カムクラ君の慌ただしい日常 (クロノチビトラ)
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主人公・世界観設定

今回の作品はほのぼの7割ギャグ3割の提供で御送りします(シリアスは切り捨てられました)
ちなみにうちのカムクラ君は人間性もあるので基本的にやさしい(無表情だが)


カムクライズル

本作の主人公

様々な超高校級の能力を持っている為全てをそつなくこなす万能人間

 

元の名前は日向創というどこにでもいる人間だったが希望ヶ峰学園のカムクライズルプロジェクトにより改造され様々な才能を得る代わりに日向創としての人格及び記憶を全て失った

 

だがその後学園の仲間によりある程度の人格が戻った

 

口癖はツマラナイ

ただ本当に口癖で楽しくても言ってしまう事が多い

 

日向創としての人格が若干戻った事により仲間思い

ちなみに日向がカムクラになろうと思った理由は七海とクラスでも一緒にいたいからだったりする

 

万能な事を理由に超小学生級の子供達5人の面倒を見ている

 

 

同期や後輩更にはOBの皆からも色々相談される為ついたあだ名が超高校級の相談窓口

 

 

希望ヶ峰学園の現状

 

ぶっちゃけ何も起きてない

九頭竜の妹も死んでなければ生徒会室でコロシアイも起きてない

めっちゃ平和

 

その為カムクラも仲のいい友達特に77期と78期のメンバーには信頼を寄せている

OBの人とも仲がよくその能力を見込まれて色々手伝っているため元超高校級の生徒会長・宗方京助にも信頼されてる

 

他にも元超高校級のお菓子職人・安藤流流歌と一緒にお菓子を作って世界一になったり超高校級の保険委員・罪木蜜柑と元超高校級の薬剤師・忌村静子と一緒にどんなけがや病気にもきくクスリを開発してたりする

ツマラナイと言いつつも本人はわりとたのしんでる

 

最近の悩みはその生徒会長から側近の二人が自分を取り合ってる何とかしてくれという相談である

 

 

江ノ島盾子について

 

ダンガンロンパの全体的な黒幕だが本作では絶望したーとか言いながら何もしないむしろ松田夜助が色々ストッパーになっており江ノ島も松田に依存している

つまりこの世界は松田のおかげで平和な節もある

二人は何だかんだ言いつつもお互いに思いやってる

端から見たらバカップルである(松田は否定してる)

 

絶対絶望少女について

 

まぁそもそも事件が起きてないから何もない

こまると腐川の仲は原作同様仲がいい

超小学生級の子供達はモナカを除いた4人は原作同様親が屑だが物凄く早い段階で保護されてる為性格は原作より明るく年相応の振る舞いをするその為トラウマも持っていなくまた残虐さもない

 

今はモナカを含めた5人をカムクラ君が面倒見てる

ツマラナイとか言いつつも何だかんだいろんな世話をしてくれるカムクラ君に全面的な信頼を寄せている

それはモナカも一緒でモナカ曰く「イズルお兄ちゃんと一緒なら生涯働かなくても養ってくれそう」とのこと

 

年相応の可愛いさがあるため5人共人気がある

 

77期生のメンバーについて

カムクライズルになった事により予備学課にいられなくなった彼を元超高校級の家政婦で副担任である雪染ちさが学園長の霧切仁に直談判し承認

晴れて77期のクラスメイトとなる

 

カムクラ君に引けをとらない性格の揃ったメンバー達の助力あって徐々に日向創としての人格を取り戻す

その事を顔には出さないものの感謝はしている

 

超高校級のゲーマー七海千秋とはゲームをしたら終わらない

 

78期生のメンバーについて

個性的なメンバーが揃う77期生の中でツマラナイといいつつもいろんな相談に乗ってくれる為信頼はかなり高い

特に超高校級の幸運であるはずの苗木誠については幸運なのについてない事が多いという不可思議な疑問にカムクラ君も答えが出せない 予想がつかない彼をカムクラ君は面白いと言っている

 

ニューダンガンロンパv3について

 

カムクラ外伝で投稿予定

宗方が才囚学園を設立し更にあの16人は宗方が直々にスカウトしに行っている

その後カムクラがその16人を受け持つ先生となる




はいただめっちゃ平和なダンガンロンパが書きたかった


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それはカムクラ君の朝の日常

「ツマラナイ・・・・」

 

そう呟く彼の名前はカムクライズル

 

元々は日向創という名前だったがカムクライズルプロジェクトにより様々才能を得る代わりに日向創の人格を封印された

だが今はある程度戻ってきている

そんな彼は今キッチンでエプロンをして朝ごはんを作っていた

 

「イズルお兄ちゃんまだ~~?もうお腹ペコペコなのじゃ~~」

 

「そうだぜ兄ちゃん早くしてくれよ~」

 

「もうちょっとだけ待ってて下さい」

 

この家は希望ヶ峰学園の敷地内にある

そこで彼は超小学生級の子供達5人を含めた6人で暮らしている

 

「出来ました」

 

そう言ってカムクラは食卓に料理を並べて行く

 

「「「「「いただきます!」」」」」

 

「どうぞよく噛んで食べて下さい」

 

そうこれがカムクラの朝だ

 

「やっぱり美味しいですね!イズルお兄ちゃんの料理は!」

 

「うんそうだね・・・」

 

「毎日ありがとうございます僕達の為に・・・・」

 

「気にしないで下さい」

 

彼らは親がダメなせいで色々大変な目にあっていた

だがその仕打ちが酷くなる前に希望ヶ峰学園で保護

その後学園長のお願いでカムクラが5人を預かり一緒に暮らしている

今では5人共カムクラを信頼している

 

右からやんちゃそうな少年が大門大《ダイモン マサル》

 

その隣のピンク髪の少女が空木言子《ウヅキ コトコ》

 

ツギハギの面を被った子が煙蛇太郎《ケムリ ジャタロウ》

 

青髪に2本の角が特徴の新月渚《シンゲツ ナギサ》

 

そして笑顔を絶やさない少女塔和モナカ《トウワ モナカ》

 

モナカだけは他の4名と違う理由で保護されているがそれでも今ではカムクラを信用している

 

「デザートも用意してるので朝ごはん食べ終わったら皆で食べて下さい」

 

「本当か!?よしならおれっち早く食っちまうぜ!!」

 

「大くん!ちょっと下品ですよ!あんまり下品ですと〇〇〇〇蹴り飛ばしますよ!!」

 

「ちょっと言子ちゃん!?そっちの方が下品だよ!?」

 

「あぁ・・・どうしよう・・・止めた方が良いのかなぁ・・・でも・・・」

 

「アハハ!やっぱり皆面白いね~」

 

そうこんな日常を彼らは続ける

そしてこれからも彼らは続けるだろう最も信頼出来る人の前で

 

「ツマラナイ・・・だけどこんな日常も悪くありません」

 

そんな事を言うカムクラの声は優しさに満ちていた

 

彼らは親の愛情を受けられなかった子達

だからせめて親の代わりとはいかないが愛情を持って接しようそう心に決めているカムクラだった

 

最初こそ不安や心配といった顔をしていた彼らも今ではすっかり元気になっている

 

「そういえば兄ちゃんに渡し忘れてた!」

 

そう言って大はランドセルから一枚の紙を取りだしカムクラに見せた

 

「これは・・・授業参観の紙ですか」

 

そう手渡されたのは授業参観の日程が書かれた紙だった

 

「あの無理ならいいんですよ?イズルお兄ちゃんも学校があるし・・・私達もなれてますから」

 

そう言いながらも5人は期待した目をしていた

モナカはからかってるのもあるだろうが

 

「・・・・・分かりました先生に話してこの日に行けるようにします」

 

カムクラがそう言うと皆喜び出した

 

「ほ・・・本当?やったぁ・・・♪」

 

「わーい!ならその日は派手にしないとね~」

 

「でも本当に僕でいいんですか?」

 

「何言ってるんですか僕達にしてみれば兄さんは大事な家族ですから!」

 

渚の言葉に他の4人が頷く

 

「・・・・そうですか」

 

カムクラは顔にこそ出てないが嬉しそうなのは5人にも分かった

 

 

 

 

 

 

「じゃあ行って来るぜ!兄ちゃん!!」

 

「今日も張り切って学校行って来まーす♪」

 

「それじゃあね・・・お兄ちゃん」

 

「では行って来ます兄さん!」

 

「学校に突撃じゃあ~!!」

 

そう言って5人は笑顔でカムクラに手を振り学校へ行く

そして見えなくなるまで見送るとカムクラも学校へ行く為に支度をする

 

「さて行きますか」

 

そう言って彼は朝渡された授業参観の紙をカバンに入れ身支度を済ませると家を出る

 

「今日も一日きっとツマラナイでしょうね」

 

だがそんな毎日を充実しているカムクラだった・・・




自分で書いてて思ったけどなんだこのカムクラ君はΣ(゜Д゜)
めっちゃ綺麗なカムクラ君と普通に過ごしてる小学生組の何気ない朝の一コマでした

さて次回は77期メンバーとの学校での一コマです

次回・それはカムクラ君の昼の日常その1


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それはカムクラ君の昼の日常その1

「ツマラナイ・・・・」

 

「むぅ・・・そんなに私とゲームするのがつまらない?」

 

「すいませんこれは口癖みたいな物ですから決して貴女とゲームするのがツマラナイわけじゃありません」

 

彼は現在超高校級のゲーマー七海千秋《ナナミ チアキ》と一緒にゲームをしている

 

「知ってるよそれくらいでももうちょっと楽しそうにしてくれてもいいのにな~」

 

彼女はそう微笑みながらゲームに目を移す

 

「・・・・・善良します」

 

「あっいたいた!カムクラく~ん!!」

 

ゲームをしているとこのクラスの副担任で元超高校級の

家政婦雪染ちさ《ユキゾメ チサ》がカムクラを呼ぶ

 

「朝の授業参観の件について許可が出たわよ」

 

「そうですかありがとうございます」

 

「良いのよこれくらい!むしろカムクラ君には色々してもらってるからこれくらいのお願いだったらいつでもOKよ♪」

 

カムクラは学園の手伝いを色々している為学園全体の信頼は高い

 

「授業参観って事は今カムクラが預かっている子達の事?」

 

「カムクラお兄本当あの子達の事好きだよね~」

 

超高校級の写真家である小泉真昼《コイズミ マヒル》と超高校級の日本舞踊である西園寺日寄子《サイオンジ ヒヨコ》が話かける

 

「はいあの子達にとって私は兄であり親ですからね出来る限りの事はしてあげたいですから」

 

その言葉を聞いて目頭を熱くする雪染がいた

 

「まぁお前もそんなに根を積めるなよいくら超高校級の万能って言ったてお前も人間だ倒れたら悲しむ奴がいるんだからよ」

 

超高校級のメカニックの左右田和一《ソウダ カズイチ》が話かける

 

「なんかあったら言えよ出来る限りの事はするからよ」

 

「左右田お兄のやれる事なんてたかが知れてるけどね~」

 

「うっせ!うっせ!」

 

「だったら倒れない為にも体力付けなきゃね!」

 

そう言って超高校級の料理人花村輝々《ハナムラ テルテル》が色んな料理を渡す

 

「いつもありがとうございます」

 

花村からはこうして料理を時々作ってもらっている

 

「ついた体力でどうだい?僕とアーバンな一夜でも・・・・」

 

「それは遠慮します」

 

そうこんな事をするこれが彼にとっての昼の日常

 

「そう言えばこの前作ったその・・・アニメはどうだった?」

 

彼は超高校級のアニメーター御手洗亮太《ミタライ リョウタ)だ

彼はこの前出来たアニメをカムクラに見せていた

 

「えぇいい出来でしたよあの子達も楽しんでいました」

 

「そっか・・・・良かった」

 

こうやってカムクラに出来たアニメを見せて評価をもらっている

 

彼の夢は人々が幸せになるアニメを作る事こうやってカムクラには手伝ってもらっている

 

「イズルちゃ~ん今度お家に遊びに行ってもいいっすか?久々にあの子達に会いたいっす!」

 

「あっずるいです!私もあの子達に会いたいです!私も遊びに行ってよろしいでしょうか?」

 

そう言って来るのは超高校級の軽音楽部の澪田唯吹《ミオダ イブキ》と超高校級の王女ソニア・ネヴァーマインドだ

 

「えぇ構いませんよあの子達も喜びます」

 

実は密かにあの5人は人気だったりする

 

「カムクラ君私も行ってもいいかな?」

 

七海も流れに便乗する

 

「えぇ分かりました」

 

「じゃあさ!今度皆を集めてパーティーしようよ!僕がたくさん美味しい料理を作るからさ!!」

 

「それはいい考えだけど・・・・迷惑じゃないかしら」

 

「いえそんな事はありません皆楽しい事が好きですからね」

 

そしてカムクラは席を立つ

 

「あれ?どこ行くの?」

 

「ここにいないメンバーを探して来ますこういうのは早いに越した事はないですから」

 

「どこにいるかは既に検討がついています」

 

そう言ってカムクラは教室を後にする

 

「カムクラ君楽しそうだったね」

 

「最初来た頃は何にも興味を示さなかったものね」

 

そう七海と小泉の言うように最初は何にも興味を示さない全てがツマラナイと言っていたカムクラだったが・・・

 

「今じゃ学園の人気者だからね彼は」

 

そう雪染の言う通りカムクラはこのクラスによって変わり今では自分の才能をフルで活用し困っている人を助けている

その為予備学科を含めた学園全体から信頼されている

 

「クシュ・・・・風邪ですかねツマラナイ・・・」

 

そう言って彼は他の仲間を探しに行くのだった




次回は出て来なかった77期生のメンバー+αが出ます
ある意味個性の強いメンバーが残ってしまった・・・
そしてやっぱり綺麗なカムクラ君でした

次回・それはカムクラ君の昼の日常その2


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それはカムクラ君の昼の日常その2

動物小屋

 

「フハハハハ!さぁ受け取れ!」

 

動物小屋には超高校級の飼育委員である田中眼蛇夢《タナカ ガンダム》が様々な動物達に餌をやっていた

 

「やはりここでしたね」

 

「む・・・カムクラではないかどうしたキサマがここに来るとは珍しいではないか」

 

「実は・・・・」

 

カムクラは先ほどのパーティーの件を田中に告げた

 

「なるほどその饗宴にこの俺様を招待するわけだな!いいだろう!当日は盛り上げてやろう!!」

 

「ありがとうございます君の動物達と繰り広げる芸の数々は皆好きですからねあの子達も喜びます」

 

「む・・・そ、そうか・・・ならば頑張らせてもらう・・・」

 

田中は照れくさそうにしながら答えた

 

「では僕は他のメンバーにも伝えて来るので失礼します」

 

「あぁさらばだ!」

 

そうして田中に別れを告げカムクラは次の場所にむかう

 

 

 

 

剣道場

 

「おうカムクラじゃねぇか」

 

「カムクラがここに来るなんて珍しいわね」

 

話かけて来たのは超高校級の極道九頭竜冬彦《クズリュウ フユヒコ》とその妹の九頭竜菜摘《クズリュウ ナツミ》だった

 

妹の菜摘は現在予備学科生であるが本来なら超高校級の妹として編入する予定だった

とある事情で小泉やその友達に迷惑かけてしまいそのけじめとして自分から予備学科にいる

 

尚小泉達との関係は良好

 

ちなみにその事件を解決してくれたのもカムクラたったりする

 

「カムクラではないかどうした?」

 

剣道の素振りが終わり来たのは超高校級の剣道家辺古山ペコ《ペコヤマ ペコ》だ

 

「実は・・・」

 

カムクラはパーティーについて説明する

 

「なるほどパーティーか・・・坊っちゃん達はどうします?」

 

「俺はいいぜせっかくのカムクラからの誘いだからな」

 

「ねぇそれ私も行っていいの?」

 

「構いません人は多い方が楽しいでしょうから」

 

その言葉を聞いて菜摘は嬉しそうにする

 

「それではまだこの事を伝えてない人達がいるので」

 

「カムクラ今度来た時は私と剣の手合わせお願いする」

 

「分かりました」

 

そう言ってカムクラは剣道場を後にする

 

 

 

 

 

保健室

 

「あっカムクラさんどうし・・・・きゃあ!?」

 

そこには独創的な転びかたをした超高校級の保健委員罪木蜜柑《ツミキ ミカン》がいた

 

「貴女は毎回なぜそんな転びかたが出来るのでしょうか」

 

「すいません~私がノロマなばっかりに~」

 

罪木が泣きながら謝る

 

「いえ別に怒っているとかではありませんただ純粋に気になっただけです」

 

とりあえずカムクラは罪木を助ける

 

「えへへ・・・ありがとうございますカムクラさんそれで私に何かようですか・・・?」

 

「はい実は・・・」

 

パーティーの事を説明す(ry

 

「えぇ!?私をパーティーに誘ってくれるんですか!?」

 

「もちろんです貴女も僕の仲間ですから」

 

そう言うと罪木はまた泣き出してしまう

 

「ふえ~ん!ありがとうございます~!」

 

「いえそれでは僕は他のメンバーを探しに行くので」

 

「はい!」

 

カムクラは保健室を後にする

余談だがその日罪木は一日中笑顔のままだった

 

 

 

 

 

 

グラウンドに向かう道中

 

「よぉカムクラ」

 

「久しぶりだなカムクラ」

 

「珍しいですねここに来るなんて」

 

グラウンドに向かう最中にカムクラが会ったのは元超高校級のボクサー逆蔵十三《サカクラ ジュウゾウ》と元超高校級の生徒会長宗方京助《ムナカタ キョウスケ》だった

 

「仕事が落ち着いたんでなせっかくだから雪染に会いに来たんだ」

 

「なら早く行ってあげて下さい最近二人に会えないと毎日愚痴を言ってましたよ」

 

「ゲッ!まじかよ・・・こりゃ長くなりそうだな・・・」

 

「たまにはいいだろう それよりカムクラこそ何をしているんだ?」

 

二人にパーティーの説(ry

 

「へぇ・・・パーティーか・・・お前がそういうのに乗り気なるとは変わったな」

 

「お二人共来るのであれば歓迎しますよ」

 

「あぁ時間が出来たら向かわせてもらおう」

 

「えぇではお待ちしてますよ」

 

二人と別れ改めてカムクラはグラウンドを目指す

 

 

 

 

 

 

グラウンド

 

 

「うりゃあぁぁぁぁ!!!」

 

「まだまだ甘いわ!!」

 

そこに広がるのはもはや原型をとどめてないグラウンドだった

そして戦っているのは超高校級の体操部終里赤音《オワリ アカネ》と超高校級のマネージャー弐大猫丸《ニダイ ネコマル》だった

 

「相変わらずあなた方の訓練は激しいですね」

 

「おっ!カムクラじゃねぇか!!」

 

「むっ!どうしたんじゃこんな所まできて」

 

二人に説(ry

 

「パーティー!?旨い食いもんいっぱい出るのか!?」

 

「えぇたくさん出ると思いますよ」

 

「よっしゃぁぁぁぁ!!なら絶対に行く!」

 

「うむ!!ワシもあの大門がどこまで育ったか楽しみじゃのう!」

 

弐大と大門の二人は意外に仲がよく弐大がマネージャーとして大門に無理のない訓練メニューを組みまたそれを大門も欠かさずやっている

伊達に超小学生級の体育の時間とは呼ばれていないようだ

 

「それでは残り二人を見つけて来ます」

 

「おーう!パーティー楽しみにしてるぜ!」

 

「それじゃワシらは特訓を再開するとするかのう!!」

 

そしてグラウンドの整備班が泣きながら整備しているのは最速希望ヶ峰学園の名物になっているとはこの二人は知らない話である

 

 

 

 

「さて後の二人は歩いていたら出会うでしょう」

 

残っているのは超高校級の詐欺師と超高校級の幸運狛枝凪斗《コマエダ ナギト》の二人だ

そしてカムクラの言う通り歩いていると

 

「やぁカムクラ君」

 

「カムクラかどうした?」

 

「二人を探していました」

 

「えっ?超高校級の詐欺師である彼を探してたのなら分かるけどゴミである僕の事も探してくれていたなんて歓迎の極みだよ!!!」

 

「ほう?お前みずから来るという事はよっぽどの事なんだろうな」

 

ちなみに現在詐欺師の彼は超高校級の御曹司である十神白夜《トガミ ビャクヤ》の格好をしている

 

「はい実は」

 

説(ry

 

「へぇそれは面白そうだね・・・・こんな僕も誘ってもらったんだもちろん参加させてもらうよ」

 

「ふん・・・いいだろう参加してやる そして俺が参加するんだ大いに盛り上げてやる十神の名にかけて」

 

「ありがとうございます」

 

そしてカムクラは二人に別れを告げる

 

 

 

 

 

「さて・・・・とりあえずそろそろ昼休みも終わる頃ですね」

 

「皆さん喜んでくれるといいですが」

 

そんな思いを胸に秘めカムクラの昼休みは終わる




九頭竜妹生存&小泉達との仲も良好!その為妹の性格もマイルドになっています
あれ?これ可愛いだけじゃね?
それ以外にも逆蔵が普通に苦労人ポジみたいになってますまぁ宗形好きなのは変わりません

次回は放課後78期生のある人物がカムクラに相談を持ちかけて来ます

次回 それはカムクラ君の放課後の日常その1


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それはカムクラ君の放課後の日常その1

「ツマラナイ・・・・・」

 

カムクラはまた口癖として言っている・・・・わけでもなく心のそこからどうでもいいという本心から出た言葉である

 

「えぇ~カムクラってばひっど~い」

 

「そんなツマラナイ事をいちいち相談しに来ないで下さい」

 

現在カムクラは超高校級のギャル江ノ島盾子《エノシマ ジュンコ》から相談を受けているのだが・・・・

 

(もう何回目ですかねこの相談を持ちかけられたのは)

 

その相談とは江ノ島が大好きな人間超高校級の神経学者松田夜助《マツダ ヤスケ》が振り向いてくれないという内容である

 

「だってアタシがこんなにも大好きアピールをして接してるのに振り向かないしそれどころかブスって罵倒してくるとか信じられない!」

 

「・・・・・はぁ」

 

カムクラはもう諦めていた

なぜならこの相談は既に解決しているからである

 

「もう結婚でも何でもすればいいのではないでしょうか」

 

事実確かに松田は江ノ島に対して厳しいが実際の所それは彼がドSだからというのもある

 

実際この二人は端からみたらバカップルにしか見えず学園からもちらほらリア充爆発しろという声をよく聞く

 

(江ノ島盾子が少しでも松田夜助の好意を理解すれば早いのでしょうが)

 

実際松田は江ノ島が毎日くっついて来ても追い払うのも面倒だとか言いながら結局その状態でごはんを食べたり漫画を読んでいたりする

 

(・・・・・・)

 

カムクラは考える

 

(いっそのこと二人をどっかの教室に閉じ込めますか)

 

結果悪魔みたいな考えが浮かんだ

 

「ちょっとカムクラ~?」

 

「教室に閉じ込めるなんてどうでしょう」

 

「・・・・どうしたのカムクラ?」

 

「・・・・・・いえさっきのは忘れて下さい」

 

そんな話をしていると・・・

 

「やっぱりここにいたかブス」

 

松田が入って来た

 

「お前がなかなか来ないからわざわざ探してやったんだ感謝しろ」

 

「探す?何か約束してたっけ」

 

「はぁ・・・・記憶力までないとはな正直同情するぞ・・・」

 

「うん?・・・・・あ~!?」

 

「やっと思い出したか・・・・行かないなら俺はこのまま帰るぞ」

 

「待って!行く!行くから!!」

 

「何か約束でもしていたのですか?」

 

「ん?あぁこいつが今度撮影に必要な道具買いに行くからついて来いってしつこくてな仕方ないからついて行ってやる事にしたんだよ」

 

「やさしいですね」

 

「ちげぇよ涙目で付きまとわれるのが厄介だからこうやって付き合ってやるんだよ勘違いすんな」

 

(ここに山田一二三がいたらツンデレ乙とでも言うのでしょうね)

 

「さぁダーリン♪準備出来たから行こ♪」

 

「だからそんなに近付くな!また勘違いされるだろうが!」

 

(とかなんとか言って決して自分からはつきはなさいんですね)

 

「それじゃあね~カムクラ~また何かあったらヨロシク~」

 

「出来ればもう来ないでください」

 

そう言って二人は出ていく

 

「やっと終わりましたか」

 

カムクラは一息つく

 

「・・・・・・」

 

(今日の夕飯は皆ですき焼きでも食べましょうか)

 

既に今日の夕飯について考えているカムクラだった




あれ?ブラックコーヒーが甘いな・・・
ちなみに江ノ島の髪は音無のようにストレートロングです
それとうちの江ノ島は分析力なんて持ってないので普通な感じです 松田に振られたら喜ぶのではなく普通に大泣きするような子です
まぁ松田も原作よりマイルドなので振る事はありませんなんだかんだ江ノ島の事を大事にしてます

さて次回夕飯の買い物に出かけたカムクラの前についに苗木誠が現れる

次回 それはカムクラ君の放課後の日常その2


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それはカムクラ君の放課後の日常その2

苗木兄妹ってどっちか料理作れたか曖昧なので家の苗木兄弟は料理は二人共駄目という方向でお願いしますm(__)m


「さて材料はこのくらいですかね」

 

現在カムクラは夕飯の材料を買いにスーパーに来ていた

 

(デザートはプリンでも作りますか)

 

そんな考えをしていると

 

「あ、カムクラ先輩!」

 

「カムクラさんお久しぶりです♪」

 

そこにいたのは苗木兄妹だった

超高校級の幸運苗木誠《ナエギ マコト》そしてその妹の苗木こまる《ナエギ コマル》端からみたらこまるの方がでかいのでどっちが上か分からなくなる

 

「奇遇ですね」

 

「カムクラ先輩も夕飯の買い物ですか?」

 

「えぇ今日は皆にすき焼きとデザートにプリンでも作ろうかと思いまして」

 

「わ、いいな~カムクラさんの作る料理美味しいからな~ちょっとあの子達が羨ましい・・・それに比べて家は・・・」

 

「お二人も夕飯の買い出しですか」

 

「はい今日は家の親が帰って来ないんで適当に惣菜を買っていくだけですけど・・・」

 

その苗木のカゴの中は惣菜とお菓子が入っていた

 

「・・・・・良ければ食べていきますか?家で料理を」

 

「えっ!?いいんですか!?」

 

「ちょっとこまる!失礼だよ」

 

「構いませんよむしろ僕としてはそんな惣菜とお菓子だけじゃ心配になるので」

 

そこはカムクラの超高校級の万能としての意地があるようだ

 

「それじゃあその・・・お言葉に甘えます」

 

「分かりましたでは食材を買いたします」

 

「あのお金は大丈夫ですか?」

 

「それも気にしないで下さい」

 

実際にカムクラはお金に困っていなかった

カムクライズルプロジェクトの謝礼金とあの子達の教育費それ以外にも色々活躍している為あの子達を含めたとしても一生遊べる額を貰っている

ちなみにあの5人の月のお小遣いは10万と大いに甘やかしている

 

「わ~い楽しみ♪楽しみ♪」

 

「そんなに楽しみですか?僕の料理が」

 

「だってカムクラさんの料理美味しいんだもん!」

 

実際カムクラの料理のスペックは高い

 

超高校級の能力のおかげもあるがそれ以外にも料理は超高校級の料理人花村輝々にそしてお菓子作りは元超高校級のお菓子職人安藤流流歌《アンドウ ルルカ》に教えて貰っている為更にスペックが上がっている

 

実際にこの三人が手を組んで学園祭で料理とお菓子の店を作って売り出したらあまりの美味しさに気絶するものが出たほどである

 

「さてでは行きますか家では皆お腹を空かせて待っているでしょうから」

 

「あの子達元気にしてますか?」

 

「皆元気ですよ」

 

「そっか・・・良かった♪」

 

こまるはあの子達の事を凄く気にかけている

カムクラが前に理由を聞いたら

 

「う~ん・・・よくわかんないけど何か気になるの自分でも不思議だけど」

 

との事だった

 

「会計をしてくるので待ってて下さい」

 

そしてカムクラは会計を済ませ苗木兄妹と一緒にスーパーを出た

 

「それにしてもカムクラ先輩はやっぱり凄いなぁこうやって皆を養いながら色んな人の手伝いをしてるんだから」

 

「凄くなんてないですよそれにこれは僕にとってはケジメみたいなものですから」

 

そうカムクラは昔の自分を思い出す

超高校級の分析力によって先が分かり全てがツマラナイと思っていた時代

 

人との馴れ合いも思いやりも全てが無意味だと思っていた

 

所詮はこの程度なのだとだから世界に退屈し全てが分かる自分に退屈していた

 

だがそれはクラスの皆によって変えられた

手を差しのべてくれる者がいた

 

だからこそ・・・

 

「今度は僕が手を差しのべてあげるだけです」

 

そこにはカムクラの信念があった




このカムクラ君話が進む事に綺麗さが増していってもはやカムクラ君じゃない( ̄▽ ̄;)

さて次回は皆で夜ご飯です これでカムクラ君の一日は終わります
次の話が終わり次第 1話もしくは2話完結のオムニバス形式になっていくので良かったら見て下さいm(__)mパーティー編は話がまとまり次第投稿します

次回 それはカムクラ君の夜の日常


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それはカムクラ君の夜の日常

小学生組のカムクラ呼びをイズル呼びに変更しました


「今帰りました」

 

「お帰り~お兄ちゃん♪」

 

「お帰りなさい兄さん」

 

カムクラが家に帰ると空木と新月が出迎えてくれた

 

「お邪魔します・・・」

 

「わぁ~二人共久し振り~」

 

「あれ?苗木お兄ちゃんとお姉ちゃん?どうしたんですか?」

 

「僕が夕飯に誘ったんです他の三人はどうしたんですか?」

 

「モナカちゃんは部屋に込もってゲームしてます夕飯が出来たら呼んでとの事でした」

 

「大くんは蛇太郎くんを連れて遊びに行ったままです多分もうすぐ帰って来ると思いますけど」

 

「そうですか、でははやく作ってしまいます」

 

「カムクラ先輩何か手伝える事はありませんか?」

 

「大丈夫です二人はゆっくりしていて下さい」

 

「お兄ちゃん今日の夕飯は何ですか?」

 

「すき焼きですそれとデザートでプリンも作るので楽しみにしてて下さい」

 

「やった♪お兄ちゃん大好きです!」

 

カムクラに空木が勢いよく抱き付く

 

そもそも空木は甘い物に目がなくカムクラが引き取る前は甘い物以外食べ物と認めないほどだった

 

カムクラの努力あって食生活を改めさせた今でも甘い物好きなのは変わっていない

 

「なんていうか本当に仲がいいね」

 

「感謝してもしきれないよ僕達に愛情をくれた兄さんには」

 

親のせいで塞ぎこみ保護された後もなかなか周りの人に心を開けなかった5人を変えたのがカムクラだった

 

「兄ちゃん!ただいまだぜ!」

 

「ただいま・・・」

 

そうこうしている内に二人が帰って来た

 

「大、蛇太郎帰って来ましたか 二人共手を洗って来て下さい」

 

「「は~い」」

 

「さて、では作って来ますので皆さん待ってて下さい渚はモナカを呼んできて下さい」

 

「分かりました」

 

新月はモナカを呼びに2階へ上がった

空木はいまだに抱き付いたままだ

 

「・・・・・言子はいつまでくっついてるつもりですか?」

 

「お兄ちゃんなら私をおんぶしながらでも料理作れますよね♪」

 

「・・・・・仕方ありませんね」

 

小学生達に甘いカムクラだった

そしてその光景を見て固まっている苗木兄妹

 

「どうしました?そんな鳩が弾丸を喰らったような顔をして」

 

「いやそれ死んでますよね!?・・・・カムクラ先輩って僕達の事はフルネームで呼びますけど大門君達の事は名前で呼んでるんですね」

 

「うん何かびっくりしちゃった」

 

「あぁその事ですか前にこの子達に家族なのにフルネームはおかしいから名前で呼んでくれと皆にせがまれましただから僕も名前で呼んでいるようにしているんです」

 

そう言ってカムクラは空木の頭を撫でながらキッチンへ歩いて行く

 

「やっぱり優しい人だねカムクラさん」

 

「うん僕の憧れの先輩だよ」

 

 

 

 

 

 

リビング

 

「では皆さんどうぞ」

 

「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

 

皆おもいおもいに食べていく

 

「ねぇお兄ちゃん」

 

ふいにモナカが真面目な顔つきでカムクラに話しかける

 

「楽しい?」

 

「ツマラナイ・・・・昔の僕ならそう言っていたでしょうね」

 

「じゃあ今は?」

 

「楽しいですよこうやって皆で過ごすのは悪くないですから」

 

「そっか♪じゃあモナカも楽しいや♪」

 

モナカはいつもの笑顔に変わりまた皆の輪に戻っていった

 

「・・・・・・」

 

(僕は・・・・いや俺は必ず守って見せる!皆を!)

 

それはカムクラとしてそして日向としての覚悟だった

 

「そういえば皆に伝え忘れていました実はパーティーを開く事に・・・・・・」

 

これがカムクライズルの一日これがカムクライズルの守って行く日常だ




カムクラ君が少し日向に戻った瞬間だった

さて次回からオムニバスストーリーですカムクラ君が色んな人と交流しながらほのぼのと過ごして行きます

次回 それはカムクラ君とカップルの日常


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それはカムクラ君とカップル達の日常

じわじわお気に入りが増えて来てびっくりしてる((((;゜Д゜)))


「・・・・・・」

 

(さてどうしたものですかね・・・・)

 

「よいちゃんなんてもう知らない・・・・」

 

「ダーリンのばか・・・・」

 

現在カムクラの教室には江ノ島と元超高校級のお菓子職人安藤流流歌《アンドウ ルルカ》がいる

 

江ノ島と松田はいつもの事・・・・と思っていたが江ノ島のこの落ち込みようを見るとガチな方であろう

 

一方安藤と元超高校級の鍛冶屋十六夜惣之助《イザヨイ ソウノスケ》はものすごく仲の良いカップルで有名なのだが今回珍しくケンカをしたようだ

 

「大体何故ケンカしたんですか」

 

「よいちゃんが私の新作のお菓子食べてくれなかった・・・・凄い自信作だったのに・・・」

 

「ダーリンに服とかの感想聞いたのに何も反応してくれなかった・・・・今回自信あったのになぁ・・・」

 

もう絶望の顔をしている

 

(珍しいですね松田夜助はなんだかんだ言いながら江ノ島盾子のファッションは褒めていたはず)

 

(一方の十六夜惣之助の方も同様です安藤流流歌のお菓子を気に入って食べていたはずですが・・・)

 

(・・・・・考えてても仕方ないですねとりあえず事情を聞きに行ってみますか)

 

カムクラは二人を残し事情を聞きに行く事にした

 

 

 

 

 

 

中庭

 

(さてどこにいるんですかね正直あの空間にいたくないというのが9割でしたからほぼ何も分かりません)

 

とか考えていると向こうから探している二人がやってきた

 

 

「探しましたよ松田夜助 十六夜惣之助」

 

「カムクラか・・・」

 

「・・・・・・」

 

松田は挨拶をし十六夜はお辞儀をした

 

「どうしたんですか?二人共少し顔色が優れないようですが・・・・」

 

「あぁ実は・・・」

 

カムクラは二人から事情を聴く

 

「なるほど・・・・松田夜助は風邪そして十六夜惣之助は虫歯ですか」

 

カムクラは全てに合点がいった

 

「流流歌のお菓子はおいち・・・・美味しいからいくらでも食えるのが仇になった」

 

「ちっ・・・まさか風邪をひくとはな・・・」

 

「ちなみにその事あの二人に話しましたか?」

 

「いや流流歌に変な心配かけたくないから言ってない流石にお菓子は食えなかったけど」

 

「言ってねぇよアイツに弱い所なんて見せたら何をしでかされるか分からねぇからな」

 

「やっぱりですか・・・・」

 

二人に江ノ島と安藤の現状を教えた

 

「「なん・・・・だと・・・・!?」」

 

「はやく流流歌の所に行かないと!」

 

「ちっ・・・アイツが元気ないのは良いことだが流石にその状態が続くと面倒だ」

 

二人が走り出そうとするがカムクラが止める

 

「その状態で行っても心配かけるだけですこれを飲んで下さい」

 

そう言ってカムクラは二人に五錠づつカプセルを渡す

 

「これは僕が忌村静子と罪木蜜柑と一緒に作った超万能薬ですと言っても試作段階ですが」

 

「恩にきる」

 

「とりあえず礼を言っとくぞ」

 

二人共そのカプセルを《五錠全部》飲んだ

 

「あっ」

 

二人は勢いよく走り出す

 

「・・・・・・・」

 

カムクラは1人中庭に立ち尽くす

 

(超万能薬には媚薬成分も入ってるので一気に全部飲まないようにと警告するのを忘れていましたね・・・)

 

「・・・・・・今日の夕飯でも買って帰りますか」

 

もう正直どうでもよくなったカムクラだった

 

翌日干からびた男性が2名見つかったのはカムクラにはどうでもいい話だった




干からびた男性って誰だったんですかね(すっとぼけ)

さて次回カムクラが二人に渡した薬はどうやって出来たのか

次回 それはカムクラ君とお薬作成の日常


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それはカムクラ君とお薬作成の日常

前話で出てきたお薬がどうやって出来たのかそんなお話


「新薬開発ですか」

 

カムクラは現在実験室に来ていた

 

何でも元超高校級の薬剤師の忌村静子《キムラ セイコ》と超高校級の保健委員の罪木がどんな病気や怪我更には滋養強壮にまで効く薬を作っているとの事

 

ただ少し限界が来たようでどうしようかと迷っていた所

カムクラに頼る事にしたとの事

 

「そう・・・・これが出きれば幸せな人が増える・・・」

 

「えへへ・・・少しでも人が死なないようにしたいですから・・・」

 

二人共人付き合いは決して上手い方ではないがその人を守りたいという意志は誰よりも強い

 

「分かりました僕で良かったら手伝います」

 

「ぁ・・・ありが・・・とう」

 

「ふゆぅ・・・・ありがとうございますぅ」

 

そうしてお薬作成の日々が始まった

 

 

 

 

 

 

「薬のタイプは決まっているんですか?」

 

カムクラの言葉に二人は重い顔をする

 

「最初は粉末とかも考えて作ったんですけど・・・・」

 

「粉末はとんでもなく苦くなった・・・・」

 

「良薬は口に苦しでは?」

 

「流石に子供に飲ませられなくなる・・・・」

 

「そこまで苦いんですか」

 

「1週間は口の中に残りましたぁ」

 

二人共遠い目をしているそれでカムクラもそれ以上何も言えなくなった

 

「では錠剤にしてみれば・・・・」

 

「結果的に錠剤は成功した・・・・見た目だけ」

 

「見た目だけ?」

 

「口の中に入れて水を飲んだ瞬間に苦さが広がって・・・」

 

罪木が涙目で口をおさえる

 

「元々・・・色んな材料使ってるから仕方ないけど・・・」

 

カムクラは考えるそして一つ思い付く

 

「カプセルにしましょう」

 

「カプセル・・・・ですか?」

 

「えぇとりあえず僕が試作品を作って来るので1週間待ってて下さいそれとその薬を少し貰って良いですか?カプセルの中に入れたいので」

 

「分かった・・・・カムクラ君になら・・・任せられる・・・」

 

「ありがとうございます」

 

そういってカムクラは薬を少し貰い教室を出る

 

 

そして1週間後の夜

 

「ふむ・・・とりあえずは薬の改良とカプセルは出来ましたね」

 

 

「以前忌村静子と花村輝々が共同で開発したこのスープには苦味成分を抑える効果があったのを思い出したので使ってみましたが正解でしたね」

 

そのカムクラの前にはピンク色のスープがあった

 

「恐らくこの事は忌村静子も罪木蜜柑も知っているはずですが・・・・まぁ中身があれですから使えなかったのでしょう」

 

そうこのピンクのスープの最大の特徴は飲んだ者を発情させるというとんでもない代物なのである

 

「あの時は流石に僕も焦りましたからね」

 

以前77期メンバーと78期メンバーそしてOBの何人かを呼んだパーティーで花村と安藤が作った食べ物にこれが混入されていた

 

勿論教室は色んな意味で混乱に陥った

幸いカムクラが異変を察知し全員を気絶させその場は事なきを得たが・・・・

 

「あの後起きたメンバーが自己嫌悪に至りケアが大変でしたからね・・・・」

 

カムクラは遠い目をする

 

「さて・・・とりあえずこれを明日持って行きましょう」

 

「才能をフル活用して媚薬成分はある程度緩和出来ましたがまだ少し残ったままです」 

 

カムクラは少し悩む

 

「・・・・いえ大丈夫でしょう一気に何錠も飲まなければいい事です」

 

 

 

 

そして翌日

 

「わっ!凄いです!苦味がありません!!」

 

「凄い・・・一体何をしたの・・・?」

 

「以前貰ったこれを使ったんです」

 

そう言ってカムクラは二人の前にスープを出す

 

「「・・・・・・えっ?」」

 

二人は顔を青ざめる

 

「安心して下さい媚薬成分はある程度緩和出来ているので1錠飲んだくらいでは何ともありません」

 

二人は言葉を聞くとほっとした表情になる

 

「でも媚薬成分はどうにかしないといけませんよね・・・・」

 

少し忌村が考えそして・・・・

 

「少し考えたけど・・・・媚薬も立派な薬・・・これはこれで残していいかも知れない・・・・」

 

「えぇ!?残すんですか!?」

 

「そう・・・だからここからは薬の飲む数で体の症状に効くようにする・・・」

 

「1錠飲めば体の不調に・・・・2錠飲めば体の活性化にというふうに・・・・」

 

「なるほど面白いですね」

 

「ありがとう・・・・・カムクラ君・・・貴方のお陰でまた一歩私達の夢が近づいたわ・・・」

 

「カムクラさんありがとうございました!」

 

「いえ僕は少し手伝っただけですまた何かあったら呼んで下さい」

 

そうしてカムクラ君のお薬作成は終わった

 

後日二人の手によって更に改良を施された試作品をお礼にと渡された




その薬が後日悲劇を呼んでいたのは言うまでもない(白目)


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それはカムクラ君の誕生の日常

投稿が遅れてすいませんm(__)m


「ねぇカムクラ君はどうしてカムクラ君になろうと思ったの?」

 

ふとゲームを一緒にしていた七海がカムクラに問いかける

 

「またツマラナイ質問ですね」

 

「むっ!だってカムクラ君何も教えてくれないんだもん!」

 

七海が口を膨らます

 

「まぁ実際の所はまだ僕自信記憶が完璧に戻ってないですからそこら辺の記憶はまだ曖昧なんですよ」

 

「・・・・・それなら仕方ないか」

 

そうしてまたゲームに目をやる七海

 

 

(・・・・実際は覚えています鮮明に)

 

 

それはカムクラが予備学科生の日向創だった時の話だ

 

 

 

 

 

 

 

 

過去

 

「俺がカムクライズルプロジェクトに・・・・」

 

それは俺の元にきたひとつの提案だった

 

「うむどうだろうか?勿論それだけのリスクはあるが成功すれば君はこの学園にいる者達またいた者達の才能を全て手に入れる事が出来るだろう」

 

元々何も取り柄のない俺がこの学園いるのは親に無理を言って入れてもらったからだ

 

だが所詮はそこまで結局は予備学科

もちろん予備学科の間に才能に目覚めてスカウトされる事もあるがそんな者は一握りだ

 

「・・・・・少し考えさせて下さい」

 

「あぁいい返事を期待しているよ」

 

 

 

 

 

 

中庭

 

「ねぇどうしたの日向君?」

 

「ん?あぁいやなんでもないよ」

 

「本当に?」

 

七海が顔を近づける

 

「あぁ本当だって!」

 

俺は七海を遠ざける

 

「む~!だって日向君今さっきから考え事ばっかしてて楽しくない!」

 

「悪かったよ」

 

俺がこうして七海と遊ぶ事は今密かな楽しみだ

 

だからこそ考えてしまう七海と一緒のクラスだったらもっと楽しいのだろうかと

 

「・・・・・なぁ七海もし俺が何かの才能をもって一緒のクラスならもっと楽しかったのかな」

 

「どうしたの?急に」

 

「・・・・いや忘れてくれ」

 

「・・・・そりゃあもし一緒ならもっと楽しかったと思うよ?でもこうやって放課後日向君と遊ぶだけでも楽しいから私は充分かな」

 

そういって七海は微笑んだ

 

(あぁ・・・・そうだやっぱり俺は)

 

七海の事が好きなんだ

 

その瞬間俺は迷う事を止めた

 

 

 

 

 

その後

 

俺はカムクライズルプロジェクトを承認しそして結果

 

才能と引き換えに感情や記憶を全て失ってしまった

 

これは向こうも想定外の事だったらしく大量の謝礼金が送られた

 

だがその時俺は大事な物を全てなくしてしまった

 

その後は奇しくも七海と一緒のクラスになるが日向もといカムクラにはもう好きと言う感情はなかった

 

 

だがそれも過去の話今は━━━

 

 

 

 

 

「こうやってまたゲームをして楽しいという感情が戻ってきたのは七海千秋のおかげですね」

 

「どうしたの?急に」

 

「いえただこうやってまた二人でゲームをして雑談をするやはりいい物です」

 

「うんそうだね・・・・ねぇカムクラ君はまだ日向君には戻らないの?」

 

「えぇ日向創の名を取り戻すのは全てを思い出した時です」

 

カムクラの事を日向と知っているのは七海と小学生組そして一部の大人だけだ

 

他の人には悟られないよう事情を知っている者はカムクラと呼ぶように頼んでいる

 

「・・・・そっか、ならいっぱい協力しないとね」

 

「ありがとうございます」

 

(もし日向創として全てを取り戻したらその時はちゃんと伝えますその時の気持ちを・・・)

 

「ねぇねぇカムクラ君次はこれをやろうよ!」

 

「いいですよ負ける気はありません」

 

こうやってカムクラは日々を生きていく

いつか全てを取り戻すその日まで

 

 




最終回じゃないです

ただの過去話ですよ


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それはカムクラ君と乙女の特訓の日常・前編

最近本当に更新遅れて申し訳ありません(´;ω;`)




「鍛えて欲しい・・・ですか」

 

現在カムクラの前には超高校級のアイドル・舞園さやか《マイゾノ サヤカ》と超高校級の探偵・霧切響子《キリギリ キョウコ》そして超高校級の軍人・戦刃むくろ《イクサバ ムクロ》が相談に来ている

 

「はい!カムクラ先輩に是非とも料理とか教えて欲しいんです!」

 

「別に構いませんが何故僕に?料理なら花村輝々の方が良いような気がしますが」

 

「その・・・・何か身の危険を感じて教えてもらう前に私がすぐ殴りそう・・・」

 

「あぁ・・・・それは仕方ないですね」

 

花村が戦刃によってぶっ飛ばされる光景が容易に想像出来るカムクラ

 

「それに貴方に教えて欲しいのは料理だけではないのよ」

 

「と言いますと?」

 

「男性が貰って嬉しい物ややってもらって嬉しい物・・・ここまで言えば分かってもらえるかしら?」

 

「・・・・なるほどそう言う事ですか」

 

「苗木君の為なんだね」

 

一緒にゲームをしていた七海も察しがすぐついたようで会話に参加する

 

「えぇ引き受けてもらえるかしら?」

 

「分かりました協力させてもらいます」

 

「わぁ!ありがとうございます!カムクラ先輩♪」

 

「よろしくお願いします・・・」

 

三人が頭を下げる

 

「ねぇカムクラ君私も付いて行っていい?」

 

「えぇよろしくお願いします」

 

そして5人は家庭科室に移動する

 

 

 

 

 

「苗木誠の事ですきっと愛情の籠った料理なら喜んでくれるでしょう」

 

カムクラはそれが苗木へのプレゼントになるだろうと言う趣旨を三人に伝える

 

「だからまずどのくらい料理を作れるのか確認させて下さい」

 

三人が各々料理を作り始める

 

そして三人の料理が完成する

 

「・・・・・」

 

そう料理・・・・だと思う物体が完成しているのだ

 

「すいませんこれは何ですか?」

 

「・・・・・玉子焼きよ」

 

「あの・・・玉子焼きです・・・」

 

「た・・・・玉子焼き・・・」

 

何故か三人共玉子焼きを作りそして何故かダークマターが出来上がっていた

 

「これは何て言うか玉子焼きというより可哀想な玉子だね・・・・・・」

 

七海が顔をひきつらせながら言う

 

「仕方ないじゃない私は探偵業が忙しくて料理何て作った事無かったのよ!」

 

「私も料理はてんで駄目で・・・今までも料理関係の仕事はNGにしてたんです・・・」

 

「戦場じゃ料理の技術はあんまり必要なかったから・・・・私自身カンパンとかレーションを好んで食べてたし」

 

その言葉を聞きカムクラは珍しく頭を抱える

 

「さてどうしたものですかね・・・・」

 

「ねぇどうしてそんなに料理が上手くなりたいの?」

 

七海が三人に聞く

 

「・・・・・実は」

 

 

 

 

 

それはカムクラのお家に苗木兄妹がお呼ばれした翌日のお昼

 

苗木の手元にはバランスの取れた綺麗な弁当があった

 

「おっ!苗木!その弁当旨そうだな~どうしたんだ?」

 

そう苗木に話しかけるのは超高校級の野球選手・桑田怜恩《クワタ レオン》

 

「これ?実はカムクラ先輩に作ってもらったんだ」

 

そうあの後苗木兄妹達はカムクラの家に泊まっていき朝ご飯とそして弁当までご馳走になっていた

 

「あぁ~カムクラ先輩か~なら納得だわあの人何でもそつなくこなすしすげぇよな!・・・・にしても」

 

桑田が苗木の弁当を見る

 

「なぁ苗木一口貰っていいか?」

 

「うんいいよ」

 

桑田が苗木の弁当から玉子焼きを貰う

 

「うお!!うめぇ!!こんな玉子焼き食った事ねぇ!」

 

「僕もそう思うよそれに何て言うか心が暖まるんだよね」

 

「やっぱり料理作れる人はカッコいいよな!・・・まぁ花村先輩はあぁだけど」

 

「僕も料理が苦手だからね・・・・あ~あこういう弁当が毎日食べれたらなぁ」

 

苗木はそう言いながら弁当を食べていた

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどそういう事ですか」

 

「確かにカムクラ君の料理美味しいもんね~何て言うか花村君とは別の美味しさがあるんだよねお母さんの味って言うのかな」

 

実際カムクラにしてみれば普通に作っているのだが家族の為に作っている料理なので自然とそういった感じに作れている

 

「さて・・・・とりあえずこの玉子焼きでは苗木誠には出せないでしょう、今回三人が料理を作りたいと言う気持ちになったのは僕も一枚噛んでいるみたいですしとことん付き合います」

 

「「「よろしくお願いします」」」

 

こうして料理作りの特訓が始まった

 

続く




今回三話構成になるかも知れない・・・・


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それはカムクラ君と乙女の特訓の日常・中編

非常に遅くなってすいませんm(__)m


「ど・・・・どうしてこうなるんでしょうか・・・・?」

 

カムクラの前に並ぶ料理・・・という物とはかけ離れた謎の物体達

 

「この場に花村輝々がいたらものすごい形相で怒鳴りそうですね・・・・」

 

現在カムクラ監修で霧切・舞園・戦刃の三人の料理特訓をしているが・・・

 

「どうして上手くいかないのかしら・・・」

 

「うぅ・・・流石に情けなくなります」

 

「料理がここまで難しいとは・・・」

 

三人が教室の隅で膝を抱えて座りながら落ち込む

 

「やっと見つけた!カムクラおにぃ!」

 

「あっカムクラ先輩こんにちは!・・・・って響子ちゃん達何してるの!?」

 

訪ねて来たのは西園寺そして超高校級のスイマー・朝日奈葵《アサヒナ アオイ》だった

 

「おや?珍しい組合せですね」

 

「カムクラおにぃに日舞を見てもらおうと思って探してたんだよ!ちなみにそこの乳デカはそこで会っただけだよ」

 

「私は響子ちゃん達が料理してるって聞いたから気になって見に来たんだけど・・・」

 

 

二人の目の前には真っ黒に焦げた最速料理とは言えないなにかがあった

 

「・・・・・食べてみますか?」

 

カムクラは真顔で二人に言った

 

「「食べないよ!?」」

 

「だよね~・・・うぇ・・・」

 

顔が真っ青になった七海が返事をする

 

「ちょっ・・・・もしかして七海おねぇ食べたの!?」

 

「こういうのってゲームとかじゃわりと美味しかったりするからと思って食べたけど・・・・駄目だったよ・・・」

 

「どう考えてもこれは食べ物じゃないと言ったんですけどね・・・」

 

「「「はうっ!」」」グサッ

 

「カムクラ先輩それ止めです・・・」

 

更に傷付く三人だった

 

「ハァ・・・・・これは最終手段だったんですがこうなれば仕方ありません」

 

「苗木誠を直接ここに連れてきます」

 

カムクラの言葉に三人が反応する

 

「三人共どこか心で失敗しても練習だからという心があるから失敗するんですだったらもうここに苗木誠を連れてきて失敗出来ない状況を作ってしまえばいいんです

元々苗木誠の為に作ってたんですから一緒の事です」

 

 

「カムクラおにぃ・・・結構鬼畜な事考えるね・・・」

 

「おや?西園寺日寄子はこういうのお嫌いですか?」

 

「ううん!大好き♪」

 

にこやかな顔でそう言った

 

「何でしょうか・・・悪魔が二人見えます」

 

「舞園さん心配しないで・・・私も見えてるから・・・」

 

「戦場にいた人間の誰よりも怖い・・・」

 

二人の会話に戦慄を感じる三人だった

 

 

それから数分後カムクラは苗木を連れて帰って来た

 

 

「カムクラ先輩に言われて来たんだけど・・・」

 

「やっほー!苗木!」

 

「いつ見ても小さいねー!苗木おにぃ!」※ビッグバンの方です

 

「ほっといて下さいよ・・・それより朝日奈さんこれは一体・・・」

 

苗木の目の前にはエプロンをして闘志を燃やす三人がいた

 

「女の闘いなんだよ・・・」

 

「えっ・・・七海先輩?」

 

そしてカムクラが三人の前に立つ

 

「一発勝負です 失敗は許されない事を肝に命じて下さい」

 

カムクラの言葉に三人が頷く

 

「それでは始めて下さい」

 

今ここに乙女の闘いが始まった!

 

続く



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それはカムクラ君と乙女の特訓の日常・後編

お待たせしました!後編です!


結論から言いましょう

 

「あ・・・・がっ・・・」

 

駄目でした

 

 

 

 

 

あの後カムクラの提案により急遽始まった苗木の為の料理大会

 

舞園・霧切・戦刃の三名は失敗が許されないと言う事で今までにない気迫で料理に打ち込みその結果・・・

 

 

「おお~これは凄い・・・と思うよ!」

 

そこには今までのダークマターではなく綺麗な色と形をした玉子焼きが出来ていた

 

「やれば出来るじゃないですか」

 

「ざっとこんなものね」

 

「本番には強いですから!」

 

「これも苗木君の為・・・」

 

三人とも自信満々に胸をはる

 

「わぁ!凄いや!これ僕が食べて良いの?」

 

「元々彼女達は貴方の為に作っていたんです苗木誠」

 

「僕の為・・・?」

 

そこは鈍い苗木だった

 

「さぁ苗木君早く食べて見てちょうだい」

 

「えっ!あっうん!いただきます!」

 

苗木はまず霧切の玉子焼きを食べる

 

「・・・・・・・カフッ」

 

そして顔が青くなる

 

「うわぁ・・・苗木おにぃの顔が・・・」

 

「えっ!?」

 

すぐさまカムクラが応急処置をする

 

「大丈夫ですか?苗木誠」

 

「・・・・ハッ!!今僕達が学園に閉じ込められてコロシアイさせられる夢を見ていた・・・」

 

「どんな悪夢を見せられていたんですか・・・」

 

「というよりそんな悪夢を見せる玉子焼きが凄い・・・と思うよ・・・」

 

霧切撃沈である

 

「苗木君!私のは大丈夫だと思います!」

 

次に舞園が玉子焼きを差し出す

 

「う・・・うん」

 

苗木が恐る恐る食べる

 

「・・・・・アレッ?意外に食べれ・・・・ゴファ!?」

 

「ちょっと苗木!?大丈夫!?」

 

苗木の顔が今度は赤になる

 

「またですか・・・」

 

カムクラが応急処置をする(二回目)

 

「・・・・ハッ!今度は宗方先輩達とコロシアイさせられる夢を見ていた・・・・二刀流で来る宗方先輩コワイ」

 

「今さっきから物騒な夢ばかりだね・・・・」

 

「キラレタクナイキラレタクナイキラレタクナイ」

 

苗木が頭を抱えて塞ぎこむ

 

舞園撃沈

 

「あ・・・・あの・・・私の・・・」

 

最後に戦刃が玉子焼きを差し出す

 

「アハハ・・・もう何も怖くないよ・・・」

 

そして苗木は口にする

 

「あっ・・・・がっ・・・」

 

そして苗木の顔は黄色になる

 

「信号機・・・・」

 

「言っている場合ですか」

 

七海のボケにカムクラがツッコミを入れつつ応急処置をする

 

「う~ん・・・ハッ!僕が希望ヶ峰学園の学園長になってた!」

 

「最後は悪夢ではなかったんですね」

 

戦刃撃沈

 

 

 

 

そして三人仲良く部屋の隅で体育座りをして落ち込む

 

そこに苗木が行く

 

「ねぇ霧切さん舞園さん戦刃さん確かに失敗はしちゃったけど僕の為に作ってくれたって思いは伝わったよ」

 

「その・・・・僕で良かったらいつでも付き合うからさ」

 

その言葉に三人は立ち直る

 

「ふ・・・ふん!苗木君の癖に生意気よ//」

 

「苗木君が手伝ってくれるなら私頑張って見ます!//」

 

「うん!よろしくお願いします苗木君//」

 

流石の天然ジゴロである

 

「苗木おにぃ・・・恐ろしい子!」

 

「苗木はあぁ言う所あるからねぇ・・・・」

 

「まぁとりあえずは一件落着です・・・・」

 

パクっ

 

「えっ?」

 

カムクラが後ろを振り向く

 

「・・・・・ハウッ」

 

七海が残っていた玉子焼きを食べて倒れる

 

「・・・・・・・ウワァァァァァ!?七海ぃぃぃぃ!!?」

 

カムクラが日向の人格に戻るレベルで慌てててんてこ舞いになる家庭科室だった

 

後日

あの玉子焼きを食べた七海は自分が槍で貫かれるという夢を見てゲームないで槍がでたら震えるぐらいのトラウマを持った

 

「玉子焼きはもう一時はいいですね・・・」

 

カムクラは溜め息を吐きながらあの悪夢を見せる玉子焼きを処理していた・・・・

 

ToBeContinue・・・・




皆のトラウマは玉子焼きで見せられていた悪夢でした


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それはカムクラ君と同人作りの日常

意外に難しい山田の口調
後基本巻き込まれる苗木


「手伝っていただき感謝しますぞ!カムクライズル殿!」

 

「いえこれくらいなら容易いものです」

 

現在カムクラは超高校級の同人作家・山田一二三《ヤマダ ヒフミ》の同人作りの手伝いをしていた

 

何でもこの前作った同人(全年齢)の売上が良かったらしくその続編を作る事になったらしいがそれとは別に出展する同人(ちょっとHな)を作っていたらしくどうしようかと悩んでいた所カムクラが通りかかり手伝ってほしいと頼み了承

カムクラが続編の同人を山田は出展する同人を作る事になった

 

「いや~それにしてもやはり凄いですな~拙者の絵をここまで綺麗に似せるとは!」

 

カムクラは違和感が出ないように事前に山田の同人を読み絵の特長を覚え書いていた

 

「それにしても山田一二三この同人のキャラ何故か他人とは思えないのですが・・・・」

 

その同人とは白を基調にした怪盗と眼鏡をかけた小学生ぐらいの男の子が頭脳戦を繰り広げるという内容のものだった

 

「カムクライズル殿もですか・・・実はこの同人何故か急に頭の中にインスピレーションがわきそのまま頭に浮かんだ事を書き起こした物何ですがね・・・いやはや拙者も何故か書いてて他人には思えなかったでござる・・・特にこの怪盗が」

 

「僕はこの小学生ですね」

 

そんな話をしながら作っていると・・・・

 

「おーいブーデー調子はどうだ~?・・・っとカムクラ先輩こんちはッス!」

 

「どうもカムクラ先輩」

 

やって来たのは桑田と苗木だった

 

「おや桑田怜恩と苗木誠ですかどうしたんですか?」

 

「山田君が今回の同人は是非とも僕と桑田君に見て欲しいって呼ばれたんです」

 

「もしかしてカムクラ先輩が作ってる奴が俺達に見せたい奴すっかね?」

 

「いえこれは前に作った同人の続編ですからこれではないでしょう 多分いま山田一二三が全力で書いているのが見せたい物でしょう・・・っとこっちは完成しましたよ」

 

「拙者ももう少しで終わりそうなので三人でゆっくりしていて下され!」

 

カムクラは完成し後は山田を待つのみとなった

 

「にしてもブーデーの野郎が俺達に見せたい同人って何なんだろうな」

 

「う~んまた前見たいな奴じゃなければいいけど・・・」

 

「どんなのを渡されたのですか?」

 

「・・・・・僕が舞園さんや霧切さん戦刃さんに襲われる(性的に)奴・・・」

 

「んな!?苗木お前そんな本貰ったのか!?くそっ!羨ましい!!」

 

「羨ましくないよ!何が悲しくて自分が襲われてる同人を見なきゃいけないのさ!」

 

「それでは処分したのですか?」

 

「・・・・・・・・さぁ山田君はまだかなぁ!」

 

「強引に終わらせましたね・・・」

 

現在その同人は苗木の机の引き出しに厳重かつ大切に保管されている

予断だがその同人誌はとある三人に高値で売れたそうな

 

「出~き~た~ぞ~!」

 

「ついにできましたか僕も聞かされてなかったので何が出てくるか楽しみですね」

 

「さぁさぁ!出来たてホヤホヤの原稿ですぞ!」

 

そう言って山田はカムクラに原稿を渡しそれをカムクラが読む

 

「これは・・・・またなんというかとんでもないものを作りましたね・・・」

 

カムクラは表情にこそ現れないが内心では酷く汗をかいていた

 

「どうしたんですかカムクラ先ぱ・・・い!?」

 

「なんだなんだ?どんな内容なん・・・・だ!?」

 

桑田と苗木がその原稿を見た瞬間二人が固まった

 

「今世紀最大の力作ですぞ!って桑田怜恩殿?苗木誠殿?」

 

「おい・・・ブ~デ~・・・」

 

「や~ま~だ~く~ん?」

 

「あの・・・二人共怖いのですが・・・」

 

「「ちょっと向こうでO☆HA☆NA☆SIしようか!」」

 

そうして二人は山田の肩を掴み引きずって行く

 

「えっ!?・・・あのちょっと!?カムクライズル殿!!助けて下され!」

 

「これは・・・・自業自得でしょう」

 

そうして山田は二人に個室に連れられ・・・・

 

「アーーーーーーー!?」

 

 

山田の叫びがこだまとなってむなしく響いた

 

「まぁ・・・こんなものを見せられては仕方ないでしょう」

 

その原稿には苗木とその妹のこまるが危ない関係になったり桑田が従妹の仲島花音《ナカジマ カノン》に襲われたり(性的)する内容だったり他にもあるのだが要約すればこの二組がイチャイチャする内容だった

 

なおこの同人は桑田と苗木の猛反対により世には出なかったがこの話を聞きつけた二人の女子が買い取ったそうな

 

予断だが続編の同人は売れ行きがよくまたカムクラが作る事になるのは別の話



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カムクラ君外伝
それはカムクラ君と才囚学園への案内の日常


ゲームやったらどうしても書きたくなったのでとりあえず書きました

カムクラ君は希望ヶ峰を卒業している体で話が進みます


それとネタバレも極力しないように設定から変えてます
同じなのはキャラと性格だけです


「これは何ですか?」

 

とある日の休日カムクラは宗方に呼ばれある一枚の紙を渡されていた

 

「才囚学園という学園を聞いた事はないか?」

 

「才囚学園・・・・確か貴方がスカウトした生徒達を通わせている学園の事ですね」

 

そう才囚学園は宗方が作った希望ヶ峰学園の分家

 

今年学校が完成しそこに試験的に宗方がスカウトして来た16人を通わせている

 

「それで?これは一体何の冗談ですか?」

 

そのカムクラの手にある紙に書かれていた事

それは・・・・

 

「冗談ではないよカムクラ 君に才囚学園で教師をしてもらいたいのだ」

 

そうカムクラを才囚学園の教師を頼む紙だった

 

「私がスカウトしていて何だがクセの揃った奴らばかりでねもう何人も教師が辞めているんだ」

 

「一体貴方はどんな人をスカウトしたんですか・・・」

 

カムクラも溜め息をつく

 

「頼む!こんな事を頼めるのはカムクラ 君しかいないんだ」

 

頭を下げる宗方

 

「ハァ・・・・分かりました貴方が頭を下げるなんてよっぽどですからね」

 

こうしてカムクラは才囚学園へ行く事が決まった

 

「才囚学園・・・・・・ここでは一体何が起きるのでしょうか・・・」

 

 

「そうだカムクラ 君にこれも渡しておこう」

 

宗方が渡したのは才囚学園の生徒16人のプロフィールだった

 

カムクラはそれを受け取りプロフィールを見る

 

「なるほど・・・これは本当に個性的な面子を揃えましたね」

 

「だからこそオモシロイ」

 

カムクラは不敵な笑を浮かべる

 

「ツマラナイ事はツマラナイ・・・・精々この学園で第2の生活を送って来るとしましょう」

 

カムクライズル

超高校級の希望

 

能力・全ての超高校級の力を使える

 

性格・人を思いやる優しき青年

 

職業・才囚学園教師

 

口癖・オモシロイ・ツマラナイ

 

 

 

 

この物語はカムクライズルの新しいプロローグ

 

新たな学園

 

「ここが才囚学園ですか凄い所ですね」

 

新たな超高校級の生徒達

 

「にしし♪新しい先生はどんな奴なのかなぁ」

 

「虫が大好きな人だといいな!」

 

「誰が来ても一緒だと思うけど・・・・」

 

新たな問題!?

 

「ねぇねぇ!先生も神の声が聞こえるんだね?」

 

「いえ聞こえませんが」

 

「先生も魔法が使えるんじゃな」

 

「いや流石に魔法は使えません」

 

「だったらお前は何が出来るんだよ!この童貞野郎!」

 

「少なくともここにいる生徒の能力は持ってます」

 

そうこれがカムクライズルの新たなる生活

 

「やれやれ・・・・流石にこれは大変ですね」

 

今始まるカムクライズルの新しい日常

 

カムクライズルの日常外伝

それはカムクラ君と才囚学園での日常

 

To Be Continue...

 




ちなみに作者はまだ5章の途中なので終わり次第設定が代わる可能性があります

追記・終わらせて来ました
このままの設定で行きます
ニューダンは色々賛否があると思いますがキャラは好きでした


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