遊戯王GX-転生 それは素晴らしい第二の人生ー 作:大禍時悪
ちっと後半部分を書き直してたり、仕事が忙しかったり、ポケモンやったり、レミニセンスやってたり、スカイウォードやらされてたり、エターナルダークネスやってたり、バルドスカイやってたりとで遅くなりましたテヘペロ。
この話だけちっとカードが他のより新しくなるけど大目に見てや。この話からアニメ版とアニメオリカの説明がつくようになります。
王真side
「「デュエル!!」」
制裁タッグデュエルでHA☆GAと竜崎を下した俺達だが、そこにあの粉砕☆玉砕☆大喝采でお馴染みの海馬瀬人に色々と追求され、苦し紛れにネタと賭けを口走ったらデュエルになったでゴザル。
「俺の先攻か、ドローゴブリンドバーグを召喚、このカードが召喚に成功したとき手札のレベル4以下のモンスターを特殊召喚し、このカードを守備表示にする。ガガガマジシャンを守備表示で特殊召喚」
ゴブリンドバーグ 守/0
ガガガマジシャン 守/1000
「ふぅん、雑魚モンスターを何体並べたところで、所詮は無意味なことだ」
「海馬、俺のデッキには雑魚モンスターなんていない。ただステータスが低いだけで雑魚扱いをするな、何度でも言う俺のデッキのモンスター達は全て大切な仲間だ! 雑魚扱いは絶対に許さない、レベル4のゴブリンドバーグとガガガマジシャンをオーバーレイ! 二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! 新たなる世代の皇よ、希望と共にその剣を振るえ! エクシーズ召喚! 現れよNO.39希望皇ホープ!」
雑魚なんていない、大体素材になっちゃうけど、嘘は言ってないよね?
『ホォォォォォプ!』
【NO.39希望皇ホープ・アニメ版】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードはNO.と名のついたモンスター以外での戦闘では破壊されない。
お馴染みの黒い穴から剣の様な物体が出現し、その物体が徐々に開かれ人の形をとる。その瞬間、俺の右手の甲に39と数字の刻印が刻まれた。なるほど……これがNO.の欲望を増幅する力か、次から次へと欲望が沸き上がってくるな、だが!
「リバースカードを一枚セットしてターンエンドだ!」
この程度なら十二分耐えられる!
王真 ライフ4000
手札3
モンスター1
魔法・罠1
「俺のターンドロー、ブラッドヴォルスを攻撃表示で召喚、更にリバースカードを三枚セットしターンエンドだ」
海馬 ライフ4000
手札2
モンスター1
魔法・罠3
あの攻撃的な海馬が、攻撃を仕掛けてこない。何か嫌な予感がするが逆にチャンスかもしれん。
「俺のターンドロー!」
「この瞬間速攻魔法発動、収縮! フィールド上のモンスターの攻撃力を、エンドフェイズまで半分にする。俺はブラッドヴォルスを選択!」
ブラッドヴォルス 攻/1900→950
どういうことだ? 自分のモンスターの攻撃力を半減させるなんて。収縮でホープの攻撃力を下げて、攻撃して来た時に返り討ちにするのではないか? まさか、もうすでにホープの効果が見破られたのか。
攻撃力を半分にしたブラッドヴォルス、残り二枚の伏せカード……闇属性、攻撃力950そして海馬の使ったカード……あ、マズイ。
「そして貴様のスタンバイフェイズ、ブラッドヴォルスを生け贄にトラップ発動、死のデッキ破壊ウィルス!」
やはりそれか、現禁止カード。手札のピーピングにプラスしてドローカードのピーピング、そして攻撃力1500以上のモンスターのハンデスを持つ強力なカード。俺のデッキはあまり被害を受けないがこれはマズイ、NO.の破壊耐性は戦闘のみ、効果破壊は範疇外だ。
「トラップ発動、皇の波動! 自分フィールドのエクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットを一つ使いこのターンのエンドフェイズまで、エクシーズモンスターは効果によっては破壊されない!」
「だが、手札の攻撃力1500以上のモンスターは破壊させてもらう。手札を見せろ」
死者転生
召喚僧サモンプリースト
ナイト・ショット
H・Cダブルランス
「H・Cダブルランスを墓地に送れ、そして三ターンの間、ドローしたカードを確認させてもらう」
「わかっているさ、バトル! 希望皇ホープでダイレクトアタック、希望剣一閃!」
「トラップ発動、攻撃の無力化相手の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する、残念だったな」
本当に残念だよ、死デッキに無力化なんてよくもまぁ手札にあったもんだよ。しかしここからホープだけで戦線維持は辛いかもしれない。伏せるカードも無い。
「ターンエンドだ」
王真 ライフ4000
手札3
モンスター1
魔法・罠無し
「俺のターンドロー、ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-を攻撃表示で召喚、更にカードを1枚セットし命削りの宝札を発動、手札が五枚になるようカードをドローし、五ターン目のスタンバイフェイズ時に手札を全てを捨てる」
【命削りの宝札・アニメオリジナル】
手札が五枚になるようにデッキからカードをドローする。発動から五ターン目のスタンバイフェイズ時に、手札を全て捨てる。
でた! 海馬さんのマジックコンボだ! しかしこれはマズイ。命削りの宝札をもう引いてくるとは、手札ゼロから一気に五枚、それにロード・オブ・ドラゴンを出したって事は、伏せカードは恐らくドラゴンを呼ぶ笛だろう。まったくチートカードめ、天よりの宝札を見習えあの残念効果を……いや見習わなくてもいいか、どうせカード化されないし。
「更にリバースカードオープンドラゴンを呼ぶ笛、ロード・オブ・ドラゴンがフィールド上に存在するとき、手札のドラゴンを二体まで特殊召喚する。見るがいいそして恐れ慄くがいい! 現れよ我が最強のしもべ、青眼の白龍!」
青眼の白龍×2 攻/3000
ロード・オブ・ドラゴン 攻/1200
「ふぅん、これで終わりとは些か早すぎるな。バトル! 消えろ雑魚モンスター! 青眼で希望皇ホープを攻撃! 滅びの
青眼が迸るエネルギーを口へと集中し、それを一点に集めホープに発射する。それがホープに直撃し大爆発、轟音と大量の煙――ソリッドヴィジョンの――が充満する。
「フフフ、ハハハハハハハ、アッハハハハハハ粉砕、玉砕、大喝采! 強靭、無敵、最強!」
王真 ライフ4000→3500
海馬社長の喧しい高笑いを聞き流しながらあの台詞を準備する、この煙が晴れた後海馬社長の言う言葉は恐らく一つ。そして煙が晴れるとホープがなおもフィールド上に健在していた。
「何故だ! 何故ホープが破壊されない!」
「NO.は、NO.と名のついたモンスター以外での戦闘で破壊されることはない!」
「だがダメージは受けてもらう、二体目の青眼でホープを攻撃! そしてカードを一枚セットしてターンエンドだ」
王真 ライフ3500→3000
海馬 ライフ4000
手札2
モンスター3
魔法・罠1
「俺のターンドロー、俺の引いたカードは攻撃力1100の
ホープはロード・オブ・ドラゴンに一直線に向かい、真っ二つに切り裂きロード・オブ・ドラゴンが無抵抗に破壊される。
海馬 ライフ4000→2700
「……ターンエンドだ」
王真 ライフ3000
手札4
モンスター1
魔法・罠無し
「俺のターンドロー、強欲な壷を発動、デッキからカードを二枚ドロー。ふぅん、馬の骨とはいえ、俺のライフを削るとはやるじゃないか、馬の骨から凡骨程度にでも格上げしてやろうじゃないか。だが、その程度だ。格の違いと言うものを見せてやる! 手札から融合を発動、手札の青眼とフィールドの二体の青眼を融合し、青眼の究極竜を召喚!」
青眼の究極竜 攻/4500
青眼の究極竜、攻撃力は融合前の合計の半分だとかよく言われるが、目の前にすると威圧感がよくわかる。これが攻撃力4000台の威圧感か……ますます潰したくなってきた。
「巨大化を発動、俺のライフが貴様のライフよりも低い場合攻撃力が倍に、高い場合攻撃力が半分になる。青眼の究極竜に装備その攻撃力は倍となる!」
青眼の究極竜 攻/4500→9000
巨大化を装備した究極竜が元の大きさより更に大きくなる、威圧感も、そして大きすぎる程の存在感も巨大化していた。
王真sideout
十代side
「攻撃力9000だって!」
「もしあれを食らったら……」
「王真の負けね」
三沢が驚きの声を出して、翔と明日香が諦めムードになり始めている。
「いや、まだわからないぜ。なんせ、まだ王真の目は諦めてない、それに……」
「これで終わりだ! 青眼の究極竜で希望皇ホープを攻撃! アルティメット・バースト!」
究極竜がそれぞれの口からブレスを出し、それが一つになり巨大なビームになり、ホープに襲いかかる。
「王真はまだ、ホープの効果を使ってない!」
「希望皇ホープのモンスター効果発動!」
十代sideout
王真side
「希望皇ホープのモンスター効果発動! オーバーレイ・ユニットを一つ使い、相手または自分のモンスターの攻撃を無効にする! 希望を繋げ! ムーンバリア!!」
ホープの周りに浮いていたオーバーレイ・ユニットが、ホープの胸に吸い込まれホープの左の鎧が羽のように広がり、自身をを守るように覆い青眼のビームを受け流した。
「グッ……小賢しい真似を……!」
「賢しくて何が悪い!」
「だが、まだ俺のバトルフェイズは終了していない! リバースカードオープン、速攻魔法融合解除! 青眼の究極竜を融合デッキへと戻しその素材となったモンスター一組を特殊召喚できる。現れよ三体の青眼の白龍! そして三体の青眼で希望皇ホープに攻撃! 滅びの
爆裂疾風弾が三発連続でホープに撃ち込まれる、いくらホープが戦闘では破壊されないとはいえ、ホープが辛そうだ……ごめんよ後でゆっくり休んでもらうから。
王真 ライフ3000→1500
「手札からもう一度融合を発動、三体の青眼を融合し再びこの地へ舞い降りよ、青眼の究極竜! ターンエンドだ」
海馬 ライフ2700
手札0
モンスター1
魔法・罠無し
このターンで決めなければ俺の敗けか。勝負を決めるパーツはまだまだ不十分、どこから、そしてどうやってピースをかき集めるかだ。少なくとも通常ドローを含め3枚はドローできる、引けるカードにもよるが、それでどこまでいけるか……。
「俺のターンドロー、チッドローしたカードは攻撃力1900の
「最後のドローカードも破壊され、もう打つ手無しか」
「まだだ、召喚僧サモンプリーストを召喚、このカードは召喚・反転召喚に成功したとき守備表示になる。そして効果発動、手札の魔法カード、ナイト・ショットを捨てデッキからレベル4のモンスターを特殊召喚できる。現れよ聖鳥クレイン!」
袈裟のような法衣を着た坊さん? が現れ、謎の文字がいくつの帯になって上っていき、それが魔法陣のような文様を描きそこから白い鳥が現れる。
「聖鳥クレインの効果発動、このカードが特殊召喚に成功したとき、デッキからカードを一枚ドローする」
むぅ……こいつが来たが、まだパーツが足りない。
「レベル4のサモンプリーストとクレインでオーバーレイ! 二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚、ダイガスタ・エメラル! エメラルの効果発動、1ターンに1度オーバレイ・ユニットを一つ使い! 墓地のモンスターを3体をデッキに戻し、デッキから一枚ドローする。H・Cダブルランス、ガガガマジシャン、ゴブリンドバーグをデッキへ戻し、一枚ドロー!」
よし、来た来た。流石三積み、なんとかうまく引けるもんだ。
「墓地の光属性モンスターを一体除外することで、このカードを特殊召喚できる
地面に穴が開き、そこから白い鳥が飛びだし、俺の後ろの方へ飛んでいくとまるで幽霊船のようにボロボロになった船がおびただしい量の怨霊を連れてフィールドに留まる。折れかかったメインマストの上に、全身真っ白の鎧と片刃の剣を持った剣士が現れ、船の横に飛び降りる。かっこいいぜ。
「レベル5のフォトン・スレイヤーと
ボロボロの船と真っ白な剣士が黄色の光の塊になり、天井に開いた黒い穴に吸い込まれ光の粒をまき散らす。赤と金の鎧のような装飾のライオンがフィールドに立ち、自分の周りに浮いた光の玉をかみ砕き雄叫びを上げる。ビリビリと空気が震えデッキから一枚のカードが抜きだされる。
「死者転生を発動、手札の不死鳥弩弓を捨て一角獣皇槍を手札に加える」
「更に、希望皇ホープをオーバーレイユニットとし、カオスエクシーズチェンジ!」
ホープは変身前の剣の様な姿に戻り、黒い穴へと沈んでいく。
「混沌より生まれし希望の使者、現れよCNO.39希望皇ホープレイ!」
CNO.39希望皇ホープレイ 攻/2500
「更に手札のZW-一角獣皇槍をホープレイに装備、このカードはホープレイ専用の装備モンスター。このカードの効果によって装備した時、攻撃力を1900ポイントアップする!」
ホープレイ 攻/2500→4400
「更にフィールドの
ホープレイ 攻/4400→8700
「バトルCNO.39希望皇ホープレイで青眼の究極竜を攻撃! カオス・レイ・ゼアル・インパクト!」
一角獣皇槍は獣の姿から巨大な槍になり、ホープレイは背中に持った剣を槍に持ち替る。風神雲龍剣は槍の刃を覆いかぶさるように変形、獣王獅子武装は赤と白の部分はホープレイの新たな鎧となり金色の部分は槍の刃を更に強化する。ホープレイは究極竜に狙いを定め、背中から伸びた腕で思い切り振りかぶり勢いよく投げつける。強大な膂力によって投げられた槍はいともたやすく究極竜の胴体を貫き、海馬の足元に着弾、ものすごい風圧が海馬をふっ飛ばし、デュエル終了のブザーが鳴り響いた。
海馬 ライフ2700→-1500
「いよっしゃなんとか勝ったぜ!」
「ふぅん、賭けは賭けだ。貴様には洗いざらい吐いてもらう、鮫島! 誰にも話を聞かれない場所をすぐに用意しろ!」
「は……はい、ではこちらに」
校長は海馬を案内するように前にくる。そこはほら磯野さんに任せればいいんじゃないかな、とか思ってしまうのは何でだろう。ついでに有もつれて行こうとした時、海馬が物凄い目で睨んできたのが無視して連れてきた。目的の場所に行く前にレッド寮に行かせてもらった。勿論カードを取りに行くと言う名目で、そして校長室の隣の応接室に入り椅子に座る。一つの質問、俺が何者なのかの顛末から話そうかな。
「じゃ最初に俺が何者かって質問から答えようかね、転生者って言ってね、別の世界で死ぬべきじゃない所で死んで、かわりにこっちの世界に生まれ返ったって感じかな。ところで海馬はパラレルワールドって信じるかい?」
「平行世界か下らん。第一、貴様のいう別の世界とやらで死んだのなら、なぜ生き返る事ができる?」
「まぁ特殊な事例ってやつだよ、さっきも言ったでしょ? 死ぬべき所でないところで死んだからって、まぁどの世界にも神様はいるのよ。そして神様は万能じゃない、その神様の失敗で俺が天に召されちゃった。だけどもその死自体がイレギュラーな訳ですよ、どうしましょうどうしましょう、でたどり着いたのが別世界のへそれは素晴らしい第二の人生歩んで来なさいよって事さ」
「そんな非ィ科学的な事が信じられるか!」
海馬がブチギレた様で、応接室のテーブルを思いきり叩く。ここまでは完全に想定内だ。
「この世界じゃそうそう珍しくもないでしょう? 変なパズルに3000年前のファラオの魂が封印されてたり、カードゲームで世界が滅びかけたり、リアル生け贄で神を呼び出したり、カードを封印した場所の上に学校建てたり、挙げ句の果てには未来が救えないから、過去を滅ぼして未来を変えるなんて言う暴挙に出たりとやりたい放題じゃないか。常識が裸足で逃げ出すどころか呆けて立ち尽くすレベルだよ、全く。これらに比べたら別の世界から生き返って来たなんて可愛いもんじゃあないか」
カードを封印した、の部分で海馬の眉がピクリと動いたのを見逃さない。おそらくそこで納得してくれるだろうと思いたい。
「チッまあいい。次の質問だ。貴様の使っていたエクシーズモンスター、そしてお前のとなりの奴が使っていたシンクロモンスター、あれはなんだ?」
「シンクロモンスターはこれからおよそ数十年後に開発され進化した新たな召喚方法だ、そしてエクシーズモンスターは恐らく、その数十年後の未来とは別の未来に到達し進化した新たな召喚方法」
「……何故その未来のカードを貴様が持っている?」
海馬が話に違和感を覚えた様子で訝しげにこちらを見た。
「ここでさっきのパラレルワールドの話題に戻る訳だ、ここでifの話。もしデュエルモンスターズが古代エジプトの儀式からヒントを得て、作られたカードゲームではなく、とある漫画をカードゲーム化した物だった、という世界だったらどうする?」
「わかるように説明しろ!」
海馬もかなりご立腹の様だ、仕方ない単刀直入に言うか。
「つまり俺達が元居た世界は、そういう世界なのさ。今いるこの世界はアニメーションの世界だってことさ」
「アニメーションだと?」
「さっき言ってたようにこの世界……じゃあ現世としようか、君達が存在している現世は俺達が生きてきた世界……じゃあこちらを前世としよう、前世で放送されていたアニメの世界なんだ。ある程度なら予言できるよ、まぁ予言できたところで回避はできないだろうけどね」
「……それで? 質問の答えになってないぞ」
「そうだね、なんで未来のカードを持ってるかだったね。前世で死んだときに神様のからのお詫びとして、前世で発売しているカードをこちらに持ち込ませてもらってるのよ、最新カードもね。これで答えになったかな?」
「ふぅん、説明としては不十分だがよしとしよう。次はシンクロ、エクシーズとやらについてだ」
「シンクロは、フィールドのチューナーモンスターとチューナー以外のモンスターを墓地に送り、その条件にあったレベルの等しいシンクロモンスターをエクストラ……融合デッキから特殊召喚する、これがシンクロ召喚の概要ですねシンクロモンスターが出てきた事によって、ステータスよりもレベルに着目するようになりましたね。
次にエクシーズ。フィールドの同じレベルのモンスターを指定枚数を重ね、素材のレベルと同じランクのエクシーズモンスターを融合デッキから特殊召喚する、ここで注意がいくつか、エクシーズモンスターにはレベルが存在せずランクで表記されます。問題としてレベルに関係する効果を一切受けず対象にもできないのと、素材として使われたカードはオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズモンスターをサポートしますが、これはフィールド上のカードとして扱いませんので。
仮にクリッターとダンディライオンを素材としてランク3のエクシーズモンスターを出し効果を使ってクリッターを墓地へ送ってもフィールドから墓地に送られた扱いにはならないので効果が発動されません。
それとシンクロ素材、エクシーズ素材にするモンスターは必ず表表示でなければなりません。ここまでで何か質問はありますか?」
シンクロとエクシーズについては有が説明してくれた。助かった、台詞の量が多いからな。少し思案顔をした後すぐに立ち上がり踵を返した。
「なるほど、そうか。もう行く俺は暇じゃない」
「ちょい待ち、これをあんたにあげるよ」
俺は先ほど寮に帰って、とってきたカードを机に並べたその内容はこんな感じだ。
伝説の白石
インフルーエンス・ドラゴン
炎龍
蒼眼の銀竜
トライデント・ドラギオン
オリエントドラゴン
カチコチドラゴン
聖刻神龍-エネアード
竜魔神クイーンドラグーン
「どういつもりだ? 賭けは貴様が勝ったはずだが?」
「……そうだね、ただの気まぐれと見本かな。それにわざわざ急がしいなか、時間を割いてこっちに来てくれたわけだし、これくらいは渡してもバチは当たらないんじゃないかってね、とりあえずドラゴン族だけを持ってきた」
海馬は無言で机に並べたカード取って応接室を出ていった。ともあれこれで一連のイベントは終了した、と思う。レッド寮に戻ると十代と翔がデュエル戦略レポートを死ぬ気で書いているのを見て、若干かわいそうに見えた。何故かは知らないが俺の分は無かったそうで。それから二日後、急に携帯が鳴り出した神様からではない現世の人からだ。
「王真君久しぶり、元気にしてた?」
「……お久し振りです、
続く……