インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

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 どうも、おはこんばんにちは、そしてお久しぶりです、黒ヶ谷です。

 本作で投稿するのは三ヵ月ぶりくらいですね。何とか実習を終えて帰って来て、これから国試対策に入ります。つまり無事に実習は合格判定を貰えました……ガチの嬉し泣きしました……

 そんな私の近況は以上として、今話について。

 今話はオールシノン視点。

 文字数は約一万四千。

 場面としては、七十七層攻略でキリトがシノンと二人ペアで行く事で、スレイブに対抗出来ると提案してからの事。シノン視点なのでどんな判断になったかはお察しでしょうね(笑)

 戦闘は一切なし。シリアスだけど、ほのぼのだよ!

 シリアスなのにほのぼのって、矛盾……してる、のか……?(ガチ悩み)

 まあいいか(思考放棄)

 ではどうぞ。





第百八章 ~求める強さ~

 

 

 走る。走る。ただ走る。

 目的地はただ一つ、彼方に見える白亜の塔。浮遊城を生きる者達から迷宮区塔と呼ばれるそこに辿り着くために深い霧に包まれた森を抜ける必要がある。だから走る。

 《迷いの森》と異なり、一定時間ごとにエリア分けされたマップ間でのランダム転移は発生しないものの、マッピングされたマップは、自身を中心とした半径数メートル分しか明瞭になっていない。周囲やその先はボンヤリと塗り潰されていて先が見渡せないのだ。

 幸いと言うべきか、方向だけはしっかりしてくれているので迷いそうな事は無い。

 

 ――――自分は彼の後を追うだけだから。

 

 タタタタ、と軽快な音を乱れなく上げながら地を駆ける者は、黒衣の剣士キリト。最近は甲冑や籠手を付けて騎士の趣が出て来た【黒の剣士】その人。軽快な足音に合わせて鎧の板金が擦れる音が聞こえる。

 彼は最前線攻略をソロでしてきた実績と、この霧の森に潜んでいると考えられる黒騎士スレイブと唯一伍する事が出来る点から、先行部隊を率いる事になった。

 

 つまりあの後、《攻略組》はキリトの案を受け入れる事で合意したのである。

 

 攻略で避けて通れない道であり、ただの一人も犠牲者を出す事が許されない現状で、最も生還率と成功率が高い選択肢がそれだったから。他にも幾つか意見は出たが、確実性というものは彼の提案よりも欠けていた。

 彼をリーダーとする先行部隊のメンバーは、彼と自分の二人だけ。

 それは《ⅩⅢ》の能力を万全に扱えるようにするための措置。これまでソロで戦って来た彼の戦闘能力を十全に発揮するには仲間が少ない方が良いのだ。

 自分が選ばれたのは、彼に認められるだけの弓の腕を持ち、同じ《ⅩⅢ》を持っているから。今でこそ彼の方が上だが、《ⅩⅢ》の属性操作を最初に編み出したのは私だった。それを評価しての事だという。

 それを知って、場にそぐわない不謹慎なものと分かっていながらも、私は喜びを禁じ得なかった。彼に戦力として数えられる、評価してもらえるだけの力を漸く手に入れられたのだと思うと、外周部から落とされた時、それが原因でキリトが死んでしまったと自責の念に駆られていた頃の無力感が報われる思いになる。少しは強くなれたと実感出来る。

 経験が不足しているから、まだまだ私は弱い。戦いの駆け引きに関しては中層プレイヤーのシリカやりリズベットにも劣る自信がある。

 しかし私には、他の皆が持っていない彼と同じ千変万化の武装が、下位互換とは言え遠距離攻撃が可能となるスキルがある。経験で劣る部分を性能で覆せる。

 

 それは、私が辿り着くべき『強さ』では無い。

 

 でも、私が欲する『力』ではある。

 

 この『力』を使って積んだ経験、苦しみを糧にしてこそ、自らが辿り着かんと定めた『強さ』になる。

 私はまだまだ弱いから『力』を得たなんて言えないが、それでも彼に頼られるくらいにはなれたのだ。それだけでも一歩前進したと言える。

 

 ――――気を遣われてるのは、ちょっとアレだけどね……

 

 元々レベルに絶対的な開きがあるため、当然移動速度に関わる敏捷値にも大きな差が生まれる。彼が全力で走れば私なんてあっという間に置いていかれてしまう。

 そうなっていないのは、私が追える程度にスピードを抑えてくれているからだ。

 気遣いを受けている事に対する嬉しさはある。あの事件以降、人の優しさに触れた覚えは殆ど無かったから。

 しかし同時に、申し訳なくも思うし、疑問も覚える。彼一人であればもっと早くに事を為せるというのに、何故わざわざ私を指名したのか。戦力という意味だとしても不可解な部分は残っているのだ。

 確かに私は装備もスキルも彼に近しいし、最前線で戦える域に達しただろう――――しかし、実際彼の助力が出来るかと聞かれると、首を傾げざるを得ない。否、正確に言うなら、彼に助力が必要かも正直怪しい。互角という話のスレイブとの戦いに割り込む事なんて出来ないに違いない。通常のモンスターは《ⅩⅢ》に武器召喚を連続すれば済んでしまう。

 無論彼一人で行く話であれば、それはリーファやアスナ達も止めただろう。最大戦力を喪う可能性、スレイブ一人で互角なら援軍を呼ばれれば押し負けるという予想、そして彼一人に負担を掛ける事への心苦しさがそうさせるに違いない。

 

 ――――まさか、それを予測して、敢えて私を……?

 

 少人数で突っ込めて、尚且つ同伴するメンバーの能力に納得を抱ける者を一人に厳選したのかと、そう考える。同伴メンバーに納得さえすれば少人数での行動も否は出辛い。事実リーファを筆頭とした面々は単独行動を許しはしなくとも、一人でも同行者がいるだけで否定意見を強く出しはしなかった。

 その可能性を考え、すぐに頭を振って振り払う。

 仮にこの可能性が真実だとすれば、私が選ばれたのは、その実認められたからではなく、周囲を欺くための理由にされたからになる。それでは喜び損だ。きっとそうではないと自分に言い聞かせ、賢明に足を動かす。

 

「――――」

 

 ふと、視線を感じた。

 意識を前に向ければ、肩越しに横目で見て来るキリトの姿が視界に移る。どうやらついて来ているか確認したようだ。

 ――――そう察したところで、彼は少しずつスピードを落としていく。

 つられて私も制動を掛け、すぐに二人して立ち止まる。

 

「どうしたの?」

「そろそろ休憩を挟もうと思って。仮想世界での体力は気合と集中力だ、あまり同じ事を続けていると思わぬところで足を掬われかねない……かれこれ一時間近く走り続けてるからな」

「え……あ、ホント、もうそんなに経ってたのね……」

 

 言われて視線を視界右上の時計に向ければ、アスナ達と別れてから早一時間近くも経過していた。

 ふと天を見上げれば、白亜の塔はすぐ近くにあった。恐らくあと数百メートル進めば入り口に着くだろう。

 ……というか、むしろ一時間も走り続けて未だ辿り着いていないとか、この霧の森は入り組み過ぎではなかろうか。人の歩く速度は時速4キロ、走れば倍近くはある。《アインクラッド》は第一層が直径10キロあり、積層円錐の構造上、上層になるほど狭くなる訳だから、走り続ければ一時間も掛からない筈。

 視界が不明瞭な霧の森の恐ろしさを垣間見た気がした。その危うさを切り抜けられたのは間違いなく彼のお陰だろう。

 

「ねぇ、もうそろそろで着くんだから、回廊結晶に記録して帰ってから休んだ方が良いんじゃない?」

 

 《圏内》に戻った方が休めるのではと思っての提案に、しかし彼は近くの木に近付きながら首を横に振った。

 

「それは悪手だ。濃霧に包まれた森で当てもなく探すより、相手が必ず通る一本道を待ち伏せした方が確実……俺が奇襲を仕掛けるなら間違いなく迷宮区の入り口を選ぶ」

「……そういう事ね」

 

 環境を踏まえての話だったようだ。

 当てもなく探さなければならないのは、こちらだけでなくあちらも同じ。奇襲を受けるリスクはお互いに存在しているのだ。必ず通るルートでの待ち伏せに較べれば奇襲の可能性はとても低いと言えるだろう。

 納得を抱いていると、彼は近くの木の幹に背中を預けるようにして腰を下ろす――――が、斜めに掛けられている二本の鞘の先端が地面に突き立ち、不格好な姿勢で動きが止まる。鞘がつっかえ棒のようになってしまっているのだ。

 

「ふ、ふふ……っ」

「……」

 

 思わず、笑いが零れる。

 無表情に引き締められていた少年の白磁の如き頬に朱色が加わり、半眼でこちらを睨んでくる。睨むと言っても凄みなんてまったく存在していない。

 いや、向けて来る理由が分かっているから怖くないだけだが。

 やや目を泳がせながら二刀を手に取った彼は、改めて樹の幹に腰を下ろす。

 私も寄り添うように隣に腰を下ろした。

 

「「――――」」

 

 静寂が場を満たす。

 私は元々話を自ら振るような性格ではないし、話好きという訳でもない。キリトも《圏外》に居る今は不必要な会話を避けている。それが合わさった上での静寂は、しかし居心地が悪いという訳ではなかった。

 落ち着く、というのだろうか。

 危険な圏外に居て、決して気を抜いてはいけないというのに、キリトが隣に居るというだけで張り詰めた糸を緩める事が出来る。

 勿論私とて警戒は解いていない。緊張感が無い訳でもない。私だって死にたくから当然だ。

 

 ――――けれど、きっと私は……もう足を、引っ張りたくないんだ。

 

 思い返すのは第二十二層にてキバオウ達によって麻痺させられ、リーファの身動きが封じられる原因になってしまった事。

 そしてキバオウによって外周部から落とされたリーファと私の二人を、自らを犠牲にしてまで救い出した彼の姿。

 あの時の私は言い訳のしようが無いくらい弱者だった。

 しかし私と同レベルだったリーファは、キバオウ達の奇襲に即応し、抜刀の剣圧で麻痺毒の投剣を叩き落し、体捌きで避け切って見せた。

 私と彼女の違い。それは経験の一言に尽きる。

 そもそも私と彼女とでは環境、境遇が異なるので、完全に私に非がある訳では無いと思う。剣道を習っていたか否かはその最たるもの。

 だがそれでも、私はキリトと共に居る事のリスクについて聞かされていたし、知っていた。彼と会ったその日、闘技場の前での全損デュエルや周囲の中傷を見た時から理解していた。その上で弱者であったのは私の怠慢が招いた事に他ならない。

 まぁ、一朝一夕で強くなれる筈も無いから、リーファは勿論、他の皆からその事について責められてはいないのだが……だからと言って自分自身の非力さを許せる訳でもない。

 一つ何かが違っていれば、キリトは此処にはもう居ない。

 その代わりに私は生きていた。

 自分のせいで誰かが命を落とすのも、苦しむのも、もううんざりだ。それならいっそ現実世界での生活のように孤立していた方が遥かにマシである。自分にとっても、私に関わる人にとっても。

 しかしこの世界に囚われている限りそれは出来ない。

 そしてアスナ達は私を見限らないだろう。彼女達は人が好い。

 彼に関しては私の方から教えを請うた身、サチとの関係や経緯を考えれば何があっても何かしらの形で援助を続けてくるのは容易に想像がつく。

 ――――だからこそ、私はもっと強くならなければならない。

 人は一人では生きていけない。生きていく中で必ず他者と関わり、何かしら迷惑を掛けたり、協力する事など茶飯事。なればこそ、私は皆に掛ける迷惑を少しでも小さくする努力をする義務がある。

 『力を付ける』事は、最早私だけの問題ではないのだ。

 

「――――何を考えてる?」

 

 静寂が破られる。

 破ったのは問い掛け。要領の得ない、けれどこちらの事を理解し、ともすると思考すら読んでいるのかと思ってしまう程に端的な言葉に、私は息を呑む。

 そのタイミングが、まるで私の思考を否定するものであるように思えた。

 

「……色々よ。攻略の事とか、スキルの事とか、これからの事とか――――」

「強くなる為か」

「――――」

 

 ……思考が止まった。

 核心を悟られないよう煙に巻こうとしたのに、的確に突いて来た。読心術でもあるのかと本気で考える。

 横目でキリトを見れば、彼は霧に霞む頭上の枝葉を仰ぎ見ていた。

 

「……どうして、分かったの」

「戦う力を付ける為の理由として最初に言ってた」

「……」

 

 確かに、彼に指南を受けるにあたり、私はそれを言った覚えがある。途中参加な上に上層や最前線では決して通用しないレベルである以上、無理に戦う必要が無かった私には、彼を納得させるだけの理由が必要だったのだ。

 当時と較べ、今の私が戦う理由は多少増えているが、それでも過去に打ち克つ為に力を付け、経験を付ける選択に揺らぎはない。

 ――――でも、そうではないのだ、私が訊きたい事は。

 

「違う、そうじゃない……どうして私が今考えている事が分かったかを訊きたいのよ」

 

 現状、思考する事と言ったら攻略の事とか、スレイブが何時奇襲してくるかとか、そういった不安に対する事の方が思考しやすい。

 けれど私が強くなる理由については、不安ではない。既に決めた事だ。

 強くなっているか、という不安は確かにある。でもキリトは敢えて『強くなる為』と口にした。そういった不安に思考を回している訳では無いと確信を抱いている様子が疑問を覚えさせるのだ。

 

「強いて言うなら勘」

「勘って……」

 

 そんなバカな、と思わず口にしてしまいそうになる答えに唖然とする。

 その反応を見てか、彼はこちらに目を向け、仄かに微苦笑を滲ませた。

 

「――――ごめん。半分冗談だ」

「んな……」

 

 再び投げられた言葉に唖然とする。

 何だろうか。このキリト、私が知っているキリトじゃない気がするのだが。こんな状況で冗談を口にするような子ではなかった筈だ。

 一瞬スレイブと入れ替わっているのかという予想が浮かぶも、彼の頭上にはフレンドとして登録している証であるプレイヤーネームが浮かび上がっているから違うのは明白。それにスレイブは《ティターニア》のギルド所属だから、名前の横に大樹を模したギルドマークが浮かんでいないといけないが、目の前の少年にはそれが無い。つまりキリト本人という訳だ。

 まぁ、ホロウ・エリアのホロウキリトのように、こちらでも彼のコピーAIが居たらその限りではないのだが。

 ホロウキリトは《ホロウ・エリア》のアカウントだからこちらに来れないだけ。穿って考えれば、《アインクラッド》側にコピーAIが出現しないとは誰も明言していない。だから新しくアカウントを作って、そこにキリトのコピーAIやアバターデータをペーストすれば、通常プレイヤーアカウントのコピーキリトが完成する事になる。

 可能不可能で言えば、ホロウキリトが存在している以上は技術的に可能であると立証されている。だから可能性としては最早否定できるものではない。

 どこまでコピーされるかは不明だが、ホロウキリトの様子からして記憶、精神までも移せる段階にあるのは明白だ。それに個人差があるかは未だ不明だが、現実として起こり得るものではある。

 

 ――――なんて、これは流石に妄想かしらね……

 

 ふ、と己の思考を一笑に付す。

 ともあれ彼の言葉を信じるなら、私の思考を読めたのが半分勘というのは本当という事になる。

 ならもう半分は一体何なのか。

 眼で問い掛けると、彼は再び天を振り仰いだ。しかし焦点は合っておらず、虚空を見ている。

 

「こう言うと多分凄く失礼なんだろうけど……シノンはどこか、俺に似てるところがある」

「私と、キリトが……」

 

 ……咄嗟に何と言えばいいか分からなかった。

 ただ、奇遇と言えばいいのだろうか。

 その所感は、私も以前から抱いていた。

 立場や境遇は異なれど、過去虐げられ、そして過去を乗り越える為に強さを求めるという根幹に関しては、私とキリトは一致している。

 私は銃殺した男の亡霊に打ち克つ為に。

 彼は自らを虐げる者達に打ち克つ為に。

 私がこの世界で強くなろうと思ったのも元を正せばキリトに理由がある。記憶を喪っていた当時、そして取り戻した後は更に強烈に、虐げられる環境に抗って戦う姿が鮮烈に映ったから師事したのだ。

 同じように過去に打ち克とうとする彼から学ぶ事で、私もまた、過去に打ち克てるのではないかと。

 きっとそれを察したのだろう。

 キリトはとても敏い子だ。もしかしたら、彼に師事を願った時点である程度見抜かれていたかもしれない。

 

「……何時からそう思っていたの?」

「シノンに武器の扱いを教えてる時」

「それ、最初の最初じゃない」

 

 確か第一層の人気のない広場にて、斬撃八つと刺突一つの基本の型とソードスキルの素振り各200回させられた時の事だ。

 そんな前から察されていたのかと、何も事情を知らないにも関わらず身抜けた彼の慧眼に瞠目する。

 

「多分、最初の最初だからこそ気付けたんだ」

「……?」

 

 そんな中、続けて言われた内容に首を傾げる事になった。

 

「それは、どういう……?」

「あの時まで、シノンはリアルで武器を振った事は無いと言っていた。体術とか武道とかも」

「ええ、そうね」

 

 リアルでは人から忌み嫌われていたし、私自身人との関わりを避けていて、本好きというのも相俟って図書室に入り浸る日々を送っていた。放課後はすぐに家に帰って買い出しや母の代わりに家事をしたり。

 習い事や稽古などは一度も通った事が無いのだ。

 だからこそ、変な癖が無い分まだ教えやすい部分があると当時キリトは言っていた。剣道をしている人だと、リーファのように《片手剣》を両手持ちで持ってしまって、スキル発動の阻害因子になる事が多いかららしい。《体術》スキルを取らなければマトモに素手でダメージを与えられない事もその一つだとか。

 それがどうしたのだろうと、視線で先を促す。

 

「昔、リー姉に師事した時、俺も同じ感じだったんだ」

「へぇ……どんな事をしたの?」

「最初は《体術》からだった。色々あったせいで俺、最初の頃は加減出来なくて、一撃一撃がどうしても人体の急所……良くて瀕死、最悪即死する攻撃しか出来なかったから、それの矯正に一ヶ月は費やした」

「……えっ」

 

 頬が引き攣った。

 キリトが実兄に見捨てられた後の事は軽く聞いているから、攻撃が全て急所狙いになった事も連れ去られた先での事と考えれば驚く事では無い。

 内心で引いたのはリーファに対してだった。何かの裏組織で仕込まれたであろう無意識の殺人技を意識的に矯正するとか、下手しなくても毎回生死の境に挑むようなものなのに、それを大切な義弟の頼みとは言え承諾し、一ヵ月掛けて成し遂げるとか……

 

 ――――リーファって、ホントに何者なのよ……?

 

 キリトからどんな鍛練をしていたか教えてもらいつつ、以前から浮かんでいた疑問に思考を回す。

 そもそも彼女は私やユウキ、ラン、シリカと本当に同い年なのだろうか。

 私と同時にハジメテを散らされた割には精神的に落ち込んでいない。それに物事を見る視点や対応がかなり冷静だ。キリトの事になるとブラコンぶりを発揮するから釣り合いは取れているが、彼の事が無ければいっそ不気味な部分すらある。

 剣士としての強者を挙げるなら、私は女性からはユウキ、アスナ、そしてリーファの三人の名を挙げる。

 三人はそれぞれ個性がある訳だが、その中でも突出して剣に傾いているのは間違いなくリーファだ。

 ユウキも冷静な部分はある。しかしそれよりは、溌溂とした笑みを浮かべて談笑を交わす一面の方が私は印象に残っている。キリトとのデュエルで見せた獰猛な笑みも競い合いが楽しい――あるいは想い人と闘える事が嬉しい――から見せたと考えれば、彼女には童心というか、腕白な部分が残っていると言える。

 アスナは副団長としての毅然とした振る舞いも見たが、それよりはほわほわと笑いながらお世話を焼いてくる、ザ・女子というイメージが強い。最初にこの世界で出会い、そして私に渾名を付けた最初の人物だからかもしれない。

 このように、ユウキとアスナにはそれぞれ『怜悧な一面』と『プライベートな一面』とがある。

 しかしリーファは後者が欠如しているように思う。

 特にキリトを抜きにして考えると、彼女の事で思い浮かぶのは『剣』一つ。全力のキリトを完全ノーダメージで完封した事と、義弟の事を想う姿の二つが強烈過ぎたからだろう。

 彼女は家族の事以外では人間味が薄かった。趣味を聞いても鍛練としか言わないし、食べ物で好き嫌いは無いと言っていたし、興味があるものも剣道か義弟を中心とした家族の事ばかり。

 剣に傾倒したのはだからなのかもしれない。剣に傾倒したからなったのかもしれないが。

 

 ――――でも、鍛練くらいにしか興味を示さない人が男の子、それも年下の子に恋するなんてね……

 

 そんなリーファを不気味に思わせなくしたのがキリト。どこまでも純粋で、弱く、けれど強くなろうとしている屈強な剣士。

 

 ――――そして、私の初恋の人。

 

 ちら、と横を見る。

 隣に座っている少年は頭上の枝葉を眺めながら、過去どんな鍛練を課せられたか静かに、どこか嬉しげに語っている。

 羨ましい、と思う自分が居る。あの事件以降、私には頼れる人がいなくて、寄り掛かれる人もいなかったから、楽しく話せる過去がある事にそう思った。きっと当たり前な日常をこそ彼にとっては至上の幸福に値するのだろう。

 嬉しそうにしているのを見ると、私も嬉しい気持ちになってくる。

 まぁ、リーファとの鍛練内容で彼女に対してドン引きする事になるとは思わなかったが。

 

「貴方は……」

「それで――――ん?」

「本当にキリトは……リーファの事が、好きなのね」

 

 やや俯きながら所感を言う。同時に、ズキリと胸の奥が痛んだ気がした。

 リーファは、キリトとの大喧嘩の翌日、思いの丈を告白した。更にユウキもその後にした。二人共、将来の事を考えると今のキリトに返答を求めるのは酷だという事で、返事はまだ先にしているらしい。

 私はまだしていない。察されるような行動は幾つもしているが、恋愛事に疎そうなキリトが気付いているとは思えないし、恥ずかしい事もあってあまり思いたくない。

 でも、気付いて欲しいと思う自分もいた。

 

「ん……まぁ、な……」

 

 だから、頬を朱に染め、気恥ずかしそうにはにかんで頷かれた事に、更に胸が痛む。

 絶大な信用を寄せられるリーファ。

 絶大な信頼を勝ち取ったユウキ。

 他にもラン、サチが居るし、アルゴも少々怪しいところがある。アスナは姉のような立場で心配している感じがするが。

 ともあれ、彼女達と較べると、私が勝っている部分は無いと言えた。このSAOで彼女達に勝れるものはあるだろうか。

 《ⅩⅢ》が使えるのも、《弓術》も、どちらも私自身の強みでは無い。それは現実に還ったら意味のなくなるものだ。経験を活かそうにも何に活かせるか分からない。そもそもそんな物騒な経験を活かす機会は無い方が良い。

 それで言えばユウキ達も同じでは、とも思うが、彼女達と私の間では『付き合いの長さ』という歴然とした差が存在している。だからこそキリトはユウキやアルゴ達を受け容れているのだ。

 

 ――――……でも、じゃあ何で私が受け入れられて……?

 

 そこまで考え、ふと浮かんだ疑問。

 基本的に一人で何でもこなそうとするきらいのあるキリトは、信頼・信用している人にもあまり頼ろうとしないし、それ以前にそういった関係になる事自体が非常に稀だという。現にユウキ達ですらフレンドになれたのは去年のクリスマスからだというのだから相当だ。

 それなのに初対面に近かった私とはすぐにフレンドになってくれた。

 人当たりが良くなったから、と済ますには少々出来過ぎてはいないだろうか……?

 

「……ねぇ、キリト」

「ん、何だ?」

「私の事は……どう、思ってるの……?」

 

 震える声で、そう問いかける。

 十中八九、嫌われてはいないと思う。でもキリトはこれまでの演技のように私情を抜きに振る舞うところがあるから、仮令嫌っている相手でも協力行動は取るだろう。だから二人でいる事だけでは嫌われている証明にはならない。

 

 ――――それに私は、『好き』と言われたい……

 

 誰だって、『好き』か『嫌い』かで言えば、『好き』と言われたい筈だ。想い人相手には特にそう思う筈。

 だからこそ、『嫌い』と言われるのが怖い。考えるのも恐ろしい。嫌われるような振る舞いはしてこなったと思うが、足を引っ張っている事が多いから、実際どうなのかと不安に駆られる。

 ……これまで自分が読破して来た小説のヒロインのような気持ちに、私がなるとは思いもしなかった。

 

「『好き』か『嫌い』かの二択で言えばシノンは迷う必要もないくらい『好き』の方に入る。そもそも嫌いな相手と二人きりになろうとは思わないし、しない」

「……!」

 

 それは、私が求める答えだった。

 あとはその内容の意味するところ。彼にとっての好意が、果たして友愛か、親愛か、異性愛かが次の問題。

 ……とは言え、流石にそこまで今求めるつもりは無い。

 嫌われていない事が――――いや、むしろ好かれている事が分かっただけでも、今は十分に過ぎた。私にとって好意的な関係を結ぶだけでも苦労するからこその満足感だ。

 

「それで、シノンは?」

「……え?」

「俺の事、どう思ってるんだ? よければ教えて欲しいな」

 

 そこで、彼の顔はこちらに向けられた。

 私をしっかりと見詰める漆黒の双眸からは、抗えない引力のようなものを感じた。

 

 ――――これで私が言わなかったら、卑怯よね……

 

 彼は私の望みに応えてくれた。とても恥ずかしくて、言いにくい事だろうに、臆す事無く教えてくれた。

 ならせめて、私も本音を伝えなければフェアじゃない。

 何も絶対出来ない事ではないのだ。キリトとは出来るだけ対等な関係でありたいから、出来る事ならしておきたい。

 

「……え、と……」

 

 ただ、とても恥ずかしくて、いざ言おうとすると口は開くのに上手く言葉として紡げない。

 私はこんなにも弱かっただろうかと現実逃避したくて、けれど少年の瞳から目を外せない。堂々巡りに陥った私は、己の顔に血が上り、火照る感覚を覚えた。きっと今の私の顔は真っ赤になっているんだろうな、と他人事のような思考が浮かぶ。

 

 ――――もう、ユウキの事を笑えないわね……

 

 脳裏に浮かぶのはリズベット武具店でのユウキの告白失敗。あの時、彼女は人目があるにも関わらず一大決心をして、思いの丈を告げようとしていた。結局それはアルゴの乱入によって妨げられた訳だが、その恥ずかしさといったら並大抵の事では無い筈。

 まず確実に、今私が覚えている羞恥よりは強烈なものを彼女は味わった。

 キリトと二人きりで、他に誰も居ない場所で思いの丈を言えるだけ、まだ私はマシなのだ。

 

 ――――むしろ、ここで言わなくて、何時言うというのか。

 

 キリトはどこに行くか分からない。気付いた時には居なくて、ふと気付けば近くに居る、そんな神出鬼没な人物だ。しかも危険な最前線攻略を続けるから死ぬ危険性すらトップレベル。

 伝えられる時に伝えない事の悔しさは、苦しさは、先日味わったばかり。

 私は一度深呼吸して、緊張と動悸を和らげた。まだ喉元が苦しい感じがするが、それでも言葉を発するのに支障はないレベルになっている。

 

 一度、眼を閉じる。

 

 視界にある瞼の裏は全き闇に覆われている――――が、私の眼は、脳裏が再生する一情景を視ていた。

 私が想いを自覚したキッカケ。弓クエストで分断され、死にかけたところを救ってくれた時のあの光景だ。

 HPが危険域に陥った事で真っ赤に染まった視界の中でも鮮烈に閃いた蒼の二剣。

 そして、小さい筈なのに、しかし大きく山のように泰然とした少年の背。

 まるで血と闇を払う光のように現れた彼の姿に、そして私を案じる年相応の顔に、心惹かれた。

 

 ――――あの時の想いが、再び燃え立つ。

 

「――――好き」

 

 すると、アッサリと、想いを凝集した言葉が口に出た。

 単語一つと短いけれど、万感の想いの籠った言葉は、私の気持ちを的確に言い表している。どれだけ多くの言葉を並び立てようと、この一言には勝てないだろう。

 

 ――――嗚呼、でも、これだけじゃ全然足りない。

 

 だって『好き』の意味を、勘違いされては嫌だから。

 初恋は実らないと言う。しっかり意味を理解してもらって、その上で他の人が選ばれたのなら、引き下がる。

 けれど、勘違いされて実らないのは許せない。

 恐らく、そうなった場合何より許せないのは、その意味を正確に伝えていなかった己自身にだろう。怠慢の責を相手に負わせるのは身勝手で、傲慢に過ぎるから。

 

「いきなりで困惑すると思うけど……私は、貴方の事が好き。勿論、異性として」

「……」

 

 付け足した勘違いしようのない告白に、キリトは少し瞠目した。

 リーファ、ユウキの二人にも異性として告白されたというのに、どうやらまだ他からもされるとは思っていなかったらしい。純粋というか、無垢というか、そんなところがまた愛おしい。

 人と一緒に居たいという願望はあった。

 けれどそれは、決して異性愛とか、男女交友とか、不純な理由ではない。だから彼の近くには女性が多く集まる。出会った切っ掛けは偶然でも、その後の繋がりを保てているのは彼の純粋さに由来しているだろう。

 複数の女性から好意を向けられているなんて、女尊男卑の現代では中々無い状況だ。しかも彼からすれば全員年上。困惑しない方がおかしい。

 

「……何で、俺の事を……」

 

 その困惑は、問い掛けとして放たれた。

 まぁ、仮に逆の立場――つまり私が告白される側――になったとしても、同じ問いをしただろう。すなわち『自分の何が好きになったのか』。自己評価の低いキリトだと『何故自分なんかを』と卑下した意味かもしれないが。

 

「弓クエストの時」

「……キッカケは、俺が助けた事……?」

「自覚したのはそう。でも、それが好きになった理由じゃない」

 

 命を救われたから好きになった。

 なるほど、物語で読めば中々映える理由だろう。

 

 けれど私は、その理由は大嫌いだ。

 

 だってその理由では別にその人じゃなくても良かった事になる。その人以外の誰かが助けてくれたら、ヒロインはその人物に好意を抱くという理屈になる。私に当て嵌めれば、助けてくれたのがクラインやディアベルだったとすると、彼らに好意を抱いた事になるのだ。そしてキリトには抱かない。

 そんなのは本当の愛ではないと思う。

 では何かと問われても答えは返せないが、少なくともそんな理由で男女交際をするのは間違っているという持論を私は持っている。

 小説などでは物語性、エンターテインメントが求められるから別にいいけれど、現実でそれはダメだと思うのだ。それは高い確率で破局する。仮にそれで付き合っても、行為によって好意を抱いただけで、その人物の人間性に関しては何も分かっていないのだから続く筈が無い。よしんば続くにしても、どこかで抑圧された不満は湧き出て来る。

 人間、決して完璧では無い。

 だからこそお互いを知って、得手不得手、嫌な事、好きな事を知るという相互理解を通し、関係を深めていく。

 上っ面だけの関係なんてこちらから願い下げ。だからこそ私はこれまで男女交際に興味を抱かなかった、誰もが私を《人殺し》というレッテルで判断して来たから。

 キリトはまだ私の過去を知らない。

 でも、それでも好意を明かせる。肩書きやレッテルだけで見られて、人間性は見られない苦しさを知っている子だから、私は心惹かれる事が出来た。

 口だけでなく、行動でそれを示せる人は本当に稀なのだ。

 

「誰からも理解されないのに、その人達を守ろうとする強い意志。抗おうとする不屈の精神……その強さに、心に、私は惹かれた」

 

 罪を憎んで、人を憎まず。

 キリトは、その諺を無自覚にも体現していた。《ビーター》と【黒の剣士】という二つの行動が正にそれ。彼は自分の命を狙う人々をも含め、【黒の剣士】として守ろうとしていた。

 それは生半な覚悟では出来る事ではない。

 誰だって、自分を否定される事は辛い。それをずっとされて我慢し続けるのは並大抵の事ではない。それをするには強靭さと不屈さを併せ持った屈強な精神が必要不可欠。

 その精神性は、恐らく私が求める《強さ》の極致。

 

「最初は、憧憬と尊敬だった。貴方の強い心に抱いた感情は……私が貴方を師事したのも、その強さが鮮明だったから。そして貴方に教われば、私も貴方のような心の強さを得られると思った」

 

 過去の己の弱さ、犯した罪を受け容れ、認め、それらが与えて来る恐怖に打ち克つ強さが、それなのだ。

 

「……俺は、強く見えていたのか……?」

「ええ。少なくとも、私にはとても強く映っていたわ」

 

 むしろキリトで弱いとなれば、逆に誰が強いというのか。

 ……ここでリーファが浮かんでくる辺り、彼女も大概おかしい存在である。

 

「それに、貴方は人の為に頑張っていた。私の事も見てくれて、何も分からない私を導いてくれて……どんどん、気付かない内に私は貴方に惹かれていった」

 

 そして、あの弓クエストでの出来事を契機に、自覚したの。

 そう、想いを抱いた経緯を結んだ。

 

「……そう、か……」

 

 理由を知ったキリトは、嬉しそうな反面、泣きそうなくらい苦しげに表情を歪めた。

 

「一応言っておくけど、リーファとユウキが告白したから私もした、なんてふざけた理由じゃないから」

「え……何で、知って……?」

「本人達から直接宣戦布告されたのよ。『自分はしたぞ』って」

 

 自信満々に、誇らしげに言って来た時の事を思い出すと、そこはかとなくイライラする。

 まぁ、アレは多分、キリトが目を向ける候補に名を挙げるなら自分から行け、という発破であり、ライバルとしてフェアにするという彼女らなりの矜持の顕れだったのだと考えれば、感謝の念もあるのだが。

 

「……何でそんな事を……?」

「私達が告白しなかったら、キリトは私達の想いには気付かなかった……いえ、気付けなかったと思う。今も、きっとこれから暫くも、そんな余裕は無いでしょうから」

「……うん」

「だからよ。告白して実らなかったなら良い。でも、告白出来たのに、しなかったせいで実らなかったら、それは悔やんでも悔やみきれない。他の誰かと結ばれるにしても……貴方か私達自身が、死ぬにしても」

 

 私の言葉に、キリトは顔を歪め、軽く俯いた。

 

「そして貴方を想う人が居るという事実を知れば無暗に死のうとはしなくなる……いえ、貴方自身が、死ぬ事を許さなくなる」

「……そう、だな……せめて、答えを出さないと、不誠実で、失礼で……裏切りになるから……」

「ええ……そうやって縛るのは、本当はしたくない。でもそうしないと、貴方はどこか、私達の手が届かない遠くに行ってしまいそうで……きっとリーファもユウキも、それが怖いのもあって、告白したのよ。私達の想いが貴方の生きる理由になってくれればと思って」

 

 それは、ユウキが告白した理由であり、リーファが抱く願い。

 同時に、私が抱くものでもある。

 結局のところ、私達は結ばれる事が一番ではなくキリトに生きてもらう事が優先だと考えているのだ。その先にこそ幸せがある。

 生きていなければ幸福も何も無いのだ。

 

「私も、返事は今でなくていい。貴方が自分の未来を切り拓けるその時まで待ってるわ……だから、お願い――――」

 

 そこで、目の前の少年を抱き寄せる。平均的な体躯の私の腕の中にすっぽり収まった少年の背に腕を回し、頭を掻き抱く。

 少し意外な事に、キリトは特に抵抗をしなかった。

 

「――――生きて。それが、私達の何よりの、一番の願い……」

 

 耳元で、小さく掠れた声で、しかしハッキリとした滑舌で、少年を恋い慕う私達の願いを口にする。

 腕の中の彼は、首肯するように身動ぎしてくれた。

 

 






 はい、如何だったでしょうか。

 テレビアニメ・アリシゼーションでシノンを見たせいか熱が入ってしまって……気付けばこんなんになってたよ!

 まぁ、一番好きなキャラ推しは数あれど、シノンが嫌いな人はまず居ないでしょう(偏見)から、多分問題無いかなって。ほら、アリシゼーション編でも出番遅いにしても何だかんだでヒロインしてるし……寄り添う感じな上にアスナ以外で明確に好意を一番露わにしてるのってシノンですし(心神喪失中に抱擁+額か頬にキス)

 ちなみに本作のシノンは原作アリシゼーション編小説版シノンのイメージの影響を多大に受けておりますので、ご了承ください(今更)

 リーファとユウキが告白した事を教えるシーンは描写してませんが、二人ともライバルには伝える意思を持っているのは地の分で描いていたので、一日休息日の時に伝えたという事で勘弁して下さい。

 全員恋い慕うキッカケが違うのに、告白する動機は一緒だから、会話で描写すると冗長になるんや……(冗長なのも今更)

 まぁ、告白シーンは、恋い慕ってるキャラ(あとランとサチ、アスナ、ユイ)は全員分描写するつもりですが。

 アルゴ、ストレア、レイン、フィリア、ヴァベルは今後の展開による(予定は未定)

 告白の理由が、『私達の想いを生きる理由にして』って、これ、人によっては凄く重い感じになるかな……? それだけ恋い慕ってるって事で(汗)

 とにもかくにも、『キリトには生きて欲しい』というのが一番の願い。相手の生を一番に願い、相手の幸せを思って告白するのって、連れの相手としては凄く理想的だと思うのですが、どうでしょう?(尚、現実(白目))

 では、次話にてお会いしましょう。



 ちなみにシノンさん、『妄想ね』って片付けた事が真実を突いているという、恐ろしい推察力を発揮しております。

 ホント本作のヒロイン勢って段々バグってきてないか……?(作者の自業自得)

 リーファ、ユウキ、ユイ、ヴァベル、シノンの次は一体だれが作者のバグキャラ化(無自覚)の影響を受けるのか……

 ちなみに地味にレインもバグの影響は受けてるんだぜ……?(現時点で二刀OSS使用可能)


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