転生したOCGプレイヤーが遊戯王ARC-Ⅴの世界をアニメ未登場テーマで荒らす話 (ヒート)
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本編とは一切関係ない話
怪盗は闇夜に舞う


ふと思い付いてしまった話です。
こんなの書いてる暇あったら早く続き書けよと思われるかもしれませんが今書いていますのでもう少しお待ちください。


ここは決闘者の街デュエルシティ。数多の決闘者が集まり、そして去っていく。この街ではデュエルの強さが全て。弱さは罪であり、強さが正義である。弱き者は強き者に搾取されるしかない。そんな街に1つの噂があった。夜の街を飛び交い悪をくじく一人の男の噂が。はじめは虐げられている者が流したただの出任せだと言われていた……。

 

――――――――――――――――――――――

 

「ヒャッホー!」

 

「待て!怪盗サティスファクション!貴様の悪事もここまでだ!ハーデス卿から奪ったカードを出してお縄につけ!」

 

「元々はこのカードだってそのハーデス卿とやらがが奪ったカードじゃねぇか。ってことであばよ!」

 

「逃げるなぁぁ!お前達!デュエルで奴を捕縛しろぉお!」

 

「「「はっ!」」」

 

――――――――――――――――――――――

 

「ふぃー、撒いたかね?」

 

「はぁー、はぁー……追い付いたぞ!サティスファクション!」

 

「まぁたあんたか…いつもしつこいんだから。ったくしゃあないなぁ」

 

「「デュエル!」」

 

――――――――――――――――――――――

 

その者は怪盗サティスファクションと呼ばれ…

 

――――――――――――――――――――――

 

「手札のSPIRAL-ダンディの効果発動!あんたのデッキトップの種類を当てることでこのカードを特殊召喚できる。あんたのデッキトップは魔法カードだ」

 

「魔法カードだと?どれどれ……なにぃ!?」

 

「正解のようだな。ダンディを特殊召喚!そして、ダンディがSPIRALカードの効果で特殊召喚されたとき、相手の場の魔法、罠カードを1枚破壊する!そのセットカードを破壊だ!」

 

「!?ミラーフォースが!?」

 

「これで終わりだSPIRAL-ダンディでダイレクトアタック!」

 

「ぐぁぁぁあ!……次こそは必ず捕まえ…る……」

 

「ふぅー…それは聞いてやれねぇなぁ」

 

――――――――――――――――――――――

 

天才的なプレイングでカードを巧みに操り、デュエルポリスすらも簡単にあしらえる強さを持つ。その事からその者がそこら辺にいるようなただの盗っ人ではないことがわかる。

 

――――――――――――――――――――――

 

「俺のカードが戻ってきた!」

 

「これもサティスファクション様のおかげだ!」

 

「あの方は私たちの希望だ!」

 

――――――――――――――――――――――

 

「『怪盗サティスファクションがまた強盗!今月2回目』ねぇ」

 

「こらー!またあんたはこんなところでサボって!早く掃除当番やっちゃいな京介!」

 

「へいへい。ったく人使いが荒いんだから」

 

「なんか言った?」

 

「言ってねぇですよ。おーこわいこわい」

 

――――――――――――――――――――――

 

この物語は怪盗サティスファクションがデュエルシティの巨悪に挑んでいく物語である。

 

 

 

続かない

 




自分が全然投稿していないのに、毎週少しずつUAが伸びているのがとてもうれしいです。できるだけ早く書きますのでこれからもよろしくお願いします。


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スタンダード次元編
スタンダード次元編 第1話


主人公設定と第1話です。今回はデュエル無し。


主人公設定

 

 

小鳥遊 京介 (たかなし きょうすけ) 16歳(原作時)

 

見た目は、不満足時代の鬼柳の髪の色と肌の色をを白くし目の色を赤(アルビノ)にした感じ。(マーカー無し)

 

使用デッキはガチ、キャラ、ネタ等の様々なデッキをその時の気分や相手によって替えるがこの物語ではアニメ未登場テーマしか使わない。

 

どれもこれもチートドローのせいでえげつない結果になるためデュエルをやってくれる友達もいなく、いつも一人でデッキを回している。

 

結果、他人とデュエルするのは大会の時くらい。

 

ATM並みの神運。

 

基本チートドロー。

 

主人公補正により負けない。

 

禁止制限無視。しかし、強欲な壺やサンダーボルトなど余りにもあれなカードは使わない。各テーマを全盛期の状態で使う程度。たとえば征竜など。

 

原作知識は零羅がワンターンスリーキルしたところで止まっている。

 

オリジナル設定

 

アクションフィールドもフィールド魔法として扱うが、フィールド魔法を発動することができる。

 

――――――――――――――――――――――

第1話

 

「……知らない天井だ」

 

(やぁみんな!俺は小鳥遊京介、決闘者だ……ってここどこ?)

 

京介は目を覚ますと知らない部屋にいた。

 

 

一時間前―――――――――――

 

「今日の大会も強い相手いなかったなぁー…」

 

小さなショップ大会で優勝してきた京介は商品のカードパックを開けながら家に帰っていた。

 

「どれどれ…………全部持ってるヤツじゃねぇか!……K○NM○Iももっと使えるカードをいれてくれよ…」

 

そうブー垂れてる京介は背後から襲いかかるトラックに気が付かなかった。

 

――――――――――――――――――――――

 

「そうだ!俺は確か…ものすごい衝撃を受けてそのまま気を失ったはず。……ここはどこだ?」

 

部屋を見渡すと普通のマンションの一室のように見えた。

 

「取り合えずここがどこだか調べないとな」

 

手掛かりを探してみると昭和のコントに出てきそうなちゃぶ台とその上に自分宛の封筒があった。

 

「……取り合えず読んでみるか」

 

『この手紙を読んでいると言うことは無事に転生できたようだね?』

 

(は?転生?なんのことだ?)

 

『君には大変すまないことをしてしまったと思っているよ。僕は君の世界の神と呼ばれる存在でね。実は僕のミスで君を誤って殺してしまったんだ。そのお詫びとして君を遊戯王ARC-Ⅴの世界に転生させたんだよ』

 

(え?ちょまっ?!ま、ま、ま、マジで!?)

 

『信じられないと言うのならテレビでも点けてみてごらん。本当だってことが分かるだろう』

 

京介はテレビを点けてみるとそこには真面目な顔で遊戯王についての話をしているニュースキャスターが映っていた。念のためと他のチャンネルも回してみるが番組もCMも遊戯王一色だった。他にはストロング石島と榊遊矢のエキシビションマッチの予告がやっていたことから今は原作開始前だと言うことが分かった。

 

(ま、マジだったァァァ!エェェ!?)

 

少し経って平常心を取り戻した後手紙をまた読み出した。

 

『僕の話が真実だってことは理解してもらえたかな?別にその世界で何かをしてもらおうとかは思っちゃいない。君の自由に生きてくれ。これは君を殺してしまったお詫びなのだからね。』

 

(ま、マジか…。遊戯王の世界で自由に過ごせるとか最高じゃないか!)

 

『この部屋は自由に使ってくれていい。君の私物は一通り揃っているから安心してくれ。カードは襖に入っている。金も贅沢しなければ3ヶ月は過ごせるDPがデュエルディスクに入っている。それでは2度目の人生を楽しんでくれたまえ』

 

※DP…デュエルポイントの略。遊戯王の世界(恐らくDM以降)では主流となっている電子マネー的なもの。デュエルの勝敗により増えたり減ったりする。

 

「イヤッホォォ!何かこういうのとてつもなく可笑しいが俺を間違って殺してくれてありがとう!取り合えず原作介入頑張るぜ!」

 

京介が原作に介入するにより本来の物語とはどんどん変わっていくのだが…この時の京介には知るよしもないことだった。

 




いかがだったでしょうか。
アニメ未登場テーマこんなデッキを使って欲しいと言うものがあればぜひコメントお願いします。


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スタンダード次元編 第2話

第2話です。デュエルは次回になります。


神様からの手紙を読んだあと京介はデュエルディスクを説明書片手にひたすらいじっていた。

 

「ARC-Ⅴのデュエルディスクカッケェな!この光のブレードが凄すぎだわ。……あー、もう我慢できん!外に出てデュエルだ!」

 

そう叫びながら京介はカードが置いてあるはずの襖を開けた。するとそこには数十個のアタッシュケースが所狭しと入っていた。

 

「・・・これじゃあ何処に何があるか分からねぇじゃねぇかふざけんな神様ーッ!」

 

15分後―――――――――――

 

「はぁ、はぁ、焦った…。しっかり生きてた頃と同じに別れてた…。これがもしバラバラだったら発狂ものだったな…」

 

「デッキはどうするかな…。う~む、アニメでは同じテーマデッキを使ってるやつはいないからキャラデッキは使えなそうだし…。……どうするか…」

 

数分後――――――――――――

 

「よし!この世界ではアニメ未登場デッキを使おう!ゼアルとかファイブディーズのデッキはいいかとかも考えたが原作介入するんだったらいずれシンクロ次元やエクシーズ次元で怪しまれるかもしれないからな。

とりあえず……3つデッキあれば十分だろ。良し、今度こそARC-Ⅴの世界に、全速前進DA!」

 

――――――――――――――――――――――

 

「すげぇ!何処を見ても遊戯王一色じゃねぇか!」

 

「お母さん、あの人何で叫んでるの?」

 

「しっ!見ちゃいけません」

 

(…………。さ、さてと、カードショップでも探すかな。確かデュエルディスクに……お、あったあったナビによると…このまま真っ直ぐか)

 

ちょっとした出来事に胸を抉られながら京介はカードショップに向かった。

 

(見た感じどこもデュエル塾の看板で一杯だな。原作介入するには遊勝塾だけど…LDSに入って社長に取り入るって方法も…あ、LDSだと記憶いじられちゃうじゃん!これは遊勝塾に決まりだな)

 

そんな決意をしつつ歩いていたらすでにカードショップについていた。

 

(この世界ではカードの値段はどんな感じなのかなー。掘り出し物があったら嬉しいが)

 

そんなことを思いながらカードショップに入っていった。

 

数分後――――――――――――

 

(ファッ!?カップ麺でしか出せそうにないような融合モンスターが10万!?シンクロ、エクシーズは末端でも20万!?いくらエクストラが最近出始めてまだLDSでしか余り使われてないとしても!頭おかしいやろ!しかもストレージに至っては幽鬼うさぎが10円!?思わず10枚買って店員に頭おかしい奴見たいに見られたわ!)

 

そんな事を考えていると、店のデュエルスペースの方から言い争う声が聞こえてきた。

 

(なんだなんだ?はっ、もしやこれはイベント発生か!?見に行かねば!)

 

デュエルスペースに行くとイカツイ顔したいかにもなヤンキーと赤い髪の少女と太った少年が言い争っていた。

 

(あれは!アユちゃんとフトシじゃないか!これは原作介入のチャンス!タイミングを見て参加しなければ!)

 

「私達のカード返してよ!それは私達の当てたカードよ!」

 

「泥棒なんてシビレる位カッコ悪いぜ!」

 

「ハハハ!お前らみたいなガキにはこんなレアカードはもったいないと思ってな。このカードは俺様がしっかり使ってやるから安心しな。このカードだって俺様みたいな強いデュエリストに使われた方が幸せってもんだ」

 

(ここだ!)

 

「おい、そこのお前」

 

「なんだ?俺様に文句でもあるって言うのか?」

 

「デュエルしろよ」

 

(あ、しまった。ついノリで会話のドッチボールを…)

 

「この俺様とデュエルしようってのか、おもしれぇ。いいぞ、やってやろう。ただしお前が負けたときはお前のカードは俺様のものだ!」

 

「良いだろう」

 

「ダメだよそんなの!負けたらお兄さんのカードが彼奴に取られちゃうんだよ!」

 

「そうだぜ、そんなことになったら…」

 

「俺は負けないさ。安心してみてな」

 

「ほら!さっさとデュエルするぞ!」

 

「ああ、いくぞ」

 

「「デュエル!」」

 




いかがだったでしょうか。


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スタンダード次元編 第3話

第3話です。今回はデュエルあります。


「先攻は俺が貰った!へ、このデュエル俺の勝ちだな!」

 

(は!?はい出ましたー!アニメ特有の先攻を奪うやつ)

 

「俺は手札の可変機獣ガンナードラゴンを召喚!」

 

京介 LP4000

手札5

場 無し

ヤンキー LP4000

手札4

場 可変機獣ガンナードラゴン攻1400

 

「何でレベル7のモンスターなのにリリース無しで召喚出来るの!?」

 

「そんなのズルいぞ!」

 

「ガンナードラゴンはリリース無しで召喚できるんだ。その代わり攻撃力、守備力は半分になるけどね」

 

(ガンナードラゴンってことはスキドレして攻撃力を戻す気か?)

 

「よく知ってるじゃねぇか!まだ終わりじゃねぇぜ、俺は魔法カード、二重召喚を発動!このカードの効果で俺はこのターンに2回通常召喚ができる!俺はガンナードラゴンをリリースして偉大魔獣ガーゼット召喚する!」

 

京介 LP4000

手札5

場 無し

ヤンキー LP4000

手札2

場 偉大魔獣ガーゼット攻5600

 

「攻撃力5600!?」

 

「シビレる位ヤバイぜ!?」

 

(そっちかー、スキドレされると面倒だったからな有り難いわ)

 

「まだだ!俺は装備魔法デーモンの斧を発動!ガーゼットの攻撃力を1000アップだ!」

 

京介 LP4000

手札5

場 無し

ヤンキー LP4000

手札1

場 偉大魔獣ガーゼット攻6600

デーモンの斧(ガーゼット)

 

「さらに俺は装備魔法メテオ・ストライクを装備!このカードの効果で俺のガーゼットは守備貫通効果を得た!これでお前は守備表示で守ることもできねぇ。ほら、さっさとサレンダーしちまいな」

 

京介 LP4000

手札5

場 無し

ヤンキー LP4000

手札0

場 偉大魔獣ガーゼット攻6600

デーモンの斧(ガーゼット) メテオ・ストライク(ガーゼット)

 

(え?手札フルに使っといてこれだけ?え、ちょっ、なめてんの?)

 

「お兄さん…」

 

「兄ちゃん…」

 

「俺のターン、ドロー。俺はフィールド魔法、超量機艦マグナキャリアを発動。そして超量妖精アルファンを召喚」

 

京介 LP4000

手札4

場 超量妖精アルファン攻0

超量機艦マグナキャリア

ヤンキー LP4000

手札0

場 偉大魔獣ガーゼット攻6600

デーモンの斧(ガーゼット) メテオ・ストライク(ガーゼット)

 

「あのカード可愛い!」

 

「あの戦艦、痺れる位カッコいいぜ!」

 

「ハハハ!攻撃力0だと?そんな雑魚モンスターで何ができるって言うんだ?」

 

(はい出たー、攻撃力0をdisる風潮。攻撃力0を立てるんだからなにかしら効果あるに決まってんだろ)

 

「黙って見てろ。アルファンの効果発動。このカードをリリースしてデッキから超量モンスターを三種類見せて相手にランダムで1枚選ばせる。俺が見せるのは超量士レッドレイヤー、ブルーレイヤー、グリーンレイヤーの三種だ。……ほら、何処を選ぶ?」

 

「真ん中だ」

 

「選ばれたのは超量士ブルーレイヤー。このカードを特殊召喚し、他のカードを墓地に送る。特殊召喚されたブルーと墓地に落ちたレッド、グリーンの効果を発動。チェーンはブルーチェーン1、レッドチェーン2、グリーンチェーン3だ。チェーンはあるか?ないみたいだな。じゃあチェーン処理だ。超量士グリーンレイヤーの効果で手札の超量カードを捨ててカードを1枚ドローする。超量妖精アルファンを捨てて、ドロー。次に超量士レッドレイヤーの効果で墓地のレッドレイヤー以外の超量モンスターを蘇生できる。グリーンレイヤーを蘇生。そして超量士ブルーレイヤーの効果でデッキからブルーレイヤー以外の超量カードをサーチ。グリーンレイヤーを手札に。魔法カード死者蘇生を発動。墓地のレッドレイヤーを蘇生。そして超量士レッドレイヤーの効果で墓地の超量妖精アルファンを手札に」

 

京介 LP4000

手札5

場 超量士レッドレイヤー攻2000 超量士グリーンレイヤー攻1600 超量士ブルーレイヤー攻1200

超量機艦マグナキャリア

ヤンキー LP4000

手札0

場 偉大魔獣ガーゼット攻6600

デーモンの斧(ガーゼット) メテオ・ストライク(ガーゼット)

 

「凄い!一気にこんなにモンスターを揃えるなんて!」

 

「痺れるぅ!」

 

「へ、へへ!だが俺の場には攻撃力6600の偉大魔獣ガーゼットがいる!お前の雑魚カードに何か負けねぇんだよ!」

 

「まだ俺のターンは終わってないぜ!俺は超量機艦マグナキャリアの効果発動!俺は場の超量士レッドレイヤーを対象に手札を1枚捨ててエクストラデッキから同じ属性の超量機獣エクシーズモンスターを対象のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとして特殊召喚する!……赤き正義が乗りし鉄の獣よ!今悪の前に姿を表しその爪で悪を切り裂け!エクシーズ召喚!来い!超量機獣マグナライガー!」

 

京介 LP4000

手札4

場 超量機獣マグナライガー攻2600 超量士グリーンレイヤー攻1600 超量士ブルーレイヤー攻1200

超量機艦マグナキャリア

ヤンキー LP4000

手札0

場 偉大魔獣ガーゼット攻6600

デーモンの斧(ガーゼット) メテオ・ストライク(ガーゼット)

 

(クウゥゥー!召喚口上気持ちイィー!)

 

「エクシーズ召喚だと!?」

 

「エクシーズ召喚ってあの!?」

 

「痺れるぅ!」

 

「マグナキャリアの効果をグリーンレイヤー、ブルーレイヤーに対しても発動するぜ!まずはグリーンレイヤーだ!手札を1枚捨て効果発動!緑の正義が乗りし鉄の獣よ!今悪を前に姿を表しその翼で悪を吹き飛ばせ!エクシーズ召喚!来い!超量機獣エアロボロス!次はブルーレイヤーを対象に手札を1枚捨て発動!青き正義が乗りし鉄の獣よ!今悪を前に姿を表しその泳ぎで敵を洗い流せ!エクシーズ召喚!来い!超量機獣グランパルス!」

 

京介 LP4000

手札2

場 超量機獣マグナライガー攻2600 超量機獣エアロボロス攻2400 超量機獣グランパルス攻1800

超量機艦マグナキャリア

ヤンキー LP4000

手札0

場 偉大魔獣ガーゼット攻6600

デーモンの斧(ガーゼット) メテオ・ストライク(ガーゼット)

 

「……凄い」

 

「し、痺れすぎだぜ…」

 

「ま、まだだ!攻撃力はガーゼットの方が上だ!」

 

「超量機獣マグナライガーの効果発動!ORUを1つ取り除き場のモンスターを破壊する!偉大魔獣ガーゼットを破壊!」

 

「なんだと!?俺のガーゼットが……」

 

京介 LP4000

手札2

場 超量機獣マグナライガー攻2600 超量機獣エアロボロス攻2400 超量機獣グランパルス攻1800

超量機艦マグナキャリア

ヤンキー LP4000

手札0

場 無し

 

「マグナライガーの効果発動。手札の超量士をORUにする。レッドレイヤーをORUに。さてと、これでお前の場はがら空きだ。全モンスターでダイレクトアタック!」

 

「う、うわぁぁあ!」

 

4000-2600-2400-1800=-2800

 

winner 京介

 




いかがだったでしょうか。
今回のテーマは[超量]です。
いやー、グレートマグナス強いですよね。
制圧力も有るのに簡単に出るし、先攻で出されたらキツいのなんのって……。
読んでいただきありがとうございました。


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スタンダード次元編 第4話

第4話です。デュエルは次回になります。


LDS内部――――――――――――

 

「市内のカードショップで連続して高レベルの召喚反応を確認!」

 

「解析結果出ました!召喚形式、全てエクシーズです!」

 

「こ、これは直ぐに社長に知らせなければ!」

 

画面には白い髪をした青年と、喜んでいる赤い髪をした少女と太った少年が写っていた。

――――――――――――――――――――――

 

店内――――――――――――

 

「ありがとう、お兄さん!お兄さんってものすごくデュエル強いんだね!」

 

「痺れすぎだぜ!」

 

「お兄さんのお陰でカードも返ってきたんだ」

 

「そう言えば、なんのカードを取られてたんだ?」

 

「団結の力だぜ!さっきアユと一緒に当てたんだ!」

 

(……え?団結の力…?家のケースに20枚近く腐ってんだけど…)

 

「そうだ!お礼もしたいし私達の塾に来てよ!」

 

「そうだぜ!遊矢兄ちゃん達にも紹介したいし」

 

(望んでいた展開ktkr!これは行くっきゃねぇよなぁ!)

 

「実は俺もこの街に来たばかりでな…。入る塾を考えてたところなんだ」

 

「そうなんだ!じゃあ遊勝塾に来てよ!」

 

「見学だけども良いからさー」

 

「じゃあ行くかな」

 

「やったー、こっちだよお兄さん!」

 

「早く早くー!」

 

余談ではあるが、あとで確認したところ団結の力は5万で売られていて、今度いくつか売りに来ようと京介は心に誓ったのであった。

 

10分後――――――――――――

 

「着いたぜ、兄ちゃん!」

 

「ここが!」

 

「「遊勝塾よ(だぜ)!!」」

 

(ここが……結構大きい建物なんだな)

 

「どうした、二人とも。入口でこんなに騒いで、けしからんぞ!む?そこの御仁はいったい?」

 

(権現坂キター!ヤバイ、リアル権ちゃん迫力と男らしさが半端ねぇ!)

 

「このお兄さんは私達を助けてくれたの!」

 

「取られたカードを取り返してくれたんだぜ!」

 

「なんと!男、権現坂そなたの行い、感動した!」

 

「当たり前のことをしただけさ」

 

(下心もあったしね!)

 

「ますます感動した!おっと自己紹介が遅れたな。俺は権現坂昇。権現坂道場の跡取りだ。」

 

「私達も自己紹介するね!私は鮎川アユ!」

 

「原田フトシだぜ!」

 

「俺は小鳥遊京介だ」

 

「じゃあ京介兄ちゃんだね!」

 

「京介兄ちゃん、遊矢兄ちゃん達に会いに行こうぜ!」

 

「俺も行こう。遊矢に少し用があってな」

 

そんな話をしながら4人で塾に入っていった。

 

――――――――――――――――――――――

 

「「ただいまー!」」

 

「お邪魔する」

 

「お邪魔します」

 

「お帰り、二人とも。権現坂君もいらっしゃい。ん?後ろの君は…はっ、まさか入塾希望者かい!?ウォォー!燃えてきたー!」

 

(……マジ暑苦しいっすよ修造さん…)

 

「こら、お父さん!その人が驚いているでしょ!」ユズノコウゲキ ハリセンアタック!

 

「ぐぉ!?」シュウゾウニダメージ

 

(おお!どこからともなく現れるハリセン攻撃!流石っすよストロング柚子さん!)

 

「塾長に柚子お姉ちゃん!」

 

「ただいまだぜ!」

 

「まったく、お客が来ているのに騒々しいぞ!けしからん!」

 

「お帰り、アユちゃんにフトシ君。権現坂もいらっしゃい。で、その人は?」

 

「私達を助けてくれたの!」

 

「そして塾を見学したいっていってるぜ!」

 

「何だって!それに見学者。さらに燃えてきたー!」

 

「ちょっと、お父さん!もう、二人を助けてくれてありがとう。私は柊柚子。こっちの暑苦しいのが」

 

「遊勝塾塾長の柊修造だ!二人を助けてくれてありがとう!」

 

「困ったときはお互い様さ。俺は小鳥遊京介だ。この街には来たばかりでな、入る塾を探していたんだ」

 

「そうだったのか!なら是非この遊勝塾に!」

 

「そうね!それがいいと思うわ!」

 

「どうしたんだ?みんな」

 

(主人公キター!遊矢、見れば見るほどマジトマトだな)

 

「あ、遊矢お兄ちゃん!ただいま!」

 

「ただいまだぜ!」

 

「遊矢、邪魔しているぞ」

 

「お帰り、アユ、フトシ。権現坂はいらっしゃい。そっちの人は?」

 

(この流れ、いったい何度繰り返すのか……)

 

「二人を助けてくれたんだって」

 

「そうなのか!二人を助けてくれてありがとう!俺は榊遊矢。君は?」

 

「小鳥遊京介だ。よろしく頼む」

 

「見学希望か……しかし、うちの売りであるリアルソリッドビジョンシステムは今壊れていて…」

 

(ああ、第1話のストロング柚子の攻撃か)

 

「問題ない。出来れば誰かとデュエルをしたいのだが…」

 

「京介お兄ちゃんスッゴク強いのよ!」

 

「エクシーズ召喚をババーンと決めたときは痺れたぜ!」

 

「何!?エクシーズ召喚だって!?」

 

「LDSだって最近取り入れ始めた内容なのに……」

 

「俺の住んでいたところでは盛んに使われてたぞ」

 

(カステルとかインフィとかえげつないやつもあったしな…)

 

「俺とデュエルしてくれよ!」

 

「いや、遊矢のデッキは明後日のためにアクションデュエル用になっているだろう。ならばこの男権現坂が不動のデュエルを見せよう!」

 

(権ちゃんとか!なら、あのデッキを使ってみるかな~!)

 

「なら、権現坂。スタンディングデュエルだがお願いできるか?」

 

「了解した。男権現坂精一杯ぶつかるとしよう。」

 

「ああ、負けないぜ!」




いかがだったでしょうか。
次回のデュエルでは作者が愛用しているネタデッキを使おうと思っています。次回を楽しみにしてください。


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スタンダード次元編 第5話

遅くなりました。第5話です。


デュエルフィールド――――――――

 

「では京介殿、始めるとしよう。デュエルはスタンディングだが大丈夫か?」

 

「ああ、アクションデュエルはやったことないからな。スタンディングでよかった」

 

観覧席――――――――――――

 

「ええ!?京介、アクションデュエルやったことないの?」

 

「そう言えばさっき、最近こっちに来たばっかりっていってたわね」

 

「またさっきのエクシーズ召喚見れるかな?」

 

「ヒーロー見たいでカッコよかったぜ!」

 

「エクシーズ召喚を使うとは…ますます我が遊勝塾に来てほしい!」

 

「そうね!是非入ってもらわなきゃ!」

 

「あはははは……。あ、始まるみたいだぞ」

 

デュエルフィールド――――――――

 

「それを聞いて安心した。ならば男権現坂、全力でぶつからせてもらう!」

 

「おう!」

 

「「デュエル!」」

 

「先攻は京介殿に譲ろう」

 

(先攻くれるとか権現坂さんマジ菩薩)

 

「じゃあ遠慮なく行かせてもらうぜ!俺は手札の機械族モンスターを任意の枚数墓地に捨て、このカードを特殊召喚する!俺は手札のボルト・ヘッジホッグを墓地に捨て、マシンナーズ・カノンを特殊召喚!そして場に地属性モンスターがいるときこのカードは手札から特殊召喚できる。幻水龍を特殊召喚!」

 

京介 LP4000

手札2

場 マシンナーズカノン攻800 幻水龍攻1000

権現坂 LP4000

手札5

場 無し

 

「同じレベルのモンスターが2体…来るか!」

 

「ああ!俺はマシンナーズ・カノンと幻水龍でオーバーレイネットワークを構築!気高き巨神竜の鎧をまといし騎士よ!今ここに現れ全てを打ち消せ!エクシーズ召喚!ランク8、神竜騎士フェルグラント!」

 

京介 LP4000

手札2

場 神竜騎士フェルグラント攻2800

権現坂 LP4000

手札5

場 無し

 

「これが、エクシーズ召喚…」

 

「まだ驚くのは早いぜ!俺は手札からチューナーモンスター、カラクリ小町 弐弐四を召喚!」

 

「チューナーモンスター!?まさか……!」

 

「そのまさかだぜ!俺は墓地のボルト・ヘッジホッグの効果発動!このカードは場にチューナーモンスターがいるときに墓地から蘇生できる!甦れ、ボルト・ヘッジホッグ!そして、レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル3のチューナーモンスター、カラクリ小町 弐弐四をチューニング!森を守りし獣よ!今ここに現れ世界を守りたまえ!シンクロ召喚、レベル5ナチュル・ビースト!俺はこれでターンエンドだ!」

 

京介 LP4000

手札1

場 神竜騎士フェルグラント攻2800 ナチュル・ビースト攻2200

権現坂 LP4000

手札5

場 無し

 

「エクシーズ召喚だけではなく、シンクロ召喚まで……凄いぞ、京介殿!俺も負けていられん!俺のターンドロー!」

 

(権ちゃんのドロー風圧半端ねぇ!?)

 

「俺は超重武者カケボウ-Cを召喚!」

 

京介(これは止めるしかないよなぁ!)

 

「その瞬間、神竜騎士フェルグラントの効果発動!1ターンに1度、ORUを1つ取り除くことで場のモンスター1体を対象にして発動する!このターン、そのモンスターは効果を無効され、このカード以外の効果を受けない!」

 

「なんと!?」

 

(これではビックベン-Kに繋げられん…)

 

「ならば俺は、超重武者装留グレード・ウォールの効果発動!このカードを場の超重武者モンスターに守備力を1200上げる装備カードとして装備する!俺はこれでターンエンド!」

 

京介 LP4000

手札1

場 神竜騎士フェルグラント攻2800 ナチュル・ビースト攻2200

権現坂 LP4000

手札4

場 超重武者カケボウ-C攻500

超重武者装留グレード・ウォール(カケボウ-C)

 

「俺のターン、ドロー!そしてそのままバトルフェイズまで!ナチュルビーストでカケボウ-Cに攻撃!」

 

権現坂「その瞬間、超重武者装留グレード・ウォールの効果発動!このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが攻撃対象に選択された時、 装備されているこのカードを墓地へ送って発動できる!守備力を0にし、 その攻撃を無効にする!」

 

「なら、フェルグラントで攻撃!神竜一閃!」

 

(ア"ア"ア"ア"ア"!興奮して攻撃名まで叫んじまったァァァァ!)

 

「グゥゥ!」

 

4000-2300=1800

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

 

京介 LP4000

手札2

場 神竜騎士フェルグラント攻2800 ナチュル・ビースト攻2200

権現坂 LP1500

手札4

場 無し

 

「素晴らしい腕前だ京介殿!俺も負けてられん!俺のターンドロー!俺は、モンスターをセットしターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札2

場 神竜騎士フェルグラント攻2800 ナチュル・ビースト攻2200

権現坂 LP1500

手札4

場 セットモンスター×1

 

「俺のターン、ドロー!俺は手札から星見獣ガリスの効果発動!手札にあるこのカードを相手に見せて発動する。 自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、 そのカードがモンスターだった場合、 そのモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与え このカードを特殊召喚する! モンスター以外だった場合はこのカードを破壊する。…先に言っておく。このデッキはモンスターカードのみで構築されている」

 

「なんと!京介殿も俺と同じフルモンスターデッキなのか!?」

 

京介(あぁ、その言葉が聞きたかった(愉悦))

 

「すなわち、俺は確実にダメージを与えてこのカードを特殊召喚できるって訳だ!俺はデッキトップからカードを墓地に送る。……墓地に送ったカードはモンスターカード、レベル4、超電磁タートル!よってガリスを特殊召喚!そして800のダメージだ!」

 

権現坂「ヌグォォオ!」

 

1800-800=1000

 

「さらに俺は手札からチューナーモンスター、ナチュル・チェリーを召喚。レベル3、星見獣ガリスにレベル1のナチュル・チェリーをチューニング!集いし星が大いなる力を呼び起こす!光差す道となれ!シンクロ召喚!出でよ、アームズ・エイド!そしてアームズ・エイドの効果発動!このカードを装備カードとして場のモンスターに装備する!フェルグラントに装備!そして装備されたモンスターは攻撃力が1000上がる!」

 

「攻撃力3800だと!?」

 

京介「バトルだ!フェルグラントでセットモンスターに攻撃!神竜一閃!」

 

「攻撃されたのは超重武者ワカ-O2!このカードは戦闘では破壊されん!」

 

「くっ…ターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札1

場 神竜騎士フェルグラント攻3800 ナチュル・ビースト攻2200

アームズ・エイド(フェルグラント)

権現坂 LP1000

手札4

場 超重武者ワカ-O2守2000

 

「俺のターン、ドロー!…京介殿、次は俺のエースを見せよう!俺は手札の超重武者装留シャイン・クローの効果発動!場の超重武者ワカ-O2に装備する!そしてシャイン・クローの効果発動!装備されているこのカードを特殊召喚する!そして2体のモンスターをリリースし、超重武者ビックベン-Kを召喚!ビックベン-Kの効果でこのカードは守備表示になる。そしてこのカードは守備表示のまま攻撃することができる!」

 

(ビックベン-K強いよなぁ…巨大ネズミで飛んでくるし、ズシン倒せるし…)

 

「さらに俺は超重武者装留ビックバンと超重武者装留ダブルホーンを手札からビックベン-Kに装備する!これによりビックベン-Kは守備力が1000アップし、一度のバトルフェイズに二度攻撃できる!」

 

(打点だけで考えたらぶっ飛んでるよなぁ…)

 

「いくぞ、京介殿!バトルだ!ビックベン-Kで神竜騎士フェルグラントに攻撃!」

 

「その瞬間、墓地の超電磁タートルの効果発動!このカードを除外し、バトルフェイズを終了させる!」

 

「ぐぬぬ…俺はこれでターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札1

場 神竜騎士フェルグラント攻3800 ナチュル・ビースト攻2200

アームズ・エイド(フェルグラント)

権現坂 LP1000

手札4

場 超重武者ビックベン-K守4500

超重武者装留ビックバン(ビックベン-K) 超重武者装留ダブルホーン(ビックベン-K)

 

「俺のターン、ドロー!俺は装備されているアームズ・エイドを特殊召喚する。…権現坂!俺もこのデッキのエースを見せてやるぜ!」

 

権現坂「来い!京介殿!」

 

「俺はアームズ・エイドとナチュル・ビーストをリリースし、手札から銀河眼の光子竜を召喚!さらに俺は手札から地霊神グランソイルを特殊召喚する!このカードは墓地に地属性モンスターが5体のみの場合手札から特殊召喚できる。地霊神グランソイルの効果発動!自分または相手の墓地からモンスターを特殊召喚できる!蘇れ!ナチュル・ビースト!俺は銀河眼の光子竜と地霊神グランソイルでオーバーレイネットワークを構築!現れろ!銀河究極龍No.62! 宇宙にさまよう光と闇。その狭間に眠りし哀しきドラゴンたちよ。その力を集わせ真実の扉を開け!銀河眼の光子竜皇!」

 

「これが京介殿のエースか!なんと言う迫力だ」

 

「いくぜ権現坂!銀河眼の光子竜皇でビックベン-Kに攻撃!」

 

「血迷ったか京介殿!ビックベン-Kの方が守備力が上だ!」

 

「いいや、銀河眼の光子竜皇の効果発動!ORUを1つ取り除きこのカードの攻撃力はダメージ計算時のみ、場のモンスターのランクの合計×200アップする!」

 

権現坂「攻撃力、7200!?」

 

「いけ!銀河眼の光子竜皇!エタニティ・フォトン・ストリーム!」

 

「…完敗だ、京介殿」

 

「ああ!楽しいデュエルだったぜ!神竜騎士フェルグラントでダイレクトアタック!神竜一閃!」

 

1000-2800=-1800

 

winner 京介

 

 

 




いかがだったでしょうか。これは自分がリアルで使っているレベル8軸フルモンデッキで権ちゃんと戦わせてみたいなーと思っていたんです。読んでいただきありがとうございました。


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スタンダード次元編 第6話

今回はデュエル無し


「手合わせしていただき感謝する」

 

「いいさ、こっちも楽しいデュエルだったからな」

 

そんな話をしているとみんなが走ってきた。

 

「権現坂、京介、二人とも凄いデュエルだったよ!」

 

「二人とも熱いデュエルだったぞ!ウォォオ!熱血だー!」

 

「さっきのドラゴン、カッコ良くてシビレたぜ」

 

「シンクロ召喚もスゴかったー!」

 

「エクシーズ召喚だけでも凄いのにシンクロ召喚までするなんて…」

 

「今回は使わなかったが融合も出来るぞ」

 

「なんと!?」

 

「何だって!?」

 

「そうなの!?」

 

「えー!?」

 

「シビレ過ぎだぜ!?」

 

「……京介くん」

 

すると突然、修造が真面目な顔で話しかけてきた。

 

「なんですか?」

 

「この遊勝塾で講師のアルバイトをしないかい?」

 

「お父さん?」

 

「我が遊勝塾は今は小さくなってしまった。大きくしようにも3つの召喚方法を教える大手のLDSに人を取られてしまう。だから君に是非この遊勝塾で3つの召喚方法の講師をして欲しいんだ!」

 

(まさかの先生ポジ!?)

 

「良いですよ」

 

「本当か!?」

 

「でも、講師兼塾生ってことにしてください。大会に興味があるので」

 

「ああ!そのくらいお安いご用だ!ウォォ!燃えてきたぁ!」

 

「やったー!京介お兄ちゃん遊勝塾に入るんだね!」

 

「嬉しいぜ!」

 

「宜しく、京介!」

 

「宜しく、京介!」

 

「宜しく頼む、京介殿」

 

「ああ、これから宜しくな!みんな」

――――――――――――――――――――――

 

LDS内部――――――――――――

 

「再び高レベルの召喚反応が見られました。計4回見られエクシーズ、シンクロ、シンクロ、エクシーズの順に起こりました。そして、最後のエクシーズの召喚反応がこれまでよりもさらに大きく、危うく装置がオーバーヒートを起こすところでした」

 

「そうか……反応があったのは遊勝塾でいいんだな?」

 

「はい、監視カメラの映像から先ほどのエクシーズ召喚を行った人物に間違いないと思われます」

 

「そうか…。その彼に気づかれぬよう監視をつけろ。絶対にバレぬようにだ」

 

「了解しました。失礼します!」

 

「……もしや他の次元から…」

 

 

 

以下ボツネタ

 

(手札にはアクションマジックがある!これでこのターンはしのげる!)

 

「魔封じの芳香発動で」

 

「…………」

 

 

「俺は!墓地の」

 

「深淵に潜む者の効果発動。素材取り除いてこのターン墓地発動効果は発動できません」

 

「…………」

 

 

「俺はレベル3のベイゴマックスにレベル3の三つ目のダイスをチューニ」

 

「不協和音発動で」

 

ユーゴ「…………」

 

 

「魔法カード融合発動。僕は場の捕食植物スキッド・ドロセーラと捕食植物フライ・ヘルで融」

 

「DNA移植手術発動。場のモンスターの属性を全て火にします」

 

ユーリ「…………」




いかがだったでしょうか。
次回は少し時系列を飛ばします。特に改変するところもないので。
次回も宜しくお願いします。


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スタンダード次元編 第7話

遅くなりました。今回も決闘無しです。今回投稿に当たって見てみたらお気に入りが100超え……。目を疑いましたが間違いじゃなかった…。お気に入りしていただきありがとうございます。これからも頑張りたいと思います。


(権ちゃんとの決闘のあと塾生兼講師になったわけだがあれから色々あった……。遊矢がリ・コンタクトユニバースしたり、解説ショタが入塾したり、ゲス顔ショタが押し掛けてきたり…。他にも沢渡騒動やユートも出てきたらしい)

 

(そろそろLDSとのいざこざがありそうだが…まぁ今は取り合えず……)

 

「ここどこ?」

 

京介は塾長から買い出しを頼まれ、迷っていた。

 

1時間後――――――――――――

 

「はぁー、親切な人がいてよかった…。てかデュエルディスクのマップ機能使えば1発だったじゃねぇか……。…早く戻ろう……って塾の前にでかい車が!?」

 

(え?これってもしかしてもしかするとLDS?)

 

京介は近くにいたサングラスをかけた黒服に話しかけた。

 

「なぁあんた、これはなんなんだ?」

 

「ん?なんだお前は?」

 

「ここは今関係者以外立ち入り禁止だ!」

 

「いや待て、こいつは中島さんが話していた…」

 

「何!?本当か?」

 

「ああ、こいつで間違えない」

 

「確認がとれた。入っていいぞ」

 

「あ、ああ」

 

(さっき中島って聞こえたけどやっぱあれって赤馬の側近の人だよなぁ…。ってことはこれはやっぱりLDSか…問題はどこまで進んでいるかだよなぁ…)

 

京介はそんなことを考えながら中に入っていき、扉を開けようとすると…

 

「お互いに代表を出しあい決めようじゃないか。無論代表は決闘をしていない者だ」

 

「何だと!?それでは我が塾から出られるのはソラと子供たちだけではないか!」

 

「汚いぞ!俺達に不利なルールを押し付けるなんて!」

 

「まぁ、僕は全然構わないけどね~。僕負けないし」

 

「まだいるだろう。……そうだろう?小鳥遊京介」

 

(ば、バレてるゥウ!?ここは、もう行くしかねぇ!)

 

「話しは聞かせてもらったぜ!」

 

「京介!(君!殿!兄ちゃん!お兄ちゃん!)」

 

「遊勝塾代表は俺が出る!」

 

「ふっ…ならばこちらからは私が出よう」

 

「零児さん!?」

 

「いいんだ。それに……彼を見極める為でもある」

 

5分後――――――――――――

 

「社長直々に決闘とはな」

 

「君達には先に謝っておこう。すまなかった」

 

「何?」

 

「うちの者が先走ってしまってな。今回の事は私の意図したことではない」

 

「だからってわざと負けてやるつもりはないぞ」

 

「もちろんだ。君の力見せてもらおう」

 

「京介お兄ちゃん…」

 

「京介兄ちゃんなら大丈夫だって」

 

「でも相手の赤馬って人もかなり強いらしいよ」

 

「ふん、赤馬社長に勝てるやつなんていないさ」

 

「今回の決闘で一人だけ負けたくせによく言うわね」

 

「グハッ!」

 

「ねぇ、僕京介の決闘見たことないんだけど強いの?」

 

権「京介殿なら大丈夫だ」

 

「そうよ!京介は遊勝塾のエースなんだから」

 

「ふーん」

 

「なら見せてもらおうじゃねぇか。まあ、赤馬社長に勝てるとは思わねぇけどな」

 

「京介なら絶対勝てる!」

 

(そんなに期待されると逆にキツいんだが……)

 

(果たして彼は敵なのか?それとも槍となりうるのか。…この決闘で見極めなければ……)

 

「よし!アクションフィールドはこれだ!」

 

『アクションフィールド、闇夜の街』

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が」

 

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る」

 

「これがデュエルの最強進化形!」

 

「アクショーン!」

 

「「デュエル!」」

 




いかがだったでしょうか?次回も是非ご覧ください。


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スタンダード次元編 第8話

今回はデュエルありです。


「先行はそっちにやるよ」

 

「そうか。ならば私のターン、私は手札から魔法カード、地獄門の契約書を発動する。このカードは自分のターンのスタンバイフェイズ毎に1000ポイントのダメージを受ける」

 

(でたな、キチガイサーチカード…)

 

「なんだって!?自分でダメージを受けるカード!?」

 

 

「更に1ターンに1度デッキからDDと名のつくモンスターを1体手札に加える事ができる。私はDDリリスを手札に。そして私は手札から魔神王の契約書を発動する。このカードは1ターンに1度、悪魔族融合モンスターを融合無しで融合召喚出来る」

 

「赤馬零児は融合使いなのか?」

 

京介(どっちだ?テムジンかダルク…ロンダリングあればテムジンだと思うんだが…)

 

「私は手札のDDリリスとDDケルベロスで融合。牙剥く地獄の番犬よ、闇夜に誘う妖婦よ、冥府に渦巻く光の中で、今一つとなりて、新たな王を生み出さん!融合召喚!生誕せよ!DDD烈火王テムジン。私は2枚のカードを伏せてターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札5

場 無し

赤馬 LP4000

手札0

場 烈火王テムジン攻2000

地獄門の契約書 魔神王の契約書 伏せカード×2

 

(十中八九伏せカードの片方はロンダリングだろうな…赤馬、お前が王を使うんなら俺は邪神の力を見せるぜ)

 

「俺のターン、ドロー!俺は魔法カード、手札抹殺を発動する。このカードはお互いに手札を捨て、その枚数分ドローする。俺は5枚捨て5枚ドロー」

 

「私の手札は無い」

 

「俺はチューナーモンスター、アンノウン・シンクロンを特殊召喚。このカードは相手の場にモンスターが存在し、自分の場にモンスターが存在しないときに特殊召喚できる。更に俺は手札からチューニング・サポーターを召喚」

 

「チューナー…シンクロを使うのか!?」

 

「そして俺は魔法カード、機械複製術を発動する。このカードは場の攻撃力500以下の機械族モンスターを選択し、そのモンスターと同名のカードを2体まで特殊召喚できる。俺はデッキから2体のチューニング・サポーターを特殊召喚。俺はレベル1のチューニング・サポーター3体とレベル1のアンノウン・シンクロンでチューニング!ハリ湖に眠りし黄衣の王よ、今ここに力を示し、人々を狂気に落とせ!シンクロ召喚!現界せよ!レベル4古神ハストール!」

 

「…何、あのモンスターは……」

 

「こ、怖い…」

 

「し、しびれる位恐ろしいぜ…」

 

「あんなモンスター、初めて見ます……」

 

「……そのモンスターは?」

 

(え、えー…リアルソリッドビジョンでクトゥルフ出したらどうなるかなって興味本意で使ってみたら面倒なことになってしまった。…な、何て答えようか……いいや、封印されてたカードって言っとこ)

 

「お、俺の前に住んでいたところで封印されてたカードの1つだ。それよりデュエルに戻るぞ。俺はシンクロ素材となったチューニング・サポーターの効果でカードをドローできる。3枚ドロー。俺は魔法カードツインツイスターを発動。手札を1枚捨て、その伏せカード2枚を破壊する」

 

赤馬「ならばその瞬間、トラップカードオープン、契約洗浄、そして戦乙女の契約書。私は契約洗浄の効果で場の契約書カードをすべて破壊する。そして破壊した枚数分カードをドローし、その後1枚につき1000ポイントのライフを回復する」

 

(やっぱ持ってたか…2枚のアド損だけどしゃーないか…)

 

「バトル!俺は古神ハストールでDDD烈火王テムジンを攻撃!」

 

「なら……アクションマジック、回避を発動。その攻撃を無効にする」

 

「くっ…、俺はカードを3枚伏せてターンエンドだ」

 

(アクションカードマジチートだな…嫌われそうだから使わないけど、魔封じ使いたい…)

 

京介 LP4000

手札1

場 古神ハストール攻2300

伏せカード×3

赤馬 LP7000

手札3

場 烈火王テムジン攻2000

「私のターン、ドロー。私は手札からチューナーモンスター、DDナイト・ハウリングを召喚」

 

「チューナーモンスターだって!?」

 

「赤馬零児は融合だけではなくシンクロまで使うのか!」

 

「DDナイト・ハウリングの効果発動。このカードが召喚に成功したとき、墓地のDDモンスター1体を攻撃力、守備力を0にして特殊召喚できる。私が蘇らせるのはDDリリス!私はレベル4のDDリリスにレベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング!闇を切り裂く咆哮よ、疾風の速さを得て新たな王の産声となれ!シンクロ召喚!生誕せよ!レベル7、疾風王アレクサンダー!私はDDD烈火王テムジンのモンスター効果を発動!このカード以外にDDDモンスターが特殊召喚されたとき、墓地からDDモンスターを1体特殊召喚できる。再び蘇れ、DDリリス!そしてDDD疾風王アレキサンダーのモンスター効果を発動!DDモンスターが特殊召喚されたとき、墓地のレベル4以下のDDモンスターを1体特殊召喚できる。蘇れ、DDケルベロス!私はレベル4のDDリリスとDDケルベロスでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!この世のすべてを統べるため、今世界の頂きに降臨せよ!エクシーズ召喚!生誕せよ!ランク4、DDD怒濤王シーザー!」

 

「融合、シンクロさらにエクシーズまで…」

 

「三つの召喚方法を自在に操る……これが赤馬零児…」

 

「DDDとはDifferent Dimension Demon……異次元をも征する王を意味する。その力たっぷりと味わうがいい。バトルだ!DDD疾風王アレクサンダーで古神ハストールに攻撃!」

 

4000-200=3800

 

「くっ、だが古神ハストールの効果を発動!このカードがモンスターゾーンから墓地に送られた場合、相手の場のモンスターを対象としてこのカードを装備する!DDD怒濤王シーザーを対象!そして装備されたモンスターは攻撃できず、効果は無効となる!」

 

「破壊されることを前提にする効果とは……。ならばDDD烈火王テムジンでダイレクトアタックだ!」

 

「その前に速攻魔法、サイクロンを発動!俺は古神ハストールを破壊する!さらに古神ハストールの効果を発動!このカードの効果でモンスターに装備しているこのカードが場を離れた場合、その装備していたモンスターのコントロールを得る!」

 

「何だと!?くっ、カードを2枚伏せ、ターンエンドだ」

 

京介 LP3800

手札1

場 DDD怒濤王シーザー攻2400

伏せカード×2

赤馬 LP7000

手札1

場 烈火王テムジン攻2000 疾風王アレクサンダー攻2500

伏せカード×2

 

「赤馬、お前だけが3つの召喚方法すべてを会得していると思うなよ」

 

「もしや、君も」

 

「見せてやるぜ!俺のターン、ドロー!俺は手札から魔法カード、超融合を発動!このカードの発動に対して、魔法、罠、モンスター効果は発動できない!そしてこのカードは手札1枚をコストに自分と相手の場のモンスターを使い、融合召喚ができる!」

 

「相手の場を使って融合召喚だって!?」

 

(アカデミアにだってそんなカードないのに!?)

 

「そんなの反則じゃない!」

 

「俺はDDD怒濤王シーザーとDDD疾風王アレクサンダーで融合!偉大なる独裁官よ、すべてを征服する王よ、異界へと続く光の中で今一つとなりて、旧き神を呼び出せ!融合召喚!現界せよ!旧神ノーデン!旧神ノーデンの効果を発動!墓地からレベル4のモンスターを1体効果を無効にして特殊召喚する!再びいでよ!古神ハストール!さらにレベル4、旧神ノーデンと古神ハストールでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!千の姿を持つ邪神よ、今ここに力を示し、世界を狂気と混沌に落とせ!エクシーズ召喚!現界せよ!ランク4、外神ナイアルラ!」

 

「なんと言う鮮やかな連続召喚……。実に見事だ」

 

「まだ終わってないぜ」

 

「何?」

 

「俺は1体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!宇宙の真の創造主よ、今ここに力を示し、世界のすべてを包み込め!ランクアップ・エクシーズ召喚!現界せよ!外神アザトート!」

 

「……こ、このカードはいったい…」

 

「このカードが融合、シンクロ、エクシーズの全てをオーバーレイユニットにしているとき、外神アザトートのオーバーレイユニットを1つ使い、相手の場のカードをすべて破壊する!いけ!外神アザトート!」

 

そしてそのとき、突然ソリッドビジョンが消えてしまった……

 

「え…どうした?」

 

「……どうやらそのモンスターのエネルギーにソリッドビジョンシステムの方が対応できず、落ちてしまったのだろう……。このデュエル、君に預ける。そしてもしよかったら、後日LDSまで来てくれ」

 

「あ、ああ」

 

「榊遊矢!」

 

「…………はっ!な、何だ?」

 

「今私は、ペンデュラムついて研究している」

 

「何だって!?」

 

「そう遠くない未来、ペンデュラムは誰もが使える技術となるだろう。君だけの力と思っているのならそれは大きな間違いだ」

 

「!!…………」

 

「だから、君はパイオニアとして人々の先を行け、アクションデュエルのパイオニア、榊遊勝のように」

 

「!父さんを知っているの?」

 

「私は榊遊勝の事をアクションデュエルの創始者として尊敬している。……では、去らばだ」

 

それだけを言い、赤馬は去っていった。

 

(これ絶対赤馬に何か気づかれたよなぁ……。やり過ぎたか……。いや、でもそのうちバレると思うし、なら今でも……。いやでも、…………どうすればいいんだー!)

 




いかがだったでしょうか。今回のデュエルは原作同様流しにしました。次回も是非よろしくお願いします。


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スタンダード次元編 第9話

今回はデュエルなし


(昨日のデュエルが終わったあと、皆からの質問や尊敬のまなざしとゲスショタのデュエルしよしよ攻撃をなんとか乗りきった俺は今、LDSの前に来ている。……さてと、気が進まないが遅かれ早かれ赤馬には気づかれそうだしな……。よし!いざ行かん!)

 

―――――――――――――――――――――

 

「赤馬零児っている?」

 

「赤馬社長ですか?少々お待ちください」

 

「アポイントメントなどは取っていますか?」

 

「いや、取ってないんだが…昨日社長に呼ばれてな」

 

「……どうする?」ヒソヒソ

 

「…怪しいんじゃない?」ヒソヒソ

 

「小鳥遊京介だな?」

 

「な、中島さん!?」

 

「お、お疲れさまです!」

 

「ああ、そうだが」

 

(中島って確か社長の付き人ポジの人だったっけ?)

 

「こいつは私が連れていく。仕事に戻ってくれ」

 

「は、はい!」

 

「わかりました!」

 

「これから赤馬社長のところへ案内する。ついてこい」

 

「わかった」

 

5分後――――――――――――

 

「この部屋だ。社長!小鳥遊京介を連れてきました」

 

「入れ」

 

「失礼します」

 

「よく来てくれた。礼を言おう」

 

「ああ。ところで俺は何で呼ばれたんだ?」

 

「その事だが、単刀直入に聞こう。君はこことは違う次元の者だな?」

 

(!?いきなり来るのかよ!反応をしないようにしなければ!)

 

「どうやら私の言葉は正しいようだな。君はこの事を隠したかったのであれば反応しないように固まるのではなく、疑問を投げ掛けるべきだった」

 

(!?…………しょうがない。バラすか)

 

「ああ、俺はこことは違う次元から来た」

 

「やはり……。いくつか質問させてもらっても良いかな?」

 

「ああ、俺に答えられるのであれば」

 

「まず君はどうやってこの世界に来たんだ?」

 

「それは俺にもわからない。気がついたらこの世界に来ていた」

 

「そうか。ならば次に君の世界の事を教えてくれ」

 

(アニメの外とか説明しても絶対信じてもらえないよなぁ…)

 

「俺の世界はここまで遊、デュエルモンスターズは発展していなかったな。だけど誰もが融合、シンクロ、エクシーズを当たり前のように使っていた」

 

(ペンデュラムのこと言うと絶対ややこしくなるから言わなくてもいいよな…)

 

「なるほど…そのような環境ならばあのようなプレイングも…。最後の質問だ。君はアカデミアの手先か?」

 

「……仮に手先だとしてもこんなところで言うわけないし、違うと言っても信憑性はないだろ?」

 

「確かにそうだ。だがその言葉を聞いて私は確信した。君は槍たる人物だと。私は人々をカード化し、非道な行為を続けるアカデミアに対抗するべくある組織を作ろうと計画している。君にはその組織ランサーズに入ってほしい」

 

「ああ、いいだろう。それで他のメンバーは?」

 

「まだ未定だ」

 

「は?」

 

「今度舞網チャンピオンシップという大会が開かれるのは知っているな?」

 

「ああ」

 

「そこで選抜しランサーズに任命する。君にはその選定のために大会にでてほしい」

 

「それは構わないが」

 

「詳細はまた後日話そう。大丈夫か?」

 

「俺は大丈夫だ。じゃあ俺は帰るぜ」

 

「ああ。有意義な時間だった。最近LDSの職員が襲われる事件が起きている。君も気を付けてくれ」

 

「ああ。じゃあな」

 

―――――――――――――――――――――

 

「まさかいきなり聞かれるとは…赤馬……やっぱ社長は凄いんだね……」

 

「……赤馬だと?貴様、LDSだな!LDSなら俺の敵だ!俺とデュエルしろ!」

 

「!?なんだお前は!?」

 

(ア、アイエエエ!?クロワッ咲!?クロワッ咲ナンデ!?)

 

「早く構えろ!俺とデュエルだ!」

 

(あれ?今日持ってきてたデッキって…)

 

霊獣 シャドール 召喚獣

 

(/(^o^)\)

 




いかがだったでしょうか?次回はあの不審者とデュエルです。次回もよろしくお願いします。


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スタンダード次元編 第10話

お待たせしました。……携帯を変えてデータが消えてしまい書き直したりリアルの方が忙しかったりで遅くなってしまいました。今回は不審者とのデュエルです。


「クソッ!やるしかないか…。チクショウ!やってやるよ!」

 

「さぁ、来い!」

 

「「決闘!」」

 

「先行は貰った!俺は召喚師アレイスターを召喚!召喚師アレイスターの効果発動!このカードが召喚、リバースに成功した場合、デッキから召喚魔術を手札に加える。そして、召喚魔術を発動!このカードは、自分の手札のモンスターを墓地に送ることで融合モンスターを融合召喚する。そして、召喚獣融合モンスターを融合召喚する場合、自分の場または自分か相手の墓地のモンスターを除外し、融合召喚することもできる。場の召喚師アレイスターと手札の超電磁タートルで、融合!邪悪なる魔術師よ、鋼鉄の獣よ、今ここで混じりて、新たな獣の姿を顕せ!融合召喚!顕れろ!召喚獣メルカバー!」

 

「融合召喚……やはりLDSは融合次元の手先か!」

 

(……赤馬、本当にごめん)

 

「召喚魔術の効果で場で融合素材にした召喚師アレイスターは除外される。次に俺は、墓地の召喚魔術の効果発動!除外されている召喚師アレイスターを対象として発動できる。このカードをデッキに戻し、対象のカードを手札に戻す」

 

「何だと!?」

 

(それだと、毎ターン融合召喚が可能になる……なんと言う無駄のないプレイング…)

 

「カードを一枚伏せて、ターンエンド」

 

京介 LP4000

手札3

場 召喚獣メルカバー 攻2500

伏せカード×1

黒咲 LP4000

手札5

場 なし

 

「その無駄のないプレイング、融合次元でもトップクラスの腕前と見た。…このデュエル、絶対に負けられん。倒れていった仲間たちのためにも、瑠璃を救い出すためにも!俺のターン!ドロー!」

 

(……ダレカタスケテー)

 

「俺はRR-バニシング・レイニアスを召喚!バニシング・レイニアスの効果発動!」

 

「その瞬間!召喚獣メルカバーの効果発動!1ターンに1度モンスターの効果、魔法、罠カードが発動したとき、手札から同じ種類のカードを墓地に送って発動する!俺は召喚師アレイスターを墓地に送る。その発動を無効にし、除外する!」

 

「なんだと!?…俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

京介 LP4000

手札2

場 召喚獣メルカバー 攻2500

伏せカード×1

黒咲 LP4000

手札3

場 伏せカード×2

 

「俺のターン!ドロー!俺はフィールド魔法、暴走魔方陣を発動!このカードの発動の効果処理時、デッキから召喚師アレイスターを手札に加える。そして、召喚師アレイスターを召喚!召喚師アレイスターの効果発動!デッキから召喚魔術を手札に加える。そのまま発動!場の召喚師アレイスターと墓地の召喚師アレイスターで融合!二人の邪悪なる魔術師よ、今ここで混じりて、新たな獣の姿を顕せ!融合召喚!顕れろ!召喚獣カリギュラ!召喚魔術の効果発動!除外されている召喚師アレイスターを対象に墓地のこのカードをデッキに戻し、手札に戻す。バトルだ!召喚獣メルカバーでダイレクトアタック!」

 

「カウンター罠発動!攻撃の無力化!攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる!」

 

「くっ、ターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札3

場 召喚獣メルカバー 攻2500 召喚獣カリギュラ守1800

伏せカード×1

暴走魔方陣

黒咲 LP4000

手札3

場 伏せカード×1

 

「俺のターン!ドロー!俺は魔法カード、ブラックホールを発動!」

 

(手札に魔法がねぇぇぇぇ!?)

 

「速攻魔法発動!法の聖典!自分の場の召喚獣モンスターをリリースし、リリースしたモンスターと元々の属性が異なる召喚獣モンスターを融合召喚扱いでエクストラデッキから特殊召喚する!俺は召喚獣カリギュラをリリースし、召喚獣コキュートスを特殊召喚!顕れろ!召喚獣コキュートス!」

 

黒咲「出したところで無駄だ!ブラックホールの効果で場のモンスターを全て破壊する!」

 

京介「召喚獣コキュートスは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない!」

 

「なに?だが、メルカバーは破壊だ!」

 

「くっ!」

 

「これで効果を無効にすることは出来ない!俺はRR-バニシング・レイニアスの効果発動!このカードが召喚、特殊召喚に成功したターンに1度だけ手札からRR-モンスターを特殊召喚する!俺はバニシング・レイニアスの効果発動!手札からRR-バニシング・レイニアスを特殊召喚!俺は永続魔法、RR-ネストを発動!このカードは自分の場にRRモンスターが2体以上いる場合に発動できる。自分のデッキ・墓地からRRモンスターを1枚、手札に加える!俺は墓地のRR-バニシング・レイニアスを手札に加える!そしてバニシング・レイニアスの効果発動!手札からRR-バニシング・レイニアスを特殊召喚!レベル4のRR-バニシング・レイニアス2体でオーバレイ!冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実をあばき、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!飛来せよ!ランク4!RR-フォース・ストリクス!フォース・ストリクスの効果発動!1ターンに1度、このカードのオーバーレイユニットを1つ取り除いて発動できる。 デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4モンスター1体を手札に加える!俺はRR-トリビュート・レイニアスを手札に加える!」

 

(トリビュート……あっ、察し)

 

「バニシング・レイニアスの効果発動!RR-トリビュート・レイニアスを特殊召喚!トリビュート・レイニアスの効果発動!このカードが召喚、特殊召喚に成功したターンに発動できる。デッキからRRカードを1枚墓地に送る!俺はRR-ミミクリー・レイニアスを墓地に送る!俺は墓地のミミクリー・レイニアスの効果発動!このカードが墓地に送られたターンに発動できる。このカードを除外し、デッキからミミクリー・レイニアス以外のRRカードを手札に加える。俺はRR-ファジー・レイニアスを手札に!俺はファジー・レイニアスの効果発動!自分の場にファジー・レイニアス以外のRRモンスターがいるときに発動できる。このカードを特殊召喚する!RR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!俺はレベル4のRR-バニシング・レイニアスとRR-ファジー・レイニアスでオーバレイ!飛翔せよ!ランク4!RR-フォース・ストリクス!RR-フォース・ストリクスの効果発動!オーバーレイユニットを取り除き、RR-シンギング・レイニアスを手札に加える。シンギング・レイニアスの効果発動!自分の場にエクシーズモンスターがいるとき、このカードは手札から特殊召喚できる!RR-シンギング・レイニアスを特殊召喚!そして、墓地に送られたファジー・レイニアスの効果発動!このカードが墓地に送られた場合に発動できる。デッキからRR-ファジー・レイニアスを手札に加える!俺はレベル4のRR-トリビュート・レイニアスとレベル4のRR-シンギング・レイニアスでオーバレイ!飛翔せよ!ランク4!RR-フォース・ストリクス!フォース・ストリクスの効果発動!オーバレイユニットを取り除き、RR-シンギング・レイニアスを手札に加える。俺はこれでターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札2

場 召喚獣コキュートス守2900

なし

暴走魔方陣

黒咲 LP4000

手札2

場 RR-フォース・ストリクス守3000×3

  RR-ネスト 伏せカード×1

 

(……なぁにこれ…あの盤面から1ターン3ストリクスかよ……)

 

「…俺のターン!ドロー!俺は召喚魔術を発動!場の召喚獣コキュートスと墓地の召喚獣メルカバーで融合!永遠の氷よ、神の戦車よ、今ここで混じりて、最強の獣の姿を顕せ!融合召喚!顕れろ!召喚獣エリュシオン!召喚獣エリュシオンの効果発動!1ターンに1度、場か墓地の召喚獣モンスターを対象に、対象のモンスター及び同じ属性を持つ相手の場のモンスターを全て除外する!俺は召喚獣カリギュラを選択し、カリギュラとお前の場の闇属性モンスターを全て除外する!」

 

「何だと!?」

 

「バトルだ!召喚獣エリュシオンでダイレクトアタック!さらに手札から召喚師アレイスターの効果発動!融合モンスターが攻撃するとき、このカードを墓地に捨て攻撃力、守備力を1000アップする!」

 

「何!?速攻魔法発動!禁じられた聖槍!エリュシオンを対象に発動する!」

 

「攻撃は続行だ!」

 

「ぐあぁぁぁあ!」

 

「召喚魔術の効果で除外されている召喚師アレイスターを手札に戻し、このカードをデッキに戻す。ターンエンドだ」

 

4000-3400=600

 

京介 LP4000

手札2

場 召喚獣エリュシオン攻3200

なし

暴走魔方陣

黒咲 LP600

手札2

場 なし

  RR-ネスト

 

「ぐっ!……はぁ、はぁ、……俺は…負けられない…!俺のタァァン!ドロー!俺は闇の誘惑を発動!カードを二枚ドローし、その後闇属性モンスターを1枚除外する。RR-ファジー・レイニアスを除外。俺は魔法カード、ディメンション・エクシーズを発動!このカードは自分のLPが1000以下の場合に発動できる。 自分の手札・場・墓地に同名モンスターが3体揃っていれば、 それらを素材としてエクシーズ召喚できる。俺は墓地の3体のRR-バニシング・レイニアスでオーバレイ!雌伏のハヤブサよ、逆境の中で研ぎ澄まされし爪を挙げ、反逆の翼翻せ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!RR-ライズ・ファルコン!」

 

(ここであのアニメオリカ使ってくるのかよ……引き半端ないな…)

 

「俺は手札からRR-シンギング・レイニアスを特殊召喚!」

 

「この瞬間、エリュシオンの効果発動!俺はエリュシオンを選択する!」

 

「だが、エリュシオンは光属性、俺のモンスターは除外されない!」

 

「甘い!召喚獣エリュシオンは場に存在するとき、闇、地、水、炎、風の属性も持つ!よってお前の場のカードも全て除外だ!」

 

「何だと!?ぐっ……だが、俺のターンはまだ終わっていない!俺はRR-トリビュート・レイニアスを召喚!」

 

(はぁぁあ!?)

 

「トリビュート・レイニアスの効果発動!デッキからミミクリー・レイニアスを墓地に送る。ミミクリー・レイニアスの効果発動!除外し、ファジー・レイニアスを手札に加える。RR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!RR-ネストを発動!墓地からバニシング・レイニアスを手札に加える。レベル4のRR-トリビュート・レイニアスとRR-ファジー・レイニアスでオーバレイ!渇望の翼を燃やし我が魂を照らせ!!エクシーズ召喚!RR-ブレード・バーナー・ファルコン!」

 

「何だと!?」

 

(なんでや!?お前漫画版のほうやろ!?)

 

「ブレード・バーナー・ファルコンの効果発動!自分のライフが相手よりも3000以上少なくこのカードをエクシーズ召喚した場合に発動できる。このカードの攻撃力を3000アップする!これで終わりだ!ブレード・バーナー・ファルコンでダイレクトアタック!」

 

「墓地の超電磁タートルの効果発動!このカードを除外し、バトルフェイズを終了する!」

 

「くっ、ターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札2

場 なし

なし

暴走魔方陣

黒咲 LP600

手札1

場 RR-ブレード・バーナー・ファルコン攻4000

  RR-ネスト

 

「俺のターン!ドロー!俺は召喚師アレイスターを召喚!アレイスターの効果発動!デッキから召喚魔術を手札に加える。ここで俺は速攻魔法、超融g」

 

その時、猛スピードで車が走ってきた。

 

「その決闘待ってもらおう!」

 

「赤馬!?」

 

「赤馬だと!?」

 

「ここで君たちが争う理由はない」

 

「赤馬……ちょうどいい!貴様も倒し、俺は瑠璃を助ける!」

 

「このまま決闘が続いていれば君は敗北していただろう」

 

「なんだと!?」

 

「それに彼はアカデミアではない」

 

「アカデミアの総帥、赤馬零王の息子の貴様の言葉など信じられるか!」

 

「奴とはもう親子などではない!……すまない、君達には一度LDSまで来てもらおう」

 

「……いいだろう」

 

(口を挟む間もなくどんどん進んでいく……)

 

「ああ」

 

そして皆は LDSに行った。

 

 

 




いかがだったでしょうか?次回も宜しくお願いします。


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スタンダード次元編 第11話

今回はデュエルなしです。


(やぁテレビの前の皆、見てるかな?…昨日は不審者との決闘でSAN値を削られたぜ……。ヤバかった…滅茶苦茶怖かった…。殺気が半端なかった…。……ところで今俺は何をしていると思う?)

 

「おい、何をしている?早くしろ」

 

「隼!……すまないな京介」

 

「いや、大丈夫だ。もうすぐできる」

 

(正解は二人を家で泊めて朝食を作っています。……どうしてこうなった…)

 

――――――――――――――――――――――

 

「モグモグ……おい、貴様はこの前にあった瑠璃と似た少女を知っているのだろう。俺と会わせろ」

 

「モグモグ…ゴクン。隼、口に物を入れたまま話すんじゃない」

 

(ユートがオカンに見えてきた……)

 

「モグモグ…ゴクン。それは向こうに聞いてみてからだ」

 

「チッ…ゴクン。俺はもう行く、赤馬に聞くことがあるからな」

 

「隼!ちゃんとごちそうさまを……。すまない京介。泊めてもらっただけでなく、その上食事まで」

 

「気にしないでくれ。困ったときはお互い様だ」

 

「隼のことも悪く思わないでくれ。妹の瑠璃が連れ去られてからずっとあんな調子でな。本当は仲間思いのいいヤツなんだ」

 

「……ああ」

 

「改めて自己紹介をさせてくれ。俺はユート。隼と共にエクシーズ次元から来た」

 

「俺は小鳥遊京介。俺もこことは違うところから来た」

 

「俺達の目的はアカデミアに連れ去られた瑠璃を救い出すことだ。そのために俺達はアカデミアの総帥、赤馬零王の息子がこの次元にいることを知り、赤馬零児を捕らえ捕虜交換のように瑠璃を取り戻そうとしていたが、昨日の話によればそれは意味ないことだとわかった。だから俺達はこれからアカデミアに攻める君達の仲間になりたいと思っている」

 

「そうか。黒咲はどう思ってるんだ?」

 

「隼はああしているが本心の方では京介のことを認めているはずだ。隼は言っていた。京介には気高き魂と孤高の強さがあると」

 

(……なんか黒咲からの好感度がめちゃくちゃ上がってるんだが…。)

 

「……取り敢えず、俺はこれから遊勝塾に行ってくるがどうする?」

 

「京介が良ければここにいてもいいか?」

 

「俺は構わないぞ」

 

「ありがとう。あとあの青い髪の少年には気をつけた方がいい。彼は、おそらくアカデミアだ」

 

――――――――――――――――――――――

 

「京介!今日こそ僕とデュエルしてよ!」

 

(……ユート、ごめん知ってる)

 

「聞いてるの?デュエル、デュエル!」

 

「俺も京介兄ちゃんとデュエルしたいぜ!」

 

「私も私も!」

 

「僕はデュエルを指導して欲しいです!」

 

「アハハ……すごい人気だな」

 

「こら、みんな!京介が困ってるでしょ!それに今日はソラは公式戦で3人は遊矢の公式戦の応援に行くんでしょ!」

 

「チェー、その相手よりも絶対京介とデュエルする方が楽しそうなのに……」

 

「大会に出たいって言ったのは自分でしょ!つべこべ言わない!ほら、行くわよ!」

 

「うぅー……。京介!僕が帰ってきたらデュエルだからね!忘れないでよ!」

 

「じゃあ皆も行こうか。でも本当にいいのか?京介1人だけ留守番で」

 

「はい。もしかしたら入塾希望者が来るかもしれませんし」

 

「ならお願いしよう。遊矢の応援は任せてくれ!」

 

「じゃあ京介!俺勝ってくるから!」

 

「落ち着いてミスしないように気を付けろよ」

 

「じゃあ行ってきます!」

 

「行ってきます」

 

「留守番よろしくだぜ」

 

「ああ、行ってらっしゃい」

 

「……さて……あんたたち誰だ?」

 

「ぬ?バレていたでござるか」

 

「流石は赤馬殿が認めた御仁」

 

(……有能忍者コンビだー!)

 

「拙者は風魔デュエル塾所属、日影でござる」

 

「同じく風魔デュエル塾所属、月影でござる」

 

「赤馬殿の命により陰ながら京介殿の護衛を務めているでござる」

 

「……理由を聞いていいか?」

 

「赤馬殿曰く、今京介殿が違う勢力や違う次元に行ってしまうと損害が大きすぎると」

 

「……わかった。その辺は後で赤馬に言及しておく。二人は……すまん。出来るだけ俺の視界に入らないようにしてくれるか?気が休まらない…」

 

「「御意」」シュン!

 

(速っ!?……流石ライディングデュエル中に走ってアクションカードを拾いに行くだけあるな…)

 

――――――――――――――――――――――

 

「ただいま!京介いる?!」

 

「お、おう。おかえり」

 

「いた!よし!デュエル、デュエル!」

 

「ちょっとソラ、速いって…あ、京介。ただいま」

 

「柚子もおかえり」

 

「ねーねー、早くデュエル!」

 

「もう、さっきしてきたばかりじゃない」

 

「あんな相手じゃ全然満足できないよ。だから早くデュエルしよ!」

 

「……ソラは俺とデュエルして満足したいのか?」

 

「うん!デュエル、デュエル!」

 

(使うデッキ決まったな)

 

「わかった。いいぞ」

 

「やったー!じゃあ早くやろう!」

 

「柚子、頼む」

 

「はいはい、しょうがないわね」

 




読了ありがとうございます。よく執筆者が勝手にキャラが動くと言うことを信じてなかった自分ですが、今回の話でキャラが勝手に動いて感覚がわかりましたw


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スタンダード次元編 第12話

大変遅くなりました。
そして満足民の皆さま、拙い満足で申し訳ありません。


「……京介はまだ来ないの?」

 

「なんか準備があるって言ってたわよ」

 

「もう、早くデュエルしたいのに…」

 

するとソラの正面からハーモニカの音が聞こえてきた。

 

「?」

 

「♪~♪~~」

 

「……何やってんの?」

 

「……とある人物へのリスペクトだ。特に意味はないから気にするな」

 

「ようやく京介とデュエルできるね。悪いけど最初から本気でいかせてもらうよ!」

 

「俺も負けるつもりはない。さぁ!満足させてくれよ?」

 

「戦いの伝導に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ、これぞデュエルの最強進化系!」

 

「「「アクショーン……」」」

 

「「デュエル!」」

 

「先攻は僕が貰うよ!僕のターン!まずは魔法カード、簡易融合を発動!1000ライフを払い、レベル5以下の融合モンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する!融合召喚!現れ出ちゃえ!すべてを封じる鎖のケダモノ、デストーイ・チェーン・シープ!次に僕は手札から融合発動!場のデストーイ・チェーン・シープと手札のファーニマル・キャット、ファーニマル・ラビットで融合!鎖の魔獣よ、野獣の爪よ、小さき野獣よ、神秘の渦で一つとなりて新たな力と姿を見せよ。融合召喚!現れ出ちゃえ!全てに牙むく魔境の猛獣、デストーイ・サーベル・タイガー!そして、デストーイ・サーベル・タイガーと融合素材となったファーニマル・キャットとファーニマル・ラビットの効果発動!まずサーベル・タイガーの効果で墓地からデストーイモンスターを特殊召喚する!僕はデストーイ・チェーン・シープを特殊召喚!次に、ファーニマル・キャットの効果でこのカードが融合素材として墓地に送られた場合、墓地から融合を手札に加える。そして、ファーニマル・ラビットの効果で、このカードが融合素材として墓地に送られた場合、自分墓地のエッジインプ・シザーまたはファーニマル・ラビット以外のファーニマルモンスターを手札に加える。僕はファーニマル・キャットを手札に加える。僕はファーニマル・ドックを召喚!ファーニマル・ドックの効果発動。デッキからエッジインプ・シザーを手札に加える。僕はもう一度融合を発動!手札のエッジインプ・シザーと場のファーニマル・ドックで融合!悪魔の爪よ、速き野獣よ、神秘の渦で一つとなりて新たな力と姿を見せよ。融合召喚!現れ出ちゃえ!すべてを引き裂く密林の魔獣!デストーイ・シザー・タイガー!」

 

「連続で融合召喚なんて!?」

 

(……向こうが先攻で良かった)

 

「さらに、デストーイ・シザー・タイガーとデストーイ・サーベル・タイガーの効果で場のデストーイモンスターの攻撃力を1200アップ。僕はこれでターンエンド!」

 

京介 LP4000

手札5

場 なし

ソラ LP4000

手札1

場 デストーイ・サーベル・タイガー攻3600 デストーイ・シザー・タイガー攻3100 デストーイ・チェーン・シープ攻3200

 

「子どもが泣き叫びそうな絵面だな……」

 

「ほら!京介のターンだよ!早く早く!」

 

「…俺のターン、ドロー!俺は手札抹殺を発動。お互いに手札を全て捨てて、同じ枚数だけカードをドローする。俺は5枚捨てて、5枚ドロー」

 

「1枚捨てて1枚ドローするよ」

 

(あれ?これってアクションカードが手札にあるときに使ったらアドヤバくね?)

 

「魔法カード二重召喚発動。俺はこのターン、2回通常召喚ができる。そして、カードを2枚伏せる。インフェルニティ・ネクロマンサーを通常召喚。効果でこのカードは守備表示になる。墓地のヘルウェイ・パトロールの効果発動。墓地のこのカードを除外し、手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスターを特殊召喚する。インフェルニティ・デーモンを特殊召喚する。そしてこの瞬間、ハンドレスコンボが完成した!!!」

 

「ハンドレス?」

 

「コンボ?」

 

「インフェルニティモンスターは手札が0枚の時に真価を発揮する。そして!俺の手札は0!!」

 

「!?そんなカードたちがいるなんて……」

 

「インフェルニティ・デーモンの特殊召喚時の効果発動!デッキからインフェルニティカードを手札に加える。この効果は手札が0の時だけ処理ができる。インフェルニティガンを手札に。そしてそのまま発動!インフェルニティ・ネクロマンサーの効果を発動!墓地のインフェルニティモンスターを特殊召喚する!インフェルニティ・リベンジャーを特殊召喚!俺はレベル4のインフェルニティ・デーモンとレベル3のインフェルニティ・ネクロマンサーにレベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング!漆黒の帳下りし時、冥府の瞳は開かれる。舞い降りろ闇よ!シンクロ召喚!いでよ、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン!そして、インフェルニティガンの効果発動!このカードを墓地に送り、墓地からインフェルニティモンスターを2体まで特殊召喚する!インフェルニティ・ネクロマンサーとインフェルニティ・デーモンを特殊召喚する。デーモンの効果発動!デッキからインフェルニティ・ミラージュを手札に加える。そして、そのまま召喚!インフェルニティ・ネクロマンサーの効果発動!墓地からインフェルニティ・ビートルを特殊召喚する。俺はレベル4のインフェルニティ・デーモンとレベル3のインフェルニティ・ネクロマンサーにレベル2のインフェルニティ・ビートルをチューニング!破壊神より放たれし聖なる槍よ、 今こそ魔の都を貫け! シンクロ召喚! 氷結界の龍トリシューラ! トリシューラの効果発動!このカードがシンクロ召喚に成功したとき、相手の手札、場、墓地からそれぞれ1枚まで選んで除外できる」

 

「なんだって!?」

 

「俺はその手札とデストーイ・サーベル・タイガーと墓地のエッジインプ・シザーを除外だ。さらにインフェルニティ・ミラージュの効果発動。場のこのカードを墓地に送り、墓地からインフェルニティモンスターを二枚まで特殊召喚する。俺はインフェルニティ・ネクロマンサーとインフェルニティ・デーモンを特殊召喚する」

 

「ループしている……!?」

 

「デーモンの効果で俺はインフェルニティ・バリアを手札に。そして、そのままセット。インフェルニティ・ネクロマンサーの効果発動!インフェルニティ・リベンジャーを特殊召喚!レベル4のインフェルニティ・デーモンとレベル3のインフェルニティ・ネクロマンサーにレベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング!死者と生者、ゼロにて交わりしとき、永劫の檻より魔の竜は放たれる!シンクロ召喚!いでよ、インフェルニティ・デス・ドラゴン!」

 

「シンクロモンスターが3体も!?」

 

「まだ終わりじゃねぇ!ワンハンドレット・アイ・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル6以下の闇属性の効果モンスター1体をゲームから除外して発動する事ができる。俺はインフェルニティ・ミラージュを除外する。そしてこのカードはこのターンのエンドフェイズ時まで、この効果を発動するためにゲームから除外した効果モンスターと 同名カードとして扱い、同じ効果を得る。インフェルニティ・ミラージュの効果を得たワンハンドレット・アイ・ドラゴンを墓地に送り、墓地からインフェルニティ・ネクロマンサーとインフェルニティ・デーモンを特殊召喚する。デーモンの効果でインフェルニティ・ブレイクを手札に、そしてそのままセット。インフェルニティ・ネクロマンサーの効果発動!インフェルニティ・リベンジャーを特殊召喚!レベル4のインフェルニティ・デーモンとレベル3のインフェルニティ・ネクロマンサーにレベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング!地獄と天国の間…煉獄よりその姿を現せ、煉獄龍 オーガ・ドラグーン!伏せていた魔法カード、死者蘇生を発動!俺はワンハンドレット・アイ・ドラゴンを特殊召喚する!ワンハンドレット・アイ・ドラゴンの効果発動!墓地のインフェルニティ・アーチャーを除外して効果を得る」

 

「…………」(白目)

 

「うわぁ……」

 

「トリシューラでデストーイ・シザー・タイガーを攻撃!」

 

4000-200=3800

 

「インフェルニティ・デス・ドラゴンでデストーイ・チェーン・シープを攻撃!」

 

3800-1000=2800

 

「……デストーイ・チェーン・シープの効果で、相手によって戦闘、効果で破壊されたとき攻撃力を800上げてこのカードを特殊召喚する」

 

「インフェルニティ・アーチャーの効果を得たワンハンドレット・アイ・ドラゴンは手札が0のとき、ダイレクトアタックが出来る。ワンハンドレット・アイ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

2800-3000=-200

 

「うわぁぁぁあ!」

 

winner 京介

 

 




ソラの一番の敗因は先攻を取ってしまったことだ…

読んでいただき、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


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スタンダード次元編 第13話

お待たせしました。
今回から台本形式じゃなくしてみました。
稚拙な文ですが読んでくださっている方がいる限り頑張って書いていきたいと思います。


「あー、負けた負けた!やっぱり強いね、京介」

 

「ソラの大量展開も凄かったぞ。後攻取られたら危なかった」

 

「最強は融合だと思ってたのになぁ……」

 

「それは違うぞ」

 

「え?」

 

「どのテーマが一番強いなんてことはない。デュエルには使う人の力量やその時の状況、運あらゆるものが作用している。だから何が一番強いなんてないんだ」

 

「……」

 

「それに、今日は俺が勝ったけど次はソラが勝つかもしれないだろ?デュエルなんてそんなもんさ」

 

「そうだね…」

 

「もちろん勝つことも大事なことだが楽しむことだって大切なことさ。ここは遊勝塾なんだからな」

 

「!……そっか…なら京介、もう1回デュエルだ!僕が勝つまでやるよ!」

 

「ふっ、それじゃあ明日の朝までたっても終わらなそうだな」

 

「なんだとー!!絶対に勝ってやるもんね!」

 

「もう、男ってバカね…二人ともー!やるならアクションデュエルじゃなくて普通のデュエルにしなさーい!」

 

そうして次のデュエルが開始された。

 

――――――――――――――――――――――

 

場所は変わってLDSの社長室。

 

「小鳥遊京介の様子はどうだ?」

 

『今は遊勝塾で紫雲院素良とデュエルをしているでござる。周囲とは非常に友好的で信頼されているようでござる』

 

「そうか。引き続き監視を、それと紫雲院素良の方も監視を頼む」

 

『御意』

 

日影から報告を受けると赤馬は椅子に深く掛ける。

 

「彼は紫雲院素良にどんな影響を与えるか……楽しみだ」

 

――――――――――――――――――――――

 

「ナチュルビーストでダイレクトアタック!」

 

「うわぁぁぁあ!」

 

winner京介!16連勝!

 

「くっ!もう一回だ!」

 

「良いだろう!どんどん来い!」

 

「……二人ともー私帰るから最後戸締まり頼んだわよー。そして程ほどでやめときなさいよ。ソラは明日も公式戦があるんだから」

 

「わかってるわかってるって勝ったら終わりにするから」

 

「そう簡単には勝たせないさ」

 

「カッチーン、もう怒ったもんねこれで終わりにしてやる!」

 

「「デュエル!」」

 

「じゃあまた明日ねー!公式戦は9時からだから8時に集合よー」

 

――――――――――――――――――――――

 

「ミスト・ウォームでダイレクトアタック!」

 

winner京介 25連勝!

 

「うわぁぁあ!くっ!もう一回!」

 

「おう!」

 

「「デュエル!」」

 

――――――――――――――――――――――

 

「…インフェルニティ・デーモンでダイレクトアタック!」

 

winner京介 32連勝!

 

「もう一回!」

 

「あ、あぁ」

 

「「デュエル!」」

 

――――――――――――――――――――――

 

「あれ?戸締まりされてない……あの二人…戸締まりしないで帰ったわね…」

 

そして、柚子が部屋に入り目に入ったのは、

 

「…ワイ…トキングで…ダイレク…トアタッ…ク……」

 

winner京介 50連勝!

 

「も…う一回……だー……」

 

「も…う……無……理………」バタッ!

 

二人のバカの姿だった。

 

後日、京介が聞いた話ではこのあとの素良のデュエルはギリギリだったという。

 

――――――――――――――――――――――

 

『紫雲院素良との50連戦の結果、全勝しましたが本人は倒れました』

 

「…………」

 

赤馬は物凄く不安になった。




いかがだったでしょうか?次回もよろしくお願いします。


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スタンダード次元編 第14話

今回はデュエル回です。


50連戦昏倒事件から2日後、京介は現在家にいた。

 

「京介、すまないが頼みがある」

 

「ん?何だユートそんなあらたまって?」

 

「俺とデュエルをしてくれ」

 

「俺は別に構わないが…どうしてだ?」

 

「俺は今迷っている。アカデミアと争うことを…」

 

「……」

 

「俺だってアカデミアは憎い。だが隼のようにアカデミアへの憎しみに囚われ奴等と同じように人をカードにすることが正しいのか…とな」

 

「……そうか」

 

「京介とデュエルをすれば昔の、ただデュエルを楽しんでいた頃の気持ちが取り戻せる気がするんだ」

 

「…よし!ならデュエルするか!」

 

「ありがとう京介」

 

――――――――――――――――――――――

 

「始めよう」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

「「デュエル!」」

 

「先行は譲るぜ」

 

「分かった。俺のターン!俺は幻影騎士団ラギッドグローブを召喚!さらに手札から幻影騎士団サイレントブーツの効果発動!場に幻影騎士団モンスターが存在する場合、このカードを特殊召喚できる!俺はレベル3、幻影騎士団ラギッドグローブと幻影騎士団サイレントブーツでオーバーレイ!戦場に倒れし騎士たちの魂よ。今こそ蘇り、闇を切り裂く光となれ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク3、幻影騎士団ブレイクソード!そしてラギッドグローブの効果でこのカードをエクシーズ素材にした闇属性モンスターは攻撃力が1000アップする!俺はカードを二枚伏せてターンエンド!」

 

京介 LP4000

手札5

場 なし

ユート LP4000

手札1

場 幻影騎士団ブレイクソード 攻撃力3000

伏せ×2

 

「俺のターン、ドロー!俺は光天使ウィングスを召喚!光天使ウィングスの効果発動!手札から光天使モンスターを特殊召喚できる!光天使スケールを特殊召喚!光天使スケールの効果発動!このカードが特殊召喚に成功した時に手札から光天使モンスターを特殊召喚できる!光天使ブックス!を特殊召喚!それにチェーンし、光天使スローネを特殊召喚!このカードは光天使モンスターが召喚、特殊召喚された時に手札から特殊召喚し、デッキからカードを1枚ドローする!そして、そのドローしたカードが光天使モンスターだった場合、特殊召喚することができる!俺がドローしたカードは光天使セプター!光天使セプターを特殊召喚!光天使セプターの効果発動!このカードが召喚、特殊召喚に成功した時、デッキから光天使セプター以外の光天使モンスターを手札に加える!俺は光天使スローネを手札に加える!」

 

「レベル4モンスターが5体……!来るか!」

 

「行くぞ!レベル4の光天使スケール、スローネ、セプターでオーバーレイ!光の使いよ、今、悠久の時を超え、輝きの衣をまといて、かの地に降臨せよ!No.102 光天使グローリアス・ヘイロー!そして!グローリアス・ヘイローのエクシーズ召喚に成功した時、素材となったセプターの効果発動!グローリアス・ヘイロー以外のカードを1枚破壊し、カードを1枚ドローする!俺は右の伏せカードを破壊する!」

 

「チェーンで、幻影騎士団シャドーベイルを発動!ブレイクソードを対象に攻撃力を300アップする!」

 

「俺はRUM-リミテッド・バリアンズ・フォースを発動!自分の場のランク4モンスターを対象に発動し、そのモンスターよりランクの1つ高いCNo.モンスターにランクアップする!混沌に染まりし気高き守護者よ、今、無窮の時を超え、かの地に現界せよ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン!さらに、レベル4の光天使ウィングス、ブックスでオーバーレイ!現れろ!No.101!満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より浮上せよ!S・H・Ark Knight!S・H・Ark Knightの効果発動!オーバーレイユニットを2つ取り除き、相手の特殊召喚された攻撃表示モンスターを1体対象に発動する!そのカードをこのカードのオーバーレイユニットにする!」

 

「なに!?」

 

(これではブレイクソードの効果が使えない…)

 

「バトルだ!ノーブル・デーモンでダイレクトアタック!」

 

「罠カード発動!幻影霧剣!このカードが場にあるかぎり対象のモンスターは攻撃できず、攻撃対象にならず、効果は無効化される。対象はノーブル・デーモンだ!」

 

「Ark Knightでダイレクトアタック!」

 

「墓地の幻影騎士団シャドーベイルの効果発動!直接攻撃宣言時このカードをモンスター扱いとして特殊召喚する!来い!シャドーベイル!」

 

「ならシャドーベイルに攻撃だ!」

 

「効果で特殊召喚されたシャドーベイルは場から離れたとき除外される」

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札2

場 CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン(幻影霧剣)攻撃力2900 No.101 S・H・Ark Knight攻撃力2100

伏せ×1

ユート LP4000

手札1

場 なし

幻影無剣

「やはり強いな京介」

 

「そうでもないさ。このターンで決めようとしたけど防がれたしな」

 

「黒咲の言っていた通りだ。京介からは刃のごとき鋭さと弾丸のごとき威力が感じられる。……だからこそ、俺はこのデュエルの中で気づける気がする。自分の迷いが……」

 

「ユート……」

 

「行くぞ!俺のターン!」

 

そのとき、ユートのデッキが輝いた

 

(デスティニードロー!?)

 

「ドロー!ッ!?そうか……行くぞ、京介!俺は墓地の幻影騎士団サイレントブーツの効果発動!墓地のこのカードを除外し、デッキからファントム魔法、罠カードを手札に加える。俺は幻影騎士団シェード・ブリガンダイン

を手札に加える!そしてセットし発動!このカードは墓地に罠カードがないときセットしたターンにも発動できる!このカードは発動後、通常モンスター扱いとして守備表示で特殊召喚する!幻影騎士団フラジャイルアーマーを召喚!レベル4の幻影騎士団シェード・ブリガンダインと幻影騎士団フラジャイルアーマーでオーバーレイ!漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!エクシーズ召喚!!現れろ!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」

 

「それがユートのエースか」

 

「ああ。だが、まだ終わらない!俺はダーク・リベリオンの効果発動!オーバーレイユニットを2つ取り除き、相手モンスターを対象にそのモンスターの攻撃力を半分にし、その攻撃力分このカードの攻撃力をアップする!対象はノーブル・デーモンだ!トリーズン・ディスチャージ!」

 

「さらに俺はRUM-幻影騎士団ラウンチを発動!」

 

(!?…なんでや!お前エクシーズ次元からやろ!?)

 

「このカードは自分、相手のメインフェイズに、 自分フィールドのオーバーレイユニットの無い闇属性エクシーズモンスター1体を対象として発動できる。 その自分のモンスターよりランクが1つ高い闇属性エクシーズモンスター1体を、ランクアップする!煉獄の底より、いまだ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌!永久に響かせ現れよ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!出でよ、ランク5!ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン!幻影騎士団ラウンチはこの効果でランクアップしたモンスターのオーバーレイユニットになる。ダーク・レクイエムの効果発動!この効果はオーバーレイユニットにダーク・リベリオンがいるときに発動できる。相手の場のモンスターを対象にそのモンスターの攻撃力を0にし、その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をアップする!対象はArk Knightだ!レクイエム・サルベーション!」

 

「くっ…」

 

「ダーク・レクイエムでArk Knightを攻撃!鎮魂のディザスター・ディスオベイ!」

 

「罠カード発動、ガードブロック!この戦闘のダメージを0にして俺はカードを1枚ドローする!」

 

「くっ、ターンエンドだ」

 

京介 LP4000

手札2

場 CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン(幻影霧剣)攻撃力0

ユート LP4000

手札0

場 ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン攻撃力5800

幻影無剣

 

「俺のターン!ドロー!俺がドローしたカードはRUM-七皇の剣!このカードはドローフェイズに通常ドローしたときに公開し続けることでメインフェイズ1開始時に発動できる!このカードは、墓地、エクストラデッキからNo.101~107のモンスターを特殊召喚し、そのモンスターをオーバーレイユニットとして同じ数字を持つCNo.にランクアップする!俺が特殊召喚するのは、No.107 銀河眼の時空竜!そして、ランクアップ・エクシーズチェンジ!逆巻く銀河を貫いて、時の生ずる前より蘇れ。永遠を超える竜の星!顕現せよ、CNo.107 超銀河眼の時空龍!さらに俺はCNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン1体でオーバーレイ!」

 

「モンスター1体でエクシーズ召喚!?」

 

「混沌の具現たる軍神よ。切なる望みを我が元へ。集え、七皇の力!CX 冀望皇バリアン!冀望皇バリアンはエクシーズ召喚するとき場のCNo.101~107のモンスターを素材としてエクシーズ召喚できる。そして冀望皇バリアンはオーバーレイユニットの数×1000の攻撃力になる。さらに俺はオーバーレイ・リジェネレートを発動!このカードを冀望皇バリアンのオーバーレイユニットにする!」

 

「……来い!京介!」

 

「ああ!行くぞ、ユート!冀望皇バリアンの効果発動!墓地のNo.モンスター1体を対象に同じ名前、同じ効果を得る!俺はNo.102 光天使グローリアス・ヘイローを選択する!」

 

「俺はダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンの効果発動!モンスターの効果を無効にして破壊し、墓地からエクシーズモンスターを特殊召喚する!」

 

「速攻魔法!禁じられた聖杯!対象のモンスターの効果を無効にし、攻撃力を400アップする!対象はダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンだ!」

 

「何!?」

 

「グローリアス・ヘイローとなったバリアンの効果発動!オーバーレイユニットを1つ取り除き、ダーク・レクイエムを対象に発動!効果を無効にし、攻撃力を半分にする!」

 

「ありがとう。京介」

 

「ああ、楽しかったぜ!超銀河眼の時空竜でダーク・レクイエムを攻撃!そして、バリアンでダイレクトアタック!ランドチャリオッツ スラッシュ!」

 

4000-2800=1200

 

1200-4000=0

 

winner京介

 

――――――――――――――――――――――

 

「答えは見つかったか?」

 

「ああ。京介とのデュエルであのときの気持ちを思い出せた。平和で仲間とのデュエルをただ楽しんでいたあの時を……。やっぱりデュエルは戦争をするためのものではない、俺は俺のやり方でアカデミアを止めて見せる!だから手を貸してくれ、京介」

 

「ああ、もちろんだ!」

 

(…ユートも遊矢も絶対にズァークにさせない。それが未来を変える結果になったとしても…)

 

 

 




いかがたったでしょうか?
次回からは舞網チャンピオンシップに入りたいと思います。


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スタンダード次元編 第15話

今回からチャンピオンシップ編です。主人公が関わるところ以外の結果の大きな変動は余りありません。


舞網チャンピオンシップ当日―――――

 

「みんなー出るわよー」

 

「「「はーい!」」」

 

「あれ?京介は?」

 

「京介は赤馬零児に呼ばれてるって言って先に出たよ」

 

「そうか、それなら出発だぁ!」

 

「「「「「「おー!」」」」」」

 

――――――――――――――――――――――

 

LDS社長室

 

「突然呼び出してどうしたんだ?」

 

「その事だが、次元の揺らぎを感知した」

 

「てことは…」

 

「他の次元から何者かが来たようだ。怪しいものを見つけた場合すぐに知らせてくれ」

 

「……」

 

「それと今回の大会だがランサーズを選別するために黒咲に大会に出てもらう」

 

「わかった。それだけならもう行くぞ」

 

「侵入者のこと、しっかりと覚えておいてくれ」

 

開会式終了後――――――――――――――――

 

(今の時期の不審者、多分セレナ達だろう……確か一回戦終わった後北斗がカードにされてたし俺がエクシーズで大活躍すれば矛先が俺に移るかも…)

 

「京介ー!」

 

「ん?どうした遊矢?」

 

「俺の宣誓どうだった?」

 

「遊矢ったらさっきからこの調子で…もう、そろそろ対戦相手も発表されるんだからシャキっとしなさい!」

 

「ははは…まぁいいんじゃないか。リラックス出来ているってことでもあるしな」

 

「京介は甘いんだから…『ピピッ』あっ、対戦相手が決まったわよ」

 

「どれどれ?柚子は光津真澄、京介は志島北斗、俺は…沢渡!?」

 

「あのときのリベンジね……やってやるんだから!」

 

(よし!これで北斗をエクシーズで倒せばセレナの意識をこっちに引き寄せられるはず…)

 

「一番試合が速いのは京介ね。頑張って」

 

「ああ!」

 

――――――――――――――――――――――

 

『それではジュニアユース第二回戦!LDSエクシーズコース、志島北斗選手!対するは!遊勝塾、小鳥遊京介!』

 

「この前の3つの召喚法を駆使するのには驚いたが、3つ使えるからといってエクシーズを極めた僕に敵はいない!」

 

「なら見せてもらおうか。その極めたエクシーズをな」

 

「いくぞ!戦いの伝導に集いしデュエリスト達が!」

 

「来い!モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」

 

「「「「見よ、これぞデュエルの最強進化系!」」」」

 

『アクショーン……』

 

「「デュエル!!」」

 

「僕の先攻!僕はセイクリッド・ポルクスを召喚!このカードの召喚に成功したとき、僕はもう1度だけセイクリッドモンスターを通常召喚できる!セイクリッド・グレディを召喚!グレディの効果!このカードが召喚に成功したとき、手札からレベル4セイクリッドモンスターを特殊召喚できる!セイクリッド・カウストを特殊召喚!カウストの効果発動!フィールドのセイクリッドモンスターを対象に、レベルを1上げるか1下げることができる!カウストを対象に、レベルを1上げる!そして、この効果は1ターンに2度使える!ポルクスを対象に、レベルを1上げる!僕は手札からセイクリッドの星痕発動!このカードはセイクリッドエクシーズモンスターが特殊召喚に成功したとき、カードを1枚ドローできる!僕はレベル5になったポルクスとカウストでオーバーレイ!星々の光よ!今大地を震わせ降臨せよ!エクシーズ召喚!ランク5!セイクリッド・プレアデス!」

 

『で、出たー!志島選手のエースモンスター!セイクリッド・プレアデス!恐ろしきバウンス効果で場を制圧する!』

 

「セイクリッドの星痕の効果でカードを1枚ドロー。そしてプレアデスの効果発動。オーバーレイユニットを1つ取り除き、僕はセイクリッドの星痕を手札に戻す。そして、そのまま発動。さらに、手札から死者蘇生を発動!墓地からセイクリッド・カウストを特殊召喚!カウストの効果発動!グレディとカウストのレベルを1上げる!そして、オーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5セイクリッド・プレアデス!」

 

『な、なんと!1ターンでセイクリッド・プレアデスを2体も召喚してしまったー!』

 

「セイクリッドの星痕の効果でカードを1枚ドロー。これで僕はターンエンド。さぁ、足掻いてみなよ」

 

京介 LP4000

手札5

場 なし

北斗 LP4000

手札2

場 セイクリッド・プレアデス×2 攻2500

 

『この圧倒的盤面をどうする小鳥遊選手!』

 

(僕が手札に持っているのはオネスト…これで戦闘でも負けることはない!このデュエル貰った!)

 

(…………)

 

「俺のターンドロー。……俺はブラックホール発動。場のモンスターをすべて破壊する」

 

「え?」

 

『え?』

 

「「「「「え?」」」」」

 

「セイクリッド・プレアデスは破壊だ」

 

「……(唖然)」

 

「俺は聖刻龍-アセトドラゴンを妥協召喚。このカードはリリースなしで召喚することができ、その方法で召喚したこのカードの攻撃力は1000になる。俺はモンスターゲート発動。場のモンスターを1体リリースし、デッキの上から通常召喚可能なモンスターが出るまでめくり、そのモンスターを特殊召喚できる。そして、めくったカードは墓地に送る。1枚目、青眼の白龍。通常召喚可能なため特殊召喚。そして、リリースされたアセトドラゴンの効果発動。手札、墓地、デッキからドラゴン族通常モンスターを攻守0で特殊召喚する。神龍の聖刻印を特殊召喚。俺はレベル8の青眼の白龍とレベル8の神龍の聖刻印でオーバーレイネットワークを構築!現れろ!銀河究極龍No.62! 宇宙にさまよう光と闇。その狭間に眠りし哀しきドラゴンたちよ。その力を集わせ真実の扉を開け!銀河眼の光子竜皇!さらに!ランクアップ!エクシーズチェンジ!銀河に漲る力…その全身全霊が尽きるとき、王者の魂が世界を呪う!現れろNo.95! ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン!ダークマターの効果発動。エクシーズ召喚に成功したとき、デッキからドラゴン族モンスター3種類を墓地に送ることで相手はデッキからモンスターを3枚除外する。俺は銀河眼の光子竜と伝説の白石、トライホーン・ドラゴンを墓地に送る。伝説の白石の効果発動墓地に送られた時、デッキから青眼の白龍を手札に加える。さあ、モンスターを3枚除外しな」

 

「…セイクリッド・ハワー、シェラタン、レオニスを除外する」

 

「バトルだ。ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

「う、うわぁぁぁあ!!」

 

『しょ、勝者!遊勝塾、小鳥遊京介選手!』

 

1日目終了後―――――――――――――――

 

京介はユートと密会していた。

 

「今日、赤馬が次元の揺らぎを感知したらしい」

 

「!…それはまさか……」

 

「あぁ、アカデミアかもしれない」

 

「そうか…」

 

「もしかしたらユートと黒咲の顔を知ってるやつで見られたら襲われるかもしれないから気をつけてくれ」

 

「見つけたぞ!」

 

「「!?」」

 

「貴様、エクシーズの残党だな?私とデュエルしろ!」

 

(セレナとバレット!?何で……はっ!北斗を倒したから俺の方にヘイトが向いたのか……)

 

「あれは、瑠璃!?」

 

「瑠璃?何を言っている。私はセレナだ。貴様もそいつの仲間か?」

 

そのとき、セレナのブレスレットが光輝き、ユートの体も光輝いた

 

「なんだ!?」

 

「セレナ様!」

 

「…これは……あのときの……?」

 

「チッ、何でこんなタイミングに!?」

 

(…何か胸騒ぎがする……。このままユートと離れるのはヤバい!)

 

「ユート!俺の手を掴め!」

 

手を伸ばした京介の手は……空を切った。

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?今回のデッキは聖刻ダークマターですが、余り強みを生かしきれずに終わりましたね。実は今回のセイクリッドの動きは実際に友達とデュエルしたときにあって、ブラホ1枚で潰してポカンとしたことがあったので今回の感じになりました。





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