HP「かぜのふね」http://windship.sakura.ne.jp/の風香ちゃんとのデートを書いた小説を作りました。
下手ですがよかったら読んでください。
関西の西宮、物語はここから始まる。
西宮の阪急の交差点、西宮北口駅。
この駅のコンコースにあるカリオン広場で、一人の短大生がデートの待ち合わせをしていた。
彼はインターネットのブログや掲示板でハンドル名:三毛猫ホームズと名乗っている。
彼のブログは、いつもアクセスが多く毎日更新している。
時間は土曜日、平日で言うならラッシュが過ぎこの駅にある大きな車両基地への回送電車が多くなる時間帯、そこへロリータファッションの一人の少女がやってきた。
彼女の名前は、「船越 風香」。
三毛猫ホームズの人生初めての恋人であり、初デートでもある。彼は少しだけ、緊張した気持ちで待っていた。
「遅くなった。」と、風香は言った。
「そんなこともないよ。ちょっと早すぎ。まあ早いのには、僕はなれているよ。それより風香、今日は僕と1日付き合ってくれる。」と、彼は返した。
「いいよ。どこ行く。」と風香は返した。
「今日は土曜だけど、大阪の問屋街は開いているとインターネットに書いていたのと、お店にも電話で聞いておいたよ。風香ちゃんは風船が好きだから、今日は大阪の玩具問屋へ行こう。僕も空ビがいくつかほしいから、一緒に見に行こう。」と彼が言った。
彼女は、「いいよ。それじゃあ。」と言って行き先が決まり、二人は大阪方面のホームに行った。
しばらくすると「本日梅田行き特急は編成が変更になっています。」と、駅員からのアナウンスがあった。
数分後、特急がホームに入ってきた。
「あ、8200系と9000系のトップナンバーの併結編成だ。風香ちょっと待って。」と彼は言い出した。
彼、愛用のコンデジを片手に電車を撮影。
風香は、「何をやっているのですか」と彼に聞いた。
「そこに立って。電車とツーショットで撮ってあげる。」と彼は返し、風香はポーズを決めた。パチリといい写真が撮れた。
そして梅田行きの特急は、定刻通りに梅田へ向け発車した。
風香は彼に「鉄道ファンですか。」と聞くと「そうなんだ。僕は鉄道ファンで空ビフェチなんだ。」とコンデジをいじりながら返してきた。
「今日は、やっと8200系の写真が撮れた。この調子で風香を撮ってやろう。」
「うれしいですが、空ビフェチの(空ビ)とは何のことを言うのですか。」と風香は尋ねた。
「空ビはね、空気ビニールの略で、浮き輪とかビーチボール、フロート、エアPOPのことを言うんだよ。風香ちゃんも持っているでしょう。」と言った。
「そうですか。でもエアPOPって何のことを言うのですか。」と彼に聞き返すと、「エアPOPは、販促用の空ビであんまり流通しないんだけど、お店の人と仲良くなると時々くれると聞いたけど、自分は試したことがない。」と彼は返した。
風香と話しているうちに電車はまもなく終点の梅田に着いた。
「ここから地下鉄に乗り換えるで。紫の谷町線や。乗り換え口は変なところにあるから、僕から離れないでね。」と言った。
阪急三番街とホワイティ梅田を抜けて、谷町線の乗り場に行った。
「八尾南方面に乗って谷町6丁目で長堀鶴見緑地線に乗り換え、1駅松屋町ってところが玩具問屋街だよ。」と彼が言った。
風香もワクワクした表情で地下鉄に乗った。
ガタゴトガタゴト地下鉄に乗って谷町6丁目で乗り換え、ついに松屋町についた。
「ここは関西で一番大きな玩具の問屋さんがあるんや。僕も一度行ってみたかったんやけど、忙しくてかつ親が厳しいもんやから行けなかったんや。」と彼が言うと風香は「お気に入りの空ビ、見つかるといいですね。」と言った。
すると「君にお気に入りの風船たくさん買ってあげる。ここはめちゃくちゃ安いんや。」と彼が言った。
駅から歩くところ数分の場所にある、「風船・空ビ・玩具卸問屋・平井正雀商店」に着いた。
「さあ風香どれがいい。」「私、やっぱりこれとあれと」「あ、まりぃにおまかせ。君も好きなの。」「うん。大好き。」「僕もだよ。いわゆるアニメの空ビとディズニーにマリーちゃんの浮き輪が僕は好きなんだ。」「私、風船なら何でも好きです。」「こっちのはどうだ。」「あ、動物さんのイラスト入り風船、かわいい。」「気に入ったなら買ってあげる。」「いいの、高くない。」「大丈夫、ここはすべて定価の3分の一、卸値で売ってるから。」「ありがとう。」
と言って風船の売り場を後にした。
このあと2階の空ビの売り場に行く。
「今度は僕が空ビをどういうものか教えるよ。」「わ~い、どんなもの」「こっちにあるのは浮き輪、あっちがビーチボール。そこにあるのが乗って遊ぶフロート浮き輪、そっちにあるのが抱きつき人形と立ち人形、ヨーヨー釣りのビニール風船などの縁日用品。」「この風船、ママがこれをよく使ってアーチを作っていた。」「それもビニール風船だが膨らませるのに特別な道具が要るんだ。」「空ビって奥が深い。」
「そうだよ。あ、僕もまりぃにおまかせのビーチボールいくつか買って帰る。」「私このビーチボール買っていいですか。」「あ、これ初音ミクのじゃん。これもよっと。」「あの~お金、大丈夫ですか。」「いいよ。コミケ行かなかったからお金が余っているから大丈夫。」「ありがとうございます。」
と言ってレジに行く。占めて3,500円の買い物、すべて彼が持った。
そうこうするとお昼の時間、二人は梅田に帰り阪神百貨店のレストランで食べていた。すると彼が「あのお店、ゴム風船を膨らまして展示してなくてよかった。」と、言った。
風香はこのことの不思議そうに聞いていたが、やはり気になるのか意味について彼に尋ねた。
「僕は空ビが好きなんだけど、ゴム風船は少し嫌いなんだ。と言うべきかこんなのいって風香には申し訳ないんだけど、風船が生理的に受け入れられないんだ。」
と、彼が言った。
「生理的?」「そうなんだ。僕のそばに膨らんだゴム風船があると怖くなって逃げたくなるんだ。」
そう彼が言うと風香の目にうっすら涙が浮かんできていた。
「そんな。三毛猫ホームズさん風船が嫌いなんて。」「そんなこともない空ビも立派な風船のひとつ。僕にとっては大切なもの。君がゴム風船好きなのと同じくらい。」「でも空ビは風船じゃない。」「そんなことも。」
彼は風香を説得するも聞いてもらえなかった。
しかし彼が「君が風船好きなように、僕は空ビが好きなんだ。お互いにこれらのいいところ話そう。」と、言った。
お互いの話しを聞いているうちに風香の機嫌はよくなった。
そして最後に梅田の映画館で二人のお気に入りのアニメ映画を鑑賞。
互いに再開の約束を梅田の改札でしてから阪急特急の須磨浦公園行きに乗った。
そして西宮北口で風香は降りていった。
帰宅後彼は、ブログ更新と短大のレポートで忙しそうにしていた。
買ってきたビーチボールや空ビに空気を入れる時、風香がどうしている気になった。
風香もその頃、今日買ってきたばかりの風船をいくつか膨らましていた。
そして互いに電話をかけた。
「もしもし、あの。」二人一緒に言った後、彼が「どうしたの。」と言った。
「あの今日はありがとうございます。」「いいよ。さっきちょうど僕も勉強とブログの更新がちょうど終わったから、買ってきた空ビを膨らましたよ。君はどう」
「私もさっきちょうど風船膨らましてたよ。買ってくれてありがとう。」
「また会おうね。」
そういって電話を切って、二人は床についた。
それぞれのお気に入りの風船、空ビを枕元に置いて。
あとがき
私がこの小説を書いたきっかけは、ゲームの体験版をやっていて体育祭のシーンでたくさんの風船が割られるシーンでひらめいたネタです。
風船が割れるのを見て悲しそうな表情をしていた風香が、少しでも元気にしようと思い不器用な僕がサプライズをすると言った感じで書いています。
またこれには、阪急電車のネタが多く使われています。
僕は鉄道ファンで、鉄道と空ビのブログもやっています。
阪急電車の部分が、かなりリアルかつ詳細になっているのはこの影響です。
また小説中に、電車を撮影するシーンやお店の名前「平井正雀商店」なんかも出てきます。
商店の名前の由来は、阪急の車庫の場所で平井車庫と正雀工場から由来しています。
梅田の最後のシーンにやっとデートらしい要素を入れることが出来、うれしいです。ここまでが長かった。アニメ映画どんなものを見たかは、推測してください。
最後にこれでやっと風香とデートが出来たので、僕自身とてもうれしいです。