SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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本日も深夜アップでお送りします。

さて、内容はほぼサブタイ通りですが、前半は妹と戯れ、後半は強炭酸と戯れ(?)ますw






第55話 マユは可愛い”ぬこ”であり、シンは強炭酸と勝負するのが割と日常である 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、機体もそろそろ出そろい始めてきたC.E.73年の夏……

 世界はまだ大きな戦乱の予兆すら嗅ぎ取ってはいなかった。

 

 

【挿絵表示】

「にゃ~ん♡ お兄ちゃん、可愛い可愛い”ぬこマユ”をちゃんと撮ってね♡」

 

「へいへい。わーっとりますよっと」

 

 ここはアスカ家。相も変わらず仲睦まじい兄妹にとっては恒例の「妹の部屋での撮影会」だ。

 シンにとっては今更特に思うことはない。

 何やら気分的に今日はケモ耳を付けたかったらしいが、まあ可愛いので良しとする。

 

「ケモ耳かぁ……なんか久しぶりな気もするな」

 

「ケモ耳じゃなくて”猫耳”だよっ! お兄ちゃん、そういうところ大雑把すぎ」

 

「そういうのに詳しい男になりたくないってーの。そういう気分なのか?」

 

「あっ、ちょっと懐かしい写真を見てたら、久しぶりにして”ぬこコス”してみたくなったんだよ。ほら、これ」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あー。そういや、お前って昔から俺にばっか撮らせてたもんな」

 

「それは仕方ないんじゃない? ほら、パパだとコレジャナイ感が半端じゃないというか……あと、ママは普通に面倒くさがるし」

 

 【悲報】セイヤ・アスカ氏、娘からコレジャナイ認定される【年頃の娘は難しい】

 

「まあ、それは確かに?」

 

「その点、お兄ちゃんは”お兄ちゃん”ってジャンルだし、素直にマユの事可愛いって言ってくれるし。何というか……承認欲求と自己肯定感が充足されると言いますか」

 

「そうは言うがなぁ。客観的に見て、マユは普通に可愛いと思うぞ?」

 

「♡」

 

 いや、だからシン、そう言うところが……

 

「でもマユ的にはちょっと心配かな?」

 

「何がだ?」

 

 マユは少し真剣な顔で、

 

「お兄ちゃんってさ、普通に無自覚に女の子引っ掛けて、違うな。気がついたらなんか釣り上げてきて、お持ち帰りする気は無くても連れて帰ってきそうな……?」

 

「マテ。なんだその変化球な女難の相は」

 

「いや、あくまでもそんな予感がするだけだけどね」

 

「勘弁してくれ。少なくとも今の職場じゃ女っ気はないぞ? ヒリングさんは人妻だし」

 

 ※GNアークエンジェル隊の今のところの乗艦パイロット確定メンバーは、シン・アスカ、キラ・ヤマト、グラハム・エーカーと部下のハワードとダリル、アマルフィ夫妻の計7名。

 一応、核動力や疑似太陽炉など動力に関わらず常用12機(最大16機運用可能)なので今後は増える可能性がる。

 いや、まあGNアークエンジェルとこの面子だけで小さな国(そこそこの国でも?)なら1日で滅ぼせそうだが。

 

「あっ、アサギさん達って乗艦予定はないの?」

 

「今のところはないな。ほら前の戦争であの三人もそろってめちゃくちゃ戦ってエースの仲間入りだろ? 今や教導官とかになっててさ、軍やモルゲンレーテが手放したがらないんだよ。ただでさえグラハムさんを直属の部下二名ごと移籍させてるし、あとコーラサワーさんの一件もあるしで」

 

 ちなみにアサギ、ジュリ、マユラに言わせると……「「「嗚呼、婚期が逃げて行く足音が……」」」であるらしい。

 するとマユは「あー、納得」という顔で、

 

「コーラサワーさんって、お兄ちゃんがよく模擬戦をやってるっていう……」

 

「まあ、俺の”テスタメント・マッシモ”がテスタメントだった頃に、コーラサワーさんの”エクリプス弐号機”のストライカー・パックのテストを請け負ってた兼ね合いでな。いや、まあ”いい人”だと思うよ。うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

「テンメェーーーッ! ふっざけんなよ炭酸野郎(コーラサワー)!!」

 

 シン、上官への経緯もへったくれもない台詞だった。

 

『はっはっはっ! この”フウジン・ストライカー”凄いぜっ! 高度10,000から空力限界高度まで1分切るなんて、マジで「”YF19”並の性能」じゃんよ♪』

 

 少し説明しよう。

 今回の演習(模擬戦)内容は、『”テスタメント・マッシモ”、”エクリプス弐号機”双方に”フウジン・ストライカー”を装着し性能評価を行う』だった。

 一応、参考までに”エクリプス弐号機”のスペックシートを記しておくと、

 

”エクリプス弐号機”(初期型)

動力:複合核動力”HHCRD”パワーパック×1(機体内部)

固定武装;72式ビームサーベル×2(両手首)

     30㎜液体装薬機関砲×2(頭部)

手持武装;72E4式ビームライフル”ジンライ”×2(両腰部マウント可能)

防御装備:”アルミューレリュミエール・バックラー”×2(両腕)、機体各所にモノフェーズ光波防御帯発生器

装甲素材:MTVPS装甲(中空装甲構造)、VTP(重要区画内部装甲)

フレーム:水素吸着フレーム材、高負荷部分にVTP素材

特殊装備:”Q-IFS”、ミラージュコロイド・ステルス、ゲシュマイディッヒ・パンツァー、ストライカーパック・システム

専用ストライカーパック:”ライジン・ストライカー”、”フウジン・ストライカー”

専属パイロット:パトリック・コーラサワー

 

 グゥド・ヴェイアが専属パイロットとなる”エクリプス初号機”と比べると、”ストライカーパック・システム”の有無と、メイン動力が”NBSC”×2からより新しい”HHCRD”×1に変わっているのが大きいだろう。

 キラ曰く、「HHCRDの出力は計算上はNBSCの約1.5倍の発電能力」らしいので、実は先に完成した初号機の方がパワーはありそうだ。

 ただ、汎用性や拡張性そのものは弐号機の方がストライカーパック・システムを採用しているので上かもしれない。

 

 実は、”テスタメント・マッシモ”も『複合核動力”HHCRD”搭載の核動力機で、ストライカーパック対応』という条件は同じで、こっちは純粋防御用として両腕に”アルミューレリュミエール・バックラー”×2を装備している。

 つまりこの2機種、数値上は発電能力は同じなのだ。

 大きな違いは変形機構の有無、そしてそれに伴うMTVPS装甲の細かい設定の違いだろう。

 ”エクリプス”は初号機も弐号機も、充填したミラージュ・コロイドをステルス、ゲシュマインディッヒ・パンツァー、飛行時の空力整流に使う。

 ”テスタメント・マッシモ”は、ステルスや流体制御には使わず、ゲシュマインディッヒ・パンツァーと超過駆動(オーバーレブ)”使用時などの蓄熱剝離による強制排熱などに使うことを目的としている。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 つまり、コンポーネントがかなり近いのに『速度とステルス性にリソースを振り分けた”エクリプス弐号機”』と、『一般的な意味での汎用性の高い”テスタメント・マッシモ”』の”差”を実測して見極めたいというのが主催者(モルゲンレーテ、軍部)の要求なのかもしれない。

 なので条件はオノゴロ島の海上を含めた演習空域。高度制限はなく、非破壊設定の訓練/演習モードなら搭載兵装は使用自由。

 エクリプス弐号機のアセンは、前述の通りビームキャノン×4を備えた高機動ストライカー”フウジン・ストライカー”装着状態。

 テスタメント・マッシモのアセンは、同じく”フウジン・ストライカー”に、手持ち武装に最近お気に入りの”M9009N()()複合バヨネット装備型ビームライフル”×2を選択していた。

 これは原作スターゲイザーで”ヴェルデバスターガンダム”が主兵装としていたそれを、核動力機用に設定変更した物で、オリジナル通り背合わせ連結をした「連装キャノンモード」を使用できた。

 

 模擬戦の始まりは互いの”フウジン・ストライカー”の特性を活かした派手でアクロバティックな高機動三次元銃撃戦。

 勿論、飛んでいるのは収束荷電粒子ではなく低エネルギーのカラービームで命中判定はダメージ0なのでセンサーとコンピューターが行う。

 ただ、これでは……

 

『これじゃあ埒が明かねぇっ!』

 

「今日こそコーラサワー大尉を墜としてみせるっ!!」

 

 まだ新任少尉であるシン・アスカにとって、パトリック・コーラサワー大尉は『簡単には超えられない、わかりやすい壁』だった。

 あと性格的に相性が良い……というか多分、実際の年齢差以上に精神年齢が近い。

 また互いの機体から訓練の機会が多い為、まあ自然と近しい関係になった。

 というか、何気に万能型、近接武器の格闘から射撃戦までこれといった欠点のないコーラサワーは、同じく万能型のシンにとり「良きお手本、良き見本、良き教官」であり、彼の腕前はめきめきと上がってきたのだ。

 

『そう簡単にやらせっかよっ! こちとら無敗のスペシャルなエース様だぜっ!』

 

 別にコーラサワーも圧されていたわけではないが……決定打に欠けると判断したコーラサワーは、シンの一瞬のスキを突いてエクリプス弐号機を航空機形態(モビルアーマー)に変形させ、今回は高度制限がないことを熟知した上で垂直上昇に移ったのだ!

 そして、ここで機体特性の差がモロに出た。

 同じフウジン・ストライカーを装着していても、エクリプスは原作”ガンダムSEED ECLIPSE”においてすら『フウジン・ストライカー装着状態でモビルアーマー形態なら(ポジトロニック・インターフェアランスなどに頼らず)単独での大気圏離脱能力がある』とされていた。

 ならば明らかに機体性能が強化された”エクリプス初号機・弐号機”にそれができない筈がなかった。

 虚を突かれてまんまと変形→上昇シーケンスに移られたシンは、悔し気に追尾上昇で追いすがりながら射撃するが、相手は先の大戦でのオーブ軍トップエースの一角。

 『背中に目でもついてるんじゃないか?』という鮮やかな機動でひらりひらりとシンの攻撃をかわし、あっという間に「連装キャノンモード」でも当たらない有効射程外へ出てしまう。

 それが模擬戦冒頭のシーンだ。

 

 

 

「はっはっ! そう簡単に墜とされるほど、俺様は(カティさん以外には)安くはないぜ~~~っ!」

 

 これこそ実戦を潜り抜け、磨き上げたエースの腕前という奴だろう。

 

「クッ! こんの卑怯者ォッ!!」

 

『シン、知ってか? 卑怯卑劣は弱い奴・負ける奴の常套句。勝者にとっちゃ褒め言葉なんだぜ?』

 

 コーラサワーの言葉には実は噓はない。

 エースパイロットの腕前・技量というのはなにも単純な操縦技術だけの話ではない。『機体性能や特性をよく理解し、戦場や戦域を把握し、それを十全に活かし自分の長所を最大限に発揮し尚且つ相手の長所を徹底的に潰す』ことができるからエースになれるのだ。

 コーラサワーは、それを発揮する機会を実力差でもぎ取ったし、シンはまんまとしてやれられた。

 それだけの話である。

 そして、コーラサワーのエクリプス弐号機は亜宇宙と呼んでよい高度80㎞付近まで一気に駆け上り、そのままインメルマン・ターンじみた反転急降下から、

 

『今日も精々かっちょよく墜ちろよっ!!』

 

 空戦では上空をとった方が高度による運動エネルギーを味方につけられる為に圧倒的に有利だが……

 

 

【挿絵表示】

「アンタって人はァァァーーーーーッ!」

 

”ぱぁぁぁんっ!!”

 

 シンの中で宇宙の彼方から飛来した”種”が弾けるイメージが再現されるっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……

………

…………だが結局、撃墜判定をされたのは()()の方だった。

 確かに僅差ではあったが、それでも間違いはない。

 まあ、いくらシンが”覚醒(SEED)”に至っているとはいえ、現実は……”本物のエース・パイロット”はそこまで甘くないという事だろう。

 それにSEEDでも物理法則を捻じ曲げることはできないのだ。

 しかし、この被撃墜が……いや、何度コーラサワーに墜とされようと、『実際の戦場で撃墜』されるより遥かにマシなのは間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




コーラサワー、実はかなり強いオーブパイロットのトップエースの一人で、世界全体でも完全に上澄み枠です(挨拶


出ましたシンの名セリフ! ただし相手はコーラサワーですがw
そして、機体性能は特性が違うだけで総合的には互角という条件だったのですが、”覚醒(SEED)”を使っても一歩及ばずでシンの負け、コーラサワーの勝ちです。

身体能力はこの時点でもシンが上回ってる(シンはフィジカルお化け。身体能力は実はキラ以上)のですが、圧倒的に違っていたのは実戦経験と操縦技術。
機体特性を把握し、戦場を把握し、自分と自機の長所を引き出し相手の長所を潰す……みたいなところが、コーラサワーが明確に勝っていたって感じです。
この時点だと、シンの操縦技術は下手ではない……まだ新人パイロットであることを考えれば十分過ぎるくらい上手なんですが、エースたちに比べるとまだまだ粗削りで、反射速度などの身体能力や”覚醒”でゴリ押ししてる部分があるって感じです。
まあ、逆にそれだけ成長の余地があるってことでもあります。

次回は、ちょっとコーラサワーに焦点を当てようかなぁ~と。

次回もどうかよろしくお願いします。
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☆☆☆

【オマケ】制作裏話、再びw

ここまで読んでくださった皆様に、ちょっとだけ舞台裏を。
実はこのシリーズの裏テーマの一つに「シン・アスカの成長物語」ってのがあるんですよ。
私の中でキラって少年は、「もうある程度、人間として()()()()()()キャラ」なんですよね~。
年上の美人の奥さんがいる二児のパパ。ついでにパイロットとしてよりモビルスーツ・エンジニアとして確固たる地位を築きつつある社会人(社畜?)ですから。
別に子供を作れば大人になるわけでもないのが人間ですが、「奥さんや子供たちのこと」を考えられるのは、やっぱり子供ではないよな~と。
シンはそういう意味では、まだまだ子供なんですよ。

いや、実は資料にしたくて「SEED FREEDOM」のブルーレイを今更買った(実は映画館にはそれ以前に4回ほど通ってますw)んですが、劇場版の「わんこ気質の素直なシン」を見ながら、「マユや両親を失っていないシン」を想像すると、やっぱりキラだけでなく先輩達から可愛がられそうだなぁ~とw
可愛がり方は人それぞれですがw
シンのこの先は、それなりに波乱がありそうですが、見守って頂ければ幸いです。
どうかこれからもよろしくお願いします。


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