本来なら昨日出したかったんですけど、ちょっと間に合わなかったですね・・・
今回は、前回Keyさんが言った通り陽詩の後輩の登場です。
後は、新宿幻霊事件をやって、邪ンヌの衣装にヤベーと感じてKeyさんに
無理を言って美夏ちゃんに着せてもらいました。
これを描いて欲しいだけの為に、私はこの話しを書いたと言っても過言じゃありません。
それでは始まります。
宮瀬とデート擬きをしてから1週間以上が経った。
その間、俺は何事も無く過ごせていた。
一つを除いては・・・
「あれから、毎回誰かに見られてる気がするの」
気付けば生まれていた日本文化研究会なる部活の部室にて宮瀬から相談を受けていた。
『うーん、でも宮瀬だって見られたりするのは慣れてるんじゃ無いのか?』
綺麗な娘だったり可愛い娘が居たらみんな一度は見るだろう。
イケメンだってしかりである。
「上手く言えないけど、そういうのとは違う感じなの」
『そうは言われてもな・・・俺にどうしろって言うんだ?』
そんな表だった付き合いしてない俺に何をしろというのだろうか。
じゃあ、宮瀬と一緒に居て守ってやる!
これじゃあ、今の状況とも本末転倒だ。
それなら隠れて見守る!と行けば俺がストーカーとして検挙されて終わるだろう。
それになぁ・・・
「ストーカーを見つけなさい」
『どうやって!?というかストーカー決定かよ!?』
「そうに決まってるでしょ?」
『って言われてもなぁ・・・いま人のこと言えないんだよな』
誰にも話していないが、俺もあの日以降誰かに見られてる気がするんだよなぁ。
俺なんかをストーカーする奴がいるとは思えないから何が目的なのか
「何か言った?」
『いや何も・・・』
「もぅ・・・まぁ、良いわ、とりあえず頼んだわよ」
『出来る限りはな・・・それと、ちょっと出てくるから』
「わかったわ」
部室から出て、辺りを見渡す。
『おかしいな・・・誰かが覗いてた気がしたんだが・・・』
こんなところでストーカーが出るとは思えないというか思いたくない。
あくまでも願望だが・・・
少し歩いてみるか、もしかしたら怪しいやつがいるかもしれん。
『つっても、こんな簡単に見つかるなら苦労は無いんだけど・・・って誰だ!』
いきなり後ろから誰かに飛びかかられ、思わず反射的に振り払った。
ちょっと最近気が立ってたからかな。
「痛ーい! もう何するのさ陽詩!!」
『誰だ・・・って美夏か!・・・って何してんだよ?』
「最近、陽詩が私をぞんざいに扱ってる気がするー」
『いや、悪かったよ・・・無理に払ったことはだが』
「むー!!」
『というか、美夏その格好はどうしたんだ?』
「これ? コスプレよ!」
美夏の格好は某新宿の時の黒い聖女の私服姿に似ている。
コスプレと言えばコスプレだが、服装は学校じゃ無きゃそこまでおかしくないと思うけど・・・
『あんまり、深く触れたらいけないやつだな』
「ジャ○ヌ・美夏・オルタよ!」
『いま触れたらいけないって言ったばっかりだからな!!』
そんなに深く触れたら、タグに入れなきゃいけなくなるんだからな
そこら辺、気をつかって貰いたい!
「えぇー良いじゃん、陽詩だってやってるじゃん、FG〇」
『○の位置間違ってるんだよ!モロバレどころか隠れてないだろそれ』
こいつ何もわかってねーぜ!
いや、美夏にそんなことを期待するだけ無駄か・・・
『それで、お前こんなところで何をしてるんだ?』
「何をって言われても、コスプレだよ」
『それは見たらわかる、何しに・・・ってちょっとそこのやつ!!』
廊下の曲がり角の向こう側からこちらをのぞき込んでいる存在がいた。
関係ない人なら申し訳無いが、怪しきは疑わせてもらう。
美夏? そんなのは後でも良いのです。
「・・・・・・」
そこにいたのは黒髪のボブヘアーの女の子(わかってると思うけど、外国人ボブっぽい印象を受け髪型じゃないぜ?)
『君は・・・』
ネクタイの色から、後輩ってことはわかる
今の年代は1年生は黄緑、2年生は赤、3年生は藍色となっている
そして、来年の1年が再び藍色になるのだ・・・っていうか
『逢?』
「はい・・・お久しぶりです先輩」
花咲逢香
俺の中学時代の後輩で、水泳部所属。
これだけ、見れば帰宅部の俺とは全く関係なさそうだが・・・
逢はわかりやすく言えば宮瀬のような感じである。
見た目は真面目、中身はオタク趣味。
そうなれば、知り合う機会でもあれば仲良くなれるわけである。
そう考えれば、宮瀬とも仲良くなれそうだよなぁ・・・
桜風高校に入学してたのか、いや知らなかった。
『久しぶりだな、この高校に入学してたのか』
「はぁ・・・」
いきなりため息つかれたんですけど!?
え、何か俺した?
逢は俺をジト目で見て
「私、陽詩先輩に合格のメールしました」
『ははは・・・マジで?』
前略、遠く離れた母上へ
最悪なのは俺でした
「もう、陽詩先輩は相変わらずなんですね」
『本当にごめんなさい、完全に忘れてました』
言い訳をするのなら私的に進級から激動の日々を過ごしてきたので勘弁してくださいと言いたい。
「やっと、会えました・・・ところでそちらの人は」
『ん?あれ、美夏のことは知らないんだっけ』
「私は会ったこと無いよー」
俺と美夏は同じ中学で、勿論逢も俺と同じ学校だ。
俺が美夏と知り合ったのは中学2年で、逢も中学2年。
てっきりどこかで会ったことあると思っていたのだが
『じゃあ、こっちのコスプレ少女が江崎美夏
あれだよ、別にこんな格好だけどガチなオタクってわけじゃないよ』
美夏の場合、ノリが良いからコスプレくらいなら気にいれば全然する。
中身までは把握してないから見た目だけで言動は変わらないけど。
「ジャンヌ・美夏・オ〇タだよ!」
『まぁ、バカだ』
「そうそう、バカ・・・・って陽詩!!」
『ちょっ!まだ紹介終わってないんだから掴みかかってくるな!』
バカに反応して、美夏が掴みかかってくる。
逢が呆れてるから!
「あはは・・・」
『まったく・・・』
美夏を引きはがして、次に逢の方に手を向け
『こっちは、花咲逢香
水泳部のホープで、帰宅部たる俺の唯一の後輩』
「ホープだなんて、私はまだまだです」
「でも、陽詩にこんな可愛い後輩がいたなんてね~」
『まぁな』
本当に俺もビックリ。
人生、何があるかわかったもんじゃないよね。
今の俺の年齢で言うなって?俺もそう思う。
『ところで、美夏はいつまでその格好でいるんだ?』
「うーん、もうちょっと誰かに見せてから!!」
『まぁ、怒られない程度に・・・ってどこに行くんだ?』
「ここに居てもあんまり人が来ないから、もう少し人が多いとこ行ってくるー」
そのまま、美夏は走り去る。
台風、みたいな奴だな。
「面白い先輩ですね」
『そう思ってくれるうちが華だな』
きっと、いつか面倒に感じるときが来るだろう。
「でも、あそこまでストレートに行動出来るのは羨ましいです」
『そうか?ところで、逢はこんなところで何してたんだ?』
ここは文化部が立ち並ぶ部室棟で、運動部に所属しているだろう逢がいるのは何か目的があるはず。
もしかしたら、用事が終わって偶然出会ったという線も無くは無いのだけど
「私は、陽詩先輩がこっちに来たって聞いたんで」
『・・・へ?』
俺に会いに来たの?
「陽詩先輩に一度は挨拶しようとずっと、機会を狙ってたんですが・・・」
『機会?』
そんな俺に会うなんて、普通に声かければ良いと思うんだけど。
俺はそんな人気者なわけじゃない、話しかけたら殺られる!!
なんてファンクラブがあったりはしないのだから!!
まぁ、あっても困るんだけど。
「はい、1週間くらい狙ってたんですけど
今日は陽詩さんの方から来てくれました」
『え・・・・1週間?』
「はい、1週間前くらいから、テスト前は忙しいかなと思ったので」
1週間、俺が誰かに見られた気がしてたのは逢だと思われる。
そうなると、俺と行動してたときの宮瀬も見ていた可能性もある。
それをストーカーと勘違いしたっていう線はないだろうか?
『ちなみに、先々週の土曜日はどこに居た?』
まだ確証は無いけど、そうであって欲しい。
訳のわからない本当のストーカーなんて勘弁して欲しい。
そいつが本当にヤバイ奴だったら、俺にどうにか出来るわけが無いし。
俺はただのオタクであって、隠しているが実は凄腕の剣の使い手とか、マーシャルアーツを極めてるとか
仮想世界の申し子だとか、さすがお兄様(妹居ないけど)なんてことは無いのだから。
「そんなに、私のこと気になります?」
『あぁ、君のことなら何でも知りたいよ』
「私も貴方になら何でも話せます」
何だろう、恥ずかしさを隠して台詞っぽく言ってみたら、普通にノリノリに返された。
まぁ、話してくれるんなら都合は良いからいいや。
「先々週ですか、その日は部活の練習に参加してましたよ」
『まだ、入学して間もないのにか?』
「はい、一応推薦みたいなもの貰っていまして、早めに部活に参加してるんです」
『したら、その日は俺を見てない?』
「残念ながら・・・」
さよなら宮瀬 祈ストーカー事件の解決。
全く別人だったぜ。
『そうかぁ』
「何かあったんですか?」
『いや、別に』
自分を見ていた人物が誰か分かっただけでも良しとしておこう。
これからどうしようかと思ったとき、ポケットのスマホが震えた。
『おっとごめん、電話だ』
そう言って、逢から距離を取り電話に出る。
『はいよ?』
「そろそろ帰るわよ?」
『ふーん、で?
荷物を持ってけば良いのか?』
それを俺に言ってどうしろと、戸締まりするよーって話しか?
「ええ、私を回収しにきなさい」
『何・・・言ってるの?』
「犯人見つけなさいって言ったでしょ?」
それは、つまり
『送っていけと?』
「ええ、校門近くのところで待ってるから」
『いや、俺まだ「鞄は私が持ってきてあげたから早く来なさいよ」おーい聞けー』
電話は切られていた。
面倒くさいけど、行かない方が面倒になるか。
『ごめん、逢ちょっと用事出来たわ』
「あ、そうです・・・か」
残念そうな逢を見て申し訳無い気持ちが溢れてくるが、文句は宮瀬に行ってもらうしか無い。
いや、こんな余計なことをすることになった原因は誰かも掴めていないストーカーのせいか。
『ごめんな、また時間作るから』
「絶対ですよ?」
『ああ、絶対だ』
逢に別れを告げ、校門の方へ向かう。
「これは違うのー!!」
「こら待て江崎!」
「うわーん!着いてくるなー!このストーカー」
「教師に向かって何を言ってるんだ!!」
『・・・気のせいだな』
何か逃げているジャンヌが見えた気がするが、これはきっと気のせいだ。
何だかんだ美夏は捕まらないと思うけど、あいつを捕まえるのはなかなか難しいし。
『いや、あいつは一回くらい捕まった方が良い』
「そうですね」
『お、宮瀬もそう思う・・・って』
「遅いですよ」
だからってわざわざ来なくても良いと思うんだが・・・
『そうしたら「早く行きますよ、長くいると誰かに見られますから」おぅ』
誰かにあんまり見られたくないなら、一緒に帰らなきゃ良いのに。
何考えてるのかよく分かんねーや。
「いやー!!しつこい助けて陽詩ー!!」
「待たんかー!!」
「そんなんじゃこの俺は捕まえらねーぜ!」
『うん、本当に早く帰るか』
「?」
宮瀬を押して早く、逃げるように学校から出て行く。
1人増えていた気がするが目に入ったアホ2人は気のせいだ。
きっと関わると面倒なことになる。
だから、これは仕方ないことなんだ、見捨てたわけじゃないんだよ?
こんにちはKeyです!
春に近づいてきて暖かくなり毎日が眠たいです。
さて今回のイラストですが……whiterainさんの強い要望により描かせていただきました!
【挿絵表示】
まあ、ファンの方には少し残念な感じかもしれませんね〜完成度が低くて……(^-^;
私もこれをあまり知らずに描いていたのでどういう風な感じなのかわかりませんでした!
今後もこういうのがあるかもしれませんが暖かく見守ってください。
(安心して、あるよ by whiterain)
では皆さんまた次回で会いましょう!」