インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~ 作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス
うちの家族が、『るろうに剣心』を見て言った事があります。「剣心の眼の色は信号機」と。普段は茶色でも、抜刀斎に立ち返り掛けると金色、立ち返ると赤色になって、眼の色が危険度になってるよねと。
――うちのキリトも似たようなもの。
廃棄孔の眼の色は金色。
和人の眼の色も黒or金(《
視点:キリト
字数:約八千
ではどうぞ。
過去の残影を見始めて、どれほど経ったのか。
かつてと違い時間を示すものが視界に無い事。体内時計を頼りに出来ないほど、既に疲弊し切っている事。その二つが合わさったせいで、精確に時間を測れなかった。
しかし剣を杖のように突き立て、傍観に徹する事が出来たのは僥倖だった。
――残影は、心を傷付けたが。
来るはずがない。
自分がいま居る場所は、いつ刃が飛んでくるかも知れない敵陣の真っ只中なのだから。
体と脳は休みの構えを取る。再現される残影のやり取りを視界に収めているが、そうと認識するだけで、何を思う訳でも無く、ただ流す。幸いにも自分が辿った道の再現だ。既知である以上、意識を割く比重は少なかった。
――ふと、気配が生まれた。
どろりと淀んだ殺気。
PoHの殺気が研ぎ澄まされながら弄ばれるナイフであるなら、こちらは錆の浮いた大鎌だ。大振りで隠す気の無い殺意がカタチを得て現出する。
「懐かしいな、オリジナル」
――殺意が話し掛けてきた。
視線を横へ向ける。
何時か見た白髪、ボロボロの黒い外套――しかし異なるのは、空ろな深紅の眼。淀み、停滞したそれには、敵意と殺意が混濁した闇が広がっていた。
ヤツは俺を見ている。
だが――ヤツの意識は、俺には向いていない。
いったい、何を見ているのか。
――
柄頭で重ねた手を解く。
左手で柄を握り、切っ先をガラス質の床から抜き――足を踏み出す。大地を踏みしめ突進。左手で握った巨剣の柄、その根元付近を右手で握り、右から左に薙ぐ。
轟音。
火花が散った。
こちらの刃を止めたのは、黒を紅で彩った長剣。
魔剣フォールブランド――
そこまで把握した時、長剣から闇が迸った。巨剣が盾代わりになって斬撃を浴びなかったが衝撃で後退を余儀なくされる。
「チ――」
かつて喪った剣を見て、そして自身が使っていた剣だからこそ知り得ている能力を鑑みて、舌を打つ。
眼前に立つ変わり果てたホロウには、ゲームクリアとなり、廃棄を決定されたデスゲーム全てのデータが詰まっている。本来ならカーディナルの一部でしかないAIが所有、自在に操作する事は叶わないが――そんな道理、《クラウド・ブレイン》で歪められる。
故に、あの世界にあった武器、技、
唯一そうでないと言えるのは、【カーディナル・システム】そのもの。浮遊城を動かしていたシステムそのものはいま自分の中にある。それを自分の《クラウド・ブレイン》で保護している。
ホロウがどれだけ負を強めようと、俺が瞋恚を絶やさない限り手は出せない。
――やる事は単純だ。
やられる前にやる。それだけだ。
距離を詰める為に、もう一度足を踏み出す。
――ぞぷり、と足が沈んだ。
死が過ぎった。
顔が強張る。
ガラス質の固い床を踏む筈だった足は、靴底を浸す程度の深さ――――しかし、果てまで大地を覆い尽くす広さの黒に着地していた。
気付けば、過去の再現が為されていた地点も闇に沈んでいた。
粘性の黒。
それが血であると気付いたのは、幾度となく見てきたモノだったからだろう。往々にして人体から流れ出る血液は鮮明な赤色で想像される。しかし実際は違う、赤に近い黒色だ。
刃が食いこみ、肌を、肉を、そして骨を断ち、その断面から噴き出す色は、ゲームのような鮮明な色ではない。
暗く、深く、沈むような深海の闇。
どこまでも沈んで、果ての無い闇。
――かつて見た深海の闇が脳裏に浮かぶ。
原始的な恐怖が頭を
「――
巨剣の一閃で消し飛ばす。
――闇の壁が散った代わりに、変容した世界が視界に入って来た。
地を埋め尽くすは白骨の頭蓋と
何も無い故に無垢であった空気は、喉に絡みつく腐敗のそれに変わっていた。
かつて己の深層心理世界で具現された、
突き進めば築き上げるだろう未来の屍山血河。
廃棄孔は自分の悪性人格を指しているので厳密にはホロウそのものではない。SAOで過ごした自分の精神や記憶諸々を読み取ったと言っても、キリカを見ていた限りではシロや獣が表に出た素振りは見られなかった。であればほぼ同一存在であろうホロウも、シロや獣の人格は備わっていないと見ていいだろう。
なのに――ホロウは、廃棄孔の心象を展開した。
自分との血戦の
しかしゲームをクリアするまでホロウは原則生きていた筈だ。
その後、俺が知らない何かがあって、ユイ達《メンタルヘルス・カウンセリング・プログラム》にエラーを蓄積させる感情に触れて、ホロウが構築していたモノと合わさり、浮遊城の残骸を依代に《クラウド・ブレイン》としてこれまで存在を保っていた。
その蓄積していた感情には、俺が発した廃棄孔としての感情も含まれていただろう。
それがホロウのプログラムに変化を加えた。俺一人で負の《クラウド・ブレイン》を引き起こしてカーディナルをバグらせたのが事実なら、カーディナルの一部であったホロウのプログラムに変容を来すのはおかしくない。なにしろ自分とヤツは根幹が近い。俺の感情から影響を受けた場合の変容は、他のヒトの感情から影響を受けた場合より大きい筈だ。
――ホロウが廃棄孔を取り込んだのか、あるいは廃棄孔にホロウが呑まれたのかは分からない。
真実は定かではない。出来なくはないが、する必要性は薄い。
《王》の人格を主体とするホロウと、《獣》の人格を主体とする《本能の白》を取り込んだ廃棄孔が融合した結果、獣としての在り方に偏ったのが敵というだけ。
アレは言わば、復讐に傾いた別の可能性の自分自身。
この身を焦がす感情に素直になった、ある種の理想の体現者。
――視線を向ける。
二十メートル離れた先に、黒の太陽を背に立つ自分が居る。くすんだ白髪、淀んだ赤眼、人を見下す嘲弄の笑み。
邪悪だ、と。
そう思った感性に安堵した。少なくとも、あの在り方を羨ましいなどと、欠片も思っていないらしい。
「――随分、頑張るな。オリジナル?」
気の緩みを見たか、ホロウが話し掛けてきた。
「おれの心象に触れているのに僅かも変容しない。頭蓋を砕くような頭痛と共に、怨嗟は届いている筈だがな」
「――どうでもいい」
確かに――血に足が付いた時から、うるさいくらいガンガンと頭の中でがなり立てる声がある。諦めろ、無意味だ、死ね、殺せ、壊れろ、万を超えるだろう呪詛の合唱は終わりが見えない。
実際には、あるのだろう。SAOサーバーのリソースも無限ではない。ヒトの感情データを溜め込んでおくリソースにも限りはある。それを全て吐き出させ、全て俺が飲み干せば、文字通りヤツの負は底を尽く。ホロウ自身の負が構築されたとしても、ヒトから観測されたもの程ではない。
――だが、どうでもいい。
「今更、俺が堕ちるとでも期待したか」
「はっ、まさか」
ホロウが嗤った。くすんだ白が揺れ、淀んだ赤が蔑みの色を増す。
嗚呼――嗚呼、その眼を、俺はよく知っている。上位者として下位の物を見下す傲慢な感情。物心ついた時から誰からも向けられていた眼。俺を見下し、侮る侮蔑。
――廃棄孔も、ホロウも、俺と刃を交える時は対等な立場に立っていた。
だからそれは、他の誰かの感情だ。SAOに囚われた人間が持った人を見下す傲慢なもの。
それを、ホロウはあたかも自分のもののように浮かべている。
呑み込まれたという予想が確信に変わった。
俺は人を挑発し、嗤った事こそあれ、誰かのスタンスを侮蔑した事は無い。それが出来るほど自分は偉くない。非才の身だと誰よりも知っている俺は、仮令上に立ってもすぐ誰かに追い抜かされると思い知らされていたからだ。
剣は義姉に勝てない。
明るさは木綿季に勝てない。
聡明さは茅場や束博士に勝てない。
鍛冶師としてはともだちに劣る。
満遍なく手を広げた故に、俺はなにか一点でも誰かに勝る事は無かった。
経験はかなりのものと自負しているが――それを自慢したところで、何にもならない。証拠として提示できるものがない。
そして、どんなに浅く少ない経験でも、それを糧に大きく成長し、他を圧倒するのが天才である。
誰かを見下す事は、自分自身が禁じていた。
――それ故に、ホロウが自分の意思で憎悪に目覚めたのではなく、感化されて流されただけであると確信を持てた。
だからと言って、なにがどうなる訳でも無い。
放っておけばヤツは世界の敵になる。だから消す――やる事は、やはり変わらないのだ。
強く踏み込む。地を踏みしめ、蹴り、風を纏って疾駆。駆けた大地の血が煽りを受けて左右に割れる。剥き出しになった白骨と罅割れた灰白の大地。
ずだん、と強く踏み込み、剣を振りかぶり――
ぎしりと、四肢を固められた。
骨という骨の近位と遠位、腹、腰、そして首に、液体を固めて布にしたような赤黒いモノが巻き付き、動きを止めた。
視線で出所を追う。
地を浸す赤から伸びていた。
「――ふ」
軽い呼吸が耳朶を打ち。
ざぐ、と闇の魔剣が胸を貫いた。
――心象を展開出来る点から、具象化技術をフル活用された世界である事が分かる。
つまり、体はポリゴンで構成されたものではない。俺の深層心理から再現された肉体だ。下手に医療知識や人体解放学、ISの原子解析により己の肉体の隅から隅まで知っているせいで寸分違わず再現された体から、赤が流れ、滴った。脈打つ心臓を貫かれ、
それでも足から力が抜けないのはゲームらしいご都合振りだ。
俺が心を折らない限り、この躰はそれを反映し続ける。
瞋恚により体を再生できる。
それを阻害する瞋恚の刃が体内にある限り、叶わぬ話だが。
――ぐじゅぐじゅと、長剣を動かし、傷口を広げられる。
血が噴き出し、精確に再現された内臓が外気に晒される。心臓が穿たれているというのに死なないのはやはりゲーム故。
生きたまま、即死の感覚を味わっている。
体の末端から冷えていく。血が抜ける感覚。そんなものまで具象化しなくていいのに、
上手く力が入らなくなるところまで。
――ぞぷりと、血が波打ち、せり立った。
赤黒く丸い柱。それから細長い布が伸び、両の手首足首に巻き付く。抗おうとするが、踏ん張る為の足にも巻かれたので抵抗出来ず、吊り上げられた。
体の中心には、魔剣が刺さったままだ。
「お前がいきなり斬り掛かって来たように、俺も遊びは無しだ。早々にお前という人格を殺してやる」
笑みを消した無表情。
淀んだ赤も、色は無い。
遊び無く、油断なく――ただ復讐の為だけに動く、
ぱちんと左の指が鳴り――果てまで浸す血色の海が、刃を伸ばし、体を穿ってきた。
「あ――が、ぐ――――」
肉が裂かれ、骨が断たれ、臓腑を撒き散らし、血を吐き出す。それが延々と続く。
――人体構造を再現されていても、死まで再現されている訳ではない。
この世界は仮想世界。疑似体験をゲームで行う世界であり、実際に死んだところで、物理的に死ぬ訳ではない。ここで幾ら死のうが現実の肉体には傷一つ――いや、脳には幾らか弊害は出るが、命を落とすまでの影響はない。
故に失血死はあり得ない。
あり得るのは精神の死のみ。
そして、それがホロウの狙いだ。
「は――なるほど、な。思った通りだ」
血を吐きながらも笑う。
「……何がだ」
「お前の目的だ。初回で俺が来なかったら、来た人間の精神を殺して、イヤでも俺を呼び寄せて――そして俺という人格を殺して、廃棄孔の感情に主人格を上書きする。そうだろう?」
仮に俺が来なかった場合、別の誰かが来るか、あるいは外側からサーバーの完全消去を行っていた。前者であれば精神を殺し、俺が来るまで繰り返す。後者であれば《クラウド・ブレイン》で意地でも居残る。
その果てに、俺が仮想世界に入る可能性を引き当てれば、ヤツの計画が始動する。
――その予想に、ホロウは禍々しい笑みを浮かべた。
言葉は無いが、その笑みこそが正解である事を物語っている。
「――生憎と、俺に死ぬ気は無い。容易に死なない事はお前も分かっているだろう」
一回目で俺を引き当てたのはヤツにとって幸運だろう。しかし――幸運は、そこまでだ。姉や兄など《家族だから》という弱い理由でしか頼れなかったかつてならともかく、今は命を懸けて戦陣を共にした仲間達との信頼関係がある。
ヒトはそれを、絆と言う。
廃棄孔には明確に宣言したそれが、俺の心を支えている。
――三種の試練の最中、霞む意識の中でも常にあったみんなとの絆だけが、俺の頼りだった。
いまもそう。仲間が居ない孤独な戦いの中で、彼ら彼女らとの記憶が脳裏で蘇っている。
死ね、殺せという負の感情と、遊ぼう、凄いという正の記憶が、同時に脳裏に浮かんで消える。外的想起と内的想起。頭は割れそうなくらい血管を脈動させているが、維持で我慢していた。
「流されたお前と違って、
――十分、可能ではある。
理論上こちらの精神に干渉出来る時点で、殺せない未来はあっても、殺せない可能性はゼロにはならない。可能性が一%でもあるなら、あとは百分率の問題だ。上下増減こそするがゼロにはならない。
加えて、手段・経緯こそ特殊だが、結果的に俺とヤツの格は対等になっている。
俺は、自身が抱いていた憎悪――廃棄孔を容認し、その上で仲間達の安寧を優先し、自我を保っている。大切な彼らが一人でも生きているなら、俺はその為に人として在る事を自らに課していた。
ヤツは逆だ。オリジナルから零れ落ちた廃棄孔の残滓に呑み込まれ、憎悪に流れこそしたが――ある意味、それもまた完成系の一つ。かつて廃棄孔が為そうとした事の果てが正にヤツだ。AIだからこうして襲ってきている。《
桐ヶ谷和人として守護者になるか。
織斑一夏として復讐者になるか。
――二者択一。
既に俺は選び終えた。
しかし、ヤツはそれに納得していない。
いや――ホロウの末期を思えば、最初は納得していたのだろう。だからヤツは未練そのもの。いまを生きているモノではなく、災厄をばら撒こうとしている怨霊に成り果てた《織斑一夏だったモノ》。
「……言ってくれる……」
不愉快げに、ヤツは顔を顰めた。
徐に手を上げる。その重たげな遅さと同期して、太陽から垂れ落ち供給される血の海が寄り集まり、血の巨人が作られた。数にして五つ――いや、六つ――――更に増える。
挑発は、ヤツの琴線に触れたらしい。
ホロウも廃棄孔も一度ずつ真っ向から戦って俺に敗北している。正々堂々とした決着を見たのに、この事態になっているのは、往生際の悪さの露呈だ。決戦を貶すそれは褒められたものではない。
それでも、ヤツは俺を殺し、ヒト全てに復讐したい一心で動いている。
真っ向から行動理念を否定されれば苛立つというもの。
その、ほんの僅かな感情の波が、殺意となって俺に押し寄せた。血で構成された巨人たちは俺を囲い、覆い被さろうと上背を高くしている。手足を縛って宙吊りにする個体もそれに同化した。
――闇に呑まれる。
まるで海に身を投じるようだ。
どぷん、と全身が液体に包まれる感覚。しかし風呂や川、海と異なるのは、それが肌を流れる清流ではなく、憑りつくような粘性だった。服の感覚は無い。服の内側に入り込み、肌を覆い、それどころか闇の長剣で開かれた傷口から体内に侵食までしている。
負が、『俺』の意識を端から
呪いが脳裏を占拠していく。
――ヤツは、俺だ。
ヤツは俺の事をよく理解している。
そして俺は、ヤツになる可能性をまだ持っている。喪ったものは二度と取り戻せないからだ。全てを喪えば俺も何れヤツになる。
だから、俺が死ねば――次は、おそらく。
――閉じた瞼の裏に、一つの光景が蘇った。
星が照らす花畑に座る自分自身。
その周囲に、仲間達の遺品が墓標の如く突き立っている。いずれも名のある名剣名槍。元々は自分が所有していなかったもの。
喪ったから、手にしたもの。
――護れていれば、手にしなくて済んだもの。
護れていれば、なんて傲慢な考えである事は分かっている。誰もが全力だった。初撃で身動きを封じられた俺が何をしたって、みんなが全滅するのは止められなかった。どれだけ反省し、対策を講じたところで、意味を為さない思考である結論は変わらない。
それでも――糧は得た。
悔しさ。哀しさ。怒り。絶望。
――それらに比例し膨れ上がる感情。
彼らへの信頼の深さ。
彼らに抱いていた友愛。
人を求められる喜び。
絶望に反し、彼ら彼女らは生きているという希望。
絶望とは、希望の裏返しの感情だ。
ならば――みんなが生きている希望が、自分の意志が折れるか否かで決まるとすれば、絶望するか。
――否、断じて否。
この世界は俺とヤツの二人きり。他には誰一人としていない、俺達の為だけに整えられた――あるいは整えた――決戦場。後顧の憂いは無い。
背水の陣など敷くまでも無い。
「――――」
粘性の闇の中で沈思に耽溺する。
熟考するのは想像だ。この具象化世界に於いて、想像とは何にも勝る重要なファクターだ。これの強度、精度――どれだけ己の想像を、ひいては自分自身を信じているかが、具象化の全てを左右する。
何のために、戦っているのかを解明する。
――目指すべき幸福の為だ。
どのように、それを得るのかを解明する。
――まずは、
そもそも、己にとって《幸福》の定義とは何なのかを解明する。
それは、みんなが
心中の叫びに共鳴し、暗い視界が輝いた。
・戦力
【
粛正・王和人(主)+廃棄孔
状態:疲労困憊(四徹目)、呪い状態
武器:SAOから引き継いだ装備+ALO装備
スキル:同上
おとも:オリジナル・カーディナル
瞋恚:希望+絶望
心象:???
願い:みんなが
属性:中立・中庸
《クラウド・ブレイン》:自分+七色個人(ほぼ無い)
【
廃棄孔(主)+未粛清・王一夏
状態:万全、呪いでパワーアップ中
武器:SAOにあったもの全て+巨神セブンが使っていたもの
スキル:同上
おとも:血の巨人、コピー・カーディナル
瞋恚:絶望+呪い
心象:血を流す黒い太陽、灰白の大地、白骨の山、大地を浸す血の海
願い:自分の手で世界を滅ぼし、復讐を遂げる事
属性:混沌・悪
《クラウド・ブレイン》:自分+SAOの負の想念+七色を除くALOプレイヤー
下のアンケート、選択肢に『〇〇オンリー』と付けた失敗に気付いたので上げ直しました。既に入れていた方々、申し訳ありません。