八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

33 / 101
こんばんわ!挑戦編3話です!!

いや~10日にクラリスのライブに行って来てテンションアゲアゲでこれ書いてましたよ~♪内容なんも関連性無いけどwww

ライブの最後にクララとカレンが仮面外してびっくりでしたよ!!見えなかったけどね!!とても楽しかったです!!

それと、感想で八幡に優しく~という意見がちょいちょい見られましたので自分は考えました。




・・・・・・・・もっとやれってことですよね?と。


比企谷隊の挑戦3 ふ、ふんでほしくなんて無いんだからね!?

ー 比企谷隊 隊室 -

 

「さて、それでは前回できなかったランク戦の作戦会議をしましょう」

 

ソファーに座る小町と北上、その横に正座している八幡の前にごろごろとホワイトボードを転がしてきながら大井は宣言する。

ホワイトボードにはランク戦だよっ♪と書かれていた。前回の作戦会議ではいろいろと話が脱線したり(大井と八幡のせい)八幡が会議室によばれたり(八幡更生委員会のせい、つまり大井のせい)その後の八幡女装計画について語ったり(やっぱり大井のせい)で全く話ができなかったため、本日改めて比企谷隊での作戦会議が開かれていた。当然というかやはりというか、八幡は正座だった。

 

「ごみいちゃん、流石に作戦会議の時くらい椅子に座りなよ・・・・なんかそこだと話しづらいんだけど」

 

「そうだよ~♪ハッチーさんもソファーに座ろうよ~?」

 

 

ソファーに座る横で正座をしながらホワイトボードを見ている図は絵的に違和感がすごかった。すでに八幡の正座は比企谷隊の日常風景になってはいるが、作戦会議くらい椅子に座ってと小町と北上が発言するものの、すでに八幡の調教は致命的なまでに進んでいた。

 

「いや、確かにそうなんだが・・・正直、この隊室で普通に座るとなんか居心地が悪いというか・・・・その、落ち着かないんだよ」

 

「落ち着かないって・・・・」

 

「ちぇー・・・」

 

そんな八幡の発言にドン引きする小町とふてくされる北上。もしここに他の男性隊員、例えば出水や米屋が聞いていたらその八幡の状況、境遇に涙していただろう・・・そんな哀愁漂う残念なセリフだった。

 

そしてそれを見た大井はちょっとやりすぎたかな?とか思いながらもまあいいか、と本題に戻すことにした。

 

「それでは来週に迫った第1戦ですが、対戦相手は早川隊と松代隊です」

 

「ふむ、なるほど・・・・」

 

大井の発言にうむ、とうなずく八幡。無駄に難しい顔をしていた

 

「得意な戦術はなにかなー?」

 

「それある」

 

北上の発言にもうむ、とうなずいた。心の中では今日の晩御飯について考えていた。

 

「前回のシーズンにも戦ったことあるよね?お兄ちゃん?え~と・・・・わすれちゃった♪てへっ♪」

 

たしか~と人差し指を頬にあてて考えてはみたものの、まったく思い出せない小町であった。ちなみに北上もさっぱり知らなかった。

 

「そうですか・・・私も残念ながら早川隊のクズが北上さんに手を出そうとしたとしか覚えていないので・・・詳細は不明です、認識する価値もないです」

 

「ん~・・・俺も松代隊のゴミが小町に手を出そうとしたとしか覚えてないな・・・・」

 

「「え?そうだっけ??」」

 

大井と八幡のやたら好戦的な発言に北上と小町は首を傾げる。それもそのはずで、どちらの隊も実際には2~3会話し遊びに誘おうとしたり、訓練に誘おうとしたくらいで特にそのような事は無かったのだが、八幡と大井はやたらと過敏に反応していた。2人とも自分が認めた相手以外に小町と北上に近づけさせる気がなかった。ただのシスコンとクレイジーサイコレズだった。

 

「仕方ない、相手の顔とかもよくわからんからとりあえず小町に手をだそうとした松代ゴミ隊(八幡の誤認)を順に佐藤、鈴木、田中としよう」

 

もはや松代の名前すら使用されていなかった・・・

 

「では北上さんに手を出そうとした早川クズ隊(大井の誤認)はトム、ジェリー、ジョンスミスにしましょう」

 

おなじく大井ももはや原型どころか和名ですらない名づけをしていた。

 

「「あ、あはは・・・・」」

 

そんな2人に苦笑いをする北上と小町である。この状況ではへたに訂正しても無駄なためどうにでもなれ、と諦めていた

 

「では作戦は私と北上さんがクズ共に制裁を与えます」

 

「了解した。俺がゴミに天罰を与えよう・・・・やっぱり北上と協力して当たりたいんだが?冷静に考えたら俺一人で3人相手はキツイ」

 

「ふむ?ゴミ掃除くらい八幡さん一人で問題ないと思いますが、そうですね・・・」

 

先程から対戦相手に対してひどい言いぐさな大井だが、1人で3人相手は確かに大変だろうと考え直す

 

「それでは、こちらのクズを片付けたらすぐにそちらの援護に向かいましょう。それまでは一人で頑張ってください」

 

考え直すが、決して優しくは無い大井であった・・・

 

「いや、それあんまり変わらんから・・・・」

 

「ふむ?まったく、わがままですね・・・・それではご褒美をあげましょう」

 

わがままか?という八幡のつぶやきを無視した大井はその発言と共に妖艶な微笑みを浮かべて正座する八幡に近づいていく。え?え!?と言いながら後ずさろうとする八幡の肩を抑えて顔を近づけていく

 

「きゃー♪大井お義姉ちゃん大胆!!」

 

その横では手で顔を隠しながらキャーキャー喜ぶ小町が、顔を隠してはいるが、興味津々とばかりに指の隙間からばっちりと目撃していた

 

「おぉ~♪」ニコニコ

 

北上は普通にニコニコしながら嬉しそうだった、そうしている間にも大井の唇と八幡の唇が近づいていく・・・もう少しで互いの距離がゼロになりそうなまでに近づいていく・・・大井の妖艶な表情に金縛りにあったように動けなくなる八幡、

八幡の目には大井のつややかな唇や自己主張の激しい双丘に綺麗な鎖骨が超至近距離に迫っていた。そして・・・

 

「がんばったら・・・・・踏んであげます♪」ボソ・・・

 

ドキ!

 

 

 

大井が八幡の耳元で囁いたその発言に八幡の心臓が跳ねる、跳ねてしまった、致命的だった。

 

 

「え?・・・・・ドキ?・・・・え!?」

 

顔を真っ赤にする八幡、大井の発言にドキッとしたことやら大井の綺麗な表情やらいい匂いやら、大井の鎖骨やら双丘やらであたまがパンクしていた

 

「え?ちょっと待て、今俺ドキッとしたのか?う、嘘だろ・・・!?」ワナワナ

 

「ふふふ♪頑張ってくださいね?」ニコニコ

 

大井の囁きが聞こえていなかった小町と北上だが、その二人の表情から想像が妄想して暴走していた、主に小町が。先ほどからキャーキャーしたりパシャパシャ写真をとったり楽しそうだった。

完全にショートしている八幡を放置して話を進める。

 

 

 

「それでは来週のランク戦はそのように進めていきますので、目指せA級!おいでませ固定給!!です!!!」フンス

 

「「おぉ~♪」」

 

「う、うそだ・・・・うそだと言ってよ・・・ばぁーにいぃ・・・・」

 

こうして比企谷隊の挑戦は始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

ー 翌週 ランク戦ブース -

 

「みなさんこんばんわ!B級ランク戦新シーズン開幕です!1日目、夜の部を実況していきます武富桜子です!本日の解説は風間隊の風間隊長と加古隊の加古隊長です!」

 

「「どうぞよろしく」」

 

「さて戦闘まであとわずか、今回の対戦ですが、早川隊、松代隊、比企谷隊の対戦となります。注目は~?や~は~り~?」

 

「比企谷隊だな」

 

「比企谷隊ね」

 

武富のやたらいらつく伸ばしながらのクエスチョンに平然と答える風間と加古、マイペースな2人だった。

 

「そうです!前期のシーズンで単独でB級ランク戦に挑み一時はB級10位まで到達した記憶は新しいです、そんな比企谷隊ですが、今シーズンではなんと!2人の隊員を獲得しての参戦です!」

 

「大井さんと北上さんね~彼女達は強いわよ?」

 

「そうなのです!聞いたことがある人も多いでしょう、ハイパーズと呼ばれる二人組ですね!なんでも入隊時の訓練ですべて1.2位を独占し、C級からB級に上がるまでの対戦でもほぼ負けなしの彼女達が加入した比企谷隊!まさに注目の一戦です!!」

 

「比企谷隊に入って3人になってもハイパーズなのはなぜだ?トリオではないのか?」

 

風間のつぶやきを華麗にスルーする武富と加古。

 

テンションアゲアゲな武富とミステリアスな笑顔の加古、無表情の風間と随分バランスの悪い実況席だった。

 

「さて、今回のMAPは市街地Aが早川隊により選択されています!これにはどういった思惑があるのでしょう?」

 

「早川隊も松代隊もスナイパーがいないが比企谷はスナイパーもこなせるオールラウンダーだ、高低差のあるMAPを避けて平均的なフィールドにしたのだろう」

 

「なるほど!おっと!そうこうしているうちに全部隊転送完了したようです!それでは、B級ランク戦、戦闘開始です!!」

 

そうして武富の合図とともに開幕したB級のランク戦、各員がそれぞれ動き出していた

 

「戦闘開始と同時にバックワームを起動する早川隊と松代隊、どうやらどちらも部隊の合流を優先するようです!それに対し比企谷隊長は動かない!さらに大井隊員と北上隊員は・・・・・・・・・・・・・んん!?大井隊員と北上隊員はどこだぁ!?」

 

画面上では力なくたたずむ八幡や早川隊、松代隊の映像が映し出されているが、話題の大井、北上の姿が無かった

 

「いないな」

 

「いないわね」ニコニコ

 

「いません!大井隊員と北上隊員の姿が見えません!そして比企谷隊長がその場に崩れおちたぁ!泣いてます!なにやら泣いているぞ!?一体なにがあったんだ~!?!?」

 

「どうやら大井と北上は参戦しないみたいだな」

 

「そうね~」ニコニコ

 

こうして大井、北上が不在のまま比企谷隊の挑戦が始まるのであった・・・

 

 

 

 




というわけでランク戦が始まります!!ついでに北上と大井の活躍を期待している方、ごめんちゃい!!あと来週のオチも先に謝罪します!ごめんちゃい!!

あ、あと個人的に早川隊と松代隊に恨みはありません、原作で出てきてないし、どんなのかわかんないから適当にダーツで決めて名前だけ借りました!まぁいつもどおり細かいとこは気にしないでいただけると助かります!!

これからもこの世界では八幡に優しくなることは稀ですが、気が向いたら糖分多めの話も書こうと思いたいなって思ってます。塩分ばっかりですもんね、ここ。

たしかにここの八幡は目から汗をかきすぎてる感がぱないですね・・・・だれか、オラに自重する気持ちを分けてから素敵なシチュエーションを提供してくらふぁい。

次週、ランク戦か~ら~の~?八幡争奪戦がはじまる!?
これからもよろしくでっす!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。