転生物語~そこは、まさかの死後の世界 (立華お兄さん)
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プロローグ

「ここは………どこだ………?」

目が覚めるとみしらぬ場所にいた。

「たしか俺は、車に轢かれてたはず。」

しかし体には車に轢かれたあとがない

「目が覚めたかい?」

「え?」

振り返るとそこには、さっきまで何もなかったはずの場所にTOXの大精霊マクス○ェルに似たヒトが居た。

「えっと、あなたは?大精霊様?」

 

「存在的には間違ってないかもしれないが、私は君達『人間』の言葉で表現するのなら神様、といったところかな?」

「は、はあ。そうですか。」

にわかに信じられないが、車に轢かれたにも関わらず無傷ということに説明がつく。

「じゃあ、死んだということ?」

「その通り。君は察しと潔さが良いね。此処に来た人達は皆錯乱するか混乱するって言うのに。君みたいな人間珍しいよ。」

「死んだもんは死んだんだ。今更どうこう言える事じゃないし、後悔もしてないよ。それで、これからどうすればいいのですか?」

「ふむ、そうだね。君にはある所に来てもらう。」

「ある所とは?」

「そうだね。さしずめ死後の世界かな。」

「え?」

「ここ死後の世界じゃないのですか?」

「ここは生と死の境目だよ。君の死はこちらの不手際だから、こうして現れたというわけさ。」

「は、はあ。そうですか。」

「お詫びに転生する物語のように3つまで特典を君にあげよう。」

「はあ。そうですか。」

「死後の世界に行くなら、エンジェルビーツの世界に行きたい。」

「ふむ。了解した」

「それからめだかボックスのスキルを作るスキルが欲しい」

「ふむ。それはいいが、スキルは必要ないのでは?」

「必要ないかもしれないけど、一応持っておきたいんだ。」

「なるほど。あとひとつはなんじゃ。」

「自分の設定を奏の兄にして欲しいこと」

「なるほど。では時間軸はどうする?」

「うーん。音無がくる前でお願い。」

「了解した。では連れて行くぞ。」

こうして俺は、死後の世界に来た・・・・



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オリ主紹介

~オリ主紹介~※主人公は、神様から特典でエンジェルビーツの世界に行くこと、スキルを作るスキル、天使もとい奏の兄の設定を貰っています


名前:立華(たちばな) 響(ひびき)

 

年:17(高3)

性別:男

容姿:神に頼んだためか、姿は奏と瓜二つ。見分けの仕方としては目の色が奏が黄色っぽいのに対して響は右目が黄色っぽいく左目が赤色っぽいこと、いわゆるオッドアイであることのみである。

性格&設定等々:特典のスキルで面白く生活をする気分屋で、生前とあまり変わらないことをしたりする、自分から頼んだ設定なので奏の兄らしく振る舞うがゆえによくスキルでやらかすことがあり、とてもフレンドリーである



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また目覚めたらそこは・・・

本編はここから始まります。


また目が覚めると今度は、みしらぬ部屋にいた。

「確か神様に特典貰ってエンジェルビーツの世界、つまり死後の世界に来たんだよな。」

ふと、ポケットにあった生徒手帳を見ると、

「天上学園、名前は・・・あった・・・立華 響と書いてあった。全寮制・・・寮の番号は・・・443番か・・しじみ、覚えやすいな。)

時計を見ると、時刻は朝の7時だった。

「朝か。腹へったしが食堂でも行くか。」

そう思い、財布を捜したが・・ない。

「あ、そうかここに来たばかりだからないのも当然か。」

「さて、どうしよう。」

困りながら、生徒手帳を眺めると奨学金が貰えると書いていた。

「奨学金が貰える、場所は事務室と、これで心配ないか。」

奨学金を貰いに部屋を出て、事務室に居く。事務室に行くとテンプレな事務の人がいた。

「失礼します。奨学金を貰いにきたのですが。」

「あ、はい。 奨学金ですねお名前は?」

「立華 響です。」

「響さんですね。それじゃあこれが今月の奨学金です。」

そうして事務の人が封筒を渡してきた

「ありがとうがざいます。それでば失礼します。」

そうして事務室を出て封筒の中身を確認した

「金額は、諭吉が7枚か、けっこう多いな。」

「さて、奨学金も貰ったことだし、食堂行くか。」

そして食堂に向かった

「いざ食堂に来たが、なに食べようかな。」

と思っていると後ろから声を掛けられた

「おはよう、にいさん」

そう声を掛けたのは、奏でだった

「おはよう。奏。そうだ、一緒に飯食べない?」

「そうね。にいさんがいうなら一緒に食べるわ。」

奏が麻婆豆腐を頼んだみたいなので、俺も麻婆豆腐頼んだが、

「麻婆豆腐てこんなに真っ赤でしたっけ・・」

そこには、真っ赤な麻婆豆腐があった。

そうかしらと奏は平然と食べている。

「まあ食べてみるか。」

一口食べると、

「辛い・・けど後味が美味いな」

最初は口が死ぬかと思ったが後味が美味かったためすぐに食べ終わった(けど舌がヒリヒリする)

「じゃあ、にいさん私は行くね。授業さぼらないでね。」

「ああ、分かった。」

と言って奏と別れた



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第2話少女勧誘中

今回は戦線メンバーとの接触です。



奏と分かれたあと俺は教室に向かってた

 

教室に着いた瞬間にチャイムが鳴り授業が始まるが、

 

生前は授業に集中するタイプでもなかったためスキルを作っていた。

 

「腑罪証明《アリバイブロック》はあると便利だよな。」

 

と考えていると、腑罪証明《アリバイブロック》が出来上がる。

 

響の神様から貰った特典のスキルで、頭で考えた通りのスキルを作ることの出来るスキルの効果である。

 

「やっぱり便利だなこのスキル。さすが神様から貰っただけはある」

 

「まあ、とりあえず欲視力《パラサイトシーイング》も作っておくか。」

 

「たぶん戦線の誰かが勧誘してきそうな予感する、とりあえず武器を奪うスキルでも作るかな。」

 

響は転生者?であるがゆえに、生前この世界をアニメで見たことがあるため戦線の人たちが武器を持っていることを知っている。

 

「誰もいきなり発砲してこないはず。だとしたらまだ安全だ。銃を持ってたら逃げればいいんだ。」

 

と考えているうちに時間は流れて放課後である。

 

「はい、放課後だ。何、時間が流れるのが早い?そんなものご都合主義ですよ。」

 

と自問自答しながら廊下を歩いていると、こんな話が耳に聞こえてきた。

 

「今日の夜、ガルデモがライブするらしいよ。」

「絶対見に行かなくちゃ。」

「ガルデモのライブ最高」

 

とか話している人が多数いた

 

「なるほど。ガルデモがライブするのか。飯は早めに食べて見に行くとしますか。」

 

と思いながら歩いていると後ろから声を掛けられた、振り向くとそこには

普通と違う制服を着た女の子がいた。

 

「あなたが、立華 響君?(情報どおり天使にそっくり)」

 

「ああ、そうだけど。君は?(いきなりリーダーのお出ましかよ)」

 

「私、私は、中村ゆり。所で話があるのだけれど」

 

「ああ、分かった何処で話す?(多分戦線にこないイカ的な話だろ。)」

 

「とりあえず屋上で話しましょ。(この従順さ、NPCかしら?)」

 

こうして屋上にきた

 

「で、話てなんだ?」

 

「あなた戦線に来ない?」

 

「はい?戦線?ナンデスカソレ(やっぱりか)」

 

「その反応のようだとNPCじゃないわね。」

 

「で、戦線だっけ。俺、入るつもりないから」

 

「え、どうして?」

 

「うーん、面倒だからかな。特に理由はないけど。(まあ、奏を傷つけたくないからだけど)」

 

「そ、そう。なら力ずくでも入隊してもらうわ!」

 

と言ってゆりは、懐からナイフを出す

 

「ちょ、いきなり戦闘かよ。」

 

「あら、素早いのね。今のかわしたのは、天使くらいよ」

 

かわせたのは、事前に欲視力《パラサイトシーイング》で読んだからである

 

「しかたがないな。けど遅いぜ。」

 

と言って武器を奪うスキル「刹那の泥棒」でゆりのナイフを奪う

 

「な、いつの間に!」

 

「このまま続ける?」

 

「しかたがないわね。今回は、引くわ。けど覚えといて。必ずあなたを入隊させてみせるから。」

 

と言ってゆりは去っていった

 

 

 




オリジナルスキル名は正直やっつけですww
感想ありがとうございます。
まあ自分的もネタな気がします


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第3話 高みの見物

ゆりが去ったあと、ガルデモがライブするらしいので早めに夕飯を食べるため食堂に来ていた。

 

「早めに食わないと、ライブでそれどころじゃなくなりそうだな。」

 

食堂を見回すとそんなに人は居なく、ステージの方ではゆりと同じ制服を着た人がライブの準備の真っ最中のようだ。

 

「早めに来て正解だったな。」

と言いつつ俺は肉うどんを食べた

 

時が流れライブが始まった。

 

「ガルデモの曲はいつ聴いてもいい曲だよな。ん、外が騒がしいな。大方外でドンパチやってるんだろ。」

「おもしろそうだし、見に行くか。」

少年移動中・・・

 

「おー。やってるやってる。派手にドンパチやってる。」

 

体育館の屋根より少し上空でスキルを使い、高みの見物していた。

 

「と、危っねえ。運悪かったら当たるところだった。」

 

奏がディストーションで弾いた?弾丸が飛んできた。

そして・・・戦闘が終わった

 

「さて、帰るか。そこそこ面白かったし。(さりげなくスキルで奏の怪我を直してたりする)

 

そして寮に帰った

 

   戦線Side―――――

作戦本部でゆりは考えていた

 

(響君を戦線に引き込めれば大分戦力になるだろうな)

 

「ゆりっぺさん、少しお話があります。」

 

と言ってゆりに声を掛けたのは、眼鏡を掛けて体格のいい男子だった

 

「あら、高松君。どうしたの?」

 

「はい。戦線メンバーの何人かが天使に似た人物を体育館上空で見たという報告を受けています。」

 

「え、」

 

「服装はNPCの男子制服だったそうです。私としては、目の錯覚かなにかだと思っています」

そういって眼鏡をクイっと上げながら高松は報告した。

 

「そ、そう一応警戒しておきなさい。天使の新たなスキルかもしれないから。(それってまさか、響君だったりしないわよね・・)

 

そうゆりはその情報にあてはまる服装の人物に会ったことがある。

 

(今度響君にあったら聞いてみよう。・・・無理かもしれないけど)

 

「分かりました。一応警戒しておきます。」

 

   響Side――――――

「ハッ、クシュン。誰か噂したのかな。まあいいや。」

 

寮に帰った響はパソコンでゲームをして暇つぶししていた。

 

パソコンを見てもはいってるゲームといったら、

 

マインスイパーやらソリティアしかなかった(普通である)

 

しかたがないのでスキルで生前のパソコンのデータをこっちまで移動させて、

ゲームをしていた。

 

「やっぱりこっちのほうがしっくりくるな。あとでP○3とかスキルで呼び寄せようかな。」

 

響の部屋は一人部屋なのでもはや、やりたい放題である。

 

 




次回は音無登場です。


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第4話 天使

更新遅くなってすみません。バイトとか忙しくて


???Side―――――

 

「ここはどこだ?」

 

と一人の少年は、地面に仰向けに倒れながら言った。

 

辺りを見回すと、体育館や学校の校舎等が見えるので、

 

ここは学校のようだ。

 

「なにも、思い出せない。」

 

そう。その少年は、いつここに来たのか、そしてなぜここにいる理由が分からない。

 

「目が覚めた?」

 

と声がした。

 

起き上がってみると、そこに声の主であろうスナイパーライフルを構えた少女が居たのだった。

 

君は誰?と聞く前に少女は言った

 

「ようこそ。死んでたまるか戦線へ」

 

は?死んでたまるか戦線?なんだそれと少年は混乱していた。

 

「唐突だけど、あなた入隊してくれないかしら?」

 

と少女は言った。

 

「え?入隊?」

 

と詳しく聞く前に少女が言った。

 

「ここにいるということは、あなた死んだのよ。」

 

と少女がいいさらに頭が混乱した

 

「は?よくわからないんだけど」と言いかけてまた少女に言葉を遮られる

 

「ここは死んだ後の世界。何もしなければ消されるわよ。」

 

「消される?誰に?」

 

「そりゃあ、神様でしょうね。」

 

わけが分からないと少年は思っていた。

 

「じゃあ、入隊ってのは何?」

 

「死んでたまるか戦線によ。その前は死んだ世界戦線。けどそれって死んだことを認めてることになるんじゃね?ってことで破棄、以降変遷を続けてるわ」

 

「え~とそれて、本物の銃?」

 

「はあ。ここに来たやつはみんなそんな反応するのよね。あ、一人そんな反応しそうもない例外がいたけど。まあ、今の現実を受け止めなさい。」

 

「今の現実を受け止めてどうすればいいんだよ。」

 

「戦うのよ」

 

「何と?」と質問してみる

 

「あれよ。」そうゆうと少女が指をさした

 

指を指した方を見ると制服が違うだけで双子のような二人組みがいた。

 

「あれが死んでたまるか戦線の敵。天使よ、え?」

 

と少女がはっきりと分かるくらいに驚いている

 

「天使って二人もいるのか?」

 

「天使は片方で、もう一人は違うはずよ、多分」

 

「といっても二人とも同じに見えるからどっちかわからないんだが。」

 

少年は少しあきれ気味にいった。その瞬間、目の前にさっきの二人組みの一人が居た。

 

「おや、新しい人かな?ゆりさん」

 

とさっきスナイパーライフルを構えていた少女に話かけた。

 

少女の名はゆりというらしい。

 

「そうよ。新しい人よ。それと君も入隊してくれないかしら。」

 

「まえにも言ったが、断るぜ(キリ。それに神に復讐したいとも思わないし。」

 

おいおい何を言ってだ?神に復讐?そんなにおかしい連中だったのか?

 

とさっきから空気化していた少年は考えていた

 

すると遠くからゆりっぺ~と呼ぶ声がした

 

声の主であろう青髪の少年が近づいてきた。

 

「お~い。ゆりっぺ、新人勧誘の奴はどうした。この人での足りないときだ、どんな手を使ってでも・・・あれ?て、天使!」

 

そう言っている途中からゆりは、頭をかかえていた。

 

「お~い、青髪君俺は天使じゃないぜ。」

 

「そういえば天使は女の子だものな。」

 

「え~となんか忙しそうだから俺向こうに行くわ。」

 

そういって空気化していた少年は、向こうのグランドにいる天使と呼ばれる子の所に行った。ゆりが「勧誘にまた失敗した~!」と叫んでいた

 

「あの。こんばんは」

 

何?と言わんばかりに天使と呼ばれていた少女が振り向く

 

「あんた、銃で狙われていたぞ。あんたが天使だとかなんとか言っていたけど」

 

「わたしは天使じゃないわ。生徒会長よ」

 

と少女は答える

 

「だよな。天使なんているわけないし、あいつらにからかわれていたのか。自分が誰かも分からないし病院でも行くか」

 

「病院なんてないわよ。」

 

「え?」

 

今この子なんと言いました?病院無い?

 

「誰も病まない。みんな死んでるから」

 

「ああそうか。お前もあいつらの仲間なんだろ。俺を騙そうとしているんだろ。じゃあこの記憶喪失もお前らの仕業か?」

 

「記憶喪失は、よくあることよ。事故死等だったら、頭がやられる場合が多いから。」

 

「じゃあ。証明してくれよ。俺は死んでいるからもう死なないって。」

 

そう言った瞬間、少女は小さな声でハンドソニックと言った

 

その瞬間、俺は心臓を刃物?で刺された。そこから俺の意識はとおのいた。

 

 

 

 

 

 




久々の更新です。音無初登場です。またエンジェルビーツを1話から見ているけど、

最近化物語や偽物語を見ている影響か、音無君が阿々木君にしか聞こえないww

しばらく音無のターンが続くかもです。

更新が今回のように遅くなるかもしれないですが、温かい目で見守ってくれたら幸いです。


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第5話 死後の世界

???Side―――――

 

「ハッ!?」

 

気を失ってから目覚めるオレンジ髪の少年

 

辺りを見回すと保健室のようだ。

 

何で気を失っているのだろうと考えているうちに、記憶が甦る。

 

「生きている。あんな激痛だったのに。」

 

「よお。目が覚めたか?」

 

突然声が聞こえ、聞こえた方を向くと、生徒会長?がいた。

 

「お前、俺をまた刺しにきたのか?」

 

明らかに動揺しながら生徒会長?に聞いた。

 

「やっぱり誤解しているな。お前を刺したのは俺じゃない。」

 

少し冷静さを取り戻しつつ、目の前の人物を見ると、黒の学ランを着ていた。

 

「えーと。確か俺を刺した奴は、スカートを穿いていた気がする。」

 

「まあ。お前が刺されたのは自業自得だけどな。そうだ。自己紹介がまだだった

な、俺は、立華 響。気軽に響と呼んでくれ。君は?」

 

「唐突だな。音無、えーと下の名前は・・・・思い出せない。」

 

「記憶がないか。まあその内記憶が戻るだろ。」

 

「記憶ないのはおいといて。自業自得とはどういうことなんだ?」

 

音無は困惑が隠せなく、響に尋ねた。

 

「音無が生徒会長に尋ねた事を簡単に例えるなら、『職員室は何処ですか?』と尋ねることに等しい。」

 

そんなこと位のことだったのあれ。といいかけたその瞬間、保健室のドアが勢いよく開き中に一人の青年が入ってきた

 

すると、ハルバードを担いだ紫髪の青年が言った。

 

「貴様か?ゆりっぺを無視し、逃げた奴は。」

 

「え、逃げたというかお取り込み中だと思ったから、立ち去っただけだ。」

 

「死ぬか?」

 

とハルバードを担いだ紫髪の青年が言った。

 

「・・・・(どうしよう、あっちは会話する気ゼロだ。)」

 

と音無が困りながら考えていると、響が言った。

 

「俺二度も勧誘断ったけどwww」

 

「何・・・だと!」

 

某死神代行のようになっているハルバード青年(仮)

 

「どうやら貴様も死にたいらしいな。」

 

「・・・(もう死んでるのに、こいつアホだな。)」

 

と考えている響、

 

「まあとりあえず。私とお話(物理)しようか。」

 

と響が言った瞬間、ハンドソニックと呟いた。

 

「な、貴様天使!」

 

「違うぞ、俺は天使ではない、俺は悪魔だ。」

 

そう言って響は、躊躇なくハルバード青年を手にあるナイフみたいなもので刺した。

 

そのせいで保健室は血まみれ。まさに悪魔だ。

 

「血まみれか、仕方がない。『大嘘憑き(オールフィクション)』

 

響がそう言うと、血まみれだった保健室が元に戻った。

 

「まあ、さっきの話に戻すが、何について知りたい?」

 

「この世界について知りたい。」

 

「なるほど、この世界は死後の世界。死ぬくらいの怪我をしても数十分で治癒する。ただし死ぬ痛みを味わうけどな。」

 

響の言ったことに驚きを隠せない音無、だが今までのこともそれで説明がつく。

 

「じゃああの集団はなんだ」

 

「あの集団とは死んでたまるか戦線のこと?」

 

「そうだ。」

 

「あの連中は、前世で青春をまともに過ごせなかった奴らだ。そもそもこの世界自体青春をまともに過ごせなかった奴が来る所で、この世界にいるとされている神を見つけ出し、復讐するのが目的だ。生徒会長なだけ生徒の模範となるか勘違いしたのだろう。」

 

「それで生徒会長を天使だと勘違いしているわけか。」

 

「まあ特殊なスキルを持っているから勘違いされてもおかしくない」

 

「特殊なスキル?」

 

「君が生徒会長に刺されたときのナイフ。通称ガードスキルであれはハンドソニックと呼ばれるもの」

 

「なるほど。それで何で響は使えるの?」

 

「それは、俺も特殊なスキル持ちだからだよ。スキル名『正体不明(アンノウン)』文字どうり正体不明なだけ思いどおりのスキルを作り出せるスキルさ』

 

「な、なるほどな。それなら神に復讐など考えないわけか」

 

実際スキルは神からの貰い物だけどなと響は考えながら言った

 

「質問はそれだけか?」

 

「俺はどうすればいい。」

 

そう音無は記憶がないが、さっきの説明だと記憶がなくとも予想がつく。

 

「そうだな。戦線に入ることをおすすめするよ。俺みたいな奴じゃなと暇で死ぬよ。」

 

「そうか。じゃあ戦線にはいることにするよ」

 

「戦線の本部は校長室だぞ。また知りたいことがあったら24時間365日いつでも相談に乗るからな」

 

「分かった、ありがとう響。」

 

音無は保健室を出て行き戦線本部とされる校長室に向かった。

 




久々の更新です。最近気が乗らず、なんども書き直しの繰り返しでした。」

音無「これも怪異のしわざか?」

響「修羅々木さん、なにを言ってるの?」

音無「むしろそっちに改名したいくらいだよ。それと僕の名前は阿良々木だ」

響「音無だろ。」

音無「そうだった。ついノリで」

響・音無「次回『死んだ世界戦線』ご期待ください。」



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第6話 死んだ世界戦線

まだ1話が終わってないけど進まないOrz


音無は戦線本部があるであろう校長室に向かっていたが・・・

 

「響も校長室に行くのか?」

 

「このまま居ても暇だし。戦線にでも入れば暇じゃなくなるから」

 

「そうか。この世界に詳しい響が居ると心強いよ。」

 

そうして響達は、校長室に向かった。

 

・・・・・少年移動中・・・・

 

校長室の前に着いた

 

中からこんな会話が聞こえた。

 

「じゃあ玉砕戦隊」

「殴るわよ。」

「ライト兄弟。」

「おおぎりか!」

「最後は戦線なのよ。これは譲れないわ。私達はこの戦場の第一線に居るのよ。もっとマシな案はないの。」

 

どうやら戦線の部隊名についてのことらしい

 

「それより中にはいろうぜ」

 

と音無は言うが、響は音無を止める

 

「音無。まて」

 

「え?」

 

音無がドアに手を掛けよとして、それを阻止する。

するとカチと言う音がして、音無の目の前をヒューンとハンマーが通り過ぎる。

そしてハンマーが窓ガラスを割る。

 

「この扉には部外者が入ってこれないようにトラップが仕掛けられている。」

 

「そういうことは先に言ってくれ。けどどうやって入るんだ?」

 

「スキルを使ってトラップを無効化する」

 

そう言って響は一方通行(アクセラレータ)を使用してハンマーのベクトルを反射して止めた。

 

「よしこれで入れる。」

 

響は扉を開けた。

 

響達が来る前ゆり達はこんな話をしていた。

 

「じゃあそうだな。死ぬのはお前だ戦線」

 

刀を持った青年が言う。それにゆりが答える。

 

「あたしが殺されるみたいじゃない。」

 

「もちろん死ぬのはあの女だ。」

 

「じゃあこっち見なさいよ。死ぬのはお前だ戦線」

 

「うっ、やべぇたしかに俺が殺されそうだ。」

 

「ほかには、なにか案はないの?」

 

「これかっこよくね。走馬灯戦線」

 

と日向が言う

 

「それ死ぬ寸前じゃない」

 

「じゃあこれでどうだ決死隊戦線」

 

と巨躯の青年が言う

 

「死ぬのを覚悟しているじゃない」

 

「・・・絶体絶命戦線」

 

とクルービューティーな少女が言う

 

「絶体絶命じゃない!」

 

「じゃあ無敵艦隊」

 

と女の子のような顔立ちの少年が言う

 

「こんどは戦線じゃなくなっている」

 

「じゃあ玉砕戦隊」

 

「殴るわよ。」

 

「ライト兄弟。」

 

「おおぎりか!」

 

「最後は戦線なのよ。これは譲れないわ。私達はこの戦場の第一線に居るのよ。もっとマシな案はないの。」

 

すると扉の向こうで仕掛けてあるトラップの音する

 

「また合言葉を忘れたやつがいるのね。」

 

ゆりはあきれ気味に考えていた。

またトラップの起動音が聞こえ、何事と思っていた。

そして扉が開きそこにいたのは、昨日あったオレンジ髪の青年とトラップのハンマーを止めている響だった。

 

「校内見回っても居ないからここまできたぞ。」

 

と響は言う。

 

「どうしてこことわかったのかしら?」

 

「う~ん、勘かな?」

 

と惚け気味に答える響。

 

「で、何のようかしら?」

 

「なあ、戦線は神に復讐しようと思わなくても入隊していいのか?」

 

と響が素朴な疑問をゆりに問う。

 

「唐突ね。今は人手不足だから戦力になるなら。」

 

「そうかそれ聞いて安心したよ。俺と音無、戦線に入隊する。」

 

「え、そこの音無君はともかく今まで拒否してきたのに何故?」

 

「このまま居ても暇だし、おれもその神様をみてみたいから(もう見ているけど)」

 

「はあ、まあいいわ。戦線の入隊を許可する・・・・・」

 

とゆりがいいかけた時、扉が勢いよく開きハルバードを持った青年が言った。

 

「はやまるな!ゆりっぺ・・ウァァァ」

 

となにやらいいかけたらしいが、扉のトラップに引っかかり吹っ飛ばされる。

 

「「アホだ自分の掛けた罠にはまっている」」

 

と戦線メンバーの誰もが思った。

 

「ここに無事に入るには合言葉が必要なのよ。対天使用の作戦本部だから。」

 

とゆりが言う

 

「それで合言葉は?」

 

響がゆりに問う

 

「『神も仏も天使もなし』よ」

 

「あらためて自己紹介するわ、私はゆり。戦線のリーダをしているわ。こっちが日向君。見た目どおりちゃらんぽらんだけど、やるときはたまにやるわ。」

 

「ああ、てフォローになってない」

 

と日向が言う

 

「彼は松下君。柔道5段だから敬意を持ってみんな松下5段と呼ぶわ。」

 

「よろしくな。」

 

「彼は大山君。特徴がないのが特徴よ。」

 

「ようこそ戦線へ」

 

「 Come Let's Dance」

 

「「いや踊らないけど」」

 

響と音無がハモる

 

「この人なりの挨拶よ。みんなTKと呼んでるわ。本名は誰も知らない謎の男よ。」

 

「眼鏡をいちいち持ち上げて智的話すのは高松君。本当はバカよ。」

 

「よろしく(クイ」

 

「あと彼が藤巻君」

 

「藤巻だ。」

 

「で、さっき飛んでいったのは野田君、陰であさはかなりて言い続けているのが、しいなさん。こっちに座っているのが岩沢さん。陽動部隊のリーダー。あとここ に居ないだけで戦線のメンバーは校内に何十人と潜伏しているわ。」

 

「そういえばあなた、下の名前は?」

 

「えっと、・・・思い出せない。」

 

「記憶がないパターンか。安心しろじきにもどるさ」

 

「制服渡さなくていいのか?」

 

「あっ、そうね忘れてた。」

 

「そういえば何で俺はお前達と違うんだ?」

 

音無がゆりに問う

 

「あんたが違うんじゃないわ、私達が違うのよ。それは模範生の格好。これがあたし達『クラスSSS(スリーエス)』の格好てわけ」

 

 

 




久々の更新です。遅れてすみませんOrz

まだ1話が終わってないけど進まない。

また更新が遅くなるかもしれないです。

次回を楽しみにしていただければ幸いです。


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第7話 オペレーション・トルネード

某BO2のFPSが楽しすぎて全然進まないOrz

追記 名前を天上天下唯我独尊から馬耳東風へ変えました(笑)


作戦本部でゆり達と会話後時間は過ぎてもう放課後になり、俺達(俺・音無・ゆり)は屋上に来ていた。

 

「でかい学園だな。」

 

という音無の問いにゆりが答える。

 

「総生徒数二千人強、全寮制のマンモス校よ。いったいどこの誰が・・・・」

 

音無がゆりの説明をさえぎり言う。 

 

「なあ、こんな所で話しても大丈夫なのか?」

 

その問いに俺が答える。

 

「作戦の話以外なら大丈夫じゃないの?」

 

というとゆりが

 

「そうよ。作戦の話以外なら問題ないわ。」

 

と答える

 

「・・・騙された気分だ・・・」

 

と音無が呟く。聞こえているよ~

 

「それって缶コーヒー?」

 

音無がゆりに問いかける。

 

「KEYコーヒー。おいしいわよ。それが質問?」

 

「ああ、いや、あいつらは?」

 

音無がグラウンドで絶賛部活中?の奴等を指しながら言った。

 

「あいつらは部活や帰宅中だと思うよ。」

 

と俺が答える。

 

「おまえらはやらないのか?」

 

「そんなことしたら、消えちゃうじゃない。」

 

とゆりが答え、俺も言う

 

「まあ。消えるかもな(授業や部活をして満☆足→成仏だもんな。あれ?俺が消えることは当分ないような・・・)」

 

ととても自分が不思議な状態だった。

 

「天使の言いなりになって、真面目に授業や部活を受けると、私達人は消えちゃうの。」

 

・・・まあ、満☆足すればの話

 

「ひとは?まるであいつらが人じゃないみたいな言い方だな。」

 

ゆりはまるで音無の言ったことが正解のように言った。

 

「そのとおり。彼らはNPCよ。」

 

「NPC?」

 

「知らない?ノンプレイキャラクター」

 

「ゲームの話か?」

 

音無は疑問に思った。

 

・・・まあ、当然だろう。初見の人にそんなこと言えばまずゲームの話になるだろう。例えとしては間違ってはいない。

 

「例えよ。連中はこの世界に最初からいる模範って意味。」

 

「なら、自意識はないのか?話掛けても同じ答えしか返ってこないのか?」

 

と音無が聞く。

 

「いや、普通にあるし、俺達と変わらないよ。」

「試してみたら?例えば女の子にいきなりスカート捲りをしてみたら?逃げられるか、蹴られるかするわよ。」

 

と上から俺、ゆりが答える。

 

「よ、よく出来てるんだな・・」

 

と若干引き気味に音無が言った

 

「先生もか?」

 

「そう。ちなみにNPCは年を取らない。これは私達も同じ。他には?」

 

「天使についてだ。天使にも自意識があるのか?」

 

と音無がゆりに聞いた。

 

「さあねそれは謎。無感情・無愛想・言葉数が少なすぎる点ではNPCより個性的ね。」

 

・・・奏は一応人間だけど、誤解されても仕方ないような・・・と内心この先が心配で冷や汗な俺だった。

 

「あと模範どうりにはフリでもしないこと。それで消えた奴もいるわ。」

 

・・・しつこいようだが、満☆足しちゃったのね(笑)

 

「他には?」

 

「じゃあ、最後神について。・・・存在するのか?」

 

「私は信じるわ。まだ会ったこともないけど。」

「いるんじゃないの(実際に会いましたし。俺の死因神のミスだし。)」

 

と上からゆり、俺が答えると音無が聞く。

 

「天使に聞いてみたことはないのか?」

 

「この世界の根幹に関する質問については、ノーコメントみたいよ」

「俺も聞いてみたけど、いると思うならいると思うって言われた。」

 

上からゆり、俺が答えるとゆりが

 

「え、なにそれ?私に対してはノーコメントで、響君は答えてもらったってどういうこと?」

 

と言った。俺は答えてもらった?え、ナゼナンダロウ?

 

「まあ、いいわ。直接神にあえばわかることだし。これでお勉強会は終了~」

 

ゆりがそういうが音無はなにか、ふにおちない顔している。

 

音無Side

 

正直なところ、俺は団結なんかしていない。今俺が、最も優先すべきことそれは、『自分の記憶を取り戻すための時間を無事に稼ぐこと』・・・それだけだ。・・・それからは・・・・・・・・・分からない。

 

音無SideOut

 

時は過ぎて夜になり作戦本部にパンっと音が鳴り響く。ゆりが拳銃の試し撃ちをしているようだ。するとゆりは音無にその拳銃を渡す。

 

「はい。音無君。初めてでも撃てるわ。」

 

音無は疑い気味言いながら渡された銃を持った。

 

「足を狙いなさい。とりあえず追ってこなくなるわ。」

 

「女の子相手にか?傷はすぐに癒えるのか?」

 

音無は少し戸惑いながら言った。するとゆりは

 

「そういうのは経験して覚えて行きなさい。私達はそうしてきたのだから。それと響君は銃いる?」

「ああ、いらない自前の銃(特殊)あるから。まあ、死なないしあまり気にすることでもない・・・・・・かも」

 

上からゆり、自前のコルト・パイソンを見せながら俺が言う。

 

「いいだろう(キリ」

 

と音無が言う。

 

「いい返事ね。音無君。あなたと響君にはいつもやっている簡単な作戦に参加してもらうわ。作戦名『オペレーション・トルネード』」

 

とゆりが言うと

 

「こいつはでかいのがきたな。」

 

と松下五段が言う

 

「生徒から食券を巻き上げる!」

 

とゆりが言うと音無が

 

「その巻き上げるかよ!」

 

とツッコム。

 

「いや、でかくないし。いじめかよ」

 

と音無が言うと野田が

 

「それはゆりっぺに対する侮辱だ撤回してもらおう」

 

と音無の首元にハルバードを当てながら言う。

 

「我らフジツボ絶滅保護戦線は、数や力で一般生徒を脅かすことは絶対にしない!」

「あれ絶滅するの!?」

「いつかはするだろう。」

と松下五段と大山が言う

 

「でも巻き上げるっていただろう。」

 

・・・・あれ?俺空気(笑)

 

「文字通り巻き上げるわ。作戦を説明するわよ、音無君と響君は、天使の進行を阻止するバリケード班。作戦ポイントである食堂を取り囲むように武装待機して。安心しなさい。楽な所に置いてあげるから。」

 

ゆりがパソコンを操作しながら続いて言う。

 

「天使が現れたら即時発砲。それが増援要請の合図になるわ。どこかで銃声が聞こえたらあなたも駆けつけるように」

 

「・・うん」

「了解~」

上から音無、俺が言う。

 

「作戦開始時刻は18:30。オペレーションスタート!」

 

作戦が開始されてから音無と響は、学園大食堂の近く第二連絡橋に配置されていた。

 

「この作戦でどうやって食券を平和的に巻き上げるんだ?」

 

「作戦名のように竜巻的なものもしくは、突風で食券を吹き飛ばすじゃないの(確信的)音無」

 

「そうなの・・・

 

そうなのかと音無が言いかけると・・・・第二連絡橋の先に天使が立っている。

 

「おやおや。現れたようですよ。音無」

 

「ああ、そうみたいだな。響」

 

二人に緊張が走る。音無は少し銃を撃つのに戸惑っているみたいだ。

 

「音無。俺ちょっとそこの天使に話しかけてみる。平和的解決できるかもしれないからな。」

 

「・・・・分かった。気をつけろよ」

 

響Side

 

音無に断りを入れて俺は奏と話すことにした。

 

「よう、奏。こんな遅くにどうしたの?」

 

「兄さんこそどうしてここにいるの?門限はもう過ぎていて、校則違反よ。」

 

「まあ、頼まれごとの仕事とおもしろ半分だ。」

 

と言いつつ奏にコルト・パイソンを向ける。

 

「!?」

 

奏は驚き、ガードスキルを発動しようとするが、遅い。

 

パーンと言う音がするが奏には・・・撃たれた跡がない

 

説明するとこの銃は特殊弾で一種のスキル弾だ。

当たった対象に特殊能力があれば、それにランダムで俺のスキルが付加され強化され、なくてもランダムでスキルが付加される。

 

「まあ、気にするな奏。マジックの銃だ。当たっても怪我はしない。」

 

「・・・・兄さん、悪ふざけもたいがいにね。」

 

ザクっと音を立てて俺は刺された。

 

「音無。後は任せた。」

 

と言って俺は倒れたフリをする。

 

Sideout

 

「響ーーー!」

 

と言って音無は発砲するが、響を刺したためハンドソニックが発動していて、軽々と弾かれる。

 

「なっ!嘘だろ」

 

とまた撃つが弾かれる。逃げながら撃つが弾かれる。

 

この間に響は回復し食堂前に気配と姿をスキルで消してスタンバる

 

逃げているうち食堂前たどり着いていてに天使に斧が飛んでくる

 

「ちっ。はずしたか」

 

野田であった。野田に続き日向、大山、松下五段が現れる。

 

「一番弱いとこ狙われたんじゃないか」

 

「まだハンドソニックだけだよ」

 

「交代しながら加重攻撃。」

 

松下五段が無線でほかの者に指示しながら攻撃が開始される。

 

「・・・ガードスキルディストーション」

 

「「撃て!!!」

 

パパパパパ、ドドドドドドと弾幕を張るが、当たる前に・・・・・天使の足元はじき落とされる。

 

(どうやら今回の効果はディストーションに一方通行の効果がついたみたいですね。なんで反射じゃなく真下に落ちているのはメタィので止めておくか。)と響は姿と気配を現し、音無に声を掛ける。

 

「音無~」

 

「うわ!響。いつのまに?」

 

「さっきからいたぞ。」

 

そうかと音無が言おうとすると目の前のキラキラするものが舞った。それは食券のようだ。手に取ると音無は肉うどん、響も同じ肉うどんだった。

 

それでいいのかと日向がいい連れられて行く、ほかのみんなも食堂へ走りだし、その場を後にする、音無は後ろを振り返りながら続く、ただ天使はその場に佇んでいた。

 

食堂で戦線メンバーたちは食事を取っていた。

 

「いいのか。こんなところでのんきに飯食ってて。あいつは襲ってこないのか?」

 

と音無は言う。それにゆりは答える。

 

「ただご飯食べてるだけじゃない。」

 

「・・・そういうものなのか。」

 

と言いつつ音無はあたり見回しながら考える。

 

(これだけの統率力と力があればなんだってし放題なのに。こんな地味に飯食って暮らしているのか。敵は本当にたった一人。天使だけなんだ。あいつと戦っているだけなんだ。でも正当化するのか、その行為を。いや、まだ早い俺には・・・・・

・・・・記憶がないのだから。)

 




というわけでアニメ1話分終わりました。

結構長かったと思う(投稿するまでがwww)

まあ、こんな駄目作者ですが気長に待っていただけたら嬉しい限りです。

次話にまた会いましょう。


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第8話 ギルド

中途半端ですが投下~


オペレーショントルネードのあった次の日の朝、俺は鉄橋の下で射撃訓練をしていた。

 

「よし!命中。命中率は、九割って所かな。」

 

「それにしても暇だな。そういえば今日の昼に作戦会議があるって言ってたな。」

 

昼に作戦会議があるらしい。順番的にギルド降下作戦だろうな。なんか自分で言ってるけどめっちゃメタイな。

 

「昼まで暇だから授業でも真面目に受けるか。受けないと奏になに言われるか分からないからな。」

 

そう言って響は、食堂で朝食をとり授業を受けた。

 

時間は飛んで3、4時限目。教科は現代文、古文。

一人は、

 

「いつやるの?今でしょ!」

 

という感じで某予備校の先生に影響されており、もう一人は

 

「てふてふは、蝶という意味になります。」

 

という感じの授業で古文先生は、何故か生徒間でてふてぃー(てふティーチャーの略?)と呼ばれていた。

 

昼休み。作戦会議があるみたいなので、作戦本部(校長室)に向かおうとした矢先

 

「三年の立華 響君 今すぐ生徒会室に来て下さい。」

と放送で呼ばれたorz

 

「あはは。やっぱりそうなるか(諦め)しかも声的に奏だ。きっと昨日のこと聞かれる&説教ENDのフラグだ。」

 

そう言っているとこんな囁きが聞こえた。

 

生徒会長に呼ばれるなんて珍しい。

生徒会長に呼ばれるなんてあいつなにしたんだよ。

生徒会長の奏たんに呼ばれるなんて羨ましい。

 

などの囁きが聞こえた。おい、三人目!変態が混じってたぞ。

とツッコミつつ俺は生徒会室に向かった。

 

生徒会室前-----------

 

コンコンとノックし生徒会室に入った。生徒会室には奏しか居なかった。

 

「来たわね兄さん。早速だけど昨日のこと聞かせて頂戴。昨日は門限を過ぎていて立派な校則違反よ。」

 

「え~と、暇潰しです。(本当のことや戦線のことは言えないからな。)」

 

「・・・本当に?」

 

ジト目で奏が聞いてくる。

 

「本当に。(ジト目の奏もいいかも)」

 

内心変なこと考えながら俺はそう答えた。

 

「そう。なら次はちゃんと門限を守ってね。」

 

「分かった。(それだけ済んで良かった。)」

 

そういったやり取りをして生徒会室から出て、作戦本部に急いで向かった。

 

作戦本部----

 

「あら、響君遅かったじゃない。」

 

扉を開けて部屋に入るとゆりがそう言った。

 

「ちょっと用事があってさ遅くなった。(良かった。放送聞こえてなくて)」

 

「そうなの。それじゃあ高松君、報告をお願い。」

 

「はい。武器庫からの報告によると、弾薬の備蓄がそろそろ尽きるそうです。次、一線交える前に補充しておく必要があります。」

 

「新入りも入ったことだし、新しい銃もいるんじゃないの?」

 

そう言ったのは、大山だった。

 

「そうね、分かったわ。本日のオペレーションは、ギルド降下作戦と行きましょう。」

 

ゆりがそう言うと音無が(変な想像して)ガクブルしていた。

 

「どうした音無?」

 

と日向が音無に聞いた。

 

「高いのは、得意じゃないというか・・・・・」

 

音無がそう言うとゆりが

 

「なに言ってるのよ?空からの降下じゃないわ。ここから地下に降下よ。」

 

「なんだ。地下にか・・・って地下!?」

 

「そうよ。私達は、ギルドと呼んでるわ。地下の奥深くよ。そこでは、仲間達が武器を作っているの。」

 

「じゃあ、天使にバレないようにってことか?」

 

「そうね。ギルドを抑えられたら、武器支援が無くなり私達の勝ち目は無くなるわ。」

 

「それと響はあまり驚かないのか?」

 

唐突に音無が俺に聞く

 

「いや、この世界に来てから探検しまくってたから一度ギルドに入ったことあるのさ。結構楽しかったぜ。」

 

「そ、そうなのか。」

 

そんな話を音無としているなかゆりが、何処かに電話を掛けた。

 

「へーい。」

「私だ。今夜そちらに向かう。トラップの解除を頼む。」

「了解。今晩だな、待ってるぞ。」

 

そんなやり取りをして電話が切れた。

 

「よし。今回は、このメンバーで行きましょう。」

 

「あれ?ねえ、野田君はいいの?」

 

と言ってのは大山だった。

 

「あの馬鹿は、どうせまた単独行動してるのだろう。」

 

日向が呆れながらそう言った。

 

 

 

 




次回はできる限り早くできるといいな(遠い目)

では次回また会いましょう。


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第9話 ギルド降下作戦

最近ゲームが楽しかったり、他の作者さんの小説みたりで全然進まないww


放課後、俺達は体育館に来ていた。

体の椅子などを収納している場所を開けている。ゆりが先頭で行くと次々と戦線メンバーがその場所に入っていく。

 

「ほら、突っ立ってないで行くぜ。

 

「この中にか?」

 

「そこ意外だったら何処に行くんだ?音無。」

 

上から日向、音無、俺の順で言った。

 

覚悟を決めて音無がギルドの中に入った。それに続いて俺も行く。

 

「ギルドに入るのも久しぶりだね。」

 

そう言ったのは大山だった。

 

「おい!誰かいるぞ。」

 

突然藤巻がそう言った。

藤巻が言った人がいるらしき場所を懐中電灯で照らす。

 

写った人物は、野田だった。

 

「うわ、バカがいた。」

 

日向が呆れ気味にそう言った。

 

「音無と響と言ったか。俺はお前達をまだ認めていない。」

 

「わざわざこんなところで待ち構えている意味が分からないぜ。」

 

日向はそんな疑問を呆れ気味に呟くと大山がこう答えた。

 

「野田君は、シチュエーションを重要視するみたいだよ。」

 

「意味不明ね。」

 

とゆりが言う。

 

「別に認められたくもない。」

「お前何言っての?」

 

上から音無、俺の順で言った。

 

「ほう。今度こそ百回死んでみるか。」

 

そう言いながら野田が近付いてくるが、目の前でハンマートラップらしきものに掛かる。

 

「警戒体勢。みんな周りに気をつけて。」

 

「トラップが解除されてないのか?!」

 

「何事だよ。」

 

と音無が日向に聞く。

 

「見ての通りだ。ギルドへの道のりには、対天使用の即死トラップがいくつも仕掛けてある。そのすべてが今もなお稼働中という訳さ。」

 

「トラップの解除忘れてかな?」

「このまま俺達を全滅させる気かよ。」

 

「いいえ。ギルドの独断でトラップが再稼働されたのよ。答えは、一つしかない。天使が現れたのよ。」

 

「天使は、そのトラップでなんとかなるだろう。戻ろうぜ。」

 

「あなたは、何も分かっていないようですね。私達は、死にません。死ぬ痛みは味わいますけど。ギルドの所在がバレ、陥落してしまうと銃弾の補充も壊れた武器の補填も効かなくなる。それでどうやって、天使と戦うのですか。」

 

「それにトラップは、あくまで一時的な足止めにしか過ぎなわ。追うわ。進軍よ。」

 

ギルド連絡通路B3----

 

皆、警戒しながら進む。

 

「そういえば、どんなトラップがあるのか?」

 

と音無が聞く

 

「色んなトラップがあるぜ。楽しみにしてな。」

 

と日向が答える。

 

「まずい!来るぞ!」

 

椎名が何かに気付いたように叫ぶ。

するとゴゴゴと音がして後方から鉄球が転がってくる。

 

皆必死に逃げる。

 

「こっちだ!早く!」

 

椎名が扉の場所にいた。

 

戦線メンバーが扉に逃げていく。

扉に逃げこむと悲鳴が聞こえた。

悲鳴は高松だった。

 

「高松君以外は、無事みたいね。行きましょう。」

 

「ほっといても、大丈夫か?」

 

「死ぬわけじゃないさ。ほっといても自力で抜け出して、地上に戻るさ。」

 

「そうだぜ音無。俺は死なないんだぜ。大丈夫さ。(正確には死なないんじゃなく、もう死んでるから死ねないだけどな。)」

 

「さっきは助けてくれてありがとう。」

 

音無が日向に言うと

 

「気にすんなって。俺結構お前のこと気にいってんだ。」

 

とホモォな発言をする。

 

「コレなのか。」

「ホモォw」

 

「違げぇよ。俺はホモじゃない!」

 

「まあまあ。この話は終わりにして進すもうぜ。」

 

そう言って先へ進んだ

 

ギルド連絡通路B6---

 

白い壁が特徴の場所だった。

先へ進む扉はロックされていた。

 

「開く?」

「もち、無理だぜ。」

 

突然、通ってきた扉が閉まり、明かりがつく。

何かを思い出したように大山が叫ぶ

 

「しまった!忘れてたよ。ここは閉じ込められるトラップだった。」

 

「そんな大事なこと忘れるなよ!」

 

音無がそうツッコむ。

 

「みんな伏せて。」

 

ゆりがそう言いみんな伏せる。

すると椎名が煙玉?を投げる。

目の前に赤い光線が見えるようになる。

 

「これ、当たるとどうなるんだ?」

 

音無が日向に聞く。

 

「最高の切れ味で胴体を真っ二つにしてくれるぜ。」

 

バイオハザード的なあれですね。分かります。

 

第一射、第二射、第三射と次々に光線が襲い掛かる。

 

数秒後

 

犠牲者は松下君だった。

 

リーダーのゆり曰く

「あの体型じゃあ、仕方がないわね」

 

だそうだ。

 

ギルド連絡通路B8

 

上からパラパラと天井の欠片が落ちて来て上をみると、天井がゆっくりと落ちてくる。

 

「しまった。忘れていたよ。ここは天井が落ちてくるトラップだった。」

 

音無が大山の発言にツッコミつつみんな目を伏せる。

しかし天井は落ちてこない。

目を明けみると、TKが止めていた。

 

「今なら間に合う。Oh、飛んで行って抱き締めてやれ。」

 

みんなTKにお礼を言いつつ通り抜けていく。

 

しばらくして天井が完全に落ちてTKが潰される。

 

「くっ。TKまで犠牲に」

 

「したんだろ。お前らが」

 

ゆりの発言にツッコム音無

 

「TKは犠牲となったのだ。対天使用トラップの犠牲にな。」

 

「なに言ってだ。響?」

 

「ちょっと電波を受信し……ゲフンゲフン」

 

「犠牲を無駄にしないように。行くわよ。」

 

ギルド連絡通路B9

 

ゆりがなにかに気付いたように呟く。

 

「この…床……」

 

突然床が崩れてメンバーが落ちていく。

 

「しまった!…忘れていたよ…ここは………」

 

大山が落ちながら言う。(よく聞き取れなかったが)

 

俺?最後に辺りに居たし、最初から分かっていたから、扉の所で止まって回避余裕w

 

現在の状況は、椎名が紐でゆりを支え、日向、音無の順でゆりの足にぶら下がっている。

 

「だから、そんな大事なこと忘れ…るなよ。」

 

「重すぎて……もたない。」

 

「俺も音無も落ちるから」

 

「勝手なこと言うなよ!」

 

「ここで戦力を失うのは得策ではない。」

 

数秒後

 

音無が上に登り始め、ゆりとちょっとラブコメして、日向は………自業自得だなw

 

音無がゆりに日向のことを聞くと、

「尊い犠牲になったわ。」と言った。

 

そう話していると藤巻が言う

 

「新入りのお前らがよく生き残っているな。次はお前らの番だぜ。」

 

と露骨な死亡フラグを建てる。

 

ギルド連絡通路B13

 

今回のトラップは水責め

 

さっき威勢よく死亡フラグを建てた藤巻君(笑)は……溺れていた。

 

「こいつカナズチだったのか。」

 

「カナズチだなw」

 

「出口はこっちだ。行くぞ」

 

カナズチの藤巻(笑)をスルーして俺達は進む。

 

ギルド連絡通路B16

 

ここは滝のある崖ような地形

すると、川から段ボールに何か入って流されてくる。中身は子犬のぬいぐるみのようだ。

 

「あー!子犬が流されていく!」

 

と叫びながら川に飛び込み段ボールを拾う。

 

「不覚!ぬいぐるみだった!」

 

気付いた時すでに遅し。川から上がる勢いで滝壺に落ちていく。

 

「あれもトラップかよ!」

 

「可愛いものに目がないのが椎名さんの弱点よ。」

 

「以外と可愛いとこあるんだな。」

 

「…犠牲を無駄にしないように。行きましょう。」

 

ギルド連絡通路B17

 

「残ったのは、あなた達だけね。」

 

「そうみたいだな。」

 

ガーンとゆりが壁を叩く

 

「本当の軍隊だったら、みんな死んで全滅じゃない。酷いリーダーね。」

 

「仕方がないだろ。対天使用のトラップだ。これ位じゃなきゃ意味ないだろう。」

 

「音無の言う通りだと思うぞゆり。(奏もよく耐えれるな。普通だったら、心が折れてもおかしくないような気がする。)」

 

シスコンなことを考えつつ、音無の意見に同意する。

 

「えーと……その……少し休んでいかないか?」

 

「……………そうね。服も乾かしたいし。」

 

こうして俺達は少し休憩を取ることにした。

 

少しして音無がゆりに聞いた

 

「あんな連中をよく統率できるよな。」

 

「確かにな。野田以外は、難しいよな。」

 

「それにどうしてゆりがリーダーなんだ?」

 

「初めに歯向かったから。それだけの理由よ。」

 

「これは生前の話になるけど。兄弟がいたのよ。私が長女で下に妹が二人、弟が一人四人兄弟だった。両親の仕事がうまくいって裕福な家庭だった。」

 

「夏休みだったわ、両親が留守の午後。見知らぬ男達が入って来て。夏なのに暑そうな目出し帽を被って、一目で悪いことをしに来たって分かったわ。」

 

「私は長女として下の子達を守らなくちゃっと思った。けど敵わなかった。兄弟を人質に取られ、必死に強盗の言う通りに強盗が満足するものを探した。」

 

「………結局見つからず、警察が来たのは30分後。…………生きていたのは………私だけだった。」

 

「別にミジンコになったって構わない。私は本当に神がいるなら、立ち向かいたいだけよ。……だって理不尽過ぎるじゃない。あの日までは立派なお姉ちゃんで居られた自信があったのに。守りたい全てを三十分で奪われた。そんな人生って許せないじゃない。」

 

ゆりが生前の辛いことを教えてくれた。アニメで見たから内容は知っていたけど、間近で聞くと辛い。転生者?であることでゆり達を騙しているみたいで心が痛む。

 

「強いなゆりは。俺の記憶がそんなのだったら、直ぐに消えてしまいたいと思う。けど、ゆりは抗うんだな。」

 

音無が素直なことを言う。

 

「そうよ。これからも抗い続けるわ。」

 

ゆりが立ち上がりながら言う。

 

「最後に一ついいか?ゆりはどうして死んだんだ?」

 

「ああ。馬鹿ね自殺なんかじゃないわよ。自殺した人間が抗うわけないじゃない。それにこの世界には、自殺した人間はいないわ。」

 

ゆりが恥ずかしそうに言う。

 

けど自殺した人間でも探せば居そうなんだよな~

 

と考えていると、脳内にカエルが岩に潰されるビジョンが浮かぶ。

 

メメタァー

 

「さあ。行きましょう。あなた達は私が守るわ。」

 

しばらく先に進むと入り口が見つかり、扉を開け下に降りていく。

ここ降りるふりをして俺だけ上にのこる。

 

「さて、奏が来るまで待ちますか。」

 

しばらくして奏が現れる。

 

トラップがあるがスキルを使って無力化する(物理w)

 

「………兄さん。どうしてここに入るの?」

 

「面白いからかな。」

 

「そう。けどここは危険よ。」

 

「分かってるよ。ところで話は変わるけど、夕飯まだなんだけど一緒に食べない?」

 

「………まだここの見回りが終わってないわ。」

 

「麻婆豆腐」

 

「!?」

 

これは釣れるか?

 

「……何しているの?早く行きましょう。」

 

「あ、そうだな。」

 

おいおい、釣れちゃったよ。いつもは真面目でクールなんだけど麻婆豆腐となると、こうなっちまう。まあ、そこが可愛いのだけど。

 

こうして俺は奏と食堂へ向かった。

 

響SideOut

 

音無視点

 

入り口の梯子を降りながら見渡す。

 

「ここがギルド!?」

小さな工場町のような風景

 

下まで降りると

 

「おー!ゆりっぺだ。」

「無事だった。」

 

ギルドの作業員が近寄ってくる。

この人達がここで武器を作っているのか。

 

「あの罠のなかたどりつきやがったか。ゆりっぺ。」

 

「そんなことより天使は?」

 

「さっきまで止まっていたが、また動きだしたようだ。」

 

ズズンっと音がする。

 

「また掛かった。」

 

「近いな。」

 

みんなゆりに指示を仰ぐ。

 

「ここは破棄するわ。」

 

ゆりの判断にみんな意見する。

 

「正気か、ゆりっぺ。武器や道具が作れなくなっちまうぜ。」

 

「大切なのは、場所や道具じゃない。記憶よ。あなた達それを忘れたの!」

 

ゆりの言葉を聞いて疑問に思った。

 

「どういうことだ?ゆり。」

 

「この世界では、命在るものは生まれない。けど形だけのものは生み出せる。それを構成する仕組みと方法さえ知っていれば、本来何も必要ないのよ。土塊からでも生み出せるわ。」

 

ゆりが言い終わると一人が続くように言った。

 

「だが、いつからか効率優先となりこんな工場でレプリカばかり作る仕事に慣れていってしまった。」

 

「チャーさん。」

 

この人も高校生?

音無が疑問に思うのも仕方がない。

背中に漂う哀愁は高校生のものとは思えない。

 

「本来私達は、形だけのものに記憶で命を吹きこんできた。」

 

「なら、オールドギルドに行こう。永く捨て置いた場所だ。彼処には何もないが、土塊だけなら山程ある。」

 

「じゃあここは?」

 

「爆破だ。天使はオールドギルドには渡らせない。彼処は俺達が帰れる唯一の場所だ。」

 

「しかし……」

 

一人が食い下がるが上でまた音がする。

 

「持っていくものは、記憶と職人としてのプライド。それだけだ。違うか!」

 

「「はい!」」

 

他の人達が爆破の準備に取り掛かる。

 

「ゆり?どこへ。」

 

「時間稼ぎよ。」

 

と聞きすることもないからゆりを追う。

 

「あら。あなたも来たの?」

 

「下に居てもやることないからな。」

 

トラップのある場所が土煙で見ない。煙が晴れると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………誰もいない。

 

「「え?」」

 

「どういうことだ?」

 

「さあ?分からないわ。」

 

しばらく警戒しながら、シェルターに避難した。

 

「爆破するぞ。いいな?」

「やって。」

「爆破!」

 

ズドドドドンと凄まじい音が鳴り爆破されていく。

 

オールドギルド

 

「何年振りだろうな?本当に何もありゃしない。」

 

「壁を突っつけば幾らでも土塊は落ちてくるわよ。」

 

「ハハハ、ヒデェ塒だよ。」

 

そう言ったチャーはどこか嬉しそうだった。

 

「また一つよろしく。」

 

「ああ。よーし。とっとと始めるぞ。」

 

チャーの言葉ともに一斉に作業に移る。

 

「馬鹿ども、お目覚め?ギルドは破棄したわ。総員に次ぐ、至急オールドギルドへ。武器の補充はそこで行う。」

 

ゆりが無線で指示をだす。その姿を見ながらこう思う。

 

…立派にリーダー、出来てんよ。

 

音無SideOut

 

響Side

 

俺は食堂で奏と夕飯を食べていた。

 

食べ終わると奏が聞いてきた。

 

「ところで兄さん。来週球技大会があるけど、参加しない?」

 

「種目は?」

 

「野球よ。」

 

「メンバー決まっているの?」

 

「あと一人なの。それで兄さんに参加して欲しいのだけど。……ダメかな?」

 

奏が上目遣いで頼んでくる。

そんな頼み方されたら断れない。

 

「分かった。じゃあチームに入れてもらうよ。」

 

「じゃあ放課後に練習あるから明日から練習よ。」

 

「分かった。」

 

こうして奏と別れ寮に帰る。

 

 




IS二期が始まって見ていると二次小説書きたくなるw
まあこの話は置いといて。
次回を楽しみに待って頂けたら幸いです。


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第10話 天使エリア侵入作戦

投稿が結構遅れましたがとりあえず、
明けましておめでとうございます。
今年もこの小説を宜しくお願いします。



放課後……

 

「響~、そっちに行ったぞぉ!」

 

その声を聞きその場所へ動き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボールを拾う。

 

今俺がしているのは、野球だ。

 

何故、野球をしているかと言うと3日前いや、読者にとっては前話の話になるのか。ギルド降下作戦の合った日、食堂で奏に球技大会のチームに誘われてチームに入り、球技大会に向けて練習しているというわけだ。

 

まあ、そんなメタい話をしてをしている内に練習が終わる

 

「みんな、お疲れ様~。」

 

チームメンバーに労いの言葉を掛けつつ登場したのは奏だった。

奏のポジションは、監督兼マネージャーみたいだ。

 

「「お疲れ様です~」」

 

奏の言葉を聞き皆が言葉を返す

 

「みんな疲れたでしょう。球技大会まであと少しよ。明日も練習を頑張っていきましょう。」

 

その言葉とともに今日の練習が完全に終了となる。まあ、毎回だけど(笑)

 

そうして練習が終わり誰かを誘って飯でも食いに行こうと思って辺りを見回す。すると一人いるじゃありませんか。

 

そいつに近付いて声を掛ける

 

「よぉ!直井君。これから一緒に飯でも食いに行かない~?」

 

そう声を掛けた相手は直井 文人だった。

 

「あ、響さん。お疲れ様です。飯?良いですよ。行きましょう!」

 

許可も貰ったので俺達は食堂へ行った。

 

ーー食堂

 

一通り食べて飲み物で一服しながら過ごしていた。

 

「そういや、最近どうよ?」

 

適当に直井君に最近の事を聞いてみる

 

「最近ですか?そうですね。生徒会の仕事が多いこと位ですかね。」

 

なんか嫌な予感がするw

 

「何で多いんだ?」

 

「球技大会が近いこともあるでしょうね。そのあとにテストですし。準備など先生方々も忙しいようですよ。」

 

良かった。嫌な予感は外れたらしい。けどこうなるともう何かがあるフラグにしかならない。

 

「そうか、。そういえば球技大会終わった後はテストだもんな。そりゃそうか。」

 

「そろそろ時間ですね。」

 

と直井君言う。それを聞いて時計を見るとそろそろ門限の時刻だ。

 

「そうだな。そろそろ帰れるか。」

 

そう言って立ち上がり食堂を出て行き、男子寮まで歩く。寮の階段で別れる(俺は3階、直井君は2階の部屋である)

 

次の日の昼休み

 

作戦本部に向かっていた。扉の前に来ると、中からバラードが聞こえて来た。扉を開けて、中に入ると、岩沢さんがいた。

 

「何故、新曲がバラード?」

 

ゆりがそう岩沢に問い掛ける

 

「いけなかった?」

 

「陽動にはね。」

 

「で、ダメなの?」

 

岩沢が結論をゆりに聞く

 

「う~ん、そうね。バラードはダメかな。しんみり聴いちゃったら、私達が派手に立ち振舞い舞えないじゃない。」

 

ゆりが悩んだすえにそう答えた。

 

「そう。じゃあボツね。」

 

そう答えた岩沢はどこか残念そうだった。

 

「それじゃあ、気を取り直して、総員に通達する。」

 

話題を帰るようにゆりが言う

 

「今回のオペレーションは、天使エリア侵入作戦のリベンジを行う!決行は三日後行う。」

 

天使エリア侵入作戦?ああ、奏の部屋に侵入ね。(原作知識)

 

周りが遂に来たかー!や前回は散々だったなど言っている中で高松が言う

 

「ですが、前回は…「今回は彼が作戦に同行するわ」」

 

高松の話遮りゆりが言う

そう言うゆりが椅子を回転させ、その後ろから一人の男性が姿を現し、挨拶する。

 

みんなの反応は、椅子の後ろから現れた驚きとキャラ被り(高松が)みたいだ。

 

野田と藤巻がそいつが使える奴なのか発言する。それにゆりが大丈夫と言うが、案の定野田が彼に突っ掛かる。

 

「なら、試してやる!」

 

野田が自信げにそう言いながらハルバードの先を彼に向ける。

 

「「お前、友達居ないだろ」」

 

呆れ気味にそう呟いたが音無も同じ考えらしくハモった

 

「ふむ、3.14159265359….」

 

彼が円周率唱え始めたすると、野田が悶え始め、大山が

 

「やめてあげてその人はアホなんだぁー!」

 

「そう私達の弱点はアホなこと」

 

大山のアホ発言に反応したように、元も子もないことをゆりが言った。

 

「前回の侵入作戦は、我々の頭脳の退いたらなさで失敗に終わったわ。けど今回は天才ハッカーの彼、ハンドルネーム竹山君を作戦チームに投入、エリアの調査を行う。」

 

ゆりが言い終わると高松がハンドルネームではなく本名じゃないのかと呟いた。それが聞こえたように竹山が一同を指差して言う。

 

「僕のことは、クライストとお呼び下さい。」

 

効果音にキリっと付きそうに言うが一同反応は微妙だった。

 

「で、天使エリアってなんなんだ?」

 

音無がそう言うと日向が答える

 

「天使エリアは天使の住み家だ。」

 

そう聞くと音無は想像する

 

空中に浮いた城のようなものを想像する

 

どう考えても某天空城ですねわかります。

 

「しかもその中枢はコンピューター制御なんだぜ。」

 

さらに日向が音無のアホな想像に拍車を掛ける

 

「その何処かに神に通じる手段があるの。今回は二回目とあって、前回より天使が警戒していると思うわ。ガルデモは派手に動いてもらうわ。」

 

ゆりの言葉に岩沢は了解と言い

それで会議は解散となった。




そういえばAngel Beats!がPCでゲームとして出るみたいですね。私としてはやっ出て嬉しいがPCが壊れたんだOTZ
ゲーム発売までにPC買わねばと燃える作者ですw
ヒロインは今考え中ですw
次回辺りまでに決めたいと思うので、次回をお楽しみに
では次回また会いましょう。それでは


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第11話 交流

最近微妙にネタ不足orz
サブタイトルは、思いつきですw


次の日

俺は授業をサボって屋上にいた

 

「やっぱし、サボりと言ったら屋上限るよな~」

 

そう一人でサボりを満喫している

。すると、風にのって音楽が聞こえた。気になって音の方向を探してみると、隣の校舎から聞こえてくるようだ。

 

「確か、あっちの校舎はあまり使われていない教室が多かったな。」

 

そう呟きながら目的の校舎まで行く

 

学習棟A3階ーー

 

その教室に着くと扉が明いていた。

 

中を覗いてみると、どうやらガルデモが練習中のようだ。

聞き入っていると演奏が終わる

そのあと休憩~と聞こえ、岩沢が外空気を吸いに教室を出てきた。

それから話をした。バンド話だったり、途中で他のメンバー達も来てみんなで雑談していた。

 

そろそろ休憩もお仕舞い頃に岩沢に言った。

 

「わりぃ、なんか話が長くなっちまったな。」

 

「いや気にすことないさ。こっちもいい休憩になった。」

 

「そう言ってくれるなら良かったさ。じゃあまたな」

 

そういってそこから俺は去った。

 

それから面白いことないかと校内を歩くていると、ピンク髪の子がせっせと掲示板にポスターを貼っていた。

 

「へぇーこれが例の作戦のポスターか。」

 

そういうと気が付いたように彼女がこっちを見る。

 

「あ、悪い。驚かせちまったか?」

 

後ろからいきなり声を掛けてしまったので驚かせてもおかしくない。

 

「あ、貴方でしたか。」

 

「ん、俺のこと知ってるの?」

 

原作知識で誰かは知っているが彼女とはまだ会っていないが彼女は俺を知っているようだった。

 

「はい。ゆりっぺ先輩を無傷で倒したとか噂になってたり、あといつもハルバードを持っている先輩がアイツは災厄を引き起こす化け物だーとかなんとか言ってました。」

 

彼女がそう答える。

 

うん化け物云々は認めるよ、ゆりを無傷で倒したことが噂になっているようだし、実際化け物呼ばわりされてもおかしくない位の能力(転生?特典)を所有してるからな。けどなんか腹が立ったので今度アイツが言うように百回死なせてやろうかなw

 

「というか、こんなにデカデカと貼って、それに体育館占拠って大丈夫なのか?」

 

「そりゃあヤバいですよ。前代未聞ですよ。しかもゲリラライブじゃなく告知ですし、先生達黙ってないし、どんな邪魔が入るか分からないですよ。」

 

彼女が一通り話すとチラシをくれた。それを見るとこう書いてあった。

 

Girls Dead Monster

 

8月25日 午後7時よりライブを開催する。場所は食堂で行うみんな見に来てくれ!ヒャッハー

 

と書かれていた。

 

それを見てガルデモねぇ~と興味深く見ていた。それより彼女が気になって一応名前を聞くと案の定彼女はユイと名乗った。さっきの呟きが聞こえたのか、それから彼女のマシンガントークが始まった。

 

「まだ陽動班の下っ端ですがそれでも満足です。ガルデモのお手伝いですよ、知ってますか?ガールズ・デッド・モンスター、略してガルデモは(ry…….と言う訳で凄いんです。」

 

とユイが長々語ってくれた。

後半は聞き流していたからなんだか分からない。

 

「それより貼る作業いいのか?」

 

俺がそう言うとハッと作業がまだあることに気が付いたようだ。

 

「良かったら貼るの手伝おうか?」

 

「え?いいんですか?先輩?」

 

「いや、いいさ。それに話を止めなかった俺にも責任があるさ。」

 

「じゃあ、お言葉に甘えて手伝って下さい。」

 

「ああ、任せろ。」

 

そう言ってユイのポスターを貼る作業を手伝った。

 

それから作業が終わり、外のベンチにユイと座らせ、自販機にコーヒーを買いに行った。コーヒーを二人分買いベンチに着く。

 

「ほい、お疲れさん。」

 

そう言ってユイにコーヒーを渡す。

 

「あ、ありがとうございます先輩。私の作業手伝ってもらって。それにコーヒーまで奢って貰って。」

 

「いや、いいさ。俺がやりたくてやったことだ、別に気にしなくていい。」

 

「そ、そうですか?それと先輩もガルデモに興味があるんですか?」

 

ユイが目を輝かしながら聞いてくる。

 

「まあ興味があるな。曲が良いし。」

 

「じゃあ、どの曲がお気にいりですか?どの曲もいいですが、私はCrow Sangですね。」

 

「う~ん、そうだな。俺もCrow Sangかな。サビと転調が好きだな。(どの曲も好きだけど、本当はThousand EnemiesやShine Daysなんだがまだない曲だからなぁ~)」

 

「先輩もなんですか?やっぱりガルデモは最高ですね。」

 

「そうだな。この世界に来て良かったと思える位だぜ。あ、そろそろ行くわ。」

 

そういって立ち上がるするとユイに袖を掴まれる。

 

「あ、あのまた、よかったらお話してもいいですか?」

 

 

「ああ、また話そうぜ。それじゃまたな。」

 

そう俺が言うとユイが笑顔で言う

 

「はい!またお話しましょう。それでは」

 

そう言ってユイと別れた。

 

そして、作戦決行の日

 

俺は天使の足止めもとい奏を誘ってライブを見ることにした。

まあ、断られたから、激辛麻婆豆腐で釣ったんだけどなw

 

「兄さん、早く行きましょう。」

 

そう言う奏は若干スキップしながら歩いている。

 

「はいはい、じゃあ行くか。」

 

そう言うと、「はいは一回ですよ」と奏に言われる。

 

 

そうして食堂に着き、俺達は麻婆豆腐を食いながらライブを聞いていた。

 

「Crow Sangか。これが定番だな。」

 

そう言うと奏が言う

 

「確かにこれが定番ね。ライブの場面はいつもこの曲だから、定番と言えるのかしら」

 

「なんかメタいような気がする」

 

「気のせいじゃないかしら。」

 

そうメタい話をしているとCrow Sangが終わりAlchemyが演奏される。

 

曲がサビの辺りに差し掛かかった直後、校内に繋がる体育館の扉が勢いよく開く。見ると先生方がライブを止めさせに来たようだ。先生達が生徒達を注意するが、ほとんどが逆らった。

 

「兄さん、仕事だから行くね。」

 

そう言って奏が立ち上がって動く。

 

生徒達が先生の指示に逆らうがしばらくするとライブを止められた。

 

先生が一通り説明し楽器が没収となり岩沢が大事にしているギターを持つ

 

「これは捨てても構わないな?」

 

と、そのギターは学校の物ではないからそういう処遇が下されるようだ。それを聞いた岩沢は叫ぶ!

 

「それに…………触 る なあぁぁぁぁーーーーー!」

 

拘束している先生の手をほどき、叫びながら、ギターを持っている先生からギターを奪う。それを見たひさ子も拘束を振りほどき、体育館の放送室へ駆け出す。

ギターを取り返したのはいいが、先生に囲まれ逃げ場がない。

すると突然岩沢が歌いだした。

 

聞いたこともない新曲にファンは動揺する。

 

奏の隣に行き言う

 

「歌わせてやれ。これが彼女の望んだやり残したことだ。」

 

そう言うと奏が小さく頷いた

 

そして最後の小節を歌うと岩沢はギターを残して消えた

 

 

 




最近ネタ不足に襲われる作者ですw

ヒロインは未定あるいは造らないという方向に先伸ばしにしました。

なんか無理矢理感しかしないが、反省も後悔もしていない(キリ


では次回また会いましょう。


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第12話 新たな存在

どう考えても尺稼ぎにしか見えないorz


????side…………

 

「ここはどこ?」

 

私はどこか見知らぬ場所に居た。

 

辺りを見回すと、建物が見える

見るとそこは学校のようだった。

 

「なんで……私………学校に居るんだろう?それにこの展開何処かで見たような………なんでだろう?思い出せない」

 

思いだそうとしているが、全く見に覚えのない学校にいる上、記憶や何故ここに居るのかが思い出せない。

 

ふと声が聞こえた。

 

「銀色の髪をして左右の目の色が違う人物に会うがよい。さすれば、新たな発見があるじゃろう。」

 

「誰?」

 

辺り見回しても誰も居ない。

 

結局声の主は分からなかった。

 

そうして考えていると、ふと何か無いかとポケットを探ることにしたすると、手帳が出てきた。

その手帳は、生徒手帳だった。

 

「ラッキー。これに何か書いてあるかも。」

 

手帳を読んで分かったことは、自分の学年と寮の部屋。

 

「まあ、あと分からないのがあったら、人に尋ねればいいか。」

 

そう考え、とりあえず学校を散策しようと歩いた。

 

どこからか歌が聞こえたので、その方向に行くと体育館だった。

 

体育館に行くとバンドがライブを開いていた。

 

「いい歌だなぁ。心の底から自分達はここに居た、その証のような歌詞だなぁ~」

 

歌を聞きながら、なにげなく当たりを見回すと、制服が違う人がちらほらと居た。

 

疑問に思った私はライブが終わった後、そこに居た制服が違う人に訊ねた。

 

「すみません~少し聞きたいことがあるんですけど。良いですか?」

 

「ん、質問?何について?」

 

「なんで制服が違う人が町居るんでしょうか?バンドの人達と服が同じだった気もするんですけど。」

 

その問いは、意外だったのかその女の人はとても驚いた顔をしていた。

 

「あなた、もしかして気付いたらこの学校に居たということ思ったことある?」

 

どうやらこの人に質問して正解だったようだ。制服の違いという些細な疑問が大きな収穫になった。

 

「どうやらそうみたいね。」

 

おっと、考えが顔に出ていたらしい

 

「ねぇ、君。記憶はある?」

 

「すみません。全然思い出せないんです。」

 

そう記憶が思い出せないのだ。今の私の悩みはこれだけだ。

 

「じゃあ、記憶が戻るまでうちのグループに来ない?」

 

女の人は、少し考えてこう提案してきた。

 

「いいんですか?」

 

「勿論よ。うちのグループに記憶無い人だっているし、人手不足だし、貴重な人だし、仲間が増え万々歳だし。」

 

なんだろう、頼もしいけど後半の

貴重?など、なにやら訳が分からないことを言った。

 

「じゃあ、そのグループに入れて下さい。」

 

その言葉を待ってたかのように女の人は言った。

 

「ようこそ、死んでたまるか戦線へ!」

 

to be continued

 




どうもお久しぶりです。最近感じたことはネタがないことくらいな作者ですorz

最後辺り打ち切り漫画みたいで、なんか笑えてきましたw

さあ、この子はいったい誰なんでしょうかね?

正体は次回明かになるかもしれません。

では次回をお楽しみに


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