17号は戦艦霧島に憑依するようですよ? 作:榛猫(筆休め中)
side???
「いくぞっ!龍拳!爆発っ!!」
ボサボサ髪の少年の気合いの叫びと共に黄金の龍が現れ超17号の体を貫く…。
「グッ…!クソッ!!」
「これで終わりだ!か…め…は…め…波ぁぁぁっ!!」
「うがぁぁぁぁぁぁッッ!!」
貫かれた穴に少年はさらにかめはめ波を撃ち込むと超17号は跡形もなく消し飛んで消えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「わぁ~…これはまた迫力のある戦いだね~」
そう口にするのは一人の子供…。
見ているのは終わりと始まりの書と言う巻物。
そう、ここはトキトキ都、かつて歴史の改変を修正した英雄がいる場所…。そこに其の神はいた。
「やっぱりこっちの歴史は面白いな~♪」
「こらっ!またこんなところにいたんですか!シオチュ様!」
そう言って入ってきたのはここ、トキトキ都の管理人…。時の界王神こと、クロノア…。
「あちゃ…クロお姉ちゃんに見つかっちゃった…ですって!」
てへぺろ♪と風な仕草をする子供…。
「うぐっ…!駄目じゃないですか!また仕事サボって来たんでしょう?またウイスさんに叱られますよ?」
「大丈夫~♪見つからないように抜け出してきてるから~
それに僕の世界見てても詰まんないし悲しくなるだけなんだもん…」
ブイッ!と自慢気に満面の笑みをこぼしつつ愚痴を言う子供…。
「はぁ…来るのは構いませんけど、ちゃんと仕事に戻ってくださいね?」
「はーい、ん?」
「?どうしましたか?」
子供の様子に疑問を覚えるクロノア。
「んっとね…ちょっと気に入った子見つけちゃった♪
ちょっと行ってくるね~♪ばいばーいクロお姉ちゃん」
それだけ言うと子供は走り去っていった。
「あんな可愛いのにビルス様と同格なのよね…」
そういいながらも刻蔵庫に散らかった終わりと始まりの書を片付け始めるクロノアなのであった。
「閻魔のおじさーん!」
その頃子供は閻魔殿に来ていた。
「おぉ、シオチュ様…。どうかしましたか?」
「えっと…この人って転生はいつになるかな?」
そう言って紙に書いた一枚の似顔絵を閻魔に差し出す子供。
「ん?あぁ、17号ですか?コイツならかなり大きな罪を犯していますから転生はしばらく先になりますな」
「そうなの?じゃあ、その人の魂、僕がもらっていい?」
「こやつの魂を?構いませんが…大丈夫ですか?」
「大丈夫!悪いようにはしないよ♪」
満面の笑みを浮かべる子供。
「うーん…シオチュ様がそこまで言うなら良いでしょう…。しかし、気を付けてくださいね?」
「はーい!」
そう言うと子供は地獄へと走り去っていった。
それを見送り、閻魔は呟く
「元気なもんだ…。あれでビルス様を凌ぐ実力を持ってるんだからの…」
sideout
side17号
気がつくと俺は不思議な空間にいた。
当たり一面真っ青でなにもない空間…。
「どこだ?ここ…」
辺りを見回すがやはり何もない。
すると、後ろから声がかけられた。
「あ!目が覚めたんだね~おはよう!17号くん♪」
なんだ?子供の声?
俺は声のした方へ振り向く。
「ようこそ!僕の世界へ!」
そこには両手を広げて満面の笑みを浮かべた子供がいた。
「お前が俺をここに連れてきたのか?」
「うん!」
「なんで俺を連れてきたんだ?」
「僕のお願いを聞いてほしくて…。」
「お願い?悪いが子供の面倒見るのはお断りだぞ」
「むー…僕子供じゃないもん!それに、僕のお願いを聞いてくれたら君を生き返らせてあげるよ?ただし、条件付きでね♪」
生き返らせる?今コイツは確かにそう言った。
「それは本当か?」
「うん、神様ウソ吐かない」
なんとなく軽い感じがするが子供の言うことなんてみんなそんなものか…。
「分かった、それでそのお願いってのは?」
「簡単だよ~僕の仕事のお手伝い、というより退屈しのぎに付き合ってほしいんだ」
仕事の退屈しのぎ?何を言っているんだコイツは…。
「はぁ、俺にピエロでもやれってのか?」
「ううん、僕の担当の世界に現界させてあげるからそこで君の思う通りに生きて欲しいの」
ん?現界?生き返るのとなにか違うのか?
「現界っていうのはどういうことだ?」
「んーっとね…つまり、魂だけを地上に送り出すの、それで送られた人(魂)は自分と合う肉体を見つけて乗り移るの!所謂(憑依転生)というものだね!」
「憑依?ってことはいままでの体は無くなるのか」
「うん、っていうより君の体は跡形もなく消し飛ばされちゃったからこの方法しかないんだ…。やってくれる?」
「…よし、お前のお願いきいてやるよ…。俺の好きなように生きればいいんだろ?」
「そうだよ~♪それじゃあ早速…。と、その前にこれを渡しておくね。どうしようもなくなっちゃった時に食べて」
子供が掌サイズの光る果実を差し出してきた。
俺はそれを受け取り仕舞いこむ
「どうしようもなくなった時か、了解だ」
「それじゃあ、始めるよ!それ~♪」
すると俺の周りに風が渦巻いたかと思うと俺はそのまま吹き飛ばされてしまった。
「な、なにっ!?うわぁぁぁぁぁ…!!!」
「グッドラック、日本語で言うと幸運を祈る…頑張って僕を楽しませてね~♪」
薄れゆく意識の中最後に聞こえてきたのは子供のそんな言葉だった。