リリなの転生(仮) (天見)
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1話

皆さんどうも始めまして天見です。
このたび初めて小説というものを書いてみました。
まだ文章の表現力とかは稚拙かもしれませんががんばって書いていくつもりです。
同じ二次創作愛好家の皆さんが喜ばれる作品にしたいと思います。


「ハイ!それでは特典設定を始めます!」

 

「テンプレだな」

 

「テンプレです!」

 

何の話をしてるのかと疑問に思う人のために教えてやる!今俺はテンプレ中のテンプレを経験してテンプレ街道を爆走してる真っ最中だ!」

 

「声出てますよ。ってゆーか誰に言ってるんですか?まあ確かにテンプレですけど。」

 

「気にしない気にしない。イヤーまさか神様に殺されるとか思ってもみなかったな。しかもわざとで暇つぶしのために。」

 

「まー最近唯一神さんも退屈してましたからね。」

 

「殺されるこっちの身になれってんだ。」

 

「あの人(神?)にそんなこと言っても気にしませんよ?」

 

「確かによくある二次創作みたいに腰の低い爺とか弄られ幼女じゃなかったな。どっちかって言うとギル様みたいな我と書いてオレと読む人(神?)だったな。」

 

「所詮小説は小説ですよ。彼から見たらあなたたち人間はアリみたいなもんです。」

 

「まあ普通それが正しい神と人間の関係だよな。」

 

「普通かどうかは知りませんがそういうことです。それじゃあ話を進めますよ?」

 

「了解、了解。っていうかあんた誰?」

 

目の前にはまさに天使!って言うオーラをバンバン放ってるボンキュボンのお姉さん。

 

「あ!そうでした私は管理人のミカ・エルです。」

 

「え!あの大天使長ミカエル?」

 

このお姉さんが?

 

「違います!下界ではそう呼ばれたこともありますが私の名前はミカ・エルです。ミカエルじゃありません!」

 

「わかったよミカエル。それで特典ってどう決めるんだミカエル?」

 

「違うって言ってるじゃないですか!ミカ!エル!ですミカ!エル!」

 

「ハイハイ。それじゃあミカエ・ルいやミ・蛙話を進めよう。」

 

「いやいや私蛙じゃないですからね!私の名前で遊ばないでください!」

 

「それで確か神様が他にも二人転生者が居ると言っていたがそいつらはどうしたんだ?」

 

「無視ですか?無視ですね!まあ彼らには他の管理人がついています。しかもお決まりのニコポ、ナデポ、銀髪オッドアイのイケメン容姿で魔力ランクSSS+エクスカリバーそっくりのデバイス。と同じくニコポ、ナデポ、に赤い弓兵の容姿に魔力ランクSSS+干将・莫耶のデバイス。」

 

「すっごいオリ主(笑)臭がするね 。」

 

「そうですね。さて知っての通りあなたはリリカルなのはの世界に行ってもらいます。場所は海鳴市で主人公と同い年です。」

 

「いや、初めて知ったし。まあいいけど。 」

 

リリなのか、まあ一応原作は見たから大丈夫か。

ちなみに俺はフェイト派だ!」

 

「ちょっと!魂の叫びが聞こえますよ!」

 

「おっと。さすがの俺もこの状況はちょっと興奮してるようだ。」

 

「まあ、他の二人の狂乱ぶりに比べたらましですけど。それじゃあ特典を決めるのでこの中から三枚紙を引いてください。」

 

「え!自分で決められないのか?っていうか三個?他のやつは5個だったのに?」

 

「さっき私の名前で遊んだ罰です。5つのうち3つと魔力ランクはくじとダーツで決めてもらいます。ちなみに容姿は私が決めます。」

 

弄りすぎたか?っていうかそれじゃあ1つも自分で決められないじゃないか!まあいいけど。

 

「変な容姿は勘弁してくれよ。」

 

「大丈夫です。私の好きなキャラの姿にしますから♪」

 

安心できるようなできないような。

 

「よし!わかったそれじゃあいくぜ!今こそ俺の幸運Bが発動するときだ!は!ひ!ふ!」

 

「幸運Bってなんですか?それでは結果はこちらです。」

 

殲滅眼(イーノ・デゥーエ)

鋼皮(イエロ)

蜻蛉切

 

「伝勇伝にBleachにホライゾンか…これはどうツッコメばいいのかわからないな。」

 

「でも結構チートですよ。殲滅眼は天然の魔導殺しですし、鋼皮は魔力ランクに比例して防御力あがりますし、さらに殲滅眼使用時に堅さがさらに上がりますから。」

 

「確かに対魔力の殲滅眼に対物理の鋼皮があればほとんどの攻撃は対処可能になるか。」

 

「次にこのダーツをボードへ投げてください。それで魔力ランクが決まります。」

 

「それじゃあ。トウ!」ヒュ

 

「はい。あなたは魔力ランクAに決まりました。一応成長の余地はありますからね。がんばればAAAぐらいになれますよ。」

 

「まあ、悪くはないな。それで蜻蛉切は?」

 

「蜻蛉切はあなたのデバイスとして渡しておきます。さすがに事象とかを割断するのは無理ですからね。世界観が壊れます。他の二人にゲート・オブ・バビロンと無限の剣製を渡さなかったのはそのためです。」

 

「ああ、そういえばなんでその二つを持ってなかったのか今に思えば不思議に思うがそういう理由があったのか。それじゃあ蜻蛉切の超過駆動はどんな効果があるんだ?」

 

「超過駆動の効果は次元/空間を割断するってのはどうですか?具体的に言えばこれにより空間/次元の一部に穴をあけ違う場所と繋げられます。例えば空間Aに穴を作り空間Bに移動できるとか。」

 

「そんなにすごそうじゃないな。いや待て。その気になれば敵を虚数空間とか宇宙空間へ叩き落とせるのか?」

 

「はい、もちろん可能です。」

 

「本格的にチートだな。」

 

「一応ロストロギアに分類されるので気おつけてください。それでは特典の設定は以上となります。他に何か質問とかはありますか?」

 

「ご忠告どうも。あと特典に頼りすぎるにもいやだから地力を上げるために第5次ライダーの魔眼封じのアイマスクもらえるか?」

 

「ヘー、コレはなかなかいい心掛けじゃないですか。それぐらいなら全然オッケーですよ。」

 

「サンキュー」

 

「はい、それじゃいってらっしゃいませ!第二の人生に幸あれ。」

 

「がんばるよ。」

 

それを最後に目の前が暗くなっていった。

 

 

 

「…んん?」

 

此処はどこだ?なんか視線も低くなってるんだが。

辺りを見回してみるとどうやら結構いいアパートに居るようだ。視線が低いのは5歳ぐらいまでに若返ってるのが理由だ。ちなみに俺の容姿は伝勇伝の主人公ライナ・リュートにそっくりだ。眠たそうな眼はしてないが。っていうかミカ・エルのやつライナがが好きななのか。

 

「お?テーブルの上に手紙が、後こっちのネックレスが蜻蛉切か。」

 

手紙の内容は

 

『どうやら無事に転生できたようですね。本当なら生まれたところから始めるのですがあなた忘れてません?殲滅眼保持者は胎内から母親を喰い殺して生まれてくるんですよ。(ヤッベ!完璧に忘れてた!まさか!)しかしご安心をこのたびの転生はトリップという形にしましたので母親殺しはしてません。この手紙を読んでいるあなたはただいま5歳、原作の4年前です。この時間を修行とか新しい生活に慣れる準備期間として過ごしてください。来年からは私立聖祥大学付属小学校に通うことになっています。お金も銀行の口座に毎月中学卒業まで一定額振り込むことになってるのでお金の心配はありません。それと今のあなたの名前は天見雷鳴(あまみ らいな)になってます。異論は認めません。決定事項です!それでは新しい人生をがんばってください。ミカ・エルより』

 

そこまでライナが好きなのか!まあいきなり母親殺しの人生にならなかったからいいけどさ。

 

「家族か。父さん、母さん、マイシスターとブラザーはどうしてんのかな。」

 

ヤッベ眼から涙が。

 

そのまましばらくしていると。

 

「……(グー)……買い出しに行くか。」

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公の名前ですがライナと語呂のいい名字が思いつかなかったので自分のハンドルネームと同じにしました。


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キャラ設定

主人公のキャラ設定です。


キャラ設定

 

転生者 天見 雷鳴(あまみ らいな)

 

テンプレ通りに死にテンプレ通りにリリなのの世界に転生した転生者

元は19歳の大学生で中度のオタク。血筋は完全な日本人だが両親の都合で人生のほとんどを外国で暮らしていた。そのため幾度となく転校とそれに伴い違う国への引っ越しを経験し唐突な環境の違いに慣れている。やはり家族と別れるのは悲しいがそのことに関してはもうようしようもないので踏ん切りがついている。

性格は喜怒哀楽がしっかりしていて、めんどくさいのは勘弁だが面白そうだったら自らめんどくさい事態に介入したりする。場合によってノリに乗って人を弄ったりテンションを上げたりするし、怒るときは怒る。

平和が一番だがたまには刺激が欲しいためリリなのは自分に適した世界だと思っている。

欲張りではないが無欲でもない。別にハーレムを目指す気はないが彼女が欲しいのも事実でもしかしたら原作キャラと結ばれるかもと思っている。

ちなみにフェイト派。

原作に最初っから積極的に介入する気はないがいずれするものだと考えており自分の予測では闇の書編で募集対象として狙われると思うのでその時から介入予定。そのためにも鍛えている。

鍛錬は体に害がないようにギリギリの線を見極め休むときにはきちんと休む。また特典に頼りっきりになるのはいやーというかよくあるオリ主(笑)みたいに能力頼り、しかも使えこなせてないかませはごめんーなので管理者に頼んで魔眼封じのアイパッド(第5次ライダーみたいの)を着け殲滅眼を封印し地力の方も上げようとがんばっている。戦闘狂の疑いあり。

 

特典

 

レアスキル

 

殲滅眼(イーノ・デゥーエ)

眼の中心に、朱の十字の模様が浮き出ている。この眼の保持者は、魔法や人間、そしてそれらの中にある、

魔法を生み出す力(リンカーコア/魔力素)を

喰らって、自らの力に還元することができる。

還元した力は、身体能力の向上、傷の修復という能力になって表れる。眼の能力の性質から、保持者は魔法を発動することができない。(ただし本作の場合内出系の魔法は使用でき『身体強化等』、外出系の魔法は使用できない『砲撃魔法等』)

 

鋼皮(イエロ)

強固な魔力硬度を持つ外皮。外皮の硬さは魔力の高さに比例する。魔力ランクSSSでシグナムの『紫電一閃』を全くの無傷で受けられる。

 

武器

 

蜻蛉切

デバイス型ロストロギア。

能力は「穂先に映した対象を結び、割断する」であり、通常駆動と上位駆動が可能。

通常駆動では物体や術式を結び割り、上位駆動では事象さえも結び割ることが可能。(本作での上位駆動は空間または次元を割断する。これにより空間/次元跳躍を行える。例−空間Aに穴を作り空間Bに移動できる。虚数空間/宇宙空間への穴を作り敵をそこに叩き落とす。)

射程範囲は30メートル。(本作ではさらに魔力を込めることにより射程範囲を伸ばせる。)

伸縮機構を内蔵し、最短で一メートル、最長で六メートルの長さまで調節できる、

伸縮機構の自動化も組み込まれている。

能力を発動する際には「結べ、蜻蛉切」という掛け声を必要とする。

また遠距離からの割断は近くより大きく切れる。

対象が複数になると威力が軽減されるが、一つの場合はあまり軽減されない。(この場合割断する威力は込めた魔力に比例する。)

弱点は以下のようなものがある。

刃を隠されると割断できない

霧のように割断しても直ぐ割断された場所が埋まるような存在には割断の効果がほぼ無くなる

写した対象が巨大すぎる場合完全に割断するまでには至らない。

 

戦闘スタイル

主人公はFate風に例えるならランサーのクラスに適合しているため高速移動による白兵戦を主に置いている。殲滅眼を使用し身体能力を向上させ敵の懐に入り込み敵に高速の突き連続で放つ。殲滅眼の特性上防御魔法は使えず守りはバリアジャケットと鋼皮のみのため攻撃は基本避けるか鉄皮で攻撃の軌道を逸らす。蜻蛉切の割断能力は中–遠距離、複数の敵、結界破壊に使用する。

 

 

魔力ランク

 

原作前 Aランク 原作無印 AA+ランク

 

Fate風 

 

パラメーター ()内は殲滅眼使用時

 

原作前   筋力 E (D) 耐久 D (C)  敏捷 E (D) 魔力 C- (B-)  幸運 B  宝具 A++   

原作開始  筋力 D (C)  耐久 C (B)  敏捷 D (C)  魔力 C (B) 幸運  B  宝具 A++  

 

補足 ()内のランクはあくまで殲滅眼で大気中の魔力素を喰らっている状態。例えばなのはのSLBを喰らえばさらにパワーアップすることができる。

 

保有スキル

 

仕切り直し

 Rank B: 戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。

 

心眼(真)

 Rank C:修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。

 

戦闘続行

 Rank A:名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。(ひとえに主人公が持つ殲滅眼のおかげ。常時大気中の魔力素吸収による無限(大気中の魔力素が無くなるまで)の魔力、体力、傷の修復を得る。)

 

魔眼

 Rank A:魔眼を有していることを示すもの。

 

宝具

 

殲滅眼(イーノ・デゥーエ)

Rank: A+ 種別: 対魔術宝具 レンジ: 1-2 最大捕捉: 1人 由来: 伝勇伝で登場する魔眼

効果:幸運と宝具以外の全てのパラメーターを1ランク上昇させる。

 

鋼皮(イエロ)

Rank: B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 由来:Bleachの破面が持つ外皮

 効果:常時発動型宝具。耐久のランクが本来のランクより1ランク上昇される。

 

蜻蛉切(通常駆動)

Rank: B+ 種別:対人宝具 レンジ:1-30 最大捕捉:50人 由来:境界線上のホライゾンの神格武装

 効果:上記

 

蜻蛉切(上位駆動)

Rank: A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1-99 最大捕捉:300人 由来:境界線上のホライゾンの神格武装

効果:上記

 

 

 

 

 

 



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2話

はい、それでは第二話です。
原作キャラとの絡みもあります。
口調とか性格が合っているのか不安です、特にはやて。
もし違和感がありましたら指摘してくださいできる限り修正します。
後キャラ設定の方も主人公の性格等をちょっと変えました。


転生したあの日からはや4年が経ちついに原作開始の小学三年生になった。

 

この四年間はひたすら修行と自分の生活を安定するために費やした。

 

さすがに5歳児の体では前のように生活できない。

 

特に背と筋力がないから高いところには届かないしフライパンも長時間持てない。

 

最初の頃は殲滅眼を使い筋力と体力を上げてなんとか生活を維持することができた。今では前世よりも遥かに超越した家事スキルを身につけられるようになったが、最初の頃はよく包丁で指を切りそうになって鋼皮がなかったら何回指を切ったことか。もしかしたら殲滅眼と鋼皮って戦闘よりも家事のためにあるのかと錯覚するところだった。

 

修行の方もまず筋力と持久力を高めるために定番のランニングと筋トレをした。その効果はまだ9歳だというのに腹筋が六つに割れているほどまでになっている。鏡で小学生の腹筋が六つに割れている姿を見てちょっと気持ち悪いと思ったので筋トレの方は少し自重することにした。

 

将来筋肉達磨になるのはごめんだからな。

 

戦闘訓練の方は蜻蛉切に入っていたデータに沿って訓練している、詳しい内容はまた後で。

 

蜻蛉切はインテリジェンスデバイスではないが簡単な受け答えはできるし修行に役立つ情報がいくつか入っている、おそらくミカ・エルが入れてくれたのだろう。

 

 

 

さて三年生になり、もうそろそろジュエルシードが海鳴市にバラまかれるだろう。ちなみに俺はなのはと彼女の友達のアリサ・バニングズと月村すずかと同じクラスだ。そのほかにも…

 

「オーイ!なのはー!逃げるなよー」

 

「いやあああ!こっちにこないでなの!」

 

「またまたー、アリサはツンデレなんだからー。」

 

「だからツンデレなんかじゃないって言ってるでしょ!って追いかけてくるな!」

 

聞いてのとおり他の二人の転生者とも同じクラスだ。

 

銀髪オッドアイが雅龍(みやび りゅう)で某赤い弓兵が赤神白哉(あかがみ びゃくや)って名前だ。

 

正直言って鼻の下を伸ばしてるイケメンは見たくない。特にデレデレした赤い弓兵が気持ち悪い、せめてキャラも真似てくれよ。

 

そんな二人は毎日毎日なのは達にちょっかいかけてすっかり嫌われてしまっている。しかも二人ともニコポとナデポが効いていないのに気づいてなくツンデレー!とか言って追いかけ回している。

 

「おい、すずかあいつらもう行ったぞ。」

 

「ありがとう雷鳴君。」

 

と言って俺の陰から出てきたのが月村すずかだ。

 

「それにしても毎日毎日大変だなお前たちも。」

 

「アハハ…あ!アリサちゃん。」

 

「ハァハァ…ずるいわよすずかだけ隠れて。」

 

「そんなこと言われても...そういえばなのはちゃんは?」

 

「まだ逃げているんでしょうね。」

 

「御愁傷様。」

 

「そう思うんなら助けなさいよ!」

 

「だが断る!」

 

「なんでよ!」#

 

「あんなウザい奴らに絡まれるのはいやだから。」

 

「裏切り者ー!」

 

いや仲間になった覚えねーし。

 

「アリサちゃん落ち着いて。」

 

「まあいいわ。そういえば今日のテストは負けないわよ!」ビシッ!

 

キーンコーン、カーンコーン

 

「はいはい、それじゃあ予鈴もなったから自分の席に戻れよお前らと話してるのをあいつらに見られたら絡まれるから。」

 

「言われなくてもそうするわよ!」

 

「じゃあ雷鳴君また後でね。」

 

そういって二人とも自分の席に戻っていった。

 

そして少したったらなのはも息を切りながら教室に戻ってきた。彼女は運動が得意じゃないからつらそうだ。

 

バカ二人は遅れて帰ってきたので先生に怒られた。

 

ちなみに俺がアリサたちと面識があるのはテストで毎回満点とるのでアリサにライバルだと認識されその縁でなのはやすずかとも面識ができさらに友達認定されて名前で呼び合うようになった。

 

これでも前世は英語と日本語の両方を大学レベルまで学習済みなので満点をとって当たり前である。

 

逆にバカ二人がなぜ赤点ぎりぎりしか取れないのか不思議である。

 

今日はスーパーのバーゲンセールで安いうなぎが手に入れられるんだっけと考え事しながらテストの空白を埋めていく俺だった。

 

 

 

放課後になり学校が終わってすぐに町のスーパーに向かった。

 

この世界はなぜか前世と同じようにうなぎの値段が高騰している。

 

1パック3500円って高すぎるわ!

 

と言う訳でうなぎ1パック900円と言うのはとても魅力的である。

 

売り切れになる前につかなければ!

 

待ってろよ三ヶ月ぶりのうなぎ!今日は蒲焼きじゃあ!

 

 

 

「ごめんなさいね、ぼく。今月の分のうなぎはたった今売りきれちゃったの。また今度来てね。」

 

""orz

 

何故だ!

 

(あのー?)

 

SHIT!

 

いやそんな言葉は使っちゃ行けない!

 

(すいませーん)

 

だが!しかし!

 

こんなことになるんだったら殲滅眼を使って身体能力を上げるんだった!

 

(聞こえてます?)

 

こんなときに使わずしていつ使うんだ!

 

何のための特典か!

 

「あの!」

 

「!?」

 

おっと!ショックのあまり自分の世界に閉じこもっていたみたいだ。

 

そして目の前には車椅子に座っている同い年ぐらいのかわいらしい女の子が。

 

ってこの子八神はやてじゃん!

 

「聞こえてます?」

 

「!!...ああ、悪かった。ちゃんと聞こえてるよ。」

 

「どうかしはったん?なんやらえらい落ち込んどるようやけど?」

 

「いや、ただ今日の夕飯のうなぎの蒲焼きがあじの蒲焼きにランクダウンしただけだ。」

 

「?...ああ!もしかしてスーパーのセール逃したんか?」

 

「よくわかったな、そのとおりだよ。」ハァ

 

「それやったらうち3パック買ったから一つもらってく?」

 

何!?

 

「いいのか?」

 

「かまへん、かまへん。ちょっと買いすぎたかなー思ってたところやったから。」

 

なんていい子なんだろうか。

 

「なら遠慮なく頂戴いたします。」

 

「はいな。」

 

「どうも。はい、お金。」

 

「おおきに。あ、私八神はやて言うんや君は?」

 

知ってます。

 

「俺は、天見雷鳴だ。」

 

「らいな?変わった名前やね。」

 

「自覚している。」

 

「あ!けどいい名前やで!」

 

「それはどうも。」

 

漢字が厨二っぽくてそこまで好きじゃないんだけど。

 

「あ!そうだ、お礼になんか手伝いとかいるか?一人で買い物なんて大変だろう?」

 

「別にええって、もう買い物も終わったし後は帰るだけや。」

 

「しかし...」

 

「それとも何か?初めて会ったレディーの家までついてくるんか?」ニヤニヤ

 

「うっ!さすがにそう言われると...」

 

さすがは将来タヌキって呼ばれることだけあるな。

 

「なんか失礼なこと言われた気がするんやけど?」#

 

「いや、そんなことはないぞ。」

 

「そうか?まあ、その気持ちだけでも受け取ってくわ。」

 

「ハァ...わかったそれじゃあ改めてありがとう、助かったよ。」

 

「どういたしまして。」

 

「それじゃあ、またな(。。。)。」

 

「?...ほな、さいなら!」

 

そうして俺たちは別れた。

 

 

 

その夜、久しぶりにうなぎを食べて満足な俺はお茶を飲みながらくつろいでいた。

 

〔誰か……助け……て〕

 

!?

 

念話か!

 

ってことはこれはユーノか!

 

ついに原作の始まりって訳か。

 

なのはもおそらく聞こえているだろう、ついでに雅と赤神も。

 

あいつら原作介入する気満々だからこの場面から介入していくだろう。

 

俺は、パスだ。

 

ってか無印では別に介入する要素ないし(なのはが大怪我するとか)どちらかというとなのはがフェイトを助けてお互いが強固な絆で結ばれるのが物語の重要点でありこれを壊したらこの先の展開を乗り越えられないだろう。

 

他の二人がフェイトを救えるとは思えないのでそこは心配しなくていいだろう。

 

俺自身は闇の書編から原作に関わるだろうと予測している。

 

主に魔力の募集対象として。

 

一応魔力を制御しているのだが、常時殲滅眼が大気中の魔力素を吸収しているので魔力を完全に押さえられない。もし調べられたら魔力ランクCと反応が出るだろう。

 

と言う訳で今日はもう寝ますか、明日も学校だからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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