一子相伝の古代ベルカ格闘術「覇王流(カイザーアーツ)」の継承者、アインハルト・ストラトスは、ある村でリオという少女を助け、そこで出会ったコロナとともに旅を続ける。
●ネタがわからないよ!?
『イチゴ味』でググってください。
あと『北斗の拳』全巻読んでください(最初のコミックス版なら10巻~11巻だけでもいいです)。
これでだいたい行ける!
●どうしてこうなった!?
ちなうんです! とある今期のアニメを見ていたらサブタイトルがぁぁ……これだけのヒントで何を見ていたのかわかった人はスゴイ。
●今回の総括
少し、頭冷やそうか……。
●『ViVid Strike!』7話見たよ!?
もう7話かぁ~。デンドロビウムはどうかと思いつつ、アインハルトさんが強かったので一安心。変身シーンの長さがなんとも。覚悟を決めたヴィヴィオは、戦装備の黒ジャケでよかったのにな~、と思います。
とりあえず……リンネが主人公に見えてしょうがない。
ところで、何話までやるんしょうか?
その日は、初等部の学芸会。
当然、親御さんたちが観に来るわけでして……。
「ゴメン! ヴィータ、待った?」
「おうフェイト、遅かったじゃねーか……って、その格好、気合い入れすぎじゃね?」
「なんたってヴィヴィオが主役だからね、主役の親としてはこれくらいカッコつけないとダメかなって」
「お前の場合はいつものままで十分なんだけどな……って、あー、そういえば、なのはのやつはどうした?」
「ん~、それが、どうしても外せない用事があって、あとから行くって。あんなに楽しみにしてたくせに」
「ふ~ん、あいつにしちゃ珍しい。なんだ、男でもできたか? ――って、どこに行くつもりだよ!?」
「いや、緊急の案件ができて……」
ヴィータさんが、フェイトママの腕をつかんだ。
「冗談だよ、冗談! 同僚のあたしが保証する。あいつに男はいねーから」
「ホント? ヴィータ、本当?」
「あー、うぜぇ! 本当だよ! いいから、劇が始まるだろ、ほら、さっさと行くぞ!」
こうして、一世一代の〝わたしたち〟の演劇が始まったのです。
●
『時はまさに世紀末。古代ベルカ諸王時代――。
幼いころデバイスを作ってくれた恩人に頼まれて、覇王アインハルトは、聖王ヴィヴィオと対決しました。
しかし、覇王の拳は聖王に通じず、逆に深手を負ってしまいます。
それを知った恩人が、ひとり決死の覚悟で聖王に戦いを挑んだところから、この物語は始まります……』
「このナレーションって、コロナかな?」
「あ~、あのちびっ子どもの一人か?」
「うん(ヴィータもね、とは言えない)……あ、ヴィヴィオとアインハルトが出てきたわよ! あああー、キャー、ヴィヴィオ、黒いバリアジャケット格好いい!」
「おまっ、それでいいのか……? 聖王モード反対してたくせに」
「それはそれ、これはこれよ!」
『覇王アインハルトは、聖王ヴィヴィオが築いた巨大ピラミッド――聖王十字陵の頂上に捕らわれた恩人を見上げて叫びます』
「や、ヤガミシレー」
「「ちょー棒読みっ!?」」
「っていうか、今アイツ、八神指令って言わなかったか?」
「うん、言ったけど間違ってはいないよね」
「ま、まあ、デバイスを作った恩人といえば確かにはやてなんだが……」
「ん? ヴィータ、聖王十字陵のてっぺんを見て!」
「なぁぁ! ど、どうしてはやてが捕まってんだよ!? しかも、あんなデカイ、キャップストーンをかつがされて!」
「キャップストーン……?」
「ピラミッドの頂上にある、四角錐状のデカイ石のことだよ!」
「豆知識ぶっこんできたわね!」
「いいんだよ、そんなことは!? っていうか学芸会のくせに、天井ぶち抜いてるセットって何なんだよ!? 見づらいだろ!?」
『ここで一旦、CMです。
謎の建物一晩で造るなら、ルーテシア、ルーテシア・アルピーノに、ご用命ください』
「お前かよっ!?」
『ちなみに、どうして中等部のアインハルト・ストラトス先輩が、初等部の劇で主役をやっているかというと――愛をとりもどせぇぇ!!』
「意味わかんねーよ!?」
「はやて仕事で来れないって言ってたけど……仕事ってコレ?」
「ちっげーよ! 他に仕事があるんだよ、こんなのあたしも聞いてねぇぇ――っ!?」
『八神指令は、最後の力を振り絞って覇王に語りかけます』
「あ、アインハルト……どうやら私の命もここまでのようや……せ、せめてひと目見たかった、あんたの成長した姿を……」
「ヤガミシレー」
『覇王アインハルトは、八神指令を救うため聖王十字陵を駆け上がります。
しかし、そんな2人の間に、聖王ヴィヴィオが立ちはだかりました。拳に魔力を集中させます』
「覇王と八神指令を、会わせるわけにはいかない! とどめだ、喰らえ、ディバインバ――あれ?」
『八神指令の足が、ぷるぷるしているようですが……?』
「も、もうあかん……」
――プチッ。
「「や、八神指令ぇぇ――っ!?」」
『おおっと、石の重さに耐えきれず、八神指令が潰れたぁぁ!』
「「はやてぇぇ――っ!?」」
『聖王と覇王の2人が、急いで八神指令のもとに駆け寄ります! 八神指令の運命やいかに!?』
「「こ、コロナの作ったゴーレムだから、セーフ!」」
「意味がわからねぇぇ!?」
『そんな恩人の姿を見て、覇王アインハルトは決意します!』
「わ、私の中で生きよ、魔導騎士、八神はやて! ヴィヴィオさん、あなたの髪の毛一本もこの世には残しません!」
「だったら、これを使うがいい!」
「あ、うちのコロコロだ」
「お前んちみんな髪長いしな!」
「これはご丁寧に、ありがとうございます」
「フフ……ベルカ乱れるとき、覇王現れると聞く……。ならば、アインハルトさんと戦うのが、わたしの宿命。
人質などいらぬ!
今こそ、聖王と覇王の決着をつけるときだ!」
「こ、この石段は、ルーテシアさんの徹夜の証。一歩一歩、噛み締めて……の、ノボテクルガ、あう!」
『キャー、アインハルトさんが噛んだ瞬間、歴史が動いた! 聖王目がけて、ナイフを持ったポニテの少女が突撃するぅぅ!』
「わしが主役のはずなのに、全然目立っとらん。むしろ、リンネの方が主役っぽいんじゃぁぁ――っ!」
『ところが、ギィィンと弾かれたぁぁ!』
「見よ、リンネ・ベルリネッタさんに出演を断られたのに、脚本そのままのせいで、台詞がおかしなことになってる、フーカ・レヴェントンさんを!」
「脚本直してやれよ!? ていうか、なんでいるんだよ!?」
「愛ゆえに、人は苦しまねばならぬ! 愛ゆえに、人は悲しまねばならぬ! ならば、わたしは愛などいらぬ!」
「ならば、私は愛のために闘おう!」
「ならば、わたしと結婚してください!」
『キャァァァ! きたァァ――ッ! プロポーズです! 聖王(ヴィヴィオ) → 覇王(アインハルト)へ、愛の告白です!』
「なんだコレ……? なんつーか、昔のお前らみたいだな」
「ちっ、違うよ!? 私となのはは、ちゃんとドカーンと一戦交えてからだもん!」
「ならば(4度目)! この覇王の拳に勝ったなら、ヴィヴィオさん、その結婚お受けしましょう!」
「……一緒じゃね?」
「……け、結婚はしてないしー」
『おおっと、ここで覇王が体を捻り、必殺の一撃を放ちます!』
「――覇王断空拳!」
『ところが、フーカさんのナイフと一緒で、ギィィインと弾かれたぁぁ!』
「セイクリッド・ディフェンダー!? ですが、ヴィヴィオさんの魔力量は決して多くはありません。いくら防御に全て回しているとはいえ、連続で打ちこめば!」
『おっと、覇王が一方的にラッシュ、ラッシュぅぅ!』
「おいおい、大丈夫かよ……?」
「ヴィヴィオ……」
『しかーし、息を切らせているのは覇王の方だぁぁ! 聖王ビクともしない! 今日のヴィヴィオは最強だぁぁ!』
「ど、どうして……?」
「フハハハ! なぜきかぬか、その位置からではわかるまい!」
「おいおい、まさかヴィヴィオのやつ、聖王の鎧を取り戻したのかよ……?」
「そんなことないと思うんだけど……ね、ヴィータ、ヴィヴィオの背中からケーブルが伸びてると思わない?」
「そういや、舞台袖まで伸びてるな……なんだ、自転車とつながってんのか?」
「リオだわ! 道理で姿が見えないと思ったら、あんなところで自転車こいでる!」
「つーか、隣はミウラに……おい、ザフィーラまでこいでるぞ」
「ね、ヴィータ、自転車こいで意味あるの? 魔力送れるのかな?」
「あー、もう、それっぽいから、いいんじゃね?」
『聖王ヴィヴィオ、高らかに勝利の宣言だぁぁ――っ!』
「どうやらわからぬようだな。ならば、ここで結婚式を上げてもらおう! 聖室を開け――――い!!」
『おおっと~、ファンファーレを響かせながら、聖王十字陵の側面が、大きく開いていくぅぅ! そして、中から現れたのは、管理局の白いあの人だぁぁ!』
「へ? なのはぁぁ!? あとから来るってそこからなのぉぉ――っ!? しかも、白いことは白いけど、ウェディングドレス来てるんですけどぉぉ――っ!? って、付き添ってるのはやてなのぉぉ!? ……本物?」
「ああ。それが今日のはやての、本当の仕事だからな」
「……え、どういう」
『本日は、聖王教会騎士団より、カリム・グラシアさんが、式を執り行うためお越しになりました』
「さあ、アインハルトさん、今日はここで結婚式を上げましょう! なのはママとフェイトママの!!」
「はい!」
「はい? もしかして、ヴィータも、みんなも……知ってたの……?」
「ま、そういうこった。ほら、タキシードも用意してある。さっさと着替えてこいよ」
『お、おおっと、タキシードを渡されたフェイトさんが……怒っているのでしょうか、体を震わせています……』
「フェイトママ……」
「フェイトちゃん……」
「おいおい、怒るなって、黙ってたのは悪かったから」
「た、タキシードが、なのはでしょ!」
「「「「そっちか!?」」」」