17号は戦艦霧島に憑依するようですよ?   作:榛猫(筆休め中)

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おまたせしました


世界はどれだけ腐っているのでしょうね

side KRISIMA

 

 

「霧島さん!!」

 

部屋を出ると、ここの霧島が駆け寄ってくる。

 

 

「大丈夫でしたか!? 執務室から出てきましたよね? 提督に何かされてませんか!?」

 

息つくことなく間もなく一息にそう話している。心配しすぎだと思うが......

 

 

『ここの境遇や提督の素行を考えれば心配もするでしょう』

 

 

そんなもんか? 俺がただの人間相手に遅れをとるわけがないのに

 

 

『それを知ってるのは私とあなただけですよ......』

 

それもそうか、そう見せるものでもないしな。

 

そう納得して目の前の霧島に意識を向ける

 

 

「大丈夫ですよ、こう見えても私、結構強いので」

 

 

「!! そうでしたね、あの時私たちを助けてくれた時もそうでした」

 

あの時な、ほかの目があるからと艦娘の戦闘に則って砲撃で戦ってたな...。

 

 

 

「まあ、もう心配はいりませんよ。そろそろ私は行きますね、まだやらなければならないことが残っていますので」

 

それだけを告げ歩き出す...が、すぐに足を止め告げる。

 

 

「そうそう、一応あなた方から憲兵に通報しておいてください。理由は中を見れば分かりますよ」

 

 

「えっ? それはいったいどういう...」

 

俺たちはその言葉に答えることなくその場を後にした。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

霧島に伝えた後、俺たちは再び海の上を走っていた。

 

 

『相変わらず、何も伝えないで出ていくんですね』

 

 

「わざわざ伝えて行く必要があるか? 別にそこの仲間だったわけでもないじゃないか」

 

 

『それは...そうですが...』

 

それ以上何も言わない霧島を他所に、俺たちは海を翔ける。

 

 

未だ黒い鎮守府の話は聞かないが、俺たちがそういった黒い鎮守府を見つけるのは......

 

 

「や、やめてよ...来ないでよぉ!!」

 

ふと、そんな小さな声が耳に飛び込んできた。

 

 

『もう一人の私...』

 

どうやら中の霧島にも聞こえたらしい。

 

 

「あぁ、行くよ!!」

 

たちまち私たちは方向を変え、全速力で声のするほうへと向かった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

声のする方向へ向かうと、砲撃音や水柱が上がるのが見えた。

 

 

『もう一人の私!!』

 

 

「分かってるさ!! 急ぐよ!!」

 

 

船速を上げ走り続けると、目前に小さな少女逃げるようによろよろと走っていた。

 

 

背後からは赤いオーラを纏った駆逐イ級がそのを追いかけまわしていたいた。

 

 

「来ないで... 来ないでってばぁ...!!」

 

泣きそうな顔で必死に逃げる少女...。

 

イ級は勝利を確信したのか飛び上がる。

 

 

「ひっ...!!」

 

逃げ切れないと諦めたのか、少女が固く目をつむる。

 

 

イ級は邪悪にな笑みを浮かべて少女に襲い......

 

 

「調子に乗ってんのも、いい加減にしろよ!!」

 

かからなかった......。

 

 

とびかかるイ級に鋭い蹴りを入れて吹き飛ばした霧島のすがたがあったから

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