17号は戦艦霧島に憑依するようですよ? 作:榛猫(筆休め中)
sideKIRISIMA
『答えてください!これは一体どういうことなんですか!』
うるさい奴だな…。
今、俺…おっと、これだと怪しまれるな。女口調にしないと、とりあえず18号みたいにいくか。
私はチンジュフってところに向かってのだけど、その途中にこの体の持ち主が目覚めてしまった…。
目覚めたそいつは自身の身体が奪われた事を知るとお…私に問い詰めてきた。
それで、あんまりうるさいから無視してたら余計に酷くなった…。
『どういうことなのか説明してもらうまで問い続けますからね!』
おいおい、勘弁してくれよ…。
と、そんな事があってからコイツはずっと、お…私に話しかけてくるの…。
もう、仕方ないし話してやりましょうか。
「分かった分かった、話してあげるから静かにしてよ…」
そう言うとソイツはピタリと静かになった。
私はこれまでの経緯を簡単にヤツに話したの。
「これで全部よ、納得した?」
『そういう事だったのですか、あまり納得はいきませんが、戻れないのならば仕方ないですね、私はココであなたの様子を見守らせてもらいます。』
はぁ…ようやく静かになる…。
私は気を取り直してチンジュフに向かったの…。
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身体の記憶を頼りに飛ぶ事2時間…。
私はようやくチンジュフに到着出来た。
「やっと着いたわ…こんなに遠いとは思わなかった。」
チンジュフの近くに降りて母港に帰投した。
チンジュフの仲間達は私が無事に帰って来たことに驚きながらも涙を流していた。
私は持ち主の言われるままに振る舞いその場を切り抜けたわ。
『さて、それでは司令に報告をしにいかなければなりませんから、司令室に行きましょう』
やっとなの?ようやく目的の人物に会える訳ね…。
私は意気揚々と司令室へと向かった。
「なんだお前、生きてたのか…。」
司令室の持ち主の第一声はそれだった。
それは安心しているわけでも悲しんでいるわけでもない、
ただ冷静に状況を呑み込んだだけのソレだった。
「お前の他は沈んだか?まあそんなことはどうでもいい、お前ももう下がっていいぞ」
あら、コイツ何か勘違いしてるみたいね
私はその場から動かずに奴にこう言った。
「下がる?どうしてアンタの言う事を聞かなきゃいけない訳?バカバカしい…」
その言葉を聞いたヤツは途端に表情を変える。
「おい、霧島、お前今なんて言った?」
醜い顔で睨みつけてくるヤツ…。
だけどそんなもの私には通用しない。
「聞こえなかったんだ、じゃあ教えてあげる…アンタみたいなヤツの言うことなんか誰も聞かないってね」
「……いい度胸じゃないか。なッ!?」
怒りの表情を浮かべた奴は私が動くと途端に表情を変えた
「貴様、動くな!それ以上こっちに来るんじゃない!」
私はその声を無視してなおも前に進む。
「来るな!何をするつもりだ!俺は提督だぞ!お前らの上司だ!その上司に何をするつもりだ!」
「煩いわね…。どうでもいいわ、
アンタが何者かだなんてさ…。
私は私のやりたいようにやる。
それに、アンタみたいなキモいヤツ要らないの」
なども近づく私にヤツは顔を真っ青に染めながらジリジリと後退りして逃げ始める。
「ひ!来るな!来るなぁ!!」
だが、途中で壁にぶつかり逃げ場を失うヤツ。
私は飛び上がると鋭い蹴りを放った。
「やめろ!やめてくれぇぇ!!………」
血を吹き出しながら飛んでいく奴の首…。
その顔は恐怖に染まっていた。
「…姉さん達、一応アンタらの仇はとったよ」
それだけ呟くと、私は窓から外に飛び出して行くのだった。
その後、そのチンジュフは大騒ぎになるがその犯人は見つからなかった。