インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

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幕間之物語:中華編 ~黒ノ波紋~

 

 

 はぁっ、と息を吐いてベッドに身を投げ出す。

 ぼふんと音を立ててバウンドする小さな体。疲れ果てているせいか、このまま寝入ってしまいたい欲求に駆られるが、それでは服がしわくちゃになるし、薄手の布団一枚くらい掛けておかないと体の芯まで残っている疲れまでは取れないだろう。

 それに――と、疲弊した体に鞭打って、あたしは自室に置いているデスクトップPCへと移動する。

 キャスター付きの椅子を引き、どかりと座ってディスプレイへと向き直る。各種電源を入れ、パスワードを入れてログインした後、目的のサイトを開く。

 ぱっと開かれたブラウザには、画面いっぱいになるくらい多くの新着動画がズラリと並んでいる。

 その中で上部にあるタグを選び、動画を絞る。

 すると『LIVE』と赤いリボンに四角形の左上と右下が括られた動画があった。生中継のものだ。そして、そのタイトルが目的のものである事を把握したあたしは、有線LANマウスを動かし、クリックした。

 数瞬のローディングを挟み、真っ白だった画面に色が付く。

 画面上部には《MMOTomorrow(トゥモロー)》の文字。これの前身に当たる《MMOToday(トゥデイ)》は日本最大のネットゲーム総合情報サイトだったが、運営者が《SAO事件》に巻き込まれて更新停止に追い込まれた。しかしデスゲームから生き抜いた運営者が心機一転と名前を変え、新生したのが《MMOトゥモロー》である。

 その情報サイトは復帰して半年という事もあってか扱っているコンテンツこそ少ないものの、メジャーどころのゲームはある程度押さえており、運営と連携しての密着取材や戦闘風景の録画などもするという、非公式な割にはかなアグレッシブな運営スタイルとして有名だ。

 これにはやはり《MMOトゥモロー》の運営者に対する《ソードアート・オンライン》の開発者なりの贖罪なのかもしれない――とは、VRMMOと茅場晶彦に肯定的な人の意見である。

 ――そこまで思い出したところで、暗転していた動画が動き出した。

 

「――はぁっ?!」

 

 そして、驚愕の声を洩らしてしまう。

 いま自分が開いた動画は《MMOストリーム》と呼ばれる《MMOトゥモロー》の動画担当の部署がリアルタイムで配信しているものである。実体のないテレビカメラを三次元的に動かしながら高低を含めたあらゆる角度から撮っているので生半な試合よりよっぽど見やすいのだが、問題はその内容にあった。

 現在《MMOストリーム》が取り上げている動画のゲームタイトルは《アルヴヘイム・オンライン》。史上初のVRMMORPGをデスゲームへと変えた男が作り上げた二代目のゲームであり、世界で天才と持て囃されている少女《七色・アルシャービン》がアイドル活動をして人気を博しているVRMMOである。動画はALO内に実装された五つからなる浮遊大陸【スヴァルト・アールヴヘイム】での人気プレイヤーを追ったものが多く、ボス戦のハイライトシーンを纏めたものや闘技場で魅せる戦いすらも映像に残していた。

 そのため、現在勢力を二分している《ラグナロク・クエスト》という北欧神話最大の大戦争を基にしたクエストに、《MMOストリーム》は目を向けた。

 話題性のためかセブンを多く映す傾向にあるため動画は《ラグナロク・クエスト》をセブンが付いたオーディン側の視点で追っていく事になるのだが――驚いた事に、ロキ側で立ちはだかったのは、一人のプレイヤーだけ。

 オーディンや戦乙女たちのようなNPCもおらず、同じロキルートを選んだプレイヤーも居ない、正真正銘のソロ。

 ――そこまでなら然して驚かない。

 驚いたのは、そのソロプレイヤーが()()()の知り合い――一方的だが――《織斑一夏(桐ヶ谷和人)》だったからだ。

 SAOをクリアに導いた少年が、ALOをプレイしていた事は知っていた。ネットを探れば幾つもスレッドが立っているから目に入る。それどころか、闘技場で注目されたプレイヤー筆頭は彼であり、サラマンダーの将軍やウンディーネの【魔導士】と戦う動画は既に数百万回再生されている。個人的に言えば、VRMMO最強は彼だろうと思うほど。

 ――()()が女の子……いや、ISを扱えたら……

 そう思ってしまうほど彼の戦闘技術は高いものだった。近接戦闘での勢いと力強さ、それに反する引き際の見極めや仲間をフォローするタイミングは、ISの教導官をして唸らせた程である。

 無論、男だから、出来損ないだから、と見る気が無かった同期も居たが、他人にまで見ない事を強要する人物たちではない。見るなら見るで勝手にしろというスタンスなので、あたしはずっと見ていた。お蔭で近接戦闘技術、戦闘機動技術、団体連携技術の評価は軒並み高い。射撃技術は基本大雑把な性格が災いしたかお察しレベルなので爆風で広く巻き込むタイプの銃器を扱っていた。

 ――いや、そんな事は今はいいのよ!

 横に逸れた思考を頭を振って戻す。

 画面を再度見るが、左側に十数メートルの巨人型NPC《オーディン》がおり、大地を埋め尽くすほど犇めいているほとんどがセブンクラスタだ。

 対して右側に居るのは黒尽くめのコートを纏った少年一人のみ。

 会話し、魔法を斬り、また会話していた少年は、前方に剣を突き出し――――

 

『――理想を抱いて溺死しろ』

 

 その文言の直後、彼の前方一帯を光と闇の光線が覆った。穿つだとか貫くでは生温い。高い所からのカメラ視点だから分かる。犇めいていたプレイヤーが全て光と闇に呑まれ、一瞬にして残り火へ散った事が威力の高さを物語っている。

 そうしてラスボスのような口上の後、中央塔という建造物――背景の禍々しさも相俟って魔王城のようだ――へと引き上げていったところで、生中継はいったん終了となった。

 会話は一通り聞いていたが、ちょっと訳が分からない。

 

「……あー……コメントも荒れてるわね……」

 

 自分以外は理解出来たのだろうかと思ったが、大半が罵詈雑言だった。

 偶に『【解放の英雄】が動いてるって事は七色博士なんかヤバいことしてるんじゃ』というコメントを皮切りに冷静な考察を展開する人もいるが、それも多くのバッドを入れられたり、感情的になったアンチコメで埋め尽くされるなど、結構悲惨な有り様だ。しかもそれが殆ど日本人の手によるものだから笑えない。

 ちょっと興味が湧いて検索ブラウザを立ち上げ、『ALO セブン』と打てば、ついさっき立ったばかりのスレッドが最上段に来た。それをクリックして広げれば――予想違わずクラスタ達の罵詈雑言が吹き荒んでいた。

 中には、アレはチートではと疑うコメントや、運営の回し者では、いやロキにクエスト限定でスキル関連のバフ貰ってるんじゃないか、という考察コメントもあるが、それらも極少数だ。

 

「あーやだやだ、アイドルの追っかけなんて」

 

 アイドルが嫌いなわけじゃないし、それを追っかけたりグッズを集めるファンに恨みがある訳でもない。他の誰かを推したら攻撃的になったり、やや批判気味の疑問を呈しただけでアンチコメが怒涛の如く押し寄せたりなど、それをする人間の精神が嫌いだった。差別や排他的な空気はもっと嫌いだ。

 とは言え――と、あたしは再度画面を見る。

 さっきの生中継は止まっているが、少し待っていたら再開した。どうやら全滅してクエスト失敗したもののスヴァルト攻略自体は続いているので続行らしい。それにストリームも便乗した訳だ。

 画面の端の方で、ボス戦放映で見た容姿のプレイヤーが屯しているのを見たが、フィールドに映ってからの俯瞰図で見た限り彼女らは同行していないらしい。目的は不明だが何やら不穏な気配を感じる少年と敵対しないのは賢明なのだろう。

 そんな訳で、SAO生還組と思しき面子が抜けたものの、セブンに敵対し、剰えクエストを失敗させたキリトへのヘイトは物凄い事になっているらしく、先程よりもフィールドに出ているクラスタの数が膨れ上がっている。さっきは千人くらいだったらしいが……俯瞰視点で見た限り、三倍近くになっている気がした。

 そんな数で密集すればサーバーもラグを盛大に吐き出す気はするが、彼ら全員が戦闘行為をしている訳ではない。キリトを罵る言葉を盛大に吐き散らかし、感情を共有しているだけだ。

 ぶっちゃけ追加で来た二千人弱は戦ってすらいない。

 何故なら、そんなスペースは、流石の浮遊大陸にも無かったからだ。

 そもそもMMOは多人数プレイを前提としても精々百人が限度であり、ALOは四十九人が最大数らしいから、それ以上の数での戦いを想定されていない。四十九人グループをもう一つ作っておくにしても百人で事足りるところを、クラスタ達は三千という過剰な人数で進んでいるのだ。

 いちおう各動画や情報を見ているので《三刃騎士団》とクラスタの関係性については把握している。《三刃騎士団》に入れなかった者も居れば、そもそもはいる気も無いミーハーレベルのファンもいるのがクラスタで、そんな連中がALOに居るのもセブンをこの目で見る為であり、レベリングなんてそこそこが殆どだという。その状態でラストダンジョンとでも言うべき場所を進めば一撃死も普通なのだが――

 

「……うっわ……」

 

 中央塔の前には、ロキ側で無いからか蝶を邪悪にカリチュアライズした巨大なボスが出現しており、クラスタ達はそれに挑んでいた。そして我先にと挑んではやられていく。

 頭数が減るが、そもそもボスエリアに入れる上限を大きく超えているので、やられて減ったら入ればいいだけ。

 

犠牲(サクリファイス)戦法か……うーん……」

 

 戦法としては、まあ有りではある。心証が良いか悪いかの問題でしかない。本当の命を棄てる訳ではないので、纏めて死んでいくとしても、彼らの『HP全損』にはキチンと意味がある。その証拠にやられざまに反撃を一発入れている。それが数十、数百と重なれば、イヤでもボスのHPは減っていく。

 途中から上位陣も混じったからかHPの減り具合は加速していき、ものの十数分で中ボス級の門番蝶は粒子へと散った。

 それを見て、勝ち(どき)を上げるクラスタ達。

 暫くして水色髪のカタナ使いの男がそれを鎮め、隊列を作り、【歌姫】を含めて開いた渦巻くワープホールへ突入した。

 

『ダンジョン名は【闇のイグドラシル】かー。やっぱり裏世界っていう設定が反映されてるのかな? もしかしたらここって裏側の世界樹の中だったりして!』

『セブン、気を抜くな。【解放の英雄】がどこから襲って来るか分からんのだからな』

『大丈夫よ。ああまで啖呵を切ったんだもの、初回突入の私達を不意打ちで全滅なんてきっとしない。真っ向勝負でぶつかってくる筈よ』

 

 どこか自信満々な様子で言い切る少女に、スメラギと呼ばれたカタナ使いの青年がほう、と疑問の声を洩らした。

 

『随分自信があるんだな』

『とーぜん! キリト君の思考回路は凡そパターン化出来たもの、これくらいお茶の子さいさいよ!』

 

 自信ありげな様子で快活に言うセブンに、スメラギを筆頭にクラスタ達の表情が和らいだ。緊張で張り詰め過ぎても逆効果だから敢えてそうしたのだろうか。

 

 ――そこで、上から『黒』が降って来た。

 

 ぶぉんっ、と悪魔の羽を模した黒い曲刀が振り下ろされた。

 狙いは【歌姫】。

 刃は容易く彼女を切り裂き、床に叩き付けられ、バチバチと稲妻が爆ぜる白と黒の柱が立ち昇って少女の体を埋め尽くした。ぼぅっ、と残る炎。

 

『貴様、キリ――――』

 

 唐突の出来事を前に、最初に我に返ったのはスメラギだったが、遅かった。

 彼らに背を向けるように中腰になっていた彼は、立ち上がりながら振り向き、曲刀を振るった。ガガァッ、と激しい雷鳴が耳朶を打つ中、回廊の一ヵ所に纏まっていたクラスタやスメラギ達が纏めて感電し、倒れる。

 HPゲージの舌には『黄色を背景に黒い稲妻』の麻痺と(おぼ)しきアイコンが全員に付与されている。

 キリトが消耗した様子は、無い。魔法を使う為に消費するMPの青いゲージも目減りしていなかった。与ダメージ分を吸収して回復したのか、あるいはそういうスキルだったのかは不明だ。

 数十人を纏めて麻痺で無力化した少年は、右手を突き付けた。右手には光と闇の色が混ざり合ったオーラが纏まっていた。

 

『ディスチャージ』

 

 短い文言がトリガーだったらしい。右手にあった二色のオーラは、禍々しく混ざり合いながら極太の閃光となって直線状の全てを消滅させた。

 閃光が消えた後には巻き込まれたプレイヤー達と同数の残り火が漂うばかり。

 それを一瞥した後、フードを目深に被り直してダンジョンの奥の方へと歩き去っていく。

 

「……えぇー……?」

 

 本日二度目の唖然。

 ほんの二、三秒の間の出来事だったから何が起きたか理解が追い付かなかった。眼では見えたが、こう……とにかく展開が急過ぎる。

 ちらりと、横で下から上に流れるコメントを見る。

 

 

 ――は、なに今の?

 

 ――やべぇ、殺意高過ぎ。

 

 ――問答無用かよ。容赦ねぇな。

 

 ――さっきスメラギが『敵と交わす言葉は無い』とか言ってたせいじゃね?

 

 ――オレ達のセブンちゃんを二度までもPKしやがって絶対許さんぞ出来損ないッ!!!

 

 ――それもそうだが、セブンちゃんが自信満々で言ってた予想が初っ端から外れたな。天才の予想から外れた行動するとかあっちも大概ヤバくないか?

 

 ――偶然だろ、偶然。

 

 ――個人的には短文詠唱であんな威力を放てる方が気になる。MP消費してなかった気がするぞ。

 

 ――溜め続けてたんじゃね?

 

 ――溜めたらズドーンと威力も見た目もデカくなるのは某格闘漫画の金字塔でもあった事。アニメ薦められて見てたとか言ってたし、アレを参考にしてるんだろうな。

 

 ――セブンちゃんをPKした一撃も謎のエフェクト出てたし、全員を麻痺させる雷撃とか、もうあいつボスなんじゃないか。システム的なボス。

 

 ――ロキから神様としてのシステム的な権能譲り受けたとか? 実際それくらいないとオーディンが掛けてた即時蘇生バフとかステータスアップバフに対抗出来なくね?

 

 ――どうでもいいけどプレイヤーと同じ行動が出来るボスとか悪夢じゃねぇか!

 

 ――そもそもの話、【解放の英雄】はクエストをクリアするつもりで動いてるのかな。言動見た限りだとセブンちゃんにしか興味無い風に見える。なんか、クエストを利用してセブンと敵対した感じじゃないか?

 

 ――まぁ、セブンって現実だと天才科学者だしなぁ、なんかALOで実験でもやってて、それを嗅ぎつけたとかじゃないか? 『最悪な目に遭う事になる』とか警告はしてたっぽい。

 

 ――いやいやいやいや、MIT主席卒業のセブンちゃんの思考とか研究を予想して行動するとか無理だからw

 

 ――そんじょそこらのモブの頭脳じゃ到底理解し切れない。

 

 ――うわ、出たぞ、七光り信者。

 

 ――お前ら博士推すのは良いけどもうちょっと民度を上げてくれ。

 

 ――アイドルとしては可愛いって思うんだけど、リアルを考えるとなぁ……ウーン。

 

 ――昨今の日本人は『天才』とか『科学者』って聞くと身構えるからな。多分それは正しい反応だ。

 

 ――セブンちゃんは俺達の光、俺達のアイドルであり、自由と平和と平等を謳う女神なんだ! みんな彼女を信じれば救われるぞ! 出来損ないなんかに心を許すな! あいつは悪魔だ! 女神の敵なんだ!

 

 ――カルト教団の教祖扱いかよ。科学者がこの扱いとか、世も末だな。

 

 

「……論争の趣旨が変わってる……」

 

 てっきりキリトのチート説でコメントが流れるかと思いきや、意外にも彼の行動には何か理由があるのではと考える人は多いようだ。これまでと違いクラスタの人とそうでない人のどちらも含めた衆人環視の中で大立ち回りを演じているからかもしれない。

 まぁ、クラスタになってる人達からすれば、彼は悪魔のようだが……使ってる武器のせいだと思いたい。

 

「――っと、そろそろ寝ないと」

 

 ふとPC端の時計に目をやれば、そろそろ何時も就寝する時間だった。明日も学業と訓練の両立をする大変な一日が待っているので出来るだけ疲れを取っておかなければならない。

 名残惜しいが、と開いているフォルダやブラウザを全て閉じ、シャットダウンボタンをクリックして電源を落とす。

 それから部屋の電気を消し、ベッドに入った。

 

 






・ネットの総評
クラスタ:セブンちゃんに仇為している時点で絶許案件。
それ以外:なんか色々仄めかしてるし七色博士ってヤバいんじゃね?

 ――《アイドル》で見ているか《博士》で見ているかで反応が違う。
 ちなみにキリトは徹頭徹尾《博士》として見ていた。
 レインは《アイドル&博士(七色)》として見続けている。


・MMOトゥデイ、MMOトゥモロー
 運営者:シンカー
 《SAO事件》前後で名前が変わっている。トゥデイが前、トゥモローが後。
 シンカーは本作に於いてディアベルをリーダーとした《アインクラッド解放軍》の情報部門としてキリト、アルゴ、そのほか情報屋や街に引き籠っているプレイヤー達に仕事と称してコルを分配していた後方支援のまとめ役。
 彼が居なければ多くのプレイヤー達の生活が困窮し、目も当てられない状況だったに違いないため、茅場晶彦からすればかなりの恩義がある。
 ――シンカーは生還後に同じ軍部所属のユリエールと入籍を果たしたそうな。


(ファン)鈴音(リンイン)
 原作IS一期ヒロインの一人。中国人。現在14~15歳。
 小説では第一巻で登場してくる中華娘。来日している間の両親が中華料理店を営んでいたが、不仲により離婚し、時勢を考え親権を得た母親と一緒に中国へ帰り、一年間で中国代表候補の中でも専用機を貸与されるトップに輝きIS学園へとやってくる台風。
 現時点でIS学園(2026年入学予定)の一年前なので、本作の鈴も中国へ帰り、ISの訓練をしている。
 SAO時代のボス戦放映やALOでの闘技場動画を見て、キリトの立ち回りから多くの事を学び、急激に成長中。中国に帰ったのが三月末、現在が五月頭を考えると、恐ろしい成長速度。しかし原作からしてかなり出鱈目な天才肌なので促進剤が加わってしまえばこれも必然である。《アクセルワールド》によれば現実でも心意現象が起きて周囲に成長の促進を引き起こすらしいし全力で戦ってるキリトの戦闘動画を見て成長する人が居てもおかしくない。
 いちおう和人と顔見知りなのだが、精神摩耗し切ってギリギリ状態だった頃の出会いなので和人の方が憶えているかは定かではない――――が、和人自身は捨てられる前に数人の『親しい人』が居た事を覚えている。
 サバサバした姉御肌であり、かなり面倒見は良いが、原作鈴は色恋沙汰になるとツンデレを隠してやや暴力的になる短気な一面も持ち合わせており、取り扱いは注意が必要。
 和人の事は結構気に掛けており、やや母性に目覚めているとかいないとか()
 ちなみに『リンリン』と言うと激おこする。


・キリト
 殺意MAX。
 戦闘に不慣れだろうが何だろうがこちらの要請に『ノー』と答えた時点でスメラギの言う『敵』のため交わす言葉無しに全滅させた。


・キリトの攻撃
1)切り落とし
効果:跳び上がり、大上段から剣を叩き落とす重い一撃。剣で床を叩くと光四割・闇四割・物理一割の衝撃波が立ち昇って追撃する。
消費:MP5
特殊効果:『ダメージ毒レベル1』
     『与ダメージ分HP吸収0.1%』
     『与ダメージ分MP吸収0.1%』

 威力を極限まで削ぎ、ヒット数を極限まで増やした技。この衝撃波だけでゲームを始めたばかりのプレイヤーのHPの5%削れればいい方。
 ――『毒』対策をしていれば。


2)稲妻薙ぎ
効果:《ⅩⅢ》の雷のイメージを権の延長線上に巡らせ、敵を痺れさせる。
消費:脳の演算リソース(糖分)
特殊効果:『麻痺』

 《ⅩⅢ》に付随したイメージの力を利用した攻撃。雷=麻痺という概念が強いALOで得た特殊効果を十全に活用している。そのため曲剣《エンゼルイーター》は主武装ばりの攻撃力に麻痺効果まで付与されているという正に『悪魔』のような性能を誇っている――のだが、雷を扱えなければ麻痺効果は無く、シノンやユイ、キリカ達は使っていなかった。
 ――尚、シノンがそうであるように、本来《アミュスフィア》ではイメージを読み取る機構が無いため《ⅩⅢ》の属性攻撃は操れない。


3)
名称:デュアルブラスター
詠唱:『ジェネレート・〇○○・アンド・●●●・エレメント』
   『ディスチャージ』
効果:〇○○五割・●●●五割の閃光で前方を攻撃する。
消費:MP3%
特殊効果:『()()()()の時間が長い程、攻撃持続時間、ヒット数、攻撃範囲向上』
     『ダメージ毒レベル1』
     『与ダメージ分HP吸収0.1%』
     『与ダメージ分MP吸収0.1%』

 ――ヒット数、範囲を優先された魔法。
 極限まで威力を削いでいるため消費MPが攻撃範囲、ヒット数、持続時間や特殊効果に反して少なめ。
 基本的に『シェイプ・■■■』を入れないで『ディスチャージ』へ繋げるとブラスター系の攻撃になる。

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