【のびのびTRPG リプレイ】ファントムバニーは2度笑う! 作:羽園頼也
前回のあらすじっ!
今北産業!!
・
・レニーさんとの激しい撃ち合い!
・ガスタンクに穴を開けられました!墜ちちゃいますぅーー!
そこんとこ、よろしく!
バニー「ヤバいわよ、墜落しちゃう!!」
GM「さて、そしたら改めて今の状況だね。アルストロメリアは今核晄兵から集中的に攻撃を受け、左舷側に大きく傾きながら高度低下中!!」
バニー「結構ヤバい状況よね!」
アン「左の方のプロペラがやられちゃったみたいですぅ!」
GM「浮揚ガスの気嚢にも大きな穴が開いてるよ」
レニー「………水平が保てなくなってる………」
ティム「サトクリフ博士!艦は立て直せそうか!?」
クリフ「くっ………レビストン値報告せよ!」
ムルク「レビストン値530………403………くっそ!上がんねぇ!」
フィラ「わ、やばっ、高度147ミータまで低下!☆」
GM「ギギギ、ゴゴゴ………………アルストロメリアは左舷側に傾いたまま、ゆっくり高度が落ちていってるね」
アン「わーー!艦が落ちますぅ!」
ティム「バニー君、掴まれ!レニーは操舵室へ!早く!!」
バニー「わ、わわわ!」
レニー「………………!(走って甲板から操舵室に入り込む)」
ティム「サトクリフ博士!なんとかならないか!?」
クリフ「くっ………!仕方あるまい!バラストタンク、1番を残し全パージ!」
ムルク「あぁくそぉ!おいケビーン!2番から4番のバラストパージだぁ!急げえっ!(伝声管に向かって叫ぶ)」
ケビン『リョーカイデース!2番、3番、4番バラスト、パージしマーース!』
GM「ガゴン!ガゴン!ガゴン!ザバァァァァ!!バラストタンクの下面が開き、大量の水が放出される!これで艦はかなり軽くなったね」
バニー「おお、すごい!」
GM「デメリットとしては、下部の重りとしての水がなくなるから飛行が安定しなくなるけど………」
ティム「仕方ないな。墜落よりはマシだ」
バニー「とりあえずなんとか持ち直して!!」
クリフ「左舷サブローター、全機飛行モードから浮揚モードへ変更!浮力維持!」
テラス「了解。左舷サブローター、全機浮揚モードへ変更。右舷スタビライズドプロペラおよび
クリフ「船速報告!上昇行動!!」
フィラ「船速36ノルテ!機首上昇角を5度から12度へ!あっがれぇー!!☆(ガキンッ!)」
GM「フィラービーちゃんがレバーを押し込むと………ブシューー!!船底噴射口から激しく高圧蒸気が吹き出し、なんとか機首が上がった!」
アン「わ、わわわ!!」
レニー「………………………!!」
GM「グォォォォーーー!!機首を上げたまま、全力で墜落回避をするアルストロメリア!」
ティム「頼むぞ………!」
バニー「ううう!!(バケツとエチケット袋を抱えて祈る)」
クリフ「状況報告せよ!」
フィラ「高度210ミータを回復!第三戦速にて航行中っ!回避行動を取りながら、高度を維持しまぁす!☆」
ムルク「レビストン値408、419………468………537………よっしゃ!まだ低いが、一応は回復だぁ!」
テラス「バラスト水放出により浮力回復、左舷側ローターのうち一部を飛行モードへと変更し推進力を確保します」
クリフ「よし。システム確認!」
テラス「波導システム異常なし。水量残3170キラリトル、反応釜温度830キルブム、圧力1.8万ミルバオル。圧は低下していますがいずれも許容範囲内です」
ムルク「波導エンジンと汽圧・油圧シリンダーは異常ねぇが、浮揚ガスはL2、L3の
クリフ「爺さんと呼ぶな、艦長と呼べ!………航行への影響は!」
テラス「右舷気嚢を調圧すれば通常航行に支障はありません。しかし、最大戦速による航行はあと1回が限度だと考えます」
クリフ「了解。レビストン値および航行高度を注視しつつ、回避行動に専念せよ!」
フィラ「ロジャー!☆(操舵輪をガラガラと回し)」
ムルク「ロォジャーーだぜぇ、爺さん!」
テラス「………ロジャー(メーターを見ながらバルブやコック栓を操作)」
GM「ゴゴゴ、グォォォ………………クルーたちの対応により、アルストロメリアはなんとか持ち直したね」
アン「わぁい!やりました!」
バニー「よし!なんとかなったわね………………うっ!(バケツを顔に近づけ)」
レニー「………大丈夫………?(バニーの背中さすさす)」
ティム「飛空艦よりも、バニー君の方がヤバそうだな(笑)」
バニー「あー、もう!早く倒さないとあたしここで吐くわよ!!(笑)」
アン「ひいっ!!」
レニー「………閉鎖空間で吐くのはやめて………」
バニー「吐くのコントロールできればしてるって!(笑)」
ティム「うーむ、バニー君の事を抜きにしても、あまり長期間の戦闘はできないか………(笑)」
GM「そうだね。その件で、サトクリフ博士が君たちに相談に来るよ」
クリフ「………わかっていると思うが、アルストロメリアは危険な状態だ。このままでは、オメガ・ルファの砲撃から逃げ切れん。
ミョルニアを使うにせよ、ヴィオラーダに接近して乗り込むにせよ、時間的にもチャンスはあと1回しかないだろう。
我々は君たちの指示に従おう。どうするか決めてくれ」
ティム「うーむ、さて、どうするか………」
バニー「これはもうミョルニア撃つしかないんじゃない?」
ティム「ただ、失敗した場合、その後の反撃がな………」
バニー「それは、あれよ!撃ったら当たらない所まで逃げるのよ!!」
レニー「………波導エンジンなしで、逃げ切れるの………?」
バニー「うっ、それは………」
アン「遠くから撃って、即逃げるしかないですぅ!」
ティム「………GM、出来るだけ距離をとってミョルニアを発射したいのだが、オメガ・ルファとミョルニアの射程はそれぞれいくつだ?」
GM「だいたいだけど、オメガ・ルファの射程が、えーー、最大4キラミータ………4kmくらいで、ミョルニアが5kmくらいかな………
オメガ・ルファは拡散する分射程はやや短いんで、ギリギリまで離れればミョルニアだけ当たる状況を作り出すことはできるよ」
バニー「なら、4キラミータ以上離れて撃てばいいじゃない!」
GM「あ、もちろん、砲撃後に他の艦に接近されたらアウトだし、そもそも当たらないと意味ないけど(笑)」
ティム「うーむ………そうすると、やはり苦しいな………」
アン「"高価な同人誌"はどうするんですか!?」
ティム「それは………………」
レニー「………無理できない………」
アン「でも取り返したいですぅ!」
バニー「そうよね………」
ティム「うーむ………」
バニー「………あ!それなら、ヴィオラーダの横とか真上を通過してその時に飛び移る、とかどう?
それならヴィオラーダの後ろに回り込めるから、オメガ・ルファも当たらないんじゃ!?」
ティム「………………うむ、それなら回避になるだろうし、いいかもしれないな!」
バニー「ね!いいと思うんだけど!」
アン「それで行きましょう!」
レニー「………問題は、誰がやるか………」
ティム「だな………」
アン「あ、アンは今空飛んでるからできないですぅ!(ダダダダダと周りに撃ちながら)」
ティム「私も、生身だから飛び移るのはちょっと難しいな………レニーはどうだ?」
レニー「………わたしだと、飛び移れるかもしれないけど、"高価な同人誌"を奪うのは難しそう………」
バニー「うーー………………そうなると、やっぱあたししかないか!仕方ないわね!!」
ティム「バニー君!!?行けるのか?」
バニー「し、しょうがないでしょ!みんな頑張ってるのに、あたしはバケツとエチケット袋抱えて座ってるだけなんてカッコ悪いじゃない!(笑)」
レニー「………確かに………」
アン「でも"盗み出す"なら、バニーさんが適任かもしれませんね!」
ティム「そうすると………そうだな、全速前進で包囲を抜け、できる限りヴィオラーダに近づいて飛び移り、
ワット社長と対峙し、"高価な同人誌"を取り返して、その後反転したアルストロメリアが主砲発射………と言った感じか。忙しいな(笑)」
バニー「まぁ、あたしにとっては飛んで跳ねては日常茶飯事よ!………多分ね(笑)」
ティム「よし………ならば、それで行こう!バニー君は飛び移る準備を!サトクリフ博士は合図で全速発進できるように!またミョルニアの準備を頼む!」
GM「了解、そしたら………バニーはどうやって飛び移る?」
バニー「うー、どうしようかな。………よし、ヴィオラーダの近くを通ってもらったら、
レニーの使ってたワイヤーをオートメイルでブン投げて、それを使ってあたしが飛び移る!」
ティム「ん?ワイヤーは鉄じゃないのか?確か、磁力バリヤーがあるとか………」
アン「バリヤーに弾かれちゃいますぅ!」
GM「うん、そうだね。高磁力鉄砲弾反射帯、いわゆるバリアは磁力で反発させる仕組みだから、銃弾砲弾を含む鉄の物体は基本弾くようにできてるよ」
バニー「う、そっか、鉄はダメなんだ」
レニー「………オートメイルも、鉄………?」
GM「オートメイルは………鉄だと手段が無くなっちゃうんで、ガ〇ダリウム合金………じゃなかった、
チタニウム合金とかタングステンカーバイドみたいな非鉄金属の合金で作られている、ということにしよう(笑)」
ティム「それなら、磁力バリヤーにも弾かれずに飛び移れそうだな」
バニー「ご都合主義!………だけど、まぁ細かいことは気にしないようにするっ!(笑)」
アン「その合金に名前はあるんですか?」
GM「そしたら………アビスリウム合金にしよう(笑)」
バニー「アビスリウム?」
GM「
ティム「深淵を覗く者は………と言う奴か(笑)」
GM「あ、そうだ。君たちがそんな話をしていると、『ならば………』と、サトクリフ博士がバニーの方へ来て、
オートメイルの左肩あたりにあるダイヤルをガチャリと回すね」
バニー「えっ、何!?」
GM「すると………オートメイルがガチャガチャガチャ!と動き、左手側がワイヤー付きのドリルロケットパンチに変形したぞ!!(笑)」
バニー「はぁ!?何、何よこれーー!!?」
クリフ「こんなこともあろうかと、変形するように作っておいた」
バニー「嘘でしょ!?前はこんなのなかった気がするけど!?」
GM「オートメイルが壊れてラボで直した時(第五章と(第七章)の間)につけました(笑)」
バニー「ちょっと、ドリルロケットパンチとか、あたしのオートメイルに何してくれてるのよ!(笑)」
クリフ「バカモン!ドリルとロケットパンチは男のロマンだろう!!」
アン「そうですぅ!ドリルとロケットパンチは男のロマンですぅ!」
バニー「男のロマンとか一切関係ないから!!(笑)」
ティム「まぁ、しかし、これによってヴィオラーダに安全に?飛び乗れるようになったから良しとしよう(笑)」
アン「敵艦にドリルロケットパンチ打ち込んで、ワイヤー巻き取って壁面にくっつくんですね!!」
レニー「………これなら、いけそう………」
バニー「あーーー!もーー!わかったわよ!!このドリルロケットパンチ使うから!これで飛んでく!!」
ティム「よし!ならば………」
GM「あ、一応………アルストロメリアはヴィオラーダに100ミータ………100mくらいまでは何とか近づけるけど、
ワイヤーは50mくらいしかないから、ワイヤーが届く範囲まではなんとかして飛んで行ってね」
バニー「………はぁ!?ちょっと、嘘でしょ!?」
アン「ワイヤーが届くくらい、もう少し近くには寄れないんですか!?」
GM「あまり近くに寄りすぎると衝突しちゃうからねぇ………」
レニー「………飛空艦同士が正面衝突するのは困る………」
バニー「えっ、嘘、ちょっと、ムリじゃない!?あたし、自力じゃ50mも飛べないわよ!」
アン「アンのランドセルスラスターはもうないんですか!?」
GM「残念ながら、推進機能を持つ小型機械は今はそれ一つだね」
ティム「………………よし、近づいたらナナマル砲でバニー君をぶっ放そう(笑)」
バニー「ちょっと!(笑)」
ティム「ナナマル砲を甲板に置き、アルストロメリアをヴィオラーダの真横かその少し上を通過する形にして、
ヴィオラーダとすれ違う際に非鉄金属製の砲弾を使いバニー君を発射すれば、かなり近くまでは行けるはずだ(笑)」
バニー「いやムリ!!(笑)」
レニー「………意外といけるかもしれない………」
ティム「大丈夫だ、命中率は100%か0%しかない。最悪失敗しても、ワイヤー発射して掴まることができる距離までは届かせられるのは確実だ(笑)」
バニー「その0%が心配なのよ!!!(笑)」
ティム「しかし、他の方法となると、ヴィオラーダの100m上方を通過、その際に飛び降りてなんとか乗り移るとかしか思いつかないぞ………」
レニー「………そっちの方が心配………」
バニー「えっ………え、アルストロメリアの速度ってどのくらいなの?」
GM「えーと、すれ違うのは最大戦速で行きたいけど、一部破損してるから………
出せる最速は………えーと………41ノルテ。なので、時速にすると………(計算)………時速75kmとかかな?」
バニー「はぁ!?ちょっと、じゃあ、時速75kmのトラック荷台から反対から来るトラックに飛び移れってのと一緒じゃん!いやムリ!!絶対ムリ!!!」
ティム「じゃあ、やはり一番可能性が高いのはナナマル砲で撃ち出す方法だな(笑)」
アン「他に最適な方法ないなら、やるしかないですぅ!」
バニー「えーー!嘘でしょーーー!」
レニー「………がんばって………」
バニー「えーー………やるしかないの?ホントに?なんとかならない?」
ティム「こればかりは仕方ない、頑張ってくれ(笑)」
バニー「うぇぇ………空中で吐くかも(笑)」
GM「さて、いいかな?………オメガ・ルファも着々と準備を進めているね。発射口の奥に光が見え始めているよ」
ジョー「オメガ・ルファ、推定充填率70%でやんす!発射まで約10分!!」
ティム「時間がない!やるぞ!バニー君、準備はいいか?」
バニー「………うーー、了解!しょうがないわね!やってやるわよ!!」
GM「じゃあ、バニーをぶっ飛ばす方向でいくね(笑)………ちなみに、肉楼石マシンガンはどうする?持ってく?」
バニー「あーー………いや、置いてくわ。レニー、ライフルの弾が無くなったらこれ使って!(手渡し)」
レニー「………………いいの………?(受け取り)」
ティム「念の為に持って行ってもいいんじゃないか?」
バニー「うーん、銃はキャラ的には苦手なのよね………(笑)ま、オートメイルあるし大丈夫でしょ!あと、最悪は予告状投擲でもなんとかなるし!」
アン「確かにバニーさんには、ヘビーマシンガン構えてシュワちゃんみたいな戦闘をするイメージはないですね………!」
バニー「何でそんなゴリゴリの脳筋戦闘になってんのよ!あたしは怪盗よ、怪盗!!(笑)」
レニー「………脳筋怪盗ファントムバニー………」
アン「今日もどこかで脳筋怪盗!君のハートをバルクアップ!!ですぅ!」
バニー「ちょっと、やめてよ!(笑)」
ティム「なんだその新番組は(笑)」
GM「………さてさて、そろそろ話を進めたいんだけど、いいかな?(笑)」
バニー「ああ、ゴメンゴメン(笑)じゃあ………行くわよ!」
ティム「ならば………サトクリフ博士!頼む!!」
クリフ「了解。全乗組員に次ぐ!波導システム最大稼働!最大戦速にて敵艦の包囲より離脱!
11時方向、敵艦ヴィオラーダの左舷側上側面約100ミータを通過し、後方にて反転!その後ミョルニアを発射する!」
フィラ「りょーかい!☆エンジンテレグラフ、位置、最大戦速!!(ガチャコン!チリリリン!)」
ムルク「フルスロットルだぁ!エンジンが焼き付く限界まで回せぇ!」
ケビン『最大戦速、リョーカイ!!アクセルバルブ、全開デース!!』
テラス「後方噴射口、オープン。メインギア5速へシフト、サイドスラスター位置調整完了………艦長!」
クリフ「了解。皇子、いつでもいいぞ」
ティム「よし。………バニー君、皆、準備はいいか!?」
バニー「………よし!女は度胸!!まっかせなさい!行くわよーー!!(自分を鼓舞して)」
アン「頑張ってください!アンも出来るだけ核晄兵を撃ち落とします!」
レニー「………わたしも、フォローする………」
ティム「よし、ならば最後の戦いだ!行くぞ!!………アルストロメリア、全速前進!!」
[次回予告!]
………テラスと申します。
何かご用命でしょうか。
………………………
了解いたしました。現況を報告いたします。
アルストロメリアは現在、左舷スタビライズドプロペラおよび左舷側浮揚ガス気嚢を損傷しております。
一方で敵の旗艦ヴィオラーダは拡散波導砲オメガ・ルファを充填中であり、10分以内に充填完了、砲撃を行う見込みです。
アルストロメリアの損傷により、距離を取ってオメガ・ルファを回避することができないことから、
ティム皇子様一行は、ヴィオラーダの後方に回り込むことで回避と同時に本艦の主砲ミョルニアを発射する予定です。
またさらに、敵の旗艦ヴィオラーダにファントムバニー氏を送り込み、"高価な同人誌"を奪い返すことを計画しております。
成功確率は低いですが、もはやこれに賭けるしかないのでしょう。
幸運を祈ります。
次回!
ファントムバニーは2度笑う!
『出目を信じて (前編) 』
アン「ルレーブの歴史も、あと1ページ………」
テラス「用がなければ、ここで失礼いたします」
※10/22(火) 21時は巻末付録(キャラシー6)を更新します。
本編更新は10/26(土) 21時の予定!