アインハルトさんはちっちゃくないよ!   作:立花フミ

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『ゴーストハンター・ヴィヴィオの第1夜~第4夜のあとがき』 + 『最終夜のあとがき』 = 『あとがきまとめ』

として、まとめたものです。




GH・ヴィヴィオ あとがきまとめ

「……ゴーストスイーパー?」

「うん、言うと思ったけど、あっちはGSで美神だから――はい、そんなこんなで、みなさんこんにちは高町ヴィヴィオです」

「高町なのはです――って、1か月ぶりの出番キタァァ――――ッッ!!

 次回『高町なのはとアイマスドンジャラ』よろしくお願いします! よろしくお願いしますっ!!」

「ちょ、何いきなり次回予告してるのぉぉ!? そーいうのはラストにやってよぉぉ――っ!! ていうか〝アイマスドンジャラ〟って……ホント何してるの、ママ……わたしがいない間に……?」

「ほら、ちょっと前まで、アニメのグランブルーファンタジーでも一緒だったし、ひさしぶりにアのつくあの人でも呼んで、やってみようかなって。まー、映画でも一緒だったけどね」

「そんな中の人ネタばっかで……えっと、そんなわけで、ゴーストハンター・ヴィヴィオのあとがきまとめです。

 あくまでおまけですが、色々と本編解説やら考察になってるので、興味があったら読んでみてくださいね」

 

 

 

●第1夜について

 

 

「ねえ、ヴィヴィオ。そもそも『GH・ヴィヴィオ』の書かれたきっかけって何だったの?」

「えっとね、今度やるママたちの映画あるでよ? あれってPSP版のストーリーを元にしてるわけだけど、ゲームには登場するのに映画ではハブられた……というか、削られた3人を登場させてみたい――と思ったことがキッカケだったみたい。

 そもそも、

 前作『The MOVIE 2nd A's』に出れなかった――グレアムさん、アリアさん、ロッテさん。

 今作『Reflection』に出れない(たぶん)――わたし、アインハルトさん、アリアさん、ロッテさん」

「あちゃ~、アリアさんとロッテさんなんてこのまま行くと2回目なんだ……」

「そうそう。今度の映画ってイリスさん――なんて、新キャラまで出るのに、TVアニメやゲームにまで登場してるキャラが出られない――なんて、流石に可哀想でしょ?」

「それはちょっと、グレアムさん共々、登場させたくなるよね……うん、気持ちはわかるかも。

 あ~、でも、はやてちゃんはどうして出ることに? 映画だって両方に出てるし、出番だって多いのに」

「それはほら、グレアムさんとリーゼ姉妹を出すとしたら、最も因縁のあるはやてさんを出さないわけにはいかないでしょ?」

「それは、まあ、そうかも」

 

 知らない方は、TV版『A's』をご覧くださいね。手っ取り早く、ウィキペディアなどでグレアムさんを検索するのもアリです。

 

「それと……わたしとアインハルトさんとグレアムさんとリーゼ姉妹の5人だけじゃ、絵面的に地味になるかなって……」

「あ~……うん、それも、何となくわかるかも……」

「そんなわけで、負け組臭漂うわたしたち5人+はやてさん、というメンバーで、ついでに『劇場版第3弾 公開記念 1時間SPアニメ!』みたいなノリで書けたらいいな――って感じだったみたいです」

 

 

 

●第2夜について

 

 

「まずは、こちらの文章をお読みください――」

 

 

     ●

 

 

「……はっ!? あー、いや、なんや、その~、ヴィヴィオとアインハルトを預かった身としては、こないに危険なことに巻きこむんは、マズいんやないかな~、と」

「心配することないわよ」

 

 とアリアさん。

 

「でもな、相手は幽霊やし……」

「だいじょぶ、だいじょぶ。いざとなったらあたしたちの魔法で倒しゃいいんだって」

 

 あくまで軽いノリのロッテさん。

 

「倒すって……」

「なーに言ってんだよ。オカルトでも超常現象でも、起きたことはできる範囲で対応する――それが管理局だろ」

「あれ? じゃ、もしかしてママたちも」

 

 聞いたことはなかったけど、幽霊退治をしたことがあるのだろうか?

 

「そっ、だから今、あたしたちはゴーストハンターなんてやれるわけだ」

「まあ、本物のゴーストなんて滅多にお目にかからないし、出会ったところで問題ないわよ。地球の一般的な霊能者が苦戦したとしても、あたしたちミッドの魔導師の方が何倍も強いんだから。

 だいたい、八神ほどの魔導師なら、いざとなったら館ごとドカン――なんてこともできるでしょ?」

「いやいや、流石にそれは~」

 

 はやてさんは苦笑しているけれど、当然可能だ。

 

 防御面でも、わたしたちにはバリアジャケットがある。一般的な鎧と違い、霊体からの攻撃にだって耐性がある。

 やはり、そこまで恐ろしい相手とは思えない。

 むしろ、わたしたちミッドの魔導師を相手にする幽霊サイドの方が不幸だろう。

 それに、

 

「万が一、すっごい死霊とかが現れても、はやてさんがいれば安心ですしね。なのはママとフェイトママがよく言ってますよ、自分たちがエースなら、動くロストロギアのはやてちゃんはジョーカーだって」

 

 なのはママを越える大火力。

 実際に放つシーンを見たことはないけれど、かつて蒐集したスターライトブレイカーだって使えてしまう。

 フェイトママの魔法も同様だ。

 わたしたちの知らないあらゆる魔法をマスターした、いわば賢者のような存在。

 間違いなく、管理局最強の魔導師。

 

「ま、まあ、そうなんやけどな~」

「八神司令がいらっしゃれば安心ですね。――であれば、リーゼさん、早速参りましょうか。この館の謎を解けば、稽古をつけてもらえるんですよね?」

 

 

     ●

 

 

「――ヴィヴィオ、こんなシーンあったっけ?」

「第2夜の初稿ではあったんだけど、長いので削られたシーンの一つだって」

「はやてちゃんが賢者かぁ~」

「〝悟りの書〟ならぬ〝夜天の書〟を手に入れてクラスチェンジ! みたいな感じかなって」

「当時のはやてちゃんは学校休んでたし……どっちかというと、遊び人ならぬ自宅警備員から――」

「それアウトぉぉ――っ!!? どこのエロ●ンガ先生!?」

「はやてちゃんも胸は揉むけどね~」

 

 パンツは脱がさないけどねっ!

 

「それはそれとして、ママ、管理局が幽霊退治をしてるって話なんだけど?」

「うん、たぶんしてる」

「たぶんって……」

「例えばだけど、スライムと腐った死体が並んで登場して、私はイオナズンを唱えました」

「うん……」

「まとめて1ターンで終わるでしょ?」

「あ~、うん、そだね。ママにとっては何が出てきても変わらないんだ」

「まあ、バラモスゾンビくらいのが出てきたら苦戦するとは思うけど」

「バラモスゾンビ……って、えっと、とりあえず出典は、PSP版『GOD』でロッテさんが桃色――キリエさんに向かって言った台詞で、

 

 

『オカルトでも超常現象でも、起きた事にはできる範囲で対応するのが管理局の体質でね』

 

 

 が、元になっているそうです」

「なるほど」

「なので、管理局引退後、幽霊が多いことで有名なイギリスに住むリーゼ姉妹が、幽霊退治をしていてもおかしくないかな~、と考えたそうなんですが……」

「アリアさんとロッテさんを相手にする幽霊も大変だよね。やっぱりバラモスゾンビクラスが出てこないと……」

「うん、バラモスゾンビから離れようね、ママ」

 

 

 

●第3夜について

 

 

「はやてさんがお化けが怖いって話なんだけど……」

「公式だとそういった記述はないみたいだね~」

 

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE コミックアラカルト』には、お化けネタの話があったけど……。

 

「とりあえず今回の話を書くにあたって『The MOVIE 2nd A's』を見直したらしいんだけど、ヴォルケンリッターとの出会いのシーン――。

 冒頭、車椅子に乗って、横断歩道を渡ろうとしていたところ、居眠り運転のトラックに轢かれそうになり――」

「ん~、驚いてはいるけど、しっかり起きてるね。流石はやてちゃん!」

「ところが、

 浮かんでいる闇の書、何だかよくわからないけど、突然現れて自分を取り囲むヴォルケンリッターの4人。

 トラックに轢かれるよりも、そっちの方にびっくり――朝まで気絶します。夢の中でアインスさんと会話してるってのも原因の一つだとは思うけど」

「シグナムさんとザフィーラが怖かったんじゃない? せめてザフィーがワンワンの姿ならよかったのに」

「いやいやいや、違うでしょ!? ワンワンの姿はちょっと共感できるけど!

 たぶん、子供の頃から達観してるから、現実的な出来事に対しては、冷静かつ客観的に判断できるけど、非現実的な出来事に関しては、意外と耐性が低かったんじゃないかなって」

「まあ、こーいうのは大人になっても変わらないしね~。まんじゅうこわい的な?」

「ん、んん~?」

「ちなみに、私だったら気絶しなかったと思うけどね」

「ん~、いくらママでも、いきなり4連戦はキツイと思うけど? シグナムさんたちとステゴロでしょ??」

「いやいやいや、そんな必ずしも話し合いが殴り合いになるわけじゃ……」

「ヴィータさんとはなってたよね?」

「あ、あれは、ほら、相手にも事情があったわけだし~。

 原作の私は超平和主義者なんだよ?」

「わたし、そっちのママには会ったことがないもので~」

「あ~、コホン。

 そういえば、ほら、前にピクチャードラマ『魔法少女リリカルIF』で、私じゃなくてはやてちゃんが、最初にユーノ君と出会うお話があったじゃない?」

「話を逸らしたけど、うん、あったよね。面白かったよ」

「うん。でも、あの当時のはやてちゃんが、あのタイミングでユーノ君と出会っていたら、

 

『しゃべるフェレットぉぉ!?』

 

 みたいな感じで、ヴォルケンリッターのみんなと初めて出会った時のように、目を回しちゃったんじゃないかなって思うんだよね」

「あ~、でも、そーなると、司書長大ピンチと言うか、GAMEOVER、バッドエンドルートだよ?」

「ま、まあ、ユーノ君大ピンチは置いといて、そういう欠点や弱点があった方が親しみやすいし、可愛いよね?」

「あ~、ママの『少し頭冷やそうか……』みたいな?」

「ん~、そっか、そういうことだったか~」

 

 ちなみにですが、はやてさんは、サウンドステージで、自分のことを『動くオカルト』と言ってます。が、この場合、心霊現象ではなく、超古代文明(アルハザード)由来のオーパーツ(ロストロギア)的な意味合いだったと思うので――セーフ(?)!

 

 

 

●第4夜について

 

 

「ラストで、はやてちゃんが来た! これで勝つる! みたいな回だっけ?」

「そうそう。腐食兵器アディスが登場した回だね。

 一応、ベースになるのは『ViVid』の11巻に登場した〝人も草木もすべての命を腐らせる腐敗兵器〟だそうです」

「あー、映画はどうなるかわからないけど、PSP版の異世界エルトリアを崩壊に追いこんだ『死蝕』みたいな現象でしょ?

 特に言及されてないけど、エルトリアの遺跡って、どーもアルハザードに関係してるっぽいし。そもそも、時間移動の技術も遺跡から発掘したみたいだから」

「その辺りの大人の事情はわたしにはわからないんだけど、その腐敗兵器をコントロールするため、生き物の形を与え、そこに増殖兵器マリアージュや、エグザミアを乗っけてって、チンして完成――したのがアディスみたい」

「それって合体怪獣みたいだよね。特撮番組ではネタ切れ、もしくはラストスパートで登場することが多いらしいけど……」

「やめてぇぇ――っ!?

 せめて全部乗せって言ったげてぇぇ!」

 

 似たような物だけど。

 

「そりゃ、ママとフェイトママとはやてさんの3人だったら、バハムートみたいなのが出てきて倒しても問題ないと思うけど、わたしたちじゃ……ね?」

「まあ、グレアムさんを活躍させるためにはどうしても闇の書の闇――ナハトヴァールっぽいのを出す必要があったってことだよね。オリジナリティはないけど」

「ま、まあ、そんなことを言い出したらそもそも二次創作なわけで。

 ただ、逆に考えれば、古代ベルカ時代に、存在してもおかしくない兵器なんじゃないかな~と」

「ん~、じゃあ、カッコよく言い換えて、1年戦争における〝EXAMシステム〟みたいな存在――でどう?」

「ん、んんん~?」

 

 わたし的には、重装フルアーマーガンダム7号機である。

 

 

 

●最終夜について

 

 

「そんなわけでラストなんで、はやてさんとグレアムさんの関係性について――なんだけど?」

「ママもね、子供の頃――TVアニメ版『A's』の時――に会ったんだけど……」

「あ~、うん」

 

 発言がメタすぎる!

 

「グレアムさん、私の話をリンディ提督から聞いて、

 

『魔法との出会い方まで私とそっくりだ』

 

 って、笑ってくれて、当時『PT事件』で保護観察の対象だったフェイトちゃんに対しても、

 

『フェイト君、君はなのは君の友達なんだね? 約束して欲しいのは一つだけだ。友達や自分を信頼してくれている人のことは、決して裏切ってはいけない。それができるなら私は君の行動について、何も制限しないことを約束するよ』

 

 って言ってくれて……ううっ、今思い出したらブーメランだぁぁ~!?」

「ま、まあ、わかっててもやらないわけにはいかなかったということで。

 えっと、はやてさんはサウンドステージではやてさんの足の担当医――石田先生とこんな会話を交わしています」

 

『私も身近な大人というと、おじさんと石田先生くらいでしたから』

 

「そうだね。あの頃のはやてちゃんは両親もいなくて、学校も通ってなかったし(休学)……そうなると、グレアムさんか石田先生ぐらいしか大人との接点がないんだよね」

 

 これに関しては、グレアムさんが裏で工作した可能性も否定できないけど。

 

「わたし、石田先生とは直接会ったことないんだけど、はやてさんが大人になってもショートヘアなのって、ひょっとしたら、小さい頃お世話になった石田先生の影響かなと」

「あ~、はやてちゃん昔から髪が短かったから気にしてなかったけど、言われてみるとそうかも」

「ただ、そんな感じでTV版『A's』ですら石田先生の印象が強いけど、客観的に見て――なのはママとは違う、外部からの視点で見ると――はやてさんにしてみれば、グレアムさんの方が、石田先生より近しい大人だったと思うんだ~」

「そうなの?」

「うん。『GOD』で、はやてさんがリーゼ姉妹と会話するシーンがあるんだけど――」

 

『そやけど、2人が猫の姿の時に撫でさせてもらった縁もあるやん。覚えてない? グレアムおじさんが連れてきてくれた時……』

『いや、覚えてるけどさ』

『どうも調子が狂うな、コイツは』

 

「考えてみたら、日本って子供1人で生活するには限界があるもんね……。

 グレアムさん、私と話したとき『日本の風景が懐かしい』って言ってたけど、アレもブラフで、本当は、何だかんだで、しょっちゅう日本に来てたのかも。

 私もヴィヴィオの手続きをする時、色々と駆けずり回ったし……。

 はやてちゃんを連れて、学校行って、海鳴の市役所に行って、あ、考えてみたら病院の手配をしたのもグレアムさんか……。

 石田先生も、グレアムさんのこと知ってたしね」

「うん。たぶん、だけど……闇の書に対しては複雑な感情があっただろうから、ヴォルケンリッターの4人が現れてからは、グレアムさんが会いに行くことはなかったと思う」

「そうだね。だから、ヴィータちゃんたちにしてみれば『グレアム? 誰だそれ?』みたいな感じで、どうしても『はやてちゃんの面倒を見てくれた大人 = 石田先生』みたいにしか思えないんだろうね」

「ついでに言うと、アニメを見ていた視聴者にとっても、はやてさんの生活ってヴォルケンリッターが現れてからの日々でしょ?」

「それ以前については、断片的にしか語られなかったから、結果的に、はやてちゃんとグレアムさんの関係性はよくわからないままだったと……」

「それともう一つ、これもサウンドステージからなんだけど、はやてさん、石田先生に対して、自分はいい患者じゃなかった――って告白してるんだよね、病気が治る気がなかったって」

「石田先生に対して、どこかで一線を引いていたってこと?」

「うん。一方で石田先生も、焦っていたところがあったから、はやてさんにしてみれば重荷だったんじゃないかって――」

「お互いに遠慮していた部分があったと?」

「うん。で、悪いのは病気だけ――って話になって、以前より仲が深まったんだけど」

「ああ、そういうこと。だから、それまでは石田先生よりも、実はグレアムさんの方が近しい大人だったんじゃないかって?」

「うん。でね『闇の書事件』が終わって、はやてさんと石田先生の仲が深まった一方で、はやてさんとグレアムさんがどうなったかというと……」

「いうと?」

「実は、2人も前より仲良くなれたんじゃないかな~って」

「そうなの!?

 あ、でも、うん……そっか、そういうことかぁ~」

「うん、ママならよくわかると思うけど、ある意味、盛大にケンカしたようなもんでしょ?」

「だね~。

 ひょっとしたら、直接会ったときに、もっと、感情が爆発するような出来事もあったかもしれないけど……。

 殺されかけたりすれば、一方的に援助されていた頃は遠慮していた部分まで、逆に吹っ切れて言い合える関係に――あ、でも、はやてちゃんがグレアムさんに殺されかけたってよく言うけど、あれ実は違うんだよね」

「そうなの?」

「うん。エターナルコフィンって、

 

『対象を死亡させることなく完全凍結させることを目的としている。

 永遠の棺の名の通り、通常の生命体に使用すれば、凍結が物理的手段(破壊、高温等)で融解するまで、対象は長く果てない眠りにつくことになる』

 

 つまり、SFで言うところのコールドスリープだね。

 医療と同じ、現在のミッドの魔法技術では切り離せないけど、闇の書の実物を確保できるわけだから、そこから研究して、ナハトヴァールだけを取り除けたら……。

 ひょっとしたら、時間はかかってしまうかもしれないけど、あのままはやてちゃんを凍結していたら、リインフォースさんだって助けることができたかも――って、今でも思うことがあるんだよ」

「そしたら、はやてさんはママたちの同級生じゃなくなっちゃうんだよね?」

「うん。意外とヴィヴィオたちの同級生として『ViVid』に登場したりしてね」

「長い眠りから目覚める――って、イクスみたい」

「そういうパラレルワールドだって、ないとは言えないしね。ただ、そうなると今度ははやてちゃんとグレアムさんは、今ほど仲良くなれなかったんじゃないかなって」

「拳で語り合ってないから?」

「うん、そんな感じ。本来なら闇の書によって死ぬところを、グレアムさんに救われた――ってことだから。

 

『わたしはおじさんに返しても返しきれないほどの恩がある』

 

 みたいなこと言って」

「あ~、はやてさんなら言いそう」

「ちなみに、なんだけど、はやてちゃんとグレアムさんはいいとして、はやてちゃんとリーゼ姉妹は、和解するまで時間がかかったんだよ?」

「え、そうだったの?」

「うん、はやてちゃんの方は何とも思ってなかった……ううん、むしろ仲良くしたかったみたいだけど、リーゼ姉妹側がね、割り切れない部分があったみたいで。

 むしろ、はやてちゃんに一発殴って欲しかったんだろうね。はやてちゃん何でも受け入れちゃうから……アリアさん、ロッテさんとしては、はやてちゃんを見る度に罪悪感にさいなまれたんじゃないかなって」

「だとしたら……ママたちの知らないところで大喧嘩してたとか?」

「だね。わたしとフェイトちゃんみたいに大バトル!」

 

 リーゼさんたち死んじゃう死んじゃう。

 

「そうだ、わたしもミウラさんを、一度ビシっとしめとかないと!」

「うん、それもう2回もやってるよね!

 あ、ミウラちゃんで思い出したんだけど、クロノ君のお父さん――クライド・ハラオウンさんをミウラちゃんと置き換えるとわかりやすいって話があるんだよ?」

「ナニソレ?」

「じゃ『ウィキペディア』のクライドさんの項目を置き換えてみるよ?

 

 

ミウラ・リナルディ

 

『●●の母親であり、●●の妻。故人。『●●』の11年前、艦隊として「●●」を護送中、●●の防衛プログラムが暴走。自分の艦船である「エスティア」のコントロールをジャックされてしまう。クルーを全員脱出させたのち、艦隊司令の八神はやてに嘆願し「エスティア」と運命を共にした』

 

 

 ――さて、こうなった場合、はやてちゃんとヴォルケンリッターの4人は、どうするでしょう?」

「うわ……」

「ひょっとしたら、グレアムさんやリーゼ姉妹と同じ行動をとるんじゃないかって。

 だからね、たぶん、あの2人って本物の祖父と孫よりも似た者同士なんだよ」

「わたしとママみたいに?」

「うん、そんな感じ」

「あ、ひょっとしてグレアムさんって、現役の艦隊司令だった頃は、部下に厳しかったのかな?」

「なんでまた? まあ、優しいだけじゃトップになれないと思うし……」

「『GOD』でトーマが、

 

『ちっちゃくても八神司令だから! きっと怖いに決まってるから!』

 

 ――って、話してたから」

「あ~、そだね、私もよく生徒に怖がられて……じゃなかった、うん、着実にグレアムさんと似たようなコースに向かってるのかもね、はやてちゃん」

「そっかぁ~、じゃあ、はやてさんも、お婆ちゃんになっても〝揉み魔〟なのかもね!」

「ナニソレ?」

「だって、グレアムさんって、お年を召してもミニスカートの若い女の子を2人もそばに侍らせてたでしょ?」

「いかがわしい言い方してるけど、それリーゼ姉妹だよね!?

 やめたげて!

 だいたい合ってるけどぉぉ――っ!!」

 

 

     ●

 

 

「それでは最後に、リーゼロッテの声優は、松来未祐さんでした」

 

「改めてご冥福をお祈りいたします」

 

 

 

 以上、あとがきまとめでした。

 

 

 




ひょっとしたら、映画にリーゼロッテが出ない理由の一つは、ファンの気持ちを考えて代役を立てるわけにいかなかったから……とか。
まあ、勘ぐりすぎですかね。

『ARIA』のアテナさんを思い出してしまって……。
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