と、アインハルトさんにお断りされたヴィヴィオ。
それで落ちこむかと思いきや、
――いや、待てよ?
ピンチをチャンスに変える聖王女・高町ヴィヴィオは、この千載一遇の好機に、一大イベントを計画する!!
――チー、チー。
桜の木の枝でメジロが鳴いている。
今日はお花見。
聖王教会本部の庭園の一角に、高町家、八神家、コロナやリオ、ミウラさんにフーカさんにリンネさん、それに元六課やナンバーズなどが勢ぞろい。
ただ1人。
急な用事がある――と、来られなかったアインハルトさんを除いては。
「――というわけで」
「輝け! 第1回、アインハルトさんモノマネ王者決定せぇぇ~~~~んっっ!!」
うおおおおおぉぉぉぉ――っと、アルコールで出来上がっているみんなから、地響きのような歓声が沸き起こる。
そして、なぜか桜の木の下に用意された長机とパイプ椅子。そこに、並んで腰かけるわたしとユミナさんは、パンッ――と手を打ち合わせた。
マイク片手に、ユミナさんがハイテンションで声を弾ませる。
「司会は私――St.ヒルデ魔法学院中等科2年生のユミナ・アンクレイヴ。
解説には、覇王を見つめて600年。アインハルトマイスターでおなじみの高町ヴィヴィオ陛下にお越しいただきました!」
「はい! アインハルトマイスターって、文字にするとアイドルマスターみたいですね――リリカルマジカルがんばります!」
――うおおおおおあああ!!
再び謎の歓声。
「それにしても陛下。まさか私が司会に抜擢されるとは思いませんでした。少し前のトモコレの時もハブられてたんで、私てっきり嫌われているのかと……」
「ソレはソレ、コレはコレです。ユミナさんこのお花見に集まったメンバーをご覧ください」
「……なんというか、一般人の私の目から見てもスゴいメンバーですね。世界を何度でも救えそうです」
「はい。ですが、逆もまた然りです。
いずれゆりかごが復活し、わたしが聖王教会の信者を率いて、次元世界征服に乗り出した暁には、頼もしい戦力になってくれることでしょう。
とはいえ、まだまだ人材不足は否めません。
わたし、ユミナさんには期待しているんですよ?」
「こんなところでサラッと恐ろしいことを言われたような……っていうか、どこまで本気でどこまで冗談なのかわからないというか、でも、割とマジでやったらできちゃいそうな気も……と、とりあえず、陛下のご期待にそえるよう努力します!」
「はい。鉄華団みたいにがんばりましょうね!」
「それダメなやつですからぁぁ!
――と、ひとしきりつかみも終わったところで、陛下、本日のお花見アインハルトさんが欠席ということですが?」
「はい。あれは見事なジャンピング土下座でしたね~」
昨日の放課後。
学校の屋上で「急な用事が入りまして、お花見に行けなくなりましたぁぁ!」と、アインハルトさんはスカートのまま、全力ダッシュからの全力ジャンプ。
そして――着地の瞬間に、言葉遣い同様、乱れることなく手のひらと額を地につけたのだ。
「私もその場にいたんですが……私、ジャンピング土下座なんて初めて生で見ちゃいましたよ」
「そうですね。うちでは時々なのはママがフェイトママに向かってやっているので、比較的よくある光景なんですが――」
なのはママが「ブーッ!」とお酒を吹き出して、ヴィータさんの顔面を強襲している。
「アインハルトさんの、あの流れるような一連の動作。流石は覇王流でしたね。御神流と違い回転はありませんでしたが」
「あ、流派あったんですか。確かにスゴかったですけど、たぶん、私の一生でジャンピング土下座をする機会はまずないかと……」
「ですね~」
と、2人で笑い合う。
「そんなわけで、これだけ人が集まるのにアインハルトさんだけいない――なんてビッグチャンス、最近ではもう滅多にありませんから」
「陛下は、アインハルトさんモノマネ王者決定戦を企画したと?」
「はい、そんなところです。ユミナさんだって賛成してくれたじゃないですか~」
「はは、まあ、そうなんですけどね~。このユミナ・アンクレイヴ、ヴィヴィ陛下のピンチをチャンスに変える才能に感服いたしました――」
ユミナさんはお花見の参加者に向き直る。
「というわけで、優勝者には一日聖王としてこのあとのお花見でチヤホヤされる権利が与えられます。
みなさんこぞって参加してくださいね!
なお、得点に関しましては、みなさんお手持ちのデバイスから投じることができます。
似ているな、スゴイな、面白いな――などなど、バシバシ得点を入れちゃってください!
それでは、ヴィヴィ陛下のご意向により、1番ミウラ・リナルディさん――」
「はい?」
「スタンバイ、よろしくお願いしますっ!」
「ちょ、いきなりそんなこと言われても……ボク、モノマネをやるだなんて一言も聞いてませんよ?」
「まあまあ、ミウラさん。ほら、いつもやってるアレでいいですから、ちょー期待してますね」
「いつもやってるアレって何なんですかぁぁ――っ!?」
――ミーウラッ! ミーウラッ!
勢いで立ち上がったミウラさんに対して、酔っぱらい軍団のミウラコール。
「あうぅぅ~」
引くに引けない抜剣少女。ついに、プツン――と心が点火する。
「ああァァ、もぉぉ、ヤケクソですっ! 1番ミウラ・リナルディ――バトル開始前のアインハルトさんやりますっ!!」
見慣れた覇王流の構えを取ると、
「一槍お願いいたします!」
クリスがみんなのデバイスから送られた得点を集計。全員から見えるよう大きく表示する。
ダラララララ~と、ドラムロールが鳴り――ジャン!
『3点!』
「「「「「あ~」」」」」
ミウラさんが「うぇぇぇぇん!」と、レジャーシートに突っ伏した。
「ダメでしたか、陛下?」
「いや~、悪くはなかったんですけどね、ちょっとインパクトにかけるというか、一般の方々には認知度が低いモノマネだったと言いますか……」
「一言でいうと?」
「地味ですね」
「ふええええんっ!!」
ミウラさんが泣き叫ぶ。
ヴィータさんが缶ビールを口につけながら「ひでぇな」と呟いている。
「それでは、次の挑戦者ど~ぞ~っ!」
「はい! あたしが行っきまーす!!」
八重歯のカワイイ少女が手を挙げる。
「お~っと、早くも優勝候補の筆頭、リオちゃんの登場だぁぁ――っ!!」
「リオは、普段からアインハルトさんのモノマネをしていますからね、これは期待できますよ~」
「それではリオちゃん、よろしくお願いします!」
リオは「はい!」と元気よく立ち上がる。
「2番、リオ・ウェズリー――合宿で水斬りをやり過ぎたアインハルトさんをやりますっ!」
リオは膝を曲げて前屈みになると、
――プルプル……。
全身を小刻みに震わせる。
「次、模擬戦終了後のアインハルトさん!」
リオはレジャーシートに仰向けで寝転ぶと、
――プルプル……。
やっぱり全身を小刻みに震わせる。
「ぷっ……似てるかも」
まあ、あの時はわたしとリオもプルプルしてたんだけど……。
お花見会場が、リオの微妙な演技で笑いに包まれる。
『78点!』
「おおっと、高得点キタァァ――っ!!」
「リオにしては珍しく当たりでしたね!」
「くぅぅっ! 最近のアインハルトさんはそんなプルプルしないので、私もいつか、ぜひ見てみたい!
それでは、次の挑戦者ど~ぞ~っ!」
「3番、コロナ・ティミル――初めてのインターミドルで通路を歩いていたアインハルトさんをやります!」
アインハルトさんの真似なのだろう。コロナはキリリと冷静な顔つきで歩き出し、
――ゴツンッ!!
柱にぶつかったように尻餅をついた。
世にも珍しい、目を回したアインハルトさんである。
『62点!』
「くぅぅ、来ましたね~、アインハルトさんのドジっ子シリーズ」
「ええ、素晴らしいドジっ子です。ただ、リオの後ですから、どうしても採点が厳しくなるかもですね」
「それでは次の挑戦者……次の挑戦者は……お~っと、早くも参加者ゼロかぁぁ!?」
「仕方ありません。ここで伏せカードオープン! 聖王の強権を発動ぉぉ! というわけでフーカさんモノマネお願いしますね~」
「わしですかぁぁ!?」
慌ててポニーテールの少女が立ち上がる。
「なるほど。アインハルトさん唯一の弟子。私たちの知らない覇王の一面を知っているのではないか――ということですね!」
フーカさんが「ううっ」と一歩下がる。
「わしへのハードルが上がっとるような……。でも、わかりました。ヴィヴィさんのご命令とあればやってみるんじゃけぇ!
4番、フーカ・レヴェントン――朝のランニングのあと、冷蔵庫を開けて牛乳がなかったときのハルさんの顔」
フーカさんの顔から表情が消える。
「……」
死んだ魚のような瞳。アインハルトさんの表には出さないガッカリ感が、見事に表現されていた。
「ぷーっ!」
「あははっ!」
『74点!』
「これは面白かったですね~、リオちゃんには及ばなかったものの高得点でした!」
「フーカさん、もし今度同じ場面に遭遇したら、写真を撮って送ってくださいね!」
「あ、私も待ってまーす!」
「押忍っ!」
すると、
「はい!」
「お~っと、ここで新たに名乗りを上げたのは、あのリンネ選手だぁぁ!」
「フーちゃんがやったのなら、私も何か披露したいと思います!」
丸くなったリンネさんは、何だかなんだでサービス精神旺盛なのだ。
フーカさんいわく、最近のリンネさんがアレなだけで、元々こんな感じだったらしいのだけど。
「しかし陛下。リンネ選手といえばフロンティアジム所属。最近はナカジマジムに出入りが多いとはいえ、まだまだアインハルトさんと接する機会は少ないと思いますが……」
「そうですね。ですが、それゆえに、どんなアインハルトさんを演じてくれるのか、今から楽しみです!」
「わっかりました! そういうことなので、リンネ選手よろしくお願いしますね~」
「はい! 5番、リンネ・ベルリネッタ――ヴィヴィオさんと出会う前の、昼休みのチャンピオンをやります」
空気椅子のポーズ。机の横にかけたカバンからお弁当を取り出すと、
「……」
ひとり窓の外を眺めながら、黙々と食べ続ける。
「それただのリンネさんなんじゃぁぁ!?」
「あ~、でも陛下、私1年の時からクラス委員でしたけど、当時のアインハルトさんってだいたいそんな感じだったかも……」
「笑うに笑えませんね~、リアルすぎて」
「はい……」
『5点!』
リンネさんが「あう」とひっくり返るが、
「それでもボクより点数高いじゃないですかぁぁ!?」
ミウラさんよりはマシである。
ユミナさんの語尾がトーンダウンする。
「こうなると、もうリオちゃんの優勝でしょうか?」
「いやいや、ユミナさん。まだまだ優勝の大本命が残ってるじゃないですか。ナカジマジムのリーサル・ウェポン――我らがノーヴェ・ナカジマ会長がぁぁ!」
――うおおおおおおおおっ!
「ゲホッ、ゲホッ……聞いてねーぞぉぉ!」
――ノーヴェ! ノーヴェ!
セインやウェンディを中心に、ノーヴェコールが巻き起こる。
「お前らなぁぁ~」
「いいじゃないか、ナカジマちゃん」
「ナカジマ会長、やってあげたらいかかですか?」
「ミカヤちゃんはまだしも、ジルまで……」
眼鏡をかけたリンネさんのコーチが苦笑する。
「やってよノーヴェ!」
最後にわたしが頼むと、
「ちぇっ、仕方ねーな。あ~、あの時いたのはっと……おいスバル、ちょっと手伝え」
「へ、あたし?」
ギンガやエリオと共に、お弁当の空箱を積み上げていた姉妹を引っ張り出す。
2人でちょこっと打ち合わせて、
「6番、ノーヴェ・ナカジマ――ヴィヴィオとアインハルトが廃倉庫で試合した直後。気絶していたヴィヴィオだけが知らないアインハルト」
ノーヴェはしゃがみこむと、おそらく寝ていたわたしの手をつかむ。
「はじめまして……ヴィヴィオさん。
アインハルト・ストラトスです」
ノーヴェ役のスバルが声をかける。
「それ、起きてる時に言ってやれよ」
「……恥ずかしいので嫌です」
「ちょ、ナニソレ~、わたし知らないんですけどぉぉ! ちょー見たいというか、もう一回言って欲しいんですけどぉぉ!?」
「いや~、陛下、青春ですねぇ~」
わたしの反応に気を良くしたのか、ノーヴェは「もう一つあるぞ」と言い出した。
「八神家で、初めてティオの認証をして、変身を解いたあとのアインハルト。
フーカ、ウラカン借りるぞ――」
ノーヴェはアインハルトさんっぽく、左肩に乗せたティオの同型機を両手でつかむと、無表情で地面に落とした。
――クルン。
ウラカンは綺麗に着地。
同じ行為をもう一度繰り返すと、
「……?」
何が疑問なのか、ノーヴェが黙って小首を傾げるマネをした。
「あ、ああああああ、わかった! きっとアインハルトさんは、ティオもクリスと同じで飛べると思ってたんだぁぁ!」
「な、なるほどっ! ってなんですかソレぇぇ!? カワイイというかアホの子みたいですねぇぇ!」
みんなでお腹を抱えて笑う。
『94点!』
「いや~、ついに90点台が出ましたね……って、どうなさいました陛下?」
わたしは沸々とわき上がる想いを抑え切れない。
「う~~っ、わたしもアインハルトマイスターとして、みんなに負けてられないよっ!」
パイプ椅子を引いて立ち上がる。
「おお~っと、ここで満を持して登場! ヴィヴィ陛下自らご出陣ですっっ!!」
「セ――ット・ア――――ップ!」
わたしは大人モードになると、桜の木の枝に飛び乗った。
「7番、高町ヴィヴィオ――アインハルトさんのやんちゃ時代をやりますっ!」
わたしは真剣な表情で左手を胸に当てる。
「列強の王たちを全て倒し、ベルカの天地に覇を成すこと、それが私の成すべき事です」
木の上で見よう見まね――覇王流の演武を披露する。
「弱い王なら、この手でただ屠るまで――」
さらに演武を行う。
「弱さは罪です。弱い拳では……誰の事も守れないから」
「キャァァ! 陛下カッコイイィィ! これが噂の、アインハルトさんの黒歴史なんですねぇぇ!!」
わたしは桜の木から飛び下りると、ユミナさんに駆け寄った。
「どう? どう? 似てたかな? わたしも直接見たことないんだけど、ノーヴェから何度も話を聞いて、台詞を暗記しちゃったんだ~」
「ないわ~」と呟いて、ヴィータさんがなのはママから鉄拳制裁を食らっている。
モノマネの良し悪しはさておき、わたしのアインハルト愛が評価されたのか、得点が伸びて行く。
そして、
『99点!』
「やったぁぁ!」
「陛下やりましたね!」
抱き合って喜んでいると、ユミナさんの大事な記憶の箱の蓋が開いた。
「そ、そういうことだったんだ……」
「ユミナさん?」
「私、今の台詞見たことあるんですよ。前にクラスの課題でノートを集めたときなんですが、アインハルトさんのノートの余白に、やたらと色んな台詞が書き連ねてあって……」
「まさか、それって……?」
「はい。今にして思えば、こんな前口上にしようとか、こんな決め台詞にしようとか、授業中に一生懸命考えていたんでしょうね。
あの頃は、アインハルトさん、アニメや漫画が好きなのかな~、スーパーヒーロータイムかな~、ぐらいにしか思わなかったんですが……」
わたしはじゅるりと唾液を飲みこんだ。
「それ、ちょー貴重じゃないですかぁぁ! わたしも読んでみたぁぁい!! あ~、今度授業で使うので、昔のノート貸してくださいって言ってみようかな~」
貸してくれるだろうか?
「それはおもし……いいお考えだとは思いますが、陛下、事前に伝えると感づかれて証拠隠滅される恐れがありますので……」
「なるほど。いきなり言って、いきなりお願いするのがいいかもですね~」
「ええ、やるなら奇襲です!」
「ふっふっふ、流石はユミナさん、黒いですねぇ~」
「いえいえ、陛下ほどでは~」
キャァァ――と、2人して手を合わせる。
「ホント、陛下ってそういうのお好きですよね~」
「ええ、丸くなった今のアインハルトさんも素敵ですが、初期の、人に懐かない野良猫みたいなアインハルトさんも捨て難いんですよね~」
「あ~、それなんとなくわかるかも~」
――きゃぁぁぁ~~~っ!
などと意気投合していると、凛とした声が聞こえてくる。
「――モノマネ。私も参加させていただいてよろしいでしょうか?」
「はい、もちろんです!」
「自由参加ですからね~、わたしを越えるスーパーアインハルトさんを見せてくださいね~」
わたしとユミナさんは相手も見ずに「オッケー、オッケー」と即答してしまう。
「ありがとうございます。
それでは、8番、ハイディ・E・S・イングヴァルト――覇王断空拳をやります」
「おおっ、覇王流の奥義をマネるとは通ですね~。それにアインハルトさんそっくりな衣装にバイザーなんてつけて、もうノリノリじゃないですか~」
「それではハイディさんお願いしま~す……って、あれ? ハイディ・E・S・イングヴァルトって、アインハルトさんのフルネーム……というか、陛下?」
「はい、なんでしょう?」
「ハイディさんの手に、何だかすっごい魔力が集まってるような……」
「おや、奇遇ですね。わたしも感じているところです……」
わたしとユミナさんは、声と手のひらを重ねる。
「「ちょ、コレって……」」
「2人とも覚悟してくださいね……」
「「本物じゃないですかぁぁ――っ!!?」」
「はぁぁ……ッ! 真・覇王断ッッ空~~ッ拳ッッ!!」
わたしとユミナさんの目の前で、長机が粉砕。さらに衝撃が地面をえぐり、
――ズッドオオオオオオオオオンッ!!
「「ぴやァァァァァァァ――――――――――っっ!!」」
わたしとユミナさんは仲良くドロンボーやロケット団のように空高く吹き飛ばされる。
そして、
――ドッボ~~~ン!
庭の噴水に着水。
「ぷはっ!」
「けほっ、けほ」
水面に顔を出したわたしとユミナさんを、顔を真っ赤にしたアインハルトさんが見下ろしていた。プルプル震えている。
「少しでもお花見に参加したくて、用事を早く済ませて駆けつけてみれば……もう、ヴィヴィオさんもユミナさんも知りません!」
「「はわわ~」」
覇王様が激おこでいらっしゃる。
こうなったら……わたしとユミナさんはアイコンタクトで頷き合う。
「ユミナさんっ!」
「了解、ヴィヴィオちゃん!」
「「とおおおおおおおおおおお!!」」
全力全開。
2人で噴水の縁から大きくジャンプ。
アインハルトさんの目の前に着地すると、額と手のひらを地面につけた。
「「ごめんなさいでしたぁぁ――っ!!」」
奥義ダブルジャンピング土下座、なんだけど……許してもらえるかなぁ~?
タイトルが『フルーツバスケット』みたいだなぁ~、と思った人は仲間。
いつか『シンデレラっぽいもの』みたいに面白い話が書けたらなと思っています。
さて、今回ようやくユミナが初登場したわけですが……こいつら異様に仲いいなと。
もっと書きづらいというか、絡めづらいと思ったんですが。
たぶん、なんですが、ヴィヴィオもユミナも――アインハルトが好き。
だと考えた場合、2人の趣味趣向は、かなり似通っている。
なので、基本、2人は似た者同士。
同じ趣味(アインハルト)に関する仲間同士の歯車が、ガッチリ噛み合った時、そのパワーは、1+1=2 どころか、10にも100にもなるような感じなのかな~と。