インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

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 どうも、おはこんばんにちは、黒ヶ谷です。

 視点アンケートに答えていただけてるので視点決定が非常に楽。たったこれだけでここまで更新が高回転になるとは思わなんだ(驚愕)

 今後も視点アンケートは最新話毎に更新するので、奮ってご参加ください。ネタはあるのに視点で困るとか凄く辛いんです……まぁ、求められてる視点を提供出来ているかは甚だ疑問ですが()

 幕間なのでちょい短く、文字数は約七千。

 視点は楯無さん。

 ではどうぞ!




幕間之物語:外部編 ~知ラレル憎悪~

 

 

「さっき言った機材を早く回せ! 回線が何時までも確保出来るとは限らないんだ、急げ!」

「録画はちゃんと出来てるか?! リアルタイムで欠かさず確認しろよ?!」

「リストを作る必要がある、映ってるプレイヤーと本名の照合を急げ!」

「ああもう! 【カーディナル・システム】のプロテクト固すぎんだよコンチクショー!」

 

 ばたばた、ばたばたと忙しく駆け回り、怒号紛いの指示を飛ばす男達。デスゲームが始まって一年半の間、慢性的に行っていたモニタリングが初めて実を結ぶ状況になり、混乱しつつも的確に動いていた。

 ――SAOサーバーに現れた《アインクラッド》とも《ホロウ・エリア》とも違う別の空間でのモニタリング。

 それを対策チームはプロテクトが掛かっていない新たなエリアだから可能なのだと見解を出していたのだが、予想外な事態が発生した。とある少年の心象世界を反映されたエリアをモニタリングしていて、それが消えた時に終わると思っていたのに、あろう事か《ホロウ・エリア》に戻ったプレイヤーのモニタリングが継続したのである。

 他のプレイヤーを見る事は出来ず、その少年――《Kirito》というプレイヤーを基点としたカメラ移動しか出来ないが、それでも対策チームにとっては確かな快挙であり、動乱の引き金でもあった。

 他部署から『税金泥棒』や『役立たず』などと言われるくらいこれといって成果を上げられなかった《SAO事件対策チーム》。その活動で初めて成果を得られたのだ。自由度は低く、何時回線が切れてもおかしくないが、そこから進む事は不可能では無い。

 よって現在、SAO事件をいい加減解決するようせっつく日本政府に向けた資料を作成すべく、また確保出来た唯一のモニタリング回線が閉じないよう強化すべく、慌しく動いていた。

 時たまこの部署を訪れ話を持っていた自分も約二十名ほどの職員が全員鬼気迫る表情で働いている姿を見るのは初めてだ。リーダーである眼鏡の役人もひっきりなしに動き回って指示を飛ばしているし、世界中が探し回ってる天災の女性も今は回線補強のために鬼気迫る表情でキーボードを超高速打鍵している。

 自分はこの部署の所属じゃないし、仕事を振られてもいないので、リアルタイムで流れている映像を見ているだけだ。よく分からない事に下手に手を出すのは良くない。メカやプログラムも多少は分かるが、これはちょっと分野が違う。

 

「今まで全然ダメだったのに、いきなり何で出来るようになったのかしらね……」

 

 映像に映る巨大な昆虫とプレイヤーの集団の戦いを眺めながら、ふと思う。

 今までは天災が叫んでいた【カーディナル・システム】という完全自律システムの強固なプロテクトによって碌にモニタリング出来ていなかった。プレイヤー情報とログからどこに居るのかくらいしか分からず、具体的な内容は一切無かったのだ。こうしてプレイヤーをテレビで見るかのような映像すらキャッチ出来なかった。

 ところが新エリアに入ったプレイヤーのモニタリングがいきなり出来るようになり、それがプロテクトのあるエリアに戻っても継続している。

 

「それに、一回目はダメだったのに……」

 

 一回目とは、今映っている少年の他に少女が三人ほど新エリアに居た時の事。自分が来る前にあったらしい。その時は四人全員をモニタリングしていたが、《ホロウ・エリア》に戻った時に合わせて回線が切れた。

 二回目、少年が内側に潜む『廃棄孔』と相対し、新エリアから帰還した時――回線は、何故か切れなかった。

 その差は何か。篠ノ之博士は、複数人をモニタリングしていたせいで回線が弱かったのだろう、と考察した。電波の強弱のように一人に機材の性能が集中しているから続いているのではないかと。その仮説に基づき、とにかくあらゆる機材の処理性能を集中させ、モニタリングが中断しないようにしている。実際のところは闇の中だが。

 ――ともあれ、その辺は私にはどうしようもない事。

 関係無い訳では無いが、能動的なアクションを取れない以上はモニターを見続けるくらいしか無い。丑三つ時を過ぎるくらいなのもあって目がショボショボしてきたが。

 

「キリト君、ね……」

 

 モニターに映る中心人物。そして、恐らく《攻略組》と呼称される集団の中核となる少年。彼は種々様々な武器を虚空に召喚し、際限なく降らせるだけでなく、炎や水、氷、雷といった自然現象すらも攻撃と移動に転用し、他者の追随を許さない猛攻を見せていた。

 ホロウ、と呼ばれている彼と瓜二つな《非プレイヤー》の少年は、武器を降らせるまでは同じだ。自然現象の攻撃は見た限りしていない。

 人間とAIにある差が条件なのだろう。

 そして私は、そんな彼に興味を覚えていた。

 基本的に使う武器は二本の《片手剣》のようだが、大型の仔に囲まれた時は長槍や大鎌で周囲を薙ぎ払ったり、空中に跳んで水が渦巻く剣を叩き込んだりしている。これだけでも他のプレイヤーより頭一つ以上抜けた少年だ。

 ――だが、彼の真価はそこでは無い。

 ラフィン・コフィンという殺人や犯罪行為を行う組織の頭を張っていたPoHという男。この男からは同業者――あるいは、自身よりも深いモノを感じた。現実で軍人だったか、雇われの傭兵だったのだろう。そんな男と対等に渡り合ったと取れる会話があった。戦闘面の強さだけでなく、頭のキレや回転の速さも必要とする熾烈なやり取りだったに違いない。

 それを確信付けたのは、SAOをクリアしようとする集団・ギルドの内部に潜んでいた犯罪者達を、ギルドのリーダーや団員が把握していない中で少年はしっかり把握し、且つ牽制していた事実。犯罪者の頭であるPoH以外では少年しか把握していなかった事が確信となった。

 ――それに、彼は篠ノ之博士からも目を掛けられている。

 興味のない人間にはとことん冷たい事で知られているあの天災が渾名で呼び、少年の為に怒りを抱くくらい、彼は気に入られている。自分には分からない何らかの価値が彼にはあるという事なのだ。

 《織斑一夏》は2021年8月にあった《第二回モンド・グロッソ》で攫われ、行方不明となった。しかし彼は《桐ヶ谷和人》と名を変えてSAOに囚われている。『裏』で調べたところ養子の申請は同年11月7日――デスゲーム開始日の丁度一年前となっていた。病院の入院歴からも確認は取れている。

 そしてこの少年は、8月から11月までの約三か月間の足跡が一切無い。国外旅行に出た履歴はあったのに入国履歴が無いのだ。

 ――一瞬、まさかこの少年が黒幕なのでは、と思考はした。

 情報化社会と言われている現代において『裏』に関わる身だ。日々のニュースは勿論、裏の黒い部分の情報も多く入って来る以上、彼の評判については耳にしていた。酷いものね、と他人事にしか思っていなかったその情報を基にすれば、この少年が復讐の為に動いてもおかしくないと思うのだ。事実さっき見た新エリアでの死闘が無ければ今でも可能性として考慮していたに違いない。

 SAOサーバーに新しいエリアを作る事も、事実確認は取れていないがGM権限を貫通するという点も、そう疑わせるには十分過ぎる。

 今はもう疑っていない。彼にはそうすると思えるだけの理由があり、過去があった――しかし、それを彼自らが否定した。『廃棄孔』の存在を自覚しておらず、また彼自身が心の奥底にある憎しみを自覚していなかったなら、デスゲームにするべく働き掛ける事も出来ないからだ。

 そもそもの製作陣営とのコネクションが一切ない少年では動きようがない、という物理的な話もある。

 だから彼は必死に抗い、戦う剣士なのだ――そう認識したら、この少年に非常に強く興味を抱いた。今年で漸く十一歳になる少年が死と隣り合わせの戦場をソロで駆け抜けて来た事実。共に居る《攻略組》の面子で、助けても逆ギレされたり、命を狙われるという気の休まらない状況。大人達すら気付かないシステム面にも強い。同じ時間を過ごしていても他者より優れたスキル値、つまりは効率・要領の良さ。

 ――映像に映る少年は、五十余名の集団を指揮している。

 攻撃。防御。前進。後退。単調かつ端的なそれはリーダーの素質を見るには不足しているが、しかし的確だ。メンバーのレベルが高い事もあるだろうが敵の攻撃や行動に対して戦線が一切揺らがないのは素直に賞賛出来る。下手に細かな指示を出してないから攻撃に対する行動が間に合っている。

 仲間との会話から普段は別の人が指揮を執っていたのだろう。細剣を使う栗色の少女が筆頭か。今までソロだったのに少女以上と褒められるとすれば、敵と味方の能力を正確に推し量れていると見て良い。

 

「欲しいわね……」

 

 真剣に、是非ともウチに来て欲しいと思う。若過ぎる事や経歴のヤバさから反対も多いだろうが、しかし能力は折り紙付き。噂では能無しというがこの分だと間違いなく教えたら化ける。長い目で見ればとんでもないジョーカーになる可能性を秘めている。

 何より人を手に掛ける事に対する忌避感の無さが良い。『裏』に関わる以上、覚悟する必要はあるのだから

 ……直接手に掛けた事がない身で『覚悟』なんて言えないだろうけど。その点で言えば、この少年は間違いなく自分よりも強固な『覚悟』を抱いている。

 本当に強い子だ。

 

「――――束ぇッ!!!」

 

 ――突然、女性の怒鳴り声が響き渡った。

 ばぁんっ、と扉を壊す勢いで開け、室内に入って来た女性は、ISに関わる者なら必ず知っている人物。世界大会で二連覇を果たした日本代表の《ブリュンヒルデ》織斑千冬だった。黒い女性用のスーツを着こなしている。

 午前四時に差し掛かろうかという時刻にも関わらず対策チームの下を訪れた彼女は篠ノ之博士が呼んだ。二人の弟の事を凄く心配してたから、と――やや含みのある表情で。

 

「やぁやぁちーちゃん、久しぶり! というか速いね! 横浜市街から六本木まで一時間も掛からないとか束さんびっくりだよ!」

 

 来る事は知っていたから特に動じず仕事を進める中、彼女を呼んだ天災が手を止めないまま陽気に声を掛ける。ちなみに顔も画面を見たままだ。

 傍から見ていると物凄く適当な扱いになってる気がしなくもない。

 

「いきなりあんな連絡を寄越したクセに一切電話に応じないからタクシーで急いだんだ馬鹿者!」

「だって束さんも必死にお仕事こなしてるんだもの、しょうがないじゃん! 電話来てたって今言われて知ったし!」

 

 実際彼女は織斑千冬に連絡して以降、回線補強班の主戦力として片時も画面から目を離さず作業に没頭していたから嘘ではない。

 

「……な……お前が、仕事だと……?」

「それ以外にどう見えるってのさー? これでも束さん、真面目に此処で働いてるんだぜ?」

「……あの束が他者と関わって、剰え仕事をしている……? おい、お前本当に束か?」

「ひっどーい! そりゃあ束さんも結構アレな自覚はあるけどさー、束さんだって成長するんだからね! まぁ、あの子のお陰なんだけどさ!」

「――そうだ、束お前、あの連絡本当なんだろうな?! 嘘だったら承知せんぞ!」

「束さんは隠し事とか誤魔化しはするけどこの口で喋った事に嘘は混ぜない主義だよ! ほら、そっちの蒼髪のモニター見たら分かるよ!」

 

 そう促された女性は、きょろきょろと周囲を見回し――この部屋で唯一の蒼髪である自分と目が合った事で近付いて来た。

 

「……お前は、確か推薦枠の……更識、だったか?」

「ええ、お久しぶりです織斑千冬さん。更識楯無です」

 

 代表候補主席であり、専用機を貸与された身であるため、IS学園への入学は既に確定している。入学願書も提出しているから彼女も知っているのだ。面接で顔を合わせたのもあるだろう。

 

「お前がどうして此処に?」

「色々あるんですよ、ウチにも」

 

 家の事をおいそれと話す訳にもいかないのでぼかしたら、彼女はやや沈痛な面持ちになった。

 

「……そうか。お前もだったのか」

「ええ、まぁ」

 

 多分彼女は家族の誰かがSAOに囚われていると思ったのだろう。仮にそうだとしても、対策チームの仕事部屋に来る理由にはなり得ないが。というか多分冷静さを喪う事から対策チームから優先的に外されると思う。

 対策チームに接触される事がどういう事か、この人は理解出来ていないらしい。

 まぁ、『更識』が『裏』に関わる暗部の家という事は知らないから、それも致し方ないのだが……普通に考えて内部が見れたからというだけで呼ぶ訳が無い。篠ノ之博士とブリュンヒルデだからこそこれが成立しただけだ。仮に自分の妹が囚われ、内部の様子を見れるようになったとしても、それは教えられなかった。

 下手に情報を洩らせば混乱を招く。SAO内部の情報をどれだけの人が待ち遠しく思っている事か。実際に囚われている人の家族が知れば、次の情報は、もうクリアでは無いのかと興奮し、周囲に情報を拡散する。今まさに目の前にいる女性のように。

 ――ホント、何で伝えたのか……

 篠ノ之博士を止められなかったこちらにも責任はあるだろうが、無暗に混乱を招く人とは思えない。《白騎士事件》という大混乱を齎した人物ではある。だが、実際に接していると、どうしてもこの行動が混乱を招くためとは思えない。

 このモニタリングの中心になっている少年は世界的に貶められている《織斑一夏》だ。仮令名を変えていようと、ブリュンヒルデと血を分けた弟という事実だけでその悪評と中傷は永遠に付いて回る。彼の事を気に入り、彼の為に怒りを抱くほど大切にしている彼女が、下手に情報を洩らせば彼の生活が脅かされる事を分かっていない筈が無い。

 モニタリングの中心だから政府に報告した場合、その少年が《織斑一夏》ではと考える者もいるだろう。だが名前が違うから他人の空似と押し切る事は不可能では無い。

 しかし関係者である《織斑千冬》を関わらせ、生存を喜ぶようなアクションを知られ、広まったとすれば、《桐ヶ谷和人》という少年と《織斑一夏》がイコールで結ばれてしまう事になる。

 それは彼女の望むところでは無い筈だ。

 だから不可解だった。

 ――それを余所に、正面にあるモニターを女性は覗き込んだ。

 ひゅっ、と鋭く息を吸い、唾を呑む音を耳にした。

 

『産卵だ、《聖竜連合》は破壊体勢!』

『任せろ!』

『ヒースクリフ、ディアベル、まだ保ちそうか?!』

『まだまだ余裕だ!』

『こっちは任せてくれ!』

『よし――全員、攻撃を切らすなよ! 途切れたら回復されるからな!』

 

 彼女の眼は、モニターで躍動するプレイヤーにだけ当てられている。

 戦場を三次元的に縦横無尽に駆け、飛び回り、緑のゲージが六本ある大型の紫カマキリと戦っている二刀の剣士を。最年少ながら、数十もの戦士を指揮する少年を。

 巨大昆虫はどうやら体力の自然回復能力があるらしく、HPを示す緑のゲージが攻撃を受ける中でも確かに戻るのが確認できる。被弾しないよう敵の攻撃を掻い潜りつつ、回復量を上回るダメージを叩き出すのは至難の業だとあまりゲームをしない自分でも分かる。それでも徐々に体力を減らせているのは偏に彼の指揮が的確だからこそだ。

 

「一夏……!」

 

 雄々しく、逞しく戦っている少年を見て、実の姉がそう洩らす。

 ――彼女は先の戦いを見ていない。

 彼の内心を、心情を、どれだけの『闇』を溜め込んでいたか知らない。もしも知っていれば、彼の事をその名ではきっと呼べないだろう。そう接する事そのものが彼にとって辛い事を知っていたなら。

 あの少年は選択した。復讐に生きる獣(オリムライチカ)の生き方を否定し、今ある幸せを守る人(キリガヤカズト)の道を選んだのだ。

 

「――違うよ、ちーちゃん」

 

 天災が呼ぶ。姉の名を。

 

「あの子はもう違うんだ」

 

 天災が言う。彼の在り方を。

 

「知ってるでしょ、ちーちゃんも」

「ああ……ああ、そう、だったな……あいつは、もう一夏ではなかったな……」

「――ちーちゃん、こっち来て。あの子がどんな決断をしたのか、ちーちゃんも知る義務がある。そして、代償を払う責務がある」

「……何を言っているんだ、束……?」

「いいから、こっち来て」

 

 訝しげな面持ちをしながら天災の下へ歩く女性。

 ――彼女は、耐えられるのかしらね……

 実の弟から怨まれていた事実。憎しみは否定しておらず、その内に込められており、疎ましく思われている真実。その名を自ら否定した事象。

 大切に想っていればいるほど受ける衝撃は甚大に違いない。

 ……仮に、自分がその立場だったなら。

 

 きっと私は、耐えられない。

 

 






 はい、如何だったでしょうか。

 外部からのモニタリングは継続していました。なのでキリト対《獣》戦からこれまでの会話や行動を全部モニターされ、且つ録画されているという、本人が知ったら黒歴史か待った無しの状態です。

 ――ぶっちゃけ戦闘を如実に書くなら別キャラからの観戦形式にしてもいいかなって思う今日この頃。

 それが出来るくらい《攻略組》が反則的に強くなりましたし、おすし。

 そして超久し振りな登場の織斑千冬さん。真夜中にとんでもない連絡が来てすっ飛んで来るくらい気が動転してるので入室時の大声とか近所迷惑ぶりを配慮してません() キリトとあまり関わってないせいで割と原作準拠です。日本代表なのは来年が第三回《モンド・グロッソ》なためまだ引退してない。

 個人的に千冬は好きですが、罵倒したりすぐ叩いたり、横暴なところは苦手です(嫌いではない) キャラが立ってますしね。

 しかし束さんが働いてるだけで千冬の方がおかしく感じ始める今日この頃……おかしいな、千冬の方が社会人の筈なのだが()

 そして今話で漸く名前が明かされた更識楯無。和人&秋十のIS学園入学がSAOクリアから一年半後(2026年)の前提で書いてるので、この時点ではまだ中学三年生です(直葉・木綿季・詩乃・珪子と同い年) 同時にまだ代表候補。

 しかし対暗部用暗部『更識』の当主にはなってるので、『裏』の情報には精通している。

 よってSAOの『裏』で傭兵と感じたPoHと渡り合ってた少年を高く評価。戦闘能力高い、多才、指揮能力高い、協調性がある、情報収集出来る、裏に精通している……垂涎ですね!(数時間のモニタリングでそこまで把握する楯無もとんでもないです)

 そんな彼女に比べ、大人ながら一般市民になる千冬は情報面で劣っている上に『立場』というものに無頓着(第十四章参照)なせいで、『立場』が絡んだ事情の推察が出来てません。SAOに囚われた関係者だから対策チームの仕事部屋にいる、とか。普通に考えてあり得ないです。

 ……千冬アンチを率先してするつもりはないですが、展開上この時点では仕方ないのです。

 ――ちなみに私は更識&布仏姉妹推し(一番はのほほんさん)です(箒達も好きだけどね!)

 今後もあると思いますが、長い目でお付き合い下されば幸いです。

 では、次話にてお会いしましょう。

 次話で見たい視点のアンケート、是非とも投票よろしくお願いします! 執筆にあたって本当に助かるので!

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