妖怪に好かれる我が人生 (不躾な人びと)
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転生します

「当選おめでとうございまーす!!」

 

「はあ…」

 

「もー!テンション低いですよー!!もっとテンション上げてください!」

 

「ああ、ありがとうございます」

 

「だからテンション低いですってばー!ハイになってくださーい!」

 

白くだだっ広い世界に二人片方はどこにでもいる平々凡々とした顔の男といかにもはっちゃけています!って感じだが黒髪と金髪が混じった珍しい髪といかにも貞淑ですっていう服を着ている少女がいた

 

「貴方にはゲームやマンガの世界に転生する権利を得ました!」

 

「へえー」

 

「そ、そんなに転生お嫌い、ですか?私の好意、受け取って、貰えないのですか?」

 

俺が中途半端な生返事ばかりしているのが原因だろう。少女が涙目上目使いで俺を見た

 

あーとりあえずめんどくさそうだから言い訳しておこう。

 

「いや実感がぜんぜん沸かなくてさ。転生だとかはふつう小説の中だけのお話だと思ってたからな」

 

「ほんとうですか?私めんどくさいとか思ってないですか?」

 

「思ってない、思ってない」

 

めんどくせ

 

「やっぱり思ってるじゃないですかーー!」

 

あれ?俺ってめんどくさいって声にだしてないよな。なんで思ってることがわかったんだ?

 

「ふふん♪それはですね。私が神様だからです!」

 

「うさんくせー」

 

「なにをー!ならば私の名前を聞くがいいです!私はこれでも日本で一番エライ神様なのですから!」

 

「はいはい自称乙。でその可憐な君の名は?」

 

「いやん可憐なんて!」

 

「・・・・・・」

 

「はっ!」

 

「こ、こほん。では、私の名前を言います!

私の名前は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)といいます。これでも日本の最高神ですよ!」

 

「嘘いうな。日本の最高神といば天照だろ。お前みたいな神は聞いたことが無い」

 

「ガーン!私の名前聞いたことがないの!?本当に!?」

 

「ああ。全っ然無い」

 

「そんなー!」

 

「で?転生ってどこいくの?」

 

「華麗にスルー!?」

 

面白いなコイツ。スッゲェ弄りがいがある

 

「私を使って愉悦はしないでください!さっさと説明しますよ!」

 

ぷくーと頬を膨らませ怒っていますよとアピールするがまったく怖くないむしろ可愛さが上がったように見える

「もうっ!さっさと終わらせます!

あなたがいく世界はハイスクールD×Dです。

種族は不老人の亜種。

特典は四獣と十二支とついでに猫の能力、限界が無い体、あやかしに好かれやすい体質です。なにかわからないところはないですか?」

 

「じゃあ不老人ってなんだ?」

 

「はい。不老人はですね日本と中国に唐突に現れるヒトのことで仙人や聖獣の種です。まあその逆妖怪とかにもなりやすいです」

 

「メリットは?」

 

「メリットはですね。進化したらどれも凄まじい力や能力をもつのと身体能力及び寿命での身体能力の低下がないことです。あと凄く健康なこととイケメンです!」

 

「亜種とは?」

 

「不老人に不死性がついた者のことで亜種は姿がおよそ中学生辺りの年齢で現れます」

 

「能力の使い方は?」

 

「転生した時頭の中にインプットされるので大丈夫ですよ」

 

「転生する場所と時代は?」

 

「一応京都で原作より八十年前の予定です。問題あったでしょうか?」

 

「いや問題ない。悪魔に襲われるのはたまったもんじゃないからな」

 

悪魔に脅迫などを使って無理やり転生させる輩がいるってしっているからな。転生は原作より相当前で修行とかしていた方が一番いい

 

「では五秒後転生を始めます!覚悟を決めてお待ち下さい!」

 

パキッと白い空間に一筋の罅がはいる

 

「伍」

 

罅がどんどん広がる

 

「肆」

 

ぱらぱらと破片が落ちてくる

 

「参」

 

ついには大きな罅ができる

 

「弐」

 

空間に穴が空き暗い世界が顔を見せる

 

「壱」

 

空間が崩壊した

 

「では転生ライフ楽しんでくださーい!」

 

俺はその声を聞きながら意識が途切れた

 

 

 

 

 



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転生しました

編集しました


京都の鬱蒼とした山の中一人の裸の男の子がたっていた

 

「・・・・」

 

三十分ぐらい立っていたら体が痙攣をおこし焦点があってなくぼーっとした目が段々と焦点が合っていき目に光が宿った

 

「ハッ!ここどこだ!?」

 

周囲を見ると見渡す限り木、木、木しかも空が真っ暗

 

「せめて服は用意してくれよっ!」

 

てか暗闇の中裸って深夜にでるコートを着た変態みたいでいやだとぶつぶつ呟いていると足の小指にぐきりと固く重い何かに当たった

 

「いってぇえええええええ!!!」

 

めっちゃ痛い!すげぇ痛い!

 

「ト、トランク?」

 

開けてみると服と巾着あと死神代行証みたいな五角形の物体と札束五十個あった

 

「凄いな…」

 

さっそく服を着ようとする

 

「青の着物と赤の革ジャン?空の境界の式みたいな格好だな」

 

着た見ると以外にしっくりして着心地がいい

 

「なんか落ち着くな」

 

他の服もありこちらはカッターシャツに黒いズボンという学生みたいな服だった

 

「お、手鏡」

 

どれどれと見てみるとまんま式の姿だった

 

「はあ!?なんだこれ!」

 

「俺ちゃんと男だよな!?」

 

覗いてみるとちゃんと付いてました

 

「よかった…女じゃなくてよかった…」

 

はらりと空から紙が降ってきた

 

「なんだこれ」

 

見てみると神様からの手紙だった

 

『はーい転生できましたでしょうかー!産まれた時全裸なので足下に落ちているトランクに服とか入っているのでそれを来てください。巾着はアイテムボックスみたいなもので相当な量が入ります!あとその五角形のは大きさ関係なく変化する多変換武器です!大太刀だって大きな斧だって自由自在の優れものです!

あと容姿についてはランダムなので私のせいじゃないですからねっ!

お金と物件もサービスですっ!

それではアデュー!

 

P.S:物件に関しては裏に場所が書いてあります』

 

「ふーんこれがねぇ?」

 

説明にあった五角形の物体を持って式が使う武器であるナイフを思い浮かべると

 

シャッ

 

「ナイフの形状になるんじゃなくナイフ自体がでてくるのか。じゃあ次は斧」

 

ナイフが五角形に入っていき刃と持ち手が出て来て大きな斧になった

 

「でかいな」

 

もとに戻そうと思ったら一瞬で元の五角形にもどり手もとに戻った

 

「通常時は金属のアクセサリーぐらいの重量だな」

 

次に巾着を取った

 

「これ本当に相当な量がはいるのか?」

 

ためしに札束をいれるが

 

「全然重くない…」

 

全部入れても膨れてこない

 

「凄いなこの巾着、本当になんでも入る」

 

面白くなってそこら辺に落ちている手のひらサイズの石もぽいぽいいれる

 

「なんかクセになるな…」

 

ついでに枝もいれながら数十分後

 

「はっ!」

 

夢中になりすぎてやりすぎた!

 

気づけば周辺の石や枝が全て収納してしまった

 

「やばいやばい。さっさと行かないと」

 

紙を裏返してみると自分に与えられた家の道のりを分かりやすく書かれていた

 

「結構近いな…」

 

俺は巾着をポケットにいれ武器を帯にさし出発することにした

 

「さて、行こうか」

 

ガサ ガサガサガサ

 

「ん?獣か?」

 

草むらからガサガサと音が聞こえその場所を見てみると

 

 

「ほんとしつこいなぁ」

 

「まったくその通りです」

 

「愚痴を言う前に逃げろっ!」

 

「でも本当にしつこい悪魔です」

 

「まってよー!お姉ちゃーん!」

 

「待ってくれ!酒呑ー!!」

 

「あっ、やば。もう体力の限界」

 

六人の女性が飛び出てきた

 

「え」

 

「「「「「「あ」」」」」」

 

 

ドガァァーン!

 

「ギャァァァァアアアアアア!!!」

 

俺は四つのメチャメチャ速く飛び出した女性を一人のこらず体でその体当たりをうけた

 

 

 



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