アインハルトさんはちっちゃくないよ!   作:立花フミ

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『魔法戦記リリカルなのはForce』の世界に飛ばされたわたし――高町ヴィヴィオは『元の世界に帰るためには〝原初の種〟が必要』と告げられる。
それって、原作では名称のみが登場したキーアイテム。誰も見たことないのに、一体どうやって探せばいいの!?



第9話 助けてアミティえもん!

 アミティエ・フローリアン。

 

 彼女は、高町なのはやフェイト・テスタロッサ、あるいは八神はやてといった『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の面々が活躍する時代より、遥か未来の惑星エルトリアで生まれた自動作業機械〝ギアーズ〟だ。

 

 いわゆるロボっ娘である。

 

 けれど、普及型ギアーズの試作機(わたしの5-01型デバイスやとーまちゃんと一緒)だったアミタさんと妹のキリエさんは、人格形成システムを作りこみすぎたとかで、普通の人間のように育てられたらしい。

 

 コロナが学校の宿題でゴーレム創成したときに、1人だけ高機動型ザクを作ってきたようなものだ。

 

 映画だとそうは見えなかったけど、グランツ博士は失敗が多かったそうなので、たぶんだけど、健康なころは『INNOCENT』みたいに愉快な性格だったのだろう。

 

 あー、あれだ。

 

『魔法少女リリカルなのはINNOCENT コミックアラカルト』で、スーパー移動床くんα(ドラクエの矢印がついた床みたいなの)に乗った博士が、シュテルを押し倒したり、ユーリのパンツを被ったりしたみたいな大惨事が、結構日常的にあったのかもしれない。

 

 いつかわたしも、ナカジマジムの床に設置したいので誰か作ってくれないかなと切に願う。

 

 と、まあ、映画版の彼女たちしか知らない方にはさっぱりなのだけど、原作ともいうべきゲーム版『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』(GOD)の世界では、概ねそんな感じである。

 

 つまり『Force』世界に飛ばされたわたしがもとの時代に帰るには、リリカルなのはで唯一、公式で、時間移動可能な転移装置を持つ『GOD』版フローリアン姉妹の協力が必要不可欠である――ということだ。

 

 

 そんなわけで、

 

 

「助けてアミティえも~ん!」

 

《また、ド直球で来ましたね、ヴィヴィオさん……》

 

 ルヴェラ文化保護区の丘陵地帯へ続く道の途中、わたし――高町ヴィヴィオはみっともなくも、身長15・14センチの人形にすがりついていた。

 この人形――というかサラちゃん(ガンプラ)を外装としたデバイス。いつもはプレシアお婆ちゃんが遠隔操作しているのだけど、現在はサラちゃんを通して、前述のアミタさんと話しているのだ。

 

「だって、アミタさんのプロテクトスーツって、ドラえもんカラーじゃないですか~」

 

《いえ、そういうのじゃありませんから》

 

「ドラえもんの丸い鼻と同じで、赤毛ですよね?」

 

《だから無理やり結びつけようとするのは……》

 

「でも、未来からやってきて、タイムマシーン持ってますし、ドラミちゃんならぬキリエさんがいますよね?」

 

《……あ、あれ? 私、だんだん自信なくなってきたんですが、意外と共通点多いですね……ドラえもんさんと》

 

 四次元ポケットはないけどね。

 今ごろ未来では、頭上に「?」マークを浮かべているのだろう。

 

『ヴィヴィオ、そんなことより本題を――』

 

 お婆ちゃんからツッコミが入る。

 

「そうでした、そうでした……。突拍子もないせいか、イマイチ信じられなくて冷静でいられるんですが、どうしてわたしがもとの世界に帰るために〝原初の種〟が必要なんですか?」

 

 原初の種。

 作中では名称こそ出てくるものの、実際に登場することなく作品が休載したので、謎ワードと化した代物。

『Force』6巻の魔導事典には、

 

『最古のエクリプスウィルス母体と言われる存在。その詳細はいまだ不明』

 

 とあるだけで、やっぱり判然としない。

 本来は、7巻以降で明らかになるはずだったのだろう。

 ハーディスさんと関係があり、フッケバインのボス、カレンさんが追い求めていることから、『Force』のキーアイテムであることは間違いないのだけど、とかく情報の少なさ故に、外見すらわからない。

 

「原初の種が何なのかもわからないのに原初の種が必要って、うーん、ちょっと納得がいかないんですが……この作品の物語的な都合?」

 

『ヴィヴィオ、それを言ったらおしまいでしょ?』

 

 すると、サラちゃんから少し困ったようなお姉ちゃんボイスが聞こえてきた。

 

《物語的な都合……で済めばよかったんですが……》

 

「あ、あれ……違うの?」

 

《そうですね、どこからお話ししたものか……ああ、そうだ、ヴィヴィオさんはキリエが博士とエルトリアを救うには、ユーリの持つエグザミアが必要だという結論に至った経緯はご存知でしょうか?》

 

「あ~、映画だとイリスさんが『私にいい考えがある』みたいな感じでしたけど、もともとはキリエさん本人が、過去改変のシミュレーションを繰り返した結果でしたっけ……」

 

 シュタゲで例えると、Dメールを送ると世界線がどう変動するのか、あらかじめ予測できちゃうような、すんごいマシンやプログラムがあるのだろう。

 未来がスゴいのか、グランツ博士がスゴいのか、その両方だったのか、あるいは時間転移装置と同じで、発掘したオーパーツ(ミッドでいうところのロストロギア)の類なのかは知らないけど。

 そして、何度も何度もエラーを繰り返し、たった1つの可能性――そう〝たったひとつの冴えたやりかた〟を、キリエさんは見つけ出したのだ。

 それが『GOD』――『砕け得ぬ闇』事件の発端。

 

「『闇統べる王が完全な状態で稼働していて、なおかつ、砕け得ぬ闇をその制御下に置くタイミングが~』って、今思い出すと中二病というか、スクエニ系RPGみたいな台詞でしたよね~」

 

《あう!?》

 

《あー、ヴィヴィオさん。私の隣でキリエが頭を抱えてもだえているので、少し手加減していただけるとうれしいのですが……》

 

「すみません。『心の花は、枯れたりしない……!』」

 

《いやあああああああああああああ!?》

 

《ちょ、キリエ、どうしたんですか!? 何が起きたんですかぁぁ!?》

 

「今のは『GOD』のバトル開始前のキリエさんの台詞ですね~。

 ちなみに、わたしは『よろしくおねがいしますっ!』で、アミタさんが『さあッ! 行きますよッ!』、アインハルトさんは『一槍、お願いいたします!』、トーマなら『やるぞ銀十字……ここは負けられないッ!』で、キリエさんは、

 

『心の花は、枯れたりしない……!』」

 

《ふにゃあああああああああああ!?》

 

《キリエぇぇ!? ヴィヴィオさん、もう勘弁してあげてくださぁぁい!》

 

「すみません。今を逃すと、もう言うチャンスがないかなあ~と思いまして、つい~。てへぺろ!」

 

《くぅぅ~、今すぐヴィヴィオちゃんのところに飛んでいって、ヴァリアントザッパーを撃ちこみたい~~っ! どうにかして、どうにかして行く方法はないのぉぉ!?》

 

 サラちゃんから「ガンガンガンガン!」と何かを叩く音が聞こえてくる。

 たぶんキリエさん。

 しかし、一行にこちらへ向かってくる気配はない。

 これだけヘイトを溜めたのに……。

 

「本当にこっちに来れないんですねぇ」

 

《……ひょっとしてヴィヴィオさん、試しましたか?》

 

「ごめんなさい。キリエさんなら『帰れないドッキリでした~』とかあるかなと」

 

《あー。キリエですからねえ》

 

 とか言っているうちに、いつもなら背後にニャル子さんのごとく這い寄る混沌からの――フルドライブバースト! で、わたしの爆発オチ。なのに、それすらない。皆無だ。

 むぅ~。

 

「むしろ、黒焦げアフロになっていないと落ち着かないわたしがいますよ?」

 

《それはそれで重症だと思いますが、とりあえず、私たちですら自由に行き来できない状況にある、ということだけはわかっていただけましたでしょうか?》

 

「はい。まさか、あの『時の操手』ですら無理だなんて」

 

《あふ!?》

 

《ヴィヴィオさん、その二つ名もやめてあげてくださ~い》

 

「スミマセン。いつもクールでシニカルなキリエさんが困っている姿は、声を聞いてるだけでむふーな気分なもので~」

 

『ヴィヴィオ、気持ちはわかるけど、話が進まないからその辺にしておきなさい。続きはまた帰ってからよ』

 

「はーい、お婆ちゃん!」

 

《い、嫌なご家庭ですね……。今回はプレシアさんのご協力で、最初から転移座標がわかっていたので、すぐにでも解決できると、私たちもたかをくくっていたんですが……。いざ実行に移す前のシミュレーションにかけたところ、何度繰り返してもエラーが出てしまいまして……これはおかしいなと》

 

「それで、わたし一晩お泊りだったんですねぇ」

 

 お陰でとーまちゃんに会えたのだけど。

 

《はい》

 

「原因はわかったんですか?」

 

《もちろんです。最大の原因は原作である『Force』が完結していない、ということでした》

 

「はい~?」

 

《ヴィヴィオさんもご存知の通り『魔法戦記リリカルなのはForce』は長期休載中。完結していません。つまり、未来が決まっていない、不確定で不安定な世界なんです》

 

「ちょーメタ発言ですね~」

 

《まあ、今更なので。さらに都合が悪いことに、トーマさんが生まれたのが15年前――新暦66年だったことです》

 

「新暦66年って『無印』や『A's』の翌年ですよね……って、そっか『GOD』だ! 原作のトーマって『砕け得ぬ闇』事件と同じ年に生まれてるんだ!」

 

 そういえばゲーム中『トーマの故郷のヴァイゼンに寄ってみない』みたいなことを口にしたリリィさんに対して、トーマは、

 

『過去の出来事を知ったり干渉したりして、未来が変わっちゃったりしたら嫌だし』

 

 と渋っていた。

 

《はい。お恥ずかしい話ながら、私とキリエが過去改変をしたことで、バタフライ効果なのか、トーマさんが新暦66年に生まれない世界が、新たに分岐していました》

 

 

 そっか!

 

『GOD』には、そういう可能性もあったのか!

 

『GOD』がなければ、なのはママたちは別の事件に関わっていただろうし、そっちで救われた命、救われなかった命があるわけで、そういった世界が生まれていてもおかしくはない。

 なんだかクロノクロスみたいになってきたなあ……。

 でも、

 

「『GOD』にトーマ参戦してますよね。タイムパラドックスになるんじゃ?」

 

《歴史の修正力です》

 

「たまに聞く言葉だけど……」

 

『ヴィヴィオ。シュタゲなら必ずまゆりが死に、ドラえもんなら、のび太がジャイ子と結婚しようが、静香と結婚しようが、必ず子孫のセワシが生まれて、ドラえもんを送りこんでくる――というアレよ』

 

「……あー、納得できない部分もあるけど、理解はしました」

 

 過去を変えても、ある程度の揺らぎは全て同じ未来に〝収束〟(スターライトブレイカーじゃないよ?)してしまう。

 

《なので、新暦81年に、トーマさんと同等の力を持つもうひとりのトーマさんが存在していれば、年齢や性別なんて些細なことなんですよ》

 

「あ~、それで初期トーマ――とーまちゃんに白羽の矢が」

 

 原点回帰。9歳の女の子でも、なのはママに匹敵する魔法の才能と、レイジングハートに代わるリリィさんという相棒がいて、あとは脅威に立ち向かえるハートがあれば、未来に繋ぐことはできる。

 

『待ちなさい。トーマがいない理由はわかったけれど、それではヴィヴィオが帰れない理由にはならないわよ?』

 

「た、確かに……」

 

《そうですね。こう言えばわかりやすいでしょうか。みなさん大好きシュレディンガーの猫さんと》

 

「猫型ロボットだけに?」

 

《いえ、そうではなくて、現在ヴィヴィオさんがいる世界は間違いなく『Force』の並行世界です。なので『Force』に登場するキャラも、事件も、ズレはあっても収束し、原作にあった――確定している事項は必ず起きます。ところが、分岐は新暦66年に発生しているので、新暦81年――『Force』までの間に、もとの世界とは異なる――不確定な歴史が流れている。さらに、最初に述べた通り『Force』は完結していません》

 

『つまり、過去も未来も不確定。収束すべき未来と過去もない。原作ルートが大樹の幹だとすれば、並行世界という枝葉につながっていない、途切れた世界ってこと?』

 

《はい。その解釈で間違っていません》

 

 プレシアお婆ちゃんとアミタさんのやり取りに、だんだんついていけなくなってるんですけど~。

 

『アミタ、だったわね。それでもやっぱりおかしいわね。たとえ、私がいる〝次元の狭間〟を起点とした時間移動だったとしても、そんな途切れた世界になんて転移できるはずがないわ。他とつながっていない世界なんて、ここ(次元の狭間)みたいなものよ?

私がアルハザードに来るために使ったエネルギーは、

「ジュエルシード9個 + α(時の庭園の駆動炉など)」

 だったのよ。本来なら最低でも14個は必要だったのに、それと同等のエネルギーを使った転移だなんて、それこそ貴方たちのところの永遠結晶でも使わなければ不可能でしょ?』

 

《はい。リニスさんからヴィヴィオさんがお持ちの5-01型デバイスのデータもいただきましたが不可能です。なので、そちらの新型の魔力駆動炉の暴走についても検証してみたのですが……》

 

『あの山猫、また余計なことを……』

 

 ん……。

 

「ちょ、お婆ちゃん!? そんなのいつの間に作ってたの! まさかまたやらかしちゃったのぉぉ!?」

 

『またって何よ、またって!? ヒュドラとは違うのよヒュドラとは!』

 

「そんなランバ・ラルみたいな台詞言われてもぉぉ!?」

 

《あー、ヴィヴィオさんご安心を。駆動炉が暴走していなかったことも確認済みです》

 

「えー」

 

『どうして不満げなのよ!?』

 

「どうせなら、うちのキングヒドラが原因でした~、みたいな方が」

 

『うちの駆動炉に勝手にオルテガを倒しちゃいそうな名前をつけないで!?』

 

「じゃあ、ヤマタノオロチで」

 

『それ、パワーダウンしてるじゃない!?』

 

《まあまあ、お二人とも落ち着いて。マスタードラゴンとでも名づければいいじゃないですか》

 

 

「『それはちょっと……』」

 

 

《どうしてこういうときは、すぐに意気投合するんですか!? はあ、まあいいです。今回のヴィヴィオさんの転移についてですが、検証の結果、外部からの干渉を受けていたことがわかりました》

 

「外部からの干渉……って、ああ、あのフリーダムみたいな感じで、やたらエネルギー供給されたあの時のこと!?」

 

『ふ~ん、そう、外部から……。このプレシア・テスタロッサに喧嘩を売ろうだなんて、どこのどいつかしら。次元魔法で――』

 

《プレシアさん、次元震を誘発するような魔法は控えてくださいね》

 

 お婆ちゃんなら本気でやりかねないからなあ……。

 

「でも、ジュエルシード9個分のエネルギーでしょ? そんなことができる人って……」

 

 それこそユーリ以外に思い当たらない。

 

「ひょっとしてクロスオーバーなの!? 何か他の作品からとか! いっそのこと無限のフロンティアの新作的な何かでもいいんだけどぉぉ!?」

 

『懐かしいわね。結構面白かったのに、3DSで続編が発売しなかったのが悔やまれる作品ね』

 

「スパロボ系なのに貧乳の舞姫は、中の人がやっぱりアインハ……こほん、なんでもないでーす。フェイトママにとっても悪くない話だと思うし~」

 

《いえいえ、クロスオーバーはありませんから。この作品、他作品のネタは多くても、リリカルなのは以外のキャラが登場することは、『DOG DAYS』などの例外をのぞいてありません。そのルールはヴィヴィオさんの方がご存知かと》

 

「だとすると、あくまでリリカルなのはシリーズに登場した中で、次元の狭間に干渉できるキャラがいたってこと?」

 

《はい。おそらくはそのはずです》

 

〝おそらくは〟ってのは怪しいけど。

 

「例えば……『Force』のラスボス――ハーディス・ヴァンデインとか?」

 

《どうなんでしょうね。彼が干渉する意味があるとは思えません》

 

「じゃあ、スカさん」

 

《可能かもしれませんが、あの意図的に狙ったかのようなタイミングで干渉した理由が説明つきません》

 

「えー、ちょっと待ってよアミタさん。

 ユーリじゃない、スカさんやハーさん(フルバではない)でもない。他に、お婆ちゃんのいる〝次元の狭間〟に干渉できるような人物なんて、リリカルなのはシリーズに存在するの!?」

 

《すみません、ヴィヴィオさん。わからないんです……》

 

「わからないって……」

 

《未来からでも〝次元の狭間〟のような空間は、観測できないことの方が多いんです》

 

『まあ、ヴィヴィオを迎えに行けない時点でお察しよね』

 

 未来が万能なら、ドラえもんがピンチに陥ることもない、ということだ。

 

「ということは、このとーまちゃんがいる『Force』世界って、フッケバイン一家やハーディスさん以外にも、まだ〝未知の敵〟が潜んでるってこと?」

 

 それもわたしが知っている――いや、

 

「わたしとお婆ちゃんの関係者?」

 

『もしくは未来から来た――そうね、ギガゾンビみたいな奴かもしれないわよ?』

 

「未来のエルトリアより進んだ技術ってことぉぉ!? わたしとしてはテリーがエスタークになるというIF設定的なラスボスがいいんですがぁぁ!?」

 

 なのはママが進化の秘法でデスなのはになったとか、そーいうのでもいいですけどぉぉ!? 黄金の腕輪ががが……。あー、リメイク版で6章が必要だなあ~。

 

《その辺りはわかりかねますが、そんなヴィヴィオさんがもとの世界に帰る方法をシミュレーションした結果――〝原初の種〟を手に入れることで帰れることがわかったんです》

 

「なるほど~。そういうことでしたか」

 

 アミタさんはサラリと言っているけど、キリエさんにユーリ、みんなが頑張ってくれたお陰だろう。

 やっと見つけた〝たった1つの冴えたやり方〟というやつだ。

 

「ありがとうございます。大変お手数おかけしました。それでアミタさん、原初の種ってどこにあるんですか?」

 

《……すみません。それが、わからないんです》

 

『チッ、役に立たないわね、エルトリア』

 

「お婆ちゃんやめたげて~。原作でもわかってないんだからしょうがないよ~」

 

《ですがご安心を。まったくのノーヒントというわけではありません》

 

「え、マジで!?」

 

《はい。原初の種の在り処を唯一知る男性――ハーディス氏の行動予測の精度を高めていけば、原初の種にたどり着けるはずです。すでに、原作の範囲内でしたら現在位置の特定も可能ですよ》

 

「ハーディスさんが今いる場所がわかるってこと?」

 

《はい》

 

「だったら――よし、プレシアお婆ちゃん、ハーディスさんちの今日のご飯……じゃなかった、ハーディスさんちを強襲しよう!」

 

『ヨネスケ的な?』

 

「違うよ!? ハーさんが油断して、戦力が整わないうちに全力全開――高町流交渉術で原初の種、ゲットだぜっ!」

 

 

 

【次回予告】

 

これぞ〝強くてニューゲーム〟の醍醐味!

5-01型デバイスのお陰で、今のわたしは巨大な魔力だけでなく、強靭な肉体をも手に入れているのだ!

いくらハーディスさんが『支配種』の能力を持っていようと、同じボスキャラの先輩(『StrikerS』時代)として、後輩ごときに負けられない戦いがここにある!

 

次回【この世界が『Force』だとわたしだけが知っている】第10話。

 

【月は出ているかッ!】

 

で、リリカルマジカルがんばります!

 




意外と知られてないかもなんですが、

●『無印』→『A's』→『StrikerS』(TVアニメルート)
●『無印』→『A's』→『BOA』→『StrikerS』(?)
●『無印』→『A's』→『BOA』→『GOD』→『StrikerS』(??)

ということで、フローリアン姉妹が過去干渉したことで、新たな並行世界が誕生しています。
ちなみに、ユーリ復活の際、王様に起動方法を伝えたのはキリエなので、もし2人が過去に来なかった場合は……ユーリが復活しない。起動方法を見つけるのに時間がかかり、劇場版のように2年後復活。惑星エルトリアへの移住なし。王様たち滅ぼされる。ユーリが暴走し海鳴市消滅……などなど、それはそれで多くの事件が発生していたかもです。

さて、次回のタイトルは【月は出ているかッ!】なんですが……ええ、これだけでわかった方も多いことでしょう。もちろん、どうしてこんなタイトルになるかというのも、一瞬で察していただけたかと……。
『Force』なら、遅かれ早かれ、やらざるを得ないネタだったということで~(笑)。
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