「よくぞ生き残った我が機動六課の精鋭たちよ!!」
八神はやて率いる機動六課と高町ヴィヴィオ率いる聖王軍が最終ステージで直接対決!
厄災をも吹き飛ばす新年最初の勝利を勝ち取るのはどちらのチームだ!?
ドンドン――と聖王教会本部の空に花火が打ち上がった。
聖王教会敷地内に特設された〝ヴィヴィオ神社〟本殿前には狛犬が2体。そして広大な境内――いや最終ステージには、八神はやて司令率いる機動六課のメンバーが並んでいた。
『さあー、ここまで生き残ったのは8人。戦車役が土台となり、砲台役をおんぶする二人一組の4チームだぁぁ! 実況は私――もと機動六課のロングアーチにして昨年の映画〝Reflection〟にもさり気なく主演していたシャリオ・フィニーノがお送りいたします!』
本殿に併設された解説席に目を向けると、眼鏡をかけたシャーリーさんが、まさにノリノリといった表情でマイク片手に叫んでいた。
「ヴィヴィオさん、あの方は?」
「あー、意外に会ったことなかったんですね~。フェイトママの補佐官なのでうちにも時々来るんですけど、デバイスマイスターの資格を持ってるんで、クリスのちょっとした改造なんかはシャーリーさんにお願いしてるんですよ? アインハルトさんもティオの……あ~、でも魔改造されるかもしれないしなぁ……」
ちなみに、戦技披露会の『高町ヴィヴィオVS高町ヴィヴィオ』の戦闘ルールも、シャーリーさんが作っていたりする。ルーテシア並に多才な方だ。
選手兼解説役のわたしに、シャーリーさんがヘッドセットマイクを通じて話しかけてくる。
『どうですかヴィヴィオ陛下、このズラリと並ぶ8人の顔ぶれを見て――』
①なのは(砲台)&フェイト(戦車)
②ティアナ(砲台)&スバル(戦車)
③ヴィクター(砲台)&ジーク(戦車)
④コロナ(砲台)&リオ(戦車)
「そうですね、④番目以外は順当ではないでしょうか? ――コロナ、リオ、不正でもしたの?」
「してないよ!?」
「がんばったんだよぉぉ!?」
ちなみに最終ステージのルールは簡単。砲台役を地面に落とすか、お正月らしく砲台役の顔面を墨で黒く塗るかの2つ。相手チームを全員失格にさせたら勝利である。
なのはママが「ヴィヴィオ~、今日は手加減しないからね~」と手を振っている。
「なのは……ちょっと重……」
「クリスマスからちょっと食べす……ぎてないからねぇぇ!? はいフェイトちゃん口にチャック」
あ~。
「なのはさんとフェイトさんもいるし、スバル、今日はあたしたちも前衛に出るわよ!」
「了解ティア、必ず勝とうね!」
ティアナさんの二丁拳銃は手強そうだ。たぶん墨がバンバン飛んでくる。
「うぐぐ、なあヴィクター、ウチらだけ上下逆なんじゃ……」
「リーチの長い方が砲台役になるのは当然でしょう?」
「いや、だって鎧が~」
母子喧嘩は見てられないよ!
つい口を挟んでしまう。
「ヴィクターさん、やっぱりオカンが上ってのはよくないんじゃ……」
「オカンじゃないと言ってるでしょ!?」
「あれ? オカンではなかったのですか?」
アインハルトさん……。
『さあー、そんなミッドチルダ最強とも噂される機動六課の行く手を阻むのは、我らが聖王ヴィヴィオ陛下率いる聖王軍だぁぁ!』
①ヴィヴィオ(砲台)&アインハルト(戦車)
②カリム(砲台)&シャッハ(戦車)
③Dr.ルー(砲台)&白天王(戦車)
④シャンテ(砲台)&セイン(戦車)
『おお~っと、1チームだけ戦車がデカイぞぉぉ!? 空を見上げるほどだぁぁ!』
うわ~。
観客席からピンク髪少女の声が響く。
「ルーちゃん反則っ! 私だってヴォルテール召喚するよ!」
「第1ステージで池に落ちてリタイアした子に言う資格なし!」
はう~、とキャロが一蹴された。
「まあまあ、ルールー……じゃなかった。我が忠実なるマッドサイエンティスト、Dr.ルーよ! ただでさえ我らの方が1チーム多いのだから、少しは手加減してやらねばな」
はあ~はっはっは――と偉そうに高笑いしてみせるとリオが言う。
「ヴィヴィオ、計算も出来なくなっちゃったの? どっちも4チームだよ」
「そういう演出なのぉぉ!? ――いでよ今年の干支、ヴィヴィオ神社の守護獣、狛犬ツインズ!」
「なにその『おじ●る丸』みたいなキャラは!?」
『お~っと、ただの石像かと思われた神社の狛犬2体が動き始めたぞぉぉ!? しかも赤と青、賽銭箱こそ背負っていないものの、まさに実体化した満願神社の狛犬だぁぁ!』
そんな2体の狛犬を見て、フェイトママとはやてさんがそれぞれ驚きの声を上げる。
「アルフ!? 地球にいたんじゃなかったの?」
「たまにはこういうお正月もいいもんさ。今日は勝たせてもらうよフェイト!」
「ザフィーラ!? 今日は用事があるから参加できない言うとったのに、まさか聖王軍に寝返っとるなんて~」
「申し訳ありません、主はやて。どうも記憶喪失の間に約束をしていたらしく……」
「絶対ウソやぁぁ~」
唯一真相を知るミウラさんが観客席で苦笑している。
こうして、⑤番目のチーム――アルフ(砲台)&ザフィーラ(戦車)が爆誕。しかも、
『まさかの犬on犬だぁぁ~~っ!!』
「人型じゃない!?」
まるでブレーメンの音楽隊。
「こ、コレはコレで……」
ヴィクターさんが「はあはあ」言っている。何気にティアナさんも「アリね」と呟いているので、まあツンデレ業界的に有りなのだろう。
後はDr.ルーが戦車役をガリューに変更。いよいよ最終ステージ開始である。
『最後に八神司令、ヴィヴィオ陛下、決戦前の意気ごみをどうぞぉぉ!』
はやてさんが「了解や」と頷いた。
「よくぞ生き残った我が機動六課の精鋭たちよ! 聖王ヴィヴィオ軍を打ち破り、必ずやみんなで神社に参拝するでぇぇ! ほんなら、全力全開で突撃やぁぁ――っ!!」
「「「「おぉぉぉ――っ!!」」」」
負けてなるものか!
「聖王のゆりかごの旗の下、今度こそ機動六課を打ち倒す。――迎え撃つよ、聖王軍!」
「「「「オォォォ――ッ!!」」」」
合図――わたしがセイクリッドブレイザーを空に向けて放つと同時に、両チームの戦車役が鬨の声を上げて駆け出した。
けれど、アインハルトさんがピタリと止まる。
「あの、ヴィヴィオさん。本当に戦車役が私でよかったのでしょうか? 機動六課の方々に比べれば私はまだまだです。大将であるヴィヴィオさんの戦車役には、もっと強く相応しい方がいたのではないでしょうか?」
「あはは、何を言ってるんですかアインハルトさん。わたしにとってはアインハルトさんと一緒。聖王女オリヴィエにとっては覇王クラウスと共にあることが願いだったんですから、アインハルトさん以上に相応しい戦車役はいませんよ!」
「ヴィヴィオさん……」
「さあ、聖王と覇王の力を見せつけてやりましょう!」
「はい!」
すると、興奮したシャーリーの声――伊藤静さんボイス――が響き渡る。
『おお~っと~、まずは左舷、聖王軍のシャンテ&セインチームと機動六課のヴィクター&ジークチームが接敵だぁぁ!』
セインにおんぶされたままシャンテが吼える。
「雷帝のお嬢様、いつかのインターミドルの借り、ここで返させてもらうよ!」
「いいでしょう、返り討ちにしてあげますわ! けれどその前に――いつも思うのですけど、あなたのそのハレンチな格好、本当にシスターですの? あなたも淑女なのですから、もう少し慎みをもった格好を――」
「だぁぁ!? あんたはあたしのオカンかぁぁ! だいたいそんなことを言い出したら、あんたのそのプレートメイル、身持ち硬すぎでしょう!? 重いんだって、男だって寄ってこないよ? もっと軽量にしなさいよ!」
「あ~、それには賛成や~」
「ちょ、ジーク、あなたどちらの味方なのよ!?」
シャンテ行くよ――とセインが割って入る。
「よっしゃー、お嬢様、チャンピオン、あたしについてこい!」
「ふん、いいでしょう。戦場くらいあなたの好きに選ばせて差し上げますわ。 ――ほらジーク、もっと速く走って!」
「そないなこと言われても~」
身軽に走るセインの後を、ジークさんがドタドタ追いかける。
『逃げるシャンテ&セインチーム。境内の一角に設けられた森林エリアに身を潜めたぁぁ! 枝葉が多く最も戦いづらいとされる場所で、一体どんな戦いを見せてくれるのかぁぁ!?』
「また厄介なところへ!」
「流石のお嬢様も、ここじゃ得意のハルバードを振り回せないでしょ!」
「言ったわね、このハレンチ娘! あなただって得意のスピードが活かせないでしょうに!」
「ふふぅ~ん、それはどうかな~?」
森の中。最大19人のシャンテがセインのディープダイバーを使い、あらゆる位置から攻撃を可能にする聖王軍最強のトリックスター。それが、シャンテ&セインチーム…………だったのだけど。
――ゴツン!
「あうち!?」
「あ、シャンテを潜行させるの忘れてたぁぁ!?」
木の枝に額をぶつけたシャンテだけが地面に落下する。
『…………おお~っと、思わず声を失うところでしたが、雷帝に墨を塗られることなく早くもシャンテ&セインチーム脱落だぁぁ!』
「……ううっ、シャンテ」
「ま、まあ、これで人数的には互角ですから」
何やってんだセイン――と、スバルやらノーヴェなど内外からツッコミが入る。
「陛下ごめん……ガクッ」
未だ森林エリアにも到着していなかったチャンピオンコンビが立ち止まった。
「やりましたわよ、ジーク!」
「ウチがよう見とらん間に何が!?」
「このペースでヴィヴィとアインハルトも――」
ふふふ、とおっとりした声が聞こえてくる。
「そこまでにしてもらえますか、ヴィクターさん」
「セインとシャンテは後でみっちり訓練し直しますからね!」
ひぃ~っ――と森から悲鳴が上がった。
チャンピオンコンビに立ちはだかるのは、ヴィクターさんの鎧にも似たベルカ式の甲冑に身を包む金髪の教会騎士と、戦車役の修道騎士。
『なんと! ここで現れたのは聖王教会の騎士にして時空管理局の理事という2つの肩書きを持つ聖王軍のリーサルウェポン、カリム・グラシア少将とその秘書、シスター・シャッハだぁぁ!』
「あの、ヴィヴィオさん。いくら騎士の称号を持っているからといって、あの雷帝と鉄腕相手にカリムさんが戦えるのしょうか? 助けに行った方がよいのでは……」
「あ~、確かに戦うイメージないですもんね。だけど見ていてください。わたしが選んだ聖王軍最強の騎士団長さんですから」
片方は雷帝式といえども、基本ベルカ式の2チームが交戦する。
『お~っと、これはスゴイ! 騎士カリム、なんと目を閉じたままシャンテさんに合図を出し、ダールグリュンの槍術を避ける避けるぅぅ~~っ!』
ヴィクターさんの顔に焦りの色が見える。
「まさか、これが噂の未来予知なの!?」
「今度はこちらから行きますよ!」
カリムさんが、シャンテやシャッハと同じく腰の双剣を引き抜いた。
「金髪……双剣……未来予知……うっ、何か覚えが……」
「ヴィヴィオさん、他にも似た魔導師が?」
「OVAでいいから、刀藤綺凛ちゃんが主人公の実家に行ったり、主人公が綺凛ちゃんの実家に行く話を見たかったぁぁ~~っ! 温泉もあるよ!?」
遠くでリオコロがコクコク頷いた。
すると、チャンピオンが悲痛な声を上げた。
「あかん、あかんでヴィクター」
「どうしたのジーク、まさかやられたの!?」
「いや、ウチの足……もうプルプルや……」
「え!?」
『あちゃ~、誰がこんなことを想像したでしょう、あの雷帝&鉄腕のストライクアーツ最強チームが自爆だぁぁ!』
「実際に剣を打ち合わせなくても、ジークさんがシャッハに合わせて動き続ければ自然と自滅することは、最初から視えていましたから」
「くっ……まさか私のジークがこんなことでやられるなんて……」
「……ウチ、最初から言っとったよー」
たぶん、ヴィクターさん以外みんな気づいてたけどね!?
『スゴイ、スゴすぎるぞっ、これが聖王軍最強と謳われる騎士カリムの真の実力だぁぁ――っ!!』
その後も騎士カリムとシャッハが大暴れ。ルールー&ガリュー、それに狛犬ツインズ(結構強い)と共に、機動六課を追い詰めていく。
はっきりいって、わたしとアインハルトさんのやることがない。
「あの、ヴィヴィオさん。このままでは私たちの出番がなくなるような……」
「それはマズいですね。せめてリオコロだけでもわたしたちの手でベルカの闇に消し去りましょう!」
「はい!」
「「なんでそんな怖いことになってるの!?」」
マイストアームで防御に徹しているリオコロからツッコミが入る。結構余裕あるな~、あの2人。
『お~っと~、ここで満を持して現代に蘇った聖王&覇王のチームが参戦だぁぁ!』
広い境内の中央。防戦一方の機動六課。わたしとアインハルトさんは余裕を持って聖王軍3チームに合流する。これで4対3。完全にわたしたちが有利だ。
カリムさん、ルールー、アルフの3人がわたしを出迎えてくれる。
「陛下、最後まで油断なきよう」
「ヴィヴィオ、私たちにとっては4年越しの勝利ね!」
「機動六課を一気に叩き潰すよ!」
ところが、白いエース・オブ・エースが不敵な笑みを浮かべた。
「ようやく前に出てきたね、ヴィヴィオ!」
「なのはママ?」
振り返り、
「スバル、ティアナ、ここはしばらく任せるから」
「了解です、なのはさん!」
「チャンスとはいえ、結局いつものアレかあ~。なのはさんお手柔らかに」
「コロナちゃんもよろしく」
「はい!」
「リオちゃんは死ぬ気でね」
「ヴィヴィオといい、なのはさんといい、高町家のあたしに対する扱いが酷いよっ!?」
嫌な予感しかしない。
「アルフ、ザフィーラ、こっちはいいから、なのはママたちを追いかけて!」
「オッケー、ザフィーラ行くよ!」
狛犬ツインズが駆ける。
「騎士カリム、Dr.ルー、ティアナさんとスバルさんのコンビは手強いから、2人がかりで一気に攻め落として! それからなのはママを追いかけて!」
わたしとアインハルトさんの前にはリオコロ。
「ヴィヴィオ、私たちのことを忘れてない?」
「忘れてないよ! アインハルトさん!」
わかりました――と正面から突撃。同時に、素早くリオの目に向かってソニックシューター(墨)を放ち、はにゃ――と一瞬動きを封じる。
「マイストアーム!」
コロナが生み出した太いゴーレムの腕が交差して行く手を塞ぐ。が、覇王の進軍は止められない。
「覇王流――破城槌!」
砕け散る腕。チャンス。隙間を狙い放つのはセイクリッドブレイザー(墨)。コロナの顔を黒く染めると勢いで地面に叩き落とす。
「ヴィヴィオさんこのまま行きますよ!」
「はい!」
止まらずなのはママたちを追いかけるが……フェイトママ、速っ!?
ザフィーラですら届かない。
アルフが「マズいよ!」と声を上げた。
「思った以上にフェイトが速い!」
「あはははは~、なのは軽いから~」
「最初に言ってたことと違う!」
ランナーズハイみたいな感じかもしれない。
その間も、なのはママに魔力が収束していく。
「そっか、そういうことなんだ……」
「ヴィヴィオさん?」
「一見フェイトママが逃げているようだけど、その間もなのはママは魔力を高めることが出来る。このまま誰も追いつけないとしたら、あの2人は完全無欠の移動砲台なんだよ!」
「どうすれば!?」
「発動前に、全員で取り囲むことができれば――」
しかし、
「スバル、ティアナ、お待たせ。それからヴィヴィオ気づくのが遅い――」
レイジングハートの砲身がこちらを向いた。
「って、何で左手にレイジングハート、右手にバルディッシュを握ってるのぉぉ!?」
「お正月だからね、私も二刀流で、N&F中距離殲滅コンビネーション――」
アレって1人で出来たの!? あー、でも、下にフェイトママもいるし撃てるのか!?
「今からじゃ逃げられない!? カリムさん、何か避ける方法は!」
騎士カリムはわずかに目を閉じると頭を振った。
「これは…………無理みたいね」
そんないい笑顔で諦めないで~。
なのはママが言う。
「思ったより境内が広かったからね。流石に全域は覆えないから、ヴィヴィオを逃がさないよう、2人が前に出て来るのをずっと待ってたんだよ」
つまり、
「追い詰めてたはずが、実はわたしたちが追い詰められてたの?」
「そういうこと――ブラスト・カラミティィ――ッッ(墨)!!」
本来は桜色と金色の、それこそ花火みたいに綺麗な輝きのはずなのだけど……墨。
わたしとアインハルトさんだけじゃない。
騎士カリムも、シャッハも、ルーテシアも、ガリューも、アルフも、ザフィーラも……いや、味方である機動六課、スバルさんやティアナさん、それにまだ境内にいたリオコロや、チャンピオン2人に、シスターコンビまで、全てを飲みこみベチャ――と黒に染める。
「「「「ふぎゃぁぁぁぁ~~~~~~~~~っ!?」」」」
阿鼻叫喚。誰もが真っ黒。羽根つきで負けたリオでもこうはならない。静寂の中、シャーリーさんの声だけが聞こえてくる。
『…………陛下~、みなさ~ん、生きてますか~?』
干潟で泥まみれになったようなアインハルトさんがうつ伏せで潰れており、その背中の上にコナンの犯人みたいなわたしが座っている状態。
「けほけほっ! ううっ、新年早々こんな目に合うなんてぇぇ~~なんて年だ!? 今年はもうダメかもしんない!」
なのはママとフェイトママが「まあまあ」と近づいてきた。ちなみに、なのはママは未だにフェイトママにおんぶされたままである。
「大丈夫だよ、ヴィヴィオ。悪いことばかりじゃないでしょ。だって、新年早々アインハルトちゃんと一緒なんだから」
「……そう言われると」
「……そうですね」
わたしとアインハルトさんは、真っ黒になりながらも、見つめ合って苦笑した。フェイトママが優しく微笑む。
「そしてアインハルトは、今年も1年、今日みたいにヴィヴィオの尻に敷かれるのでした~、なんてね」
「!?」
「それ、フェイトママもね」
「あれ!?」
ティアナ&スバルの戦闘シーンなどもっとやりたかったのですが、これ以上バトルを増やすとまるまる1話戦闘のみの話になりそうだったので泣く泣くカットしました。絶対に一番バランスのいいコンビだと思うんですが……。
そんなわけで来週も、
騎士カリムの思いつき。シスターシャッハが「またか」と溜め息を吐く。
聖王教会主催『現代に蘇る――古代ベルカ諸王との交流会(という名の握手会)』が開催される!!
「ここは聖王教会ですし、一番人気はわたし――聖王でしょうね。きっとわたしの前には1万人くらいの長蛇の列が……」
「笑っていられるのは今のうちだけよ。今日こそ、旧ベルカの最強覇者は聖王でも覇王でもなく〝雷帝〟だということをハッキリ教えて差し上げますから!」
聖王ヴィヴィオ、覇王アインハルト、雷帝ヴィクター、さらに冥王イクスを巻きこんだ握手会の行方やいかに!?
次回『ベルカ諸王握手会』
で、リリカルマジカルがんばります!