ジパング×艦これ ~次元を超えし護衛艦~   作:秩父快急

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 なかなか更新できずスミマセン(汗)今回は第六駆逐隊の一員である響と航空科の佐竹との間にできた…。ほんわかした艦娘達の日常を描いてみました。




航跡20:響と海鳥

 その頃、みらい艦内の食堂では手が空いた隊員や非番の隊員達が夕食を取り始めていた。その中には、前方で哨戒任務に当たり、交代してきた艦娘達の姿もあった。

 

・サーモンフライ

・鶏肉とトマトの洋風煮込み

・温野菜サラダ

・白飯

・コンソメスープ

・漬物

 

と、艦内の食堂入口に夕食の献立を書いたホワイトボードが下げてあった。

「あ~。哨戒任務は疲れるぜ~ 」と、任務が終わりひと風呂浴びてきた深雪と白雪が食堂に入ってくる。みらい と しらね がマリアナ基地へ先行して行っている間、吹雪 白雪 深雪 響 が交代で警備にあたっていたのだ。ただイージス艦娘の みらい と護衛艦娘の しらね が居ないことで、旧装備しかない艦娘達を海上で任務に当たらせるのは危険と判断した梅津艦長の計らいにより、艦橋デッキから監視任務をしていたのだ。

「おっ、深雪ちゃん随分日に焼けたなぁ~」

と、給養員から声が掛かる。

「ずっと、艦橋デッキに居たからこんなに焼けちゃったよ(笑)」と、制服の袖をまくりながら見せびらかす深雪に…。「深雪ちゃん、恥ずかしいからやめてよぉ…。」と、白雪がボソッと呟く。深雪達、艦娘達が来たことで一部男性隊員達の行動に支障が出てしまったが…。深雪の持ち前のキャラで長い航海を楽しく乗り切れてるようだ。もちろん、各艦娘達は持ち前の特技を活かして各科に配属となり みらいクルーの一員になり始めていた。

 

ガチャガチャ…。

 

深雪達は食堂で自分達が食べる分を取り、席へ向かった。すると、食堂の片隅で一人で食事している艦娘の姿を見つけた。

「あ、白雪さんに深雪さん。」

「おっ、なんだ響は一人で飯食ってんのか?」

一人で食事していたのは、艦娘の響だった。交代で任務に当たっているため、今日の非番は響だった。「響ちゃん…。今日は何してたの?艦内で見掛けなかったけど…。」と、白雪が尋ねる。すると、隣の机に座っていた佐竹が…。

「今日、響君はうちの航空科の見学に来てたよ。」と、意外なことを話始めた。その事に驚いた白雪と深雪は話を聞き始めた。佐竹の話によると…。

 

 

 

昼頃 みらい後部甲板 航空機格納庫

 

「…。」

非番で何もする事が無く、艦内を散策していた響は後部甲板にやって来ていた。非番の隊員達が甲板で釣りをしていたが、響は釣りよりも整備中の海鳥の方が気になったのだ。

「…おや?」格納庫の片隅で整備長と佐竹が話していたが、こちらに気づいたのか佐竹が声をかけてきた。

「…えっと。艦娘の響君だっけ?」

「…うん。」響は静かに返事した。

「こいつが気になるのか…?」佐竹は海鳥を指差した。整備中の海鳥はコックピットの窓が開けられ翼を畳んだ状態で格納されていた。SH-60Jがマリアナ基地に先行しているため、普段よりも格納庫の中は広くなっていた。そのあと、佐竹や整備員達が整備しているのを響はしばらくの間見ていた。

「…響君。機体は飛ばせないが…。折角だから、操縦席座ってみるか?」と、声をかけてきたのは整備長だった。

「操縦席…。乗ってもいいのかい?」と、目を輝かせながら佐竹を見つめる響。

「いや、佐竹と相談してな海鳥が気になるなら色々見せてあげようって話になったんだ。響君はこう言う航空機は好きかい?」と、佐竹から聞かれた響は、

「…хорошо(ハラショー)航空機は嫌いじゃない。」と、顔を赤くして呟いた。

そのあと、響は佐竹達航空科の計らいで一日航空科体験という艦娘では中々出来ない貴重な体験をしたのだった。勿論、艦艇一般開放の時に使う航空科の試着用制服を身につけ海鳥の操縦席にも座ったそうだ。その時、偶然通りがかった片桐が航空科の制服姿の響の写真を佐竹達と共に撮ってくれたのだが…。どうやら、写真に写ったのが恥ずかしかったのか…。夕食を食堂の片隅で食べていたのだ。

 

 

 

「いいなぁ~俺も、海鳥の操縦席座ってみたかったよぉ~」と、いじける深雪。

「普段、私たちは艤装を着けて海上で活動しているからねぇ~貴重な体験だったでしょ。」白雪はちょっと羨ましそうに話した。

「響君、結構、海鳥に興味があるのか色々聞いてきてねぇ~ビックリしたよ。」と、お茶を飲みながら佐竹が話す。

「…佐竹一尉。今日は海鳥を見学させてくれてありがとう。」と、顔を赤くしながら響がお礼を言う。

「…また、来たらいいよ。俺も、休みの日は大空を眺めていたい日もあるから。」と、響に言ったあと佐竹は格納庫へ戻っていった。後日、片桐が撮影した航空科の一員とパイロット服姿の響を写した写真は格納庫の片隅に飾られることとなった。深雪達が少々、不満な顔をしていたのは秘密である(笑)

 

 

護衛艦みらいで、みらいクルー達が楽しみながらマリアナ基地へ向かい航行していたその夜…。米海軍第12駆逐隊の旗艦アーレイ・バイク級ミサイル駆逐艦[ジョン・フィン]以下、艦隊5隻が行方不明になった海域を哨戒中の汎用護衛艦[さがみ]搭載のSH-60kが第12駆逐隊の物と思われる救命ボートと漂流中の残骸を発見した。無事に救助された乗組員は全体の1%にも満たない8名だった。翌朝まで続いた捜索活動は敵勢力との接触を避けるためと、発達した熱帯低気圧接近にともない明朝0800をもって、捜索活動は打ち切りとなった。

 

 

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