遊戯王GX-転生 それは素晴らしい第二の人生ー    作:大禍時悪

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七話・払拭デュエル! サイバー流VS竜の結束!

 王真side

 

 翔の怒声から逃げてきて、いったいどのくらいの時間がたったのだろう。部屋に籠もってずっと翔に言われた事を考えていた。

 

 しかし答えは一向に見えてこない、それどころか更に真っ暗になっていく気がした。

 

「俺が……ブルーの奴等と同じ……今振り返ってみれば、確かにそうかもしれない……くっ」

 

 俺は言った。他人を見下す奴は大嫌いだと、しかし現実ではどうだ? 俺も他の人間を見下してるじゃないか……クソッ! どれだけ考えても考えがまとまらねぇ。

 

 そう思い俺はベッドから跳ね起きて、外へと出ていった。どこへ行こうかなんて一切考えてはいない、あてもなく歩いては悩み、歩いては悩みをしていたら、いつの間にかアカデミアの屋上に辿り着いていた。壁に背を預け、スッと遠い目で海を眺めてみる。正直自分でも何がしたいのかがさっぱりわからない。

 

「こんなところで何をしているの?」

 

 明日香が何故かやって来て、俺に声をかけてくる。

 

「……」

 

 俺は答えない、答える為の解答と気力が無かったからだ。

 

「私よりも、有の方が良かったかしら」

 

「……黙れ」

 

 そんなくたびれきった俺を見て、明日香はやれやれといった風に、溜め息をついて俺の真横に立ち話しかけてきた。

 

「本当にどうしたの? 翔君とのデュエルの後何があったの?」

 

「……答える必要がない、と言ったらどうする」

 

「そうね、あなたの居場所を有に連絡するわ」

 

「……遠回しに言えと脅してるだけじゃねぇか……ハァ……デュエルの後、翔と口論になった。んで翔は言った、王真君はブルーの連中と同じだってな」

 

 俺は観念して話し出した、勿論何も話さずに立ち去る事も考えたが、明日香が有に連絡するのが目に見えてわかったから選択肢から除外した。

 

「そんな事が……あなた、その自覚はあったの?」

 

「……翔に言われるまで一切無かった。恐らく無意識だったんだろうな」

 

「そう。それで最初の質問に戻るわ、ここで何をしているの?」

 

「……答えを見つけるために悩んでるんだよ……」

 

「そう、でもこんなところで一人でウジウジと、捨てられた飼い犬のような目をしてたら、見つかるものも見つからないわ」

 

 明日香はそう吐き捨てると、どこかへと行ってしまった。捨てられた飼い犬のような目か……どこかの元キンみたいな事を言っていきやがったな。

 

 そんなことを思案しているとPDAが音をたてた、発信者は十代みたいだ。

 

『翔があんな風になったのも、あいつの兄さんが関係あるのかもしれない。そいつはデュエルアカデミアのカイザーって呼ばれてるらしいんだ、だからそいつとデュエルしに行ってくる。王真も見に来いよな、きっと元気になるぜ』

 

……十代の奴場所ぐらいかけよ。だが、カイザーとデュエルするのは丁度日が沈んだあたりのはず、まだ昼間の三時過ぎだ、デュエルするのはまだ早い。だとすれば恐らくブルーの寮に、正面突破しに行くところなのだろう。

 

「……帰るか、答えはまだまだ浮かばんさ」

 

 ……む、ブルーの方が喧しいな……どうせ十代達だろう、すぐに寮に戻ってきて翔を追いかけるはずだ、そこに出会わずに、自分の部屋に戻らないとめんどくさい。

 

 さて、見つからずに帰ってこれたな、ここで翔と鉢合わせしなかったし、十代達が翔を見つけるまで寝ていようかな。本当は、このイベントには関与したくないんだけど、イベントへの招待状が来たのであれば仕方がない。しかし俺は、見てるだけでよさそうだと思いたい。……日が暮れてきたな、十代達が、翔の手紙を見た頃だろう。隣のドアがバタンと勢いよく閉めた音も聞こえた、それと同時に俺の所に隼人が走ってきた。

 

「王真! 翔を探すのを手伝って欲しいんだな!」

 

「……遠慮しておくよ、翔がそう決めたんだろう? なら彼の意思を尊重してあげないと」

 

「王真は翔の友達なんだろ! だったら見送りくらいはするんだな。行くぞ!」

 

「そうだな……せめて見送りはしてやらんとな……すまんね、隼人くん、行こう」

 

 俺は走って出ていき、手すりに足をかけて飛び降り、一階に着地して海岸に向かって走り出し、丁度十代とハネクリボーを発見した。

 

「十代、翔の居場所はわかったか?」

 

「あぁ、相棒が教えてくれたぜこっちだ」

 

 少し走ると、遠目からみても雑な作りのイカダと翔を発見する。翔がこちらに気づくと、作ってあったイカダに飛び乗る。それに合わせて、十代もイカダに向かって飛び乗ると、イカダがバラバラになる、あんな脆い作りでこの島から出る気だったのか。

 

「翔、十代。足が着くぐらい浅いぞ」

 

「あ、ホントだ……」

 

「……アニキこのままいかせておくれよ」

 

「つべこべ言うな俺は決めたんだパートナーはお前だ」

 

「でも今の僕じゃ勝てっこないよ……」

 

「……行くなら好きにするがいいさ。だがな、デュエルアカデミアからお前の住んでた所まで、どれぐらい距離があると思ってるんだ? 少なくともイカダで三日三晩漕ぎ続けたとしても、辿り着けるのは、お前が住んでた島ですらないのかもしれない、それでも行くのか? まぁ、俺は止めはしないが」

 

 翔は俯いて何も答えようとしない、俺と喧嘩したせいで、答える気が無いのかもしれない。俺はフッと溜め息をつくと後ろから声が聞こえた。

 

「不甲斐ないな、翔」

 

「あれがカイザー亮……」

 

「逃げ出すのか? ……それもいいだろう」

 

 カイザーが突き放すような言葉を聞いた翔は、また俯き、崩れたイカダの破片を集め出した。

 

「行っちまうってよ、アンタの弟」

 

「しかたないな」

 

 カイザーの態度からするに、しかたないなは、何とかしよう。という意味ではなく、どうしようもない。といった意味の方だった。

 

「だったらよ、せめて餞別でもあげてやらねえか? 俺とカイザー。アンタのデュエルで!」

 

「君とデュエル? 良いだろう上がってきたまえ遊城十代」

 

「そうこなくっちゃ、翔よく見ておけよ!」

 

 海岸から上がり倉庫の近くで十代とカイザーのデュエルが始まった、何故か明日香もいたが。原作通りパワーボンドによって召喚されたサイバーエンドに、マッドボールマンが破壊され十代の負けに終わった。

 

「楽しいデュエルだったぜ」

 

 翔も答えが出てきたようだ、これでカイザーが立ち去って行くはずだ。

 

「ちょっと待ってくれカイザー、一つ頼みを聞いてくれないか?」

 

「……なんだ?」

 

 ちょっと待て十代、凄く嫌な予感がするんだが……。

 

「王真とデュエルしてやってくれないか? まだ元気が無いみたいでさ」

 

 十ぅぅぅぅ代ぃぃぃぃ、何言っちゃってんのぉぉぉぉぉぉ!!

 

「フッ、良いだろう俺も彼にデュエルしてもらいたいと思っていたんだ」

 

「や、俺は今はデュエル出来る気分じゃ……」

 

「悩み事か? ならば尚更デュエルだ。答えが見つかるかもしれない」

 

 もうやだ……このデュエル脳ども、それで解決したら俺の悩んだ時間が無駄になるだろ。

 

「わかったよ、もう……」

 

「オシリスレッドのパンドラボックスの実力見させてもらうぞ」

 

「「デュエル」」

 

 え? あの人今何て言った? パンドラボックス? 何その厨二病全開の二つ名的な何かは、まさか、今朝三沢が言ってた話ってのはこれの事かよ。

 

「俺の先攻ドロー、リバースカード二枚セットしてターンエンドだ」

 

王真 ライフ4000

手札4

モンスター0

魔法・罠2

 

「俺のターンドロー」

 

 俺が伏せたのはくず鉄のかかし、これは一度だけ攻撃を無効にできるカード。これでなんとかこのターンは、防ぎきれるはずだ。

 

「サイバーフェニックスを召喚」

 

サイバーフェニックス攻/1200

 

 だよな。フラグを立てるからこうなるんだよチクショウ。

 

「サイバーフェニックスでダイレクトアタック」

 

「うぉっ!」

 

王真 ライフ4000→2800

 

「更にタイムカプセルを発動、デッキのカードを除外、二ターン後の俺のスタンバイフェイズにタイムカプセルを破壊し、そのカードを手札に加える。ターンエンドだ」

 

カイザー ライフ4000

手札4

モンスター1

魔法・罠1

 

「俺のターンドロー、調和の宝札を発動、手札の攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーを捨て、二枚ドローする。手札のドラグニティーアキュリスを捨て、二枚ドロー」

 

 よし、いいものを引いたぜ。

 

「ドラグニティーアキュリスを召喚、ドラグニティーアキュリスが召喚に成功した時、手札のドラグニティと名のついたモンスターを特殊召喚し、このカードを装備できる。手札のドラグニティミリトゥムを守備表示で特殊召喚し、アキュリスを装備。更にミリトゥムの効果発動、一ターンに一度フィールド上に存在する装備状態のドラグニティを特殊召喚できる、アキュリスを守備表示で特殊召喚。」

 

 槍のような角を持った赤い竜に乗り、二本の剣を持った女性の鳥人が飛び出し赤い竜から飛び降りて、別々の場所に降り立つ。

 

ドラグニティーアキュリス守/800

ドラグニティミリトゥム守/1200

 

「チューナーとチューナー以外のモンスターが一体、来るか! シンクロ召喚!」

 

「行くぜ! レベル4のドラグニティミリトゥムに、レベル2のドラグニティーアキュリスをチューニング! 速き六つの星が瞬く時、白銀の竜鱗よ旋風を纏いて刺し貫け! シンクロ召喚。加勢せよドラグニティナイトゲイボルグ」

 

 巨大な胴体と翼と腕を持ち、白い鱗を煌めかせた騎龍兵がフィールドに降りたった。

 

ドラグニティナイトゲイボルグ攻/2000

 

「バトル、ゲイボルグでサイバーフェニックスに攻撃! スパイラルジャベリン!」

 

 ゲイボルグがサイバーフェニックスに真正面から風を纏って突き刺さりサイバーフェニックスを粉砕した。

 

カイザー ライフ4000→ 3200

 

「ターンエンドだ」

 

王真 ライフ2800

手札3

モンスター1

魔法・罠2

 

「なるほど、だが攻撃力はあまり高くないようだな。俺のターンドロー、サイバードラゴンを攻撃表示で召喚。バトル、サイバードラゴンでドラグニティナイトゲイボルグを攻撃、エヴォリューションバースト」

 

サイバードラゴン攻/2100

 

「トラップ発動、くず鉄のかかし、相手モンスター一体の攻撃を無効にし、このカードを再セットする」

 

 ゲイボルグの目の前にガラクタを組み合わせて作られているかかしが、サイバードラゴンのビームを受け止めて、そのままカードへと戻って行く。

 

「つまり、一ターンに一度攻撃を無効にされるわけか厄介なカードだ」

 

「でも、なんでさっきのサイバーフェニックスの時に使わなかったのかな?」

 

「サイバーフェニックスには機械族一体を対象にする、魔法・罠を無効にする効果を持っているの。くず鉄のかかしは、恐らくモンスター一体を対象にする効果だから使わなかったのよ」

 

「なるほどそうだったんスね」

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

カイザー ライフ3200

手札5

モンスター1

魔法・罠1

 

「俺のターンドロー、リバースカードを一枚セットしてターンエンドだ」

 

王真 ライフ2800

手札3

モンスター1

魔法・罠3

 

「俺のターンドロー、このスタンバイフェイズにタイムカプセルを破壊しこのカードによって除外されているカードを手札に加える。強欲な壷を発動、デッキからカードを二枚ドロー。更にサイクロンを発動、真ん中のリバースカード、くず鉄のかかしを破壊」

 

 カイザーのフィールドから突然竜巻が現れ、くず鉄のかかしが巻き込まれ破壊されてしまった。

 

「君のシンクロ召喚に敬意を表して最大の力を出そう。パワーボンドを発動、フィールドのサイバードラゴンと手札にある二枚のサイバードラゴンを融合、現れろ! サイバーエンドドラゴン! パワーボンドによって融合召喚されたモンスターの攻撃力は倍になる」

 

サイバーエンド攻/4000→8000

 

「攻撃力8000か……でっけぇなぁ……」

 

「バトル、サイバーエンドドラゴンでドラグニティナイトゲイボルグに攻撃! エターナルエヴォリューションバーストォ!!」

 

「リバースカードオープン、エネミーコントローラー相手モンスター一体の表示形式を変更する、サイバーエンドを守備表示に変更!」

 

 三つの口にエネルギーを溜めていたサイバーエンドだが、エネミーコントローラーが胴体と接続され、徐々に口が閉じ最後には三つの首を丸めて防御体制を取る。

 

サイバーエンド守/2800

 

「ならば速攻魔法融合解除、サイバーエンドが存在しなくなったことにより、パワーボンドのリスクは受けない」

 

 クソッ! まさかのアニメ裁定かよ、そいつは予想外すぎんだろ!

 

 サイバーエンドが光に包まれて、三体のサイバードラゴンに分離した。

 

「まだバトルフェイズは終了していない。サイバードラゴンでドラグニティナイトゲイボルグに攻撃! エヴォリューションバースト!」

 

 その宣言を聞いた瞬間に俺はとても嬉しくなった、効果を知らないとはいえニヤリとしたくなるな。

 

「カイザーそれに十代達、この際だから言っておきたいことがあるんだ」

 

「なんだ?」

 

「俺さ、人が驚く顔を見るのが大好きなんだ……ドラグニティナイトゲイボルグの効果発動、このカードが戦闘を行うダメージステップに一度だけ墓地の鳥獣族モンスターを除外してその攻撃力をゲイボルグに追加する。墓地のドラグニティミリトゥムをゲームから除外し、1700ポイントアップするドラグーンエナジー!」

 

ゲイボルグ攻/2000→3700

 

「なにっ! 攻撃力3700だと!」

 

「迎撃しろ! ゲイボルグ。ドラグーンジャベリン!」

 

 ゲイボルグの攻撃時に纏う風が更に勢いが増し、サイバードラゴンの吐き出したビームを正面から弾きながら突破して、背中に乗っている騎兵がサイバードラゴンの胴体を半分に切り裂さいた。

 

カイザー ライフ3200→1600

 

「くっ! 死者蘇生を発動、墓地のサイバードラゴンを蘇生し融合を発動、サイバードラゴン三体を融合しサイバーエンドドラゴンを召喚。リバースカードを一枚セットしてターンエンドだ」

 

サイバーエンド攻/4000

 

カイザー ライフ1600

手札0

モンスター1

魔法・罠1

 

 状況は最悪。モンスターはゲイボルグのみ、攻撃を防ぐ手立ても無し、このターンでサイバーエンドを潰さないと勝ち目はほぼなしか……引けるものさえ引ければどうにか、といった感じかな。まぁ引かないことには始まらない。

 

「俺のターンドロー……手札のドラグニティブランディストック捨て、調和の宝札を発動、二枚ドロー!!」

 

 引けたね。現状欲しいカードが二枚とも……俺のドローも、まだまだ捨てたもんじゃないなこりゃ。

 

「フィールド魔法竜の渓谷を発動、こいつは手札一枚を捨て、デッキのドラゴン族を一体墓地に送るか、デッキのレベル4以下のドラグニティと名のついたモンスターを手札に加えることができるカードだ。手札一枚をコストにデッキからドラグニティドゥクスを手札に加え召喚、ドゥクスが召喚に成功したとき墓地に存在するドラグニティと名のついたレベル3以下のドラゴン族を装備できる。墓地のドラグニティファランクスを装備」

 

「そんなカードいつの間に……まさかさっきのコストか!」

 

「ご名答、だがこれだけじゃ終わらねぇぜ。ドラグニティファランクスは他のカードの効果によって装備状態であるときこのカードをフィールド上に特殊召喚できる」

 

ドラグニティドゥクス攻/2100

 

ドラグニティファランクス守/1100

 

「更に俺が攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚に成功したとき、手札から地獄の暴走召喚を発動! 俺はその特殊召喚したモンスターをカイザーはフィールド上に存在するモンスター一体を選択しお互いそのモンスターを手札、デッキ、墓地から同名モンスターを全て特殊召喚する」

 

「サイバーエンドは一枚しか存在しない、それに融合デッキには対応していない……」

 

「よくお分かりで、俺は残りのファランクスをデッキから攻撃表示で特殊召喚」

 

ドラグニティファランクス攻/500×2

 

「ならば俺も最大の火力で勝負だ! カイザー、テンション上がってきたぜ。レベル4のドラグニティドゥクスにレベル2のドラグニティファランクスをチューニング! 速き六つの星が瞬く時、橙色の竜鱗よ雷雲を裂きその姿を昇華せよ! シンクロ召喚! 輝けドラグニティナイトヴァジュランダ!」

 

ドラグニティナイトヴァジュランダ攻/1900

 

 ファランクスが二つの輪になりその中心にドゥクスが飛び上がり、雲の上に昇って行き光の柱がたつ。すると急に空が曇りだし、羽が四枚でオレンジ色の鱗の竜が雷雲を切り裂いて現れる。

 

「攻撃力1900……それではシンクロする前の方が良かったのではないか?」

 

「まさか、これは経由だよ。ヴァジュランダはシンクロ召喚に成功したとき、墓地のドラグニティと名のついたドラゴン族を装備できる。ファランクスを装備して特殊召喚、レベル6のヴァジュランダにレベル2のファランクスをチューニング! 閻魔の胎動、紅き化身となりて破壊をもたらせ! シンクロ召喚、吼えろ! レッドデーモンズドラゴン」

 

レッドデーモンズ攻/3000

 

「一ターンで攻撃力3000のモンスターを召喚するなんて!」

 

「まだまだぁ! レベル8のレッドデーモンズドラゴンにレベル2のファランクス二体をダブルチューニング! 紅き全ての星が煌めくとき、新たなる紅の王者よ天地開闢の恐怖を顕現せよ! シンクロ召喚! 究極の紅スカーレッドノヴァドラゴン」

 

スカーレッドノヴァ攻/3500

 

 ファランクス二体が四つの炎の輪になりレッドデーモンズを包み、レッドデーモンズは羽と体を力を溜めるように丸め、炎の輪がレッドデーモンズの周りを回り始めやがて一つの巨大な火の玉になり、その炎を中から振り払うかのようにスカーレッドノヴァドラゴンが現れた。

 

「スカーレッドノヴァの攻撃力は、墓地に存在するチューナーモンスター一枚につき500ポイントアップする。墓地にはアキュリスが二体、ブランディストックが一体、ファランクスが三体の合計六体よって3000ポイントアップ!」

 

スカーレッド攻/6500

 

「攻撃力6500……サイバーエンドを上回っただと!!」

 

「これで仕舞いだ! スカーレッドノヴァドラゴンでサイバーエンドを攻撃!  クリムゾンハート!」

 

 

 スカーレッドノヴァが羽根や腕を内側に仕舞いこみ、赤いオーラのようなものを纏いサイバーエンドに体当たりする。なんでアイツらの進化体の攻撃方法は、体当たりばっかなんだろうな。

 

「だが、一歩甘かったようだなリバースカードオープン、トラップ発動聖なるバリアミラーフォース!」

 

 サイバーエンドの周りを包み込むようにバリアが二重に張られ、そこにスカーレッドノヴァが突っ込み一枚目のバリアが割る。しかしその破片がゲイボルグとスカーレッドに突き刺さりゲイボルグは破壊されたが、スカーレッドの体当たりは止まらず二枚目のバリアにヒビを入れる。

 

「何故だ! 何故スカーレッドノヴァドラゴンが破壊されない!」

 

「スカーレッドノヴァドラゴンは相手の魔法、罠、モンスター効果では破壊されない! 突き抜けろスカーレッドノヴァ」

 

 ヒビの入ったバリアに更に力を加え、ヒビが広がり二枚目のバリアが砕け散り、スカーレッドノヴァドラゴンに降り注ぐが、スカーレッドの咆哮によって破片を塵も残さない程に粉々にする。

 

「ウォォォォォォォ!!」

 

カイザー ライフ1600→-900

 

 サイバーエンドの真ん中を貫く、その穴から色々な配線が見えていてバチバチとショートしている。そしてスカーレッドは俺の真後ろに止まり、内にしまい込んだ腕と羽根を勢いよく開き体に纏っていたオーラを弾き飛ばした、その瞬間サイバーエンドが大爆発してブザーが鳴り響いた。

 

「サンキュ、カイザー吹っ切れたむしろ吹っ切った」

 

 恐るべし、デュエル脳。俺も半分感化され始めてないか? デュエルしたら吹っ切れちゃったんだもん。まぁ答えは至極単純な事だったんだけどね。

 

「あのさ……今朝はゴメンね、ブルーの奴等と同じだなんて言っちゃって……」

 

「なに、気にするな。おかげで色々と考えさせてもらった、礼を言う。これで答えも出たしな」

 

「答え?」

 

「あぁ! 俺がブルーの奴等と同じだって? 仕方ないさ人間だもの、人を見下したくなるときだってあるさ。まぁ、開き直っただけだがな、だから俺はこれからも、このスタンスのままだぜ」

 

 気付いたらいつの間にかカイザーと明日香がいなくなっていた、俺が何だかんだ喋ってたせいだろう。

 

「さて、帰るか十代、翔、パワーボンドを使えるように、デッキの調整の相手をしてやるぞ? 新しいデッキも作ったことだしな」

 

「うん、封印を解けるようなデッキを作るよ。て言うかもう新しいデッキ作ったの!?」

 

「……でも寮の食堂は封印されてしまったんだな……」

 

「アッチャー仕方ねぇ、四人分くらいなら材料さえ余っていれば俺が作ってやるよ。そもそも台所を貸してくれるかはわからんがな」

 

「王真、料理出来るのか!?」

 

「まぁ、たしなむ程度には出来る。だがあまり期待するなよ?」

 

 その後、大徳寺先生に四人で頼み込んだら、台所と材料と調味料を快く貸してくれた。これだけまともな材料があるのに、なんであんな酷い食事になるんだ……違ったあんな酷い食事だからこそ、まともな材料が残るんだろうきっと。

 

 十代達は()()()()貪る様に食った後、ごちそうさま旨かったぜ。と言って部屋に戻っていった……自分らの食った食器を放置して……泣いてないよ、うん……ゴメン嘘、ちょっと泣きそう。

 

続く……

 

サイバー・フェニックス

効果モンスター

星4/炎属性/機械族/攻1200/守1600

このカードが自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、自分フィールド上に存在する機械族モンスター1体を対象とする魔法・罠カードの効果を無効にする。フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。

 

タイムカプセル

通常魔法

自分のデッキからカードを1枚選択し、裏側表示でゲームから除外する。発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを破壊し、そのカードを手札に加える。

 

調和の宝札

通常魔法

手札から攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー1体を捨てて発動する。自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 

ドラグニティ-アキュリス

チューナー(効果モンスター)

星2/風属性/ドラゴン族/攻1000/守 800

このカードが召喚に成功した時、手札から「ドラグニティ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚し、このカードを装備カード扱いとして装備する事ができる。モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた時、フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。

 

ドラグニティ-ミリトゥム

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守1200

自分の魔法&罠カードゾーンに存在する「ドラグニティ」と名のついたカード1枚を選択して発動する。選択したカードを自分フィールド上に特殊召喚する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

サイバー・ドラゴン

効果モンスター

星5/光属性/機械族/攻2100/守1600

相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

 

ドラグニティナイト-ゲイボルグ

シンクロ・効果モンスター

星6/風属性/ドラゴン族/攻2000/守1100

ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族モンスター1体以上

このカードが戦闘を行うダメージステップ時に1度だけ、自分の墓地に存在する鳥獣族モンスター1体をゲームから除外して発動する事ができる。このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、ゲームから除外したそのモンスターの攻撃力分アップする。

 

くず鉄のかかし

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手モンスター1体の攻撃を無効にする。発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。

 

サイクロン

速攻魔法

フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 

パワー・ボンド

通常魔法

手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。このカードによって特殊召喚したモンスターは、元々の攻撃力分だけ攻撃力がアップする。発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーは特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

 

サイバー・エンド・ドラゴン

融合・効果モンスター

星10/光属性/機械族/攻4000/守2800

「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」

このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

エネミーコントローラー

速攻魔法

次の効果から1つを選択して発動する。

●相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択し、表示形式を変更する。

●自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動する。 相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択し、エンドフェイズ時までコントロールを得る。

 

ドラグニティ-ドゥクス

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1500/守1000

このカードの攻撃力は、自分フィールド上に表側表示で存在する「ドラグニティ」と名のついたカードの数×200ポイントアップする。このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル3以下の「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。

 

ドラグニティ-ファランクス

チューナー(効果モンスター)

星2/風属性/ドラゴン族/攻 500/守1100

このカードがカードの効果によって装備カード扱いとして装備されている場合に発動する事ができる。装備されているこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

地獄の暴走召喚

速攻魔法

相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。

 

ドラグニティナイト-ヴァジュランダ

シンクロ・効果モンスター

星6/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1200

ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族モンスター1体以上

このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル3以下の「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。1ターンに1度、このカードに装備された装備カード1枚を墓地へ送る事で、このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで倍になる。

 

レッド・デーモンズ・ドラゴン

シンクロ・効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカードが相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを攻撃した場合、ダメージ計算後相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを全て破壊する。このカードが自分のエンドフェイズ時に表側表示で存在する場合、このターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上のこのカード以外のモンスターを全て破壊する。

 

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン

シンクロ・効果モンスター

星12/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000

チューナー2体+「レッド・デーモンズ・ドラゴン」

このカードの攻撃力は自分の墓地に存在するチューナーの数×500ポイントアップする。このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果では破壊されない。また、相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをゲームから除外し、相手モンスター1体の攻撃を無効にする事ができる。エンドフェイズ時、この効果で除外したこのカードを特殊召喚する。

 

 

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