アインハルトさんはちっちゃくないよ!   作:立花フミ

41 / 127
謎の魔法使いトランザム一族の正体は、古代ベルカの戦乱時代、地球に落ち延びた、とある王家の生き残りだった。

同じベルカの末裔として、彼らが残した禁忌兵器との決着をつけるため、奈落の最下層へ向かうヴィヴィオとアインハルトたち。

しかし、戦いの最中、ロッテがアディスに飲みこまれてしまう。

そんな絶体絶命のピンチを救ったのは、もうひとりの真正古代ベルカ継承者、夜天の主――八神はやてだった。



ゴーストハンター・ヴィヴィオ 最終夜

最終夜『高町ヴィヴィオと導かれし者たち』

 

 

       1

 

 

「――これはまた厄介な状況やな」

 

 

 騎士杖を水平に持ち上げ、再びはやてさんが呪文を唱えると、

 

 

 ――ドンッ! ドンッ! ドンッッ!!

 

 

「はわわっ!?」

「あうっ!」

「ちょ!」

 

 わたしたちのすぐそばで、立て続けに魔法の爆発が起きる。

 

「こら八神っ、あたしたちまで巻きこむなぁぁ――っ!」

「すまんすまん。ほら、リインがおらんから細かいコントロールができんくて」

 

 そういえば、ユニゾンしていないので髪や瞳の色が変わっていない。

 いつものタヌキ色だ。

 

「せやけど、まとめて吹っ飛ばす分には、問題ないやろ?」

「大アリだっつーの!」

「そーいうことね」

「ロッテさん、先程はよくご無事でしたね」

 

 一歩間違えれば大惨事。

 

「あ~、結局、こういう展開なんですねぇ~」

「あはは、なのはちゃんと一緒やろ?」

「……はい」

 

 ですね~、と笑って頷くしかない。

 

「アディス~、やったか、見た限り、お話は聞いてもらえへんと思うけど――一気にドカンとやるで、みんな!」

 

 

「はい/了解です/おう/わかったわ!」

 

 

 3度目となる最大火力。

 わたしたちのクアドラプル・アサルトに加え、はやてさんの特大魔法が炸裂する。

 

 

「さあ、これでお終いや! 響け、終焉の笛――ラグナロクっ!!」

 

 

 奈落の底を満たす白い閃光。

 残っていたアディスだけでなく、わたしたちのいる空間までえぐり取る。

 たった1人の砲撃で、わたしたち4人の連携魔法を上回ると、防御フィールドでも防げないほどの突風を発生させる。

 

「クリス! シールド、シールドぉぉ!」

「流石、八神司令っ!」

「敵ながら同情するよ」

 

 バサバサわたしたちの髪がなびく。

 

「化け物クラスの魔力量ね……こりゃ結婚できないわけだわ」

「今それ関係ないやろぉぉ!?」

 

 はやてさんはバツが悪そうに頭をかくと、

 

「とりあえず、グレアムおじさんもこっち向かっとるけど……ああ、あかん、結界のせいで外部に通信が届かへん。

 ロッテ……は、ちょっと休んでもらって、アリア、ひとっ飛びしておじさん連れて屋敷の外まで出てくれるか?

 まだあるんやろ、おじさんからレティ提督へのホットライン。管理局から応援を呼んで――」

 

 

「八神、危ないっ!」

 

 

「へっ!?」

 

 先程よりさらに細かくなり、もはや小バエほどのサイズになったアディスが、はやてさんに群がった瞬間、ロッテさんが素早く腕をつかみ引き剥がす。

 同時に、アリアさんがブレイズカノンで一掃した。

 

「なんやの……こいつ?」

「流石にシャレになりませんね」

 

 一度は完全に消滅したと思ったアディス。

 ところが、それがもっと小さくなり、爆発的な広がりを見せている。

 その姿は煙のようで、さらながら一つの生物のようにうねりながら膨張し、上昇していく。

 

「まるでパンデミックね」

「感染……そうか、そういうことか。わかったで、アディスは魔力を喰べとるんや」

「魔力を喰べる?」

「そう。わかりやすく言うと、収束砲みたいなもんやな。こっちが強力な魔法を放つと、それを利用して自己増殖を早める」

「だったら攻撃しなければよいのでは?」

「空気中の魔力素を喰らうだけや。一度動き出したアディスは、魔力が存在する限り増え続ける。――アホみたいにな」

「そんなやつ、どうやって倒せば……」

「アルカンシェルでもあれば、どうにかなるかもしれへんけど」

「おいおい、闇の書じゃあるまいし」

「そやね。でも、同じ古代ベルカで作られたもんや」

 

 ある意味、倒し方も一緒ということだ。

 

「宿主がいないだけマシってもんね」

「だったら、今すぐみんなで奈落の外に出ましょう。管理局に応援を頼めば、レティ提督だけじゃない、クロノ提督だって、ヴォルケンリッターのみんなだってすぐに駆けつけてくれますよ! なのはママたちだって」

「いいや、それはあかん。

 アディスは、今、ここで食い止めんとな。

 コイツの増殖スピードは異常や、結界の、屋敷の外に出したら最後、もう誰にも止められへん。

 こんなちっこいのが広範囲に広がったら、転送――アルカンシェル、なんて手も使えへんやろ」

 

 14年前は、限定的なコア捕獲ができたからこそ、シャマル先生、アルフ、ユーノ司書長の3人で、超長距離転送なんて無茶ができた。

 けれど、今回はアディスの1匹でも逃したらアウトなのだ。

 破壊性は下がっても、不死性だけはさらに高い。

 

「だから、私が今ここで、決着をつける」

「でも、どうやって!」

「私の全力全開。知っとるか? なのはちゃんより強いんやで。ただなぁ~、リインがおらんから、細かい調節できんし、みんなを巻きこんでしまうかもしれへんから――な」

 

 はやてさんは、いたずらっ子っぽく片目をつぶって笑うけれど、そんな台詞で納得できるはずが――、

 

「そう。あたしたちは邪魔ってことね」

「アリアさんっ!?」

「ヴィヴィオ、ここは八神に任せるんだ」

「ロッテさんまで! さっき助けてもらったんだから――」

「ごめんな、アリア、ロッテ。また嫌な役を押しつけてもうて……」

「ふんっ、それはお互い様だろ。

 行くぞ、ヴィヴィオ、アインハルト!」

「あたしたちは父様をひろって屋敷の外に脱出。その後、すぐに管理局に連絡。

 ――これでいいのね?」

「おおきにな」

 

 持ちやすいよう、変身解除したわたしとアインハルトさんの体が、リーゼ姉妹に抱えられ宙に浮く。

 最下層に残ったはやてさんの姿が徐々に小さくなっていく。

 

 

 ――だけど、本当にこれでよかったのだろうか?

 

 

「アインハルトさん……はやてさんは、本当にアディスを倒せるんでしょうか?」

「そうですね。八神司令の魔力と、夜天の書に蓄積された魔力――その両者を全て放出すれば、あるいは瞬間的にアルカンシェルクラスの力が出せるかもしれません。

 本来なら、被害の大きさを鑑みて地上では使えない兵器ですが、幸いなことに、この奈落はベルカ式の結界内部。

 例え結界が崩落したとしても、アディスが解放されることに比べれば、地上への影響は最小限で済むはず……ただし、その際、八神司令がどうなるかまでは……」

「そんな!?」

「言うな、アインハルト!」

「あの子の覚悟を無駄にしないであげて」

 

 

 ――あのはやてさんが死ぬかもしれない?

 

 

 ダメだ、それだけはダメだ……。

 

 そうか、ようやくわかった……。

 

 はやてさんの選んだキャリアの道は、限りなくグレアムさんと同じ道のり。

 

 けれど、ここではやてさんが下した結論――切り捨てようとしているのは、自分自身だ。

 

 今打てる最善の一手。

 

 犠牲にする対象が、はやてさん自身だったということ。

 

 わたしはトランザムさんの屋敷で聞いた、グレアム元提督の言葉を思い出す。

 

 

『だけど、一つだけ覚えておいて欲しい。

 もしはやてが私と同じ道を選んだその時は、君が……君たちが、助けてあげて欲しい。

 かつての、なのは君やフェイト君のようにね――』

 

 

 もし、ここにいたのが、わたしでなく、なのはママだったとしたら――。

 

 決して、はやてさんを助けることを諦めないだろう。

 

 だけど、わたしはなのはママじゃない。

 

 フェイトママでもない。

 

 2人に比べれば、心も、体も、ずっと弱い……。

 

 だとしても……そうだ、まだだ、まだわたしは、ママたちみたいにやれることを全てやったわけではない。

 

 わたしにしか出来ないことが、何か、他にあるはず――。

 

 

「アリアさん、ロッテさん、ごめんなさいっ――」

 

 

「ヴィヴィオ!?」

「ヴィヴィオちゃん!?」

 

 わたしは2人の手を振り解き、再び最下層目がけて飛び下りる。

 

「ヴィヴィオさんっ――」

 

 すぐさま、アインハルトさんも追いかけて来てくれる。

 ――ありがとう、アインハルトさん。

 わたしはタン――と地面に着地した。

 

 

「ヴィヴィオ、どうして戻ってきたんや!」

 

 

 魔力を練るため無防備な状態になっていたのだろう。はやてさんは、帽子を落とされ、バリアジャケットの白い上着を、茶色く腐食され始めていた。

 わたしはママのように――どんな絶望的な状況でも諦めないなのはママのように、ニカッと空を飛ぶように笑ってみせる。

 

 

 ――ノーヴェ、ごめんね。

 

 

 今だけストライクアーツは封印する。

 

 

 ――なのはママ、フェイトママ、ごめんなさい。

 

 

「セイクリッド・ハート! セ――ット・ア――――ップ!!」

 

 

 これがわたしの、もう一つの全力全開――全身を、まるで戦乱末期のベルカの空のように真っ黒なバリアジャケットで包みこむ。

 

 

「聖王モード!」

 

 

「ヴィヴィオさん!」

 

 わたしに駆け寄るのは、600年前から変わらない真っ直ぐな瞳。

 

「アインハルトさん――いえ、ハイディ・E・S・イングヴァルト。わたしのために時間を稼いでくれますか?」

 

 アインハルトさんは少しだけ驚いた顔つきになるも、すぐに頷き返してくれる。

 

「……わかりました。覇王イングヴァルトの子孫として、今度こそ、あなたを守ってみせましょう――ヴィヴィオ、陛下!」

 

 再び武装形態――覇王の戦装束に身を包む。

 

 

 さあ、これで準備はできた。

 

 あとは、

 

 思い出せ、わたし――。

 

 聖王の鎧はない。

 

 あれはもう使えない。

 

 レリック――聖王核がないから。魔力が足りないのだ。

 

 けれど、わたしにはもう一つ、他の誰にもないスキルがあるじゃないか。

 

 高速魔法蒐集。

 

 ゆりかごの玉座に近づく驚異を排除するための力。

 

 データ収集による魔法戦闘。

 

 コロナが、ネフィリムフィストで他者の技を真似るなら、わたしは他者の魔法を学習し獲得できる。

 

 それも、見ただけで。

 

 セイクリッドクラスターも、インパクトキャノンも、フェイトママのプラズマアームにスマッシャーだってそう。

 

 そもそも、最初はそのために、魔力データの収集を行うため、無意識のうちに、なのはママのそばにいた。

 

 そして、その能力だけは、今もこの胸にある。

 

 高い学習能力と共に。

 

 だからといって、どんな魔法でも使えるというわけではない。

 

 魔力量が足りないから。

 

 やり方はわかっていても、スターライトブレイカーも、プラズマザンバーも、ラグナロクも、使えない。

 

 だったらどうする?

 

 

 はやてさんが、アインハルトさんが、戻ってきたアリアさんとロッテさんが、必死にアディスに対抗している。

 もう、後には引けない。

 

 

「――クリスっ!」

 

 聖王として覚醒した後、今のわたしが高町ヴィヴィオとしてデータ収集してきた中で、アディスに対抗できる、はやてさんを救うことができる唯一の魔法。

 逆転できる『王』の一手。

 

 

「術式――フォーミュラ・エルトリアァァ――っ!」

 

 

 ミッド式でもベルカ式でもない。

 わたしの学習した異世界エルトリアの魔法が、クリスを通し虹色の光帯となって足元で円を描く。

 

「こっちからあっちに行くのは無理でも、あっちからこっちに喚ぶだけならぁぁ――よし、つかんだ!」

 

 転移元の座標を特定する。

 

 

「聖王の名の元に、来よ、王、来よ、理、来よ、力、来よ、紫天の盟主!

 古代ベルカの遺産たる紫天の騎士たちよ、遠方より、運命の守護者、時の操手を引き連れ、ここへ集え――」

 

 

 異世界の魔法陣――フォーミュラ・プレートを通り、まず現われたのは、不遜な態度で腕を組む、子供の頃のはやてさんそっくりな紫の少女、闇統べる王――ロード・ディアーチェ。

 続けて、落ち着いた雰囲気をもつショートヘアのなのはママ、星光の殲滅者――シュテル・ザ・デストラクター。

 さらに、今にも待ち切れないといった様子の、水色の髪をしたフェイトママ、雷刃の襲撃者――レヴィ・ザ・スラッシャー。

 そして、最後に現れたのは、かつて砕け得ぬ闇と呼ばれた、わたしやアインハルトさんより幼く見える少女、紫天の盟主――ユーリ・エーヴェルヴァイン。

 異世界エルトリアに侵攻した紫天一家の4人組だった。

 

 

「待たせたな、小鴉――」

「お久しぶりです。ハヤテ、ヴィヴィオ、アインハルト、それに、リーゼ姉妹でしたか」

「ユーリとボクもいるよ~」

「お、お久しぶりです……その節は大変お世話になりました」

 

 

「まさか、マテリアルたち!? ああ、こちらこそお久しぶりです。1年ぶりでしょうか」

 

 突然の出来事に手を止めたアインハルトさんが頭を下げている。

 そういえば……あれ? 2人足りない。

 

「アミタさんとキリエさんは?」

「ふんっ、どうせ帰りの魔力はない片道切符なのであろう? 送還用に残してきたわ」

「とか言って、あの2人ばっか映画の出番が多いのが悔しくて置いてきたんだよね~、王様!」

「我らも、まさかの出演決まったであろぉぉ!?」

「まあまあ、ディアーチェ、レヴィ、あちらの4人に失礼ですよ」

「そうですよ! 出れない方だっているんですから!」

 

 あう。

 悪意はないのに辛口だぁ~。

 流石は砕け得ぬ闇。

 

「あ、私CMなら出演させていただきましたよ?」

「アインハルトさ~ん!」

 

 わたしもミウラさんと一緒に出ちゃいましたがぁぁ~。

 

「まったく貴様ら……それで小鴉、どうした? 先程より一言もしゃべらず、鴉が魔力砲を食らったような顔をしおって」

 

 

「い、いや……だって、どうして王様たちがここにおるん?」

 

 

「それはヴィヴィオに喚ばれたからだが」

「それにもビックリやけど、どうしてそんな準備万端で?」

 

 そういえば、王様の暗黒甲冑というバリアジャケットを始め、みんな戦闘モードだ。

 

「最悪、料理中で、お玉にポニテの王様が来るかと思ったのに……」

「来るかボケェェ!」

「それはそれで百人力やったな~」

「それ一人力であろう!?

 もう忘れたのか? 元々我らは貴様の夜天の書に封じられておったのだぞ。つながりが全て消え去ったわけではない」

「例え眠っていたとしても、何となく胸の奥で感じるんですよ」

「とはいえ、基本、こちらから干渉するわけにもいきませんが……」

「んで、やきもきしてたら、ヴィヴィオっちから召喚されたんだよね~、ナイスタイミング!」

 

 謎能力と言おうか、多少強引な理屈な気もするけれど、杖の代わりにお玉を、紫天の書の代わりに鍋の蓋を装備した王様が召喚されるよりは、よしとしよう。

 

「それにしてもだ、そんな蟲程度の輩に苦戦するとは……小鴉、貴様も歳を取ったものよな」

「歳の話はしなくてええから!」

「――で、子鴉、融合騎はどうした?」

「あ~、はは……今日は連れて来てへんくて……」

「はぁ、それでか……ならば、これは今日だけのサービスだ。ユーリ!」

「はい!」

 

 ユーリの背中から溢れる魄翼が、紫の渦を成すと、それは次第に人の形を生み出していく。

 長い銀髪に赤い瞳、そして、背中で黒い羽がはばたいた。

 

「これって……」

 

 

「まさか……リインフォース!?」

 

 

 14年前に眠ったはずの管制融合騎――初代リインフォースさんがそこにいた。

 驚いたのはわたしたちだけじゃない。

 リインさん本人も同じ気持ちだったようで、

 

「その声、その騎士甲冑……まさか、主はやて……ですが、そのお姿は……?

 そちらにいるのはマテリアルたちに、ユーリ、ヴィヴィオ、アインハルト、リーゼたちまで……」

 

 どう伝えたものか。

 

「リインフォースさんには一瞬だったかもしれませんが、その、今は、わたしたちのいた時間と言いますか、実は、あれからいっぱい時間が経過していると言いますか……」

 

 そんな拙い説明を、リインさんは肯定し、頷いてくれた。

 

「そういうことですか、理解しました。ここは未来、そして私のこの体は……闇の欠片、なのですね?」

「ふんっ、長くは持たんぞ」

 

 闇の欠片とは、過去の記憶を闇の書の残滓が再現したもの――つまり、ユーリと制御する王様がいれば、同様の事象を意図的に引き起こすことが可能ということだ。

 ビックリだけど。

 

「王様、どうしてリインフォースを……?」

「我らは今の貴様の融合騎のことは知らぬからな。我らが知っているのは、あの時、あの場所で、共に戦った其奴だけだ。

 故に、今はそのポンコツ融合騎で我慢しておけ」

 

 王様がプイッ――とそっぽを向いた。

 

「あれが〝TSUNDERE!〟というものですか……」

「そうですよ~。アインハルトさん、参考になりますね~」

「ええぃ、するな!」

 

 リインフォースさんは、落ちていたベレー帽を拾うと、パンパン砂を払い、はやてさんの頭に被せる。

 

「奇跡のような残り時間を過ごし、思い残すことなど何もなかったはずなのに……まさか、こうして主はやての成長した姿を見ることができようとは……。

 主、本当に大きくなられて……」

「あ~、胸はアインスほど成長しなかったけどな」

「アインス?」

「ああ、えっと、最初のリインフォースがアインスで、今の、2代目がツヴァイや」

 

 リインさんは少しだけ目を丸くして、

 

「なるほど……そういうことでしたか」

「やっぱり、自分の名前がなくなるんは、嫌な気分やったか?」

「いいえ、私の名を継いでくれた者がいてくれて安心しています。どうせなら、ひと目会ってみたかったですが」

「……せやな」

「それに、こうして、新たな名をいただけたのですから、やはり、私は世界で一番幸福な魔導書です」

「ほんま、相変わらずリインフォースは優しいな」

「今はアインスですよ、我が主」

「そやった! これは一本取られたなぁ~、あっはっは――」

 

 

「あっはっはじゃねぇぇ――ッ!!」

「そろそろ空気読むのも限界なんだけど!」

 

 

 アディスの猛攻を、たった2人で防いでいたリーゼ姉妹がピンチだった。

 

「おっと、忘れとった! アインス、行くで――」

「はい、主はやて――」

 

 

「「夜天の祝福、今ここに――ユニゾン、インッッ!!」」

 

 

 光になったアインスさんが胸に吸いこまれると、はやてさんの髪と瞳の色が変化。爆発的に魔力量が増大する。

 

「久しぶりに見ましたね~」

「はい。初代融合状態ですね!」

 

 リインさん――えっと、ツヴァイさんには悪いけど、この圧倒的なまでの安心感というか迫力は、初代リインフォースさんにしか出せないものだろう。

 だけど、

 

「あの~、王様。あのリインさんは闇の欠片ですけど、ユニゾンして平気なんでしょうか?」

「リオさんの大好きな爆発オチですね」

「するかぁぁ! シュテル、説明してやれ」

「承知しました。今のハヤテのリンカーコアは、初代の融合騎――つまり彼女と溶け合って出来ているそうです。であれば、ユニゾン後のリインフォースは、例えその身が闇の欠片であろうとも――」

「限りなく本物に近くなる!」

「そういうことだ。よし、小鴉どもに後れを取るな! 我らも行くぞ――シュテル、レヴィ、ユーリ!!」

 

「「「おーっ!」」」

 

「ヴィヴィオ陛下、お下がりください」

「いえいえ、ここからはいつものナカジマ式ストライクアーツ、高町ヴィヴィオで勝負です! クリス、もうひと踏ん張りいくよ!」

「わかりました、ヴィヴィオさん。覇王流アインハルト・ストラトス、参ります!」

「ああ、もう、あたしらだけダレてる場合じゃないよな、アリア!」

「そうね。このまま見てるだけなんて、父様に顔向け、いえ、リーゼ姉妹の名が泣くわ、行くわよ、ロッテ!」

 

 飛び上がったはやてさんの足元に、ベルカ式の魔法陣が展開する。

 

「先に行くぞ小鴉! ――ジャガーノートッ!」

「ルシフェリオンブレイカァァ!」

「雷刃封殺ッ、爆滅剣ッッ!!」

「エンシェント……マトリクスッ!」

「これでラストォォ――ッ、セイクリッド、ブレイザァァ!!」

「連鎖を断ち切る力を……覇王断空拳ッ!!」

「「こいつであたしらも打ち止めだぁぁ――ミラージュ、アサルトォォ!!」」

 

 最後に、はやてさんが騎士杖シュベルトクロイツを掲げる。

 いつもと違う黒い魔力光を放つ魔法陣。

 

 

「「来よ、夜の帳、撃ち抜けぇぇ――夜天の雷!!」」

 

 

 はやてさんとアインスさんの声が重なる。

 放たれたのはフェイトママのお株を奪う巨大な黒い雷。

 耳がおかしくなるような轟音。

 わたしの視界だけじゃない、奈落の全てが白く染まり、あらゆる敵を討ち滅ぼす。

 

「あ~、もう~、これでどうだぁぁ!」

「やりましたね、ヴィヴィオさん!」

「……っ」

「……はぁ、はぁ」

 

 流石のリーゼ姉妹も限界だったらしく、地べたに座りこみ肩で息をしている。

 

「みんな、お疲れやったな~」

 

 アインスさんの姿が、ツヴァイさんくらいのサイズではやてさんの傍らに現出する。

 

『主はやても、お見事でした……』

 

 そんな、わたしたちの目の前で土煙が晴れていく。

 ところが、そこに存在したのは、

 

「何でアイツ生きてんのさっ!」

「これは一体……?」

 

 どう考えても、奈落から全て消し去ったはずなのに、何処からともなくアディスが湧き始めていた。

 

「こんなのって……」

 

 何かおかしい。

 

「――あうっ!?」

「どうしたユーリ」

「この感じ……エグザミア?」

 

 苦痛に顔を歪め、右手で瞳から額にかけて押さえていたユーリがぽつりと漏らす。

 

「おい小鴉! この蟲はまさか、ベルカ時代の遺産かッ?」

「そやけど……」

「まったく……また厄介な物を呼び覚ましおって。エグザミアだ。この蟲にもユーリのもつエグザミアと同等の永遠結晶が使われておる」

「ちょ、待って、エグザミアって凄いパワーの源とかいったアレやろ? 複数あるなんて聞いてないよ!?」

「小鴉、足りない頭を使ってよく考えろ。いくら蠱惑的とはいえ、一介の魔導書――闇の書――に組みこまれた永遠結晶が、唯一無二の存在だったはずはあるまい。

 仮に複数存在していたとして、見たところ増殖する兵器。どこぞで手に入れた無限連環機構を搭載しない通りがない」

「そんな……」

「でも、だったら同じ結晶をもつユーリなら!」

「たわけ! またユーリを暴走させる気か?」

「だったらどうすれば……」

「シュテるん、何かないの~!?」

「そうですね。対システムU―Dプログラムを改良すれば、あるいは……ただ、根本的な問題として、ユーリには我が王――ロード・ディアーチェという制御プログラムが存在しましたが、この蟲にはそれがない」

「あの蟲を抑えこもうと思ったら、それこそナハトヴァール――我らとユーリを休眠状態に追いこんだ、忌まわしき闇の書の自動防衛プログラムでも持ち出さねば不可能ということだ」

「ナハトヴァールって……」

 

 そんなこと、

 

 

「――ようやく間に合ったようだね」

 

 

 誰もが不可能だと思ったその時、聞こえてきたのは落ち着いた老人の声。

 

「グレアムおじさん!?」

「「父様!」」

「ここは危険ですよ!」

「お下がりください」

「むぅ……アレは誰だ?」

 

 王様が胡乱げな眼差しでグレアムさんを睨めつける。

 

「リーゼさんのマスターですよ」

「ほう」

 

 グレアムさんは言う。

 

「状況はリーゼから聞いている――」

 

 主人と使い魔。同じ奈落内なら念話が使えたということか。

 

「やれやれ、こんなこともあろうかと常に持ち歩いていて正解だったな」

 

 グレアムさんが取り出したのは1枚のカード……いや、それは光り輝き1本の――黒を基調とした白と青の――杖へ姿を変える。

 

「そのデバイスは……デュランダル!?」

「プロトタイプデュランダルだよ。かつてクロノに渡したのは、これの完成形だ。もちろん、こいつも改良していないわけではないがね」

「そっか……倒すわけやない。完全凍結させるだけならなんとかなるかも……」

「そう。主も、人格もないアディスなら、犠牲になる人もいない。はやて、手伝ってくれるかい?」

「もちろんや、おじさん!」

「ヴィヴィオ君、君たちはリーゼの合図に合わせて下がるんだ」

「はい!」

 

 クロノ提督のもつデュランダルよりも一回り大きく無骨な試作型のシャフトを、はやてさんとグレアムさんが並んで握る。

 とっくに和解しているのかもしれないけれど、因縁ある2人が肩を並べて戦う姿。

 ――ママたちにも見せたかったな……。

 すると、はやてさんが驚きの表情を見せる。

 

「ちょ、おじさんこの魔力って……」

「私が10年間デュランダルに蓄積した魔力だよ。少し増えすぎてね、私ひとりでは制御しきれないんだ……」

 

 そう言ってグレアムさんが笑う。

 なのはママやはやてさんクラスの魔導師が職を辞め、ほとんど魔法を使わず、ただひたすら長期間に渡り自らの魔力を貯め続けたのだ。

 その魔力量は想像を絶する。

 

「これなら……やれる。アインス、準備はええな?」

『はい、我が主。いつでも――』

「おじさん、出し惜しみはなしや。私とおじさんの全力全開、そろそろ行くでぇぇ!」

「ああ、タイミングは任せる!」

 

 はやてさんとグレアムさんの周囲に、凍えるような白い魔力の冷気が舞い散り始める。

 

 

「「悠久なる凍土……凍てつく棺のうちにて……永遠の眠りを与えよ……」」

 

 

 まるで、詩でも吟じているような2人の詠唱が響く中、わたしたちはギリギリまでアディスと戦い続け、

 

「「全員下がって!」」

 

 リーゼ姉妹の合図で、一斉にはやてさんとグレアムさんの後ろに移動する。

 刹那、

 

 

「「凍てつけッ――」」

 

 

 放たれた白き閃光が奈落を穿つ。

 

 

「「これで終わりやぁぁ! エターナルコフィンッッ!!」」

 

 

 最下層のベルカ式魔法陣と呼応し、奈落の全てが一瞬真っ白に染まる。

 そして、地下から始まった凍結は、徐々にアディスを追って上へ上へ伸び、巨大な穴の天辺――寺院にまで届くような氷山へ成長した。

 

「地獄の最下層――コキュートスで氷漬けにされたルシファーのようね」

「……っていうかアリアさん――かっこつけてる場合じゃなくて――寒いんですけどぉぉ!?」

「へぷしっ!」

 

 温度変化から身を守るバリアジャケットですら追いつかない。

 思わず炎系の魔法を使おうとして、

 

「あ~、今ここ火気厳禁やで?」

「「はうぅぅ~」」

 

 身を寄せ合って暖を取るわたしとアインハルトさんを見て、はやてさんとリーゼ姉妹、それにグレアムさんまで笑っている。

 ところが、この戦闘結果に納得いかない者が1人いた。

 

「あの永遠結晶エグザミアが、たかが凍結魔法ごときに封じられただと……?」

「王様ぁ~、わたしたちが頑張ったから奇跡が起きたでいいじゃないですか~」

「バカモノ! 奇跡は起きないから奇跡だとかの名作『Kanon』でも言っておっただろうが……いや、待て、その杖といい、ただの凍結魔法ではない……そうか、ジジイ、グレアムとかいったな、ようやく思い出したぞ。

 かつて、闇の書を小鴉ごと凍結、封印しようと目論んだ……そうか、そういうことか……」

 

 王様が豪快に笑い出す。

 

「ディアーチェ?」

「あまりの寒さに王サマが壊れちゃったよぉぉ~~!?」

「そ、それは困りますぅ~」

「この、たわけ! 好き勝手なことをぬかしておるでない! ――というか、貴様らばかり固まりおって、我が寒いだろぉぉ!?」

 

 紫天一家は王様を中心におしくらまんじゅうのような格好で体を押しつけ合うと、再び王様が口を開いた。

 

「グレアム、貴様、当時どこまで闇の書について調べた? 闇の書の闇を止めるためだけに、わざわざデュランダルを用意するくらいだ。根掘り葉掘り、それこそ、夜天の書が闇の書に変わっていく過程まで、事細かに調べ尽くしたのであろう? 

 管制融合騎――夜天の書創世時代からのシステムが知らぬことまでな」

『……っ』

 

 はやてさんの横に現れた小さなアインスさんが眉間にシワを寄せた。

 艦隊指揮官、執務官長を歴任したグレアムさんなら、自由に調査する権限もある。

 ユーノ司書長が無限書庫の整理・探索をする以前に、スクライアの一族を雇って調べることも出来たであろう。

 それらを、11年という長い歳月をかけて行ったのだ。

 

「なればこそ、グレアム、貴様知っておったのだろう? ただ1人、管理局で、我らや砕け得ぬ闇の存在にたどり着いていたな?

 デュランダルの役割は、闇の書の凍結だけが目的ではない。

 そもそも、その奥で眠る永遠結晶エグザミア――無限連環機構、システム『アンブレイカブル・ダーク』ごと封じる。

 そのために用意、開発したデバイスだった……そうであろう?」

「ちょっと待って、それわたしの知ってる話と違う――」

 

 もしも、ユーノ司書長がジュエルシードを追って地球に行かなかったら?

 

 もしも、なのはママが魔導師になっていなかったら?

 

 もしも、フェイトママが救われていなかったら?

 

 もしも、最後の夜天の主がはやてさんじゃなかったら?

 

 もしも、ヴォルケンリッターが、リインフォースさんが、味方になってくれなかったら?

 

 もしも、奇跡的に転生前に闇の書を破壊できたとして、構築体――マテリアルたちがママたちの姿をコピーせず、もっと別の存在だったなら?

 

 全ては〝IF〟だけど、時空管理局に止められただろうか?

 

 なのはママたちの存在こそが、奇跡のようなモノだったとしたら、あの時、グレアムさんが取った行動は――

 

 

「ええんや、ヴィヴィオ」

 

 

 はやてさんが唇に指を当てる。

 

「もしかして知って……」

 

 それだけじゃない。

 

「あれ? もしかして『砕け得ぬ闇事件』の時、〝責任を負って退職し、単なる民間人になっていたはずのリーゼ姉妹が、わざわざレティ提督に引っ張り出された〟理由って」

「グレアムさんだけでなく、レティ提督もある程度まで事情を把握していた――ということでしょうか?」

 

 砕け得ぬ闇の危険性や、様々な因縁を。

 問題は、誰がそれを伝えていたか――ということなのだけど。

 

「食えんジジイだな。一体どこまで計算しておった?」

「どうだろうね?

 ただ、私のように切り捨てる側の人間もいれば、救うため現場で戦い続ける魔導師もいる。

 それらはやがて、ここにいるヴィヴィオ君やアインハルト君のような、新しい世代にもつながっていく。

 私に言えるのはそれだけだよ」

「フンッ、帰るぞ、シュテル、レヴィ、ユーリ」

「王様?」

「この勝利は貴様らのものだ――」

「それではお先に失礼いたします」

 

『待ってくれ! 私はどうすれば?』

 

 フォーミュラ・プレートに乗って帰ろうとした王様たちを見て、アインスさんが慌てて声をかける。

 

「ユーリ」

「はい。そうですね……えっと、あと半日はもつと思いますよ。その間、何を成すのかはあなたの自由です。それでは、また、いつかどこかでお会いしましょう」

「まったね~、ヴィヴィオ、またご飯食べに来るからね~」

「あ、うん」

 

 レヴィは最後までノリが軽いなぁ~。

 

「王様、シュテル、レヴィ、ユーリ、ありがとうございました!」

 

 こうして紫天一家は、召喚元のエルトリアへ帰って行った。

 

「ヴィヴィオさん、レヴィさんたちと時々お会いしてたんですか?」

「はい。時々なんですけどね~、向こうから遊びに来るんですけど。お陰で、こうしてフォーミュラ・エルトリアも使えたわけですしよかったかな~って、あれ?」

 

 わかりにくいけれど、アインハルトさんの頬が、ぷく~っと膨らむ。

 

「アインハルトさん、どうして怒ってるんですか?」

「知りません!」

「今度来たときは、ちゃんとアインハルトさんも呼びますから~」

 

 アインハルトさんに抱きついてなだめすかしていると、ロッテさんが「あ」と声を上げた。

 

「そういや八神、お前って〝闇の欠片〟は平気なんだな?」

「そうね、残留思念――幽霊みたいなものだと思うんだけど?」

 

 目を回すことはない。

 

「闇の欠片はちゃんと原理がわかっとるからな。それに、例え幽霊でも、アインスなら会えてうれしいし」

『主はやて……』

「「はいはい、ごちそうさま」」

 

 そんなわたしたちの前に、再びあの白い影が現れる。

 魔導師トランザム。

 今度はしっかりした姿を取り、感謝の言葉を述べる。

 そして、腐食兵器アディスの処理は、管理局に一任したいとのこと。

 はやてさんが請け負う。

 

「わかりました。後はお任せください」

「これでまた、八神の評価が上がっちまうってわけかー」

「何か大きな事件が起きれば、機動六課の再結成もあるわね」

「そういうのは起きない方がえーかと」

「だとしても、その時はまた、なのは君やフェイト君と一緒なのだろう?」

「それに関してはうれしいやら、忙しくなりそうやらで――」

 

 アハハと笑い合う。

 すると、アインハルトさんがわたしの服の袖を引っ張った。耳元でささやく。

 

「あ~、なるほど~」

「どうしたんや、ヴィヴィオ?」

「いえ、たいしたことじゃないんですけど、はやてさんって闇の欠片はいいとして、トランザムさんのことは平気なのかな~って」

 

 SAN値は下がらないのだろうか?

 

「ん~、そやな。永遠結晶エグザミアが関係してた――ってことは、トランザムも闇の欠片と似たような存在だった――ってことやろ? そーとわかれば何も問題なしや!」

 

 はやてさんが控え目な胸を叩いた。

 わたしはコレを話すべきかどうか悩んだのだけど、

 

「その~、とてつもなく言い難いんですが、マニュアルを読んだ限りでは、アディスにそんな機能なかったかと……」

「はい?」

「ほら、意思を持たぬ兵器ですから……」

 

 過去の記憶を再現することもない。

 

「つまり、このトランザム氏は本物の幽霊ってことね」

 

 ――パシャ!

 

「おっしゃ、最後の最後で本物のゴーストの写真ゲットだぜッ!」

「あ、わたしもわたしも~」

「わ、私も1枚よろしいでしょうか?」

 

 そんなわたしたちの目の前で、感謝の笑みを浮かべたまま、トランザムさんの姿が一瞬でかき消えた。

 

 空間転移したわけではない。

 

 魔力が一切感じられなかったから――。

 

「成仏、したのでしょうか?」

「無事に、天国に行けるといいですね~」

 

 すると、

 

 

 ――パタン。

 

 

「はやてさん?」

「八神司令?」

「八神っ!」

「どうしたのよ?」

「はやて?」

 

 

『主はやてぇぇ!?』

 

 

 奈落の底で仰向けに倒れた現役最強――八神はやて捜査指令は、完全にグルグル目を回している。

 

 

「ちょぉぉ~っ! はやてさんまで一緒にあの世に旅立っちゃダメエエエエエエエエエエェェェェ――――ッッ!!」

 

 

     ●

 

 

 こうして、わたしとアインハルトさんの合宿は続いてく。

 

 

 試合結果については、先に語られた通りで、わたしたちが優勝できたのは、たぶん、今回の事件で関わった多くの人たちの想いとか、願いとか、たくさんたくさん、背負ったものがあったからだと思う。

 

 

 だから、負けられない。

 

 

 ――そうだよね、ママ?

 

 




お疲れ様でした。

とある事情で、

『第1夜~第4夜のあとがき』 + 『最終夜のあとがき』 = 『あとがきまとめ』

として、明日アップする予定です。

そのまま書くのもアレなんで、なのはとヴィヴィオの掛け合い方式でやろうかと思っています。
内容はこれまでのあとがきとさほど変わらないので、興味がない方はスルーしてもらって構わない……いや、最後の一文だけ読んでもらえるとうれしいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。