八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・?   作:ちゅんちゅん丸

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こんばんわ、4話です。

性格的なあれやこれやで同じ間隔、同じ時間に投稿していましたが、あとあと自分の首を絞めそうなので今後はランダムに投稿しますね、といっても2~3日くらいの間には投稿すると思います。

とりあえず、先に謝罪を、ごめんなさい
戦闘描写やってみたかったのですが、あれですよね、どうすればいいのやら・・・・
とりあえず、練習回という感じで優しい目で見て、うまいこと脳内変換してもらえれば幸いです。


八幡の戦い~北上にはバレバレだった~

~ランク戦ブース~

 

「ギッタギタにしてあげましょうかね!」

 

その明るくどこか能天気さも感じられる声からは想像も出来ないほどの威力でアステロイドが放たれる。相手のC級隊員はなすすべも無く粉々にされてしまった。

 

「ふふん、これが私の実力ってやつよ・・・あーよかった~勝利できて~」

 

ふわっとした雰囲気をまといながら勝利に一息つく北上、戦闘と言動のアンバランスさが那須ばりにすごいことになっていた・・・

 

 

「北上さん・・・傷付けるの・・・誰?」

 

一方、大井もゴミを見るような、光彩の失われた眼で相手のC級隊員をハウンドで追い詰めていた、先ほど北上と対戦して敗北した彼だが、その際に北上のトリオン体に傷を付けたことに大井はキレていた。

 

「海の藻屑となりなさいな!」

 

とキメ台詞を掛け相手をボロボロにする大井、北上に攻撃を当てただけでこれである。完全にランク戦の存在を脅かす行為になっていたが、本人としては北上を傷付けるものはすべて蹴散らすだけなので気にしていなかった・・・

 

 

・・・というような事があり、二人は周りから恐怖の対象として見られてしまいランク戦でポイントを稼ごうにも相手がつかまりづらくなってきていた・・・

大井としては北上に存分に奉仕出来るため、特に気にしてはいないが、さすがにそろそろB級に上がるべきかと考えはじめてはいたが、特に急いでなりたいわけでもないため思考の端に追いやっていた。

 

北上も大井と同じくそろそろB級に上がろうと考えていたため、今後のことについて話そうかとランク戦ブースの大井の愛の力で特等席となっているベンチに座り話しかける

 

「ねえ大井っち、私達そろそろB級じゃん?それからどうしよっか~?」

 

のほほん、とした感じで大井に話しかける、北上的には先日話した、比企谷隊について那須や熊谷から話を聞いて興味も持っていたし、なんだったら勧誘を受けてもいいと考えていた。ただし、大井が賛成してくれれば、だが。

 

大井がたんなる男嫌いではなく北上を思っての行為(かなりヤンデレが入っているが)だとわかっているため、どうするか・・・と考えつつ、めんどくさくなってなるようになるか~と思い始める。

 

「北上さんとずっと一緒にいます♪」

 

当然のごとく即答する大井に苦笑する北上、この友人にはいつも感謝しているがいささか行き過ぎている感もしているため思わず苦笑してしまう。

 

思えば、いつもこの友人はいつでも自分の隣にいてくれたな~とか柄にもなく考えるが、やはりそんなのは自分らしくないかと思考を切り替える

 

「あたしもB級に上がっても大井っちと一緒がいいよ~大井っちと組めば最強だよね♪でも、まあチームとかどうしよっか~?オペレーター?とかいるんだよね~?」

 

B級に上がり、正隊員となれば防衛任務に就くことが出来るようになり、そうなれば給料ももらえるようになるが、そのためにもチームを組むか組まないかで効率が大きく変わってくるのである。

 

B級では給料が防衛任務の出来高になっているため、少しでも給料を上げるには任務の時間を増やすか、多く功績を上げる必要があるのだ。そのため、B級昇格後にチームを組み、オペレーターとの連携を組むのが良いと考えられるのだが・・・

 

「そうですね、北上さんと2人だけがいいのですけど、そうもいきませんよね・・・最低でもオペレーターを見つけてチームを作るか、二人でどこかのチームに入った方がいいんですよね・・・・」

 

大井も頭では二人だけでは駄目なことは理解している(納得はしていないが)二人だけではこの先が厳しいため、北上を守り、二人の時間を作るためにもチーム、という要素は必要になることは明らかだった。

 

「ですから、最低でも北上さんに手を出す殿方は却下です。後は私と北上さんの所属するチームには強さと美しさは欠かせませんよね!強く、美しい北上さんのいるチームにいる以上はそのくらいは最低限ですよね!!!」

 

大井が男性を嫌っているのではなく、北上に男性を近寄らせないように牽制していることに気づいている隊員はほとんど居なかった・・・また、ガールズチームであろうと大井のメガネにかなう強さや美しさに届かない物はおなじく却下であった、以前話した加古隊やよく訓練に付き合ってくれる那須隊はその限りではなかったが、どちらも2人同時に加入出来ないため断念していた。

 

「う~ん、やっぱ難しいよね~・・・まあゆっくり考えようよ~とりあえずあたしはもう少し個人ランク戦してくるね~最近は那須さんに鍛えてもらってるし、このままいけば今週中にはB級上がれそうだしね~」

 

やはり難しく考えるのは自分らしくないかと気分転換にランク戦に臨む北上、なんだかんだでこういう時は流れに任せた方がいい結果にになることは昔からよくわかっているため、特に深く考えもせずにブースに入る。

 

「なんとなくだけどこないだの人たちがうまいことやってくれる気がするしね・・・っと、さてさて、今日の対戦は~っと」

 

ちょうど対戦の申し込みが入る、なんだかんだでタイミングよく入ってくる対戦に特に考えもせずに承諾する。あと少しでB級だし、自分がなれば、ペースを合わせてくれている大井もすぐにB級になるのはわかりきっているため、さっさと終わらせようかと珍しくやる気が充填されていた。

 

「お~・・・バイパーかあ・・・那須さん以外では初めてみるなあ・・・」

 

なんとなく、このランク戦がキーポイントのような気がしている北上。こんな感じの予感は大体当るため、さらに気合を入れなおす。八幡とは逆のベクトルで予感があたったり、運が良い、と言えるようなことが多いため、今回も例に漏れずその予感に従っていた。

 

「那須さん以外のバイパーは初めてだからゆっくり見てみたいけど・・・・なんとなくやばそうな気もするんだよね~」

 

そこで転送が完了する、フィールドは市街地のようだ、少し遠くに(100mくらい)相手も見える、茶髪のメガネの男性隊員だった。市街地のため遮蔽物は多く、直線的な攻撃になる北上のアステロイドに対して、相手のバイパーは自由に弾道を設定できる。リアルタイムに弾道を設定するのはB級以上の隊員でも数えるほどしかいないため、通常は設定したパターンで攻撃してくるはずである。

 

「まあ、それでも建物に隠れて攻撃出来る分向こうの方が有利かな~?でもあれ時間かかるし、詰めれば火力はこっちが上だろうし、とりあえずやってみましょうかね!」

 

那須との訓練を思い出しながら駆け出す北上、同時にアステロイドも最大数で発射する、C級ではトリガーは一つしかセットして使えないため相手はシールドも使えず、回避の一択である。そのため、北上は個人ランク戦をするときは弾の威力や弾速を設定できるシューターの利点を活かし、弾速と弾数をチューニングして射出した。今までのC級であればこれで何かしらのダメージを与えられていたが、相手はメガネをつけてC級に変装している八幡であった。

 

「バイパー・・・って、あぶね!まじか・・・・マジで数多いし、ちゃっかり弾速重視でチューニングまでしてるな・・・」

 

思ったよりギリギリになりながらもバイパーでアステロイドを撃ち落とす八幡、那須や出水のようにリアルタイムで弾道が設定出来る八幡だが、二人に比べて時間がかかるため、最低限の弾数を自分に当るダメージの大きい弾にのみ当て、他の弾はかすり傷程度になるよう回避する・・・が、動画で見たものより、弾数と速度があったため思ったよりギリギリの回避になってしまっていた。

 

「たしかに、那須に言われてなかったらやばかったかもな・・・っともいっちょバイパー・・・」

 

まさか自分のアステロイドを撃ち落とすのがC級に居ると思わず、一瞬停止してしまう北上、その隙を逃さず適当にバイパーを放つ、あまりこった弾道だと設定に時間がかかるため、シンプルな弾道で攻撃する

 

「くぅぅ、防御力はないんだよぅ~アステロイド~」

 

何とか立ち直った北上が慌てて回避しながらも反撃する、とにかく隠れての撃ちあいだと部が悪いため、接近してからの射撃戦に持ち込むべく飛び込んでいく。近づけば火力と弾幕で押し切れるはずだと考えてのことだが今回で言えば相手が悪かった

 

「やっぱそうくるか・・・・あの火力に正面から撃ちあうのはさすがにキツイな・・・・」

 

そう言いながら北上のアステロイドを回避しつつ細かく弾道設定していく。最初は北上とおなじくアステロイドを使っていた八幡だが、B級に上がり複数のトリガーを使ううちにバイパーをメインに切り替えるようになっていた、それなりに適性があるらしく、那須や出水ほどの量をタイムリーには出来ないものの、そこそこの数なら問題なく弾道がひけるようになってきていた。

 

「っと、バイパー・・・これでいったん距離とるかね・・・」

 

回避しながら慎重に弾道設定したバイパーを分割して射出する。半分は北上を建物の方に誘導するように回避方向を限定し、残りの半分はその建物に命中させ、そのがれきを北上に襲わせる。

 

「うわぁ!ってしまったー!!見失っちゃったー・・・!!」

 

崩れてきた建物に一瞬気を取られて、その隙に八幡を見失ってしまった、市街地でバイパーを使う相手を見失うということがどれだけ危険なものかは那須との訓練で身に染みて理解していた。あわててレーダーで位置を確認するも、四方八方からバイパーが飛んでくるためあわてて回避する。

 

バイパーはその特性上自由に弾道を設定できるため、今回のように相手が遮蔽物で見えなくなってしまうとどこから弾が飛んでくるかわからなくなってしまうのだ・・・通路に入れば回避方向が限られるし、建物の上にいくには大きく飛び上がる必要があるが、シールドの無いC級では空中での回避は難しい、かなり危機的状態だった・・・

 

「やっばー・・・とりあえず、この辺キレイにしようかな・・・」

しょうがない・・・と、ある程度の反撃も織り込み済みでまわりの建物に向かってアステロイドを放ち隠れる場所を減らしていく。

 

必死に回避しながら周りの建物とレーダーだよりに相手にアステロイドを半分ずつ放つ。とにかく相手に回避をさせ、少しでもバイパーの優位を少なくするべく建物を破壊していくが、やはりメテオラと違いアステロイドではすぐには建物を壊しきれない・・・・

 

「くぅ・・・・やっぱり難しいよね~、こりゃまずいかな~・・・う~ん・・・・思い切って接近しようかな~」

 

メテオラならまだしもアステロイドでは建物の破壊がうまくいかず、かといって今いるメインストリートから細い路地に入ればそれこそバイパーの餌食である、接近しようにもなかなか難しい位置取りをされていた・・・

 

「建物の上からいきたいけど、絶対あぶないよね~こまったな~・・・」

 

悩んでる間にもアステロイドを放ち続けるが、その隙を突くようにバイパーが北上を削っていく・・・

 

「よし・・・そろそろ仕掛けどきかな・・・?おそらく起死回生での集中砲火から建物の上に来るかな?・・・となれば、うまいこと誘導して決めるか・・・バイパー」

 

北上の動きからそろそろ仕掛けてくるだろうと考え、全力のバイパーを放つ、北上はレーダーで八幡の位置を把握してはいるが、バイパーがあらゆる方角から飛んでくるため、全方位を警戒しなければいけない、そのため少しづつ追い詰められていく

 

「うわぁ!左手が~・・・う~んもう迷ってられないかな・・・いっちゃいましょうかね!!」

 

バイパーによりついに左手が削られたため、決死の突貫を行う北上、全力のアステロイドを八幡の居る方角に拡散させながら放つと同時に建物の上に飛び上がる、そこからさららにアステロイドを放とうとするが、その瞬間全方位からバイパーが飛んできた。

 

自身の敗北を悟る北上、そして次の瞬間ブースに転送されていた。久しぶりの敗北と相手の戦いについて考えていると大井が飛び込んできた。

 

「北上さん!?大丈夫ですか!?」

 

「あ~大井っち~トリオン体だから大丈夫だよ~さっきの見てた?強いひとだったね~」

 

相変わらずの大井に苦笑しながら答える北上、次の大井の行動にも予想はついていた。一体彼は何をしたいのだろうかとぼんやり考えながら八幡の行動について考えるもやっぱりよくわかんないと流れに任せることにした。

 

「北上さんを傷付けるなんて許せません・・・・北上さん、申し訳ありませんが次は私にやらせてもらいますね」

 

「うん、大井っちがんばってね~」

 

すでにハイライトが仕事をしなくなっている大井に応援をとばしながら、元のベンチに戻り親友の対戦を眺める。

 

「う~ん・・・さすがに大井っちでもむずかしいかな~?あれが比企谷さんの戦い方か~那須さんに聞いてたとおりだな~でもなんでわざわざC級になってんだろ?」

 

近くのB級の人たちやA級の人も誰も気づいていないなか、北上は一切変装にだまさされることなく、先ほどの相手が八幡だと気づいていた。

特に理由もなく、なんとなくで気づいていたものの、何が目的かわからなかったため、とりあえず自分の全力でぶつかってみたが、結果は敗北だった。

敗北はしたが、北上は自分の力量は相手に示せたたと考えていたため、次の大井との対戦で何がしたいのかをぼんやり眺めることにした。

 

「よくわかんないけどがんばれ~大井っち~比企谷さん~」

 

先ほどの対戦で八幡に俄然興味がわいてきた北上、明日にでも大井に内緒でコンタクトを取るのもありかと考え始める。

 

「う~ん、でも勝手に男の人に会うと大井っち怒るかな~?那須さんに聞いてみようかな~?」

 

と、これからの事を考えている間に大井と八幡の戦いが始まった、C級のランク戦のため、あまり凝ったフィールドはない。先ほどと同じような市街地に転送されていた、開幕と同時に雨のようにハウンドが八幡に降り注いでいた。

 

きっといつもの決め台詞を言ってるんだろうな~と考えながら二人の戦いを眺めつつ、意外と八幡と大井は仲良くなれそうだな~、楽しみだな~と微笑んでいた。

 

 

 




なんといいますか・・・こう、もっとこう・・・あれなんですよ。
とりあえず、八幡対大井は次の話でやりますね・・・・次かよ
ついでに編集中に投稿するという暴挙に出てしまった…どんまい、自分。

まだまだ模索中のため、優しい目で見てください、よろしくお願いします

タグに那須さんS説を入れてるくせにいまだS描写をためらう自分がいます・・・・
ただでさえしょっぱい文章が、大変なことになりそうで・・・・・おいおいやっていきたいと思います。つか那須さん推してるけど、今後の流れが大井っちヒロインルートに入りそうで怖い・・・・ヤンデレ大井っちの作品が好きです・・・

そんなこんなでまた見ても良いよって方はもう少し自分の妄想に付き合っていただければと思います。

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