クトゥルフ神話TRPGログ風リプレイ 「シンデレラ」 (竜胆オリカ)
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導入前の自己紹介的なアレ

今回初めてリプレイを書かせていただきます竜胆オリカことGMです。
 本作には、ネットスラング、ネタの誤用、無茶なロールや設定、ルールの誤解、そのほかもろもろが含まれます。以上のことに嫌悪感を持たれる方は、ブラウザバックを推奨します。別にかまわない方でも呼んでいる途中で嫌悪感を抱くことがありますので、戻るボタンの上に置いてスクロールボール(名前適当)を用いて読むことを推奨します。
 また、本セッションの参加者、風藍様はハーメルンでデアラ二次を書いている狩宮深紅様と同一人物です。ぜひともそちらもお読みください(ダイレクトマーケティング)
 長々と失礼しました。それでは! どうぞ!


竜胆オリカ 「ほれー、前々から言ってたがTRPG するぞー」

 

 MKTM 「いえーい!」

 

 風藍 「いあいあクトゥルフ」

 

 己等 「いあいあー」

 

 飛べない豚 「イェッサー」

 

 竜胆オリカ 「今回私はGMッスからね、よろしく」

 

 飛べない豚 「んで? 何のシナリオやるわけで? 俺は何も聞かされてないんだが」

 

 己等 「いや、そうでしょうとも」

 

 竜胆オリカ 「まぁ、題材が何かすら言ってなかったからね、今回はアイドル物でござい」

 

 MKTM 「アイドル?」

 

 竜胆オリカ 「YES、某クトゥルフTRPGコミュニティのシナリオ置き場から拾ってきたシナリオ。名前をシンデレラ」

 

 風藍 「ほうほう」

 

 竜胆オリカ 「今回のシナリオを演じるのは新米の探索者四人と言うわけで、自己紹介から行きましょうか、事前にキャラシは作ってきてもらってますし」

 

 風藍「ういうい、トップバッターは貰うよ(キャラシ机の上に置きながら)」

 

 深紅 「俺の名前は狩ノ宮深紅。狩ノ宮財閥の一人息子にして私立探偵。年収一千万の超ベテラン探偵さ。趣味はモデルガン鑑賞で、サバゲーや海外に実射しに行ったりもしている。また、モデルガンを並べている戸棚にある、デザートイーグルはその一丁だけが海外から密輸した本物だったりする」

 

 己等 「なんと言うGM泣かせな設定」

 

 竜胆オリカ 「いや、まぁ初めてのセッションだし少しは・・・ね?」

 

 飛べない豚 「DEXが遅い(8)から故の飛び道具かよw」

 

 風藍 「そうだよ! なんか文句あるか!」

 

 竜胆オリカ 「あるよ! お前のせいでシナリオの一部データ改造したんだからぁ!」

 

 風藍 「…まじで?」

 

 竜胆オリカ 「まじまじ」

 

 深紅 「……まぁよろしく頼むぜ」

 

 MKTM 「じゃぁ次は俺かな?」

 

 村上 「俺の名前は村上拓海、大手Mなハンバーガーチェーン店で苦学生として働く傍ら、小学校から習っている中国拳法の道場で助手をやっている。趣味は体を動かすこと、特技は拳法。よろしく」

 

 己等 「頼りになる前衛様~よろしくお願いしますぅ~(机の上で両手を合わせながら)」

 

 竜胆オリカ 「回避99wそうか大学生は職業的経験地で回避に振れるのか!」

 

 MKTM 「かつ、こぶしと武道が99、まぁこれだけあれば死なないでしょ」

 

 飛べない豚 「あれw 目星聞き耳初期値に見えるんですが」

 

 MKTM 「だって他の人たちが絶対に一人は取るはずじゃない。だからあえて取りませんでした」

 

 竜胆オリカ 「その考えで全員の探索者が心理学と聞き耳が初期値だった卓があったんやで?」

 

 己等 「なにそれこわい」

 

 竜胆オリカ 「まあいいや、しかしほんとにガチ前衛だなぁ。こいつ発狂したら戦闘できる奴……あ、拳銃か」

 

 風藍 「どうだ! 恐れ入ったか!」

 

 飛べない豚 「テンション高いな。つか、出番はよ」

 

 竜胆オリカ 「ホモはせっかち、はっきりとわかんだね」

 

 飛べない豚 「ホモちゃうわ!」

 

 竜胆オリカ 「そいつは失礼。じゃあ、次どうぞ」

 

 ステイル 「ステイル・マグナスデス。イギリスに生まれて、日本に布教しに参りまシタ。まだ日本語はヘタですガ、よろしくデース!(某戦艦なポーズをとりつつ)」

 

 竜胆オリカ 「おい待て、なにそのとあるタロット魔法使いみたいな名前」

 

 飛べない豚 「いや、だって名前他に浮かばなかったんだもん。あ、ちなみに鉄板仕込の聖書引っさげてます。鈍器と同じダメージでいい?」

 

 竜胆オリカ 「なんというか、お前ら自由すぎないか? いや、確かに初プレイだけどさぁ。まぁ鈍器として扱います」

 

 飛べない豚 「ありがとござまーす」

 

 己等 「まだ自己紹介もしていないのに異常者とか酷い」

 

 竜胆オリカ 「ん? まぁ三人も異常者いればあと一人は絶対にマトモでしょ」

 

 己等 「謎の信頼だなぁ…自己紹介行きます」

 

 石川 「どうも、石川雄洋です。作家やってます。探索で役に立つはずですのでよろしく」

 

 飛べない豚 「地味w」

 

 風藍 「それはお前が派手すぎるからだろうに」

 

 竜胆オリカ 「お前が言うな」

 

 己等 「何でそんなに周りのキャラが濃いんだ・・・あ、技能で応急手当持ってます。怪我したら言ってね!」

 

 MKTM 「DEX14とかはっや、なんで作家が武道家よりも早いんだ・・・」

 

 飛べない豚 「それはホラ、あれだよ、あれあれ」

 

 竜胆オリカ 「フォローになってねぇ・・・」

 

 竜胆オリカ 「さて、では自己紹介も終わったところで。初めて生きたいと思います!」

 

 一同 「「「「いあ、いあ、クトゥルフ!」」」」

 

 風藍 「行くぞ諸君、SAN値の貯蔵は十分か!」

 

 竜胆オリカ 「SANというか正気度は貯蔵できないけど、MPは貯蔵できるんやで?」

 

 風藍 「マジかよ・・・」

 




 キャラ紹介1
 
 狩ノ宮 深紅

 STR15 DEX8 INT12 アイデア60
 CON16 APP13 POW13 幸運65
 SIZ14 SAN65 EDU20 知識100 DB1d4

 技能

 言いくるめ 70% 鍵開け60% 隠れる50% 聞き耳80%  忍び歩き60% 心理学70% 追跡81% 図書館60%
 法律5% 目星80% 拳銃50%  収入二千万 個人資産一億
 


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各キャラクターのステータスとか色々

 PC名 狩ノ宮真紅 かりのみやしんく

 PL名 風藍 ふらん

 

 職業 私立探偵 年齢25歳

 

 STR15 DEX8 INT12 アイデア60

 COM16 APP13 POW 13 幸運65

 SIZ14 SAN65 EDU 20 知識100 DB 1D4

 

 技能

 

 言いくるめ 70  法律 5

 鍵開け 60    目星 80

 隠れる 50    拳銃 50

 聞き耳 80    

 忍び歩き 60

 心理学 70

 追跡 80    収入年収二千万円 個人資産一億円

 図書館 60

 

 持ち物

 バッグ スマホ ピッキングセット デザートイーグル マガジン二つ

 

 そこそこ有名な御曹司の一人息子、有名大学、大学院を首席で卒業。身体能力や頭の回転はずば抜けているが、たまにうっかりが発動し、とんでもないことをすることがある。

 自分の家兼事務所には、かなりの数のモデルガンがあるが、デザートイーグルだけ二丁あり、その片方は金に物を言わせて手に入れた、本物の拳銃。

 探偵としても優秀な人物で、年収二千万というのはすごい(粉みかん)ため、この事務所の名前を用いた説得ロールではボーナスが入るかも。

 

 

 

 

 

 PC名 村上卓弥 むらかみたくや

 PL名 MKTM  ムクトン

 

 職業 近くの八極拳道場の助手(ルルブ的には大学生) 年齢 24歳

 

 STR12 DEX11 INT12 アイデア60

 COM11 APP14 POW11 幸運55

 SIZ14 SAN55 EDU19 知識95  DB1D4

 

 技能

 

回避99

経理60

コンピューター70

信用65

心理学30

精神分析28

値切り57

武道(八極拳)99

こぶし99

 

 持ち物

 バッグ スマホ タオル 水筒 バンテージ

 

 八極拳道場の助手を務めながらも、アルバイトでマクド○ルドにかよう大学生。

 特筆すべきはなんと言ってもこの回避と武道とこぶしの成功率の高さだろう。

 武道の関係(助手)を持つ大学生という、職業の扱いのため、回避に振り、拳と武道の火力を高めるために趣味Pの大半をつぎこんだ

 性格は冷静沈着で、この探索者の中では突っ込みに回ることもしばしば、一応このパーティの火力担当。豪腕が唸る。

 

 

 

 

 

 PC名 ステイル・マグナス

 PL名 飛べない豚

 

 職業 聖職者  年齢28歳

 

STR15 DEX10 INT16 アイデア80

CON5 APP10 POW11 幸運55

SIZ12 SAN55 EDU17 知識85 DB 1D4

 

 技能

 

医学20

聞き耳50

経理99

心理学72

説得99

投擲40

図書館71

言語(日本語)20

母国語(英語)85

歴史40

居合い52

持ち物

 十字架 ハンカチ 白い手袋 財布 携帯電話 聖書(鉄板仕込)

 

 イギリス生まれの元ヤンキー神父。日本語をマスターして日本へと渡ってきたといっているが、難しい漢字や、言い回しはまだ理解できないようだ。なぜか、聖書のカバーの裏に鉄板を仕込んだ聖書を所持している。本人曰くいつ襲われてもいいように、とのことらしいが、そんな物騒なものが哀れな子羊に振るわれないことを祈るばかりだ。

 特筆すべきは、高い心理学と、経理、説得だろう。心理学で嘘を見抜き、説得で自白させ、聖書で断罪させる。と飛べない豚は言っていた。

 

 

 

 

 

 PC名 石川雄洋 いしかわたけひろ

 PL名 己等 おいら

 

 職業 作家  31歳

 

STR9 DEX14 INT16 アイデア80

CON15 APP6 POW9 幸運45

SIZ12 SAN45 EDU11 知識55 DB なし

 

 技能

 

応急手当64

聞き耳60

心理学70

操縦60

図書館80

法律60

目星60

こぶし85

 持ち物

 万年筆 メモ帳 スタンガン スマホ 財布 バッグ ハンカチ 応急セット(市販)

 

 これといって特筆するところのない作家、探索も戦闘もある程度できる万能型といったところか。何気にDEXが最速なので、応急手当を届けやすいことは長所だろう。

 担当の編集者から取材、と名目を打って逃げる傍ら、ホラーやドキュメンタリーを書いている。そこそこの人気を得ているらしく、書店でコーナーを作られる程度。ドラマ化した作品はない。 

 なお、名前が実在する野球選手であるが、本作品とは、まったく関係がないことをここに明言しておく。

 

 




 と、今更ながらキャラクターのステータスでした。
 書こう書こうと思っていても、どこかめんどくさく感じて書いていませんでした。
 


 さて、次はいつになるかわかりませんが、「あ、更新したんだ、暇なときに読んでやろう」くらいの気持ちで、待っていていただければ幸いです。

追記 村上の説明が間違っていたので、訂正しました。


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導入

 皆さんこんにちは竜胆オリカでございます。今回は導入のお話となっております。
 ところで皆さん、TRPG拳銃もちの人間の対処法ってGM的にどうしたらいいと思います? 実はこのリプレイを書く合間でクローズドのシナリオをプレイしたんですが、犯人をワンターン目で銃殺する(足狙いで打ったらダメージが12出た)という事故がありまして、大変GM的に面白くもとい好ましくない結果に終わったんですよ。
 ただ、拳銃50も降ってる探索者から拳銃取り上げたら俺はどうなるんだ! とも言われまして…難しい。 打開策ありましたら活動報告のほうにお願いします(感想に書かれますと規約に違反する可能性がありますので)

 また、今回からネットスラングが続出します。嫌悪感を抱く方がいましたらブラウザバックをお願いします。

 本作はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。


竜胆オリカ→GM  「では、早速導入からはじめていきます。最初は誰にします?」

 

 風藍(フラン)  「俺から行きたい。TRPGやろうぜって誘ったの俺だし」

 

 GM  「全員風藍が最初でかまわない?」

 

 己等(おいら)  「異議なし」

 

 MKTM  「同じく」

 

 飛べない豚  「かまわないよ」

 

 GM  「では、深紅スタートで行きます」

 

 GM  「時刻は午前十時、深紅は何をしていますか?」

 

 風藍  「机の上で実銃のほうのデザートイーグルを整備しています」

 

 深紅  「はぁ、いつ見てもこのデザートイーグルは美しい・・・・・・」

 

 GM  「それは探偵事務所の中で?」

 

 風藍  「はい」

 

 GM  「ではそこに、来客を告げるインターフォンがなります。」

 

 風藍  「カメラつきのインターフォンのスイッチを押して来客の顔を見ます」

 

 GM  「そこには高身長で糊の効いたスーツを着ている顔がいかつめの男が経っています。

 

 ???  「私は、346プロダクションのものです。狩ノ宮探偵事務所に依頼に参りました」

 

 風藍  「んー・・・GM。心理学振れる?」

 

      心理学  1d100<=70→???

 

 GM  「では、狩ノ宮が相手の表情や声音から真理を探ろうとしますが、その後直すぐに息を切らしている男の呼気のせいで、カメラが曇ってしまい、心理を探ることが出来ませんでした。」

 

 風藍  「うっわw これぜってぇファンブルだよw」

 

 *先ほどの心理学は98でした。

 

 風藍  「・・・仕方がない。銃を片付けてから、鍵を開けドアを完全にあけて、相手の届かないような間合いに下がります」

 

 GM  「では扉を開き下がった狩ノ宮に男は家の中に入らず入り口部分で自己紹介を始めます」

 

 男  「私は346プロダクションの武内といいます。本日はあなたに依頼があって訪問させていただきました。」

 

 GM  「そういって武内は名詞を取り出します」

 

 風藍  「受け取って、読みます。  あ、名刺交換みたいに、自分も渡します」

 

 GM  「うい、では武内はこの探偵事務所のことを知っているからか、あまり名詞を見ることはせず、名詞ケースにしまいこみます。」

 

 GM  「また、名詞には。346プロダクション アイドル部門 ニュージェネレーションプロデューサー武内と、会社の名前、課と名前。また、会社と個人の電話番号が書いてあります」

 

 風藍  「・・・おk。なら招き入れる」

 

 深紅 「分かりました。詳しい話を聞きたいので中にお入りください」

 

 武内  「はい。・・・・・・失礼します」

 

 GM  「武内はきっちり礼をして、靴をそろえて探偵事務所に上がりました」

 

 GM  「そうして、オフィスに案内された武内は、持っていたかばんからホチキスでとめられた書類を、狩ノ宮に渡しました。

 

 武内  「実は明日の12時から幕張メッセで行われる私が担当のアイドル『ニュージェネレーション』のライブがあるのですが、そのアイドルを補佐するスタッフが病気で倒れてしまって・・・なので、何でも引き受けてくれると噂の狩ノ宮さんにそのスタッフをやっていただこうかと。もちろん報酬は出します」

 

 風藍  「受ける。全力で受ける」

 

 GM  「なんで報酬の話が出たとたんにPLのあなたの目が輝くんですかねぇ・・・」

 

 深紅  「ぜひ! ぜひとも受けさせていただきます!」

 

 武内  「そ、そうですか。それはよかった。 では明日の8時くらいにメッセ前にて集合とさせていただきます。よろしくお願いします」 

 

 GM  「と、武内は半ば引き気味に、首に手を当てて答えました」

 

 武内  「ではまた。明日に」

 

 深紅  「はい、責任を持って引き受けさせていただきます」

 

 GM  「武内は深紅の一言にうなずくと席を立って、よろしくお願いしますと頭を下げます」

 

 深紅  「こちらこそ」

 

 風藍  「そういって、玄関まで案内します」

 

 GM  「では、武内さんはそのまま帰ります」

 

 GM  「といったところで深紅の導入終わり。みんなもだいたい今ので分かったかな?」 

 

 飛べない豚  「あらかた理解したから、次自分がやりたい」

 

 

 

 GM  「んじゃぁ次。ステイルいきます」

 

 飛べない豚  「待ってました」

 

 GM  「では時刻はちょうどお昼になったころでしょうか。ステイルは何をしていますか?」

 

 ステイル  「私は、昼の祈りをささげているところデース。(某帰国子女な艦娘の声真似しつつ)」

 

 GM  「www では、そんなあなたにコンコンと協会の扉のドアノッカーが叩かれる音がします」

 

 ステイル  「では私は、お祈りを最後まで終えてから、来客に応じます」

 

 GM  「では、あなたが祈りを終え、十字を切って、扉を開けると、そこにはやはり、糊の効いたスーツを着ている男が立っていました」

 

 飛べない豚  「え、それってさっきのプロデューサー?」

 

 GM  「うん」

 

 武内  「こちらにステイル・マグヌスさんという方は居ますでしょうか、私は武内と申します」

 

 ステイル  「ハイ? 私がステイルです」

 

 GM  「すると武内さんはパシ、とあなたの手を取ります。」

 

 武内  「お願いします。私にお力を貸していただけませんか?」

 

 飛べない豚  「なに? この人呪われてんの?w」

 

 ステイル  「? 何のことだか分かりまセン、とりあえず、奥へどうぞ」

 

 飛べない豚  「そういって、礼拝堂の裏の、居住スペースに案内します」

 

 GM  「では、そう言って案内を始めたステイルの二歩後ろを付いていくようにして、武内さんとあなたは、居住スペース内に来ました。 武内さんは、協会が珍しいようで、居住スペースに来るまでに、周りを何度か見渡しています」

 

 ステイル  「教会が珍しいですカ?」

 

 武内  「すみません・・・その、それでお話というのがですね」

 

 飛べない豚  「GM、その前に紅茶入れていい? 説得とか言いくるめとかに、補正入れてくれるとうれしい」

 

 GM  「いいよ? 補正を+・・・あんた説得99じゃないか」

 

 飛べない豚  「あ、そうだった。じゃ、雰囲気作りってことで」

 

 ステイル  「ちょっと待って下サイ、日本では急いては事を仕損じる。というそうですね? 今紅茶を入れますからリラックスしてお話ししまショウ?」

 

 GM  「では、そういってステイルはテキパキと慣れた手つきで紅茶を入れます、五分もしないうちに紅茶は完成し、部屋は紅茶のいいにおいで満たされます」

 

 武内  「・・・・・・ふぅ、紅茶、おいしいです」

 

 ステイル  「それはよかった、それデ? 私は何をすればいいのですカ?」

 

 武内  「はい。実は明日、私がプロデュースしているアイドルたちのライブがあるのですが、人手が足りなくなってしまいまして。そこで、凛さんのお知り合いのあなたに、スタッフとして、ライブを手伝ってほしいのです」

 

 ステイル  「リン? ・・・・・・あ、あのお花をここ二届けてくれる女の子デスか?」

 

 武内  「はい、その凛さんです」

 

 GM  「また、武内さんはそう言って、もって来たバッグから書類を取り出しました」

 

 飛べない豚  「うん、よく見た後に、お金は要らないから手伝うヨ。といいます」

 

 ステイル  「オカネは結構です。迷える子羊に手を差し伸べるノハ当然のことデスから」

 

 武内  「しかしそれでは!」

 

 ステイル  「ノンノン。お金を払うのが必ずしもそのお礼になるというわけではナイのですヨ? この私のように、人の笑顔がお礼になる人だっているのデス」 

 

 武内  「……すみません。…………それでは、その、よろしくお願いします」

 

 GM  「武内さんはそう言うと、集合時間を告げて帰っていきました」

 

 

 

 己等  「次、いいっすか?」

 

 MKTM  「俺は別に」

 

 GM  「では次、石川雄洋」

 

 己等  「ういうい」

 

 GM  「では、石川は何をしていますか?」

 

 己等  「えぇっと。 パソコンに小説のプロットをぱちぱち打っています」

 

 GM  「では、作業をしている石川の部屋に、来客を知らせるチャイムが鳴ります」

 

 石川  「ん? 誰だろう、編集の荒川さんかな?」

 

 荒川  「石川先生、進捗はどうですか? 締め切りに間に合いそうですか?」

 

 己等  「ありゃ。よくある原稿終わってない的な感じ?」

 

 GM  「はい、と言っても、今のところは順調に作業が進んでいるので、そこまで焦って書き上げる必要もありません」

 

 石川  「えぇ、それなりに順調ですよ。この調子で進めば十分締め切りに間に合います」

 

 荒川  「だめですよ先生! そうして油断して、前回も締め切りぎりっぎりだったじゃないですか」

 

 GM  「と、荒川はまくし立てます」

 

 石川  「えぇ・・・。少しぐらい休日がほしいですよ荒川さん」

 

 荒川  「だめです」

 

 GM  「二人がそんな言い合いをしていると、またもや来客をしらせるチャイムが鳴りました」

 

 己等  「いい機会だとばかりに応対します」

 

 GM  「では、真紅と同じようなカメラつきインターフォンを見ると、そこにはやはり武内が立っています」

 

 石川  「はい、どちら様でしょうか」

 

 武内  「私、バイト情報サイト○○にて募集を出していました担当責任者の武内と申します。今日は、バイトの当選とバイトの要項について、お知らせに参りました」

 

 石川  「あぁ、上がってください。散らかっていますが」

 

 己等  「そういってドアを開けます」

 

 GM  「武内は失礼しますと一声かけて、靴をそろえて部屋に上がります」

 

 荒川  「ちょっと先生! 何ですかバイトって! 僕聞かされてないですよ!?」

 

 GM  「荒川は、半ば切れ気味で突っかかります」

 

 己等  「GM、説得でふりたい。バイトを納得させる形で」

 

   説得 1d100<=60→20 成功

 

 GM 「えっと、では、荒川は石川の今までとは異なる言い訳にすっかり騙され、もとい説得され、石川の言い分を認めました」

 

 石川  「いや荒川君、これはかくかくしかじかでね」

 

 荒川  「まるまるうまうま。なるほど、それなら仕方がないですね」

 

 MKTM 「でたよ魔法の言葉かくしかじか」

 

 GM  「では、話が終わったのを見計らって、武内が口を開きます」

 

 武内  「お話をしてもよろしいでしょうか」

 

 石川&荒川  「えぇ、お願いします」

 

 武内  「サイトのほうでも書いていましたが、今回あなたにお願いしたい仕事は、明日、幕張メッセで行われる、ニュージェネレーションズのステージスタッフです」

 

 GM  「そう言いながら、書類を手渡します」

 

 石川  「ふむふむ、なるほど。分かりました」

 

 武内  「ライブの成功がかかる大切な仕事です。一緒にがんばりましょう」

 

 石川  「ハイ」

 

 GM  「では、その返事を聞いた武内は、失礼します。と一声かけて、アトリエを出て行きました」

 

 GM  「これで石川の導入終了」

 

GM  「では、最後の導入です。村上卓弥」

 

 GM  「あなたは、マクド○ルドのバイト帰りに、友人からLINEにて、家に帰ったらスカイプを開いてくれと頼まれます」

 

 MKTM  「友人はどんな人?」

 

 GM  「名前は歌唄井 圭。あなたの大学の同級生で、アイドルグループニュージェネレーションズの追っかけをしています」

 

 MKTM  「はぁ、あいつが連絡ねぇ・・・まぁ話ぐらいは聞いてみるか」

 

 MKTM  「そうつぶやいて帰宅します。PCつけます」

 

 GM  「では、スカイプを開いたとたん、ノンタイムで着信が着ます。名前は歌唄井。

 

 村上  「おう、どした? なんか急用か?」

 

 歌唄井  「急用も急用だって! 実は明日おれニュージェネの証明スタッフのバイトやんだけどさ、実はアイドル補佐のスタッフに欠員が出て、お偉いさんから、仕事できる人を見つけてきてくれって要望があってさ! お前どうせ明日は暇だろう? バイトに出る気はないか?」

 

村上 「バイト代は?」

 

 歌唄井 「いい感じの値段」

 

 MKTM  「あぁ、値切り使って、バイト代上げたり出来る?」

 

 GM  「無理。こいつお偉いさんじゃないから絶対に無理」

 

 MKTM  「デスヨネー」

 

 村上  「了解。その話引き受けた」

 

 歌唄井  「んじゃぁ、明日の十時にメッセで」

 

 村上  「はいよ」

 

 GM  「てな形で導入が終了したわけだけれども、キャラの今後の行動を教えてほしいな」

 

 風藍  「とりあえず、以来の詳細をお父様に報告」

 

 GM  「では、父親はがんばれ的な事を言って電話を終えます」

 

 風藍  「んじゃぁ・・・・・・これでおw

 

 GM  「言っておくが探索者諸君はニュージェネのことについて、詳しいことは知らないからね?」

 

 風藍  「あ、そうか。なら仕事の合間に調べる。技能は図書館?」

 

 GM  「だね」

 

図書館  1d100<=60→29  成功

 

 深紅  「そういえば、名前だけでニュージェネについて詳しい話は知らないな。サクッと調べてみるか」

 

 GM  「では真紅はニュージェネについて以下のことが分かります。

  ニュージェネは略称で、正式な名前はニュージェネレーションズ。

メンバー三人で、キュートで可愛い 島村兎

          クールで綺麗な 渋川凛

          元気で明るい 三ツ星みお

  また、明日のライブに関しても、アイドル板ではチケットが買えた買えなかったで白熱している」

 

 GM  「以上、ニュージェネで調べて出てくるのはこんなもの」

 

 風藍  「じゃぁ次はメンバーで調べてみる」

 

図書館  1d100<=60→67  失敗

 

 GM  「では、真紅はメンバーに調べようとしたときに、サイトのモデルガンのバナーに釣られて、そっちを見てしまった」

 

 深紅  「おぉ、このベレッタクオリティが高いな・・・」

 

 風藍  「うがぁぁぁ、俺のうっかりがぁぁぁ」

 

     * うっかりで叫んでいる風藍の理由を知りたい方は狩宮 深紅様の「デート ア ライブ~転生したら遠坂家!?~を読んでみてね!

 

 一同  「wwwwww」

 

 風藍  「もう良いわ、何もしないで、たまっていた依頼を終えて、寝る」

 

 GM  「うい、じゃあ時系列的に、次はステイルなわけだが」

 

 飛べない豚  「んにゃら、同じく。図書館」

 

 GM  「うーい、(聖職者ってPCって持って良いんだろうか・・・)」

 

図書館  1d100<=71→18  成功

 

 ステイル  「さて、アイドルの補助をするからニハ、アイドルのことを知っていなければいけませんネ」

 

 GM  「つっても、内容はさっき真紅に話したことと大体おんなじ」

 

 飛べない豚  「なら、武内さんからもらった書類を確認します」

 

 GM  「一見すると普通の契約書です。何か可笑しいところを調べるならば目星かな」

 

 飛べない豚  「初期値なんだよなぁ」

 

目星  1d100<=25→71 失敗。

 

 GM  「ステイルは違和感を見つけることは出来なかったが、しかし何か変なことがあるということを感じることはなかった」

 

 ステイル  「んー・・・致す? 御社? 難しい漢字ばかりで分からないデス・・・」

 

 GM  「うん、そんな感じw」

 

 飛べない豚  「なら、普通に過ごして寝ます」

 

 GM  「おk んじゃ次、石川」

 

 己等  「みんなとおんなじで、」

 

 GM  「うい」

 

     図書館  1d100<=80→94  失敗

 

 己等  「あっぶねぇw」

 

 風藍  「まじで危ないなお前w」

 

 GM  「えーと。では石川は調べられませんでした。」

 

 石川  「あれ、PCも携帯もなんか調子悪い・・・」

 

 石川  「ならせめて書類に目を通すぐらいしようかな」

 

 己等  「目星で」

 

目星  1d100<=60→64

 

 己等  「うっそだろw もう寝ます」

 

 GM  「お、おう。おうぅ。 うん、次村上」

 

 MKTM  「図書館、・・・コンピューターってアリ?」

 

 GM  「PCだし・・・・・・二分の一で良いんじゃない?」

 

 コンピューター(図書館の代用) 1d100<=(70/2)→72

 

 MKTM  「ぐぅ」

 

 一同  「なんかダイスあらぶり始めてないかw」

 

 MKTM  「みんな書類しくじってるしなぁ。・・・・・・もう寝ます」

 

 GM  「はいはい。では当日に時計を進めるとします」

 

 

 

 続く

 

 




 どうだったでしょうか。まだ導入なんですが約6000字でございました。(作者の昔の作品なんて一話3000だったのに)

 それから、訂正がふたつございます。

 導入前の話において、深紅のDEXを6と書いておりましたが正しくは8でした。
 そして、タイトル、リプレイ風ログをログ風リプレイに変更いたしました。
 本作はリプレイ風、ではなくリプレイです。混乱させてしまって申し訳ありませんでした(といえども混乱する人がいるほど、読者がいるわけではございませんが)

 こんな未熟者の作品を見ていただける方に感謝を。 次回もお楽しみに。 


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当日

投稿が遅れて本当にすみませんでした!!
 全校応援からの三十八度の高熱とか、ダブルクロスとか、マクロスデルタに嵌ったりしていて投稿が遅れました。
 


 GM  「さてさて、次の日の朝八時ごろ。探索者諸君がメッセにやってくると、会場四時間前にもかかわらずうちわやタオルを持ってきた人たちが、会場入り口前に並んでいるのが見えます」

 

 GM  「また、そのざわめきから目をそらすように視線を入り口から別の場所に移すと、入り口と遠く離れた所で、歌唄井が手を振っているのが見えます。隣には武内さんもいます。探索者諸君はそこに集まることになるでしょう」

 

 

 風藍  「あ、んー・・・にゃら武内さんの顔色を伺う・・・目星?」

 

 GM  「うん・・・目星かなぁ」

 

 己等  「じゃぁ俺も」

 

 GM  「真紅から解決するぞ」

 

 真紅  「さて、あのプロデューサーはどんなかなっと」

 

 目星  1d100<=80→84   失敗

 

 風藍  「うっはw これはないわ」

 

 GM  「つぎー石川の分」

 

 石川  「・・・・・・」

 

 目星  1d100<=60→73   失敗

 

 己等  「ファーwww 不味い、これダイス荒ぶり始めてるwww」

 

 風藍  「これ不味くないか? みんな振ってくれ頼む」

 

 飛べない豚  「じゃぁ私も振りますわ。25」

 

 GM  「初期値かい!」

 

 目星  1d100<=25→24   成功

 

 一同  「うおおおおおっ!!」

 

 ステイル  「おヤ?あの人、なにかおかしいデスよ?」

 

 GM  「(おかしく)ないです。武内さんが貧乏ゆすりしてるぐらいしか分からない」

 

 MKTM  「あ、んじゃぁ武内さんに心理学振りたい」

 

 GM  「(!?)遠いからかなり成功率下がるよ?」

 

 MKTM  「大丈夫、72振ってあるから」

 

 GM  「なんでそんなに高いのさ心理学」

 

 MKTM  「武術やってて、相手の心理を読んでたって事で」

 

 心理学  1d100<=50→??

 

 GM  「んー。武内さんがかなり焦っていることと、歌唄井がかなりこのバイトを楽しんでいることが分かるよ」

 

 風藍  「よし、ジュース買うわ。」

 

 GM  「では、大きな会場だということもあってか、特に人ごみに巻き込まれることもなく、ジュースを購入できました」

 

 風藍  「しまったなー、一万円札しかないわー(棒)」

 

 己等  「うぜぇ・・・」

 

 GM  「それをキャラクターにさせると、信用を失いますので控えましょう」

 

 風藍  「はい・・・」

 

 GM  「では、やっと、皆さんは武内さんの下に集まることとなります」

 

 武内  「みなさん、本日は急なお願いにもかかわらずこの仕事を引き受けてくださって、本当にありがとうございます。では、初対面の方も多いでしょうから、簡単に自己紹介などをお願いします」

 

 真紅  「私の名は狩ノ宮 真紅だ。都内で知っている人もいるだろうが、狩ノ宮探偵事務所というところで、探偵をやっている。まぁ、よろしく」

 

 風藍  「と言って、一万円札を全員に渡します」

 

 MKTM  「破きます」

 

 己等 「要りません、受け取りません」

 

 飛べない豚 「使わないし、いらないわそんなもの」

 

 GM  「では、武内含め、全員の狩ノ宮への感情がマイナス方向に触れます」

 

 石川  「へ、へぇあそこの。 あ、お金は結構です」

 

 村上  「あ、あの馬鹿でかい看板のある。あ、お金は要らないです。」

 

 ステイル  「あぁ、修道女たちも話してましたネ、イケメンの性格悪い店主がいるト」

 

* キャラクターが狩ノ宮の事務所を知っているかは、開始前に知識ロールで判定した結果です。全員成功しました。よって、全員知っているものとして扱っています。

 

 GM  「えぇっと、一応知識として入れておくと。大財閥の息子が経営していることと、成金が経営している割には意外と達成率が高いことで有名です」

 

 風藍  「GM毒舌w」

 

 GM  「他にも、HPがかなり手が込んでおり、一時期スレが騒然となったことは知っています」

 

 己等  「意外と情報くれるのね」

 

 GM  「だってどうでも良いもの、さっきので学んだ、結構多めに出さないとお前ら足踏みしかしないわ」

 

 飛べない豚  「じゃぁ、次は俺」

 

 ステイル  「ステイル・マグナスでス。町外れで神父をやっていマス。きょうも、武内サンを助けるために来まシタ」

 

 風藍  「じゃぁ、そんなステイルに目星振るわ」

 

 GM  「は? ・・・・・・何についての目星?」

 

 風藍  「え? 神父だし、なんか変なもん持ってないかなぁとか」

 

 GM  「・・・・・・」

 

目星  1d100<=80→88   失敗

 

 風藍  「なんでだよぉぉぉぉぉ!!」

 

 己等  「じゃぁ俺も・・・」

 

 GM  「却下。先が進まないから、これ以上のダイスロールは無しにするぞ。適所適所で振れよ、振ってください、頼むから」

 

 MKTM  「え、待って。せめて真紅だけにして、俺はぜんぜん振ってないし」

 

 GM  「まだ、禁止するつもりじゃない。でもほんとにひどかったら禁止する」

 

 己等  「んじゃぁ、自己紹介続けますか。次俺な」

 

 石川  「作家をやっている石川です。作家らしく本を書いています。今日はここにバイトで来ました」

 

 GM  「では、知識ロールで成功すれば本について知っているものとします」

 

 風藍  「振るわ、99」

 

 GM  「99www この頭脳チートめ」

 

 知識  1d100<=99→65   成功

 

 真紅  「そういえば、たまにミステリーを出していないか? 俺はあの稚拙な感じの伏線が大好きなんだ」

 

 石川  「あ、はい。そう言っていただけるとありがたいです(とぼしているのか褒めているのか分からない)」

 

 GM  「では最後、村上」

 

 村上  「えっと、村上拓海と言います。○ックで働いていて、ここにはいま武内さんの隣にいる歌唄井からの紹介できました。趣味で八極拳をやっています」

 

 真紅  「ほう、八極拳ですか。」

 

 MKTM  「と言えども趣味の域を出ないものですが」

 

 GM  「では、自己紹介が終わったのを見計らっていたらしい武内さんが口を開きます」

 

 武内  「では、皆さん自己紹介がお済のようですので、仕事内容の説明をさせていただきます。ですが、その前に会場内に入りたいと思いますので、私についてきてください」

 

 GM  「といって、武内さんは幕張メッセ裏口から会場舞台裏まで歩き始めます」

 

 風藍  「その道中で目星」

 

 GM  「対象は?」

 

 風藍  「何か不審なものはないか」

 

 GM  「自動成功。ない」

 

 風藍  「あ、こいつ情報出す気ねぇなw」

 

 GM  「まだ始まってすらないんですが。何にも遭ってないどころか、遭う気配すらないんですが」

 

 風藍  「でも気になるじゃん?」

 

 GM  「むしろ不審物あったら、ライブ止まるからスタッフが全力でくまなくチェックしてる」

 

 GM  「では、舞台裏に到着すると、スタッフの方々が忙しそうに駆け回っているのが分かります。武内さんからは仕事内容と時間割が配られます」

 

 GM  「仕事内容は、アイドルの衣装着替えの手伝いと、アイドルたちに休憩時間中にお菓子などを持っていってほしいと言うものです」

 

 GM  「そう言って武内さんは、衣装スタッフらしき人を一人、ここに呼びます」

 

 武内  「彼が衣装換えのときのリーダーです。彼が今から衣装換えの手順を教えますので、頭に入れてください」

 

 歌唄井  「ここで失敗すると、ステージ台無しだからな。しっかり覚えろよ」

 

 村上  「お前何様だよ歌唄井」

 

 GM 「というわけで皆さんは、この内容と時間割をしっかり頭に叩き込んだか知識ロールで判定してもらいます」

 

 風藍  「99」

 

知識  1d100<=99→84   成功

 

 己等  「55っす」

 

知識  1d100<=55→13  成功

 

 飛べない豚  「95ですぜ」

 

知識  1d100<=95→4    クリティカル

 

 一同  「おおおおおお」

 

 ステイル  「・・・フムフム。ここが、こうなって。そこに繋がっていて」

 

 スタッフリーダー  「おぉ、神父さん飲み込み早いね!」

 

ステイル  「洋服の種類を覚えるのに、日本語ハ関係ないですカラね」

 

 己等  「なるほどw」

 

 GM  「では、ステイルはよどみなく行動できると自負できるほどにしっかりと覚えることが出来ました。今後、このロールをすることがありますが、そのときに他の人間に指示が出せたとして、プラス10の補正を差し上げます」

 

 GM  「で、時間割って言うのが、14時リハーサル。このときに衣装が絵の練習があるので舞台裏に集合

 んで、15時から17時まで自由時間 で17時から本番」

 

 飛べない豚  「やったぜ」

 

 GM  「その後、武内さんが少しすまなそうな顔をしながら、探索者諸君に言います」

 

 武内  「実は、もう一つだけお願いがあるのですが・・・・・・」

 

 真紅  「何でしょう?」

 

 武内  「実は・・・」

 

 ???  「あ、あの! 私! か、神倉蘭子といいます!」

 

 GM  「そう言って、武内プロデューサーの後ろから、一人の少女が現れました」

 

続く



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美少女とひと時の平穏

………はい、またしても遅れました。本当に申し訳ありません。
 いや、手術したとかで申し訳はあるんですが、主な理由としてはエクステラが楽しかったからです。 毎回育成のほうに熱中してしまうので、発売日に買ったにもかかわらず、いまだにネロ編ステージ5です。(なおレベルは32、絆レベル22)

 マーベラスは閃乱カグラとか含めて育成が楽しすぎるから悪い、…ルンファの5でないかな、禁忌はとりあえず全ヒロイン分周回したけど、トリーチェかわいいかった。
 ルンファシリーズではトゥーナが一番好きです。

 今回も変な終わり方な気がする…違和感なく文を分ける方法を知りたい最近。

 つらつら書いてすみません、本編スタートです。


 ???  「えと、その、わ、私、神倉蘭子って言います!」

 

 GM   「武内プロデューサーの背後から、銀髪の少女が顔だけ覗かせて言います」

 

 飛べない豚  「なにこの娘っ子。 武内さんの娘さん?」  

 

 MKTM  「行動だけ見ると本当に娘っぽいw」

 

 GM  「では、あっけに取られる探索者諸君に対して、武内さんは説明を始めます」

 

 武内  「実は、この子はアイドルの卵なのですが、見ての通り人見知りで・・・。うちの部署としても、人見知りを直してほしいと言う結論になったので、他人に慣れるという意味でも、あなた方の行動にこの子を同行させてもらえませんか?」

 

 飛べない豚  「拒否できる?」

 

 己等  「受けようぜ、さすがにGMもわざわざ用意した美少女ダシに使って・・・使って・・・・・・使いそうダナー」

 

 GM  「お前が俺をどんな風な目で見ているかはよく分かった」

 

 MKTM  「でも、連れてって損はしなさそうだよね」

 

 風藍  「んじゃ連れて行こうか」

 

 真紅  「えぇ、かまいませんよ、この子も有名になったらこんな風に誰かと街へ行くことなんてできなくなるでしょうし」

 

 武内  「ありがとうございます、では、彼女のこともよろしくお願いします」

 

 GM  「そう言って、腰を折る武内さんとともに、蘭子ちゃんもよろしくお願いします、と頭を下げます」

 

 真紅  「あぁ、よろしく頼む」

 

 石川  「あ、はい。よろしくお願いします神崎さん」

 

 ステイル  「綺麗な銀髪デスねー。よろしくお願いしマス」

 

 村上  「よろしく、神崎さん」

 

 風藍  「GM、神倉蘭子について知っていることは?」

 

 GM  「えーと、まだそこまで名前が売れてないし・・・知識マイナス20で」

 

 知識  1d100<=(100-20)→76  成功

 

 風藍  「でしょうね」

 

 GM  「だと思った。 地方から来たアイドル候補生だと言うことを頭の片隅から引っ張り出しました。また、見た目から、とても人見知りで恥ずかしがり屋であることが分かります」

 

 GM  「やはり、まだ探索者諸君に対して恥ずかしく思っているのか、蘭子は、武内さんの陰に隠れてしまいます」

 

 武内  「・・・・・・よろしくお願いします」

 

 真紅  「…任せてください、不審者やマスコミ達からも指一本触れさせませんから」

 

 スタッフA  「あ、プロデューサー。ライブでのカメラワークとかの打ち合わせしたいんですけど…」

 

 GM  「(蘭子についての依頼の趣旨が入れ替わっている・・・)では、真紅のその返事に首の後ろに手を当てながらもコクリとうなずいた武内さんは、ライブのスタッフであろう人に呼ばれて、そちらのほうに駆け寄っていきました」

 

 神倉  「あの、ところで皆さん、お腹空いてないですか? 私、近くにおいしいケーキ屋さんを知っているんですけれど、その、一緒に食べに行きませんか?」

 

 GM  「武内さんが他のところへ移動してすぐ、蘭子は探索者諸君にそう提案します」

 

 真紅 「へぇ、ちょうど良いね、私も少しお腹が空いていたんだ。ご一緒させてもらうよ」

 

 風藍  「と言って、蘭子ちゃんの提案に乗ります」

 

 村上  「最近、甘いものと言えばマッ○のソフトクリームしか食べてないな・・・僕も行くよ」

 

 MKTM  「といって、自分も付いていきます」

 

 ステイル  「oh! 日本のケーキですネ!? 私も食べたいデス!」

 

 飛べない豚  「と言って私も付いていきます」

 

 石川  「あ、ではみんなが行くなら私も」

 

 己等  「的な感じで以下略」

 

 神倉  「はい! ではみんなでいきましょう!」

 

 GM  「では、蘭子は皆を先導する形でケーキ屋へ向かいました」

 

 神倉  「ここです! 346カフェ! ここのケーキがおいしいんですよ!」

 

 真紅  「346カフェ・・・へぇ、こんなお店が」

 

 GM  「346カフェはテラスのある喫茶店で、ゆったりとしたBGMが昼下がりの和やかさとマッチしたいいお店です」

 

 GM  「来店し席に案内されると、手馴れた様子で、蘭子ちゃんがメニューを手に取ります」

 

 村上  「あれ、神倉さんはここによく来るんですか?」

 

 神倉  「えと、はい、恥ずかしながら一人でよく・・・」

 

 GM  「そう言って蘭子ちゃんはメニューで顔を隠すように顔の前まで持っていきました」

 

 神倉  「ところで皆さん何を頼むか決まりました?」

 

 GM  「顔を赤らめたまま蘭子ちゃんは探索諸君に尋ねます」

 

 真紅  「財布のことは心配せずとも僕が持つ、何でも選びたまえ」

 

 風藍  「と、手元にあるブランドの財布を掲げて言いますw」

 

 GM  「(コイツ・・・・・・まぁいいか)」

 

 村上  「(ウゼェ)一番高いやつのセットでもしましょうか」

 

 石川  「・・・はぁ、ショートケーキと紅茶・・・アッサムで」

 

 ステイル  「私は紅茶だけにしマース!」

 

 神倉  「えっと・・・ありがとうございます?」

 

 ???  「お客様ご注文はお決まりですかー?」

 

 GM  「と、各々が注文を決めたところでウサ耳をつけた女の子が注文を聞きに来ました」

 

 ???  「って! 蘭子ちゃんじゃないですか! お久しぶり! そちらにいるのは・・・・・・まさか!? だ、だめですよ蘭子ちゃん! あなたみたいな若い子が男の子四人と遊ぶなんて!!」

 

 神倉  「ナナさん! ちゃ、ちょっと、違いますよ! こちらの方々は今日のライブのお手伝いさんです! それにナナさんだってまだ高校生じゃないですか!」

 

 ナナ  「うっ・・・ぁ、あぁ、そうだったんですか。ついつい私ったら勘違いを・・・すみません。で、ご注文はなんにしましょう」

 

 神倉  「わたしはいつもので」

 ナナ  「ホイップ多めですね?」

 神倉  「はい」

 

 真紅  「じゃあ僕はガトーショコラとブルマン」

 

 石川  「ショートケーキとアッサムを」

 

 ステイル  「ダージリンのおいしいのをお願いしマース!」

 

 村上  「えっと、このCセット? を」

 

 ナナ  「ハイよろ・・・分かりましたー! しばらくお待ちください!」

 

 GM  「そう言ってナナはパタパタと店の奥に引っ込んでいきました」

 

 GM  「十分もかからず、ナナさんが注文したケーキと紅茶を持ってきます」

 

 ナナ  「お待たせしました! ごゆっくりお寛ぎください!」

 

 神倉  「そういえば、村上さん方ってお仕事は何をしているんですか?」

 

 真紅  「僕は探偵を少し、ほら、ここの少し言ったところに狩ノ宮探偵事務所ってあるだろう?」

 

 石川  「僕は本を書いています」

 

 村上  「自分はマックでバイトを、あと拳法の師範代助手を」

 

 神倉  「へぇ・・・皆さんすごいんですね!」

 

 GM  「と、ナナさんが下がって少しして、蘭子ちゃんの他愛無い質問とともに、探索者諸君は蘭子ちゃんがちらちらとこちらに視線を向けていることに気が付きます」

 

 己等  「んー、なんだろ、心理学振ってみていっすか?」

 

 GM  「オーケイ」

 

 心理学  1d100<=70→???

 

 GM  「(ふむ・・・94か、どうするかな)」

 

 GM  「では石川は蘭子ちゃんは料理の味ではなく、あなた方の身なりや髪型、またこの店の窓から見える外が気になっていると感じました」

 

 石川  「つまり何か分からなかったと」

 

 飛べない豚  「説得99有るけど何か聞き出せない?」

 

 GM  「説得・・・・・・どんな風に?」

 

 飛べない豚  「いや、思ったことは口に出したほうが良いよって」

 

 GM  「ふむ、許可しよう」

 

 説得  1d100<=99→92  成功

 

 ステイル  「神崎サン、なにか思うことがあるならば、口に出して相手に伝えることガ、大切なのデスよ?」

 

 神倉  「ステイルさん・・・・・・そうですよね、その、村上さん、そのCセットのレアチーズケーキ一口もらって良いですか?」

 

 GM  「と、蘭子ちゃんは恥ずかしそうにしながらも村上にそう言いました」

 

 村上  「かまいませんよ? ハイ」

 

 MKTM  「といって皿をそっと神崎サンのほうに近づけます」

 

 神倉  「あ、ありがとうございます! んー! おいしいです! お返しに私のも一口どうぞ!」

 

 村上  「では遠慮なく・・・お、うまい」

 

 神倉  「それは良かったです!」

 

 己等  「ラブコメの波動を感じる…」

 

 飛べない豚  「妬ましい、うらやましいぞ村上ェ…」

 

 GM  「お前らモテないからってキャラを妬むなよ…」

 

 神崎  「でも、真紅さんって、あの○○財閥の息子さんだったんですか!」

 

 真紅  「でも財閥の息子も楽じゃないのさ、いろいろと堅苦しくてね」

 

 神倉  「でも、アニメや漫画みたいですね」

 

 真紅  「アニメみたい・・・か」

 

 風藍  「と、意味深風に返しますw」

 

 GM  「では蘭子ちゃんはどこか遠くを見るような目をしている真紅を見て、へにょリ、と悲しそうな顔をします」

 

 神倉  「あ、・・・そのすみません。なにか不味いことでも・・・?」

 

 真紅  「いやいや、特に気にすることではないよ」

 

 GM  「しかし、蘭子ちゃんは顔を曇らせたままです」

 

 真紅  「ほら、そんなに君が頭を悩ませるものでもない」

 

 神崎  「え、あ、いや、そうじゃなくてですね?」

 

 風藍  「はい?」

 

 GM  「先ほどの会話が原因で謝っているわけではなさそうです」

 

 風藍  「心理学プリーズ」

 

 心理学  1d100<=70→???

 

 GM  「では、蘭子ちゃんは今後のアイドル人生に対して困っていると察します」

 

 真紅  「ズバリ言おう。君はアイドル人生について困っているね?」

 

 神倉  「ッ!! さすが探偵さんですね・・・」

 

 GM  「そう言って、彼女は次の三つのことを挙げます」

 

 神倉  「私、これからニュージェネレーションズの方々との顔合わせがあるのですが、そのときに何か意地悪されないかとか、そもそも歌が上手いというだけの理由で本当にアイドルとしてやっていけるのかとか、そんなことを考えていたら喉がつっかえて、ボイストレーニングも調子が悪くて・・・」

 

 飛べない豚  「説得で」

 

 風藍  「心配ないデース! みたいな?(帰国子女の戦艦の声真似しつつ)」

 

 己等  「百パーセントダイジョウブデース」

 

 GM  「おいばかやめろ、能力地が二段階ぐらい下がりかねんぞ」

 

 GM  「さてと、まぁ、説得されて、自信を持ったらしい蘭子ちゃんを交えながら、探索者諸君は飲食を終えます。代金は真紅が払いました」

 

 神倉  「ご馳走様でした。 で、その、実は・・・今からそのニュージェネレーションズに挨拶に行くんです」

 

 真紅  「そういえば神倉、君はアイドル業を始めて日が浅いと言うがいったいどのくらいやってるんだ?」

 

 神倉  「私はニュージェネブレイク後のオーディションに合格して入ったので・・・・・・えと、半年くらいですかね」

 

 GM  「と、蘭子は指を折りながら答えます」

 

 真紅  「そうか・・・大物の人物と面会するときは誰だって緊張するものだ、私のお父様も始めはそんな緊張の連続だったと聞いている。チャレンジあるのみだ、頑張れ」

 

 風藍  「と、励まします」

 

 一同  「おおおお、初めてコイツがまともなこと言った」

 

 風藍  「うるさいやい!w」

 

 GM  「では、そんな真紅のまじめな一言に一瞬あっけに取られた蘭子ちゃんでしたが、ありがとうございます! 頑張ります! とガッツポーズ交じりに答えます。が、やはり表情は少しですが暗いままです」

 

 風藍  「心理学だ! 全力で心理学を振れィ!」

 

 己等  「じゃぁ、俺も振ろうか」

 

 風藍  「あ、いや、別々にしてもらったほうが正解にたどり着きやすくね?」

 

 GM  「ふむ・・・んじゃ真紅から解決するで」

 

 心理学  1d100<=70→???

 

 GM  「では、蘭子ちゃんは探索者に何か期待をしているように、また今後に不安に感じているように感じます」

 

 風藍  「よし、MKTMよ、お前蘭子ちゃんと一緒に挨拶言って来い。武道家なら女の子を守んないと」

 

 風藍  「んじゃぁ、村上の肩をつかんで引き寄せ、蘭子ちゃんに聞こえないぐらいの声量で話します」

 

 真紅  「おい武道家、お前は八極拳を嗜んでいるとかいったな、神崎さんのボディガードになれ」

 

 村上  「・・・了解です、行ってきます」

 

 飛べない豚  「聞き耳振るわ、その内緒話に」

 

 GM  「・・・ファッ!? えと、おう。マイナス二十な」

 

 聞き耳  1d100<=(50-20)→17 成功

 

 飛べない豚  「やったぜ」

 

 GM  「では二人の相談事はすべてステイルには聞かれました」

 

 ステイル  「二人で話し合いなんて水臭いデース、その仕事、私も引き受けマース!」

 

 石川  「何の話でしょう・・・」

 

 己等  「これ俺っていけないよね?」

 

 GM  「いけないね、つか、何wぽはなしているかすら聞こえてない」

 

 己等  「オウ・・・」

 

 GM  「で? 結局どうするので?」

 

 MKTM  「おれとステイルが付いて行って」

 

 風藍  「おれと石川はなにかしてるわ」

 

 村上  「じゃぁ、僕とステイルが君と一緒にニュージェネの挨拶に付き添おうと思ってるんだけど・・・いいかな?」

 

 ステイル  「よろしくデース」

 

 神倉  「本当ですか!? ありがとうございます」

 

   「うむ、村上よ、神崎さんのことは任せた、こっちは私に任せろ」

 

 飛べない豚  「なにをするつもりなんだw」

 

 風藍  「なにかって何かだよ」

 

 己等  「そうだよ(便乗)」

 

 GM  「www」

 

 GM  「ではケーキ屋の前で二人ずつのチームに分かれると言うことで、ココからは別々に処理をしていきたいと思います」

 

 

 続く




 感想や批判、誤字報告などありましたらどしどしお願いします。

 次回の更新は未定です。

 書いてて気がついたけど、石川の心理学の内容を深紅が使っちゃってますね…

 読了ありがとうございました


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各自別行動と、忍び寄る混沌

 皆様! 半年間も失踪して申し訳ありませんでしたぁぁぁぁっっ!!(スライディング土下座)
 言い訳をさせていただくと、去年の年末にこれをクライマックスまで書いていたPCが唐突にクラッシュいたしまして、データが消え、失意の中にあった私の元にドリームキャスト&サクラ大戦1~4が親戚から送られてきたわけでございます。はい。すみません。サクラ大戦やってました。マリアとロベリアは俺の嫁。 いえ、何でもございませぬ。
 そして新たなPCを購入したのが今年の五月。メルカリで購入したら今度はWordが搭載されていなかったので、急遽フリーの文書ソフトをDLした次第でございます。
 クレイジータクシーとか、北へ、とか買っちゃったらもう大変。ド嵌りしている高校三年生でございます(オイ)

 と言うわけでこれからぽつぽつ更新していきますので、皆様の暇つぶしになればと思います。 
 長々と失礼いたしました。それでは本編をお楽しみください(人を楽しませられる腕があるとは言ってない) 
 


GM  「ではケーキ屋の前で二人ずつのチームに分かれて…そうだなぁ…」

 

 GM  「先に神倉サイドから行こうかな。では、何事もなくメッセに戻ってきた蘭子ちゃんたち一行は、そのままの足で、ニュージェネの控え室に行きました」

 

 神倉 「し、失礼します!」

 

 GM  「蘭子ちゃんは緊張しながらもはきはきと、ノックをして扉を開けます」

 

 GM  「中はまさに楽屋、と言った形で壁一面に鏡を設置してある化粧台、また折りたたみ式の白い机が部屋の中央に並んでいます。またその机にはニュージェネのメンバーであろう三人が座っていました」

 

 神倉 「えと、わた、わたしは、神倉蘭子と言います。ニュージェネのブレイクで発掘されたアイドルのひと、一人です。よろしくお願いします!」

 

 GM  「蘭子ちゃんの挨拶に、一人の少女が小走りで近づいてきます」

 

 島村 「蘭子ちゃん! これからよろしくお願いしますね!」

 

 GM  「近づいてきた少女、ニュージェネリーダーの島村兎が、神崎の両手を取ってブンブンと上下に握手します」

 

 ???  「あれ? そこにいるの神父さん?」

 

 飛べない豚  「あれ、それ俺に言ってる?」

 

 GM  「うん。 また、そこにはステイルのいる教会に花を届けてくれる少女、渋川凛の姿もありました」

 

 GM  「彼女の家は花屋さんであり、ステイルの教会の庭に植える花の種や、肥料を購入しているお店です」

 

 神倉  「えぇ!? ステイルさんって渋川さんとお知り合いだったんですか!?」

 

 島村  「凛ちゃんこの神父さん知ってるんですか?」

 

 ステイル  「oh リンじゃないデスか、あなたが武内サンにワタシのことを紹介したそうデスね?」

 

 渋川  「うん、迷惑かなとも思ったんだけど、困っている人を見捨てられなさそうだったからつい・・・・・・迷惑だったかな?」

 

 ステイル  「ノンノン、困っているときは気軽にきて下サイ。求めるものに門は開かれマス」

 

 飛べない豚  「そう言って、凛ちゃんと握手します」

 

 GM  「つまり楽屋内に入ると、はい、では一歩楽屋内に入って握手をしているステイルに残りの一人、三ツ星みおがテンション高めに話しかけます」

 

 三ツ星  「おおお! ほんとに神父さんだ! 十字架下げてるし! お祈りとかってやっぱり今もするの?」

 

 ステイル  「えぇ」

 

 渋川  「もう、みお、そんなこと言ったら神父さんに失礼でしょ。ごめんなさい神父さん、この子は三ツ星みお。私たちのメンバーなんだ」

 

 三ツ星  「三ツ星みおです!神父さんに他のみんなも! よろしく!」

 

 ステイル  「ステイル・マグヌスデス、ステイルと呼んで下サイ」

 

 渋川  「ところで神父さん、その後ろのこの人は?」

 

 GM   「凛が、そういって首をかしげて大柄なステイルの後ろにいる人を見ます」

 

 MKTM  「俺か。じゃぁ、軽く自己紹介でもしようかな」

 

 村上  「えと、自分は村上拓海って言います。例の欠員で来ました、よろしく」

 

 三人  「よろしくお願いします!」

 

 GM  「で、どうします?」

 

 飛べない豚  「立ち位置ってどんな感じ?」

 

 GM  「えーと。楽屋入り口に島村と蘭子ちゃん。その後ろ、廊下に村上がいて、島村に背中を見せる感じで楽屋中央くらいににステイルと凛」

 

 飛べない豚  「うん、することないな」

 

 MKTM  「目星振りたいっす」

 

 GM  「何に対しての目星?」

 

 MKTM  「えー、そうだなぁ・・・・・・楽屋の中に何か変なものがないか調べる」

 

 GM  「りょーかい」

 

 目星  1d100<=25→67  失敗

 

 GM  「では、特にめぼしい物はありませんでした」

 

 飛べない豚  「初期値だけど振る」

 

 MKTM  「安心しろ。俺も初期値だ」

 

 目星  1d100<=25→57  失敗

 

 GM  「以下同文」

 

 飛べない豚  「んー心理学振るかぁ?」

 

 己等  「誰に振るのさw」

 

 飛べない豚  「それもそうか、出鱈目に振ってもいいこと無し、ファンブル怖いし、終わり。もう何もしない」

 

 GM  「じゃぁ、残った二人のほうに動くけどもいいね?」

 

 MKTM  「おk」

 

 

 GM  「ういうい。 では残った二人ですが、メッセまでの道のりは分かっていますが、リハの時間を考えると一人二行動ぐらいで時間になるでしょう」

 

 風藍  「遅刻することは?」

 

 GM  「メッセのドームは見えているので、ギリギリまで残ったとしても遅刻はしないでしょう」

 

 風藍  「了解・・・・・・・・・でも、何しようかな」

 

 己等  「考え無しかよ!w」

 

 風藍  「あ、じゃぁ、メッセ周囲に変なものとかないか目星しながら確かめて回る」

 

 GM  「確かめて回る・・・その一行動二行動分の行動権使い切るよ?」

 

 風藍  「ダイジョウブ、ダイジョウブ」

 

 目星  1d100<=75→80  失敗

 

 風藍  「……(がっくりとうなだれている)

 

 ファンたち 「いやぁ…当日でチケット取れてよかったっすよ」

       「おぉ、ちっひに鬼とか悪魔とか言えねぇじゃんお前w」

       「まぁ、俺は一時選考でばっちり確保したがな」

       「お前のちゃんみお愛は異常」

       「いってろw」

 

 真紅  「ふむ…変な紙袋や、鍋、タッパーの類は…ええぃ! こうも人が多いと探せる物も探せない!」

 

 GM  「では、ファンの雑談に気が散った真紅は何も見つけることが出来ませんでした」

 

 GM  「それどころか、メッセ前に来たところでファンにその姿が見られてしまいます」

 

 ファンA  「ねぇ! あなたも今日ライブ見に来たんでしょう!? 推しは! 推しメンは誰!?」

 

 風藍  「むぉ!? GM、三人の画像見せて」

 

 GM  「はいよ(タブレット渡し)」

 

 真紅  「・・・凛ちゃん?」

 

 ファンA  「なんだよ! みおちゃんじゃないのかよ!? みよちゃんは可愛いだろ! 順位低いとか言うなよ!!」

 

 深紅  「お、おう。しかし自分は友人に誘われてきただけでな。・・・すまん! 時間が押しているんだ」

 

 風藍  「そう言って立ち去ります」

 

 ファンA  「あぁ、そうか。なら今日は楽しんでいってくれよ! その友人だって、心のどこかでは元気っ子が好きに」

 

 ファンB  「はいはい、黙ろうね~」

 

 GM  「ファンのそんな声を背中に受けながら、深紅は帰ってきました」

 

 己等  「俺は、することないから戻るわ、」

 

 風藍  「あ、だったら俺が見回りしている間にニュージェネメンバーについて調べてくれ、俺もお前もしくじってて知らない」

 

 己等  「あ、そっか、おk、図書館振ります」

 

 GM  「はいはーい」

 

 図書館  1d100<=60→30  成功

 

 GM  「では石川はニュージェネメンバーについての情報を得ます」

 

 石川  「狩ノ宮さんお帰りなさい。今ちょうど今日のアイドルグループについて調べていたんですけれど、一緒に見ますか?」

 

 真紅  「ああ、見させてもらおう。今日の朝にも目は通してきたのだが、見落としがあると不味いからね」

 

 MKTM  「どの口がwww」

 

 己等  「といいながら、帰りながら情報共有します」

 

 GM  「おk、許可しよう」

 

 GM  「では、探索者諸君は各々行動した後に、リハーサルの時間に気が付き、舞台裏に集まります」

 

 GM  「舞台裏では、武内さんが立っていました」

 

 武内  「では今からリハーサルを開始します。衣装補助の方々も本番同様に動いていただくつもりですので、よろしくお願いします」

 

 村上  「了解です」

 

 武内  「あ、狩ノ宮さん方は、衣装の順番を覚えて下さっていると思います。リハーサルでは、本番と同じように衣装を着替える手伝いをお願いします。あと、担当するアイドルも今のうちに決めておいてください」

 

 己等  「ほうほう、豚さんクリあったよね」

 

 飛べない豚  「うん」

 

 真紅  「おい神父、お前凛と面識があるらしいな、あの子の担当になってやれ」

 

 風藍  「と言います」

 

 ステイル  「あなたに言われなくてモ、そのつもりですヨ」

 

 飛べない豚  「と返します」

 

 GM  「(険悪だなぁ)うい、他は?」

 

 真紅  「では武道家、お前は何か希望はあるか?」

 

 風藍  「と聞きます」

 

 GM  「言っとくとステイルは覚える段階でクリ出してるからね?恩恵あるからね?」

 

 風藍  「あ、そうやった」

 

 風藍  「でも、俺隠れるとか持ってるから隠密しやすいのよね」

 

 MKTM  「GM、あと誰が残ってる?」

 

 GM  「元気枠のみおとリーダーの島村」

 

 MKTM  「じゃあ俺リーダー行くわ」

 

 風藍  「おれ技能的に単独行動しやすいから、石川。任せた」

 

 己等  「うい、わかった」

 

 GM  「じゃぁ、各々役割を決めたところで」

 

 GM  「アイデアが一番低い探索者に蘭子ちゃんが補助について、分からないところを教えてくれます。このときのアイデアロールにプラス20の補正を、また、ステイルのクリティカルとして全員に、プラス10の補正を差し上げます」

 

 村上  「えっと・・・・・・たしかこうで・・・あれ、そうだったか?」

 

 神倉  「・・・その、もしかしてうる覚えだったりしますか? 村上さん」

 

 村上  「あ、神崎さん。 実はそうなんだ」

 

 神倉  「じゃ、じゃあ私がお手伝いします!」

 

 村上  「本当かい? 助かるよ」

 

 ステイル  「私もバッチリ覚えてますからネー、困ったときは聞いてくだサイ」

 

 飛べない豚  「的な感じで、みんなに言います」

 

 GM  「了解。では、アイデアにて衣装変えの順番を思い出せたかロールします」

 

 村上  1d100<=(60+10+10)→54  成功

 

 石川  1d100<=(80+10)→43  成功

 

 ステイル  1d100<=(80+10)→52  成功

 

 一同  「「「「お、みんな成功・・・ハモったwww」」」」

 

 GM  「では、間違えずに衣装を着替えた三人は、そのままステージのほうへ駆けていきました。それと同時に曲が流れ始めます。曲は、お願いシンデレラ」

 

 風藍  「おーねがいーシーンデレラーwww」

 

 GM  「あってる、あってる。 と、では探索者諸君」

 

 一同  「「「「ん?」」」」

 

 GM  「聞き耳ふって?(首傾げつつ)」

 

 一同  「「「「!?」」」」

 

 続く




いや、本当に失踪していて済みませんでした。
 誤字脱字、ご指摘ご感想等ありましたら、感想欄まで、お願いします。

 あ、友人から借りたサノバウィッチもやらなきゃ(オイ待て)



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