ジパング×艦これ ~次元を超えし護衛艦~   作:秩父快急

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 横須賀に戻ってきた海上自衛隊のイージス護衛艦[みらい]。そこで角松達を待っていたのは横須賀鎮守府の柏木提督だった。この先の戦況を左右する決断に梅津艦長が出した判断とは…。



航跡15:横須賀会談

6月18日夕方、柏木提督からみらい宛に電文が入った。

 

[貴艦の今後についての事であるが、あなた方の身柄は我々横須賀鎮守府が預かることになりました。只し、所属艦娘の引き渡し及び明朝0800より横須賀鎮守府内の会議室にて今後の貴艦の行動について詳しく話し合いたい。日本国 国防海軍 横須賀鎮守府提督 柏木 淳 ]

 

 

 

みらい 艦長室

 

 

「艦長…。どうされますか?」と、電文を持ちながら角松は梅津に判断を求めた。

「やはり、一筋縄ではいかない相手のようだな…。だが、ここで会談を断れば…。明らかに敵対意識を持っていると認識されかねない…。やむを得ないな…。」電文を見ながら呟いた。

 

 

 

「明朝0800より会談を行うそうだ…。艦娘達には鎮守府へ戻るため、身支度をせよと伝えておくように。会談の時の人選だか私の他に、角松 尾栗 菊池の合計4名で向かうと鎮守府に伝えてくれぬか?」と角松に伝える。

「了解しました。」

 

 

朝日に照らされるみらい。デッキでは鎮守府からの出迎えの船を待つ梅津達の姿があった。

 

「では、我々が会談中の間。艦のことを頼んだぞ」

という梅津の言葉に対し、当直長の隊員が「了解しました。」と敬礼する。

「艦長では…。」

 

 

ド ド ド ド ド ド ド ド … 。

みらい幹部と草加少佐、艦娘達を乗せた短挺は、横須賀鎮守府へと向かう。「見た感じ、我々の世界と違って要塞化しているな…。」帽子の端を掴みながら呟く菊池。

「ああ、船からは見えなかったが防衛大方向の高台にレーダーサイトがあるな。」尾栗思ったことをそのまま呟いていた。「軍の設備が多くあるとはいえ、横須賀であることは違いなさそうだな。」角松は心のなかで出港したときの横須賀の姿と照らし合わせていた。

 

 

 

 

~鎮守府会議室~

 

「提督!海上自衛隊護衛艦みらいの梅津艦長以下、3名をお連れしました。」発着場から案内してきた長門が話す。

 

「ご苦労!」中から柏木提督が出てきて、4人を中に案内した。広い会議室には長い机が設置され、窓側には柏木提督や津田をはじめとする国防海軍の参謀らが並んでいた。

「海上自衛隊イージス護衛艦。みらい艦長 梅津三郎です。」と、帽子を取り一礼する梅津艦長。角松らは自己紹介をして一礼する。

「先日は夜分遅くの会談で申し訳なかった。さ、どうぞお座りください。」と、柏木提督は先日のお詫びを言った。こうして、横須賀鎮守府にて会談が始まった。

 

 

「…先日お話しした際、あなた方は人命救助をのみを目的とし、戦闘には加わらないと断言していました。しかし、この世界はあなた方が居た世界とは違う…。今、この日本…。いや、全世界は深海棲艦からの攻撃により破滅の危機を迎えているのです。」と、津田は梅津達に伝えた。

「あなた方国防海軍は…。もともと我々と同じ海上自衛隊であったと柏木提督から聞いております。しかし、我々は別次元の人間…。この世界に干渉するのはリスクがありすぎると思います。」と、菊池は眼鏡を直しながら話す。

「確かに、あなた方の意見も承知しております。それを踏まえて、あなた方にはこの戦闘に参加していただきたい。」と、柏木提督は呟いた。その言葉に部屋にいる全員が黙り沈黙が流れた。

 

「…それは、我々を拿捕するということですか?」と、角松が尋ねる。

 

「いえ、拿捕するようなことは致しません。戦闘に加わるとしても、あなた方には人命救助を最優先に考えてもらいたい。それを踏まえて、まずあなた方にはトラック諸島へ向かって頂きたい。」

 

「トラック…。ですか?」

 

「ええ。すまんが津田。地図を出してくれんか?」

「はっ!」

柏木の言葉に津田が立ち上がり地図を持ってきた。

 

「現在、トラック諸島には我が国防海軍の前線基地がある。あなた方にはトラックへ向かってもらい、負傷した艦娘を横須賀まで連れ帰ってきてほしい。勿論、必要な物資 燃料 弾薬 食料品 はこちらから支給する。また、護衛部隊としてうちの鎮守府から吹雪 白雪 深雪 暁 響 と護衛艦娘の みらい しらね と気象観測用員として しらせ を送る。…引き受けてはくれないか?」

 

 

柏木の言葉に他の参謀らはポカンとしていた。

 

「艦長どうします?」角松の言葉に梅津は…。

「…すまないが、少し時間をくれぬか?」

 

 

 

 

 

 

国防海軍からの要請を受け、隣室で緊急の幹部会議が行われることになった。

 

「艦長、ここは参加するべきです。トラックに行きましょう!途中であの場所も通る。元の世界に戻る手掛かりが見つかるかもしれない。」

尾栗は参加することを強く勧める。

「だかな尾栗…。参加するのはいいが、一度銃口を向けた相手だ…。油断はできないぞ。第一、トラックとの往復で深海棲艦に発見され戦闘になる可能性もある…。」角松はリスクがあるのではないかと話す。すると菊池が…。「俺も、洋介…。いや、副長の意見に賛成だ。燃料や弾薬等、必要なものを供給してくれるのはありがたいが…。万が一、戦闘になりミサイル等を大量に消費した場合確実に みらい のサバイバリティー(生存率)は確実に減少する。」三人の意見を聞き、梅津艦長はある決断をした。

 

「…私はこの件について、国防海軍の要請を受けようと思う…。確かに、トラックとの往復で深海棲艦と戦闘になるリスクは高い。だが、このままこの世界に干渉しないで過ごすことは不可能だろう。」窓の外に広がる横須賀の海をを見ながら、「来るべき時が来てしまったのかもしれないな…。」と、呟きつつ梅津艦長は3人に向かって振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方…。

 

国防海軍からの要請を受けトラック諸島へ向かうことになった みらい は、長距離航行に備えて横須賀鎮守府にドック入りすることになった。

 

「左舷前方より、タグボート接近!距離800」横須賀鎮守府から みらい を誘導する船舶がやって来た。

「タグボートより発行信号!これより鎮守府ドックへ誘導する。我に続け。」

「抜錨!両舷前進半速、ヨ~ソロ~」

梅津艦長の指示で、みらいは停泊していた猿島沖から動き出す。

 

「…ついに、俺たち、横須賀へ戻ってきたんだな…。」と、ふと尾栗が呟いた。

 

「ああ、そうだな…。これより、ドックへ入る!岸壁からの距離、海底深度に注意せよ!」と、尾栗の呟きを聞きながら角松が指示を出した。

 

 

 

ドック入りの直前、尾栗と片桐が見張り台で話していた。

「やっと、横須賀に帰ってきましたね尾栗さん。」

「あんたは、相変わらず元気だなぁ~。」

「ええ、ジャーナリストですもの。艦これの世界に入ったとしても、この世界の情報を元の世界に持ち帰ればものすごく大きな収穫!我々、ジャーナリストにとってはとても貴重な取材ですよ(笑)」と、笑い飛ばす片桐に尾栗は…。「あんた、地雷踏んでも死なねぇーよ。」と、苦笑いで答える。片桐はその言葉を気にする様子もなく、「さてと、上陸したらフィルムにHDDとか…。取材で必要なものをたくさん仕入れるぞぉ!」と意気込んでいた。

 

 

 

 

 

横須賀鎮守府 ドック

 

国防海軍との調整でトラック行きは3日後の6月23日となった。みらい乗組員達は、鎮守府警務隊の監視下4~5名程度のグループ行動を条件に横須賀市内に限って、上陸を許可された。ドックでの点検作業の合間を縫って、角松 尾栗 菊池 の三人は私服姿で久しぶりの横須賀を歩いていた。「俺たちが居た世界の横須賀とは違うところが多いが、変わらないところもあるんだなぁ…。」ふと、菊池が立ち止まってある建物を見ていた。

「JR横須賀駅かぁ…。防大の時と変わってないみたいだなぁ…。なんか、涙が出てきたぜ。」

三人の視線の先には、横須賀基地から出港する日の朝に通ったJR横須賀駅の駅舎があった。

「防衛大学校での4年間…。俺ら3人で苦楽を共に過ごしたなぁ…。」という、尾栗の言葉に角松が…。

「ああ、休みの日なんかはよくここから電車に乗って横浜へ遊びにいったよなぁ。」

「そうだなぁ…。そういや、覚えているか?俺たちが防衛大学1年生の時の夏休み。横浜の帰りに俺が腹痛になって、ここで防衛大学行きの終バスに乗り遅れたこと。」と、菊池が話す。すると、「あったなぁ、そんなことが(笑) なぜだか、あのとき、京急乗ればいいのに…。学校まで走っていったなぁ。」と笑う尾栗。

「そうだったなぁ。門限まで残り15分を切って、大学直前の急坂を皆で走っていたら…。菊池の腹痛がぶり返して動けなくなったよなぁ?」と、角松が思い出しながら話す。。

「あのときは、門限に間に合うかホント焦ったよ。俺のせいで二人まで遅刻することになったらいけないから、「先に行っていろ!」って、言ったよなぁ…。そしたら洋介が…。」

 

 

 

「お前をここで置いていくわけにはいかない!一人のミスは全体のミスなんだ。何がなんでも門限までに、お前を学校まで連れて行く。」

 

 

 

「って、言ったと思ったら菊池を担いで走り始めたんだよな(笑)」と、尾栗が話した。

「…結局、あの日は門限に間に合わなくて翌朝俺たち三人でこっぴどく叱られたよなぁ~。」と、角松。だが…。

 

「洋介の機転で、三人同時に点呼場所に着くことが出来たんだから…。」

「だよなぁ、あそこで雅行を置いていったらどうなってたことか。」

「そうだなぁ…。ま、俺は俺の信念を貫いただけだけどな。」と、冷静に返答する角松に…。

「副長~また、照れ隠しですかぁ?」と、尾栗が脇腹を突っつく。

「照れてない!」と、角松は帽子を深く被る。

横須賀駅近くのヴェルニー公園に移動した三人は、学生時代に戻ったかのように防衛大学時代の懐かしい話を日が傾くまで続けた…。

 

 

 

 

 

 

その頃、みらいが入場しているドックに何やら怪しい行動をする艦娘が来ていた。

「これが、噂に聞いた戦艦ですか…。不思議な船影で見たことない形ですね。砲は一門しかないし他に対空武装は無いか、大きなマストだし嵐で転覆しそうだなぁ…。何だか頼り無さそうね…。それに、後部甲板には格納庫があるわね…。」と、写真を撮りつつ興味深そうに観察していた。

「しかも、182というナンバー。みらいさんと、何か関係があるのかしら?」と、物陰から見ていたが足元にあった鉄パイプを蹴飛ばしてしまい大きな音を出してしまった…。

 

 

「誰だ!?」

 

みらいの前甲板から叫び声がする。

「やばっ!」と、駆け足で走りはじめるがその先には…。

 

「止まれ!止まらんと撃つぞ!」

 

拳銃を持ち、自分に向けてたっている軍服姿の柏木提督がいた。

 

「うわ!」その艦娘は驚いて尻餅をつく。

 

「なんだ、青葉じゃないか…。ここで何している?まさかだと思うが…。」

「えへへ…。」と、頭をかきながら頷く青葉。すると、柏木提督のもとに騒ぎを聞き付けた梅津艦長がやって来た。

 

「…柏木提督。なんの騒ぎですか?」

と、訊ねる梅津に対し、柏木は拳銃をしまいながら…。

「ええ、この艦娘…。いや、青葉が勝手に立入禁止区域内に入って、あなた方のことを観察していたからですよ。」と、柏木提督は青葉が持っていたカメラを取り上げて中身を確認し始めた。

 

「そうでしたか…。しかし、艦娘達と我々は共に行動する予定ですが…。」と、ムスッと頬を膨らましている青葉を見ながら梅津が訊ねる。

「あなた方の存在は、国防海軍公式の存在じゃない。この横須賀鎮守府の人間しか、現段階では関わらないようにしているのです。だが、この艦娘 青葉は鎮守府の広報担当であり他の鎮守府 駐屯地 等と情報交換を行う任務についています。あなた方の存在については国防海軍内での方針が決まるまで内密にしておきたい。」と、提督は話ながら青葉のカメラからフィルムを抜き取った。

 

「と言うわけだ、すまないが青葉。この船は軍事機密になっている。撮影は許可しないぞ。」

「えー。せっかくの特ダネなのに?」

と、青葉はいまだ頬をフグのように膨らましている。

「今回の件は、多目に見ておくが…。この船の事はこの横須賀鎮守府内だけの極秘事項になる。他の鎮守府に、情報を流すんじゃないぞ。」と、提督は青葉を睨みながら話した。その目は、普段の優しい目付きではなく…。鋭く、獲物を見定めるかのような怖い目付きだった。

 

「はぁぃ…。」

 

と、提督からカメラとメモ帳を返却された青葉はトボトボと凹んだ様子でドックから出ていった。その後ろ姿を見ながら梅津が…。

「柏木提督…。我々の存在は厳重に隠されていますが…。他の艦娘と違って、なぜあそこまで厳しく?」

「…あいつは、艦娘であると同時に一種のジャーナリスト魂を持っているんです。」

「なるほど…。」

「ここに配属される前から、他の鎮守府でこのジャーナリスト魂のせいで少しトラブルを起こしてましてね。他の鎮守府から厄介払いされていたのを広報担当として、ここで引き取ったんです。」

と、柏木提督は去り行く青葉の背中を見つめながら話した。

 

「あのジャーナリスト魂をうまく調節すれば、うちで上手いことやっていけるはずなんだがなぁ…。」

 

「…うちの船にも、様々な隊員がいます。ゲーム好きな隊員や釣り好きな隊員。喧嘩っ早い血の気の多い隊員や物静かな隊員…。人それぞれ、良いところ悪いところはありますよ。彼女も、これから先色々な場面に遭遇して成長し、立派な艦娘になれるのではないでしょうか?」と、梅津は自分の部下の事について話す。

「ハハハ…。そうだといいですがねぇ~」と、柏木提督は苦笑いで答えたのであった。

 

 

 

その夜、食料等の必要物資の手配が完了し積込作業を行うこととなった。

 

「今回、物資の積込作業を指揮させていただく国防海軍 兵曹長 河本です。」

みらい が入っているドック横で水兵服を身にまとった小太りの男性が話す。その横には、今後の作戦に参加する艦娘の みらい と しらせ そして吹雪の3人がいた。

 

「梅津艦長!みらい以下3名!物資搬入作業のお手伝いをしたく参りました。」 と、敬礼していた。

 

「ご協力感謝します。」と、梅津と角松が挨拶をする。

 

 

「おーい!運ぶぞー!」

岸壁からの声にみらい乗組員達が答えてくる。

「オッケースヨ!」

 

「オーライ! オーライ!」

 

みらい 後甲板で、乗組員達がクレーンの誘導を行っていた。

 

ドスン!

 

「こりゃ、古古米だぜ…。せめて、古米にして欲しいなぁ~」

「贅沢言うなって、この世界は戦時中なんだからよ~」と、運び込まれた米袋を見て少々、文句を言いながら作業するみらい乗組員達を見た国防海軍の人々は、

 

 

 

「日本語を話しているが…。妙に、西洋人っぽいな…。」

「ああ、それに言葉遣いもうちらとは違うな」

「本当に、日本人なのか…?」

と、疑問の声をあげていた。

 

日が傾き空がきれいな夕焼け色になる頃、みらいが停泊している岸壁の端で草加と津田が話をしていた。

「なんのご用ですか?草加少佐。」

「津田、時代を見てきたか?」

草加が訪ねたのは、みらい艦内の資料室のことだった。

「…い、いえ。あの部屋へ私も案内されましたが…。」

 

 

~みらい資料室前~

 

「ここが資料室だ。この戦争の行く末についての資料もあるが…。」

 

 

案内役の尾栗の言葉に津田は震えていた。

「私は気弱な人間です…。あなたのように、目の前の未来を知ることが怖い…。」

手に持った制帽を握りしめながら津田は答えた。

 

「少佐は、未来を知ってどのようなお考えを?」と、自分の思いをぶつけてみたが…。草加から帰ってきた言葉は、「未来を知るとこは、生きると言うことなのだ。」という言葉だった。

「みらいは横須賀を出港後、ガダルカナルへ向かうだろう…。あそこで、近く大規模作戦が行われる模様だ。」と、津田を見ながら答えた。

 

 

 

 

 

2016年 6月22日

みらい艦内

 

必要物資の積込作業も終え、まもなく夕食の時間になる頃艦橋から艦内放送が流れた。

 

 

「遅くまでの積込作業、お疲れさまです。貴官らのお陰で、明日の出港を無事に向かえられることに心から感謝したい。本艦は明朝より新任務遂行のため、当泊地を後にする。新たなる作戦区は…。ソロモン諸島最南端。ガダルカナル島周辺海域である!」という、梅津の言葉に驚く隊員達。

「現在、ガダルカナル島では国防海軍と米軍の合同作戦基地が存在している。近く、7月23日未明!深海棲艦の集中攻撃が始まり、日米双方で2万3千人の死傷者が出ることになっている。本艦の目的は、その戦闘を未然に防ぎ日米両軍の隊員の多くの生命を救うことにある…。」

 

「俺たちが、この世界の未来を変えるのか…!!」と、驚き愕然とする隊員達。

 

 

「抜錨は明朝06:00 本作戦について総員に厳に告ぐ。我々の行動は戦闘に参加するのではない!あくまで、人を殺す武器を持たない自衛隊としての救命活動である!以上!」

 

「いよいよ行動だ!」

「俺たちの日頃の訓練の成果をだせるぞ!」

と、科員食堂では意気込む隊員達の声が上がっていた。

「…私は、艦長のご決断に異存ありません。私は私の任務を遂行するのみです。」と、CICで菊池は呟いた。

 

一方、艦橋では…。

 

梅津の元に角松がやって来た。梅津は艦橋席に座って外を眺めていた。

「…この世界は、我々の世界には繋がっていない。我々にとって草加の言葉は、麻薬のように危険で甘い…。」

 

「艦長!私にも迷いがあります。しかし、追い詰められた我々に、他の選択肢があったでしょうか?…私は艦長のご決断を支持します!!」という、角松の言葉に振り返った梅津は「フィーリングを行う!本作戦における最善の策を導き出す!」と指示を出した。

 

「ハッ!」

 

 

みらい の今後が決まった頃、横須賀の岸壁に停泊している護衛艦みらいは、きれいな夕焼け色に染まっていた。

 

 

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