インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~ 作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス
どうも、おはこんばんにちは、黒ヶ谷です。
今話の視点は前半エギル、後半リーファ。
キリの良い所で切ったので文字数は約八千と少なめです。
ではどうぞ。
新規実装された五つの大陸からなる浮遊大陸【スヴァルト・アールヴヘイム】。実装直後から解放されているのは二つあり、一つは拠点となる空都ライン。
もう一つが現在の攻略対象である浮遊大陸。
名を、【浮島草原ヴォークリンデ】。
青々と生い茂る草原となだらかな丘陵が果てまで広がり、空には幾つもの小島が浮かぶ最初の島に、俺達は降り立っていた。
「凄い……風が気持ちいいところですね、ここ」
「正に大自然ね。ALOだとかなり珍しい光景なんじゃないかしら」
転移門である石橋から草原へと足を踏み入れた後、穏やかな風に晒されながら
ALOは妖精郷というテーマから自然が多い印象を受けやすい。世界樹を中心にしているし、各種族の属性を意識した種族領は自然に溢れているから、その印象は決して間違いではない。しかし草原が視界一杯に広がる光景は世界樹の麓の央都アルン周辺の中立域のみに限定されている。
つまるところ、どこに行っても種族の特色が色濃く出た環境のせいで、本土に於いては草原といった穏やかな自然は存在していなかった。だからスヴァルトエリアがALO初の穏やかな自然となる。《アインクラッド》第一層や七十六層の草原に近い安心感を得られるこの草原は、攻略された後は難易度の低さも相俟って、今後多くのプレイヤーから親しまれる地となるだろう。日差しや気候も実にピクニック向きだ。
この大陸を最初の攻略地にした運営はよく分かっている。
「最初が草原……やっぱ定番だよな」
RPGでは最初の冒険地が草原というのは定番中の定番、王道と言っても良い。
スヴァルトエリアはSAOを製作した男が監修しているのだ。幼い頃から抱いていた夢を仮想世界でゲームとして実現させる程の情熱を抱いている茅場が、定番を外すなんてミスを犯す筈が無い。浮遊城がそうだった。MMOの古き良き定番をしっかり受け継いでいたからSAOはVRの目新しさ含めて人気を博したのである。
つまりスヴァルトエリアは徐々に過酷な環境や禍々しい大地を冒険する事になる。毒の沼。瘴気の森。砂漠。氷山。火山。およそあらゆる環境がプレイヤーを襲うだろう。
――これだからMMOは止められないのだ。
ハッキリ言って――俺は今、期待で胸を膨らませていた。なまじ仮想現実で再現された世界を直に体験出来るから込み上げる感情も一入だ。
常連の客からは『お前は酔狂な奴だなぁ』と言われた。『奥さんの事も少しは考えてやれ』と諫められもした。
その点、連れにはまったく頭が上がらない。開業して順調に進み始めたリアルの店の看板を二年間支えてくれただけでなく、復帰した今も自分がVRMMOをプレイする事を許してくれているから、感謝の念しか無かった。二年間共に戦った友人達との関係を今も許容してくれている。
徐々にやせ衰えていく姿を見せ付けられた妻の内心は複雑だろう。あんな目に遭ったのに、それでも続けるのかと思っているに違いない。
だが、現実では得られない感動と冒険を、まるで現実のような仮想世界で直に体験出来るVRMMOを、俺は今後も続けていくだろう。
斧使いの商人《Agil》は、既に俺の半身なのだから。
*
草原の大陸を暫し眺めた後、俺達はクエストの開始地点へと足を向けた。浮島草原の真南に位置する転移門から見て北東にあった洞窟が目的地である。
肩甲骨を寄せる動きで翅を出した後、慣れた動きで宙へと飛び立っていく一同。
その中でキリトだけ補助コントローラーを左手に持っていた。最初はリーファが俺達に指導し、ALO上級者の証とも言える随意飛行をしたのだが、キリトだけ未だに出来ていない。ラン、アスナ、シノンといった説明が得意な面々が教えるのだが未だ上達の兆しは無かった。
随意飛行を習得するのに四苦八苦する様を見て、ああ、本当に才能無いんだなぁ、と何故か納得を抱いたのは懐かしい。
SAOで会った時は既にソロでも上位に位置するプレイヤーだったから正直『才能は無い』とリーファが語っても信じ切れていない部分があった。どれだけ教えられても上達しないから、本当だったのかと意外に思う程である。
とは言え彼の場合、SAOではイメージで風を操り空を飛んでいた経験が邪魔をしていたから、余計上達が遅いらしいのだが。
ALOに於ける随意飛行は、肩甲骨の先から羽が生えているような構図で考え、小刻みに肩甲骨を動かす事で翅を震わせ、飛翔するというロジックが存在している。これまで手先足先の隅々まで正確に体を把握していたキリトにとって実際には存在しない器官のイメージが難しいため、翅を震わせる事が中々成功しないという。聞いた限りだと飛べるが、今度は速度や方向の調節で躓いているらしい。
――そもそもALOプレイ歴一ヵ月で随意飛行を習得する方がおかしい、とはリーファの談。
それなのに飛べている俺達は感覚派というか、天才肌だと彼女は語る。教える人が上手かったからだと思ったが、一般論に於いてはこの場合キリトの方が正しいようなので控えておいた。少なくとも理論・理屈が先行するタイプの人は習得に時間が掛かるようだ。
ちなみにキリカもプレイヤーの時は補助コントローラーを使っている。ピクシーの時はイメージで飛べるらしい。
閑話休題。
浮島草原の空をゆったり飛びながら楽しんだ俺達は、数分程で目的地に辿り着いた。
しかし、洞窟は白い岩で塞がれていた。それを見たランが首を傾げる。
「目的地は此処の筈ですけど……洞窟、入れないですね」
「ただダンジョン攻略ならわざわざクエストにする必要も無いからな。多分近くに手掛かりがあると思うけど……」
キリトはそう言って、周囲の壁や岩を調べ始める。俺達もそれに倣ってヒントを探す。
クエスト内容は『魔物に追い詰められた仲間を助けて』という典型的なもの。
入り口が塞がれているのにどうしてNPCは中に居るのかと素朴な疑問を抱くが、メタ発言はゲームプレイに於いてタブーに近いから言わないでおく。多分裏道か何かあって、そこから仲間が逃げ出した時に崩落して取り残されたとか、そんな補足が入るだろう。
「ねぇ、これがヒントじゃないかしら」
そんな事を考えていると、シノンが声を上げた。揃って猫妖精が見ているところに目を向ける。
洞窟の入り口を塞ぐ岩の端の方に、これみよがしな直方体の窪みがあった。
「ああ、多分それだな。ただの劣化とは思えないくらい綺麗な窪みだから間違いなくビンゴだろうぜ」
「何かを嵌めろって事かな? でもそれらしいアイテムってボク達持ってないよね」
「これから集めるんでしょ。ここにそれっぽい土地名があるわ」
ユウキの疑問に答えるように、シノンは続けて苔生した岩肌に掘られた白い軌跡を指し示す。それはALOで設定されている古代文字だった。
「わー、すっごい楽……でもこれ、なんて書いてあるの? コレって《考古学》スキル持ってないと読めないんじゃない?」
「救済手段はあるんでしょうけど、今回は制限されたスキル値でも読めるみたい」
どうやらシノンは《考古学》スキルを持っていたらしい。スヴァルトルールによって制限されても読めるという事は適正レベルも相応に低いクエストの証である。
そうして彼女が読んだところ、『トールの耕地』と書かれている事が分かった。
「耕地って畑の事だよな? それならこの洞窟がある山の向こうにそれっぽいのが広がってたぞ」
「じゃあそこに行けば洞窟に入る為の鍵が手に入るって事ですね」
俺の言葉に、ランが笑って方針を出す。
それから俺達はまた羽を広げ、山を越えて一路耕地へと飛んだ。山そのものが小さい事もあって今度は数分も要さず辿り着く。
耕地には人が長らく使っていないくらいボロボロな納屋と何十平方メートルもの大きな畑がある。
もし畑を掘り返す必要があるとすればちょっと面倒だなぁと思った。
「まずは納屋の中を調べてみましょう」
飛行経験で誰よりも勝るリーファが先頭を飛びながら言う。反対意見は無かった。
「――みんな、ちょっと待って」
そうして下りたところでシノンが制止を掛ける。どうしたのかと彼女を見れば、猫妖精は納屋を指し示した。彼女が指し示す先には、影に隠れていたのか三人のプレイヤーが居た。
赤と緑と青――――サラマンダー、シルフ、ウンディーネの混合パーティーの男達だ。揃って動物の羽を加工した耳飾りを付けている。HPゲージの横には『二本の剣と槍が交差した』ギルドマークがある。何かしらのギルドに属しているプレイヤーらしい。
「ん? あんた達もクエストを受けたのか?」
俺達に一拍遅れシルフの男も俺達に気付き、話し掛けて来た。最初は待ち伏せかと警戒したが、その様子からただバッティングしただけのようだ。
――SAOであれば、こういう対応はキリトやヒースクリフがしただろう。
だが少年は消極的な姿勢だし、あの男もここには居ないため、俺が対応する事になった。特に会話は無いから何となくだ。
「西の方にある洞窟に入れるようにする為に此処に来ないといけなくなったんでな。そう言うあんたらもか?」
「ああ、そうだ。悪いが一足先に来させてもらった」
「ははっ、こりゃあ参ったな。出遅れちまったみたいだ」
挑発的な笑みを浮かべて自慢してくるシルフの言葉に、俺は大仰に肩を竦め、おどけて見せる。
SAOではあまり見られなかったが、同じクエストで先にどちらがクリア出来るかの競争はMMOの醍醐味だ。このやり取りすらも俺は楽しいと思う。
というかSAOではあまり無かったからこそ尚更楽しく感じていた。
「ま、これは攻略クエストじゃないからな。アプデ直後に来るくらいだからあんたらも攻略するんだろ? その時は負けないぜ?」
勿論、挑発し返す事も忘れない。険悪な空気にならない程度にユーモアを利かせながらの挑発は難しい方だが、客商売の関係上線引きは慣れている。相手を苛立たせないくらいは簡単だ。
俺の挑発を受けた彼らは、こっちもだ、と笑い、そのまま立ち去って行った。
「……エギル、ちょっと珍しいくらい楽しそうだな」
飛んで行った男達を見送っていると、近くに来たキリトがふとそう言って来た。どうやら傍から見ても分かるくらい今の俺は楽しんでいるらしい。
良い事だ、と思う。
「そりゃあ
「そういうものなのか……」
「おう。これでも俺は昔から生粋のMMOゲーマーでな。それに大規模アップデートで最初から攻略に携われる滅多にない経験をしてるんだ、俺じゃなくても心躍るってもんだ。それはさっきの三人も同じだろうよ」
むしろこれまでが異常だったのだ。キリトは人生初のゲームだと言っていたから勘違いしているだけ。本当のMMORPGはこっちが主流である。
――そういえば、この面子ってリーファ以外はSAOが人生初のゲームじゃねぇか?
SAOを切っ掛けにALOに嵌ったリーファを含めれば、マトモなMMOを俺以外した事がない訳だ。この少年少女達はゲームの闇の部分にしか触れていなかった事になる。だとすればゲームで楽しむのは少し意外に感じてもおかしくないだろう。
「言っとくが、SAOは例外だぞ。
負ければ現実でも死ぬと思えば、どんな些細なお祭りクエストだろうと緊張の糸は張ったまま。それでは本当の意味では楽しめない。
ゲームで消費するのは時間と情熱だけで良い。だからプレイヤーは、心の底から楽しめる。
生死が懸かっているものを
「だからキリト、お前も目一杯楽しめよ。きっとSAOじゃ体験出来なかった楽しみが沢山あるからな」
そう締めて、小柄な少年の頭を撫でる。
――彼の表情は、何とも言えないものだった。
***
『トールの耕地』を散策し、窪みに嵌めるだろう石板を発見したものの、それはサイズ的に半分相当しかなかった。納屋にあった古代語で書かれた古い手記により石板は手記の主が手違いで半分に割れ、更に片割れをワイバーンに取られてしまった事が判明。
それからは一部のGM権限を有する規格外ナビゲーションピクシーユイの情報を元にワイバーンの巣を探り当て、飛竜を討伐すると共に残りの石板を入手。
完全な石板を手に入れた後、洞窟へととんぼ返りした。
「――くっ、何なんだこいつは!」
洞窟前まで戻ったところで耳朶を打つ人の声。女性らしきそれは、どうやら洞窟の壁を塞ぐ形で立ちはだかる巨大なリザードマンと交戦中のプレイヤーが上げたものらしく、激しい剣音と共に聞こえてくる。
どうする、と目配せする。
「助けようよ!」
いの一番に意見を出したのは
「でもあのプレイヤーはソロだ。横槍になってしまうんじゃないか?」
反論するようにキリトが意見を言う。
確かにその可能性は否定出来なかった。巨大リザードマンと交戦している女性プレイヤーはソロだったのだ。それに助けを求められていないのにMobを攻撃するのはマナーレス行為なので、問題に発展しかねないのもある。そこが気になったようだ。
その可能性は考えているようで、ユウキも反論はしなかった。比較的直情なきらいの彼女が突っ込まなかったのもそこが懸念事項だったからだろう。
話し合った末に、方針は決まった。
「おい、あんた! 助けは必要か?!」
PK待ちと勘違いされても困るので、礼儀として禿頭の斧使い
これで拒否されれば傍観。彼女が死んだら、次は自分達が戦う事になる。
――見ず知らずの他人に貴重な蘇生アイテムを使うほど自分達もお人よしではない。
MPは回復アイテムを使わずとも時間経過で回復するので《魔法》は実質コストがかからない。だから
「――助かった、頼めるだろうか?!」
こちらの問い掛けに、彼女はすぐさま答えた。どうも意図せずしてアレと戦う事になったようだ。ステータスが初期状態に落とされたせいで逃げるに逃げられないらしい。
支援を頼まれたので、あたし達はすぐに行動を起こした。
「せやぁッ!」
「せあぁッ!」
双子の剣姫が駆け、突進攻撃を仕掛ける。
グガァッ、と爬虫類の剣士が悲鳴を上げた。
強烈なダメージを入れられた事で、タゲがソロプレイヤーから二人に移る。斧使いのノームが前進するのと入れ替わりで彼女は足早に交代した。見れば彼女のHPは既に半分を下回っている。
そこで
《ファーストエイド》は単体にしか掛けられないが、それだけ呪文のワードは少なく、消費MPも少なくて済む初級魔法の一つ。素では三割程度の回復量だが、魔法効果を底上げするバフを掛けると最大六割まで増えるので意外に侮れない回復魔法である。
それを素早くもう一度掛ける事でソロプレイヤーのHPはほぼフル回復した。
「す、すまない」
手短に礼を口にしたソロプレイヤーを見る。
第一印象は和人。腰までなびく射干玉色の髪は一つに括られ、瞳も黒色である事から影妖精族と判断出来る。纏う装束は袴のそれで、剣道や剣術を嗜む者が纏う衣だった。武器は業物らしき刀が一本。鞘は腰帯に差されている。
――ふと、顔立ちに既視感。
どこかで会った事があっただろうか、と脳裏の隅で引っ掛かる。
男口調に近いそれは
とは言え、じゃあ誰なのかと具体的に答えられる訳でも無かったため、顔立ちが引っ掛かっただけだし気にする事でもないだろうと横に置き、自分も長刀を手に戦いに参戦。
幸い石板回収の途中で交戦してレベルアップしていたので、フルパーティーで挑まれたリザードマンは呆気無く散った。
「本当に助かった。改めて礼を言わせてくれ」
ラストアタックをあたし達が取ったので彼女は戦い損なのだが、それを気にする様子も無く戦闘後に礼を言って来た。事情を聴くと彼女はこの近くを散策していたところ突然ポップしたリザードマンに襲われたのだという。
タイミング的に恐らく石板を二つ回収したからだろう。
その事について謝罪するが、彼女は気にしないでくれと笑った。
「自己紹介が遅れた。私の名はブルムという、見ての通りスプリガンだ。よろしく頼む」
そう言って握手をしていくスプリガンのブルム。エギル、キリトとしていき、最後に自分の番となったので握手を交わす。
――ふと、違和感。
「――――」
彼女の眼に何かが浮かんでいた。じっと何かを訴えるような視線が一瞬ぶつけられる。
どうもこの人物、過去にあたしと会った事があるらしい。
――誰だ?
現実か、仮想か。今となってはキリトの義姉という立場によりネットに晒されているせいで、どちらの関係かまったく予想が出来ない。顔や名前に覚えが無いのでSAO生還者ではない事しか分かっていない。
男だったら、出稽古に行っていた頃の因縁かとも思う。
しかし相手は女だ。
これで自分に覚えが無いなら女尊男卑や一夏を貶める尖兵かとも思うが、違和感を覚えている点から過去に関係があった事になる。同性で因縁がある相手なんて酷く限られる。ALOに於いても人との交流を絶って久しい、そもそも別種族の知り合いなんてほぼSAO生還者ばかりだ。
だとすれば恐らく現実での知り合い。しかも因縁があるとすれば……――――
一拍にも満たない僅かな視線の交錯。
結局ブルムはそれ以上何も言わず、あっさりと別れの言葉を口にして立ち去った。
「リーファさん、怖い顔で手を見てますがどうかしました?」
得体の知れない何かが残留している手を見ていたら、ランに心配されてしまった。
「……握手なんて久し振りだなと思っただけですよ」
楽しくプレイしている空気を壊すのも忍びないと思い、あたしは煙に巻く事にした。
ともあれ、あの
はい、如何だったでしょうか。
エギル視点はゲーマー特有のワクワク感を中心に描写しております。それだけSAOが異質だったんだよ、という比較でもある。
拙作SAOだと、クエストで競争が発生したのって第五層フロアボスとクリスマスボスだけなんですよねぇ……
しかしALOは命が懸かっていないPK上等なゲームなので、当然競争は熾烈です。トップを求める廃人ゲーマー共がこぞって全力を注いでいます。
古きMMOを知っているエギルにとって、その熾烈な競争や化かし合いは正に『ゲーム』らしい醍醐味であり、楽しみの一つ。コンテンツそのものを楽しむ以外にも他プレイヤーと競い合い、より上位に食い込んだ時の達成感を求めている者なのです。
SAOの描写的に考え辛いですが、ゲーム展開だと攻略最前線常連のキリト達に付き合ってる辺り、その意欲はかなりあると個人的に思ってます。旅は道連れの付き添いではなく、エギル自身も攻略に前向きというか。
そんな描写が出来ていれば嬉しいなって。
尚、過去に幾度か描写しているクライン視点でないのは、わざとです。いつかALOプレイを謳歌するクラインも書きたいです。
ともあれ、地味にキリトの内情を抉るエギルさんでした(邪笑)
そしてリーファ視点。
――登場と共に退場もした《ブルム》サンは一体何者なんだろうナー(棒)
では、次話にてお会いしましょう。
簪、本音について(3段目はハーレムルート限定=直葉、木綿季らと重婚の可能性高まる) ※あくまでどう思われているかの参考程度、必ず決定する訳では無いです
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簪ヒロイン化、本音は保護者・癒し
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本音ヒロイン化、簪は友人・姉・好敵手
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どっちもヒロイン化・姉・保護者・好敵手
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ヒロイン化無しの保護者・好敵手
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姉妹仲改善など色々描写してから決めよう