八幡とわーるどとりがー・・・八幡ってB級なんだぜ・・・? 作:ちゅんちゅん丸
今回はボーダーの防衛力に関してのお話。
基本原作から大きく変更する予定は無いのですが、やはり個人的に気になる点はあるもので、そこらへんが今回の話です。
まぁ、予算的な問題や、育成に関してや、安全性等々、実際に考えてみるといろいろと問題があるわけで、あっちを進めればこっちが進まず、みたいな?
まぁ、そういったもろもろの部分が組織運営の難しさです。
・・・・あれ?なんか内容が重くなってきた気がしますね・・・・。
まぁ、そんなこんなで戦争編です
「ぐぬぬ、ぐぬぬぬぅ・・・・」
「どん・・まい?」
「なぜだ!なぜ理解できない!?」
「予算の・・・・都合?」
「せちがらいっ!!」
「うるさいですね・・・・そんなに承認下りなかったのが納得できないのですか?」
比企谷隊の隊室にて嘆く俺に非常にクールに現実的な話をするひふみん先輩と冷たい大井の3人はこれからの事について話し合っていた。
その内容とは、先日のもしかして誘導装置攻略されてね?という疑惑に関してだ。
早期対策をしようとひふみん先輩といろいろと状況の報告書と対策のレポートを製作し、それを忍田さんに提出したまではよかった。
まずは誘導装置が無効化、もしくは弱体化されている可能性の話をする。そこで驚愕していた忍田さん。まぁおどろくよね。
そして「大変だぁ!」って顔してうむむ、ってうなってる忍田さんに、俺とひふみん先輩は「我に秘策あり」とキメ顔で言ったのさ。その直後に沢村さんに頭はたかれたけど。なぜか俺だけ。いつもながら理不尽である。
はたかれてる俺をスルーして「ほう・・?」ってなってる忍田さんに俺とひふみん先輩謹製の特製レポートを提出してやったのさ!ババーン!!ってね!またはたかれたけど!まじめに、って言われたけど!!俺だけね!!
まぁ変なテンションなのは理由があってですね・・・。
事態の深刻さを理解していた俺とひふみん先輩はほぼ徹夜に近いくらいの突貫作業でレポートの作成と対策を練っていたのだ。なのでその時は寝不足により意味不明なくらいハイテンションだったのだ。ふざけてないのだ。
よく考えたら先に対策とか勝手に考えずに、報告だけすればよくね?とか気づいた時にはすげぇあれな気分だったけど。ひふみん先輩と一緒に張り切りすぎていたらしい。
いや、だってあれじゃん?これ、そのままにしてたら、小町にも危険が危ない感じになるじゃん?そうしたら俺も危険が危なくなるじゃん?もうね?そんな感じでなんとかしなきゃ!ってなったのだから仕方が無いのだ。ないったらない。
「それで?その報告後はどうなったんですか?」
「ああ、まずは防衛任務のシフトの変更と人員の増強は確定した。それと、警戒区域外周にテレポートを何か所か設置して、本部から即時増援を送れるように出来ることも決定した。」
「なるほど、それは即時対応可能で現実的な手段ですね、他にはどうなんですか?」
俺の報告に大井はうなずく、まぁここまでは俺の予想通りだったからいいのだ。
「緊急対応用の即応部隊になりました。」
「・・・・・どこがですか?」
「・・・・・うちが」
「「・・・・・・・・・・・」」
圧倒的沈黙である。教導隊になって以来普通のB級隊員よりも仕事の多い我らが比企谷隊。防衛任務が少ないとはいえ、激務な我が隊にさらに即応部隊になりましたとか言う・・・。
もうあれだよね?響きからして拘束時間の長そうなこの人事である。大井が激おこなのも理解できるってなもんで・・・ほんとサーセン。お、俺もこれには納得出来てないんすけどね?と言い訳してみたり・・・。
表情が固まってしまっている大井をチラリと見る。その顔は笑顔の形をしてはいるものの、大井から吹く風はブリザードの如く冷たかった。ちらりと横を見ると隣に座るひふみん先輩もちょっと涙目だった。かわいい・・・・あ、すみません大井さん、足踏まないで!痛い!イタイ!ごめんなさいぃーーー!!
「・・・・・はぁ、まぁ仕方ありません。うちだけではないんですよね?」
「あ、あざす。あ、はい、それはもちろん。基本緊急用の配置なんで、常に多人数を置く必要はないんで、俺達とあと諏訪さんとか太刀川さんとか、まぁだいたい本部に居るメンバーでシフトを組んでいく予定です。はい。」
ジロリと睨まれた俺はおとなしくその場で正座に移行し、とても低姿勢で大井さんに報告します。こわい。寒い。
「了解しました。ではそのようにシフトを組みましょう。警戒区域外周での対応になるのであれば、射程もちの方にもう少し声を掛けてもらうようにしましょう。・・・・小町さんに」
ちらりと俺を見てから、最後にぼそりという大井、わかってるじゃないか・・・そんなめんどくさい仕事を協力してもらうような高等テクニックは俺には無いのだ。悲しいけど、これって事実なのよね。
「ああ、そうしてくれ。あとはオペレーターのトリガーの改造は一部許可が下りた。」
「うん。わたしの、も・・・改造してもらった、よ?」
そしてもう一つの対策がこのオペレーターのトリガーの改造である。
ボーダーのオペレーター陣は皆優しすぎるのだ。絶対綾辻とか市街地で戦闘になったら率先して避難誘導とかするに決まってる。だからこそ、緊急時に少しでも生存率を上げれるように戦闘用のトリガーに出来ないか相談したのだ。
当然これには相応のリスクもあるため、忍田さんも悩んでいたのだが、とりあえずの先行として、戦闘もこなせるひふみん先輩や、姫ちゃんさん、小町等のオペレーターのトリガーを試験的に戦闘用に改造することになったのだ。現在はまだひふみん先輩と姫ちゃんさんのみで、小町はテストが近いらしいので後日行う予定とのこと。基本的にそれ以外はまだしばらく戦闘用ではなく護身用トリガーのままなのであるが、まぁ全てのオペレーターが戦闘できるわけでは無いのでこれもまた当然であろう。
戦闘をしない、もしくは出来ないためにオペレーターになっている人もいる訳だから俺の考えはそんな人にとってはなんでやねんとなるのも当然である。だが、戦えるオペレーターもいる訳で、だからこその改造なのだ。まぁ他にも目的はあるのだが。
というか、ひふみん先輩と姫ちゃんさんが戦闘もこなせると知ったときはびっくりしたもんだ。まじでひふみん先輩が戦闘してるとことか想像も出来ないんすけど?ってひふみん先輩に言ったら、顔を両手で隠しながらちょっと照れて・・・うそだろ?こんなかわいい反応する女神が戦闘してたとか信じられないんすけど?
姫ちゃんさんはなんとなく理解できる。サーヴァントにもなってるし?でもひふみん先輩が戦うとことか想像出来ないんすけど・・・えいって言いながら目をつぶって攻撃してる姿しか想像出来ん。かわいい。
忍田さんいわく結構強かったらしいが・・・。なんなら加古さんに戦いかたを教えてたこともあるとか、当然東さんの教えも受けているそうで・・・つまり姉弟子と言えなくもない訳だ。今度おねえちゃんって呼んでみようかな・・・。
そんな事を考えていたら、大井がひふみん先輩の戦闘スタイルが気になるのか対戦を申し込んでいた。意外とこの娘も戦闘狂よね・・・・あ、イタイ!イタイ!踏まないで!!ごめんなさい!!
「まったく・・・コホン。そういうわけでひふみお姉さま、後で対戦してもらってもいいですか?」
「うん、いいよ?」
「ふふ、ありがとうございます。それで、最後のがダメだったんですか?」
「うむ、だめだった。」
「だめだった、ね?」
「ダメでしたか・・・まぁ当然ですね」
そう、俺的に本命だったのが、C級の戦闘許可に関してだ。現在の隊務規定ではC級はボーダー内以外でのトリガー使用が禁止されており、ボーダーの外でトリオン体になった場合や戦闘を行った場合は重大な規定違反となりボーダーを脱退させられるのだ。
そのためC級のトリガーには最低限であるトリガー1個とトリオン体に換装する機能のみでベイルアウトは不可となっている。
だからこそ、このC級の、いわば訓練用のトリガーでの戦闘を許可するのは非常に危険になると言わざるを得ないのだが・・・。現状ではそうも言ってられなくなってきたのだ。
考えてみればわかる事だが、A級が約30、B級が100、たったこれだけの人数で街を守るとか不可能に決まっている。たまにくる小規模なトリオン兵ならばこの人数でも十分対応可能だが、先の大規模侵攻クラスの敵が侵攻してきた場合、あまりにもこちらの守備、防衛力は・・・もろい。
だからこそ、C級の400という人員を遊ばせるわけにはいかないのだ。もちろん安全面から自由に使用させる訳にはいかないので、B、A級が随伴の場合や、本部の認可が下りたときのみ、といった条件を付け、限定的にでもC級を戦線に投入することも視野に入れる必要がある。
そしてこれだけの人数で弾幕を張れるだけでも防衛力の向上としては随分と効果がある筈だ。
・・・・とそんな感じで一生懸命アピールしたのだが、通りすがりのタヌキのおっさんに何言ってんだこいつみたいな目で見られたり、忍田さんにも難しい顔をされてしまった。
おのれタヌキめ・・・しばらく小町にはあのおっさんに近づかないように言っておこう。ふはは!小町に会えなくて寂しがると良い!
「いや、まぁ、正確に言うと、保留・・・だな。」
「うん、次の会議で、決めるって」
「たしかに、難しい問題ですからね・・・」
しかし、忍田さんめ・・・なにが次の会議で検討する、だ。事件は会議室で起こってるんじゃないんだぞ!?って言ってやろうかと思ったが、そも事件もまだ起こってないので俺に出来ることはとりあえず深刻そうにうなずくことだけだった。まじで、アホみたいな物量でトリオン兵が来た場合、130人で対応するとか絶対にムリ。つかしんどい。・・・まぁこの際正直に言うと、メンドイ。
俺のファンネルは対複数を想定したトリガーのため、真価を発揮しそうなものだが、しんどいものはしんどいのだ。働きたくない。俺は小町を守るためにこの組織に入ったのだ。冷たいようだが、それが一番の理由であり、今の俺の存在意義だ。まぁ、最初の頃に比べて守りたい人が増えてしまっているが・・・・。
だからこそ、少しでも小町の安全を確保できるならどんな手でも尽くすつもりだ・・・だが、実際に大規模な侵攻があった場合、このままではそもそも俺のトリオン量が持たないだろうし、そしたら小町守れないかもだし・・・それではダメなのだ。ダメダメなのだ。
130人だけでなく、他の400人の力も借りる必要性も視野に入れなくてはなのだ!と一生懸命めちゃくちゃ説得した。
その結果、忍田さんも納得したらしく、必ずや会議で通そうと約束してくれた。結局会議待ちにはなってしまうが、それでも大きな一歩のはずだ。後はこれらの準備が実を結ぶようなことが起きない事を祈るのみである。なーむー。
「・・・と、まぁそんな感じだな」
「そういうこと」
「なるほど・・・それなら仕方ないですね」
「まぁ全然納得はしていないが、仕方ないかな、と」
「しかたない、ね。」
ほんそれ。情報漏洩とかC級の安全とか隊務規定とかあるからすぐにOKが出ないかもとは思っていたが、それでも納得できない物はある。
まぁ迅さんの予知からやはり遠からず大規模侵攻が発生する可能性が高まってきているとの報告は受けてるはずで、それに対する動きも今後あるだろうと信じるしかない。ほんとたのんます・・・。まぁそんなわけで・・・
「ようし、そんじゃまぁ、俺もちょっくら訓練してくるかね」
「いってらっしゃい?」
「さぼってはだめですよ?」
とりあえず、報告はこんなもんかね?と判断した俺は重い腰を上げて大井とひふみん先輩に言うと、ひふみん先輩は可愛らしく手をひらひらさせながら見送ってくれてほっこりし、大井のセリフにはいはいと軽く答えながら隊室を後にするのだった。
「ふぅ・・・対策は進めてる、出来る限りの訓練もしてる、C級の訓練も・・・でも、それでも迅さんの予知は変わらないのだろうか・・・後はどうすればいいんだ?」
重い足取りでボーダーの通路を進みながら俺は自問していく。
夏休みごろに迅さんに視てもらった時はぼんやりとだった。しかし、時間が進むにつれてだんだんと予知の内容が明確になっていき、現在では小町に危険が及ぶ未来が視えたと言っていた。
それがいつかはわからない。同時期くらいに大規模侵攻の兆しも視えていた。大規模侵攻と小町の安全、この2つの問題に対して最後の、苦肉の策として小町に戦闘用のトリガーを持たせる事にした。危険が及ぶのは避けられそうもなく、回避できる未来は半々らしい。ならば、その危険に対して俺が出来ることは可能な限り時間を稼げるようにすることだけだ・・・現在はテスト勉強を行っている小町だが、定期的に息抜きと言いながら戦闘訓練も行うようにしていこう。
「大丈夫、北上や大井、ひふみ先輩もいる。俺だけじゃ守り切れなくても、あいつらと一緒なら、きっと・・・」
まったく、半年前の俺には理解できなかった考えだが・・・。まさか小町以外にここまで信頼する奴らが出来るなんてな・・・。
そんな事を考えて、あれ?これもしかしてフラグじゃね?とかいやいや、大丈夫、今度こそこの問題が片付いら小町とひふみん先輩と電とで俺的癒しシスターズとのんびり過ごすんだ!と決意を新たに一歩を踏み出していくのであった。
あ、やべ、またフラグたてちゃった・・・・・。
という訳で、少しシリアルと言いますか、面白みのないお話でした。
まぁ、実際130人で街を守るとか無理な訳で・・・だって、大規模侵攻がどれくらいの総数かは不明ですが、その後のガロプラは小型とはいえ300体以上をただの足止めに使ってる訳で・・・・。
侵攻で、かつ大国であるアフトがトリガー使いを6人も派遣した大規模侵攻を考えると・・・まぁ10倍とかの規模でも足りないんじゃないかなって思う訳なんですよね。
対してボーダーは130人・・・まぁ無理ゲーですな。しかもブラックトリガーが4本とかもうバグかと言いたい。だからこそもうちょっとボーダー強化してもいいよね?っていうのが今回の話でした。
じ、次回こそ、原作に突入します・・・・たぶん。少しまじめな話をしてしまったので、休憩回的なものを入れようかとも考えております。
そんなこんなで、ゆっくりペースでの更新ではありますが、今後もよろしくお願いします。