――そう、たった一人、俺の存在を肯定してくれと。そう願った。
 少女を一人救って、喜んだのだ。きっと自分にも生まれた意味はあると。自分の人生には価値があると。

 満たされたのだ、と。

 そう、錯覚できたのだ。

 だから俺は、正義の味方を名乗って、悪を名乗って、何者かであろうとした。

 与えられた殻なんて、もうとっくに壊れたにも関わらず。



 全■章構成:第一章 王都裏騒動・始まりの夜 定礎乖離度D 終了
       第二章 魔獣蔓延森林・メイザース領 定礎乖離度C 完了
       第三章 転回点/王都 定礎乖離度C 開始
       第四章 神性領域事変 定礎乖離度A
       第五章 ■■■■■■■ 定礎乖離度E
       第六章 ―――――― 定礎乖離度EX
                         

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