八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
これにて一応の完結とします。ほんとうにします。
またネタが降ってきたら書きたいなぁ、とは思っていますが、完結扱いにします。フリじゃないよ?
最後の方ではもうネタが出なくなったり、体調崩しまくったり、引っ越しがあったりとなかなか進みませんでしたが、それでも見てくれた皆様、どうもありがとうございました。
それでは最終話です。どぞー。
ー とある日のボーダー -
「・・・・・くすんくすん」
「あー・・・よしよし、ほらいつまでも泣いてないの」
今日も今日とて二宮さんの熱烈な訓練をなんとか生き延びた俺を待っていたのはにこやかに微笑む那須だった。えらばれたのは俺でしたってね。
ちょっとファンネルで勝ち越した位でムキになった二宮さんの鬼のような連戦に疲れ果てた俺は那須のその微笑みを見てベイルアウトしたくなってしまったのは仕方ないだろう。ベイルアウト出来なかったけど。
や、やぁ。こんにちは。と挨拶をした俺に微笑む那須が近づいて来たのだ。
当然のようにその後俺は那須によるえ?なんでそんな近いの?って思うくらい急接近アタックをくらい顔を真っ赤にさせられてしまう。
今日は何してたの?という那須に、二宮さんにハチの巣にされてました。って答えたら、じゃあ今度は私ね、とか言いながらキスしそうなくらい近づいて来てもう心臓がね?しかもじゃあからのセリフがひどい。
いい加減この辺の耐性が身について欲しいところだが、いまだに世界の言葉は聞こえてこないのだ。
そんなこんなでその後那須に思う存分からかわれた俺は今現在熊谷に慰められているって寸法である。
この年になって同年代の女子にこれほどまでに慰められまくっている俺のふがいなさというか、なんというか、そんな感じのあれこれがあって、もう打ちひしがれている訳なのだ。
大井や那須も慰めてくれるが、同時に絡んで来たり、難題を持ってくるのもあいつらなので、マッチポンプ感がぱないが、熊谷だけはだいたい俺の味方だ。惚れそうである。
ちょっとからかってくることもあるけど、それは那須や大井に比べれば可愛いもんで、本当に困った事になる前にその姉御肌的な感じのアレでいい感じにしてくれるのだ。
そんなわけで絶賛慰められ中な俺。しってる?俺こんなんでもS級扱いなんだぜ?アニメだろ?
なんか第三者視点で考えると俺の情けなさが際立ってるわぁ・・・・死にたい。
へこみ続ける俺を見かねた我らが姉御、熊谷ことくまちゃんが、はぁ、しょうがないわねぇ・・といいながら俺の肩に手を置いてきた。ん?なんぞ?と顔を上げる俺の目の前にはやたら漢前な熊谷がいた。ついでに傘を俺に掛けてくれていたようだ。
え?なんでちょっと感動シーンみたいな事やってんの?ここボーダー内よ?
「比企谷・・・力が欲しい?」
「え?なにそのかっこいいセリフ、いきなりどした?」
傘の事は軽くスルーしたなぁとか、世界の半分をやろう、の次くらいに言ってみたいセリフだなぁ、とか思いながら唐突な熊谷の問いかけにきょとんとしてしまう。
「さすがにあんたがかわいそうだからね。那須にからかわれても大丈夫なように私が鍛えてあげるわ」
「おぉ・・・!!くまちゃ~~ん・・・!!」
「えぇい、泣くな!くまちゃんゆうな!!」
どらえ、じゃなくてくまえもぉーん!!と思わず抱き付きそうになるのを熊谷が押しとどめてくれた。ありがとう。勢いあまってセクハラで捕まってしまうとこだった。
反省である。うん。そんで?鍛えるってどうすんの?自慢じゃないけどこんだけ那須にやられていまだにもだえてますが?と熊谷に自信満々に伝えておく。
「あんた、それ言ってて悲しくないの?」
「事実だからな。受け止めて前を向いてるんだ」
「あっそ・・・」
まぁいいわ、そんじゃあ行きましょうか、と言う熊谷にへぃっ!と答え俺達は力を求めて旅だったのであった。完!!
そのあと、めちゃくちゃ特訓した。
「よし、これだけやればなんとかなるでしょ」
「あぁ、今なら那須にも負ける気がしない」
「最後にこれを飲みなさい」
「え、なにこれ?」
「ツヨクナールよ」
「まんまか」
その後、なんだかんだと問答をしたが、結局謎の液体Xを飲まされてしまった。マッカンの味がする謎の液体を飲む。
満足げに頷く熊谷、俺もなんだか強くなれた、そんな気がした。
これならもしかしたら那須に勝てるかもしれん、そう思えた。ツヨクナールの名前はどうかと思うが。
「よし、後は実戦あるのみね」
「う、うすっ・・・・・」
熊谷の早速行くか宣言に俺の足が震えだしてしまった。こ、これは・・・・武者震い、じゃなくて、普通にビビってるやつですね。やべ、急に勝てる気がしなくなって来たんすけど・・・・・。あれー?
「大丈夫よ、いきなりボスにはいかないわ。少しずつ慣らしていきましょう」
熊谷はその言葉と共に歩き出す。その背中がついてこいと、そう言っていた。俺も背中で語れる男になりたい、そう思えた。熊谷女だけど。
ー ターゲットその1 滝本ひふみ -
「さぁ、難易度的にはまずはスライムからよ」
最近のスライムは魔王にもなれるから油断できないけどね、とか思いながら熊谷の視線の先を見る。
そこにはひふみん先輩が書類を持ってボーダーの通路を歩いていた。なにかいい事でもあったのか鼻唄しながら微笑んでいるひふみん先輩から出るマイナスイオンに癒される。
だが、打倒那須の為にもここは思い切って行こう。
熊谷が視線で行ってこい。と指示をしているので俺はふぅ、と一息ついてからひふみん先輩の元に歩いていく。
「ひふみ先輩」
「ハチ君っ」
俺が声を掛けるとひふみん先輩は嬉しそうに微笑んで答えてくれた。
可愛らしいひふみん先輩の微笑みに癒された俺はそのままトコトコとひふみん先輩との距離を詰めていく。
「・・え?・・え?・・ハチ・・・君・・?」
とまどうひふみん先輩にかまわず俺はぐいぐい距離を詰める。そして戸惑うひふみん先輩を通路の端に追い詰める。
俺に対する信頼感ゆえかとまどいながらも微笑み見上げてくるひふみん先輩に少しばかり罪悪感が沸いてしまうが、悪い事をするわけでは無いのでこのまま思い切って訓練の成果を発揮する。
どうしたの?と顔を上げて目線で問いかけてくるひふみん先輩の顔の横に俺はトンッと手をついた。
そしてもう片方の手でひふみん先輩の可愛らしいあごをクイッと持ち上げる。つまりあごクイだ。そのまんまだな。
そして最後に顔を近づけて、ひふみん先輩の耳の横で囁く。うなれ、CV江口!!
「ひふみ先輩、今日は一段と可愛らしいですね。抱きしめていいですか?」
「!?!?え!?!?え!?!?!?あわ、あわわわ・・・プシュー」
するとひふみん先輩はまっかになりながらフリーズしてしまった。うむ、これはやりすぎたかもしれん。
フリーズしてしまったひふみん先輩をしっかりと隊室まで運んだ俺と熊谷は2人で眠るひふみん先輩に謝る。ごめんなさい。
だが、これで俺も少し自信がついた。いけるかもしれん。那須とひふみん先輩ではひふみん先輩には申し訳ないが、那須の方が圧倒的に難易度が高いとはいえ、これも大事な一歩だ。
何かを間違えている気がしないでもないが、大事な一歩なのだ。すごい、ツヨクナールすごい。
「よし、後で滝本先輩には誠心誠意あやまるとして、つぎに行きましょう」
この時、すでにオチは見えていたが、なぞのテンションになっていた俺と熊谷はその事に気づいていなかった。
ー ターゲットその2 綾辻 -
「よし、居たわ」
「次は綾辻か・・・・・」
ひふみん先輩との訓練を終え(滅茶苦茶あやまった)俺達は次の訓練相手である綾辻を見つけた。
逝け、と視線で訴える熊谷に逝ってきます。と答え、俺は綾辻のもとに向かう。
「よう、綾辻」
「あ、ちょうどよかった!」
え、仕事なら嫌だよ?という視線を向けるとあはは、仕事じゃないよ。と微笑む綾辻。壊滅的な芸術方面の才能を持つ才色兼備な我らがボーダーのマドンナ綾辻はクスクスと魅力的な微笑みでいったいどれだけの男子諸君を死地に追いやったのだろうか。油断するとこの場で俺もカウントに入りそうで怖い。
そんな事を思っていると、綾辻が、ちょうどいいって言ったのはね?と現実に引き戻してきた。
「いいとこのおまんじゅうが手に入ったんだ。一緒に食べない?」
という事だった。あまいもの、好きでしょ?と微笑む綾辻。さすがはマドンナである、そこらの男子なら以下略。
「あぁ、甘いものは好きだな」
「でしょ?」
ニコニコと微笑む綾辻の手を取り、俺は顔を近づける。
「でも、もっと甘い、綾辻を食べたい、かな」
「・・・・・うん、いいよー?」
あ、あれ?ちょっと間が開いたものの、普通に返されてしまった、あれー?
「じゃあ・・・・行こ?」
「あ、あれー?」
それからめちゃくちゃまんじゅうたべた。
え?綾辻はって?なんかまんじゅう食べた後、手作りのクッキーも出て来て、それも食べた。なんか間違って伝わったみたいだ。難しいものである。
その後もさりげなく頭を撫でたり、耳元でCV江口を発動させてみたが、綾辻はニコニコとしているだけだった。あれー?
流石は那須、大井に次ぐ中ボス綾辻である、これくらいではまったく効かないのかもしれん。これは大井と那須は厳しい戦いになるかもしれん、そう思いながら俺は綾辻のところを後にした。
少し綾辻の顔が上気しているような気がしたが、気のせいだろう。なんどか聞いたが問題ないって言ってたしな。
「まぁ、しょうがない、こういう事もあるわよ!」
そうして俺と熊谷は次に行くのであった。
綾辻のいた部屋からなにか叫び声がしていたのに気づかずに・・・。
その後も俺と熊谷は三上や木虎、宇佐美や氷見、小南や二宮さんといろんな人にCV江口アタックをかましていた。
最後で明らかにかましちゃいけない人が居たが、謎のテンションになっている俺達を止められるものはいなかった。
ちなみに、二宮さんにはしっかりと怒られた後なぜかジンジャーエールを奢られた。なんかすこし上機嫌になっていて意味がわからなかった。
熊谷に聞いても教えてくれなかった。ただ、マジ・・・!?と驚愕していたが。とりあえずツヨクナール、さっすがぁ!と思うようにした。
そんなこんなでついにこの時が来た。
ー ターゲットその3 大井 -
「じゃあ、行ってくる」
そう言って、俺は大井の元に向かうのであった。目指すは我が隊室である。
プシューとドアを開けると、やはり大井が一人で書類を見ているところだった。小町は北上と共にお出掛け中だし、ひふみん先輩も外出中であることは織り込み済みである。
俺が戻って来たのを確認した大井は少し前からは考えられないくらいやさしい微笑みを浮かべてくれた。
「あら、八幡さん、おかえりなさい」
「あぁ、今戻った」
そう答えて俺は大井のすぐ隣に座った。普段は北上が座るであろう所に、大井とこぶしひとつ分の距離も置かずに座る。
俺がそんな至近距離に座ったのを不思議に思ったのか、大井がこちらを見上げてくるので、俺はそんな大井の頬に手を添えて、CV江口を発動する。
「仕事とはいえ、そんなに書類ばかり見ているとさびしいな・・・・」
「・・・・へ!?」
途端に顔を赤くして慌て始める大井。さすがは江口さんである。
持っていた書類をバサバサと落として慌て始める大井に俺はくすりと微笑みながらさらに大井との距離を詰める。
「へ!?あの、どうしたんですかっ!?」
「ん?なにが?」
慌てる大井が可愛いなぁと思いながら俺はそのまま大井の頬から頭へと手を伸ばして撫で始める。
「何が、って何してるんですかっッていうか、一体何がと言いますか・・・・」
「あぁ、いつも大井には苦労を掛けてたからな、好きだろ?」
「えぇっ!?す、すすす、好きって・・・!?」
「撫でられるの」
「え、ええ・・・・まぁ。ソウデスネ、スキデス」
あれ?さっきまで真っ赤にしてたのに急に冷めて来てない?あれー?
それでも俺に撫でられてご満悦だったのか、気持ちよさそうに目を細める大井。
「いつも感謝してる。たまに厳しい時もあるが、それもすべて俺の、俺達の為だって理解している」
「本当ですか?本当は私の事嫌いになっているんじゃないですか?」
「そんなことない。信頼してるし、好意を持ってる。大井がいてくれて良かったといつも思ってる」
「そ、そうですか・・・」
突然撫でて来て、そんなこと言うなんて、ずるいです。とつぶやきながら顔を赤くした大井は少しうつむきがちになりながら静かにしていた。
それからしばらくして、大井がおもむろに立ちあがった。
「あ、あー。そう言えば、この後アレがアレするんでしたー!それでは!!」
と、俺みたいな言い訳をして隊室を飛び出していった。
まぁ、なんか想定と違う感じだったが、まぁ、良いだろう。
「さあ、ラスボスの時間よ・・・・」
こうして、俺と熊谷はツヨクナールによる謎のテンションのまま、さながら魔王城を目指す勇者のような気分で那須隊の隊室に向かうのであった。
ー ボスバトル -
「こんにちわ、八幡君」
さて、やってまいりました、那須隊です。毎度のように熊谷に送り出された俺は、那須隊の隊室に入るなり、那須に確保されてぴったりとくっつかれた状態でソファに座っていた。
おいおい、先制攻撃かよ、さすがラスボスだな、脳内でラスボス言ってるのばれたらヤバそうだああでもなんでこうも那須は距離を詰めてくるんだがんばれ俺がんばれツヨクナールああでも柔らかいい匂いぃぃぃ・・・・。
とか脳内で大フィーバー中の現在。さすが那須だ、こちらから攻撃する隙がない。
だが、今の俺は昨日までの俺では無いのだ。いくぜ、CV江口!!
俺は腕に抱き付いている那須の耳元に顔を近づける。
「こんなにくっついて、玲は本当は甘えんぼさんなんだね?かわいいよ」
「・・・・・・うん、そうなの。君に甘えたいんだ」
「はは、それは光栄だね・・・いいよ・・・・」
そこから続きを言おうとした瞬間、唐突にこれまでの羞恥が帰って来た。つまり、ツヨクナールの効果が切れた!!!
「お・・・いで・・・って、言える訳ないだろアホーーーーー!!!!!!!」
「きゃっ」
あああああ、俺は今までなんてことをしてしまったんだ、途中で二宮さんにも同じ絡みかたしてる気がするし、明日から俺は生きて行けるのか?
あわわ、あわわ、と正気に戻った俺が恐れ慄いていると、俺の叫びに驚いていた那須がくすりと微笑みながら俺の手を握って来ていた。ふぁっ!?正気になった今、そんなスキンシップされると心臓がががが・・・・。
「あら?もう終わりなの?もう少し素敵なセリフが聞けるかと思ったのに残念ね」
くそうっ!侮られてる、めちゃくちゃ侮られてるよ俺!こうなったらツヨクナール抜きでやってやんよコンチクショ―!!俺は死ぬほど恥ずかしくなるのを我慢する。
「そ、そんな事はないさ、玲の美しさにめまいがしただけさ」
「あら、そうなの?」
ウソです。めっちゃ正気になって恥ずかしさから叫んでました。さすがに無理があるが、ここは押し切るしかあるまい。
「あぁ、君の美しさは・・・その・・・・・なんだ・・・・」
「あら?もうおしまいなの?」
「いや、その、なんだ・・・」
くそう・・・無理だ、これ以上はもう・・・・。
そんな感じで敗北感にまみれる俺の顔に手を添える那須。
「ふふ、でも嬉しかったよ?ありがとう」
そう言って俺の額にキスをする那須に俺のハートは打ち抜かれてしまう。
「な、なななな、なすしゃん!?」
「あら?もう玲って呼んでくれないの?残念」
残念と言いながらもクスクスと微笑む那須にやっぱり勝てねぇなぁ、とそう思う。
それから俺と那須はなぜ、こんな事になったのかという話を追及しようとする那須と、それを回避しようとする俺との水面下の戦いをしていた。
とりあえず、まぁまぁ、という事でおいとましようとした俺の最後の運が尽きたのがこの瞬間だった。つまり・・・。
「見つけたぞ・・・・・比企谷・・・・」
ゴゴゴゴ・・・って感じで見るからに怒ってらっしゃる感じの二宮さんとその後ろに綾辻や大井、小南に三上などなど、先ほどまでいろいろとツヨクナールの影響で暴走していた俺が絡んだ人たちがいらっしゃりましてええ。ほんとなぜ暴走した俺は二宮さんにまで絡んだし・・・・。
「さて、いろいろとあるが、遺言くらいは聞いてあげるわよ?」
ねぇ、おかしくない?遺言くらいは聞くよ、って言ってる人が双月をコネクトして振りかぶってるんだけど?それ遺言言う時間明らかに無いよね?
とか思う間に俺もとっさにトリガーオンと同時にファンネルを最大展開してシールドを張る。そこに女子高生(斧)の双月が振り下ろされる。
20機のファンネルをシールド展開したおかげで攻撃を受け止める事は出来た。おい、遺言いう暇なかったじゃねぇか、とか突っ込もうにも今度は三上がおもむろにスマホの画面を向けてくる。お、おい、まさか・・・・。
『この、赤い糸の先に君がいたんだ・・・・』
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁあぁーーーーーーーー!!!!!」
『君の美しい瞳をいつまでも見つめていたい・・・』
「や、やぁぁぁめぇぇぇーーーーてぇぇぇーーーーーーー!!」
殺してくれぇーーー!!と叫ぶ俺を包囲するかのように退路が断たれてしまう。
うわぁぁと叫ぶ俺の肩に手が置かれた。目にめっちゃ涙をためながら見上げると、めちゃくちゃ良い笑顔な那須がいた。あ、これダメな奴ですね。
「さて、それじゃあ・・・・・・ね?」
ね?じゃねぇよバカァァァァァァ!!と叫ぶが、当然のように俺を待っているのは皆からのお仕置きだった。
こうして八幡の逆襲は当然のように敗北を迎えるのであった。
その後、二宮さんや小南に死ぬほどランク戦をさせられ、オペレーター達からは死ぬほど仕事を手伝わされ、大井には死ぬほど説教され、ひふみん先輩には可愛らしく、めって怒られた。最後ので大分癒された。
んで、熊谷は気づいたらどこにもいなくて、那須にめちゃくちゃいじられて、またもや那須家に強制搬送されて那須と那須母にびっくりするくらい絡まれた。
そんな感じで日々は過ぎていった。
俺達は順調に実力を伸ばし、教導隊も日々新しいトリガーの開発や新人隊員の育成をしている。
三雲達もB級トップとのランク戦こそ敗北したものの、新しい戦術と訓練に励んでいる。まだまだこれからだろう。
また、迅さんがメンドクサイ感じの未来予知をしているが、今の俺達なら何とかなる。そう思えた・・・・。
「だから、もう許してくんない?」
「ダメです」
そんな事を、大井に正座させられ説教されながら考えるのであった。
という訳で、最終話でした。え、これが?最終話?そう思うでしょう。サーセン。
なんか、こう、いろいろやりたいことあったんですけどね、実際に文章起こすとどれもイマイチで、こう、しっくりこないと言いますか、それで試行錯誤しているうちに時間が経ってしまいました。
最終的にはいつものノリで、最終回らしくない感じで終わろうと思い、このような形になりました。
そんなこんなでこれまで読んで下さった皆様に多大なる感謝を。
特に毎話感想を頂いたりしてとても励みになりました。きっと感想や応援の言葉が無ければこの作品は20話くらいで終わっていたと思います。本当にありがとうございました。