アインハルトさんはちっちゃくないよ!   作:立花フミ

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基本、アルフはプーアル。
フェイトが天津飯なら、アルフがチャオズ。
「わけがわからないよ?」という方は本編をお読みください。

『ViVid Strike!』11話の感想。
リンネに厳しいアニメでした。
あとワイプはどうかと思う。真剣に戦ってるのに笑えてくるので。
それと、観客席がひな壇に見えてしょうがない。
ワイプだからひな壇なのか、ひな壇だからワイプなのか……。

試合結果については……うん……ね……。
そういえば、小さい時から一生懸命訓練していたフェイトも、魔導師になったばかりのなのはに負けてたので、まあ、なんというか、うん……。
メンタル、メンタルかぁ……。
何にせよ、仮に万全の状態でリンネがアインハルトに挑んだとしても、アインハルトの方が強いんだろうな~、と思いました。
例え、フーカが120%の力を発揮しても、まだアインハルトには届きそうにないと思うので。



特訓はグラーフアイゼンで

 

 ――ズッドォォォォ――――ンッ!

 

 

「う~ん、次の対戦相手は巨大ハンマー使いかぁ~。避けられるかなぁ……」

 

 わたしはピッと映像を止めると、家のソファーで小さく唸った。

 

「ヴィヴィオのスピードなら避けられるでしょ?」

 

 キッチンのなのはママは、笑いながら答えてくれるけど、

 

「この大会、リングアウトしたら負けってルールなんだよね」

「あ~、天下一武道会みたいな?」

「そうそう」

 

 地球出身者は、何かとドラゴンボールで例えたがるのだ。

 

「じゃ、本職のハンマー使いでも呼んじゃう?」

「はい?」

 

 ……本職のハンマー使い?

 

 

     ●

 

 

「――というわけで、鉄槌の騎士ヴィータ教導官です。拍手、拍手~」

「わ~」

 

 スポーセンターにやってくると、レイジングハートがトレーニング用の仮想リングを展開してくれる。

 

「なんであたしがこんなことを……」

「はやてちゃんちから、1週間レンタルしてきました~」

「そんなにいねーよっ!? いても2泊3日だ!」

 

 ……2泊3日はいるんだ~。

 

「ほら、時間が惜しい。さっさと始めるぞヴィヴィオ!」

「はい、ヴィータコーチ!」

「じゃ、私は巻きこまれないように離れて見てるねー」

 

 こうして、変なBGMを流しながら、のろいうさぎ跳びでもしそうな特訓が始まったのだけど、

 

「ギガントフォルムだ。打ち下ろすから避けてみろ!」

「はい!」

 

 モグラ叩きのモグラになった気分。

 リングアウトしないよう、頭上から降ってくる巨大ハンマーを避け続けていると、

 

「――はう、いたっ!?」

 

 銀色の鉄球が、わたしの背中に命中した。

 なのはママが腕を振り上げて抗議する。

 

「ちょ、ヴィータちゃん!? ズッこいよ、相手選手はハンマーオンリー使いだって!」

「相手だってヴィヴィオ対策に、これくらいするかもしんないだろ! 大振りのハンマーの欠点をカバーするんだよ」

 

 なるほど。

 

「ママ、大丈夫だから。ヴィータさん、続きお願いします!」

「よし、もう一度、縦に行くぞ――」

「はい!」

「と、見せかけて、横にスイングだ!」

 

 水平に振るわれたグラーフアイゼンを、わたしは垂直にジャンプして避ける。

 

「もうその手には乗りませんよ!」

「んで、そのあとはどーすんだ?」

「へ?」

 

 目の前には無数の鉄球。

 どうにかシールドで防いで着地したところを、

 

 

 ――スコーン!

 

 

 ホームラン。バッティング練習でもしているかのようなスイングで、わたしはリングの外に叩き出された。

 きゅ~っ。

 すると、

 

「もーっ! ――レイジングハート、セーット・アーップ! ヴィータちゃん、次は私が相手になるよ!」

「ちょ、な、なのはママ!?」

「いいだろう!」

「ヴィータさんまで!?」

「てめぇとは、どこかで決着をつけないといけねーと思ってたからな。てめーが、これ以上年食って弱くなる前に、一戦やっとくのも悪くねぇだろ」

「年、食って……ふ~ん、そっか~、そうきたかぁ~、いいよね~、ヴィータちゃんはずっとちっちゃいままで~、フフフ~」

「そうだな~、てめぇよりは若いからな~、ふふふ~」

 

 

「「けちょんけちょんにしてあげる/やるよ!」」

 

 

 こうして、白と赤、約15年ぶりの全力全開バトルが今始まる!

 

 

     ●

 

 

「――で、こうなったと?」

 

 遅れてやってきたフェイトママとわたしの前には、頭から垂直に地面にめりこんだなのはママと、黒焦げになって五体投地しているヴィータさんの姿があった。

 

「もう、2人ともわたしの特訓なのに~」

 

 フェイトママが笑っている。

 

「なのはとヴィータは、ちょうとヴィヴィオくらいの歳からライバル関係だったしね、仕方がないのよ」

「へぇ~。じゃ、ドラゴンボールでいうと、『悟空VSベジータ』みたいな関係?」

「う~ん、どっちかというと『悟空VSピッコロ』みたいな感じかな。仲間になる順番的に。ちなみに、ヴィヴィオがベジータね」

「あはは。そっか~、じゃ、そうなるとフェイトママは……」

「うん、うん」

「ヤムチャだね!」

「!?」

 

 

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