チートと大罪を与えられた者の幻想入り (P(紅刃))
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気がつけば花畑
楽しめれば幸いです。
深夜のテンションで書いています。
感想とかは待ってます。気が向いたら書いている感じなので毎回文章表現変わる可能性があります。
そんな感じでチートと大罪を持たされた者の幻想入り開幕です!
彼はある世界に迷い込んでいた。その世界についてはまぁ、おいおいわかるだろう。彼は今その世界の花畑にいた。
「ねぇ貴女その花…その私の花、折ったのでしょう?」
目の前にいる羽の生えた生き物に対してそう言い放った彼女は羽の生えた生き物から見れば悪魔のような顔をしていた。
「え…あ…ご…ご…」
「話すことも出来ないの?小さな妖精さん。」
ニタァっと笑う彼女を見て小さな妖精はと言われた生き物はなにも言えなかった。それをたまたま見ていた彼は…
「俺はそこの妖精?が花を摘む…折ったところから見ていたがおそらく悪意があって折ったわけじゃないとないと思うが?」
「貴方が誰なのかは知らないけどそこの妖精が私の花を折ったのは確かでしょ?だからその罰を受けて貰わないと。」
「花の種を買って来いとか花の手入れをしろとかそんな易しい罰…ではなさそうだな。」
彼女が言う罰はそんな生易しいものではないと彼にはなんとなく分かった。
「そうね。折ってしまった花のようになって貰わないと。」
「なるほど。花のように…つまりあれか下半身を切り離しそのまま苦しんで死ね…と…趣味が悪いようで。」
「それも悪くないけど私はそこまで酷じゃないわ。下半身を切り離したら直ぐに死んでもうわ。」
「ご…ごめんなさい!」
それは妖精にとって必死に振り絞って出した言葉だったのだ。
「謝っても花は元に戻らないわ。」
「あ…ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
妖精にとって彼女言葉は絶望でしかなかった。
「ふん、ならかわりに俺がその罰を受けてやるよ」
「はぁ?」「えっ?」
彼女と妖精は呆気にとれらたような顔していた。そりゃ驚くだろう全く知らない男がいきなりあって数分の名前も知らない妖精の代わりに〝自分″の下半身‥つまり腰から下を切り離すと言っているのだ。驚かないはずがない。
「なぁやるなら早くしろよ」
「そんな見ず知らずの妖精のために自分の身体を捨てるなんて貴方は頭がおかしいのね。」
「よく言われるさ。」
「面白いわね貴方。本当なら花を折った理由によって罰を受けて貰うか考え直すつもりだったけど…いいわその望み叶えてあげる。」
切られる瞬間は一瞬で彼女の手により彼は息をしなくなった。妖精はなぜ彼女は〝望み″と言ったのか?なぜ彼は自分の代わりに命を捨てたのか?という疑問があった。そして何より彼を殺してしまったという罪悪感があった。
「あ…」
言葉が出なかった。涙が出た。なぜだろう?全く知らない人なのに、思い入れもなにもない人なのに…いや逆だ全く知らないからこそ自分は自分の弱さのせいで赤の他人を巻き込み結果殺してしまった。
(なぜ彼は殺される事を望んだのかしら?)
妖精は自分の弱さを悔やんだ。彼女は考えた。そんな数秒の沈黙の時間を破ったのは
「こりゃ、確かにチートだな。」
「え?」「あ、え?」
さっきまで死んでいたはずの彼だった。彼は生きていた。いや、違う生き返ったという方が正しいだろう。死人としてではなく生身の人間としてだ。
「ねぇ?貴方どうやって生き返ったの?」
「え?ああそれは…いやその前に妖精は開放でいいんだな?」
妖精は決めた強くなる、と。この人の弟子になろう。なれないならばこの人を観察しよう。自分の身くらい自分で守れるようになる。他人に迷惑はかけないと。
「ええそうね。罰はしないわ。」
「ならいい。それで確か俺が生き返った理由だなそれは俺はチートという能力を持たされたからだ。」
「チート?」
「この世界にはチートという言葉はないのか。そうだな簡単に言うとバランスを壊すような強さって事だ。」
「なるほど。だから生き返ったのね。」
この世界は能力が強い人なんていっぱいいる。だが彼の強さは異常なんだろう。そう察する事が出来た。
「俺もこの能力のことはイマイチわからんが。あっそれともう一つある。それは七つの大罪だ。」
七つの大罪というのはよく分からないが言葉から察するに一人の女性と1匹の妖精は恐ろしいものだと感じた。
どうでしたか?
こんな感じのでよければまた見てやって下さい
良ければコメント下さい。
では次の機会までさいなら〜(^-^)
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