アインハルトさんはちっちゃくないよ!   作:立花フミ

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八神はやての『ロリ巨乳ポジション』伝説。
しかし、実際に、彼女の数値を知る者は誰もいない……。

というわけで、本日は、あの〝ちびたぬ隊長〟の身長と胸のサイズを、細かく検証してみました。
果たして、はやては本当にロリ巨乳だったのか?
君は今、伝説の目撃者となる!



八神はやてはちっちゃくないよっ!?

       1

 

 

 とある休日前夜の高町家。

 リビングで、なのはママが呼んでいる。

 

「ねぇ、ヴィヴィオ、ヴィヴィオ~」

 

「どーしたの、なのはママ?

 わたしこれから前回エルトリアで借りてきたPSP版『ストライクウィッチーズ』や『とある魔術の禁書目録』、それに『グリザイアの果実』なんかをプレイしようかと思ってたんだけど……。

 どれも遊んだことなかったんだよねぇ~」

 

「それはまた、随分と遠い世界から借りてきたねぇ……しかも結構前のゲームを……じゃなかった。

 ほら、去年のヴィヴィオの〝聖誕祭〟のとき、昔のはやてちゃんは、リリカルなのは屈指のロリ巨乳キャラだった――ってオチがあったじゃない?」

 

「オチ……うん。あー、アレはオチ扱いだったんだ……。わたしとしては、一応、ちゃんと調べたつもりだったんだけど……」

 

「あはは。そのときなんだけどさ、身長やバストのサイズも調べたりしたの?」

 

「数値ってこと?」

 

「うん」

 

「一応したよ。ただ、どうやって計算したのかを話し出すと、長いし、本筋から外れちゃうから黙っていたけど」

 

「そっか。じゃあ、ちょっとママに教えてもらえるかな?」

 

 なのはママにしては珍しい質問。

 

「実はね、今日、本局ではやてちゃんに会ったんだけど……、

 

『久しぶりに現場で捜査しよーとしたら、局員から「君、学校は?」とか職質された~』

 

 って、愚痴ってて」

 

「ん~、それってむしろ、若く見られてラッキーだったんじゃ。なのはママだって〝学生〟と間違われたらうれしいでしょ?」

「うん。だよねぇ……。だから私も『自慢か!』と思って、スターライトブレイカーでも食らわせようかと思ったんだけど……」

 

 おう……。

 本局大惨事。

 

「ほら、私って、はやてちゃんに対してはズドーンしてないでしょ?」

 

「あ~」

 

 わたしやフェイトママ、ティアナさんが食らった洗礼だ……。

 

「ママがはやてさんに一発食らわせるかどーかは置いといて、部屋から資料持ってくるから、ちょっと待っててね」

 

「はーい」

 

 とてて……とダッシュ。

 部屋でガサゴソしつつ……。

 あー、そうだ。こういう話をするなら、ご本人も呼んだ方がいいかも……。

 一応、メールしておこう。

 

 

       2

 

 

『魔法少女リリカルなのは StrikerS 設定資料集 SIDE A』と『SIDE B』などを抱えて、リビングに戻る。

 わたしは、白いテーブルを挟んで、なのはママの向かい側のソファーに腰かけた。

 

「それでは、海上警備部捜査司令――八神はやてさんの身長などについて発表しまーす!

 まずはこちら、空間ディスプレーをご覧ください。クリス、お願いね――」

 

 

『身長は低め』

 

『身長151cm』

 

『身長155cm』

 

『設定資料から割り出した説――はやて150㎝』

 

『推定スリーサイズ――八神はやて T150 B83 W59 H84』

 

『StSでの八神はやての身長は約150cm』

 

『基本HP:25000 基本EN:400』

 

『身長156cm。代表作は「魔法少女リリカルなのはStrikerS」八神はやて――』

 

 

「――こちらはインターネットで検索した結果なのですが……おっと、後半余計なものが混じっていたというか、最後のは中の人のデータでした~」

 

「あー。中の人も平均身長より小柄……というのは置いといて、はやてちゃんの身長って150ちょっとでバラバラ、一定していないね。

 ということは、公式発表はないってこと?」

 

「うん。そうみたい」

 

「だけど、150センチって意見が多いね。

 この設定資料から割り出した説――ってのに、説得力があるからかな?」

 

「うん。だと思うけど……その割り出し方、不完全なんだよね」

 

「え?」

 

 

「ふっふっふ。この高町ヴィヴィオ。なのはママの娘として、ふつーにネットで見つかるような内容を考察したりなんてしませんよぉぉ!」

 

 

「お~、我が娘ながら頼もしいっ!」

 

「はい。ということで、こちらが本当のはやてさんの身長です――」

 

 

『八神はやて 19歳 身長:150~153センチぐらい』

 

 

「うわ……。ほとんど変わらないというか、さらにアバウトというか……」

 

「しょうがないんだってばよ!」

 

「そんなナルトみたいに言われてもー」

 

「まずは、さっきも話したけど、

『はやてさんの身長は、公式発表がない』

 ここまではいい?」

 

「うん、OK」

 

「でね、次にコレを見て――」

 

 わたしは『StrikerS 設定資料集』の最初のページを開く。

 

「このキャラ対比表を見るとわかるんだけど、はやてさんって、明らかにスバルさんより身長が低いでしょ?」

 

「うん、確かに。明らかにちっちゃいね」

 

「ちなみに、この対比表から割り出す方法もあるんだけど……実際にやってみると少しズレちゃうんだよね……」

 

「どうして?」

 

 

「なのはママたちが靴履いてるからだよぉぉ!」

 

 

「あ~」

 

「裸足だったり、みんな同じ靴ならよかったのに、特になのはママなんて、1人だけ、こんな厚底っぽいブーツだかスニーカーだかわかんないの履いてるしぃぃ!」

 

「あ~」

 

「他にも、立ち位置が横一列ではなく、前後に重なっている――などの影響もあるんだけど、それはしょうがない。

 なぜなら、この対比表は、あくまでアニメを作る側がわかりやすいよう、目安として描いたものだから~」

 

「つまり、わたしよりフェイトちゃんの方が身長高い――とか、そういった、だいたいのことはわかるけど、細かい数値を割り出すには向いていないってこと?」

 

「うん、そんな感じ。

 なので、対比表から数値を割り出す方法は、対比としては実に優秀だけど、正確さには欠ける。

 もちろん、アニメによってはこだわって描いてる作品もあるとは思うけど」

 

「そこまで厳密にこだわってもねぇ……」

 

「うん。それに、公式で身長が発表されていれば、それでOK。測る意味もないしね」

 

「確かに、それで試合終了だね」

 

「それじゃ、ママ。次にコチラのページをご覧ください――」

 

 わたしは『StrikerS 設定資料集 SIDE B』を開く。

 

「これはマリーさんの設定資料です」

 

「ホントだ。マリーさん26歳なんだね~」

 

「うん。今回は、年齢は置いといて、このページの左上にご注目。なんと、スバルさんとの身長の対比が書いてあるのです!

 

『スバル 対比  スバル 154cm』

 

 で、マリーさんの横には、

 

『150cmぐらい ※はやてよりも低いです』

 

 と書いてある。

 ここに、先程対比表で見た、はやてさんはスバルさんより身長が低いという情報を加えると――」

 

 

●154センチ……スバル

 

越えられない壁

 

●153センチ……はやて?

●152センチ……はやて?

●151センチ……はやて? マリー?

●150センチ……はやて? マリー?

●149センチ……マリー?

 

 

「――と、いう計算が成り立つわけです。

 よって、

 

『八神はやて 19歳 身長:150~153センチぐらい』

 

 という解が、導き出されるわけです」

 

「なるほど……。

 マリーさん次第で、はやてちゃんの身長は上下するってことだね?」

 

「そう。マリーさんの『150cmぐらい』――の解釈の違いで変わってくるの」

 

「そっかー。だったら……例えば解釈を広げて、マリーさんの身長は148センチ。だから、はやてちゃんの身長は140センチ後半ぐらい~、ってのもアリってこと?」

 

「うん。アリといえばアリなんだけど……ちょっと難しいかな」

 

「というと?」

 

「これは『StrikerS 設定資料集 SIDE A』に書いてあることなんだけど――」

 

『15歳はやて 対比 140cm後半ぐらい』

 

「あ~。なるほど。15歳当時で、すでに140センチ後半あったんだ……」

 

「うん。まったく伸びていない――という可能性もないわけじゃないけど……」

 

「現実的じゃないか……」

 

「うん。というか、多くの人が誤解してると思うんだけど、日本人女性の身長って、15歳くらいでほぼ成長がストップするんだよ」

 

「へー」

 

「ほら、なのはママはおっきくなったけど、成長曲線や、平均身長で比べると、

『15歳 → 19歳』

 なら〝2センチ〟も伸びればいい方」

 

「なんと!?」

 

「というわけで、ただでさえ――自己申告ですが――成長していないという、はやてさんなら尚更、成長の限界が、

『+2センチ以下』

と仮定して、それを、さっきの表に付け足すと――」

 

 

●154センチ……スバル

 

越えられない壁

 

●153センチ……はやて(19歳)無理

●152センチ……はやて(19歳)無理

 

●151センチ……はやて(19歳)? マリー?

●150センチ……はやて(19歳)? マリー?

●149センチ……はやて(15歳)? マリー?

●148センチ……はやて(15歳)? 

 

 

「は……はやてちゃんがどんどん小さくなっていく……」

 

「うん。現実的な数値を加えていくとこんな結果に……。

とはいえ、公式の設定資料集だけで割り出すなら――」

 

 

『八神はやて 19歳 身長:150~153センチぐらい』

『八神はやて 15歳 身長:140センチ後半ぐらい』

 

 

「が、正解。

 これに、現実的な数値を加えると――」

 

 

『八神はやて 19歳 身長:150~151センチぐらい』

『八神はやて 15歳 身長:148~149センチぐらい』

 

 

「――となります」

 

「そっか~。でも、まあ、これなら、これまで推測されていた数値と、ほとんど変わらないよね」

 

「うん。150センチだと思いたい方は、150でいいと思うし、マリーさんが150センチぐらいだから、はやてさんはもう少し高くて151センチぐらい――と考えるのもアリだしね」

 

「微妙なところだね~」

 

「ちなみに、身長148センチというと、ママの中の人が演じてた、

 

●来栖加奈子 (俺の妹がこんなに可愛いわけがない)

 

 や、他にも、

 

●フランチェスカ・ルッキーニ(ストライクウィッチーズ)

●インデックス (とある魔術の禁書目録)

●川島緑輝 (響け!ユーフォニアム)

 

 などのキャラたちがいます」

 

「う~ん、ちっちゃい子感がスゴいかも……」

 

「身長151センチなら、

 

●ナナ・アスタ・デビルーク (To LOVEる)

●モモ・アスタ・デビルーク (To LOVEる)

●桜咲刹那 (魔法先生ネギま!)

 

 最長の153センチなら

 

●水瀬伊織 (アイドルマスター)

●ルイズ (ゼロの使い魔)

●雪音クリス (戦姫絶唱シンフォギア)

 

 かな」

 

「どっちみち小柄なイメージが……」

 

「でも、魅力的なキャラが多いよね」

 

「確かに……。そう考えると、はやてちゃんにとって低身長ってのは、決して悪いことじゃないってこと?」

 

「うん。むしろご褒美というか、可愛いよね」

 

「だね。ただ、まあ、司令としての立場や威厳を考えると微妙なところだけど……」

 

 ウェンディが〝ちびたぬ隊長〟と呼ぶのも、その辺りが原因だから、はやてさんの気持ちもわからないではない。

 

 

       3

 

 

「それでは、なのはママからのもう1つの質問。

 はやてさんの胸のサイズ検証~」

 

「お~」

 

「ちなみになんだけど、15歳当時は、なのはママより大きかったんだよね?」

 

「うん。だね~」

 

「さっすが、今はぶっちぎってるだけあって余裕だね」

 

「いやいや。だって、空戦魔導師には、胸があっても邪魔なだけだから~」

 

「そんな、スポーツじゃあるまいし……。

 さて、リリカルなのはのバストサイズですが、設定資料集にも、

 

『フェイトのほうが胸大きいです』

 

 などといった表記はあるものの、比較するために必要な正確な数値が発表されていないため、正確に割り出すことはできません」

 

「じゃ、最初のネット検索で見つけた、

『推定スリーサイズ――八神はやて T150 B83 W59 H84』

 みたいに、全て推測ってこと?」

 

「うん。おっぱいドラゴンでもいれば、目測でわかるんだろうけど……」

 

「ヴォルテールは出来なさそうだしねぇ……」

 

「うん。出来たら出来たで嫌だけど。それに、もし測れたとしても、イラストによって、サイズって変わるでしょ?」

 

「あ、そっか。イラストを描く人によっても、個人差が出るだろうし。

 3次元――フィギュアもそうだろうし……。

 だとすると、胸のサイズに関しては完全に推測するしかないってこと?」

 

「うん」

 

「うわ……そんな超能力者みたいなこと、可能なの?」

 

「もちろん!

 なのはママの娘をなめてもらっちゃ困るよ!」

 

「……うちの娘が頼もしすぎる」

 

「まず取っかかりとして、各種媒体で、はやてさん自身が、自分のことを『貧相ボディ』みたいなこと言っていること」

 

「というと?」

 

「わたしとしては、単純になのはママを始め、はやてさんの周囲にいるメンバーが、スタイル良すぎなだけだとは思うんだけど……。

 わたしの意見は置いといて。

 仮に、もし、はやてさんが平均的なスタイルの持ち主だったとしたら、自分の胸などを小さいみたいに発言すると思う?」

 

「ん~、『私はこれでも普通なんや~』みたいに言うかなあ~」

 

「うん、そこなんだよ。

 一応、一般的に言われている、日本人女性の平均的な体型は――」

 

 

身長:158cm

体重:50kg

バスト:84cm

ウエスト:63cm

ヒップ:86cm

 

 

「だ、そうです。

 つまり、はやてさんのお胸は、平均の84センチより小さい可能性が高い」

 

「な、なるほど……」

 

「でもね、なのはママ。はやてさんって、15歳当時、フェイトママと同じくらい胸のサイズがあったわけでしょ?」

 

「うん」

 

「仮に、『StrikerS』――19歳まで、ほとんど成長しなかったとしても、15歳のフェイトママと同じくらいはあった。

 ということは、若くしてしぼんだりしない限り、はやてさんの胸は、それなりのサイズがあったと考えられるわけです」

 

「た、確かに……」

 

「さて、ここで15歳女性の平均バストサイズなんだけど」

 

「そんなのも用意したんだ?」

 

「ちょっと古いデータなんだけどね。成長曲線のグラフで見ると、15歳はバスト80センチ」

 

「ん~、大人の平均が84センチなら、まあ、アリな数値なんじゃないかな?」

 

「うん。で、15歳のフェイトママのバストサイズって、どう考えても日本人の平均より大きかったでしょ? ミッドの平均は知らないけど、全体的に大きい人多いし」

 

「だねぇ……」

 

「なので、

 

『フェイト(15歳)バスト81以上 = 八神はやて(15歳)もバスト81以上』

 

 の、計算式が成り立つわけ」

 

「な、なるほど……」

 

「そこに、最初の平均84センチを加えると――」

 

 

●バスト84センチ(日本人平均)

●バスト81~83センチ(八神はやて)

●バスト80センチ(15歳平均)

 

 

「という解が導き出されると」

 

「お、おう……」

 

「ただ、まあ、調べた中でも、比較的新しいグラフによっては、

 15歳平均……82センチ。

 19歳平均……82・4センチ。

 なんてデータもあるから、一概には言えないんだけどね」

 

「ま、まあ、そこまで厳密にしなくても、さっきの解ともだいたい一致するから、いいんじゃないかな?」

 

「まあ、ママたちの時代だと、ちょっと古いデータの方が――」

 

「少しアイスでも食べようか?」

 

「……申し訳ありませんでしたぁぁ!

 えっと、まあ、そこで、バスト81~83センチって、どんなキャラがいるのか調べてみると――」

 

 

バスト81

●萩原 雪歩(アイドルマスター)

●魎呼(天地無用!)

 

バスト82

●アーシア・アルジェント(ハイスクールD×D)

●高坂 桐乃(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)

●小嶺 幸(グリザイアの果実)

 

バスト83センチ

●天海 春香(アイドルマスター)

●神楽坂明日菜(魔法先生ネギま!)

●ハマーン・カーン(機動戦士Ζガンダム)

●ベルダンディー(ああっ女神さまっ)

 

 

「ハマーン様とベルダンディー!?」

 

「うん。もう、なんていうか、十二分に、スタイルいいよね?」

 

「うん。春閣下も、明日菜ちゃんも、アーシア……というか魎呼も……」

 

「でね、どうしてこのメンバーの中に、さっちゃんを入れたかというと、

 

『小嶺 幸 151cm B82・W56・H83』

 

 なんだよ!」

 

「お~、これまで考察した身長やバストサイズとちょうどいい!

 それだけじゃなく最初の、

 

『推定スリーサイズ――八神はやて T150 B83 W59 H84』

 

 にも、かなり近いよね!」

 

「うん。なので、具体的にはやてさんと同じくらいのスタイルを比較検討したいと思ったら、さっちゃんの画像検索をしてもらえればいいかと」

 

「うわ~、さっちゃん全然アリだね。

 ちょー可愛い……。

〝中の人〟的にも二重丸!」

 

「すずかさんだしね~」

 

 なのはママとはやてさん両方にとっても関係が深い。

 

「でもヴィヴィオ、私ちょっと思ったんだけど……」

 

「はい?」

 

「レイジングハート、さっきの身長148センチキャラのバストサイズを表示してもらえる?」

 

 

●来栖加奈子 バスト70

 

●フランチェスカ・ルッキーニ 不明

※ただし、主要キャラ11人中もっとも小さいことのみ判明。

 

●インデックス 不明

※しかし、バスト78の御坂美琴より小さいと思われる。

 

●川島緑輝 不明

※水着姿の画像で、各自ご判断ください。

 

 

「身長が140センチ台で、バスト80センチ以上のキャラって、有名どころでいえば、シュタゲのフェイリスぐらいでしょ?」

 

「あー、うん、一応他にもいるけど、ママ的にはそこがベストか~。でも、少ないのは確かだよね」

 

「だからさ、はやてちゃんだって、いっそのこと、

 

『15歳で全力全開に成長止まった~』

 

 みたいなことにすれば、夢の、

 

『八神はやて 19歳 身長148センチ バスト83』

 

 くらいになって、

 

 スタイル抜群!

 

 合法ロリ巨乳ポジションを、がっちりキープ!

 

 今以上に大人気!

 

 こうなれば『StrikerS』で変身シーンがハブられることもなかったんじゃないかな~と、思うんだけど……どうかな?」

 

「う……うん」

 

「いや~、はやてちゃん、ちょー惜しい!

 絶対に成長しない方が人気出たよね~。

 ヴィヴィオは覚えてないかもだけど、『StrikerS』放映当時グッズの1つとして、

『魔法少女リリカルなのはStrikerS ミニミニアラームクロック』

 という時計が発売したことがあったんだけど、わたしやフェイトちゃんが大人の姿なのに、はやてちゃんだけが、どーいうわけか『A's』時代の子供姿のイラストを使用していたという……。

 スバルとティアナも『StrikerS』の姿。ヴィヴィオに至っては『StrikerS』最終話の制服姿なのに、はやてちゃんだけが昔の子供時代イラスト……。

 いや~、公式もわかってたんだね~」

 

 

「…………」

 

 

 わたしはそっと、なのはママの背後の空間に視線を向ける。

 

 あー。

 

 そこには、こっそり入ってきて、なのはママを背後から驚かせようとした格好のまま、『いなかっぺ大将』の主人公みたいに、アメリカンクラッカー状の涙を見せて固まるはやてさんの姿があった。

 

 

 今夜は長くなりそうです……。

 

 

 




こうやって考察していると、「他の方の考察過程も知りたいな」と、よく思います。
自分の調査不足であり、もっといい検証の仕方や、決定的な証拠がある可能性は十分あるからです。

あと、自分でも直接資料から調べるようになってわかったのですが、『NanohaWiki』は凄いですね。
特に『StrikerS』の情報なんて「大丈夫か?」と心配するくらい調べ上げています。
もし、他のサイトで『身長○○センチ』と書いてあるのに、『NanohaWiki』に載っていなかったら、その情報、おそらく『NanohaWiki』の方が正しいです。
気になるキャラの身長がありましたら、みなさんも、一度、確認してみてください。

それにしても、はやて、ちっとも貧乳キャラじゃなかったな~と。
他作品の同じような身長のキャラの中では、上位陣なのでは……。
これで王様も安心(笑)。

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