17号は戦艦霧島に憑依するようですよ? 作:榛猫(筆休め中)
所属していた鎮守府の提督を蹴り殺して霧島はまた放浪の旅に出るのだった。
side霧島
鎮守府を離れて少したった頃…。
「ったく、動きづらいね…。」
中々スピードの出ない艤装に私はイライラし始めていた。
『どうして向こうで入渠を済ませてくれば良かったではありませんか…。』
「そんな時間あるわけないだろ?帰ってすぐに報告しに行ったんだあのクズを殺った後なんているだけ面倒臭いだけだしね」
『それはそうかもしれませんけど…。じゃあ、どうするつもりですか?これ』
「最悪これを仕舞って飛んで移動するだけだけど、それじゃ面白くないでしょ?」
『面白いって…それで沈んだりしたら元も子もないと思うのですが…。』
「っ!話は後だよ、どうやらお客さんのお出ましだ」
さて、一暴れしようか!少しは楽しませてもらうよ?
私は目の前に現れた深海棲艦の一団に向かっていった。
ーーーーーー
「グギャァァァッ!!」
敵駆逐艦が砲撃をしてくるのを躱わし至近距離でエネルギー弾をお見舞いする。
「グギャァァッ!?」
弾け飛ぶ駆逐艦を横目に私は更に敵軽巡達の頭を蹴り飛ばす。
「~~ッ!?」
「さて、残るはアンタ一人だ、どうする?」
「…ヲッ!!」
掛け声と共に無数の艦載機を発艦させる敵空母。
「そうこなくちゃ!」
艦載機の無数の攻撃を掻い潜り。私は一気に敵空母との距離を積めると、その身体を上空へと蹴り上げる。
「ヲヲッッ!?」
「終わりだよ!これでも…喰らいな!!」
エネルギーを最大まで溜めて横凪ぎに放つ。
『超電圧爆裂斬』私達人造人間の最高の技…。
それを受けた敵空母は跡形もなく爆散していった。
「ふう…やっぱり張り合いがないね。つまらない」
と、そんなふうに悪態をついていると…。
「大丈夫ですかーッ!!!」
ん?声がするってことは他の艦娘が近くにいたみたいだね。
おっと!艤装を展開しておいた方が良さそうだ…。
後ろを振り返ると、そこには数人の少女達の姿があった。
「あぁ、なんとかね…。それよりアンタ達は?」
「私達は江ノ島鎮守府の第2艦隊なのです!」
「凄い傷です…早く戻って入渠しないと…」
なんだか着いていかないとならなさそうな雰囲気だね…。どうするの?霧島
『今はご厚意に甘えましょう、いつまでもそんな状態にしておくわけにいかないですしね』
それもそうね、それじゃ今回はありがたく使わせてもらうとしましょうか。
「いいのかい?助かるよ…。」
「こっちなのです…!」
小さな少女に手を引かれ、私は彼女達の所属する江ノ島鎮守府へと向かっていくのだった……。
この出会いが大きな変化を起こすことを私には知るよしもなかった…。