アインハルトさんはちっちゃくないよ!   作:立花フミ

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タイトルだけで内容がわかってしまった猛者もいるとは思いますが(スゴい!)、

「仮にも古代ベルカで武技において最強を誇ったオリヴィエのクローンが『格闘には向いていない』とか『か細い魔力』とか評されるのはおかしくない?」

というわけで、今回はヴィヴィオの出生の秘密に少しだけ挑んでみたいと思います。


※ちなみに、今回は名作『テイルズオブジアビス』のネタバレが登場します。
まだゲームをプレイしたことがない、これから遊ぶ予定、アニメ版を見るつもり、という方はご注意ください。



テイルズオブってるヴィヴィオ

 毎日暑くて、もうランニングするときは水着でいいんじゃないかな――と思う今日このごろ。

 夕方になり、

 

 

「たっだいま~」

 

 

 と、なのはママが帰ってきたので、ジェットステップで玄関へお出迎え。

(よく考えると、娘が一瞬でやってくるおかしな家かもしれない)。

 

「お帰り、なのはママ~……って、何でギター持ってるの?」

 

「教導で使ったからだけど?」

 

「へー……」

 

 はぐっと使ったのだろうか……?

 

「一応聞いとくけど、どこで教導してきたの? はぐくみ市?」

 

「とある島(アイランド)で……」

 

「へー……」

 

 OPなど、急に歌ってきたのだろう。

 ツインラブギターを持つと、一緒にリビングへ向かう。

 

「――それで、ヴィヴィオは何してたの?」

 

「リオから借りたアニメのDVDを見てたんだけど……」

 

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『ガラス玉ひとつ落とされた~』

 

 

「あー、『テイルズオブジアビス』のOP『カルマ』は、名曲だよねー」

 

「うん、そこに異論はないんだけど――」

 

 曲はいいし、歌詞がゲーム内容ともリンクしているので、ゲームのOPとして、これ以上ないくらいの完成度だと思う。

 とりあえず、冷蔵庫から冷えた麦茶をコップに注いでなのはママに手渡す。

 

「改めてアニメ版を見て思ったんだけど……」

 

「うん」

 

「主人公のルークは17歳。だけど、本当はレプリカ(クローンみたいなの)だから、外見は17歳でも、中身は7歳の男の子だったでしょ?」

 

「そういえば、そんな内容だったねぇ……」

 

 ちなみにゲームの発売日は、ちょうど『A's』でなのはママと初代リインフォースさんが戦っていたころだったりする。

 

「アビスの舞台となる世界は、1年が地球の2倍の日数だから『ルークも14歳だ!』って主張する人もいたけれど、異世界を地球換算するのもどうかと思うから――。

 ほら、よくファンタジーもののエルフで100歳越えてるけど、精神年齢は意外と幼い――みたいなの多いでしょ?

 だからルークも、ここは素直に7歳でいいかなと……」

 

「そこはまあ、個人の自由じゃない?」

 

「なのはママだって、急に年齢が倍になったら……えっと、この小説って一応『ViVid Strike!』~『Force』までって扱いだから……、

 

新暦80年……『ViVid Strike!』(なのはママ 24歳)

新暦81年……『Force』開始(なのはママ 25歳)

 

 仮に、新暦81年の25歳を採用すると、倍で50歳――」

 

「お~っと、ヴィヴィオ、それ以上は少し頭を冷やして黙ろうか……」

 

 

 ガッ!

 

 

「やめて、やめて、アイアンクロぉぉ~~っ! ギブ、ギブ!」

 

 夏休みの娘にアイアンクローする母親はどうかと思う。

 

「はぁ……はぁ……そ、そういうわけだから、ルークを7歳扱いで話を進めるけど……」

 

「許可します」

 

「えーっと、ほら、わたしってオリヴィエのクローンにしては――聖王核を抜きにしても――弱いなあ~、って思わない?」

 

「う~ん、弱いっていうけど、DSAAのU15でワールドランク7位でしょ?」

 

「でもでも、仮にも古代ベルカで武技において最強を誇ったオリヴィエのクローンが『格闘には向いていない』とか『か細い魔力』とか評されるのはおかしくない?」

 

「えっと……つまり、

 

『実は、わたしは、オリヴィエのクローンじゃなかったんだよ!』

 

『な、なんだってー!?』

 

 みたいな?」

 

「あ~、それはないから、大丈夫。

『ViVid』本編で、わたしがオリヴィエの記憶を思い出すシーンもあったわけだし。

 それまでは、ひょっとしたらオリヴィエとは別の聖王――という可能性もあったけど、記憶を思い出したということは、普通のクローンでもなく、プロジェクトFの技術で作られた、オリヴィエのクローンで間違いないからね。

 わたしとアインハルトさんには、誰よりも濃い600年分のご縁がありました――ってことでオールオッケー」

 

「だけど〝弱い〟と?」

 

「うん。どれだけストライクアーツで結果を出したとしても、なのはママの9歳のときの活躍と比べちゃうとね……」

 

「あー」

 

「『ViVid』1巻のアインハルトさんの台詞じゃないけど、

 

『この体は間違いなく強いのに……』

 

 って、感じなんだよねぇ~。

 わたしもう11~12歳だよ?

 オリヴィエなんて、でっかいバトルアックスをブンブン振り回すような人だったんだよ?」

 

「うっ、う~ん……」

 

「そこでわたしは考えました。

 ひょっとしたら、ルークがレプリカで7歳だったように、わたしの出生にも、もっと何か〝別の秘密〟が隠されているんじゃないかと!」

 

「そーいうことかあ~。

 ……別の秘密ねぇ~。

 例えば、

 

①どうしてスカリエッティが、自分で聖王のクローンを作ろうとしなかったのか?

 

②プロジェクトF――記憶転写型特殊クローン技術の割に、オリヴィエの記憶がほとんどないのは何故なのか?

 

③オリヴィエが亡くなった年齢と比べ、ヴィヴィオが幼すぎるのは何故なのか?

 

④プロジェクトFで作られたから、最初から知識や言語があって当たり前――なのに、何故オリヴィエが使っていたはずの古代ベルカ語ではなく、ミッド語を話したり、読んだりしていたのか?

 

 ――とか?」

 

「……うん、まあ、その辺りはあまりツッコミすぎると『StrikerS』の〝居酒屋お品書き事件〟とか、色々あるから。

 とりあえず、わたしが戯れで書いた4コマ漫画でお茶を濁しとくね――」

 

 

 天才美少女魔導師フェイトちゃん!

 

   作 高町ヴィヴィオ

 

なのは 『わたし、なのは……高町なのは――』

フェイト ……。

 

なのは 『私立聖祥大付属小学校三年生――』

フェイト ……。

 

なのは 『……お話ししないと、言葉にしないと、伝わらないことも……きっとあるよ……』

フェイト ……。

 

なのは 『それにまだ、あなたの名前も聞いてない!』

フェイト「ア……アイキャンノットスピーク、ジャパニーズ!」

 

 

「――と、まあ、そんなわけで①~④のツッコミに対して簡単に答えると、DNAって壊れやすいでしょ?

 だから、死後、600年経過していたオリヴィエの遺伝子は、かなり劣化していたんじゃないかなって」

 

「そういえば『StrikerS オフィシャル ファンブック』にも、

 

『布にわずかに付着していた血液から聖王の遺伝子情報が抽出された』

 

 って書いてあったね」

 

「うん。たぶんだけど、オリヴィエのクローンを作ろうにも、DNAに欠損部位が多かったんじゃないかなって。

 スカリエッティが必要としていたのは、ゆりかごを動かす鍵としての聖王だけど、その欠損部位のせいで、ゆりかごとの適合率が上がらなかったとしたら……」

 

「いくらクローンを作っても意味ないってことかあー」

 

「うん。だから、うれしくないんだけど、

 

『わたしはたぶん3人目だと思うから……』

 

 みたいな感じか……。

 

『ヴィヴィオはヴィヴィオは説明を続けるよ』

 

 みたいな可能性もあったのかなって……」

 

「ヴィヴィオがオリヴィエよりちっちゃかったり、アホ毛があるのは、打ち止め(ラストオーダー)みたいな存在だったからと?」

 

「いくらなんでも20000人もいないからね。ただ、まあ、最初はオリジナル――オリヴィエと同じ年齢のクローンが、いっぱい作られたかもだけど」

 

「そういえば妹達(シスターズ)も、みんな欠陥電気(レディオノイズ)だったね。オリジナルの1パーセントにも満たない能力しかない――だっけ」

 

「うっ……オリヴィエの1パーセントに満たない能力かあ~。納得しそうになるけど、とりあえず〝とあるシリーズ〟から話を戻すね。

 えっと、ゆりかごを動かせるオリヴィエのクローンを作る上での問題点は、

 

『じゃあ、足りない欠損部位を、一体どんな遺伝子で補おうか?』

 

 って話になるんだけど……」

 

「う~ん……でも、それだと完全なオリヴィエのクローンは生まれないんじゃない?」

 

「うん。それでもスカリエッティは構わなかったんだよ。

 だって、彼にとっては、ゆりかごさえ動けばよかったんだもん。わたしのことを〝鍵〟に過ぎない――なんて言ってたくらいだし、オリヴィエの記憶や人格なんて二の次だったんだよ」

 

「そっか。じゃあ、スカリエッティが最初に狙うとしたら……やっぱり、聖王家の子孫だよね。アインハルトちゃん(覇王)やヴィクターちゃん(雷帝)みたいな感じで、聖王家の血筋だって遠縁でも残っているだろうし」

 

「うん。ただ『ViVid』11巻でもあったけど、聖王家の人間でも、ゆりかごに適合する人は少なかったみたいだから……」

 

「そうだねぇ……。上手く行かなかったからこそ、スカリエッティも自分でクローンを造ることを中止して、他の誰かが造ったのを、ガジェットドローンで奪おうとしたわけだし」

 

「あはは……まあ、お陰でトラックから逃げ出せたんだけどね」

 

 そうでなければ、キャロやエリオ――そして、なのはママには出会えなかったかもしれない。

 

「それで――ヴィヴィオはわかったの?

 他の、どんな遺伝子で補完されたのか」

 

「うん。確証はないんだけどねー。

 じゃ、ヒント出すよ?

 

①古代ベルカ語ではなく、ミッドの言語を使っていたこと。

 つまり、ミッド生まれ。

 

②優しいフェイトママだけでなく、当時の機動六課には『自身を保護し、学習させてくれる人物』がたくさんいたにもかかわらず、なのはママだけにやたらと懐いたこと。

 簡単にいうと、なのは大好き!

 

③正確な年齢は不明だけど、オリヴィエと違い、わたしは5歳くらいの年齢で造られた。

 他に、クローンで5歳の子供といえば……。

 

④遠距離からの砲撃魔法も使えるが、どちらかというと、速度や回避能力をいかした近接戦闘を好む傾向にある。

 いわゆるレヴィじゃない方。

 

 ――こんなところで、どう? わかった?」

 

「……えーっと、ヴィヴィオ、私、この人、よーく知ってる気がするんだけど?」

 

「うん。わたしもね、よーく知ってる気がする。

 ついでにね、

 

⑤オリヴィエの遺伝子のはずなのに、わたしはタイプとしては学者型。戦闘魔導師になるにしても、中後衛型。

 なんでだろう?

 

⑥オリヴィエ――聖王と同じように、媒体からのエネルギー供給を受けることで、それを自身の魔力として運用できる特殊技能の持ち主である。

 誰とはいわないけど、開発者でありながら「その気になれば大魔導師にも匹敵する」魔導運用を可能としていた人がいたなあ……。

 

 ――ってのもあるんだけど?」

 

「……ごめん、ヴィヴィオ。私、この人も知ってる気がする」

 

「うん。わたしも知っちゃってるかな~、なんて。

 そもそもね、『StrikerS オフィシャル ファンブック』によると、プロジェクトFは、

 

『スカリエッティが基礎理論を構築し、フェイトの母親であるプレシアが完成させた』

 

 ってあるの。

『StrikerS』本編の24話でも、スカリエッティ本人がフェイトママに対して、

 

『君の母親プレシア・テスタロッサは、実に優秀な魔導師だった。私が原案のクローニング技術を、見事に完成させてくれた――』

 

 って言ってたし。

 そうなると……これはお婆ちゃん本人に聞かないとわからないけど、スカリエッティ同様、最高評議会から援助を受けていた可能性もある」

 

「プレシアさんが? 何かソースはあるの?」

 

「『魔法少女リリカルなのはStrikerS クロニクル』によると、

 

『評議会の目的は、ミッドチルダ平和のための生命操作技術の進化。そこには、老衰によってすでに脳を残して体を失った自分たちが、いましばらく生きながらえるという目的も含んでいた』

 

 とあるから、むしろプロジェクトFを完成させるほどのプレシア・テスタロッサに接触――さらなる研究のために援助しない方がおかしいんだよ。

 だって、

 

 

『アリシアさんを蘇らせる = 生命操作技術の進化』

 

 

 プレシアお婆ちゃんの目的と、最高評議会の目的は、完全に一致していたんだもん。

 協力関係がない――と、考える方が不自然だよ。

 そもそも、ジュエルシード移送中の事故だって、お婆ちゃんから頼まれた最高評議会が絡んでいたとすれば――」

 

「うわ~、待って待って、それはちょっとリリカルなのはの根幹を揺るがすというか……」

 

「ただ、人為的に次元震を発生させてアルハザードに行く――という目的を知ったあとは、最高評議会としても見過ごせないから、

 

『これまでよく働いてくれたが、この辺りが潮時だな……』

 

 みたいなノリで、トカゲの尻尾切り。

 もはや、かばわれることなく、ドッカーン……」

 

「あ~」

 

「まあ、最高評議会も、後に管理局の白い魔王と恐れられる、なのはママを目覚めさせるきっかけになろうとは思いもしなかっただろうけどねー」

 

「……一度、お墓参りに行った方がいいかな?」

 

「……うん、喜んでくれるかもね。

 亡くなって、元の立派だったころの魂に戻っているかもしれないし。

 そのときは、わたしも一緒に行かないと」

 

「どうして?」

 

「だって、遠回しになるけど、わたしがなのはママに出会えたのだって、最高評議会のおかげ――かもしれないでしょ?」

 

「あ~」

 

「それにね、『StrikerS魔法辞典』によると、そもそも〝ゆりかご〟は、最高評議会が〝自分たちの切り札〟として確保していたものだったんだよ?

 だとしたら、先に聖王のクローンを必要としていたのは誰か?」

 

「ああ~、最高評議会!」

 

「そう。だから、プレシアお婆ちゃんの完成版プロジェクトFと聖王の遺伝子情報を、スカリエッティ以外の科学者にも教えて、オリヴィエのクローンを造ろうとしていたのは、他でもない――最高評議会だったんだよっ!」

 

「つまり、ヴィヴィオを生み出したのは最高評議会で、移送中のヴィヴィオを盗み出そうとしたのが、スカリエッティだったってこと!?」

 

「うん。それなら辻褄が合うでしょ?

 考えてみたら、スカリエッティを造ったのだって最高評議会だったわけだし、スカリエッティの知らないアルハザードの生命操作技術やロストロギアを保有していたとしても、おかしくはない。

 そんな、最高評議会の息がかかった研究施設がいくつかあって、そのうちの一箇所で造られた一体が、スカリエッティが待っていた〝当たり〟だったとしたら――」

 

「あ~」

 

 

「わたしは管理局の最高評議会の子として誕生し、聖王家の血を引く、まさに、次元世界の王となるべくして生まれた存在だったんだよぉぉ!?」

 

 

「な、なんだってー!? ――じゃなくてぇぇ!」

 

「はい、ゴメンナサイ。

 ちょっと調子に乗りすぎました……」

 

「まったく、誰に似たんだか……」

 

 YOU。

 

「まあ、でも、ヴィヴィオの言いたいこともわかるかな。

 いくら賠償金や特許料があったからって、あんなガンダムのアクシズみたいな移動庭園を購入、大量のゴーレムを含め、長期(20年以上)に渡って管理・維持するのは、プレシアさん個人じゃ限界があるしね。

 違法行為があっても、ずっと見逃されてきた理由にもなる。

 援助と引き換えに、プレシアさんの研究データが最高評議会の手に渡り、『P・T事件』のあとも、別の誰かが、研究を引き継いでいたとしたら――」

 

「ひょっとしたら、同じプロジェクトFで生まれたエリオが、電気変換の資質を持っていたのも、偶然じゃなかったのかもね。

 わたしも、プラズマアーム――腕に電気変換した魔力をまとわせる――を使えるくらいには電気系の魔法と相性がいいし」

 

「あう~……そっか、フェイトちゃんパワーかぁ……。

 あれ? だとしたら、どうしてヴィヴィオは〝弱い〟――なんてことになってるの?

 あのフェイトちゃんやプレシアさんだよ?」

 

「うーん、そこなんだけどね。ここから導かれる〝わたしが弱い理由〟は2つ!

 

 

①プロジェクトFでは高速培養クローンを使用するけど、短期間(スカリエッティいわく、1月もあればいいらしい)で造ったため、ルークが外見は17歳でも中身が7歳だったように、わたしも外見が5歳でも、中身――リンカーコアがほとんど育っていなかった。

 だから、保護された当時は、少し魔力が高い程度の子供に過ぎなかった。

 よって、現在のわたしの魔力量――リンカーコアは、外見と違い、ようやく6歳児程度。

 なので、あと3年もすれば、オリヴィエにも負けない、かつてのなのはママやフェイトママくらい――魔力量AAAクラスまで成長するかも!?

 

 

②わたしがまだ〝真の力〟に目覚めていないだけ。

 わたしの胸のリンカーコアの封印が~。

 

オリヴィエ + フェイト&プレシア = すっごい魔導師になれるに違いないよ!

 

 アインハルトさんですら、かつてのクラウス殿下のようにフルボッコ!

 もはやミウラさんも敵じゃない!

 

 高町ヴィヴィオ最強伝説――始まります!」

 

「…………あー、ないなー、とは思うけど……う~ん、でも、オリヴィエ+フェイトちゃん――ってところには、夢や希望……ロマンを感じちゃうよねぇ……」

 

 などと言っていたら、

 

 

「ただいま~」

 

 

「フェイトママだ!」

 

「フェイトちゃん!」

 

 プロジェクトF(フェイト)の名を持つ、話題の人物、その人だ。

 たった今判明した事実を、急いで伝えたくて玄関に向かう。

 

「お帰り、フェイトママ~」

 

 いつもと違い、フェイトママの首に腕を回し、抱きつくような格好で、ねちっこく言う。

 

 

「ごめんね、フェイトママ~。わたし、もしかしたらフェイトママより強くなっちゃうかも~」

 

 

「えっと……なに、このヴィヴィオのうざさは……?」

 

「実はね、フェイトちゃん――」

 

 なのはママが一から説明する。

 

「あー、そういうこと。

 でも……その、とても言いづらいんだけど、ヴィヴィオ……」

 

「はい?」

 

「もし、その説が本当だとして、ヴィヴィオに私の遺伝子が混ざっていたとしたら、高町家の魂もプラスして、まさになのはとわたしの子供――って感じで、とてもうれしいんだけど……」

 

「うれしんだけど?」

 

「たぶん、使ったのは私の遺伝子じゃなくて、アリシアの遺伝子かな~」

 

 

オリヴィエ + アリシア・テスタロッサ(魔力量Eクラス相当だよ!) = オリジナルの1パーセントにも満たない魔導師が爆誕!

 

 

「……なんてこったい!?」

 

 

 




「だから、大人モードは幻想で、ヴィヴィオもアリシアみたいにずっとちっちゃいままかもしれないね」
「!?」

前にも似たようなことを書いた気がするのですが、ヴィヴィオのステータスは、オリヴィエよりも、むしろフェイトやアリシア、プレシアに似ている気がします。
もちろん、リアルに考察するともっと別の理由もあるのですが、ヴィヴィオの、

『タイプとしては学者型。戦闘魔導師になるにしても、中後衛型』

というのは、アリシアがアホっぽいけど、そっち方面でプレシアさんの才能を受け継いでいたと考えると、妙にしっくりきてしまいます。


「ほらほら、アインハルトさんも、わたしとミウラさんの仲間に~」
「わ、私は将来おっきくなりますからね!」
「ぼ、ボクだって大きくなりますよ!」

「それはちょっと~」
「無理かと……」

「ふぇぇ~ん!?」


ミウラさんの身長と、(ついでに)リオの胸は小さいままです。
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