色々と足りない部分がありますので感想欄でびしばし叩いてくれますと喜びます。
友達との会話でバカらしいと思ってたことがある。君に一目惚れしちゃったんだよっていうこっぱずかしいことなんてないだろって。
一緒に仲良くしているうちに好きになるとか何気ない行動に惚れたんなら分かるけどさって皆で笑いあってたっけ。
ごめん、もう俺一緒になって笑えないや。一目惚れしちゃったんだもん。仕方ないじゃん。光の窓だか変なのに入ったらこれまた変な人達一杯でこっぱげてる人もいるし、なんか皆マントなんてつけて妙に偉そうでてか空飛ぶし。
そんな少し不思議どころかめっちゃ不思議のMF世界に来ちゃったんだぜ俺。そんな時に少し……色々と少しな自分の好みとは大きく違うけどさ、可愛くて素敵な俺のご主人ルイズ。ルイズと目をあわせたときに、なんかよくわかんない感じになったんだよ。
そのあと直ぐにキスされて考え全部飛んでったけど。キスってすっげえ柔らかいんだな。レモンとかいうけどあれはレモンじゃない桃だ。ピーチだ。とにかく甘かった。
あと左手がめっちゃ痛かった。変な光る文字が浮かんだけど温泉入れなくなるだけだしまあいいや。ルイズからキスされただけで人生の温泉全ての回数を捧げる価値あるよ。まあ風呂は入るし温泉も入れるなら当然入るよそりゃ。
それはそれとして今までやればできるー、明日からしっかりやるー、流石にやらないとまずいからやるかーって適当にやってきてたんだけどさ……もう絶対に何がなんでもやってやるって思ったんだよ。何をするのかなんて何も考えてなかったんだけどとにかくルイズのために何かしたかった。ルイズのことを何でも知りたかった。
これが一目惚れってやつなんだろうな。
なんか広場での授業らしい?ものが終わって歩いて学院に向かう途中とにかく声かけたさ。ここはどこなんだーとかあなたは誰ですかーとか。
何か名前は言ってたんだけどフルネームをあの一回じゃ覚えきれなかった。他のやつが飛んでたし魔法の詠唱だったんだろうなあれ。
とにかく諦めずに聞いたらルイズ・フランソワーズ・ル……ル・ルーシ……ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。よしなんとか思い出せた。ありがたーい長ーいお名前をいただけた。
忘れないように何回も復唱しないとフランソワーズ、フランソワーズ……
更に聞いたところヴァリエールという公爵家の中でもかなり偉い所の生まれらしい。公爵の位がなんなのか俺にはよくわからないけど会社でいう副社長ぐらい偉いと思っておこう。
必至の思いで聞き出してこれから話が弾むかなってときに学院についたのはへこんだ。どれぐらいってルイズが目の前にいなかったら部屋のはじっこで丸くなりたかったぐらいへこんだ。
ルイズと同室って聞いてめっちゃ嬉しかった。我が生涯に一片の悔いなし。
布団はなかったから藁の上で寝ることになったけど同室なだけでもう興奮して寝れないかと思った。横になったら案外すーっと気を失うみたいに寝てたけど。相当疲れてたらしい。……夜中こっそりルイズの匂いぐらい嗅ぎたかった。次のチャンスを待とう。