ジパング×艦これ ~次元を超えし護衛艦~   作:秩父快急

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航跡60:MI攻略開始

 

 12月8日 0130 みらいCIC

 

 ミッドウェー島より西に120キロ。護衛艦ぶこう以下、第一護衛艦隊は攻撃準備に入っていた。今日の日の出は0450。日の出直前の0430に護衛艦娘いぶきのF35JB先遣隊により数発の対地ミサイルを敵陣に放つ。そして日の出と同時に瑞鳳達囮部隊の艦積機による爆撃を開始及びミッドウェー島周辺海域へ突入し同海域の敵空母機動部隊を島の北方へ誘引する。レーダーによる観測と瑞鳳達からの報告を元に、翔鶴達五航戦の第一次攻撃部隊を発艦。敵陣周辺に残留した敵艦を掃討する。そして赤城以下一航戦と二航戦の艦積機を順次発艦。敵主力の攻撃を行う。だが、航空戦力だけでは火力が不足すると思われる。そこで、大和以下対地砲撃部隊による砲撃を敵艦掃討後に実施。これに護衛艦ぶこう以下、第一護衛艦隊のミサイルによる中距離援護射撃を行うと言う…。緻密に計算された奪還作戦だ。この作戦で護衛艦みらいに課せられた目的は、護衛艦みらいだけが保有するトマホークミサイル。これを使った対地攻撃だ。トマホークミサイルの射程は約250キロ。今回は50キロ離れた海上から放つ。勿論、ロケット燃料は満載。50キロ離れた所からだと積載された燃料の消費は4分の1。引火すれば爆発の勢いと共に、着火材の役割にもなる。

 

 「よし。砲雷長、準備完了。いつでも射撃できますぜ。」

 青梅がVLSへのトマホークミサイル装填状況の最終確認の報告を菊池にしていた。

 「了解。」

 菊池は静かに返答した。国防海軍に編入されたとはいえ、元は海上自衛隊。尖閣諸島での紛争を経験したとはいえ、巡航ミサイルによる対地攻撃は初のこと。既にミッドウェー島の生存者報告は0との報告が上がっているが、万が一生存者が居たらと思うと…。菊池は心の中で思っていた。だが、既に国連安保理で決まったこと。ここで敵深海棲艦に打撃を与えなければ人類は破滅する。厳しい状況の中で菊池はGPSによる終末誘導の徹底を指示した。

 

 0413 ミッドウェー島南東70キロ

 

 護衛艦娘いぶきは手元の時計を見ていた。作戦開始まであと2分。同行する五航戦の第一攻撃部隊は各艦作戦の最終確認をしていた。

 

 「作戦開始まであと1分よ。」

 と、翔鶴が呟く。水平線の彼方が僅かに赤くなっている。

 

 チッチッチッ…。

 

 いぶきの腕時計がカウントダウンを始める。そして…。

 

 「0415 作戦開始! いぶき発艦します!」

 作戦開始時刻になり弓矢を放つ。放たれた弓矢はF35JBへと変化し敵陣営へ飛んでいった。

 

 0416 みらい CIC

 

 「護衛艦娘いぶきより入電。我、艦積機発艦。」

 通信員が報告する。CICのモニターには3機のF35JBの信号が映っていた。

 

 

 0425 爆撃開始5分前 ミッドウェー島 北方20キロ

 

 (見えた!)

 水平線の彼方の赤い光に照らされ島の輪郭がうっすらと浮かび上がる。F35JBのパイロット妖精は赤外線カメラで敵飛行場姫位置を確認。

 「All planes, Element leader. We are mission launch. I repeat, we are mission launch. ...Target confirm, missile away.」

 (編隊長より編隊へ、作戦開始。繰り返す、作戦開始。…目標確認、ミサイル発射。)

 

 0430。ミッドウェー島北方よりF35JBに搭載された対地ミサイルが放たれた。

 

 ドカドッカーン

 

 薄暗い中で突然の攻撃に驚く飛行場姫。だが、慌てずに順次、戦闘機を離陸させていく。

 「Target kill. ...Enemy airfield princess, starting takeoff of fighter.」(目標撃破。… 敵飛行場姫、戦闘機の離陸を開始。)

 いぶきの元に攻撃成功の情報が入る。そして作戦成功と囮部隊の瑞鳳達と五航戦の二人に伝え、各空母は朝焼けの空に自身の艦積機達を放った。

 

 0450 ミッドウェー島 南方20キロ対地攻撃部隊

 

 北方からの攻撃に対処しているのか、敵の艦隊は北に集中している。旗艦の大和達は待機していた。

 「おぉ、ずいぶん派手にやってるな。」と、呟く天龍。朝日に照らされ島の上空には煙が滞留してるのが分かる。瑞鳳達囮の空母機動部隊は北方への誘引に成功。だが、誘引出来たのは敵の半分。残りは五航戦が掃討に当たっている。そのためこちらのは気づく様子が全くない。

 「…暇だわね。」

 と、五十鈴が呟く。こちらには未だに攻撃開始の指示が来ていない。対地攻撃部隊が暇を潰している頃…。第二次攻撃部隊は発艦ポイントに向かっていた。

 

 「各艦、ポイントに到達次第発艦!」

 赤城の指示で 加賀 蒼龍 飛龍 が発艦準備に入る。その中で加賀は瑞鶴のことを気にしていた。先日の戦闘で身代わりになって被弾したものの、彼女のメンタルが大丈夫か心配だったからだ。だが、蒼龍から聞いたがあの後瑞鶴は己の行いを反省し…。作戦まで熱心に訓練に取り組んでいた。加賀は今までの経験と訓練の成果を見せられる戦いになればと思っていた。

 

 「赤城先輩。ポイントに到達しました!」

 先頭を航行する吹雪が声をあげる。

 

 「了解!一航戦 赤城 発艦します!」

 

 0510 赤城達第二次攻撃部隊の艦積機達はけたたましいエンジン音を響かせながら発艦した。

 

 

 




 ついに始まりましたMI作戦。ゲームやアニメとと違って夜襲スタートですf(^^;英語のセリフに関してはLINEの英語翻訳機能を使っているので実際の軍用語とは違うかもしれないです…。(細かい所まで気にする方すみません)さて、始まったMI作戦は一体どうなるのかお楽しみに。
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