菜月スバルに直死の魔眼とか色々組み込んでみた。   作:繭原杏(繭原安理)

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嵐が数時間で過ぎてった……(イベ)

あ、今話から試験的に「――――――」の長さを「――」に変えてみました。
あと空行の量を少し弄ってみました。気に入ったら、今後はこういう形式にします。

―追記―
やっぱ使い分けるだけにしておきます。
「――」じゃちょっと勢いが足りない所もあるので。


『菜月』であるべし

 屋敷に戻った後は、暇である。やることが無いからだ。働くべきだろうか? それともエミリアに絡むか。

 

 ……きっと探検を始めるだろうなぁ……。菜月賢一(あの人)は。

 仕方ない。歩き回ってみるか……っと? なんだこれ? ここだけ扉が変な……ああ、そうか。

 この歪みが、『扉渡り』とか言う魔、法の式か何かなのだろう。

 

 ……魔法というには抵抗がありすぎるな。やっぱ脳内だけでも魔術と呼ぶことにしよう。

 

 えーっと? 他の扉と見比べ、どうやら扉と枠の隙間に線が密集していることを確認できた。おそらく、これがあの魔術の根幹だ。

 これを切ったらあの禁書庫がどうなるのか気に成るが、流石にやめておこう。

 

 隙間を覆うような形、つまり、扉自体に掛けられているわけではないのか? てっきりドアの一つ一つに基点があるのだと思っていたが……基点もなく自由に移動できるとなると、封印指定ってレベルじゃねーぞ。理論上、魔術協会の資料を盗み放題になるじゃねーか。

 ま、流石にそれはねーか。誓約(ゲッシュ)でも模して、機能の制限をする代わりに効果を上げてるのだろう。呪術に通じる部分があるな。内容としては……「館内のドアに限定する」とこで、「館内の全てのドアに接続できる」「館内の全てのドアとパスを繋ぐ」感じか。細かい部分は違うかもしれねーけど、うん、なかなか面白いな。良い発想だ。真似してぇ。真似しよう、今度。

 

 誓約(ゲッシュ)って言うのは、よーするにこれ我慢するからごほーびちょーだいって事だ。わかりやすいな。

 だから、必ず誓う先とのパスがあるはずだ。

 これが自分相手に誓約を課しているだけならお手上げだが、どこか別の場所とつながっていると仮定して、仮説を進める。

 

 その先は一体どこか。個人的にも気に成るし、きっと菜月賢一の探検でもそうするだろうから問題ない。うん。

 言い訳染みた理由付けでドアノブに手をかけ、部屋に押し入る。そこは、予想通りの禁書庫であった。

 

 「はぁ、確かにベティは扉渡りを使ったはずなのだけど……?」

 

 「ふっ、甘いな。何せ俺には――」

 

 そこまで言いかけて、言葉を詰まらせる。

 浄眼、即ち俺の魔眼は一般的に知られる類の、都市伝説のような異能ではない。それを菜月賢一が知っているのはおかしいし、菜月賢一がとり得ないだろう行動をとれば、間違いなく殻が壊れてしまうだろう。

 それと同時に、今まで被り続けていた殻がこんなにも簡単に剥がれ落ちそうになって、俺は恐怖を覚えた。当たり前のようにできることが、まるで難しいことのように思う気味の悪さ。自分が自分でないかのような感覚。腕を捥がれれば、或いは足を切除されればこんな感覚に陥るのだろうか。自分の制御すら儘ならない事を自覚するのは、醜悪と畏れられる怪異と対峙するのにも等しかった。

 

 「――俺は、菜月だ」

 

 自己暗示を繰り返す。目の前の現実を切り離して、理想の自分を張り付ける。

 剣を鞘に納めるように、(スバル)一般人(菜月)の規格に押し込める。

 

 ――大丈夫だ。俺は殺人鬼ではない。人殺しでもない。

 俺は唯の一般人だ。

 

 「どうしたのかしら? ……って、凄い汗! あんた、ちょ! ここで倒れるんじゃないかしらー!」

 

 気味の悪い感情を押し流し、気付けをする為に魔術回路の作成を始める。慣れ親しんだ自傷行為。神経を駆け巡る激痛は、熱い風呂に入ったように体を焼き、そして裁縫針を無理やり差し込んだような鋭い痛みが間断なく襲い掛かる。親しんだ痛みが全身を駆け巡るが、此処で、俺は今の自分が普段の状態と異なることを自覚していなかった。

 

 ――しまっ、制御が!

 

 魔術回路の作成は、一般的に脊髄移植に例えられる。成功率が大体40~80%とばらけているあれだ。

 この数値は、「設備や環境によって格段に成功率が上がる」ことを示す一方、それでも失敗は確実にあるということを示している。

 増してや、何の設備もなく、自力で魔術回路を作成するのは至難の業なのだ。

 まず、痛みを無視するために自身の意思を機械に見立てる。如何なる激痛の中でも、意識だけは正常に動くための自己暗示を施す。

 次には魔術回路の作成を受け入れなければならない。人は痛みを恐れるものだ。一度でも魔術回路を作成したら、体は無意識にそれを拒む。その拒絶が、回路作成の際の致命傷となるのだ。ここをどうにかしなければ、二度目以降の作成はお手軽な自殺でしかない。

 俺は、痛みを受け入れることでこれを克服した。

 その筈だった。

 

 今手元が狂ったのは、間違いなく体が痛みに怯えたからだ。急いで修正を施しているが、下手したら何本か回路が使い物にならなくなるかもしれない。

 死に戻りを念頭に置けば、それは構わない。もしかしたら世界の修正力とかで、何もしてないのに回路が傷つくかもしれないが、それは無いと見ていい。そんなものがあるなら、俺がエルザを倒せるわけが無いからだ。

 だが、問題は死に戻りができなくなったら、ということだ。ないとは思うが、このまま進んで、死に戻りもなく次のセーブポイントへ行ってしまうとなると。そう考えれば、今、此処で制御を手放す方が得策かもしれないと思った。

 

 ――駄目だ、スバル。菜月、(スバル)

 

 一人の存在が脳裏をよぎる。

 ああ、駄目だ。それはいけない。

 まだ約束を果たしてない。それまでは、無駄死にをできない。

 いや、それ以降だって。

 無駄死には、何より、俺の信条が許さない――!

 

 ガリッ。

 奥歯が欠ける音がする。

 目を閉じ、拾う音に意識を割かず、深呼吸。

 体の奥底に意識を向け、荒れ狂う魔力の流れの手綱を取る。

 すわ、暴れ馬か。もしくは鉄砲水か。

 むしろ自身が引きずられて、意識が粉砕されそうな霊的衝撃を感じる。

 押し流されるような激流に、意志一つ。それを以て鎮静させる。

 

 触覚が消える。

 荒れ狂う魔力が落ち着く。

 

 味覚が消える。

 魔術回路が作成された。

 

 嗅覚が半壊する。

 完成した魔術回路へ魔力を流し、最後に解析をかけ、異常が無いことを確認してからスイッチを取り付ける。

 少なくともこの週は、魔術回路の作成をよそう。

 

 そう思い、目を開けようとする。

 

 ……?

 

 開かない。

 開かない?

 開かない!?

 

 なんで、何故、どうしてっ!?

 

 魔術回路の暴走は収まれども恐慌は収まらず、慌てふためき、手あたり次第に解析を掛けようとする。

 しかし、何にも触れられず、何も感じず。そこで、何故か落ち着いた。

 

 何故落ち着いた?

 それは、覚えがあるからだ。

 

 何故覚えがある?

 それは、そうだ。これは()()だ。前にもあったじゃあないか。

 初めて魔術回路を作った時だ。あの時も、こんな風に気絶したじゃないか。意識を持ちながら、何もできないまま気絶し続けた。

 

 ああ、そういえば、そうだったな……

 

 俺は安心して意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 夢を見た。

 

 

 

 

 

 

 「……ル。スバルっ!?」

 

 遠くで誰かの声がする。スバル? 誰の事だ? 可愛い唸りを上げ、体を起こす。目をこすって辺りを見回すと、どうにも豪邸にいるらしいことが分かった。ふかふかしている割に固いな、と思ったら、寝ている場所は赤絨毯の上だった。すげぇ。

 見回すこともなく、隣にいた少女を見つけた。エミリアだ。エミリア? だれだ?

 ……ああ、そうだ。寝ぼけてたな。そういえば、異世界に来たのだったか。未だに感覚がつかめない。

 

 はて、そういえば。何か懐かしい、苦々しい、心温まる、寂しい、そんな後味の残る夢を見た気がする。

 しかし何なのかは思い出せなかった。思い出す気が無いのかもしれない。俺は頭を振って、エミリアに言葉を返した。

 

 「わりぃな、エミリアたん。ちょっと寝ちまってた。朝あんだけ寝たのにな!」

 

 ははっ、と笑う。エミリアは顔色を落ち着かせて、胸を撫で下ろした。本当に撫で下ろした。おお、こんなことする奴いるんだ。あれ、慣用表現じゃなかったんだ。

 

 「もう、心配したのよ。やっぱり、まだどこか悪いんじゃないかと思ったわ」

 

 「……ははは、悪い悪い」

 

 エミリアの優しげな声が俺にかけられたことに気づくまで、暫くあった。それに気づいた直後に、なぜか涙が込み上げてきた。それを誤魔化すために、頭を掻きながら立ち上がる。何の夢を見ていたのかは忘れたが、少なくとも、今の俺にとってはこっちのほうが幸せな世界だ。

 

 背の低いエミリアと向き合うと、必然的に見下す形となる。涙に気づかれないように、立ち上がり際に拭う。まさか、手品の視線誘導法がこんなことに役立つとは思わなかった。

 エミリアは少し訝しげだった。それもそうだろう。疲れていた、眠かった、そうは言っても床で寝る奴はそうそういない。ましてや廊下だ。三徹五徹でもしない限り、そんなところで寝るようなことは無いだろう。

 

 ……ん? 廊下? 俺は禁書庫で倒れたはずだが……。

 窓を見れば、どうやら二階であるようだということが分かった。それを見て、俺はすぐさま一つの説も思いついた。それは、ベアトリス、ベア子が俺をここまで連れてきたのかもしれないということだ。

 

 見て見れば、俺が倒れていたところも割り当てられた部屋の前だった。あの少女、意外と面倒見がいいのかもしれない。倒れこんだとはいえ、俺の足とかは廊下にあったはずなのだが……きっと引き摺ったのだろう。

 部屋の中まで連れて行かなかったのは、そこまでの体力が無かったからだと納得できる。

 何故か節々に鈍痛がある。ベットから転げ落ちた時と同じような感覚だ。

 この世界には魔法が普及がしている、という情報を思い出した。

 

 まさか、あの幼女、俺を魔法で持ち上げたりしたのか?

 

 うんしょ、こらしょ、などと俺を引き摺るゴスロリ金髪ドリル幼女を振り払い、代わりにハリー○ッターに出てくるような杖を振るって俺の体を宙に浮かせ、ポイっと放り出されるのを想像する。

 

 ……どことなく腹立たしい。いや、無断で入り込み、(あまつさ)えいきなり気絶する方が悪いとはわかっているのだが。それでも少し腹立たしさはある。

 まぁ、直接外に蹴りだされなかっただけましだと思おう。そう思わんと逆恨みしてしまいそうだ。

 

 いやだって、あんな日常的な行動、しくじるとは思わないじゃん? ボソボソと呟く(スバル)にエミリアは言った。

 

 「本当に大丈夫? スバル。頭は大丈夫? どこかにぶつけてない?」

 

 うーん、さりげなく失礼な物言い。ずけずけ来るのは度胸の賜物か、社交性の高さか、対人経験の極端な少なさか。

 きっと社交性が高いんだな。エミリアほどの美少女が声をかけられないことなんてありえない。

 寧ろ声を掛けられまくってあたふたしてるイメージがある。

 

 あれ? それって結局、コミュ力低いんじゃね?

 あれぇ?

 

 (スバル)は、そんな馬鹿なことを考えてるとはおくびにも出さず、エミリアに大丈夫だ、と返した。

 

 

 

 

 

 

 結局、その後は安静にしてるように言い渡され、振り分けられた部屋で昼寝を貪ることとなった。昼食は逃したが、晩御飯の時間になって起きると暗い部屋に罪悪感を感じた。なんだろうか、この、休日を無駄にしたような感じ。或いは、ただ飯ぐらいカッコ悪ーいと言われたら反論できないよう居心地の悪さ。

 確かに病傷人が働くとなると、そっちの方が迷惑だろう。大人しくしている方が良いのは分かるが……落ち着かない。

 手が空くとどうにも思考がまとまらなくなる。約束や料理やエミリアや魔術の改良やこの世界の事についてやエミリアや星何て、そんなてんでバラバラなことについて、思考が回ってしまう。

 

 こうやってぼんやりすることは嫌いではない。ただ、時折漏れ出る殺意が思考に混じるのだ。

 前までは、こんなものはどうとでもできた。でも何故だろうか。なぜ、今はできないのか。地に足の付かない、足のついている地が定かでないような、実は化け物の背中に立っているのではないかという恐怖がある。

 速くなる動悸に対し、エミリアの顔を思い浮かべることで精神安定を計る。おお、収まった。別の意味で鼓動が高鳴るけど。流石エミリアたん。さすエミ。

 やはりE・M・Tですな。癒しの天使、あながち間違ってない。

 

 (スバル)は神格化も甚だしい思考へ満足感を覚えた。確かにあのような出会いであれば、相手に神聖さを感じなくもない。恩と同時に、恋と崇拝の気持ちが沸き上がるのも、仕方がない。

 仕方が、無いのだが……

 

 「ふへ、ふへへ……」

 

 今の(スバル)の顔は、どこからどう見ても、文句なしのキモオタのそれであった。

 

 

 

 

 

 

 夜だ。人工の明かりの無い世界はとても暗いが、それのお陰で星が良く見える。

 昼寝のお陰で眠くない(スバル)は、観音開きの窓から外壁を伝い、屋根によじ登った。この間、魔術を使っていないのだから筋トレってすごい。

 

 ふっ、筋トレしといてよかったぜ。などと思いながら、俺は星を見上げる。昼間に確認した日光の位置から、大体の南の方向に検討を付け、反対側を向く。

 

 「おっ、北極星見っけ」

 

 指さす先には一際輝く一番星。北にある星で、或いは一番知られているであろう、北極星だ。旅人の目印、星座探しの基点。実に役立つ、最早0の概念と同じくらいに素晴らしい星だ。

 

 「えっとぉ? じゃああれがオリオン座、かな」

 

 つか、今は冬なのか。道理で寒いわけだ。まあ、星がきれいだし、別にいいけど。

 気候に対してぼやきつつ、指を動かす。

 

 「あれがリゲルで、赤い……ペテルギウスか、おおいぬ座にこいぬ座で冬の大三角形っと。んで、次は……あったあった、M45。くくっ」

 

 肉眼で捉えたのは十数個もの星の集合。ギリシア神話などでも語られる、プレアデス星団。かっこよさげに「M45」などと言う(スバル)だが、ぶっちゃけ見てて恥ずかしい有様である。後で頭を押さえて転げまわるだろう。多分。

 というか何故いきなりプレアデス星団を探し始めたのか。

 

 (スバル)は、少し思考を過去に飛ばして、思い出に耽る。

 

 あいつ等は六つ七つしか見えねーって言ってたけど、目ぇ悪いなぁ……

 ネットでもそんぐらいしか見つからないっていうし、現代社会人は目が悪いぜ。

 

 そんなことを思い出しながら、(スバル)は次々と星座を探し出した。

 クスリと笑った口元は思い出し笑い故か、そんなことさえ他人事の様に、(スバル)は星の世界に没入しようとしていく。

 

 天体観測は昴の趣味だった。特に深い理由があるわけでもなく、名前が星の名前であるから気に成っただけだ。

 しかし、どこか昴の琴線に触れるものがあったのだろう。それは、何処で見ても星座は変わらないからか、それとも単純にきれいだからか。昴が夜行性であることも一因か。兎に角、昴は星空が好きだった。夜の天幕に浮かぶ、それらの煌めきの物語が好きだったのだ。

 

 「んーで、あれがアルデバランで。つか天の川スゲー。彦星が飛び込めないわけ、だ……?」

 

 七人の子を産んだ偉大なる母、或いは煙となった略奪者に目を細める。

 天の川の雄大さに感激し、天の川伝説に頷いた。

 そこで、指が止まる。

 ようやく気付く。

 

 あれ? と。

 

 「ここ、異世界だよな?」

 

 だったら、なんで、()()()()()()()()()()

 

 

 

 世界の薄皮に、疵が付く。




誓約(ゲッシュ)
ケルト神話に出てくる、戦士の儀式。
彼のク・ホリンは、これが原因で亡くなった。

何かを制限する代わりに、何かを強化する。何かを失う代わりに、何かを得る。
或いは、神々に奏上する誓いの事。


【扉渡り】
陰魔法の統べる機能を拡大解釈して作成された術式。作成者はベアトリスとその師匠の共作(ということにしました)。

別にゲッシュなんてものは使って無い。(スバル)君は、無事に空回りを引き継いでいるようですね。
構造としては、「地続きではなく、しかし確かに存在している他空間」に禁書庫を置き、そこから複数のパスの目印となるものを設定して、それを術式に組み込んでいる。

禁書庫からしか繋げないが、繋ぐ先の扉が全滅すると、中にある存在は全て他空間に取り残される。食料が無ければ餓死。そうでなくとも発狂して死ぬことお請け合いの独房の出来上がりである。
扉が復活しても、禁書庫の内部からしか繋げないため、内部に端末を置くか、内部に意志を伝えられる方法か、或いは内部の生物が自力で気付かない限り、繋ぎ直せない。

これを大掛かりにしたものが、また別のところで使われていたりする。師匠さんはそれを偶然知り、真似したくなった。
一部再現できていない機能がある。


【異常な目の良さ】
千里眼の副作用。
普通の人は六、七個見える程度らしいです。
私は何も見えませんが。


【異世界】
多くの場合、地球とは異なる星、異なる世界の事を指す。
場所も歩む歴史も違うのだから、大陸の形すら違って当たり前。

なら、何故星の姿は同じなのか?

人の作為か、或いは必然の歴史か。
将又、そこは単なる平行世界か。

さてはて……


『あんな日常的な行動、しくじるとは思わないじゃん?』
精神に刷り込んだ行動は、肉体に刷り込んだそれとは別に、ただ死んだ程度では失わない。
肉の身に刻まれているのではないからだ。
では、何故(スバル)は魔術回路をスムーズに作成できないのか?
知識はある。経験もある。

それだけしかないからだよ。


『夢を見た』
【閲覧規制】の夢。
懐古か、望郷か、羨望か、追憶か。

それは、遥か彼方の団欒。ありふれた幸せを願った誰かの夢。

ダレか?
ダレだ?

――それは、既に居るだろう?
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