落とせたが、龍野君にはあまりダメージが入っていなかった。

フラッシュが切れた直後、レーザー五発とレールガン二発、さらに四十八発のミサイルとマシンガンの嵐が来る。

僕は、瞬時加速(イグニッション・ブースト)を使い、彼に近づき彼を掴む。

 

「何をする気だ!離せ!離せ!離せ!!やめろおぉ!!」

 

僕は、彼を壁にしながら突っ込んでいき、途中で彼女らは攻撃を止める。

まだまだ未熟で、甘いと評価と毒づいて、彼を投げつけレールガンを当て、大爆発を起こす。

散り散りになった彼女ら・・・一人になった簪に肉薄する。

僕は、一撃で仕留めるために、彼女の首元から斜めに切りつけた。

彼女は、首を捻り躱す。

薙刀で反撃をするが、回避する。

・・・馬鹿な、あれを避けるなんて。

当たると半ば確信をしていた。

・・・まさかと思い、僕はレールガンを撃ち込む。

彼女は弾と弾の間を抜けながら近づいて来た。

間違いない・・・SEEDを発動したな(種を割ったな)

 

「うおおおお!」

 

零落白夜を余裕を持って避ける。

その間に彼女たちは、陣形を立て直した。

少し、計算が狂ったな。このままじゃ、圧倒的な勝利は難しいな。

・・・よしSEED()は使わないけど、ギアを一段階上げよう。

ブースターを出力MAXまで上げ、更に個別連続瞬時加速(リボルバー・イグニッションブースト)をして、龍野君、ラウラ、シャルロット、マドカ、簪の順に攻撃をした。

四人には攻撃が当たった。でも、やっぱり彼女は防いだようだ・・・武器は弾き飛ばしたけど。

 

『え』

 

誰が言ったか分からないが、消えていた歓声の中からそんな声が漏れた。

実況も何も言えていない。

僕が行動を起こし、皆に止めを刺そうとしたら・・・

 

「アアアアア!!!!」

 

ラウラが黒色の泥に包まれた。

~一夏サイドアウト~

 

 

時は試合開始まで戻る。

 

 

~簪サイド~

『試合開始』の合図と同時に、全員がキラを倒すために一時協力をするとオープンチャンネルで言った。

キラはチャンネルを切っているのか、察していたのか分からないが、話に参加していなかった。

 

 

何が起きたのか全く分からなかった。

ただ分かることは、私たちの攻撃は何一つ当たっていなかった。

恐い、怖い!こわい!!コワイ!!!

対戦相手だけど、なんで人をあんなにも簡単に傷つけれるの?

いつもの彼とはまるで違う人間が入っているのではと思うほどの、変貌だった。

たしかに、彼は戦っているときは、冷徹なことをする。

けど、本来の優しさがないわけじゃない。

でも、今回はまるで違う。

邪魔をするなら、殺すっていうような戦いぶりだ。

龍野君達に一斉掃射に、龍野君を肉盾にしたことも・・・いつもと全く違う。

少なくとも私はそう感じている・・・いや、私だけじゃない。

フィールドにいるみんなが、震えていた。

いつもの優しい姿はなんなの?

今の狂戦士(バーサーカー)のような姿はナニ?

どっちがホントの君なの?

彼の刃が迫る。

ああ、やっぱり貴方は傭兵で、人殺しなの?

優しい姿は嘘だったんだね・・・

 

『…………したくなんか』

 

え?

 

『殺したくなんか…ないのにぃぃ!!』

 

貴方の叫びなの?

 

『戦って、討たれて失ったものは、もう二度と戻らないんだ。』

『討ちたくない、討たせないで。』

 

わかんない。

わかんないよぉ。

今まさに、私を殺そうと刃を振るう貴方と、心の声を漏らしている貴方・・・どっちが本物なの?

私はどっちを信じればいいの?

そして私は、光を見つけた?

差し伸ばされる手が、一夏に似ていた。

私はその手を握った。

 

『ふふふ、私が貴方を導きましょう。』

 

私は黒く濁った赤い種を割った。

 

 

 

 

 

それから私は、試合の記憶が無い。

次に意識が戻ったのは、横たわる私に、黒色の機体がビーム砲を向けているところだった。

 




最後の簪の所は少々時間が飛んでいますね。

結構エグイ戦い方をしている一夏さんですが、立場とストライクに惹かれている点が大きいですね。
実際、種死でキラさん、ストライク乗ったとき無茶な戦い方するし。
止めて!ストライクはザクウォーリアより弱いのよ!!そんな使い方はらめぇぇ。
まあ、そんな訳で、結構危ない戦い方をしています。
彼は、種とは違った意味で今、自分を追い込んでいますので。

次回もお楽しみに!!


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俺の扱いが・・・By盾

決戦なんですけど、いいサブタイトルが浮かばなかったので、見直したら思ったことを書きました。

ついに、あの黒、緑、青が正体を現します。
正解者には、レクイエムをプレゼントします。





最近、思いついた事。
キラのエターナルフリーダム(番外編のバレンタインで登場)に、ヒイロの白雪姫(フローズンティアドロップ十二巻表紙の真っ白な機体)と、刹那のダブルオークアンタフルセイバーが組んだチームで戦う無双のステージとか出ないかな~
敵さんは泣いても良い。
チーム名は・・・平和を目指す者かな?
物騒な名前にすると、平和の為なら何でもするマンかな?
これにハサウェイを追加したら、平和を目指すテロになるのかな?
リーダはハサウェイ。
勝てる気がしない・・・(´・ω・`)


~一夏サイド~

黒い泥に塗れていくラウラ。

明らかに非常事態だ。

非常事態のため、観客はパニックになり、それに釣られて生徒たちも冷静さを失っていく。

しかし、女神が嘲笑うかのように運命の歯車は止まらない。

黒いガナーザクファントム、緑のブレイズザクファントム、青いスラッシュザクファントムも上空から現れた。

相手はこちらを挟んでいる状況だ。

戦力は、VTシステムが起動しているラウラ、わざわざパックごとに色を変えているんだ。

恐らく色にも意味がある。ディアッカとイザーク、あと一人は分からないが、彼らに匹敵するエースだろう。

 

「それは、姉さんの!!」

「お、落ち着いて、マドカさん!」

「・・・」

この時がきたか

「くっ、こんな時に!」

 

対してこちらは、少し冷静さが欠けたマドカ、万全に近いシャルロット、SEED継続中の簪、歓喜している龍野竜之介、エネルギーゼロの篠ノ之さん、そして僕か。

今のマドカは、言うことを聞かないだろう。でも、シャルロットとペアなら大丈夫だろう。

簪は、僕に付いてこれるだろう。

龍野竜之介は、篠ノ之さんを避難させてほしいが、それは難しいだろう。

今の問題は篠ノ之さんを、どうやって退避させるかだ。

・・・クソ!もう、行動に出るしかない!

 

「マドカ、シャルロット、龍野君はラウラの相手を!!」

「そのつもりだ!!」

「わかった。」

「俺様に指図するな!」

「簪は、篠ノ之さんをピッチに避難させ、終わり次第僕の所に!」

「・・・了解。」

「くっ、待て!ヤマト!!私はまだ!」

「いや、無理だ。エネルギーがゼロの時点で、君は足手まといなんだ。気持ちは分からなくもないけど………命の方が大事だ。なによりも、気持ちだけでいったい何が守れるんだ!」

「クソ!」

「待ってよ!キラはどうするんだい!?」

「シャルロット、こういう状況の時、一番最良の策はナニか………理解してるよね?」

「それじゃあ!!「僕は君たちよりも強い!!死ぬ気は無いよ。」っ!」

「なにより、そのために簪は、こちらに呼んだんだ。」

 

僕は、機動性重視のエールストライクに換装する。

 

「マドカ!」

「なんだ?」

「その機体の接近戦の武器はナイフだけだろう?これを貸す。」

「これは………日本刀?」

「斬るっという事なら、雪片よりも優れているものだ。これを使って、偽りの最強を斬れ。」

「わかった………ありがとう。」

 

よし、これで最善に近い答えは出せただろう。

 

「作戦開始!!」

~一夏サイドアウト~

 

 

 

~マドカサイド~

幻想(最強)に縋っているラウラを見る。

お前は言っていたな。

落ちこぼれだった自分を、救ってくれた姉さんを尊敬していると!!

なのに・・・

 

「今のお前の姿はなんだ!?今、お前がやっていることは、姉さんを汚している事と一緒だぞ!!目を覚ませ!!」

 

私は、彼から借りた日本刀を持って、雪片を握っているラウラと斬り合う。

くっ、流石は姉さんのコピーだ。力の差が大きい。

押され始めていると、シャルロットの援護射撃が入る。

私は一旦離脱する。

そこに、龍野が零落白夜を使いながら飛び込んでいく。

しかし、同じく零落白夜を発動させたラウラに返り討ちにされ、エネルギーがゼロになる。

私は、ラウラが目を放している間に、一閃二断の構えを取ってた。

 

「お前には、お前自身の強さがあったはずだ!ラウラ・ボーデヴィッヒ!!!それを忘れて姉さんに縋ってる今のお前は、試合の時のお前よりも弱い!!」

「気持ちや想いがない攻撃は怖くはない!!ラウラ!今のお前は兵士ではなく、ただの人形だ!!」

 

そして私は、彼女を斬った。

泥から出てきた彼女は疲れ切っていたが、どこか迷いが晴れたかの様な迷いのない顔をして、気絶していた。

いつもは、起きているところしか見ないが、寝てる姿は案外可愛いと思ったのは内緒だ。

~マドカサイドアウト~

 

 

 

 

~一夏サイド~

作戦開始!!の合図と同時に皆が駆け出した。

さて、イザークとディアッカ・・・この二人のコンビネーションは厄介だ。

ビームガトリングガンを避けつつ、ビームライフルを撃つ。

そのビームを躱しながら、別方向からオルトロスが来る。

盾で防ぎ、ビームライフルで牽制しようとすると、横からビームが来る。

ブレイズの方も彼らのコンビネーションに付いてくるのか!!

僕は、ブレイズの方にビームを連射するが、ブレイズは躱しつつ宙返りし、逆さまの状態からグレネードを投擲し、自身の足と足の間から、ビームを出す。

あのトリッキーな戦術はまさか・・・

僕は確かめるために接近戦をする。

鍔迫り合いをし、距離を置くと、足に向けてビームトマホークを投擲し、危うく当たりそうになる。

間違いない。・・・アスランだ。

ザクウォーリアに乗ったときのデータをザクファントムに乗っけたんだろう。

そして無人機か・・・

そう考えていると、アスランのザクが僕の方からピッチの方を見る。

そこには、簪がいた。

簪は、補充したであろうミサイルを全弾発射する。

僕は、下降してディアッカ機に向かってビームを撃つが、イザーク機に防がれる。

ミサイルを迎撃したアスラン機は、簪に肉薄する。

簪の薙刀が折られ、蹴りを受けて彼女は地面に衝突する。

 

「えっ」

 

彼女が声を発した。

まずい!まさか、SEEDが解けたのか!!

ディアッカ機がオルトロスを彼女に向ける。

僕は、全速力で彼女のカバーに入る。

ビームを放たれたと同時に、僕の援護防御が入る。

 

キラキラバッシュ───ン

 

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

かつてアスランがやった様に、前進をしてビームを逆流させ、オルトロスを潰す。

続けて、ビームライフルをコクピットに向けて、ゼロ距離で連射。

ディアッカ機は爆発四散した。

 

「下がれ!!簪!!」

 

僕の荒げた声を聴いた簪は、慌てて下がる。

イザーク機がビームアックスを振るってくる。

それを、盾で持ち手の部分から弾く。

体勢が崩れた所に、アックスを奪い、振るう。

横に分断されたイザーク機に止めと言わんばかりの、ビームサーベルの追撃を浴びせる。

ターゲットを、アスラン機に変更。

アスラン機にアックスを投げつけ、アスラン機は躱す。

アスランはビームトマホークを持って接近してくる。

僕は盾を投げ捨て、サーベルを振るう。

アスラン機はサーベルを防いで、もう片方の盾から、トマホークを取り出し斬りつけようとするが・・・

それよりも早く、僕がもう一本のサーベルを握ってトマホークを取ろうとしていた手を、容赦なく溶断する。

その後は、セイバーを倒した時のように、解体した。

 

 

戦闘が終わってから、千冬姉や刀奈を含む突撃隊が来た。

事情聴取などが終わって、無事にVTシステム事件並び無人機襲撃事件は幕を閉じた。

~一夏サイドアウト~

 

後日

 

~一夏サイド~

まさか、機体だけではなくパイロットまでコピーをしたなんて・・・

動きも不自然じゃなかった。

思考回路もパイロットと殆ど一緒だった。

今回はよく知っていた相手だったから良かったけど、これがブルーフレームの劾さんやプロヴィデンスに乗ったラウ・ル・クルーゼとかだったら・・・

今の限界が見えてきている。

オオトリを急いで完成させないと。

うん?ああ、朝食の時間だ。食堂に行こう。

僕は、食堂に向かった。

 

食堂に着いて、食堂のドアを開けると・・・

 

「マドカ!お、お前は、私の嫁にする!!決定事項だ!異論は認めん!!」

 

妹が女の子に口説かれていました。

何を言っているのか、自分も分かりません。

仲良くなるとは言ったけど・・・

ここまで行くなんて、誰が予想できたのか・・・

あっ、簪やシャルロット、本音も驚いている・・・

 

「とりあえず、友達からで。」

 

マドカの発言によって、僕の朝食の記憶は殆どが消し飛んだ。

とりあえずは、ラウラが義妹になる日が来てもいいように覚悟を決めたのは憶えている。

今夜は赤飯かな・・・

~一夏サイドアウト~

 

 

 




正解は、ディアッカのガナーザクファントムに、アスランのブレイズザクファントムに、イザークのスラッシュザクファントムでした。

ディアッカ「グッレイトッ!!やったぜ!台詞は言えないが本編に参戦したぜ!!」
アスラン「本人ではないから、参戦と扱っていいのか?」
イザーク「ふん!この俺があんなにもあっさり負ける訳が無い。所詮はコピーってわけだ。俺たち本人が行けば、ストライクに乗ってるキラなんて余裕さ。」
ディアッカ「イザーク!よせって!ここはまだ本編に近い時間軸だぞ!!」
イザーク「奴とはいえどもここまで手出しは出来まい。」
アスラン「イザーク!後ろ!」
イザーク「アスラン、なにビビっているんだ?赤の名が泣くぞ?」フイ
キラ「やあ、どうしたのイザーク。」
イザーク「・・・」
アスラン「あっ察し」
ディアッカ「\(^o^)/オワタ」
キラ「イザーク、模擬戦しようか。」

イザークは平和を目指すテロの遊撃担当に消されました。

イザーク「なんでや!」

生きてましたか、イザークさん。
模擬戦の感想は?

イザーク「ビームを切り払うとか・・・もうそんなんチートや、チーターやん。」
ディアッカ「イザークが、中の人ネタを言った!」
アスラン「俺のゲスランと互角のキャラ崩壊だとでも言うのか!!」
キラ「やめてよね」

次回は、次章予告と、前書きにもあったネタを書きます。
あっ、実はあれって今書いてる本作品の憑依する人物の最終候補たちでもありました。
作者の考え次第で、ハサウェイや、ヒイロ、刹那になってました。


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蘇る黄金の意思
臨海学校開始!


お待たせしました。
ついに三巻に入っていきます。

少し時間が飛んでますが、ご了承ください。
キラ/一夏、本人に余裕が無くなってきて、コミュニケーションを余り取らなくなってきました。

さて、この状況に簪達はどうするのか!!


~一夏サイド~

プップップッ、プップップッ…ピッ

 

「………スコール、アレは出来てる?」

「申し訳ございません、キラ様。まだ八割がたしかできてません。」

「………あとは、現地で共同開発をしよう。それが今できる最善の選択だ。」

「キラ様、申し訳ありません。………メンバーはどうしますか?」

「オータムとスコールだけで来てくれ。少人数の方が今回は良い。」

「了解しました。」

「それと、スコールさん。水着とか持ってきても構いませんよ。合流するまでは………オータムとデートしてもいいですよ?」

「全く、大人をからかわないでください、一夏様。………と言うよりも、今、臨海学校の移動途中ですよね?」

「ああ、高速のサービスエリアで休憩中なんだよ。時間は大丈夫だし、盗聴もされてないから安心して。」

「全く、貴方という人は………貴方も自由時間でちゃんと羽を伸ばしてください。………なにか嫌な予感がします。気を付けてください。」

「………実は僕も嫌な予感がします。スコール、もしもの時は頼みますよ。私が行方不め「一夏様!!」」

「そんなことは言わないでください!!」

「スコール、その気持ちは嬉しい。でも………常に最悪の場合を想定しておいてほしい。」

「………分かりました。三日ですね。」

「ああ、僕が行方不明になったら、三日後に君は僕の後を継いでくれ。」

「分かりました。では、そろそろそちらに向かいます。また、会いましょう一夏ちゃん。」

「っ!!うん、またねスコールお姉ちゃん。」

 

プープープー

 

はあ、やっぱりこういうのは似合わないな。

全く、一夏ちゃんか・・・昔の呼び方をするなんて、明日何が起きても驚かないよ。

ムウさんとかが聞いてれば、こう言うだろうな・・・やっぱお前(フラグ的な意味で)大した奴だよってね。

勿論、()の部分に僕・・・僕たちは気づいて苦笑い・・・懐かしい日常の一コマだったな。

さてと、バスに戻るか。

 

 

 

 

 

 

「海っ!見えたぁっ!」

 

バスがトンネルを抜けると海が見え、女子が声を上げる。

もうそろそろで目的地に着くのか。

海か・・・水着は持ってきてはいるけど、泳ぐ気にはなれないな。

花月荘か・・・情報通りなら、屋上で海を眺めよう。

そして、夜にコッソリと海に行こう。

ペナルティーはそこまで、怖くないし。

団体行動を乱すな!!って千冬姉は言うだろうけど、こればかりは・・・ね

考え事をしてるうちに、バスが目的地に到着した。

 

「それでは、ここが今日から三日間お世話になる花月荘だ。全員従業員の仕事を増やさないように注意しろ。」

『よろしくおねがいしまーす!!』

「はい、こちらこそ。今年の一年生も元気があってよろしいですね。」

 

この言い方だと、毎年お世話になっているのか?

うん、しっかりとした大人の雰囲気を漂わせて、仕事柄笑顔を絶やしてないから若く見える。

 

「あら、こちらが噂の………?」

「ええ、まあ。今年は男子が二人もいるせいで浴場分けや部屋割りが複雑になってしまって申し訳ありません。」

 

部屋割りか・・・龍野君とかと一緒だったら嫌だな~

 

「いえいえ、こちらこそ申し訳ありません。一人で生活するには充分のスペースがあるとはいえ、物置のログハウスを使わせることになるなんて………灯りも一昔前の蛍光灯ですし………本当に申し訳ありません。」

 

ログハウスか・・・むしろ大歓迎だな。

オーブで暮らしていた時期もあったから、少し恋しくなっていたんだ。

 

「織斑先生、そのログハウス、僕に使わせてくれませんか?」

「いいのか?私もお前に頼もうかと思っていたが………」

「はい。使わせてください。少し、ログハウスが恋しいと思っていたので。」

「………わかった。本人もこう言っていますので、心配しなくても大丈夫です。」

「分かりました。では、キラ・ヤマト様。ログハウスへ案内する侍女を紹介いたします。」

 

なるほど、考えたね。

これなら合法的に僕に近づけるね。

休暇って言ったはずだけどな・・・

 

「物置の掃除などを任せていただいてる、雨野蓮(あめのれん)と申します。」

「雨野さんは、こちらは副業とはいえ、礼儀作法も素晴らしく、模範の一人と言われています。………雨野さん、案内を頼みます。」

「はい。こちらです、お客様。」

「龍野は私達職員側の部屋を使う。隣の部屋に私と山田先生がいるから、悪さなどはしないように。」

 

・・・僕が織斑一夏のままだったら、絶対に千冬姉と同じ部屋だったな。

そう思いながら、しばらく歩き彼女に聞く。

 

「スコールさん、合流は明日じゃないの?」

「彼と同じ部屋は嫌だと勝手に判断し、本職(みつるぎ)のことを伝えて、ログハウスをお借りしました。私は、従業員としてログハウスには仕事以外では、二日目と最終日以外では近寄りませんので。因みに、オータムは警備員として雇われています。そして、この辺付近の警備担当でもあります。………迷惑だったでしょうか?」

「まさか、ここまでしてくれるなんて。ありがとうスコールお姉ちゃん。」

「フフフッ、ありがとうね一夏ちゃん。そろそろです。」

 

目の前には、屋根も扉も木製の家がある。入口を開けて中に入る。

中も全てが木製で出来ている。

ここまでのログハウスを見ると、懐かしさが少しこみ上げてくる。

少し開けた高台にログハウスはあるため、ここから海を一望できる。

外には天然の湧き湯があり、それが露天風呂のようになっている。

程よく整備がされており、虫などは湧き湯付近にはいない。

本館よりも、人によっては幸せを感じるんじゃないか?

 

「あっ、一夏様。これからこの辺の掃除や作業を行うので、海に行ってください。」

「えっ!それなら手伝うy「一夏様は海を楽しんできてください!!」バタンッ

 

追い出された。

 

ポイッ

 

水着の入った袋が二階の窓からこちらに投げられた。

・・・しょうがない。行くとするか。

 

 

 

 

 

僕は水着に着替えると、砂場のビーチパラソルの中で少女たちが遊ぶのを遠くから見てた。

泳げないわけじゃないけど、泳ぐ気が今はない。

そろそろ、裏切る時期になってきたからだろうか?よく分からない。

 

ザッザッザッ

 

誰かが近づいてくる。そして──────

 

「だーれだっ///」

 

少し恥ずかしながら、僕に話しかけてくる少女がいた。

全く、こちらは君に対する思いを理性で抑え込んでいるのに、そんな風に問いかけないでくれよ、簪。

 

「簪、恥ずかしいなら、そんな真似しなくていいんだよ。……恐らく、本音か楯無さんに言われたんでしょ?」

「うっ、うん。よくわかったねキラ。」

 

これでも幼馴染だ。

本音や刀奈のやりたいことが、簪いじりなのはよく分かる。

 

「この水着、どう?」

 

まさか、あの簪がこんな大胆な事を言うなんてね。

黒色で淵はフリルみたいにしてあり、そのフリルの端は白色の生地が使ってある。

真ん中にあるリボンも目立つ。

・・・織斑一夏のままだったら、抱き着いてたかもしれない。

それほど似合っていたし、魅力的だった。

 

「うん。似合ってるよ、綺麗だよ簪。………所でどうしたの?友達と一緒にいなくていいの?」

「キラが見えたから、こっちに来たっと言いたいけど、遊びに誘いに来たの。キラ、ビーチバレーしない?」

 

イザークやディアッカ、アスランとやってからは、やってないね・・・久々にやろうかな。

 

「いいのかい?」

「うん。」

「なら、参加させてもらおうかな。」

 

そして、僕はビーチバレーに参加した。なんと、千冬姉も参加するみたいだ。

嫌な予感がするな。

 

 

千冬姉との一騎打ちになっていた。

あれ?こんな殺伐としてたっけ、ビーチバレーって?

もっとほんわかして、癒されるものじゃなかったっけ?

 

 

 

 

あれから時間が経って、現在七時半。

大広間を三つ繋げた大宴会場で、夕食を取っていた。

いつものメンバーでテーブル席で食べているんだけど・・・まさか本当に食べるなんて。

つい、魔が差したんです。

シャルロットは素直だから、冗談を言ったらどうなるか、試したかったんだ。

だから『本わさびは、一気に全部食べるのがホントの食べ方なんだよ』って言ったら、食べちゃったんです、ワサビの山を一口で・・・

シャルロットは辛いのとかは苦手だから、悶えてます。

ゴメンね。

 

「キラ、それは流石に鬼畜。」

「キララン、それは外道だよ。」

「うん。悪かったと思う。シャルロット、ゴメンね。」

いいよ。」

 

マドカとラウラはピンク色のフィールドを張っていて、聞こえていなかった。

 

「マ、マドカっ、あっあっ、あ~ん///」

「ラ、ラウラっ、恥ずかしいぞっ///」

 

ああ、幸せになってね二人とも。

 

 

 

 

食事を終えて、僕はログハウスに戻った。

場所はみんなに教えてないから、遊びに来る人はいない。

トリィは来てもおかしくないけど。

まあ、彼?には一応簪達の護衛を依頼してるから大丈夫だろう。

にしても、嫌な予感がする。

ここまでハッキリとする感じは、久々だ。

僕はシンのような、霊的な直感みたいなのはないけど、空気の流れで感じる。

嫌な感じが絶え間ない。

本当に不味いかもしれないな。

~一夏サイドアウト~

 

 




いや~ようやく三巻の内容に入りました。
これが終われば、オリジナル展開になっていきますね。
もう少しで折り返し地点になりそうですね。
これからも応援よろしくお願いします。


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不穏な気配

結構長くなってしまいました。ギルオードです。
いや~、束さんを書くのって難しいですね。
上手く書けてるといいんですが。



最近、刀奈の出番が少ない。
知ってるかい、この人、メインヒロインの姉なんだぜ。
まあ、二部になったら、沢山活躍してもらいますから(震え声)


~一夏サイド~

合宿二日目。

今日は一日全てをISの各種装備試験運用とデータ取りを行われる。

僕たち専用機持ちは、特に大量の装備が待っているから大変・・・らしい。

僕には優秀な部下たちがいるから、そんなに苦労はしない、と思う。

 

「ようやく全員集まったか。───おい、遅刻者。」

「は、はいっ!」

「そうだな、ISのコア・ネットワークについて説明してみろ。」

「は、はい。ISのコアは─────────」

 

珍しいね。

ラウラが遅刻をするなんて。

恐らくは、初めてのお泊り会みたいな感覚だったんだろう。

『兵士』という役割を行う人形から、『ラウラ・ボーデヴィッヒ』という一人の人間になったから、何もかもが新鮮に感じるんだろう。

 

「さすがに優秀だな。遅刻の件はこれで許してやろう。」

 

千冬姉、ほんの少しだけ顔を緩めたな。

・・・マドカも少しニヤついてるし。

素直じゃないな。

 

「さて、それでは各班ごとに振り分けられたISの装備試験を行うように。専用機持ちは専用パーツのテストだ。全員、迅速に行え。」

 

全員が返事をし、動き出す。

僕もスコールやオータムのいる場所へ駆け出し、合流する。

 

「蓮さん、礼子さん、僕たちも作業に移りましょう。今日でオオトリを完成させますよ。」

「「はい。」」

「完成してない武装はありますか?」

「いいえ、微調整を行うだけです。」

「………なぜ完成度が八割と言ったのですか?それなら九割でもいいのでは?」

「実は、武装テストができるほど性能が良い機体がいないのです。ゴールデン・ドーンで少しの調整は行ったのですが、ゴールデン・ドーンのスペックでは反動が大きい武装だと、テストも少ししかできず、ブースターの調整は換装できるのが、ストライクしかいないためテストが行えていません。申し訳ありませんキラ様。」

「それとキラ様、アラクネで実体弾関連の武装は大部分ができています。………そちらはあとに回してもいいかと思います。ビームの出力は、ソード、ランチャーの出力のままでよろしかったでしょうか?」

「二人ともここまでしてくれてありがとう。まずは、ブースターのチェックから始めましょう。」

 

僕はストライクを起動し、オオトリに換装する。

恐らく、純粋なスペックのみで見たら、最強のストライカーを装備しているだろう。

ブースターを吹かしながら、微調整を行う。

ジェットストライカーよりも、優れた空中戦闘能力を確保できている。

瞬時加速(イグニッションブースト)時、限定的にフリーダムに近い動きも可能になった。

とはいえ、限定的だしそこまで期待はできない。

調整中に行おうとしたが、武装が少し重すぎて、宙返りなどをフリーダムの速さでやるのはできなかった。

ただ、直線移動ならば、瞬時加速(イグニッションブースト)中のみ、フリーダムに近い速度も出せた。

そして、武装テストをしている時に、千冬姉から連絡が来た。

 

『第四世代機との模擬戦』という内容だった。

 

第四世代機・・・恐らくは篠ノ之束博士の作品か。

・・・武装の最終テストをこちらも行いたかったから、ちょうどいいかな?

とりあえず、千冬姉のもとへ急ぐ。

 

「テスト中に呼び出して済まないな、ヤマト。」

「いえ、テストは殆ど終了していて、あとは実戦データを取るだけでしたので大丈夫ですよ。」

「そうか。なら、これから第四世代機『紅椿』と模擬戦をしてくれ。」

「パイロットは誰ですか?」

「………篠ノ之箒だ。」

 

・・・なるほどね。

大方自分と想い人(龍野竜之介)の力の差があるのが怖くて、それを詰めようとして姉に頼んだってところか。

・・・もう少しISが兵器って自覚を持った方がいいんじゃないかな?

痛い目にあったんだからさ。

あれだけ無人機の騒動があるのに、本質に気づいているのは、極一部・・・クラスに十人はいないだろう。

いや、逆か。

人の入った機械と戦ったことがないから、逆に兵器という感覚が実感しにくいのか?

命を奪わないから。

 

「ヤマト、これは私のミスだ。」

「いいえ、織斑先生のミスではありません。これは彼女が選んでしまった道です。自己責任です。他人が選んだ道の責任を貴女が背負おうとするマネはやめてください。………先生だから、世界最強だからって思い上がらないでください。そういう所、先生の悪いところです。山田先生とか、絶対に心配してますよ。道を選んで進んでいくのは当人ですから。」

「学園長夫妻にも言われたよ。気を付けてるんだがな………もう少し気を付けるか。」

「では、篠ノ之さんは既に戦闘態勢に入ってますので、出撃します。」

「ああ、くれぐれもISで自然破壊とか事故とかは起こさないように。頭を下げるのは私達だからな。」

 

・・・千冬姉ぇ。

とにかく、行こう。

 

「来たか、ヤマト!」

「うん。じゃあ、篠ノ之さん。早速だけどやろうか。」

「この紅椿でお前に勝つ!!」

 

・・・機体が強くなっただけで、大口をたたくね。

舐められているのかな?

確かに彼女の生身の身体能力や戦闘技術は高い。

龍野君に勝るとも劣らないだろう。

でも、刀奈や千冬姉、スコールとオータムには劣る。

この時点で僕の方が勝率が高いし、何よりも・・・

彼女と僕とでは、空中戦闘の経験の差が大きすぎる。

仮に、篠ノ之さんが僕のストライクに乗って、僕が打鉄やラファールに乗っても一回も被弾せずに勝てる自信がある。

 

『両者、位置に着いたな。………それでは、試合開始!!』

 

二本の刀を持って、彼女が剣を振るうとそこから赤いレーザーが点や帯状で飛んでくる。

弾幕が濃ゆいだけで、全く怖くない。

空を飛びながら避けていく。

下からヤジが聞こえるが無視だ。

対戦相手とその相手の情報以外は無視をする。

 

「避けていないで貴様も攻撃をしろ!それとも、紅椿の前に恐れをなしたか?大したことないな!!」

 

そろそろかな?

僕は、海に向かって加速していく。

彼女はそれを追いかけながら、レーザーを放つ。

それを余裕を持ちながら回避する。

 

「逃げるなっ!!」

 

水面ギリギリまで加速する。

僕はそこで宙返りをして、対艦刀を抜刀し、彼女を海へ叩きつける。

 

「ぐうっ!!ごほっ!!」

 

突然海に入ったから、慌てて水を飲んだようだ。

僕は、全ての武装を構えて一斉掃射をしようとしたとき・・・

 

『試合中止だ!!ヤマト!篠ノ之!緊急事態だ!!」

 

地上では皆がISの片付けなどをしている。

急いで、千冬姉のもとに集まる。

 

「専用機持ちは全員、風花の間に集合!!篠ノ之も来い!」

 

 

 

 

 

「では、現状を説明する。二時間前、ハワイ沖で試験活動にあったアメリカ・イスラエル共同開発の第三世代型の軍用IS『銀の福音』が制御下を離れて暴走。監視空域より離脱したとの連絡があった。」

 

銀の福音のパイロットはナターシャ・ファイルス。

表舞台にいたころのオータムの弟子の一人。

そんな彼女が暴走させるとは思えない。

外部からのISコアに対するハッキングの可能性が高い。

それを行って、得をする人物は・・・

隠れているつもりか、篠ノ之束。

 

「国からの指令で緊急対応をこのIS学園で行うことになった。済まないが、お前たち学生をメインに置いた作戦をしなければいけない。………敵ISのスペックはこれだ。情報は漏らすなよ。漏れた場合は査問委員会による裁判と最低でも二年の監視がつけられる。」

 

やはり軍用IS、スペックは通常の機体よりも高い。

代表候補生はすぐさま意見を言い合う。

 

「広域殲滅を目的とした特殊射撃型………わたくしのISと同じく、オールレンジ攻撃を行えるようですわね。」

「ああ、私の鋭風やセシリアのブルー・ティアーズを上回るスペックのオールレンジ攻撃が可能………らしい。」

「攻撃と機動の両方を特化した機体ね。厄介だわ。しかも、私の甲龍を上回っているから、向こうの方が有利………」

「特殊武装が曲者って感じがするね。ちょうど本国からリヴァイヴ用の防御パッケージが来てるけど、連続して防ぐのは無理そうだ。」

「軍用の機体だから、エネルギー切れは期待できそうにないし、射撃戦になったら、実弾兵器は迎撃されたら何もできないし………」

「しかも、このデータでは格闘性能が未知数だ。持っているスキルもわからん。偵察は行えないのですか。」

「無理だな。この機体は現在も超音速飛行を続けている。アプローチは一回が限界だろう。」

「一回きりのチャンスです。皆さん、何か意見はありませんか?」

 

………難しそうで簡単な事だ。

要は全ての武装を破壊すればいいんだ。

 

「織斑先生、全機体であるポイントで待ち伏せして、一斉攻撃。そして全ての武装を破壊することを提案します。」

「ああ、私もそう思っていたところだ。しかしヤマト、出来るか?恐らく戦闘技術のみを見ればお前はこの中で一番強いだろう。お前ができないなら、この作戦は不可能に近いだろう。できたとしても搭乗者の命を奪いかねない。」

 

周りに緊張が走る。

当然だ、今までの相手は無人機だったんだから。

自分たちの命を守るのは当たり前だけど、相手の命を奪わない戦いも強いられている状況だ。

でも、世の中に絶対はないけど・・・この程度の障害を乗り越えずに何が『英雄』だ。

僕は、戦争を終わらせた英雄。自由の翼にして、守りの剣。

今までも、やってきたことだ。

だから、返す返事はただ一つ。

 

「出来ます。任せてください。」

「おい!!何を言ってんだよ!!ここは俺の出番だろ!俺の零落白夜をアイツに当てればそれで済むだろ!!出しゃばってんじゃねえよ!」

「じゃあ、誰が君を乗せて敵に接近するの?それに君は高速で移動中の機体に搭乗者を傷つけずに、零落白夜を当てる方法は?君自身の高速戦闘の経験は?………無いのかい?なら──────」

「よく言ったよ!!竜君!!」

 

天井から、うさ耳を生やした変人がいた。

 

「………山田先生、室外への強制退室を。」

「えっ!?は、はいっ。あの、篠ノ之博士、とりあえず降りてきてください………」

「ちーちゃん、ちーちゃん。もっといい作戦が私の頭の中にナウ・プリンティング!」

「……出ていけ」

「まあまあ、聞いてよ。紅椿はね、パッケージが無くても超高速機動ができるんだよ!」

 

篠ノ之博士の言葉を怪しむ千冬姉を説得するために、スペックデータを載せているディスプレイを出して、作業結果を見せている。

 

「これならソコの調子に乗ってる男なんかの作戦じゃなくて、箒ちゃんが竜君を乗せてあんなガラクタを落とせばいいんだよ。」

 

この人は今なんて言った?

人が乗っているISをガラクタだって?

人の命(彼の花)をガラクタと言ったのか?

 

「あなたの言ってることは、専用機を貰ったばっかりの自身の妹を、戦場に出すと言ってることだ!まだ空中戦闘技術が未熟のパイロットにこの任は任せきれない。言いたくはないが、彼女は少し浮かれ気味だ。こんな人を戦争に出したら死ぬだけだ。死ななかったとしても、取り返しのつかないことを犯すだけだ。」

「箒ちゃんは死なないよ。私の妹だし、強いし。それに何様のつもり?君戦場に出たことあるの?しかも、人の気持ちなんて本当に分かるわけないじゃん、ねえ箒ちゃん。」

「あ、ああ。ヤマト、私は浮かれてない。」

 

ああ、わかってしまった。

彼女とは仲良くなれない。

篠ノ之束、貴女は人のことを知っているふりをしてるんだね。

貴女は人の本質を理解してない。

闇を見た瞬間に、向き合うことを止めた、憐れな人だ。

 

「………………………」

 

千冬姉が決め悩んでいるところに、更に本国の通信がくる。

 

『本国は話し合いの結果、束様の作戦をとることにしました。そこの男は自身の部屋にでも入れておけばいいです、千冬様。』

 

まさか、総理大臣と防衛省のチームが押し負けたのか!?

 

「………篠ノ之束の作戦を…採用する。………キラ・ヤマトは自室にて……待機せよ。他の専用機持ちは失敗した時の別の作戦を展開する可能性があるため、準備せよ。」

 

・・・千冬姉、貴女のことを責めはしない。

千冬姉も『待機』と言ってくれてありがとう。

 

「失礼しました。」

 

僕はログハウスへ戻る。

 

 

 

そこで、二人が待っていた。

 

「どうしたの、スコールさん、オータム。」

「聞いてください、一夏様。銀の福音側に高速で接近してきている無人機がいます。ですが、銀の福音と合流すのにはまだかかりそうですが………」

「反対側、南側に四機の無人機の反応がある。まだ、二つともIS学園のレーダーには引っかかってないだろうが。」

「………スコール、オータム。隠蔽工作は任せてよろしいですか。」

「任せてください。」

「まずは、面倒な人工衛星のハッキングだな。」

 

僕は、オオトリを装着したストライクに乗る。

合図があれば、直ぐに飛びたてる。

 

「スコール、ハッキング終了したぞ!!いつでも良い。」

「一夏様、無理をなさらないように………。行ってらっしゃいませ。」

「行きます!!」

 

ブースターを吹かしながら、進んでいく。

反応をキャッチ。

イージス、ブリッツ、バスター、デュエルASか。

彼らが強いのは分かっているが、こちらにも時間がない。

悪いけど、やらせてもらう。

 

キラキラバッシュゥゥゥゥゥン

 

 

 




次回は戦闘回ですね。
実は、オリ主に死亡フラグが発生しています。
え、だって唯一の対抗策のキラ/一夏が別の所にいますから。
次回、オリ主死す。・・・嘘です。彼にはある役割がありますので・・・

あと、IS11巻発売するみたいですね。
設定が・・・ま、まあ、慌てる場面ではない。
宇宙を舞台にした、話は作ってある。
何とかなるはずだ。
いざって時は独自設定が・・・


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戦場は海・・・あっ察しByギルオード

皆さんお待たせしました。
フフフッ、題名にもある通り、海辺での戦闘だ。

ストライクは孤島で爆破。
フリーダムは海上でエクスカリバー。

キラは海や海辺での戦闘で苦戦しやすいのか・・・
初の水中戦だけでなく、ゾノも手ごわかったし。
やっぱりガンダムシリーズの敵サイドって水中戦強い奴多いよね。


~一夏サイド~

ビームを撃ちあい、閃光が乱れ合う。

罪深き人()命のない人形(無人機たち)は、互いに閃光を避けては撃ち、防いでは撃ち返す。

一進一退の攻防を繰り広げる。

天秤は傾くことはないと見える戦場で、僕は賭けにでる。

無人機たちは、柔軟な動きをしているようで、実はパターンが余りにも多いだけで、従った動きをキチンとこなしている。

なら、あの時のように、動きを再現し、あの時を超える動きを混ぜればいい。

それで、彼らを撃墜す(落とす)

まずはデュエルの足元をミサイルで爆破させる。

援護射撃をしてくるバスターを振り切り、デュエルに接近する。

デュエルがビームサーベルを抜いて斬り込んできたところを、宙返りして海へ落とす。

落とされたデュエルは悪あがきのように、レールガンを撃つが、それを避ける。

円を描くように避けながらも上昇し、ブリッツと斬り合い、右腕を断つ。

ブリッツがミラージュコロイドを使い離脱する。

援護に来たイージスと斬り合い、斬り合ってる最中に飛来してくる黄色い閃光に合わせて、赤い高エネルギーのビームを放つ。

直撃を受けたバスターはバランスを崩して、近くの孤島に落ちる。

イージスを対艦刀で弾き飛ばし、追撃をかける。

イージスを守るべく現れたブリッツを、イージス(・・・・)ごと斬る。

あの時と違って、相手は無人機。

相手のことを考えずに叩き斬れる。

無人機というものを僕は好まない。

コレを認めたら、命と命の奪い合いは終わるかもしれない。

でも、失うものがないから、永遠に争いを続け、歯止めがきかない戦いが始まるだろう。

これは、僕たちの世界の『ジェネシス』や『レクイエム』と同じものだ。

だから、確実に破壊する。

イージスとブリッツを破壊し爆破させた後、バスターに止めの赤いビームを放つ。

・・・デュエルがいない!!

 

ピーピーピー

 

激しくアラームが鳴り、接近してくるデュエルに赤いビームを放つ。

目の前で激しい爆発が起きた。

終わったか?

 

ピーピーピー

 

「くそっ!!」

 

油断したっ!!AS(アサルトシュラウド)と盾を捨てて、接近してきたのか!!

左腕のビームサーベルで対艦刀を斬られてしまうが、それを直ぐに捨てて僕は、アーマーシュナイダーを取り出す。

右腕のビームサーベルを盾で腕ごと弾き、アーマーシュナイダーでビームサーベルの根元を斬る。

すぐさま蹴りを当てて距離を取りつつ、左腕でビームライフルを取り出し、撃つ。

メインカメラとコクピットに直撃させる。

今度こそデュエル本体が爆破して、戦闘が終わった。

 

プップップ

 

千冬姉から連絡が来る。

内容は分かっている。

僕は、銀の福音に向かって機体を飛ばしながら、千冬姉に返事をした。

 

『ヤマトっ!察してると思うが、この場所に向かってくれ!!』

「今向かっています。作戦は失敗したんですか?」

『銀の福音に関しては、現在は大丈夫だ!!問題は………「無人機ですね。」知っていたのか!?』

「つい先ほど、四機の無人機を撃破してきました。」

『そうか。では、こちらで起きたことを伝える。………龍野と篠ノ之の作戦は銀の福音が二次移行した所に無人機が乱入。そこで、銀の福音は正常に戻り、龍野たちを逃がすために、囮になっている。』

「ということは、銀の福音と共に戦線を離脱、若しくは敵機の撃破が任務ですね。わかりました。」

『頼む、ヤマトっ!ナターシャは友達なんだ!!今の私は無力で、生徒のお前に頼まないと友人一人も救えないんだ!』

「幾分か冷静で良かった。本当なら、一人で助けに行きたい所を、堪えて生徒に不安にさせないようにしていたんだよね、千冬姉(織斑先生)。任せて、絶対に守るから。」

 

どんなことがあっても、友達との別れは起きる。

それでも、理不尽なものに奪われることは、あってはならないんだ。

 

『ヤマt

 

千冬姉の連絡をプツンと切る。

敵はZGMF-X42S-REVOLUTION デスティニーガンダム。

ハイネさん使用にカスタマイズされた本機は、シンのデスティニーガンダムよりも、火力を抑えめにされている武装もあるが、シン機よりもトリッキーな戦い方をしていた。

個人的にはシン以上にやりにくい相手だった。

特にミゲルの乗ったセイバーとのコンビは、脅威だった。

初めて、同じ部隊になって模擬戦をしたとき、ストライクフリーダムに乗っていて、勝率は6対4だった。

彼のドラグーン適性が低かったから、勝率は僕の方が上だった。

けど・・・同じコンセプトの機体だったら、あの時の僕は彼に劣っていただろう。

今はそんなことはないけど、ストライクとデスティニーでは、腕だけでは覆せない差がある。

銀の福音に向かって走る緑の閃光を、盾で防ぐ。

 

「あ、あなたは?」

「IS学園の生徒です。銀の福音、今すぐに撤退してください。そして、学園に応援をお願いします。っ!!散開!!」

 

高エネルギーのビーム砲を連射してくる。

銀の福音は疲れがたまっていたのか、一発のビームに直撃しそうになる。

それをオオトリを飛ばして防ぐ。

 

「早く行って!!」

 

僕はエールに換装して、ビームを撃ちあう。

例え機体性能で負けていても・・・

 

「そう簡単にはやられないよ………僕を簡単に落とせると思うなよ。」

 

貰いたくはなかった名前だが、【英雄】の名を貰ったんだ。

最後まで抗わせてもらう。

 

 

 




ちゃっかり、白式が二次移行をまだしていない。

はい、フラグがポンポン建ってます。
まあ、対艦刀、海、パイロットがキラの時点で、今回の戦闘は察してください。
しかも、ISだから、大怪我するなぁ。
実際問題、ISの手足ってどの位あるんだろう。
サイズによっては、キラの戦闘能力を削る戦い方って出来ないしなぁ。
機体差もありますが、膝の所ぐらいまでISの手がきているから、それなりに伸びているのか?
とりあえず、根本付近なら、やっても大丈夫かな?
あれ、有人機の方が圧倒的に有効じゃん、キラに対しては。


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閃光の果

お待たせしました。
キラ処刑回です。
難しかったです。
難産でした。
書いてて思ったことは、ISって怖いなぁです。
MSと違って、生身にもろダメージ入るもんね。


~一夏サイド~

ビームを撃ち合い、サーベル代わりのブーメランを避けて、サーベルを振りそれを避けられる。

早いな。

距離を詰めて戦えられない。

情けないが、相手が接近した時のカウンター以外で、ビームサーベルを触れずにいた。

そして、ストライクのビームライフルでは、デスティニーのビームシールドどころか、対ビームシールドすら破壊できそうにない。

オレンジ色の光の翼を出しながら、ライフルを連射して接近してくる。

躱し続けるも、機動性の差でビームが追いつきそうになる。

盾も使いながら、耐えていると、近距離戦に入っていった。

対艦刀を避けて、サーベルを振り、左手に持ち替えたライフルを撃つ。

それすらも避けられて、再び対艦刀を振られる。

次は避けずに、盾のリーチの長さを利用して、腕部分に盾の先を当ててはじき出し、サーベルを振ろうとした。

弾いた盾を無理やり構え直す。

デスティニーはパルマフィオキーナを使ってきた。

盾どころか、一緒に装備していたビームライフルも粉砕された。

続けざまに、対艦刀が片手とはいえ振るわれる。

それを右翼を犠牲にして防ぐ。

吹き飛ばされる僕に、肉薄しに来るデスティニーに対して、足止めと言わんばかりにイーゲルシュテルンを撃ち出す。

それを無視しながら接近してくるが、ちょっとだけスピードが遅くなっている。

フェイズシフトは完璧ではない。

衝撃は防げない。

だから、動きが少し遅くなっている。

その間に予備の盾を取り出し、戦域を離脱し始める。

後ろからくるライフルを躱しながら進む。

海面すれすれを飛んでいて、時折水飛沫を大きく立てて攪乱する。

デスティニーがこちらと同じくらいの高度に下がる。

ビームライフルの追撃を躱していく。

急いで上昇しようとすると、盾が飛んできて、そこにビームが飛んできて、ビームが特殊な構造をしている部分に当たったため、角度を変えながら流れてくる。

それが肩に被弾する。

 

「ぐぅっっ!!」

 

熱くて痛い。

でも、相手から距離をとる。

瞬時加速(イグニッションブースト)も使って一気に距離を放す。

 

ビッビッビッ

 

ロックオンされている。

ブーメランが飛んくる。

それを盾で受け止める。

光の翼を広げたデスティニーが接近してくる。

弾いた衝動で、バランスが崩れているストライクの体勢を立て直す。

高速で迫る対艦刀、少しでもダメージを減らすために盾を構え、カウンターにビームサーベルを敵に向かい突き立てる。

デスティニーは、左側にサイドロールをし、対艦刀でストライクの手首ごと斬り、サーベルを無効化する。

デスティニーに乗っているのはシンではない。

ハイネさんである。

 

「読み間違えたか………」

 

生身の手首・・・腕は無事だが、もう抵抗の手段がない。

一秒もたたないうちに、盾がパルマフィオキーナによって粉砕される。

骨が折れる感触があった。

そして、両腕が使えず隙だらけになったストライクのコクピット(僕の腹部)にアロンダイトが刺さる。

熱いし痛い。

血を吐き出す。

よく、生きているな。

アロンダイトが抜かれる。

焼き斬られているはずの腹部から血が出ている気がする。

そのまま、僕は海中へ落とされた。

~一夏サイドアウト~

 

 

 

 

 

~簪サイド~

嘘だと言ってほしかった。

キラは強かった。

今はいない、(織斑一夏)のように。

 

信じたくなかった。

腹部に大剣が刺さり、血が出ているその姿を。

 

「キラ・ヤマトはMIAに認定されている。だが………上は捜索もしないと言った。恐らく明日には、KIAに認定されるだろう。」

 

ヤメテ、千冬さんもそんな、悲しいことを言わないでっ!!

否定してよ!!

貴女だってキラと仲良かったじゃない。

お願いだから否定してよぉ・・・

 

「上からは、無人機の動きが現在、完全に停止しているので、作戦は終了と言われている。」

「そんなっ!!キラを見捨てろと言ってるんですか!!」

 

鈴さんがしびれを切らして、声を荒げる。

皆も悲痛な叫びを浴びせる。

 

「………山田先生。」

「なん…でしょうか?」

「私の打鉄はあるな?」

「……まさか、本当にやるんですか!?」

 

私たちも困惑している。

 

「上には実戦テストと伝えておけ。」

 

私たちは少しずつ、顔が明るくなる。

 

「私はな、教え子がやられているのを見て、はいそうですかと言って退くという選択肢はない。なにより、私は諦めろと言われて、諦めれる性格ではない。武装を整え次第、あの無人機に攻撃を仕掛ける。この作戦の参加は自由とする。各自で決めるように………っと言うまでもない…か。」

 

私達だって同じだ。

 

「では、武装を整えに行く。すでに向こうには連絡を入れているからな。………準備ができ次第、作戦を開始する。………では、解散っ!!!」

「………姉さん。格好つけた所ゴメン。整備してもらう場所知らないんだけど。」

 

千冬さんの顔が赤く染まる。

 

「ついてこい。」

 

いつもの千冬さんで安心した。

 

 




安心と安全のチッフィー!
格好つけても、決まりません。

次回は弔い合戦(仮)ですね。
一体彼女らは、どうやってダメージを与えるのか。
誠に残念なことに、オリ主と篠ノ之箒さんも参戦です。
箒さんはまだ良い。
貴重な第四世代機。
性能だけなら、今いるメンバーの中だと最強だから。
問題はオリ主。
団体戦絶対にしないぞぉ。
チームワーク、なにそれおいしいの。
攻撃方法、零落白夜を後先考えずにブッパ。
デスティニーに接近戦とは・・・
詰み。


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黄金

更新を止めていてすいません。
ブロットの組み直しをしていて、その途中で11巻がでて、また組み直してを繰り返してました。
可愛い新キャラをどう絡ませるかを悩んでましたが、少しずつ形になったので、ゆっくりと更新していきます。


~一夏サイド~

...ああ、僕は負けたのか。

沈みゆく世界を肌で感じる。

僕から得た戦闘データを生かしてくれるだろうか?

本来なら、撤退が最善の選択だ。

でも、それが許されない状況を作るのだろう。

だから少しでも情報を残した。

なら、もう...ここまででいいかなぁ?

このまま、沈んでいってもいいかな?

ここまで頑張ったから...

 

──────本当にそれでいいのか──────

 

懐かしい声が聞こえた。

でも、今の僕にはあれを止める力がない。

血も沢山流れて、生きている心地もしない。

...今思えば、前からこうだったっけ?

うん、諦めきれないな。

僕は、アスランと一緒で諦めが悪いからね。

瞑っていた瞳を開ける。

 

「やっと目を覚ましたか?キラ」

 

ブロンドに近い色をもつ髪。

オレンジの瞳の中には、護ることを決意した焔が灯っている。

戦乱の頃よりも女性らしくなっていて母性もあるが、勝ち気な性格は変わってなく、覚悟が定まり頼りがいがある姿。

僕の姉、カガリ・ユラ・アスハ。

 

「久しぶりだね...カガリ。どうして...此処に?」

「ふんっ、今にも勝手に死んでいきそうだったから、姉として声を掛けに来ただけさ」

「ありがとう。お陰で少し目が覚めた気がするよ。出口はどこかい?」

「はあぁ、お前はまた一人で何もかもしようとするんだな...ちょっとは学習しないのか?そうやって自分一人で何でもやって失敗しただろ?そしてお前は一人無茶してストライクはボロボロ、どうするつもりだ?」

「...そうだね、案外スーパーコーディネイターもナチュラルと変わらないかもね。僕は、バカさ」

「ああ、大馬鹿だ。お前は全く人を頼らないからな。一人で何でもしようとして、ある程度のことはホントに一人で終わらせて、そしてまた人に頼られる。ラクスがお前のことで苦労するわけだ。キラに何もしてあげれないってな。キラ、お前もう少し周りを頼れよな?」

「うん。できるだけやってみるよ」

「お前のそれは信用できないさ。...お前は本当にあんなことをするつもりなのか?...お前は一番平和という花を望んでいた。私たちは...ラクスを含めて命という花を求めていた。お前はあの頃のように共通の悪になるつもりか?お前のやったことをこちらでもやれば、確かに平和に一歩どころか、十歩ほど進めるだろうよ。でも、その果てにあるのは孤独だと、自分で言ってたじゃないか!!あの時はラクスが、アスランが、私やシンも居た!!でも、こちらにはお前を理解している奴がいない!!それを分かっていながら...」

「うん、カガリの言ってることも分かるよ。でも、僕も理解してるんだ。平和には犠牲が付くんだ...仲間が相手を殺さないように、相手が仲間を撃たないように、僕はあんな無茶な戦い方をした。でも、戦いは終わらなかった。だからこそ、ナチュラルもコーディネイターも協力できるにはどうするべきかを考え続けた。皆と求めている者が違うのを理解していた。あの時僕の本質に気づいていたのは、カ...彼だけだった。だから、僕を最初に止めようとしたのも...」

「そこからは言わなくてもいい。もとから、お前の覚悟は曲げれないってわかっていたからな。でも、現実には上手くいってない、そうだろ。いくらお前の覚悟や思いが強くても、それは本来の肉体の持ち主の想いじゃないからな。根本的な部分は似ているが、決定的な差がある」

「うん、そうだね。彼はアスランやシンに似ている。僕は結局平和の為なら切り捨てる選択をする。シンは切り捨てずに救いに行くし、アスランも迷いながらも救いに行くと思う。織斑一夏という少年は平和よりも命を花に見る人だ。そう、例えるモノの差なんだよ。僕は結局平和を求めることしかできない」

「...お前は私が知ってる中で一番覚悟が強くて兵士に向いているが、傷つきやすくて弱く兵士に向かない...矛盾を沢山抱え込む奴だな...やっぱりキラは特別じゃなくて、ただの人間だよ」

「─────ありがとう。その一言が多分一番嬉しいから」

「そんな弱っちいお前の為に、姉である私が一肌脱いでやる」

 

ストライクが輝き、変化する。

光の中から、黄金の輝きを持つ、オーブの守護神が現れる。

ORB-01アカツキ

 

「これは...」

「私の機体を貸してやる。キラ、お前以外の誰かに使わせてもいい。でも、次こそ絶対に壊すなよ?ルージュ、お気に入りだったんだからな」

 

その声と共にカガリが消え、現実に呼び戻される。

遠くに流されていたのか、孤島に辿り着いていた。

傷は塞がっていて、アカツキは待機形態のままだった。

アカツキを起動し、OSを自分用に書き換える。

さてと、機体の性能は大体互角ぐらいまで持ってこれた。

後は、パイロットである僕の腕で、カバーする。

僕は、あの作戦まで死ねない...勝たねばいけない。

そして、強く優しい、キラ・ヤマトを演じなければならない。

 

「キラ・ヤマト、アカツキ行きます」

 

黄金の意思が今ここに蘇る。

オオワシに換装し飛びたつ。

~一夏サイドアウト~

 




実は、簪達生徒側の話が全く書けない...
いや、本当に書けない...だって、善戦できるイメージが湧かないんだもん。

これからゆっくりと更新していきたいと思います。


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仇討

ちょっと後半が急展開かもしれません。
やっぱり人の想いとか難しいな。

決着まで持っていきたかったけど、キリが良すぎたから決着は次回です。


~簪サイド~

キラの仇を撃つために皆、みつるぎの人に武装を見せた。

ただ、龍野と篠ノ之さんは束博士に装備を見せに行っていた。

みつるぎの技術力には舌を巻くほどだ。

ビーム兵器の量産を既に始めており、私達にも武器を一部借してもらえたり、出力を大幅に上げてもらった。

更には安全面を高めるために、機体に対ビームコーティングを施してくれた。

姉さんも駆けつけ、こちらは千冬さん、銀の福音...ナターシャさん、姉さんの遊撃チーム。

マドカ、オルコットさん、ラウラの狙撃チーム。

龍野、篠ノ之さん、鈴の近接チーム。

私とシャルロットの援護チームに分かれることになった。

遊撃チームは、私達一年生の三チーム全ての役割を担い状況によって使い分け、援軍が来たらこのチームが迎撃、最悪の場合は殿を務める...一番死亡率が高い所だろう。

千冬さんの打鉄は途轍もなくカスタマイズされ、遠距離武装こそないが、高出力のビームサーベルを使用できる。

遠距離兵器はナターシャさんが代わりに受け持つそうだ。

正直、龍野に期待をしていないから、接近戦でダメージを与えてくれる人がいるのは私たちに安堵をもたらしてくれた。

私たちがISを纏うと一人だけ、その姿を変えている者がいた。

 

「ちょっと、竜之助...セカンドシフトしたの!!」

「凄いですわね、竜之助さん」

 

鈴やオルコットさんが言った通り、龍野の白式が二次移行していた。

雪羅と言うらしい。

 

「おしゃべりはそこまでだ。これから作戦に移る。準備はいいな?いくぞっ!!」

 

各チームに固まって出撃した。

作戦は簡単だ。

最初に狙撃組が先制攻撃を撃った後に、各チームで波状攻撃をかけるものだ。

短時間で行う立場なら、これが一番理想的な答えだろう。

 

「ポイントαまで残り20...10...着きますっ!!」

 

オペレーターをしている山田先生の声が聞こえた。

 

「狙撃班、狙撃よーい...撃てぇ!!」

 

千冬さんの合図とともに、二つの青いビームと一つの赤いビームが放たれた。

全て別方向から、頭部、胴体、右足を狙った攻撃は...

 

「そんなっ、わたくしやマドカ様、ラウラさんの遠距離狙撃を躱しましたのっ!!!」

「認めたくないが、唯のAIってわけじゃなさそうだ」

「当然だ、あのヤマトを墜とした奴だぞ?各機作戦通り波状攻撃を行い、一撃離脱を意識しろ。どんなことがあっても、追撃は初撃を含めて三回までだぞ!!」

「ふんっあんなガラクタ俺が粉砕してやるぜ!!(色が変わってるといえどもデスティニー、アスランごときに負けたカス機体。しかも武装は大振りなものが多い。相手にもならんさ!!)」

「待てっ龍野!!...ちっ、各機通信を怠るなよ!?私は馬鹿にも伝えてくる」

 

千冬さんも飛びたった。

誰も怪我をしなければいいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

強い。

圧倒的な強さ...キラはこんなのを独りで、あそこまで戦えたの?

 

「はああああぁぁぁぁ!!!」

「せぃっ!!」

 

千冬さんと鈴の攻撃を避ける、悪魔。

キラを刺した大剣を振るうが...

 

「そこだよっ」

「甘いわ」

 

シャルロットのビームガンとナターシャさんのレーザーを撃ち込む。

煙がたつ。

 

「今ならっ、この俺様が!」

 

あのバカ!!

零落白夜をしながら突っ込むアイツに毒づく。

 

「えっ」

 

大剣で雪片弐型がへし折られる。

そのまま、回転切りのようにして、斬られる。

彼は咄嗟の判断でビームが流れていない先の方まで自身の体を動かしたが...バランスを崩して海に向かって落ちる。

それをブースターで姿勢を制御しようとする。

オルコットさんが援護狙撃で悪魔を切り離そうとするも...

 

バンッス"ゥゥウ"ゥウ"ゥ

 

一気に加速し距離を詰めて...胸部に左腕が迫り...爆ぜる!!

 

「あ...ああ...竜之助!!」

 

篠ノ之さんが彼を回収する。

大きな爆発のわりに怪我はなく、スーツに少し破片が刺さっている位だ。

血も流れていないから、肉体には届いてない様だ。

でも、体内は無事だろうか?

 

「篠ノ之、龍野を連れて撤退しろ。内臓系列のダメージがまだ分かっていない。急いで旅館から緊急搬送しろ!!」

「わ...分かり...ました」

 

篠ノ之さんと、龍野が離脱した。

チームプレイに向かない二人だが、その戦闘能力は高く、抜けた穴は小さくはない。

 

「せやあぁぁぁぁっ!!」

 

姉さんがガトリングを撃ちながら接近する。

アクア・クリスタルを悪魔の後ろ側に持っていき爆発させる。

姉さんが纏っている水が赤くなる。

 

「楯無っ!!ナターシャ!援護に回るぞ!!」

「分かってるわ!!」

 

千冬さんがロングビームサーベルの二刀流で攻める。

ナターシャさんの援護射撃で悪魔の動きを固める。

 

「千冬さん!!引いてください!!」

 

姉さん...何をっ!?

 

ミストルティンの槍・改!!!

 

麗しきクリースナヤとミストルティンの槍を複合した攻撃が動きが固まっている悪魔に向かう。

姉さんが攻撃を無事に当てるために援護射撃が一秒に満たない数字で止まる。

 

 

 

 

 

彼女らは知りもしないが、その機体に乗っているパイロットは、その間に動きを変えれない間抜けではない。

FAITH...ザフトのトップエリートの一人である彼にその時間は大きすぎた。

データだけの存在とは言え彼は、トップエリートの一人なのだ。

 

 

 

 

 

 

「姉さんっ!!」

 

姉さんの放った必殺の一撃が鮮やかな光の盾で遮られる。

頭部から放たれた弾丸が、エネルギーシールドを貫く。

最初はかすり傷だったが、どんどん傷が深くなっていく。

 

ヤメテ

 

鮮血が舞い、姉さんを汚していく。

右腕と腹部が酷くやられていく。

 

ヤメテ

 

止めを刺すべくエネルギーの溜まった右腕が姉さんを捉える

 

ヤメテ!!

ヤメテ!!

 

ダメッェェェェェェェェ!!!!

 

マタチカラヲカシテアゲルワ

 

パ────────────ン

 

薙刀を持って接近し、斜めに斬り下ろす。

それをひらりと躱されるが、ミサイルとレーザーを一斉に放ち、瞬時加速(イグニッション・ブースト)をしながら接近する。

私を斬ろうとする大剣を、薙刀で弾く。

悪魔を蹴り距離を置き、姉さんを掴み千冬さんの方に流す。

マドカの狙撃が紙一重で躱されるが、その隙に後ろから私が斬りかかる。

そして、一人で突出していく。

 

「──────────────────」

「─────」

 

誰かが、何かを言っているが、そんなのを考えている暇がない。

薙刀で斬り合っていると、当たり所が悪かったようで、薙刀がへし折れる。

 

「あっ」

 

銃口が私に向けられている。

...私、死ぬんだ。

でも、一夏とキラの所に行けるのなら怖くないや...

銃口が緑に光り...

私は瞳を閉じる。

 

ビキュ──────ン

 

弾丸は放たれた。

でも、何時まで経っても私を殺す凶弾が来ない。

私は瞳を開く。

そこには、黄金の小さな塔が光のバリアを張っていた。

そして、私の後ろ斜め上空から、緑の光が飛んでくる。

 

「ああ、ああっ」

 

機体は全く違う。

でも、彼だ。

やっぱり、彼は必ず助けに来てくれる。

 

「キラっ!!」

 

涙が止まらない。

彼は、私のヒーローだ。

私が失っていた光だ。

彼が一夏じゃないのは分かってる。

一夏を、私の決意を裏切っているのもわかる。

でも私は、キラ・ヤマトのことが好きだ。

この感情の波は止まらない。

ダメな女って自分でも分かる。

一夏は...もうこの世にいない事も最初から分かっていた。

死んだ人は帰ってこない...そんなのは分かっている。

でも前を向きたくなかった。

だって、彼の光が暖かくて、優しくて、離れたくなかったから。

でも、それもやめよう。

このままじゃきっと、一夏が成仏できないから。

だからこそ、そろそろ前を向くべきだ。

私は一夏から一人立ちしないといけない。

もう、貴方には縋らないようにするから見守っていてほしい。

私は、これからまた歩いていくから。

 




どうでしたか?
少し急展開過ぎましたかね?
もうちょっと人の感情の表現が上手くなりたい。











なお、簪は近いうちにもう一度光を失うもよう。

アスラン「なんでそんなことを言った!!なんでだ!!」
シン「あんたって人はあぁぁぁぁぁ!!」


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決着

はい、決着です。
書いていてあっさりと終わったので、文字稼ぎと時間稼ぎの前哨戦があります。
とても短いですが、どうかよろしくお願いします。


~一夏サイド~

最高速度を出しながら、レーダーで索敵をし、デスティニーのポイントに向かう。

邪魔をするかのように、空が裂けてザクファントムとグフが現れる。

どれも専用のペイントがされていて、ハイネさんが乗っていたものであるのが分かった。

後ろの空間も裂け、そこからハイネ隊仕様のザクウォーリアも多数現れる。

十機近くか...シラヌイで殲滅する。

オオワシを着けたまま、ビーム砲塔を呼び出す。

こういう部分はISが優れているな。

 

「当たれぇぇ!!」

 

僕はコクピット部分に攻撃を当てていく。

射程外に逃れていた二機のガナーザクがオルトロスを撃ってくるが...

 

「甘いっ!!」

 

ヤタノカガミでビームを弾き返す。

それによってザクが落ちていく。

ザクファントムはミサイルを撃つが、ビームライフルと高エネルギービーム砲で迎撃する。

ビームサーベルを取り出し、両刀にして斬る。

左腕を斬り飛ばし、宙返りをしつつ、頭部を斬る。

そのまま刃を切り替えて胴体を切断する。

直後にビームガンが飛んでくるが、ヤタノカガミが弾く。

ザクの手にあったビーム突撃銃で迎撃するが、スレイヤーウイップですかさず反撃をされる。

銃身に鞭が絡んで来たので、直ぐに手を放す。

サーベルを出しながら斬り抜ける。

数秒後に爆発音が聞こえた。

そのまま瞬時加速(イグニッション・ブースト)を使い加速する。

ただでさえ通常のISと違って多大なGが掛かっているのに、こんなにも瞬時加速を連続して行えるのは、やはり肉体が丈夫なおかげだろう。

 

ピピッピピッピピッ

 

捉えた。

しかし、銃はすでに簪を捕らえて火を噴こうとしている。

簪の前にリフレクターを展開する。

正直、成功するかは分からない賭けだったが、キチンと張れたみたいだ。

そのままビームをデスティニーに撃ち込む。

 

「簪、今のうちに撤退してくれ。皆を連れて戻っていてほしい」

「.........分かった。......待ってるから」

「...うん、待っていて。直ぐに終わらせるから」

 

簪が撤退していく。

デスティニーがビームライフルを構えるが...

 

ビキュ───ン!!

 

既にそこに銃弾を撃ち込む。

デスティニーが翼を広げ、アロンダイトを引き抜く。

 

ヴァン!!

 

光の翼が現れる。

僕は、ビームサーベルを両刃にして構える。

お互いが加速し合い、斬り結ぶ。

何度も切り結ぶと、癖が分かってくる。

力の出し入れ、斬り方、狙いなど、どんどん分かってくる。

やはり、相手は人間ではなく、システムだと言うのが良く分かる。

均衡している力をわざと崩す。

よろけるデスティニーを蹴り飛ばす。

ビームライフルの代わりに、パルマフィオキーナを少し近づいて撃ってくる。

それを躱して、振られてくるアロンダイトを盾で防ぐ。

そのまま横に薙ぎ払われるが、距離を取らせてもらえた。

そのまま、オレンジの光の翼を輝かせたデスティニーが最高速度で突っ込んでくる。

 

キラキラバッシュ──ン

 

ビームサーベルを一回回転させることで遠心力を掛ける。

そのまま、相手の左手を切断する。

爆発が起き、アロンダイトが落ちていく。

それを拾ってコクピットに刺して、ビームサーベルを二本にして、Nジャマ―キャンセラーを破壊して、辺りにデスティニーのNジャマ―をまき散らす。

おかげで大爆発を受けることになったが、核爆発は起きなかった。

これから先、同じような戦いを何度も引き起こすだろう。

 

 

決戦の地は宇宙(ソラ)しかないみたいだ。

そろそろ、彼女を起こさないといけないかもしれない。

ジョーカーを切る準備をしないとな。




遂に、新キャラが出せそうですね。
とりあえず、破章に追加されるかな?
三章が終わったら、書きます。

次回は遂に会合ですね。
ようやくここまで来た...
ここから一気にオリジナルになって行きますね。
応援よろしくお願いします。


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破綻

束さんとの会話を望んでいた皆様申し訳ございません。
原作を読み返していたら、会話よりもこちらの方が早かったのを思い出しました。
次回こそは束さんだから!!


~一夏サイド~

戦いが終わった時には夕暮れを過ぎようとしていた。

僕たちは龍野君、刀奈さん含めて治療が可能クラスの怪我で済んでいた。

龍野君のダメージは大したことはないが、ISの方を一度オーバーホールする必要があるとのことだ。

刀奈さんは、ナノマシン治療で傷を治せるそうだ。

僕は、そもそも基礎スペックで傷の治り自体は早く、それにISの自動回復が働いて治ったことにしている。

強ち間違いでもないしね。

銀の福音は凍結処理が確定した。

僕は、晩御飯をパスさせてもらった。

一応、会社の武装テストに関することということにしてパスさせてもらった。

ログハウスに着くと、珈琲とパンが三人分置いてあった。

オータムとスコールが律儀に僕を待っていた。

 

「律儀なものですね。先に召し上がっていても良かったんだけどね」

「目上の人を待つのに、その様なことは出来ませんよ」

「そうだぜ、最高幹部様。流石にそこまで命知らずな事はしないぜ」

「はあ、オータムが僕の事をどんな風に見ているかがハッキリと分かったよ。減給ね。今の一言結構傷つきました」

「冗談だって!!私が悪かった。謝るから!!減給は止めてくれ!!」

「冗談ですよ。それよりも、盗聴や盗撮の危険は?」

「それについては問題ありません」

「テレビを付ける。オータムは念のために窓の方にいて。周囲の警戒を」

「ああ、了解だ」

「スコール、君はドアの方を頼む」

「お任せください」

 

テレビをつける。

今日、女性権利団体の新トップが初めて世間に知られる。

多分、何らかの新しい発表もするだろう。

 

 

 

 

 

「では、我々女を導く、真の女神をご紹介します!!ウルスラ・スカーレット様です!!」

 

周りの女性権利団体の面々は大きな拍手をして、周りのメディアは唖然としている者が多い。

無理もない。

人になっているが、本来は女神、完成された美を持つものだ。

こうなっても仕方はない。

しかし、やはり予想通りだったか。

接触してはいけないと言ったエクス。

そのナビゲートも途中から消え、僕は幼少期の時点で龍野竜之介(転生者)に会っている。

この時点で何らかの接触が向こうであったはずだからだ。

 

「わたくしの名前は、ウルスラ・スカーレットと申します」

「では、我らの女神よ、貴方様の考えを皆様にお伝えください」

「分かりました。わたくしは皆様へ問います。人はどのように産まれてきますか?ええそうです。単純な事です。男と女が交わり、女がその子を一生懸命守り、育て、死ぬような激痛に襲われながらも、我が子の為に、愛した男の子供を見るために必死になり産むのです。この時点で、不平等ではありませんか?女がこんなにも必死になっているのに、男は日常のように働くだけで済むのです。わたくしたち、女だって働きたい人はいるのです。男は快楽の後は日常に戻れるのに、女は激痛と使命を負うことになるのです。この何気ない原始のサイクルの時点で差別が生まれているのです。それなのに、女だから働かせない、女だから男の言うことは絶対と、一昔前まではそんな差別ばっかりでした。ISが生まれる前、その動きは比較的少なくなっていたのは事実ですが、わたくしたち女が出産した後、働き口がない、働かせない、時間の優遇をさせないなどへと差別は変化していきました。なぜです!!なぜ、女だからと言ってここまでの理不尽を受けねばならないのですか!!原始のサイクルの時点で私たちは理不尽を味わっているのに、人のそのエゴでわたくしたちがなぜ、不平等で、理不尽な差別を受けねばならないのですか!!だからこそ、わたくしは考えました。では、女性優位ではなく、真の男女平等はどうすれば生まれるのかというのを!!簡単です。わたくしたちの痛みを、辛さを味わえばいいのです。しかし、男性は妊娠することは出来ません。なので、わたくしたちの受けた差別の歴史を彼らに与えるのです。そうすれば、彼らもわたくしたちの辛さを味わうでしょう。ですが、わたくしとて人間です。鬼ではありません。十年です。わたくしの言葉を世界中が受け入れてから十年間の間だけしかわたくしたち女が受けていた全ての!!差別を!!十年...十年だけ!!しか与えません」

「ああ、なんと慈悲深い方なのでしょう。我らの苦しみをたったの十年だけしか与えないとは...まるで女神の様です!!」

 

筋は通っているが馬鹿らしい言い分だな。

しかし、これは不味いかもしれない。

まず、明確なスタートが切られないことがありえる。

何をもってその十年を始めるとは言ってないからだ。

世界中がこの言葉をと言ったが、何をどうやって世界の人々の意志が分かるのだ?

スタートの権利もルールも向こうが定めれるだろう。

苦しみを与えるなら、理不尽も含まれるからだ。

しかし、これを飲み込むほど教育機関もバカではない。

 

「そして、わたくしたちの言葉に感激し、協力してくださる機関が既にあります。国際IS委員会です。わたくしたちは協力してISを開発、解体をすることで、劣化版とは言え、ISを量産することに成功しました。確かに劣化版ですが、シールドエネルギーや空中、無重力、無酸素での活動も可能です。ですが、スペックの最大値も低くなり第二世代位の出力が限界でしょう。それに、男性は勿論ですが、女性でも一部の人でない限り、うんともすんとも動きません。故にわたくしたちは、このISを自動操作にする方針を取りました。通常のISにマザー装置を付けることによって、ある程度の距離まで自動でこの新ISが動くのです。わたくしたちはこれをインフィニット.ドール...IDと呼ぶことにしました」

 

厄介な。

この発表で状況は一気に変わった。

弱点も多々あるが、一般人にそれを付けれるわけがない。

反対運動を起こせそうなものは軍や技術者ぐらいだ。

 

「そして、国際IS委員会とわたくしたち女性権利団体が調べた結果、IS学園にテロ活動が行われていたことが判明しました!!」

 

周りがざわつく。

しまった。

国際IS委員会がこの学園の事をしらない道理がない。

情報も渡しているはずだ。

 

「そして、一連の事件の犯人は『亡国機業(ファントム・タスク)』ではないかと予想されます」

 

ッッッ!!

 

「それは、どのような組織なのでしょうか」

「なんでも、五十年以上は前から活動しており、数々のテロ行為をしていたという情報は、国際IS委員会からもたらされました。それでいて、ISメーカーでもあるので、わたくしたちはこれを黒と睨んでいます。ですが、これはアメリカや他の国々が大きく関わっていて詳しいことは何も分かりません。ですので、アメリカや他の国々の政府よ、亡国機業の記録の全てをわたくしたちに渡しなさい。現物を渡したら、わたくしたちが痛みを与える時間を三年分縮めましょう。そして、現在IS乗りに二名ほど男がいましたね。君たちの活躍次第で更に最大で二年分縮めても構いません。そして、最後にわたくしたちのIDのモデル一号を見せましょう。ジンというものです。オーソドックスな機体ではありますが、低出力とは言えビーム兵器も持っているため、火力面では第三世代機を上回っています。」

 

テレビを消す。

状況は最悪に等しい。

絶対に情報は売られるだろう。

そして、捏造されまつりあげられる。

こちらがどんなに否定しても、味方は絶対に生まれない。

.........しょうがない。

 

「スコール、オータム。これから今考え付いた作戦を言う」

「一夏様、あの機体は、あのk「今は後だよ」はい」

「スコール、エクスカリバーは一旦捨てる」

「はい、分かりました。ですが、よろしいのですか?」

「ああ、彼女のスリープを解いて、月面基地に送り出してくれ」

「了解致しました」

「オータム、当初のIS学園への攻撃は実行する」

「いいのか、これを実行したら、成否問わずに言い逃れは出来なくなるぞ」

「構わない。既に僕らに味方はいないよ。その後は各員別々に動く。オータムとスコールは信頼できるメンバーを連れて国際IS委員会に潜入調査を受けてくれ。言いたくはないが、死んでも構わない優秀な奴だけ女性権利団体に潜入させてくれ。その後ある程度情報が集まり次第、僕に送ってほしい。そこからの作戦は全て僕が行う。これからはフリーダムによる遊撃がメインになるだろう。君達でも足手まといになる」

「わかり...ました」

「ああ」

「それと、当初の作戦が終わり次第、オータムとスコールのISを改修する。相手の強さを考えるとやっておいて損はない。とりあえず、僕は今の生徒の様子と...先生方を見てくる。方針が少し変わるかもしれない。...行ってくる」

 

ドアを開けて走り出す。

今のまま行けば世界は破滅する。

核の冬が来るか、女性だけの天下が生まれる...いや、男を否定する女のが正しいな。

男を庇うやつも落とされるだろう。

怒りを鎮める生贄がいるのか...

全く、計画が全てひっくり返されるとはね。

本館への道のりは、いつもより長く感じた。

 




はい、ラスボスです。
ぶっちゃけてラスボスです。
卑怯な手を使ってくるあたりラスボスの風格を出してますねぇ。

ガンダムWを見ていた人は、『あっ』てなるかもですね。
ISキャラ側よりも実は強いIDです。
機体の性能は少し劣っていても、パイロットの性能で勝っている感じですね。
注意、これは現時点で公式に出ているジンでの評価。
初期のMDの怖さはホントね...やっぱりエレガニウム合金が必須ですわ。


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冬と兎

今回はようやく束回です。
お待たせしました。

こうなると予想できた人はいるかな~

ギルオードもここまでの物になるとは思っても居ませんでした。
どうしてこうなった。
まあ、最初に考えていた物よりはマシだし、ギルオードの思う篠ノ之束像も分かるかと。


~一夏サイド~

千冬姉の気配を追いながら、僕は本館を通り過ぎる。

誰も騒いでいない所を見ると、もしかしたらここではニュースを見させていないのかもしれない。

全ての部屋にテレビがあるわけでは...いや、修学旅行というわけではないから、テレビはないか使えないかのどちらかか。

大きな騒ぎにはなっていなくて安心をした。

うん?もう一つ大きな気配が近くにあるな。

なるほど、篠ノ之束か。

とりあえず、近づいてみよう。

 

「──────う」

「へえ、ちー───ねぇ」

 

聞こえずらいな。

もう少し近づこう。

会話は進んでいるが、近づいていった方が今はいいだろう。

 

「───────そこで用意するのは専用機と、そしてどこかのISの暴走事件だ。暴走事件に際して、新型の高性能機を作戦に加える。そこで天才の妹は華々しく専用機持ちとしてデビューというわけだ」

 

聞こえる距離になると、予想通りの会話が行われていた。

 

「へえ、不思議なたとえ話をするねぇ。そんなすごい天才も世の中にいたんだね」

「ああ、すごい天才もいたものだ。かつて、十二ヵ国の軍事コンピューターを同時にハッキングして、ミサイルを発射して、新兵器で迎撃という自作自演の大事件を作った天才がな。だが、誤算だったのがそんな新型の高性能機を上回る無人機が現れたことだ。私はこの無人機はお前が作ったと踏んでいたが、違うようだな」

「確かにあの無人機は凄いと思うけど、ムカつくんだよねぇ。私の子をまるで兵器みたいに扱って」

「貴方が今更そのセリフを言いますか、篠ノ之束。呆れて何も言えませんよ」

 

話しに入る。

言った通り、呆れたからだ。

と言うよりも『絶句』だろう。

 

「ねえ、ちーちゃん、コイツ誰?こんな有象無象私はお呼びじゃないけど?」

「ヤマト!!どうしてここに!?」

「いえ、織斑先生を探していたら、平和を壊した兵器を発明した発明家が、一教師と会話をされていたので、興味を持っただけです」

 

政治家を相手にしていた時の口調に変えて、相手を揺さぶる。

本当はこんなことはあまりしたくはないけど、やれることは何でもする。

 

「ふん、じゃあ消えなよ。私は今イライラしてるから、消えるまでは待ってやるよ」

「大分荒れていますね。それと、そんな事を言うのなら、ISを手元にない状態で話してほしいですね。どうせ撃つつもりでしょう?」

「...お前、うざいね」

「へぇ、貴方がそのような感情を抱くぐらいは興味を持たれましたか」

「やっぱり殺す」

 

彼女がISを纏う。

そして、纏い終わると同時に、部分展開したアカツキで武装と手足を破壊した。

 

「なっ、お前!!」

「申し訳ありません、織斑先生。無断で兵器を使用しました。罰は後で受けます」

「あっああ。わかった」

「私の子を...兵器と呼ぶな!!」

「いえ、兵器でしょう。貴方の作ったISは現存の兵器でダメージを与えられず、空を自由に舞い、レーザー兵器など強力な武装を量子化できる。そしていつでも沢山の人間を殺せる。これを兵器と言わずになんと言いますか。更に、まだ、ISは宇宙空間で活動した実績がない。ダイナマイトとは訳が違います。貴方は最初からISを兵器として作ったのではないのですか?白騎士、あれの剣は零落白夜と同じ...いや、それよりも上のIS殺しのはずです。そう、最初に作った...公表した武器がIS殺しの時点で疑問に思った人も多いと思いますよ」

「それは、あの有象無象どもが、私の子を認めないから、それを世の中に...私は正しいと!!」

「なら、貴方が白騎士に乗って大気圏を突破して、宇宙に行けばいいでしょう?そして迫りくる隕石をドリルとかで砕けばよかったのでは?」

「.........」

「うるさい、うるさい、うるさい」

「貴方は、自分の作品をただ認めて欲しいだけだったのでしょう?自分は天才だと認めてもらって、ちやほやされたかっただけでしょう。だから、理想とは違ったけど、ちやほやされたから、夢を諦めた」

「黙れぇぇぇぇぇ!!!」

「束...」

「違う、私は、私はっ」

「貴方は子供のままだ。導く大人がいなかったことを、理解者がいなかったことには、同情もするし憐れみも憶えます。だが、何時までも耳をふさいで、目を閉じて殻にこもっているのは止めてください。貴方の周りは変わってます。織斑千冬が何時までも貴方の我が儘に付き合うと思わないでください。彼女は大人への道を進み始めている。親友なら、そのことを祝うのが道理でしょう?貴方の我が儘の為だけに...彼女を巻き込むな。貴方が自身の胸の奥にため込んだものは話さなければ、理解されることはない。人は他人の事を伝えられたことでしか理解できないから」

 

僕も、理解者が欲しいわけではないけど、一人は寂しい。

だから、思いを友達にぶつけた。

思いを通わせあえる...オカルトみたいな人間が生まれれば、人の理解は高まるかもしれない。

でも、難しいかもしれない。

自分の事は自分でも分からないから。

 

「............気分が悪くなったから、帰る。お前の名前は?」

「...キラ。僕はキラ・ヤマトだ」

「キラ・ヤマト、キラ・ヤマト。覚えたぞ。今はごちゃごちゃで何をどうするかなんてわからない。でも、絶対にお前の下を訪ねる。そして、お前に私の答えを告げる。...最後にちーちゃん、キラ・ヤマト、今の世界は楽しい?」

「そこそこにな」

「僕は平和が好きだ。平和じゃない今の世界は好ましくない。でも、楽しいか楽しくないかと言われれば、日頃の生活は楽しいよ」

「そっか、バイバイ。二人とも」

「束...そういう時はまたね、だ」

「......うん、またね。ちーちゃん」

 

そういって、篠ノ之束は去って行った。

恐らく最後の笑顔、あれが本当の篠ノ之束という女の子なんだろう。

そう、人よりも優れたものは、孤高になるか、孤独になる。

まるで彼女は、キラ・ヤマトがアスラン・ザラに出会うのが遅かった、若しくは出会わなかったという道を辿って行ったように見えた。

篠ノ之束()の姿はキラ・ヤマト()に似ている。

胸に抱いた嫌悪感はすでに無く、今はただ、彼女が答えを見つけるのを楽しみにしている。

 

「ヤマト、すまないな。束には本当なら私が言うべきだった。お前に言わせてすまない」

「しょうがないです。親しいと...親しいからこそ言い出せないこともありますから。それに、篠ノ之束が無茶をしなかったのも、悪く言えば自殺とかをしなかったのも、貴方が口で否定はしていても味方でいたからです。...本当の事ではないですけど、兎は寂しいと死んじゃいますから」

「そうか...ありがとう。IS使用の件は私が誤魔化しておく。早めに寝ろよ?」

「はい、おやすみなさい。おr...千冬姉」

「ああ、おやすみ」

 

そして僕は、ログハウスへ戻っていく。

~一夏サイドアウト~




こうなりました。
原作を見るかぎり、篠ノ之束は愛されているとは感じなかったのでしょう。
それでいて、不気味と見られて、人間不信に陥っていて、それでも、子供みたいな純粋さがある。
原作は良き大人がいなかったことにより、束を導く人が、束に道徳心を教える人がいませんでした。
でも、理解者と呼べるかは分かりませんが、自分と似たような人物を見つけました。
それが、織斑千冬です。
千冬さんは、親から捨てられた過去をハッキリと憶えているので、人間不信になっていても可笑しくありません。
そして、まだまだ子供なので、愛が欲しかったのだと思います。
ですが、弟がいるので、弱いところは見せられない。
親戚も大人だから頼らなかったのでしょう。
そう、私たちを棄てたのは、大人だから。
原作一夏は、千冬姉の過去をこんな風に言ってました。
束さんに出会う前は、触れれば斬れるナイフと。
その位警戒心が強かったので、この二人が仲良くなったのだと思います。
ですが、千冬は弟の為に大人になりました。
束は一人だけ取り残された。
千冬は冬で、束は冬兎でしょうか。
だから、寂しいのでしょう。
クロエを拾ったのも今のところは理由は出ていませんが、私は寂しいからだと思います。

つまり、束さんは純粋で無邪気で可愛いってことなんだよ(錯乱)!!
でも、ヒロインではありません。


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崩壊の兆し
常勝の剣


繋ぎの話に入りますね。
皆が楽しんでる夏休み。
一人修羅場に潜っていく一夏君ぇ。


3日後にはリアルで学校が始まるギルオードです。


~一夏サイド~

女神の放った言葉により、世界は混沌に満ちていた。

夏休みに入りだそうとしている、このIS学園もその影響を少なからず受けていた。

特に用務員や事務員などへの目線は冷たくなっていた。

これを危惧したであろう職員は、全校集会を開いたが、世間がこれでは焼け石に水だろう。

龍野君への目線は優しい。

しかし、僕への目線は相変わらず冷たい。

特に、まともに会話を交わさない、他クラスの平穏な場所育ちの子からは冷たい。

上級生は一年間、そういう子も見てきたからか、割り切ってはいる。

そして、今のSHRが終われば、亡国機業本部へ帰る。

 

「──────。では、皆さん。夏休みをしっかりと満喫してください!!」

 

おっと、山田先生の話が終わったようだ。

そして、千冬姉が教壇に立つ。

 

「浮かれているようだが、諸君。...新学期初日から実力テストがあるのを忘れないように。基本科目の五教科だけとはいえ、ここはIS学園。夏休みで勉強してなくて赤点を取った生徒は──────」

 

分かりやすく一旦話を切っている。

周りの生徒はガクガクと震えている。

なぜそんなに震えるのか?

要は勉強して、平均点を越えれば良いんだけど?

そんなに心配かな?

↑(皆も察していると思うが期末テスト学年一位。尚チート転生者、入試一位、それ以降の学力テスト一位のオレンジ、クラス総合成績二位の軍人兎がいるため、クラス平均は...ギルオードなら英語は赤点確定だね!!)

 

「放課後、みっちりと補修がある。覚悟するように。では全員起立!!」

『気をつけ、礼!!ありがとうございました!!』

 

僕は寮の部屋に置いているボストンバックを取りに行く。

外出届は先日千冬姉に出している。

自室へ入り、戸締りをする。

冷蔵庫の中身なども空であるため、コンセントを抜く。

あまり意味などないかもしれないが、なんとなくやっておく。

トリィには留守番を命じている。

そして、鍵を閉めてフロントに向かう。

 

「あっ、キラ。これから出発?」

 

後ろから声をかけられ、振り向くと簪がいた。

 

「うん。故郷にも帰る予定だからね。みつるぎに行ってから護衛をつれて故郷に行って、そうだねぇ...色々終わったら日本観光もしてみたいな。そうだ!!その時は簪に案内してもらうのもいいかもね」

「もう、キラ。あまりからかわないでよ」

「ゴメンね...少しは本気なんだけどね

「うん?今なんて?」

「いや、なんでもない。ゴメン、人を待たせているから先に行くね」

「じゃあ、またね」

「またね」

 

そう言って、僕は走り出した。

フロントにいる千冬姉に鍵を渡すと、僕はモノレールで待ち合わせをしていたスコールとオータムと共にモノレールに乗ってみつるぎへ向かい、服装を整えてISをアカツキからフリーダムへ入れ替えてから空港へ向けて出発する。

亡国機業が手配している飛行機に乗って、アメリカへ向けて出発する。

僕は彼女が今頃月面基地に着く頃かと思いながら、過去の事を思い出す。

彼女、エクシア・ブランケット...今はエクシア・カリバーンという常勝の剣となった女の子の事を。

 

 

 

僕が十歳ぐらいのころ、僕は最高幹部になったばっかりだった。

僕の前任の担当任務を引き継いでいた時に、エクスカリバー計画を知った。

僕も、この作戦は使える、そう判断した。

宇宙からの重要拠点に対する砲撃は魅力的だったからだ。

今のISは嬉しい事に、地球用に改造されていたから、こちらの迎撃は篠ノ之束が協力しない限りは不可能と断定していたからだ。

僕はエクスカリバー計画を知るためにスコールと共に、宇宙へ上がった。

ISが生まれてからはロケットの打ち上げは殆ど無くなった。

それほどISというのは凄かった。

打ち上げられるのは、無人の人工衛星ぐらいだった。

だから、廃れていったロケット工場を利用して宇宙に行くのは容易だった。

レーダに引っ掛からないようにステルスを張れば、何も問題なかったからだ。

そして、僕はエクスカリバーの中に入って、彼女に会った。

培養液の中に囚われていた彼女を見たんだ。

培養液を一番効率よく利用する方法がこれだったのだ。

その時は、仕方のない事だと、必要な犠牲だと割り切った。

冷たいかもしれないが、僕は天秤をかけて、無理だと判断したら切り捨てる選択をとる人間だ。

夢や理想、自身の感情にエゴ。

そういったものは、僕にもある...と言うよりも、その塊が僕だろう。

でも、それではどうにもできないことがある。

ラウ・ル・クルーゼ、ステラ・ルーシェ。

僕だけではどうしようもなかったものだ。

ラウ・ル・クルーゼは、僕自身が彼の言葉を認めなければ何も出来なかったから止めようもなかった。

ステラ・ルーシェは仮に救えたとしても、処刑されるのは目に見えていた。

あの時、シンと協力して救えたとしても、肝心の薬がなければ救えないし、健康だったとしても、多くの人を殺した彼女を処刑させない道が見えない。

多くのザフトの軍人が死んだ時点で、デュランダル議長も処刑にするつもりだっただろう。

シンには「すまない、出来る限りの事はしたが、多くのザフトの軍人が彼女の手によって殺された事実は覆せないのだ。君の為にも彼女を救いたかったが、私はザフトの...プラントの顔なのだ。一個人の為だけに、周りの意見を聞かないわけにはいかないのだ。せめて、時間を伸ばす。その間、彼女のそばにずっといて構わない」とか言うだろう。

それが、人を導く正しい者の判断だから。

だから、僕もそう判断して、培養液を見て見ぬふりをしていた。

でも、エクシア・カリバーンの過去と培養液の効率問題を資料で見てから、その判断を変えた。

人柱による効率のアップは1%弱だった。

継続的に行うと確かに大きな差だが、僕からすれば人を犠牲にしてでも行う価値はないと判断したからだ。

そこからの行動は早かった。

僕は、ここにいる科学者に別の任務を与えて地球に帰し、僕の派閥の人間をこちらに派遣した。

ボスに交渉して、三年後に彼女を培養液に入れることを条件に、一時的な自由を与えてもらった。

その間に、打てる策は全て打つことにした。

まず、彼女に読み書きを教えて、一通りの運動が出来るようにリハビリをさせた。

そして、その傍らにスコールから護身術を習わせて、その間にISの適性検査も行わせた。

驚くことに彼女のIS適性は『A』とオータムと並んでいた。

そして僕は彼女を死なせないために、ISを開発した。

 

『プロトセイバーガンダム』

 

本当なら、ストライクやインパルス、ハイペリオンといったナイフを使う機体の方が良いんだろうが、彼女が本来居るべき場所、オルコット家に戻ったときの事を考えると、サーベルはあった方が良いと僕は判断した。

そしてISの訓練は僕、スコール、オータムと交代しながら行った。

他にも紅茶の入れ方や、掃除の仕方、金銭のやり取りなどをさせた。

ご主人様呼びだけは避けさせた。

正直、恥ずかしかったよ。

そして、約束の時が来て、彼女は再び眠りについた。

そんな彼女も元いた場所ではないが、再び目を覚ましたと思う。

合流したら、リハビリを手伝わないとね。

 

『着陸いたします、お客様は席についてシートベルトをご着用ください』

 

アナウンスが鳴った。

もう着いたのか。

これから亡国機業の今後についての会議がある。

けど、恐らくは解散に近いことになる。

亡国機業は解体されるだろう。

国からのバックアップもない。

でも、僕からすれば慣れたことだ。

悲観する程でもないね。

 

「行くよ、スコール、オータム」

「「はい、キラ様」」

 

さすがのオータムもTPOを弁えている。

給料を上げておこうか。




というわけで、新キャラのエクシア・カリバーンことエクシア・ブランケットさんです。
エクシアさんの過去については後々分かります。
まあ、殆ど原作通りだけどね!!


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亡国の使徒

遅れてすみません。
色々と忙しくて、手が付けれませんでした。
時間をかけてでも、完結させますので...

現在小説家になろう様でも、ギルオードの名前でオリジナルの作品を書いております(唐突な宣伝)
気になる方は是非とも見てください。
また、今後はそちらの作品をメインに置くので、更新は遅くなります。
ご了承ください。
作品名は『黒のリベリオン』です。

今回は文字数少ないですが、どうぞ!!


~一夏サイド~

 

『K...いや、織斑一夏。今日からお前が亡国の長だ。多くの者が...幹部が離反したが、お前だけが最高幹部の中で最後まで残った。私にはもう時間が無い。後の事は頼んだぞ...亡霊に祝福を、亡国に栄誉を...人に呪いを!!世界には裁きを!!混沌の闇へと!!頼むぞ...いt』

 

そう言って一人の亡霊が逝った。

彼は血縁的に見れば父に当たる人物であった。

 

了解・我らが主よ(イエス・マイマスター)

 

混沌の闇へと導くのは構わない。

何故なら...悪が生まれれば英雄が生まれるからだ。

世界が混沌の闇に飲まれる日は...決して訪れないからだ。

僕はもう...英雄を...僕を止めてくれる人達を見つけたから。

 

PPPPPPP

 

けたたましくアラームの音が響く。

それを止める。

未だ外は朝日を出していない。

 

「そっか、帰ってきたんだったな。今日も日課をしないとな」

 

日付は九月四日。

既に夏休みは終わりを告げ、新しい学期が始まった。

実力テストを難なく終えて、本日から実戦訓練が再開される。

 

「す~、す~、す~」

「すぴ~、すぴ~」

 

隣のベッドで簪と本音が眠っている。

これには大きな事情がある。

スコールのゴールデン・ドーンを改修するためにアカツキを解体しているのだ。

作戦をスムーズに実行をするためには今しか行う機会が無いのだ。

そのため僕は偽装しているフリーダムを手に持ちながら、現在アカツキをオーバーホールしていることにしているのだ。

そのため、彼女達が僕の護衛としているのだ。

刀奈と千冬姉は龍野君の方を守っている。

しかし、お陰で前よりも連絡の取り合いが頻繁に行えなくなった。

こればかしはしょうがない事だ。

とりあえず、会社の電話と言えば暫くは離れられるが、あからさまに長話をするわけには行かない。

外から見張っているであろうSPもいるしね。

日課出来そうにないな。

しょうがないから、リビングで筋トレをしておこう。

マラソンは彼女たちが起きてからにして、訓練は夕方に行おう。

もうそろそろで此処ともお別れか。

愛着が少しだけ湧いているこの部屋を爆破しないといけないとはね。

やるからには徹底的に。

プレゼント、気に入ってくれるかな?

これから英雄に挑む力。

手にするには...彼女に決まっている。

仕込みは終えた。

後は来週にある文化祭を待つだけ。

それが終わったら、また独りの戦いだ。

他の班にも迷惑を掛けるが、今の亡国は著しい衰退の道を辿っている。

あの日以来、人員の七割近くが足を洗った。

情報も殆どが流れただろう。

僕の正体も明かす日が近いだろう。

もうここまで来たら、昔の様な地球には戻れないだろう。

それでも、手と手を取り合えることは、僕は一番知っている。

そのために、天秤の小を切り捨てよう。

 

「う~ん...あっおはよう、キラ」

「おはよう、簪。今日も文化祭の準備お互いに頑張ろう」

 

彼女たちは死なせない。

犠牲は...礎はもう、一人で十分だ。




前書きにもありますが、時間をかけてでも完結させますので、待っていてください。


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裏切りへのカウントダウン

お久しぶりです。
合否はまだですが、試験は終わったので、投稿です。
割と迷走気味な話ですが、見てください。


~一夏サイド~

学園祭が始まる。

一般開放はしていないが、生徒たちの弾けっぷりは凄まじい。

僕たち一年一組はご奉仕喫茶を出している。

龍野君のお陰で、大成功と言っても過言ではないだろう。

始まって一時間だが、既に予定していた売り上げを越えている。

このまま行けば、黒字所か大儲けだろう。

僕は午前中だけこのクラスで働き、午後からは作戦行動に移る。

オータムが龍野君の尾行と足止めをしている間に、僕は監視役を掻い潜り、爆破テロを行う。

その後は、オータムと白式を回収し、追跡者を完膚なきまで叩きのめす。

IS学園には女性権利団体と国際IS委員会から、『インパルス』が配備されている。

千冬姉や多くの職員は使いたがらないだろうけど、僕が敵に回るんだ。

絶対に千冬姉が乗ってくるはずだ。

 

「キララン、Aテーブルからご指名だよ~」

「ありがとう、本音」

 

本音にお礼を言いつつ、Aテーブルへと向かう。

Aテーブルにいる人を見て、ため息をつく。

しかし、相手が誰であれ、客人は客人だ。

しっかりと御持て成しをする。

 

「当店のご利用、また私奴のご指名誠に有難うございます。お嬢様」

「君にお嬢様呼ばわりされるのは、ちょっとむず痒いな~なんて」

「そうですか。それで、ご注文は何になさりますか?お嬢様」

「この、執事にご褒美セットを君指名で頼むよ。と言うよりも既に他の物と一緒に頼んでいるんだよ。束さんは賢いからね。ああ、それと此処の食べ物は持ち帰れるかい?クーちゃんの分も欲しいんだけど...」

「本来なら御法度だけど、融通しておくよ。その代わり、色々と聞かせてもらうよ」

「うん。それぐらいなら構わないよ」

 

料理やお菓子、飲み物が運ばれる。

それを一口サイズに切り分けながら、話し出す。

 

「前に会ったときとは、随分変わりましたね。そちらが貴方の本当の姿なんですね」

「うん。そういう君は警戒は解いているけど、自分は見せないんだね」

「どういう心境の変化ですか?ここまで敵意が無いと、却って不安です」

「う~ん、よくわかんないなぁ。でも、私は君を嫌いになれないのかな?君に嫌われるのも、なんか嫌だ。お父さんとは少し違うけれど、頼りになる、受け止めてくれる、そう思える人かな。よく分かんないけど、君になら甘えれそうなんだ。まるで、束さんが妹になったみたいな気持ちなんだ。初めての人なんだよ。束さんにこう思わせた人は、君が」

「それは光栄ですね。でも、そんな言い方はまるで恋する乙女のように見えますよ」

「~~~っおお、お姉さんを揶揄うのは止めなよ!!君!!束さんが恋するわけないだろ!!」

「そうやっている方が、普通に見えますよ。そう、普通に。異質でも、孤高でも、孤独でもなく、ありふれた、ただの一人の人間に」

「そうかな?そうだったら嬉しいな。束さんも少しだけ過去を振り返って自分のルーツをちょっとは思い出したからね。これからの事は決めていないけど、天才科学者としてではなく、篠ノ之束として生きていこうと思っているよ。身勝手だとは思うけどね」

「それが良いと思います。貴女には悪のカリスマは似合わない。それに、間違っても、やり直せるのが今を生きている人の特権ですから」

「うん。だから、私は私で勝手にするよ。これから言うのは独り言だから、気にしないで。国際IS委員会から贈られた『インパルス』は全部で三機で、現在活動可能なのは一号機のみ。パイロットは織斑千冬だよ」

「やはりそうですか。その情報を僕に教えてよかったんですか?」

「うん。私の友達が死ぬのは嫌だし、君ならちーちゃんを殺さずに無力化できるでしょ?」

「それは分かりませんよ。僕は人間ですから、失敗だってします」

「そっか。そうだね、完璧な人間なんて何処にも居ないんだよね。頑張ってね、亡国機業の長、キラ・ヤマト」

「僕も貴女にお願いがあります」

「なんだい?私に出来ることなら協力するよ」

「IS学園を守って欲しい。これからは、貴女の力が彼女達には必要だから」

「分かった。君の願いを叶えるよ」

 

そう言って篠ノ之束は去って行った。

 

 

 

時間が経ち、午前の部が終わる。

僕は...無線機のスイッチをオンにする。

 

『隊長。歩兵隊、準備完了です』

『鹵獲IS部隊も準備万端です』

「こんな若輩者の無茶な作戦に付き合わなくてもよかったんですよ。皆さん僕よりもよっぽど立派な大人で、違う道を選べるのに」

『だから付き合うのさ、キラ様』

「オータム、監視は?」

『ターゲットはステージで愉快な事をしている。問題ないよ。さてと、私たちが付き合う理由は、お前みたいな小さい子供が生きるための選択肢を選べない立場にいること、それに同情しているから。そして、それなのに必死に足掻くアンタに尊敬と忠誠を抱いてしまったからさ。まっ、大半はクソッたれな世界に一矢報いると言うだろうけど、根っこの部分はアンタのことが好きなのさ。ここにいるみんなが』

「...死んでくれって命令する上司を好きになるなんて、物好きだね。貴方たちは」

 

そんな彼らに非情な命令を、僕は下す。

 

「オータムは、作戦完了後にα地点に撤退を。まだ、お前を失う訳にはいかないからな」

『オータム、了解』

「歩兵部隊、君たちは生き残ることを...許さない...僕のエゴの為に死んでくれ。この世界の新たなる争いの引き金に...なってくれ」

『イエッサー!!』

「鹵獲IS部隊は無力化されるその時まで戦ってくれ」

『了解』

 

千冬姉、マドカ、簪...この世界の兵士よ。

どうか、この犠牲を心に刻め。

 

 

 

「蒼き清浄なる世界の為に!!」

 

 

 

そして、僕を止めてみせるがいい。




これは、NEXTPLUSでのボスをしていたキラですわw
ラスボスみたいな雰囲気だろ?こいつ主人公なんだぜ...
冗談はさておき、平和の為に犠牲を出すと割り切っています。
極力被害は押さえますが...
もとより、彼の勝利条件は自分が負けて、世界が平和への足を運ぶことなので、自陣営の壊滅は必須です。
平和の世界に亡国機業は必要ないんだよ!!Byキラ



それと、一月経っても更新が来なかったら、察してください。
その時は、春まで...


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ガンダム

お待たせしました。
難産で、色々忙しくて話を作る気力もなかったんや。
スマネェ。
だが私はまだ生きている!
完結させるまでは…
やや思うことはリメイク描こうかなぁて思っている事。
やっぱりオリ主って難しい。


辺り一面に鳴り響く爆発音。

警報の音がうるさく鳴り響く。

かつて祖父母の様に慕っていた恩人が倒れ伏す。

僕自身の手で倒した。

愛情を向けてはいたが、信頼を寄せず警戒して一番に僕の元に来た彼等はこれからの作戦に大きな影響を与えるだろう。

その影響によって僕たちの作戦を早期に潰させる訳にはいかない。

IS学園には様々な盾がある。

学園長夫婦はその中でも群を抜いている。

多くの教師陣もそんな夫婦を心から慕っていた。

上が潰れたことで、多くの教師陣に精神的にダメージを与えられる。

今頃司令室は大騒ぎになっているだろう。

いくら千冬姉でもそう簡単には動けないだろう。

 

「義理は果たしたよ」

 

そう言って僕は一人の部下の元へ向かう。

何かによって抉り取られてある扉を抜ける。

そこには白式を奪われて何も出来ないでいる龍野竜之助。

ミステリアス・レイディを使って敵を圧倒している刀奈さん。

世代差があり欠損し、コードが剥き出しになっても奮闘しているオータム。

 

「ちっ援軍が来やがったか」

「キラ君!ちょうどいい所に来てくれたわ。龍野君を逃して頂戴!」

 

オータムは作戦を成功させていたらしく、白式のコアユニットを持っている。

 

「いえ、会社のISを持ってきました。援護します」

「助かるわ!」

 

そう言ってこちらからオータムに目を移し槍を構え接近しようとした瞬間...

 

「えっ、なん...で、わた...やられ」

 

ドボっと血を吐き出す刀奈。

その腹には、ピンクに輝く光の剣が突き刺さっている。

刺したのは...

 

「なんで会長を刺してんだよ!キラ・ヤマト!!」

 

僕だった。

オータムに先に指定の場所へ向かう様に指示を出す。

 

「更識楯無が、いやこういうのは誤解を招くね。ハッキリと告げるよ。僕がIS学園の敵だよ。龍野竜之助」

「んだよそれ、やっぱりお前は!」

「そもそも、本来の物語にいない二人がいる時点で本来のインフィニット・ストラトスという物語の大筋は狂っている。こんな事になったのを、僕一人の所為にはしないでほしい」

「っ」

「そもそも本来の主人公織斑一夏がいて、僕達転生者が居ないとしても、君の知る物語通りになるとは限らない。大まかな問題は一緒だろうが、誰か一人の行動で何もかもが変わる。それは、ここが物語の中ではなく、現実だからだ。君の思うモブと呼ばれるものだって、この世界では主人公の一人だ。この世界は織斑一夏を中心に見た世界ではないんだ。というよりも、物語からして偶々世界で起きた大きな事件の中心に織斑一夏がいただけなんだから。僕と一緒でね」

「何?」

「僕だって同じだ。スーパーコーディネイターだなんだ言われるけど、結局のところはヤキンやメサイアでの戦争で中心に居ただけ。僕を中心に世界なんて回っていないよ」

 

一気に色々伝えたからか、思考が定まっていない様に見える。

でも、彼も人間なのだから、ここから強くならないといけない。

他人を犠牲にして得た命をそう簡単に投げ捨てるのを僕は認めない。

投げ捨てようとしてしまった、僕だから。

 

「もがき苦しみ、その身を自身で喰い散らす。その先でそれでもと覚悟を決めたのなら、ルクーゼンブルクに兎とともに行くが良い!そこはISの生まれた地だ。これからの地球の主戦場になるだろう。人の人生を奪っておきながら、その償いもせずに死のうとする事は僕が許さない」

 

今までも、この先も自身を犠牲にしている自分にも刺さる言葉だと思う。

そんなやり取りを交わし終えた瞬間...

一斉にミサイルが襲いかかる。

それを大きくバックステップをして躱す。

 

「姉さん!」

 

簪が現れた。

 

「キラ、本当に裏切ったの」

 

簪は震える声で問い詰める。

僕はハッキリと答える。

 

「その通り、と言うよりも元々味方ではなかったよ」

 

それと同時に薙刀が振るわれる。

腕だけをフリーダムにして薙刀の柄を掴み、簪を引き寄せる。

綺麗な瞳。

でもその瞳は涙を浮かべ憎しみの炎に満ちていた。

 

「さようなら」

 

簪の胸にリムーバーを改造した、ISコアに直接ダメージを与える機材を刺す。

ビキッという音に簪が震えだす。

何をされたかが直ぐに理解できたからだろう。

そして、気絶させようとしたその瞬間、フリーダムの盾で飛来してきた物を弾く。

その瞬間に蹴りが飛んできたのでそれを防ぎつつ後退。

 

「インパルス、織斑先生か」

「簪すまない、遅れた。そしてヤマト。今のお前には何も聞かない。今のお前は私の可愛い妹分達を泣かした男だ。殴る理由はそれだけで十分だ!!」

「男前、ですね」

「一対一だ。あの時、楯無に言われた本気の勝負に白黒つけるぞ!!」

「乗りたいところですが、その策は効かない。既に包囲していますね。逃す気は無さそうですね」

 

予想以上に早い立て直しだ。

教師陣だけではなく代表候補生も多数いる。

僕はブーストを蒸し出す。

一斉にレーザーやミサイル、マシンガンが襲いかかる。

 

「アンノウンのシグナルロスト確認」

「やったか!」

「まだだっ、逃がさん」

 

その言葉とともに、対艦刀が振るわれるが空振りに終わる。

緑の閃光が流れた後に、紅いきらきら星と青白い軌道の後。

 

綺麗と誰かが呟いた。

そこには武骨ながらも美しい完成された兵器があった。

 

「これが、腐れた現場に自由をもたらす力。ガンダムだ!」

 

その圧倒的な存在は綺麗な死神の様であった。

そして、震えるものに目をやらず、空へ旅たった。




次からはフリーダム無双始まります(嘘)

ゴールデンウィークには出したいなぁ


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