インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

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 どうも、おはこんばんにちは、黒ヶ谷です。

 短いながら投稿。理由はアルゴさん視点で区切りが良かったのと、元ネタ解説が忙しくて、これからの展開の後書きの密度が本編の雰囲気を壊しかねないと思ったから。

 今更と言ってはいけない(戒め)

視点:アルゴ

字数:本文約六千。後書き約二千。

 ではどうぞ。




幕間之物語:鼠編 ~届カヌ故ニ想イ切ナク~

 

 

 一時期、白騎士イコールブリュンヒルデ説が提唱された事がある。

 

 当時女尊男卑風潮、そして織斑千冬の神格化の流れが全盛期だったので、それを提唱したのが男性だった事もあり、半ばタブー扱いになって日の目を浴びなくなった説だ。

 その説も、ISが世に広まり、ISを扱う操縦者がまだまだ育成段階にある中で、第一回世界大会で隔絶した戦績と戦いぶりを披露した事が根拠であり、両者の因果関係を繋げる直接的な理由はひとつも無い。実際本人に聞いてもそれを肯定する言葉は無い。否定の言葉も無かったが。

 ISの発明者と親友で、第一回大会の時点で他を隔絶する武を見せ付け、白騎士もブリュンヒルデも戦い方は剣一本。白騎士は空軍を相手にする事を考慮してか遠距離攻撃手段を一つ持っていたというが、ほぼ使われなかったと聞く。

 そんな怪しさ満点のバックボーンを持っていながら、それでも彼女が世界に君臨しているのは――やはり、天災が恐ろしく、ある意味ではそれ以上に女性利権団体の根強い浸透が関わっているのだと思う。

 それほど、《織斑千冬》という人間は輝かしく見えたのだ。

 

 それを凌ぐ勢いで、一人の(しょう)(ねん)が戦っている。

 

 現在進行形にするのは些かおかしいかもしれない。厳密に言えば、戦った記録が再現されているだけであり、現在を生きる本人は客観的にそれを傍観している。必死に戦った当時の事を振り返るには丁度良いが――当の本人がどう思っているかは、定かではない。

 表情に変化は無く、ただ虚無のまま、過去の己と実姉の幻影の戦いを見詰めていた。

 

『――ぁああッ!』

『――ハァアッ!』

 

 同時に上がる裂帛の咆哮。

 白銀のバイザーを被り、同色の甲冑を纏い、大剣と大筒を手にしたブリュンヒルデの剣戟に、翡翠の長刀に持ち替えた少年の剣戟が応じた。一度、二度、三度――四度交わったところで、銀が距離を取った。弧を描いて飛んでいく。

 その真後ろを、立て続けに黒の矢と数多の剣が()ぎった。

 ちっ、と黒が舌を打ち、黒鋼の弓から両手持ちの(ボウ)(ガン)に持ち替える。ガシャリと音を立てて()(こう)の矢が装填されるや否や、(やじり)が空気を裂いて飛翔した。

 ――ぼっ、と銀の背後で炎が吹く。

 爆発では無い。矢も剣も、ひとつたりとも銀には着弾していない。

 スラスターが一際強く火を噴いたのだ。四基存在するそれらは一つずつ個別に火を噴き、角度を調整しながら、姿を(けぶ)らせる速度を以て瞬時に肉薄。ギラリと暴力的に輝く銀剣を大上段から振るった。

 ――()(こう)が閃く。

 横一閃のそれは、翡翠の刃による斬閃。スラスターが一度火を噴いた時点で手弓を消し、二度目で長刀を掴み、三度目で腰だめに構え――そして四度目で、縦に襲い来る銀剣に交わる横一閃に長刀を薙いだのだ。力と速力の乗った湾曲した刃が重厚な塊を止める。

 ずず、と黒が圧された。

 刃はそのまま。つまり――彼の体重が足りていない。

 

『ぐ……が、ァ――――』

 

 ――拮抗出来たのは、刹那の間。

 超加速で突貫した勢いを殺せず黒が轢き倒された。

 背中を打ち、跳ね――しかし二度目の(ちょう)(ちゃく)後に左手で床を叩き、反動で宙に飛び上がる。

 飛べば、相手のホームグラウンドである中空に身を晒す。

 ここぞとばかりに、スラスターを吹かして制動を掛け、逆走を始める白騎士。

 現実でやれば間違いなく骨が数本折れているが再現されているそれはアバターであり、骨など無い。仮にあっても《部位欠損》の状態異常判定で数分すれば自動再生されるだろう。それ故の無茶機動。

 それに即応出来たのは、彼もまた無茶をする側だったからか。

 宙に吹っ飛ばされた少年の手には、長刀の代わりに、先程仕舞った黒鋼の弓が左手に握られ、右手は水色の細剣を掴んでいた。弦に番えた瞬間、圧倒的な水流が生まれ、細く鋭く収斂され、放たれる。

 正確無比の一射。

 水色の光が、銀の騎士へと放たれ――着弾。大爆発と轟音が発生した。

 

『落ちろッ!』

 

 ガカァッ! と雷鳴が轟き、漆黒の(いかずち)が降り注いだ。

 悪魔の羽を模したような禍々しい曲剣から放たれる黒雷は、水に濡れた白騎士を激しく打ち、感電により行動を阻害する。麻痺こそ付与されないが、瞬間的な行動阻害は出来ていた。

 ガリガリと、残り僅かな赤い体力が底を見せていく。

 

『――終わりだ』

 

 躊躇なく、追撃が降る。

 数えるのも馬鹿らしくなる鋼鉄の雨。剣、槍、斧、鎌――種々様々な形状の武器達が、雨あられと降り注ぎ、白銀の鎧を砕いていく。偶に浮かぶ半透明の障壁も暴力的な物量を前に意味を為していなかった。ドドドドドドドドド、と絶え間ない轟音が繰り返される。

 

()()()()――』

 

 既に倒しているだろうと思える程の物量を叩き込んで尚ダメ押しとばかりに攻撃の手は激しくなる。

 最終戦時に登録していた影響で蘇生した時点で魔剣フォールブランドも聖剣エクスカリバーも喪っている。そんな事は知った事かと、彼は漆黒の魔剣エリュシオンを両手で握り、黒の波動を剣身に込めていた。

 《ⅩⅢ》の初期武装の内、黒の片刃片手剣が有していた《闇》の属性――

 

『フォール、ブランド――――ッ!!!』

 

 黒を深紅で彩った波濤が放たれた。

 全てを破壊する暴力の権化。冥府の底から響くような、おどろおどろしい重低音の連鎖。鈍色の雨に晒されて尚煌めいていた白銀は、一瞬で黒に呑まれ、立ち消えた。

 闇の波濤を放ち終えた少年は、黒剣を正眼に構え、警戒を怠らない。

 ――闇が晴れた後には、何も無かった。

 部屋中央の空中に、金色の文字が表示される。

 

『ぐ――――』

 

 直後、少年が膝を折り、倒れ込んだ。手から剣が落ち、伽藍の部屋を響かせる音が立つ。

 

『か、は――おぇ……ぁ――――』

 

 横に伏した少年は、不定期に体を痙攣させ、喘ぎ、苦しんだ。目を閉じ深呼吸するも、その呼吸すら乱される程の容態。

 楽観視出来ない異常事態。

 ――それも当然だ。

 彼自身が予測した肉体の限界はジャスト二年。しかし内部再現時間――過去の彼が白騎士と刃を交えたのは、その予想限界を二ヵ月もオーバーしている。ましてや万全の状態でも《ⅩⅢ》をフルで使うには脳を酷使しなければならず、その疲労は確実に蓄積していく。

 カーディナルは、《アイングラウンド》に於ける三種の試練の難易度を、アインクラッドと同程度と言った。試練三つを乗り越えるのに要する労力は、百階層を上るのに必要な労力とイコールと言ったに等しい。

 試練の内容は明言されていない。

 しかし、《白騎士(ザ・ブリュンヒルデ)》がアインクラッドのラスボス級かと問われれば、首を傾げざるを得ない。

 感覚がマヒしているだけかもしれないが……

 

 

 ――()()()()()()()

 

 

 炎とマグマを背負った山の如き()獣。

 禍々しい蝶の姿で空を舞い音波を飛ばす()獣。

 巨大な剣を尾に持つ刃竜型の()獣。

 炎の化身の如きワニ型の()獣。

 闇の具現のように黒い四つの鎌を持つ骨の大百足(ムカデ)型の()獣。

 従僕たる子を生み出し軍勢で戦う昆虫型の()獣。

 炎の毛皮と力を有する狼王(コボルドロード)型の()獣。

 黄金の鱗を有する刃竜型の()獣。

 ――最初から白銀の甲冑を纏った二度目の剣の女帝(ブリュンヒルデ)

 剣を震わせ、体を震わせ、ギリギリのラインで踏み止まって立ちはだかる八体の武神と頂点たる女帝を斬り、《九武神の試練》を突破する姿が映った。

 最初に白騎士と刃を交えた宮殿の二階で、強化された白騎士を撃ち果たした少年が背中から倒れ込み、荒い呼吸を繰り返す。

 

『――見事じゃ』

 

 ボス部屋だった間に、賢者然とした少女が現れ、少年を労う。表情には笑みがある。純粋に称賛する笑み。

 ――少年は、疲弊の顔色で睨み返した。

 

『それは……皮肉の、つもりか……』

『まさか。本心じゃよ……まぁ、儂はAIじゃから、お主ら人間の行動や言動を模しているに過ぎんがの』

 

 カーディナルは肩を竦めて敵愾心を流した。

 

『しかしな、称賛すべき事であるという評価は真実じゃ。それほど脳を酷使して、バイタルも変調をきたしておるのに、よく気絶せんな』

『……』

 

 感心したように水を向けるカーディナル。キリトはそれを黙殺し、呼吸を整えた(のち)、剣を杖替わりに立ち上がった。ぐら、と体が(かし)ぐが寸でで踏み止まる。

 既に限界に達している。

 いや――限界と言うのであれば、彼は試練を受ける選択をしたあの時点で既に達していた。それを無理に押し通しているだけだ。

 

『――既に9786人のログアウトが済んでいる以上、途中下車は死しかない。死ぬのが嫌なら残る試練を達してみせよ』

 

 ――それを留める人は、傍にいない。

 

『第二の試練。解放されたければ、千層からなる迷宮を突破せよ』

 

 故に、(えい)(ゆう)の歩みは止まらない。

 

 

 ――()(しょ)が変わる。

 

 

 絢爛豪華な伽藍の宮殿が崩れ落ちた。宮殿の外に広がっていた青い空(テクスチャ)が、パラパラと破片になって剥がれ落ち、世界は闇に包まれていく。

 ばらばら、がらがらと大地は崩壊する。

 少年も落ちた。

 小さな体は、闇に落ち――――

 

 

 ――()(かん)が変わる。

 

 

 内部再現時間《二〇二五年二月五日、午前四時三十分》

 千層迷宮、第九九九層。

 

 暗闇の中に星が光る。無数の星が煌めいて、昏い道を仄かに照らす。

 広がるのは電子の回廊。網目模様に青い線が走る床を踏み、柱を過ぎて、()()が広がる光景を透かす障壁を後にし、剣士は迷宮を進んでいた。

 僅かな灯りだけが頼りの中、独りの少年が剣を手に進む誰もいない孤独な空間。

 歩を進める剣士の背は、記憶のそれより小さく見える。

 ――モンスターが、柱の影から現れた。

 ぐにょぐにょと全身を流動させながら少年に近付くMobは、不定形生物(スライム)に分類される《カビタス・ウーズ》。初出現する階層は六階層だが、その迷宮を進む少年のレベルは《999》に達しており、それに応じてか《カビタス・ウーズ》のレベルも《999》と異常な数値を誇っていた。

 第六階層に於いてプレイヤーを襲ったMobはコウモリや水棲生物がメインだったが、最も厄介だったのはその階層が初登場となるスライム系である。国産の古き良きRPGだと最弱モンスター扱いのスライムだが、SAOではまったくそんな事は無かった。不定形、軟体、加えて流動という特性が、物理攻撃オンリーのコンセプトに真っ向から喧嘩を売っていたためだ。

 そのため武器で頑張るしかなかったが、普通に攻撃しても斬撃や刺突は効果が薄く、どうにかまともなダメージを入れられるのは打撃のみ。

 序盤ともなればスキルスロットに余裕が無く、当然ながら、少年もベータ当時手古摺ってはいたのだが――

 

 千層迷宮を進む少年は、二年五ヵ月のフルダイブ経験を持っている。

 

 キリトは右手に提げた黒剣エリュシオンを振りかぶり、翠の光を迸らせ、斬り掛かった。単発突進技《ソニックリープ》。

 その剣速は、それまで彼の戦闘を見ていた者なら分かるくらいには遅かった。

 それでも、交錯は一瞬。

 蠢く粘体を翠の斬閃が斬り裂いた。すると、鋭い破裂音が立ち、《カクタス・ウーズ》のHPが一瞬で全損し、軟体が光の欠片に爆散する。

 今のは、攻撃力とスキルによる威力倍率で力押しした訳ではない。

 ソードスキルを発動した時のライトエフェクトで、軟体の中にある光を透過しない核――粘体は透過するので相対的に薄暗く見える――を見定めたのだ。わざと剣速を遅らせたのはその為の時間稼ぎである。ある種のシステム外スキルと言える。

 それを使い、後続の種々様々色取り取りのスライム達を一撃で屠っていく。

 ――そして、薄暗い回廊の奥で青白く光る転移門が出現した。

 カーディナルが言った一千層。次が、その最後の階層。

 残影の少年は装備その他諸々を確認した後、休憩せずにそのまま転移した。

 

 

 

『懐かしいな、オリジナル』

 

 

 

 転移の光から現れた少年を出迎える、瓜二つの【黒の剣士】。

 

 ――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 画面内で、過去と現在のオリジナルとホロウとが再び相対していた。

 ――あぁ、と意識しない悲嘆が漏れた。

 (残影)(でな)(い彼)の姿は、顔や背丈こそ瓜二つでも、全体的に変わり果てたものだった。

 射干玉色の髪は真っ白に。

 黒水晶の瞳は光の無い()に。

 人を皮肉る笑みは蔑みの笑みに。

 威容を現す外套は端々まで穴だらけ。

 陶磁器のような肌は死人の如き青白さ。

 極め付けに、華奢な躰を包む衣装から、肌を侵食するように伸びる黒の枝。

 ――まるで独りで死んだ怨霊のよう。

 その印象を抱いて、自己嫌悪を抱いた。

 分かっていた。分かっていたのだ。ネットに殺意をばら撒き、変容を起こした、()()()()()()()()()になって、今牙を剥いた存在が何なのか、察しは付いていた。

 自分は、彼が自身の()()()と決着をつけ、殺意を二の次にした経緯を直には見ていない。伝聞の形で知ったに過ぎない。

 だけど――彼の闇の深さは、とてもよく知っている。

 一度も顔を合せなかったホロウの少年。伝聞で聞いただけ、騒動が終わった後は《ホロウ・エリア》のどこかに旅立ったとしか聞かず、最後まで一度も顔を合せなかった。

 それでも、()は彼の事がよく分かる。

 ――義姉に粛正を受ける前の彼に()がいちばん関わっていたから。

 

 ホロウ(かれ)がけものになった原因が分かって、(Argo)は頬を濡らした。

 

 






 白騎士戦は何時か回想でガチに描写したいな……(順番待ちの九十九層ボス巨漢)



九武神の試練(第一の試練)
 《ホロウ・フラグメント》DLCで追加された超高難易度ミッション。
 元々は八武神。これらを斃した後、虹輝竜(下記の黄金の刃竜)に挑めた。
 本作に於いては虹輝竜も武神に格下げられ、《(最強)》+《()()》の象徴《白騎士》が剣帝の座に就いた。ブリュンヒルデは武神の一体換算。
 そもそも剣を持つボスが女帝ボスでなく刃竜である点が土台オカシイ。
 推奨レベルは原典だと180~230。黄金刃竜のみ250。
 それぞれ倒すと対応した武器《化身シリーズ》を落とす。

・初回の剣の女帝(ブリュンヒルデ)(本作オリ)
 推奨レベル130(原典)
 本作推奨レベル100(初期化されたので)
 原典に於いて秘奥義習得イベントで何度もぶっ倒される剣の女帝《ヴァルナギア・ジ・エンプレス》のポジションボス。
 原点では八武神クエストを発生させるキーボスなのだが、本作に於いては最初の武神。原典での剣の女帝武神枠なので細剣を落とす(未描写)
 ついでに秘奥義も伝授される(未描写)
 原典で準最強武神が最弱武神になっていたりする。
 《細剣》化身ブリュンヒルデ
 (元は《細剣》化身イシュバルカ)

・炎とマグマを背負った山の如き()獣。
 推奨レベル190
 初回の剣の女帝に挑む前に戦った火山ボスの強化個体。
 後続の原典ゲーム・本作《ロスト・ソング》に於いても、氷山として登場。風、地属性のボスも居るが、後続ではもっぱら氷山が引っ張りだこ。
 《片手棍》化身イジェルファー

・禍々しい蝶の姿で空を舞い音波を飛ばす()獣。
 推奨レベル190
 《ロスト・ソング》、《千年の黄昏》で頻出する状態異常特化ボス。飛ぶ、速い、攻撃判定長いの三拍子揃ってる。
 《ホロウ・フラグメント》に於いては遠距離状態異常弾を連続射出する上に移動するのでスキルを避けまくる難敵。レベルが足りないと辛いが、上回ると雑魚。
 《長槍》化身アスレイジョン

・巨大な剣を尾に持つ刃竜型の()獣。
 推奨レベル210
 浮遊遺跡バステアゲートに出てきたボスの強化個体。
 原典の最強のボスと同タイプだが、こちらは子分を召喚しない。
 《両手剣》化身アブソリューディア

・炎の化身の如きワニ型の()獣。
 推奨レベル210
 封印されし炎の獣。HPが減ると化け物化する。炎のダメージトラップが辛い。
 《刀》化身バーニングヘイズ

・黒い四つの鎌を持つ骨の大百足(ムカデ)型の()
 推奨レベル210
 黒紫色の《スカル・リーパー》。
 フルネームは《ジェノサイド・リーパー》。
 《短剣》化身ジェノサイド

・従僕たる子を生み出し軍勢で戦う昆虫型の()獣。
 推奨レベル210
 妖森異界アレバストボスの強化個体。
 《曲刀》化身サフィール

・炎の毛皮と力を有する狼王(コボルドロード)型の()獣。
 推奨レベル210
 コボルドロードの強化個体。HPが減って野太刀を持っても子分は無限召喚。
 《両手斧》化身ロードバースター

・黄金の鱗を有する刃竜型の()獣。
 原典推奨レベル250
 本作推奨レベル230
 フルネーム《虹輝竜エクスエターナ》。
 子分呼ぶ、攻撃範囲デカい、レベル対等でもMISS連発させる敏捷値と、原点ゲームの二大巨頭。無敵、スーパーアーマースキル必須だった。倒せる人は一分掛からない。
 本作では最強の武神から通常の武神枠に格下げされた。
 《片手剣》虹輝剣エクスエターナ

・白銀の甲冑を纏った二度目の剣の女帝(ブリュンヒルデ)(本作)オリ
 本作推奨レベル250
 初回の剣の女帝が最後に見せた姿を初っ端から使ったキチガイボス。
 頂点は人の心が分からない。
 原典に於ける《虹輝竜》ポジ。そのため最強枠――だが、数行で片付けられた存在。
 《両手片手半剣》神剣ラグナロク
(原典では聖剣ラグナロク。元々はアレバストの《聖剣が眠る安置所》にて、三分以内に連続出現するMobを斃すと無限生産出来る剣)


・一千層の迷宮
 入る度に構造が変わるローグライクダンジョンの究極系。
 《ホロウ・フラグメント》に於いては125層、《Re:》で200層。完走で最奥への鍵が手に入り、超強化ホロウキリトと戦える。
 《ホロウ・リアリゼーション》で登場した《オラクルズ・リメイン》は一千層。最奥でホロウキリト(インカーネイト・ヒーロー)と戦える(初回回復縛り)
 《千年の黄昏》も一千層迷宮。十階層毎に大ボスが居て、それが延々と続く。
 HF、HRは十階層ごとに脱出、補給、セーブ可能だが、黄昏は百層を超えると五階層ごとに脱出できるものの再開は百一層からというクソ仕様な迷宮。
 作者は黄昏迷宮のみ未クリア。

 幻影は《ホロウ・エリア》と《アイングラウンド》が混ざっているので、千層迷宮が登場した。


????(アルゴ)
 キリトの事が大好きなオネーサン。
 告白はまだ、キスもまだながら大胆さでは全キャラ中随一だったりする。
 実は本作でホロウキリトに一度も会わなかったキリト味方勢。他にはリズ、シリカ、サーシャ、シンカーなどが居るが、明確にキリトに好意を寄せている仲で合っていないのはアルゴだけ。


()()()
 射干玉色の髪は真っ白に。
 黒水晶の瞳は光の無い()に。
 人を皮肉る笑みは蔑みの笑みに。
 威容を現す外套は端々まで穴だらけ。
 陶磁器のような肌は死人の如き青白さ。
 極め付けに、華奢な躰を包む衣装から、肌を侵食するように伸びる黒の枝。

 ――心象では空の太陽から()が落ちてましたネ(黒化並み感)

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